JP2007208016A - モールドパッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】内部の素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せてなる部品を、基材に搭載し、これらをモールド樹脂で封止してなるモールドパッケージにおいて、キャップにおける被覆部の外面にモールド樹脂による応力がかからないようにする。
【解決手段】モールドパッケージ100においては、部品10におけるキャップ12の被覆部12aの外面を基材としての配線基板20に接合した状態で、部品10が配線基板20に搭載されており、この状態で配線基板20および部品10がモールド樹脂70にて封止されている。
【選択図】図1
【解決手段】モールドパッケージ100においては、部品10におけるキャップ12の被覆部12aの外面を基材としての配線基板20に接合した状態で、部品10が配線基板20に搭載されており、この状態で配線基板20および部品10がモールド樹脂70にて封止されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、内部の素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せ保護してなる部品を有するモールドパッケージに関し、たとえば、高精度なクロックを要する混成集積回路をモールド成型してなるパッケージに適用できる。
従来より、高精度な発振子として水晶やセラミック発振子が一般に用いられている。これらの部品は、たとえば、セラミック基板上に素子としての発振子を構成し、この発振子に金属などのキャップを被せてなるものである。
さらに、これらの部品においては、キャップ内部の発振子が振動できるように中空状態とする目的で、キャップにおける発振子を被覆する被覆部の内面と発振子とを離すことで、中空部を設けている。
そして、このような発振子を、マイコンなどが搭載された基材としての配線基板に搭載し、これらを金型に設置し、モールド樹脂で封止してなるモールドパッケージが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。このものでは、発振子をマイコンのクロック供給源として用いている。
特開平6−120766号公報
しかしながら、この種のモールドパッケージにおいて、上記発振子はプリント基板等に実装されて使うことを想定して作られているため、通常、キャップは、当該発振子をプリント基板に実装する際のハンドリングに耐えることができる程度の強度しか考慮されていない。
そのため、従来では、このように内部の素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せ保護してなる部品を、モールド樹脂で封止する構成において、モールド成形時の樹脂応力がキャップにおける被覆部の外面にかかって当該被覆部が変形し、当該被覆部の内面とキャップ内部の素子とが接触する可能性があった。
その結果、素子が破壊されたり、キャップにおける被覆部が素子に接触することで、所望の素子特性が得られない、たとえば上記発振子の場合には所定の発振周波数が得られなかったりするなどの問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、内部の素子とは隙間を空けて当該素子にキャップを被せてなる部品を、基材に搭載し、これらをモールド樹脂で封止してなるモールドパッケージにおいて、キャップにおける被覆部の外面にモールド樹脂による応力がかからないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、キャップ(12)における被覆部(12a)の内面と内部の素子(11)との間に中空部を有する部品(10)を、キャップ(12)の被覆部(12a)の外面を基材(20、21)に接合した状態で、基材(20、21)に搭載し、この状態で基材(20、21)および部品(10)をモールド樹脂(70)にて封止したことを特徴とする。
それによれば、部品(10)において、キャップ(12)の被覆部(12a)の外面が基材(20、21)に接合されているため、この被覆部(12a)の外面にモールド樹脂(70)による応力がかからないようにできる。
この場合、部品(10)における被覆部(12a)とは反対側の面と、基材(20、21)とを、ボンディングワイヤ(50)により電気的に接続したり、これら両者にはんだ付けされたリード部材(51)により電気的に接続したりすれば、部品(10)と基材(20、21)との電気的接続を適切に行える。
また、このような構成において、モールド樹脂(70)の内部にて、部品(10)の周辺に、部品(10)と外部とを電気的に接続するリードフレーム(60)を設けた場合、部品(10)における被覆部(12a)とは反対側の面と、リードフレーム(60)とを、ボンディングワイヤ(50)やはんだ付けにより電気的に接続すれば、部品(10)とリードフレーム(60)との電気的接続を適切に行える。
また、上記各構成において、基材(20、21)に、部品(10)以外に他の電子部品(40)を搭載した場合、部品(10)における被覆部(12a)とは反対側の面と、他の電子部品(40)とを、ボンディングワイヤ(50)により電気的に接続すれば、基材(20、21)上にて、部品(10)と他の電子部品(40)との電気的接続を適切に行える。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージ100の概略構成を示す斜視図である。この図1では、モールド樹脂70を透過してモールド樹脂70の内部に位置する各部の構成を示してある。また、図2は、図1中の部品10の概略断面構成を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージ100の概略構成を示す斜視図である。この図1では、モールド樹脂70を透過してモールド樹脂70の内部に位置する各部の構成を示してある。また、図2は、図1中の部品10の概略断面構成を示す図である。
本実施形態のモールドパッケージ100は、限定するものではないが、1つのモールドパッケージ内にマイコンICや電源、入出力バッファなどを有している混成集積回路に適用が可能である。
このような混成集積回路は、モータやソレノイド、ランプなどを駆動・制御するECUをアクチュエータと一体化するために、ECU機能を1つのモールドパッケージへ納め小型化、搭載性の向上を実現したものである。
モールドパッケージ100は、図2に示されるように、内部の素子11とは隙間を空けて当該素子11にキャップ12を被せ保護してなる部品10を有する。本例では、この部品10は、セラミックや水晶などの発振子である。
具体的に、部品10は、圧電素子などよりなる素子11がセラミックなどのベース13に設けられており、この素子11には金属などよりなるキャップ12が被せられ、素子11は外部から保護されている。
そして、キャップ12における素子11を被覆する被覆部12aの内面と素子11との間には、中空部が設けられている。つまり、キャップ12における被覆部12aは、その内部の素子11とは離れた状態で素子11を被覆している。このような発振子に代表される部品10の構成は、従来のものと同様である。
そして、図1、図2に示されるように、この部品10は、基材としての配線基板20の上に搭載されている。ここで、配線基板20としては、配線基板として機能するものであれば、特に限定されるものではないが、セラミック配線基板やプリント基板などを採用することができる。
この配線基板20に対して、部品10は、キャップ12における被覆部12aの外面にて配線基板20に接合された状態となっている。本実施形態では、図2に示されるように、部品10のキャップ12における被覆部12aの外面と配線基板20との間に、接着材30が介在しており、この接着材30を介して、これら部品10と配線基板20とが接着している。
この接着材30としては、はんだや導電性接着剤などの導電性接合部材であってもよいし、非導電性の接着剤であってもよい。これらは場合に応じて使い分ければよい。
また、図1に示されるように、配線基板20の上には、必要に応じて、部品10以外に他の電子部品40が搭載されている。この他の電子部品40は、モールドパッケージ100の機能を満足するものであれば、何でもよいが、ここでは、マイコン機能を有するICチップ40としており、このICチップ40は、図示しないダイマウント材を介して配線基板20に接合されている。
そして、図1に示されるように、配線基板20上の部品10およびICチップ40は、配線基板20に対してボンディングワイヤ50を介して電気的に接続されている。このワイヤ50は、通常の金やアルミニウムなどを用いたワイヤボンディングにより形成されるものである。
ここで、部品10においては、この部品12における被覆部12aとは反対側の面と、配線基板20とが、ボンディングワイヤ50により電気的に接続されている。ここでは、部品10において、被覆部12aの反対側に位置する端部となる上記ベース13に設けられた電極に対してボンディングワイヤ50が結線され、このワイヤ50を介して部品10と配線基板20とが電気的に接続されている。
そして、これら部品10、配線基板20、ICチップ40、ワイヤ50により、モールドパッケージ100における回路が構成されている。たとえば、本例では、高精度なクロックを要するシステムが構成されており、部品10としての発振子から、マイコン機能を持つICチップ40にクロックが供給され、ICチップ40は、このクロックに基づいて動作するものとなっている。
また、図1に示されるように、配線基板20の周囲には、配線基板20および配線基板20上の部品10、ICチップ40と外部とを電気的に接続するためのリードフレーム60が設けられている。
このリードフレーム60は、銅や42アロイなどの通常のリードフレーム材料よりなる。そして、リードフレーム60と配線基板20とは、ワイヤ50を介して結線され電気的に接続されている。
そして、これら配線基板20、配線基板20上の部品10およびICチップ40、リードフレーム60、さらには、これらを接続するボンディングワイヤ50は、モールド樹脂70により封止されている。ここで、リードフレーム60の一部は、外部との接続のためモールド樹脂70からアウターリードとして突出している。
モールド樹脂70は、エポキシ系樹脂など、この種のモールドパッケージの分野で用いられる通常のモールド材料であり、金型を用いたトランスファーモールド法などにより、成形されるものである。
なお、このようなモールドパッケージ100は、配線基板20上に部品10およびICチップ40を搭載、固定するとともに、配線基板20の周囲にリードフレーム60を配置し、上記各部におけるワイヤボンディングを行った後、このものを、金型に入れ、モールド成形することにより製造される。
ところで、本実施形態によれば、内部の素子11とは隙間を空けて当該素子11にキャップ12を被せ保護してなる部品10において、キャップ12の被覆部12aの外面を基材としての配線基板20に接合している。
そのため、このキャップ12の被覆部12aの外面と配線基板20との間には、モールド樹脂60が存在せず、当該被覆部12aの外面にはモールド樹脂60による応力がかからないようにできる。
ちなみに、従来では、部品においてキャップにおける被覆部の外面を、基材とは反対側の方向に向けて、当該部品を基材上に搭載し、モールド樹脂による封止を行う。具体的に、本パッケージに沿って述べると、部品10におけるベース13側を配線基板20に接合して当該部品10を搭載する。この場合、キャップ12の被覆部12aは、その内面が素子11とは離れているため、モールド樹脂60の応力が加わった場合、たとえば凹むなど、変形しやすい。
しかし、本実施形態では、外圧によって最も変形をおこしやすいキャップ12の被覆部12aを従来とは逆さまにして基材20に接合しているため、そのような被覆部12aの変形を抑制し、被覆部12aの内面とキャップ12内部の素子11との接触を防止できる。その結果、素子11の破壊防止や、素子特性の確保などが容易になり、高精度な発振子をモールド樹脂70に入れることが可能となる。
また、このような部品10において、電極はキャップ12の被覆部12aではなく、それとは反対側の面、本例ではベース13に設けられる。本実施形態では、従来とは、逆さまに搭載した部品10において、電極は配線基板20から浮いた状態となる。しかし、この場合、図1に示されるように、ボンディングワイヤ50を介して部品10の電極と配線基板20とを結線することで電気的な接続が行える。
また、本実施形態は、キャップ12の変形を防ぐ目的で、上記した逆さまの搭載手法を採用したが、キャップ12が金属でできている場合には、次に述べるようなさらなる効果も期待できる。
すなわち、GNDなどで電気的に固定した搭載ランドを用意した配線基板20上に、はんだまたは導電性接着剤よりなる接着材30などにより、金属製のキャップ12を固定することにより、ノイズを防ぐシールド効果が期待できる。
これにより、部品10である発振子において、外部からのノイズを遮断して安定した発振周波数を得ることが可能になったり、逆に当該発振子からの高周波クロックを外部へ撒き散らすのを防ぐことも可能になる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係るモールドパッケージ200の概略構成を示す斜視図である。この図3でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ200の内部構成を示してある。
図3は、本発明の第2実施形態に係るモールドパッケージ200の概略構成を示す斜視図である。この図3でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ200の内部構成を示してある。
上記第1実施形態では、部品10と配線基板20とをボンディングワイヤ50にて電気的に接続していたが、本実施形態では、銅などの金属またはその他の導電性材料よりなるリード部材51を用いて、部品10と配線基板20とを電気的に接続している。
図3に示されるように、リード部材51の一端部は、部品10における被覆部12aとは反対側の面に位置する電極に、はんだ52により電気的に接続されており、リード部材51の他端部は、配線基板20に、はんだ52により電気的に接続されている。そして、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、この部品10以外の電気的接続部は、上記第1実施形態と同様にボンディングワイヤにて行ってもよいが、本例では、ワイヤボンディングを廃止して、ICチップ40はバンプ53により配線基板20に電気的に接続され、配線基板20とリードフレーム60とは、はんだ52を介して電気的に接続されている。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージ300の概略構成を示す斜視図である。この図4でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ300の内部構成を示してある。
図4は、本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージ300の概略構成を示す斜視図である。この図4でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ300の内部構成を示してある。
上記各実施形態では、部品10とリードフレーム60とは、直接接続されておらず、間に配線基板20を介し、各部を上記したボンディングワイヤ50またはリード部材51によって接続することにより、部品10とリードフレーム60とを電気的に接続する構成を採用していた。
ここで、本実施形態のように、部品10とリードフレーム60とは、直接、ボンディングワイヤ50により結線することで電気的に接続されていてもよい。
ここでは、モールド樹脂70の内部にて、部品10の周辺に配置されたリードフレーム60と、部品10における被覆部12aとは反対側の面に位置する電極とが、ボンディングワイヤ50により電気的に接続されている。そして、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態に係るモールドパッケージ400の概略構成を示す斜視図である。この図5でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ400の内部構成を示してある。
図5は、本発明の第4実施形態に係るモールドパッケージ400の概略構成を示す斜視図である。この図5でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ400の内部構成を示してある。
図5に示されるように、本実施形態では、部品10とリードフレーム60とは、直接、はんだ52を介して電気的に接続されている。
ここでは、モールド樹脂70の内部にて、端部が部品10に重なるように配置されたリードフレーム60と、部品10における被覆部12aとは反対側の面に位置する電極とが、はんだ52によって接合され電気的に接続されている。そして、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態に係るモールドパッケージ500の概略構成を示す斜視図である。この図6でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ500の内部構成を示してある。
図6は、本発明の第5実施形態に係るモールドパッケージ500の概略構成を示す斜視図である。この図6でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ500の内部構成を示してある。
上記各実施形態では、基材として配線基板20を採用したが、本実施形態では、図6に示されるように、リードフレームのアイランド21を採用している。
この場合、配線基板20および部品10、ICチップ40と外部とを電気的に接続するためのリードフレーム60は、このアイランド21を構成するリードフレームと別体のものでもよいが、通常は、これらアイランド21およびリードフレーム60は、もともとは同一のリードフレームに連結されており、モールド樹脂70の封止後にカットされることで、それぞれ構成されるものである。
ここでは、このアイランド21上に部品10およびICチップ40が搭載され、部品10とリードフレーム60との間、および、ICチップ40とリードフレーム60との間が、直接、ボンディングワイヤ50により結線することで電気的に接続されている。そして、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第6実施形態)
図7は、本発明の第6実施形態に係るモールドパッケージ600の概略構成を示す斜視図である。この図7でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ600の内部構成を示してある。
図7は、本発明の第6実施形態に係るモールドパッケージ600の概略構成を示す斜視図である。この図7でも、モールド樹脂70を透過してモールドパッケージ600の内部構成を示してある。
本実施形態も、上記図6に示されるものと同様に、基材としてリードフレームのアイランド21を採用している。このアイランド21およびリードフレーム60については、上記図6のものと同様である。
ここでは、このアイランド21上に部品10およびICチップ40が搭載され、部品10とICチップ40との間、および、ICチップ40とリードフレーム60との間が、直接、ボンディングワイヤ50により結線することで電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、基材であるアイランド21上において、部品10における被覆部12とは反対側の面に位置する電極と当該ICチップ40とが、ボンディングワイヤ50により電気的に接続されているが、このような部品10とICチップ40とのワイヤ接続構成は、上記の各実施形態においても採用可能である。そして、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、基材としてリードフレームのアイランド21を用いた上記第5および第6実施形態において、アイランド21と部品10との間を、ボンディングワイヤ50もしくは上記したリード部材51のはんだ付けにより電気的に接続してもよい。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、部品10は、キャップ12における被覆部12aの外面と基材20、21との間に接着材30を介在させて接着されていたが、場合によっては、当該被覆部12aの外面と基材20、21とは、単に接触して密着していてもよい。この場合でも、モールド樹脂70の封止により、部品10と基材20、21とは接合され固定されるものである。
なお、上記各実施形態では、部品10は、キャップ12における被覆部12aの外面と基材20、21との間に接着材30を介在させて接着されていたが、場合によっては、当該被覆部12aの外面と基材20、21とは、単に接触して密着していてもよい。この場合でも、モールド樹脂70の封止により、部品10と基材20、21とは接合され固定されるものである。
また、上記各実施形態では、基材20、21の上には、部品10以外に他の電子部品40が搭載されていたが、この他の電子部品40は必要に応じて搭載されればよく、基材20、21に部品10のみが搭載されたものであってもよい。
また、基材20、21、部品10、他の電子部品40およびリードフレーム60の各部間の電気的接続方法として、上記したボンディングワイヤやリード部材による形態を示したが、これらの形態は、可能な範囲で種々組み合わせて採用してもよい。また、当該電気的接続方法は、これらボンディングワイヤやリード部材以外の接続部材を用いて行ってもよい。
また、部品10としては、上記した水晶発振子やセラミック発振子以外にも、素子にキャップを被せてなるとともに当該キャップにおける素子を被覆する被覆部の内面と素子との間に中空部を有する部品であればよい。
たとえば、素子として可動部を有する加速度センサや角速度センサなどを用いることも可能である。この場合でも、可動部の可動特性を確保するために、これらセンサとキャップの被覆部の内面とを離して中空部を持たせる必要がある。
また、基材としては、上記した配線基板20やリードフレームのアイランド21に限定されるものではなく、部品10を上記実施形態に示したような形で搭載できうるものであるならば、種々のものが適用可能である。
10…部品、11…素子、12…キャップ、12a…被覆部、
20…基材としての配線基板、21…基材としてのリードフレームのアイランド、
40…他の電子部品としてのICチップ、50…ボンディングワイヤ、
60…リードフレーム、70…モールド樹脂。
20…基材としての配線基板、21…基材としてのリードフレームのアイランド、
40…他の電子部品としてのICチップ、50…ボンディングワイヤ、
60…リードフレーム、70…モールド樹脂。
Claims (6)
- 素子(11)にキャップ(12)を被せてなるとともに、前記キャップ(12)における前記素子(11)を被覆する被覆部(12a)の内面と前記素子(11)との間に中空部を有する部品(10)が備えられており、
前記部品(10)を基材(20、21)に搭載し、前記部品(10)および前記基材(20、21)をモールド樹脂(70)により封止してなるモールドパッケージにおいて、
前記部品(10)は、前記キャップ(12)における前記被覆部(12a)の外面を前記基材(20、21)に接合した状態で、前記基材(20、21)に搭載されていることを特徴とするモールドパッケージ。 - 前記部品(10)における前記被覆部(12a)とは反対側の面と、前記基材(20、21)とは、ボンディングワイヤ(50)により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
- 前記部品(10)における前記被覆部(12a)とは反対側の面と、前記基材(20、21)とは、これら両者にはんだ付けされたリード部材(51)により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
- 前記モールド樹脂(70)の内部にて、前記部品(10)の周辺には、前記部品(10)と外部とを電気的に接続するリードフレーム(60)が設けられており、
前記部品(10)における前記被覆部(12a)とは反対側の面と、前記リードフレーム(60)とは、ボンディングワイヤ(50)により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。 - 前記モールド樹脂(70)の内部にて、前記部品(10)の周辺には、前記部品(10)と外部とを電気的に接続するリードフレーム(60)が設けられており、
前記部品(10)における前記被覆部(12a)とは反対側の面と、前記リードフレーム(60)とは、はんだ付けにより電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。 - 前記基材(20、21)には、前記部品(10)以外に他の電子部品(40)が搭載されており、
前記部品(10)における前記被覆部(12a)とは反対側の面と、前記他の電子部品(40)とは、ボンディングワイヤ(50)により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
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JP (1) | JP2007208016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2025940A2 (en) | 2007-08-09 | 2009-02-18 | Calsonic Kansei Corporation | Vane compressor |
-
2006
- 2006-02-02 JP JP2006025318A patent/JP2007208016A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2025940A2 (en) | 2007-08-09 | 2009-02-18 | Calsonic Kansei Corporation | Vane compressor |
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