JP4449504B2 - 角速度センサ - Google Patents

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Description

本発明は、特に航空機・車両などの移動体の姿勢制御やナビゲーションシステム等に用いられる角速度センサに関するものである。
従来のこの種の角速度センサは、図12に示されるような構成を有していた。
図12は従来の角速度センサにおける振動子の斜視図、図13は同角速度センサの回路図、図14は同角速度センサにおける振動子をケースに収納した状態を示す斜視図である。
図12〜図14において、1は直方体形状の振動子で、第1の圧電体基板2に電極層3を介して第2の圧電体基板4を貼り合わせることにより構成されている。また、振動子1の上面には駆動および検出の双方の役割をする2つの分割電極5を設け、かつ下面には共通電極6を設けている。7は4つの略Z型の端子で、一端に幅広部8を設けており、この幅広部8は、一端を前記振動子1における分割電極5に、振動子1における振動の節に位置してはんだ付けすることにより保持するとともに、他端を外方へ向かって突出させている。そして、従来の角速度センサは、図13に示すような回路構成となっているもので、すなわち、分割電極5には、駆動手段である発振回路9の一方の出力端が抵抗10を介してそれぞれ接続されている。また共通電極6には、発振回路9の他方の出力端が接続されている。そしてまた前記分割電極5は、抵抗11を介して差動増幅回路12の非反転入力端(+)および反転入力端(−)にそれぞれ接続され、さらに差動増幅回路12の出力端と差動増幅回路12の反転入力端(−)間には抵抗13が接続されている。さらにまた、図14に示すように、ケース14の内側に振動子1および端子7を収納している。
以上のように構成された従来の角速度センサについて、次にその動作を説明する。
発振回路9から出力される正弦波信号などの駆動信号が、抵抗10を介して振動子1における分割電極5に印加されると、第1の圧電体基板2および第2の圧電体基板4が、それぞれの主面に直交する方向に屈曲振動する。そして振動子1が中心軸を中心に回転すると、その回転角速度に応じたコリオリ力が発生する。このとき発生するコリオリ力は、第1の圧電体基板2および第2の圧電体基板4の主面に平行で、かつ振動子1の中心軸と直交する方向に働く。このコリオリ力により、振動子1の屈曲振動の方向が変わり、前記分割電極5に角速度に応じた信号が発生する。そして、分割電極5に発生した信号は、抵抗11を介して差動増幅回路12によって検出され、角速度センサに加わる角速度を検出するものである。
ここで、角速度センサの耐久性を向上させることを考えた場合、従来の角速度センサにおいては、ケース14をさらに別の収納部(図示せず)の内部に収納して、ケースを2重構造とすることにより、角速度センサの耐久性を向上させるようにしていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−332378号公報
しかしながら、上記従来の構成では、角速度センサの小型化に伴ってケース14を別の収納部(図示せず)に面実装するとき、ケース14に別の収納部(図示せず)をはんだ付けした場合のはんだ量の管理をすることができないため、はんだ付け時におけるはんだの量が少ないと、ケース14と別の収納部(図示せず)との電気的な接続が不安定になり、角速度センサの出力信号の精度が劣化してしまうという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ケースと収納部とをはんだ付けするはんだの量が少なくなるということはなく、出力信号の精度が安定している角速度センサを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は駆動電極および検出電極を設けた音叉型の振動子と、この振動子における検出電極から出力される出力信号を処理するICと、このICおよび振動子を内側に収納するとともに外底面にケース電極を設けたケースと、このケースにおけるケース電極と一端部が電気的に接続されるとともにケースを周囲から支持する少なくとも3つの端子と、前記ケースを載置する載置部を有するとともに前記端子の他端部側を一体に埋設し、かつこの端子における他端部側先端に電極を設けた収納部と、この収納部を覆うカバーとを備え、前記収納部における載置部に、端子の一端部とケースにおけるケース電極とをはんだ付けするための開口部を設けたものである。
以上のように本発明の角速度センサは、駆動電極および検出電極を設けた音叉型の振動子と、この振動子における検出電極から出力される出力信号を処理するICと、このICおよび振動子を内側に収納するとともに外底面にケース電極を設けたケースと、このケースにおけるケース電極と一端部が電気的に接続されるとともにケースを周囲から支持する少なくとも3つの端子と、前記ケースを載置する載置部を有するとともに前記端子の他端部側を一体に埋設し、かつこの端子における他端部側先端に電極を設けた収納部と、この収納部を覆うカバーとを備え、前記収納部における載置部に、端子の一端部とケースにおけるケース電極とをはんだ付けするための開口部を設け、この開口部で端子の一端部とケースにおけるケース電極とをはんだ付けするようにしているため、はんだ付け後においては、載置部における開口部からはんだ付けのはんだ量を確認することができ、これにより、はんだ量が少ない場合には、補填することができるため、端子の一端部とケースにおけるケース電極との電気的な接続を安定化させることができるという優れた効果を奏するものである。
以下、一実施の形態を用いて、本発明の請求項1〜5に記載の発明について説明する。
図1は本発明の一実施の形態における角速度センサの分解斜視図、図2は同角速度センサの上面断面図、図3は同角速度センサにおける振動子の斜視図、図4は同角速度センサにおける第1の腕部の断面図、図5は同角速度センサにおけるケースを上側から見た斜視図、図6は同角速度センサにおけるケースを下側から見た斜視図、図7は同角速度センサにおける収納部を上側から見た斜視図、図8は同角速度センサにおける収納部を下側から見た斜視図、図9は同角速度センサにおけるカバーの斜視図である。
図1〜図9において、21は音叉形状の振動子で、この振動子21は図3に示すように、第1の腕部21a、第2の腕部21bおよび第1の腕部21aと第2の腕部21bの一端を接続する接続部21cとにより構成されている。また、振動子21は図4に示すように、Siからなる基材22の上面の全面にわたってPtとTiの合金薄膜からなる共通GND電極23を設け、さらにこの共通GND電極23の上面にPZT薄膜からなる圧電層24を設けている。そしてまた、音叉形状の振動子21は、図3に示すように、上面の略中央の内側に位置して、圧電層24の上面に一対の第1の駆動電極25を設けるとともに、略中央の外側に位置して圧電層24の上面に一対の第2の駆動電極26を設けている。また、この振動子21は、上面の先端側に位置して、圧電層24の上面に一対の検出電極27を設けるとともに、第1の駆動電極25より根元側に位置して、圧電層24の上面にモニター電極28を設けている。そしてまた、振動子21における接続部21cの表面に位置して、圧電層24の表面にGND電極29を設けている。
30はセラミックからなるケースで、このケース30は内底面から外底面にわたってセラミックと配線用導体の層構造からなる多層回路基板31を設けており、そしてこの多層回路基板31の上面には、図5に示すように、第1の配線用電極32を設けている。また、多層回路基板31の上面には、前記第1の配線用電極32と金あるいはアルミニウムからなるワイヤー線34により電気的に接続されたIC35を設けている。そしてこのIC35は前記ケース30の内側に収納され、かつ前記振動子21における検出電極27から出力される出力信号を処理するものである。また、前記ケース30における多層回路基板31の外底面には図6に示すように、8つの銀からなるケース電極37およびコンデンサ電極37aを設けるとともに、図5に示すように、多層回路基板31の上面の外周にわたってセラミックからなる側壁38を設けており、そしてこの側壁38の上面にはコバールからなる金属枠39を設けている。
また、前記ケース30の内底面には、段差部40を設けており、かつこの段差部40には、図3に示す振動子21における接続部21cを固着するとともに、この接続部21cを固着した両側に位置して第2の配線用電極41を設けており、そしてこの第2の配線用電極41は、前記ワイヤー線34を介して振動子21における第1の駆動電極25、第2の駆動電極26、検出電極27、モニター電極28およびGND電極29と電気的に接続されている。42は金属製の蓋で、この蓋42はケース30の開口部を覆ってケース30の内側を封止している。43は樹脂で構成した収納部で、この収納部43は角速度の被測定物である相手側基板(図示せず)と平行な方向を角速度の検知軸とする向きとなるように構成されている。またこの収納部43には、前記ケース30が収納されるとともに、一端部が前記振動子21における第1の駆動電極25、第2の駆動電極26あるいは検出電極27と電気的に接続される8つの端子44の他端部を一体に埋設している。そしてまた、前記収納部43における端子44の一端部側の先端には、はんだ付け部45を設けており、このはんだ付け部45をケース30におけるケース電極37とはんだにより電気的に接続するようにしている。さらに、前記収納部43における端子44は、一端部側を折り曲げることにより、はんだ付け部45から略垂直にフィレット形成部46を設けており、このフィレット形成部46にケース30におけるケース電極37と端子44とをはんだ付けした際にフィレット46aが形成されるものである。
上記したように、端子44は、一端部側を折り曲げることにより、はんだ付け部45から略垂直にフィレット形成部46を設けているため、端子44のはんだ付け部45とケース30におけるケース電極37とをはんだ付けした際には、端子44にフィレット46aが形成されることになり、これにより、端子44とケース30とのはんだ付け強度が確保されるため、強度が向上した角速度センサを提供することができるものである。
47は角速度の検知軸と略平行に設けられ、かつ前記ケース30を載置する載置部で、この載置部47には前記端子44の中間部を埋設するとともに、この載置部47を8つの端子44におけるそれぞれのはんだ付け部45と略平行に設けている。また、この載置部47の略中央には開口部48を設けており、この開口部48を設けたことにより、端子44におけるはんだ付け部45とケース30におけるケース電極37とのはんだ付け状態を判定するフィレット46aの高さを目視で確認することができるものである。
また、前記収納部43の外底面には、図8に示すように、収納部43に一体に埋設した端子44の他端部側の先端部を露出させることにより、電源電極49、GND電極50、出力電極51および5つの固定用電極52を設けている。そしてまた、前記収納部43における電源電極49、GND電極50、出力電極51および5つの固定用電極52は、上下方向に変位可能に構成されている。さらに、前記収納部43の外底面には、図8に示すように、4つの凹部53を設けている。54は金属製のカバーで、このカバー54は、図9に示すように、開口部側に3つの係止爪55を設け、かつこの係止爪55を図8に示す収納部43における凹部53でかしめ固定している。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における角速度センサについて、次に、その組立方法を説明する。
まず、予め準備した図10(a)に示すSiからなる基材22の上面に図10(b)に示すように、PtとTiの合金薄膜からなる共通GND電極23を蒸着により形成し、その後、図10(c)に示すように、共通GND電極23の上面にPZT薄膜からなる圧電層24を蒸着により形成する。
次に、図10(d)に示すように、圧電層24の上面にTiとAuの合金薄膜からなる形成途上電極25aを蒸着により形成し、その後、図10(e)に示すように、所定の形状になるように、共通GND電極23、圧電層24および形成途上電極25aの不要な箇所を除去し、圧電層24の上面に第1の駆動電極25、第2の駆動電極26、検出電極27、モニター電極28およびGND電極29を形成する。
次に、共通GND電極23側に電圧を印加するとともに、第1の駆動電極25、第2の駆動電極26、検出電極27、モニター電極28およびGND電極29を接地することにより、圧電層24を分極する。
次に、基材22における不要な箇所を除去することにより、図10(f)に示すように、個片の振動子21を形成する。
次に、予め準備したセラミックからなる絶縁体(図示せず)と配線用導体(図示せず)からなる多層回路基板31および段差部40の上面に、Auからなる第1の配線用電極32、第2の配線用電極41を形成し、その後、多層回路基板31の下面にAgからなるケース電極37を形成する。
次に、多層回路基板31の上面の外周にわたってセラミックからなる側壁38を形成し、その後、この側壁38の上面にコバールからなる金属枠39を固着する。
次に、IC35をケース30における多層回路基板31の略中央の上面に実装し、その後、このIC35における電極(図示せず)と多層回路基板31における第1の配線用電極32をワイヤー線34を介してワイヤーボンディングにより電気的に接続する。
次に、音叉型の振動子21における接続部21cの下面をケース30の段差部40の上面に固着し、その後、振動子21の上面に形成された第1の駆動電極25、第2の駆動電極26、検出電極27、モニター電極28およびGND電極29とケース30における第2の配線用電極41をアルミニウムからなるワイヤー線34を介してワイヤーボンディングにより電気的に接続する。
次に、ケース30の開口部に、金属製の蓋42をシーム溶接により窒素雰囲気中で固着する。
次に、予め折り曲げることにより一端部側にはんだ付け部45およびフィレット形成部46を設けた8つの端子44を成形金型(図示せず)に設置した後、この成形金型(図示せず)に溶融している樹脂を流し込み、図7に示すように、端子44の中間部を埋設する載置部47と、端子44の他端部を一体に埋設する収納部43とを形成する。
次に、ケース30におけるケース電極37にクリームはんだを塗布した後、ケース電極37と端子44におけるはんだ付け部45とが対向するように、載置部47にケース30を載置する。
上記したように、前記8つの端子44におけるそれぞれの一端側には、収納部43における載置部47と略平行にはんだ付け部45を設けているため、端子44のはんだ付け部45とケース30におけるケース電極37とをはんだ付けする際には、それぞれのはんだ付け部45とケース電極37との間隙を一定にした状態で対向させることができるため、はんだ付けを正確に実施することができるという効果が得られるものである。
また、収納部43における載置部47の内側には、開口部48を設けているため、はんだ付け後において、載置部47における開口部48からはんだ付けのはんだ量を確認することができ、これにより、はんだ量が少ない場合には、補填することができるため、端子44の一端部とケース30におけるケース電極37との電気的な接続を安定化させることができるという効果が得られるものである。
次に、約220℃の高温炉に(図示せず)、ケース30および収納部43を入れてクリームはんだ(図示せず)を溶融させて、ケース電極37とはんだ付け部45とを電気的に接続した後、ケース30および収納部43を冷却する。
次に、端子44における他端部側の先端部を折り曲げて、収納部43の外底面に電源電極49、GND電極50、出力電極51および5つの固定用電極52を形成する。
最後に、金属製のカバー54を収納部43にかぶせた後、カバー54の開口部側に設けた3つの係止爪55を収納部43の外底面に設けた4つの凹部53に位置させてかしめ固定する。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における角速度センサについて、次に、その動作を説明する。
まず、音叉型の振動子21における第1の腕部21aおよび第1の腕部21aに設けた第1の駆動電極25に正電圧を印加するとともに、第2の駆動電極26に負電圧を印加すると、第1の駆動電極25の下側に位置する圧電層24が伸びるとともに、第2の駆動電極26の下側に位置する圧電層24が縮むため、振動子21における第1の腕部21aおよび第2の腕部21bが外側に向かって開かれる。
次に、音叉型の振動子21における第1の腕部21aおよび第1の腕部21aに設けた第1の駆動電極25に負電圧を印加するとともに、第2の駆動電極26に正電圧を印加すると、第1の駆動電極25の下側に位置する圧電層24が縮むとともに、第2の駆動電極26の下側に位置する圧電層24が伸びるため、振動子21における第1の腕部21aおよび第2の腕部21bが内側に向かって閉じられる。すなわち、音叉型の振動子21における第1の駆動電極25および第2の駆動電極26に交流電圧を印加すると、振動子21における第1の腕部21aおよび第2の腕部21bは面内方向の固有振動数で速度Vの屈曲運動をする。そして、振動子21の屈曲運動はモニター電極28から発生する出力信号が一定になるように、第1の駆動電極25および第2の駆動電極26に印加する電圧を調整することにより、屈曲振動の振幅を制御している。
そしてまた、振動子21における第1の腕部21aおよび第2の腕部21bが固有振動数で屈曲運動している状態において、振動子21が長手方向の中心軸(検知軸)周りに角速度ωで回転すると、振動子21における第1の腕部21aおよび第2の腕部21bのアームにF=2mV×ωのコリオリ力が発生する。このコリオリ力により、検出電極27の下側に位置する圧電層24に発生する電荷からなる出力信号を検出電極27、ワイヤー線34、第2の配線用電極41、多層回路基板31、第1の配線用電極32およびワイヤー線34を介してIC35に入力し、波形処理をした後、第2の配線用電極41、コンデンサ36、ケース電極37、端子44、出力電極51を介して、相手側のコンピューター(図示せず)に入力することにより、角速度を検出するものである。
以下、本発明の一実施の形態における角速度センサを相手側基板に実装する状態を図面を参照しながら説明する。
まず、図11(a)に示すように、相手側基板56にクリームはんだ57を塗布した後、相手側基板56の上面に収納部43の外底面を載置する。
次に、図11(b)に示すように、約220℃の高温炉58内に角速度センサを入れることにより、前記クリームはんだ57が溶融して、角速度センサにおける電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52が相手側基板56に接続されるものである。
上記構成においては、収納部43における電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52を上下方向に変位可能に構成しているため、収納部43における電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52を相手側基板56にはんだ付けした後に、電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52と相手側基板56との距離を一定に保つことができ、これにより、電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52と相手側基板56とのはんだ付け部にストレスが加わることはないため、電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52と相手側基板56とのはんだ付けの信頼性が安定するという効果が得られるものである。
最後に、図11(c)に示すように、角速度センサを冷却することにより、電源電極49、GND電極50、出力電極51および固定電極52の相手側基板56への実装が完了する。
このとき、前記収納部43の線膨張係数は50PPMとすることにより、端子44の線膨張係数18PPMよりも大きくしているため、はんだ付け直後の冷却の際には、端子44よりも収納部43が収縮することになり、この場合、収納部43が収縮しても、端子44と相手側基板56との距離は常に一定であるため、相手側基板56と端子44とを接合しているはんだに内部応力が加わることはなくなり、これにより、はんだ付け部の信頼性は常に安定したものが得られるものである。
本発明にかかる角速度センサは、ケースと収納部とをはんだ付けするはんだの量が少なくなるということはなく、出力信号の出力特性が劣化することの少ない耐久性の向上した精度が安定している角速度センサを提供することができるという効果を有し、特に航空機・車両などの移動体の姿勢制御やナビゲーションシステム等に用いられる角速度センサとして有用である。
本発明の一実施の形態における角速度センサの分解斜視図 同角速度センサの上面断面図 同角速度センサにおける振動子の斜視図 同角速度センサにおける音叉の側断面図 同角速度センサにおけるケースを上側から見た斜視図 同角速度センサにおけるケースを下側から見た斜視図 同角速度センサにおける収納部を上側から見た斜視図 同角速度センサにおける収納部を下側から見た斜視図 同角速度センサにおけるカバーの斜視図 (a)〜(f)同角速度センサにおける振動子の組立工程図 (a)〜(c)同角速度センサを相手側基板に実装する状態を示す工程図 従来の角速度センサの斜視図 同角速度センサの回路図 同角速度センサをケースに実装した状態を示す斜視図
符号の説明
21 振動子
25,26 駆動電極
27 検出電極
30 ケース
35 IC
37 ケース電極
43 収納部
44 端子
45 はんだ付け部
46 フィレット形成部
47 載置部
48 開口部
49,50,51,52 電極
54 カバー

Claims (5)

  1. 駆動電極および検出電極を設けた音叉型の振動子と、この振動子における検出電極から出力される出力信号を処理するICと、このICおよび振動子を内側に収納するとともに外底面にケース電極を設けたケースと、このケースにおけるケース電極と一端部が電気的に接続されるとともにケースを周囲から支持する少なくとも3つの端子と、前記ケースを載置する載置部を有するとともに前記端子の他端部側を一体に埋設し、かつこの端子における他端部側先端に電極を設けた収納部と、この収納部を覆うカバーとを備え、前記収納部における載置部に、端子の一端部とケースにおけるケース電極とをはんだ付けするための開口部を設けた角速度センサ。
  2. 少なくとも3つの端子におけるそれぞれの一端部側に、収納部における載置部と略平行にはんだ付け部を設けた請求項1記載の角速度センサ。
  3. 端子における一端部側を折り曲げることにより、はんだ付け部から略垂直にフィレット形成部を設けた請求項2記載の角速度センサ。
  4. 収納部における電極を上下方向に変位可能に構成した請求項1記載の角速度センサ。
  5. 収納部の線膨張係数を端子の線膨張係数よりも大きくした請求項1記載の角速度センサ。
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