JP4654480B2 - 角速度センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機、車両等の移動体の姿勢制御やナビゲーションシステム等に用いられる角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の角速度センサとしては、特開平8−271257号公報に開示されたものが知られている。
【0003】
以下、従来の角速度センサについて、図面を参照しながら説明する。
【0004】
図11は従来の角速度センサの側断面図、図12は同角速度センサの上面断面図、図13は同角速度センサの下面図である。
【0005】
図11〜図13において、1は第1の基台で、この第1の基台1は、第1の振動体(図示せず)および第2の振動体(図示せず)を設けた音叉(図示せず)を固着するとともに、三つの端子挿入孔(図示せず)を設けており、そしてこの端子挿入孔(図示せず)に前記第1の振動体(図示せず)および第2の振動体(図示せず)に設けた駆動電極(図示せず)あるいは検出電極(図示せず)と電気的に接続される三つの端子2を設けている。3はカバーで、このカバー3は前記第1の基台1に固着した音叉(図示せず)を覆うように設けている。4は第1の回路基板で、この第1の回路基板4は、前記第1の基台1から突出している端子2を半田付けで固着することにより、音叉(図示せず)を内部に収納した第1の基台1およびカバー3を支持している。5は第2の回路基板で、この第2の回路基板5は前記第1の回路基板4とほぼ平行に設けられるとともに、前記音叉(図示せず)における検出電極(図示せず)から角速度により発生する出力信号を処理する電子部品6を表面に設けている。また前記第2の回路基板5には電源電極(図示せず)、GND電極(図示せず)および出力電極(図示せず)を設けており、これらの電極は前記第1の基台1に設けた三つの端子2に第1の回路基板4および導電部材7を介して電気的に接続されるように構成されている。8は一対のゴム体で、このゴム体8は前記回路基板4の側面を支持している。9は有底筒状のケースで、このケース9は前記第1の基台1、カバー3、第1の回路基板4、第2の回路基板5および一対のゴム体8を内側に収納している。10は樹脂製の第2の基台で、この第2の基台10は両端部から上方へ向かって突出するように一対の支持部材11を設けており、そしてこの一対の支持部材11により前記一対のゴム体8を支持するとともに、この第2の基台10により前記ケース9の開口部を閉塞している。また前記第2の基台10には下方へ突出するように三つの外端子12を設けており、そしてこの外端子12は前記第2の回路基板5における電源電極(図示せず)、GND電極(図示せず)および出力電極(図示せず)と電気的に接続している。
【0006】
以上のように構成された従来の角速度センサについて、次にその動作を説明する。
【0007】
音叉(図示せず)の駆動電極(図示せず)に交流電圧を印加することにより、前記音叉(図示せず)が駆動方向の固有振動数で駆動方向に速度Vで屈曲振動する。この状態において、音叉(図示せず)が音叉(図示せず)の中心軸回りに角速度ωで回転すると、音叉(図示せず)の第1の振動体(図示せず)および第2の振動体(図示せず)にF=2mV・ωのコリオリ力が発生する。このコリオリ力により検知電極(図示せず)に発生する電荷を第1の回路基板4および導電部材7を介して第2の回路基板5における電子部品6に入力し、この電子部品6により増幅した出力電圧を外端子12を介して外部のコンピュータ等に出力し、角速度を検出するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成においては、第2の基台10における一対の支持部材11により一対のゴム体8を支持し、この支持部材11によりゴム体8を圧縮させて音叉を設けた第1の回路基板4を固定しているものの、樹脂成型による支持部材11は寸法のばらつきが大であるため、ゴム体8の圧縮率が変動することになり、その結果として、外部からゴム体8および第1の回路基板4を介してカバー3の内部に設けた音叉(図示せず)に加わる振動が変動して角速度センサの出力特性が不安定になってしまうという課題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ゴム体の圧縮率が変動するということがなく、出力特性の安定した角速度センサを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の角速度センサは、駆動電極と検出電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第1の振動体と、検出電極と駆動電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第2の振動体と、前記第1の振動体の一端部と前記第2の振動体の一端部とを接続する接続部と、この接続部を固着するとともに少なくとも三つの端子挿入孔を設け、この端子挿入孔に前記駆動電極あるいは検出電極と電気的に接続される少なくとも三つの端子を挿通させるようにした第1の基台と、この第1の基台に固着され、かつ前記第1の振動体、第2の振動体および接続部を覆うカバーと、前記基台あるいはカバーを支持する支持板と、この支持板に固着されるとともに、前記検出電極から角速度により発生する出力信号を処理する電子部品を有し、かつ電源電極、GND電極および出力電極を設けた回路基板と、前記支持板の側方に設けられるとともに支持板と当接する凹部を有する一対のゴム体と、前記第1の基台、カバー、支持板、回路基板およびゴム体を収納する有底筒状のケースと、このケースの開口部を閉塞するとともに、貫通孔を設け、この貫通孔に前記回路基板における電源電極、GND電極および出力電極と電気的に接続される電源端子、GND端子および出力端子を挿通させる第2の基台とを備え、前記ゴム体にゴム体の長手方向と垂直な方向に切断した断面において断面積の小なる部分を設け、この断面積の小なる部分に棒状の治具を挿入して一対のゴム体を支持板に向かって圧縮した状態で挟持しケース内に挿入した後、前記治具を断面積の小なる部分から引き抜くことによりゴム体をケース内に圧入するようにしたもので、この構成によれば、ゴム体の圧縮率が変動するということがなく、出力特性の安定した角速度センサを提供することができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、駆動電極と検出電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第1の振動体と、検出電極と駆動電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第2の振動体と、前記第1の振動体の一端部と前記第2の振動体の一端部とを接続する接続部と、この接続部を固着するとともに少なくとも三つの端子挿入孔を設け、この端子挿入孔に前記駆動電極あるいは検出電極と電気的に接続される少なくとも三つの端子を挿通させるようにした第1の基台と、この第1の基台に固着され、かつ前記第1の振動体、第2の振動体および接続部を覆うカバーと、前記基台あるいはカバーを支持する支持板と、この支持板に固着されるとともに、前記検出電極から角速度により発生する出力信号を処理する電子部品を有し、かつ電源電極、GND電極および出力電極を設けた回路基板と、前記支持板の側方に設けられるとともに支持板と当接する凹部を有する一対のゴム体と、前記第1の基台、カバー、支持板、回路基板およびゴム体を収納する有底筒状のケースと、このケースの開口部を閉塞するとともに、貫通孔を設け、この貫通孔に前記回路基板における電源電極、GND電極および出力電極と電気的に接続される電源端子、GND端子および出力端子を挿通させる第2の基台とを備え、前記ゴム体にゴム体の長手方向と垂直な方向に切断した断面において断面積の小なる部分を設け、この断面積の小なる部分に棒状の治具を挿入して一対のゴム体を支持板に向かって圧縮した状態で挟持しケース内に挿入した後、前記治具を断面積の小なる部分から引き抜くことによりゴム体をケース内に圧入するようにしたため、回路基板あるいは支持板とケースの内側面とに挟まれたゴム体の圧縮率が変動するということはなくなり、その結果、外部から音叉に加わる振動が変動するということもなくなるため、角速度センサの出力特性が安定するとともに、ゴム体により挟持した支持板をケース内に容易に収納することができるという作用を有するものである。
【0012】
以下、本発明の一実施の形態における角速度センサについて、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施の形態における角速度センサの分解斜視図、図2は同角速度センサの側断面図、図3は同角速度センサにおける第1の振動体、第2の振動体および接続部を示す斜視図、図4は同角速度センサにおける第1の振動体、第2の振動体および接続部を示す裏側から見た斜視図、図5は同角速度センサにおける第1の基台を支持板に固着した状態を示す側断面図、図6は同角速度センサにおけるゴム体の側断面図、図7は同角速度センサにおける基板にフレキシブル配線板を接続した状態を示す上面図である。
【0014】
図1〜図7において、21は互いに結晶軸の異なる単結晶の水晶製の薄板を貼り合わせた第1の振動体で、この第1の振動体21の表面には図3に示すように第1の駆動電極22を設け、かつ裏面には図4に示すように第2の駆動電極23を設け、そして外側面には金からなる第1の検出電極24を設け、さらに内側面には金からなる第2の検出電極25を設けている。26は互いに結晶軸の異なる単結晶の水晶製の薄板を貼り合わせた第2の振動体で、この第2の振動体26の表面には金からなるモニタ電極27を設け、かつ裏面には第3の駆動電極28を設け、そして外側面には第3の検出電極29を設け、さらに内側面には第4の検出電極30を設けている。31は水晶からなる接続部で、この接続部31は前記第1の振動体21および第2の振動体26の一端を接続するものである。32は金属製の第1の基台で、この第1の基台32は前記接続部31を固着するとともに、六つの端子挿入孔33を設けており、そしてこの端子挿入孔33には、前記第1の駆動電極22、第2の駆動電極23、第3の駆動電極28、第1の検出電極24、第2の検出電極25、第3の検出電極29および第4の検出電極30と電気的に接続される六つの端子34を挿通させている。35は金属製のカバーで、このカバー35は前記第1の基台32の外周部に固着されるとともに、前記第1の基台32とこのカバー35の内側には前記第1の振動体21、第2の振動体26および接続部31からなる音叉を収納している。36は金属製の支持板で、この支持板36は、図5に示すように前記第1の基台32を支持する支持部37を側面に設けており、この支持部37を第1の基台32にかしめることにより、支持板36に前記第1の基台32を固着しているものである。このように本発明の一実施の形態においては、支持部37を支持板36の両側面に二つずつ四つ設け、これらの支持部37を第1の基台32にかしめることにより、支持板36に第1の基台32を取り付けるようにしているため、少ない部品点数で支持板36に第1の基台32を取り付けることができるという効果を有するものである。また前記支持板36の長手方向の両端部には合計三つの支持突起38を設けている。39は回路基板で、この回路基板39は前記支持板36とほぼ平行に設けられるとともに、前記支持板36における支持突起38と回路基板39とをはんだ付けすることにより、回路基板39は支持板36に固着されるものである。このように本発明の一実施の形態においては、支持板36に三つの支持突起38を設け、この支持突起38を回路基板39に固着して支持板36により回路基板39を支持するようにしているため、第1の基台32における端子34により回路基板39を支持する必要はなくなり、これにより、端子34のはんだ付け部に応力が生じて電気的な導通が不安定になるということはなくなるため、角速度センサの出力特性は安定するという効果を有するものである。また前記回路基板39の表面には電子部品40を実装しており、この電子部品40で、前記第1の検出電極24、第2の検出電極25、第3の検出電極29および第4の検出電極30から発生する出力信号を処理するものである。さらにこの回路基板39の表面には、図7に示すように電源電極41、GND電極42および出力電極43を設けている。
【0015】
44は略コ字状に構成されたゴム体で、このゴム体44は、前記支持板36の両側面を支持するとともに、このゴム体44には、図6に示すように断面積の小なる部分45を設けており、この断面積の小なる部分45によりゴム体44の圧縮力を低減させるように構成しているものである。また前記ゴム体44の重心と、前記第1の振動体21、第2の振動体26、接続部31、第1の基台32、カバー35、支持板36および回路基板39を組み合わせた場合の重心とは、略一致するように構成されている。46は有底筒状の金属製のケースで、このケース46は、前記第1の基台32、カバー35、支持板36、回路基板39およびゴム体44を収納するとともに、このケース46の内側面と支持板36の側面とにより、前記ゴム体44を圧縮するものである。47は第2の基台で、この第2の基台47は、前記ケース46の開口部を閉塞するとともに、七つの貫通孔48を設けており、そしてこれらの貫通孔48には前記回路基板39における電源電極41、GND電極42および出力電極43とフレキシブル配線板39aを介して電気的に接続される電源端子49、GND端子50および出力端子51を挿通している。
【0016】
以上のように構成された本発明の一実施の形態における角速度センサについて、次にその組立方法を説明する。
【0017】
まず、互いに結晶軸の異なる単結晶からなる水晶製の薄板を貼り合わせることにより第1の振動体21、第2の振動体26および接続部31からなる音叉を形成する。
【0018】
次に、前記第1の振動体21の正面に第1の駆動電極22、裏面に第2の駆動電極23、外側面に第1の検出電極24、内側面に第2の検出電極25をそれぞれ金の蒸着により形成するとともに、第2の振動体26の正面にモニタ電極27、裏面に第3の駆動電極28、内側面に第4の検出電極30、外側面に第3の検出電極29をそれぞれ金の蒸着により形成する。
【0019】
次に、第1の基台32における六つの端子挿入孔33に六つの端子34を挿通させた後、それぞれの端子挿入孔33にガラスからなる絶縁物(図示せず)を充填し、前記第1の基台32に六つの端子34を固着する。
【0020】
次に、接続部31を第1の基台32の上面に固着した後、第1の基台32における端子34を前記第1の駆動電極22、第2の駆動電極23、第1の検出電極24、第2の検出電極25、モニタ電極27、第3の駆動電極28、第3の検出電極29および第4の検出電極30にそれぞれ金からなるリード線(図示せず)を介してワイヤーボンディングにより接続する。
【0021】
次に、第1の基台32の外周部にカバー35を内側が真空になるように真空の雰囲気中で固着する。
【0022】
次に、支持板36に第1の基台32を支持板36における支持部37をかしめることにより固着する。
【0023】
次に、回路基板39に電子部品40を実装した後、前記支持板36における支持突起38をはんだ付けして、支持板36に回路基板39を固着する。
【0024】
次に、第1の基台32における端子34を回路基板39における電極(図示せず)にはんだ付けして電気的に接続する。
【0025】
次に、断面積の小なる部分45を略コ字状のゴム体44に形成した後、略コ字状のゴム体44により前記回路基板39および支持板36を挟持する。
【0026】
次に、第2の基台47における貫通孔48に電源端子49、GND端子50および出力端子51を挿通させた後、貫通孔48にガラスからなる絶縁物(図示せず)を充填し、前記第2の基台47に電源端子49、GND端子50および出力端子51を固着する。
【0027】
次に、回路基板39における電源電極41、GND電極42および出力電極43を第2の基台47における電源端子49、GND端子50および出力端子51にそれぞれフレキシブル配線板39aにより電気的に接続する。
【0028】
次に、ケース46の内側に略コ字状のゴム体44における断面積の小なる部分45を棒状の治具(図示せず)で挟んで、ゴム体44を圧縮した後、ケース46の内側に、回路基板39、支持板36およびゴム体44を収納する。この場合、ゴム体44には断面積の小なる部分45を設けているため、この断面積の小なる部分45に棒状の治具(図示せず)を挿入して、ゴム体44を圧縮した状態で挟持し、ケース46内に挿入した後、治具(図示せず)を断面積の小なる部分から引き抜くことにより、ゴム体44により挟持した回路基板39および支持板36をケース46内に容易に収納することができるという効果を有するものである。
【0029】
最後に、ケース46の開口部を第2の基台47により閉塞する。
【0030】
上記のようにして組み立てられた本発明の一実施の形態における角速度センサについて、次に、その動作を図面を参照しながら説明する。
【0031】
音叉における第1の駆動電極22、第2の駆動電極23、第3の駆動電極28に交流電圧を印加する。このとき、まず、図8に示すように、第1の振動体21における第2の駆動電極23に正電圧を印加するとともに、第1の駆動電極22に負電圧を印加すると、第1の検出電極24側では、水晶製の薄板における結晶軸の方向と電荷の方向が同じになるため、伸びることになるとともに、第2の検出電極25側では、結晶軸の方向と電荷の方向が反対になるため、縮むことになり、その結果として、第1の振動体21は第2の振動体26側に傾く。次に、図9に示すように、第1の振動体21における第2の駆動電極23に負電圧を印加するとともに、第1の駆動電極22に正電圧を印加すると、第1の検出電極24側では、水晶製の薄板における結晶軸の方向と電荷の方向が反対になるため、縮むことになるとともに、第2の検出電極25側では、結晶軸の方向と電荷の方向が同じになるため、伸びることになり、その結果として、第1の振動体21は外側に傾くことになる。
【0032】
そして、第2の振動体26における第3の駆動電極28にも同様に交流電圧を印加すると、第1の振動体21と第2の振動体26とは接続部31により機械的に接続されているため、第1の振動体21および第2の振動体26は接続部31の長手方向に駆動方向の固有振動数で速度Vで屈曲振動する。そしてまた、この第1の振動体21および第2の振動体26が屈曲振動している状態において、音叉が音叉の長手方向の中心軸周りに角速度ωで回転すると、前記第1の振動体21および第2の振動体26にF=2mvωのコリオリ力が発生する。このコリオリ力により、第1の検出電極24、第2の検出電極25、第3の検出電極29および第4の検出電極30に発生する電荷からなる出力信号を金からなるリード線(図示せず)および端子34を介して回路基板39における電子部品40により出力電圧に変換し、さらに、フレキシブル配線板39aおよび第2の基台47における出力端子51を介して、相手側のコンピュータ(図示せず)に入力することにより、角速度を検出するものである。
【0033】
ここで、角速度センサに外部から不必要な振動が負荷される場合を考えて見ると、本発明の一実施の形態における角速度センサにおいては、第1の振動体21および第2の振動体26の長手方向を前記第2の基台47に対して垂直の方向に配設するとともに、前記ゴム体44を前記支持板36および回路基板39のいずれか一方、もしくは両方の側面に装着し、この状態で前記ケース46内に圧入するようにしているため、回路基板39あるいは支持板36とケース46の内側面との間に挟まれたゴム体44の圧縮率が変動するということはなくなり、その結果、外部から音叉に伝わる振動が変動するということもなくなるため、角速度センサの出力特性は安定したものが得られるという効果を有するものである。
【0034】
さらに、角速度センサに外部から特に高い周波数の振動が負荷される場合を考えて見ると、本発明の一実施の形態における角速度センサにおいては、ゴム体44に第1の振動体21、第2の振動体26および接続部31の長手方向と垂直方向の圧縮力を軽減させる断面積の小なる部分45を設けているため、バネ定数Kは
【0035】
【数1】
【0036】
で表されることになり、この場合、断面積の小なる部分45により、ゴム体44における断面積の小なる部分45と垂直方向のバネ定数Kは小さくなる。そして、第1の振動体21、第2の振動体26および接続部31からなる音叉、第1の基台32、カバー35、回路基板39、支持板36および一対のゴム体44を合わせたマスの断面積の小なる部分45と垂直方向の固有振動数fは
【0037】
【数2】
【0038】
で表されることになり、これにより、ゴム体44における断面積の小なる部分45と垂直方向の固有振動数fが小さくなるため、角速度センサにおける音叉に外部から伝わる特に高い周波数の振動を、この断面積の小なる部分45により減衰させることができ、その結果として、図10に示すように、断面積の小なる部分45をゴム体44に設けた場合は設けない場合に比較して第1の振動体21および第2の振動体26に特に高い周波数の振動が伝わりにくくなるため、角速度センサの出力特性が安定するという効果を有するものである。
【0039】
さらに、角速度センサに加速度が負荷される場合を考えて見ると、本発明の一実施の形態における角速度センサにおいては、第1の振動体21、第2の振動体26、接続部31、第1の基台32、カバー35、支持板36および回路基板39を組み合わせた重心とゴム体44の重心を略一致させているため、角速度センサに角速度を付加せず、加速度のみを加えた場合に、この加速度によりゴム体44の内側の第1の振動体21、第2の振動体26、接続部31、第1の基台32、カバー35、支持板36および回路基板39が回転してしまいあたかも角速度が発生しているような誤った出力信号が発生してしまうということはなくなり、これにより、角速度のみを感知することになるため、角速度センサに作用する角速度を正確に検出することができるという効果を有するものである。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の角速度センサは、駆動電極と検出電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第1の振動体と、検出電極と駆動電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第2の振動体と、前記第1の振動体の一端部と前記第2の振動体の一端部とを接続する接続部と、この接続部を固着するとともに少なくとも三つの端子挿入孔を設け、この端子挿入孔に前記駆動電極あるいは検出電極と電気的に接続される少なくとも三つの端子を挿通させるようにした第1の基台と、この第1の基台に固着され、かつ前記第1の振動体、第2の振動体および接続部を覆うカバーと、前記基台あるいはカバーを支持する支持板と、この支持板に固着されるとともに、前記検出電極から角速度により発生する出力信号を処理する電子部品を有し、かつ電源電極、GND電極および出力電極を設けた回路基板と、前記支持板の側方に設けられるとともに支持板と当接する凹部を有する一対のゴム体と、前記第1の基台、カバー、支持板、回路基板およびゴム体を収納する有底筒状のケースと、このケースの開口部を閉塞するとともに、貫通孔を設け、この貫通孔に前記回路基板における電源電極、GND電極および出力電極と電気的に接続される電源端子、GND端子および出力端子を挿通させる第2の基台とを備え、前記ゴム体にゴム体の長手方向と垂直な方向に切断した断面において断面積の小なる部分を設け、この断面積の小なる部分に棒状の治具を挿入して一対のゴム体を支持板に向かって圧縮した状態で挟持しケース内に挿入した後、前記治具を断面積の小なる部分から引き抜くことによりゴム体をケース内に圧入するようにしたため、支持板とケースの内側面とに挟まれたゴム体の圧縮率が変動するということはなくなり、その結果、外部から音叉に加わる振動が変動するということもなくなるため、角速度センサの出力特性が安定するとともに、ゴム体により挟持した支持板をケース内に容易に収納することができる角速度センサを提供することができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における角速度センサの分解斜視図
【図2】 同角速度センサの側断面図
【図3】 同角速度センサにおける第1の振動体、第2の振動体および接続部を示す斜視図
【図4】 同角速度センサにおける第1の振動体、第2の振動体および接続部を示す裏側から見た斜視図
【図5】 同角速度センサにおける第1の基台を支持板に固着した状態を示す側断面図
【図6】 同角速度センサにおけるゴム体の側断面図
【図7】 同角速度センサにおける基板にフレキシブル配線板を接続した状態を示す上面図
【図8】 本発明の一実施の形態における角速度センサの動作状態を示す模式図
【図9】 本発明の一実施の形態における角速度センサの動作状態を示す模式図
【図10】 本発明の一実施の形態における角速度センサに外部から侵入する振動がゴム体により減衰する状態を示す図
【図11】 従来の角速度センサの側断面図
【図12】 同角速度センサの上面断面図
【図13】 同角速度センサの下面図
【符号の説明】
21 第1の振動体
22,23,28 駆動電極
24,25,29,30 検出電極
26 第2の振動体
31 接続部
32 第1の基台
33 端子挿入孔
34 端子
35 カバー
36 支持板
37 支持部
38 支持突起
39 回路基板
40 電子部品
41 電源電極
42 GND電極
43 出力電極
44 ゴム体
45 断面積の小なる部分
46 ケース
47 第2の基台
48 貫通孔
49 電源端子
50 GND端子
51 出力端子
Claims (1)
- 駆動電極と検出電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第1の振動体と、検出電極と駆動電極のいずれか一方、もしくは両方を設けた第2の振動体と、前記第1の振動体の一端部と前記第2の振動体の一端部とを接続する接続部と、この接続部を固着するとともに少なくとも三つの端子挿入孔を設け、この端子挿入孔に前記駆動電極あるいは検出電極と電気的に接続される少なくとも三つの端子を挿通させるようにした第1の基台と、この第1の基台に固着され、かつ前記第1の振動体、第2の振動体および接続部を覆うカバーと、前記基台あるいはカバーを支持する支持板と、この支持板に固着されるとともに、前記検出電極から角速度により発生する出力信号を処理する電子部品を有し、かつ電源電極、GND電極および出力電極を設けた回路基板と、前記支持板の側方に設けられるとともに支持板と当接する凹部を有する一対のゴム体と、前記第1の基台、カバー、支持板、回路基板およびゴム体を収納する有底筒状のケースと、このケースの開口部を閉塞するとともに、貫通孔を設け、この貫通孔に前記回路基板における電源電極、GND電極および出力電極と電気的に接続される電源端子、GND端子および出力端子を挿通させる第2の基台とを備え、前記ゴム体にゴム体の長手方向と垂直な方向に切断した断面において断面積の小なる部分を設け、この断面積の小なる部分に棒状の治具を挿入して一対のゴム体を支持板に向かって圧縮した状態で挟持しケース内に挿入した後、前記治具を断面積の小なる部分から引き抜くことによりゴム体をケース内に圧入するようにした角速度センサ。
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