JPH0518755A - 振動ジヤイロ - Google Patents

振動ジヤイロ

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JPH0518755A
JPH0518755A JP3194914A JP19491491A JPH0518755A JP H0518755 A JPH0518755 A JP H0518755A JP 3194914 A JP3194914 A JP 3194914A JP 19491491 A JP19491491 A JP 19491491A JP H0518755 A JPH0518755 A JP H0518755A
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vibrator
main surface
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vibrating
circuit board
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JP3194914A
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Inventor
Takeshi Nakamura
村 武 中
Yoshiaki Hidenouchi
之 内 義 昭 幣
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部の温度変化や外部からの音波に対して特
性が安定である、振動ジャイロを提供する。 【構成】 この振動ジャイロ10は振動子12を含む。
この振動子12の下方,側方および上方には、クッショ
ン材48,88および90が設けられる。これらのクッ
ション材48,88および90は、それぞれ、たとえば
ブチルゴムなどのゴムやウレタンなどの合成樹脂をそれ
ぞれの気泡が繋がらないように発泡した材料で形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロに関し、
特に、たとえば自動車に搭載されるナビゲーションシス
テムに用いられる、振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の振動ジャイロの一例を示す
図解図である。この振動ジャイロ1は振動子2を含む。
振動子2は、断面3角形の振動体3を含み、振動体3の
3つの側面には、圧電素子4a,4bおよび4cがそれ
ぞれ形成される。
【0003】さらに、振動子2の1つの圧電素子4c
は、発振回路5の入力端に電気的に接続され、発振回路
5の出力端は、他の2つの圧電素子4aおよび4bに電
気的に接続される。そのため、振動子2は自励振駆動す
る。また、2つの圧電素子4aおよび4bは、たとえば
差動増幅器からなる検出回路6の2つの入力端にそれぞ
れ電気的に接続される。したがって、検出回路6の出力
によって、振動ジャイロ1の回転角速度が検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の振動
ジャイロでは、振動子が外部の温度に影響を受け、外部
の温度変化によって、特性が変わりやすいという問題が
あった。さらに、外部から振動子への音波によっても、
特性の変化が生じていた。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、外
部の温度変化や外部からの音波に対して特性が安定であ
る、振動ジャイロを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動子と、
振動子の周囲に設けられるクッショク材とを含む、振動
ジャイロである。
【0007】
【作用】クッション材によって、振動子が外部から断熱
される。さらに、クッション材によって、外部から振動
子への不要な音波が吸音される。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、外部の温度変化や外
部からの音波に対して特性が安定である、振動ジャイロ
が得られる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1(A)はこの発明の一実施例を示す正面
図解図であり、図1(B)はその側面図解図である。図
2は図1に示す振動ジャイロの分解斜視図である。図3
は図1に示す振動ジャイロの回路図である。図4は図1
に示す振動ジャイロの要部を示す分解斜視図である。
【0011】この振動ジャイロ10は振動子12を含
む。振動子12は、特に図4に示すように、たとえば断
面3角形の振動体14を含む。この振動体14は、たと
えば、ニッケル,鉄,クロム,チタン、あるいはそれら
の合金たとえばエリンバ,鉄−ニッケル合金などの恒弾
性金属材料で形成される。なお、振動体14は、たとえ
ば、石英,ガラス,水晶,セラミックなどのように一般
的に機械的な振動を生じる金属以外の材料で形成されて
もよい。
【0012】振動体14には、特に図3に示すように、
その3つの側面の中央に、圧電素子16a,16bおよ
び16cがそれぞれ固着される。これらの圧電素子16
a〜16cは、それぞれ、たとえばセラミックからなる
圧電層18を含み、圧電層18の両主面には、電極20
aおよび20bがそれぞれ形成される。そして、これら
の圧電素子16a〜16cの一方主面の電極20aが、
振動体14の側面にたとえば導電性接着剤で接着され
る。なお、この実施例では、2つの圧電素子16aおよ
び16bが、振動体14を振動ないし駆動させるための
駆動用かつ振動体14の変位を検出するための検出用と
して用いられ、他の1つの圧電素子16cが2つの圧電
素子16aおよび16bへ駆動信号を帰還するための帰
還用として用いられる。
【0013】この振動子12は、特に図4に示すよう
に、2つの支持部材22aおよび22bで支持される。
支持部材22aおよび22bは、それぞれ、たとえば金
属などの線材でコ字形に形成される。そして、支持部材
22aおよび22bの中央部分が、2つの圧電素子16
aおよび16bで挟まれる振動体14の1つの稜線部分
に固着される。この場合、支持部材22aおよび22b
は、振動体14の振動に悪影響を及ぼしにくくするため
に、振動体14のノード点の近傍に固着される。この実
施例では、振動体14の長さをLとすると、これらの支
持部材22aおよび22bは、振動体14の両端から
0.224Lの位置に固着される。
【0014】これらの支持部材22aおよび22bは、
たとえば、接着剤で接着し、はんだ付けし、または溶接
することによって、振動体14に固着されるが、はんだ
付けあるいは溶接することによって固着する場合には、
支持部材の強度と振動体への支持部材のはんだ付け性な
いし溶接性との双方を考慮すれば、たとえばモリブデ
ン,チタンなどの強度の強い金属線の周囲に、たとえば
ニッケル,白金,金,銀,銅,ステンレス,鉄などのは
んだ付け性および溶接性のよい材料を被覆した線材で、
支持部材を形成することが好ましい。
【0015】これらの支持部材22aおよび22bの両
端部分は、図4および図5に示すように、たとえば鉄,
ニッケル,ステンレスなどの金属材料からなるたとえば
略矩形の固定板24aおよび24bに、それぞれ固着さ
れる。すなわち、固定板24aおよび24bには、それ
ぞれ、2つずつの孔26が形成される。そして、一方の
支持部材22aの両端部分が、一方の固定板24aの2
つの孔26に挿通されてはんだ付けされる。同様に、他
方の支持部材22bの両端部分が、他方の固定板24b
の2つの孔26に挿通されてはんだ付けされる。
【0016】これらの固定板24aおよび24bの一端
には、それぞれ、振動子12に接触しないように、たと
えば略U字板状の片部材28が形成される。また、これ
らの片部材28の幅方向の両端には、それぞれ、たとえ
ば板状の保護部材30が形成される。これらの保護部材
30は、支持部材22aおよび22bが振動子12の幅
方向に必要以上に変位しないようにして、支持部材22
aおよび22bを保護するためのものであり、支持部材
22aおよび22bの近傍たとえば支持部材22aおよ
び22bの内側に配置される。なお、これらの片部材2
8および保護部材30は、固定板24aおよび24bと
一体的に形成される。
【0017】固定板24aおよび24bは、図1(A)
および図4に示すように、それぞれ、たとえば緩衝材3
2aおよび32bによって、たとえば鉄,ニッケル,ス
テンレスなどの磁性および導電性を有する材料からなる
たとえば短冊状の支持板34の一方主面に固着される。
【0018】支持板34には、図4および図6に示すよ
うに、その長手方向の一端および他端から下方に延びる
足部材36aおよび36bが形成される。また、支持板
34の長手方向の一端側の足部材36aには、その下端
中央に、1つの突起部38が形成される。さらに、支持
板34の長手方向の他端の両側には、2つの突起部40
aおよび40bが形成される。これらの突起部38,4
0aおよび40bは、支持板34を後述する回路基板4
6に固着するために用いられる。また、支持板34に
は、その幅方向の一端に、2つの保持片42が所定間隔
を隔てて形成され、その幅方向の他端にも、2つの保持
片42が所定間隔を隔てて形成される。これらの保持片
42は、支持板34に後述するワークカバー56を保持
させるために用いられる。
【0019】支持板34の一方主面の中央には、特に図
4に示すように、正特性サーミスタ44が取り付けられ
る。この正特性サーミスタ44は、振動子12の温度を
安定に保つためのものである。すなわち、この正特性サ
ーミスタ44には、一定の電圧が印加されている。そし
て、振動子12の温度すなわち正特性サーミスタ44の
周辺の温度が高くなれば、正特性サーミスタ44の抵抗
が大きくなり、それからの発熱量が減ってその周辺の温
度が下がり、逆にその周辺の温度が低くなれば、正特性
サーミスタ44の抵抗が小さくなり、それからの発熱量
が増えてその周辺の温度が上がる。したがって、振動子
12の温度は、この正特性サーミスタ44によって安定
に保たれる。
【0020】支持板34は、図2および図4に示すよう
に、回路基板46の一方主面側に取り付けられる。この
場合、支持板34の一端側の足部材36aの突起部38
が、回路基板46に挿通され、回路基板46の他方主面
のアースパターン(図示せず)にはんだ付けされる。そ
のため、支持板34は、2つの足部材36aおよび36
bで回路基板46の一方主面から浮かされた状態で、回
路基板46に固着される。
【0021】また、支持板34と回路基板46との間に
おいて、回路基板46の一方主面の中央には、シート状
のクッション材48が接着剤で接着される。このクッシ
ョン材48は、たとえばブチルゴムなどのゴムやウレタ
ンなどの合成樹脂をそれぞれの気泡が繋がらないように
発泡いわゆる独立発泡した材料で形成される。
【0022】さらに、回路基板46の一方主面には、支
持板34の長手方向の他端の外側に、たとえばU字状の
中継基板50が取り付けられる。中継基板50には、そ
の主面に平行しその外側に延びる3つの端子52a,5
2bおよび52cが、互いに平行に形成される。そし
て、これらの端子52a〜52cが、回路基板46に貫
通され、回路基板46の他方主面の3つの導体パターン
(図示せず)にそれぞれはんだ付けされる。したがっ
て、この中継基板50は、その一方主面が支持板34の
長手方向の他端側の端面に対向するように、回路基板4
6に固着される。
【0023】また、この中継基板50には、支持板34
の2つの突起部40aおよび40bが挿通され、それら
の突起部40aおよび40bが、中継基板50の他方主
面の導体パターン(図示せず)にはんだ付けされる。し
たがって、この中継基板50を介して、支持板34が、
回路基板46にさらに強固に固着される。
【0024】さらに、中継基板50の他方主面には、3
つの導体パターン54a,54bおよび54cが形成さ
れ、これらの導体パターン54a〜54cには、3つの
端子52a〜52cがそれぞれ電気的に接続される。ま
た、これらの導体パターン54a〜54cには、振動子
12の3つの圧電素子16a〜16cの他方主面の電極
20bが、それぞれ、リード線(図示せず)で電気的に
接続される。
【0025】支持板34には、振動子12および中継基
板50などを覆うようにして、たとえば鉄,ニッケル,
ステンレスなどの磁性および導電性を有する材料からな
るワークカバー56が、取付けられる。ワークカバー5
6は、図4および図7に示すように、短冊状の主面部材
58を含み、主面部材58には、その幅方向の両端から
下方に延びる側面部材60がそれぞれ形成される。これ
らの側面部材60の下端中央部は、それぞれ、外側に突
出する突出部62として形成される。また、主面部材5
8には、その長手方向の両端に、たとえば断面L字状の
保護部材64が、それぞれ形成される。そして、ワーク
カバー56は、それらの側面部材60が支持板34の保
持片42の内側に嵌められ、かつ、側面部材60の突出
部62が保持片42,42の間に嵌められる。この場
合、2つの保護部材64は、振動子12の長手方向の両
端の外側の近傍に配置される。これらの保護部材64
は、振動子12がその長手方向に必要以上に変位しない
ようにすなわち支持部材22aおよび22bが振動子1
2の長手方向に必要以上に変位しないようにして、支持
部材22aおよび22bを保護するためのものである。
【0026】一方、回路基板46の他方主面には、図4
に示すように、発振回路66および検出回路68が搭載
される。
【0027】発振回路66は、振動子12を駆動ないし
振動させるためのものであって、発振周波数を安定させ
るための水晶や発振周波数を調整するための位相補正回
路を含む。この発振回路66の入力端は、特に図3に示
すように、導体パターン(図示せず)および中継基板5
0の端子52cなどを介して、振動子12の圧電素子1
6cの電極20bに電気的に接続され、発振回路66の
出力端は、可変抵抗器72aにて分割され、別の導体パ
ターン(図示せず),端子52aおよび52bなどを介
して、圧電素子16aおよび16bの電極20bにそれ
ぞれ接続される。
【0028】検出回路68は、振動子12の変位を検出
するためのものであって、たとえば差動増幅器などから
なる。この検出回路68の2つの入力端は、導体パター
ン(図示せず),端子52aおよび52bなどを介し
て、圧電素子16aおよび16bの電極20bにそれぞ
れ接続される。
【0029】さらに、回路基板46の他方主面には、図
4に示すように、3つの可変抵抗器72a,72bおよ
び72cが搭載される。1つの可変抵抗器72aは、発
振回路の出力をバランスよく圧電素子16aおよび16
bに分配するものである。また、別の可変抵抗器72b
は、検出回路68に入力される入力信号のレベルを調整
するためのものであって、図3に示すように、検出回路
68の2つの入力端間に接続される。さらに、残りの可
変抵抗器72cは、検出回路68の出力信号のレベルを
調整するためのものであって、検出回路68の出力端と
アースとの間に接続される。
【0030】さらに、回路基板46の他方主面には、図
2および図4に示すように、発振回路66,検出回路6
8および可変抵抗器72a,72bおよび72cなどを
覆うようにして、たとえば鉄,ニッケル,ステンレスな
どの磁性,導電性および弾性を有する材料からなるシー
ルドカバー74が取り付けられる。シールドカバー74
は、図4および図8に示すように、回路基板46と略同
じ幅を有する矩形板状の主面部材76を含む。この主面
部材76は、その幅方向の中央部分が外側に折り曲げら
れている。主面部材76の幅方向の両端には、側面部材
78aおよび78bがそれぞれ形成される。さらに、そ
れらの側面部材78aおよび78bの両端部には、それ
ぞれ、突起部80が形される。そして、それらの突起部
80が、回路基板46に挿通され、回路基板46の一方
主面のアースパターン(図示せず)にはんだ付けされ
る。また、このシールドカバー74には、側面部材78
aに3つの可変抵抗器72a〜72cの調整ねじに対応
する3つの孔84a,84bおよび84cが形成され
る。
【0031】回路基板46の一方主面には、正特性サー
ミスタ44,発振回路66および検出回路68に電力を
供給するための電源端子や検知回路68の出力信号を取
り出すための出力端子などの複数の端子86が上向きに
形成され、これらの端子86は、回路基板46の導体パ
ターン(図示せず)などを介して、正特性サーミスタ4
4,発振回路66および検出回路68に接続される。
【0032】これらの振動子12,回路基板46,ワー
クカバー56などは、図1(A)および図2に示すよう
に、2つのクッション材88および90とともに、箱形
のケース92に収納される。
【0033】クッション材88は、たとえば矩形板状に
形成され、ワークカバー56の上面に配置される。ま
た、クッション材90は、その中央にワークカバー56
に対応する孔が形成され、ワークカバー56の側面に配
置される。これらのクッション材88およびおよび90
は、上述のクッション材48と同様に、たとえばブチル
ゴムなどのゴムやウレタンなどの合成樹脂をそれぞれの
気泡が繋がらないように発泡した材料で形成される。こ
れらのクッション材48,88および90は、振動子1
2の周囲と外部との間の断熱効果を高め、外部から振動
子12への不要な音波を吸収し、かつ、振動子12から
外部への振動のもれを防ぐためのものである。
【0034】また、ケース92には端子86に対応して
開口部94が形成され、特に図1(B)に示すように、
その開口部94から端子86が露出される。さらに、ケ
ース92には、特に図2に示すように、可変抵抗器72
aおよび72cの調整ねじに対応して、それらの調整ね
じを外部から調整するための2つの孔96aおよび96
bが形成される。
【0035】そして、このケース92には、図1および
図2に示すように、たとえばアルミニウムなどの導体か
らなる矩形板状のバックカバー98が、ねじ100で取
り付けられる。この場合、弾性を有するシールドカバー
74の主面部材76の幅方向の中央が外側に折り曲げら
れているので、バックカバー98は、シールドカバー7
4の弾性力に抗してシールドカバー74に圧着され、シ
ールドカバー74に電気的に接続される。
【0036】この振動ジャイロ10では、振動子12を
支持するための支持部材22aおよび22bの内側の近
傍に保護部材30が設けられているので、支持部材22
aおよび22bが振動子12の幅方向に必要以上に変位
されずに、塑性変形を起こしにくい。そのため、支持部
材22aおよび22bの塑性変形による特性の劣化が防
止される。さらに、振動子12の長手方向の両端の外側
の近傍に設けられたワークカバー56の保護部材64に
よって、支持部材22aおよび22bが振動子12の長
手方向に必要以上に変位されないので、支持部材22a
および22bの塑性変形による特性の劣化が防止され
る。なお、支持部材22aおよび22bの塑性変形によ
る特性の劣化を防止するためには、保護部材を振動子1
2あるいは支持部材22aおよび22bの近傍に設けれ
ばよく、また、保護部材の形状は、板状に限らずブロッ
ク状であってもよい。
【0037】また、この振動ジャイロ10では、振動子
12の周囲に独立発泡した材料からなるクッション材4
8,88および90が設けられているので、振動子12
の周囲と外部との間の断熱効果がよく、外部から振動子
12への不要な音波を吸音することができ、かつ、振動
子12から外部への振動のもれを防ぐことができる。そ
のため、外部の温度変化や外部からの音波による特性の
劣化を防止することができるとともに、振動子12から
外部の機器への振動のもれを防ぐことができる。
【0038】さらに、この振動ジャイロ10では、振動
子12の近傍に正特性サーミスタ44が設けられている
ので、振動子12の温度を安定に保つことができる。そ
のため、温度変化による特性の劣化が抑えられる。な
お、振動子12の温度を安定に保つためには、振動子1
2の近傍に、正特性サーミスタ44に代えてたとえば負
特性サーミスタ,ニクロム線,セラミックヒータなどの
他のヒータを設け、さらに、振動子12の周辺の温度を
検知するための、たとえばバイメタルなどの温度検知手
段を設けて、温度検知手段による検知に基づいてヒータ
をオン−オフするようにしてもよい。
【0039】また、この振動ジャイロ10では、磁性を
有する材料からなる遮蔽材として支持板34およびワー
クカバー56が振動子12の周囲に設けられているの
で、振動子12が磁気的に外部から遮蔽され、外部の磁
気による特性の劣化を防ぐことができる。
【0040】さらに、この振動ジャイロ10では、中継
基板50の端子52a〜52cを介して、回路基板46
の一方主面側に設けた振動子12が、回路基板46の他
方主面側の発振回路66および検出回路68に電気的に
接続されるので、回路基板46の一方主面側から他方主
面側にリード線を引き回す必要がない。
【0041】また、この振動ジャイロ10では、発振回
路66などを覆うようにして、磁性を有する材料からな
るシールドカバー74が設けられているので、発振回路
66から発生する高周波ノイズを防止することができ
る。
【0042】さらに、この振動ジャイロ10では、アー
ス電位となるシールドカバー74にバックカバー98が
電気的に接続されるているので、外部のアース電位に接
続しやすい。また、バックカバー98は、シールドカバ
ー74の弾性力に抗してシールドカバー74に圧着する
だけで、シールドカバー74に電気的に簡単に接続され
る。このようにシールドカバー74とバックカバー98
とを電気的に簡単に接続するためには、弾性を有する材
料でシールドカバー74およびバックカバー98の少な
くとも一方を形成し、その弾性力に抗してシールドカバ
ー74にバックカバー98を圧着するようにすればよ
い。
【0043】なお、上述の実施例では、振動子12の振
動体14が断面3角形に形成されているが、振動体14
は、断面4角形に形成されてもよい。この場合、圧電素
子は、振動体の4つの側面に形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例を示す正面図解図
であり、(B)はその側面図解図である。
【図2】図1に示す振動ジャイロの分解斜視図である。
【図3】図1に示す振動ジャイロの回路図である。
【図4】図1に示す振動シャイロの要部を示す分解斜視
図である。
【図5】(A)は図1に示す振動ジャイロの振動子を支
持するための構造を示す正面図解図であり、(B)はそ
の側面図解図である。
【図6】(A)は図1に示す振動ジャイロに用いられる
支持板の正面図であり、(B)はその平面図であり、
(C)はその側面図である。
【図7】(A)は図1に示す振動ジャイロに用いられる
ワークカバーの正面図であり、(B)はその平面図であ
り、(C)はその側面図である。
【図8】(A)は図1に示す振動ジャイロに用いられる
シールドカバーの正面図であり、(B)はその平面図で
あり、(C)はその側面図である。
【図9】従来の振動ジャイロの一例を示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動子 48,88,90 クッション材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子、および前記振動子の周囲に設け
    られるクッション材を含む、振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】前記クッション材は、それぞれの気泡が繋
    がらないように発泡した材料で形成される、請求項1の
    振動ジャイロ。
JP3194914A 1991-06-28 1991-07-08 振動ジヤイロ Pending JPH0518755A (ja)

Priority Applications (4)

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JP3194914A JPH0518755A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 振動ジヤイロ
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