JP3275597B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP3275597B2 JP33424594A JP33424594A JP3275597B2 JP 3275597 B2 JP3275597 B2 JP 3275597B2 JP 33424594 A JP33424594 A JP 33424594A JP 33424594 A JP33424594 A JP 33424594A JP 3275597 B2 JP3275597 B2 JP 3275597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロに関し、
特にたとえば、ナビゲーションシステムや手振れ防止シ
ステムなどに用いられる振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、この発明の背景となる従来の
振動ジャイロの一例を示す分解斜視図であり、図12は
その要部の断面図解図である。この振動ジャイロ100
は、振動子102を含む。振動子102は、断面3角形
の振動体104を含み、振動体104の3つの側面に
は、図12に示すように、圧電素子106a,106
b,および106cがそれぞれ接着される。これらの圧
電素子106a,106b,および106cは、それぞ
れ、たとえば圧電セラミックの両面に電極を形成したも
のである。
【0003】図11に示すように、振動子102は、2
つのノード点近傍の稜線部分に、それぞれ略コ字形状の
線材からなる支持部材108が取り付けられる。これら
の支持部材108の端部は、平板状の取付基板110に
固着される。取付基板110上には、複数の端子電極1
12が形成される。これらの端子電極112は、振動子
102の圧電素子106a〜106cの電極と、それぞ
れリード線114を介して電気的に接続される。
【0004】取付基板110の幅方向に対向する両側に
は、振動子102の共振周波数を調整するための略U字
形状の凹部110aが複数形成される。振動子102の
共振周波数を調整する際には、これらの凹部110aを
通じて、測定用のプローブを端子電極112に接触さ
せ、振動子102からの出力を測定しながら、調整を行
うことができる。
【0005】この取付基板110は、回路基板116上
に固着される。回路基板116の下面には、発振回路1
18や検出回路120などが搭載される。これらの回路
は、回路基板116に形成されたスルーホール(図示せ
ず)などを介して、回路基板116の上面に形成された
4つの電極130にそれぞれ電気的に接続される。これ
らの電極130と、取付基板110の端子電極112と
は、たとえばはんだ付けなどの方法により電気的に接続
される。また、回路基板116の4隅近傍には、後述す
る4本の外部端子124を挿通するための貫通孔132
がそれぞれ形成される。
【0006】取付基板110の固着された回路基板11
6は、ベース部材122に固着される。ベース部材12
2は、たとえば樹脂などから形成される。ベース部材1
22には、その厚み方向に貫通するようにして4本の外
部端子124が形成される。これらの外部端子124
は、それぞれ回路基板116の貫通孔132に挿通さ
れ、はんだ付けなどの方法により電気的に接続される。
そして、これらの外部端子124は、回路基板116上
の電極パターン(図示せず)を通じて、回路基板116
上の回路に電気的に接続される。また、ベース部材12
2には、ケース126が嵌め合わされて、振動子10
2,取付基板110,および回路基板116がケース1
26内に収納される。さらに、ベース部材122の下面
には、たとえば樹脂などからなる略矩形の防振部材12
8が固着される。防振部材128は、ベース部材122
の略中央部に穿設されたトリミング用の貫通孔134を
封止し、かつ、振動ジャイロ100の振動を吸収するた
めのものである。
【0007】この振動ジャイロ100は、発振回路11
8によって、振動体104が、圧電素子106c形成面
に直交する方向に屈曲振動する。この状態で、振動体1
04の軸方向を中心とした回転が加わると、コリオリ力
により振動体104の振動方向が変わり、それに応じて
圧電素子106a,106bの出力電圧に差が生じる。
この差を検出回路120により検出することにより、振
動ジャイロ100に加わった回転角速度を検出すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動ジャイロ100では、部品点数が多いた
め、アセンブリーしにくく、はんだ付けの数も多くな
る。そのため、従来の振動ジャイロ100は、製造工程
が複雑になるという問題があった。また、従来の振動ジ
ャイロ100は、振動子102,支持部材108,取付
基板110,回路基板116,およびベース部材122
が、高さ方向へ積み重なるように設けられるため、部品
の高さが高くなる。そのため、他の装置に取り付ける
際、高さ方向の占有面積が大きくなり、装置の小型化の
障害となっていた。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、部
品点数を低減でき、製造工程が簡略化でき、さらに低背
化が可能な振動ジャイロを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動子、前
記振動子をそのノード点近傍で支持するための支持部
材、ベース部材となるとともに前記支持部材を直接固着
するための支持基板、および前記支持基板に搭載され、
前記振動子と電気的に接続される回路部品を含む振動ジ
ャイロであって、前記振動子、前記支持部材、前記支持
基板および前記回路部品は、互いに別体として形成さ
れ、前記支持基板は、絶縁材料からなる基板本体、前記
振動子と電気的に接続するための端子電極、前記回路部
品と電気的に接続するための接続電極、および外部の装
置と電気的に接続するための外部端子を含み、前記端子
電極および前記接続電極および前記外部端子が前記振動
子の共振周波数を調整するために前記端子電極に接続さ
れた調整用電極とともにテープ状の金属フレームの一部
として互いに連結されて前記基板本体と一体に形成され
ることによって複数繰り返し設けられてなり、前記調整
用電極が前記金属フレームから切り離された後に前記複
数繰り返し設けられた支持基板に前記支持部材を介して
前記振動子が搭載されて前記端子電極と電気的に接続さ
れるとともに前記調整用電極を介して前記振動子の共振
周波数が調整され、前記調整用電極が除去され、前記支
持基板に前記回路部品が搭載されて前記接続電極と電気
的に接続され、さらに前記複数繰り返し設けられた支持
基板が個々に分離されてなることを特徴とする。また、
回路部品は、支持基板上に振動子と併設することが好ま
しい。
【0011】
【作用】振動子は、支持部材によって支持され、支持部
材は、支持基板によって支持される。また、振動子は、
支持基板の基板本体と一体に設けられた端子電極に電気
的に接続される。この端子電極は、基板本体内において
接続電極と連結され電気的に接続される。さらに、接続
電極は、回路部品と電気的に接続される。したがって、
振動子は、端子電極および接続電極を介して回路部品と
電気的に接続される。さらに、回路部品は、支持基板の
基板本体と一体に設けられた外部端子を介して、外部の
装置と電気的に接続される。
【0012】
【発明の効果】この発明の振動ジャイロでは、支持基板
の基板本体内に端子電極,接続電極,および外部端子を
一体的に形成するので、アセンブリ−の際、はんだ付け
を少なくでき、製造工程の簡略化を図ることができる。
しかも、支持基板が、従来例でいうところの取付基板お
よびベース部材として機能するため、それぞれ別部材と
して形成された従来の振動ジャイロに比べて、部品点数
の低減が可能となり、構造の簡略化を図ることができ
る。そのため、アセンブリーが容易化される。また、部
品点数が低減されるので、コストダウンを図ることがで
きる。さらに、回路部品を振動子の高さ方向へ積み重ね
て設けずに、振動子と併設することにより、振動ジャイ
ロの低背化を図ることができる。そのため、この発明に
かかる振動ジャイロを、たとえばナビゲーションシステ
ムや手振れ防止システムなどの装置に組み込んだ際に
も、それらの装置の小型化を妨げにくくなる。
【0013】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す分解斜視図
である。図2は、図1に示す実施例の要部を示す断面図
解図である。図3は、図1に示す実施例の一部を切り欠
いた正面図である。図4は、図1に示す実施例の一部を
切り欠いた平面図である。図5は、図4に示す線IV−
IVにおける断面図である。この実施例の振動ジャイロ
10は、振動子12を含む。振動子12は、正3角柱状
の振動体14を含む。この実施例の振動体14は、たと
えばニッケル、鉄、クロム、チタン、あるいはそれらの
合金たとえばエリンバ,鉄−ニッケル合金などの恒弾性
金属材料を、引き抜き加工することにより正3角柱状に
形成される。なお、振動体14は、たとえば、石英,ガ
ラス,水晶およびセラミックなどのように、一般的に機
械的な振動を生じる金属以外の材料で形成することもで
きる。
【0015】振動体14の3つの側面の中央部には、図
2に示すように、それぞれ圧電素子16a,16b,お
よび16cが固着される。これらの圧電素子16a,1
6b,および16cは、それぞれ、たとえばセラミック
からなる圧電層161を含む。それらの圧電層161の
両主面には、電極162a,162bがそれぞれ形成さ
れる。そして、これらの圧電素子16a,16b,およ
び16cの一方主面の電極162aが、振動体14の側
面にたとえば導電性接着剤で接着される。この実施例で
は、2つの圧電素子16a,16bが、振動体14を駆
動するための駆動用、かつ、振動体14の変位を検出す
るための検出用として用いられ、他の一つの圧電素子1
6cが2つの圧電素子16a,16bへ駆動信号を帰還
するための帰還用として用いられる。
【0016】この振動子12は、図1および図4に示す
ように、2つの支持部材20aおよび支持部材20bで
支持される。支持部材20a,20bは、支持強度、は
んだ付け性および溶接性の点で、たとえばモリブデン、
チタンなどの強度の強い金属線の周囲に、たとえばニッ
ケル、白金、金、銀、銅、ステンレス、鉄などのはんだ
付け性および溶接性のよい材料を被覆した線材で形成す
ることが好ましい。支持部材20a,20bは、それぞ
れ略コ字形状に形成される。そして、支持部材20a,
20bの中央部分が、2つの圧電素子16a,16bで
挟まれる振動体14の一つの稜線部分に固着される。こ
の場合、支持部材20a,20bは、振動体14の振動
を抑制しないようにするために、振動体14のノード点
近傍に固着することが好ましい。そこで、この実施例で
は、支持部材20a,20bは、振動体14の長さをL
とした場合の、振動体14の両端から0.224Lの位
置に固着される。この固着は、はんだ付けし、または溶
接することによって行われる。
【0017】また、図1に示すように、この実施例の振
動ジャイロ10は、平面略矩形の支持基板22を含む。
支持基板22は、たとえばエポキシ樹脂などの絶縁材料
からなる基板本体24を含む。基板本体24は、振動子
12の支持部材20a,20bを固着するための平面略
矩形の保持部26を有する。保持部26には、その表面
に4つの取付孔28が形成される。取付孔28には、そ
れぞれ略環状に第1の端子電極30が露出している。な
お、第1の端子電極30は、図8ないし図10に示すよ
うに、保持部26の基板本体24内に埋め込まれるよう
にして略矩形に形成されている。この第1の端子電極3
0は、アース電極もしくは基準電圧電極(Vref )とし
て用いられる。そして、支持部材20a,20bの両端
部が、それぞれ取付孔28にたとえばはんだ付けするな
どして強固に固着され、かつ、第1の端子電極30と電
気的に接続される。したがって、圧電素子16a,16
b,および16cの一方主面の電極162aは、振動体
14および支持部材20a,20bを介して、アース電
極もしくは基準電圧電極(Vref )としての第1の端子
電極30に電気的に接続される。なお、図8ないし図1
0に示すように、第1の端子電極30は、後述する基板
本体24内を通って、後述する外部端子66cに接続さ
れる。
【0018】さらに、図1に示すように、保持部26の
4隅には、それぞれ上方に突き出るようにして突出部3
2a,32b,32c,および32dが形成される。図
4に示すように、保持部26の長手方向の一端側の一方
の突出部32aの表面には、略矩形の第2の端子電極3
4が形成される。第2の端子電極34は、リード線36
を介して圧電素子16aの他方主面の電極162bに電
気的に接続される。同様に、保持部26の長手方向の一
端側の他方の突出部32bの表面には、略矩形の第3の
端子電極38が形成される。第3の端子電極38は、リ
ード線40を介して圧電素子16bの他方主面の電極1
62bに電気的に接続される。さらに、保持部26の長
手方向の他端側の突出部32cおよび突出部32dに跨
がるようにして、略短冊形の第4の端子電極42が形成
される。第4の端子電極42は、リード線44を介して
圧電素子16cの他方主面の電極162bに電気的に接
続される。なお、図8ないし図10に示すように、第2
の端子電極34,第3の端子電極38,および第4の端
子電極42は、それぞれ後述する基板本体24内を通っ
て、後述する接続端子48e,48f,48gにそれぞ
れ接続される。
【0019】また、図5は、図4に示す線V−Vにおけ
る断面図である。図5に示すように、支持基板22の基
板本体24は、基板本体24の中央部を挟んで対向した
断面クランク形状の段差部46,46を有する。段差部
46,46は、後述するハイブリッドIC50を載置し
て固着するためのものである。これらの段差部46,4
6は、図1に示すように、突出部32bおよび突出部3
2dに連なり、保持部26の主面に対して平行に延び出
るようにして形成される。そして、一方の段差部46の
上端面には、4つの接続電極48a,48b,48e,
および48fが互いに所定の間隔を有しつつ、基板本体
24の中央部に向かって突き出るようにして形成され
る。同様に、他方の段差部46の上端面にも、3つの接
続電極48c,48d,および48gが互いに所定の間
隔を有しつつ、基板本体24の中央部に向かって突き出
るようにして形成される。これら7つの接続電極48a
〜48gは、それぞれ後述するハイブリッドIC50の
電極60に電気的に接続するためのものである。
【0020】この振動ジャイロ10は、回路部品として
のハイブリッドIC50を含む。ハイブリッドIC50
は、たとえばセラミックなどからなる矩形の基板52を
含む。基板52は、支持基板22の基板本体24の段差
部46に固着される。したがって、ハイブリッドIC5
0は、支持基板22上に振動子12と併設されることと
なる。ハイブリッドIC50の基板52の表面には、I
C54が搭載され、裏面には、たとえばコンデンサ5
6、トリミング抵抗58などが搭載される。これらの回
路部品は、基板52上に形成された電極パターン(図示
せず)を介して接続されて、振動子12を駆動ないし振
動させるための発振回路や、回転角速度を検出するため
の検出回路などを構成する。そして、回路部品は、電極
パターン(図示せず)を介して、基板52の両側に複数
形成された略矩形の電極60に接続される。電極60
は、支持基板22の接続電極48a〜48gと対応する
ようにして、たとえば7つ形成される。これらの電極6
0と、支持基板22の接続電極48a〜48gとは、は
んだ付けなどの方法により接続される。
【0021】また、図1および図5に示すように、支持
基板22の基板本体24の略中央部には、略矩形の貫通
孔62が形成される。貫通孔62は、ハイブリッドIC
50の基板52の裏面に搭載されたトリミング抵抗58
などをトリミングする際の通路とするためのものであ
る。支持基板22の下面には、貫通孔62を塞ぐため
に、封止部材64が固着される。封止部材64は、支持
基板22と同じ材質の樹脂から形成される。なお、封止
部材64は、磁気シールド効果の点で、パーマロイなど
の材質から形成してもよい。
【0022】さらに、図1および図3に示すように、支
持基板22の基板本体24には、振動ジャイロ10を外
部の装置に電気的に接続するための略短冊形の外部端子
66a,66b,66c,および66dが形成される。
外部端子66a,および66bの一端は、図3に示すよ
うに、基板本体24の長手方向の一端側から延び出るよ
うにして形成され、外部端子66a,および66bの他
端は、図5および図10に示すように、それぞれ基板本
体24の中に挿通され、接続電極48a,および48b
と連結される。同様に、外部端子66c,および66d
の一端は、図1に示すように基板本体24の長手方向の
他端側から延び出るようにして形成され、外部端子66
c,および66dの他端は、図5および図10に示すよ
うに、それぞれ基板本体24の中に挿通され、接続電極
48c,および48dと連結される。
【0023】また、振動子12,およびハイブリッドI
C50は、箱型のケース68に収納される。ケース68
は、図5に示すように、支持基板22に固着される。こ
のケース68は、磁気シールド効果の点で保磁力が無く
透磁率の大きい材質、たとえばパーマロイ、42Niな
どの材質から形成される。
【0024】次に、図7ないし図10を参照しながら、
この振動ジャイロ10の製造工程について説明する。ま
ず、厚みの薄い金属板材からなる連続的なテープ状の金
属フレーム70が準備される。そして、金属フレーム7
0に、電極パターン72が形成される。電極パターン7
2は、図7に示すように、第1の端子電極30,第2の
端子電極34,第3の端子電極38,第4の端子電極4
2,接続電極48a〜48g,および外部端子66a〜
66dとなるべき部分を含み、それらが一体に形成され
てなるものである。この電極パターン72は、金属フレ
ーム70をたとえばエッチングするなどの方法により形
成される。なお、図示はしないが、電極パターン72
は、テープ状の金属フレーム70の長手方向に複数繰り
返し形成される。
【0025】次に、図8に破線で示すように、金属フレ
ーム70の両主面から電極パターン72を挟みこむよう
にして、たとえばエポキシ樹脂などの成形材料からなる
基板本体24が形成される。基板本体24と電極パター
ン72とで、支持基板22が形成される。また、この
際、図8に斜線で示す部分が、たとえば打ち抜き加工な
どにより切除される。そして、調整用電極74a〜74
cが、金属フレーム70から切り離されて形成される。
調整用電極74a〜74cは、振動子12の共振周波数
を調整する際に用いるためのものである。すなわち、図
8に示すように、ハイブリッドIC50が接続されてい
ない状態では、外部端子66a,66b,および66d
が、第2の端子電極34,第3の端子電極38,および
第4の端子電極42に接続されていないため、共振周波
数の調整時に、外部端子66a,66b,および66d
を用いることができない。そこで、調整用電極74a〜
74cを用いることにより、金属フレーム70上に形成
された基板本体24に振動子12を搭載した状態で、ハ
イブリッドIC50の搭載前に、振動子12の共振周波
数の調整を行うことができる。
【0026】振動子12の共振周波数を調整する際に
は、まず、支持部材20a,20bが取付孔28に固着
されて、第1の端子電極30と電気的に接続される。図
8に示すように、第1の端子電極30は、外部端子66
cに接続される。また、上述したように、振動子12の
圧電素子16a,16b,および16cは、リード線3
6,40,および44を介して、第2の端子電極34、
第3の端子電極38,および第4の端子電極42にそれ
ぞれ電気的に接続される。図8に示すように、第2の端
子電極34は、調整用電極74aと一体に形成される。
また、第3の端子電極38は、調整用電極74bと一体
に形成される。さらに、第4の端子電極42は、調整用
電極74cと一体に形成される。そして、これらの調整
用電極74a,74b,74c、および外部端子66c
に、測定用のプローブを接触させて振動子12からの出
力を測定しながら、振動子12の共振周波数の調整を行
うことができる。
【0027】共振周波数調整の後、図9に斜線で示すよ
うに、調整用電極74a,74b,および74cが切除
される。次に、図10に示すように、支持基板22の基
板本体24上にハイブリッドIC50が搭載される。ハ
イブリッドIC50は、接続電極48a〜48gと電気
的に接続される。その後、金属フレーム70から電極パ
ターン72の全ての端子を切り離すことにより、この実
施例の振動ジャイロ10を得ることができる。
【0028】この実施例の振動ジャイロ10では、支持
基板22の基板本体24内において、第1の端子電極3
0,第2の端子電極34,第3の端子電極38,第4の
端子電極42,接続電極48a〜48g,および外部端
子66a〜66dが、薄い金属板材から一体的に形成さ
れ、樹脂などからなる基板本体24と一体的に形成され
る。そのため、アセンブリ−の際、はんだ付けを少なく
でき、製造工程の簡略化を図ることができる。しかも、
支持基板22が、従来例でいうところの取付基板および
ベース部材として機能するため、それぞれ別部材として
形成された従来の振動ジャイロに比べて、部品点数の低
減が可能となり、構造の簡略化を図ることができる。そ
のため、アセンブリーが容易化される。
【0029】また、この実施例の振動ジャイロ10によ
れば、ハイブリッドIC50の搭載前に、振動子12の
共振周波数調整を金属フレーム70上で行うことができ
る。さらに、金属フレーム70上で振動ジャイロ10を
組み立てることも可能である。そのため、振動子12の
共振周波数調整および組み立て時の作業性が向上し、製
造コストの低減化を図ることができる。
【0030】さらに、この実施例の振動ジャイロ10
は、部品点数が低減され、かつハイブリッドIC50を
振動子の高さ方向へ積み重ねて設けずに、振動子と併設
するので、振動ジャイロ10が低背化される。そのた
め、この実施例の振動ジャイロ10を、たとえばナビゲ
ーションシステムや手振れ防止システムなどの装置に組
み込んだ際にも、それらの装置の小型化を妨げにくくな
る。
【0031】また、この実施例の振動ジャイロ10で
は、外部端子66a〜66dを、図6(A)に示すよう
に基板本体24から垂直に下方に延ばしたり、図6
(B)に示すように基板本体24から水平に外側に延ば
したり、また図6(C)に示すように基板本体24の下
面に折曲して形成するなど、外部端子66a〜66dを
所望の形状に形成することができるので、振動ジャイロ
10を組み込む装置の要求に合わせることが容易であ
り、また、表面実装に対応することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の要部を示す断面図解図であ
る。
【図3】図1に示す実施例の一部を切り欠いた正面図で
ある。
【図4】図1に示す実施例の一部を切り欠いた平面図で
ある。
【図5】図4に示す線V−Vにおける断面図である。
【図6】図1に示す実施例の外部端子の変形例を示す図
解図である。
【図7】図1に示す実施例の金属フレームを示す平面図
である。
【図8】図6に示す金属フレームに基板本体を形成した
状態を示す平面図解図である。
【図9】図7に示す基板本体に振動子を搭載した状態を
示す平面図解図である。
【図10】図1に示す実施例の電極パターンを示す平面
図解図である。
【図11】この発明の背景となる従来の振動ジャイロを
示す分解斜視図である。
【図12】図10に示す従来例の要部の断面図解図であ
る。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動子 14 振動体 16a,16b,16c 圧電素子 18 圧電層 20a,20b 支持部材 22 支持基板 24 基板本体 26 保持部 28 取付孔 30 第1の端子電極 32 突出部 34 第2の端子電極 36,40,44 リード線 38 第3の端子電極 42 第4の端子電極 46 段差部 48a,48b,48c,48d,48e,48f,4
8g 接続電極 50 ハイブリッドIC 52 基板 54 IC 56 コンデンサ 58 トリミング抵抗 60 電極 62 貫通孔 64 封止部材 66a,66b,66c,66d 外部端子 68 ケース 70 金属フレーム 72 電極パターン 74a,74b,74c 調整用電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−322581(JP,A) 特開 平4−242114(JP,A) 特開 平6−291551(JP,A) 特開 平3−211907(JP,A) 実開 平5−73520(JP,U) 実開 平4−86316(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子、前記振動子をそのノード点近傍
    で支持するための支持部材、ベース部材となるとともに
    前記支持部材を直接固着するための支持基板、および前
    記支持基板に搭載され、前記振動子と電気的に接続され
    る回路部品を含む振動ジャイロであって、 前記振動子、前記支持部材、前記支持基板および前記回
    路部品は、互いに別体として形成され、 前記支持基板は、絶縁材料からなる基板本体、前記振動
    子と電気的に接続するための端子電極、前記回路部品と
    電気的に接続するための接続電極、および外部の装置と
    電気的に接続するための外部端子を含み、前記端子電
    極、前記接続電極および前記外部端子が前記振動子の共
    振周波数を調整するために前記端子電極に接続された調
    整用電極とともにテープ状の金属フレームの一部として
    互いに連結されて前記基板本体と一体に形成されること
    によって複数繰り返し設けられてなり、前記調整用電極が前記金属フレームから切り離された後
    前記複数繰り返し設けられた支持基板に前記支持部材
    を介して前記振動子が搭載されて前記端子電極と電気的
    に接続されるとともに前記調整用電極を介して前記振動
    子の共振周波数が調整され、前記調整用電極が除去さ
    、前記支持基板に前記回路部品が搭載されて前記接続
    電極と電気的に接続され、さらに前記複数繰り返し設け
    られた支持基板が個々に分離されてなる、振動ジャイ
    ロ。
  2. 【請求項2】 前記回路部品は、前記支持基板上に前記
    振動子と併設される、請求項1に記載の振動ジャイロ。
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