JPH0989570A - 振動子の保護装置 - Google Patents

振動子の保護装置

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JPH0989570A
JPH0989570A JP7247324A JP24732495A JPH0989570A JP H0989570 A JPH0989570 A JP H0989570A JP 7247324 A JP7247324 A JP 7247324A JP 24732495 A JP24732495 A JP 24732495A JP H0989570 A JPH0989570 A JP H0989570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動型ジャイロスコープなどに用いられる振
動体は、小型で且つ脆いものであるため、過大な外部衝
撃が与えられたときに損傷しやすかった。 【解決手段】 U字状に折曲げたシールド体1の開放端
側(図示右端側)に、支持部材4、4を介して、振動子
2の基部を支持している。外部衝撃が作用したときに、
シールド体1がP点を支点としてα1−α2方向へ変形
し、その変形の自由端側を支点として振動子2がβ1−
β2方向へ変形する。シールド体1と振動子2の双方が
変形振動することにより、外部衝撃を有効に吸収でき、
振動子2の保護機能を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステムやカメラの手振れ防止機構に使用される振動型ジ
ャイロスコープ用などの振動子を保護する保護装置に係
り、特に落下などに対する耐衝撃性に優れ、且つシール
ド特性に優れた振動子の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、三脚音叉型の振動子を用いた振
動型ジャイロスコープを示す斜視図である。図8に示す
振動型ジャイロスコープにおいて、符号2は振動子、符
号3は支持台を示している。 振動子2は、基部2dが
支持台3に剛体支持された片持ち梁構造である。振動子
2の先部には、振動片2a、2b、2cが分岐形成され
ている。振動子2は、例えばエリンバなどの恒弾性金属
板の表裏両面に圧電材料が積層されたもの、または全体
が圧電材料により形成されたものである。各振動片2
a、2b、2cには、X方向へ振動させるための駆動電
極、およびY方向の振動成分を検出する検出電極が設け
られている。
【0003】振動子2に設けられた振動片のうちの両側
の振動片2bおよび2cの駆動電極には、同位相の交流
駆動電圧が印加され、中央の振動片2aの駆動電極に
は、振動片2b、2cと逆位相の交流駆動電圧が印加さ
れる。その結果、両側の振動片2bおよび2cと、中央
の振動片2aは、X方向へ互いに逆の位相(180度相
違する位相)で振動させられる。
【0004】上記の振動が生じている振動型ジャイロス
コープが、Z軸回りの回転系に置かれると、振動片2
a、2b、2cに対し、X方向への速度に比例した大き
さのY方向へのコリオリ力が作用し、各振動片2a、2
b、2cがY方向への振動成分を持つようになる。この
Y方向の振動においても、両側の振動片2bおよび2c
と、中央の振動片2aとでは、位相が逆である(180
度相違している)。各振動片2a、2b、2cのY方向
の振動成分が、検出電極から取り出され、この検出出力
からZ軸回りの角速度ωが算出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した従来の振
動型ジャイロスコープは小型で振動子2の寸法が小さい
ものであるため、振動子2を単体で部品として取り扱う
のは非常に困難である。また運搬時や部品保管時または
製品への組み込み時に、誤って振動子2を他の部品に当
てたりまたは落下させると、振動子2が損傷し使用不能
になる。
【0006】また振動子をケース内に収納してチップ部
品化することも考えられている。しかし、振動子はケー
ス内にて振動可能に支持されなければならないため、振
動子はケース内である程度自由度を有して収納されてい
る。よってケースに落下などの強い衝撃が与えられる
と、ケース内において振動子が損傷を受けやすい。
【0007】また、振動子2は非常に高い周波数で振動
するために、この振動による高周波ノイズが他の回路に
悪影響を与える。したがって、振動子は確実にシールド
された状態で製品に組み込まれることが必要である。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、振動子を衝撃に対して強い状態で支持でき、また
シールド効果も高くできる振動子の保護装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端に複数の
振動片が分岐形成されている振動子が組み込まれる保護
装置において、前記振動子の少なくとも表裏両面を覆う
シールド体を有し、前記振動子の基部が前記シールド体
の内面に支持されていることを特徴とするものである。
【0010】上記シールド体は、金属板をU字状に折曲
げることにより形成することができ、このシールド体の
開放端に位置する上下の金属板の間に振動子の基部が挟
持されて支持された構成とすることができる。
【0011】また、シールド体内で、振動子の基部が支
持されているとともに振動子の中間部分が弾性支持され
ている構成とすることもできる。
【0012】さらに、シールド体は、振動子の支持側と
逆側の部分が基台上に支持されている支持構造とするこ
とが好ましい。
【0013】また、シールド体の上下が弾性体で挟持さ
れ、シールド体と弾性体とがケース内に収納されている
構造とすることが可能である。
【0014】本発明による振動子の保護装置では、振動
子の少なくとも表裏両面がシールド体に覆われた状態
で、振動子の基部がシールド体に支持されている。よっ
て他の部品に当たったときに振動子に直接に衝撃が伝達
されず、振動子の損傷を防止しやすくなる。また振動子
の振動による超音波の放射ノイズをシールド体によりシ
ールドできる。また振動子の表裏両面にシールド体が対
向した形状であるため、シールド体と振動子との組立体
を薄型化できる。また、シールド体内において、振動子
の基部を支持するのみならず、振動子の中央部を弾性支
持すると、振動子はシールド体内で振動動作を行なうこ
とができ、しかも振動子がシールド体内の中立位置に保
持され、外部衝撃が与えられたときに、振動子がシール
ド体の内壁面に当たるようなこともなくなる。さらにシ
ールド体をU字状に折曲げた金属板により形成すると、
シールド体の製造工程が簡単になる。
【0015】上記のシールド体と振動子との組立体を基
台上に設置する場合に、振動子が支持されている側と逆
の側の部分においてシールド体を基台に支持することが
好ましい。この構造では、外部からの振動や衝撃が与え
られたときに、シールド体が基台への支持部を支点とし
て振動し、さらにシールド体内で振動子が基部の支持部
を支点として振動する。このシールド体の振動と振動子
の振動により、外部からの振動や衝撃を有効に吸収で
き、振動子に振動や衝撃による損傷が発生するのを防止
できる。
【0016】さらに、上記のシールド体と振動子とが組
立てられたものを弾性体で挟持しケース内に収納する
と、振動子をチップ部品と同様に扱うことが可能であ
る。この組立体では、振動子がシールド体内に収納さ
れ、さらにシールド体がケース内で弾性体により保持さ
れているため、ケースに外力が作用したときに振動子を
保護できる機能がきわめて高くなる。またケースをシー
ルド材料により形成すると、振動子を2重シールドする
ことができる。さらに基台をプリント基板とすると、振
動子の電極の配線を基台に接続し、この基台から外部回
路に接続することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、振動型ジャイロスコープ
として使用される振動子の保護装置の基本的な構造を示
す分解斜視図である。図1に示す振動子2は、図8に示
した従来例と同じものである。振動子2は板状であり、
エリンバなどの恒弾性材料の板の表裏両面に圧電材料が
積層されたものあるいは、全体が圧電材料の板材により
形成されたものである。従来技術として説明したよう
に、振動子2の先部には振動片2a、2b、2cが分岐
形成されており、各振動子の表面に、X方向へ駆動する
ための駆動電極、およびY方向へ振動したときの振動成
分を検出する検出電極が設けられている。駆動電極に与
えられる交流駆動電力により、両側の振動片2bと2c
はX方向へ同じ位相で振動し、中央の振動子2aはX方
向へ前記と逆の位相で振動する。そしてZ軸回りの回転
系に置かれると、振動片2a、2b、2cにコリオリ力
によるY方向の振動が生じる。この振動成分が検出電極
により検出され、Z軸回りの角速度ωが求められる。
【0018】この振動子2では、3個に分岐された振動
片2a、2b、2cが振動することになるが、両側の振
動片2b、2cと、中央の振動片2aとはX方向へ逆の
位相で振動駆動され、またコリオリ力によるY方向への
振動においても、両側の振動片2b、2cと、中央の振
動片2aとでは位相が逆である。ある時点での両側の振
動片2b、2cの振幅の方向と、中央の振動片2aの振
幅の方向が逆である。したがって振動片2a、2b、2
cが振動したときの振動子2全体のバランスがよく、振
動子2の振動片が形成されていない部分にねじりなどが
生じにくい。よって、振動子2の基部2dを支持部材
4、4により挟持して、この基部2dを強固に支持して
も、振動片2a、2b、2cの振動動作にあまり影響を
与えない。すなわち三脚音叉型の振動子2は、基部を剛
体で支持し片持ち支持構造とするのに適したものとなっ
ている。
【0019】シールド体1はステンレススチールなどの
金属板をU字状に折曲げたものである。このシールド体
1の開放端の上下の金属板1aと1bの間に前記支持部
材4が固定されている。振動子2の基部2dは、シール
ド体1の開放端において金属板1aと1bおよび支持部
材4、4により挟持され、振動片2a、2b、2cがシ
ールド体1の折曲部1cに向けて延ばされ、シールド体
1内で振動子2が片持ち支持状態となっている。振動子
2は基部2dが剛体支持されても振動動作にさほど影響
がないため、支持部材4、4を、金属やセラミックある
いは合成樹脂材料により形成し、振動子2の基部2dを
シールド体1の開放端に剛性的に固定することが可能で
ある。
【0020】ただし、前記支持部材4、4を樹脂材料ま
たは硬質ゴムなどのように若干の変形が可能な弾性材料
により形成することが可能である。支持部材4、4を弾
性材料により形成すると、振動子2の振動片2a、2
b、2cの振動により基部2dに若干の反りなどが発生
したときに、これを支持部材4、4で吸収することがで
きる。ただし、支持部材4、4の剛性がある程度高いこ
とが必要である。支持部材4、4があまり軟質な材料で
あると、振動片2a、2b、2cの振動が支持部材4、
4により緩衝され抑制されてしまい、コリオリ力の検出
精度が低下する。
【0021】また、振動子2の基端2dが支持部材4、
4のみにより支持された構造であると、外部からの衝撃
が与えられたときに、振動子2が瞬間的に大きく変形
し、振動片2a、2b、2cがシールド体1の内壁面に
衝撃的に当たるおそれがある。このような片持ち支持の
不安定を解消するために、振動子2の中間部分を軟質な
弾性体5、5により支持することが可能である。この弾
性体5、5は、振動子2の振動片2a、2b、2cから
外れた位置を支持し、また振動片2a、2b、2cの振
動を妨げないように剛性の低い材料により形成される。
【0022】上記弾性体5、5を設けることにより、振
動子2がシールド体1の内部の中間に確実に保持され
て、振動片2a、2b、2cがシールド体1の内壁に当
たることが防止できる。また弾性体5、5を振動片2
a、2b、2cから外れる位置で且つ軟質な材料で形成
することにより、振動子2の振動動作に悪影響を与える
ことがない。
【0023】図1に示す本発明の振動子の保護装置で
は、金属板により曲げ形成されたシールド体1の中に振
動子2が挟まれた保持された構造であるため、全体とし
て薄型である。また振動子2はシールド体1により保護
されているため、振動子2が外力による損傷を受けにく
くなる。また振動子2が振動したときの超音波によるノ
イズをシールド体1により確実にシールドできる。
【0024】図2は、図1に示すシールド体1と振動子
2との組立体を基台上に支持する構造の一例を示し、図
3ないし図5は、図2に示す支持構造を具体的に示した
斜視図である。図2に示すように、シールド体1は、折
曲部1cの側、すなわち振動子2を支持する支持部材4
が設けられているのと逆の側のP点にて支持するのが好
ましい。P点は、シールド体1のZ方向の寸法の中心点
よりも図示左側に設けられるのが好ましく、図6に示す
ように、P点を折曲部1cに設けてもよい。
【0025】シールド体1の支持点のP点が図示左側に
設けられているものでは、外部から振動や衝撃が与えら
れたときに、シールド体1がP点を支点としてα1−α2
方向へ変形して振動する。また振動子1は、シールド体
1の自由端側に位置する支持部材4の部分を支点として
β1−β2方向へ変形し振動する。このように、シールド
体1がP点を支点として変形振動し、この振動の自由端
側を支点としてさらに振動子2が変形振動する構造で
は、外部からの振動や衝撃が、シールド体1の変形と振
動子2の変形とに分散して吸収されることになる。よっ
て振動子2が外部衝撃や振動により損傷を受けにくくな
る。
【0026】図3に示す振動子の保護装置では、シール
ド体11が金属板によりU字形状に折曲げられており、
その開放端に、振動子2の基部2dが支持部材4、4で
保持されている。このシールド体11では、折返し部に
近い部分の下側の金属板11cの両側に、支持片11
a、11aが形成され、この支持片11a、11aに取
付穴11b、11bが穿設されている。
【0027】基台7の上に前記取付穴11b、11bの
部分がねじにより固定されると、この支持片11aが図
2におけるP点となり、外部衝撃や振動が与えられたと
きに、シールド体11は、支持片11aを支点として変
形するものとなる。また、基台7とシールド体11の底
面との間には、弾性体6が介装されている。弾性体6
は、例えばゴム、スポンジ、エアークッション、発泡剤
等の柔軟な弾性体である。この弾性体6を設けることに
より、基台7に作用する外力が弾性体6により吸収さ
れ、振動子2がさらに外部振動から保護されることにな
る。
【0028】図4に示す振動体の保護装置では、U字状
のシールド体21の上側の金属板21cの両側に支持片
21a、21aが形成され、この支持片21a、21a
に形成された取付穴21b、21bにより基台7上に固
定されている。図4においても支持片21a、21aが
図2におけるP点となり、シールド体21は、支持片2
1a、21aを支点として変形できるようになってい
る。
【0029】図5に示す振動体の保護装置では、図4に
示すものと同様に、U字状に曲げ形成されたシールド体
31の上側の金属板31cの両側に支持片31a、31
aが形成されている。ただし金属板31cの両側に切込
みが形成されて支持片31a、31aが中心側に引っ込
んだ位置に形成されている。支持片31a、31aが幅
方向へ大きく突出しないため全体の幅寸法Wを小さくで
きる。なお、図5では支持片31a、31aの基端に切
込み31dが形成されているため、支持片31a、31
aを支点のP点として、図2に示すようにシールド体3
1がα1−α2方向へ振動変形しやすくなる。よって外部
振動や衝撃をシールド体31により吸収でき、振動子2
の保護機能が高くなる。
【0030】図3ないし図5に示す振動子の保護装置で
は、シールド体11または21または31全体を囲むシ
ールドケースを被せて基台7に固定することにより、チ
ップ状の部品として扱うことが可能である。この場合
に、基台7の表面に導体の回路パターンを形成し、振動
子2の振動片2a、2b、2cに設けられた駆動電極お
よび検出電極のリード線を基台7の表面の回路パターン
に半田付けし、また基台7の底面に電極を形成してお
く。このようにすると、一般的なマザー基板の上に基台
7を設置して基台7の電極とマザー基板の回路とを半田
付けし、振動子2の電極をマザー基板の回路パターンに
導通させることができる。また、基台7上に、振動型ジ
ャイロスコープの検出用回路などの他の電子回路を実装
することも可能である。
【0031】図3ないし図5のものをさらにシールドケ
ースで囲むと、振動子2の振動により発する超音波をシ
ールド体11、21、または31およびシールドケース
の双方でシールドすることができる。
【0032】図6に示すものは、U字状のシールド体4
1の折曲部に支持片41aを形成した例を示している。
基台7の上に軟質な弾性体6が設置され、その上にシー
ルド体41が載せられ、その上に弾性体6と同材質の弾
性体9が設置され、さらにシールドケース10が被せら
れている。シールド体41は、基台7と、シールドケー
ス10の天井との間で弾性体6と9とに囲まれた保持さ
れたものとなっている。そして支持片41aの先部は、
基板7に形成された溝7aに嵌合している。図6に示す
ものでは、外部振動や衝撃が与えられると、シールド体
41は支持片41aを支点として動くが、その上下が弾
性体6と9で保持されているため、シールド体41に無
理な力が作用せず、よって振動子2が保護されるものと
なっている。
【0033】なお、上記の保護装置では、シールド体が
金属板をU状に曲げたものとなっているが、図7に示す
ように、ケース51と蓋体52とでシールド体が構成さ
れ、このシールド体の内部に振動子2が設置されたもの
であってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、外部振動や衝撃が与え
られても、振動子がシールド体により保護されたものと
なり、振動子の破損を防止できるようになる。またシー
ルド体をU字状のものにすると、シールド体の製造が容
易であり、また全体を薄型にできる。
【0035】また、振動子の支持側と逆の側でシールド
体を支持すると、外部振動または衝撃がシールド体の変
形と振動子の変形とで吸収でき、振動子の保護機能を高
くできる。
【0036】さらに、振動子が組み込まれたシールド体
を、弾性体と共にケース内に収納することにより、チッ
プ状の部品として取り扱うことができ、耐衝撃強度をさ
らに高くすることができ、また振動子から発せられる超
音波などのノイズを2重シールドできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例として振動型ジャイロスコープの
振動子の保護装置の基本的な構造を示す分解斜視図、
【図2】図1に示すシールド体を支持する構造として好
ましい例を示す側面図、
【図3】図2に示す支持構造の具体例を示す側面図、
【図4】図2に示す支持構造の他の具体例を示す側面
図、
【図5】図2に示す支持構造の他の具体例を示す側面
図、
【図6】振動子の保護装置の他の構造を示す分解斜視
図、
【図7】シールド体の構造の一例を示す側面図、
【図8】振動型ジャイロスコープに使用される振動子の
斜視図、
【符号の説明】
1、11、21、31、41 シールド体 2 振動子 2a、2b、2c 振動片 2d 基部 4 支持部材 5 弾性体 6、9 弾性体 7 基台 10 シールドケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に複数の振動片が分岐形成されてい
    る振動子が組み込まれる保護装置において、前記振動子
    の少なくとも表裏両面を覆うシールド体を有し、前記振
    動子の基部が前記シールド体の内面に支持されているこ
    とを特徴とする振動子の保護装置。
  2. 【請求項2】 シールド体は、金属板をU字状に折曲げ
    ることにより形成されており、このシールド体の開放端
    に位置する上下の金属板の間に振動子の基部が挟持され
    て支持されている請求項1記載の振動子の保護装置。
  3. 【請求項3】 シールド体内で、振動子の基部が支持さ
    れているとともに振動子の中間部分が弾性支持されてい
    る請求項1または2記載の振動子の保護装置。
  4. 【請求項4】 シールド体は、振動子の支持側と逆側の
    部分が基台上に支持されている請求項1ないし3のいず
    れかに記載の振動子の保護装置。
  5. 【請求項5】 シールド体の上下が弾性体で挟持され、
    シールド体と弾性体とがケース内に収納されている請求
    項1ないし4のいずれかに記載の振動子の保護装置。
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