JP2002257548A - 角速度測定装置 - Google Patents

角速度測定装置

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JP2002257548A
JP2002257548A JP2001052168A JP2001052168A JP2002257548A JP 2002257548 A JP2002257548 A JP 2002257548A JP 2001052168 A JP2001052168 A JP 2001052168A JP 2001052168 A JP2001052168 A JP 2001052168A JP 2002257548 A JP2002257548 A JP 2002257548A
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axis
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JP2001052168A
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Seiji Ishikawa
石川  誠司
Takayuki Kikuchi
菊池  尊行
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸の回りの
各回転角速度を検出する角速度測定装置において、各振
動子に回転を加えない状態で外部から振動を加えたとき
に各振動子から生ずる出力誤差を抑制する。 【解決手段】角速度測定装置17Aは、X軸およびY軸
に対して略平行な共通実装面18bを備えている実装基
板18、X軸の回りの回転角速度を検出するための第一
の振動子3、振動子3とは別体であり、Y軸の回りの回
転角速度を検出するための第二の振動子4、および振動
子3および4とは別体であり、Z軸の回りの回転角速度
を検出するための第三の振動子5を備えている。各振動
子3、4、5は共通実装面18b上に実装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型ジャイロス
コープを利用した角速度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の車体回転速度フィードバ
ック式の車両制御方法に用いる回転速度センサーに、振
動型ジャイロスコープを使用することが検討されてい
る。こうしたシステムにおいては、操舵輪の方向自身
は、ハンドルの回転角度によって検出する。これと同時
に、実際に車体が回転している回転速度を振動ジャイロ
スコープによって検出する。そして、操舵輪の方向と実
際の車体の回転速度を比較して差を求め、この差に基づ
いて車輪トルク、操舵角に補正を加えることによって、
安定した車体制御を実現する。
【0003】こうした振動型ジャイロスコープでは、3
軸方向の各回転角速度を検出することが望まれる。本出
願人は、3軸方向の各回転角速度を検出するための振動
型ジャイロスコープを、特開2000−180178号
公報において開示した。この公報記載の技術において
は、例えば圧電単結晶からなる一枚の薄板の中に、X軸
の回りの回転角速度を検出する振動子と、Y軸の回りの
回転角速度を検出する振動子と、Z軸の回りの回転角速
度を検出する振動子とを切り出す。これら三種類の振動
子は、薄板の中に、一体に、互いに物理的に分離される
ことなく形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この振動型ジャイロス
コープは、3つの回転軸の回りの各回転角速度を測定で
きる点で優れたものであり、パッケージへの取り付けも
容易であった。しかし、本発明者が更に検討を進めた結
果、更に次の問題が残されていることを発見した。即
ち、薄板内に3種類の振動子を形成し、薄板をパッケー
ジ内に収容した後、パッケージを回転させない状態でパ
ッケージに対して外部から振動を加えたとき、外部振動
の方向によっては、各振動子から不規則な出力が検出さ
れることがあった。
【0005】本発明の課題は、車載用途等において目的
物の三次元的位置を把握するのに適した、互いに直交す
るX軸、Y軸およびZ軸の回りの各回転角速度を検出す
るための角速度測定装置において、各振動子には回転を
加えていない状態で外部から振動を加えたときに各振動
子から発生する出力誤差を抑制することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに直交す
るX軸、Y軸およびZ軸の回りの各回転角速度を検出す
るための角速度測定装置であって、X軸およびY軸に対
して略平行な共通実装面を備えている実装基板、共通実
装面上に実装され、X軸の回りの回転角速度を検出する
ための第一の振動子、共通実装面上に実装され、第一の
振動子とは別体であり、Y軸の回りの回転角速度を検出
するための第二の振動子、および共通実装面上に実装さ
れ、第一の振動子および前記第二の振動子とは別体であ
り、Z軸の回りの回転角速度を検出するための第三の振
動子を備えていることを特徴とする。
【0007】本発明者は、前述したように、薄板内に三
種類の振動子を形成した場合の出力誤差の原因について
検討した結果、薄板に対して外部から振動が加わったと
きに、薄板の内部に微視的に見ると不規則な振動が生ず
ることを見いだした。即ち、薄板の重心は、通常は薄板
全体の幾何学的中心の近くに位置している。一方、一枚
の薄板内に三種類の振動子を形成しているために、各振
動子の重心は、薄板全体の重心とは離れた位置にくる。
薄板に振動が加わったとき、薄板全体は回転ないし回動
はしないとしても、各振動子の周辺に微細なねじれ振動
が発生し、このねじれ振動のうち回転角速度成分を検出
している可能性がある。
【0008】このため、本発明者は、各軸の回りの回転
角速度を検出するための三種類の振動子をそれぞれ別体
とし、即ち物理的に分離した。その上で、各振動子を、
共通実装面上に実装することを想到した。この結果、各
振動子を共通実装面上に、共通実装面に略平行となるよ
うに位置決めすることで、各振動子を容易に実装でき
る。この際、各振動子の各回転軸に対する位置合わせが
容易である。そして、各振動子は物理的に分離された状
態で共通実装面上に支持される。外部から実装基板に振
動が加わったときには、各振動子の支持部分が、振動子
へと加わる外部振動の加振点となるはずである。従っ
て、実装基板に対して外部振動が加わったときに、各振
動子の加振点と重心とが比較的に接近しているため、前
述のような出力誤差は生じにくいものと思われる。
【0009】また、本発明は、互いに直交するX軸、Y
軸およびZ軸の回りの各回転角速度を検出するための角
速度測定装置であって、X軸およびY軸に対して略平行
な共通実装面を備えている実装基板、共通実装面上に固
定されており、振動子実装面が設けられている一個また
は複数個の振動子実装用基板、少なくとも一つの振動子
実装面上に実装され、X軸の回りの回転角速度を検出す
るための第一の振動子、少なくとも一つの振動子実装面
上に実装され、第一の振動子とは別体であり、Y軸の回
りの回転角速度を検出するための第二の振動子、および
少なくとも一つの振動子実装面上に実装され、第一の振
動子および第二の振動子とは別体であり、Z軸の回りの
回転角速度を検出するための第三の振動子を備えている
ことを特徴とする。
【0010】このように、本発明者は、共通実装面上に
一個または複数の振動子実装用基板を設け、振動子実装
用基板の振動子実装面上に各振動子を実装することを想
到した。この場合も上記と同様の作用効果が得られる。
【0011】好適な実施形態においては、本装置は、共
通実装面上に固定され、第一の振動子の少なくとも重心
または重心の近傍を支持する第一の支持部、共通実装面
上に固定され、第二の振動子の少なくとも重心の近傍を
支持する第二の支持部、および共通実装面上に固定さ
れ、第三の振動子の少なくとも重心の近傍を支持する第
三の支持部を備えている。このように、少なくとも各振
動子の重心または重心の近傍を支持することによって、
前述した誤差を一層抑制できる。
【0012】好適な実施形態においては、実装基板がセ
ラミックパッケージであり、角速度測定装置が、セラミ
ックパッケージに固定され、第一の振動子、第二の振動
子および第三の振動子を覆う蓋を備えている。
【0013】好適な実施形態においては、第一の振動
子、第二の振動子および第三の振動子が、それぞれ、共
通実装面に固定された蓋内に収容されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の
第一の実施形態に係る装置17Aの斜視図であり、図2
はこの装置17Aの要部を示す平面図である。
【0015】装置17Aはセラミックパッケージ18な
どの実装基板を備えている。この基板18は、平板部分
と、この平板部分の四周を囲む側壁18aとからなる。
側壁18aの内側においては、共通実装面18b上に、
第一の振動子3、第二の振動子4、第三の振動子5、I
Cチップ等の電子回路基板20、受動素子(コンデン
サ、抵抗等)19が実装されている。側壁18aの上面
18cには、図示省略した平板形状の蓋を取り付け、パ
ッケージを形成する。
【0016】各振動子の平面的形態を図2に示す。各振
動子3、4、5は、それぞれ所定平面、即ちXY平面に
沿って延びている。本発明は、このように、各振動子が
XY平面に沿って、即ち共通実装面18bに略平行に延
びている場合に、特に有用である。ただし、共通実装面
に略平行に延びているとは、共通実装面に対して、振動
型ジャイロスコープの設計上通常許容される範囲内の偏
差を許容する趣旨であり、例えば0.5°以下の傾斜は
許容される。
【0017】共通実装面18bには、第一の支持部1
A、第二の支持部1B、第三の支持部1Cが固定されて
いる。支持部1Aは、第一の振動子3の重心GO上およ
びその近傍を支持している。支持部1Bは、第二の振動
子4の重心GO上およびその近傍を支持している。支持
部1Cは、第三の振動子5の重心GO上およびその近傍
を支持している。
【0018】各振動子による回転角速度の検出方法を概
略的に述べる。ただし、各振動子において、駆動手段、
検出手段それ自体は周知慣用技術であるので、図示省略
する。
【0019】振動子3は、基部6Aと、一対の音叉型振
動片9A、9Bからなる駆動振動系10Aと、一対の音
叉型振動片11A、11Bからなる検出振動系12Aと
を備えている。各振動片はX軸方向に延びている。各駆
動振動片9A、9Bを矢印AYのようにXY面内でY軸
の方向に振動させる。実装基板をX軸を中心として回転
させると、検出振動片11A、11Bは矢印BZのよう
に垂直軸Zの方向に振動する。この振動を検出すること
によって、X軸を中心とする回転角速度を測定する。
【0020】振動子4は、基部6Bと、一対の音叉型振
動片9A、9Bからなる駆動振動系10Bと、一対の音
叉型振動片11A、11Bからなる検出振動系12Bと
を備えている。各振動片はY軸方向に延びている。各駆
動振動片9A、9Bを矢印AXのようにXY面内でX軸
の方向に振動させる。実装基板をY軸を中心として回転
させると、検出振動片11A、11Bは矢印BZのよう
に垂直軸Zの方向に振動する。この振動を検出すること
によって、Y軸を中心とする回転角速度を測定する。
【0021】振動子5は、Z軸を中心とする回転角速度
を測定できるものである。振動子5の基部6Cは、振動
子の重心GOを中心として、4回対称の正方形をしてい
る。基部6Cの周縁部から、四方に向かって、放射状
に、二つの駆動振動系10C、10Dと2つの検出振動
系12C、12Dとが突出しており、各振動系は互いに
分離されている。
【0022】駆動振動系10C、10Dは、それぞれ、
基部6Cの周縁部から突出する細長い支持部15と、支
持部15の先端側から支持部15に直交する方向に延び
る屈曲振動片14A、14B、14C、14Dを備えて
いる。各屈曲振動片には、それぞれ図示しない駆動手
段、例えば駆動電極が設けられている。検出振動系12
C、12Dは、細長い周方向屈曲振動片16A、16B
からなり、各屈曲振動片には、図示しない検出手段が設
けられている。
【0023】駆動モードにおいては、各屈曲振動片14
A、14B、14C、14Dが、支持部15の先端部分
を中心として、矢印AYのように屈曲振動する。検出モ
ードにおいては、各支持部15が、その基部への付け根
を中心として矢印CXのように周方向に屈曲振動し、こ
れに対応して、各検出振動系の各屈曲振動片16A、1
6Bが、矢印BYのように屈曲振動する。各屈曲振動片
16A、16Bに励起される各検出振動を測定すること
によって、垂直軸Zの周りの回転角速度を測定する。
【0024】各振動子3、4、5からの検出信号を電子
回路基板20へと伝送し、所定の処理を施し、各軸の回
りの回転角速度を算出する。
【0025】前述した各振動子の形態は、それぞれ対応
する各軸の回りの回転角速度を測定できる限り、特に限
定されるものではない。
【0026】図3は、第二の実施形態の装置17Bの斜
視図であり、図4は、装置17Bの要部を示す部分断面
平面図である。図4は、図3のIV−IV断面に対応し
ている。図3、図4において、図1、図2に示した各構
成部分と同じ構成部分の説明は省略する。
【0027】本例の装置17Bにおいては、実装基板2
1は平板状をなしており、実装基板21の平坦面、即ち
共通実装面21aに、第一の振動子3、第二の振動子
4、第三の振動子5、電子回路基板20および受動素子
19が実装されている。各振動子3、4、5は、各支持
部1A、1B、1Cによって共通実装面21a上に支持
されている。各支持部1A、1B、1Cは、それぞれ、
対応する各振動子の重心GOおよびその近傍に接触し、
支持している。従って、図1、図2の例と同様の作用効
果を得ることができる。
【0028】本例では、更に、蓋22A、22B、22
Cが共通実装面21aに対して固定されている。そし
て、第一の振動子3が蓋22A内に収容されており、第
二の振動子4が蓋22B内に収容されており、第三の振
動子5が蓋22C内に収容されている。
【0029】次に、振動子実装用基板を共通実装面上に
固定し、この振動子実装用基板に振動子実装面を設ける
実施形態について、図5、図6を参照しつつ例示する。
図5は、第三の実施形態の装置17Cの斜視図であり、
図6は、装置17Cの要部を示す部分断面平面図であ
る。図6は、図5のVI−VI断面に対応している。
【0030】実装基板23の共通実装面23a上には、
電子回路基板20、受動素子19が実装されており、更
に、各振動子実装用基板26、27、28がピン等の支
持部材30によって実装されている。各基板26、2
7、28の各振動子実装面26a、27a、28a上に
は、それぞれ、振動子3、4、5が実装されている。各
振動子3、4、5の実装面上における支持形態は、図1
−図4の各形態と同じであるので、説明を省略する。各
基板26、27、28の各実装面26a、27a、28
a上には、それぞれ蓋25A、25B、25Cが載置さ
れており、各蓋の中に各振動子3、4、5が収容されて
いる。この結果、各振動子を収容する各パッケージ24
A、24B、24Cが構成されている。
【0031】各振動子の材質は特に限定しないが、水
晶、LiNbO3 、LiTaO3 、ニオブ酸リチウム−
タンタル酸リチウム固溶体(Li(Nb,Ta)O3 )
単結晶、ホウ酸リチウム単結晶、ランガサイト単結晶等
からなる圧電単結晶を使用することが好ましい。圧電性
材料としては、圧電単結晶の他に、PZT等の圧電セラ
ミックスがある。振動子を圧電性材料によって形成した
場合には、この振動子に駆動電極および検出電極を設け
る。振動子を、エリンバー等の恒弾性金属によって形成
することもできる。この場合には、振動子の所定箇所に
圧電体を取り付ける必要がある。
【0032】振動子は、圧電材料や恒弾性合金の他に、
シリコンマイクロマシンにおいて使用されるように、シ
リコン半導体プロセスによって形成することもできる。
この場合には、振動子を駆動する際には、静電電極を利
用できる。また、静電電極のかわりに、特定の金属がド
ープされた半導体ドーピング領域を設け、この半導体ド
ーピング領域によってピエゾ抵抗素子を構成できる。
【0033】振動子を支持する具体的方法については特
に限定せず、あらゆる支持方法、固定方法を採用でき
る。例えば、圧電材料の接着方法として公知のあらゆる
接着方法を使用できる。その一例として、振動体に支持
孔を設け、支持孔内に、支持部を挿入して振動子を固定
できる。例えば、振動体を支持するための治具から支持
部を突出させ、支持部を支持孔内に挿入し、固定でき
る。支持部を支持孔中に挿入し、固定する際には、支持
部の表面にメタライズ層を設け、および/または支持孔
の内周面にメタライズ層を設け、次いで支持部と支持孔
の内周面とをハンダ付け又はロウ付けする。あるいは、
支持部と支持孔との間に樹脂を配することにより、振動
子を固定できる。
【0034】本発明において、各振動子の重心それ自体
は幾何学的に言って大きさのない点である。この重心に
対して支持部の少なくとも一部が接触していれば、振動
子の重心を支持していると言える。また、振動子の重心
の近傍とは、各振動子の重心の近くを意味しており、例
えば重心から半径1mmの円内の領域はすべて含まれ
る。本発明においては、振動子の重心を支持しつつ、か
つ重心の近傍も支持することが好ましい。図1−図6の
各例においては、それぞれ、振動子の重心を支持しつ
つ、かつ重心の近傍も支持している。ただし、重心の近
傍を支持する際、重心それ自体は直接支持しないように
することもできる。
【0035】図1−図6の例では、支持部1A、1Bは
略正方形状をなしており、支持部1Cは略円形をなして
いるが、こうした各支持部の振動子に対する接触部分に
おける平面的形態は特に限定されない。例えば支持部の
振動子に対する接触部分の平面的形態を環状にし、環状
の接触部分の内部の空隙に振動子の重心を位置させるこ
とができる。この場合には、振動子の重心を直接には支
持せず、振動子の重心の近傍を支持していることにな
る。
【0036】また、各振動子において、各支持部の振動
子への接触面の幾何学的中心SO(図2参照)と、振動
子の重心との間隔は、出力変動を一層抑制するという観
点から1.0mm以下が好ましく、0.3mm以下が更
に好ましく、0.2mm以下がより一層好ましい。
【0037】また、振動子に支持孔を設けない場合に
は、振動子の裏面に支持部をハンダ付けしたり、あるい
は樹脂によって接着できる。支持部の材質は限定され
ず、樹脂、金属であってよい。
【0038】接着剤のtanδは、使用温度範囲(通常
−40℃−+80℃、特に好ましくは−40℃−+85
℃)の全体においてQ値を大きくでき、かつその変動を
小さくするという観点から、0.03以下が更に好まし
い。また、tanδの下限は特になく、0.00であっ
てもよい。使用温度範囲内における接着剤のtanδの
最大値と最小値との差は、0.03以下であることが好
ましい。
【0039】また、振動子の駆動振動のQ値を更に一定
にするという観点から、接着剤の比重は1.1以下とす
ることが特に好ましい。このように接着剤の比重を1.
0に近づけるためには、接着剤中の充填剤(フィラー)
の含有量を7重量%以下とすることが好ましい。
【0040】接着剤の種類は限定されず、シリコーンR
TVゴム、シリコーンゲル、シリコーン樹脂、エチレン
プロピレンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴムなどの合成
ゴム、テフロン(登録商標)、四フッ化エチレン樹脂な
どのフッ素樹脂、塩化ビニール、ナイロン、ポリエチレ
ンなどがある。
【0041】本発明者は、図2に示す振動子5につい
て、以下の参考実験を実施した。即ち、振動子5を水晶
によって形成した。この振動子5の振動片14A−14
Dにそれぞれ金からなる駆動電極を形成し、振動片16
A、16Bにそれぞれ金からなる検出電極を形成した。
基部6Cの寸法は6mm×6mmとし、各検出振動片の
長さは6mmとした。半径2.5mmのシリコン樹脂製
の支持部1Cを形成した。そして、支持部1Cの中心S
Oと重心GOとの位置の矢印S方向(X軸方向)に見た
ときのズレを0.00mm(ずれなし)、0.20mm
または0.30mmとした。そして、矢印T方向(Y軸
方向)に、検出振動と駆動振動との周波数差に相当する
周波数(400Hz)の直線振動加速度を外部から加え
た(回転角速度は0とした)。この結果、支持部1Cの
中心と重心GOとの位置の矢印S方向に見たときのズレ
が0.00mmのときの検出出力に対して、このズレが
0.20mmのときの検出出力は2.6°/s/G変化
しており、0.30mmのときの検出出力は4.0°/
s/G変化していた。
【0042】従って、振動子の支持部の中心が、振動子
の全体の中心に対して位置ずれしていると、検出振動と
駆動振動との周波数差に相当する周波数の直線振動加速
度が外部から振動子に対して加わったときに、検出出力
が変動することが分かる。複数の振動子を一枚の薄板中
に形成し、この薄板を基板上に支持した場合には、こう
した要素が出力変動に寄与しているものと考えられる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、車
載用途等において目的物の三次元的位置を把握するのに
適した、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸の回りの
各回転角速度を検出するための角速度測定装置におい
て、各振動子には回転を加えていない状態で外部から振
動を加えたときに各振動子から発生する出力誤差を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る装置17Aの斜
視図であり、各振動子3、4、5が共通実装面18b上
に実装されている。
【図2】図1の装置17Aの要部を示す平面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態に係る装置21aの斜
視図であり、各振動子3、4、5が共通実装面21a上
に実装されており、各振動子がそれぞれ蓋22A、22
B、22C内に収容されている。
【図4】図3の装置17Bの要部を示す平面図であり、
図3のIV−IV断面に対応している。
【図5】本発明の第三の実施形態に係る装置17Cの斜
視図であり、共通実装面23a上に3個の振動子実装用
基板26、27、28が実装されており、各基板の実装
面上にそれぞれ各振動子3、4、5が実装されている。
【図6】図5の装置17Cの要部を示す平面図であり、
図5のVI−VI断面に対応している。
【符号の説明】
1A、1B、1C 振動子の支持部 3 第一
の振動子 4 第二の振動子 5 第三の振動子
6A、6B、6C 基部 9A、9B、14
A、14B、14C、14D 駆動振動片 1
0A、10B、10C、10D 駆動振動系
11A、11B、16A、16B 検出振動片
12A、12B、12C、12D 検出振動系
17A、17B、17C 角速度測定装置
18、21、23 共通実装基板 18b、2
1a、23a 共通実装面 20 電子回路基板 22A、22B、22
C、25A、25B、25C 蓋 26、2
7、28 振動子実装用基板 26a、27
a、28a 振動子実装面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸の回
    りの各回転角速度を検出するための角速度測定装置であ
    って、 前記X軸および前記Y軸に対して略平行な共通実装面を
    備えている実装基板、 前記共通実装面上に実装され、前記X軸の回りの回転角
    速度を検出するための第一の振動子、 前記共通実装面上に実装され、前記第一の振動子とは別
    体であり、前記Y軸の回りの回転角速度を検出するため
    の第二の振動子、および前記共通実装面上に実装され、
    前記第一の振動子および前記第二の振動子とは別体であ
    り、前記Z軸の回りの回転角速度を検出するための第三
    の振動子を備えていることを特徴とする、角速度測定装
    置。
  2. 【請求項2】前記共通実装面上に固定され、前記第一の
    振動子の少なくとも重心または重心の近傍を支持する第
    一の支持部、 前記共通実装面上に固定され、前記第二の振動子の少な
    くとも重心または重心の近傍を支持する第二の支持部、
    および前記共通実装面上に固定され、前記第三の振動子
    の少なくとも重心または重心の近傍を支持する第三の支
    持部を備えていることを特徴とする、請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】前記実装基板がセラミックパッケージであ
    ることを特徴とする、請求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記第一の振動子、前記第二の振動子およ
    び前記第三の振動子が、それぞれ、前記共通実装面上に
    固定された蓋内に収容されていることを特徴とする、請
    求項1または2記載の装置。
  5. 【請求項5】互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸の回
    りの各回転角速度を検出するための角速度測定装置であ
    って、 前記X軸および前記Y軸に対して略平行な共通実装面を
    備えている実装基板、 前記共通実装面上に固定されており、振動子実装面が設
    けられている一個または複数個の振動子実装用基板、 少なくとも一つの前記振動子実装面上に実装され、前記
    X軸の回りの回転角速度を検出するための第一の振動
    子、 少なくとも一つの前記振動子実装面上に実装され、前記
    第一の振動子とは別体であり、前記Y軸の回りの回転角
    速度を検出するための第二の振動子、および少なくとも
    一つの前記振動子実装面上に実装され、前記第一の振動
    子および前記第二の振動子とは別体であり、前記Z軸の
    回りの回転角速度を検出するための第三の振動子を備え
    ていることを特徴とする、角速度測定装置。
  6. 【請求項6】前記共通実装面上に前記振動子実装用基板
    が三個設けられており、前記第一の振動子、前記第二の
    振動子および前記第三の振動子が、それぞれ相異なる前
    記振動子実装用基板の前記振動子実装面上に実装されて
    いることを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】前記振動子実装面上に固定され、前記第一
    の振動子の少なくとも重心または重心の近傍を支持する
    第一の支持部、 前記振動子実装面上に固定され、前記第二の振動子の少
    なくとも重心または重心の近傍を支持する第二の支持
    部、および前記振動子実装面上に固定され、前記第三の
    振動子の少なくとも重心または重心の近傍を支持する第
    三の支持部を備えていることを特徴とする、請求項5ま
    たは6記載の装置。
  8. 【請求項8】前記第一の振動子、前記第二の振動子およ
    び前記第三の振動子が、それぞれ、前記振動子実装面に
    固定された蓋内に収容されていることを特徴とする、請
    求項5〜7のいずれか一つの請求項に記載の装置。
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