JP2000055667A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2000055667A
JP2000055667A JP10220753A JP22075398A JP2000055667A JP 2000055667 A JP2000055667 A JP 2000055667A JP 10220753 A JP10220753 A JP 10220753A JP 22075398 A JP22075398 A JP 22075398A JP 2000055667 A JP2000055667 A JP 2000055667A
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base
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vibrator
axis
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JP10220753A
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Masao Ichikawa
雅雄 市川
Yoriaki Ando
順明 安藤
Yoshi Yoshino
好 吉野
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Denso Corp
Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動子を有する角速度センサにおいて、振動
子の振動特性に関連する振動方向の全方向にわたって、
不要振動を良好に吸収できるようにする。 【解決手段】 一対のアーム部5、6を連結部7にて連
結した音叉形状をなす振動子2が搭載された基台1は、
防振ゴム11により固定部材としてのハウジング10に
連結固定されている。防振ゴム11は、基台1からハウ
ジング10に向かう方向と直交する全方向に凸となるよ
うに湾曲した略球形状をなす湾曲部11aを有し、か
つ、基台1からハウジング10に向かう方向に全体を貫
通する中空部11bを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定軸回りの角速
度が入力されたときにコリオリ力によって発生する振動
子の振動を検出することにより該角速度を検出するよう
にした角速度センサに関し、特に、車両に搭載される角
速度センサにおける防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車載用角速度センサ(ヨーレー
トセンサ)において、検出される角速度(ヨーレート)
は、車両の様々な周波数の振動に埋もれてしまう程の例
えば100Hz以下の非常に低い周波数の振動である。
従って、精度良く角速度を検出するには、センサに入力
される振動のうち例えば100Hz以上の不要な振動
を、防振部材で吸収し、センシング部分に伝達させない
ようにする必要がある。
【0003】このような防振構造の従来例を図4に示
す。鋼板である基台1の表面には、センシング部が固定
されており、センシング部は角速度を検出するための振
動子2と、振動子2に信号を入出力するための細線3
と、振動子2を基台1の表面に固定支持する支持台4と
から構成されている。振動子2は公知の音叉形状の圧電
体であり、角柱状の一対のアーム部5、6とこれら各ア
ーム部5、6の一端を連結する連結部7とを有する。
【0004】また、振動子2上には、駆動及び検出のた
めの複数個の電極(図4において振動子2上のハッチン
グ部分)が設けられている。そして、これら各電極は各
細線3と電気的に接続され、更に、各細線3は、基台1
に設けられた配線部材8を介して、基台1の裏面から、
振動子2の駆動及び振動子2からの振動の検知を行なう
制御回路(図示せず)につながっている。
【0005】そして、この制御回路により、アーム5、
6をその配列方向であるy軸方向へ励振させるととも
に、アーム5、6の長手方向であるz軸回りの角速度が
入力された際に、発生するコリオリ力によって生じるy
軸及びz軸と直交するx軸方向へのアーム5、6の振動
状態を検知することにより、前記角速度を検出するよう
になっている。
【0006】ここにおいて、基台1は、防振部材として
の柱状の防振ゴム100の中央部に挟み込まれ、ネジ9
で締結された形でハウジング10と接続固定されてい
る。この種の角速度センサは、振動子に発生するコリオ
リ力を利用して角速度を検出するが故、外部からの振動
の影響を受けやすいという欠点がある。従って、ハウジ
ング10から必要な周波数域の振動のみを基台1に伝達
する防振ゴム100が構成要素として不可欠となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、防振部材の防
振特性は、振動子の振動方向の全方向に対して差が無い
ことが望ましい。本発明者等は図4に示す上記従来例に
ついてx、y、z各軸方向の振動特性を検討した。図5
は振動周波数と加速度との関係として振動特性を計測し
た結果を示すもので、(a)はx軸方向、(b)はy軸
方向、(c)はz軸方向における振動特性である。
【0008】図5に示されるように、上記従来例では、
特に、防振部材100のz軸方向の剛性が高いため、振
動特性即ち防振特性に差が生じていることがわかった。
これは、上記図4に示す柱状の防振ゴム100におい
て、x軸及びy軸方向の振動は軟らかい曲げ変形、z軸
方向の振動は硬い圧縮変形により吸収されるようになっ
ているためである。
【0009】いずれにせよ従来、振動子を有する角速度
センサにおいては、センシングの全方向即ち振動子の振
動特性に関連するx、y、zの各振動方向に対して、例
えば100Hz以上の不要な振動を、良好に吸収するよ
うな防振構造としたものはなく、防振特性に差が生じて
しまうという問題が生じる。そこで、本発明は上記点に
鑑みて、振動子を有する角速度センサにおいて、振動子
の振動特性に関連する振動方向の全方向にわたって、不
要振動を良好に吸収できるようにすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、x、y、
zの各方向のうち、ある方向について防振部材の剛性
が、他の方向よりも高くなっていることが、防振特性の
差を生じさせていることに着目した。本発明は、全振動
方向の剛性を低くできるような防振部材の構成とするこ
とで、上記目的を達成しようとするものである。
【0011】即ち、請求項1記載の発明では、振動子
(2)を搭載する基台(1)と該基台(1)を固定する
ための固定部材(10)との間を連結する防振部材(1
1)において、該防振部材(11)を、基台(1)から
固定部材(10)に向かう方向と直交する方向に凸とな
るように湾曲した形状を有し且つ全体が中空であるもの
としたことを特徴としている。
【0012】本発明では、防振部材(11)は、全体を
中空とすることにより、防振部材として必要なばね定数
を確保すべく剛性を低くできるとともに、基台(1)か
ら固定部材(10)に向かう方向及びこの方向と直交す
る方向のいずれの振動に対しても、上記湾曲部分の曲が
り変形(座屈変形)で対応できるから、x、y、zの各
方向に同等の剛性を確保することができる。よって、振
動特性に関連する振動方向の全方向にわたって、不要振
動を良好に吸収できる。
【0013】また、請求項2記載の発明では、基台
(1)を、一面(1a)が振動子(2)の搭載面を形成
する平板状をなすものとし、防振部材(11)を、基台
(1)の他面(1b)からこの他面(1b)に略垂直方
向に延びるように設けたことを特徴としており、基台
(1)の平面縁部の周囲に防振部材(11)を設けるこ
とがないから、その分、センサの体格を小さくすること
ができる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、一対のアー
ム部(5、6)とこれら各アーム部(5、6)の一端を
連結する連結部(7)とを有する音叉形状をなす振動子
(2)を備え、アーム部(5、6)をその配列方向であ
るy軸方向へ励振させるとともに、アーム部(5、6)
の長手方向であるz軸回りの角速度によって生じる前記
y軸及び前記z軸と直交するx軸方向へのアーム部
(5、6)の振動状態を検知することにより、前記角速
度を検出するようにした角速度センサについてなされた
ものである。
【0015】つまり、本発明は、音叉型の振動子(2)
を有する角速度センサについてなされたものであり、こ
の振動子(2)を搭載する基台(1)と該基台(1)を
固定するための固定部材(10)との間を連結する防振
部材(12)において、該防振部材(12)は梁形状を
有し且つこの梁の長軸方向が前記z軸に対して斜めにな
るように配置されていることを特徴としている。
【0016】それによって、防振部材(12)の梁の長
軸はx、y、zの各軸方向のいずれに対しても斜めに配
置された形となるため、防振部材(12)は、上記各軸
方向のいずれの振動に対しても、曲げ変形で対応するこ
ととなる。そのため、振動特性に関連する振動方向の全
方向にわたって、防振部材(12)の剛性を低くでき、
不要振動を良好に吸収できる。
【0017】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態に係る角速度センサの防振構造を図1に示す。図
1において(a)は角速度センサ50の正面図、(b)
は(a)のA−A断面図であり、基台1上に配置された
センシング部等は省略してある。本実施形態の角速度セ
ンサは、車両に搭載され例えば車両の姿勢制御、ナビゲ
ーション等に適用される。
【0019】ここで、図1のうち、振動子2、細線3及
び支持台4、即ちセンシング部は、上記図4にて述べた
ものと同様である。その他、上記図4と同一部分にも図
1中、同一符号を付してあるため、これら同一部分につ
いては補足的に説明をすることとする。振動子2は、P
ZT(チタン酸ジルコン鉛)等の圧電体よりなり、略平
行に配列されたアーム(アーム部)5、6の各片端部が
連結部7により連結された略コの字型の音叉形状をな
す。
【0020】ここで、アーム5、6の長手方向をz軸、
アーム5、6の配列方向をy軸、これらy軸及びz軸と
直交する方向をx軸として、図1に示してある。そし
て、本実施形態においても、上記図4と同様に、振動子
2におけるアーム5、6及び連結部7が同一平面をなす
コの字平面上には、駆動及び検出のための複数個の電極
(図1(a)において振動子2上のハッチング部分)が
設けられている。
【0021】そして、これら各電極は、各細線3及び各
配線部材8を介して、基台1の裏面から、振動子2の駆
動及び振動子2からの振動の検知を行なう制御回路(図
示せず)に電気的に接続されている。また、振動子2
は、連結部7にて支持台4に接着剤等により接合され、
この支持台4は接着剤や締結部材等により基台1の表面
(一面)1aに接合されている。そして、振動子2は、
支持台4を介して基台1に支持固定され、基台1の表面
1aとは略平行に間隔を開けて配置されている。
【0022】また、表面1aがセンシング部を搭載する
搭載面を形成する矩形平板状の基台1は、たとえばアル
ミナ基板により形成されている。基台1の四隅部には穴
1cが設けられ、各穴1cには硬度60程度のシリコン
等からなる防振部材としての防振ゴム11が設けられて
いる。ここで、防振ゴム11は、図1(b)に示す様
に、穴1cの縁部を挟み込むようにして基台1に固定さ
れている。
【0023】そして、防振ゴム11は、基台1の裏面
(他面)1b側の端部からこの裏面1bに対して略垂直
方向に延び、他端部側にてハウジング(固定部材)10
に固定されている。こうして、基台1とハウジング10
とは、防振ゴム11を介して図1に示すx軸方向に連結
されている。ハウジング10は、上記センシング部及び
基台1を収納するとともに、車両適所に取り付けるため
のものである。
【0024】図1(b)に示す様に、このハウジング1
0にも基台1の穴1cに対応して穴10aが形成されて
おり、防振ゴム11は、基台1の穴1c部分と同様に穴
10aの縁部を挟み込むようにしてハウジング10に固
定されている。ここで、防振ゴム11は各穴1c、10
aに対し、弾性変形を利用した圧入により、挿入される
ようになっている。
【0025】そして、本実施形態では、図1(b)に示
す様に、防振ゴム11を、基台1とハウジング10との
間に湾曲部11aを有し、且つ、内部全体をx軸方向に
貫通する中空部11bを有するものとしたことを主たる
特徴としている。ここで、湾曲部11aは、基台1から
ハウジング10に向かう方向と直交する全方向におい
て、外方に凸となるように湾曲した略球形状をなす。
【0026】かかる構成を有する角速度センサ50の作
動について述べる。センサは例えば上記z軸方向を上下
方向として車両適所に搭載される。上記制御回路によ
り、各アーム5、6上に位置する上記電極を介して各ア
ーム5、6に電圧を印加し、各アーム5、6をy軸方向
において互いに反対方向に励振させる。つまり、各アー
ム5、6は、互いに離れたり近づいたりするように駆動
振動を行なう。
【0027】この駆動振動のもと、z軸回りの角速度が
入力された際に、コリオリ力によって、各アーム5、6
はy軸及びz軸と直交するx軸方向へ振動(検出振動)
する。この検出振動により振動子2から発生する電気信
号を、振動子2上の上記電極から上記制御回路によって
検知し、信号処理を行ない、前記角速度の検出信号とし
て出力する。
【0028】ところで、本実施形態によれば、防振ゴム
11は中空部11bにより、防振部材として必要なばね
定数を確保すべく剛性を低くできるとともに、湾曲部1
1aを持つため、基台1からハウジング10に向かう方
向及びこの方向と直交する方向のいずれの振動(例えば
車両走行中の振動等)に対しても、この湾曲部11aが
振動方向に対応して曲がる曲がり変形(座屈変形)で対
応できる。
【0029】よって、振動特性に関連するx、y、zの
各軸方向に同程度の低い剛性を確保することができ、こ
れら振動方向の全方向にわたって、例えば100Hz以
上の不要振動を良好に吸収できる。特に、本実施形態で
は湾曲部11aが略球状であり、3次元的に全方位対称
に近い形状を有し且つ3次元的に全方位同程度に近い剛
性を得ることができる。
【0030】なお、湾曲部11aは略球状でなくともよ
い。即ち、基台1からハウジング10に向かう方向と直
交する方向のうち少なくとも2つの方向即ちy軸方向と
z軸方向に湾曲した形状であればよい。また、湾曲部1
1aは外方に凸となるように湾曲するものでなくとも、
逆に内方に凸即ちくびれて湾曲する形状、いわゆる鼓形
状であってもよい。これらの形状であっても、x、y、
zの各軸方向の全方向にわたって、不要振動を良好に吸
収できる。
【0031】ここで、この不要振動の吸収効果につい
て、図2及び上記図5を参照して、より具体的に述べ
る。図2は、図1に示す角速度センサの振動特性をシミ
ュレーションしたものである。横軸に振動の周波数(H
z)、縦軸に振動の加速度(dB)を示す。図2及び上
記図5において、(a)はx軸方向、(b)はy軸方
向、(c)はz軸方向の振動特性を示す。
【0032】図2と上記図5との比較から、本実施形態
においては、x軸方向の剛性を従来レベルに維持しつ
つ、従来高かったz軸方向の剛性をy軸方向と同程度に
低下させることが出来ることがわかる。つまり、本実施
形態の防振ゴム11において、x、y、zの各軸方向の
共振周波数を不要振動よりも低い100Hz以下の周波
数にシフトさせることができる。
【0033】また、本実施形態によれば、防振ゴム11
を、基台1の平面縁部の周囲に設けていないから、上記
図4に示した従来構造よりもy軸方向の長さを小さく抑
えることができる。そのため、センサを小型化でき、車
両への取り付けスペースを小さくすることが出来る。
(第2実施形態)本発明の第2実施形態に係る角速度セ
ンサの防振構造を図3に示す。本実施形態は、上記第1
実施形態において防振部材の構造を変形したものであ
り、その他の部分は同一であるため、図3中、同一符号
を付して説明を省略する。図3において(a)は角速度
センサ51の正面図、(b)は(a)の矢印B方向から
見た図であり、(a)ではハウジング10は省略してあ
る。
【0034】図3(a)に示す様に、本実施形態の防振
ゴム(防振部材)12は、基台1の平面外縁周囲に配置
されている。防振ゴム12は、基台1の対向する一組の
辺に接して基台1を支持する一対の支持部12aを有す
る。各支持部12aの両端には、図中、破線に示す様
に、基台1の四隅部が挿入される切欠部12bが設けら
れ、基台1を固定支持するようになっている。
【0035】また、支持部12aの各端部は、各々、ハ
ウジング10と接続される接続部12cに対して、梁状
の防振構造部12dを介して連結されている。接続部1
2cは、図3(b)に示す様に、ハウジング10のう
ち、基台1の平面外縁端部と対向する部位に形成された
凹部10bに収納固定されるようになっている。これら
各部12a〜12dにより構成される防振ゴム12も硬
度60程度のシリコン等の公知の材質とできる。
【0036】ここで、支持部12aと接続部12cの間
の防振構造部12dは、接続部12cに対して斜め方向
に配置されている。つまり、アーム(アーム部)5、6
の長手方向すなわち角速度の回転軸であるz軸方向に対
して、防振構造部12dの梁の長軸方向が斜めになって
いる。それによって、防振構造部12dの梁の長軸は
x、y、zの各軸方向のいずれに対しても斜めに配置さ
れた形となる。
【0037】このため、防振構造部12dは、x、y、
zの各軸方向のいずれの振動に対しても、曲げ変形で対
応することとなり、全振動方向に対して、防振ゴム12
の剛性を低くできる。そのため、上記第1実施形態と同
様に、振動特性に関連する振動方向の全方向にわたっ
て、例えば100Hz以上の不要振動を良好に吸収で
き、x、y、zの3方向の防振性能を同時に良好な性能
に保つことが出来る。
【0038】(他の実施形態)なお、上記第1実施形態
において、振動子2は音叉形状に限定されるものではな
い。つまり、所定方向への駆動振動中、所定軸回りの角
速度が入力されたときにコリオリ力によって駆動振動と
直角方向に検出振動を発生させるような振動子であれば
よく、従来より知られている一本の四角柱、あるいは三
角柱形状でもよい。
【0039】また、防振ゴム11は、基台1の裏面1b
側の端部からこの裏面1bに略垂直方向に延びるように
配置されるものでなくともよく、基台1の平面縁部から
外方に延びるように配置されてもよい。また、防振ゴム
11において、基台1及びハウジング10との接続部分
は、上記のように穴1c及び10aを利用して係止する
構成に限定されず、例えば、圧着、接着、締結、嵌合等
の手段により接続するようにしてもよい。
【0040】また、基台1の形状も平板状に限定される
ものではなく、適宜形状変更してもよい。以上、各実施
形態について述べてきたが、上記第1実施形態において
は、湾曲形状と中空形状を組み合わせた防振ゴム構造を
特徴とし、上記第2実施形態においては、音叉型振動子
の音叉長手方向に対して長軸が斜めになっている梁状部
分を有する防振ゴム構造を特徴している。
【0041】そして、各実施形態とも、振動特性に関連
するx、y、zの各軸方向に同程度の低い剛性を確保す
ることができ、これら振動方向の全方向にわたって、例
えば100Hz以上の不要振動を良好に吸収できる。ま
た、本発明は車両に搭載される角速度センサだけでな
く、検出される角速度(ヨーレート)が例えば100H
z以下の非常に低い周波数の振動であるような角速度セ
ンサに対して、角速度検出振動が様々な周波数の振動に
埋もれてしまうのを防止する目的で用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る角速度センサの防
振構造を説明する図である。
【図2】図1に示す角速度センサの振動特性を示す図で
ある。
【図3】本発明の第2実施形態に係る角速度センサの防
振構造を説明する図である。
【図4】従来の角速度センサの構成図である。
【図5】従来の角速度センサの防振構造の振動特性を示
す図である。
【符号の説明】
1…基台、1a…基台の一面、1b…基台の他面、2…
振動子、5、6…アーム、7…連結部、10…ハウジン
グ、11、12…防振ゴム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 順明 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 吉野 好 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F105 AA02 BB03 CC01 CD02 CD06 CD13 CD20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定軸回りの角速度が入力されたときに
    コリオリ力によって発生する振動子(2)の振動を検出
    することにより前記角速度を検出するようにした角速度
    センサにおいて、 前記振動子を搭載する基台(1)と、 この基台を固定するための固定部材(10)と、 前記基台に取り付けられ前記基台を前記固定部材に連結
    する防振部材(11)とを備え、 前記防振部材は、前記基台から前記固定部材に向かう方
    向と直交する方向に凸となるように湾曲した形状を有
    し、かつ、全体が中空であることを特徴とする角速度セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記基台(1)は、一面(1a)が前記
    振動子(2)の搭載面を形成する平板状をなし、 前記防振部材(11)は、前記基台の他面(1b)から
    この他面に略垂直方向に延びるように設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 一対のアーム部(5、6)とこれら各ア
    ーム部の一端を連結する連結部(7)とを有する音叉形
    状をなす振動子(2)を備え、 前記アーム部を前記アーム部の配列方向であるy軸方向
    へ励振させるとともに、前記アーム部の長手方向である
    z軸回りの角速度によって生じる前記y軸及び前記z軸
    と直交するx軸方向への前記アーム部の振動状態を検知
    することにより、前記角速度を検出するようにした角速
    度センサにおいて、 前記振動子を搭載する基台(1)と、 前記基台を固定するための固定部材(10)と、 前記基台に取り付けられ前記基台を前記固定部材に連結
    する防振部材(12)とを備え、 前記防振部材は、梁形状を有し、かつ、この梁の長軸方
    向が前記z軸に対して斜めになるように配置されている
    ことを特徴とする角速度センサ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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