JP2007532932A - センサの操作方法 - Google Patents

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Abstract

ハウジング(10)内に取付けられているセンサ(1)特にヨーレイトセンサの操作方法が提案される。センサ(1)の出力される測定値に対する機械的振動の有害な影響を検出するため、機械的振動がセンサ(1)の所で検出され、振動が所定の強さで超過する限り、センサ(1)及びセンサ(1)と共同作用する電子装置(3)が動作停止される。この方法は、特に路面車両の車両運動制御(FDR)装置内で使用可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載のセンサの操作方法に関する。
このようなセンサ特にヨーレイトセンサは、付属する評価電子装置と共に、ハウジング内に好都合に取付けることができる。センサは、他の電子装置と共に同じ板上に取付けるか、固有の板(ベビーボード)を持つことができる。ヨーレイトセンサは、例えば車両運動制御(FDR)、間隔制御(ACC)及び転覆制御(RSC)において使用される。ヨーレイトセンサは、車両の垂直な軸線の周りの回転を検出する。このためセンサ内に、振動する素子例えば音叉又は異なるように形成された振動体が設けられている。これは振動させられ、垂直な軸線の周りに回転する際、コリオリの力によって生じる偏位を検出する。公知のヨーレイトセンサ(国際公開第03/067190号明細書、ドイツ連邦共和国の特許出願公開第10215853号明細書及び特許第4444973号明細書)は大抵微小機械的に製造され、従って震動及び他の機械的振動に対して傷つき易い。このような障害は、測定値を誤らせるだけでなく、センサを破壊させる可能性がある。
前記のように測定値を誤らせることは、上述した自動車への適用では、特に危険とみなされる。なぜならば、これにより誤った制御信号が発生され、従って車両及び運転者を危険にさらす可能性があるからである。その場合制御信号は真の車両挙動に一致していない。更に制御信号が、制御システムに対して、すべての場合において実際のヨーレイトと異なっているわけではない。
対策のため、センサを取付けられる板を特別に弾性的にかつ減衰するように形成することが公知である。しかしこれは電子装置の著しい価格上昇を意味する。更にこのような減衰装置は、技術的に制御するのは困難である。なぜならば、弾性及び減衰は、老化により時間と共に変化するからである。
実験においてわかったように、特に特定の振動数範囲すなわち300〜450Hzの振動は、ヨーレイトセンサの乱される出力信号に対して責任がある。これらの乱される出力信号は、特定の振動レベルから、出力信号のDC−オフセットを生じる。
振動及び衝撃に対して傷つかない特に高級なヨーレイトセンサを使用することも当然考えられる。しかしこのようなセンサの高い価格のため、自動車における量産部品としての使用は適当でない。
本発明の基礎になっている課題は、ヨーレイトセンサの誤りのある出力信号を回避するか、又は車両運動制御又は他の車両システムに対してこのような誤りのある信号が及ぼす有害な影響を防止することである。
この課題は請求項1に含まれる発明によって解決される。従属請求項は有利な展開を含んでいる。
本発明による方法の適用に予って、今までより著しく安価なヨーレイトセンサが使用可能である。その結果FDRシステムの著しい価格低下が行われる。これは、付加的な加速度センサによる価格上昇を考慮しても有利である。
更に板の振動を減衰するため費用のかかる方策もなくすことができ、ハウジングのために安価な材料例えばプラスチックを使用することができる。
本発明が図面により以下に詳細に説明される。
図1は、種々の電子部品1,3,4,5,6がろう着けされている板7を示している。板7は取付け具8,9により電子装置ハウジング10内に固定される。電子装置ハウジング10は、例えば車両運動制御装置(FDR)を収容し、自動車の車内に設けることができる。
板7は、とりわけセンサ1特にヨーレイトセンサの出力信号を受信して評価する電子装置3を持っている。部品(電子装置)3は、車両運動制御装置の別の部材の代わりになっている。
本発明による方法を実施するため、ヨーレイトセンサ1のすぐ近くに、1つ又は複数ここでは3つの加速度センサ4,5,6が設けられている。これらの加速度センサは、それらが振動の種々の帯域幅又は振動数を測定でき、かつ/又は種々の測定方向を持つように、有利に選ばれている。
すべての振動を確実に検出するため、3つの異なる三次元軸線における測定のために設けられている加速度センサ4,5,6を有利に使用することができる。
センサ(ヨーレイトセンサ)は、加速度センサ4,5,6と共に特別な板(ベービーボード)上に取付けることができる(図示せず)。これは、ヨーレイトセンサを加速度センサと共に固有のモジュールとして前もって製造できるという利点を持っている。
更にハウジング10及び/又は板7は、それが危険な機械的センサ励振又は振動から免れているように形成することができる。その場合ヨーレイトセンサ1は、最大振動振幅から離れた所にあるような個所に有利に置かれる。このような適当な個所は、例えば実験によって求めることができる。
更に板7の取付け具8,9は、振動を減衰するように形成することができる。この方策により、ヨーレイトセンサ1へ伝達される有害な振動が更に減少される。
ハウジング10及び/又は板7は、機械的に外部からの振動励振の際、狭く限定された僅かな共振範囲しか生じないように、形成することができる。その場合ヨーレイトセンサは、共振範囲が生じない個所に置かれる。この場所は実験により求めることができる。
本発明により加速度センサ4,5,6によって測定又は検出される振動は、電子装置3内で評価される。この振動が所定の強さを超過し、ここでは例えば300〜450Hzの危険な特定の振動数帯域内で生じるならば、電子装置3は、適当な方策例えば後に接続される機能素子の動作停止により、乱された出力信号が転送されて誤った車両反応をひき起こすのを防止する。
本発明の適用によって、同時に費用を減少しながら、FDRシステム又は他のシステムの著しい改善が行われる。
ハウジング内に取付けられて他の部品のほかにヨーレイトセンサを含む電子装置を概略図で示す。

Claims (7)

  1. ハウジング(10)内で板(7)上に取付けられているセンサ(1)特にヨーレイトセンサの操作方法において、機械的振動がセンサ(1)の所で検出され、振動が所定の強さを超過しかつ/又は所定の振動数帯域内で生じる限り、センサ(1)及びセンサ(1)と共同作用する電子装置(3)が動作停止されることを特徴とする、方法。
  2. 機械的振動が1つ又は複数の加速度センサ(4,5,6)により測定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 加速度センサ(4,5,6)がセンサ(1)のすぐ近くに設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 加速度センサ(4,5,6)が異なる帯域幅及び/又は測定方向を持っていることを特徴とする、請求項1〜3の1つに記載の方法。
  5. 加速度センサ(4,5,6)の帯域幅が300〜450Hzであることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. ハウジング(10)及び/又は板(7)が、機械的に、振動励振の際狭く限定された最小数の共振範囲のみを形成するように、形成されていることを特徴とする、請求項1〜5の1つに記載の方法。
  7. 板(7)が振動を減衰するように取付け具(8,9)に支持されていることを特徴とする、請求項1〜6の1つに記載の方法。
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