JP6858583B2 - 圧電振動子 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電振動子に関するものである。
従来、発振および周波数の安定化を図った、さらに小型の圧電振動子が求められている。小型の圧電振動子に用いられる圧電振動片として、振動腕部と平行に伸びた支持腕部を有し、振動腕部の先端部に錘部(ハンマーヘッド)が形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許05885825号公報
しかし上記従来技術には以下の課題がある。
圧電振動子の小型化に伴い、年々圧電振動片とパッケージとが小型化してきている。それに伴い、圧電振動片をパッケージの実装面に実装する接合部材も小さくなってきている。そのため、圧電振動片が衝撃で接合部材から剥がれないようにする工夫が求められている。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、小型の圧電振動子において、圧電振動片をパッケージに強固に実装できる圧電振動子を提供することである。
上記の課題を解決するために本発明の一態様にかかる圧電振動子は、基部から延出する一対の振動腕部と、前記基部に前記振動腕部と同一方向に延出する少なくとも一つの支持腕部と、を有する圧電振動片が、前記支持腕部において、パッケージ内の実装面に接合部材で実装されている圧電振動子において、前記支持腕部は、前記実装面に対向する第一主面と、前記第一主面と反対の位置に存在する第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続する側面と、を有し、前記接合部材が、前記支持腕部のうち、前記第一主面と、前記第二主面と、前記側面とに配されていることを特徴とする。
この構成によれば、支持腕部の第一主面、第二主面および側面に接合部材を配した。よって、パッケージ内の実装面に支持腕部(すなわち、圧電振動片)を接合部材で強固に実装できる。これにより、特に、小型化した圧電振動片およびパッケージであっても、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記第二主面のうち、前記支持腕部の長手方向に対して直交する方向において中央部を除いて前記接合部材が配されていてもよい。
この構成によれば、第二主面の中央部から接合部材を除くことができる。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面の中央部を除いて接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記側面は、前記第一主面の一辺および前記第二主面の一辺を接続する一側面と、前記第一主面の他辺および前記第二主面の他辺を接続する他側面と、を有し、前記一側面と、前記第二主面のうち前記一側面に寄った部位と、を除いて前記接合部材が配され、前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていてもよい。
この構成によれば、第二主面のうち一側面に寄った部位を除いて接合部材を配した。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
ここで、振動腕部が一側面側に配置されている。そこで、支持腕部の一側面から接合部材を除去するようにした。よって、振動腕部から接合部材を離すことができる。これにより、振動腕部が接合部材に接触することを一層良好に抑制できる。
さらに、第二主面のうち一側面に寄った部位を除いて接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記第一主面のうち前記一側面に寄った部位を除いた部位に前記接合部材が配されていてもよい。
この構成によれば、第二主面のうち一側面に寄った部位を除いて接合部材を配した。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
また、第一主面のうち一側面に寄った部位から接合部材を除去するようにした。第一主面のうち一側面に寄った部位は、振動腕部側の面である。よって、振動腕部から接合部材を離すことができる。これにより、振動腕部が接合部材に接触することを一層良好に抑制できる。
さらに、第一主面のうち一側面に寄った部位を除いて接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記第二主面には、前記他側面に寄った部位で、かつ、前記支持腕部の長手方向における一部のみに前記接合部材が配されていてもよい。
この構成によれば、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配するようにした。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配することにより、接合部材の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材を必要以上に使用することを抑制できる。
ここで、振動腕部が一側面側に配置されている。よって、第一主面および他側面に接合部材を配し、かつ、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配することにより、振動腕部から接合部材を離すことができる。これにより、振動腕部が接合部材に接触することを一層良好に抑制できる。
また、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部に接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記側面は、前記第一主面の一辺および前記第二主面の一辺を接続する一側面と、前記第一主面の他辺および前記第二主面の他辺を接続する他側面と、を有し、前記第一主面および前記一側面に前記接合部材が配され、前記第二主面には、前記一側面に寄った部位で、かつ、前記支持腕部の長手方向における一部のみに前記接合部材が配され、前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていてもよい。
この構成によれば、第二主面のうち一側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配するようにした。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面のうち一側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配することにより、接合部材の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材を必要以上に使用することを抑制できる。
ここで、振動腕部が一側面側に配置されている。よって、第二主面のうち一側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配することにより、振動腕部側への接合部材の塗布を一部のみに抑えることができる。これにより、振動腕部が接合部材に接触することを良好に抑制できる。
また、第二主面のうち一側面に寄った部位の一部に接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記側面は、前記第一主面の一辺および前記第二主面の一辺を接続する一側面と、前記第一主面の他辺および前記第二主面の他辺を接続する他側面と、を有し、前記第二主面には、前記支持腕部の長手方向における一部のみに、前記一側面と前記他側面とに渡って前記接合部材が配され、前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていてもよい。
この構成によれば、第二主面の一部のみに、一側面と他側面とに渡って接合部材を配するようにした。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面の一部のみに、一側面と他側面とに渡って接合部材を配することにより、接合部材の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材を必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、第二主面の一部のみに、一側面と他側面とに渡って接合部材を配することにより、振動腕部側への接合部材の塗布を一部のみに抑えることができる。これにより、振動腕部が接合部材に接触することを良好に抑制できる。
また、第二主面の一部のみに、一側面と他側面とに渡って接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
上記態様において、前記第二主面には、前記他側面に寄った部位で、かつ、前記支持腕部の長手方向における一部のみに前記接合部材が配され、前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていてもよい。
この構成によれば、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配するようにした。よって、第二主面からパッケージの封口板側への接合部材の突出高さを抑えることができる。これにより、接合部材が封口板と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配することにより、接合部材の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材を必要以上に使用することを抑制できる。
ここで、振動腕部が一側面側に配置されている。よって、支持腕部の一側面から接合部材を除去り、さらに、第一主面のうち一側面に寄った部位から接合部材を除去するようにした。よって、振動腕部から接合部材を離すことができる。これにより、振動腕部が接合部材に接触することを一層良好に抑制できる。
また、第二主面のうち他側面に寄った部位の一部のみに接合部材を配することにより、パッケージ内の実装面に支持腕部を接合部材で強固に実装できる。
この発明の一態様によれば、支持腕部の第一主面、第二主面および側面に接合部材を配した。よって、パッケージ内の実装面に支持腕部(すなわち、圧電振動片)を接合部材で強固に実装できる。これにより、特に、小型の圧電振動子において、圧電振動片をパッケージに強固に実装できる。
本発明の第1実施形態に係る圧電振動子を分解した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図2のIII−III線に沿わせた断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第1実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を実装する工程を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図5のVI−VI線に沿わせた断面図である。 本発明の第3実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図7のVIII−VIII線に沿わせた断面図である。 本発明の第4実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図9のX−X線に沿わせた断面図である。 本発明の第5実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第5実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図11のXII−XII線に沿わせた断面図である。 本発明の第6実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第6実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図13のXIV−XIV線に沿わせた断面図である。 本発明の第7実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第7実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図15のXVI−XVI線に沿わせた断面図である。 本発明の第8実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第8実施形態に係る電極パッドに接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図17のXVIII−XVIII線に沿わせた断面図である。 本発明の第9実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第9実施形態に係る実装面に接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図19のXX−XX線に沿わせた断面図である。 本発明の第10実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第10実施形態に係る実装面に接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図21のXXII−XXII線に沿わせた断面図である。 本発明の第11実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 (a)は本発明の第11実施形態に係る実装面に接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図23のXXIVa−XXIVa線に沿わせた断面図、(b)は図23のXXIVb−XXIVb線に沿わせた断面図である。 本発明の第12実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 (a)は本発明の第12実施形態に係る実装面に接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図25のXXVIa−XXVIa線に沿わせた断面図、(b)は図25のXXVIb−XXVIb線に沿わせた断面図である。 本発明の第13実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第13実施形態に係る実装面に接合部材を介して支持腕部を接合させた状態を示す図27のXXVIII−XXVIII線に沿わせた断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
[圧電振動子]
図1は本発明の第1実施形態に係る圧電振動子1を分解した状態を示す斜視図である。
図1に示すように、圧電振動子1は、いわゆるセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子である。圧電振動子1は、内部に気密封止されたキャビティCを有するパッケージ2と、キャビティC内に収容された圧電振動片3と、を備えている。
なお、圧電振動子1は、外形が概略直方体状に形成されている。以下、圧電振動子1の長手方向を長手方向Lといい、短手方向を幅方向Wという。さらに、長手方向Lおよび幅方向Wに対して直交する方向を厚み方向Tという。
<パッケージ>
パッケージ2は、圧電振動片3を収容する凹部17を有する。パッケージ2は、パッケージ本体5と、パッケージ本体5に対して接合されるとともに、パッケージ本体5との間にキャビティCを形成する封口板(リッド)6と、を備えている。
パッケージ本体5は、互いに重ね合わされた状態で接合された第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12と、第3ベース基板12上に接合されたシールリング13と、を備えている。
第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12は、上方(すなわち、厚さ方向Tの一方)に向けて開口する箱型に形成されている。第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12は、セラミックス材料からなり、厚さ方向Tに一体に積層されている。なお、各基板10〜12に用いられるセラミックス材料としては、例えばアルミナ製のHTCCや、ガラスセラミックス製のLTCC等を用いることが可能である。
HTCCは、High Temperature Co−Fired Ceramicの略記である。また、LTCCは、Low Temperature Co−Fired Ceramicの略記である。
第1ベース基板10の上面10aは凹部17の底面を形成している。
第2ベース基板11には、貫通部11aが形成されている。貫通部11aの内側面は、キャビティCの側壁の一部を構成している。貫通部11aの幅方向W両側の内側面には、内方に突出するマウント部14A,14Bが設けられている。マウント部14A,14Bは、貫通部11aの長手方向Lの略中央に形成されている。
マウント部14A,14Bの上面には、圧電振動片3との接続電極である一対の電極パッド20A,20Bが形成されている。一対の電極パッド20A,20Bを「///」(斜線部)で示す。第1ベース基板10の下面には、一対の外部電極21A,21Bが長手方向Lに間隔をあけて形成されている。電極パッド20A,20Bおよび外部電極21A,21Bは、例えば蒸着やスパッタ等で形成された単一金属による単層膜、または異なる金属が積層された積層膜であり、不図示の配線を介して互いにそれぞれ導通している。
第3ベース基板12には、第2ベース基板11と同様に、貫通部12aが形成されている。第1ベース基板10の上面10a、第2ベース基板11の貫通部11aおよび第3ベース基板12の貫通部12aで凹部17が形成されている。
シールリング13は、第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12の外形よりも一回り小さい導電性の枠状部材である。シールリング13は、第3ベース基板12の上面に接合されている。
具体的には、シールリング13は、銀ロウ等のロウ材や半田材等による焼付けによって第3ベース基板12上に接合されている。あるいは、シールリング13は、第3ベース基板12上に形成(例えば、電解メッキや無電解メッキの他、蒸着やスパッタ等により)された金属接合層に対する溶着等によって接合されている。
封口板6は、シールリング13上に重ねられ、シールリング13に対する接合によってパッケージ本体5に対して気密に接合されている。そして、封口板6、シールリング13および凹部17により画成された空間が、気密に封止されたキャビティCとして機能する。
<圧電振動片>
図2は本発明の第1実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。
図2に示すように、圧電振動片3は、水晶やタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。なお、以下の説明では、圧電材料として水晶を例に挙げて説明する。また、圧電振動子1の長手方向L、幅方向Wおよび厚み方向Tは、圧電振動片3の長手方向、幅方向および厚み方向と一致している。したがって、以下の説明では、圧電振動片3の長手方向、幅方向および厚み方向の各方向について、圧電振動子1の長手方向L、幅方向Wおよび厚み方向Tの各方向と同一の符号を付して説明する。
圧電振動片3は、いわゆるサイドアーム型の振動片である。具体的には、圧電振動片3は、一対の振動腕部31,32と、一対の振動腕部31,32を接続する基部35と、基部35に接続されている一対の支持腕部33,34と、を有している。
一対の振動腕部31,32は、長手方向Lに沿って延在するとともに互いに平行となるように並んで配置されている。一対の振動腕部31,32は、基端31b,32bを固定端として、先端31a,32aが自由端として振動する。一対の振動腕部31,32は、例えば、先端31a,32aの幅寸法が拡大された、いわゆるハンマーヘッドタイプである。一対の振動腕部31,32の先端31a,32aは、重量および振動時の慣性モーメントが増大させられている。これによって、一対の振動腕部31,32は振動し易くなり、一対の振動腕部31,32の長さを短くすることができ、小型化が図られている。なお、本実施形態では、ハンマーヘッドタイプの一対の振動腕部31,32を例に説明するが、一対の振動腕部31,32は、ハンマーヘッドタイプに限定されるものではない。
一対の振動腕部31,32には、溝部37が形成されている。溝部37は、一対の振動腕部31,32の両主面上において、厚み方向Tに凹むとともに、長手方向Lに沿って延在している。溝部37は、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bから、先端31a,32a側の幅が拡大される部分に至る間に形成されている。
一対の振動腕部31,32の表面上には、一対の振動腕部31,32を幅方向Wに振動させる2系統の第1励振電極および第2励振電極が設けられている。各励振電極は、互いに電気的に絶縁された状態でパターニングされ、一対の振動腕部31,32を所定の周波数で振動させることができるように配設されている。
一対の振動腕部31,32の基端31b,32b同士が基部35に接続されている。基部35は、一対の振動腕部31,32よりも外側まで幅方向Wに延在している。基部35には、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bが一体に接続固定されている。一対の支持腕部33,34は、一対の振動腕部31,32の両外側において、基部35の幅方向W両端部にそれぞれ接続されている。
一対の支持腕部33,34は、基部35から一対の振動腕部31,32の延出方向と同じ長手方向Lに沿って互いに平行に延在している。
図3は本発明の第1実施形態に係る電極パッド20A,20Bに接合部材22を介して一対の支持腕部33,34を接合させた状態を示す断面図である。
図2、図3に示すように、一対の支持腕部33,34の一方の支持腕部33は、第一主面33cと、第二主面33dと、他側面(側面)33eと、一側面(側面)33fとを有する。一方の支持腕部33には、第一主面33c、第二主面33d、他側面33eおよび一側面33fを囲うように固定電極53が設けられている。
一対の支持腕部33,34の他方の支持腕部34は、第一主面34cと、第二主面34dと、他側面(側面)34eと、一側面(側面)34fとを有する。他方の支持腕部34には、第一主面34c、第二主面34d、他側面34eおよび一側面34fを囲うように固定電極54が設けられている。
各固定電極53,54は、一対の支持腕部33,34の接合箇所33a,34aに配されている。接合箇所33a,34aは、一対の支持腕部33,34の先端33b,34b付近に位置する。
各固定電極53,54と各励振電極とは、図示しない引き回し電極によりそれぞれ導通されている。引き回し電極は、一対の支持腕部33,34から基部35を経由して一対の振動腕部31,32に至る経路に形成されている。
この圧電振動片3は凹部17に収容されている。凹部17に収容された圧電振動片3の一対の接合箇所33a,34aは、パッケージ2のマウント部14A,14Bに設けられた2つの電極パッド20A,20Bにそれぞれ接合部材22を介して接合されている。これにより、一対の支持腕部33,34の各固定電極53,54は、電極パッド20A,20Bにそれぞれ接合部材22を介して電気的に接続されている。接合部材22としては、一例として導電性接着剤が用いられる。
一対の支持腕部33,34が電極パッド20A,20Bに接合されることにより、圧電振動片3がマウント部14A,14Bで支持される。これにより、圧電振動片3は、基部35を介して、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bが支持される。
この圧電振動子1によれば、外部電極21A,21B(図1参照)に所定の電圧が印加されると、一対の振動腕部31,32の各励振電極に電流が流れ、各励振電極間に電界が発生する。一対の振動腕部31,32は、各励振電極間に発生する電界による逆圧電効果によって例えば互いに接近、離間する方向(すなわち、幅方向W)に所定の共振周波数で振動する。一対の振動腕部31,32の振動は、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源などとして用いられる。
<接合部材>
マウント部14Aの平面部23に電極パッド20Aが配されている。電極パッド20Aは、導電性を有する部材である。電極パッド20Aは、接続電極としての役割と、支持腕部34の接合箇所33aを実装する実装面としての役割を果たす。
また、第3ベース基板12は、貫通部12aのうち、支持腕部33に対向する内側面12bを有する。
一対の支持腕部33,34の一方の支持腕部33は、第一主面33cと、第二主面33dと、他側面33eと、一側面33fとを有する。第一主面33c、第二主面33d、他側面33eおよび一側面33fにより、一方の支持腕部33が断面矩形状に形成されている。
第一主面33cは、実装面(すなわち、電極パッド)20Aに対向するように配置されている。第二主面33dは、第一主面33cと反対の位置(すなわち、封口板6側の位置)に存在するように配置されている。第一主面33cの外辺(一辺)は、パッケージ2の外側寄り、すなわち、振動腕部31の反対側寄りに配置されている。第一主面33cの内辺(他辺)は、パッケージ2の中央側寄り、すなわち、振動腕部31側寄りの辺である。第二主面33dの外辺(一辺)は、パッケージ2の外側寄り、すなわち、振動腕部31の反対側寄りの辺である。第二主面33dの内辺(他辺)は、パッケージ2の中央側寄り、すなわち、振動腕部31側寄りの辺である。
他側面33eは、第一主面33cの外辺と第二主面33dの外辺とを接続する側面である。他側面33eは、第3ベース基板12の内側面12bに対向するように配置されている。一側面33fは、第一主面33cの内辺と第二主面33dの内辺とを接続する側面である。一側面33fは、パッケージ2の凹部17の中央側に対向する他側面33eの反対側に配置されている。
一方の支持腕部33の接合箇所33aにおいて、第一主面33c、第二主面33d、他側面33eおよび一側面33fを囲うように固定電極53が設けられている。
マウント部14Aの電極パッド20Aに接合部材22を介して支持腕部33の接合箇所33aが実装されている。すなわち、支持腕部33の接合箇所33aにおいて、固定電極53の全周に接合部材22が配されている。これにより、支持腕部33の接合箇所33aにおいて、第一主面33c、第二主面33d、他側面33eおよび一側面33fに接合部材22が固定電極53を介して配されている。
よって、パッケージ2内の電極パッド(すなわち、実装面)20Aに一方の支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。これにより、特に、小型化したパッケージ2および圧電振動片3であっても、パッケージ2内の電極パッド20Aに一方の支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。
一対の支持腕部33,34の他方の支持腕部34も、一方の支持腕部33と同様に、マウント部14Bの電極パッド20Bに接合部材22を介して接合箇所34aが実装されている。すなわち、支持腕部34の接合箇所34aにおいて、固定電極54の全周に接合部材22が配されている。これにより、第一主面34c、第二主面34d、他側面34eおよび一側面面34fに接合部材22が固定電極54を介して配されている。
よって、パッケージ2内の電極パッド(すなわち、実装面)20Bに他方の支持腕部34を接合部材22で強固に実装できる。これにより、特に、小型化したパッケージ2および圧電振動片3であっても、パッケージ2内の電極パッド20Bに他方の支持腕部34を接合部材22で強固に実装できる。
このように、小型化したパッケージ2および圧電振動片3であっても、一対の支持腕部33,34を電極パッド20A,20Bに強固に実装することにより、圧電振動片3を電極パッド20A,20Bに強固に実装できる。
また、固定電極53の全周に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。同様に、固定電極54の全周に接合部材22が配されることにより、固定電極54と電極パッド20Bとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
つぎに、一方の支持腕部33の接合箇所33aを電極パッド20Aに実装する工程を図4に基づいて説明する。
図4(a)に示すように、電極パッド(すなわち、実装面)20Aに接合部材22を塗布する。
図4(b)に示すように、塗布した接合部材22に支持腕部33の第一主面33cを載置する。接合部材22が支持腕部33の他側面33e、一側面33fに沿って厚み方向T方向に移動する。
図4(c)に示すように、支持腕部33の第二主面33d側から接合部材22を塗布する。塗布した接合部材22が第二主面33d、他側面33e、一側面33fに沿って広がる。これにより、第一主面33c、第二主面33d、他側面33eおよび一側面33fに接合部材22が塗布される。
ついで、第2実施形態〜第13実施形態の圧電振動子を図5〜図28に基づいて説明する。なお、第2実施形態〜第13実施形態の圧電振動子において第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図6は本発明の第2実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図5、図6に示すように、圧電振動子100は、第二主面33dの中央部33gを除いて接合部材22が配されたもので、その他の構成は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
すなわち、圧電振動子100は、支持腕部33の接合箇所33aにおいて、第一主面33c、第二主面33d、他側面33eおよび一側面33fに接合部材22が固定電極53を介して配されている。さらに、第二主面33dのうち、一方の支持腕部33の長手方向に対して直交するW方向において中央部33gを除いて接合部材22が配されている。第二主面33dの中央部33gから接合部材22を除くことにより、第二主面33dからパッケージ2の封口板6(図3参照)側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面33dの中央部33gを除いて接合部材22を配することにより、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の略全周に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図8は本発明の第3実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図7、図8に示すように、圧電振動子110は、一側面33fと、第二主面33dの一側部位33hとを除いて接合部材22が配されたもので、その他の構成は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第二主面33dの一側部位33hは、第二主面33dのうち一側面33fに寄った部位である。
第3実施形態の圧電振動子110によれば、第二主面33dの一側部位33hを除いて接合部材22を配した。よって、第二主面33dからパッケージ2の封口板6(図3参照)側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、一方の支持腕部33の一側面33fから接合部材22を除去するようにした。一方の支持腕部33の一側面33fは、一方の振動腕部31に対向するように配置されている。よって、一方の振動腕部31から接合部材22を離すことができる。これにより、一方の振動腕部31が接合部材22に接触することによる短絡のリスクを抑制できる。
さらに、一側面33fと、第二主面33dの一側部位33hとを除いて接合部材22を配することにより、接合箇所33aの全周のうち半分以上の部位に接合部材22を配することができる。よって、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の全周のうち半分以上の部位に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第4実施形態)
図9は本発明の第4実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図10は本発明の第3実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図9、図10に示すように、圧電振動子120は、第一主面33cのうち一側部位33iを除いた部位33mに接合部材22が配されたもので、その他の構成は第3実施形態の圧電振動子110と同様である。
第一主面33cの一側部位33iは、第一主面33cのうち一側面33fに寄った部位である。
第4実施形態の圧電振動子120によれば、第3実施形態と同様に、第二主面33dの一側部位33hを除いて接合部材22を配した。よって、第二主面33dからパッケージ2の封口板6(図3参照)側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、一方の支持腕部33の一側面33fから接合部材22を除去し、かつ、第一主面33cの一側部位33iから接合部材22を除去するようにした。第一主面33cの一側部位33iは、一方の振動腕部31に対向するように配置されている。よって、一方の振動腕部31から接合部材22を離すことができる。これにより、一方の振動腕部31が接合部材22に接触することによる短絡のリスクを一層良好に抑制できる。
さらに、第一主面33cの一側部位33iを除いて接合部材22を配することにより、接合箇所33aの全周のうち半分以上の部位に接合部材22を配することができる。よって、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の全周のうち半分以上の部位に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第5実施形態)
図11は本発明の第5実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図12は本発明の第5実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図11、図12に示すように、圧電振動子130は、第一主面33c、他側面33e、および第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22が配されたもので、その他の構成は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第二主面33dの他側面寄り中央部位33jは、第二主面33dのうち他側面33eに寄った部位で、かつ、支持腕部33の長手方向(L方向)において接合部材22の中央部位(一部)である。
第5実施形態の圧電振動子130によれば、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配するようにした。よって、第二主面33dからパッケージ2の封口板6(図3参照)側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配することにより、接合部材22の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材22を必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、一方の支持腕部33の一側面33fから接合部材22を除去し、かつ、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配することにより、一方の振動腕部31から接合部材22を離すことができる。これにより、振動腕部31が接合部材22に接触することによる短絡のリスクを一層良好に抑制できる。
また、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配することにより、接合箇所33aの全周のうち半分以上の部位に接合部材22を配することができる。よって、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の全周のうち半分以上の部位に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第6実施形態)
図13は本発明の第6実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図14は本発明の第6実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図13、図14に示すように、圧電振動子140は、第一主面33c、一側面33f、および第二主面33dの一側面寄り中央部位33kに接合部材22が配されたもので、その他の構成は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第二主面33dの一側面寄り中央部位33kは、第二主面33dのうち一側面33fに寄った部位で、かつ、支持腕部33の長手方向(L方向)において接合部材22の中央部位(一部)である。
第6実施形態の圧電振動子140によれば、第二主面33dの一側面寄り中央部位33kに接合部材22を配するようにした。よって、第二主面33dからパッケージ2の封口板6(図3参照)側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面33dの一側面寄り中央部位33kに接合部材22を配することにより、接合部材22の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材22を必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、第二主面33dの一側面寄り中央部位33kに接合部材22を配することにより、一方の振動腕部31側への接合部材22の塗布を一部のみに抑えることができる。これにより、一方の振動腕部31が接合部材22に接触することによる短絡のリスクを良好に抑制できる。
また、第二主面33dの一側面寄り中央部位33kに接合部材22を配することにより、接合箇所33aの全周のうち半分以上の部位に接合部材22を配することができる。よって、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の全周のうち半分以上の部位に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第7実施形態)
図15は本発明の第7実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図16は本発明の第7実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図15、図16に示すように、圧電振動子150は、第二主面33dの中央部33lのみに接合部材22が配されたもので、その他の構成は第1実施形態の圧電振動子1と同様である。
第二主面33dの中央部33lは、支持腕部33の長手方向(L方向)において接合部材22の中央で、かつ、他側面33eと一側面33fとに渡って延びる部位(一部)である。
第7実施形態の圧電振動子150によれば、第二主面33dの中央部33lのみに接合部材22を配するようにした。よって、第二主面33dからパッケージ2の封口板6側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面33dの中央部33lのみに接合部材22を配することにより、接合部材22の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材22を必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、第二主面33dの中央部33lのみに接合部材22を配することにより、一方の振動腕部31側への接合部材22の塗布を一部のみに抑えることができる。これにより、一方の振動腕部31が接合部材22に接触することによる短絡のリスクを良好に抑制できる。
また、第二主面33dの中央部33lに接合部材22を配することにより、接合箇所33aの略全周に接合部材22を配することができる。よって、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の略全周に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第8実施形態)
図17は本発明の第8実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図18は本発明の第8実施形態に係る電極パッド20Aに接合部材22を介して一方の支持腕部33を接合させた状態を示す断面図である。
図17、図18に示すように、圧電振動子160は、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22が配されたもので、その他の構成は第4実施形態の圧電振動子120と同様である。
第二主面33dの他側面寄り中央部位33jは、第5実施形態の圧電振動子130と同様に、第二主面33dのうち他側面33eに寄った部位で、かつ、支持腕部33の長手方向において接合部材22の中央の部位(一部)である。
第8実施形態の圧電振動子160によれば、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配するようにした。よって、第二主面33dからパッケージ2の封口板6(図3参照)側への接合部材22の突出高さH1を抑えることができる。これにより、接合部材22が封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配することにより、接合部材22の塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材22を必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、一方の支持腕部33の一側面33fから接合部材22を除去し、かつ、第一主面33cの一側部位33iから接合部材22を除去するようにした。加えて、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配するようにした。よって、一方の振動腕部31から接合部材を離すことができる。これにより、振動腕部31が接合部材22に接触することによる短絡のリスクを一層良好に抑制できる。
また、第二主面33dの他側面寄り中央部位33jに接合部材22を配することにより、接合箇所33aの全周のうち半分以上の部位に接合部材22を配することができる。よって、パッケージ2内の実装面(電極パッド)20Aに支持腕部33を接合部材22で強固に実装できる。さらに、固定電極53の全周のうち半分以上の部位に接合部材22が配されることにより、固定電極53と電極パッド20Aとの導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第9実施形態)
図19は本発明の第9実施形態に係るパッケージ本体184の凹部185に圧電振動片183を取り付けた状態を示す平面図である。図20は本発明の第9実施形態に係る実装面189aに接合部材22を介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。
図19、図20に示すように、圧電振動子180は、内部に凹部185を有するパッケージ182と、凹部185に収容された圧電振動片183と、を備えている。
パッケージ182は、パッケージ本体184の第2ベース基板187にマウント部189が設けられたもので、その他の構成は第1実施形態のパッケージ2と同様である。
マウント部189は、第2ベース基板187の貫通部187aの長手方向Lの一側面から凹部185の内方に突出されている。マウント部189は、貫通部187aの幅方向Wの略中央に形成されている。
マウント部189の上面189aには、圧電振動片183との接続電極である一対の電極パッド190が形成されている。
以下、マウント部189の上面189aを「実装面189a」として説明する。マウント部189の実装面189aに、支持腕部192の接合箇所192a(後述する)が実装される。
圧電振動片183は、一対の振動腕部31,32と、一対の振動腕部31,32を接続する基部35と、基部35に接続されている支持腕部192と、を有している。
支持腕部192は、一対の振動腕部31,32の間において基部35から一対の振動腕部31,32の延出方向に沿って延びている。
すなわち、圧電振動片183は、いわゆるセンタアーム型の圧電振動片である。
支持腕部192の接合箇所192aには一対の固定電極(図示せず)が設けられている。接合箇所192aは、支持腕部192の先端192b付近に位置し、マウント部189の実装面189aに実装される部位である。
支持腕部192の接合箇所192aは、第一主面192cと、第二主面192dと、他側面(側面)192eと、一側面(側面)192fとを有する。第一主面192c、第二主面192d、他側面192e、および一側面192fにより、接合箇所192aが断面矩形状に形成されている。
第一主面192cは、実装面189aに対向するように配置されている。第二主面192dは、第一主面192cと反対の位置(すなわち、封口板6側の位置)に存在するように配置されている。他側面192eは、第一主面192cの一方の辺と第二主面192dの一方の辺とを接続する側面である。他側面192eは、一方の振動腕部31の先端31aに対向するように配置されている。
一側面192fは、第一主面192cの他方の辺と第二主面192dの他方の辺とを接続する側面である。一側面192fは、他方の振動腕部32の先端32aに対向するように配置されている。一方の支持腕部192の接合箇所192aには、第一主面192c、第二主面192d、他側面192eおよび一側面192fを囲うように固定電極(図示せず)が設けられている。
マウント部189の実装面189aに複数の接合部材22を介して支持腕部192が実装されている。以下、構成の理解を容易にするために、複数の接合部材22のうち、支持腕部192の先端192b側の接合部材22に符号22Aを付し、先端192bより基部35側の接合部材22に符号22Bを付して説明する。
なお、第9実施形態の圧電振動子180は、接合部材22Aと接合部材22Bとが同じ形状なので、接合部材22Aについて説明して接合部材22Bの説明を省略する。
支持腕部192の接合箇所192aにおいて、固定電極の全周に接合部材22Aが配されている。これにより、第一主面192c、第二主面192d、他側面192eおよび一側面192fに接合部材22Aが固定電極を介して配されている。
よって、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Aで強固に実装できる。これにより、特に、小型化したパッケージ182および圧電振動片183であっても、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192(すなわち、圧電振動片183)を接合部材22Aで強固に実装できる。
同様に、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Bで強固に実装できる。
これにより、圧電振動片183を実装面189aに接合部材22A,22Bで強固に実装できる。
また、固定電極の全周に接合部材22A,22Bが配されることにより、固定電極と電極パッド190との導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第10実施形態)
図21は本発明の第10実施形態に係るパッケージ本体184の凹部185に圧電振動片183を取り付けた状態を示す平面図である。図22は本発明の第10実施形態に係る実装面189aに接合部材22を介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。
なお、第10実施形態の圧電振動子200は、接合部材22Aと接合部材22Bとが同じ形状なので、接合部材22Aについて説明して接合部材22Bの説明を省略する。
図21、図22に示すように、圧電振動子200は、第二主面192dの中央部192gを除いて接合部材22Aが配されたもので、その他の構成は第9実施形態の圧電振動子180と同様である。
すなわち、圧電振動子200は、支持腕部192の接合箇所192aにおいて、第一主面192c、第二主面192d、他側面192eおよび一側面192fに接合部材22Aが固定電極を介して配されている。
詳しくは、第二主面192dには、支持腕部192の長手方向に対して直交するW方向の中央部192gを除いて接合部材22Aが配されている。すなわち、第二主面192dの中央部192gから接合部材22Aが除かれている。よって、第二主面192dからパッケージ182の封口板6側への接合部材22Aの突出高さH2を抑えることができる。これにより、接合部材22Aが封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面192dの中央部192gを除いて接合部材22Aを配することにより、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Aで強固に実装できる。
同様に、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Bで強固に実装できる。これにより、圧電振動片183を実装面189aに接合部材22A,22Bで強固に実装できる。
さらに、固定電極の略全周に接合部材22A,22Bが配されることにより、固定電極と電極パッド190との導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第11実施形態)
図23は本発明の第11実施形態に係るパッケージ本体184の凹部185に圧電振動片183を取り付けた状態を示す平面図である。図24(a)は本発明の第11実施形態に係る実装面189aに接合部材22Aを介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。図24(b)は本発明の第11実施形態に係る実装面189aに接合部材22Bを介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。
図23、図24に示すように、圧電振動子210は、他側面192eと、第二主面192dの一方側部位192hとを除いて接合部材22Aが配され、一側面192fと、第二主面192dの他方側部位192iとを除いて接合部材22Bが配されている。
圧電振動子210の他の構成は第9実施形態の圧電振動子180と同様である。
第二主面192dの一方側部位192hは、一方の振動腕部31の先端31a側に配置されている。第二主面192dの他方側部位192iは、他方の振動腕部32の先端32a側に配置されている。
第11実施形態の圧電振動子210によれば、第二主面192dの一方側部位192hを除いて接合部材22Aを配した。また、第二主面192dの他方側部位192iを除いて接合部材22Bを配した。よって、第二主面192dからパッケージ182の封口板6側への接合部材22A,22Bの突出高さH2を抑えることができる。これにより、接合部材22A,22Bが封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、支持腕部192の他側面192eから接合部材22Aを除去するようにした。支持腕部192の他側面192eは、一方の振動腕部31の先端31aに対向するように配置されている。よって、一方の振動腕部31の先端31aから接合部材22Aを離すことができる。
さらに、支持腕部192の一側面192fから接合部材22Bを除去するようにした。支持腕部192の一側面192fは、他方の振動腕部32の先端32aに対向するように配置されている。よって、他方の振動腕部32の先端32aから接合部材22Bを離すことができる。
これにより、一方の振動腕部31の先端31aおよび他方の振動腕部32の先端32aに近接する接合部材22A,22Bを少なくできる。したがって、一方の振動腕部31の先端31aおよび他方の振動腕部32の先端32aが接合部材22A,22Bに接触することによる短絡のリスクを抑制できる。
また、第二主面192dの一方側部位192hを除いて接合部材22Aを配することにより、接合箇所192aの全周のうち半分超える部位に接合部材22Aを配することができる。よって、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Aで強固に実装できる。
さらに、第二主面192dの他方側部位192iを除いて接合部材22Bを配することにより、接合箇所192aの全周のうち半分超える部位に接合部材22Bを配することができる。よって、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Bで強固に実装できる。
これにより、圧電振動片183を実装面189aに接合部材22A,22Bで強固に実装できる。
さらに、固定電極の全周のうち半分超える部位に接合部材22A,22Bが配されることにより、固定電極と電極パッド190との導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第12実施形態)
図25は本発明の第12実施形態に係るパッケージ本体184の凹部185に圧電振動片183を取り付けた状態を示す平面図である。図26(a)は本発明の第11実施形態に係る実装面189aに接合部材22Aを介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。図26(b)は本発明の第11実施形態に係る実装面189aに接合部材22Bを介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。
図25、図26に示すように、圧電振動子220は、第一主面192c、一側面192f、および第二主面192dの一側面寄り中央部位192jに接合部材22Aが配されている。また、圧電振動子220は、第一主面192c、他側面192e、および第二主面192dの他側面寄り中央部位192kに接合部材22Bが配されている。
圧電振動子220の他の構成は第9実施形態の圧電振動子180と同様である。
第二主面192dの一側面寄り中央部位192jは、第二主面192dのうち一側面192fに寄った部位で、かつ、支持腕部192の長手方向(L方向)において接合部材22Aの中央部位(一部)である。
第二主面192dの他側面寄り中央部位192kは、第二主面192dのうち他側面192eに寄った部位で、かつ、支持腕部192の長手方向(L方向)において接合部材22Bの中央部位(一部)である。
第12実施形態の圧電振動子220によれば、第二主面192dの一側面寄り中央部位192jに接合部材22Aを配するようにした。よって、第二主面192dからパッケージ182の封口板6側への接合部材22Aの突出高さH2を抑えることができる。
また、第二主面192dの他側面寄り中央部位192kに接合部材22Bを配するようにした。よって、第二主面192dからパッケージ182の封口板6側への接合部材22Bの突出高さH2を抑えることができる。
これにより、接合部材22A,22Bが封口板6と接合する可能性を抑制できる。
さらに、第二主面192dの一側面寄り中央部位192jに接合部材22Aを配することにより、接合部材22Aの塗布量を抑えることができる。また、第二主面192dの他側面寄り中央部位192kに接合部材22Bを配することにより、接合部材22Bの塗布量を抑えることができる。
これにより、接合部材22A,22Bを必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、支持腕部192の他側面192eから接合部材22Aを除去し、かつ、第二主面33dの一側面寄り中央部位192jに接合部材22Aを配することにより、一方の振動腕部31の先端31aから接合部材22Aを離すことができる。
また、支持腕部192の一側面192fから接合部材22Bを除去し、かつ、第二主面33dの他側面寄り中央部位192kに接合部材22Bを配することにより、他方の振動腕部32の先端32aから接合部材22Bを離すことができる。
これにより、一方の振動腕部31の先端31aおよび他方の振動腕部32の先端32aに近接する接合部材22A,22Bを少なくできる。したがって、一方の振動腕部31の先端31aおよび他方の振動腕部32の先端32aが接合部材22A,22Bに接触することによる短絡のリスクを一層良好に抑制できる。
さらに、第二主面192dの一側面寄り中央部位192jに接合部材22Aを配することにより、接合箇所192aの全周のうち半分超える部位に接合部材22Aを配することができる。よって、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Aで強固に実装できる。
第二主面192dの他側面寄り中央部位192kに接合部材22Bを配することにより、接合箇所192aの全周のうち半分超える部位に接合部材22Bを配することができる。よって、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Bで強固に実装できる。
これにより、圧電振動片183を実装面189aに接合部材22A,22Bで強固に実装できる。
さらに、固定電極の全周のうち半分超える部位に接合部材22A,22Bが配されることにより、固定電極と電極パッド190との導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
(第13実施形態)
図27は本発明の第12実施形態に係るパッケージ本体184の凹部185に圧電振動片183を取り付けた状態を示す平面図である。図28は本発明の第11実施形態に係る実装面189aに接合部材22を介して支持腕部192を接合させた状態を示す断面図である。
なお、第13実施形態の圧電振動子230は、接合部材22Aと接合部材22Bとが同じ形状なので、接合部材22Aについて説明して接合部材22Bの説明を省略する。
図27、図28に示すように、圧電振動子230は、第二主面192dの中央部192lのみに接合部材22Aが配されたもので、その他の構成は第9実施形態の圧電振動子180と同様である。
第二主面192dの中央部192lは、支持腕部192の長手方向(L方向)において接合部材22Aの中央で、かつ、他側面192eと一側面33fとに渡って延びる部位(一部)である。
第13実施形態の圧電振動子230によれば、第二主面192dの中央部192lのみに接合部材22Aを配するようにした。よって、第二主面192dからパッケージ182の封口板6側への接合部材22Aの突出高さH2を抑えることができる。これにより、接合部材22Aが封口板6と接合する可能性を抑制できる。
また、第二主面192dの中央部192lのみに接合部材22Aを配することにより、接合部材22Aの塗布量を抑えることができる。これにより、接合部材22Aを必要以上に使用することを抑制できる。
さらに、第二主面192dの中央部192lのみに接合部材22Aを配することにより、一方の振動腕部31の先端31a側への接合部材22Aの塗布を一部のみに抑えることができる。また、他方の振動腕部32の先端32a側への接合部材22Bの塗布を一部のみに抑えることができる。
これにより、一方の振動腕部31の先端31aおよび他方の振動腕部32の先端32aに近接する接合部材22A,22Bを少なくできる。したがって、一方の振動腕部31の先端31aおよび他方の振動腕部32の先端32aが接合部材22A,22Bに接触することによる短絡のリスクを良好に抑制できる。
また、第二主面192dの中央部192lに接合部材22Aを配することにより、接合箇所192aの略全周に接合部材22Aを配することができる。よって、パッケージ182内の実装面189aに支持腕部192を接合部材22Aで強固に実装できる。
さらに、固定電極の略全周に接合部材22Aが配されることにより、固定電極と電極パッド190との導通を良好に確保できる。これにより、電気的な接続を一層確実にでき、発振および周波数の安定化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1,100,110,120,130,140,150,160,180,200,
210,220,230…圧電振動子
2,182…パッケージ
3,183…圧電振動片
31,32…一対の振動腕部
33,34,192…支持腕部
35………基部
189a…実装面
20A,20B…電極パッド(実装面)
22,22A,22B…接合部材
33a……接合箇所
33c……第一主面
33d……第二主面
33e……他側面(側面)
33f……一側面(側面)
33g,192g…中央部
33h……第二主面の一側部位(第二主面の一側面に寄った部位)
33i……第一主面の一側部位(第一主面の一側面に寄った部位)
33j……第二主面の他側面寄り中央部位(支持腕部の長手方向における一部)
33k……第二主面の一側面寄り中央部位(支持腕部の長手方向における一部)
33l……第二主面33dの中央部(支持腕部の長手方向における一部)
192h…第二主面の一方側部位
192i…第二主面の他方側部位
192j…第二主面の一側面寄り中央部位(支持腕部の長手方向における一部)
192k…第二主面の他側面寄り中央部位(支持腕部の長手方向における一部)
192l…第二主面の中央部(支持腕部の長手方向における一部)
33m……第一主面のうち一側部位を除いた部位(一側面に寄った部位を除いた部位)

Claims (8)

  1. 基部から延出する一対の振動腕部と、前記基部に前記振動腕部と同一方向に延出する少なくとも一つの支持腕部と、を有する圧電振動片が、前記支持腕部において、パッケージ内の実装面に接合部材で実装されている圧電振動子において、
    前記支持腕部は、前記実装面に対向する第一主面と、前記第一主面と反対の位置に存在する第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とを接続する側面と、を有し、
    前記接合部材が、前記支持腕部のうち、前記第一主面と、前記第二主面と、前記側面とに配され
    前記第二主面に配された前記接合部材の少なくとも一部が除かれていることを特徴とする圧電振動子。
  2. 前記第二主面のうち、前記支持腕部の長手方向に対して直交する方向において中央部を除いて前記接合部材が配されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  3. 前記側面は、
    前記第一主面の一辺および前記第二主面の一辺を接続する一側面と、
    前記第一主面の他辺および前記第二主面の他辺を接続する他側面と、を有し、
    前記一側面と、前記第二主面のうち前記一側面に寄った部位と、を除いて前記接合部材が配され、
    前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  4. 前記第一主面のうち前記一側面に寄った部位を除いた部位に前記接合部材が配されていることを特徴とする請求項3に記載の圧電振動子。
  5. 前記第二主面には、前記他側面に寄った部位で、かつ、前記支持腕部の長手方向における一部のみに前記接合部材が配されていることを特徴とする請求項3に記載の圧電振動子。
  6. 前記側面は、
    前記第一主面の一辺および前記第二主面の一辺を接続する一側面と、
    前記第一主面の他辺および前記第二主面の他辺を接続する他側面と、を有し、
    前記第一主面および前記一側面に前記接合部材が配され、
    前記第二主面には、前記一側面に寄った部位で、かつ、前記支持腕部の長手方向における一部のみに前記接合部材が配され、
    前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  7. 前記側面は、
    前記第一主面の一辺および前記第二主面の一辺を接続する一側面と、
    前記第一主面の他辺および前記第二主面の他辺を接続する他側面と、を有し、
    前記第二主面には、前記支持腕部の長手方向における一部のみに、前記一側面と前記他側面とに渡って前記接合部材が配され、
    前記一対の振動腕部のうち、少なくとも一方の振動腕部が、前記一側面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  8. 前記第二主面には、前記他側面に寄った部位で、かつ、前記支持腕部の長手方向における一部のみに前記接合部材が配されていることを特徴とする請求項4に記載の圧電振動子。
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