JP2018046486A - 圧電振動子 - Google Patents

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和弘 泉
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一義 須釜
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Abstract

【課題】支持腕部と接合部材との実装強度を確保できる圧電振動子を提供する。
【解決手段】圧電振動子は、圧電振動片の支持腕部33がパッケージ2内の実装面20Aに接合部材22により実装されている。圧電振動片は、一対の振動腕部と、一対の支持腕部33とを有する。支持腕部33と実装面20Aとの間に接合部材22が介在されている。また、支持腕部33と実装面20Aとの間において、接合部材22の厚さ寸法が、パッケージ2の中心18からパッケージ2の外側58へ向けて大きくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧電振動子に関するものである。
例えば、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等に用いられるデバイスとして、水晶等を利用した圧電振動子が用いられる。この種の圧電振動子として、キャビティが形成されたパッケージ内に圧電振動片を気密封止したものが知られている。
圧電振動片としては、一対の振動腕部が基部で連結され、基部から一対の支持腕部が振動腕部に沿って外側に延びる、いわゆるサイドアーム型のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この圧電振動片をパッケージ内に実装する際には、マウント部の実装面上に接合部材を形成し、接合部材で支持腕部を接合するように圧電振動片を載置し、あるいは、支持腕部を押圧することにより、支持腕部が接合部材に接合される。支持腕部が接合部材に接合されることにより所望の実装強度が得られる。
特開2004−357178号公報
しかし、接合部材に支持腕部を接合する際に、接合部材が実装面からはみ出して、実装面に残留する接合部材が減少することが考えられる。このため、支持腕部と接合部材との接触面積を確保して、実装強度を得る工夫を必要とするという課題がある。
なお、この課題は、圧電振動片に対する小型化の要求が益々高まり、支持腕部の幅を狭くせざるを得ない近年において、さらに顕著になりつつある。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を確保できる圧電振動子を提供することである。
上記の課題を解決するために本発明の一態様にかかる圧電振動子は、基部から延出する一対の振動腕部と、前記基部に接続される少なくとも一つの支持部と、を有する圧電振動片が、前記支持部において、パッケージに設けられたマウント部に接合部材で実装されている圧電振動子において、前記支持部と前記マウント部の実装面との間に前記接合部材が介在され、かつ、前記支持部と前記実装面との間において、前記接合部材の厚さ寸法が、前記パッケージの中心側から外側へ向けて大きくなることを特徴とする。
この構成によれば、支持腕部および実装面間において、接合部材の厚さ寸法をパッケージの中心から外側へ向けて大きくなるようにした。すなわち、パッケージの中心側において、実装面と支持腕部との間の距離寸法を小さく抑えることができる。よって、パッケージの中心において、支持腕部と実装面との間から接合部材が押し出されることを抑制できる。
これにより、接合部材が実装面の先端からパッケージの底面に垂れ落ちることを防止できる。したがって、支持腕部と実装面との間において接合部材の量を確保できる。この結果、支持腕部と接合部材との接触面積を大きくでき、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を確保できる。
上記態様において、前記実装面がパッケージの底面に沿って平行に配置され、前記支持部が、前記パッケージの外側から中心へ向けて前記実装面に近づくように傾斜されていてもよい。
この構成によれば、支持腕部および実装面間において、接合部材の厚さ寸法をパッケージの中心側から外側へ向けて大きくできる。すなわち、パッケージの中心側において、実装面と支持腕部との間の距離寸法を小さく抑えることができる。これにより、パッケージの中心側において、支持腕部と実装面との間から接合部材が押し出されることを抑制できる。
よって、実装面からパッケージの底面に接合部材が垂れ落ちることを防止できる。これにより、支持腕部と実装面との間において接合部材の量を確保できる。この結果、支持腕部と接合部材との接触面積を大きくでき、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を確保できる。
上記態様において、前記支持部がパッケージの底面に沿って平行に配置され、前記実装面が前記パッケージの外側から中心へ向けて前記底面から離れるように傾斜されていてもよい。
この構成によれば、支持腕部および実装面間において、接合部材の厚さ寸法をパッケージの中心側から外側へ向けて徐々に大きくできる。すなわち、パッケージの中心側において、実装面と支持腕部との間の距離寸法を小さく抑えることができる。これにより、パッケージの中心側において、支持腕部と実装面との間から接合部材が押し出されることを抑制できる。
よって、実装面からパッケージの底面に接合部材が垂れ落ちることを防止できる。これにより、支持腕部と実装面との間において接合部材の量を確保できる。この結果、支持腕部と接合部材との接触面積を大きくでき、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を確保できる。
上記態様において、前記接合部材は、前記支持部のうち、パッケージの中心側の面とパッケージの外側の面とに接触していてもよい。
この構成によれば、支持腕部と接合部材との接触面積を一層大きくできる。これにより、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を一層良好に確保できる。
上記態様において、前記支持部は、前記一対の振動腕部の外側にそれぞれ配され、前記基部から前記一対の振動腕部の延出方向に沿って延びていてもよい。
この構成によれば、圧電振動子は、一対の支持腕部が振動腕部の外側に配置される、いわゆるサイドアーム型の振動子である。この圧電振動子であっても、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を一層良好に確保できる。
上記態様において、前記支持部は、前記一対の振動腕部の間に配され、前記基部から前記振動腕部の延出方向に沿って延びていてもよい。
この構成によれば、圧電振動子は、支持腕部が振動腕部の間に配置される、いわゆるセンタアーム型の圧電振動子である。この圧電振動子であっても、支持腕部をパッケージの実装面に実装する際に、支持腕部の実装強度を一層良好に確保できる。
この発明の一態様によれば、支持部および実装面間において、接合部材の厚さ寸法をパッケージの中心から外側へ向けて大きくなるようにした。よって、パッケージの中心側において、支持部と実装面との間から接合部材が押し出されることを抑制できる。
これにより、支持部と接合部材との接触面積を大きくでき、支持部をパッケージの実装面に実装する際に、支持部の実装強度を確保できる。
本発明の第1実施形態に係る圧電振動子を分解した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る実装面に支持腕部を接合部材を介して接合させた状態を示す図2のIII−III線に沿わせた断面図である。 本発明の第2実施形態に係る実装面に支持腕部を接合部材を介して接合させた状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るパッケージ本体の凹部に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る実装面に支持腕部を接合部材を介して接合させた状態を示す図5のVI−VI線に沿わせた断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
[圧電振動子]
図1は本発明の第1実施形態に係る圧電振動子1を分解した状態を示す斜視図である。
図1に示すように、圧電振動子1は、いわゆるセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子である。圧電振動子1は、内部に気密封止されたキャビティCを有するパッケージ2と、キャビティC内に収容された圧電振動片3と、を備えている。
なお、圧電振動子1は、外形が概略直方体状に形成されている。以下、圧電振動子1の長手方向を長手方向Lといい、短手方向を幅方向Wという。さらに、長手方向Lおよび幅方向Wに対して直交する方向を厚み方向Tという。
<パッケージ>
パッケージ2は、圧電振動片3を収容する凹部17を有する。パッケージ2は、パッケージ本体5と、パッケージ本体5に対して接合されるとともに、パッケージ本体5との間にキャビティCを形成する封口板6と、を備えている。
パッケージ本体5は、互いに重ね合わされた状態で接合された第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12と、第3ベース基板12上に接合されたシールリング13と、を備えている。
第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12は、上方(すなわち、厚さ方向Tの一方)に向けて開口する箱型に形成されている。第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12は、セラミックス材料からなり、厚さ方向Tに一体に積層されている。なお、各基板10〜12に用いられるセラミックス材料としては、例えばアルミナ製のHTCCや、ガラスセラミックス製のLTCC等を用いることが可能である。
HTCCは、High Temperature Co−Fired Ceramicの略記である。また、LTCCは、Low Temperature Co−Fired Ceramicの略記である。
第1ベース基板10の上面10aは凹部17の底面を形成している。
第2ベース基板11には、貫通部11aが形成されている。貫通部11aの内側面は、キャビティCの側壁の一部を構成している。貫通部11aの幅方向W両側の内側面には、内方に突出するマウント部14A,14Bが設けられている。マウント部14A,14Bは、貫通部11aの長手方向Lの略中央に形成されている。
マウント部14A,14Bの上面には、圧電振動片3との接続電極である一対の電極パッド20A,20Bが形成されている。一対の電極パッド20A,20Bを「///」(斜線部)で示す。第1ベース基板10の下面には、一対の外部電極21A,21Bが長手方向Lに間隔をあけて形成されている。電極パッド20A,20Bおよび外部電極21A,21Bは、例えば蒸着やスパッタ等で形成された単一金属による単層膜、または異なる金属が積層された積層膜であり、不図示の配線を介して互いにそれぞれ導通している。
第3ベース基板12には、第2ベース基板11と同様に、貫通部12aが形成されている。第1ベース基板10の上面10a、第2ベース基板11の貫通部11aおよび第3ベース基板12の貫通部12aで凹部17が形成されている。
以下、第1ベース基板10の上面10aを「パッケージ2の底面10a」という。
シールリング13は、第1ベース基板10、第2ベース基板11および第3ベース基板12の外形よりも一回り小さい導電性の枠状部材である。シールリング13は、第3ベース基板12の上面に接合されている。
具体的には、シールリング13は、銀ロウ等のロウ材や半田材等による焼付けによって第3ベース基板12上に接合されている。あるいは、シールリング13は、第3ベース基板12上に形成(例えば、電解メッキや無電解メッキの他、蒸着やスパッタ等により)された金属接合層に対する溶着等によって接合されている。
封口板6は、シールリング13上に重ねられ、シールリング13に対する接合によってパッケージ本体5に対して気密に接合されている。そして、封口板6、シールリング13および凹部17により画成された空間が、気密に封止されたキャビティCとして機能する。
<圧電振動片>
図2は本発明の第1実施形態に係るパッケージ本体5の凹部17に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。
図2に示すように、圧電振動片3は、水晶やタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。なお、以下の説明では、圧電材料として水晶を例に挙げて説明する。また、圧電振動子1の長手方向L、幅方向Wおよび厚み方向Tは、圧電振動片3の長手方向、幅方向および厚み方向と一致している。したがって、以下の説明では、圧電振動片3の長手方向、幅方向および厚み方向の各方向について、圧電振動子1の長手方向L、幅方向Wおよび厚み方向Tの各方向と同一の符号を付して説明する。
圧電振動片3は、いわゆるサイドアーム型の振動片である。具体的には、圧電振動片3は、一対の振動腕部31,32と、一対の振動腕部31,32を接続する基部35と、基部35に接続されている一対の支持腕部(すなわち、支持部)33,34と、を有している。
一対の振動腕部31,32は、長手方向Lに沿って延在するとともに互いに平行となるように並んで配置されている。一対の振動腕部31,32は、基端31b,32bを固定端として、先端31a,32aが自由端として振動する。一対の振動腕部31,32は、例えば、先端31a,32aの幅寸法が拡大された、いわゆるハンマーヘッドタイプである。一対の振動腕部31,32の先端31a,32aは、重量および振動時の慣性モーメントが増大させられている。これによって、一対の振動腕部31,32は振動し易くなり、一対の振動腕部31,32の長さを短くすることができ、小型化が図られている。なお、本実施形態では、ハンマーヘッドタイプの一対の振動腕部31,32を例に説明するが、一対の振動腕部31,32は、ハンマーヘッドタイプに限定されるものではない。
一対の振動腕部31,32には、溝部37が形成されている。溝部37は、一対の振動腕部31,32の両主面上において、厚み方向Tに凹むとともに、長手方向Lに沿って延在している。溝部37は、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bから、先端31a,32a側の幅が拡大される部分に至る間に形成されている。
一対の振動腕部31,32の表面上には、一対の振動腕部31,32を幅方向Wに振動させる2系統の第1励振電極および第2励振電極が設けられている。各励振電極は、互いに電気的に絶縁された状態でパターニングされ、一対の振動腕部31,32を所定の周波数で振動させることができるように配設されている。
一対の振動腕部31,32の基端31b,32b同士が基部35に接続されている。基部35は、一対の振動腕部31,32よりも外側まで幅方向Wに延在している。基部35には、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bが一体に接続固定されている。一対の支持腕部33,34は、一対の振動腕部31,32の両外側において、基部35の幅方向W両端部にそれぞれ接続されている。
一対の支持腕部33,34は、基部35から一対の振動腕部31,32の延出方向と同じ長手方向Lに沿って互いに平行に延在している。
一対の支持腕部33,34の一方の主面33c,34c(図3参照)には、それぞれ固定電極53,54が設けられている。各固定電極53,54は、一対の支持腕部33,34の接合箇所33a,34aに配されている。接合箇所33a,34aは、一対の支持腕部33,34の先端33b,34b付近に位置する。
各固定電極53,54と各励振電極とは、図示しない引き回し電極によりそれぞれ導通されている。引き回し電極は、一対の支持腕部33,34から基部35を経由して一対の振動腕部31,32に至る経路に形成されている。
この圧電振動片3は凹部17に収容されている。凹部17に収容された圧電振動片3の一対の接合箇所33a,34aは、パッケージ2のマウント部14A,14Bに設けられた2つの電極パッド20A,20Bにそれぞれ接合部材22(図3参照)を介して接合されている。これにより、一対の支持腕部33,34の各固定電極53,54は、電極パッド20A,20Bにそれぞれ接合部材22を介して電気的に接続されている。接合部材22としては、一例として導電性接着剤が用いられる。
一対の支持腕部33,34が電極パッド20A,20Bに接合されることにより、圧電振動片3がマウント部14A,14Bで支持される。これにより、圧電振動片3は、基部35を介して、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bが片持ち支持される。
この圧電振動子1によれば、外部電極21A,21B(図1参照)に所定の電圧が印加されると、一対の振動腕部31,32の各励振電極に電流が流れ、各励振電極間に電界が発生する。一対の振動腕部31,32は、各励振電極間に発生する電界による逆圧電効果によって例えば互いに接近、離間する方向(すなわち、幅方向W)に所定の共振周波数で振動する。一対の振動腕部31,32の振動は、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源などとして用いられる。
<接合部材>
図3は本発明の第1実施形態に係る実装面に支持腕部33を接合部材22を介して接合させた状態を示す断面図である。
図3に示すように、マウント部14Aの平面部23に電極パッド20Aが配されている。電極パッド20Aは、導電性を有する部材である。電極パッド20Aは、接続電極としての役割と、支持腕部34の接合箇所33aを実装する実装面としての役割を果たす。
以下、構成の理解を容易にするために、電極パッド20Aの表面を実装面20Aとして説明する。実装面20Aは、パッケージ2の底面10aに沿って平行に配置されている。
また、第3ベース基板12は、貫通部12aのうち、支持腕部33に対向する内側面12bを有する。
支持腕部33は、断面矩形状に形成され、一方の主面33cと、他方の主面33dと、外側面33eと、内側面33fとを有する。一方の主面33cは、実装面20Aに対向するように配置される。外側面33eは、パッケージ2の外側58側の面であり、第3ベース基板12の内側面12bに対向するように配置される。内側面33fは、パッケージ2の中心18側の面であり、パッケージ2の中心18側に対向するように配置される。
支持腕部33は、パッケージ2の外側58からパッケージ2の中心18へ向けて実装面20Aに徐々に近づくように傾斜されている。
支持腕部33の接合箇所33aにおいて、一方の主面33cには固定電極53が設けられている。
マウント部14Aの電極パッド20Aには、接合部材22を介して支持腕部33の接合箇所33aが実装されている。接合部材22は、接合箇所33aの一方の主面33cと実装面20Aとの間に介在されている。ここで、接合箇所33aは、パッケージ2の中心18側へ向けて実装面20Aに徐々に近づくように傾斜されている。よって、接合部材22の厚さ寸法が、接合箇所33aのパッケージ2の中心18側からパッケージ2の外側58に向かう幅方向Wにしたがって徐々に大きくなる。
換言すれば、パッケージ2の中心18側の内側面33fにおいて、実装面20Aと接合箇所33aとの間の距離寸法T1が小さく抑えられる。よって、接合箇所33aの内側面33fにおいて、接合箇所33aと実装面20Aとの間から接合部材22がパッケージ2の中心18側に押し出されることを抑制できる。
これにより、接合部材22が実装面20Aの先端20A1からパッケージ2の底面10aに垂れ落ちることを防止できる。したがって、接合箇所33aと実装面20Aとの間において、接合部材22の量を確保できる。この結果、接合箇所33aと接合部材22との接触面積を大きくでき、接合箇所33aをマウント部14Aに実装する際に、接合箇所33aの実装強度を確保できる。
さらに、接合部材22は、接合箇所33aの内側面33fと外側面33eとに接触している。よって、接合箇所33aと接合部材22との接触面積を一層大きくできる。これにより、接合箇所33aをマウント部14Aに実装する際に、接合箇所33aの実装強度を一層良好に確保できる。
図2に示すように、一対の支持腕部33,34、マウント部14A,14B、および一対の電極パッド20A,20Bは、幅方向Wの中心18に対して対称の部材である。よって、支持腕部33と同様に、
接合箇所34aをマウント部14Bに実装する際に、接合箇所34aの実装強度を確保できる。
なお、支持腕部34、マウント部14B、および電極パッド20Bの詳しい説明を省略する。
ところで、圧電振動片3は、一対の支持腕部33,34が基部35から一対の振動腕部31,32の延出方向と同じ長手方向Lに沿って互いに平行に延在する、いわゆるサイドアーム型の振動片である。
このように、サイドアーム型の圧電振動片3は、一対の支持腕部33,34と接合部材22との実装強度が確保される。
つぎに、第2実施形態の圧電振動子80、第3実施形態の圧電振動子100を図4〜図6に基づいて説明する。なお、第2実施形態の圧電振動子80、第3実施形態の圧電振動子100において第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係る実装面84に支持腕部33を接合部材22を介して接合させた状態を示す断面図である。
図4に示すように、圧電振動子80は、第1実施形態の実装面20Aを実装面84に代え、さらに、支持腕部33をパッケージ2の底面10aに沿って配置したもので、その他の構成は第1実施形態の圧電振動子1の構成と同様である。
実装面84は、マウント部82の上面に形成されている。実装面84は、パッケージ2の外側58からパッケージ2の中心18へ向けてパッケージ2の底面10aから離れるように傾斜されている。よって、接合箇所33aおよび実装面84間において、接合部材22の厚さ寸法を、パッケージ2の中心18側からパッケージ2の外側58へ向けて徐々に大きくできる。換言すれば、パッケージ2の中心18側の内側面33fにおいて、実装面84と接合箇所33aとの間の距離寸法T2が小さく抑えられる。
よって、接合箇所33aの内側面33fにおいて、支持腕部33と実装面84との間から接合部材22がパッケージ2の中心18側に押し出されることを抑制できる。
これにより、接合部材22が実装面84の先端84aからパッケージ2の底面10aに垂れ落ちることを防止できる。したがって、接合箇所33aと実装面84との間において、接合部材22の量を確保できる。この結果、接合箇所33aと接合部材22との接触面積を大きくできる。これにより、接合箇所33aをマウント部82に実装する際に、接合箇所33aの実装強度を確保できる。
さらに、接合部材22は、接合箇所33aの内側面33fと外側面33eとに接触している。よって、接合箇所33aと接合部材22との接触面積を一層大きくできる。これにより、接合箇所33aをマウント部82に実装する際に、接合箇所33aの実装強度を一層良好に確保できる。
(第3実施形態)
図5は本発明の第3実施形態に係るパッケージ本体104の凹部105に圧電振動片103を取り付けた状態を示す平面図である。
図5に示すように、圧電振動子100は、内部に凹部105を有するパッケージ102と、凹部105に収容された圧電振動片103と、を備えている。
パッケージ102は、パッケージ本体104の第2ベース基板107(図6も参照)にマウント部109が設けられたもので、その他の構成は第1実施形態のパッケージ2と同様である。
マウント部109は、第2ベース基板107の貫通部107aの長手方向Lの内側面から凹部105の内方に突出されている。マウント部109は、貫通部107aの幅方向Wの略中央に形成されている。
マウント部109の上面109aには、圧電振動片103との接続電極である一対の電極パッド110(図6参照)が形成されている。
以下、マウント部109の上面109aを「実装面109a」として説明する。
圧電振動片103は、一対の振動腕部31,32と、一対の振動腕部31,32を接続する基部35と、基部35に接続されている支持腕部(すなわち、支持部)112と、を有している。
支持腕部112は、一対の振動腕部31,32の間において基部35から一対の振動腕部31,32の延出方向に沿って延びている。
すなわち、圧電振動片103は、いわゆるセンタアーム型の圧電振動片103である。
支持腕部112の一方の主面112c(図6参照)には一対の固定電極114が設けられている。一対の固定電極114は、支持腕部112の接合箇所112aに配されている。接合箇所112aは、支持腕部112の先端112b付近に位置し、マウント部109の実装面109aに実装される部位である。
図6は本発明の第3実施形態に係る実装面109aに支持腕部112を接合部材22を介して接合させた状態を示す断面図である。
図6に示すように、支持腕部112は、接合箇所112aにおいて、一方の主面112cに一対の固定電極114が設けられている。
実装面109aに複数の接合部材22を介して接合箇所112aが傾斜された状態で実装されている。以下、構成の理解を容易にするために、複数の接合部材22のうち、支持腕部112の先端112bの反対側の接合部材22に符号22Aを付して説明する。
接合部材22Aは、接合箇所112aの一方の主面112cと実装面109aとの間に配されている。
支持腕部112の接合箇所112aは、パッケージ2の外側58からパッケージ2の中心18へ向けて実装面109aに近づくように徐々に傾斜されている。支持腕部112の接合箇所112aにおいて、一方の主面112cには一対の固定電極114が設けられている。
マウント部109の実装面109aには、接合部材22A,22を介して支持腕部112の接合箇所112aが実装されている。接合部材22A,22は、接合箇所112aの一方の主面112cと実装面109aとの間に介在されている。ここで、接合箇所112aは、パッケージ2の中心18へ向けて実装面109aに徐々に近づくように傾斜されている。
よって、接合部材22A,22の厚さ寸法が、パッケージ2の中心18からパッケージ2の外側58に向かう方向にしたがって徐々に大きくなる。
換言すれば、パッケージ2の中心18側の実装面109aの先端109bにおいて、実装面109aと支持腕部112との間の距離寸法T3が小さく抑えられる。よって、実装面109aの先端109bにおいて、接合箇所112aと実装面109aとの間から接合部材22Aがパッケージ2の中心18側に押し出されることを抑制できる。
これにより、接合部材22Aが実装面109aの先端109bからパッケージ2の底面10aに垂れ落ちることを防止できる。したがって、接合箇所112aと実装面109aとの間において、接合部材22Aの量を確保できる。この結果、支持腕部112と接合部材22Aとの接触面積を大きくできる。これにより、接合箇所112aをマウント部109の実装面109aに実装する際に、接合箇所112aの実装強度を確保できる。
このように、圧電振動片103が、いわゆるセンタアーム型の圧電振動片103であっても、第1実施形態と同様に、接合箇所112aをマウント部109に実装する際に、接合箇所112aの実装強度を確保できる。
ここで、支持腕部112の先端112b側の接合部材22は、接合箇所112aの外端面(すなわち、パッケージ2の外側58の面)112dに接触している。支持腕部112の外端面112dはパッケージ2の外側58の面である。
よって、接合箇所112aと接合部材20A,22との接触面積を一層大きくできる。これにより、接合箇所112aをマウント部109の実装面109aに実装する際に、接合箇所112aの実装強度を一層良好に確保できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1実施形態では、支持腕部33の外側面33eと内側面33fとに接合部材22を接触する例について説明したが、これに限定するものではない。
その他の例として、支持腕部33の外側面33eのみに接合部材22を接触させることも可能である。
また、前記第1実施形態および前記第2実施形態では、圧電振動片3の一対の支持腕部33,34をパッケージ本体に実装するサイドアーム型を例に説明した。さらに、前記第3実施形態では、圧電振動片103の支持腕部112をパッケージ本体に実装するセンタアーム型を例に説明した。
しかし、本発明はサイドアーム型やセンタアーム型の圧電振動片に限らないで、他の圧電振動片に適用することも可能である。他の圧電振動片としては、基部に支持部が接続されて基部の一部のように形成され、基部から一対の振動腕部が互いに平行となるように並んで延在される、いわゆる標準型の圧電振動片がある。
この圧電振動片は、基部に一体化された支持部がパッケージ本体に実装される。この場合においても、第1実施形態〜第3実施形態と同様に、支持部の実装強度を確保できる。
1………圧電振動子
2………パッケージ
3,105………圧電振動片
10a…パッケージの底面
14A,14B,82,109…マウント部
18…パッケージの中心
20A,20B,84,110…実装面
22,22A…接合部材
31,32…一対の振動腕部
33,34,112…支持腕部(支持部)
33e………支持腕部の外側面(パッケージの外側の面)
33f………支持腕部の内側面(パッケージの中心側の面)
35……基部
58……パッケージの外側
109a…実装面
112d…支持腕部の外端面(パッケージの外側の面)

Claims (6)

  1. 基部から延出する一対の振動腕部と、前記基部に接続される少なくとも一つの支持部と、を有する圧電振動片が、前記支持部において、パッケージに設けられたマウント部に接合部材で実装されている圧電振動子において、
    前記支持部と前記マウント部の実装面との間に前記接合部材が介在され、かつ、前記支持部と前記実装面との間において、前記接合部材の厚さ寸法が、前記パッケージの中心側から外側へ向けて大きくなることを特徴とする圧電振動子。
  2. 前記実装面がパッケージの底面に沿って平行に配置され、
    前記支持部が、前記パッケージの外側から中心へ向けて前記実装面に近づくように傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  3. 前記支持部がパッケージの底面に沿って平行に配置され、
    前記実装面が前記パッケージの外側から中心へ向けて前記底面から離れるように傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  4. 前記接合部材は、前記支持部のうち、パッケージの中心側の面とパッケージの外側の面とに接触していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  5. 前記支持部は、
    前記一対の振動腕部の外側にそれぞれ配され、前記基部から前記一対の振動腕部の延出方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  6. 前記支持部は、
    前記一対の振動腕部の間に配され、前記基部から前記振動腕部の延出方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電振動子。
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JP2020033311A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 小林製薬株式会社 皮膚外用組成物
JP2020141169A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 エスアイアイ・クリスタルテクノロジー株式会社 圧電振動片、及び圧電振動子

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