JP2018152764A - 圧電振動子 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持腕部の電極と金属膜との導電性を確保でき、電極を金属膜に強固に接合できる圧電振動子を提供する。【解決手段】圧電振動子は、圧電振動片の支持腕部が第一主面41、第一側面43を有する。第一主面41には第一主面固定電極46aが配される。第一側面43には第一側面固定電極46cが配される。第一主面固定電極46aは、第一主面金属膜54および第二主面金属膜に導電性接合剤51を介して接続されている。第一側面固定電極46cは、第一側面金属膜55および第二側面金属膜に導電性接合剤51を介して接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、圧電振動子に関するものである。
例えば、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等に用いられるデバイスとして、水晶等を利用した圧電振動子が用いられる。この種の圧電振動子として、キャビティが形成されたパッケージ内に圧電振動片を気密封止したものが知られている。
この圧電振動片は年々小型化されている。小型化された圧電振動片としてセンタアーム型のものが知られている。センタアーム型の圧電振動片は、一対の振動腕部が基部で連結され、基部から支持腕部が振動腕部に沿って延びている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−72869号公報
ところで、圧電振動片が小型化するにつれて支持腕部が小さくなる。また、この支持腕部の小型化に合わせて圧電振動子のマウント部も小さくなる。よって、支持腕部に配される電極の面積や、マウント部に配される金属膜(すなわち、電極)の面積が小さくなる。このため、支持腕部の電極とマウント部の金属膜との導電性を確保する工夫が求められる。
特に、センタアーム型の圧電振動片は、支持腕部の長手方向に間隔をおいて電極が2つ配されている。2つの電極のうち、一方の電極が他方の電極より圧電振動片の重心位置からより離れて配置される。
電極を金属膜に接合する導電性接合剤に圧電振動片を載置した直後、導電性接合剤が固化するまでに、圧電振動片の重量で重心位置がマウント部側に近づくことが考えられる。よって、一方の電極が金属膜から離れる方向に移動する虞がある。このため、一方の電極を導電性接合剤で金属膜に強固に接合する工夫が求められる。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、支持腕部の電極と金属膜との導電性を確保でき、電極を金属膜に強固に接合できる圧電振動子を提供することである。
上記の課題を解決するために本発明の一態様にかかる圧電振動子は、互いに平行となるように並んで配置される一対の振動腕部と、前記一対の振動腕部の基端同士を接続する基部と、前記基部から前記一対の振動腕部と同じ方向に延びる支持腕部と、を有する圧電振動片と、前記圧電振動片を収容するキャビティと、前記キャビティ内に設けられて前記支持腕部を支持するマウント部と、を有するパッケージと、を備える圧電振動子であって、前記支持腕部は、前記マウント部側に配置され、かつ、前記支持腕部の幅方向に沿う主面と、前記支持腕部の厚さ方向に沿う側面とを有し、前記主面および前記側面には、前記支持腕部の長手方向に間隔をおいて少なくとも2つの電極が配置され、前記マウント部は、前記主面に設けられた電極に対向する主面金属膜と、前記側面に設けられた電極に対向する側面金属膜とが形成された少なくとも2つの金属膜を有し、前記主面に設けられた電極は、前記主面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続され、前記側面に設けられた電極は、前記側面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続されることを特徴とする。
この構成によれば、支持腕部の長手方向に間隔をおいて主面および側面に、少なくとも2つの電極を配置した。また、支持腕部の主面に設けた電極を、金属膜の主面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続した。さらに、支持腕部の側面に設けた電極を、金属膜の側面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続した。
よって、電極を金属膜に接触する接着剤の量を増やし、接触面積を大きく確保できる。これにより、支持腕部の電極と金属膜との導電性を確保でき、導電性に優れた小型の圧電振動片を得ることができる。さらに、支持腕部を金属膜に導電性接合剤を介して強固に接合できる。
ここで、センタアーム型の圧電振動片は支持腕部が長手方向を中心にして回転する(傾く)ことが考えられる。この場合においても、側面に設けられた電極が導電性接合剤を介して側面金属膜に接続されている。これにより、支持腕部が長手方向を中心にして傾いた場合でも、側面に設けられた電極の導電性接合剤への接着面積を大きく確保でき、導電性を良好に確保できる。
上記態様において、前記少なくとも2つの電極は、一方の電極が他方の電極より前記圧電振動片の重心位置からより離れた位置に配置され、前記一方の電極と前記側面金属膜との間に介在される前記導電性接合剤は、前記他方の電極と前記側面金属膜との間に介在される前記導電性接合剤に対して、前記支持腕部の厚さ方向の寸法が大きい、または同じであってもよい。
この構成によれば、一方の電極が他方の電極より圧電振動片の重心位置からより離れた位置に配置されている場合、一方の電極における導電性接合剤の支持腕部の厚さ方向の寸法を、他方の電極より大きく、または同じに設定した。
一方の電極における導電性接合剤の厚さ方向の寸法を大きくする手段として、支持腕部を傾けることや、導電性接合剤の塗布量を増やすことが挙げられる。
すなわち、他方の電極より一方の電極において、支持腕部をパッケージのマウント部に近づけるように傾斜させることにより、一方の電極における導電性接合剤の厚さ方向の寸法を大きくできる。
また、一方の電極側の金属膜への導電性接合剤の塗布量を、他方の電極側の金属膜より増やすことにより、一方の電極における導電性接合剤の厚さ方向の寸法を大きくできる。
このように、一方の電極における導電性接合剤の支持腕部の厚さ方向の寸法を、他方の電極より大きく、または同じに設定できる。よって、導電性接合剤に圧電振動片を載置した直後、導電性接合剤が固化する間に重心位置がマウント部側に近づいて、一方の電極が金属膜から離れる方向に移動した場合でも、一方の電極と金属膜との導電性を充分に確保できる。これにより、支持腕部の電極と金属膜との導電性を良好に確保でき、支持腕部を金属膜に導電性接合剤を介して強固に接合できる。
上記態様において、前記少なくとも2つの金属膜の側面金属膜は、前記支持腕部の一方の側面側に配置されていてもよい。
この構成によれば、金属膜の側面金属膜を支持腕部の一方の側面側に配置することにより、支持腕部の一方の側面を側面金属膜で位置決めできる。これにより、支持腕部を側面金属膜で位置決めできる。
また、金属膜の側面金属膜を支持腕部の一方の側面側に配置することにより、金属膜に電極を接合する際に、支持腕部の一方の側面側の接合状態のみを確認すればよい。これにより、支持腕部の両方の側面側の接合状態を確認する場合と比べて確認しやすくでき、圧電振動片を金属膜に接合する際の管理を容易にできる。
上記態様において、前記少なくとも2つの金属膜の側面金属膜は、前記支持腕部の一方の側面側と他方の側面側とに互い違いに配置されていていてもよい。
この構成によれば、金属膜の側面金属膜を、支持腕部の一方の側面側と他方の側面側とに互い違いに配置することにより、支持腕部の一方の側面と他方の側面とを側面金属膜で位置決めできる。これにより、支持腕部を側面金属膜で両側面から位置決めできる。
ここで、圧電振動片の支持腕部が長手方向を中心にして回転した(傾いた)場合においても、側面に設けられた電極が導電性接合剤を介して側面金属膜に接続されている。これにより、支持腕部が長手方向を中心にして傾いた場合でも、側面に設けられた電極の導電性接合剤への接着面積を大きく確保でき、導電性を良好に確保できる。
また、少なくとも2つの金属膜の側面金属膜が、支持腕部の一方の側面側と他方の側面側とに互い違いに配置されている。よって、支持腕部を金属膜(具体的には、導電性接合剤)に搭載する際に、支持腕部を側面金属膜で案内できる。これにより、支持腕部を側面金属膜で精度よく位置決めできる。
上記態様において、前記少なくとも2つの金属膜は、それぞれ一対の側面金属膜を有し、前記一対の側面金属膜は、前記支持腕部の両方の側面側に配置されていてもよい。
この構成によれば、金属膜の一対の側面金属膜を支持腕部の両側面側に配置した。よって、一対の側面金属膜に支持腕部の両側面側の電極を導電性接合剤で接着することができる。これにより、電極の接着面積を増やすことができ、導電性を一層良好に確保できる。
また、金属膜の一対の側面金属膜を支持腕部の両側面側に配置することにより、支持腕部の一方の側面と他方の側面とを各金属膜で位置決めできる。これにより、支持腕部の幅方向において、支持腕部を側面金属膜で両側面から一層良好に位置決めできる。
上記態様において、前記少なくとも2つの金属膜のうち、前記支持腕部の先端部に近い金属膜は、支持腕部の厚さ方向から見て前記先端部に沿って凹状に形成されていてもよい。
この構成によれば、金属膜を先端部に沿って凹状に形成することにより、支持腕部の先端部に沿って先端金属膜を配することができる。よって、支持腕部の先端部と先端金属膜との間に介在する導電性接合剤に先端部側の電極を導電性接合剤に接着できる。これにより、先端部側の電極の先端金属膜への接着面積を増すことができ、導電性を一層良好に確保できる。
上記態様において、前記支持腕部は、支持腕部の厚さ方向から見て、前記少なくとも2つの金属膜の側面金属膜を収納する凹部が形成されていてもよい。
この構成によれば、支持腕部の凹部に金属膜の側面金属膜を収納することにより、側面金属膜を振動腕部から離すことができる。これにより、振動腕部の振動が側面金属膜に漏れることを一層良好に防止できる。
また、支持腕部の凹部に金属膜の側面金属膜を収納することにより、支持腕部の位置決め精度を一層高めることができる。
この発明の一態様によれば、支持腕部の主面に設けた電極を、金属膜の主面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続した。さらに、支持腕部の側面に設けた電極を、金属膜の側面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続した。これにより、支持腕部の電極と金属膜との導電性を確保でき、電極を金属膜に強固に接合できる。
本発明の第一実施形態に係る圧電振動子を分解した状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るパッケージ本体のキャビティ内に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る圧電振動子を示す図2のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に係る圧電振動子を示す図2のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に係る圧電振動子を示す図2のV−V線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に係る圧電振動子を示す図3の要部を拡大した断面図である。 本発明の第二実施形態に係るパッケージ本体のキャビティ内に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第二実施形態に係る圧電振動子を示す図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 本発明の第三実施形態に係るパッケージ本体のキャビティ内に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の第三実施形態に係る圧電振動子を示す図9のX−X線に沿う断面図である。 本発明の第三実施形態に係る圧電振動子を示す図9のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第四実施形態に係るパッケージ本体のキャビティ内に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
[圧電振動子]
図1は第一実施形態の圧電振動子の分解斜視図である。図2はパッケージ本体5のキャビティC内に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の圧電振動子1は、内部に気密封止されたキャビティCを有するパッケージ2と、キャビティC内に収容された音叉型の圧電振動片3と、を備えたセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子とされている。
パッケージ2は、パッケージ本体5と、このパッケージ本体5に対して接合されると共に、パッケージ本体5との間にキャビティCを形成する封口板6と、を備えている。
パッケージ本体5は、互いに重ね合わされた状態で接合された第一ベース基板10および第二ベース基板11と、第二ベース基板11上に接合されたシールリング12と、を備えている。
第一ベース基板10および第二ベース基板11の四隅には、平面視1/4円弧状の切欠部15が、両ベース基板10,11の厚さ方向の全体に亘って形成されている。これら第一ベース基板10および第二ベース基板11は、例えばウエハ状のセラミック基板を2枚重ねて接合した後、両セラミック基板を貫通する複数のスルーホールを行列状に形成し、その後、各スルーホールを基準としながら両セラミック基板を格子状に切断することで作製される。その際、スルーホールが4分割されることで、切欠部15となる。
また、第二ベース基板11の上面は実装面11aとされている。実装面11aのうち、特に接続電極が形成された部分をマウント部11bという。
なお、第一ベース基板10および第二ベース基板11はセラミックス製としたが、その具体的なセラミックス材料としては、例えばアルミナ製のHTCC(High Temperature Co−Fired Ceramic)や、ガラスセラミックス製のLTCC(Low Temperature Co−Fired Ceramic)等が挙げられる。
シールリング12は、第一ベース基板10および第二ベース基板11の外形よりも一回り小さい導電性の枠状部材であり、第二ベース基板11の実装面11aに接合されている。具体的には、シールリング12は、銀ロウ等のロウ材や半田材等による焼付けによって実装面11a上に接合、あるいは、実装面11a上に形成(例えば、電解メッキや無電解メッキの他、蒸着やスパッタ等により)された金属接合層に対する溶着等によって接合されている。
なお、シールリング12の材料としては、例えばニッケル基合金等が挙げられ、具体的にはコバール、エリンバー、インバー、42−アロイ等から選択すれば良い。特に、シールリング12の材料としては、セラミック製とされている第一ベース基板10および第二ベース基板11に対して熱膨張係数が近いものを選択することが好ましい。例えば、第一ベース基板10および第二ベース基板11として、熱膨張係数6.8×10-6/℃のアルミナを用いる場合には、シールリング12としては、熱膨張係数5.2×10-6/℃のコバールや、熱膨張係数4.5〜6.5×10-6/℃の42−アロイを用いることが好ましい。
封口板6は、シールリング12上に重ねられた導電性基板であり、シールリング12に対する接合によってパッケージ本体5に対して気密に接合されている。そして、この封口板6とシールリング12と第二ベース基板11の実装面11aとで画成された空間が、気密に封止された前記キャビティCとして機能する。
なお、封口板6の溶接方法としては、例えばローラ電極を接触させることによるシーム溶接や、レーザ溶接、超音波溶接等が挙げられる。また、封口板6とシールリング12との溶接をより確実なものとするため、互いになじみの良いニッケルや金等の接合層を、少なくとも封口板6の下面と、シールリング12の上面とにそれぞれ形成することが好ましい。
ところで、第二ベース基板11の実装面11aには、圧電振動片3との接続電極である第一電極搭載部20Aおよび第二電極搭載部20Bが圧電振動子1の長手方向に間隔をおいて形成されている。以下、第一電極搭載部20Aを「第一金属膜20A」という。第二電極搭載部20Bを「第二金属膜20B」という。
また、第一ベース基板10の下面には、一対の外部電極21A,21Bが圧電振動子1の長手方向に間隔をおいて形成されている。第一金属膜20A、第二金属膜20Bおよび外部電極21A,21Bは、例えば蒸着やスパッタ等で形成された単一金属による単層膜、又は異なる金属が積層された積層膜であり、互いにそれぞれ導通している。
すなわち、第一ベース基板10には、一方の外部電極21Aに導通し、第一ベース基板10をその厚さ方向に貫通する一方の第一貫通電極22Aが形成されている。また、第二ベース基板11には、第一金属膜20Aに導通し、第二ベース基板11をその厚さ方向に貫通する一方の第二貫通電極23Aが形成されている。そして、第一ベース基板10と第二ベース基板11との間に、一方の第一貫通電極22Aと一方の第二貫通電極23Aとを接続する第一接続電極24Aが形成されている。これにより、一方の金属膜20Aと第一外部電極21Aとが互いに導通している。
また、第一ベース基板10には、他方の外部電極21Bに導通し、第一ベース基板10をその厚さ方向に貫通する他方の第一貫通電極22Bが形成されている。また、第二ベース基板11には、第二金属膜20Bに導通し、第二ベース基板11をその厚さ方向に貫通する他方の第二貫通電極23Bが形成されている。そして、第一ベース基板10と第二ベース基板11との間に、他方の第一貫通電極22Bと他方の第二貫通電極23Bとを接続する他方の接続電極24Bが形成されている。これにより、第二金属膜20Bと他方の外部電極21Bとが互いに導通している。
なお、他方の接続電極24Bは、後述する凹部17を回避するように、例えばシールリング12の下方をシールリング12に沿って延在するようにパターニングされている。
第二ベース基板11の実装面11aには、後述する圧電振動片3の一対の振動腕部31,32の先端31a,32aに対向する部分に、凹部17が形成されている。この凹部17は、落下等による衝撃の影響によって、振動腕部31,32がその厚さ方向に変位(撓み変形)した際に、振動腕部31,32の先端31a,32aとの接触を回避するためのものである。凹部17は、第二ベース基板11を貫通する貫通孔とされていると共に、シールリング12の内側において四隅が丸み帯びた平面視矩形状に形成されている。
[圧電振動片]
圧電振動片3は、水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された音叉型の振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。圧電振動片3は、例えば厚さが120μm程度より小さく形成されている。
圧電板30は、所定方向に延びるとともに、並んで配置された一対の振動腕部31,32と、一対の振動腕部31,32の基端31b,32b同士を接続する基部33と、一対の振動腕部31,32の間において基部33に接続する支持腕部34と、を有する。
以下、圧電振動片3の構成を説明する際には、一対の振動腕部31,32の並設方向をX方向、一対の振動腕部31,32の延在方向をY方向、X方向およびY方向に直交する方向(圧電板30の主面の法線方向、圧電板30の厚さ方向)をZ方向とする。
ここで、X方向において、支持腕部34に対する振動腕部32側を+X側とし、支持腕部34に対する振動腕部31側を−X側としている。また、Y方向において、振動腕部31,32の先端側を+Y側とし、振動腕部31,32の基端側を−Y側としている。
また、Z方向において、圧電振動片3(圧電板30)の主面のうち、パッケージ2の実装面11aに対向する主面側を−Z側とし、反対の主面側を+Z側とする。
一対の振動腕部31,32は、Y方向に沿って互いに平行に延在し、Y方向における基端31b,32b側を固定端として、先端31a,32a側が自由端として振動する。一対の振動腕部31,32は、例えば、先端31a,32a側の幅が基端31b,32b側に比べて拡大されたハンマーヘッドタイプであって、振動腕部31,32の先端31a,32a側の重量および振動時の慣性モーメントが増大させられている。
これにより、振動腕部31,32は振動し易くなり、振動腕部31,32の長さを短くすることができ、小型化が図られている。一対の振動腕部31,32の長さは、例えば1mm程度となっている。なお、一対の振動腕部31,32は、ハンマーヘッドタイプに限定されるものではない。
一対の振動腕部31,32には、溝部37が形成されている。溝部37は、一対の振動腕部31,32の両主面上において、厚さ方向(Z方向)に凹むとともに、長手方向(Y方向)に沿って延在している。溝部37は、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bから、先端31a,32a側の幅が拡大される部分に至る間に形成されている。
一対の振動腕部31,32の表面上には、一対の振動腕部31,32を幅方向(X方向)に振動させる2系統の第一励振電極および第二励振電極(図示せず)が設けられている。各励振電極は、互いに電気的に絶縁された状態でパターニングされ、一対の振動腕部31,32を所定の周波数で振動させることができるように配設されている。
一対の振動腕部31,32の基端31b,32b同士が基部33に接続されている。基部33は、一対の振動腕部31,32よりも外側まで幅方向(X方向)に延在している。基部33には、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bが一体に接続固定されている。
支持腕部34は、Y方向に沿って延在する矩形板状に形成されている。支持腕部34は、X方向の幅が例えば50〜150μm程度に設定され、Y方向の長さが振動腕部31,32のY方向の長さの半分程度に設定されている。支持腕部34は、一対の振動腕部31,32の間において基部33のX方向略中央に接続され、基部33から振動腕部31,32と同じ方向(+Y側)に向かって突出している。このとき支持腕部34は、X方向の両側に配置された振動腕部31,32との離間距離が、例えば50〜100μm程度となるように配置されている。
図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。図5は図2のV−V線に沿う断面図である。
図4、図5に示すように、支持腕部34は、第一主面41と、第二主面42と、第一側面43と、第二側面44とを有する。第一主面41は、パッケージ2のマウント部11b(すなわち、第一金属膜20Aの第一主面金属膜54(後述する))側に配置され、かつ、支持腕部34の幅方向(X方向)に沿う面である。第二主面42は、第一主面41を基準にしてマウント部11bの反対側に配置され、かつ、第一主面41に沿う面である。
第一側面43は、第一金属膜20Aの第一側面金属膜55(後述する)側に配置され、支持腕部34の厚さ方向(Z方向)に沿う面である。第二側面44は、第一側面43を基準にして第一側面金属膜55の反対側に配置され、かつ、第一側面43に沿う面である。
第一主面41、第二主面42、第一側面43、第二側面44で支持腕部34が断面矩形に形成されている。
支持腕部34の全周(すなわち、第一主面41、第二主面42、第一側面43および第二側面44)には、第一固定電極46と第二固定電極47とが設けられている。第一固定電極46および第二固定電極47は、圧電振動片3をパッケージ2に実装するのに機能する。各固定電極46,47は、Y方向(支持腕部34の長手方向)に離間して配置されている。
第一固定電極46は、第一主面41に設けられる第一主面固定電極46aと、第二主面42に設けられる第二主面固定電極46bと、第一側面43に設けられる第一側面固定電極46cと、第二側面44に設けられる第二側面固定電極46dとを有する。
第二固定電極47は、第一主面41に設けられる第一主面固定電極47aと、第二主面42に設けられる第二主面固定電極47bと、第一側面43に設けられる第一側面固定電極47cと、第二側面44に設けられる第二側面固定電極47dとを有する。
図6は、第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bに導電性接合剤51で支持腕部34の各固定電極46,47が接続された状態を示す断面図である。
図2、図6に示すように、第一固定電極46は、支持腕部34のY方向における中間部や圧電振動片3の重心位置61よりも基端側(-Y側)に配置されている。第二固定電極47は、支持腕部34のY方向における中間部や圧電振動片3の重心位置61よりも先端側(+Y側)に配置されている。
支持腕部34の各固定電極46,47と、一対の振動腕部31,32の各励振電極とは、図示しない引き回し電極によりそれぞれ導通されている。引き回し電極は、支持腕部34から基部33を経由して一対の振動腕部31,32に至る経路に形成されている。
圧電振動片3はパッケージ2のキャビティC内に収容されている。キャビティC内に収容された圧電振動片3の支持腕部34は、パッケージ2のマウント部11bに設けられた2つの金属膜20A,20Bにそれぞれ導電性接合剤51を介して接合されている。これにより、支持腕部34の第一固定電極46および第二固定電極47は、第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bにそれぞれ導電性接合剤51を介して電気的に接続されている。導電性接合剤51としては、一例として導電性接合剤が用いられる。
支持腕部34の各固定電極46,47が各金属膜20A,20Bに接合されることにより、圧電振動片3が各金属膜20A,20Bおよび導電性接合剤51を介してマウント部11bで支持される。これにより、圧電振動片3は、基部33を介して、一対の振動腕部31,32の基端31b,32bが支持される。
圧電振動子1によれば、外部電極21A,21Bに所定の電圧が印加されると、支持腕部34の各励振電極に電流が流れ、各励振電極間に電界が発生する。一対の振動腕部31,32は、各励振電極間に発生する電界による逆圧電効果によって例えば互いに接近、離間する方向(すなわち、幅方向(X方向))に所定の共振周波数で振動する。一対の振動腕部31,32の振動は、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源などとして用いられる。
<金属膜、導電性接合剤>
図4、図5に示すように、パッケージ2のマウント部11bに、第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bが配されている。第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bは導電性を有する部材であり、接続電極としての役割を果たす。
第一金属膜20Aは、マウント部11bに沿って配される第一主面金属膜54と、第一主面金属膜54の一側辺54aから第一主面金属膜54に対して直交するように立ち上げられた第一側面金属膜55とを有する。
第一主面金属膜54は、第一主面固定電極46aに対向し、かつ、第一主面固定電極46aに沿うように形成されている。第一側面金属膜55は、第一側面固定電極46cに対向し、かつ、第一側面固定電極46cに平行に形成されている。
また、第一側面金属膜55は、上端が第一固定電極46の第二主面固定電極46bよりマウント部11bに近い位置に配置されることが好ましい。これにより、外部からの大きな衝撃で、支持腕部34(例えば第一側面固定電極46c)が導電性接合剤51を介さずに第一側面金属膜55の露出面に接触することを防止できる。露出面とは、導電性接合剤51が付着していない面をいう。
第一金属膜20Aは、第一主面金属膜54と第一側面金属膜55とで断面L字形に形成されている。
第一固定電極46は、第一主面固定電極46aが第一主面金属膜54に間隔L1をおいて対向した状態で配置されている。さらに、第一固定電極46は、第一側面固定電極46cが第一側面金属膜55に間隔L2をおいて対向した状態で配置されている。
間隔L1および間隔L2に導電性接合剤51が介在されている。よって、第一固定電極46が導電性接合剤51に載置されることにより、導電性接合剤51が第一主面固定電極46aから第一側面固定電極46cまで回り込む。これにより、導電性接合剤51は、間隔L1および間隔L2に配される。
この状態において、第一主面固定電極46aは、導電性接合剤51に接触面積S1で接触され、導電性接合剤51を介して第一主面金属膜54に電気的に接続されている。
第一側面固定電極46cは、導電性接合剤51に接触面積S2で接触され、導電性接合剤51を介して第一側面金属膜55に電気的に接続されている。
また、第一固定電極46は、接触面積(S1+S2)で導電性接合剤51に接触する。よって、第一固定電極46が導電性接合剤51に接触する面積(S1+S2)は、第一側面金属膜55を有しない従来の圧電振動子に対して大きく確保されている。
すなわち、第一固定電極46が導電性接合剤51を介して第一金属膜20Aに接触する接触面積を大きく確保できる。
図5に示すように、第二金属膜20Bは、第一金属膜20Aと同様に形成されている。すなわち、第二金属膜20Bは、マウント部11bに沿って配される第二主面金属膜57と、第二主面金属膜57の一側辺57aから第二主面金属膜57に対して直交するように立ち上げられた第二側面金属膜58とを有する。
第二主面金属膜57は、第一主面固定電極47aに対向し、かつ、第一主面固定電極47aに沿うように形成されている。第二側面金属膜58は、第一側面固定電極47cに対向し、かつ、第一側面固定電極47cと平行に形成されている。
また、第二側面金属膜58は、上端が第二固定電極47の第二主面固定電極47bよりマウント部11bに近い位置に配置されることが好ましい。これにより、外部からの大きな衝撃で、支持腕部34(例えば第一側面固定電極47c)が導電性接合剤51を介さずに第二側面金属膜58の露出面に接触することを防止できる。露出面とは、導電性接合剤51が付着していない面をいう。
第二金属膜20Bは、第二主面金属膜57と第二側面金属膜58とで断面L字形に形成されている。
第二固定電極47は、第一主面固定電極47aが第二主面金属膜57に間隔L3をおいて対向した状態で配置されている。さらに、第二固定電極47は、第一側面固定電極47cが第二側面金属膜58に間隔L4をおいて対向した状態で配置されている。
間隔L3および間隔L4に導電性接合剤51が介在されている。よって、第二固定電極47が導電性接合剤51に載置されることにより、導電性接合剤51が第一主面固定電極47aから第一側面固定電極47cまで回り込む。これにより、導電性接合剤51は、間隔L3および間隔L4に配される。
この状態において、第一主面固定電極47aは、導電性接合剤51に接触面積S3で接触され、導電性接合剤51を介して第二主面金属膜57に電気的に接続されている。
第一側面固定電極47cは、導電性接合剤51に接触面積S4で接触され、導電性接合剤51を介して第二側面金属膜58に電気的に接続されている。
また、第二固定電極47は、接触面積(S3+S4)で導電性接合剤51に接触する。よって、第二固定電極47が導電性接合剤51に接触する面積(S3+S4)は、第二側面金属膜58を有しない従来の圧電振動子に対して大きく確保されている。
すなわち、第二固定電極47が導電性接合剤51を介して第二金属膜20Bに接触する接触面積を大きく確保できる。
このように、第一固定電極46が導電性接合剤51を介して第一金属膜20Aに接触する接触面積を大きく確保できる。さらに、第二固定電極47が導電性接合剤51を介して第二金属膜20Bに接触する接触面積を大きく確保できる。
これにより、第一固定電極46と第一金属膜20Aとの導電性を確保でき、第二固定電極47と第二金属膜20Bとの導電性を確保できる。これにより、導電性に優れた小型の圧電振動片3を得ることができる。さらに、支持腕部34を第一金属膜20Aと第二金属膜20Bとに導電性接合剤51を介して強固に接合できる。
図4〜図6に示すように、第一固定電極46は、支持腕部34のY方向における中間部よりも基端側(-Y側)で、かつ、圧電振動片3の重心位置61から第二固定電極47と比べて、より離れた位置に配置されている。
第一側面固定電極46cと第一側面金属膜55とに介在される導電性接合剤51は、支持腕部34の厚さ方向(Z方向)の寸法がH1である。また、第一側面固定電極47cと第二側面金属膜58とに介在される導電性接合剤51は、支持腕部34の厚さ方向(Z方向)の寸法がH2である。以下、H1を第一接合剤高さ寸法、H2を第二接合剤高さ寸法という。また、この高さ寸法は各面における平均高さである。
第一接合剤高さ寸法H1は、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きく、または同じに設定されている。
第一接合剤高さ寸法H1を第二接合剤高さ寸法H2より大きくする手段として、支持腕部34を傾けることや、導電性接合剤51の塗布量を増やすことが挙げられる。
すなわち、第二固定電極47より第一固定電極46において支持腕部34をパッケージ2のマウント部11bに近づけるように、支持腕部34の長手方向(Y方向)に傾斜させる。これにより、第一接合剤高さ寸法H1を第二接合剤高さ寸法H2に対して大きくできる。
また、第一固定電極46側の第一金属膜20Aへの導電性接合剤51の塗布量を、第二固定電極47側の第二金属膜20Bの塗布量より増やす。これにより、第一金属膜20Aにおける第一接合剤高さ寸法H1を大きくできる。
このように、第一接合剤高さ寸法H1を、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きく、または同じに設定できる。
ここで、導電性接合剤51に圧電振動片3を載置した直後、導電性接合剤51が固化する間に重心位置61がマウント部11b側に近づくことが考えられる。この場合、第一固定電極46は第一金属膜20Aから離れる方向に移動する。第一接合剤高さ寸法H1を、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きく、または同じに設定されているので、第一接合剤高さ寸法H1を大きく確保できる。特に、第一接合剤高さ寸法H1を、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きくすることがより好ましい。
よって、第一固定電極46と第一金属膜20Aとの導電性を良好に確保でき、さらに、第二固定電極47と第二金属膜20Bとの導電性を良好に確保できる。これにより、支持腕部34を第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bに導電性接合剤51を介して強固に接合できる。
また、第一固定電極46の接触面積(S1+S2)は、第二固定電極47の接触面積(S3+S4)に対して大きく、または同じに設定されている。よって、第一固定電極46と第一金属膜20Aとの導電性を良好に確保でき、さらに、第二固定電極47と第二金属膜20Bとの導電性を良好に確保できる。
これにより、支持腕部34を第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bに導電性接合剤51を介して強固に接合できる。特に、第一固定電極46の接触面積(S1+S2)を、第二固定電極47の接触面積(S3+S4)に対して大きくすることがより好ましい。
また、第一金属膜20Aは、第一側面金属膜55が第一側面固定電極46c側に配置されている。第二金属膜20Bは、第二側面金属膜58が第一側面固定電極47c側に配置されている。すなわち、第一側面金属膜55および第二側面金属膜58は、両方とも支持腕部34の第一側面43側に配置されている。
よって、第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bに、第一固定電極46および第一固定電極46を接合する際に、支持腕部34の第一側面43側(すなわち、片面側)の接合状態のみを確認すればよい。このため、支持腕部34の第一側面43および第二側面44(両側面)の接合状態を確認する場合と比べて確認しやすくなる。これにより、圧電振動片3を、第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bに導電性接合剤51で接合する際の管理を容易にできる。
さらに、第一側面金属膜55が第一側面固定電極46c側に配置され、第二側面金属膜58が第一側面固定電極47c側に配置されている。よって、第一側面固定電極46cを第一側面金属膜55でX方向の位置決めでき、第一側面固定電極47cを第二側面金属膜58でX方向の位置決めできる。これにより、支持腕部34を第一側面金属膜55および第二側面金属膜58でX方向の位置決めできる。
ここで、圧電振動片3(すなわち、支持腕部34)が支持腕部34の長手方向へ延びる中心62を中心にして矢印A方向(X−Z面方向)に回転する(傾く)ことが考えられる。この場合においても、第一側面固定電極46cが導電性接合剤51を介して第一側面金属膜55に接続されている。さらに、第一側面固定電極47cが導電性接合剤51を介して第二側面金属膜58に接続されている。
これにより、支持腕部34が矢印A方向に傾いた場合でも、第一固定電極46および第二固定電極47の導電性接合剤51への接着面積を大きく確保でき、導電性を良好に確保できる。
(変形例)
第一実施形態では、第一側面金属膜55および第二側面金属膜58を支持腕部34の第一側面43から離して配した例について説明したが、これに限定するものではない。その他の変形例として、支持腕部34の第一側面43に、Z方向(支持腕部34の厚さ方向)から見て一対の凹部を形成し、凹部の側面(支持腕部34の厚さ方向に沿う側面)に第一側面固定電極46c、第一側面固定電極47cを配することも可能である。
一対の凹部に第一側面金属膜55および第二側面金属膜58を収納し、第一側面金属膜55を、第一側面固定電極46cに導電性接合剤51を介して接着させる。また、第二側面金属膜58を、第一側面固定電極47cに導電性接合剤51を介して接着させる。
変形例によれば、支持腕部34の凹部に第一側面金属膜55、第二側面金属膜58を収納することにより、第一側面金属膜55、第二側面金属膜58を振動腕部31(図2参照)から離すことができる。これにより、振動腕部31の振動が第一側面金属膜55、第二側面金属膜58に漏れることを一層良好に防止できる。
また、支持腕部34の凹部に第一側面金属膜55、第二側面金属膜58を収納することにより、支持腕部34の位置決め精度を各側面金属膜55,58で一層高めることができる。
つぎに、第二実施形態〜第四実施形態の圧電振動子を図7〜図12に基づいて説明する。なお、第二実施形態〜第四実施形態の圧電振動子において、第一実施形態の圧電振動子1と同一、類似部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
(第二実施形態)
図7は本発明の第二実施形態に係るパッケージ本体5のキャビティC内に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
図7、図8に示すように、圧電振動子80は、第一実施形態の第一金属膜20Aに代えて、第一金属膜82Aをマウント部11bに設けたもので、その他の構成は第一実施形態の圧電振動子1と同様である。
第一金属膜82Aは、マウント部11bに沿って配される第一主面金属膜84と、第一主面金属膜84の一側辺84aから第一主面金属膜84に対して直交するように立ち上げられた第一側面金属膜85とを有する。
第一主面金属膜84は、第一実施形態の第一主面金属膜54と同様に形成されている。第一側面金属膜85は、第一実施形態の第一側面金属膜55と同様に形成されている。
第一金属膜82Aは、第一主面金属膜84と第一側面金属膜85とで断面L字形に形成されている。
第一金属膜82Aは、第一実施形態の第一金属膜20AをX−Y平面に沿って180°旋回させたものと同じ形状に形成されている。すなわち、第一側面金属膜85は、第二側面固定電極46dと対向するように配置されている。第二側面固定電極46dは、支持腕部34の第二側面44に設けられている。
第二実施形態の圧電振動子80によれば、第一金属膜82Aの第一側面金属膜85が支持腕部34の第二側面44側に設けられている。また、第二金属膜20Bの第二側面金属膜58が支持腕部34の第一側面43側に設けられている。すなわち、第一側面金属膜85および第二側面金属膜58は、第二側面44側と第一側面43側とに互い違いに配置されている。
よって、第二側面44が第一側面金属膜85で位置決めされ、第一側面43が第二側面金属膜58で位置決めされる。これにより、第一側面金属膜85および第二側面金属膜58で支持腕部34の両側面43,44が位置決めされ、支持腕部34がX方向において精度よく位置決めされる。すなわち、支持腕部34の長手方向がY方向に対して平行になるように一層精度よく位置決めされる。
ここで、圧電振動片3(すなわち、支持腕部34)が支持腕部34の長手方向(Y方向)へ延びる中心62を中心にして、X−Z面において矢印A方向に傾いた場合に、第二側面固定電極46dが導電性接合剤51を介して第一側面金属膜85に接続されている。さらに、第一側面固定電極47cが導電性接合剤51を介して第二側面金属膜58に接続されている。
これにより、支持腕部34が矢印A方向に傾いた場合でも、第一固定電極46および第二固定電極47の導電性接合剤51への接着面積を大きく確保でき、導電性を良好に確保できる。
また、第一側面金属膜85および第二側面金属膜58は、支持腕部34の第二側面44側と第一側面43側とに互い違いに配置されている。よって、支持腕部34を第一金属膜82Aおよび第二金属膜20B(具体的には、導電性接合剤51)に搭載する際に、支持腕部34を第一側面金属膜85と第二側面金属膜58とで案内できる。
これにより、支持腕部34を第一側面金属膜85と第二側面金属膜58とでX方向において精度よく位置決めできる。
加えて、第二実施形態の圧電振動子80によれば、第一実施形態の圧電振動子1と同様の効果が得られる。
図示しないが、第一実施形態と同様に、第一接合剤高さ寸法H1を、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きく、または同じに設定できる。
また、第一固定電極46の接触面積(S1+S2)は、第二固定電極47の接触面積(S3+S4)に対して大きく、または同じに設定されている。
(変形例)
第二実施形態では、第一側面金属膜85を支持腕部34の第二側面44から離して配し、第二側面金属膜58を支持腕部34の第一側面43から離して配した例について説明したが、これに限定するものではない。
その他の変形例として、支持腕部34の第二側面44に、Z方向(支持腕部34の厚さ方向)から見て凹部を形成し、凹部の側面(支持腕部34の厚さ方向に沿う側面)に第二側面固定電極46dを配することも可能である。さらに、支持腕部34の第一側面43に、Z方向から見て凹部を形成し、凹部の側面に第一側面固定電極47c(図5参照)を配することも可能である。
一対の凹部に第一側面金属膜85および第二側面金属膜58を収納し、第一側面金属膜85を、第二側面固定電極46dに導電性接合剤51を介して接着させる。また、第二側面金属膜58を、第一側面固定電極47cに導電性接合剤51を介して接着させる。
第一側面43に凹部が形成され、第二側面44に凹部が形成されることにより、支持腕部34がZ方向から見てクランク状に形成される。
変形例によれば、支持腕部34の凹部に第一側面金属膜85を収納することにより、第一側面金属膜85を振動腕部32から離すことができる。また、支持腕部34の凹部に第二側面金属膜58を収納することにより、第二側面金属膜58を振動腕部31から離すことができる。
これにより、振動腕部32の振動が第一側面金属膜85に漏れることを一層良好に防止でき、さらに、振動腕部31の振動が第二側面金属膜58に漏れることを一層良好に防止できる。
また、支持腕部34の凹部に第一側面金属膜85、第二側面金属膜58を収納することにより、支持腕部34の位置決め精度を各側面金属膜85,58で一層高めることができる。
(第三実施形態)
図9は本発明の第三実施形態に係るパッケージ本体5のキャビティC内に圧電振動片3を取り付けた状態を示す平面図である。図10は図9のX−X線に沿う断面図である。図11は図9のXI−XI線に沿う断面図である。
図9〜図11に示すように、圧電振動子100は、第一実施形態の第一金属膜20Aおよび第二金属膜20Bに代えて、第一金属膜102Aをおよび第二金属膜102Bをマウント部11bに設けたもので、その他の構成は第一実施形態の圧電振動子1と同様である。
第一金属膜102Aは、第一主面金属膜104と、一対の第一側面金属膜(すなわち、一方の第一側面金属膜105、他方の第一側面金属膜106)とを有する。
第一主面金属膜104は、マウント部11bに沿って配されている。一方の第一側面金属膜105は、第一主面金属膜104の一側辺104aから第一主面金属膜104に対して直交するように立ち上げられている。他方の第一側面金属膜106は、第一主面金属膜104の他側辺104bから第一主面金属膜104に対して直交するように立ち上げられている。
第一金属膜102Aは、第一主面金属膜104と、一方の第一側面金属膜105と、他方の第一側面金属膜106とで断面凹状に形成されている。
第二金属膜102Bは、第二主面金属膜107と、一対の第二側面金属膜(すなわち、一方の第二側面金属膜108、他方の第二側面金属膜109)とを有する。
第二主面金属膜107は、マウント部11bに沿って配されている。一方の第二側面金属膜108は、第二主面金属膜107の一側辺107aから第二主面金属膜107に対して直交するように立ち上げられている。他方の第二側面金属膜109は、第二主面金属膜107の他側辺107bから第二主面金属膜107に対して直交するように立ち上げられている。
第二金属膜102Bは、第二主面金属膜107と、一方の第二側面金属膜108と、他方の第二側面金属膜109とで断面凹状に形成されている。
第三実施形態の圧電振動子100によれば、第一金属膜102Aに備えた一対の第一側面金属膜105,106が、支持腕部34の両側面43,44側に配置されている。よって、一対の第一側面金属膜105,106に、第一側面固定電極46c,第二側面固定電極46dを導電性接合剤51で接着できる。これにより、第一固定電極46の接着面積を増やすことができる。
また、第二金属膜102Bに備えた一対の第二側面金属膜108,109が、支持腕部34の両側面43,44側に配置されている。よって、一対の第二側面金属膜108,109に、第一側面固定電極47c,第二側面固定電極47dを導電性接合剤51で接着できる。これにより、第二固定電極47の接着面積を増やすことができる。
このように、第一固定電極46および第二固定電極47の接着面積を増やすことにより、導電性を一層良好に確保できる。
また、第一金属膜102Aの第一側面金属膜105,106が支持腕部34の両側面43,44側に配置されている。さらに、第二金属膜102Bの第二側面金属膜108,109が支持腕部34の両側面43,44側に配置されている。すなわち、第一金属膜102Aで支持腕部34の両側面43,44をX方向(支持腕部の幅方向)において位置決めできる。また、第二金属膜102Bで支持腕部34の両側面43,44をX方向において位置決めできる。
これにより、支持腕部34の幅方向(X方向)において、支持腕部34を一層良好に位置決めできる。
加えて、第三実施形態の圧電振動子100によれば、第一実施形態の圧電振動子1と同様の効果が得られる。
図示しないが、第一実施形態と同様に、第一接合剤高さ寸法H1を、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きく、または同じに設定できる。
この場合、第一側面固定電極46cおよび第二側面固定電極46dと、第一側面金属膜105,106とに介在される導電性接合剤51は、支持腕部34の厚さ方向(Z方向)の寸法がH1である。また、第一側面固定電極47cおよび第二側面固定電極47dと第二側面金属膜108,109とに介在される導電性接合剤51は、支持腕部34の厚さ方向(Z方向)の寸法がH2である。
また、第一固定電極46の接触面積(S1+S2)は、第二固定電極47の接触面積(S3+S4)に対して大きく、または同じに設定されている。
(第四実施形態)
図12は本発明の第四実施形態に係るパッケージ本体のキャビティ内に圧電振動片を取り付けた状態を示す平面図である。
図12に示すように、圧電振動子120は、第三実施形態の第二金属膜102Bに代えて、第二金属膜122Bをマウント部11bに設けたもので、その他の構成は第三実施形態の圧電振動子100と同様である。
第二金属膜122Bは、第一主面金属膜104と、一対の第一側面金属膜(すなわち、一方の第一側面金属膜105、他方の第一側面金属膜106)と、先端金属膜128とを有する。
第二金属膜122Bは、Z方向(支持腕部34の厚さ方向)から見て、一対の第一側面金属膜105,106と、先端金属膜128とで凹状に形成されている。先端金属膜128は、支持腕部34の先端部45に沿って配されている。よって、支持腕部34の先端部45と先端金属膜128との間に導電性接合剤51が介在される。先端部45と先端金属膜128との間に介在する導電性接合剤51で先端部45側の電極(すなわち、第二固定電極)47を接着できる。
これにより、第二固定電極47の先端部45への接着面積を増すことができ、導電性を一層良好に確保できる。
加えて、第四実施形態の圧電振動子120によれば、第三実施形態の圧電振動子100、第一実施形態の圧電振動子1と同様の効果が得られる。
図示しないが、第一実施形態と同様に、第一接合剤高さ寸法H1を、第二接合剤高さ寸法H2に対して大きく、または同じに設定できる。
この場合、第一側面固定電極47c、第二側面固定電極47d、および先端金属膜128と対向する面の固定電極と、一対の第一側面金属膜および先端金属膜128とに介在される導電性接合剤51は、支持腕部34の厚さ方向(Z方向)の寸法がH2である。
第四実施形態の圧電振動子120において、第一金属膜102Aおよび第二金属膜122BをX−Y面に沿って断面凹状に形成した例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、第一金属膜102Aおよび第二金属膜122Bを断面L字型に形成することも可能である。また、第一金属膜102Aおよび第二金属膜122Bの一方を断面凹状、他方を断面L字型に形成することも可能である。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記第一実施形態〜第四実施形態では、支持腕部34に第一金属膜および第二金属膜の2つの金属膜を設けた例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、支持腕部34に2以上の金属膜を設けることも可能である。
また、前記第一実施形態〜第四実施形態では、第一金属膜および第二金属膜の側面金属膜を支持腕部34の側面側に配置した例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、支持腕部34に、Z方向(支持腕部34の厚さ方向)から見て、全周が閉塞された開口部が貫通された圧電振動片に本発明を適用することも可能である。
すなわち、支持腕部34の開口部が、支持腕部34の厚さ方向に沿う側面で形成され、側面に電極が配される。この開口部に側面金属膜を貫通させ、側面金属膜を、開口部の側面(支持腕部34の厚さ方向に沿う側面)の電極に導電性接合剤51を介して接着させることも可能である。
この場合にも、第一実施形態〜第四実施形態と同様の効果が得られる。
1,80,100,120………圧電振動子
2………パッケージ
3………圧電振動片
11a…実装面
11b…マウント部
17……凹部
20A,82A,102A…第一金属膜(金属膜)
20B,102B,122B…第二金属膜(金属膜)
31,32…一対の振動腕部
31b,32b…振動腕部の基端
33……基部
34……支持腕部
41……第一主面(主面)
43……第一側面(側面)
44……第二側面(側面)
45………支持腕部の先端部
46,47…第一、第二の固定電極(電極)
46a,47a…第一主面固定電極
46c,47c…第一側面固定電極
46d,47d…第二側面固定電極
51……導電性接合剤
54,84,104…第一主面金属膜(主面金属膜)
55,85,105,106…第一側面金属膜(側面金属膜)
57,107…第二主面金属膜(主面金属膜)
58,108,109…第二側面金属膜(側面金属膜)
61……重心位置
128…先端金属膜
C………キャビティ
H1,H2…導電性接合剤の支持腕部厚さ方向の寸法

Claims (7)

  1. 互いに平行となるように並んで配置される一対の振動腕部と、前記一対の振動腕部の基端同士を接続する基部と、前記基部から前記一対の振動腕部と同じ方向に延びる支持腕部と、を有する圧電振動片と、
    前記圧電振動片を収容するキャビティと、前記キャビティ内に設けられて前記支持腕部を支持するマウント部と、を有するパッケージと、
    を備える圧電振動子であって、
    前記支持腕部は、前記マウント部側に配置され、かつ、前記支持腕部の幅方向に沿う主面と、前記支持腕部の厚さ方向に沿う側面とを有し、
    前記主面および前記側面には、前記支持腕部の長手方向に間隔をおいて少なくとも2つの電極が配置され、
    前記マウント部は、前記主面に設けられた電極に対向する主面金属膜と、前記側面に設けられた電極に対向する側面金属膜とが形成された少なくとも2つの金属膜を有し、
    前記主面に設けられた電極は、前記主面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続され、
    前記側面に設けられた電極は、前記側面金属膜に導電性接合剤を介して電気的に接続されることを特徴とする圧電振動子。
  2. 前記少なくとも2つの電極は、一方の電極が他方の電極より前記圧電振動片の重心位置からより離れた位置に配置され、
    前記一方の電極と前記側面金属膜との間に介在される前記導電性接合剤は、
    前記他方の電極と前記側面金属膜との間に介在される前記導電性接合剤に対して、前記支持腕部の厚さ方向の寸法が大きい、または同じであることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  3. 前記少なくとも2つの金属膜の側面金属膜は、前記支持腕部の一方の側面側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電振動子。
  4. 前記少なくとも2つの金属膜の側面金属膜は、前記支持腕部の一方の側面側と他方の側面側とに互い違いに配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電振動子。
  5. 前記少なくとも2つの金属膜は、それぞれ一対の側面金属膜を有し、
    前記一対の側面金属膜は、前記支持腕部の両方の側面側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電振動子。
  6. 前記少なくとも2つの金属膜のうち、前記支持腕部の先端部に近い金属膜は、前記支持腕部の厚さ方向から見て、前記先端部に沿って凹状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  7. 前記支持腕部は、前記支持腕部の厚さ方向から見て、前記少なくとも2つの金属膜の側面金属膜を収納する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧電振動子。
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