JP4657527B2 - 扉開閉式入浴装置および消毒システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気泡噴出装置、および/または、タンク内の湯を清浄化するための循環装置を備える扉開閉式入浴装置に関し、また、これらを消毒殺菌する消毒システムに用いて好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の浴槽は上方が開放された箱形状とされており、入浴者は側壁をまたいで浴槽内に入ならければならず、身体障害者や老人にとって入浴は困難である。そこで、身体障害者等にとって容易に入浴できる浴槽として、扉開閉式入浴装置が開発されている。扉開閉式入浴装置は、扉開閉式浴槽として浴槽の側壁に開口部を設け、この開口部を例えばヒンジ結合された扉で開閉する構成のものである。また、この扉開閉式入浴装置には、通常、扉開閉式浴槽内の湯が一時的に移し替えられて貯溜されるタンクが付設される。
【0003】
前記扉開閉式浴槽装置を用いて、例えば身体障害者を入浴させる場合には、まず浴槽内に蓄えられている湯をその近傍に配置したタンクに移し替え、それが完了した時点で扉を開き、側壁の開口部を利用して身体障害者を入浴用椅子ごと移動させて浴槽内に配置する。そして、扉を締めて開口部を液密に閉塞し、前記移し替えた湯をタンクから再び浴槽内に戻す。以上の動作によって、身体障害者を入浴させることができる。なお、出浴させる場合には、前記とは逆に、浴槽内の湯を一旦タンク内に移し、扉を開いた後、開口部を利用して身体障害者を椅子ごと浴槽の外側へ移動させる。
【0004】
このような扉開閉式入浴装置としては、浴槽内の湯を清潔に保つため、扉開閉式浴槽またはタンクに、湯の循環及び濾過を行う循環装置を備えたものが知られている。循環装置は、扉開閉式浴槽内またはタンク内の湯を循環させる循環配管回路内に介装されて循環配管回路内に湯を送出する水ポンプと、水ポンプの後段に設けられて水ポンプから送られる湯を濾過するフィルタとを備えるものが知られている。
また、扉開閉式浴槽内に、気泡を発生されるための気泡噴出装置を備えるものも知られている。
このような構造の例としては、浴槽底部付近の噴出部に配管を介して空気を供給するバブラーが接続されているものがある。ここで、バブラーと噴出部との間の配管としては、噴出部付近に接続される配管が扉開閉式浴槽底部よりも下側に位置する構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の扉開閉式入浴装置において、扉開閉式浴槽内の湯を全て排出した場合でも、扉開閉式浴槽またはタンク内の湯を濾過するフィルタ部分、あるいは、扉開閉式浴槽よりも下側に位置する気泡発生装置の配管部分等においては、湯が残留してしまうことが多く、完全に排出することは難しい。このため、このような部分において、雑菌が増殖しやすくなる可能性があり、この部分における消毒を充分おこないたいという要求があった。
【0006】
また、扉開閉式入浴装置としての扉開閉式浴槽、配管系等の消毒とともに、入浴用に使用する湯そのものの消毒をおこなうことが必要である。このため、塩素殺菌による消毒がおこなわれているが、ここで、湯そのものの消毒においては、適性な塩素濃度を保つことが求められている。なぜならば、塩素濃度が高すぎると、塩素臭がして入浴時の快適性が低減してしまうとともに、また、入浴者の過敏な皮膚反応等がおきる可能性があり、好ましくなく、また、塩素濃度が低すぎると充分な消毒がおこなえないため好ましくないからである。
さらに、これら、入浴装置の消毒と湯の消毒とにおいては必要な塩素濃度が異なるが、これらを同一の装置でおこないたいという要求が存在している。
【0007】
さらに、湯中の塩素濃度を維持するためにも、消毒を所定の時間間隔でおこなうことが求められている。
ここで、介護を必要とする入浴者を入浴させる際には、朝食後の入浴時間および昼食後の入浴時間等を避けて湯の消毒あるいは浴槽等の消毒をおこなうことが必要であるとともに、介護者の負担を低減するために、この消毒を自動でおこないたいという要求があった。また、昼間の要介護者の入浴時間に対して、夕食後の入浴時間にはこの浴槽を健常者が使用する等の一日のスケジュールが決められていた場合、このスケジュールに合わせて、かつ、入浴時間の合間をぬった時間に消毒をおこないたいという要求があった。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、扉開閉式入浴装置における湯が残留しやすい部分の配管等における雑菌の増殖を防止し、消毒をおこなう薬剤濃度を適切に設定可能であり、この消毒を入浴スケジュール等にあわせて事前に設定するとともにこれを自動的におこない、かつ、湯の消毒と浴槽(装置)の消毒とを同一の装置でおこなうことのできる扉開閉式入浴装置および消毒システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の扉開閉式入浴装置は、扉開閉式浴槽と、該扉開閉式浴槽に配管系を介して接続されて扉開閉式浴槽へ供給する湯を蓄えるタンクと、該タンク内の湯の循環及び濾過をおこなう循環装置と、これら扉開閉式浴槽、タンク、配管系、循環装置および/またはこれらの中の湯の消毒をおこなうための薬剤を供給可能な薬剤供給装置と、湯供給源に接続されて該湯供給源より供給される湯を前記扉開閉式浴槽または前記タンクへ供給する給湯回路と、を備えた扉開閉式入浴装置であって、前記循環装置は、前記タンク内の湯を循環させる循環配管回路内に設けられて該循環配管回路内に前記タンク内の湯を送出する水ポンプと、該水ポンプの後段に設けられて前記水ポンプから送られる前記タンク内の湯を濾過するフィルタと、該フィルタの後段に設けられてタンク底部付近に接続された給排湯配管と、を備えており、前記循環配管回路の前記フィルタの前段に前記薬剤を供給可能な薬剤供給位置が設定され、該薬剤供給位置に前記薬剤供給装置が接続され、前記循環配管回路には、前記フィルタの前段に、前記フィルタに濾過時とは逆向きに湯を流通して前記フィルタの洗浄をおこなう逆洗時に洗浄水の排出が可能な逆洗用の排出バルブが介装され、前記給排湯配管には、逆洗時に前記給湯回路から給水給湯可能とする逆洗用の給水給湯バルブが設けられていることにより上記課題を解決した。
本発明は、前記扉開閉式浴槽内に気泡を噴出可能とする気泡噴出装置が設けられ、該気泡噴出装置は、前記扉開閉式浴槽底部付近に設けられた噴出部と、該噴出部に対して気体を送出するバブラーと、これら噴出部とバブラーとを連結する配管回路とを具備するものとされ、前記配管回路に前記薬剤を供給可能とする薬剤供給位置が、気泡を噴出していないときに前記浴槽中の湯が流通可能な位置に設定され、該薬剤供給位置において前記配管回路に前記薬剤供給装置が接続されてなる手段を採用することもできる。
本発明の消毒システムにおいては、上記の扉開閉式入浴装置を消毒する消毒システムであって、前記気泡噴出装置または前記循環装置、および、前記薬剤供給装置を制御可能な制御装置が、前記扉開閉式浴槽、前記タンク、前記配管系または前記循環装置中の湯の消毒をおこなう湯消毒機能と、前記扉開閉式浴槽内部、前記タンク内部、前記配管系、前記気泡噴出装置または前記循環装置を消毒するための浴槽消毒機能と、を有し、前記湯消毒機能における前記薬剤供給量に比べて、前記浴槽消毒機能における前記薬剤供給量が多く設定されてなることにより上記課題を解決した。
また、本発明の前記制御装置が、前記湯消毒機能を入浴時間の直前におこなうよう設定可能とされてなる手段や、前記浴槽消毒機能を入浴時間の後におこなうよう設定可能とされてなる手段を採用することもできる。
【0010】
本発明の扉開閉式入浴装置は、前記循環装置の前記フィルタの前段に前記薬剤を供給可能な薬剤供給位置が設定され、該薬剤供給位置に前記薬剤供給装置が接続されてなることで、循環装置に薬剤を供給してタンク内の湯を循環させることにより、循環装置内の湯とともに薬剤をタンク内に供給して、タンク内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。同時に、タンク内の湯を扉開閉式浴槽(浴槽)へ供給することで扉開閉式浴槽内部および/または前記配管系内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。
また、同様に湯消毒工程よりも高濃度となるように薬剤をタンク内に供給することにより、タンク内部および/または前記循環装置を消毒するための浴槽(装置)消毒工程をおこなうことができる。同時に、湯消毒工程よりも高濃度となるタンク内の湯を扉開閉式浴槽へ供給することで扉開閉式浴槽内部および/または前記配管系を消毒するための浴槽消毒工程をおこなうことができる。ここで消毒殺菌用の薬剤としては、塩素系の消毒液等が適応される。
【0011】
この状態では、扉開閉式浴槽には薬液の供給された湯を送出せず、タンク内と循環配管回路系との間で湯を循環させることができるため、タンク内の湯の薬液濃度は均一となるとともに、湯消毒工程に最適な所定の濃度に設定することができる。このため、湯消毒工程において、タンク側から扉開閉式浴槽に供給された湯の薬液濃度は、均一にかつ所定の濃度に設定されており、また、入浴時に適切な薬剤濃度とすることができ、入浴者が不愉快に感じることがない。
【0012】
また、薬剤供給装置から循環装置内に薬剤を供給し、この状態で湯を循環させることにより、循環装置内を薬剤濃度の高い湯が循環するため、循環装置内の消毒殺菌を充分するための浴槽(装置)消毒工程をおこなうことが可能となる。特に、フィルタ前段に薬剤供給位置が設定されていることにより、最も薬剤濃度の高い状態でフィルタを消毒殺菌することができ、重点的にフィルタの消毒をおこなうことが可能となる。
【0013】
また、循環装置内に薬剤を供給する状態を所定時間維持することにより、循環装置内を薬剤濃度の高い状態として維持することができ、循環装置内の消毒殺菌をするための浴槽(装置)消毒工程をおこなうことが可能となり、特に、循環装置において排水が完全におこなわれない可能性のあるフィルタ等の部分を重点的に消毒することが可能となる。
この状態では、扉開閉式浴槽には薬液濃度の高い湯を送出せず、タンク内と循環配管回路系との間で湯を循環させることができるため、タンク内の湯の薬液濃度は均一となるとともに、浴槽(装置)消毒工程に最適な所定の濃度に設定することができる。
【0014】
また、循環装置には、前記フィルタ前段に、前記フィルタに濾過時とは逆向きに湯を流通して前記フィルタの洗浄をおこなう逆洗時に洗浄水の排出が可能な排出バルブが介装されてなることで、任意の時点で湯循環時とは逆方向に湯をフィルタに流通する逆洗をおこなうことによってフィルタに詰まった汚れを排出することができるとともに、さらにフィルタでの菌の増殖抑制を図ることが可能となる。従って、循環装置内において汚水が必要以上に拡がることがないため、循環装置内における清浄度を維持することができる。
【0015】
本発明の扉開閉式入浴装置は、気泡噴出装置における扉開閉式浴槽底部付近に設けられた噴出部と該噴出部に対して気体を送出するバブラーとを連結する配管回路において、気泡を噴出していないときに前記扉開閉式浴槽中の湯が流通可能な位置に前記薬剤を供給可能として、前記薬剤供給装置が接続されてなることにより、気泡を噴出していない配管回路の薬剤供給位置に薬剤を供給して、その後バブラーによって気泡を噴出することで、配管回路内の湯とともに薬剤を扉開閉式浴槽内に供給して扉開閉式浴槽内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。また、同様に湯消毒工程における扉開閉式浴槽内よりも高濃度となるように薬剤を扉開閉式浴槽内に供給することにより、扉開閉式浴槽内部および/または配管系を消毒するための浴槽消毒工程をおこなうことができる。
このとき、扉開閉式浴槽内に気泡を噴出することによって、同時に、薬剤の供給された扉開閉式浴槽内の湯を攪拌して、扉開閉式浴槽内における濃度勾配を効率よく速やかに解消することができる。
【0016】
本発明の消毒システムにおいては、上記の入浴装置を消毒する消毒システムであって、前記気泡噴出装置または前記循環装置、および、前記薬剤供給装置を制御可能な制御装置が、すくなくとも前記扉開閉式浴槽中および/または前記タンク中の湯の消毒をおこなう湯消毒機能と、前記扉開閉式浴槽内部,前記タンク内部,前記配管系,前記気泡噴出装置または前記循環装置を消毒するための浴槽消毒機能と、を有し、前記湯消毒機能における前記薬剤供給量に比べて、前記浴槽消毒機能における前記薬剤供給量が多く設定されてなることにより、同一の薬剤供給装置において供給する薬剤量を設定するだけで、湯消毒機能と浴槽消毒機能とを切り替えておこなうことができる。
【0017】
また、本発明の前記制御装置が、前記湯消毒機能を入浴時間の直前におこなうよう設定可能とされてなる手段や、前記浴槽消毒機能を入浴時間の後におこなうよう設定可能とされてなる手段を採用することにより、入浴装置を使用している入浴時間を避けて、所定の消毒をおこなうことが可能となる。例えば、午前中と午後とに設定されている入浴時間に対して、それらの入浴時間の間である昼食時間に対応して湯消毒をおこなうことが可能である。しかも、これらを制御装置によりタイマーセットすることにより、入浴スケジュールに会わせて、所定の時間に所定の消毒をおこなうように、自動設定とすることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る扉開閉式入浴装置の配管を示す模式図、図2,図3は本実施形態における消毒システムの動作状態を示すタイムチャートである。
図において符号1は扉開閉式入浴装置である。
【0019】
本実施形態の扉開閉式入浴装置1は、図1に示すように、入浴者を載せる車椅子Cbと、入浴者を載せた状態の車椅子Cbを所定位置に位置させて、内部に湯を満たすことによって、入浴者を入浴状態にさせる扉開閉式浴槽30と、該扉開閉式浴槽30に供給する湯を蓄えるタンク60と、扉開閉式浴槽30とタンク60との間の湯の出し入れをする配管系と、扉開閉式浴槽30の底部付近から扉開閉式浴槽30内に、気泡を発生されるための気泡噴出装置と、扉開閉式入浴装置1内の湯または扉開閉式入浴装置1を消毒する薬剤を供給する薬剤供給装置と、これらの動作を制御するとともに消毒システムとしての制御をおこなう制御装置70と、を具備するものとされている。
【0020】
扉開閉式浴槽30は、前面(以下、図1において左側を前面とする)とされる開口部30aを開閉する扉31を有し、その底部に排水口2が設けられる。扉31は扉開閉式浴槽30にヒンジ結合されるもので、この扉31には、扉開閉式浴槽30の開口部30aとの縁部に強く当接されて同当接部分をシールするシール部が設けられている。扉開閉式浴槽30と扉31との間には、扉31を閉塞状態に保持する係止手段が設けられている。この係止手段により扉31が係止されて扉31のシールがされたことを感知して制御装置70に信号を出力するシール検出部32が設けられる。
扉開閉式浴槽30内部には車椅子Cbが扉開閉式浴槽30の内部に向けて押し込まれるときに、車椅子Cbを扉開閉式浴槽30の内方所定位置に配置するよう案内するための案内部材が設けられる。
【0021】
気泡噴出装置は、扉開閉式浴槽30底部付近に配置されて気泡を噴出する細孔を有する噴出部Bpと、この噴出部Bpに空気等の気体を供給するバブラーBと、これらバブラーBと噴出部Bpとを接続する配管(配管回路)とを有するものとされている。
【0022】
気泡噴出装置の配管としては、図1に示すように、噴出部Bp付近に接続される配管Pb1が扉開閉式浴槽30底部よりも下側に位置されている。この配管Pb1には、扉開閉式浴槽30からバブラーB側へ湯の逆流防止部分として扉開閉式浴槽30中の湯面よりも高い位置になる配管Pt1が接続されている。さらに、この配管Pt1のバブラーB側に配管Pb1と同程度の高さに配置される配管Pb2が接続され、この配管Pb2にはバブラーBが接続されている。
【0023】
薬剤供給装置は、図1に示すように、噴出部Bp付近の配管Pb1に薬剤を供給するためにこの配管Pb1から分岐する薬剤注入部C1と、この薬剤注入部C1に接続される薬剤ポンプPcと、薬剤ポンプPcにより送出される薬液を供給するために例えば塩素水とされる薬剤を貯溜する薬剤タンクClとを有するものとされている。また、薬剤ポンプPcには、薬剤供給切替バルブVcが接続され、こnバルブVcには、後述する濾過配管14から分岐する薬剤注入部C2が接続されている。
薬剤タンクClには、貯留されている薬剤の量が一定量以下になった場合に、制御装置70に信号を出力する薬剤レベルセンサが設けられている。
【0024】
配管系としては、図1に示すように、扉開閉式浴槽30またはタンク60に給湯する給湯回路40と、扉開閉式浴槽30とタンク60との間で湯を移送するための浴槽給排湯装置50と、タンク60内の湯の循環及び濾過をおこなう循環装置10とを有するものとされている。
【0025】
給湯回路40は、一端を水と湯とを混合可能として供給するミキシングとしての湯供給源Hに接続される給湯配管(配管)41と、他端が扉開閉式浴槽30の上方に配される給湯配管(配管)42と、配管41および浴槽給排湯装置50に接続されて制御装置70によって開閉を制御されるバルブVmと、このバルブVmおよび配管42に接続されて制御装置70によって開閉を制御されるバルブVnと、このバルブVnおよび扉開閉式浴槽30底部付近の給湯孔に接続される配管43と、によって構成されている。
【0026】
浴槽給排湯装置50は、バルブVn,Vmを介して扉開閉式浴槽30底部付近に接続される給排湯配管(配管)51と、タンク60の底部付近に接続される給排湯配管(配管)52と、この給排湯配管52にバルブVf、配管53、バルブVaを介して接続される給排湯配管54と、これら給排湯配管51,54に接続された三方弁とされる移送バルブ(バルブ)Vtと、これら給排湯配管51,54からそれぞれ分岐して移送バルブ(バルブ)Vhにそれぞれ接続される中間配管(配管)55,56とを備える。
これらの移送バルブVh,Vtの間には、それぞれに配管57が接続され、この配管57には、扉開閉式浴槽30からタンク60へあるいは逆にタンク60から扉開閉式浴槽30へ湯を行き来させる給排湯ポンプ(ポンプ)Ptが介装されて設けられている。
バルブVaには、一端がタンク60に接続される給排湯配管(配管)58が配され、この配管58は、バルブVm,給排湯配管51,移送バルブVtまたは移送バルブVh,配管54を経由することで湯供給源Hに接続される給湯回路の一部を構成するものとされる。
【0027】
循環装置10は、タンク60内底部付近に接続される循環配管回路(循環配管)11と、循環配管11に設けられて循環配管11内にタンク60内の湯を送出する水ポンプ(循環ポンプ)12を備えている。循環配管11は、一端がタンク60の側壁の下方に接続されて湯取入口を形成し、他端側が水ポンプ(ポンプ)12に接続される。ポンプ12には濾過配管14が接続され、この濾過配管14にはフィルタ13が介装される。
濾過配管14は、フィルタ13の前段に、制御装置70によって開閉を操作され外部に排水可能な排水バルブ(逆洗用の排出バルブ)Vdと、薬剤注入部C2と、が設けられるものであって、フィルタ13の後段は、タンク60底部付近に接続される給排湯配管52に介装されたバルブ(逆洗用の給水給湯バルブ)Vfに接続されている。
これら循環配管11、水ポンプ12、排水バルブVd、濾過配管14,フィルタ13、バルブVf、給排湯配管52は、フィルタ13によって濾過された湯を再びタンク60内に戻す濾過配管回路を形成している。また、タンク60には排水口62が設けられる。
【0028】
扉開閉式浴槽30とタンク60とには、それぞれ浴槽30内の水位を測定する水位センサ36a、36bと、タンク60内の水位を測定する水位センサ66a、66bと、が設けられ、これら水位センサ(検出器)36a,36b,66a,66bは、センサ配管に分岐接続されて浴槽30またはタンク60内の水位を測定するフロート式のセンサであり、水位センサ36b、66bは浴槽30またはタンク60内の水位が所定の上限位置以上になった時点で、また、水位センサ36a、66aは浴槽30またはタンク60内の水位が所定の下限位置以上または以下になった時点でそれを検知して制御装置70に信号を送るものである。
【0029】
制御装置70は、扉開閉式浴槽30のシール検出部32、水位センサ36a,36b,66a,66bの出力に基づいて、給湯回路40、浴槽給排湯装置50、循環装置10、薬剤供給装置の薬剤ポンプPc、および、気泡噴出装置のバブラーB、に接続されてこれらの動作を制御するものとされている。また、制御装置70は、薬剤タンクClに接続され、薬剤レベルセンサからの信号で貯留されている薬剤の量が一定量以下になったことを表示する薬剤レベルランプ等の表示手段が設けられている。
【0030】
次に、上記のように構成される扉開閉式入浴装置1における入浴時間の動作について説明する。
この扉開閉式浴槽1を用いて例えば身体障害者を入浴させる場合には、以下に説明する動作1)〜7)をおこなう。このとき、タンク60及び扉開閉式浴槽30には湯が入っておらず、また扉開閉式浴槽30内には車椅子Cbは移動しておらず、さらに扉31は開状態であるとする。
【0031】
1)まず、図示しない入浴(貯湯)スイッチをオンにする。すると、バルブVm,Vt,Vaが、それぞれ配管41,配管51,配管54,配管58を連通させる状態になり、湯供給源Hからタンク60へ自動的に給湯される。タンク60内の液面が所定高さまで上昇すると、その旨を水位センサ66aにより検出されて給湯は自動的に停止される。
2)入浴者を車椅子Cb上に載せ、この状態であらかじめ扉31が開かれた浴槽30の内部へ入浴者を車椅子ごと搬入する。このとき、車椅子Cbを浴槽30の所定位置まで押し込むと、図示しないロック機構が作用し、車椅子Cbをその位置にロックする。
3)次いで、扉31を閉じ、係止手段を作動させて扉31を閉状態にロックする。浴槽30の開口部30aが扉31によってシールされた状態になると、シール検出部32が作動し、続いて制御蔵置70に扉シール信号を出力する。
【0032】
4)次いで、図示しない入浴スイッチをオンにすると、制御装置70から発せられる信号に基づき、移送バルブVt,Vhが開閉制御されると同時にポンプPtが始動し、タンク60から扉開閉式浴槽30へ湯を供給する。湯の供給は、扉開閉式浴槽30内の液面が所定高さに至るまで続けられ、上記所定高さに至ると水位センサ36aから信号が発せられ、ポンプPtがオフになって湯供給が停止される。以上のようにして入浴者を入浴状態にする。
【0033】
5)次いで、出浴する場合には、出浴スイッチをオンにすると、前記移送バルブVt,Vhが開閉制御されると同時にポンプPtが再び始動し、浴槽30内の湯をタンク60へ移し替える。このとき、入浴中において、汚れた湯を扉開閉式浴槽30の排水口2から多量に捨てた場合など、浴槽30内の湯を全てタンク60に戻してもタンク60の水位が上限位置に至らなかった場合には、バルブVm,Vt,Vaが自動的に開閉動作し、湯供給源Hからタンク60へ自動的に給湯がおこなわれる。ここで、タンク60内に上限位置まで湯を満たすのは、その後、タンク60内の湯を浴槽30へ再供給するときに、湯が足りなくなるのを避けるためである。また、あらかじめ、タンク60の容量を浴槽30の容量よりも大きく設定している。
【0034】
6)上記扉開閉式浴槽30内の排水が完了した時点で、扉開スイッチをオンにすると、制御装置70から信号が発せられ、浴槽30と扉31とのシールが解かれる。すなわち、扉31内に組み込まれているシール部が扉開閉式浴槽30の開口部30aから離間する方向へ移動されて、浴槽30の開口部30aにおけるシールを解く。次いで係止手段による扉閉ロックが解除されて扉31が開かれる。
7)車椅子Cbを扉開閉式浴槽30内の所定位置に位置決めするロックを解除し、入浴者を載せたまま車椅子Cbを浴槽30から引き出す。
以上が入浴の1サイクルであり、続いて次の入浴者を入浴させる場合には、上述の2)〜7)の動作を繰り返すことになる。
【0035】
以下、本実施形態の扉開閉式入浴装置1における制御装置の制御を図2に示すタイムチャートに基づいて説明する。
ここでは、入浴時間の前後で、湯消毒工程とタンク等を消毒する浴槽消毒工程とをおこなう。
【0036】
初期状態では、浴槽(扉開閉式浴槽)30内には湯が貯められておらず、またタンク60内には湯が供給され終わって貯留されており、浴槽30内には車椅子Cbが搬入されておらず、扉シールがされておらず、排水口2および排水口62は閉、バルブVmはバルブVnから配管51側、バルブVnは配管43からバルブVm側、バルブVaは配管54から配管58側、バルブVfはフィルタ13から配管52側、バルブVdはポンプ12から配管14側、バルブVcはポンプPcから薬剤注入部C2側、ポンプ12は停止状態にあるものとする。
【0037】
本実施形態の入浴装置1においては、あらかじめ制御装置70にタイマー設定をおこなうことにより、図2に示すように、時刻t0 から消毒タイマーが作動する。このとき、湯循環用の水ポンプ12は作動状態となり、タンク内の湯が循環し、フィルタ13によるタンク60内の湯の濾過およびタンク60内の湯の攪拌がおこなわれる。
【0038】
次に、時刻t1 に、制御装置70のタイマーにより湯消毒工程が開始され、その制御により薬剤供給装置の薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C2に薬剤の供給が開始される。すると、注入された薬剤は、濾過配管14、フィルタ13、逆洗バルブVf、配管52を流通し、タンク60に循環供給される。ポンプPcを作動している間、つまり、薬剤を供給している間は濾過配管14、フィルタ13、逆洗バルブVf、配管52には常に薬剤濃度の濃い湯が流通している状態となる。
【0039】
時刻t2 には、制御装置70が薬剤ポンプPcを停止して薬剤注入を終了する。ここで、水ポンプ12は作動状態を維持されるため、タンク内の湯の循環は連続し、フィルタ13によるタンク60内の湯の濾過およびタンク60内の湯の攪拌は引き続きおこなわれ、タンク60中に供給された薬剤は攪拌され、タンク60における薬剤濃度勾配が低減され、薬剤濃度が均一化されてタンク60中における湯の消毒をおこなうことになる。
【0040】
時刻t2 から所定の時間後である時刻t3 に、制御装置70の制御により再び薬剤供給装置の薬剤ポンプPcを作動させて、薬剤タンクClから薬剤注入部C2に薬剤の供給を開始し、時刻t4 に、ポンプPcを停止して薬剤注入を終了する。このとき時刻t1 から時刻t2 までおよび時刻t3 から時刻t4 までの長さにより、湯消毒工程における注入薬剤の量が設定される。
また、時刻t3 から時刻t4 まで、および時刻t4 後も、水ポンプ12は作動状態を維持されるため、タンク内の湯の循環は連続し、フィルタ13によるタンク60内の湯の濾過およびタンク60内の湯の攪拌は引き続きおこなわれる。薬剤が所定の濃度となり均一化された時点で、湯消毒工程が終了する。
【0041】
この薬剤ポンプPcの動作中時刻t4 に、薬剤タンクCl内の貯溜量が所定の値以下になった場合には、薬剤タンクClの薬剤レベルセンサが制御装置70に信号を出力し、この薬剤レベルセンサからの信号で制御装置70は、時刻t4 に、貯留されている薬剤の量が一定量以下になったことを表示するために薬剤レベルランプを点灯させる。
【0042】
湯消毒工程の後には、前述したように入浴時間が設定される。
【0043】
時刻t6 に、入浴時間が開始され、車椅子Cbが搬入されて扉31が閉められると、シール検出部32が扉シール信号を制御部に出力し、この信号および入浴スイッチの信号により、移送バルブVt,Vhが浴槽側、すなわち、移送バルブVtが配管54からポンプPt側、移送バルブVhがポンプPtから配管55側に設定されるとともに、移送ポンプ(ポンプ)Ptが始動し、タンク60から浴槽30へ湯を移送供給する。
【0044】
時刻t7 に、浴槽30内の液面が所定高さに至ると水位センサ36aからの信号により移送ポンプPtがオフになって湯の供給が停止されるとともに、気泡噴出装置のバブラーBを作動させて気体を供給する。この気体は、配管Pb2,Pt1,Pb1を流通して、気体は気泡となって噴出部Bpから噴出される。
時刻t8 に、バブラーBを停止するとともに、さらに時間をあけてもう一度バブラーBを作動させ、時刻t9 にはバブラーBの動作が再度停止される。
【0045】
この時刻t9 に、出浴スイッチをオンにする。するとこの信号により、前記移送バルブVt,Vhがタンク側、すなわち、移送バルブVtが配管51からポンプPt側、移送バルブVhがポンプPtから配管56側に設定されるとともに、ポンプPtが始動し、浴槽30内の湯をタンク60へ移し替える。
時刻t10に、浴槽30内の液面が所定高さに至り排水が完了すると、水位センサ36bからの信号により移送ポンプPtがオフになって湯供給が停止され、扉31が開けられてシール検出部32からの扉シール信号がオフになる。
そして、車椅子Cbごと入浴者が搬出されて、入浴時間が終了する。
【0046】
例えば、時刻t11に、薬剤タンクClに薬剤を補充することで、薬剤タンクCl内の薬剤量が所定の値以上になった場合には、薬剤タンクClの薬剤レベルセンサが制御装置70に信号を出力し、この薬剤レベルセンサからの信号で制御装置7は、時刻t11に、貯留されている薬剤の量が一定量以上になったことを表示するために薬剤レベルランプを消灯させる。
【0047】
時刻t10に入浴時間が終了した後、所定の時間が経過した時刻t12に、制御装置70では浴槽消毒の工程としてのフィルタ洗浄工程を開始する。
すると、この時刻t12に、循環ポンプである水ポンプ12を停止するとともに、排水バルブVdはONである配管14から外部排水側、逆洗バルブVfはONである配管53からフィルタ13側、バルブVaはONである配管54から配管53側、バルブVtが配管54から配管51側、および/または、バルブVhが配管56から配管55側、バルブVmは湯供給源Hから配管51側、に切り替えられる。同時に、制御装置70により湯供給源Hから湯を供給する。これによって湯供給源Hから送出される湯をバルブVa、逆洗バルブVfを介して濾過配管14内に送出し、フィルタ13にたまった汚物を逆洗して、排水バルブVdから排出する。
同時に、タンク60内部の湯を排水口62を開の状態として排出し始める。
【0048】
このとき、時刻t12に、制御装置70の制御により薬剤供給装置の薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C2に薬剤の供給を開始する。すると、薬剤を供給し続けることにより、濾過配管14におけるフィルタ13前段に薬剤濃度の高い湯が常流した状態となり、濾過配管14におけるフィルタ13前段の通常の濾過循環時には高濃度の薬剤が供給されない部分に高濃度の薬剤を停留して所定の時間放置した状態と同様の状態とすることができる。
【0049】
次いで、時刻t13に、薬剤ポンプPcを停止して薬剤注入を終了するとともに、湯供給源Hからの湯の供給を停止する。同時に、バルブVaは配管53から配管58側に切り替えるとともに、逆洗バルブVfはフィルタ13からタンク60側、にしてタンク60内の排水をおこなう。
最後に、時刻t14には、タンク60内の排水が完了するとともに、時刻t15には、制御装置70のタイマーが切になり、フィルタ洗浄工程が終了する。
【0050】
以下、本実施形態の扉開閉式入浴装置1における制御装置の他の制御を図3に示すタイムチャートに基づいて説明する。
ここでは、例えば入浴時間の後とされ、浴槽消毒工程として浴槽および浴槽給排湯装置の洗浄をおこなう。
【0051】
初期状態では、浴槽(扉開閉式浴槽)30内には湯が貯められておらず、またタンク60内には湯が貯留されており、浴槽30内から車椅子Cbが搬出されているが扉シールはなされており、排水口2および排水口62は閉、バルブVmはバルブVnから配管51側、バルブVnは配管43からバルブVm側、バルブVaは配管54から配管58側、バルブVfはフィルタ13から配管52側、バルブVdは水ポンプ12から配管14側、バルブVcはポンプPcから薬剤注入部C2側、水ポンプ12は停止状態にあるものとする。
【0052】
本実施形態の入浴装置1においては、あらかじめ制御装置70にタイマー設定をおこなうことにより、図3に示すように、時刻t20から消毒タイマーが作動して浴槽(装置)消毒工程として、先ず循環装置・タンク消毒工程が開始される。このとき、湯循環用の水ポンプ12が作動して、循環装置10を湯が循環するとともに、薬剤供給装置の薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C2に薬剤が注入される。この薬剤は、濾過配管14、フィルタ13、逆洗バルブVf、配管52を流通し、タンク60に循環供給され、薬剤を供給している間は濾過配管14、フィルタ13、逆洗バルブVf、52には常に薬剤濃度の濃い湯が流通している状態となる。
【0053】
時刻t22には、制御装置70が薬剤ポンプPcを停止して薬剤注入を一時停止し、時間をあけて時刻t23にから再び薬剤ポンプPcを作動させて、薬剤を薬剤注入部C2に供給する。その後、時刻t25には薬剤ポンプPcを停止して薬剤注入を終了する。
このとき時刻t21から時刻t22までの長さおよび時刻t23から時刻t25までの長さにより、循環装置・タンク消毒工程における注入薬剤の量が設定される。この循環装置・タンク消毒工程における注入薬剤の量は、前述の湯消毒工程よりも多く設定されている。
この間、水ポンプ12は作動状態を維持されるため、タンク60内における高濃度の薬剤を含む湯の循環は連続し、フィルタ13によるタンク60内の湯の濾過およびタンク60内の湯の攪拌が引き続いておこなわれ、タンク60における薬剤濃度が湯消毒工程における薬剤濃度よりも高く設定されてタンク60中および循環装置10の消毒をおこなうことになる。
【0054】
この薬剤ポンプPcの動作中、時刻t24に、薬剤タンクCl内の薬剤量が所定の値以下になった場合には、薬剤タンクClの薬剤レベルセンサが制御装置70に信号を出力して、薬剤レベルランプを点灯させる。
【0055】
時刻t26に、気泡噴出装置・浴槽消毒工程が開始され、移送バルブVt,Vhが浴槽側に設定されるとともに、移送ポンプPtが始動し、タンク60から浴槽30へ湯を移送する。このとき、タンク60内にある湯消毒工程よりも高濃度の薬剤を含む湯によって、浴槽給排湯装置50内部が消毒される。
時刻t27に、浴槽30内の液面が所定高さに至ると移送ポンプPtがオフになって湯移送が停止される。
この時刻t27に、薬剤供給バルブVcがポンプPcから薬剤注入部C1側にされるとともに、薬剤供給装置の薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C1に薬剤の供給を開始する。すると、配管Pb1付近に薬剤濃度の濃い湯が停留した状態となり、さらに薬剤を供給することにより、噴出部Bpおよび噴出部Bp付近の浴槽30にまで薬剤濃度の高い湯が停留したような状態となる。
【0056】
時刻t28には、ポンプPcが停止されるとともに、気泡噴出装置のバブラーBを始動して気体を供給する。すると、気体により押圧された配管Pb1に停留していた薬剤の混入した湯が噴出部Bpから浴槽30に噴出される。さらに、この気体は、配管Pb2,Pt1,Pb1を流通して、気泡となって噴出部Bpから噴出する。この気泡により、浴槽30中に供給された薬剤は攪拌され、浴槽30における薬剤濃度勾配を低減して、薬剤濃度が均一化されることになる。
その後、バブラーBの動作が停止される。さらに所定の時間この状態で放置した後、もう一度時刻t29に薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C1に薬剤を供給し、その後、2度目のバブラーBの動作が停止されて、所定の時間放置する。すると、配管Pb1付近に薬剤濃度の濃い湯が停留した状態となり、気泡噴出装置の消毒がおこなわれる。その後、再度バブラーBが作動されてさらなる薬剤の攪拌をおこなう。
時刻t30には、2度目のポンプPcの動作が停止され、気泡噴出装置・浴槽消毒工程が終了する。
【0057】
この時刻t30に、浴槽給排湯装置・タンク消毒工程が開始され、移送バルブVt,Vhがタンク側に設定されるとともに、ポンプPtが再び始動し、浴槽30内の湯をタンク60へ移し替え、より高濃度の薬剤を含む湯により浴槽給排湯装置50およびタンク60を消毒する。
時刻t31に、浴槽30の排水が完了すると、移送ポンプPtが停止するが、この状態で放置することにより、高濃度の薬液が浴槽給排湯装置50およびタンク60内に停留しているため、浴槽給排湯装置50およびタンク60内の消毒がおこなわれることになる。
ここで、例えば、時刻t32に、薬剤タンクClに薬剤を補充することで、薬剤タンクCl内の薬剤量が所定の値以上になった場合には、薬剤レベルランプを消灯させる。
【0058】
時刻t31から所定の時間が経過した時刻t33に、制御装置70では浴槽給排湯装置・タンク消毒工程を終了し、浴槽(装置)消毒工程としてのフィルタ洗浄工程が開始される。
この時刻t33に、薬剤バルブVcがポンプPcから薬剤注入部C2側にされるとともに、薬剤供給装置の薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C2に薬剤の供給を開始する。
同時に、循環ポンプである水ポンプ12を停止するとともに、排水バルブVdはONである配管14から外部排水側、逆洗バルブVfはONである配管53からフィルタ13側、バルブVaはONである配管54から配管53側、バルブVtは配管54から配管51側、バルブVhは配管56から配管55側、バルブVmは湯供給源Hから配管51側に切り替えられ、この状態で、湯供給源Hから湯を供給する。これによって湯供給源Hから送出される湯をバルブVa、逆洗バルブVfを介して濾過配管14内に送出し、フィルタ13にたまった汚物を逆洗して、排水バルブVdから排出する。
同時に、タンク60内部の湯を排水口62を開の状態として排出する。
【0059】
このとき、時刻t33に、制御装置70の制御により薬剤供給装置の薬剤ポンプPcが作動して、薬剤タンクClから薬剤注入部C2に薬剤の供給を開始し、配管14におけるフィルタ13前段が、薬剤濃度の高い状態となり、この部分の消毒がおこなわれる。
【0060】
次いで、時刻t34に、薬剤ポンプPcを停止して薬剤注入を終了するとともに、湯供給源Hからの湯の供給を停止する。同時に、逆洗バルブVfはフィルタ13から配管52側、バルブVaは配管58から配管53側に切り替えるとともに、逆洗バルブVdはタンク60から外部排水側、にしてタンク60内の排水をおこなう。時刻t35には、タンク60内の排水が完了する。
最後に、時刻t36には、制御装置70のタイマーが切になり、扉31のシールを解除して浴槽消毒工程におけるフィルタ洗浄工程が終了する。
【0061】
本実施形態の扉開閉式入浴装置1は、前記循環装置10における配管14の前記フィルタ13前段に、薬剤供給装置が接続されることで、前記薬剤を供給可能な薬剤供給位置が設定されてなることにより、濾過配管14に薬剤を供給して、浴槽30内の湯を循環させて、濾過配管14内の湯とともに薬剤をタンク60内に供給して、タンク60内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。また、同様に湯消毒工程よりも高濃度の薬剤を供給することにより、タンク60内部および循環装置10を消毒するための浴槽(装置)消毒工程をおこなうことができる。
【0062】
特に、供給する薬剤の量を任意の量に設定することが可能なため、タンク60内部あるいは浴槽30中の薬剤濃度を所定の状態に維持することが可能である。これにより、湯消毒機能において、例えば、浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤の濃度は、遊離残留塩素濃度を1日に2時間以上0.2〜0.4mg/Lに保つという衛生管理基準や水質基準といった基準を容易に実現することができる。しかも、薬剤濃度をタンク60内および浴槽30内においてほぼ均一な状態としてこれらを実現することができるので、局所的に高濃度の部分ができて、入浴者に影響を与えたりすることが防止できる。
このとき、浴槽30内に気泡を噴出することによって、同時に、薬剤の供給された浴槽30内の湯を攪拌して、浴槽3内における薬剤濃度を速やかに均一にすることができる。
【0063】
また、薬剤供給装置から濾過配管14に薬剤を供給し、この状態で湯を循環させることにより、循環装置10内に薬剤濃度の高い湯を循環させることができるため、循環装置10の消毒殺菌を充分するための浴槽(装置)消毒工程をおこなうことが可能となる。特に、フィルタ13前段に薬剤供給位置としての薬剤注入部C2が設定されていることにより、最も薬剤濃度の高い状態でフィルタ13を消毒殺菌することができ、重点的に濾過配管14、フィルタ13、逆洗バルブVf、配管52の消毒をおこなうことが可能となる。
【0064】
本実施形態の扉開閉式入浴装置1によれば、循環装置10においてフィルタ13と薬剤供給位置である薬剤注入部C2との間に、前記フィルタ13に濾過時とは逆向きに湯を流通して前記フィルタ13の洗浄をおこなう際に洗浄水の排出が可能な逆洗弁としての排出バルブVdが介装されてなり、同時に、フィルタ13の後段に逆洗バルブVf、バルブVaが介装されてなることで、任意の時点で湯循環時とは逆方向に湯をフィルタ13に流通することができる。これにより、フィルタ13に詰まった汚れを排出することができるとともに、フィルタ13での菌の増殖抑制を図ることが可能となる。
【0065】
また、浴槽30底部付近に設けられた噴出部Bp付近で気泡を噴出していないときに浴槽30中の湯が流通可能な配管Pb1に、塩素系薬液等の薬剤を供給可能として、薬剤供給装置が接続されてなることにより、気泡を噴出していない配管Pb1に薬剤を供給して、その後バブラーBによって気泡を噴出することで、配管Pb1の湯ととともに薬剤を浴槽30内に供給して浴槽30内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。また、同様に湯消毒工程よりも長時間同濃度の薬剤を浴槽内に供給することにより、浴槽30内部に湯消毒工程よりも高濃度の薬液を供給して、浴槽30内部を消毒するための浴槽消毒工程をおこなうことができる。
このとき、バブラーBを作動して浴槽内30に気泡を噴出することによって、薬剤の供給された浴槽30内の湯を攪拌して、浴槽30内における薬剤濃度勾配を効率よく速やかに解消することができる。
【0066】
さらに上記のような湯消毒工程、フィルタ消毒工程を含む浴槽消毒工程を1日一回程度設定して自動で実行することができるため、障害者等、要介護者の介護をする際における負担の軽減を図ることができる。
【0067】
また、本実施形態の消毒システムにおいては、湯消毒工程(湯消毒機能)における前記薬剤供給量に比べて、浴槽消毒工程(浴槽消毒機能)における前記薬剤供給量が多く設定されてなることにより、同一の薬剤供給装置において供給する薬剤量を設定するだけで、湯消毒機能と浴槽消毒機能とを切り替えておこなうことができる。
本実施形態の前記制御装置70が、前記湯消毒工程を入浴時間の直前におこなうよう設定可能とされ、浴槽消毒工程を入浴時間の後におこなうよう設定可能とされてなることにより、開閉式入浴装置1を使用している入浴時間を避けて、所定の消毒をおこなうことが可能となる。例えば、午前中と午後とに設定されている入浴時間に対して、それらの入浴時間の間である昼食時間に対応して湯消毒をおこなうことが可能である。しかも、これらを制御部によりタイマーセットすることにより、所定の時間に所定の消毒をおこなうように、自動設定することが可能である。
【0068】
なお、本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲で種種の変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】
本発明の入浴装置によれば、前記循環配管回路の前記フィルタの前段に前記薬剤を供給可能な薬剤供給位置が設定され、該薬剤供給位置に前記薬剤供給装置が接続されてなることで、循環配管回路に薬剤を供給して、タンク内の湯を循環させることにより、循環配管回路内の湯とともに薬剤をタンク内に供給して、タンク内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。同時に、タンク内の湯を扉開閉式浴槽へ供給することで扉開閉式浴槽内部および/または前記配管系内の湯を消毒するための湯消毒工程をおこなうことができる。
また、同様に湯消毒工程よりも高濃度となるように薬剤をタンク内に供給することにより、タンク内部および/または前記循環装置を消毒するための浴槽(装置)消毒工程をおこなうことができる。同時に、タンク内の湯を扉開閉式浴槽へ供給することで扉開閉式浴槽内部および/または前記配管回路系を消毒するための浴槽消毒工程をおこなうことができる。ここで消毒殺菌用の薬剤としては、塩素系の消毒液等が適応される。
【0070】
本発明の消毒システムにおいては、上記の入浴装置を消毒する消毒システムであって、前記気泡噴出装置または前記循環装置、および、前記薬剤供給装置を制御可能な制御部が、前記扉開閉式入浴装置中の湯の消毒をおこなう湯消毒機能と、前記浴槽内部,前記気泡噴出装置,前記循環装置,浴槽給排湯装置を消毒するための浴槽消毒機能と、を有し、前記湯消毒機能における前記薬剤供給量に比べて、前記浴槽消毒機能における前記薬剤供給量が多く設定されてなることにより、同一の薬剤供給装置において供給する薬剤量を設定するだけで、湯消毒機能と浴槽消毒機能とを切り替えておこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の扉開閉式入浴装置における実施形態を示す模式図である。
【図2】 本発明の扉開閉式入浴装置における実施形態の消毒システムの動作状態を示すタイムチャートである。
【図3】 本発明の扉開閉式入浴装置における実施形態の消毒システムの他の動作状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…扉開閉式入浴装置
10…循環装置
11,14,41,42,43,51,52,53,54,55,56,57,58…配管
12,Pc,Pt…ポンプ
13…フィルタ
30…浴槽
31…扉
40…給湯回路
50…浴槽給排湯装置
60…タンク
70…制御装置
B…バブラー
Bp…噴出部
Cl…薬剤タンク
C1,C2…薬剤注入部
Cb…車椅子
H…湯供給源
Pb1,Pt1,Pb2…配管
Va,Vc,Vd,Vf,Vh,Vm,Vn,Vt…バルブ

Claims (5)

  1. 扉開閉式浴槽と、該扉開閉式浴槽に配管系を介して接続されて扉開閉式浴槽へ供給する湯を蓄えるタンクと、該タンク内の湯の循環及び濾過をおこなう循環装置と、これら扉開閉式浴槽、タンク、配管系、循環装置および/またはこれらの中の湯の消毒をおこなうための薬剤を供給可能な薬剤供給装置と、湯供給源に接続されて該湯供給源より供給される湯を前記扉開閉式浴槽または前記タンクへ供給する給湯回路と、を備えた扉開閉式入浴装置であって、
    前記循環装置は、前記タンク内の湯を循環させる循環配管回路内に設けられて該循環配管回路内に前記タンク内の湯を送出する水ポンプと、該水ポンプの後段に設けられて前記水ポンプから送られる前記タンク内の湯を濾過するフィルタと、該フィルタの後段に設けられてタンク底部付近に接続された給排湯配管と、を備えており、
    前記循環配管回路の前記フィルタの前段に前記薬剤を供給可能な薬剤供給位置が設定され、該薬剤供給位置に前記薬剤供給装置が接続され
    前記循環配管回路には、前記フィルタの前段に、前記フィルタに濾過時とは逆向きに湯を流通して前記フィルタの洗浄をおこなう逆洗時に洗浄水の排出が可能な逆洗用の排出バルブが介装され、
    前記給排湯配管には、逆洗時に前記給湯回路から給水給湯可能とする逆洗用の給水給湯バルブが設けられていることを特徴とする扉開閉式入浴装置。
  2. 前記扉開閉式浴槽内に気泡を噴出可能とする気泡噴出装置が設けられ、該気泡噴出装置は、前記扉開閉式浴槽底部付近に設けられた噴出部と、該噴出部に対して気体を送出するバブラーと、これら噴出部とバブラーとを連結する配管回路とを具備するものとされ、
    前記配管回路に前記薬剤を供給可能とする薬剤供給位置が、気泡を噴出していないときに前記浴槽中の湯が流通可能な位置に設定され、該薬剤供給位置において前記配管回路に前記薬剤供給装置が接続されてなることを特徴とする請求項1記載の扉開閉式入浴装置。
  3. 請求項1または2のいずれか記載の扉開閉式入浴装置を消毒する消毒システムであって、
    前記気泡噴出装置または前記循環装置、および、前記薬剤供給装置を制御可能な制御装置が、
    前記扉開閉式浴槽、前記タンク、前記配管系または前記循環装置中の湯の消毒をおこなう湯消毒機能と、
    前記扉開閉式浴槽内部、前記タンク内部、前記配管系、前記気泡噴出装置または前記循環装置を消毒するための浴槽消毒機能と、を有し、
    前記湯消毒機能における前記薬剤供給量に比べて、前記浴槽消毒機能における前記薬剤供給量が多く設定されてなることを特徴とする消毒システム。
  4. 前記制御装置が、前記湯消毒機能を入浴時間の直前におこなうよう設定可能とされてなることを特徴とする請求項3記載の消毒システム。
  5. 前記制御装置が、前記浴槽消毒機能を入浴時間の後におこなうよう設定可能とされてなることを特徴とする請求項3記載の消毒システム。
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