JP2000225168A - リサイクル付シャワー入浴装置 - Google Patents

リサイクル付シャワー入浴装置

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JP2000225168A
JP2000225168A JP11030499A JP3049999A JP2000225168A JP 2000225168 A JP2000225168 A JP 2000225168A JP 11030499 A JP11030499 A JP 11030499A JP 3049999 A JP3049999 A JP 3049999A JP 2000225168 A JP2000225168 A JP 2000225168A
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JP
Japan
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shower
hot water
bath
bathing
fresh
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JP11030499A
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English (en)
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Shigeo Anzai
成雄 安斎
Hisashi Tsushima
久志 津島
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Og Giken Co Ltd
Original Assignee
Og Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】効果的なシャワー入浴を可能にし、湯水の経済
的利用を可能にし、衛生性清潔性をも確保したリサイク
ル付シャワー入浴装置を提供すること。 【構成】搬送車(6)を収容し、カバー部(2)による
覆いが形成され、内部にシャワー機能が設けられたカバ
ー付のシャワーバス(5)において、シャワー後の戻り
湯の再加熱再利用によるリサイクルシャワー機能を設
け、新湯水の使用によるフレッシュシャワー機能と、シ
ャワー後の戻り湯の再加熱再利用によるリサイクルシャ
ワー機能を併設し、フレッシュシャワー機能とリサイク
ルシャワー機能を切換え操作して一連の入浴が可能であ
るリサイクル付シャワー入浴装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、介護老人や病人、その
他のシャワー入浴者(以下入浴者という)の搬送車入浴
に供されるシャワー入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来技術としては、特開平6−
23009号公報にみられるようなものが存在してい
る。この公報には、担架部付のストレッチャー、受槽、
回動カバー、シャワー機構、梁部材、複数の上側ノズ
ル、複数の下側ノズル、ポンプ等から構成されるシャワ
ーバス装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の介護用途
などの搬送車を使用した通常のシャワーバス装置は、シ
ャワー入浴の西洋的習慣と、衛生性や清潔感を重視して
新しい湯水を使用する温水シャワーでの入浴のため、シ
ャワーした後の湯水等が再利用されることも無く、水道
費やボイラー費など入浴費用が高くつくことになり経済
性の点で問題があった。
【0004】したがって、シャワー入浴は、シャワーの
湯量を少なく節水重視で、入浴時間も短時間にするなど
経済性を重視した入浴装置・方法により利用されてき
た。
【0005】このため、従来のシャワー入浴では入浴者
の温感や加温が十分に得られず、一般の湯船での入浴に
比べ入浴感が悪く満足感が低いというのが通念となって
おり、シャワーによる入浴は非常に衛生的でありなが
ら、日本人のお風呂好きの嗜好もあってか、入浴方法の
主流としての汎用普及に大きな障害となってきた。
【0006】従って、従来の搬送車でのシャワー入浴
は、単にお風呂入浴の補助的な入浴用途か、感染症・失
禁症など特別な目的の入浴者に限られることが多かった
のである。
【0007】また、シャワー用の湯にすべてフレッシュ
な湯水を使った場合、新湯による体力消耗の問題等も懸
念されるため、虚弱な病人や体力の無い老人の入浴には
適切でないとの意見もあった。
【0008】特に、病院や老人施設等では、多数の入浴
者を、限られた時間に効率良く入浴させる必要がある。
【0009】したがって、シャワー入浴の際の加温・洗
浄において衛生性を確保しながら高能率且つ満足のいく
効果的なシャワー機能が要求されて来ているのであり、
入浴者を短時間に清潔にし無駄なく温めることなどが重
要であり、効率的にシャワー能力を向上させる入浴効果
の高い経済的入浴装置が要求されているのである。
【0010】また小規模の施設で、車椅子などの風呂入
浴装置とシャワー入浴装置を併設するのは設置場所や設
備費の点でも無駄があり、シャワーバスの入浴感向上と
経済性改善が要望されていた。
【0011】本発明の目的は、かかる従来技術の問題点
を解決し、効果的なシャワー入浴を可能にし、湯水の経
済的利用を可能にし、衛生性清潔性をも確保したリサイ
クル付シャワー入浴装置を提供することにある。
【0012】即ち、シャワーバスに戻り湯の再利用によ
るリサイクルシャワー機能を設けることで湯水の経済的
利用を可能にし、更に、新湯によるフレッシュシャワー
入浴とシャワー後の戻り湯の再利用によるリサイクルシ
ャワー機能を併設することにより衛生性清潔性を確保
し、効果的なシャワー入浴を可能にしたものである。
【0013】本発明は、少量の湯を循環しながら再利用
するリサイクルシャワー入浴で充分体を温め、最後にフ
レッシュシャワー入浴に切替えて上がり湯的に洗い流
し、さっぱりと衛生的な入浴をも可能とするものであ
る。
【0014】更には、その他各種入浴者の要望に応じた
温泉水や殺菌水等その他のバリエーション入浴をも可能
とするものであり、患者や入浴者の要望に応じた入浴方
法の選択をも可能にせんとするものである。
【0015】更には、老人など体力虚弱者の場合など、
入浴による体力消耗を押さえた、出来るだけ使う人にや
さしい且つ経済的なシャワー入浴装置を提供せんとする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、搬送車
(6)を収容し、カバー部(2)による覆いが形成さ
れ、内部にシャワー機能が設けられたカバー付のシャワ
ーバス(5)において、シャワー後の戻り湯の再加熱再
利用によるリサイクル温水シャワー機能を設けたことを
特徴とするリサイクル付シャワー入浴装置である。又、
新湯水の使用によるフレッシュ温水シャワー機能と、シ
ャワー後の戻り湯の再加熱再利用によるリサイクル温水
シャワー機能を併設した。更に、フレッシュシャワーと
リサイクルシャワーを切換え操作して一連の入浴が可能
である。更に又、フレッシュ温水シャワー機能とリサイ
クル温水シャワー機能各々の温水加熱源として、高温の
給湯ライン(51)を共通的に利用する。又、ろ過・浄
化装置及び/又は殺菌装置及び/又は入浴剤調整装置を
シャワー装置の系統に内蔵する。更に、リサイクルシャ
ワーでの入浴を行うシャワー入浴において、(退浴前
に)上がり湯的にフレッシュシャワーでの入浴を可能と
する。
【0017】
【作用】搬送車6は、入浴者を乗せ搬送する。カバー部
2は、搬送車6及び入浴者を覆い収容する。シャワーバ
ス5は、内部にシャワー機能を有し、入浴者にシャワー
を掛け、シャワー入浴を施す。リサイクル温水シャワー
機能は、シャワー後の戻り湯を再加熱再利用し、その湯
をシャワーにして入浴者に掛ける。
【0018】フレッシュ温水シャワー機能は新湯水を使
用したシャワーを供給する。フレッシュ温水シャワー機
能とリサイクル温水シャワー機能を併設し、両機能を使
用する。
【0019】フレッシュシャワーとリサイクルシャワー
を切換え操作して、一連の入浴を行なう。
【0020】高温の給湯ライン(51)をフレッシュ温
水シャワー機能とリサイクル温水シャワー機能各々の温
水加熱源として、共通的に利用する。
【0021】シャワー装置の系統に内蔵する、ろ過・浄
化装置はシャワーの湯源をろ過・浄化し、殺菌装置はシ
ャワー用の湯を殺菌し、入浴剤調整装置はシャワー用の
湯に入浴剤を混入調整する。
【0022】リサイクルシャワーでの入浴を行うシャワ
ー入浴において、退浴前に上がり湯的にフレッシュシャ
ワーで入浴をする。
【0023】
【実施例】本発明シャワー入浴装置の一実施例として、
臥位タイプ搬送車によるシャワー入浴装置の機能図を図
1に、斜視図を図2に示しており、受槽1、カバー部
2、脚部3、給湯部4、計装部7等を備えるシャワーバ
ス5と、担架部13付の搬送車6とによって構成され
る。
【0024】受槽1は、シャワーバス5の下部で略長方
形の舟形状等に形成され、その上部には入浴モードの表
示等の計装部7、透明板からなる看視窓8、カーテンな
どからなる介助窓9を設けたカバー部2で覆われて浴内
空間を形成している。
【0025】端部入口にはカーテンなど仕切りを設けた
入口部10があり、更にその下方の脚部3側には搬送車6
の台車部49を挿入して収納する収納部11とシャワー
バス5の側部に設けた操作部12からなり、シャワーバ
ス5本体内の給湯部4には温水の給湯ポンプなど主要給
湯部材等が内蔵される。
【0026】カバー部2と受槽1からなる入口部10
は、入浴者が乗った担架部13が搬送車6の進退によっ
て浴内空間に出入りする開口部であり、且つ入浴者の首
出部である。入口部10には、透明柔軟シートなどから
なる入口カーテン14が、浴内空間の保温とシャワー水
が入浴者の頭部等浴外に飛散するのを防止する遮蔽体と
して取着される。
【0027】介助窓9が設けられたカバー部2の側面部
には、側蓋15が着脱可能に取着される。該側蓋15に
よって、側壁面の一部を着脱可能に大きく開口した構造
となっており、浴槽内部の清掃時や保守作業時等には簡
単に取り外せる構造となっている。本実施例では両側面
に設けてある。
【0028】カバー部2の介助窓9は、外気の遮断性を
考慮した縦筒形状などに縫った柔軟なカーテンなどから
なり、介助者がシャワーバス5内に手を差し入れ、シャ
ワー水を浴外に飛散させず且つ浴内空間の保温を維持し
ながら、入浴者のからだを洗剤で洗浄する等して介護す
るもので、看視窓8から入浴者を観察して行うことが出
来る。特に本発明装置ではカバー部2は湯の保温と飛散
防止の点で重要な構成要素である。
【0029】搬送車6は、入浴者を載せてシャワバス5
に挿入装着するものであり、キャスター48付きの台車
部49にネット等開孔体を張った担架部13を設けたス
トレッチャー等で、入浴者の搬送やシャワー浴前の予備
洗浄などに用いられるものである。搬送車6の他の例と
して、シャワー車椅子やリクライニング式椅子なども同
様に用いられる。
【0030】シャワーバス5に供給されるシャワー湯
は、装置に内蔵する給湯部4と、図2には図示を省略す
るが、給湯部4に接続される給湯付属部とからなるシャ
ワー・給湯システムにより供給される。
【0031】本実施例のシャワー・給湯システムの機能
は図1に概略を図示するものである。
【0032】主構成は、フレッシュな水と湯を供給する
給水ライン50と給湯ライン51、及び戻り湯を循環・
供給する戻り湯ライン52、シャワー湯を調整する自動
混合器29、そしてシャワー湯をシャワーバス5に供給
するシャワー湯ライン53などからなるものである。
【0033】給湯ライン51は、シャワー湯を製造する
温水ミキシング装置に加熱源となる高温湯を供給する配
管ラインである。給湯ライン51は、ボイラーなどの給
湯源26から給湯部27を経て、ハンドシャワー部33
用の温水ミキシングである手動混合器28とシャワー湯
送部34に湯を供給する温水ミキシングである自動混合
器29に接続されており、各々へ加温用の高温湯を供給
する。
【0034】給湯部27はポンプ、逆止弁、調圧弁、フ
ィルター、圧力計、温度計などから適宜構成され、手動
混合器28及び自動混合器29はミキシングバルブ、バ
ルブ操作機構、フィルター、操作弁、温度センサーなど
から適宜構成される。
【0035】給水ライン50は、シャワー用に新規水を
供給する配管ラインである。給水ライン50は、水道水
など給水源30から給水部31を経て、ハンドシャワー
部33用の温水ミキシングである手動混合器28と、給
水切替弁32を経由してシャワー湯送部34に湯を供給
する自動混合器29に接続されており、各々に新規水を
供給する。
【0036】給水部31は、適切な湯温を安定して作る
ための新規水の供給部で、貯水槽、ポンプ、逆止弁、調
圧弁、フィルター、圧力計、温度計などから適宜構成さ
れる。
【0037】自動混合器29はシャワー用の湯を製造す
る部で、適宜ミキシング弁、フィルター、温度調整機構
などからなり、計装部7又は操作部12で適宜操作可能
な計装システムにより操作されるものである。
【0038】自動混合器29で適温に調整されたシャワ
ー湯は、シャワー湯送部34に送られ、シャワー湯ライ
ン53によりシャワーバス5の全身シャワーである上シ
ャワー16、下シャワー18、そして局部シャワーであ
る肩シャワー17と足シャワー19に各々シャワー湯を
適宜供給する。尚、図1中、38は肩シャワー弁、39
は足シャワー弁である。
【0039】シャワー湯送部34は安全且つ安定に湯を
供給するため湯圧調整ポンプ、湯調整機構、湯送り制御
機構、温度センサー、安全装置などから適宜構成され
る。
【0040】さらにシャワー湯送部34には、前記シャ
ワー湯ライン53とは別個に、体洗や殺菌清浄用途のシ
ャンプーノズル20に連結したシャンプーライン54に
も接続されており、適宜湯の供給が行われる。シャンプ
ーライン54は、入浴者をシャワーバス内で洗浄・清浄
するもので、殺菌入浴剤やボデーシャンプー等を供給す
る洗剤部36と混入部35が設けられており、シャワー
湯ライン53と同時併用で又は切替えて使用されるもの
であり、後述する戻り湯ライン52に設けた薬調部44
とは適宜使い分けて用いる。
【0041】なお、本実施例における他の実施例とし
て、上シャワー16をシャンプーノズル20と共通と
し、上シャワー16に至るシャワー湯ライン53の途中
に混入部35、洗剤部36を設け、加温用のシャワー系
統と清浄用の兼用・併用構造としても良い。あるいは、
シャワー湯ライン53全体にシャンプーライン54の機
能を持たせも良い。
【0042】また、シャワー湯送部34はシャワー湯温
を検知しながら自動混合器29の微調整も可能である。
更には、湯温が適温範囲外の異常高温時や低温時など
に、湯をシャワー湯ライン53には供給せずに、装置外
や返湯槽25等に湯を捨てるなど制御出来る排出口37
も備えており、シャワー湯ライン53への湯送りを安全
・快適に制御調整しながら使用される。
【0043】また、シャワー湯送部34には、フレッシ
ュシャワー使用時とリサイクルシャワー使用時で、各々
使用する湯量の変更調整も可能で、リサイクルシャワー
時には湯量を増大させて温感やシャワー感などを改善
し、フレッシュシャワー時には節水を重視して省エネ運
転することなども可能となっており、適宜入浴モードを
操作部12で選択して使用される。
【0044】シャワ−バス5へ送られ吐出しシャワーさ
れた湯は、受槽1の下面にて集水され、集水口21から
排湯切替弁23につながり、湯が再利用されないフレッ
シュシャワーの場合は、排湯切替弁23や大口径の排水
栓22の開栓などにより、外部等にそのまま放出廃棄さ
れる。尚、図1中、24は排水口である。
【0045】戻り湯として再利用するリサイクルシャワ
ーの場合には、排水栓22は閉じられ、集水口21から
排湯切替弁23を経由して返湯槽25に送られ貯湯され
る。返湯槽25は、適宜、貯湯槽、温度センサー、紫外
線等の殺菌装置、粗フィルター、液面制御機構などから
構成される。
【0046】また返湯槽25には、シャワーした戻り湯
の不足分を水道水などで補充供給出来る自動給水弁45
と排水用の底抜口46、オーバーフロー47などが付設
されている。
【0047】返湯槽25に集水された戻り湯は、返湯送
部40から薬調部44、排出弁41を経て給水切替弁3
2に至る戻り湯ライン52により、シャワー湯のミキシ
ング製造部である自動混合器29に接続されており、送
湯供給可能になっている。
【0048】返湯送部40は、返湯槽25に集水した戻
り湯を戻り湯ライン52へ送るポンプ装置、圧力計、温
度計、フィルター、バルブなどから適宜構成される。
【0049】薬調部44は、戻り湯ライン52の湯を再
利用適正化するための湯調整部で、混入ポンプや薬液濃
度センサー、逆止弁、フィルターなどから適宜構成され
るが、入浴剤や殺菌剤などのタンクなどからなる薬剤部
43が付設され、必要に応じ戻り湯に入浴剤や殺菌剤を
混入させリサイクル湯の調整を行う。
【0050】なお、本実施例の他の実施例として、詳細
は省略するが、薬剤・入浴材の混入・調整機能を戻り湯
ライン52の薬調部44以外に、例えば、シャワー湯送
部34やシャンプーライン54など他に適宜設けても良
く、リサイクル方式のため同様の効果が得られる。
【0051】また返湯槽25と返湯送部40との間に循
環部42を接続して、戻り湯の一部又は全部を循環可能
な循環ラインを設け、戻り湯送りの安定供給を可能に
し、且つ湯の濾過浄化促進を可能とするよう、ポンプや
濾過浄化器などから構成されている。
【0052】すなわち、本実施例におけるリサイクルシ
ャワーの機能構成は、受槽1で集水した戻り湯を一旦返
湯槽25に貯湯し、湯送りの安定化と濾過浄化促進のた
め、必要に応じ循環部42で循環し異物の除去・濾過など
湯再利用の為の前処理を行いつつ、戻り湯ライン52の
薬調部44、排出弁41を経由して給水切替弁32から
自動混合器29に送り、給湯部27からの高温湯で再加
熱してリサイクルシャワー入浴の湯として、シャワー湯
ライン53に送り再利用可能とするものである。
【0053】前述の如く、給水切換弁32は、給水ライ
ン50と戻り湯ライン52に切替可能に接続されてお
り、両ラインを切替えて選択することにより、給水ライ
ン50側を選択し連通した場合には、新しい湯水による
フレッシュシャワー使用が可能であり、戻り湯ライン5
2側を選択し連通した場合には、戻り湯によるリサイク
ルシャワー使用が可能な状態となる。本実施例はフレッ
シュシャワー機能とリサイクルシャワー機能を併設した
ものであり、両ラインの切替え選択は操作部12で適宜
操作される。
【0054】リサイクルシャワーはシャワー湯の戻り湯
を再使用するため、新規給水はロス分の補充のみでわず
かであり、新規給水の温度に比べ湯温の低下も少ないた
め、加熱源である高温湯の消費は少なくて済み、また、
水道水など消費も少ないため、リサイクルシャワーは非
常に経済的である。特に、本実施例のように高温湯によ
る再加熱の場合、通常新規給水のロス分補充は高温湯の
補充範囲内であり給水は不用となり、より経済的に使用
される。
【0055】従って、リサイクルシャワーでは低経費で
容易にシャワー量を増大させ、足シャワー19、下シャ
ワー18などのマッサージ効果や背部などからだ全般の
加温効果、入浴感、洗浄効果を高める入浴が可能とな
る。
【0056】また返湯槽25の貯湯容量も大きなものは
必要ないので、入浴者毎に湯を入替えても湯の消費量は
大きくなく経済的で、従って入浴者毎の入替えて清潔で
衛生的な入浴をしても大きな負担とはならず、それ故に
入浴者毎に好みに応じて入浴剤を変えて使用することな
ど個人の好みやアレルギーなど過敏体質の入浴者への対
応などにも好ましいものである。
【0057】更に、リサイクルシャワーにより薬剤や入
浴剤を使用する場合など、少ない湯量の繰返し使用のた
め薬剤消費も少なくて入浴感の向上が可能となり、更に
経済的である。
【0058】また少量の湯を貯湯・循環して使うため湯
質もマイルドになり、過敏な体質や体力の無い入浴者で
も新湯刺激や体力の消耗等も少なく快適な入浴が可能と
なる。
【0059】また、リサイクルシャワー中、失禁などに
より戻り湯が汚れ、入浴上不適正となった場合、あるい
は上がり湯的にフレッシュラインを使用する場合、また
は次の入浴者のために湯を入替えて切替える場合などに
おいては、計装部7操作部12で、給水切替弁32を戻
り湯ライン52から給水ライン51側に自動的に切替る
ことが可能であり、容易に新規給水に接続変更されてフ
レッシュシャワーに切替られ、スムースな入浴モードの
切替が可能となっている。戻り湯は排出弁41等から自
動的に排出される。
【0060】なお、従来のシャワー入浴と同様、清潔重
視の入浴を希望する場合は、すべてフレッシュシャワー
で入浴することにも全く支障無いものである。
【0061】実施例を使用して入浴する時は、まず清掃
し点検されたシャワーバス5で、入浴前にシャワー・給
湯システムのフレッシュシャワーモードによりウォーミ
ングアップ運転を行い、必要に応じ新しい湯のリサイク
ル運転でシャワー湯を循環させながら、適温のシャワー
湯が吐出できるように調整したのち、入浴準備を終えた
入浴者を担架部13に乗せ入浴高さにセットした搬送車
6を、シャワーバス5の浴内空間に挿入し台車部49を
収納部11にドッキングさせる。
【0062】搬送車6をシャワーバス5へドッキングさ
せるには、先ず搬送車6をシャワーバス5の入口部10
部に移動させ、その担架部13の足側先端から入口カー
テン14部を通して浴内空間に向かって押し込み、入浴
位置にセットし搬送車を固定する。
【0063】ドッキングの際シャワー湯は止めておいて
も良いが配管、シャワーノズルや槽内の冷めた湯が滴下
しても不快なので多少シャワーを出しながら挿入すると
不安感も無く快適な入浴が可能であり、入浴者毎に湯を
入替えて入浴する場合は使用済みの戻り湯は捨て、必要
に応じて清掃し、前述のように新しい湯でリサイクル運
転をしながらシャワー入浴できるように準備してから行
う。
【0064】入浴者は担架13上に臥位姿勢でシャワー
バス5の浴内空間の入浴位置に至り、体に向かって吐出
可能に設けられた全身シャワーである上シャワー16と
下シャワー18の中間に位置させ、頭部は入口部10の外
に位置する。足シャワー19や肩シャワー18は入浴者
の身長や好みに合せシャワーの位置角度や湯量、噴出パ
ターンなど調節しておく。
【0065】シャワーは、上シャワー16、下シャワー
18の全身シャワーのほか、適宜肩シャワー17、足シ
ャワー19の局部シャワーを併用し適宜選択調整して使
用する。シャワー後の湯は受槽1に集水される。
【0066】フレッシュシャワーでの使用は、給水切替
弁32を新規給水が可能な給水ライン50側に切替えた
状態で行い、自動混合器29で給湯ライン51の湯と混
合させ、フレッシュシャワーの湯を製造し、シャワー湯
送部34に供給して、湯温などチェックののち、シャワ
ー湯ライン53から各シャワーノズル部に湯を送り入浴
者にシャワーされる。シャワー後の湯は排水栓22より
外部に排出される。
【0067】リサイクルシャワーでの使用に際しては、
まず、給水切替弁32を給水ライン50から返湯槽25
を経由する戻り湯ライン52側に切替える。次いで、排
水栓22を閉じシャワー後の湯を受槽1に集水して返湯
槽25に貯湯し、返湯槽25に配管した返湯送部40他
からなる戻り湯ライン52を機能させて排出弁41、給
水切替弁32を経由して自動混合器29に接続してリサ
イクルシャワー入浴が行われる。
【0068】戻り湯は返湯槽25及び循環部42で濾過
され、適切なシャワー用の湯として調整されたのち、必
要に応じ薬調部44で浴湯に殺菌剤や入浴剤など入れて
湯調整して使われる。
【0069】リサイクルシャワー入浴で、入浴者毎に湯
を入替え使用する場合、入浴後にシャワーラインをフレ
ッシュシャワーに切替えて、湯の総入替えを行っても良
いが、前入浴者のリサイクルシャワーでの入浴終了前
に、給水切替え弁32を給水ライン50に切替て、上が
り湯的に短時間フレッシュシャワーに切替えて入浴すれ
ば、上がり湯で清潔且つ衛生的な入浴が出来る上に、リ
サイクル使用した湯の入替更新のフレッシュ清浄効果も
得られ、一石二鳥である。
【0070】以上の如く本実施例の入浴装置は、入浴者
に対して、フレッシュシャワーモードとリサイクルモー
ドを適宜選択しシャワー浴を行い、適宜薬剤入浴を行
い、また必要に応じボデーシャンプなどを吐出し、適宜
に介助者による手洗いなども行い、最後にフレッシュシ
ャワーを上がり湯とし入浴を行うことの出来るものであ
る。
【0071】足シャワー17は、入浴者の足部や足裏、
脚裏等の下肢末梢部位に向かって集中的にシャワーを掛
け、加温効果を高め快適な刺激効果を与える。特に心臓
の弱い入浴者や虚弱老人などでは上シャワー16を押さ
えて足シャワー17を強くして入浴すれば、心臓などへ
の負担も少なく入浴感が得られ、下肢末梢部位のシャワ
ーがマッサージ効果もあるためより好適に使用出来る。
特にリサイクルシャワーではシャワー湯量を増やせるの
で、局部シャワーなど効果的に利用できる。
【0072】シャワー湯が入浴に適する温度でない場
合、シャワ湯送部34の湯送り制御が作動して、排出口
37より、上・下シャワー16・18や給湯管に残留す
る湯水を含めて系外へ排出するので、安全快適に入浴出
来る。
【0073】退浴時には、搬送車6をシャワーバス5か
ら引き出しシャワー入浴を終了し、入浴者の体を拭き、
適宜に着衣場など移動し入浴を完了する。
【0074】以上、本発明のリサイクル付きシャワ−入
浴装置の一実施例について説明したが、カバー付のシャ
ワーバスと搬送車入浴で且つ戻り湯を再加熱して再利用
するリサイクルシャワー入浴が可能な装置で有れば、ほ
かの構成や系統でも同様に使用でき、また下半身部のシ
ャワー用など部分的に使用するシャワーの場合などにつ
いてもまったく同様に適用されるものであり、特にフレ
ッシュシャワーを併設した構成ものにあってはその効果
は全く同様である。
【0075】
【発明の効果】本発明のシャワー入浴装置は、一旦シャ
ワーした戻り湯を再加熱して再利用ができるリサイクル
シャワーのラインが設けられているので、温水や水道水
の無駄を省き、ボイラー等加熱源の省エネ省資源を可能
にし、ひいてはシャワー入浴装置のシャワ湯量をアップ
出来るので入浴感が大幅に向上し、また湯量をあまり気
にせずゆったりした入浴が出来る。
【0076】また、実施例の入浴では入浴者毎に湯の入
れ替えを行い個人毎のリサイクルシャワーも可能である
ので、同じ湯を多数の人で繰返し使う車椅子入浴などに
比べ、精神的にも衛生的にも清潔感のあるものである。
【0077】また、シャワー温水の多くをリサイクルし
て用いるので、新湯・更湯による体力消耗や刺激が少な
く入浴による疲労も少ないので体力の無い老人や弱者で
も快適に入浴出来る。
【0078】また、シャワー入浴の立ちあがり時や入浴
者入替え時なども、湯温の調整などで大量の湯が捨てら
れることが多いがリサイクルシャワーによれば湯水など
が全く無駄無く利用でき経済的である。
【0079】また、シャワー入浴は装置の立上げ時や入
浴者の入替え時など待ち時間中の配管内やポンプ内など
給湯シャワーシステム内の湯が冷めるため、都度大量の
湯を捨てる無駄やシャワーの出始めの低温のシャワーな
どで不快や危険が伴うのが普通であるが、入浴前よりリ
サイクルシャワー運転を行いながら入浴すれば湯水の無
駄が無いうえ、安全で快適な入浴が可能となる。
【0080】以上の如く本発明装置は、フレッシュシャ
ワーとリサイクルシャワーの機能と付属の機能を適宜調
整して使用することにより、湯水の経済的利用と入浴者
の事情や好みに応じた適切な入浴が選択でき且つ短時間
で充分な加温や入浴刺激も得られるので入浴効率や入浴
効果も高く、きわめて経済的で且つ清潔な入浴を実施で
き、好都合である。
【0081】また、本発明は、フレッシュシャワーとリ
サイクルシャワーの機能と付属の機能を適宜切り替えて
入浴に供することができ、前述同様に、湯水の経済的利
用と入浴者の事情や好みに応じた適切な入浴が行なえ、
且つ短時間で充分な加温や入浴刺激も得られるので入浴
効率や入浴効果も高く、きわめて経済的で且つ清潔な入
浴を実施でき、好都合である。
【0082】本発明に係る戻り湯リサイクルの加熱源
は、フレッシュシャワー加熱用と同じ給湯ライン51に
接続され共通的に使用に出来るため、装置がシンプルで
経済的、効率的で且つ安全性が高いのみならず、別個に
加熱源を設ける場合に比べ、給湯ライン配管内部などで
の待機中の湯冷めも無いため、入浴中にスムースに切替
えが出来、好都合である。
【0083】途中ボデーシャンプーなどを使用したい場
合には、その間の洗剤の混入した洗い湯は捨てることも
出来、また温泉水や薬液入浴剤等を使用したい場合に
は、薬液調整部44で入浴剤等を適宜添加調整し、リサ
イクルしながら使用することも出来、薬剤も少なくて済
み経済的入浴が可能であり、好都合である。
【0084】シャワー入浴の場合入浴剤や温泉水を使う
ことは、通常湯は使い捨て方式のため、薬液や入浴剤の
無駄が多くあまり使用されることは少ないが、本入浴装
置によれば、入浴剤や温泉水を使うことは好みに応じて
経済的な入浴が行なえ、より個性を尊重した入浴が可能
となる。
【0085】また、同じ湯で繰返し繰返し入浴する車椅
子で専用風呂に入浴などの場合、経済的では有るが清潔
面では今一歩であり、入浴剤に対する好みの個人差への
対応もできない。しかし、本発明では、少量の湯を循環
してリサイクル使用するシステム装置のため、適宜好み
に応じた入浴対応も可能であり、好都合である。
【0086】自在にシャワー湯送り部34他で選択制御
して、リサイクルシャワ−で入浴を行い退浴前に上がり
湯的に短時間フレッシュシャワーを浴びて入浴を終える
ことも出来、さっぱりと衛生的で清潔な入浴コースなど
を実施でき、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の、シャワー・給湯機能を示す系
統図である。
【図2】本発明の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
2 カバー部 5 シャワーバス 6 搬送車 51 給湯ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送車(6)を収容し、カバー部(2)に
    よる覆いが形成され、内部にシャワー機能が設けられた
    カバー付のシャワーバス(5)において、 シャワー後の戻り湯の再加熱再利用によるリサイクルシ
    ャワー機能を設けたことを特徴とするリサイクル付シャ
    ワー入浴装置。
  2. 【請求項2】新湯水の使用によるフレッシュシャワー機
    能と、シャワー後の戻り湯の再加熱再利用によるリサイ
    クルシャワー機能を併設したことを特徴とする請求項1
    記載のリサイクル付シャワー入浴装置。
  3. 【請求項3】フレッシュシャワー機能とリサイクルシャ
    ワー機能を切換え操作して一連の入浴が可能である請求
    項2記載のリサイクル付シャワー入浴装置。
  4. 【請求項4】フレッシュシャワー機能とリサイクルシャ
    ワー機能各々の温水加熱源として、高温の給湯ライン
    (51)を共通的に利用することを特徴とする請求項2
    記載のリサイクル付シャワー入浴装置。
  5. 【請求項5】ろ過・浄化装置及び/又は殺菌装置及び/
    又は入浴剤調整装置をシャワー装置の系統に内蔵するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリサイクル
    付シャワー入浴装置。
  6. 【請求項6】リサイクルシャワーでの入浴を行うシャワ
    ー入浴において、退浴前に上がり湯的にフレッシュシャ
    ワーでの入浴を可能とすることを特徴とする請求項2記
    載のリサイクル付シャワー入浴装置。
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