JP2005296058A - 安全管理機構付入浴装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】
湯水の異常湯温を管理する湯温管理機構を複数配備し、一つの湯温管理機構が故障した場合でも他の湯温管理機構が作動することによって、入浴者に異常湯温の湯水を付与させないよう安全性を向上させた入浴装置を提供すること。
【解決手段】
浴槽1と貯湯槽2とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽2から浴槽1内へ湯水を移送させ入浴者を入浴させる入浴装置において、貯湯用の配管内を流れる湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2への貯湯作動を制御する第一の湯温管理機構4と、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水を制御する第二の湯温管理機構5と、浴槽1内の湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を制御する第三の湯温管理機構6の少なくとも二つ以上を配備することを特徴とする安全管理機構付入浴装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴槽と貯湯槽とを有し、浴槽内へ車椅子を挿入し、貯湯槽から浴槽内へ湯水を移送させ入浴者を入浴させる入浴装置の湯温管理機構に関するものである。
従来技術のタンク付き浴槽の湯管理装置は、タンク内の湯温を検出する温度センサを設け、該温度センサによって検出したタンク内の湯温が設定温度から外れたときに、タンクから浴槽本体への給湯を停止する制御部を備えるものである。
前記従来技術によれば、介助者によるタンク内の湯温の確認作業を行うことなく、タンクから浴槽本体に適温の湯を移送することができるが、タンク内に設けられた温度センサの故障時には設定温度から外れた湯水を誤って浴槽本体に移送させてしまうといった問題点があった。
特許第3181837号
本発明の目的は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、湯水の異常湯温を管理する湯温管理機構を複数個配備し、一つの湯温管理機構が故障し正常作動しない場合でも他の湯温管理機構を作動させることによって、入浴者に異常湯温の湯水を付与させないよう安全性を向上させた入浴装置を提供することである。
上記の目的を実現する為、本発明では、浴槽1と貯湯槽2とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽2から浴槽1内へ湯水を移送させ入浴者を入浴させる入浴装置において、貯湯用の配管内を流れる湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2への貯湯作動を制御する第一の湯温管理機構4と、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水を制御する第二の湯温管理機構5と、浴槽1内の湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を制御する第三の湯温管理機構6の少なくとも二つ以上を配備した。
第一の湯温管理機構4は、貯湯用の配管内を流れる湯水の湯温が異常であることを検知すると、前記湯水を入浴装置11外へ排出する。貯湯用の配管に主温度センサ9と副温度センサ10を装備した。
第二の湯温管理機構5は、貯湯槽2内に貯湯された湯水の湯温が異常であることを検知すると、前記湯水を入浴装置外11へ排出する。
第三の湯温安全管理機構6は、浴槽1内に移送された湯水の湯温が異常であることを検知すると、貯湯槽2から浴槽1への湯水の移送を停止するか、又は湯水の移送停止後、入浴装置11外へ湯水を排出する。
本発明は、貯湯用の配管内を流れる湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2への貯湯作動を制御する第一の湯温管理機構4と、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水を制御する第二の湯温管理機構5と、浴槽1内の湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を制御する第三の湯温管理機構6の少なくとも二つ以上を配備するものである。従って、湯温管理機構を二個配備した場合には、一方の湯温管理機構が故障し正常作動しない場合でも、他方の湯温管理機構が適宜作動し浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を停止するので、例えば、入浴者に設定温度値から大きく外れた高温の湯水を付与し火傷を負わせてしまうといった危険な事態に至ることはなく、又、低温の湯水を付与し入浴者を驚愕させてしまうといった不都合な事態も防止できる。
又、湯温管理機構を三個配備した場合には、二個の湯温管理機構が同時に故障し正常作動しない場合でも、残り一個の湯温管理機構が適宜作動し浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を確実に停止でき、安全性をより向上できる。
本発明では、第一の湯温管理機構4が、貯湯用の配管内を流れる湯水の湯温が異常であることを検知すると、前記湯水を入浴装置11外へ排出するものとしたから、第一の湯温管理機構4が正常作動している場合には貯湯槽2に異常湯温の湯水が貯湯されることはない。
本発明は、貯湯用の配管に主温度センサ9と副温度センサ10を装備したものであるから、二個の主・副温度センサ9・10でもって貯湯用配管内の湯温の検知が確実に行える。即ち、「断線」又は「短絡」により一方の温度センサ、例えば主温度センサ9が故障した場合は、制御部31にて故障状態の主温度センサ9が特定でき、正常作動している他方の温度センサ、副温度センサ10を使用し、貯湯用配管内の湯温を確実に検知できるので、故障した主温度センサ9で湯温を検知し続け異常湯温の湯水を貯湯槽2内に供給してしまうといった不都合な事態を回避できる。
又、制御部31にて主温度センサ9と副温度センサ10による湯水の検知温度値が比較されており、両温度センサ9・10が共に正常作動している場合には前記検知温度の差値は略ゼロとなるが、「接触不良(断線仕掛り)」或いは「レアショート(短絡仕掛り)」によりいずれか一方の温度センサが故障した場合には、主温度センサ9と副温度センサ10の検知温度の差値は略ゼロからプラス又はマイナス方向に変化する。この故障状態時においては、制御部31はどちらの温度センサが正常状態で、どちらの温度センサが異常状態であるかの識別判断は不能であるが、制御部31は前記変化を迅速に検知し、主温度センサ9と副温度センサ10が共に故障状態にあると識別判断し、貯湯作動を停止するので、主・副温度センサ9・10の正常・異常状態が判断できないまま貯湯槽2へ湯水を貯湯することはなく、従って、誤って異常湯温の湯水を貯湯槽2内に貯湯してしまうといった不都合な事態を回避できる。
本発明は、第二の湯温管理機構5が、貯湯槽2内に貯湯された湯水の湯温が異常であることを検知すると、前記湯水を入浴装置11外へ排出するものとしたから、第二の湯温管理機構5が正常作動している場合には、貯湯槽2内に貯湯される湯は適温湯のみであり、介助者は貯湯槽2内の湯温の確認作業を行うことなく、貯湯槽2内に湯水が所定量貯湯されていることを確認するだけで、貯湯槽2から浴槽1へ湯水の移送を行うことができ、介助者の湯温確認作業に係る負担を軽減できると共に異常湯温の湯水を浴槽1へ移送することはなく入浴者を安全に入浴させることができる。又、貯湯槽2内に高温の熱湯が貯湯されたままの状態で放置され、介助者が誤って貯湯槽2内の熱湯に触れ火傷等をするといった危険な事態も回避できる。
従来技術のように浴槽本体1とタンク2とをつなぐ配管系3に加熱手段が配置されるものの場合には、タンク2内の湯水の湯温は適切であっても前記加熱手段により加熱された後の湯水の湯温が不適切(高温)となり、入浴者に不快感を付与してしまうといった可能性があるが、本発明では、第三の湯温安全管理機構6が、浴槽1内に移送された湯水の湯温を検知し、該湯温が異常な場合には貯湯槽2から浴槽1への湯水の移送を停止するので、より正確に浴槽1内の湯水の湯温が検知でき、設定温度値から外れた高温の湯水を浴槽1に移送した結果、入浴者に不快感を与えてしまうといった前記従来技術に見られる不都合な事態は生じない。
入浴者に異常湯温の湯水を付与させないよう安全性を向上させた入浴装置を提供するという目的を、貯湯用の配管内を流れる湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2への貯湯作動を制御する第一の湯温管理機構4と、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水を制御する第二の湯温管理機構5と、浴槽1内の湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を制御する第三の湯温管理機構6の少なくとも二つ以上を配備することにより実現した。
以下、本発明の実施例1を図1乃至4を参照して説明する。
図1は、入浴装置11の配管系統図であり、図2は浴槽1内に車椅子3を挿入する前の状態の入浴装置11を示す外観斜視図であり、図3は浴槽1内に車椅子3を挿入した後の状態の入浴装置11を示す外観斜視図である。図2に示すように、入浴装置11は一側方に開口部35が形成された浴槽1と、入浴者を載せる車椅子3とから構成される。
前記浴槽1には、開口部35と反対側方向に貯湯槽2が一体的に形成される。詳細な説明及び図示は省略するが、開口部35は、浴槽1の左右側壁1a・1bの内側面に開口部35側から浴槽1の奥側方向に向かって傾斜状に形成された左・右内側壁と底壁とで構成される接合面を有し、該接合面には車椅子3の背凭れ部25に形成される平坦面が当接可能となっている。浴槽1と背凭れ部25とは、浴槽1と車椅子3とに亘って設けられる図示しない固定手段によって固定され、開口部35が背凭れ部25により閉塞状態とされる。
浴槽1と貯湯槽2はポンプ12を介して給湯配管13で連通接続されており、ポンプ12で、貯湯槽2に貯湯された湯水を浴槽1へ移送させる。
湯水供給源14a・14bから供給される湯水を貯湯槽2へ導く配管として、配管7と配管8の二系統の配管が配設される。配管7は、貯湯用の配管7aの途中で排湯用の配管7bが分岐延設される。配管8は、該配管8の途中で配管15が分岐延設され、更に、該配管15は先端部にてハンドシャワー16が接続される配管15aと、排湯用の配管15bとに分岐延設される。尚、図示を省略するが、一箇所に設けられた湯水供給源から配管7と配管8の二系統の配管を分岐延設するよう構成しても良い。
配管7aに、該配管7aの上流側から順に電動温調バルブ17a、主・副温度センサ9a・10a、給湯用の電磁弁18aが、配管7bには排湯用の電磁弁18bがそれぞれ装着される。同様に配管8に、該配管8の上流側から順に電動温調バルブ17b、主・副温度センサ9b・10b、給湯用の電磁弁19が装着される。配管15aにはハンドシャワー用の電磁弁20aが、配管15bには排湯用の電磁弁20bがそれぞれ装着される。
貯湯槽2の吸入口21と浴槽1の給湯口22とはポンプ12を介して給湯配管13にて連通接続される。吸入口21とポンプ12の吸込口側を接続する給湯配管13aにモーターバルブ23aが、ポンプ12の吐出口側と給湯口22を接続する給湯配管13bにモーターバルブ23bが配設される。
モーターバルブ23aの下流側の給湯配管13aから給排湯配管26が分岐して設けられ、給排湯配管26は中途位置において分岐し浴槽1の給排湯口27に接続される。給排湯配管26にはモーターバルブ23c及び排湯用のモーターバルブ23dが配設される。モーターバルブ23bの上流側の給湯配管13bに排湯配管28が分岐して設けられ、該排湯配管28に排湯用のモーターバルブ23eが設けられる。
浴槽1の側壁下方位置に浴槽1内の湯水の湯温を検知する温度センサ29が、浴槽1内部には6基の水位センサ32a・32b・32c・32d・32e・32f(具体的には、静電容量型近接センサ)が配設される。前記6基の水位センサ32群は、床面36を基準面として水位センサ32a<32b<32c<32d<32e<32fの高さ位置の順序で固着されている。水位センサ32aは浴槽1内の下限水位を、水位センサ32bはポンプ12の作動を許容する浴槽1内の水位を、水位センサ32fは浴槽1内の上限水位を検出するためのものである。水位センサ32c・32d・32eはそれぞれ浴槽1内の水位を「低」・「中」・「高」レベルとして検出するものである。尚、温度センサ29の固着位置は、水位センサ32bよりも低位置に設定されている。
貯湯槽2の側壁下方位置に貯湯槽2内に貯湯された湯水の湯温を検知する温度センサ30が固着され、側壁の下方・上方位置にはそれぞれ二基の水位センサ(静電容量型近接センサ)33a・33bが配備される。温度センサ30の固着位置は、水位センサ33aよりも低位置に設定されている。
図4に入浴装置11に係る電気的構成のブロック図を示す。入浴装置11に具備される制御部31は、前記主・副温度センサ9・10からの信号を適宜得て前記電磁弁18群・19・20群の開閉を制御し、貯湯槽2への貯湯作動を制御する。又、温度センサ30からの信号を得て前記モーターバルブ23群の開閉を適宜制御し、貯湯槽2内の湯水の排水作動を制御する。更に、温度センサ29からの信号を得て前記モーターバルブ23群の開閉を適宜制御し、貯湯槽2から浴槽1への湯水の移送作動を制御する。
入浴装置11には、後述する貯湯用の配管7・8内を流れる湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2への貯湯作動を制御する第一の湯温管理機構4と、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水を排出制御する第二の湯温管理機構5と、浴槽1内の湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を制御する第三の湯温管理機構6の計三個の湯温管理機構が配備される。
第一の湯温管理機構4は、主・副温度センサ9・10と、電磁弁18・19・20(20b)と、制御部31とから構成され、第二の湯温管理機構5は、温度センサ30と、モーターバルブ23群(23a・23c・23d)と、制御部31とから構成される。第三の湯温管理機構6は、温度センサ29と、モーターバルブ23(23d)と、制御部31とから構成される。
以下、第一の湯温管理機構4の作用について述べる。入浴装置11の電源をONにすると、モーターバルブ23b・23c・23d・23eを除く入浴装置11に係る全てのモーターバルブ群及び電磁弁群が閉弁される初期状態に設定される。前述したように貯湯槽2へ湯水を導く配管には、配管7と配管8の二系統の配管が配設されており、貯湯槽2への湯水の貯湯時にハンドシャワー16が使用されている場合には、配管7のみを用いて貯湯(基本貯湯)を行い、ハンドシャワー16の未使用時には配管7及び配管8を同時併用して貯湯槽2へ貯湯(急速貯湯)を行う。
配管7のみを用いての基本貯湯では、入浴装置11の操作パネル24に配備される図示しない自動貯湯スイッチが押下され貯湯が開始すると、貯湯用の電磁弁18aが閉弁され排湯用の電磁弁18bが開弁された状態で、電動温調バルブ17aのサーモバルブが貯湯槽2に貯湯すべき湯の設定温度値に移動され、湯水供給源14aから供給される湯水は配管7aを流れ配管7bを経由して入浴装置11外へ排出される。
上記排出作動中に主温度センサ9aが、所定時間(=具体的には5秒以上)連続して配管7a内を流れる湯温が設定温度値を基準として±2℃以内の範囲内に収束したことを検知すると、電磁弁18bが閉弁され電磁弁18aが開弁され、貯湯槽2への基本貯湯が開始される。
前記基本貯湯中に主温度センサ9aが配管7a内を流れる湯温が、設定温度値の±2℃以内の範囲内に収束していないこと(異常湯温であること)を検知した場合には、電磁弁18aが閉弁され電磁弁18bが開弁され入浴装置11外への湯水の排出が行われる。従って、第一の湯温管理機構4が正常作動している状態においては、貯湯槽2には異常湯温の湯水は貯湯されず、設定温度値範囲内にある適正湯温のみが貯湯されることになる。所定時間(=具体的には5分間)湯水の排出を継続しても配管7a内の湯温が設定温度値の±2℃以内の範囲内に収束しない場合は、電磁弁18bが閉弁され、基本貯湯が停止される。
配管7aの同位置に、主温度センサ9aと副温度センサ10aが介装されており、主・副温度センサ9a・10aは常時配管7a内を流れる湯水の湯温を検知している。主・副温度センサ9a・10aの各検知温度値は、制御部31にて貯湯すべき湯の設定温度値との比較がなされており、一方の温度センサ、例えば、主温度センサ9aが「断線」又は「短絡」により故障し、設定温度値±2℃の範囲から大きく外れた異常温度値を示した際には、温度センサ9aが故障状態にある旨の情報がセンサ故障表示器34に即座に表示され、介助者は温度センサ9aが故障状態にあることが容易に識別可能とされている。前記センサ故障表示器34は、操作パネル24に配備される。
本発明では、一方の主温度センサ9aが故障状態であっても、他方の正常作動している副温度センサ10aにて配管7a内を流れる湯温の検知が可能とされており、故に、主温度センサ9aの故障時にも副温度センサ10aによって確実に湯温の検知がなされ、副温度センサ10aにより湯温が設定温度値±2℃の範囲内に属する旨が検知されている場合には、貯湯作動が継続される。従って、一方の主温度センサ9aの故障状態に至った時にも貯湯作動が停止されることはないので、介助者は入浴作業が中断されず好都合である。尚、制御部31がどちらか一方の温度センサが故障状態になった旨を検知した際には、電磁弁18aを閉弁し貯湯作動を停止するように制御を行ってもよい。
更に、制御部31にて主温度センサ9aと副温度センサ10aによる検知温度値の比較がなされている。従って、一方の温度センサ、例えば、副温度センサ10aが「接触不良(断線仕掛り)」又は「レアショート(短絡仕掛り)」に起因して故障した際には、両温度センサ9a・10aの検知温度の差値が略ゼロからプラス又はマイナス方向に変化し、該変化を制御部31が迅速検知する。
この故障時には、制御部31はどちらの温度センサが正常状態で、どちらの温度センサが異常状態であるかの状態識別判断は不可能であるので、制御部31は両温度センサ9a・10aが共に故障状態であると識別し、電磁弁18aを閉弁し貯湯作動を停止する。そして、センサ故障表示器34に両温度センサ9a・10aが共に故障状態である旨の情報を表示する。
ハンドシャワー16の未使用時には配管7及び配管8が同時併用され貯湯槽2への急速貯湯が行われる。配管7を用いた貯湯時の第一の湯温管理機構4の作用は上述した通りであるので、以下、配管8を用いた貯湯時の第一の湯温管理機構4の作用について述べる。即ち、前記自動貯湯スイッチが押下され貯湯が開始されると、貯湯用の電磁弁19及びハンドシャワー用の電磁弁20aが閉弁され、排湯用の電磁弁20bが開弁された状態で、電動温調バルブ17bのサーモバルブが貯湯槽2に貯湯すべき湯の設定温度値に移動され、湯水供給源14bから供給される湯水は配管8を流れ配管15bを経由して入浴装置11外へ排出される。
上記排出作動中に主温度センサ9bが、所定時間(=具体的には5秒以上)連続して配管8内を流れる湯温が設定温度値を基準として±2℃以内の範囲内に収束したことを検知すると、電磁弁20bが閉弁され電磁弁19が開弁され、貯湯槽2への貯湯が開始される。
急速貯湯中に温度センサ9bが配管8内を流れる湯温が設定温度値の±2℃以内の範囲内に収束していないことを検知した場合には、電磁弁19が閉弁され電磁弁20bが開弁され入浴装置11外へ湯水の排出が行われる。従って、配管8からも貯湯槽2内には異常湯温の湯水が貯湯されず、設定温度値範囲内にある適正湯温のみが貯湯されることになる。
所定時間(=具体的には5分間)湯水の排出を継続しても配管8内の湯温が設定温度値の±2℃以内の範囲内に収束しない場合は、電磁弁20bが閉弁され、貯湯が停止される。
配管7aと同様に、配管8の同位置にも、主温度センサ9bと副温度センサ10bが介装されており、例えば、一方の副温度センサ10bが「断線」又は「短絡」に起因する故障状態であっても、正常作動している他方の主温度センサ9bにて配管8内を流れる湯温の検知が可能とされている。
又、配管7aと同様に、一方の温度センサ、例えば、副温度センサ10bの「接触不良」又は「レアショート」に起因する故障状態時には、主・副温度センサ9b・10bのうちどちらが正常状態で、どちらの温度センサが異常状態であるかの状態識別判断が制御部31では不可能なので、制御部31は両温度センサ9b・10bが共に故障状態であると識別し、電磁弁19を閉弁し配管8を用いての貯湯作動を停止する。そして、センサ故障表示器34に両温度センサ9b・10bが共に故障状態である旨の情報を表示する。
配管7と配管8を併用した急速貯湯時において、一方配管に介装される温度センサに「接触不良」又は「レアショート」に起因する故障が発生し、制御部31が一方配管からの貯湯作動を停止した場合であっても、他方配管を用いての貯湯作動は継続されるので、介助者は貯湯槽2への貯湯作動が完全には中断されず、好都合である。
基本貯湯時において、主・副温度センサ9a・10aが異常湯温の検知をしなかった場合は、貯湯開始から所定時間の経過後、貯湯槽2内に貯湯された湯水位が水位センサ33bの高さ位置にまで上昇すると、水位センサ33bが作動し、該水位センサ33bの作動信号を受信した制御部31により電磁弁18aが閉弁され、基本貯湯が自動停止され、貯湯槽2への貯湯が完了する。
又、急速貯湯時において、主温度センサ9a・9bと副温度センサ10a・10bのいずれもが異常湯温の検知をしなかった場合は、貯湯槽2内の湯水位が水位センサ33bの高さ位置にまで上昇すると、制御部31により電磁弁18a及び電磁弁19が閉弁され、急速貯湯が自動停止される。
前述したように、第一の湯温管理機構4が正常作動している状況下においては、貯湯槽2内に異常湯温の湯水が貯湯されることはない。
ところが、例えば、主温度センサ9a、又は副温度センサ10aが配管7a内を流れる湯温が異常湯温であることを検知し、制御部31にて電磁弁18aを閉弁し貯湯作動を停止する際に、電磁弁18aが完全量閉弁しない半故障状態になっている状況下では、異常湯温の湯水が貯湯槽2内へ貯湯されてしまう事態が発生する。
又、急速貯湯時において、主温度センサ9b、又は副温度センサ10bが配管8内を流れる湯温が異常湯温であることを検知し、制御部31にて電磁弁19を閉弁し貯湯作動を停止する際に、電磁弁19が完全量閉弁しない半故障状態になっている状況下でも、異常湯温の湯水が貯湯槽2内へ貯湯されてしまう事態が発生する。
或いは、主温度センサ9aと副温度センサ10aとが同時に、「接触不良」又は「レアショート」に起因する故障状態に至った際には、両温度センサ9a・10aの検知温度の差値は略ゼロのままとなり、従って、制御部31は両温度センサ9a・10aが故障状態である旨の識別・表示が不可能となり、この時に配管7内を流れる湯水が異常湯温に至っていると、異常湯温の湯水がそのまま貯湯槽2内へ貯湯されてしまう事態が発生する。主温度センサ9bと副温度センサ10bとが同時に、「接触不良」又は「レアショート」に起因する故障状態に至った際にも上記と同様の事態が発生する。
しかしながら、上記種々の故障原因により貯湯槽2内に異常湯温の湯水が貯湯されてしまう事態が発生した場合であっても、第二の湯温管理機構5が作用し、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水は入浴装置11外へ早急に排出され、貯湯槽2内に滞留することはない。以下、第二の湯温管理機構5の作用について説明する。
貯湯槽2内に異常湯温の湯水が貯湯され、湯水の水位が温度センサ30の位置にまで達すると温度センサ30による検知温度値に係る信号が制御部31に送信され、制御部31にて前記検知温度値と設定温度値との比較がなされ、制御部31が検知温度値が設定温度値±2℃の範囲から外れていることを認識する。
この時、制御部31は、閉弁状態にあるモーターバルブ23aを開弁させ(モーターバルブ23c・23dは、入浴装置11の電源ON時に開弁状態となっている)、異常湯温の湯水を給湯配管13aから給排湯配管26を経由させ、入浴装置11外へ自然排出させる。
次に、第三の湯温管理機構6の作用について述べる。第三の湯温管理機構6は、第一の湯温管理機構4が正常作動せず、貯湯槽2に異常湯温の湯水が貯湯され、且つ第二の湯温管理機構5の温度センサ30が故障状態にあり貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水の温度値を正確に検知できない場合に作用する。尚、浴槽1内に入浴者の着座した車椅子3を挿入し浴槽1と車椅子3の背凭れ部25とを前記固定手段により固定し、浴槽1の開口部35を背凭れ部25で閉塞した時には、モーターバルブ23a・23d・23eが閉弁され、モーターバルブ23b・23cが開弁された状態となる。
この時、介助者が操作パネル24に設けられる図示しない浴槽給湯スイッチを押下し初期給湯を開始すると、モーターバルブ23aが開弁され、異常湯温の湯水が給湯配管13及び給排湯配管26を経由して浴槽1内へ移送される。
しかし、異常湯温の湯水の水位が浴槽1の側壁下方位置に固着された温度センサ29の位置にまで到達すると、温度センサ29が異常湯温の湯水の温度値を検知し、該検知信号が制御部31に送信され、制御部31がモーターバルブ24aを閉弁し、貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送を停止する。温度センサ29の固着位置は、異常湯温の湯水が浴槽1内に移送された場合でも入浴者の体に到達しない位置に設定されているので、万一、異常湯温の湯水が浴槽1へ移送された場合であっても、入浴者が移送された異常湯温の湯水により火傷等の損傷を負うことはない。
制御部31は、浴槽1への異常湯温の湯水の移送停止と同時に、モーターバルブ23d・23eを開弁する。この結果、浴槽1内に移送された異常湯温の湯水は、給湯口22及び給排湯口27から入浴装置11外へ排出される。
尚、貯湯槽2内に設定温度値範囲内の適正湯温の湯水が所定量貯湯された場合に、介助者により前記浴槽給湯スイッチが押下され初期給湯が開始されると、モーターバルブ23aが開弁され、貯湯槽2内の湯水が給湯配管13及び給排湯配管26を経由して浴槽1内へ移送される。ポンプ12は、水位センサ32bが浴槽1内に移送給湯された湯の水位を検知するまで作動しない。水位センサ32bが湯水位を検出すると同時に、モーターバルブ23cが閉弁され、ポンプ12の作動が開始され、ポンプ12の作動により給湯配管13を経由して給湯口22から浴槽1内へ湯水の移送がなされる。設定水位(水位センサ32c・32d・32eのいずれかの高さ位置)にまで浴槽1内の湯水が達すると制御部31によりモーターバルブ23aが閉弁され、モーターバルブ23cが開弁され、ポンプ12の作動が停止され、浴槽1への初期給湯が完了する。
本実施例では、入浴装置11に、第一の湯温管理機構4と、第二の湯温管理機構5と、第三の湯温管理機構6の計三個の湯温管理機構を配備し、三重に異常湯温の管理制御を行う例を説明したが、前記三個の湯温管理機構のうち、第一の湯温管理機構4と第二の湯温管理機構5、又は、第一の湯温管理機構4と第三の湯温管理機構6、或いは、第二の湯温管理機構5と第三の湯温管理機構6の計二個の湯温管理機構の組み合わせとし、二重に異常湯温の管理制御を図るようにしても十分に安全性向上の効果が期待できるものである。
又、本実施例では、一側方に開口部35が形成された浴槽1内に車椅子3を挿入し、開口部35を背凭れ部25で閉塞する入浴装置11の例を説明したが、本発明は本実施例に限定されるものでなく、例えば、図示しない扉付きの浴槽内に入浴者の着座した車椅子を挿入し入浴を行うタイプの入浴装置にも適用し得るものである。
本発明は、浴槽内へ車椅子を挿入し、貯湯槽から浴槽内へ湯水を移送させ入浴者を入浴に供する入浴装置に適用できる。
実施例1の入浴装置に係る配管系統図である。 浴槽内に車椅子を挿入する前の状態の入浴装置を示す外観斜視図である。 浴槽内に車椅子を挿入した後の状態の入浴装置を示す外観斜視図である。 入浴装置の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 浴槽
2 貯湯槽
3 車椅子
4 第一の湯温管理機構
5 第二の湯温管理機構
6 第三の湯温管理機構
9 主温度センサ
10 副温度センサ
11 入浴装置

Claims (5)

  1. 浴槽1と貯湯槽2とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽2から浴槽1内へ湯水を移送させ入浴者を入浴させる入浴装置において、貯湯用の配管内を流れる湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2への貯湯作動を制御する第一の湯温管理機構4と、貯湯槽2内に貯湯された異常湯温の湯水を制御する第二の湯温管理機構5と、浴槽1内の湯水の異常湯温を検知し貯湯槽2から浴槽1への異常湯温の湯水の移送作動を制御する第三の湯温管理機構6の少なくとも二つ以上を配備することを特徴とする安全管理機構付入浴装置。
  2. 第一の湯温管理機構4は、貯湯用の配管内を流れる湯水の湯温が異常であることを検知すると、前記湯水を入浴装置11外へ排出することを特徴とする請求項1記載の安全管理機構付入浴装置。
  3. 貯湯用の配管に主温度センサ9と副温度センサ10を装備したことを特徴とする請求項1記載の安全管理機構付入浴装置。
  4. 第二の湯温管理機構5は、貯湯槽2内に貯湯された湯水の湯温が異常であることを検知すると、前記湯水を入浴装置11外へ排出することを特徴とする請求項1記載の安全管理機構付入浴装置。
  5. 第三の湯温安全管理機構6は、浴槽1内に移送された湯水の湯温が異常であることを検知すると、貯湯槽2から浴槽1への湯水の移送を停止するか、又は湯水の移送停止後、入浴装置11外へ湯水を排出することを特徴とする請求項1記載の安全管理機構付入浴装置。



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