JP2003038610A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JP2003038610A
JP2003038610A JP2001233982A JP2001233982A JP2003038610A JP 2003038610 A JP2003038610 A JP 2003038610A JP 2001233982 A JP2001233982 A JP 2001233982A JP 2001233982 A JP2001233982 A JP 2001233982A JP 2003038610 A JP2003038610 A JP 2003038610A
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Japan
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temperature
sensor
hot water
temperature measuring
sensors
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JP2001233982A
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Takashi Moriwaki
尚 森脇
Hisashi Shiga
寿 志賀
Noriyoshi Matsumura
則美 松村
Yukio Ito
幸夫 伊藤
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control For Baths (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の測温センサーを用いて、より正確な
湯温を検出し、必要とする湯温の温水を得るようにした
ものである。 【構成】 温水と治療体を入れる水槽と、この水槽内の
適所に取り付けた複数個の測温センサー33、34、3
5、36とを有し、それぞれの測温センサーに主測温用
の順位付けを行うと共に、測温センサーの測温結果が一
致する最多のグループの中から順位付けに基づいて選出
した検出値を出力した測温センサーを主測温センサーと
して用いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽内に貯めた温
水の湯温をデファレンシャルを小さくして所定温度(治
療温度)を維持するようにした治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】癌細胞やエイズウイルスの治療を行う一
般的な方法は、放射線や高周波を患部に直接当てて細胞
自体を高熱で死滅させるものが多い。エイズウイルスの
場合は血液中にウイルスが入り込んだものであるため、
血液を体外に取り出して加温し治療する方法がある。
【0003】上述の癌細胞やエイズウイルスの何れであ
っても確実に治療できる方法として治療体の頭部を除く
全体を41〜42度の一定温度の温水中に2〜3時間入
れて深部(患部)を高温にして悪性細胞の破壊を行う温
熱療法がある。(特開平10−33626号公報)この
療法の一番の特徴は、放射線や高周波を用いないことか
ら装置が大型化しないことと、患部を正確に特定しなく
とも十分な治療効果が得られることが挙げられる。特に
治療体のほぼ全身を高温に加温するため、目視できない
所に転移していても高温で悪性細胞が死滅することにあ
り、転移が疑わしい患者の治療には最適である。
【0004】ただし、最も注意しなくてはならない点は
温水温度の管理にあり、前述の41〜42度の湯温は治
療体の年令、性別、病状、悪性細胞の進行度合等に応じ
て固定されており、温度センサーによって測温した温度
をモニターしながら、且つ自動で温度センサーの出力に
基づきヒータの発熱量を変え制御するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、治療温度と
なる41〜42度の間の固定された湯温の制御、維持は
1つの温度センサーによって得られた湯温の信号をもと
に温水の加熱量を制御するものであるから、温度センサ
ーの測温結果(実測値)が正しい温度よりもズレていた
時には正確な治療ができないことになる。
【0006】例えば、治療温度が42度に固定されてい
て湯温が常に42度になるように制御されていると仮定
した場合、何かの理由によって正しい湯温(42度)で
あるにも拘らず41度として測温した場合には1度の温
度上昇を行うためにヒータが発熱して温水を加温する
と、温度センサーが42度を測温した時には実際の正し
い湯温は43度となり脳細胞に悪影響を及ぼす危険があ
る。
【0007】しかしながら、温度センサーの測温値は固
定された治療温度を維持しているとした出力を行いマイ
コンのような制御部は2〜3時間、この状態で患者の全
身の加温を行うことになり非常に危険である。
【0008】本発明は、複数個の測温センサーを用い
て、より正確な湯温を検出して必要とする温度の温水を
得て危険のない温度制御を行うものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、温水と治療体
を入れる水槽と、前記水槽内の温水を治療に適した温度
に維持する加温装置と、前記水槽内或は該水槽と連通す
る位置にある温水の湯温を検出する複数個の測温センサ
ーと、前記測温センサーのうちの少なくとも1つの測温
センサーの信号によって前記加温装置の加温量を制御、
或は温水の湯温を表示する比較手段とを備え、前記測温
センサーに主測温用の順位付けを行うと共に、各測温セ
ンサーの測温結果が一致する最大のグループの中から順
位付けに基づいて主測温用の測温センサーを選択するも
のである。
【0010】また、前記測温センサーのそれぞれは水槽
の内壁に取り付けたものである。
【0011】そして、前記加温装置は、水槽の上部と下
部に連結した循環パイプと該循環パイプの一部に設けた
ポンプ及びヒータとから構成し、前記測温センサーのう
ちの殆んどを循環パイプの連結部付近に取り付けたもの
である。
【0012】さらに、前記測温センサーは、奇数個設け
たものである。
【0013】加えて、前記測温センサーを複数個設けた
場合において、一致する測温結果が2つのグループに分
離した時は、温度設定手段によって設定した設定値と一
致するグループ内のもので、且つ順位付けに基づいて主
測温用の測温センサーを選択するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の治療装置の要部ブロック図、
図2は同じく全体ブロック図、図3は同じくシステム
図、図4は同じく測温センサーを取り付けた水槽の側断
面図、図5は同じくフローチャート、図6は図5のフロ
ーチャートの後続処理を示すフローチャート、図7は図
5のフローチャートのサブルーチンを示すフローチャー
ト、図8は同じく各測温センサーの測温結果比較表、図
9は同じく偶数個の測温センサーを用いた場合における
測温結果比較表である。
【0015】始めに図2と図3に基づいて構成を説明す
る。(1)は約300リットル程度の温水を貯める水
槽、(2)は該水槽内に設置した治療体(人体)(H)
を載置するベッド、(3)は熱源(4)を内装し治療温
度(41〜42度)よりも低い約40度の温水を貯湯す
る注湯手段(以下ボイラーとする)、(5)は前記ボイ
ラーに水道水を供給する給水パイプ、(6)はボイラー
(3)の給湯パイプ、(7)は前記給水パイプ(5)と
給湯パイプ(6)を連結する混合弁、(8)は該混合弁
から出る湯を水槽(1)に導く注湯パイプである。
【0016】(9)は注湯パイプ(8)の一部に設けた
フィルター、(10)は前記注湯パイプ(8)から分岐
して水槽に連結する循環パイプ、(11)は循環パイプ
の一部に設けた流水スイッチ、(12)は流水スイッチ
により運転を開始し注湯パイプ(8)から循環パイプ
(10)を介して水槽内の温水を循環させるポンプ、
(13)は循環パイプ(10)の一部に設けられ水槽内
の温水を治療に適した湯温(41〜42度)(治療温度
という)に加温するヒータである。
【0017】前記流水スイッチ(11)とポンプ(1
2)とヒータ(13)と注湯パイプ(8)の一部及び循
環パイプ(10)は加温循環路(14)を構成し、治療
温度を維持する加温実行手段(15)を構成する。
【0018】(16)は前記循環パイプ(10)の一部
に設けた湯温センサーで、マイコン(図示せず)により
治療温度に維持すべくヒータ(13)を制御する。
【0019】(17)、(18)、(19)は前記注湯
パイプ(8)の一部に設けた逆止弁と流量センサーと注
湯電磁弁で、該注湯電磁弁は、「開」状態により混合弁
(7)からの温水を水槽内に給湯し、「閉」状態により
温水の給湯を停止すると共に、加温循環路(14)側と
給湯源側(ボイラー側)を遮断する。
【0020】(20)は前記注湯パイプ(8)の一部に
設けた注湯センサーで、混合弁(7)から流出する温水
温度を検出し治療温度以下であるか否か、予め設定した
湯温であるか否かを測温する。
【0021】(21)は給水パイプ(5)と注湯パイプ
(8)間を連結する冷却パイプ、(22)は該冷却パイ
プの一部に設けた流水電磁弁、(23)は冷却パイプの
一部に設けた冷水センサーで、冷却パイプ内の水道水温
度を測温し、この測温結果に応じて注水電磁弁(22)
の開放時間を調節する。前記冷却パイプ(21)と注水
電磁弁(22)と冷水センサー(23)は冷却手段(2
4)を構成する。
【0022】(25)は給水パイプ(5)の基部に取り
付けた止水弁、(26)は前記水槽(1)の下部に連結
した排水パイプ、(27)、(28)は前記排水パイプ
の一部に取り付けた排水弁と排水バルブ、(29)は前
記排水パイプ(26)の一部に取り付けた水槽内の水量
を水圧変化により検出する水量センサー、(30)は水
槽(1)の外側壁と排水パイプ(26)とを連結したオ
ーバーフローパイプである。
【0023】図2に示す(31)は水槽内の温水温度を
患者の病状や余病等に応じて41〜42度の間の1つの
温度(治療温度という)に設定する温度設定手段、(3
2)は主として図4に示す各センサー(後述する)と湯
温センサー(16)からの出力によってヒータ(13)
の発熱量を制御し前記温度設定手段(31)によって設
定された治療温度を維持する温度制御手段である。
【0024】ここで図4について説明する。(33)、
(34)、(35)、(36)は前記水槽(1)の内壁
であって、その殆んどを前記循環パイプ(10)の連結
部付近(37)に取り付けた複数個の測温センサーで、
実施例では第1、第2、第3、第4センサーの4個用い
ており、その内の3個を循環パイプの連結部付近に取り
付け、1個を向い側の水槽の内壁に取り付けている。
【0025】この測温センサーは何れも水槽内の温水の
湯温を検出するものであり、1つの測温センサー(3
3)を主測温用とし、つづいて測温センサー(34)→
(35)→(36)の順に4個のセンサーのグループの
中から主測温用センサーの順位付けを行っている。
【0026】従って、仮により正確性を必要とするため
に5個の測温用センサーを用いた場合には、使用する測
温センサーの最大数値が5となり、そのグループの中か
ら順番に主測温センサーとなるものの順位付けを行う。
【0027】順位付けを行う理由は、例えば測温センサ
ーを5個用いた場合において、優先順位が1番目に設定
された主測温用のセンサーの湯温検出値が残りの4個の
センサーの湯温検出値と異なった値であった場合、そし
て、残り4個のセンサーのそれぞれの検出値が一致した
場合には優先順位が1番目に設定された測温センサーを
測温系から外して2番目に設定された測温センサーを主
測温用のセンサーとして設定する。
【0028】以上の様な点からすれば、測温センサー
は、その一致する検出値が偶数に分割されないようにす
るために奇数個設けることが望ましい。例えば、実施例
では4個の測温センサーを用いているが、この場合の測
温した湯温検出値は、第1センサー(33)と第2セン
サー(34)の検出値が同一値、もしくは同一値に近い
範囲であり、第3センサー(35)と第4センサー(3
6)の検出値が同一値もしくは同一値に近い範囲であっ
たとすれば、検出値が2つのグループに分割されること
になり主測温用のセンサーをどれにするか決定しなくて
はならない。この場合の決定の方法は後述する。
【0029】以上の様な点から、測温センサーを奇数個
用いることで解消される。例えば、5個用いた場合で、
第1センサーと第2センサーの検出値が同一値、もしく
は同一値に近い範囲で第3センサーと第4センサーと第
5センサーの検出値が同一値、もしくは同一値に近い範
囲となって2つのグループに分割されたとしても、主測
温用の順位付けに応じて最も多くのセンサーが属する同
一値、もしくは同一値に近い範囲のグループ内のうちの
最優先の測温センサーである第3センサーを主測温用と
して使用する。
【0030】上述の様な測温方法を基本としたブロック
図を図2に示している。(38)は第1センサー(3
3)に接続した第1測温手段、(39)は第2センサー
(34)に接続した第2測温手段、(40)は第3セン
サー(35)に接続した第3測温手段、(41)は第4
センサー(36)に接続した第4測温手段、(42)は
前記各センサーによる測温を短時間で定時的に行うタイ
マー手段、(43)は該タイマー手段の出力によって各
測温手段へ測温の命令を出すサンプリング手段、(4
4)は第1測温手段(38)と第2測温手段(39)に
よる検出値のデータ比較手段、(45)は第1、第2、
第3測温手段による検出値のデータ比較手段、(46)
は第1、第2、第3、第4測温手段による検出値のデー
タ比較手段、(47)は前記各比較手段からの出力を総
合的に比較して検出値に基づいたグループ分けを行い最
終的にどのセンサーを主測温用として使用するかを判断
する総合比較手段である。
【0031】(48)は測温センサーを偶数個用の場合
における前述したように最も多くのセンサーが属するグ
ループの中から順位付けられた最優先のセンサーを主測
温用に設定するための偶数データ確認手段、(49)は
前記偶数データ確認手段の出力と前記温度設定手段(3
1)により設定された設定値とを比較する設定温度比較
手段で、実施例のように偶数個のセンサーを用いた場合
において、測温した第1センサー(33)と第2センサ
ー(34)の検出値が同一値、もしくは同一値に近い範
囲であり、第3センサー(35)と第4センサー(3
6)の検出値が同一値、もしくは同一値に近い範囲であ
った場合には、その結果が2つのグループに分割される
ことになる。
【0032】この場合には、偶数データ確認手段(4
8)の出力によって設定温度比較手段(49)に基づき
温度設定値と比較し2つのグループの検出値のうちの温
度設定値と同一のもの、もしくは近い範囲のグループを
選択し、そのグループの中から最優先に順位付けをされ
た測温センサーを主測温用として使用する。
【0033】前述の様な基本動作を基にして図1のセン
サーのブロック図を説明する。今、実施例では第1〜第
4の偶数個のセンサーを用いた場合について述べるが、
奇数個のセンサーを用いることが望ましく、この場合は
n=6個以上の偶数で(n−1)により表す個数とする
こともできるが、実際には6個以上必要とすることなく
3個の奇数を用いることで可能である。
【0034】図1のブロック図の場合、第1センサー
(33)の測温の検出値は、始めに、第2センサー(3
4)の検出値と比較し、その後第3センサー(35)、
第4センサー(36)の順に比較する。第2センサー
(34)の検出値は第3センサー(35)、第4センサ
ー(36)の順に比較し、第3センサー(35)は第4
センサー(36)と比較する。主測温用のセンサーの順
位付けは、第1→第2→第3→第4センサーの順とな
る。
【0035】次に図5〜図7のフローチャートと図8及
び図9の測温結果の表について述べる。
【0036】始めに、混合弁(7)から流出する給湯温
度を40度に設定し(S1)、同時に患者の病状や余病
等の種々の要素を基にして治療温度を設定した後(S
2)、注湯電磁弁(19)を開放して水槽(1)内への
給湯を開始する(S3)。
【0037】水量センサー(29)が所定水量の給湯が
なされたことを検出すると(S4)、ヒータ(13)に
通電して温水温度が温度設定手段(31)により設定さ
れた、例えば42度に達するまで加温すると共に、詳図
していないが治療時間を設定したタイマーのカウントを
開始する(S5)(S6)。
【0038】その後は、ポンプ(12)により循環パイ
プ(10)を介して水槽内の温水を加温循環路(14)
を通しながら治療温度を維持して循環させるわけである
が、タイマー手段(42)の出力によって定時的に第
1、第2、第3、第4センサー(33)、(34)、
(35)、(36)が水槽内の各部の湯温を測温する
(S7)。
【0039】測温の順序は、前述の様に始めに、第1セ
ンサー(33)、第2センサー(34)を測温し(S
8)、(S9)、それによって得られ第1測温手段(3
8)と第2測温手段(39)のデータ(D1)、(D
2)の比較を行い同一値か、或は同一値に近い範囲かを
判定し(S10)、その後、第3センサー(35)によ
る第3測温手段(40)からのデータ(D3)との比較
を行い判定する(S11)、(S12)。つづいて、第
4センサー(36)による第4測温手段(41)からの
データ(D4)との比較を行い判定する(S13)、
(S14)。
【0040】以降、治療温度を維持しながらタイマー手
段(42)による各センサーからのサンプリングによる
測温を行い(S15)、(S16)、治療タイマーのカ
ウントが終了すると(S17)、(S18)、主測温用
として順位付けられた第1センサー(33)による検出
値に基づいて湯温を制御し治療を続行する(S19)、
(S20)。
【0041】勿論、ステップ(S19)における第1セ
ンサー(33)の検出値に基づく制御は、各センサーの
検出値が全て同一の場合によるものであり、この時には
順位付けされた最優先の第1センサー(33)により検
出したデータに基づく湯温制御を行う。
【0042】以上の様な各センサーによる測温のデータ
は、図8に示す表であらかじめデータの一致(○印)、
不一致(×印)が決められており、例えば、表の最上段
では、第1センサー(33)のデータと第2センサー
(34)、第3センサー(35)、第4センサー(3
6)の各センサーのデータが一致した場合であり、第1
センサーを主測温用として使用し、第2段では、第1セ
ンサーのデータが他のセンサーのデータと全て異なる場
合であり、この場合は、第2センサーと第3センサーの
各データを比較し、第2センサーと第4センサーの各デ
ータの比較を行った後、第2、第3、第4センサーの各
データが一致すれば第2センサーを主測温用として用い
る。
【0043】同様に、第3段では第1センサー(33)
のデータは第2センサー(34)のデータとは異なるが
第3、第4センサー(35)、(36)のデータと一致
する場合で、この場合にも第1センサーのデータは2つ
にグループ分けた内の多くのデータが一致するグループ
内にあることから第1センサーを主測温用として使用す
る。
【0044】ところが、図9の最上段に示す様に、第1
センサー(33)のデータが第2センサー(34)のデ
ータと一致するが、第3、第4センサー(35)、(3
6)のデータと一致しない場合は、データによって2個
づつのセンサーが2つのグループに分割され、どちらの
グループのデータが正しいものかを判別できなくなる。
【0045】この場合は、単に順位付けに応じて第1セ
ンサーを主測温用とすることはできない。それは、第3
センサーと第4センサーのデータの方が正しいこともあ
り得るからである。
【0046】図7のフローチャートは、その状態を示
し、前述の様にデータが同数づつ2つのグループ、或は
3つのグループに分割された場合には、温度設定手段
(31)により設定された温度設定値(K)を読み込み
(S21)、各センサーのデータのうちで一致するもの
を比較し(S22)、一致、もしくは近いデータが存在
する場合は、そのデータを出力したグループ内にあるセ
ンサーを選出し主測温用として使用し湯温制御を行い治
療を続行する(S23)〜(S24)。
【0047】尚、本発明は、複数個の測温センサーによ
り温水の湯温を制御するようにしたが、湯温を表示する
ものであってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の様に本発明は、複数個の測温セン
サーを用いて治療体を入れる水槽内の湯温を制御、或い
は湯温を表示するものにおいて、測温センサーの主測温
用にする順位付けを行うと共に、測温結果の一致が最大
のグループの中から選択して制御用、或いは湯温表示用
として用いるため、キメ細かな温度制御を行う場合や正
確な湯温を表示する場合には最適である。
【0049】即ち、1つのセンサーで測温する場合に
は、その測温結果に信頼性がなく設定値よりも大きく離
れた湯温で治療し危険となる場合があるが、複数のセン
サーの場合は測温結果によって同一値、或いはそれに近
い範囲で検出値のグループ分けを行い、そのグループの
中に最も多くある検出値のうちの順位付けられた検出値
を出力したセンサーを主測温用とするため、湯温制御や
表示に信頼性がある。
【0050】このことは単にセンサーが断線した時の異
常制御や異常表示の防止のみならず経年変化や接触不良
等による検出値の変化を生じた場合にも有効である。
【0051】また、温水を治療に適した温度に維持する
加温装置は、ポンプとヒータ及び循環パイプから構成
し、測温センサーのうちの殆んどを水槽と循環パイプの
連結部付近に設けたものであるから、湯温の変動を生じ
やすい部分の温度を複数のセンサーによって検出し水槽
内の湯温をより正確に維持するための源となる。
【0052】そして、測温センサーを奇数個設けたこと
により、仮に各センサーにより検出した数値が2つのグ
ループに分割されたとしても検出値が多いグループに属
するセンサーを選択するに判定がしやすくなる。
【0053】さらに、仮に測温センサーを複数個用い
て、例えば検出値が2つのグループに分割、或いは3つ
のグループに分割されたとしてもグループ内の検出値と
温度設定値とを比較して一致、或いは近い範囲にあるグ
ループ内のセンサーを主測温用として用いるため、特に
センサーの数にこだわらず、より正確な湯温制御、湯温
表示を行う場合には有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療装置の要部ブロック図である。
【図2】同じく全体ブロック図である。
【図3】同じくシステム図である。
【図4】同じく測温センサーを取り付けた水槽の側面図
である。
【図5】同じくフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートの後続処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図5のフローチャートのサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】同じく各測温センサーの測温結果比較表であ
る。
【図9】同じく偶数個の測温センサーを用いた場合にお
ける測温結果比較表である。
【符号の説明】
1 水槽 10 循環パイプ 12 ポンプ 13 ヒータ 14 加温循環路 31 温度設定手段 32 温度制御手段 33 測温センサー(第1センサー) 34 測温センサー(第2センサー) 35 測温センサー(第3センサー) 36 測温センサー(第4センサー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01K 13/00 G01K 13/00 (72)発明者 志賀 寿 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 松村 則美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2F056 WA01 WA06 3L024 CC07 DD27 DD46 FF06 GG06 HH24 4C094 AA01 BB15 DD14 EE20 FF02 GG01 GG16 4C099 AA01 CA01 CA11 CA19 EA06 GA30 JA01 LA13 PA01 PA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水と治療体を入れる水槽と、前記水槽
    内の温水を治療に適した温度に維持する加温装置と、前
    記水槽内或は該水槽と連通する位置にある温水の湯温を
    検出する複数個の測温センサーと、前記測温センサーの
    うちの少なくとも1つの測温センサーの信号によって前
    記加温装置の加温量を制御、或は温水の湯温を表示する
    比較手段とを備え、前記測温センサーに主測温用の順位
    付けを行うと共に、各測温センサーの測温結果が一致す
    る最大のグループの中から順位付けに基づいて主測温用
    の測温センサーを選択することを特徴とする治療装置。
  2. 【請求項2】 前記測温センサーのそれぞれは水槽の内
    壁に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の治療
    装置。
  3. 【請求項3】 前記加温装置は、水槽の上部と下部に連
    結した循環パイプと該循環パイプの一部に設けたポンプ
    及びヒータとから構成し、前記測温センサーのうちの殆
    んどを循環パイプの連結部付近に取り付けたことを特徴
    とする請求項1及び2に記載の治療装置。
  4. 【請求項4】 前記測温センサーは、奇数個設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の治療装置。
  5. 【請求項5】 前記測温センサーを複数個設けた場合に
    おいて、一致する測温結果が2つのグループに分離した
    時は、温度設定手段によって設定した設定値と一致する
    グループ内のもので、且つ順位付けに基づいて主測温用
    の測温センサーを選択することを特徴とする請求項1に
    記載の治療装置。
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