JP2002355267A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JP2002355267A
JP2002355267A JP2001167064A JP2001167064A JP2002355267A JP 2002355267 A JP2002355267 A JP 2002355267A JP 2001167064 A JP2001167064 A JP 2001167064A JP 2001167064 A JP2001167064 A JP 2001167064A JP 2002355267 A JP2002355267 A JP 2002355267A
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heating
physiological
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control means
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JP2001167064A
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Takashi Moriwaki
尚 森脇
Hisashi Shiga
寿 志賀
Noriyoshi Matsumura
則美 松村
Yukio Ito
幸夫 伊藤
Kazuya Osugi
和也 大杉
Natsue Yamamoto
奈津恵 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 治療体から検出した生理値があらかじめ設定
した複数の生理値と比較して異状と判断した場合には加
温治療を停止又は能力を低下して危険を回避したもので
ある。 【構成】 水槽1内の温水を一定温度にして治療を行う
加温治療手段17と、治療体の複数の生理値を検出する
生体センサー31、32、33と、生体の規格値データ
35、36、37と、検出した生理値と規格値データと
を比較する比較手段38、39、40と、比較手段の出
力により加温治療手段の運転又は能力を低下する加温治
療制御手段45とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定温度の温水中
に人体を入れ、体内温度を高めて癌細胞やエイズウイル
スの破壊を行う所謂温熱治療と呼ばれる治療装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】癌細胞やエイズウイルスは熱に弱く、一
般的には42.5度の温度で死滅破壊することが知られ
ている。
【0003】熱による治療方法として現在用いられてい
る方法は、患部に直接高周波を当てて高温にしたり、患
部付近に磁性体を配置し誘導加熱によって磁性体を発熱
させることにより患部を高温するものである。
【0004】この様な先行技術は特開平9−47517
号公報に開示されている。
【0005】前述の様な先行技術は、確かに直接患部の
温度を高めて治療を行うため、患部が特定できる場合に
は目視しながら治療を行うことができて有効であるが、
高周波による治療も誘導加熱による治療も全て転移した
部位の治療を行うことができない。
【0006】これに対して所定温度の温水中に治療体を
入れて全身を42.5度に所定時間維持する所謂温熱治
療法は、進行の早い患部のみならず目視できない転移し
た癌細胞や血管の末端付近にあるエイズウイルスをも死
滅して治療効果を高める点で非常に優れている。
【0007】この様な観点から出願人は、水槽内に温水
を貯め、この温水をポンプにより水槽外に引き出しヒー
タにより42.5度に加温し、その後、水槽内の温水を
ヒータを有する循環路との間に循環して常に42.5度
を維持するようにした技術を提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、治療体であ
る人体を治療をする前には生体の機能を麻痺させる無侵
襲の状態にして温水中に入れるわけであるが、いくら無
侵襲といえども心臓は機能し、呼吸もあり、血圧、心拍
もある。
【0009】従って、治療開始前には治療体の年令や性
別、健康状態、既往症を十分に確認したうえで記録して
おき、治療中には、少なくとも医師が絶えず治療体の呼
吸数や心拍数、人体内部の基本温度となる直腸温度を監
視する必要がある。
【0010】しかしながら、実際には治療時間が長いた
め、医師が付ききりで監視することは少なく、看護婦
(士)や助手が監視することが多い。
【0011】この場合、もし治療体に異変を生じると、
医師を呼び水槽から取り出して酸素呼吸をしたり、心臓
マッサージを行うなどの異変に応じた処置を行うわけで
あるが、この処置は緊急を要すことになり生命に危険が
及ぶことになる。
【0012】本発明は、医師が治療に際して基も重要と
思われる複数の生理値を選定し、治療時に選定した生理
値に比較して異変を生じた場合には加温治療を停止又は
能力を低下して危険を未然に回避したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、温水を貯め治
療体を入れる水槽と、前記水槽内の温水を一定温度に加
温維持する加温治療手段と、前記治療体の複数の生理値
を検出する生体センサーと、あらかじめ登録した生体の
規格値データと、前記生体センサーが検出した生理値と
前記規格値データを比較する比較手段と、前記比較手段
の出力を受けて加温治療手段に入力し該加温治療手段の
運転を停止、又は能力を低下する加温治療制御手段とを
備え、前記比較手段は、前記生体センサーが検出した複
数の生理値のうちの少なくとも1つが規格値データの許
容範囲から外れた時に加温治療制御手段に入力するもの
である。
【0014】また、前記水槽内の温水の湯温を低下する
冷却手段を備え、前記比較手段の出力により作動する前
記加温治療制御手段は、前記冷却手段を作動するもので
ある。
【0015】さらに、前記加温治療制御手段の作動後、
許容範囲から外れた生理値が許容範囲内の数値に復帰し
た時は加温治療手段による治療を実行するものである。
【0016】そして、前記加温治療制御手段の作動後、
許容範囲から外れた生理値が一定時間内に許容範囲内に
復帰しない時は加温治療手段と加温治療制御手段のそれ
ぞれの作動を停止するものである。
【0017】加えて、外部操作により前記加温治療手段
と加温治療制御手段のそれぞれの作動を停止する停止操
作手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の治療装置のブロック図、図2
は同じくシステム図、図3は同じく概略フローチャート
である。
【0019】(1)は温水を貯める約300リットルの
内容量を有する水槽、(2)は水道水を供給する水栓、
(3)は内部に設けた水中ヒータ(4)により水温を約
85度まで加熱しサーモスタットやマイコン(図示せ
ず)によりこの水温を維持する電気温水器のような給湯
装置、(5)は前記水栓(2)から真空破壊弁(6)を
介して給湯装置の給水側に連結した給水パイプ、(7)
は前記給湯装置(3)の出湯パイプ、(8)は前記給水
パイプ(5)と出湯パイプ(7)間に連結した混合弁
で、設定により約40度の温水を得るようにしたもので
ある。
【0020】(9)は前記混合弁(8)と水槽(1)の
側壁上部に連結した注湯パイプ、(10)は前記注湯パ
イプの一部に設けた流量センサー、(11)は注湯パイ
プの一部に設けた注湯弁、(12)は前記注湯パイプ
(9)の一部であって注湯弁(11)と水槽(1)との
間に配置したフィルター、(13)は前記注湯弁(1
1)とフィルター(12)との間と水槽(1)の側壁下
部とを連結した循環パイプ、(14)は前記循環パイプ
の一部に設けた流水スイッチ、(15)は循環パイプの
一部に設けたポンプで、前記流水スイッチの作動により
運転を開始/停止する。(16)は循環パイプの一部に
設けたヒータを内装する加熱器である。
【0021】前記フィルター(12)を連結した付近の
注湯パイプ(9)の一部と循環パイプ(13)で連なり
水槽(1)を含んだループで、フィルター(12)、流
水スイッチ(14)、ポンプ(15)、加熱器(16)
は、加温治療手段(17)を構成する。
【0022】(18)は注湯パイプの一部に設けた逆止
弁、(19)は注湯パイプ(9)内の湯温を検出する注
湯温センサー、(20)は循環パイプ(13)内の湯温
を検出する制御温度センサーで、前記水槽内の湯温が4
2.5度になるべく加熱器(16)の発熱量を制御す
る。
【0023】(21)は前記水槽(1)内の底部に配設
した冷却器、(22)は前記給水パイプ(5)と前記冷
却器(21)を連結する冷却水パイプ、(23)は前記
冷却水パイプの一部に設けた冷水弁、(24)は前記冷
却水パイプ内の水温を検出する水温センサー、(25)
は前記水槽の底部に連結した排水パイプ、(26)は前
記排水パイプ(25)の一部に設けた排水弁、(27)
は排水弁の下方に位置する排水パイプの一部に設けた水
抜弁である。
【0024】前記冷却水パイプ(22)、冷水弁(2
3)、水温センサー(24)、冷却器(21)、水抜弁
(27)は、水槽内の湯温を低下する冷却手段(28)
を構成する。
【0025】(29)は前記排水パイプ(25)の一部
に設けた水位センサーで、水槽内の貯湯水の水圧により
水位(湯量)を検出する。(30)は水槽内に設置した
載置台である。
【0026】(31)は治療体である人体(H)の直腸
内に挿入した直腸温度センサー、(32)は人体の胸部
や脚部等に取り付けた電極により検出する心拍数センサ
ー、(33)は人体の頭部(口、鼻)に取り付けた呼吸
数センサーである。
【0027】前記直腸温度センサー(31)、心拍数セ
ンサー(32)、呼吸数センサー(33)は本治療を行
ううえで最低限に必要な生理値であり総称して生体セン
サーとする。
【0028】つづいて図2のブロック図及び図3のフロ
ーチャートの名称について説明する。(34)は医師が
治療体の年令、性別、既往症、病状、体力等の種々の要
素を考慮してパソコンのメモリーに記録した総合規格値
データで、直腸温度の規格値データ(35)と、心拍数
の規格値データ(36)と、呼吸数の規格値データ(3
7)とを総称している。
【0029】本実施例の場合、前記直腸温度の規格値
は、42.5度±0.5度、心拍数の規格値は、110
〜140回/分、呼吸数の規格値は、26回/分とす
る。
【0030】(38)は前記直腸温度センサー(31)
が検出した生理値と直腸温度の規格値データ(35)と
を比較する第1比較手段、(39)は心拍数センサー
(32)が検出した生理値と心拍数の規格値データ(3
6)とを比較する第2比較手段、(40)は呼吸数セン
サー(33)が検出した生理値と呼吸数の規格値データ
(37)とを比較する第3比較手段である。
【0031】前記生体センサーは、実施例の場合、直腸
温度、心拍数、呼吸数を検出するようにしているため、
それぞれに対応した数の比較手段を設けており、仮に、
病状が特異であったり、他の病気を併発している場合等
には、血圧、目の動き、アゴの動き、体表面の色変化等
を検出する必要があるが、この場合にはその検出数に応
じた数だけ比較手段を設ける必要がある。
【0032】前述のそれぞれの比較手段(38)、(3
9)、(40)は、検出した生理値が規格値データの許
容範囲にある場合には、出力が「L」、許容範囲外にあ
る場合には出力が「H」となる。
【0033】(41)は前述の生体センサーの検出値に
関係なく加温治療の動作を停止、又は能力を低下させる
緊急停止釦(図示せず)で構成した停止操作手段であ
る。
【0034】(42)は前記各比較手段(38)、(3
9)、(40)の出力と停止操作手段(41)の出力を
受けて作動する信号判別手段で、各比較手段の出力が
「L」で停止操作手段(41)の出力も「L」の場合
は、「出力1」が「H」となり、いずれか1つの比較手
段の出力が「H」もしくは停止操作手段(41)の出力
が「H」の場合は、「出力2」が「H」となる。
【0035】(43)は加温治療の全ての動作を停止、
又は能力を低下させる信号を出力する加温治療停止手
段、(44)は加温治療の全ての動作を停止するように
作動する全動作停止手段である。
【0036】前記加温停止手段(43)と冷却手段(2
8)と全動作停止手段(44)は、加温治療制御手段
(45)を構成し、この制御手段の中には、図示してい
ないが水槽内の湯温がある決められた温度まで低下した
時点でカウントを開始するタイマーを内装している。
【0037】次に図1と共に図3に示すフローチャート
に基づいて動作を説明する。治療に先立って、あらかじ
め給湯装置(3)により給湯し加熱器(16)によって
42.5度に維持された温水を水槽内に貯める。
【0038】そして、人体(H)を無侵襲の状態にして
直腸温度センサー(31)、心拍数センサー(32)、
呼吸数センサー(33)のそれぞれを人体の各部に取り
付けた後、水槽内に入れ載置台(30)に載せる。
【0039】水槽内に入れた人体は時間の経過と共に体
内温度も上昇し、この温度の状態は直腸温度センサー
(31)により検出されパソコン等による生理値モニタ
ー表示器(46)により読み取り確認することができ
る。
【0040】人体(H)の治療中は、常に前述の様に直
腸温度センサー(31)により体内温度を検出し(S
1)、心拍数センサー(32)により心拍数を検出し
(S2)、呼吸数センサー(33)により口や鼻からの
呼吸数を検出し(S3)、検出した直腸温度(体内温
度)が規格値データ(35)と比較して規格値の42.
5±0.5度の許容範囲以内であれば、第1比較手段
(38)からの出力は「L」となり信号判別手段(4
2)に入力する(S4)。
【0041】心拍数センサー(32)により検出した生
理値(心拍数)が規格値データ(36)と比較して規格
値の110〜140回/分の許容範囲内であれば、第2
比較手段(39)からの出力が「L」となり信号判別手
段(42)に入力し(S5)、呼吸数センサー(33)
により検出した生理値(呼吸数)が規格値データ(3
7)と比較して規格値の26回/分であれば、第3比較
手段(40)に入力する(S6)。
【0042】それぞれのセンサーより検出した生理値が
全て許容範囲内であり、且つ停止操作手段(41)の出
力もなく信号判別手段(42)への入力側が全て「L」
の場合には、該手段の出力1が「H」のままで加温治療
手段(17)の作動を継続し加温治療制御運転を行う
(S7)。
【0043】治療中は前述の様に絶えず各センサー(生
体センサー)の生理値を比較手段によって規格値データ
と比較し生理値モニター表示器(46)により確認して
いるわけであるが、特に生理値に異状がなく加温治療を
続行して治療に十分な所定時間が経過すると、治療を完
了し(S8)、加温治療手段(17)による治療を停止
する(S9)。
【0044】加温治療の停止は、急激な温度変化による
人体への影響を防ぐため、冷却器(21)に水道水を通
し水槽内の湯温を低下し(S10)、徐々に湯温を下げ
て設定温度まで下った時点でタイマーのカウントを開始
し(S11)、その後も各センサーによる生理値を見な
がらタイマーがカウントアップするのを待つ(S12)
〜(S14)。
【0045】タイマーがカウントアップすると(S1
4)、全ての動作を停止して治療と治療後の人体を水槽
から取り出す前までの作業を終了する(S15)。
【0046】前述の治療中において、各センサーの内の
いづれか1つのセンサーの生理値が規格値の許容範囲か
ら外れた場合の異状時の動作を述べる。
【0047】治療中において、例えば直腸温度が何らか
の理由により許容範囲を越えて43度以上になると、第
1比較手段(38)の出力が「H」となり、仮に残りの
2つのセンサーからの生理値が許容範囲内で第2、第3
比較手段(39)、(40)の出力が「L」であっても
信号判別手段(42)の出力2が「H」となり、加温治
療停止手段(43)によって加温治療を停止し(S
9)、冷却器(21)により湯温を低下する(S1
0)。
【0048】前述と同様に湯温が設定温度まで低下する
と、タイマーのカウントを開始し(S11)、続けて各
センサーによる生理値の検出を行う(S12)。
【0049】タイマーが一定時間のカウントアップを行
った時に直腸温度センサー(31)の生理値が許容範囲
内に復帰せず、且つ残りのセンサーの生理値が許容範囲
内、或は許容範囲を外れたとしても少なくとも1つのセ
ンサーによる検出値が許容範囲を外れておれば(S1
3)、(S14)、全動作を停止する(S15)。
【0050】もし、前述のタイマーの一定時間のカウン
ト中に直腸温度センサー(31)の生理値が許容範囲内
に復帰し残りのセンサーによる生理値も許容範囲内であ
り、且つ停止操作手段(41)の操作もない場合は、ス
テップ(S13)の時点で信号判別手段(42)の出力
1が「H」となり加温治療を継続して行う(S7)。
【0051】治療中において、生理値モニター表示器
(46)により、前記直腸温度、心拍数、呼吸数以外の
他の生理値、例えば血圧等が大きく変化した場合や、人
体の体表面の動き、例えば目、アゴの動きが異状となっ
た場合には、外部から操作できる停止操作手段(41)
により強制的に信号判別手段(42)の出力2を「H」
として冷却器(21)による湯温の低下を行い治療を停
止するわけであるが、特に緊急を要する場合には、図示
していないが緊急操作釦(図示せず)を操作して一挙に
全動作を停止する(S16)、(S17)。
【0052】緊急停止以外は、通常の停止と同様に冷却
器(21)による湯温低下を経て全動作を停止するが、
仮に湯温低下中に直腸温度や心拍数、呼吸数が変化して
も、そのまま停止行程を続け全動作停止状態となる。
【0053】
【発明の効果】以上の様に本発明は、複数の生体センサ
ーが検出する生理値のうちの少なくとも1つが規格値デ
ータの許容範囲から外れた時に加温治療の運転を停止又
は能力を低下するものであるから、仮に治療中に医師が
つきっきりで生理値をモニタリングしなくとも自動的に
危険を回避することができる。
【0054】また、前記加温治療の運転停止又は能力停
止は、水槽内の温水の湯温を低下する冷却手段によって
行うものであって、該冷却手段は、前記複数の生体セン
サーが検出する生理値とあらかじめ登録した規格値デー
タとを比較する比較手段の出力により作動するものであ
るから、湯温を低下することにより人体(治療体)に急
激な温度ショックを与えることなく危険環境から回避す
ることができると共に、比較手段の出力は人間の眼に代
って絶えず生理値を監視した結果であり、比較的長時間
にわたる治療中の異状を検出する。
【0055】さらに、生理値が規格値データの許容範囲
から外れた加温治療の運転停止又は能力低下中に許容範
囲内に復帰した場合は、加温治療を実行するものである
から、再び検出した生理値を見ながら、例えば、さらに
湯温を下げたり、体表面の変化を見て治療を継続し、運
転停止又は能力低下をするまでの治療時間、内容を有効
にする。
【0056】そして、加温治療の運転停止又は能力低下
の作動後、許容範囲から外れた生理値が一定時間内に許
容範囲内に復帰しない場合には、加温治療の作動を停止
するものであるから、人体の各部の診察を行ったり、次
の処置を行い危険から回避することができる。
【0057】加えて、外部操作による停止操作手段によ
り、加温治療を強制的に停止することができ緊急時の危
険回避を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療装置のブロック図である。
【図2】同じくシステム図である。
【図3】同じく概略フローチャートである。
【符号の説明】
1 水槽 3 給湯装置 17 加温治療手段 28 冷却手段 31 直腸温度センサー(生体センサー) 32 心拍数センサー(生体センサー) 33 呼吸数センサー(生体センサー) 34 規格値データ 38 第1比較手段 39 第2比較手段 40 第3比較手段 41 停止操作手段 45 加温治療制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 寿 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 松村 則美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 大杉 和也 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 山本 奈津恵 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4C017 AA02 AA14 AA16 AB04 AB10 AC16 BC11 DD01 DD07 FF30 4C099 AA01 CA02 EA06 GA30 JA01 LA25 PA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を貯め治療体を入れる水槽と、前記
    水槽内の温水を一定温度に加温維持する加温治療手段
    と、前記治療体の複数の生理値を検出する生体センサー
    と、あらかじめ登録した生体の規格値データと、前記生
    体センサーが検出した生理値と前記規格値データを比較
    する比較手段と、前記比較手段の出力を受けて加温治療
    手段に入力し該加温治療手段の運転を停止、又は能力を
    低下する加温治療制御手段とを備え、前記比較手段は、
    前記生体センサーが検出した複数の生理値のうちの少な
    くとも1つが規格値データの許容範囲から外れた時に加
    温治療制御手段に入力することを特徴とする治療装置。
  2. 【請求項2】 前記水槽内の温水の湯温を低下する冷却
    手段を備え、前記比較手段の出力により作動する前記加
    温治療制御手段は、前記冷却手段を作動することを特徴
    とする請求項1に記載の治療装置。
  3. 【請求項3】 前記加温治療制御手段の作動後、許容範
    囲から外れた生理値が許容範囲内の数値に復帰した時は
    加温治療手段による治療を実行することを特徴とする請
    求項1に記載の治療装置。
  4. 【請求項4】 前記加温治療制御手段の作動後、許容範
    囲から外れた生理値が一定時間内に許容範囲内に復帰し
    ない時は加温治療手段と加温治療制御手段のそれぞれの
    作動を停止することを特徴とする請求項1に記載の治療
    装置。
  5. 【請求項5】 外部操作により前記加温治療手段と加温
    治療制御手段のそれぞれの作動を停止する停止操作手段
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の治療装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012114466A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 株式会社Gmi 温熱治療装置

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WO2012114466A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 株式会社Gmi 温熱治療装置

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