JPH01126978A - 患者の血圧及び心拍度数に基づく自動化された血液透析制御方法 - Google Patents

患者の血圧及び心拍度数に基づく自動化された血液透析制御方法

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JPH01126978A
JPH01126978A JP62275562A JP27556287A JPH01126978A JP H01126978 A JPH01126978 A JP H01126978A JP 62275562 A JP62275562 A JP 62275562A JP 27556287 A JP27556287 A JP 27556287A JP H01126978 A JPH01126978 A JP H01126978A
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patient
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JP62275562A
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J Lipps Ben
ベン・ジェイ・リップス
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Henry Ford Hospital
Original Assignee
Henry Ford Hospital
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の要約〕 血液透析の間に患者の心拍度数及び血圧を継続的にモニ
ターし、また血圧及び/又は心拍度数が患者の低血症性
エピソードの開始期又は開始期の切迫を示した場合に流
体抽出率及び/又は透析物のナトリウム濃度を自動的に
調節するための方法である。予め選択された収縮及び/
又は拡張最低警告限界以下への患者の血圧の低下は、治
療的干渉(therapeuticintervent
ion)の第二のモードを自動的に開始する。この第二
のモードでは、透析物中のナトリウム濃度が予め定めら
れた期間だけ増加される。上記の如き血圧最低警告限界
の検出、或いは予め選択された警告限界以上への患者の
心拍度数の増加の検出により、限外濾過膜を介しての患
者からの流体の抽出率は、治療的干渉の第一のモードに
おいて前記流体抽出率を最小値へと減少させることによ
って減少される。その後血圧及び心拍度数は治療的干渉
の第二のモードの間にモニターされ、患者の生徴候が初
期値へと戻るのを血圧及び心拍度数が示すにつれて、限
外濾過の流れの率を所望の又は目標値へと戻す。
〔産業上の利用分野〕
本発明は調節された血液透析の技術、及びより特定的に
は、患者の低血圧症を防止するために透析物組成物及び
/又は患者からの流体の抽出率を自動的に制御すること
に関する。
〔従来の技術〕
血液透析の際の低血圧症は一般的な出来事であり、患者
にかなりの不快感を与えると共に、透析に要する時間及
びモニターに要する職員を非効率的に使用する結果を招
く、透析に関連した低血圧症の原因はその発端において
様々であるが、一般的に云って、血液透析の間において
末梢抵抗及び心拍容量を増加することができないことに
由来するものである。技術的に慣行とされていたことは
、透析中の患者の血圧を手動又は自動により周期的な間
隔でモニターし、低血症エピソードが起きた場合にモニ
ターしている職員により治療的干渉を開始することであ
った。
〔発明の解決しようとする問題点〕
しかし、もしもエピソードがモニターとモニターの間に
おいて生じたり、或いは手動又は自動による血圧モニタ
リングによって検出されなかった場合、透析をモニター
している職員は通常、患者が大きな反応を示し実質的な
苦痛を表すまで、この潜在的な問題には気付かない。何
れにせよ、患者の血流中にナトリウム溶液を注入し及び
/又は流体抽出率を減少させること等をも含めて、低血
症エピソードを処理しこれを矯正するためにこれまで採
用されてきた幾つかの処置は、透析をしている職員によ
る手動による干渉及びエピソードが矯正されるまで患者
を継続的に事実上観察及びモニタリングすることを必要
としている。従って、患者に対して透析用の職員を高い
比率で備えることが必要とされた。
従って本発明の目的は、血液透析の間に患者の生徴候を
連続的にモニターし、低血症エピソードが発生した場合
に透析をしている職員による手動の干渉を必要とせずに
、自動的に治療的干渉を開始するための、完全に自動化
された方法を提供することである。
本発明の別の、そしてより特定的な目的は、患者の生徴
候、即ち血圧及び心拍度数を連続的にモニターすること
により、低血症エピソードが激しくなる前に該エピソー
ドの潜在的な開始期を検出し、またかかる状況を矯正す
るために治療的干渉を自動的に開始するための方法を提
供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、患者の血圧を制御信号によって選択された種
々の間隔でもって連続的に読み取り又はモニターするた
めの自動化された血圧モニター、血液透析の間に患者の
心拍度数を連続的にモニターするための自動化された患
者の心拍度数モニター、並びに透析物の流量及びナトリ
ウム濃度を別々に調節するための設備を含む血液透析機
械の使用を包含している。流体抽出率及び透析物のナト
リウム濃度並びに血圧モニター間隔を、患者の実際の血
圧及び心拍度数に対してリアルタイムに、連続的で且つ
予め選択された関数として制御するために、プログラム
されたマイクロプロセッサが備えられる。表示及び/又
は記録装置が患者の生徴候及び治療的干渉についての情
報を、後の分析のために記録する。
本発明の方法の一つの重要な側面によれば、透析の間に
おける第一の収縮及び/又は拡張警告限界を下回る患者
の血圧の減少が検出され、操作の第一の警告モード及び
治療的干渉の第一のモードが開始される。血液透析機械
はこのような第一の治療的干渉モードの際に自動的に制
御され、第一の予め定められた期間、即ち3分間だけ、
透析物中のナトリウム濃度を増加させる。(同時に、流
体抽出率も問題の患者について当初に設定された所望の
即ち目標値から最低流量へと減少されるが、これについ
ての詳細は後述する。)同時に、血圧モニターサイクル
が調節されて、上記透析物中のナトリウム濃度を調節す
る期間に続いて、血圧についてのさらなる読みを得るよ
うにされる。もしも患者の血圧が最低収縮及び/又は拡
張警告限界を下回ったままであったならば、耳に聞こえ
るアラームが作動されて、透析モニター職員による手動
的干渉が要求される。他方、もしも血圧の収縮及び/又
は拡張の読みが最低警告限界を越えて上昇したならば、
第二の干渉モードが開始されて、透析物の圧力を問題の
患者について所望とされる圧力へと徐々に戻す。
本発明の第二の重要な側面によれば、血液透析機械の限
外濾過膜における患者からの流体抽出率−本明細書にお
いては「@外濾過流量」又はrUFRJと呼ばれること
もある−は、低血症エピソードが切迫していることを検
出することにより自動的に調節され、その後患者の生徴
候の関数として、問題の患者について当初に設定された
流体抽出目標の合計値を達成するのに必要な流量へと増
加される。詳しく云うと、前述したようにして血圧の読
みが最低収縮及び/又は拡張警告限界を下回ったことを
検出することにより、或いは心拍度数が予め設定された
最高警告限界を越えて上昇することにより、第二の治療
的干渉モードを開始するための理由に応じて、第一の治
療的干渉モードと同時か又は別個に、治療的干渉の第二
のモードが自動的に開始される。限外濾過膜を横断する
流体の流量は、最小の流量値へと自動的に減少される。
血圧が低いという警告によって第二の治療的干渉モード
が第一の治療的干渉モードと同時に開始されている場合
には、血圧の自動的なモニター間隔が減少されて、より
大きな頻度において、即ち3分間毎に血圧の読みを得る
ようにされる。患者の血圧がその当初の値、即ち透析が
開始された時点での値の751%まで回復した場合には
、限外濾過流量は自動的に、所望の目標率の50%まで
戻される。予め選択された期間の後に、特定すれば10
分後に患者の血圧が最低警告値を上回っていれば、限外
濾過流量は、所望の流体抽出目標を達成するのに必要な
割合へと戻される。他方、もしも患者の血圧が上記第二
の治療的干渉モードの間に最低警告限界より下に降下し
た場合には、第−及び/又は第二の治療的干渉モードが
適宜再開される。第二の治療的干渉モードが患者の高い
心拍度数によって開始されたのであれば、心拍度数が最
高警告限界以下に降下した場合に、限外濾過流量は目標
値へと戻される。
本発明の第三の重要な側面によれば、心拍度数及び血圧
の両方がモニターされ、透析開始時に得た患者の最初の
記録と比較されて、低血症エピソードの潜在的な開始期
が検出される。詳しく云うと、血圧及び心拍度数の両者
は最初の記録と比較されて、血圧又は心拍度数の何れか
が最初の記録よりも予め選択された偏差限界、特定すれ
ば血圧の場合にはプラス又はマイナス30寵Hgで心拍
度数の場合にはプラス又はマイナス20bp−以上に偏
倚した場合に、第三の治療的干渉モードを開始する。こ
のような第三の治療的干渉モードにおいては、自動化さ
れた血圧モニタリング操作を適当に調節することにより
、血圧の読み取りを行うための頻度が増加される。血圧
及び心拍度数が偏差限界内の値に戻った場合、血圧の読
み取りを行うための頻度はその最初のレベルに、典型的
には20分毎程度の頻度に戻される。
本発明によれば、血圧について警告がなされる状況は、
心拍度数について警告がなされる潜在的な状況よりも常
にまさっている。このことは例えば、最低収縮又は拡張
警告限界以下の血圧の読みは、心拍度数の読みに関係な
しに、第−及び第二の治療的干渉モードを両方とも自動
的に開始することを意味する。また本発明において同様
に好ましいことは、4時間の透析間隔の間に第一の治療
的干渉モードを4回以上開始しないことである。もしも
第一の治療的干渉モードが4時間の透析間隔の間に4回
以上要求されるのであれば、モニターしている職員に知
らせるためにアラームが作動される。
〔実施例〕
本発明は、付加的な目的、特徴及び利点と共に、以下の
説明、特許請求の範囲及び添付図面から最も良く理解さ
れるであろう。
第1図は本発明の機能ブロックダイヤグラムであり、モ
ニター12から連続的なパルス化された心拍度数信号H
R−Cを受は取るマイクロプロセッサ10が示されてい
る。マイクロプロセッサ10はまた、自動化された血圧
モニター14から間欠的な心拍度数信号HR−I及び血
圧信号BPを受は取り、またモニター14から血圧信号
及び間欠的な心拍度数信号を得る頻度を制御するため、
モニター14に制御信号を供給する。本発明の実施例に
おいて、心拍度数モニター12はニューコーク州のコン
ピュータ・インダストリーズ社から市販されている通常
の赤外線モニターであるモデル7719であって、心拍
度数即ち脈拍を示す連続的な一連のパルス化信号を提供
するために血液透析患者の耳たぶに装着されるよう構成
されたものからなる。自動化された血圧モニター14は
イリノイ州ロンバードのバード・バイオケミ力Jし・デ
イビジョンから市販されているバード自動化センドロン
モニターという名称のものからなる。この特定のモニタ
ーでは十分なメモリが利用可能であり、マイクロプロセ
ッサ10は別個のユニットとして備えられるのではなく
、その中に物理的に含まれてよいことが見出された。
通常の自動血液透析機械16が、マイクロプロセッサ1
0から制御信号を受は取るように接続されている。この
機械16は通常、限外濾過膜と、透析物及び患者の血液
を膜の一方から他方の側へと横断させて循環させるため
のポンプを含んでいる0機械16はさらに、透析期間中
に透析患者から除去すべき流体の目標即ち目的量を確立
するために、看護婦゛によって予め設定されることので
きる適当な入力コントローラを含んでいる。所望とする
流体抽出目標を達成するために、内部制御ロジックが膜
を通過する透析物の流れを自動的に調節する0機械16
はまた、透析物の伝導性を測定するための適当な装置と
、及び所望の伝導性を得るために溜めから透析物へのナ
トリウム溶液の添加を調節するための回路を含んでいる
。かくして限外濾過の流量とナトリウム濃度は、マイク
ロプロセッサlOからの制御信号の不存在下において、
通常は機械16の内部の回路により制御されている。上
記した本発明の実施例においては、透析物機械16はカ
リフォルニア州コンコードのシェラトロニクス社から市
販されているシェラドロンという名称の機械である。マ
イクロプロセッサlOはさらに、適当な表示及び/又は
格納手段18に接続されて、患者及び治療的干渉のデー
タを格納し及び/又は表示するようになっており、また
モニターしている職員に対して種々の警告状態を知らせ
るようになっている。
以下の説明においては、第1図の信号HR−C及びHR
−1に関して、「連続的心拍度数」及び「間欠的心拍度
数」という用語が用いられる。上記したセンドロンとい
う機械が例として挙げられる典型的な血圧モニター機械
は、血圧の読み取りが行われる場合に心拍度数を測定す
るための装置を含んでいる。上述した本発明の実施例に
おいてはマイクロプロセッサ10が血圧モニター14の
中に物理的に含まれていることから、利用可能な時には
この血圧モニターによって得られた心拍度数信号を使用
することが有利である。
しかしながらこの信号は血圧の読み取りが行われる場合
にのみ利用可能であることから、これは本明細書におい
て「間欠的」と定義される。
モニター12からの「連続的」な心拍度数信号は、血圧
の読み取りと読み取りとの間における低血症エピソード
の潜在的な開始期を検出するために使用されている。し
かしながら、「間欠的」心拍度数信号の使用が、BPサ
イクルの頻度を修正するために用いられているHR−C
の読み取りより優位に立つこと、及び最初から最後まで
「連続的」心拍度数信号を使用することもできることが
理解されるであろう。
制御プロセスの詳細な説明へと進む前に、作動の種々の
警告限界及び警告モードについて概観する。マイクロプ
ロセッサ10(第1図)は、血圧及び心拍度数の最高及
び最低警告限界について予めプログラムされており、こ
れらはオペレータの制御パネル(図示せず)から修正さ
れうるちのであるが、オペレータにより限界についてプ
ログラミングがない場合には、これらの限界についてプ
ログラムのロジックが値を与える。血圧については、予
めプログラムされた最高収縮警告限界は200 wHg
であり、最高拡張警告限界は120 mmHgである。
予めプログラムされた最低収縮限界は90 w Hgで
あり、最低拡張警告限界は50mHgである。また、予
めプログラムされた最高心拍度数警告限界は120bp
s+であり、最低警告限界は40bp−である。これら
の最高及び最低警告限界に加え、マイクロプロセッサl
Oはさらに、透析の開始にあたって得られ且つ格納され
た当初の読み値からの心拍度数及び血圧の偏倚を検出し
、心拍度数又は血圧が当初の読み値より予め選択された
量以上に偏倚した場合に制御動作を開始するように、予
めプログラムされている。この予めプログラムされた偏
倚限界は、血圧について±30■Hg、心拍度数につい
て主20bp ムされた限界は、オペレータからの干渉によって変更す
ることができる.マイクロプロセッサlOは最初は、血
液透析処理の間に20分毎に血圧及び間欠的な心拍度数
の読み取りを得るようにプログラムされている.以下の
議論で説明するように、作動の第−又は第二の警告モー
ドの何れかにおいて警告状態が検出されると、間欠的な
心拍度数信号及び血圧信号を得る頻度が調節される。
透析機械16は最初にオペレータにより、例えば4時間
はどの予め選択された透析処理期間の間に患者から所望
の、即ち「目標」流体量を抽出するように予め設定され
る。機械16は内部回路を含み、これは所望の流体抽出
目標を達成するための残りの処理時間の長さの関数とし
て、透析物の流量を自動的に調節する。本発明により治
療的干渉が行われる場合には、所望の目標値を達成する
ために、機械16の内部回路は治療的干渉の後に限外濾
過流量を自動的に再設定する。同様に機械16は、透析
物の伝導性の関数として透析物のナトリウム濃度を測定
し、そして当該濃度を自動的に制御するための内部手段
を含んでいる。
第2図は、第1図のシステムにおける全体の情報の流れ
を示している。連続的心拍度数サブルーチンが、心拍度
数モニター12(第1図)によって患者から連続的な心
拍度数信号を受は取る.血圧警告ロジックサブルーチン
は、連続的心拍度数サブルーチンから第一の入力を受は
取り、また血圧モニター14(第1図)によって患者か
ら血圧及び間欠的な心拍度数信号をも受は取る0間欠的
な心拍度数信号)IR− 1は、分析のために間欠的心
拍度数警告ロジックサブルーチンへと供給される.プロ
セッサの主たるサブルーチンである血圧警告ロジックサ
ブルーチンは、警告状態を検出し、作動における種々の
警告モードにおいて透析機械16の作動を修正し、この
機械が次いで患者に影響を及ぼすことになる。
血圧モニターの警告ロジックの調節作用は、表示及び/
又は格納手段18にも供給される.連続的心拍度数サブ
ルーチン、血圧警告ロジックサブルーチン及び間欠的心
拍度数警告ロジックサブルーチンは、それぞれ第3図、
第4図及び第5図においてより詳細に説明されている。
次に第3図を参照すると、モニター12 (第1図)か
らの心拍度数信号HR−Cが、連続的に読み取られ、オ
ペレータの表示手段1Bへと供給されている。同時に、
前述したようにして、連続的な心拍度数信号が、最高及
び最低警告状態に関連してモニターされる。警告状態が
存在しなければ、ロジックは閉ループで継続される。し
かし心拍度数の周波数はm′lIt的にモニターされ、
もしも心拍度数が増加していることが検出されたならば
、BP及びHR−1の読み取りの頻度も、これに対応し
て増加される。警告限界が検出されたならば、オペレー
タの警告ブザーが15秒間「ビー」と鳴らされ、血圧及
び間欠的な心拍度数の情報を3分毎に得るように血圧サ
イクル調節回路は再設定され、そしてサブルーチンは第
4図の血圧警告ロジックサブルーチンのA点へと分岐す
る。
第4図について見ると、プログラムされた制御の下で、
或いは第3図の連続的心拍度数ロジックサブルーチンに
おいて検出された警告限界状態の発生により、血圧情報
BP及び間欠的心拍度数情報HR−1が間欠的に読み取
られる。プログラムされたBP及び)IR−1は、オペ
レータによる制御がない場合のために予めプログラムさ
れた省略時の制御(default control)
又はオペレータが設定した制御の下にあり、第3図で心
拍度数が増加することにより修正される。どのような場
合でも、血圧情報BP及び間欠的心拍度数情報HR−1
は、読み取りが行われる場合に表示される。
同時に、血圧信号BP及び間欠的心拍度数信号+1R−
1はそれぞれ、警告状態の有無について検査される。こ
の警告状態は、前述したように、最高/最低警告状態の
何れか、或いは偏倚警告状態である。心拍度数警告状態
が検出されたが、血圧警告状態が検出されないのであれ
ば、制御ロジックは第5図の間欠的心拍度数警告ロジッ
クサブルーチンのH点へと分岐する。しかし、もしも血
圧警告状態が検出されたならば、それが偏倚警告であろ
うと限界警告であろうと、この血圧警告ロジックが制御
を継続する。つまり、どのような形であっても、血圧警
告が検出されたなら、それは心拍度数警告に対して優位
を取る、即ち優先するのである。BP警告又はOR警告
のいずれも検出されなければ、ロジックはこのフローチ
ャートの主ループを再度循環する。
第4図の血圧警告ロジックサブルーチンについて検討を
続けると、警告の表示を開始した血圧信号が、その警告
の種類について検討される。
この警告が偏倚したというタイプの警告であるならば、
即ち収縮又は拡張の読み値が患者の最初の記録から偏差
限界以上に偏倚したことを意味するのであれば、血圧及
び間欠的心拍度数のモニターサイクルはプログラムされ
た通常のサイクル時間(20分間の不履行時間)から3
分間のモニターサイクルへと縮小され、制御ロジックは
A点に戻されて、血圧及び間欠的心拍度数情報の次の読
み取りを行うようにされる。血圧についての警告表示が
、偏倚警告に基づくものではない場合、即ち血圧警告が
限界を越えたというタイプの警告であることを意味する
場合には、この限界警告は、最高又は最低のいずれの限
界が越えられたかを確かめるために検討される。ここで
も、収縮及び拡張の両方の読み取りが検討される。限界
警告が最高限界についての警告であるならば、即ち収縮
又は拡張の何れかの読み取りが関連するプログラムされ
た最高警告限界又はプログラム省略時の最高警告限界を
越えたことを意味するのならば、オペレータのアラーム
は15秒間「ビー」と鳴らされ、制御ロジックはA点へ
と戻される。しかし、血圧限界警告が最高限界警告でな
い場合、即ち警告が低血症エピソードの開始を示す最低
警告である場合には、治療的干渉が干渉モード第−及び
第二の両方において即座に開始される。
第一の干渉モードとして、限外濾過膜を通しての流体抽
出流量が最小値へと減少される。これはここで議論され
ている実施例の特定の透析機械においては、50+wl
/時間である。同時に、透析物中のナトリウム濃度が3
.5分間だけ180a+eq/ 1へと増加され、その
後ナトリウム濃度は通常の140a+eq/lのレベル
へと減少される。この予めプログラムされた3、5分間
の時間の後、血圧は再び読み取られ、最低警告状態に関
して検査される。もしも最低警告状態が持続しているの
なら、透析処理は中止され、透析モニター職員に対して
、連続的に鳴る警告信号により警報が出される。他方、
透析物のナトリウム濃度の増加及び限外濾過の流MtI
ji少によって、治療的干渉の後に血圧が最低警告限界
を越えて上昇したのであれば、血圧信号はその元の値と
の比較において評価される。血圧レベル(収縮及び拡張
の両者)がその当初のレベルの75%マチ回復していた
場合、限外濾過流量は、最初にオペレータによって設定
された流体抽出目標を達成するために必要なレベルの5
0%まで増加される。他方、血圧が最低限界以上ではあ
るが当初のレベルの75%に達していない場合には、U
FRは最小レベルに留まる。何れの場合にも、血圧は1
0分後に再び読み取られる。ここで血圧が最低警告限界
以上であるならば、UFRは残りの透析時間内に所望の
流体抽出目標を達成するのに必要なレベルまで増加され
、制御ロジックはA点へと戻されて、主制御ループ内で
機能するようにされる。しかしながら、10分の時間の
後の血圧の読み取りが再び最低警告レベル以下であった
ならば、制御サブルーチンはそこで透析処理を中止して
、モニターしている職員に対して警報を出す。
第5図は、先に記述したように第4図で心拍度数警告状
態が検出され、制御ロジックがH点へと分岐した場合に
作動可能となる、間欠的心拍度数警告ロジックサブルー
チンを示している。
心拍度数警告状態は、まず警告の種類を確定するために
検査される。もしも警告の種類が偏倚警告であるなら、
即ち間欠的心拍度数信号が当初の心拍度数信号より予め
選択された限界以上に偏倚したことが示されたならば、
血圧及び間欠的心拍度数読み取りサイクルは3分に再設
定され、制御ロジックは第2図における主ループのA点
へと戻される。他方、間欠的心拍度数警告信号が偏倚し
たという種類の警告でないならば、つまり当該警告が限
界を越えたという種類の警告であるならば、職員への警
報が15秒間「ビー」と鳴らされ、心拍度数情報は、果
たして最低又は最高の何れの警告が示されたのかを確定
するために検査される。最低警告が示されたのであれば
、血圧及び間欠的心拍度数をモニターするためのサイク
ル時間は3分へと再設定される。他方、もしも最高心拍
度数警告状態が示されたのであれば、即ち間欠的心拍度
数信号が予め選択された最高警告限界(予め設定された
もの又は設定省略時の値)を越えた場合には、限外濾過
流量はその最小レベルへと減少され、間欠的心拍度数及
び血圧は再び3分で読み取られる。もし間欠的な最高心
拍度数警告状態が持続した場合には、限外濾過流量は最
小に保たれ、血圧及び間欠的心拍度数は引き続き3分毎
に読み取られる。他方、限外濾過流量の減少という形式
による治療的干渉の後に、もしも最高心拍度数警告状態
が終了しているのであれば(即ち当初の読み値の±25
%以内にあるなら)、限外濾過流量はその目標レベルへ
と戻され、制御サイクルはA点において主ループへと戻
される。
第5図に関連して心に留めておかねばならないことは、
血圧及び間欠的心拍度数がモニターされる読み取り操作
の何れかにおいて、血圧警告状態が表示されたならば、
制御は直ちに第4図の血圧警告ロジックへと戻るという
ことである。
なぜなら本発明の原理によれば、血圧警告状態は、常に
心拍度数警告状態に対して優先するからである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、血液透析の間に患者の全
徴候、即ち血圧及び心拍度数が連続的にモニターされ、
低血痙エピソードの発生その他の不具合が生じた場合に
、自動的に治療的干渉を開始することが可能となる。従
って血液透析を行う場合に非常に有利であると共に、従
来の如く患者の全徴候をモニターするために看護婦その
他の多くの職員を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動化された血液透析制御システ
ムの現在のところ好ましい実施例の機能的ブロックダイ
ヤグラム; 第2図は第1図のシステムにおける情報の流れを一般的
に概略的形態で示している図;第3図から第5図は第2
図にブロックの形態で示されたサブルーチンの各々につ
いての詳細な情報のフローチャートである。 10・・・マイクロプロセッサ 12・・・心拍度数モニター 14・・・血圧モニター 16・・・血液透析機械 18・・・表示及び/又は格納手段 出願人代理人   古 谷   馨 同   溝部孝彦 同   古谷 聡 FIG、 1 手続(甫正書 (方式) 1. 事件の表示 特願昭62−275562号 2、 発明の名称 患者の血圧及び心拍度数に基づく自動化された血液透析
制御方法 3、 補正をする者 事件との関係   特許出願人 ヘンリー・フォード・ホスピタル 4、代理人 5、 補正命令の日付 昭和63年1月26日 (発送臼) 6、 補正の対象 7、 補正の内容 (1)別紙の如き訂正願書1通を提出する。 (1)別紙の如き補正した図面第2図を提出する。 (1)委任状原文及び訳文各1通を提出する。 (1)法人証明書原文及び訳文各1通を提出する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透析用組成物及び患者からの流体抽出率を制御する
    ための手段を含む血液透析機械につながれた患者の生徴
    候の連続的な関数として血液透析を制御するための方法
    であって、(a)前記透析物におけるナトリウム電解液
    の濃度を最初に140meq/lに維持し、(b)予め
    定められた第一のサンプル間隔において患者の血圧を間
    欠的にサンプリングし、 (c)第一の警告限界を下回る患者の血圧の降下を検出
    して、処置の第一の警告モードを開始すると共に第一の
    警告信号を供給し、及び (d)前記第一の警告信号に応答して、第一の予め定め
    られた期間だけ前記透析物におけるナトリウム電解液の
    濃度を180meq/lへと自動的に増加させ、その後
    前記濃度を140meq/lへと減少させること の各段階を含む方法。 2(e)前記第一の警告信号に応答して、前記第一の期
    間の後に患者の血圧を自動的にサンプリングし、及び (f)患者の血圧が前記第一の警告限界を依然として下
    回っている場合に第二の警告信号を供給すること のさらなる段階を含む、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
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