JP2007223642A - 化粧料包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】液状化粧料の密封収納部の蓋シール部材に延在する開封帯を水平方向へ引張ることによって、即効的に、確実に液状化粧料を化粧綿に含浸可能な易開封性の液状化粧料包装体を提供すること。
【解決手段】一面側に化粧綿の収納部と、他面側に液状化粧料の密封収納部を有しており、周囲の少なくとも一部が分離可能にヒートシールされてなる液状化粧料の包装体であって、前記密封収納部は平面的に菱形であって、蓋シール部材で易剥離性にヒートシールされてなり、該蓋シール部材から該密封収納部の開封を誘導するための開封帯が延出されてなり、かつ、該開封帯が折り返されて、包装体周囲に摘み片として突出し、使用時に摘み片を水平方向に引っ張って液状化粧料を化粧綿に接触又は含浸せしめることが可能であり、角度80度以下の菱形の頂角部付近から、前記開封帯が延出する構造とすることによって液状化粧料を化粧綿に含浸することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、即効的に、且つ確実に液状化粧料を化粧綿に含浸可能な易開封性の液状化粧料包装体に関する。
また、本発明は、液状化粧料の密封収納部の蓋シール部材に延在する開封帯を水平方向へ引っ張って簡便に開封できる液状化粧料包装体に関する。
さらに詳しくは、本発明は、包材の一方側の密封収納部に乳液、ゲル、ワックス、クリーム、ペースト、エマルジョン又はローション等の液状化粧料が収容されてなり、使用時に簡便な開封操作により該密封収納部に収納された液状化粧料を他方側に収納された化粧綿に接触、含浸可能な液状化粧料包装体に関する。
本発明者らは、液状化粧料の一体型包装品として液状化粧料と化粧綿とを分離収納しておき、使用時に密封収納部を開封して液状化粧料と化粧綿を接触せしめるようにしたパッケージは先に提案した(特願2005-167566号・特許文献1)。この技術は、使用時に液状化粧料を収納するブリスターを押圧することにより破封し、内部に収容された流動体を化粧綿に接触、含浸せしめるものであるが、押圧に強い力が必要であり、使用性が良いとはいえなかった。また、液状化粧料が、粘度の高いファンデーション、クリーム状、ペースト状あるいはゲル状の化粧料の場合は、含浸に時間がかかり、速使用性の上で問題があった。
従来、使用時に開封用の一方の収納部のシール摘みを引張って収納部の開封可能な上下収納部が一体型の包装体は公知である(特開平9-95364号公報・特許文献2)。この技術は、2つの収納部をセパレートして上下に重ねた収納部をセパレートするシール部材の末端部を水平方向に引っ張って上部に収容されていた化学品、医薬品、食品等の第1内容物を下部収納部の第2収納物上に落下させて混ぜ合わせるものであるが、シール部材を水平方向に引っ張る際、シール部材のシール部の破壊抵抗が大きく、大きな力を必要とし、場合によってはシール部でなく、シール部材自体が破断することもあり、実用性に欠けていた。
特願2005-167566号 特開平9-95364号公報
本発明は、かかる問題点に鑑みて鋭意研究した結果、摘み部を把持して、水平方向に引っ張るだけの簡単な操作で、小さい力でも確実に収容部の開封ができる易開封性の改良型包装体を提供しようとするものである。
さらに、本発明は、容易に開封可能に熱シールされた剥離用蓋シール部材を介して化粧料と、化粧綿とを積み重ねた状態で配置し、包材で一体化梱包した簡便な包装構造とし、使用時に外装構造を解くことなく外方に延出する開封帯の摘み部を引っ張るのみで、密封収納部のシールを剥離して、必要時に化粧綿との接触を可能にするコンパクトな化粧料包装体を提供しようとするものである。
また、従来技術では取り出しが著しく困難で、速使用性に問題のあったクリーム状、ペースト状、ゲル状のような高粘度化粧料であっても簡単な操作のみで、内容物を容易に取り出せる化粧料包装体を提供しようとするものである。
上記課題を達成するために、本発明は以下の構成を基本とするものである。
(1)一面側に化粧綿の収納部と、他面側に液状化粧料の密封収納部を有しており、周囲の少なくとも一部が分離可能にヒートシールされてなる包装体であって、前記密封収納部は平面的に菱形であって、該菱形の全域が蓋シール部材で易剥離性にヒートシールされてなり、該蓋シール部材の端部から該密封収納部の開封を誘導するための開封帯が延出されてなり、かつ、該開封帯が折り返されて、包装体周囲に摘み片として突出させ、使用時に摘み片を水平方向に引っ張って液状化粧料を化粧綿に接触又は含浸せしめる構造であることを特徴とする化粧料包装体。
(2)上記包装体の包材が、2つ折り包材であることを特徴とする(1)に記載の化粧料包装体。
(3)該菱形の鋭角部は、角度80度以下であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の化粧料包装体。
(4)上記蓋シール部材が、上部包材と接合される菱形頂角部付近ではヒートシール時の温度差を利用して弱シールとされてなることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧料包装体。
(5)上記開封帯の摘み部を引っ張って開封帯を容易に引き抜が可能なように上部包材及び下部包材との接触部は、ポイントシール、部分的シール又は接着力の弱い弱シールすることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の化粧料包装体。
(6)上記開封帯の端部は、二又形状の摘み部であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の化粧料包装体。
(7)上記液状化粧料が、低粘度液体、ワックス状、クリーム状、ペースト状の化粧料から選ばれたものであることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の化粧料包装体。
本発明の化粧料包装体によれば、保存時には蓋シール部材により収納部内に保存された化粧料の密封性を高度に保ち、外部環境に起因する変質の影響を防止することができ、使用時には、該シール部材から折り返されて外方へ延出する開封帯を、収納部開口部に平行な方向に引っ張るのみで、開封が容易となる。従来のように上方向への外力を加えることが不要であり、外側包材を開梱する必要がなくなる。
本発明の化粧料包装体によれば、密封収納部の平面的に菱形の開口周縁部と蓋シール部材とが熱的に易剥離性にシールされており、該周縁部において、菱形の鋭角の頂角の部分と開封帯基部がほぼ一致して設けられるので、菱形の頂角を80度以下にすると、外部から引っ張るとき、蓋シール部材の頂角部に剥離応力が集中するので、弱い力でも容易に、かつ確実に開封操作を行うことが可能となる。好ましくは、剥離の起点部分が熱シール時の温度差を利用して弱シールとなるように形成されているので、摘み部の引っ張りにともなう剥離操作が容易となる。
本発明の化粧料包装体によれば、液状化粧料の収納部の蓋シール部材と、これに延出する開封帯は折り返された状態でシール部に平行状に配置してシールされているので、化粧綿を密着して積み重ねた状態で一体化包装することができ、薄くコンパクトに纏めることが可能である。このため、携帯用としても優れた用時易開封型の包装体を提供することが可能となる。
本発明の包材の一方の収納部には、液状化粧料として化粧水、乳液、エマルジョン、ローション等の粘度の低いものに限らず、ワックス、クリーム、ファンデーション、ペースト、ゲル等の高粘度の化粧料を封入することができ、携行用、試供見本用等の包装体形状の用具として好適に活用することができる。
発明を実施するための最良の形態について具体的に説明する。
本発明の液状化粧料包装体の一例を図面で説明する。
図1は本発明の液状化粧料包装体の概念断面図(上下の包材を分離した状態として示している。)、図2は本発明の液状化粧料包装体(別例)の概念断面図(包材のシール部を分離した状態として示している。)、図3は開封途中の概念断面図、図4は本発明の液状化粧料包装体の分解斜視図、図5は本発明の液状化粧料包装体(別例)の分解斜視図、図6は開封帯の別態様を示す。
本発明の上記包装体は、図1に示すように、図面上、上に位置する上部包材10と下に位置する下部包材9が四辺をシールされている。また、図2に示すように上部包材10、下部包材9の三辺がシールされ、残りの一辺が折曲げ部11で連結されていてもよい。上部包材10,下部包材9,蓋シール部材1の関係は、図1〜図4に示すように、上部包材10の凸部に液状化粧料7を収納するための平面菱形の密封収納部107を設け、下部包材9の凸部に化粧綿6を収納するための四角形又は丸形の化粧綿収納部を設ける。液状化粧料を収納する菱形の開口を蓋シール部材1で覆って密封するが、包材の上下を逆転して上部包材10の密封収納部107に液状化粧料7を収納し、該蓋シール部材1と菱形の周縁部3とを十分にヒートシールする。なお、ヒートシール後に上下を元に戻す(図面上の上下とする)かどうかは適宜行う。
蓋シール部1には、開封帯が延在乃至延出しており、図面上、該開封帯を下側に折返し部2で折り返して該開封帯端部を、上部包材10と下部包材9との間に介在させて上部包材10と下部包材9を熱シールする。開封帯1は、上部包材の12,81は上部包材の熱シール部、112、82は下部包材の熱シール部を示す。熱シールは、図1の場合は、四辺シールになるし、図2の場合は、三辺シールとなる。なお、図1における符号81、82は残りの一片のシールの上下部を示す。
いずれにしろ、開封帯1の端部101を弱い力で引っ張って上記密封収納部を開封するには、強力シールよりも緩やかなシールの方が適当である。
図1は上部包材10と下部包材9との四辺のすべてをヒートシールするタイプのもの、図2は折曲げのための一辺を除いて三辺の周縁部12、13でヒートシールする2つ折りタイプのものであるが、工程の上で煩わしさを考えると、好ましくは一辺を折り曲げたタイプのものが適当である。
開封帯1との接触部8(上部包材シール部)、208(開封帯シール部)、108(下部包材シール部)の域は、開封帯を容易に引き出すことができるように弱シールし、端部は摘み部101として、上下包材の接合部より若干長さ外にのぞかせておき、開封時に開封帯摘み部101を水平に引っ張って開封する。
さらに、図5に示すように、液状化粧料7を収納する密封収納部107は液漏れのないように既に蓋シール部材1と十分にシールされているから、上部包材10と下部包材9の接着は、密封状態を要するものではないから、蓋シール部材1に延在する開封帯を介在して上部包材10と下部包材9の接触する域は、図5に示すように点接着14で弱シールしてもよい。
図3に示すように蓋シール部材1の開封帯端部の摘み片101を引っ張って上部包材の液状収納部を開封する途中は、開封帯の引き出し長さに応じて、液状化粧料は化粧綿収納部106に流下して、化粧綿6と接触し、順次、含浸していく。また、開封帯の端部は、図6に示すように、端部が二股形101、102とすることによって、摘みの力を2片に分散してより開封を容易にすることができる。
密封収納部は、略80度以下の角度の鋭角部を有する平面菱形で、鋭角頂点A1と蓋シール部材の鋭角相当部A2は同一接合域を形成するが、鋭角相当部A2は下部包材のA3とは同一接合域を形成することはない。
なお、109は下部包材の壁部、110は上部包材の壁部、12は上部包材の熱シール部外面、112は下部包材熱シール部外面、13は上部包材の折曲げ部側の外面をそれぞれ示す。
本発明の化粧料包装体は、2つ折り包材の一方側に液状化粧料と他方側に化粧綿が収納可能な合成樹脂製の一体型コンパクトな包装体である。
上記成形用樹脂として、ポリオレフィン類、ポリアミド類、ポリエステル類、アクリル類、メタアクリル類、ポリウレタン類、ポリエーテルケトン類又はポリフェニレンオキシド類等の溶融成形可能な合成樹脂類があり、特にこれらの中ではポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン類を好ましく使用できる。
該包材の一面側には液状化粧料が気密に収納され、他面には化粧綿が収納される。
該密封収納部は、該包材の一面側において平面的に菱形に形成された凹部であり、射出成形、真空成形又は金型成形等の公知の成形技術で形成されてなるものである。
密封収納部に収容する対象物質は、化粧水又は乳液等の化粧料に加え、ペースト、クリーム又はゲル等高粘度の化粧料も収納可能である。
上部包材に設けられる密封収容部は、開口部が平面的に菱形であって、浅いトレー状であることが包装体のコンパクト化と、化粧料の充填量の適正化の点で好ましい。
菱形の収納部を密封にするためには、収納部の開口を蓋のシール部材で覆って収納部縁部を熱シールするが、シール部材としては液状化粧料の保存性、外界からのバリア性や機械的強度を確保できるシート部材であれば特段限定されるものではなく、金属又は合成樹脂等から形成される単層のシート類、ラミネートフィルム又は蒸着フィルム等の積層型フィルムを使用することができる。
蓋シール部材と開口縁部を熱シールするには、これらを直接熱シールしてもよく、ホットメルト、低融点樹脂又は接着剤を介在させて熱シールしてもよい。熱シール部の接着強度は、易剥離性となるように融点設計、組成設計又はシール温度等の手段により設定する。
熱シールの手段として、高周波、マイクロ波又は超音波等を利用した誘導加熱又は金型を利用した直接加熱手段等を採用することができる。
密封収納部をシールするシール部材は、開口部全体を覆うものであり、開口部より大きい面積を有しており、はみ出した部分(糊代部分)が平面菱形開口周縁の角隅部付近で折り返されて、蓋シール材の下面(化粧綿接触側)に開封帯として延出する。この開封帯の端部が摘み部として機能する。蓋シール部材と開封帯は別体でも使用可能であるが、一体成形した方が工程上有利であるし、一体である方が強度面でも好ましい。
蓋シール部材を平面菱形にするのは、開封帯の摘み部の引張り操作において、平面丸形や四角形に比して応力を集中しやすくするためで、頂点の角度を90度以下で、80度以下、好ましくは70度程度にするのが適当である。また、開封帯の引っ張り端部としては、引っ張り操作性、易剥離性の点で好ましくは二又形状がよい。この場合は、上部包材と下部包材の接合部から、二股の端部が突出することとなる。
シール部材と平面菱形の開口周縁部との熱シール部は、均一に熱シールされていてもよいが、開封帯を開封のための引っ張る操作のときに最初の応力が付加される部分を他の接合部分に比して相対的に弱シール部とするのが好ましい。弱シール部とするには、例えば熱シール時に温度差を利用する方法を適用すればよい。
本発明の化粧料包装体において使用する化粧綿は、通常、化粧用に用いられるものを選定すればよい。植物綿からなるコットンのようなセルロース質材料が適切であるが、合成繊維と混紡のウエッブを使用することもできる。
本発明の化粧料包装体において、包材は、該周囲部で剥離可能にシールされてなり、これらで囲まれる空間内に密封収納部と化粧綿が隣接するように配置されている。
さらに密封収納部は、使用前にシール部材でシールされており、シール部材から折り返されて外方に突出する開封帯の摘み部を使用時に弱い力で引っ張っても包装構造を壊すことなく、密封収納部を開口することができる。この操作により密封収納部内の液状化粧料が低粘度の場合には、化粧綿側へ移動し、化粧綿と接触し液状化粧料が外部へ散逸することもなく、確実に化粧綿に含浸、吸収される。
図1の四辺シールタイプ、図2、3の三辺シールタイプのいずれのものでも、上下包材のシール部を剥離して、含浸化粧綿を容易に取り出すことができる。該液状化粧料が、ペースト状、クリーム状又はゲル状のように高粘度で流動性が低い場合は、密封収納部を下に位置するようにして先に四辺又は三辺を剥離した後に、密封収納部をシールするシール部材を開封して化粧綿を取り出して、密封収納部に収納されている液状化粧料をぬぐい取るように取り出すことも可能である。このように高粘度の化粧料を収容するには、収納部を浅いトレー状とし、広口型の開口部にすることが取出し性の点で好ましい。
上下包材のシール部は、ヒートシール法あるいは、接着等の手段でシールするが、液状化粧料を含浸した化粧綿を取り出しやすくするために、イージーピールオフできるようにしておく。上部包材及び下部包材の接合する周囲のシール部を全体にわたってシールすることもできるが、容器のシール材から延出する開封帯の摘み部を外方へ突出せしめるように、摘み部の端部が上部包材と下部包材の間を挿通する接触部分は、ポイントシール、部分的シール又は接着力の弱い弱シールを施すことが好ましい。なお、この場合のシール方法については格別制限されるものではないが、熱シールが最も効率的である。
開封帯端部が、このように包装間から外方に突出する構造であると、引っ張りの際に指でつまみ易く、操作性が向上するので好適である。
さらに摘み部の存在を見やすくするために、印刷、着色、粗面化等の加工を施すこともできる。
[実施例]
以下に本発明の具体的態様について、実施例によってさらに詳しく説明する。
開口部が菱形でトレー状の密封収納部と、これに対して階段状に化粧綿収納部を真空成形法で設けたポリプロピレン製包材(包材A)を準備した。この密封収納部に、ペースト状ファンデーションを注入した後、開封帯を形成したアルミラミネートポリエチレンフィルム(シール部材)で開口部を覆い、平面菱形の周縁部を熱シールした。(開封帯は、角度70度の平面菱形の鋭角部の略頂点で折り返されて対角部へ向かって延出している)
次いで、化粧綿収納部にシート状の化粧綿を配置し収容した。次いで、ポリエチレン製包材(包材B)を、前記ポリプロピレン製包材に相対する位置に設け、周囲を熱的に易剥離性となるようにシールすることによって化粧料包装体を得た。(開封帯が挿通する位置は、ポイントシールとなっている。)
この化粧料包装体は、密封収納部がアルミラミネートフィルムでシールされているので、内容物の保存性に優れ、ペースト状ファンデーションは使用前まで変質することはなかった。また、コンパクトで軽量であるので携行性にも優れていた。
使用時において、包装体の外方に延出する開封帯を引っ張ったところ、弱い力でシール部材のアルミラミネートポリエチレンフィルムを剥離して密封収納部を開封することが可能であった。
次いで、包材Aと包材Bとを分離することによって内容物の化粧綿を取り出し、既に開封されたペースト状ファンデーションを付着して顔面に塗布した。
このように本発明の化粧料包装体は簡便な構造でありながら、内容物の取り出しが容易で、試供用見本として優れていた。
開口部が菱形でトレー状の密封収納部と、これに対して階段状に化粧綿収納部を真空成形法で設けたポリプロピレン製包材(包材A)を準備した。この密封収納部に、乳液化粧料を注入したのち、開封帯を形成したアルミラミネートポリエチレンフィルム(シール部材)で開口部を覆い、平面菱形の周縁部を熱シールした。(開封帯は、角度30度の平面菱形頂角部にほぼ一致する位置に基部が設けられており、基部で折り返されて対角部へ向かって延出している)
次いで、化粧綿収納部にシート状の化粧綿を配置し収容した。次いで、ポリエチレン製包材(包材B)を、前記ポリプロピレン製包材に相対する位置に設け、周囲を熱的に易剥離性となるようにシールすることによって化粧料包装体を得た。(開封帯が挿通する位置は、ポイントシールとなっている)
この化粧料包装体は、密封収納部がアルミラミネートフィルムでシールされているので、内容物の保存性に優れ乳液は使用前まで変質することはなかった。また、コンパクトで軽量であるので携行性にも優れていた。
使用時において、包装体の外方に延出する開封帯を引っ張ったところ、弱い力でシール部材のアルミラミネートポリエチレンフィルムを剥離して密封収納部を開封することが可能であり、乳液は化粧綿へと移動し、速やかに吸収された。また、乳液は包装体の外部に漏れ出すことはなかった。
次いで、包材Aと包材Bとを分離することによって乳液が含浸された化粧綿を取り出し、顔面をパッティングした。
このように本発明の化粧料包装体は簡便な構造でありながら、用時含浸操作が容易であり、時、場所を選ばない携帯用化粧用具として優れていた。
開口部が平面菱形でトレー状の密封収納部と、これに対して階段状に化粧綿収納部を真空成形法で設けたポリエチレン製包材を準備した。この密封収納部に、クリーム状アイシャドウを注入したのち、開封帯を形成したアルミラミネートポリエチレンフィルム(シール部材)で開口部を覆い、平面菱形の周縁部を熱シールした。(開封帯基部となる部分が相対的に弱シール部となるように約20℃の温度差を設け熱シールしている。また、開封帯は、角度45度の平面菱形頂角部にほぼ一致する位置に基部が設けられており、基部で折り返されて対角部へ向かって延出している)
次いで、化粧綿収納部にシート状の化粧綿を配置し収容した。次いで、同ポリエチレン製包材を、2つ折りとし、開いている残りの周囲を熱的に易剥離性となるようにシールすることによって化粧料包装体を得た。(開封帯が挿通する位置は、ポイントシールとなっている)
この化粧料包装体は、密封収納部がアルミラミネートフィルムでシールされているので、内容物の保存性に優れクリーム状アイシャドウは使用前まで変質することはなかった。また、コンパクトで軽量であるので携行性にも優れていた。
使用時において、包装体の外方に延出する開封帯を引っ張ったところ、付け根部分が相対的に弱シールとされているので、ごく弱い力でもシール部材のアルミラミネートポリエチレンフィルムを剥離して密封収納部を開封することが可能であった。
次いで、包材Aと包材Bとを分離することによって内容物の化粧綿を取り出し、既に開封されたクリーム状アイシャドウを付着して眼の下部に塗布した。
このように本発明の化粧料包装体は簡便な構造でありながら、内容物の取り出しが容易で、試供見本用として優れていた。
開口部が平面菱形でトレー状の密封収納部を真空成形法で設けたポリプロピレン製包材(包材A)を準備した。この密封収納部に、ペースト状ファンデーションを注入した後、開封帯を形成したアルミラミネートポリエチレンフィルム(シール部材)で開口部を覆い、平面菱形の周縁部を熱シールした。(開封帯は、角度70度の平面菱形頂角部にほぼ一致する位置に基部が設けられており、基部で折り返されて対角部へ向かって延出している)
次いで、矩形の化粧綿収納部を真空成形法で設けたポリエチレン製包材(包材B)を準備した。化粧綿収納部にシート状の化粧綿を配置し収容した。次いで、上記包材Aと包材Bを、シール部材と化粧綿が接するように配置し、周囲を熱的に易剥離性となるようにシールすることによって化粧料包装体を得た。(開封帯が挿通する位置は、ポイントシールとなっている)
この化粧料包装体は、密封収納部がアルミラミネートフィルムでシールされているので、内容物の保存性に優れペースト状ファンデーションは使用前まで変質することはなかった。また、コンパクトで軽量であるので携行性にも優れていた。
使用時に包装体の外方に延出する開封帯を引っ張ったところ、弱い力でシール部材のアルミラミネートポリエチレンフィルムを剥離して密封収納部を開封することが可能であった。
次いで、包材Aと包材Bとを分離することによって内容物の化粧綿を取り出し、既に開封されたペースト状ファンデーションを付着して顔面に塗布した。
このように本発明の化粧料包装体は簡便な構造でありながら、内容物の取り出しが容易で、試供見本用として優れていた。
比較例
開口部が、平面菱形でトレー状の密封収納部と、これに対して階段状に化粧綿収納部を真空成形法で設けたポリプロピレン製包材(包材A)を準備した。この密封収納部に、ペースト状ファンデーションを注入したのち、開封帯を形成したアルミラミネートポリエチレンフィルム(シール部材)で開口部を覆い、平面菱形の周縁部を熱シールした。(開封帯は、角度90度の平面菱形頂角部にほぼ一致する位置に基部が設けられており、基部で折り返されて対角部へ向かって延出している)
次いで、化粧綿収納部にシート状の化粧綿を配置し収容した。次いで、ポリエチレン製包材(包材B)を、前記ポリプロピレン製包材に相対する位置に設け、周囲を熱的に易剥離性となるようにシールすることによって化粧料包装体を得た。(開封帯が挿通する位置は、ポイントシールとなっている)
この化粧料包装体は、密封収納部がアルミラミネートフィルムでシールされているので、内容物の保存性に優れペースト状ファンデーションは使用前まで変質することはなかった。また、コンパクトで軽量であるので携行性にも優れていた。
使用時に包装体の外方に延出する開封帯を引っ張ったところ、シール部材のアルミラミネートポリエチレンフィルムを剥離しにくく、密封収納部の開封が困難であった。
本発明の包装体の概念断面図を示す。 本発明の包装体の概念断面図(別例)を示す。 本発明の包装体の開封途中の概念断面図を示す。 本発明の包装体の概念分解斜視図を示す。 本発明の包装体の概念分解斜視図(別例)を示す。 本発明の開封帯の斜視図(別例)
符号の説明
1 蓋シール部材とそれに延出する開封帯
101 開封帯摘み部
102 開封帯摘み部
2 折返し部
3 熱シール部
6 化粧綿
106 化粧綿収納部
7 液状化粧料
107 密封収納部
8 弱シール部(上部包材)
81 シール部(上部包材)
82 シール部(下部包材)
108 弱シール部(下部包材)
9 下部包材
109 下部包材壁部
10 上部包材
110 上部包材壁部
11 包材の折曲げ部
111 上部包材と下部包材のシール部
12 上部包材シール部の外面
112 下部包材シール部の外面
13 上部包材シール部の折曲げ側の外面
14 点接着
A1 密封収納部鋭角頂点(頂角部)
A2 蓋シール材鋭角部
A3 化粧綿収納部角部
B1 上部包材破断点
B2 下部包材破断点
208 開封帯シール部

Claims (7)

  1. 一面側に化粧綿の収納部と、他面側に液状化粧料の密封収納部を有しており、周囲の少なくとも一部が分離可能にヒートシールされてなる包装体であって、前記密封収納部は平面的に菱形であって、該菱形の全域が蓋シール部材で易剥離性にヒートシールされてなり、該蓋シール部材の端部から該密封収納部の開封を誘導するための開封帯が延出されてなり、かつ、該開封帯が折り返されて、包装体周囲に摘み片として突出させ、使用時に摘み片を水平方向に引っ張って液状化粧料を化粧綿に接触又は含浸せしめる構造であることを特徴とする化粧料包装体。
  2. 上記包装体の包材が、2つ折り包材であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料包装体。
  3. 該菱形の鋭角部は、角度80度以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧料包装体。
  4. 上記蓋シール部材が、上部包材と接合される菱形頂角部付近ではヒートシール時の温度差を利用して弱シールとされてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料包装体。
  5. 上記開封帯の摘み部を引っ張って開封帯を容易に引き抜が可能なように上部包材及び下部包材との接触部は、ポイントシール、部分的シール又は接着力の弱い弱シールすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料包装体。
  6. 上記開封帯の端部は、二又形状の摘み部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料包装体。
  7. 上記液状化粧料が、低粘度液体、ワックス状、クリーム状、ペースト状の化粧料から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧料包装体。
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