JP2002225932A - 開封が容易なシ―ルされた包装体 - Google Patents

開封が容易なシ―ルされた包装体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のブリスター包装容器等の包装体が内蔵
する欠点の改良を目的としてなされたもので、シールに
よる密閉性を確保しながら、容器から内容物を取出す際
に、容易にシールを剥がすことができる構造のブリスタ
ー包装容器等の包装体を提供することを目的とする。 【解決手段】 シール部材で上面縁周部がシールされた
ブリスター包装容器等の包装体であって、その剥離部に
おいて、剥離部の上面縁周部の外側に沿って容器形成材
が段差を形成するように折り曲げられており、且つ、容
器形成材と抓みしろとが相互に接しないように形成され
ていることを特徴の一つとし、また、その剥離部におけ
る上面縁周部の内側及び外側が共に共に角を形成すべく
成型されており、それ等角の頂点間の距離が、剥離部以
外の場所における上面周縁部の幅よりも短くなるように
形成されていることを特徴とするシールされたブリスタ
ー包装容器等の包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシールされた包装容
器または包装袋(以下、両者を総称する場合は、包装体
と言う)に関する。更に詳しくは、開封が容易なシール
された包装体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な物品が包装されて流通市場に置か
れ、或いは保存されている。物品の包装形態として、物
理的な硬さを有し一定の形体を保持する容器や柔軟性を
有し形体が変化する袋乃至袋状のものが多く採用されて
おり、それ等の場合において、収納物を空気から遮断す
るため、湿気から守るため、或いは、収納物からの水分
の逸散を防ぐため等、様々な目的のためにシールによる
密閉が行われている。
【0003】例えば、代表的な包装形態であるプラスチ
ック成型による包装容器において、所謂、深絞り成型
(ブリスター成型)された容器が様々な物品、例えば、
液体、固体を問わず、食品、医薬品、ガラス製品や精密
機械部品その他壊れやすい物、或いは振動を嫌う物等を
保存、輸送するために広く採用されている。ここでは、
プラスチックシートを加熱下にプレスしてポケット(空
間部)を形成させ、該空間部内に物品を収納し、容器の
上面縁周部をフィルムまたはフィルム状のシール部材、
例えば、プラスチックフィルム、ラミネートフィルム、
或いは金属箔等でシールされる(図1、図2)。
【0004】シールされたブリスター包装容器から内容
物を取出すときは、容器上面縁周部の一部、多くの場
合、角部(図1における9。以下、開封部という)におい
てシールの一端(抓みしろ)を抓んで剥がし始め、次いで
全体へと剥離を進める。この場合、剥離の開始を容易に
するために、開封部における抓みしろを該部の容器形成
材に接着しない構造とすることは既に行われている(図
2中7)。また、抓みしろを接着せず、且つ、該部の容
器形成材を段差が形成されるように折り曲げた構造も知
られている(図2及び図3における6)。しかし、従来の
ブリスター包装容器においては、開封部における抓みし
ろが長いため、段差を形成するように折り曲げられた容
器形成材と接しており(図4における6、7参照)、抓み
しろのみを抓むことが往々にして困難であった。これを
避けるために、図4を例にとれば、6の部分を設けず、
抓みしろ7が包装体の外に垂れ下がる構造を採用する場
合が多く見られる。しかし、この場合は、垂れ下がった
抓みしろが、運搬等の作業中に千切れたり、抓みしろが
引っ掛かってシールが不用意に開封されるという問題が
生じうる。
【0005】また、次のような問題もある。従来のブリ
スター包装容器の開封部における上面縁周部の形状は、
図5に示すように、a1―c1―b1及びa2―c2―b2
直線をなしているか、或いは、図6に示すように円弧を
形成している。図5、図6に示すように、従来品におけ
るc1―c2間の距離は、上面周縁部の開封部以外の部分
における幅a2―a3やb2―b3と、ほぼ同じである。そ
のために、シール部材の剥離が開始されるa1―c1―b
1の位置において既に大きな力を要し、剥離を内側へと
進めるにつれて剥離する距離・面積が大となり、剥離に
要する力も大となる。その力は、a2―c2―b2の位置
で最大となる(図13参照)。図13は、Y軸に剥離に要す
る力を、X軸に剥離の位置をとり、剥離の進行における
力の変化を示している。図中、点線は従来品の場合を示
している。従来品においては、剥離が開始されるa1
1―b1の位置における力Y2が既に相当大きく、a2
2―b2の位置において最大Y3に達し、その位置を過
ぎると一定レベルに落ちる。即ち、従来技術では、開封
のためにシールを剥がす際に、その開始時から力を要
し、作業性に欠ける点が避けられなかった。特に、液体
や水分の多い食品の包装においては、シールが強固にな
されるため、開封に当たり大きな力を要し、それを取扱
う場合が多い女性にとっては、決して好ましいことでは
ない。日常品については、高齢者が扱うことも考える
と、開封容易で密封性の優れた包装容器が強く望まれ
る。
【0006】以上、ブリスター成型容器を例にとって、
シール開封における従来品の問題点を説明したが、この
ような問題は、プラスチックの代わりにラミネートされ
た紙等を用いた包装容器のシール、2枚のシートを張り
合わせた形のシールされた袋等においても共通して見ら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のシー
ルされた包装容器や包装袋(以下、両者を総称する場合
は、包装体という)が内蔵する欠点の改良を目的として
なされたもので、シールによる密閉性を確保しながら、
包装体から内容物を取出す際に、容易にシールを剥がす
ことができる構造の包装体を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムまた
はフィルム状のシール部材を接着することによりシール
された包装体であって、その開封部において該シール部
材が抓みしろを形成している包装体において、開封部
におけるシール部材と包装体形成材との接着領域が、縁
周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄りに限定し
て設けられ、外縁寄りには非接着領域が設けられるこ
と、開封部における縁周部の外縁に沿って包装体形成
材が縁周部に対し段差を形成するように折り曲げられて
いること、及び抓みしろと開封部における縁周部の外
縁に沿って折り曲げられた容器形成材とが相互に接しな
いように、抓みしろが形成されていることを特徴とする
シールされた包装体である。
【0009】また、本発明は、フィルムまたはフィルム
状のシール部材を接着することによりシールされた包装
体というであって、その開封部において該シール部材が
抓みしろを形成している包装体において、開封部にお
ける縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、
且つ、縁周部の外縁または該内縁と該外縁に挟まれた領
域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって
角を形成していること、該縁周部の内縁に形成される
角の内角が該縁周部の外縁または該接着領域の外縁に形
成される角の内角よりも小さいこと、及びそれ等の角
の頂点間の距離が開封部以外の場所における周縁部の幅
よりも短くなるように形成されていることを特徴とする
シールされた包装体である。
【0010】更に、本発明は、フィルムまたはフィルム
状のシール部材を接着することによりシールされた包装
容器または包装袋(以下、包装体という)であって、その
開封部においてシール部材が抓みしろを形成している包
装体において、開封部におけるシール部材と包装体形
成材との接着領域が、縁周部の内縁と外縁とに挟まれた
領域の内縁寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接
着領域が設けられること、開封部における縁周部の外
縁に沿って包装体形成材が縁周部に対し段差を形成する
ように折り曲げられていること、及び抓みしろと開封
部における縁周部の外縁に沿って折り曲げられた包装体
形成材とが相互に接しないように、抓みしろが形成され
ていること、開封部における縁周部の内縁が外側に向
かって角を形成しており、且つ、縁周部の外縁と該内縁
とに挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が
外側に向かって角を形成していること、該縁周部の内
縁に形成される角の内角が該接着領域の外縁に形成され
る角の内角よりも小さいこと、及びそれ等の角の頂点
間の距離が開封部以外の場所における周縁部の幅よりも
短くなるように形成されていることを特徴とするシール
された包装体である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の概要を、代表的な包装形
態である、シール部材で上面縁周部がシールされたブリ
スター包装容器を例にとってすれば次の通りである。即
ち、本発明のシール部材で上面縁周部がシールされたブ
リスター包装容器は、開封部におけるシール部材と容
器形成材との接着領域が、上面縁周部の内縁と外縁とに
挟まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ、外縁寄り
には非接着領域が設けられること、開封部における上
面縁周部の外縁に沿って容器形成材が上面縁周部に対し
段差を形成するように折り曲げられていること、及び
抓みしろと開封部における上面縁周部の外縁に沿って折
り曲げられた容器形成材とが相互に接しないように抓み
しろが形成されていることにより、抓みしろを容易に抓
むことを可能とする。
【0012】また、開封部における上面縁周部の内縁
が外側に向かって角を形成しており、且つ、上面縁周部
の外縁または該内縁と該外縁に挟まれた領域の内側に設
けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成して
いること、該上面縁周部の内縁に形成される角の内角
が該上面縁周部の外縁または該接着領域の外縁に形成さ
れる角の内角よりも小さいこと、及びそれ等の角の頂
点間の距離が開封部以外の場所における上面周縁部の幅
よりも短くなるように形成されていることにより、大き
な力を必要とせずに開封することを可能とする。
【0013】好ましい態様は、シール部材が上面縁周部
で容器形成材と接着することによりシールされたブリス
ター包装容器であって、その開封部においてシール部材
が抓みしろを形成しているブリスター包装容器におい
て、開封部におけるシール部材と容器形成材との接着
領域が、上面縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内
縁寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が
設けられること、開封部における上面縁周部の外縁に
沿って容器形成材が上面縁周部に対し段差を形成するよ
うに折り曲げられていること、抓みしろと開封部にお
ける上面縁周部の外縁に沿って折り曲げられた容器形成
材とが相互に接しないように、抓みしろが形成されてい
ること、開封部における上面縁周部の内縁が外側に向
かって角を形成しており、且つ、上面縁周部の外縁と該
内縁とに挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外
縁が外側に向かって角を形成していること、該上面縁
周部の内縁に形成される角の内角が該接着領域の外縁に
形成される角の内角よりも小さいこと、及びそれ等の
角の頂点間の距離が開封部以外の場所における上面周縁
部の幅よりも短くなるように形成されていることを特徴
とするブリスター包装容器である。
【0014】本発明に関わるブリスター包装容器の開封
部においては、まず、開封部におけるシール部材と容器
形成材との接着領域が、上面縁周部の内縁と外縁とに挟
まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ(図7におけ
る斜線を施した領域であり、図8における5の部分)、
外縁寄りには非接着領域(図7における8。図8におけ
る8の部分)が設けられる。開封部における接着領域の
幅は、密封性を確保するために、通常、2〜3mmとる
ことが好ましい。かくして、非接着領域により、抓みし
ろを引き上げることが容易となる。なお、従来品では非
接着領域が設けられていないため、抓みにくさがつきま
とうことになる。
【0015】更に、本発明に関わるブリスター包装容器
の開封部においては、上面縁周部の外側に沿って容器形
成材6が段差を形成するように折り曲げられ(図7及び
図8における6)、且つ、容器形成材と抓みしろとが相
互に接しない程度に、抓みしろが形成されている(図8
における6と7)ため、開封に当たり抓みしろ7が従来
品のように抓み難いということがない。しかも、容器の
密封性は上面縁周部3におけるシール部材の接着面5に
より充分に確保される。
【0016】ここで、容器形成材と抓みしろとが相互に
接しない程度に抓みしろを形成するためには、折り曲げ
られた容器形成材6と上面縁周部との段差の高さ、抓み
しろを形成するシール部材の撓り度(所謂、こしの強さ)
及び抓みしろの長さとの関係が勘案される。かくして、
抓みしろ7の外縁と折り曲げられた容器形成材6の外縁
とが離れていることにより、抓みしろ7の外縁を指先で
引っ掛けて抓みしろ7のみを容易に抓むことができる。
また、抓みしろ7は容器形成材6により保護されている
ため、不用意に千切れたり、開封したりすることが防止
される。
【0017】図9は、ブリスター包装容器を例にとった
場合の、開封時において要する力を少なくするための本
発明に関わる開封部の構造を示す。上面縁周部3の開封
部における内側a3―c2―b3はc2において角(突部)を
形成しており、外側a1―c1―b1においても、c1で角
(突部)を形成している。ここで、c2の角度(内角)は、
1における角度(内角)よりも小さい角度が選ばれる。
なお、図9において、6は、上面縁周部の外側a1―c1
―b1に沿って容器形成材が段差を形成するように折り
曲げられている。図10は、図9の構造に加えて、非接着
領域8が設けられている場合を示す。その破線における
断面を図8に示す。図11は、図10の構造を示す立体図で
ある。
【0018】なお、本発明の開封部の構造は、四角形の
容器に限られることはなく、円形の容器においても適用
できる(図12参照)。図12は、上面周縁部の外縁まで接
着面が設けられており、その外側に沿って容器形成材が
折り曲げられた部分6を有する場合を例示している。
【0019】本発明に関わるブリスター包装容器の開封
部においては、上面縁周部の外側a1―c1―b1に角が
形成され、且つ、同内側a3―c2―b3はc2においても
角が形成されているために、剥離開始時の力が小さくて
済む。しかも、内側と外側の角の頂点c1―c2を結ぶ距
離が、上面縁周部の他の部分における幅a2―a3やb2
―b3よりも短いため、剥離に力を要する距離が短くて
済み、且つ、剥離に要する力が最大になる位置a2―b2
に剥離が進む前に、角c2が剥離に要する力を減じるた
め最大の力も少なくて済む。この関係を図12の実線で示
す。図中、Y0は開始時の力の大きさを、Y1は最大の力
の大きさを示す。従来品の場合(点線)に比較して、本発
明の構造においては、開封開始時及び最大の力が小さく
て済み、且つ、最大に達するまでの距離(又は時間)も
短いことが明らかである。
【0020】本発明のブリスター包装容器は、通常の技
術手段を利用して、一回のブリスター成型で作製するこ
とができ、材料も、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等、通常使用されるものから適宜選ぶことができ
る。
【0021】本発明は、ブリスター包装容器に限ること
なく、プラスチックの代わりにラミネートされた紙等を
用いた包装容器のシール、2枚のシートの外縁の全部ま
たは一部を張り合わせることによりシールされた袋等、
様々な包装体のシールを開封容易にするために、ブリス
ター包装容器について例示した構造を同様に適用でき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、密閉性を確保しつつ、
開封が容易なブリスター包装容器他各種の包装体が提供
される。しかも、その構造は、ブリスター一体成型では
勿論のこととして、他の包装体についても容易に製作す
ることができる。
【0023】本発明の包装容器は、その作業性の良好さ
の故に、各種食品や化学品のシール包装、壊れ易い精密
器具のシール包装、薬液を充填したシリンジ等を包装す
るためのブリスター包装容器のシール包装として適して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシールで密閉されたブリスター包装容器
の一例を示す上面図であり、斜線部は接着領域を示す。
【図2】図1のブリスター包装容器の断面図を示す。
【図3】従来のブリスター包装容器における開封部の一
例を示す上面図であり、斜線部は接着領域を示す。
【図4】図3の開封部の断面図を示す。
【図5】図3の開封部の説明図。
【図6】従来のブリスター包装容器において開封部が円
弧を形成している例についての説明図。
【図7】本発明のブリスター包装容器における開封部の
一例を示す上面図であり、抓みしろが容器形成材と接着
していない領域8と容器形成材が上面縁周部に対して段
差を形成するべく折り曲げられた部分6とを備えている
例を示す。
【図8】図7の開封部の断面図。
【図9】本発明のブリスター包装容器における開封部の
他の例に関わる説明図であり、上面縁周部外縁に角c1
が、内縁に角c2が設けられ、且つ、容器形成材が上面
縁周部に対して段差を形成するべく折り曲げられた部分
6が設けられている例を示す。
【図10】本発明のブリスター包装容器における開封部の
他の例を示す上面図であり、図9の構造に加えて、抓み
しろが容器形成材と接着していない領域8を備えている
例を示す。斜線部は接着領域を示す。
【図11】図10の開封部の斜視図。斜線部は接着領域を示
す。
【図12】本発明のブリスター包装容器における開封部の
構造を円形の場合に適用した例に関わる説明図であり、
図は、抓みしろが容器形成材と接着していない領域が設
けられていない例を示している。
【図13】シール開封において必要とされる力の経時的変
化を示す。実線は本発明の場合を示し、点線は従来品の
場合を示す。
【符号の説明】
1:ブリスター包装容器 2:ブリスター包装容器の空間部 3:上面縁周部 4:シール部材 5:シール部材と上面縁周部との接着面 6:開封部において上面縁周部に対して段差を形成する
べく折り曲げられた容器形成材 7:開封部において容器形成材に接着されていない抓み
しろ 8:開封部におけるシール部材と容器形成材との非接着
領域 9:開封部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムまたはフィルム状のシール部材
    を接着することによりシールされた包装容器または包装
    袋(以下、包装体という)であって、その開封部において
    該シール部材が抓みしろを形成している包装体におい
    て、開封部におけるシール部材と包装体形成材との接
    着領域が、縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁
    寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が設
    けられること、開封部における縁周部の外縁に沿って
    包装体形成材が縁周部に対し段差を形成するように折り
    曲げられていること、及び抓みしろと開封部における
    縁周部の外縁に沿って折り曲げられた容器形成材とが相
    互に接しないように、抓みしろが形成されていることを
    特徴とするシールされた包装体。
  2. 【請求項2】 フィルムまたはフィルム状のシール部材
    を接着することによりシールされた包装容器または包装
    袋(以下、包装体という)であって、その開封部において
    該シール部材が抓みしろを形成している包装体におい
    て、開封部における縁周部の内縁が外側に向かって角
    を形成しており、且つ、縁周部の外縁または該内縁と該
    外縁に挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁
    が外側に向かって角を形成していること、該縁周部の
    内縁に形成される角の内角が該縁周部の外縁または該接
    着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、
    及びそれ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所に
    おける周縁部の幅よりも短くなるように形成されている
    ことを特徴とするシールされた包装体。
  3. 【請求項3】 フィルムまたはフィルム状のシール部材
    を接着することによりシールされた包装容器または包装
    袋(以下、包装体という)であって、その開封部において
    シール部材が抓みしろを形成している包装体において、
    開封部におけるシール部材と包装体形成材との接着領
    域が、縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄り
    に限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が設けら
    れること、開封部における縁周部の外縁に沿って包装
    体形成材が縁周部に対し段差を形成するように折り曲げ
    られていること、及び抓みしろと開封部における縁周
    部の外縁に沿って折り曲げられた包装体形成材とが相互
    に接しないように、抓みしろが形成されていること、
    開封部における縁周部の内縁が外側に向かって角を形成
    しており、且つ、縁周部の外縁と該内縁とに挟まれた領
    域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって
    角を形成していること、該縁周部の内縁に形成される
    角の内角が該接着領域の外縁に形成される角の内角より
    も小さいこと、及びそれ等の角の頂点間の距離が開封
    部以外の場所における周縁部の幅よりも短くなるように
    形成されていることを特徴とするシールされた包装体。
  4. 【請求項4】 包装体が不透水性の容器または袋である
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載のシールされた包
    装体。
  5. 【請求項5】 不透水性の包装体がシールされたプラス
    チックの包装体であることを特徴とする請求項4記載の
    シールされた包装体。
  6. 【請求項6】 不透水性の包装体がシールされたブリス
    ター包装容器であることを特徴とする請求項5記載のシ
    ールされた包装体。
  7. 【請求項7】 不透水性の包装体が、不透水性フィルム
    またはフィルム状のシートの外縁の全部または一部を接
    着させてなる包装袋であることを特徴とする請求項4記
    載のシールされた包装体。
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