JP4651205B2 - 開封が容易なシ―ルされた包装体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシールされた包装容器または包装袋(以下、両者を総称する場合は、包装体と言う)に関する。更に詳しくは、開封が容易なシールされた包装体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な物品が包装されて流通市場に置かれ、或いは保存されている。物品の包装形態として、物理的な硬さを有し一定の形体を保持する容器や柔軟性を有し形体が変化する袋乃至袋状のものが多く採用されており、それ等の場合において、収納物を空気から遮断するため、湿気から守るため、或いは、収納物からの水分の逸散を防ぐため等、様々な目的のためにシールによる密閉が行われている。
【0003】
例えば、代表的な包装形態であるプラスチック成型による包装容器において、所謂、深絞り成型(ブリスター成型)された容器が様々な物品、例えば、液体、固体を問わず、食品、医薬品、ガラス製品や精密機械部品その他壊れやすい物、或いは振動を嫌う物等を保存、輸送するために広く採用されている。ここでは、プラスチックシートを加熱下にプレスしてポケット(空間部)を形成させ、該空間部内に物品を収納し、容器の上面縁周部をフィルムまたはフィルム状のシール部材、例えば、プラスチックフィルム、ラミネートフィルム、或いは金属箔等でシールされる(図1、図2)。
【0004】
シールされたブリスター包装容器から内容物を取出すときは、容器上面縁周部の一部、多くの場合、角部(図1における9。以下、開封部という)においてシールの一端(抓みしろ)を抓んで剥がし始め、次いで全体へと剥離を進める。この場合、剥離の開始を容易にするために、開封部における抓みしろを該部の容器形成材に接着しない構造とすることは既に行われている(図2中7)。また、抓みしろを接着せず、且つ、該部の容器形成材を段差が形成されるように折り曲げた構造も知られている(図2及び図3における6)。しかし、従来のブリスター包装容器においては、開封部における抓みしろが長いため、段差を形成するように折り曲げられた容器形成材と接しており(図4における6、7参照)、抓みしろのみを抓むことが往々にして困難であった。これを避けるために、図4を例にとれば、6の部分を設けず、抓みしろ7が包装体の外に垂れ下がる構造を採用する場合が多く見られる。しかし、この場合は、垂れ下がった抓みしろが、運搬等の作業中に千切れたり、抓みしろが引っ掛かってシールが不用意に開封されるという問題が生じうる。
【0005】
また、次のような問題もある。従来のブリスター包装容器の開封部における上面縁周部の形状は、図5に示すように、a1―c1―b1及びa2―c2―b2が直線をなしているか、或いは、図6に示すように円弧を形成している。図5、図6に示すように、従来品におけるc1―c2間の距離は、上面周縁部の開封部以外の部分における幅a2―a3やb2―b3と、ほぼ同じである。そのために、シール部材の剥離が開始されるa1―c1―b1の位置において既に大きな力を要し、剥離を内側へと進めるにつれて剥離する距離・面積が大となり、剥離に要する力も大となる。その力は、a2―c2―b2の位置で最大となる(図13参照)。図13は、Y軸に剥離に要する力を、X軸に剥離の位置をとり、剥離の進行における力の変化を示している。図中、点線は従来品の場合を示している。従来品においては、剥離が開始されるa1―c1―b1の位置における力Y2が既に相当大きく、a2―c2―b2の位置において最大Y3に達し、その位置を過ぎると一定レベルに落ちる。即ち、従来技術では、開封のためにシールを剥がす際に、その開始時から力を要し、作業性に欠ける点が避けられなかった。特に、液体や水分の多い食品の包装においては、シールが強固になされるため、開封に当たり大きな力を要し、それを取扱う場合が多い女性にとっては、決して好ましいことではない。日常品については、高齢者が扱うことも考えると、開封容易で密封性の優れた包装容器が強く望まれる。
【0006】
以上、ブリスター成型容器を例にとって、シール開封における従来品の問題点を説明したが、このような問題は、プラスチックの代わりにラミネートされた紙等を用いた包装容器のシール、2枚のシートを張り合わせた形のシールされた袋等においても共通して見られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のシールされた包装容器や包装袋(以下、両者を総称する場合は、包装体という)が内蔵する欠点の改良を目的としてなされたもので、シールによる密閉性を確保しながら、包装体から内容物を取出す際に、容易にシールを剥がすことができる構造の包装体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フィルムまたはフィルム状のシール部材を接着することによりシールされた包装容器または包装袋(以下、包装体という)であって、その開封部において該シール部材が抓みしろを形成している包装体に関するものである。
【0009】
また、本発明は、フィルムまたはフィルム状のシール部材を接着することによりシールされた包装体であって、その開封部において該シール部材が抓みしろを形成している包装体において、イ:開封部における縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、且つ、縁周部の外縁または該内縁と該外縁に挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成していること、ロ:該縁周部の内縁に形成される角の内角が該縁周部の外縁または該接着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、ハ:それ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所における周縁部の幅よりも短くなるように形成されていること、及びニ:前記縁周部の内縁に形成される角の頂点が、前記接着領域の外縁が前記縁周部の外縁と交わる2点間を結ぶ直線よりも前記接着領域の外縁に形成される角の頂点側に位置することを特徴とするシールされた包装体である。
【0010】
更に、本発明は、フィルムまたはフィルム状のシール部材を接着することによりシールされた包装容器または包装袋(以下、包装体という)であって、その開封部においてシール部材が抓みしろを形成している包装体において、ホ:開封部におけるシール部材と包装体形成材との接着領域が、縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が設けられること、へ:開封部における縁周部の外縁に沿って包装体形成材が縁周部に対し段差を形成するように折り曲げられていること、ト:抓みしろと開封部における縁周部の外縁に沿って折り曲げられた包装体形成材とが相互に接しないように、抓みしろが形成されていること、イ:開封部における縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、且つ、縁周部の外縁と該内縁とに挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成していること、ロ:該縁周部の内縁に形成される角の内角が該接着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、ハ:それ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所における周縁部の幅よりも短くなるように形成されていること、及びニ:前記縁周部の内縁に形成される角の頂点が、前記接着領域の外縁が前記縁周部の外縁と交わる2点間を結ぶ直線よりも前記接着領域の外縁に形成される角の頂点側に位置することを特徴とするシールされた包装体である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の概要を、代表的な包装形態である、シール部材で上面縁周部がシールされたブリスター包装容器を例にとってすれば次の通りである。即ち、本発明のシール部材で上面縁周部がシールされたブリスター包装容器は、ホ:開封部におけるシール部材と容器形成材との接着領域が、上面縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が設けられること、ヘ:開封部における上面縁周部の外縁に沿って容器形成材が上面縁周部に対し段差を形成するように折り曲げられていること、及びト:抓みしろと開封部における上面縁周部の外縁に沿って折り曲げられた容器形成材とが相互に接しないように抓みしろが形成されていることにより、抓みしろを容易に抓むことを可能とする。
【0012】
また、イ:開封部における上面縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、且つ、上面縁周部の外縁または該内縁と該外縁に挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成していること、ロ:該上面縁周部の内縁に形成される角の内角が該上面縁周部の外縁または該接着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、ハ:それ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所における上面周縁部の幅よりも短くなるように形成されていること、及びニ:前記縁周部の内縁に形成される角の頂点が、前記接着領域の外縁が前記縁周部の外縁と交わる2点間を結ぶ直線よりも前記接着領域の外縁に形成される角の頂点側に位置することにより、大きな力を必要とせずに開封することを可能とする。
【0013】
好ましい態様は、シール部材が上面縁周部で容器形成材と接着することによりシールされたブリスター包装容器であって、その開封部においてシール部材が抓みしろを形成しているブリスター包装容器において、ホ:開封部におけるシール部材と容器形成材との接着領域が、上面縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が設けられること、ヘ:開封部における上面縁周部の外縁に沿って容器形成材が上面縁周部に対し段差を形成するように折り曲げられていること、ト:抓みしろと開封部における上面縁周部の外縁に沿って折り曲げられた容器形成材とが相互に接しないように、抓みしろが形成されていること、イ:開封部における上面縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、且つ、上面縁周部の外縁と該内縁とに挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成していること、ロ:該上面縁周部の内縁に形成される角の内角が該接着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、ハ:それ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所における上面周縁部の幅よりも短くなるように形成されていること、及びニ:前記縁周部の内縁に形成される角の頂点が、前記接着領域の外縁が前記縁周部の外縁と交わる2点間を結ぶ直線よりも前記接着領域の外縁に形成される角の頂点側に位置することを特徴とするブリスター包装容器である。
【0014】
本発明に関わるブリスター包装容器の開封部においては、まず、開封部におけるシール部材と容器形成材との接着領域が、上面縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ(図7における斜線を施した領域であり、図8における5の部分)、外縁寄りには非接着領域(図7における8。図8における8の部分)が設けられる。開封部における接着領域の幅は、密封性を確保するために、通常、2〜3mmとることが好ましい。かくして、非接着領域により、抓みしろを引き上げることが容易となる。なお、従来品では非接着領域が設けられていないため、抓みにくさがつきまとうことになる。
【0015】
更に、本発明に関わるブリスター包装容器の開封部においては、上面縁周部の外側に沿って容器形成材6が段差を形成するように折り曲げられ(図7及び図8における6)、且つ、容器形成材と抓みしろとが相互に接しない程度に、抓みしろが形成されている(図8における6と7)ため、開封に当たり抓みしろ7が従来品のように抓み難いということがない。しかも、容器の密封性は上面縁周部3におけるシール部材の接着面5により充分に確保される。
【0016】
ここで、容器形成材と抓みしろとが相互に接しない程度に抓みしろを形成するためには、折り曲げられた容器形成材6と上面縁周部との段差の高さ、抓みしろを形成するシール部材の撓り度(所謂、こしの強さ)及び抓みしろの長さとの関係が勘案される。かくして、抓みしろ7の外縁と折り曲げられた容器形成材6の外縁とが離れていることにより、抓みしろ7の外縁を指先で引っ掛けて抓みしろ7のみを容易に抓むことができる。また、抓みしろ7は容器形成材6により保護されているため、不用意に千切れたり、開封したりすることが防止される。
【0017】
図9は、ブリスター包装容器を例にとった場合の、開封時において要する力を少なくするための本発明に関わる開封部の構造を示す。上面縁周部3の開封部における内側a3―c2―b3はc2において角(突部)を形成しており、外側a1―c1―b1においても、c1で角(突部)を形成している。ここで、c2の角度(内角)は、c1における角度(内角)よりも小さい角度が選ばれる。従って、図9に示すブリスター包装容器においては、その縁周部3の内縁に形成される角の頂点(c 2 )が、接着領域(接着面5)の外縁が前記縁周部3の外縁と交わる2点(a 2 ,b 2 )間を結ぶ直線(a 2 −b 2 )を境にして前記接着領域(接着面5)の外縁に形成される角の頂点(c 1 )側に位置するようになっている。なお、図9において、6は、上面縁周部の外側a1―c1―b1に沿って容器形成材が段差を形成するように折り曲げられている。図10は、図9の構造に加えて、非接着領域8が設けられている場合を示す。その破線における断面を図8に示す。図11は、図10の構造を示す立体図である。
【0018】
なお、本発明の開封部の構造は、四角形の容器に限られることはなく、円形の容器においても適用できる(図12参照)。図12は、上面周縁部の外縁まで接着面が設けられており、その外側に沿って容器形成材が折り曲げられた部分6を有する場合を例示している。
【0019】
本発明に関わるブリスター包装容器の開封部においては、上面縁周部の外側a1―c1―b1に角が形成され、且つ、同内側a3―c2―b3はc2においても角が形成されているために、剥離開始時の力が小さくて済む。しかも、内側と外側の角の頂点c1―c2を結ぶ距離が、上面縁周部の他の部分における幅a2―a3やb2―b3よりも短いため、剥離に力を要する距離が短くて済み、且つ、剥離に要する力が最大になる位置a2―b2に剥離が進む前に、角c2が剥離に要する力を減じるため最大の力も少なくて済む。この関係を図13の実線で示す。図中、Y0は開始時の力の大きさを、Y1は最大の力の大きさを示す。従来品の場合(点線)に比較して、本発明の構造においては、開封開始時及び最大の力が小さくて済み、且つ、最大に達するまでの距離(又は時間)も短いことが明らかである。
【0020】
本発明のブリスター包装容器は、通常の技術手段を利用して、一回のブリスター成型で作製することができ、材料も、ポリエチレンテレフタレート(PET)等、通常使用されるものから適宜選ぶことができる。
【0021】
本発明は、ブリスター包装容器に限ることなく、プラスチックの代わりにラミネートされた紙等を用いた包装容器のシール、2枚のシートの外縁の全部または一部を張り合わせることによりシールされた袋等、様々な包装体のシールを開封容易にするために、ブリスター包装容器について例示した構造を同様に適用できる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、密閉性を確保しつつ、開封が容易なブリスター包装容器他各種の包装体が提供される。しかも、その構造は、ブリスター一体成型では勿論のこととして、他の包装体についても容易に製作することができる。
【0023】
本発明の包装容器は、その作業性の良好さの故に、各種食品や化学品のシール包装、壊れ易い精密器具のシール包装、薬液を充填したシリンジ等を包装するためのブリスター包装容器のシール包装として適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシールで密閉されたブリスター包装容器の一例を示す上面図であり、斜線部は接着領域を示す。
【図2】図1のブリスター包装容器の断面図を示す。
【図3】従来のブリスター包装容器における開封部の一例を示す上面図であり、斜線部は接着領域を示す。
【図4】図3の開封部の断面図を示す。
【図5】図3の開封部の説明図。
【図6】従来のブリスター包装容器において開封部が円弧を形成している例についての説明図。
【図7】本発明のブリスター包装容器における開封部の一例を示す上面図であり、抓みしろが容器形成材と接着していない領域8と容器形成材が上面縁周部に対して段差を形成するべく折り曲げられた部分6とを備えている例を示す。
【図8】図7の開封部の断面図。
【図9】本発明のブリスター包装容器における開封部の他の例に関わる説明図であり、上面縁周部外縁に角c1が、内縁に角c2が設けられ、且つ、容器形成材が上面縁周部に対して段差を形成するべく折り曲げられた部分6が設けられている例を示す。
【図10】本発明のブリスター包装容器における開封部の他の例を示す上面図であり、図9の構造に加えて、抓みしろが容器形成材と接着していない領域8を備えている例を示す。斜線部は接着領域を示す。
【図11】図10の開封部の斜視図。斜線部は接着領域を示す。
【図12】本発明のブリスター包装容器における開封部の構造を円形の場合に適用した例に関わる説明図であり、図は、抓みしろが容器形成材と接着していない領域が設けられていない例を示している。
【図13】シール開封において必要とされる力の経時的変化を示す。実線は本発明の場合を示し、点線は従来品の場合を示す。
【符号の説明】
1:ブリスター包装容器
2:ブリスター包装容器の空間部
3:上面縁周部
4:シール部材
5:シール部材と上面縁周部との接着面
6:開封部において上面縁周部に対して段差を形成するべく折り曲げられ
た容器形成材
7:開封部において容器形成材に接着されていない抓みしろ
8:開封部におけるシール部材と容器形成材との非接着領域
9:開封部

Claims (6)

  1. フィルムまたはフィルム状のシール部材を接着することによりシールされた包装容器または包装袋(以下、包装体という)であって、その開封部において該シール部材が抓みしろを形成している包装体において、イ:開封部における縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、且つ、縁周部の外縁または該内縁と該外縁に挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成していること、ロ:該縁周部の内縁に形成される角の内角が該縁周部の外縁または該接着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、ハ:それ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所における周縁部の幅よりも短くなるように形成されていること、及びニ:前記縁周部の内縁に形成される角の頂点が、前記接着領域の外縁が前記縁周部の外縁と交わる2点間を結ぶ直線よりも前記接着領域の外縁に形成される角の頂点側に位置することを特徴とするシールされた包装体。
  2. フィルムまたはフィルム状のシール部材を接着することによりシールされた包装容器または包装袋(以下、包装体という)であって、その開封部においてシール部材が抓みしろを形成している包装体において、ホ:開封部におけるシール部材と包装体形成材との接着領域が、縁周部の内縁と外縁とに挟まれた領域の内縁寄りに限定して設けられ、外縁寄りには非接着領域が設けられること、へ:開封部における縁周部の外縁に沿って包装体形成材が縁周部に対し段差を形成するように折り曲げられていること、ト:抓みしろと開封部における縁周部の外縁に沿って折り曲げられた包装体形成材とが相互に接しないように、抓みしろが形成されていること、イ:開封部における縁周部の内縁が外側に向かって角を形成しており、且つ、縁周部の外縁と該内縁とに挟まれた領域の内側に設けられた接着領域の外縁が外側に向かって角を形成していること、ロ:該縁周部の内縁に形成される角の内角が該接着領域の外縁に形成される角の内角よりも小さいこと、ハ:それ等の角の頂点間の距離が開封部以外の場所における周縁部の幅よりも短くなるように形成されていること、及びニ:前記縁周部の内縁に形成される角の頂点が、前記接着領域の外縁が前記縁周部の外縁と交わる2点間を結ぶ直線よりも前記接着領域の外縁に形成される角の頂点側に位置することを特徴とするシールされた包装体。
  3. 包装体が不透水性の容器または袋であることを特徴とする請求項1又は2記載のシールされた包装体。
  4. 不透水性の包装体がシールされたプラスチックの包装体であることを特徴とする請求項記載のシールされた包装体。
  5. 不透水性の包装体がシールされたブリスター包装容器であることを特徴とする請求項記載のシールされた包装体。
  6. 不透水性の包装体が、不透水性フィルムまたはフィルム状のシートの外縁の全部または一部を接着させてなる包装袋であることを特徴とする請求項記載のシールされた包装体。
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