JPH084441Y2 - インナーシール材付きキャップ - Google Patents

インナーシール材付きキャップ

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JPH084441Y2
JPH084441Y2 JP3671090U JP3671090U JPH084441Y2 JP H084441 Y2 JPH084441 Y2 JP H084441Y2 JP 3671090 U JP3671090 U JP 3671090U JP 3671090 U JP3671090 U JP 3671090U JP H084441 Y2 JPH084441 Y2 JP H084441Y2
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JP
Japan
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cap
seal material
inner seal
layer
opening
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弘志 佐藤
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、粉末コーヒー等を収納するビン容器の開口
部を密封するインナーシール材を装着したキャップに関
する。
〈従来の技術〉 従来インナーシール材は、例えば特開昭55−107658号
公報に示されるように、螺子式キャップの内天面に形成
された嵌合部に嵌合されてキャップに装着されており、
この状態で容器に被着され、接着剤またはインナーシー
ル材自体の熱接着層により容器の開口部を密封してい
た。
密封された容器を開封するには、キャップを回転させ
ることにより、キャップが持ち上がると同時にインナー
シール材が嵌合部により持ち上げられ(この時インナー
シール材は容器に接着されているのでキャップの嵌合部
内でキャップに対して回転している)、メンブレン層と
再封層とが剥離し、メンブレン層は容器開口部に残り、
再封層はキャップに保持された状態となる。このメンブ
レン層を剥がすか一部を破ることにより、始めて内容物
を取り出すことかできる。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、金属薄膜を含むインナーシール材を容器開
口部に接合する場合、特公昭43−11958号公報に示され
るような、高周波誘導加熱により金属薄膜を発熱させて
接着層を溶融させ、容器に接合させる方法が採用でき
る。この方法は溶剤を用いないので食品衛生上好まし
い。また、この方法によればメンブレン層は綺麗に剥が
れるので、開口部が綺麗で好ましい。
ここで、メンブレン層を剥がすためには、開封用舌片
を備えていることが好ましいが、従来のインナーシール
材は上記のようにキャップに嵌合させるために再封層と
してある程度の剛性を有する材料が選択されなければな
らず、実際には0.75mm程度の厚手のボール紙や段ボール
紙が使用されており、このインナーシール材に開封用舌
片を形成し、キャップへ嵌合して開封すると、インナー
シール材がキャップに対して回転するためその部分が嵌
合部を乗り越えてしまい、インナーシール材がキャップ
からはずれてしまった。そこで、再封層として、嵌合部
を乗り越えない、0.4mm程度の薄手の材料を選択する
と、今度はキャップに対する嵌合力が不足し、キャップ
を回転させてもインナーシール材が持ち上がらず、キャ
ップから外れてしまって再封層とメンブレン層が剥離せ
ず、開封できないといった問題が生じる。
本考案は、上述した問題を解決したもので、インナー
シール材に開封用舌片を形成してもキャップへの装着が
可能で、しかも再封層として薄手の材料を用いてもイン
ナーシール材の機能が発揮できる、インナーシール材付
きキャップを提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 すなわち、本考案は、メンブレナ層と再封層とからな
り、かつ、開封用舌片を備えたインナーシール材が、未
接着状態の縁部を残してキャップ内天面に接着されてい
ることを特徴とする、インナーシール材付きキャップで
ある。
〈作用〉 上述した構成からなる本考案のインナーシール材付き
キャップは、従来同様にして容器開口部に接合され、開
口部を密封する。そして、開封のためキャップを回す
と、インナーシール材はキャップとともに回転し、持ち
上がる。そして、未接着状態の縁部が上昇および回転の
力を受けて撓み、これによりメンブレン層と再封層とが
剥離して、メンブレン層が容器開口部に残り、再封層が
キャップに保持された状態となる。その後、インナーシ
ール材に設けられた開封用の舌片を摘み、容器開口部か
らメンブレン層を剥がすことにより、容器が開口され
る。
〈実施例〉 次に、図面を参照して本考案を説明する。第1図は本
考案のインナーシール材付きキャップの一実施例を示す
断面図、第2図は同実施例で用いるインナーシール材の
平面図である。
本考案で用いるキャップ(1)はプラスチック製キャ
ップであり、螺子構造(12)により容器の開口部に係止
される。キャップ(1)の内天面(11)にはインナーシ
ール材(2)が装着される。装着は、インナーシール材
(2)の周縁(21)に未接着部(22)を残して接着剤
(6)を用いて行われる。
インナーシール材(2)は、メンブレン層(3)と再
封層(4)とからなる。両層は容易に剥離可能に積層さ
れており、その周縁には開封用舌片(5)が設けられて
いる。インナーシール材(2)自体の層構成は種々のも
のが知られており、本考案では従来の構成のもののいず
れでも用いることができるが、メンブレン層(3)に金
属薄膜を有し、高周波誘導加熱により容器に接合される
ものであることが、本考案の目的から好ましい。
具体例を示せば、メンブレン層(3)としては、アル
ミニウム箔等の金属薄膜(31)の下面に架橋性ポリプロ
ピレン等の接着性樹脂層(32)を設け、上面にはポリオ
レフィン樹脂に対する親和性が弱く、かつ、透明な樹脂
よりなる離型性樹脂層(33)を設けたものが例示でき
る。なお、離型性樹脂層(33)としては、ニトロセルロ
ース系樹脂、ポリアミド系樹脂、これらの混合樹脂、こ
れらにシリコーン樹脂を添加したもの等が使用できる。
また、メンブレン層(3)には必要に応じて所望の印刷
(34)を設けることができる。
再封層(4)としては、ボール紙、段ボール紙、発泡
樹脂シート等の弾性を有する基体シート(41)のメンブ
レン層(3)側にポリエチレン等のポリオレフィン樹脂
層(42)を設けたものが使用できる。
メンブレン層(3)と再封層(4)は一体に製造さ
れ、開封時にその界面で剥離するものであり、図示の実
施例の場合、金属薄膜(31)に離型性樹脂層(33)を形
成し、必要に応じて印刷層(34)を設け、接着性樹脂層
(32)を積層し、この積層体と基体シート(41)との間
にポリオレフィン樹脂(42)を押し出して両者を積層し
て得ることができる。そして、得られた積層シートを所
定形状に打ち抜き、インナーシール材(2)が得られ
る。
インナーシール材(2)をキャップ(1)の内天面
(11)に接着する接着剤(6)としてはホットメルト系
接着剤、エマルジョン系接着剤等が使用できる。
インナーシール材(2)が装着されたキャップ(1)
を使用するには、キャップ(1)を螺子により容器開口
部に被着し、次いで高周波誘導加熱によりインナーシー
ル材(2)の接着性樹脂層(32)を容器開口部に接着す
る。そして、開封は、前述のようにキャップを回転さ
せ、インナーシール材(2)を剥離させればよく、これ
によりメンブレン層(3)が容器から除去可能となるの
で、開封用舌片(5)を摘んで開封すればよい。
〈考案の効果〉 本考案は以上述べた構成からなり、インナーシール材
に開封用舌片を形成してもキャップに装着が可能で、し
かも再封層に薄手のシートを用いてもメンブレン層と再
封層が確実に剥離することができ、インナーシール材と
しての機能を発揮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は同実
施例で用いるインナーシール材の平面図である。 (1)……キャップ (2)……インナーシール材 (3)……メンブレン層 (4)……再封層 (5)……開封用舌片 (6)……接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メンブレン層と再封層とからなり、かつ、
    開封用舌片を備えたインナーシール材が、未接着状態の
    縁部を残してキャップ内天面に接着されていることを特
    徴とする、インナーシール材付きキャップ。
JP3671090U 1990-04-05 1990-04-05 インナーシール材付きキャップ Expired - Fee Related JPH084441Y2 (ja)

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JPH03126856U JPH03126856U (ja) 1991-12-20
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KR200452681Y1 (ko) * 2008-09-17 2011-03-14 이종갑 수지 코팅된 비닐하우스 파이프 고정구
JP6136533B2 (ja) * 2013-04-26 2017-05-31 凸版印刷株式会社 インナーシール材

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