JP6136533B2 - インナーシール材 - Google Patents

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Description

本発明はガラス容器の密閉性、防湿性、酸化防止性能を確保するために、外蓋キャップ内側にありガラス容器口部に貼られているインナーシール材に関する。
インスタントコーヒーなどの食品や医薬品など密閉性、防湿性、酸化防止などが要求される内容物のガラス容器口部を密閉するためにインナーシール材が用いられている。
インナーシール材は、密封後初めて開封する際に剥離層で分離して外蓋キャップの内側に残されるリシール層と、開封段階ではガラス容器口部を覆っているシール層からなる。
シール層はその後手ないし器具で破壊開封され、内容物を取り出す開口部となる。
シール層をすべて取り去った場合には、ガラス容器口部がそのまま取り出しの開口部となる。
一方リシール層は外蓋キャップ側に残留し、繰り返し外蓋キャップを開閉する際に外蓋キャップとガラス容器口部の間にあって、密閉性保持のためのクッション材として、また防湿性等保持の機能を有する。
密封に際してガラス容器口部への接着は、インナーシール材を外蓋キャップ内側とガラス容器口部の間に装填し、外蓋キャップを締めこんだ後に高周波を用いて非接触でエネルギーを与え、インナーシール材をガラス容器口部へ加熱溶着する高周波シールという方法が知られ広く使われている。
特開2004−35074号公報
外蓋キャップを開封した際に、インナーシール材のうちリシール層は外蓋キャップ内に残留し、分離したシール層は容器口部に接着して残留する。
シール層は、破壊開封されたのち内容物を取り出す開口部となるが、そのためには手でシール層を剥がし取る必要がある。
その場合シール層はガラス容器口部に強固に接着しているため、タブがない場合には手でははがしにくく、開口部を作るためには手あるいは器具を用いるなどしてシール層を突き破る必要がある。
シール層の、ガラス容器の口部円周あたる部分より外側にタブを設けた場合においては、ガラス容器への内容物封入時に、インナーシール材を外蓋キャップと容器口部の間に装填する際の妨げになる恐れが出てくる。
またシール層を手やスプーンなどで突き破る場合には、きれいに開封することが困難であり、シール層のフィルム材質によっては突き破りにくく、また材破した破片が内容物に混入する恐れもある。
本発明は容易にガラス容器開口部からシール層を剥離、除去できるインナーシール材を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として本発明に係る請求項1に記載の発明は、少なくとも板紙、剥離ニス層、インキ層、基材、アルミニウム箔、ホットメルト接着剤層を積層したインナーシール材であって、
前記基材には、円周外側に突出した折込み可能なタブが設けられており、前記基材の一方の面には剥離ニス層が形成されており、前記基材の前記剥離ニス層が形成されている面とは逆の面の前記タブに相当する位置にタブ裏面接着ニス層が形成されており、前記折込可能なタブは円周内側に折りたたまれており、
前記剥離ニス層上には印刷面接着ニス層が形成されていることを特徴とするインナーシール材を提供しようとするものである。
また、本発明に係る請求項に記載の発明は、前記折込可能なタブの前記タブ裏面接着ニス層が形成されている面とは逆の面には印刷接着ニス層が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載のインナーシール材を提供しようとするものである。
ガラス容器への内容物封入時には、インナーシール材の基材部分に設けられたタブはインナーシール材の内部に折り込まれているため、インナーシール材の外蓋キャップと容器口部の間への装填の妨げになることはない。
外蓋キャップを回しあけた際にインナーシール材はキャップ側に残留するリシール層と容器口部に接着されたシール層に分離されるが、このときシール層側にある折り込まれたタブが開放される。
開放され、円周外に出てきたタブまたはシール層から起き上がった状態のタブをきっかけとして、手でシール部を引き剥がすことができるため、容易に容器開口部からシール材を剥離、除去して内容物の取り出しをすることができる。
本発明に係るインナーシール材のうち、開封前後のシール層を上から見た図である。 本発明に係るインナーシール材の一態様の層構成を示した断面模式図である。
以下図面を参照しながら本発明に係るインナーシール材の実施形態の詳細を説明する。図1は本発明に係るインナーシール材のうち、開封前後のシール層を上から見た図である。
開封前にはタブは折り込まれたタブ(2a)の状態にあるが開封時にはタブは開放され、タブの飛び出す方向(3)のような動きで円周の外側に出るかまたはシール層(1)から起き上がった状態になり開封後のタブ(2b)の状態になるため、タブは手でつまみやすい状態に戻される。
図2は本発明に係るインナーシール材の一実施態様の断面模式図である。
インナーシール材は図2に示すごとく板紙(11)とラミネート原反C(6)を接着剤層(12)でラミネートして作成される。ラミネート原反C(6)はラミネート原反A(4)およびラミネート原反B(5)を熱可塑性樹脂層(20)でラミネートすると同時に、熱可塑性樹脂層(24)をコーティングしさらにホットメルト接着剤層(25)を設けてなる。
ラミネート原反A(4)は基材(19)、インキ層(18)、オーバープリント層(1
7)、剥離ニス層(16)、タブ裏面接着ニス(15a)、印刷面接着ニス層(15b)、熱可塑性樹脂層(14)、ポリエチレンテレフタレートフィルム(13)からなる。
またラミネート原反B(5)はアルミニウム箔(21)をドライラミネート接着剤層(22)を介してポリエチレンテレフタレートフィルム(23)とラミネートしたものである。
アルミニウム箔は水分やガスに対してのバリア性能が高く、高周波シールを行う際にも好適であり、ポリエチレンテレフタレートフィルムとラミネートすることで、適度な強度と加工性を与えることができる。
完成されたインナーシール材は容器に内容物を充填後、外蓋キャップとガラス容器口部の間に装填され、高周波シールによってガラス容器口部に接着され内容物を密閉する。
本発明に係るインナーシール材において、タブはシール層(8)を構成するアルミニウム箔(21)よりも上側の基材(19)に設けられる。
基材(19)にはポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルムなどを用いることが出来る。
基材(19)には印刷を施し、インキ層(18)の上にオーバープリントニス層(17)、剥離ニス層(16)さらに印刷面接着ニス層(15b)を設ける。
一方、タブとなる部分のうち印刷面とは反対側の面のタブの部分のみにタブ裏面接着ニス層(15a)を設ける。このあとタブとなる部分はタブの形状に打ち抜きが行われ、反転折り込みを行う。
反転折り込みはピンで突いてロールで抑えるなどの方法を用いて行う事ができる。
タブ裏面接着ニス(15a)は、タブを折り込んだ際には上側に位置してリシール層(7)に接して、タブの折り込まれた状態を固定する役割を果たす。
タブは円周の内側になるように折り込まれる。
開封時にはリシール層(7)は、剥離ニス層(16)を境にしてシール層(8)と分離され、外蓋キャップ側に残留する。
シール層は、ガラス容器口部に接着しているためリシール層と分離して、ガラス容器口部側に残留する。
分離される際の開封強度は剥離ニス、接着ニスの種類、塗布量、塗布面積などで調整することができる。塗布量および塗布面積の調整にはパターン印刷などの手法を用いることができる。
開封強度は開封性と密着性の両方を考慮して、3〜30N/15mmであることが望ましい。
タブは、基材上にタブ裏面接着ニス層(15a)、印刷面接着ニス層(15b)および剥離ニス層(16)が形成されている構成でありアルミニウム箔は存在せず、開封時リシール層(7)とシール層(8)が分離する際には、両者の間に折り込まれたタブは開放されて円周外に出るかまたは起き上がった状態となり、手による引き剥がしのきっかけとなる部分を形成する。
開封時のタブの起き上がりを阻害しないために、タブ裏面接着ニス層(15a)が形成されている面とは逆の面には印刷接着ニス層(15b)は設けない。
インナーシール材をガラス容器口部に接着させるためのホットメルト層(25)は、ポリエステル系、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン系の樹脂、またはフィルムなどから、シール密着性、開封強度、その他品質、コスト、生産性などを考慮して選択することが出来る。
また開封時に紙粉の発生や内容物への紙片の混入を防ぐためにアルミニウム箔よりシール材側に薄紙を用いない構成とする。
基材としてポリエチレンテレフタレート50μm厚を用い、表面に絵柄の印刷を施し、続いて、オーバープリントニス層、剥離ニス層、印刷面接着ニス層を印刷した。
印刷面接着ニスはドット状にパターン印刷した。
さらにタブになる部分の印刷面とは反対の面に、位置を合わせてタブの部分にのみタブ裏面接着ニスをドット状にパターン印刷した。
次にこのポリエチレンテレフタレートフィルムに対しタブの形状に切れ目を入れ、ピンでつついて持ち上げ、ロールでおさえて折り返した。
次にこの基材の剥離ニス層、印刷面接着ニス層が形成された面に、予めポリエチレンテレフタレートフィルム12μm厚にポリエチレン15μm厚を押し出した原反をポリエチレン層を介して貼り合わせる。これをラミネート原反Aとする。
前記ラミネート原反Aと、予めアルミニウム箔30μm厚とポリエチレンテレフタレートフィルム12μm厚をドライラミネートしたラミネート原反Bをタンデム押し出し機を用いてラミネートし、同時にポリエチレンテレフタレートフィルム上にポリエチレン層を形成した。
さらにこのポリエチレン層の上にホットメルト接着剤を塗工した。
ホットメルト接着剤の塗布量は25g/mとした。
板紙と上記手順で作成したラミネート原反Cをワックスで貼り合わせた。
ガラス容器口部にあわせた所定の寸法の円盤状に打ち抜きを行ない、インナーシール材を完成させた。
このときタブは折り返されて円周の内側にある状態であるため、打ち抜きで除去されることなく折り込まれた状態となってインナーシール材に残存する。
この製造方法で得られたインナーシール材を外蓋キャップとガラス容器口部の間に装填し、インスタントコーヒーの粉末を入れたガラス容器の口部に高周波シールで接着して密封した。
実施例について外蓋キャップを開封した後のシール層の開封性、リシール層の密封性について評価を行った。
開封性:外蓋キャップ開封時にタブが解放され、そのタブを指でつまんで開封し、シール層を剥離、除去することが容易にできた。また開封時に材料が破壊されてフィルム片や紙粉などが内容物に混入することもなかった。
密封性:外蓋キャップを開封した状態で容器口部のシール層が完全に水に浸漬する状態で2時間放置したがシール層のはがれや容器内部への水の浸入は見られなかった。
以上の評価結果より本発明によってタブによる易開封性を実現し、同時に優れた密封性も満足させられるインナーシール材が得られた。
1・・・開封直後のシール層、タブを上から見た図
2a・・・折り込まれたタブ
2b・・・開封後のタブ
3・・・タブの飛び出す方向
4・・・ラミネート原反A
5・・・ラミネート原反B
6・・・ラミネート原反C
7・・・リシール層
8・・・シール層
11・・・板紙
12・・・接着剤層
13・・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
14・・・熱可塑性樹脂層
15a・・・タブ裏面接着ニス層
15b・・・印刷面接着ニス層
16・・・剥離ニス層
17・・・オーバープリントニス層
18・・・インキ層
19・・・基材
20・・・熱可塑性樹脂層
21・・・アルミニウム箔
22・・・ドライラミラミネート接着剤層
23・・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
24・・・熱可塑性樹脂層
25・・・ホットメルト接着剤層

Claims (2)

  1. 少なくとも板紙、剥離ニス層、インキ層、基材、アルミニウム箔、ホットメルト接着剤層を積層したインナーシール材であって、
    前記基材には、円周外側に突出した折込み可能なタブが設けられており、前記基材の一方の面には剥離ニス層が形成されており、前記基材の前記剥離ニス層が形成されている面とは逆の面の前記タブに相当する位置にタブ裏面接着ニス層が形成されており、前記折込可能なタブは円周内側に折りたたまれており、
    前記剥離ニス層上には印刷面接着ニス層が形成されていることを特徴とするインナーシール材。
  2. 前記折込可能なタブの前記タブ裏面接着ニス層が形成されている面とは逆の面には印刷接着ニス層が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載のインナーシール材。
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