JP2020121737A - カップ状容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】開封時の内容物の飛散を効果的に抑制可能なカップ状容器を提供する。【解決手段】カップ状容器1は、フランジ6における第2弱化線7bより径方向外側の部分が、第2弱化線7bの破断を伴う第1弱化線7aの谷折によってシール部材3とともに折り畳まれることで、第1弱化線7aの延長線Lを挟んだ2箇所から容器本体2を開封させる折畳可能部8を形成している。【選択図】図1
Description
本発明は、カップ状容器に関する。
ゼリーやミルクなどの食品などを内容物として収容する容器として、容器本体のフランジにシート状のシール部材が貼着されたカップ状容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。カップ状容器は、容器本体に内容物が充填された後に、シール部材がフランジに貼着されることで密封され、出荷される。消費者等は、シール部材をフランジから剥がすことによってカップ状容器を開封し、内容物をカップ状容器から吐出させることができる。
上記のようなカップ状容器は、周囲温度の変化や開封時の把持による押圧などに起因して、開封時に内部圧力が正圧となっている場合があり、このような正圧状態で開封されると、内容物が飛散し、周囲を汚してしまうことがあった。その対策として、種々の構造が従来のカップ状容器において採用されているが、さらなる改善が望まれている。
本発明の目的は、開封時の内容物の飛散を効果的に抑制可能なカップ状容器を提供することにある。
本発明の一態様に係るカップ状容器は、
筒状の周壁、前記周壁の下端を閉塞する底壁、及び前記周壁の上端から径方向外側に延在するフランジを備える容器本体と、
前記フランジの上面に貼着されるシート状のシール部材と、を有し、
前記フランジが、局所的に径方向外側に突出する突出部と、少なくとも前記突出部において径方向に沿って延在する第1弱化線と、前記第1弱化線に関して対称に延在する第2弱化線と、を有し、
前記フランジにおける前記第2弱化線より径方向外側の部分が、前記第2弱化線の破断を伴う前記第1弱化線の谷折によって前記シール部材とともに折り畳まれることで、前記第1弱化線の延長線を挟んだ2箇所から前記容器本体を開封させる折畳可能部を形成している。
筒状の周壁、前記周壁の下端を閉塞する底壁、及び前記周壁の上端から径方向外側に延在するフランジを備える容器本体と、
前記フランジの上面に貼着されるシート状のシール部材と、を有し、
前記フランジが、局所的に径方向外側に突出する突出部と、少なくとも前記突出部において径方向に沿って延在する第1弱化線と、前記第1弱化線に関して対称に延在する第2弱化線と、を有し、
前記フランジにおける前記第2弱化線より径方向外側の部分が、前記第2弱化線の破断を伴う前記第1弱化線の谷折によって前記シール部材とともに折り畳まれることで、前記第1弱化線の延長線を挟んだ2箇所から前記容器本体を開封させる折畳可能部を形成している。
本発明に係るカップ状容器は、前記折畳可能部における前記第1弱化線を挟む両側縁が、前記第1弱化線から離れる方向に膨らんだ形状をなしていてもよい。
本発明によれば、開封時の内容物の飛散を効果的に抑制可能なカップ状容器を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るカップ状容器について詳細に例示説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るカップ状容器1(以下、容器1ともいう)は、容器本体2及びシール部材3で構成されており、図示しない内容物を収容した状態で密封されている。容器本体2は、合成樹脂を主材とする一体成形品である。なお、容器本体2は、単層の合成樹脂で構成されてもよいし、複数層の合成樹脂で構成されてもよい。容器本体2は、例えば射出成形、或いはシート状中間成形体からの熱成形(サーモフォーミング)によって形成することができる。しかし、容器本体2の製法は、これらに限定されない。シール部材3は、シート状をなしており、合成樹脂を主材とする単一又は複数の層で構成されている。シール部材3は、金属を主材とする単一又は複数の層を有していてもよい。
内容物は、ゼリーやミルク、調味料などの液状の食品である。しかし、内容物は、食品に限定されない。また、内容物の粘度は、特に限定されない。内容物は、液状に限定されず、例えば、固形状、粉状、固形物と液状物との混成状などであってもよい。
容器本体2は、中心軸線Oを有する筒状の周壁4、周壁4の下端を閉塞する底壁5、及び周壁4の上端から径方向外側に延在するフランジ6を有している。なお、本実施形態において、上下方向とは、容器本体2の周壁4の中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは底壁5からフランジ6に向かう方向(図1(b)における上方)であり、下方とはその反対方向である。また、特に断らない限り、径方向とは中心軸線Oと直交する方向であり、周方向とは中心軸線Oを周回する方向である。
周壁4は、円筒状をなしている。しかし、周壁4は、筒状であればよく、例えば、楕円筒状、角筒状、円錐台状、角錐台状などであってもよい。底壁5は、平面状をなしている。しかし、底壁5の形状は適宜変更が可能である。
フランジ6は、周壁4の上端から全周に亘って径方向外側に延在する環状をなしている。フランジ6の上面には、内容物が容器本体2の内部空間Sに収容された状態で、シール部材3が、熱又は超音波などによる溶着、或いは接着剤などによる接着などの適宜の固着手段によって全周に亘って貼着されている。したがって、容器本体2の内部空間Sはシール部材3によって密封されている。
また、フランジ6は、局所的に径方向外側に突出する突出部6aを有している。フランジ6は、突出部6aにおいて径方向に沿って延在する第1弱化線7aと、第1弱化線7aに関して対称に延在する第2弱化線7bと、を有している。第2弱化線7bは、第1弱化線7aと垂直な直線状をなしている。しかし、第2弱化線7bは、第1弱化線7aに関して対称に延在していれば、折れ線状又は曲線状であってもよい。第1弱化線7a及び第2弱化線7bは、それぞれ、例えば、ミシン目又は溝などで構成することができる。
フランジ6における第2弱化線7bより径方向外側の部分は、図2に示すように、第2弱化線7bの破断を伴う第1弱化線7aの谷折によってシール部材3とともに折り畳まれることで、第1弱化線7aの延長線Lを挟んだ2箇所(開口9)から容器本体2を開封させる折畳可能部8を形成している。したがって、消費者等は、周囲温度の変化や開封時の把持による押圧などに起因して容器1の内部空間Sの圧力が周囲の気圧よりも高い正圧状態になっている場合でも、折畳可能部8を摘まんで折り畳み、容器本体2を2箇所から開封することにより、内部空間Sから流出する空気の勢いを弱めることができるので、内容物の飛散を抑制することができる。また、開封時に折畳可能部8の両側でシール部材3が剥離しているため、その後に、内容物を内部空間Sから吐出させるために折畳可能部8を引き上げ、シール部材3をさらに剥離させるために必要となる力を低減することができる。
なお、折畳可能部8の上面には、シール部材3が、上述した固着手段によって貼着されている。シール部材3は、折畳可能部8の上面の全面に貼着されていてもよいが、折畳可能部8とともに折り畳まれることで第1弱化線7aの延長線Lを挟んだ2箇所から容器本体2を開封させることができる限り、折畳可能部8の上面の一部のみに貼着されていてもよい。
図1に示すように、折畳可能部8における第1弱化線7aを挟む両側縁8aは、第1弱化線7aから離れる方向に膨らんだ形状をなしている。したがって、折畳可能部8は、これを折り畳むために摘み易く、また、摘む場所であることが分かり易くなっている。また、折畳可能部8の両側縁8aが膨らんだ分だけ折畳可能部8が大きくなっていることで、摘み易く、その後の引上操作も容易になっている。
図2に示すように、折畳可能部8の底面には、折畳可能部8を摘まんだ際に滑り止めとなる3本のリブ8bが設けられている。各リブ8bは、第1弱化線7aと垂直に延在している。なお、リブ8bの数は、適宜変更が可能である。折畳可能部8は、リブ8bを有していなくてもよい。
折畳可能部8は、第1弱化線7aに関する対称形状をなしている。したがって、折畳可能部8は、これを折り畳むために摘み易く、その後の引上操作も容易になっている。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
折畳可能部8は、突出部6aのみによって構成されているが、突出部6aと、フランジ6における突出部6aより径方向内側の部分と、によって構成されてもよい。この場合、第1弱化線7aは、突出部6aと、フランジ6における突出部6aより径方向内側の部分と、において径方向に沿って延在してもよい。
1 容器(カップ状容器)
2 容器本体
3 シール部材
4 周壁
5 底壁
6 フランジ
6a 突出部
7a 第1弱化線
7b 第2弱化線
8 折畳可能部
8a 折畳可能部の両側縁
9 開口
O 中心軸線
S 内部空間
L 延長線
2 容器本体
3 シール部材
4 周壁
5 底壁
6 フランジ
6a 突出部
7a 第1弱化線
7b 第2弱化線
8 折畳可能部
8a 折畳可能部の両側縁
9 開口
O 中心軸線
S 内部空間
L 延長線
Claims (2)
- 筒状の周壁、前記周壁の下端を閉塞する底壁、及び前記周壁の上端から径方向外側に延在するフランジを備える容器本体と、
前記フランジの上面に貼着されるシート状のシール部材と、を有し、
前記フランジが、局所的に径方向外側に突出する突出部と、少なくとも前記突出部において径方向に沿って延在する第1弱化線と、前記第1弱化線に関して対称に延在する第2弱化線と、を有し、
前記フランジにおける前記第2弱化線より径方向外側の部分が、前記第2弱化線の破断を伴う前記第1弱化線の谷折によって前記シール部材とともに折り畳まれることで、前記第1弱化線の延長線を挟んだ2箇所から前記容器本体を開封させる折畳可能部を形成している、カップ状容器。 - 前記折畳可能部における前記第1弱化線を挟む両側縁が、前記第1弱化線から離れる方向に膨らんだ形状をなしている、請求項1に記載のカップ状容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019013585A JP2020121737A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | カップ状容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019013585A JP2020121737A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | カップ状容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020121737A true JP2020121737A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71993433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019013585A Pending JP2020121737A (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | カップ状容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020121737A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022014461A1 (ja) | 2020-07-15 | 2022-01-20 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像素子 |
-
2019
- 2019-01-29 JP JP2019013585A patent/JP2020121737A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022014461A1 (ja) | 2020-07-15 | 2022-01-20 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像素子 |
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