JP2020121736A - カップ状容器 - Google Patents

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當麻 徹
Toru Toma
當麻  徹
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Abstract

【課題】開封時の内容物の飛散を効果的に抑制可能なカップ状容器を提供する。【解決手段】カップ状容器1は、筒状の周壁4、周壁4の下端を閉塞する底壁5、及び周壁4の上端から径方向外側に延在するフランジ6を備える容器本体2と、フランジ6の上面に貼着されるシート状のシール部材3と、を有し、フランジ6が、フランジ6への引上操作によって上方に伸長可能な折畳形状部8を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、カップ状容器に関する。
ゼリーやミルクなどの食品などを内容物として収容する容器として、容器本体のフランジにシート状のシール部材が貼着されたカップ状容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。カップ状容器は、容器本体に内容物が充填された後に、シール部材がフランジに貼着されることで密封され、出荷される。消費者等は、シール部材をフランジから剥がすことによってカップ状容器を開封し、内容物をカップ状容器から吐出させることができる。
特開2006−182355号公報
上記のようなカップ状容器は、周囲温度の変化や開封時の把持による押圧などに起因して、開封時に内部圧力が正圧となっている場合があり、このような正圧状態で開封されると、内容物が飛散し、周囲を汚してしまうことがあった。その対策として、種々の構造が従来のカップ状容器において採用されているが、さらなる改善が望まれている。
本発明の目的は、開封時の内容物の飛散を効果的に抑制可能なカップ状容器を提供することにある。
本発明の一態様に係るカップ状容器は、
筒状の周壁、前記周壁の下端を閉塞する底壁、及び前記周壁の上端から径方向外側に延在するフランジを備える容器本体と、
前記フランジの上面に貼着されるシート状のシール部材と、を有し、
前記フランジが、前記フランジへの引上操作によって上方に伸長可能な折畳形状部を有する。
本発明に係るカップ状容器は、
前記フランジが、径方向に沿って延在するフランジ基部を有してもよく、
前記折畳形状部が、前記フランジ基部から下方に延在するとともに前記周壁を少なくとも部分的に包囲する内壁と、前記内壁の径方向外側に位置するとともに前記フランジ基部から下方に延在する外壁と、を有してもよく、
前記内壁の下端と前記外壁の下端とが一体に連なっていてもよい。
本発明に係るカップ状容器は、
前記フランジが、局所的に径方向外側に突出する引上操作用の摘み部を有してもよく、
前記内壁及び前記外壁の上下幅が、前記周壁の周方向に沿って前記摘み部から遠ざかるにつれて低減していてもよい。
本発明に係るカップ状容器は、前記シール部材が、前記外壁の上端縁及びその延長線上に亘る環状の第1貼着部と、前記内壁の上端縁及びその延長線上に亘る環状の第2貼着部と、を介して前記フランジの上面に貼着されてもよい。
本発明によれば、開封時の内容物の飛散を効果的に抑制可能なカップ状容器を提供することができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係るカップ状容器をフランジへの引上操作前の状態で示す上面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は、図1に示す容器本体の上面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は、図1に示すカップ状容器をフランジへの引上操作後の状態で示す上面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るカップ状容器について詳細に例示説明する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態に係るカップ状容器1(以下、容器1ともいう)は、容器本体2及びシール部材3で構成されており、図示しない内容物を収容した状態で密封されている。容器本体2は、合成樹脂を主材とする一体成形品である。なお、容器本体2は、単層の合成樹脂で構成されてもよいし、複数層の合成樹脂で構成されてもよい。容器本体2は、例えば射出成形、或いはシート状中間成形体からの熱成形(サーモフォーミング)によって形成することができる。しかし、容器本体2の製法は、これらに限定されない。シール部材3は、シート状をなしており、合成樹脂を主材とする単一又は複数の層で構成されている。シール部材3は、金属を主材とする単一又は複数の層を有していてもよい。
内容物は、ゼリーやミルク、調味料などの液状の食品である。しかし、内容物は、食品に限定されない。また、内容物の粘度は、特に限定されない。内容物は、液状に限定されず、例えば、固形状、粉状、固形物と液状物との混成状などであってもよい。
容器本体2は、中心軸線Oを有する筒状の周壁4、周壁4の下端を閉塞する底壁5、及び周壁4の上端から径方向外側に延在するフランジ6を有している。なお、本実施形態において、上下方向とは、容器本体2の周壁4の中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは底壁5からフランジ6に向かう方向(図1(b)における上方)であり、下方とはその反対方向である。また、特に断らない限り、径方向とは中心軸線Oと直交する方向であり、周方向とは中心軸線Oを周回する方向である。
周壁4は、上方に向けて徐々に拡径する円錐台状をなしている。しかし、周壁4は、筒状であればよく、例えば、円筒状、楕円筒状、角筒状、角錐台状などであってもよい。底壁5は、上面視で中央部が上方に隆起し、その外周部が環状の接地部とされている。しかし、底壁5の形状は適宜変更が可能である。
図2(a)、(b)に示すように、フランジ6は、周壁4の上端から全周に亘って径方向外側に延在する環状をなしている。また、フランジ6は、径方向に沿って延在するフランジ基部6aと、後述する折畳形状部8とで構成されている。フランジ基部6aは、局所的に径方向外側に突出する引上操作用の摘み部7を有している。摘み部7は、径方向外側に向けて横幅が徐々に縮小する先細状をなしている。しかし、摘み部7は、先細状に限定されない。摘み部7は、折曲操作によって破断可能な弱化線7aを有している。弱化線7aは、摘み部7が局所的に径方向外側に突出する方向に対して垂直な方向に延在する直線状をなしている。弱化線7aは、例えば、ミシン目又は溝などで構成することができる。摘み部7における弱化線7aより径方向外側の部分は、シール部材3に、熱又は超音波などによる溶着、或いは接着剤などによる接着などの適宜の固着手段によって貼着されており、弱化線7aの破断によってシール部材3とともにフランジ6から除去可能な除去部7bとなっている。フランジ6は摘み部7を除いた部分が上面視略円環状をなしているが、その形状は、周壁4の形状などに合わせて適宜変更が可能である。
フランジ6は、摘み部7を介するフランジ6への引上操作によって上方に伸長可能(図3(b)参照)な折畳形状部8を有している。図2に示すように、折畳形状部8は、フランジ基部6aから下方に延在するとともに周壁4を周方向に部分的に包囲する内壁8aと、内壁8aの径方向外側に位置するとともにフランジ基部6aから下方に延在する外壁8bと、を有している。内壁8aは、上面視円弧状に湾曲するとともに下方に向けて径方向外側に傾斜する湾曲テーパ面状をなしている。外壁8bは、上面視円弧状に湾曲するとともに下方に向けて径方向内側に傾斜する湾曲逆テーパ面状をなしている。なお、内壁8a及び外壁8bの形状は、上面視円弧状に限らず、周壁4の形状などに合わせて適宜変更が可能である。内壁8aの下端と外壁8bの下端とは、水平に延在する連結壁8cを介して一体に連なっている。内壁8a及び外壁8bの上下幅は、周壁4の周方向に沿って摘み部7から遠ざかるにつれて徐々に低減している。また、連結壁8cの横幅(径方向の幅)も、周壁4の周方向に沿って摘み部7から遠ざかるにつれて徐々に低減している。
折畳形状部8は、周壁4を周方向に略3/4周に亘って包囲している。折畳形状部8が周壁4を包囲する範囲は、略3/4周に限定されないが、フランジ6への引上操作をスムーズにするために、1/4周以上1周以下とすることが好ましく、1/2以上1周未満とすることがより好ましい。
内壁8aの上端は、周壁4の上端に接している。内壁8aの上端は、周壁4の上端から径方向外側に所定距離離れた位置に配置されてもよいが、フランジ6への引上操作をスムーズにするために、周壁4の上端にできるだけ近い位置に配置されることが好ましい。
図1に示すように、シール部材3は、内容物が容器本体2の内部空間Sに収容された状態で、フランジ基部6aの上面に形成された貼着部9において、上述した固着手段によって貼着されている。貼着部9は、外壁8bの上端縁及びその延長線上に亘る環状の第1貼着部9aと、内壁8aの上端縁及びその延長線上に亘る環状の第2貼着部9bと、で構成されている。
消費者等は、周囲温度の変化や開封時の把持による押圧などに起因して容器1の内部空間Sの圧力が周囲の気圧よりも高い正圧状態になっている場合でも、図3(a)、(b)に示すように、摘み部7を介するフランジ6への引上操作により、折畳形状部8を周壁4に対して相対的に上方に伸長させるとともに第2貼着部9bの一部を剥離させて、内部空間Sを拡大して内部空間Sの正圧状態を緩和又は解消させることができる。なお、図3(a)及び図1(a)において、第1貼着部9a及び第2貼着部9bにおける未剥離部分にハッチングを付している。
したがって、消費者等は、フランジ6への引上操作の際又はその後に摘み部7の除去部7bを折り曲げ、弱化線7aで破断させ、除去部7bへのさらなる引上により第1貼着部9aの一部を剥離させて内部空間Sを開封した際に、内部空間Sからの内容物の飛散を抑制することができる。なお、内部空間Sの開封後は、貼着部9の残りの部分を部分的又は全体的に剥離させて、内部空間Sから内容物を吐出することができる。
本実施形態では、折畳形状部8を構成する内壁8a及び外壁8bの上下幅が、周壁4の周方向に沿って摘み部7から遠ざかるにつれて低減しているので、摘み部7を介するフランジ6への引上操作により、摘み部7に近い片側だけをスムーズに伸長させることができる。
また、本実施形態では、貼着部9が第2貼着部9bを有しているので、周囲温度の変化や開封時の把持による押圧などに起因して容器1の内部空間Sの圧力が正圧状態になったときや、フランジ6を摘まんで容器1を持ち上げたときなどにおいても、容器1を、フランジ6への引上操作前の所定形状に保持し易くすることができる。第2貼着部9bを設ける場合には、フランジ6への引上操作を容易にするために、第2貼着部9bの接着力を第1貼着部9aの接着力よりも小さく設定することが好ましい。また、折畳形状部8の剛性を適切に設定することなどにより、第2貼着部9bを設けない構成としてもよい。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
折畳形状部8は、内壁8a、外壁8b及び連結壁8cで構成される1つの折曲部で構成されているが、径方向に並ぶ複数の折曲部で構成されてもよい。内壁8aの下端と外壁8bの下端とは連結壁8cを介して一体に連なっているが、連結壁8cを介さずに直接連なっていてもよい。内壁8a及び外壁8bの縦断面(中心軸線Oを含む断面)における傾斜角度は適宜変更が可能である。摘み部7は、シール部材3に貼着されるとともに弱化線7aを有しているが、シール部材3に貼着されずに弱化線7aを有していなくてもよい。フランジ6は、フランジ6への引上操作が可能であれば、摘み部7を有していなくてもよい。
1 容器(カップ状容器)
2 容器本体
3 シール部材
4 周壁
5 底壁
6 フランジ
6a フランジ基部
7 摘み部
7a 弱化線
7b 除去部
8 折畳形状部
8a 内壁
8b 外壁
8c 連結壁
9 貼着部
9a 第1貼着部
9b 第2貼着部
O 中心軸線
S 内部空間

Claims (4)

  1. 筒状の周壁、前記周壁の下端を閉塞する底壁、及び前記周壁の上端から径方向外側に延在するフランジを備える容器本体と、
    前記フランジの上面に貼着されるシート状のシール部材と、を有し、
    前記フランジが、前記フランジへの引上操作によって上方に伸長可能な折畳形状部を有する、カップ状容器。
  2. 前記フランジが、径方向に沿って延在するフランジ基部を有し、
    前記折畳形状部が、前記フランジ基部から下方に延在するとともに前記周壁を少なくとも部分的に包囲する内壁と、前記内壁の径方向外側に位置するとともに前記フランジ基部から下方に延在する外壁と、を有し、
    前記内壁の下端と前記外壁の下端とが一体に連なっている、請求項1に記載のカップ状容器。
  3. 前記フランジが、局所的に径方向外側に突出する引上操作用の摘み部を有し、
    前記内壁及び前記外壁の上下幅が、前記周壁の周方向に沿って前記摘み部から遠ざかるにつれて低減している、請求項2に記載のカップ状容器。
  4. 前記シール部材が、前記外壁の上端縁及びその延長線上に亘る環状の第1貼着部と、前記内壁の上端縁及びその延長線上に亘る環状の第2貼着部と、を介して前記フランジの上面に貼着される、請求項2又は3に記載のカップ状容器。
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