JP6094135B2 - 再封可能なカートンおよびそれを用いた包装体の製造方法 - Google Patents

再封可能なカートンおよびそれを用いた包装体の製造方法 Download PDF

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本発明は、再封止可能な密封包装容器に関し、特にメントールなど揮発しやすい薬効成分を含んだ貼付剤などのように、揮発性の成分を含む紙や布を収納して、一定期間継続して使用するような用途に適した再封可能なカートンおよびそれを用いた包装体の製造方法に関する。
ウェットティッシュに代表されるような、紙や布に水やアルコールその他揮発性の液体や薬剤を染込ませたものを複数枚収納し、開封後も一定期間継続して使用するような製品が知られている。
これらの製品においては、開封した後に内容物に含まれる揮発性物質が散逸して、製品の機能性が劣化しないように、製品を一部取り出した後で容器の取出し口を再封止できるようにしたものが多い。
再封止の方法として最も一般的なものは、取出し口を一回り大きな粘着シートで覆うというやり方であり、使用時には粘着シートを剥がして、内容物を取り出し、使用後は取出し口に粘着シートを圧着して再封することにより、必要な密閉性を確保するというものである。
これらの容器の材質、形状としては、例えばウェットティッシュであれば、軟包装材料を用いた軟包装袋形式の容器が最も一般的であり、背貼り合掌袋や、背貼りガセット袋が用いられることが多い。
軟包装袋を用いたこれらの再封止容器は、特に内容物が少なくなってきた場合に開口部周辺にしわが寄り易くなり、密封性が損われるという本質的な問題がある。
また内容物の減少に伴って、袋が痩せてくるため、外観的に見映えが悪いという問題もあった。またさらに、軟包装袋容器は、自立性がないので、店頭における展示効果の点でも、劣るものであった。
紙製の外箱を用いてその内部に軟包装袋容器を入れた構成の容器を用いれば、この外観や展示効果の問題を解消することは可能であるが、開封時と再封時に外箱と内部の容器の取り出し口を両方開封あるいは密封しなければならないという面倒があり、取り扱いが煩雑であった。
この問題に対して、特許文献1には、この外観や展示効果の問題を解消すると共に、外箱を開封する時に同時に内袋も開封できるようにした防湿容器が提案されている。
すなわち、厚紙等を素材とする外箱と防湿性材料を素材とする内袋とからなり、外箱の天板と前板にわたって開封用の切り取り線を穿設し、内袋は前記防湿性材料の表と裏でその端部どうしの接着部を有し、該内袋を、その接着部が前記外箱の天板内側内の開封箇所に位置するように外箱に貼着したことを特徴とする同時開封防湿容器である。
しかしながら、特許文献1に記載された同時開封防湿容器は、一旦開封した後は、再封止することができない構造であり、従って内容物を一度に使い切ってしまう用途にしか使用することが出来なかった。
これに対して開封が容易であり、また一旦開封した後も再封止が可能であり、揮発性物質を含有する内容物に対しても、必要な密封性や外観が劣化することのない密封包装容器
として特願2011−243245号には以下のような密封包装容器が提案されている。
すなわち、内袋と、内袋を収納する外箱とからなる包装容器であって、内袋は、揮発性物質の透過を防止する積層体を成形してなり、内容物を取り出すための開口部を形成する閉じた形状の開口部ハーフカット線と、該開口部の周囲を補強する開口部補強シートと、開口部と開口部補強シートを覆う再封止用粘着シートを有し、前記積層体の開口部ハーフカット線に囲まれた部分は、前記再封止用粘着シートに接着されており、前記外箱は、底面板と、該底面板から折罫線を介して順次連設された背面板と天面板を有し、さらに底面板から折罫線を介して連設されたのりしろと、天面板から折罫線を介して連設された左右の側面板と前面板を有し、前記背面板、および左右の側面板、および前面板には、外箱を押し潰した時にそれぞれの板が外側に折れ曲るための、たたみ用折罫線が設けられており、前記天面板は、蓋ハーフカット線によって形成される蓋板を有し、前記内袋は、底面板と天面板に接着されており、前記再封止用粘着シートは、前記蓋板に接着されており、外箱の蓋ハーフカット線を切開して蓋板を開封した時に、前記内袋の開口部ハーフカット線が切開されて、内袋の開口部が同時に開口するようにしたことを特徴とする包装容器である。
この包装容器によれば、内袋の開口部を形成する開口部ハーフカット線に囲まれた部分が再封止用粘着シートに接着されており、さらにこの再封止用粘着シートは、蓋板に接着されているため、外箱の蓋板を開封すると、同時に内袋の開口部も開封される。このため開封に要する手間が省け、極めて容易に開封することができる。
また内袋の再封止手段である再封止用粘着シートは、外箱の蓋板に接着固定されているので、再封止時には再封止用粘着シートの平面性が保たれ、密封し易くなっている。
しかしながら、この包装容器を用いても、内容物が減少してくると内袋がつぶれ、再封しようとしても内袋表面に粘着シートを均一に強く押し付けることが出来ずに再密封性が劣るという問題は依然として残っていた。
実開昭55−30235号公報
本発明が解決しようとする課題は、開封が容易であり、また一旦開封した後も再封止が可能であり、なおかつ内容物が少なくなった時にも、密封性や外観が劣化することのない再封可能なカートンおよびそれを用いた包装体の製造方法を提案することである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
揮発性物質を含有する内容物を収納する内袋と、該内袋を収納する外箱とからなる再封可能なカートンであって、
前記内袋は、前記揮発性物質の透過を防止する積層体を成形してなり、内容物を取り出すための開口部を形成する閉じた形状の開口部ハーフカット線と、該開口部の周囲を補強する開口部補強シートと、開口部と開口部補強シートを覆う再封止用粘着シートを有し、
前記内袋の内部には内容物の減少による内袋の寸法縮小を防止するスペーサを備え開口部補強シートを裏面から平滑な面で支える補強部材が挿入されており、
前記内袋の開口部ハーフカット線に囲まれた部分は、前記再封止用粘着シートに接着されており、
前記外箱は、底面板と、該底面板から折罫線を介して順次連設された背面板と天面板を有し、さらに底面板から折罫線を介して連設されたのりしろと、天面板から折罫線を介して連設された左右の側面板と前面板を有し、
前記天面板は、蓋ミシン目線によって形成される蓋板を有し、
前記内袋は、底面板と天面板に接着されており、前記再封止用粘着シートは、前記蓋板に接着されており、外箱の蓋ミシン目線を切開して蓋板を開封した時に、前記内袋の開口部ハーフカット線が切開されて、内袋の開口部が同時に開口するようにしたことを特徴とする再封可能なカートンである。
本発明に係る再封可能なカートンは、再封止可能な内袋とこれを収納する外箱からなり、内袋は、内容物に含まれる揮発性物質を透過しない積層体で作られているので開封前および開封後の内容物保存性に優れており、また外箱を有するため、外観的にも優れている。
内袋の開口部を形成する開口部ハーフカット線に囲まれた部分は、再封止用粘着シートに接着されており、さらにこの再封止用粘着シートは、外箱の蓋板に接着されているため、外箱の蓋板を開封すると、同時に内袋の開口部も開封される。このため開封に要する手間が省け、極めて容易に開封することができる。
内袋の内部には内容物の減少による内袋の寸法縮小を防止するスペーサを備え開口部補強シートを裏面から平滑な面で支える補強部材が挿入されており、内袋の開口部の周囲には、開口部補強シートを有するので、内容物が減少した場合であっても、内袋内部空間の厚みは減少せず、開口部周辺にしわがよることもなく、密封性が保たれる。
また内袋の再封止手段である再封止用粘着シートは、外箱の蓋板に接着固定されているので、再封止時には再封止用粘着シートの平面性が保たれ、密封性が保証される。この時に外箱の蓋板を圧着する力は外箱厚を保持する上記の補強部材によって平面的に支えられ、粘着による再封止が確実に行えるようになる。
再封止時に外箱の蓋板部分を押圧すると、外箱厚を保持する上記の補強部材によって押された蓋板部分が支えられ、天面板の平面性が保たれる。このため、再封止性が向上すると共に、内容物が減少した後にもカートンの外観を良好に保つ作用を有する。
また、請求項2に記載の発明は、前記外箱に解体用ミシン目線を設けたことを特徴とする請求項1に記載の再封可能なカートンである。
また、請求項3に記載の発明は、前記再封止用粘着シートの剥離開始部位に、粘着剤の塗布されていない部分が存在することを特徴とする請求項1または2に記載の再封可能なカートンである。
また、請求項4に記載の発明は、以下の工程を含み、第3工程以降をこの順序に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の再封可能なカートンを用いた包装体の製造方法である。
充填用開口部が未シール状態の内袋を作成する第1工程。
外箱ブランクを作成する第2工程。
外箱ブランクの裏面側に、内袋を接着固定する第3工程。
外箱ブランクをサック貼りして、内袋を内蔵した包装容器を作成する第4工程。
外箱を起函し、内袋に補強部材と内容物を収納した後、内袋をシールする第5工程。
外箱の開口部を封函して包装体とする第6工程。
本発明に係る再封可能なカートンは、再封可能な内袋とこれを収納する外箱からなり、
内袋は、内容物に含まれる揮発性物質を透過しない積層体で作られているので開封前および開封後の内容物保存性に優れており、また自由な印刷表現が可能な外箱を有するため、外観的にも優れたものとする事ができる。
また本発明に係る再封可能なカートンは、内袋の開口部を形成する開口部ハーフカット線に囲まれた部分が再封止用粘着シートに接着されており、さらにこの再封止用粘着シートは、蓋板に接着されているため、外箱の蓋板を開封すると、同時に内袋の開口部も開封される。
このため開封に要する手間が省け、極めて容易に開封することができる。
内袋の内部には前記開口部の空いた形状の外箱厚を保持する補強部材が挿入されており、内袋の開口部の周囲には、開口部補強シートを有するので、内容物が減少した場合であっても、内袋の厚みは減少せず、開口部周辺にしわがよることもなく、密封性が保たれる。
また内袋の再封止手段である再封止用粘着シートは、外箱の蓋板に接着固定されているので、再封止時には再封止用粘着シートの平面性が保たれ、密封性が保証される。
この時に外箱の蓋板を圧着する力は内袋内部から外箱厚を保持する上記の補強部材によって支えられ、粘着による再封止が確実に行えるようになった。
再封止時に外箱の蓋板部分を押圧すると、内袋内部から外箱厚を保持する上記の補強部材によって支えられ、天面板の平面性が保たれる。
このため、再封止性が向上すると共に、内容物が減少した後にもカートンの外観を良好に保つ作用を有する。
次に、請求項2に記載の発明においては、前記外箱に解体用ミシン目線を設けたため、使用後のカートンを廃棄するにあたり、分解して分別することを容易に行うことができる。
次に、請求項3に記載の発明においては、前記再封止用粘着シートの剥離開始部位に、粘着剤の塗布されていない部分を設けたので、カートンを開封する際に、蓋板に接着された再封止用粘着シートが、開口部から剥離せず逆に再封止用粘着シートと蓋板の接着が剥がれてしまうといったトラブルが生じ難くなり、再封止用粘着シートが確実に蓋板と共に剥離する効果がある。
次に、請求項4に記載の再封可能なカートンの製造方法においては、内袋を内蔵した外箱をサック貼りした状態にした後に、包装容器に補強部材と内容物を充填するようにしたので、内容物を充填する段階における手間が省け、このため、揮発しやすい成分を含むような内容物であっても、手早く安全に充填することが可能である。
また事前に内袋と外箱とを位置合せしながら接着固定することができるため、両者の位置を正確に位置合せすることができる。
本発明に係るカートンの一実施態様を示した斜視図である。 、図1に示したカートンを開封した状態と内容物を取り出す方向を示した斜視図である。 図1に示したカートンに用いる再封止用粘着シート(粘着ラベル)と開口部補強シート(透明ラベル)の例である。 図1に示したカートンに用いる内袋の外面から見た展開図の例である。 図1に示したカートンの外箱のブランクを示した平面模式図である。 図1に示したカートンに用いる補強部材の一例の展開図である。 図1に示したカートンに用いる補強部材の一例の組立図である。 図1に示したカートンに用いる補強部材の一例の組立図(内容物収納状態)である。 本発明に係るカートンを用いた包装体の製造方法の一部を示した斜視説明図である。外箱ブランクの裏面側に、内袋を接着固定する第3工程を示す。 本発明に係るカートンを用いた包装体の製造方法の一部を示した斜視説明図である。外箱ブランクをサック貼りして、内袋を内蔵した包装容器を作成した第4工程完了後の状態を示す。 本発明に係るカートンを用いた包装体の製造方法の一部を示した斜視説明図である。第5工程において、外箱を起函し、内袋に補強部材と内容物を収納する状態を示す。
以下図面を参照しながら、本発明に係る再封可能なカートンについて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るカートンの一実施態様を示した斜視図である。
図2は、図1に示したカートンを開封した状態と内容物を取り出す方向を示した斜視図である。
図3は、1に示したカートンに用いる再封止用粘着シート(粘着ラベル)と開口部補強シート(透明ラベル)の例である。
図4は、図1に示したカートンに用いる内袋の外面から見た展開図の例である。
図5は、図1に示したカートンの外箱のブランクを示した平面模式図である。
図6は、図1に示したカートンに用いる補強部材の一例の展開図である。
図7は、図1に示したカートンに用いる補強部材の一例の組立図である。
図8は、図1に示したカートンに用いる補強部材の一例の組立図(内容物収納状態)である。
図9〜図11は本発明に係るカートンを用いた包装体の製造方法の一部を示した斜視説明図である。
図9は外箱ブランクの裏面側に、内袋を接着固定する第3工程を示す。
図10は外箱ブランクをサック貼りして、内袋を内蔵した包装容器を作成した第4工程完了後の状態を示す。
図11は第5工程において、外箱を起函し、内袋に補強部材と内容物を収納する状態を示す。
本発明に係る再封可能なカートン(1)は、揮発性物質を含有する内容物(30)を収納する内袋(20)と、内袋を収納する外箱(2)とからなる包装容器である。
本発明に係る再封可能なカートン(1)は、内容物に含まれる揮発性物質の揮散を防止する内袋(20)とこれを収納する外箱(2)とを有するので、内容物の保存性が良好であり、かつ外観的にも優れたものとなる。
本発明に係る再封可能なカートン(1)に収納しうる内容物としては、例えば水分を含んだウェットティッシュを初めとして、水よりも揮発しやすいアルコールや香料を含んだもの、さらには、メントールなど揮発しやすい薬効成分を含んだ貼付剤などが挙げられる。
図1は、本発明に係るカートンの一実施態様を示した斜視図である。このカートンを開封する時には、図の裏側(図2参照)にある開封用つまみ(13)を押して蓋ミシン目線(17)に沿って蓋板(9)を切り取ってゆく。
蓋ミシン目線(17)に沿って切り取っていって天面板(4)上の折り罫線(11)を越えると再封止用粘着シート(24)が蓋板(9)の裏面に接着された領域(図2参照)に入り、蓋板(9)は内袋(20)の開口部ハーフカット線(25)の外周に接着された開口部補強シート(23)から再封止用粘着シート(24)とともに離れ始める。
さらに開口部ハーフカット線(25)まで達すると内袋(20)の開口部ハーフカット線(25)で囲まれた開口部(26)の領域の内袋(20)の開口部のフィルム(27)が開口部ハーフカット線(25)で開裂して再封止用粘着シート(24)に付随した状態で蓋板(9)とともに内袋(20)から除去されて内袋(20)に内容物を取り出すための開口部(26)が形成される。
図2は、本発明に係る再封可能なカートンから内容物を取り出すところを示した斜視図である。
内袋(20)の開口部(26)の形状や大きさは、内容物(30)の形状や大きさや、こわさなどの性状によって適宜決定される。
内容物(30)は図2に示された状態で開口部(26)から取出し方向(32)の方向へ取出される。
必要な分を取出した後には上記の手順と逆の手順で簡単に再封することが出来る。
本実施形態の再封可能なカートンにおいては、内袋(20)の内側にスペーサ(41)を備えた補強部材(40)が挿入されているので内袋(20)の外寸は内容物(30)の減少によってもほとんど変わらず内袋と外箱の外観や作業性にも変化が少ない。
のみならず、この補強部材(40)の存在によって、再封するときに再封止用粘着シート(24)を押し付ける内袋側の表面となる開口部補強シート(23)を裏面から平滑な面で支えることが出来るので再封止が確実に出来て封止漏れによる内容物の品質劣化の危険が少なくなる。
内袋(20)は、揮発性物質の透過を防止する図4に示したような積層体を成形して形成されている。内容物(30)を取り出すための開口部(26)を形成する閉じた形状の開口部ハーフカット線(25)と、図3にしめしたような開口部の周囲を補強する開口部補強シート(23)と、開口部(26)と開口部補強シート(23)を覆う再封止用粘着シート(24)を有する。
この開口部補強シート(23)と、再封止用粘着シート(24)は図4に示したように内袋の基材となる積層体上にこの順序で開口部(26)を覆う位置に貼着される。
図4に示された実施形態における内袋(20)は、1枚の積層体を合掌シール部(22)によって筒状にした後、シール部(21)を形成した背貼り合掌袋であるが、背貼りガセット袋や、単なる四方袋であっても良い。
内袋(20)を構成する積層体としては、一般的に軟包装袋に用いられる包装材料を用いることができる。
内容物に含まれる揮発性成分の種類に応じて、これを遮断する性質を持ったバリア層を備えることが望ましい。
バリア層としては、アルミニウム箔や、アルミ蒸着フィルムや、金属酸化物を蒸着したガスバリアフィルムなどが用いられる。
積層体の内面側には、シーラント層を配置して、熱シールによって袋状に加工することができるようにする。
前記積層体の開口部ハーフカット線(25)に囲まれた部分すなわち開口部(26)を形成する部分は、前記再封止用粘着シート(24)の粘着面に接着されている。
なおこの部分の接着力としては、開口部ハーフカット線(25)を適切に形成すると、特別の接着剤を使用しなくても、再封止用粘着シート(24)の持っている本来の粘着力のみで事足りる場合もある。
図5にブランクを示したように、本発明の再封可能なカートンの外箱(2)は、通常板紙が用いられ、底面板(8)と、底面板(8)から折罫線(11)を介して順次連設された背面板(7)と天面板(4)を有し、さらに底面板(8)から折罫線を介して連設されたのりしろ(10)と、天面板(4)から折罫線(11)を介して連設された左右の側面板(6)と前面板(5)を有する。
外箱(2)の外面には、内容物を示す絵柄や文字、使用説明書等の必要な情報が印刷形成され、必要に応じて透明保護層が設けられる。
また外箱(2)の内面側にも必要に応じて印刷や、透明保護層を設けても良い。
本発明の再封可能なカートン(1)に用いる内袋の内部には開口部の空いた形状の外箱厚を保持する補強部材(40)が挿入されている。
この補強部材の一例を図6〜図8に示した。
図6は、補強部材の一例の展開図である。図7は、その組立図である。図8は、内容物収納状態の組立図である。
補強部材の材質及び製法についてはとくに限定はないがここでは図6の展開図のように成型して図7の組立図のように組立てる場合を想定して説明する。
図6に示すように、厚さDのプラスチック基板(46)上の略中心部に内容物取出しのための窓(42)を設け、天地中央より下部の左右対称位置に高さHのスペーサ(41)を設けた板を天地中央線を軸にスペーサ(41)側に180度折り曲げて厚さ(H+2D)の図7の形状の補強部材(40)とする。
この時にスペーサ(41)の上部に凹部(45b)を設け前記天地中央線の対称位置のプラスチック基板(46)上にこれと嵌合する突起を設けておき、歪まずに組立てられるようにする。
窓(42)の形状および大きさは開口部ハーフカット線(25)とほぼ同等であればよく組立てて、図2と図8に示したように、内容物取出し方向(32)に不都合なく取出せればよい。
補強部材(40)は、内容物が減少した場合であっても、内袋の厚みは減少せず、開口部周辺にしわがよることもなく、密封性が保たれるという効果を発揮する。
再封止時に外箱の蓋板部分を押圧すると、内袋内部から外箱厚を保持する上記の補強部材によって支えられ、天面板の平面性が保たれる。
このため、再封止性が向上すると共に、内容物が減少した後にもカートンの外観を良好に保つ作用を有する。
天面板(4)は、蓋ミシン目線(17)によって形成される蓋板(9)を有し、内袋(20)は、底面板(8)と天面板(4)に接着されており、前記再封止用粘着シート(24)は、蓋板(9)に接着されている。
従って図2に示したように、外箱(2)の蓋ミシン目線(17)を切開して蓋板(9)を開封した時に、前記内袋(20)の開口部ハーフカット線(25)が切開されて、内袋の開口部(26)が同時に開口する。
この時内袋(20)を形成する積層体の開口部ハーフカット線(25)の内側に相当する開口部のフィルム(27)は、再封止用粘着シート(24)と共に蓋板(9)の裏面に移行する。
このように、外箱(2)の蓋板(9)を開封すると、同時に内袋(20)の開口部(26)が開口するので、極めて使い勝手が良い。
また内袋(20)の開口部ハーフカット線(25)の内側の部分である開口部のフィルム(27)は、再封止用粘着シート(24)に移行し、粘着面を覆うので、再封止した時に、粘着面が内容物から揮発する成分によって膨潤したりするのを防ぐ効果を発揮する。
なお、再封止用粘着シート(24)の粘着剤層は、剥がし始めの部分に少し粘着剤の存在しない部分を設けておくと、剥がし始めがより円滑になる。
また、容器を開封する際に、蓋板に接着された再封止用粘着シートが、開口部から剥離せず逆に再封止用粘着シートと蓋板の接着が剥がれてしまうといったトラブルが生じ難くなり、再封止用粘着シートが確実に蓋板と共に剥離する効果がある。
図5に示された斜線の部分は、内袋固定用糊(28)の位置を示したものである。内袋(20)と外箱(2)の裏面側とは、底面板(8)と天面板(4)において接着されて固定されている。
蓋板(9)は、天面板(4)の中央部分であり、左右の蓋ミシン目線(17)が切開されることにより、折罫線をヒンジ部として、開くようになっている。
この実施態様においては、前面板(5)の一部をミシン目線によって切り分け、蓋板(9)に連設された開封用つまみ(13)としている。
さらに開封時に開封用つまみ(13)を持ち上げ易いように、底面板に連設されたのりしろ(10)に開封用孔(12)が形成されている。
前面板(5)とのりしろ(10)とは、開封用つまみ(13)や開封用孔(12)以外の部分でのみ接着されている。
また図5に示したように、本実施態様においては、底面板(8)に連設する側面板(69に解体用ミシン目線(19)を設けたので、再封可能なカートン(1)を使用後に廃棄する際、内袋(20)と外箱(2)とを分離して分別廃棄する事が効率的に行える。
次に、本発明に係る再封可能なカートン(1)を用いた包装体の製造方法について説明する。
包装体を製造するごく一般的な方法としては、まず内袋(20)に内容物(30)を収納し、開口部をシールした後に、これを外箱(2)に収納して外箱を封函する方法がある。
しかしながら、本発明に係る再封可能なカートン(1)の場合、内袋(20)の開口部(26)と外箱(2)の蓋体(9)とを正確に位置合せする必要があり、従来の一般的な方法では、正確な位置合せをすることができなかった。
そこで、本発明者等は、以下の工程を含み、第3工程以降をこの順序に有することを特徴とする包装体の製造方法を発明したものである。
すなわち、充填用開口部が未シール状態の内袋を作成する第1工程。外箱ブランクを作成する第2工程。外箱ブランクの裏面側に、内袋を接着固定する第3工程。外箱ブランクをサック貼りして、内袋を内蔵した包装容器を作成する第4工程。外箱を起函し、内袋に
補強部材と内容物を収納した後、内袋をシールする第5工程。外箱の開口部を封函して包装体とする第6工程である。
この方法によれば、事前に内袋(20)と外箱ブランク(3)とを位置合せしながら接着固定することができるため、両者の位置を正確に位置合せすることができる。
また内袋(20)を内蔵した外箱(2)をサック貼りした状態にした後に、再封可能なカートン(1)に補強部材(40)と内容物(30)を充填するようにしたので、内容物(30)を充填する段階における手間が省け、このため、揮発しやすい成分を含むような内容物であっても、手早く安全に充填することが可能となったものである。
図9〜11は、本発明に係る再封可能なカートン(1)を用いた包装体の製造方法の一部を示した斜視説明図である。
図9は、外箱ブランク(3)の裏面側に、内袋(20)を接着固定する第3工程を示す。
また図10は、外箱ブランクをサック貼りして、内袋を内蔵した包装容器を作成した第4工程完了後の状態を示す。
また図11は、第5工程において、外箱を起函し、内袋に補強部材と内容物を収納する状態を示している。
図9に示したように、内袋(20)は、充填用開口部(29)が未シールの状態で、外箱ブランク(3)の裏面側に位置合せをしながら接着固定される。
内袋(20)には、予め開口部ハーフカット線を設け、これに位置合せをしながら開口部補強シートを接着し、さらに位置合せをしながら再封止用粘着シート(24)を付着させてある。
この状態では、内袋(20)も外箱ブランク(3)も平面状であるので、位置合せは容易である。
なお内袋(20)の充填用開口部(29)の反対側のシール部(21)は、この段階で未シール状態であってもかまわない。
次に外箱ブランク(3)を折罫線に沿って折り曲げ、サック貼りを行って、のりしろ(10)と前面板(5)とを接着し、図10の状態にする。
この時、再封止用粘着シート(24)の背中面と蓋板(9)の内側面とが接着され、また内袋(20)の上面と天面板(4)の内側面とが内袋固定用糊(28)によって接着されるようにする。
再封止用粘着シート(24)の背中面と蓋板(9)の内側面とを接着する方法としては、例えば再封止用粘着シート(24)の背中面に予め感圧接着剤や感熱接着剤を塗布しておく方法などがある。
次に、図11に示したように、サック貼りが完了した外箱(2)を起函し、充填用開口部(29)を開いて、内容物充填方向(31)に沿って補強部材(40)に挟み込んだ内容物(30)を充填する。
補強部材(40)はあらかじめポリスチロール樹脂等のプラスチックを射出成型等の公知の方法で作成しておき、組立てて内容物(30)と方向をそろえて挿入すればよい。
最後に充填用開口部(29)をシールし、外箱(2)の側面板(6)を接着して封函すると包装体が完成する。
なお内袋(20)のシール部(21)が未シール状態であった場合には、補強部材(40)と内容物(30)を充填する直前にシールしても良いし、充填用開口部(29)をシールする時に同時にシールしても良い。
以上説明したように、本発明に係る再封可能なカートンは、揮発性の成分を含む内容物を収納して、一定期間継続して使用するような用途に極めて適したものであり、上記の製造方法によれば、本発明に係る再封可能なカートンを用いた包装体を能率良く安定して製造することができる。
1・・・再封可能なカートン
2・・・外箱
3・・・外箱ブランク
4・・・天面板
5・・・前面板
6・・・側面板
7・・・背面板
8・・・底面板
9・・・蓋板
10・・・のりしろ
11・・・折罫線
12・・・開封用孔
13・・・開封用つまみ
17・・・蓋ミシン目線
19・・・解体用ミシン目線
20・・・内袋
21・・・シール部
22・・・合掌シール部
23・・・開口部補強シート
24・・・再封止用粘着シート
25・・・開口部ハーフカット線
26・・・開口部
27・・・開口部のフィルム
28・・・内袋固定用糊
29・・・充填用開口部
30・・・内容物
31・・・内容物充填方向
32・・・内容物取出し方向
40・・・補強部材
41・・・スペーサ
42・・・窓
43・・・リブ
44・・・折り曲げ中心
45a・・・突起
45b・・・凹部
46・・・補強部材基板
41H・・・スペーサ高
41D・・・基板厚

Claims (4)

  1. 揮発性物質を含有する内容物を収納する内袋と、該内袋を収納する外箱とからなる再封可能なカートンであって、
    前記内袋は、前記揮発性物質の透過を防止する積層体を成形してなり、内容物を取り出すための開口部を形成する閉じた形状の開口部ハーフカット線と、該開口部の周囲を補強する開口部補強シートと、開口部と開口部補強シートを覆う再封止用粘着シートを有し、
    前記内袋の内部には内容物の減少による内袋の寸法縮小を防止するスペーサを備え開口部補強シートを裏面から平滑な面で支える補強部材が挿入されており、
    前記内袋の開口部ハーフカット線に囲まれた部分は、前記再封止用粘着シートに接着されており、
    前記外箱は、底面板と、該底面板から折罫線を介して順次連設された背面板と天面板を有し、さらに底面板から折罫線を介して連設されたのりしろと、天面板から折罫線を介して連設された左右の側面板と前面板を有し、
    前記天面板は、蓋ミシン目線によって形成される蓋板を有し、
    前記内袋は、底面板と天面板に接着されており、前記再封止用粘着シートは、前記蓋板に接着されており、外箱の蓋ミシン目線を切開して蓋板を開封した時に、前記内袋の開口部ハーフカット線が切開されて、内袋の開口部が同時に開口するようにしたことを特徴とする再封可能なカートン。
  2. 前記外箱に解体用ミシン目線を設けたことを特徴とする請求項1に記載の再封可能なカートン。
  3. 前記再封止用粘着シートの剥離開始部位に、粘着剤の塗布されていない部分が存在することを特徴とする請求項1または2に記載の再封可能なカートン。
  4. 以下の工程を含み、第3工程以降をこの順序に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の再封可能なカートンを用いた包装体の製造方法。
    充填用開口部が未シール状態の内袋を作成する第1工程。
    外箱ブランクを作成する第2工程。
    外箱ブランクの裏面側に、内袋を接着固定する第3工程。
    外箱ブランクをサック貼りして、内袋を内蔵した包装容器を作成する第4工程。
    外箱を起函し、内袋に補強部材と内容物を収納した後、内袋をシールする第5工程。
    外箱の開口部を封函して包装体とする第6工程。
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