JP2564737Y2 - 開封容易な2重包装容器 - Google Patents

開封容易な2重包装容器

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JP2564737Y2 JP1991045760U JP4576091U JP2564737Y2 JP 2564737 Y2 JP2564737 Y2 JP 2564737Y2 JP 1991045760 U JP1991045760 U JP 1991045760U JP 4576091 U JP4576091 U JP 4576091U JP 2564737 Y2 JP2564737 Y2 JP 2564737Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、菓子類や医薬品や35mm
写真フィルムなどの2重包装容器であって、密封性など
が優れていて開封が容易な2重包装容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポテトチップやコーンフレー
クや半生菓子などの、特に密封性などが要求される内容
物を収容する包装容器として、開封片と開封片に連続し
た2本の開封ミシン目線を有する紙箱などの、保形性が
ある外装箱体の内側に、紙質層や樹脂フィルム層やアル
ミ箔層などの単層材料又は積層材料の、柔軟性がある合
掌貼袋体を適宜接着保持させた2重包装容器( ダブルカ
ートンと通称する )が広く用いられていて、これらの2
重包装容器の開封方法については、まず保形性がある外
装箱体を開封した後に、内側に接着保持させた柔軟性が
ある合掌貼袋体の端部を引張り出すなどして、切れ目線
やカットテープやハサミなどを用いて開封する方法が一
般的であった。
【0003】一方、これらの2重包装容器をワンタッチ
で開封するために、例えば本願出願人に係る実公昭58-4
9958号公報では、波形状又は鋸歯状の易剥離性の熱接着
剤を塗布した封筒貼袋体を用いた、同時開封の2重包装
容器の考案が、また例えば実公平 2-24779号公報では、
切込みを設けた外面側の合掌貼部分を突出させて、切込
みの両側の合掌貼部分を袋体部分に接着した、開封容易
な合掌貼袋体の考案が開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、菓子類や医
薬品や日用雑貨品、特に市販のパトローネ入りの35mm写
真フィルムの紙製容器中の蓋付プラスチック容器を省略
するために、密封性などが優れていて開封が容易な包装
容器の要請があって、従来の2重包装容器の開封方法を
改良したものである。すなわち、従来の実公昭58-49958
号公報の考案では、2重包装容器の同時開封は容易であ
るものの、易剥離性の熱接着剤と封筒貼袋体に密封性な
どの問題があって、また従来の実公平 2-24779号公報の
考案では、合掌貼袋体の密封性などは優れているもの
の、2重包装容器に用いた場合の同時開封に無理があっ
て、本考案の実施例のような、2重包装容器の全面同時
開封は困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者らは、合掌貼袋
体に開封半切れ線を設けることに着目して本考案に至っ
たものである。すなわち、図1から図3に示すように、
開封片(11)と開封片(11)に連続した2本の開封ミシン目
線 (31,31)を有する紙箱などの、保形性がある外装箱体
(10)の内側に、紙質層や樹脂フィルム層やアルミ箔層な
どの単層材料又は積層材料の、柔軟性がある合掌貼袋体
(20)を適宜接着保持(53)させた2重包装容器であって、
外装箱体の開封片(11)に合掌貼袋体の合掌貼部分(21)を
接着(51)させて、かつ外装箱体(10)の2本の開封ミシン
目線 (31,31)にほぼ一致するように、合掌貼袋体の合掌
貼部分(21)に合掌貼部分を横断する2本の開封半切れ線
(41,41)を設けて、さらに合掌貼袋体の合掌貼部分(21)
の袋体部分(22)側の端部の2本の開封半切れ線( 41,41)
の間に、合掌貼部分(21)の一方の単層材料又は積層材料
に1本の開封半切れ線(42)を設けて、この開封半切れ線
(42)が内側になるように、合掌貼袋体の合掌貼部分(21)
を袋体部分(22)に剥離可能に接着(52)することによっ
て、1本の開封半切れ線を設けた合掌貼部分(21)の一方
の単層材料又は積層材料に密封性などの不安がある場合
にも、密封性などが優れていて開封が容易な2重包装容
器を提供するものである。
【0006】また本考案は、図2に示すように、前記の
合掌貼部分を横断する2本の開封半切れ線( 41,41)に連
続して、外装箱体(10)の2本の開封ミシン目線( 31,31)
にほぼ一致するように、合掌貼袋体の袋体部分(22)に2
本の半切れ線( 43,43)を設けることによって、単層材料
又は積層材料の合掌貼袋体(20)が開封方向性を持たない
場合などに、2重包装容器の開封を容易にするものであ
る。
【0007】
【0008】本考案の、開封片(11)と開封片(11)に連続
した2本の開封ミシン目線( 31,31)を有する紙箱など
の、保形性がある外装箱体(10)については、2重包装容
器の形状や大きさや内容物の重量などに適合するよう
に、適宜のコートボール紙や段ボール紙や発泡ポリスチ
レンシートなどの保形性がある外装箱体(10)の材料を選
定して、通常の印刷をした後に、通常の打抜工程で打抜
型を用いて、折り目線(32)と切断線(33)とを設けると同
時に、例えば図1に示すような開封片(11)と開封片(11)
に連続した2本の開封ミシン目線( 31,31)を設けること
によって、保形性がある外装箱体(10)のブランクを何等
の制約なく作成することが出来る。
【0009】本考案の、紙質層や樹脂フィルム層やアル
ミ箔層などの、単層材料又は積層材料の柔軟性がある合
掌貼袋体(20)については、内容物の湿度や酸素や紫外線
などを防ぐ目的に合せて、従来公知の適宜の紙質層や樹
脂フィルム層やアルミ箔層などを選定して、通常のエキ
ストルーダー法や接着剤ラミネート法などで積層して、
柔軟性がある合掌貼袋体(20)を何等の制約なく製袋する
ことが出来る。この場合に、単層材料又は積層材料の最
内層には、熱封着が容易なポリエチレンフィルム層など
を用いることが望ましい。
【0010】本考案の、外装箱体の開封片(11)に合掌貼
袋体の合掌貼部分(21)を接着(51)させて、外装箱体(10)
の内側に合掌貼袋体(20)を適宜接着保持(53)させる方法
については、従来の2重包装容器( ダブルカートン )と
同様であって、例えば、図2に示す合掌貼袋体(20)に内
容物を収容して、合掌貼袋体(20)の上下の開口部( 23,2
3)を熱封着( 又は接着剤などで密封 )した後に、外装箱
体(10)のブランクの内側に筋状の接着剤( 実施例では袋
体部分に3本(53,53,53), 合掌貼部分に1本(51), 図1
図3を参照 )を塗布して、外装箱体(10)のブランクで内
容物を収容した合掌貼袋体(20)を包むように製箱するな
どの方法で、特に制約なく、外装箱体(10)の内側に合掌
貼袋体(20)を適宜接着保持( 51,53)させた2重包装容器
を製箱することが出来る。この場合に、外装箱体の開封
片(11)と合掌貼袋体の合掌貼部分(21)との接着(51)につ
いては、開封を容易にするために強力でかつ完全な接着
が必要であって、外装箱体(10)のブランクで内容物を収
容した合掌貼袋体(20)を包むように製箱した直後に、内
容物の重量で完全に接着するように、外装箱体の開封片
(11)を下にして2重包装容器を保管するなどの注意が必
要である。
【0011】本考案の、外装箱体(10)の2本の開封ミシ
ン目線( 31,31)にほぼ一致するように、合掌貼袋体の合
掌貼部分(21)に合掌貼部分を横断する2本の開封半切れ
線(41,41)を設ける方法については、図2に示す合掌貼
袋体の合掌貼部分(21)を熱封着( 又は接着剤などで密封
)すると同時に、半切れ刃を設けた1枚の又は2枚の圧
着板( 図示せず )を用いて、外装箱体(10)の2本の開封
ミシン目線( 31,31)にほぼ一致するような位置に、合掌
貼部分(21)を横断する2本の開封半切れ線( 41,41)を、
半切れの程度を深めに設けることが出来る。この場合
に、柔軟性がある合掌貼袋体(20)を構成する単層材料又
は積層材料の剛性や強度などによっては、直接に密封性
などが劣化する恐れがないために、前記と同様の方法
で、2本の切込みミシン目線( 41,41)などを設けること
も出来る。
【0012】本考案の、合掌貼袋体の合掌貼部分(21)の
袋体部分(22)側の端部の2本の開封半切れ線( 41,41)の
間に、合掌貼部分(21)の一方の単層材料又は積層材料に
1本の開封半切れ線(42)を設ける方法については、前述
の2本の開封半切れ線( 41,41)を設ける場合と同様に、
図2に示す合掌貼袋体の合掌貼部分(21)を熱封着( 又は
接着剤などで密封 )すると同時に、半切れ刃を設けた1
枚の圧着板( 図示せず)を用いて、合掌貼袋体の合掌貼
部分(21)の袋体部分(22)側の端部の2本の開封半切れ線
( 41,41)の間に、単層材料の場合は薄層を必ず残して、
また積層材料の場合は最内層及びアルミ箔層などを必ず
残して、合掌貼部分(21)の一方の単層材料又は積層材料
に1本の開封半切れ線(42)を、半切れの程度を正確に設
けることが出来る。
【0013】この場合に、この1本の開封半切れ線(42)
が、本考案の2重包装容器の開封性と密封性などとを直
接左右するものであるために、本考案の実施例において
は、図2に示す合掌貼袋体の合掌貼部分(21)を熱封着す
る直前に、レーザーハーフカット装置を用いて、合掌貼
部分(21)の一方の積層材料の最内層及びアルミ箔層を正
確に残して、合掌貼袋体(20)の外面側からこの1本の開
封半切れ線(42)を設けて、開封性と密封性などとに好結
果を得たものである。
【0014】また本考案の、前記の合掌貼部分を横断す
る2本の開封半切れ線( 41,41)に連続して、外装箱体(1
0)の2本の開封ミシン目線( 31,31)にほぼ一致するよう
に、合掌貼袋体の袋体部分(22)に2本の半切れ線( 41,4
3)を設ける方法については、図2に示す合掌貼袋体の合
掌貼部分(21)を熱封着( 又は接着剤などで密封 )すると
同時に、半切れ刃を設けた1枚の圧着板( 図示せず )の
半切れ刃を延長することによって、合掌貼部分を横断す
る2本の開封半切れ線( 41,41)に連続して、合掌貼袋体
の袋状部分(22)に2本の半切れ線( 43,43)を、半切れの
程度を浅めに設けることが出来る。この場合に、この2
本の半切れ線( 43,43)を設けることによって、直接に合
掌貼袋体(20)の密封性などが劣化する恐れがあるため
に、前記の合掌貼部分(21)の1本の開封半切れ線(42)と
同様に、レーザーハーフカット装置を用いて、合掌貼袋
体の袋状部分(22)に2本の半切れ線( 43,43)を、半切れ
の程度を正確に浅めに設けることが望ましい。
【0015】さらに本考案の、前記の合掌貼部分(21)の
一方の単層材料又は積層材料の1本の開封半切れ線(42)
が内側になるように、合掌貼袋体の合掌貼部分(21)を袋
体部分(22)に剥離可能に接着(52)することについては、
この1本の開封半切れ線(42)が、本考案の2重包装容器
の開封性と密封性などとを直接左右するものであるため
に、前記の半切れ刃を設けた1枚の圧着板( 図示せず )
又はレーザーハーフカット装置を用いて、合掌貼部分(2
1)の一方の単層材料又は積層材料に1本の開封半切れ線
(42)を、半切れの程度を深めに設けて、合掌貼袋体(20)
の開封性を良好に確保したものであって、通常の合掌貼
袋体(20)のように、この1本の開封半切れ線(42)が内側
になるように合掌貼部分(21)を倒して、従来公知の適宜
の方法で、合掌貼袋体の合掌貼部分(21)を袋体部分(22)
に剥離可能に接着(52)して、半切れの程度を深めに設け
た半切れ線(42)にピンホールなどが発生していても、合
掌貼袋体(20)の密封性などを良好に確保するものであ
る。
【0016】
【実施例】図1は、本考案の実施例における、開封容易
な2重包装容器の保形性がある外装箱体(10)のブランク
の平面図である。すなわち、本実施例はパトローネ入り
の35mm写真フィルム用の3.5×3.5×5.3cmの2重包装
容器であって、通常の印刷をした 260 g/m2 のコートマ
ニラ紙に、通常の打抜工程で打抜型を用いて、折り目線
(32)と切断線(33)とを設けると同時に、開封片(11)と開
封片(11)に連続した2本の開封ミシン目線( 31,31)を設
けて、保形性がある外装箱体である紙箱(10)のブランク
を作成したものである。
【0017】図2は、本考案の実施例における、開封容
易な2重包装容器の柔軟性がある合掌貼袋体(20)のブラ
ンクの平面図である。すなわち、パトローネ入りの35mm
写真フィルム用に密封遮光性と密封防湿性とを持たせる
ために、最外層に切断方向性がある30μm の1軸延伸ポ
リプロピレンフィルム層を、中間層に15μm のポリエチ
レンフィルム層と 9μm のアルミ箔層とを、最内層に熱
封着性が良好な15μmのポリエチレンフィルム層を、ポ
リエチレンのエキストルーダー法で順次積層して、通常
の上下が開口した柔軟性がある合掌貼袋体(20)を製袋す
るブランクを示したものである。
【0018】本実施例においては、図2に示す合掌貼部
分を横断する2本の開封半切線( 41,41)を、半切れ刃を
設けた2枚の圧着板( 図示せず )を用いて、前記の紙箱
(10)の2本の開封ミシン目線( 31,31)に一致させて、合
掌貼部分(21)の各々の積層材料のアルミ箔層を切断する
程度に深めに設けたものであって、図2に示す合掌貼部
分(21)の1本の開封半切れ線(42)を、合掌貼部分(21)を
熱封着する直前に、500Wの炭酸ガスレーザーハーフ
カット装置( LPF社製, オランダ )を用いて、合掌貼
部分(21)の一方の積層材料の最内層のポリエチレンフィ
ルム層及びアルミ箔層を正確に残して、合掌貼袋体(20)
の外面側から設けたものである。なお、本実施例におい
ては、最外層に切断方向性がある1軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム層を積層したために、合掌貼袋体の袋体部分
(22)には、図2に示した2本の半切れ線( 43,43)を設け
る必要がなかった。
【0019】図3は、本考案の実施例における、開封容
易な2重包装容器の、外装箱体(10)の内側に合掌貼袋体
(20)を接着保持させた状態、及び外装箱体の開封片(11)
を引張って2重包装容器を開封させた状態を示す断面図
である。すなわち、上下が開口した柔軟性がある合掌貼
袋体(20)にパトローネ入りの35mm写真フィルム(図示せ
ず)を収容して、合掌貼袋体(20)の上下の開口部を熱封
着( 23,23)した後に、前記の紙箱(10)のブランクの内側
に、図1に示す幅5mmの4本の筋状の接着剤(AV650-Y
4, 日栄化学KK製)を塗布( 51,53,53,53)して、前記の
紙箱(10)の開封片(11)と4枚の胴貼部( 12,12,12,12)と
が内容物を収容した合掌貼袋体(20)を包むように製箱し
たものであって、紙箱(10)の内側に合掌貼袋体(20)を、
合掌貼部分(21)の接着部(51)と袋体部分(22)の3ケ所の
接着保持部(53,53,53)で接着保持させたものである。こ
の場合に、図1に示す紙箱(10)の8枚の上下の開封片(
13,13,13,13,13,13,13,13)についても、前記の4本の筋
状の接着剤を塗布( 51,53,53,53)することによって、前
記の製箱と同時に閉封できるものである。
【0020】本考案の実施例における、開封容易な2重
包装容器の開封方法については、図3に示すように、外
装箱体の開封片(11)を矢印方向に引張るだけで、ワンタ
ッチで容易に全面同時開封ができるものである。すなわ
ち、外装箱体である紙箱(10)の開封片(11)を引張ること
によって、開封片(11)に接着(51)させた合掌貼部分(21)
が引張られて、合掌貼部分(21)を横断する2本の開封半
切れ線( 41,41)及び合掌貼部分(21)の一方の積層材料の
1本の開封半切れ線(42)が切断して、さらに開封片(11)
を矢印方向に引張ることによって、合掌貼袋体の袋体部
分(22)の切断方向性がある積層材料が、開封片(11)に連
続した2本の開封ミシン目線( 31,31)にほぼ一致するよ
うに順次切断して、2重包装容器の外装箱体である紙箱
(10)と合掌貼袋体(20)とを全面同時開封させることが出
来た。
【0021】
【考案の効果】以上、実施例に示すとおり、本考案の開
封容易な2重包装容器においては、外装箱体である紙箱
などの開封片に合掌貼袋体の合掌貼部分を接着させて、
かつ合掌貼部分を横断する2本の開封半切れ線と合掌貼
部分の一方の積層材料の1本の開封半切れ線を設けたこ
とによって、紙箱などの開封片を引張るだけで、ワンタ
ッチで容易に2重包装容器の外装箱体と合掌貼袋体とを
全面同時開封させることが出来る。
【0022】また、実施例のパトローネ入りの35mm写真
フィルムを収容する場合は、アルミ箔と樹脂フィルムと
の積層材料の合掌貼袋体を用いたものであって、密封遮
光性と密封防湿性とが優れているために、従来の蓋付プ
ラスチック容器が不要であって、包装容器の過剰包装対
策や省資源対策に寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における、開封容易な2重包装
容器の保形性がある外装箱体のブランクの平面図であ
る。
【図2】本考案の実施例における、開封容易な2重包装
容器の柔軟性がある合掌貼袋体のブランクの平面図であ
る。
【図3】本考案の実施例における、開封容易な2重包装
容器の、外装箱体の内側に合掌貼袋体を接着保持させた
状態、及び外装箱体の開封片を引張って2重包装容器を
開封させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 …外装箱体 11 …外装箱体の開封片 12 …外装箱体の胴部片 13 …外装箱体の上下の閉封片 20 …合掌貼袋体 21 …合掌貼袋体の合掌貼部分 22 …合掌貼袋体の袋体部分 23 …合掌貼袋体の開口部の熱封着部分 31 …外装箱体の開封ミシン目線 32 …外装箱体の折り目線 33 …外装箱体の切断線 41 …合掌貼部分を横断する開封半切れ線 42 …合掌貼部分の一方の積層材料の1本の開封半切
れ線 43 …袋体部分の半切れ線 51 …開封片と合掌貼部分との接着部 52 …合掌貼部分と袋体部分との剥離可能な接着部 53 …外装箱体と袋体部分との接着保持部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開封片と開封片に連続した2本の開封ミシ
    ン目線を有する紙箱などの、保形性がある外装箱体の内
    側に、紙質層や樹脂フィルム層やアルミ箔層などの単層
    材料又は積層材料の、柔軟性がある合掌貼袋体を適宜接
    着保持させた2重包装容器であって、外装箱体の開封片
    に合掌貼袋体の合掌貼部分を接着させて、かつ外装箱体
    の2本の開封ミシン目線にほぼ一致するように、合掌貼
    袋体の合掌貼部分に合掌貼部分を横断する2本の開封半
    切れ線を設けて、さらに合掌貼袋体の合掌貼部分の袋体
    部分側の端部の2本の開封半切れ線の間に、合掌貼部分
    の一方の単層材料又は積層材料に1本の開封半切れ線を
    設けて、この開封半切れ線が内側になるように、合掌貼
    袋体の合掌貼部分を袋体部分に剥離可能に接着したこと
    を特徴とする開封容易な2重包装容器。
  2. 【請求項2】前記の合掌貼部分を横断する2本の開封半
    切れ線に連続して、外装箱体の2本の開封ミシン目線に
    ほぼ一致するように、合掌貼袋体の袋体部分に2本の半
    切れ線を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の開
    封容易な2重包装容器。
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