JP2023161961A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023161961000001
【課題】再シール可能で、プラスチックの使用量を低減した環境にやさしい包装袋を提供する。
【解決手段】取出し口または取出し口の形成用の切れ目線が設けられたプラスチック製の取出し口用シートと、前記取出し口用シートの取出し口を覆うように着脱可能に貼り付けられた粘着性ラベルと、を備える蓋シートと、紙層と金属層とを有する金属化紙からなる胴体シートと、が接合され、前記金属層が内側となるように袋状に成形されてなる包装袋であって、前記胴体シートの金属層と、前記取出し口用シートと、が接着されており、且つ、前記胴体シートの全ての端面が、袋状の内部空間に接していない、包装袋。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フィルムに設けられた取出し口を粘着性ラベルで封じた、繰り返し密閉可能な包装袋に関するものである。
乾燥や劣化の防止などの目的から、取出し口を繰り返し密閉して使用可能な包装容器に対する需要が高まっている。中でも、接着剤が付された粘着性ラベルで容器の取出し口を封止する容器は、繰り返し開閉しても高い密閉性が維持されるため、ウェットティシュ、フェイシャルペーパー、メイク落とし、フェイシャルマスク、掃除用シートなどの、水分を多く含んだ内容物の密閉保存に適している。
粘着性ラベルを用いた従来の包装容器を、図4を参照して説明する。図4は、従来例にかかる包装袋を示す斜視図であって、(a)は分解時、(b)は流通時、(c)は、開封した時をそれぞれ示す。
図4(a)に示すように、従来例にかかる包装袋1は、一枚のフィルム70が袋状に形成されてなる。このフィルム70の一つの面には、取出し口を形成するための切れ目線22がマイクロミシン等によって設けられ、接着剤層が一方面の全面に設けられた粘着性ラベル23が貼り付けられる(図4(b)参照)。図4(a)、(b)に示すように、粘着性ラベル23は、フィルム70に設けられた切れ目線22の内側領域を完全に覆うように貼り付けられる。粘着性ラベル23には、「OPEN」等の文字が持ち手部分に、商品名などがラベルの中心部分に印刷されている場合もある。
図4(c)に示すように、粘着性ラベル23を剥がすと、内側領域24は接着剤によって粘着性ラベル23の接着剤層に貼りついているので、切れ目線22に沿って内側領域24が切り取られて、この部分に取出し口21が形成(開封)される。また、内側領域24が切り取られるまでは、未開封であること(バージン性)が保証される。
このような中、本発明者らは、取出し口より一回り大きな、粘着性ラベルの接着剤層を隠すための隠蔽用フィルムを備える包装袋を提案している(特許文献1参照)。
実用新案登録第3206272号
この技術では、取出し口より一回り大きな隠蔽用フィルムが、内容物と接着剤等との接触を阻害し、内容物の汚染を防止できる。
近年、環境保護などの観点から、生分解性のないプラスチックの使用量を減少させることが求められている。しかしながら上記技術では、このような観点からの検討は全く行われていない。
ところが、生分解性プラスチックは高価で加工性が低いという問題がある。また、天然素材である紙は、水分によってふやけてしまうために水分を含んだ材料を収納する用途にそのまま使うことはできない。
本発明は、上記に鑑みなされたものであって、プラスチックの使用量が少なく、しかも水分を含む材料の収容と再密閉とが可能な包装袋を実現することを目的とする。
本発明にかかる包装袋は、取出し口または取出し口の形成用の切れ目線が設けられたプラスチック製の取出し口用シートと、取出し口用シートの取出し口を覆うように着脱可能に貼り付けられた粘着性ラベルと、を備える蓋シートと、紙層と金属層とを有する金属化紙からなる胴体シートと、が接合され、金属層が内側となるように袋状に成形されてなる。この胴体シートの金属層と、取出し口用シートとが接着されており、且つ、胴体シートの全ての端面が、袋状の内部空間に接していない。
胴体シートは金属化紙からなり、金属層が内容物側となっているため、内容物から紙層への水分の浸透が防止される。このため、収納袋に使用するプラスチック材料の一部を金属化紙が代替でき、プラスチック材料の使用量を低減できる。
ところで、紙材料(金属化紙)の部分に取出し口を設ける場合、表面の紙層と粘着性ラベルに通常使用される粘着剤との接着性が低いとともに、水分が浸透し易い紙層の切断端面が取出し口に表れてしまう。これを防止するために本発明では、取出し口はプラスチック製の取出し口用シートに設ける。
また、同様に胴体シートのその他の端面もまた、内部空間(内容物)と接しないようにすることで、内容物の水分の影響で胴体シートがふやけてしまうことが防止される。たとえば、端面近傍の金属層相互が向かい合うように重ねて封止し(金属層と紙層とが向かい合うように重ねて封止しない)、その端面すべてを内部空間側ではなく袋の外側(表面側)に位置させることで、端面と内部空間とが接しないようにすることができる。
さらに、プラスチック製の取出し口用シートと、胴体シートの金属層とが接着されるが、この接着は両者の接着面が平滑であるため、微細な凹凸が形成されている紙層との接着よりも強力なものとすることが容易である。さらに、このプラスチック製の取出し口用シートが、金属層よりも内容物側に位置するようになり、このような構造が胴体シートの接着部分近傍に位置する切断端面を内容物の水分から保護するように作用する。このため、長期間使用しても液漏れすることがなく、且つ、プラスチックの使用量を低減した再封止が可能な包装袋を実現できる。
なお、取出し口用シートに取出し口があらかじめ設けられている構成とすると、その分プラスチック使用量を低減できる。また、取出し口形成用の切れ目線が設けられている構成とすると、切れ目線の開封の有無の確認により、包装のバージン性の確認が可能となる。切れ目線は、マイクロミシンなどにより形成することが好ましい。
また、紙層が収納袋の表面に配されることになるが、これにより収納袋への事後的な印刷の付加、使用者の自由な書き込みなどが容易となり、利便性が高まるという効果も奏する。
取出し口用シートと胴体シートとの接着部分における金属層上には、樹脂製のシーラント層が積層され、ヒートシールされている構成とすることが好ましい。これにより、金属層と取出し口用シートとの接着性をより高めることができる。
また、この接着部分は、シーラント層と蓋シートとの間に、ホットメルト接着剤が配された状態でヒートシールされている構成とすると、両者の接着強度がさらに高まるため、より好ましい。
なお、金属層相互を接着して封止する部分は、公知の金属用接着剤やホットメルト接着剤などを用いて接着してもよく、上記と同様のヒートシール用のシーラント層を積層し、ヒートシールにより接着する方法を採用してもよく、これらを複数組み合わせて用いてもよい。
これらのヒートシール用のシーラント層の材料としては、金属層上に良好に層を形成可能で良好なヒートシール性能を有するものであれば特に限定されず、公知の材料を用いることができ、特にポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。
また、ホットメルト接着剤の材料としては、特に限定されず、公知の材料を使用できる。ホットメルト接着剤の接着温度(融点)は、110~180℃であることが好ましく、130~160℃であることがより好ましく、140~150℃であることがさらに好ましい。なかでも、シーラント層及び取出し口用シートの構成材料のそれぞれの融点と、ホットメルト接着剤の融点との差は、50℃以内であることが好ましく、30℃以内であることがより好ましく、20℃以内であることがさらに好ましい。
また、ホットメルト接着剤の幅(接着後の幅)は、接着性能とコストとの兼ね合いから、好ましくは5~20mm、より好ましくは7~16mm、さらに好ましくは9~12mmとする。
また、シーラント層の幅は、ホットメルト接着剤を設けない場合には、好ましくは5~20mm、より好ましくは7~16mm、さらに好ましくは9~12mmとする。ホットメルト接着剤を設ける場合には、ホットメルト接着剤の幅よりも大きいことが好ましく、ホットメルト接着剤の幅よりも6mm以上大きいことがより好ましく、10mm以上大きいことがさらに好ましい。
また、包装袋の表面積に占める胴体シートの面積割合は、70%以上であることが好ましく、80%以上とすることがより好ましい。包装袋の表面積とは、包装袋を外側から観察した場合の、包装袋用の材料の面積のすべてを意味する。つまり、収納空間の実質的な外表面積ではなく、マチのための凹みや封止部など、外側から観察可能な包装袋用の材料の面積として認識可能なものは、包装袋の表面積に含まれる。しかし、包装袋を内側から観察した場合にのみ表れる部分は包装袋の表面積には含まれない。
なお、マチを設ける場合には、金属層相互を接着するように折りたたんだ構成とする。
ここで取出し口用シートには、汎用の包装用プラスチックシートを広範に使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドなどを使用できる。
また、食料包装用に用いる場合、内容品保護(物理的、化学的な刺激からの保護、鮮度保持)が求められるため、機械的強度、ガスバリア性、ヒートシール強度、接着剤との相性(接着しやすさ、接着剤残りの少なさ)等を併せ持つことが要求される。これらの要求を単独で叶えられる材料はないので、各々の特徴を組み合わせた多層フィルムを用いることが好ましい。
多層フィルムは主に、共押出し、あるいはラミネートで作られる。ラミネートの場合、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート、延伸ナイロン(ON)などが使用される。上記のうち、ベースフィルムは、ナイロンで形成されるのが好ましい。
取出し口用シートの厚みは特に限定されず、求められる密閉性、ガスバリア性、強度などによって適宜設定すればよい。例えば、50~1000μmなどとすることができる。
上記粘着性ラベルの基材には、汎用の包装用プラスチックフィルムが使用でき、上記取出し口用シートと同様の材料であってもよい。基材の一方面には、繰り返しの着脱が可能な接着剤(粘着剤)が付けられて接着剤層が形成され、粘着性ラベルは取出し口を繰り返し密閉可能な蓋体となる。
上記粘着性ラベルの基材には、紙ベースの材料を用いてもよい。これにより、プラスチック使用量をさらに低減できる。
蓋体フィルムや粘着性ラベルの基材として、アルミニウムなどの金属による層がラミネートされたフィルムを用いると、遮光性、商品の隠蔽性やガスバリア性を高めることができる。また、プラスチックフィルムよりも形状安定性が高く、包装袋の強度向上を図れる。
粘着性ラベルの接着剤には、天然系接着剤、合成系接着剤(アクリル樹脂系接着剤、アクリル樹脂エマルジョン接着剤、α-オレフィン系接着剤、エーテル系セルロ-ス、エチレン-酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、エチレン-酢酸ビニル樹脂ホットメルト接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、シリコーン系接着剤)などが使用できる。中でも、EVa(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)エマルジョンが好ましい。
粘着性ラベルの厚みは、上記フィルムと同様に特に限定されない。例えば、50~1000μmなどとすることができる。
また、粘着性ラベルは、剥離のストッパとなる切れ目が設けられている構成であってもよく、切れ目が設けられずに全体が完全に剥がしとれる構造であってもよい。さらに、剥離を容易とするための持ち手が設けられていてもよい。
また、金属化紙としては、公知のものを広く利用できる。紙層と金属層との間にアンダーコート層を設けるか否か、紙層や金属層の厚みや材料などは、求められる強度などによって適宜決定すればよい。
本発明によれば、再密閉が可能で、プラスチックの使用量が少なく環境にやさしい包装袋が得られる。
図1は、実施の形態1に係る包装袋を示す図であって、(a)は正面側からの斜視図、(b)は(a)のc-c線矢視断面図、(c)は裏面側からの斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る包装袋を作製するための包装用シートを示す図であって、(a)は正面側からの斜視図、(b)は裏面側からの斜視図、(c)は裏面側からの解体斜視図である。 図3(a)、(b)は、包装袋の胴体シートと取出し口用シートの形状の変形例をそれぞれ説明する正面側からの斜視図である。 図4は、従来例にかかる包装袋を示す斜視図である。
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。各図中、同一部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る包装袋を示す図であって、(a)は正面斜視図、b)は(a)のc-c線矢視断面図(c)は裏面斜視図である。
図1(a)~(c)に示すように、包装袋1は、胴体シート30と蓋シート20とが接合され、袋状に成形されてなる。
また、蓋シート20は、取出し口の形成用の切れ目線22が設けられたプラスチック製の取出し口用シート27と、取出し口用シート27に着脱可能に張り付けられ、取出し口を再密封可能な粘着性ラベル23と、を備えている。
また、胴体シート30は、紙層31に金属層32が設けられた金属化紙からなる。そして、胴体シート30の金属層32と、蓋シート20とが接着されて接着部60a,60bが形成されるとともに、この金属層32が内部空間(内容物2)側となるように袋状に成形されている。この構成では、胴体シート30の内側(取出し口側)の端面は、さらに内容物2側に蓋シート20が存在するために、内容物2と接することがない。
また、収納袋1は、上下端部及び裏面において、胴体シート30の内部空間(内容物2)側に配された金属層が相互に接する(金属層と蓋シートとが対向している部分においてはこれらが接する)ようにして接着されて、封止部50a~50cが形成されている。
この結果、その他の胴体シート30の切断端面は、封止部50a~50cの先端にそれぞれ位置しているが、いずれの端面も内容物2とは接しない。これらにより、端面から内容物2の水分が浸透してふやけたり内容物が劣化したりすることを確実に防止できる。
また、粘着性ラベル23の一方面(内容物側の面)には、その外周縁に沿って、接着剤が塗布された接着剤層が設けられている。そして、粘着性ラベル23を手ではがしたとき、切れ目線22の内側領域が接着剤についた状態で粘着性ラベルとともに剥ぎ取られ、切れ目線22に沿って取出し口が形成される。
切れ目線を開封し内容物2を使用した後、粘着性ラベル23を取出し口用シート27に貼り付けて元の位置に戻すことにより、接着剤層が再び感圧により活性化し、残った内容物2が密閉封止される。
本実施の形態では、正面から見た場合の表面積のうちの60%を蓋シート20が占めている。また、裏面側にある封止部50cの面積は、裏面から見た場合の表面積の30%(表に見えている部分と内側部分の合計)である。したがって、包装袋の表面積に占める胴体シートの面積割合は、(230-60)÷230×100≒73.9%となる。
内容物2としては特に限定されず、例えばウエットティッシュ、肉、加工肉、魚介、菓子、パンなどの食料品、パック、フェイスマスク、ボディペーパー、フェイシャルペーパーなどの化粧品、掃除用シート、ふき取りシートなどの掃除用品などとすることができる。
例えば、蓋体フィルムとしてアルミラミネートフィルムを用いると、アルミニウム層による遮光、ガスバリア性の向上などの効果を得ることができる。この場合、粘着性ラベルにもアルミラミネートフィルムを用いて、取出し口部分においても遮光、ガスバリアなどを確保することが好ましい。この一方、透明なフィルムを用いると、内容物の視認ができるようになり、内容物の大きさや量などの確認に便利である。この場合、粘着性ラベルにも透明なフィルムを用いることが好ましい。
図2は、実施の形態1に係る包装袋を作製するための包装用シートを示す図であって、(a)は正面側からの斜視図、(b)は裏面側からの斜視図、(c)は裏面側からの解体斜視図である。
図2(a)~(c)に示すように、包装用シート80は、蓋シート20の両端部に、2枚の胴体シート30が、金属層のみが蓋シート20と接するように重ね合わされ貼り合わされてなる。貼り合わせ部分には、接着部60a,60bが形成されている。この包装用シート80が袋状に成形されて、本実施の形態にかかる収納袋となる。
また、包装用シート80を構成する2枚の胴体シート30の金属層面側にはそれぞれ、封止部及び接着部形成用のシーラント層33が、その外周縁に沿って形成されている。
また、胴体シート30の接着部形成用(内側)のシーラント層33上には、ホットメルト接着剤40が配され、さらにこの上に蓋シート20の両端部が配される。そして、これらを重ね合わせ、プレスしながら加熱して、ホットメルト接着剤を溶融接着することにより、2枚の胴体シート30と蓋シート20とが接着されて、図2(a)、(b)に示す接着部60a,60bが形成された包装用シート80が得られる。なお、これとは上下が反対に、蓋シート20の両端部上にホットメルト接着剤40を配し、さらにこの上に胴体シート30を配置する方法であってもよい。
こののち、包装用シート80の左右の端部のシーラント層33が重ね合わされて熱溶着されて封止部50cが形成され、包装用シート80が筒状に成形される。その後、底部のシーラント層33が重ね合わされて熱溶着されて封止部50bが形成されて、有底筒状となる。その後、開口より内容物が内部空間に収容され、開口部のシーラント層33が重ね合わされ熱溶着されて封止部50aを形成して、内容物が収納された収納袋が得られる。
なお、上下の封止部50a、50bには、接着部と同様に金属層と蓋シートとが接着される部分が表れるが、この部分の接着において、接着部と同様にホットメルト接着剤を介在させて接着を行ってもよく、介在させなくてもよい。ホットメルト接着剤を介在させる場合の条件は、接着部と同様でよい。
(実施の形態2)
本実施の形態では、蓋シートと胴体シートとの形状の変形例を、図3を用いて説明する。図3(a)、(b)は、包装袋の胴体シートと取出し口用シートの形状の変形例を説明する斜視図である。
図3(a)に示すように、蓋シート20は、上下のどちらか一方の封止部(同図では下側の封止部50b)とはつながっていない構成とすることができる。また、図3(b)に示すように、蓋シート20は、両方の封止部とつながっていない構成とすることができる。これらの構成により、プラスチック使用量をさらに低減できる。また、上下の封止部50a・50bにおいて、同一の材料相互間の接合のみ(例えばシーラント層相互の接着のみ)が行われるため、封止強度が安定化する。
この場合、蓋シート20の取り付け用の開口が設けられた胴体シート30を用い、この開口に対して蓋シート20を金属層側から貼り付けることにより包装用シートを作製すればよい。
実際に、市販の金属化紙にポリプロピレン製のシーラント層を設けた胴体シートと、開口が設けられたポリエチレンテレフタレート製の取出し口用シートと、粘着性ラベルと、ホットメルト接着剤とを用いて、内容物として水を収納した収納袋を作製したところ、通常の環境(25℃、1気圧)で30日放置しても紙層への水の浸透や外部への漏水は確認されなかった。また、密閉ラベルを利用した開閉も、従来の収納袋と同様に問題なく行うことができた。
本発明の包装袋によれば、繰り返しの密閉が行える収納袋のプラスチック使用量を大幅に低下できるので、環境にやさしい収納袋を実現できる。このため、産業上の意義は大きい。
1 包装袋
2 内容物
20 蓋シート
21 取出し口
22 切れ目線
23 粘着性ラベル
24 内側領域
25 接着剤層
27 取出し口用シート
30 胴体シート
31 紙層
32 金属層
33 シーラント層
40 ホットメルト接着剤
50a・50b・50c 封止部
60a・60b 接着部
70 フィルム
80 包装用シート

Claims (5)

  1. 取出し口または取出し口の形成用の切れ目線が設けられたプラスチック製の取出し口用シートと、前記取出し口用シートの取出し口を覆うように着脱可能に貼り付けられた粘着性ラベルと、を備える蓋シートと、
    紙層と金属層とを有する金属化紙からなる胴体シートと、が接合され、前記金属層が内側となるように袋状に成形されてなる包装袋であって、
    前記胴体シートの金属層と、前記取出し口用シートと、が接着されており、
    且つ、前記胴体シートの全ての端面が、袋状の内部空間に接していない、包装袋。
  2. 請求項1に記載の包装袋において、
    前記金属層と、前記取出し口用シートとの接着部分における前記金属層上には、樹脂製のシーラント層が積層され、ヒートシールされている、
    ことを特徴とする包装袋。
  3. 請求項2に記載の包装袋において、
    前記接着部分は、前記シーラント層と前記蓋シートとの間に、ホットメルト接着剤が配された状態でヒートシールされている、
    ことを特徴とする包装袋。
  4. 請求項3に記載の包装袋において、
    前記ホットメルト接着剤の幅が、5~20mmである、
    ことを特徴とする包装袋。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の包装袋において、
    前記包装袋の表面積に占める前記胴体シートの面積割合が、70%以上である、
    ことを特徴とする包装袋。
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