JP2022190246A - 紙容器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022190246000001
【課題】密閉性を良好に維持できる紙容器を提供する。
【解決手段】紙容器は、第1方向及び第2方向に延在する底部と、第3方向において底部に重なる頂部と、第3方向に立設する側部とを備える。頂部は、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、開口部を有し、頂部上には、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、開口部を覆うと共に、頂部に対して着脱可能に粘着するカバー部材が設けられる。第1ミシン目部と第2ミシン目部とのそれぞれは、第1方向に延在する第1線状部分、第2方向に延在すると共に第1方向において第1線状部分よりも開口部から離れている第2線状部分、及び、第1線状部分の一端と第2線状部分の一端とをつなぐ角部を有し、開口部は、孔部、孔部と第1ミシン目部の第1線状部分の他端とをつなぐ第1切込部、及び、孔部と第2ミシン目部の第1線状部分の他端とをつなぐ第2切込部を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙容器に関する。
下記特許文献1には、内部に被包装物が封入された内袋と、内袋の外側を覆う外箱とを備える包装体が開示される。この包装体では、外箱は、上面に取り出し口及び該取り出し口の一辺に回動可能に連接された蓋体を形成するための切り込みと、蓋体よりも大寸に形成され切り込みを覆うように蓋体の表面に接着されるとともに蓋体の周囲の部分の表面に対して剥離及び再接着を繰り返し行うことができる可撓性を有するシート部材とを有する。
特許第3938998号公報
上記特許文献1では、外箱に設けられるツマミ片を摘まんで蓋体を回動させることによって、シート部材を蓋体の周囲の部分の表面から剥がす。ツマミ片はシート部材から露出している。このため、例えばツマミ片が使用により変形した場合、当該ツマミ片と外箱の頂壁との間には、シート部材にて塞ぐことができない隙間が生じてしまうことがある。このようにツマミ片が変形すると、包装体の密閉性が劣化してしまう。
本発明の一側面の目的は、密閉性を良好に維持できる紙容器の提供である。
本発明の一側面に係る紙容器は、互いに直交する第1方向及び第2方向に延在する底部と、第1方向及び第2方向に直交する第3方向において、底部に重なる頂部と、底部及び頂部の間において、第3方向に立設する側部と、を備える。頂部は、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、第1ミシン目部と第2ミシン目部との間に位置する開口部を有し、頂部上には、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、開口部を少なくとも覆うと共に、頂部に対して着脱可能に粘着するシート状のカバー部材が設けられ、第1ミシン目部と第2ミシン目部とのそれぞれは、第1方向に延在する第1線状部分、第2方向に延在すると共に第1方向において第1線状部分よりも開口部から離れている第2線状部分、及び、第1線状部分の一端と第2線状部分の一端とをつなぐ角部を有し、開口部は、孔部、孔部と第1ミシン目部の第1線状部分の他端とをつなぐ第1切込部、及び、孔部と第2ミシン目部の第1線状部分の他端とをつなぐ第2切込部を有する。
この紙容器では、頂部は、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、第1ミシン目部と第2ミシン目部との間に位置する開口部を有する。また、頂部上には、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、開口部を少なくとも覆うと共に、頂部に対して着脱可能に粘着するシート状のカバー部材が設けられる。これにより、頂部に設けられると共に紙容器の内部につながる隙間は、カバー部材によって好適に覆われる。このため、頂部においてカバー部材にて塞がれない部分の発生を防止できるので、カバー部材による紙容器の密閉性が良好に維持される。ここで、開口部は、孔部、孔部と第1ミシン目部の第1線状部分の他端とをつなぐ第1切込部、及び、孔部と第2ミシン目部の第1線状部分の他端とをつなぐ第2切込部を有する。これにより、例えば頂部が引っ張られた場合、開口部の周囲における頂部が変形しやすくなる。このため、頂部の変形などにより、第1ミシン目部と第1切込部との境界、及び、第2ミシン目部と第2切込部との境界に応力が集中しやすくなるので、第1ミシン目部と第2ミシン目部とが破断されやすくなる。よって、頂部からカバー部材を剥がすために当該カバー部材を引っ張ると、カバー部材が剥がすと同時に第1ミシン目部と第2ミシン目部とを破断できる。この場合、カバー部材を頂部から単に剥がすだけで紙容器を開封し、紙容器の内容物用の取り出し口を形成できる。
第2方向におけるカバー部材の一端には、頂部に対して粘着していない摘まみ部が設けられ、摘まみ部は、第2方向において第1線状部分よりも第2線状部分から離れてもよい。この場合、ユーザがカバー部材を剥がす位置、及び、カバー部材が剥がされる方向を指定できる。これにより、カバー部材の剥離中に第1ミシン目部と第2ミシン目部とが破断しやすいように、ユーザの動作を誘導できる。
カバー部材は、少なくとも第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び開口部を覆う本体部、ならびに、第2方向において本体部と摘まみ部との間に位置する接続部を有し、第1方向における接続部の幅は、本体部に近いほど大きくてもよい。この場合、ユーザは、摘まみ部を摘まんでカバー部材を引っ張ることによって、接続部を頂部から容易に剥がすことができる。
第1線状部分と第2線状部分とのそれぞれに含まれるツナギの長さは、0.3mm以上0.8mm以下でもよい。この場合、カバー部材を頂部から剥がすときに第1ミシン目部と第2ミシン目部とを破断させやすくなる。加えて、紙容器の運搬中等におけるツナギの意図しない破断を抑制できる。
第1方向における第1切込部と第2切込部とのそれぞれの長さは、10mm以上でもよい。この場合、第1切込部と第2切込部とのそれぞれの周囲にて、頂部が変形しやすい。よって、カバー部材を頂部から剥がすとき、第1ミシン目部に含まれる第1線状部分の他端と第1切込部との境界、及び、第2ミシン目部に含まれる第1線状部分の他端と第2切込部との境界に応力が集中しやすくなる。これにより、カバー部材を頂部から剥がすときに第1ミシン目部と第2ミシン目部とを破断させやすくなる。
第1ミシン目部の第1線状部分と、第2ミシン目部の第1線状部分と、第1切込部と、第2切込部とは、第1方向に沿った直線上に位置してもよい。この場合、第3方向から見てカバー部材を剥がす方向が第2方向(すなわち、第1線状部分等が延在する方向に直交する方向)に沿ったものであっても、カバー部材を頂部から剥がすときに第1ミシン目部と第2ミシン目部とを破断させやすくなる。これにより、各ミシン目部が、第3方向から見てカバー部材を剥がす方向に対して斜めに延在する部分を有する場合と比較して、取り出し口を広く形成できる。したがって、紙容器の内容物の寸法制限を緩和できる。
第2方向に沿った孔部の幅は、第1方向において孔部の中心から第1切込部に近づくほど狭くなるとともに、第1方向において孔部の中心から第2切込部に近づくほど狭くなってもよい。この場合、カバー部材を頂部から剥がすとき、第1ミシン目部に含まれる第1線状部分の他端と第1切込部との境界、及び、第2ミシン目部に含まれる第1線状部分の他端と第2切込部との境界に応力が集中しやすくなる。これにより、カバー部材を頂部から剥がすときに第1ミシン目部と第2ミシン目部とを破断させやすくなる。
第1切込部は、第1方向における孔部の一端に接続され、第2切込部は、第1方向における孔部の他端に接続されてもよい。この場合、開口部の周囲において頂部が変形したとき、第1切込部と第1ミシン目部との境界、及び、第2切込部と第2ミシン目部との境界に、応力が集中しやすくなる。
頂部に対するカバー部材の粘着強度は、5N/15mm以上15N/15mm以下でもよい。この場合、頂部において蓋体として機能する部分からカバー部材が剥がれる前に、第1ミシン目部と第2ミシン目部とを良好に破断できる。加えて、適度な力にてカバー部材を頂部から剥離できる。
頂部は、紙製の基材と、基材よりも表面側に位置すると共に接着剤を介して基材に固定されるシートとを有し、基材に対するシートのラミネート強度は、2.0N/15mm以上でもよい。この場合、頂部からのカバー部材の剥離中における頂部の破損(特に、シートの基材からの剥離)を防止できる。
カバー部材と、シートとの少なくとも一方は、金属を含むフィルムを有してもよい。この場合、カバー部材と、シートとの少なくとも一方のバリア性を向上できる。
第1方向に沿った第1ミシン目部の角部から第2ミシン目部の角部までの距離は、第1方向に沿った頂部の寸法の75%以上でもよい。また、第2方向に沿った第1ミシン目部の第2線状部分と第2ミシン目部の第2線状部分とのそれぞれの長さは、第2方向に沿った頂部の寸法の65%以上でもよい。これらの場合、紙容器の内容物の寸法制限を緩和できる。
本発明の一側面によれば、密閉性を良好に維持できる紙容器を提供できる。
図1は、実施形態に係る紙容器を示す概略斜視図である。 図2(a)は、カバー部材が除外された紙容器を示す概略斜視図であり、図2(b)は、カバー部材を示す概略平面図である。 図3は、図2(a)の概略平面図である。 図4(a)は、閉鎖状態の紙容器を示す概略側面図であり、図4(b)は、開放状態の紙容器を示す概略側面図である。 図5は、開放状態の紙容器を示す概略斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
<紙容器>
図1~図5を参照しながら、本実施形態に係る紙容器について説明する。図1は、本実施形態に係る紙容器を示す概略斜視図である。図2(a)は、カバー部材が除外された紙容器を示す概略斜視図である。図2(b)は、カバー部材を示す概略平面図である。図3は、図2(a)の概略平面図である。図4(a)は、閉鎖状態の紙容器を示す概略側面図である。図4(b)は、開放状態の紙容器を示す概略側面図である。図5は、開放状態の紙容器を示す概略斜視図である。
図1~図5に示される紙容器1は、種々の内容物(例えば、飲食物、医療用品、医薬品、化粧品、化学品、電子機器、工具、文房具等)を収容するための成型品であり、略直方体形状を有する。紙容器1は、日本の資源有効利用促進法に基づき、紙製容器包装の識別表示が付される容器でもよい。この場合、紙容器1の主成分は、紙である。本実施形態においては、紙容器1の合計質量のうち、紙の質量が51%以上である。
紙容器1は、例えば紙を主成分とする部材を折り畳むことによって形成される。紙を主成分とする部材は、例えば、紙製の基材と、粘着剤を介して当該基材に固定されるシートを有する。本実施形態では、紙容器1の表面は、上記シートによって構成される。基材は、例えば上質紙、特殊上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、和紙、模造紙、ボール紙、クラフト紙等によって形成される。基材は、再生紙によって形成されてもよい。紙容器1の剛性の観点から、基材の坪量は、例えば200g/m以上である。紙容器1の組立性の観点から、基材の坪量は、例えば450g/m以下である。
本実施形態では、基材からのシートの剥離を抑制する観点から、基材に対するシートのラミネート強度は、2.0N/15mm以上である。このラミネート強度は、基材とシートとを接着剤を介して貼り合わせたときの剥離強度に相当する。上記ラミネート強度は、例えば、T型剥離での剥離接着強さ試験方法(JIS K 6854-3、ISO:11339)、又は、180度剥離でのはく離接着強さ試験方法(JIS K 6854-2、ISO8510-2)に準じた方法を実施することによって得られる。上記ラミネート強度を実現可能な接着剤は、例えばアクリル系接着剤、ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、ウレタン系接着剤、オレフィン系接着剤などである。シートは、例えば、プラスチックフィルム等の有機フィルム、金属を含むフィルム等の無機フィルム、無機コーティングフィルムなどを有する。金属を含むフィルムは、例えば、アルミ蒸着フィルム、アルミ箔等である。シートは、単層構造を有してもよいし、多層構造を有してもよい。シートが多層構造を有する場合、シートに含まれるフィルム同士は、接着剤によって互いに接着される。当該接着剤は、基材とシートを接着するための接着剤と同一でもよいし、異なってもよい。
紙容器1は、要求される性能(例えば、ガスバリア性、遮光性、耐水性、耐温湿性、機械的強度、印刷容易性、印刷適性、装飾容易性等)を備え得る。ガスバリア性は、酸素、水蒸気等のガス透過を防止または抑制する性能を意味する。耐水性は、紙容器が濡れたときの強度低下率によって評価される。印刷適性は、印刷された部分のピンホール、虫食い等の数によって評価される。例えば、印刷適性が高いほど印刷された部分におけるピンホール等の数が少ないので、当該部分の発色性が高い傾向がある。紙容器1の性能は、例えば、基材及び/又はシートの構成によって調整される。例えば、基材の種類によって紙容器1の耐水性などが調整されてもよいし、シートに含まれるフィルムの種類によって遮光性などが調整されてもよい。
図1~図5に示されるように、紙容器1は、水平方向に延在する底部2と、当該水平方向に直交する垂直方向において底部2に重なる頂部3と、底部2及び頂部3の間において垂直方向に立設する側部4とを有する。以下では、水平方向における一方向を第1方向Xとし、当該水平方向において第1方向Xに直交する方向を第2方向Yとし、第1方向X及び第2方向Yに直交する方向を第3方向Zとする。以下では、第1方向X、第2方向Y及び第3方向Zを用いながら、紙容器1の底部2、頂部3及び側部4の構造を説明する。
底部2は、紙容器1に収容される内容物が載置される部分である。底部2は、水平方向に延在する板状部分であり、第3方向Zから見て略矩形状を呈する。底部2の4辺のうち、第1方向Xに沿った2辺が長辺に相当し、第2方向Yに沿った2辺が短辺に相当する。第1方向Xに沿った底部2の寸法は、例えば80mm以上280mm以下である。第2方向Yに沿った底部2の寸法は、例えば50mm以上250mm以下である。本実施形態では、底部2の全体が水平方向に延在するが、これに限られない。例えば、底部2の一部には、凹部、凸部等が形成されてもよい。底部2に凹部、凸部等が形成されることによって、底部2と内容物との接触面積を低減できる。本明細書では、第3方向Zから見て底部2が水平方向に延在している場合、底部2が水平方向に延在するとみなされ得る。
頂部3は、紙容器1に収容される内容物を取り出すための取り出し口O(図5を参照)が設けられる部分である。底部2は、水平方向に延在する板状部分であり、第3方向Zから見て略矩形状を呈する。取り出し口Oの大部分は、頂部3の第1部分3aによって塞がれている。第1部分3aは、取り出し口Oに対する蓋体として機能しており、取り出し口Oの一辺に回動可能に連接される。第1部分3aは、第3方向Zから見て頂部3の中央に位置する。頂部3の第2部分3bは、第3方向Zから見て第1部分3aを囲う部分であって、第1部分3aが連接される。このため、第2部分3bは、頂部3において取り出し口Oを画定する部分に相当する。なお本明細書では、取り出し口Oが第2部分3bによって塞がれているときであっても、頂部3には取り出し口Oが設けられるとみなす。
頂部3は、第1ミシン目部11、第2ミシン目部12、及び、開口部13を有する。本実施形態では、第1ミシン目部11と第2ミシン目部12との両方を一度に破断するため、第3方向Zから見た第2ミシン目部12は、頂部3の中心を通ると共に第2方向Yに沿った直線を基準として、第1ミシン目部11と線対称に構成される。よって以下では、第2ミシン目部12の構造の詳細な説明は、割愛する。
第1ミシン目部11は、応力印加によって容易に破断可能な部分であり、第1方向Xにおいて第2ミシン目部12及び開口部13よりも一方側に位置する。第1ミシン目部11は、頂部3の第1部分3aと第2部分3bとの境界の一部を構成する。第1ミシン目部11は、第1方向Xに延在する第1線状部分21、第2方向Yに延在する第2線状部分22、及び、第1線状部分21と第2線状部分22とをつなぐ角部23を有する。
図3に示されるように、第1線状部分21は、第1方向Xに沿って直線状に延在する部分であり、第1方向Xにおいて開口部13と第2線状部分22との間に位置する。第1線状部分21は、間欠的かつ規則的に設けられる複数の穴を有する。第1線状部分21において互いに隣り合う2つの穴同士の間には、第1線状部分21において頂部3の第1部分3aと第2部分3bとをつなぐツナギが設けられる。このため、第1線状部分21は、間欠的かつ規則的に設けられる複数のツナギを有し、第1線状部分21ではツナギと穴とが交互に設けられる。紙容器1を初めて使用する際には、各ツナギを破損することによって、取り出し口Oが形成される。
本実施形態では、第1方向Xに沿ったツナギの長さは、0.3mm以上0.8mm以下である。ツナギの長さが0.3mm以上である場合、紙容器1の運搬中などにおける意図しないツナギの破断を防止できる。一方、例えばツナギの長さが約0.1mm以下である場合、意図しないツナギの破断が発生しやすい。また、ツナギの長さが0.8mm以下である場合、後述する方法にてツナギを容易に破断できる。一方、例えばツナギの長さが約1.0mm以上である場合、後述する方法にてツナギが破断しにくくなる。第1方向Xに沿った穴の長さは、例えば5mm以上35mm以下である。この場合、紙容器1の運搬中などにおける意図しないツナギの破断を防止できると共に、後述する方法にてツナギを容易に破断できる。
図3に示されるように、第2線状部分22は、第2方向Yに沿って直線状に延在する部分であり、第1方向Xにおいて第1線状部分21よりも開口部13から離れている。第2線状部分22は、第1線状部分21と同様に、交互に設けられるツナギと穴とを有する。第2方向Yに沿った第2線状部分22のツナギの長さは、第1線状部分21のツナギの長さと同程度である。同様に、第2方向Yに沿った第2線状部分22の穴の長さは、第1線状部分21の穴の長さと同程度である。
角部23は、第1線状部分21の一端21aと第2線状部分22の一端22aとをつなぐ部分である。図3に示されるように、角部23は、第3方向Zから見て円弧形状を呈するが、これに限られない。例えば、第3方向Zから見た角部23の形状は、直角形状でもよいし、鈍角形状でもよい。角部23は、第1線状部分21及び第2線状部分22と同様にツナギと穴とによって形成されるが、これに限られない。角部23は、穴のみによって形成されてもよい。この場合、第2線状部分22の破断が角部23によって阻害されにくくなる。
第2ミシン目部12は、第1ミシン目部11と同様に応力印加によって容易に破断可能な部分である。第2ミシン目部12は、第1方向Xにおいて第1ミシン目部11及び開口部13よりも他方側に位置する。第2ミシン目部12は、頂部3の第1部分3aと第2部分3bとの境界の別の一部を構成する。第2ミシン目部12は、第1ミシン目部11と同様の構成を有する。すなわち、第2ミシン目部12は、第1方向Xに延在する第1線状部分31、第2方向Yに延在する第2線状部分32、及び、第1線状部分31の一端31aと第2線状部分32の一端32aとをつなぐ角部33を有する。
本実施形態では、第1方向Xに沿った第1ミシン目部11の角部23から第2ミシン目部12の角部33までの距離は、第1方向Xに沿った頂部3の寸法の75%以上である。紙容器1の耐久性の観点から、当該距離は、例えば上記寸法の90%以下、85%以下、または80%以下である。また、第2方向Yに沿った第1ミシン目部11の第2線状部分22と第2ミシン目部12の第2線状部分32とのそれぞれの長さは、第2方向Yに沿った頂部3の寸法の65%以上である。紙容器1の耐久性の観点から、当該長さは、例えば上記寸法の80%以下、75%以下、または70%以下である。
第1ミシン目部11に含まれる第2線状部分22の他端22bと、第2ミシン目部12に含まれる第2線状部分32の他端32bとの間には、溝14が設けられる。溝14は、蓋体として機能する頂部3の第1部分3aが連接される窪みであり、第3方向Zから見て第1方向Xに沿って延在する直線形状を有する。このため、溝14は、第3方向Zにおいて取り出し口Oの一辺に重なる、もしくは、当該一辺の近傍に位置する。溝14が設けられることによって、第1部分3aの回動方向を容易に設定できる。溝14は、第1方向Xに沿って間欠的に並ぶ複数の窪みによって構成されてもよい。他端22bと溝14との間、ならびに、他端32bと溝14との間には、角部が設けられてもよい。
開口部13は、第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを容易に破断するために設けられる部分である。開口部13は、第1方向Xにおいて第1ミシン目部11と第2ミシン目部12との間に位置する。第1ミシン目部11及び第2ミシン目部12に対する均等な応力印加の観点から、開口部13は、頂部3の中心を通ると共に第2方向Yに沿った直線に関して線対称に構成される。開口部13は、孔部41、孔部41と第1ミシン目部11とをつなぐ第1切込部42、及び、孔部41と第2ミシン目部12とをつなぐ第2切込部43を有する。
孔部41は、開口部13の主要部であり、第1方向Xにおいて第1切込部42と第2切込部43との間に位置する。本実施形態では、孔部41は、第2方向Yにおいて頂部3の中心に重なる。孔部41の形状は、特に限定されないが、例えば、円形状、楕円形状、半円形状、半楕円形状、多角形状等である。開口部13の周囲における頂部3の形状変形性の観点から、第2方向Yに沿った孔部41の幅は、第1方向Xにおいて孔部41の中心から第1切込部42に近づくほど狭くなるとともに、第1方向Xにおいて孔部41の中心から第2切込部43に近づくほど狭くなってもよい。このため、孔部41には、第1方向Xにおける一端41a及び他端41bが設けられる。本実施形態では、孔部41は、半楕円形状を呈するが、これに限られない。
第1切込部42は、孔部41と第1線状部分21の他端21bとをつなぐ開口であって、孔部41に連通している。第1切込部42は、第1方向Xにおける孔部41の一端41aに接続される。第1切込部42の形状は、特に限定されないが、例えば、線形状、多角形状、楕円形状等である。頂部3の形状変形性の観点から、第2方向Yに沿った第1切込部42の幅は、第2方向Yに沿った孔部41の幅以下でもよい。本実施形態では、第3方向Zから見た第1切込部42は、第1方向Xに沿って延在する直線形状を有するノッチである。第1方向Xにおける第1切込部42の長さは、10mm以上である。この場合、第1切込部42と第2切込部43とのそれぞれの周囲にて、頂部3が変形しやすくなる。第1ミシン目部11の意図しない破損防止の観点から、当該長さは、例えば30mm以下、もしくは20mm以下である。
第2切込部43は、孔部41と第1線状部分31の他端31bとをつなぐ開口であって、孔部41に連通している。第2切込部43は、第1方向Xにおける孔部41の他端41bに接続される。第2切込部43の形状は、第1切込部42の形状と同一である。第1方向Xにおける第2切込部43の長さも、第1切込部42の長さと同一である。本実施形態では、第1ミシン目部11の第1線状部分21と、第2ミシン目部12の第1線状部分31と、第1切込部42と、第2切込部43とは、第1方向Xに沿った直線上に位置する。また、第1線状部分21,31と、第1切込部42と、第2切込部43とは、頂部3の長辺に対して平行であるが、これに限られない。
頂部3上には、頂部3に対して着脱可能に粘着するカバー部材50が設けられる。カバー部材50は、第1ミシン目部11、第2ミシン目部12、及び、開口部13を少なくとも覆うシート状の封止部材である。頂部3に取り出し口Oが設けられた後、カバー部材50は、取り出し口Oの全体を少なくとも覆う。カバー部材50は、紙容器1と同様に要求される性能を備え得る。カバー部材50は、例えば、プラスチックフィルム等の有機フィルム、金属を含むフィルム等の無機フィルム、無機コーティングフィルムなどを有する。防湿性の観点から、カバー部材50は、金属を含むフィルムを含んでもよい。カバー部材50は、単層構造を有してもよいし、多層構造を有してもよい。カバー部材50が多層構造を有する場合、カバー部材50に含まれるフィルム同士は、接着剤によって互いに接着される。接着剤の種類は、適宜選択される。
カバー部材50の少なくとも一部上には、粘着剤が設けられる。このため、カバー部材50の少なくとも一部は、上記粘着剤を介して紙容器1(特に、頂部3)に粘着される。頂部3に対するカバー部材50の粘着強度は、5N/15mm以上15N/15mm以下である。上記粘着強度が5N/15mm以上である場合、ユーザが摘まみ部52を摘まんでカバー部材50を引っ張ることによって、頂部3の第1部分3aがカバー部材50から剥がれる前に、第1ミシン目部11及び第2ミシン目部12を破断できる。これにより、図4(a),(b)に示されるように、第1部分3aがカバー部材50に粘着された状態((第1部分3aとカバー部材50とが一体化された状態)にて、カバー部材50を頂部3の第2部分3bに対して着脱自在に粘着できる。上記粘着強度が15N/15mm以下である場合、カバー部材50を頂部3から剥離するとき、頂部3の意図しない破損が生じることを抑制できる。当該粘着強度は、例えば、任意の引張試験機を用い、速度300mm/minの条件で180度剥離試験を実施することによって得られる。上記粘着強度を実現可能な粘着剤は、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤、オレフィン系粘着剤などである。
カバー部材50は、本体部51、摘まみ部52、及び、本体部51と摘まみ部52とを接続する接続部53を有する。
本体部51は、カバー部材50の主要部であり、少なくとも第1ミシン目部11、第2ミシン目部12、及び開口部13を覆う。このため、第3方向Zから見て、本体部51の縁は、頂部3の第1部分3aを囲っている。図2(b)に示されるように、本体部51は、矩形状を呈する。また、第1方向Xに沿った本体部51の寸法は角部23から角部33までの距離よりも長く、第2方向Yに沿った本体部51の寸法は、第2線状部分22,32よりも長い。本体部51の裏面(頂部3に対する対向面)上には、粘着剤が設けられる。
摘まみ部52は、ユーザがカバー部材50を剥がすときに摘まむ部分であり、第2方向Yにおけるカバー部材50の一端に位置する。摘まみ部52は、第2方向Yにおいて第1線状部分21,31よりも第2線状部分22,32から離れている。換言すると、開口部13は、第2方向Yにおいて溝14と摘まみ部52との間に位置する。第1方向Xに沿った摘まみ部52の寸法は、第1方向Xに沿った本体部51の寸法よりも短い。本実施形態では、第1方向Xに沿った摘まみ部52の寸法は、第1方向Xに沿った本体部51の寸法の半分以下である。摘まみ部52は、頂部3に対して粘着していないが、摘まみ部52には粘着剤が設けられてもよい。摘まみ部52に粘着剤が設けられる場合、例えば、当該粘着剤が露出しないように摘まみ部52は折り返されている。
接続部53は、ユーザによって摘まみ部52に与えられた剥離力を本体部51に伝達する部分であり、第2方向Yにおいて本体部51と摘まみ部52との間に位置する。第1方向Xにおける接続部53の幅は、本体部51に近いほど大きい。これにより、摘まみ部52を摘まんで接続部53を容易に剥離できる。本実施形態では、接続部53は、略台形状を呈する。接続部53の裏面(頂部3に対する対向面)上には、粘着剤が設けられる。接続部53の全体が、粘着剤を介して頂部3に粘着している。
図1に戻って、側部4は、紙容器1に収容される内容物の水平方向に沿った移動を規制する部分であり、底部2と頂部3をつなぐ。側部4は、第3方向Zから見て、底部2の縁に沿うように延在しており、略矩形状を呈する。第3方向Zに沿った側部4の寸法は、例えば10mm以上210mm以下である。
以上に説明した本実施形態に係る紙容器1では、頂部3は、第1ミシン目部11、第2ミシン目部12、及び、第1ミシン目部11と第2ミシン目部12との間に位置する開口部13を有する。また、頂部3上には、第1ミシン目部11、第2ミシン目部12、及び、開口部13を少なくとも覆うと共に、頂部3に対して着脱可能に粘着するシート状のカバー部材50が設けられる。これにより、頂部3に設けられると共に紙容器1の内部につながる隙間は、カバー部材50によって好適に覆われる。加えて、第1ミシン目部11及び第2ミシン目部12を破断して取り出し口Oが設けられた場合、カバー部材50は、取り出し口Oの全体を少なくとも覆う。このため、取り出し口Oが設けられた後であっても、カバー部材50によって紙容器1の密閉性が維持される。よって、頂部3においてカバー部材50にて塞がれない部分の発生を防止できる。
加えて、開口部13は、孔部41、孔部41と第1ミシン目部11の第1線状部分21の他端21bとをつなぐ第1切込部42、及び、孔部41と第2ミシン目部12の第1線状部分31の他端31bとをつなぐ第2切込部43を有する。これにより、例えば頂部3が引っ張られた場合、開口部13の周囲における頂部3が変形しやすくなる。この場合、頂部3の変形などにより、第1ミシン目部11と第1切込部42との境界、及び、第2ミシン目部12と第2切込部43との境界に応力が集中しやすくなるので、第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とが破断されやすくなる。このため、頂部3からカバー部材50を剥がすためにユーザがカバー部材50を引っ張ると、頂部3の第1部分3aからカバー部材50が剥がれる前に、第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを破断できる。この場合、カバー部材50を頂部3から単に剥がすだけで紙容器1を開封し、紙容器1の内容物用の取り出し口Oを形成できる。したがって本実施形態では、紙容器1の使い勝手を損なうことなく、カバー部材50によって紙容器1の密閉性が良好に維持される。
本実施形態では、第2方向Yにおけるカバー部材50の一端には、頂部3に対して粘着していない摘まみ部52が設けられ、摘まみ部52は、第2方向Yにおいて第1線状部分21,31よりも第2線状部分22,32から離れる。このため、ユーザがカバー部材50を剥がす位置、及び、カバー部材50が剥がされる方向を指定できる。これにより、カバー部材50の剥離中に第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とが破断しやすいように、ユーザの動作を誘導できる。
本実施形態では、カバー部材50は、少なくとも第1ミシン目部11、第2ミシン目部12、及び開口部13を覆う本体部51、ならびに、第2方向Yにおいて本体部51と摘まみ部52との間に位置する接続部53を有し、第1方向Xにおける接続部53の幅は、本体部51に近いほど大きい。このため、ユーザは、摘まみ部52を摘まんでカバー部材50を引っ張ることによって、接続部53を頂部3から容易に剥がすことができる。
本実施形態では、第1線状部分21,31と第2線状部分22,32とのそれぞれに含まれるツナギの長さは、0.3mm以上0.8mm以下である。このため、カバー部材50を頂部3から剥がすときに第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを破断させやすくなる。加えて、紙容器1の運搬中等におけるツナギの意図しない破断を抑制できる。
本実施形態では、第1方向Xにおける第1切込部42と第2切込部43とのそれぞれの長さは、10mm以上である。このため、第1切込部42と第2切込部43とのそれぞれの周囲にて、頂部3が変形しやすい。よって、カバー部材50を頂部3から剥がすとき、第1線状部分21の他端21bと第1切込部42との境界、及び、第1線状部分31の他端31bと第2切込部43との境界に応力が集中しやすくなる。これにより、カバー部材50を頂部3から剥がすときに第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを破断させやすくなる。
本実施形態では、第1線状部分21,31と、第1切込部42と、第2切込部43とは、第1方向Xに沿った直線上に位置する。このため、第3方向Zから見てカバー部材50を剥がす方向が第2方向Y(すなわち、第1線状部分21,31等が延在する方向に直交する方向)に沿ったものであっても、カバー部材50を頂部3から剥がすときに第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを破断させやすくなる。これにより、第1ミシン目部11及び第2ミシン目部12が、第3方向Zから見てカバー部材50を剥がす方向に対して斜めに延在する部分を有する場合と比較して、取り出し口Oを広く形成できる。したがって、紙容器1の内容物の寸法制限を緩和できる。
本実施形態では、第2方向Yに沿った孔部41の幅は、第1方向Xにおいて孔部41の中心から第1切込部42に近づくほど狭くなるとともに、第1方向Xにおいて孔部41の中心から第2切込部43に近づくほど狭くなっている。このため、カバー部材50を頂部3から剥がすとき、第1線状部分21の他端21bと第1切込部42との境界、及び、第1線状部分31の他端31bと第2切込部43との境界に応力が集中しやすくなる。これにより、カバー部材50を頂部3から剥がすときに第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを破断させやすくなる。
本実施形態では、第1切込部42は、第1方向Xにおける孔部41の一端41aに接続され、第2切込部43は、第1方向Xにおける孔部41の他端41bに接続される。このため、開口部13の周囲において頂部3が変形したとき、第1切込部42と第1ミシン目部11との境界、及び、第2切込部43と第2ミシン目部12との境界に、応力が集中しやすくなる。
本実施形態では、頂部3に対するカバー部材50の粘着強度は、5N/15mm以上15N/15mm以下である。このため、頂部3の第1部分3aからカバー部材50が剥がれる前に、第1ミシン目部11と第2ミシン目部12とを良好に破断できる。加えて、適度な力にてカバー部材50を頂部3から剥離できる。
本実施形態では、頂部3は、紙製の基材と、基材よりも表面側に位置すると共に接着剤を介して基材に固定されるシートとを有し、基材に対するシートのラミネート強度は、2.0N/15mm以上である。このため、頂部3からのカバー部材50の剥離中における頂部3の破損(特に、シートの基材からの剥離)を防止できる。
本実施形態では、カバー部材50と、シートとの少なくとも一方は、金属を含むフィルムを有してもよい。この場合、カバー部材50と、シートとの少なくとも一方のバリア性を向上できる。
本実施形態では、第1方向Xに沿った第1ミシン目部11の角部23から第2ミシン目部12の角部33までの距離は、第1方向Xに沿った頂部の寸法の75%以上でもよい。また、第2方向Yに沿った第2線状部分22,32のそれぞれの長さは、第2方向Yに沿った頂部3の寸法の65%以上でもよい。これらの場合、紙容器1の内容物の寸法制限を緩和できる。
本発明の一側面に係る紙容器は、上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、紙容器は略直方体形状を有するが、これに限られない。例えば、紙容器は、多角柱形状でもよいし、円柱形状でもよいし、楕円柱形状でもよい。紙容器が円柱形状、楕円柱形状などである場合、側部は1つの面から構成される。また、底部及び頂部は、紙容器の形状に応じて適宜変形される。
上記実施形態では、第3方向から見た第2ミシン目部は、頂部の中心を通ると共に第2方向に沿った直線を基準として、第1ミシン目部と線対称に構成されるが、これに限られない。また、開口部は、上記直線に関して線対称に構成されるが、これに限られない。
1…紙容器、2…底部、3…頂部、3a…第1部分、3b…第2部分、4…側部、11…第1ミシン目部、12…第2ミシン目部、13…開口部、14…溝、21,31…第1線状部分、21a,22a,31a,32a…一端、21b,22b,31b,32b…他端、22,32…第2線状部分、23,33…角部、41…孔部、41a…一端、41b…他端、42…第1切込部、43…第2切込部、50…カバー部材、51…本体部、52…摘まみ部、53…接続部、O…取り出し口。

Claims (13)

  1. 互いに直交する第1方向及び第2方向に延在する底部と、
    前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において、前記底部に重なる頂部と、
    前記底部及び前記頂部の間において前記第3方向に立設する側部と、
    を備える紙容器であって、
    前記頂部は、第1ミシン目部、第2ミシン目部、及び、前記第1ミシン目部と前記第2ミシン目部との間に位置する開口部を有し、
    前記頂部上には、前記第1ミシン目部、前記第2ミシン目部、及び、前記開口部を少なくとも覆うと共に、前記頂部に対して着脱可能に粘着するシート状のカバー部材が設けられ、
    前記第1ミシン目部と前記第2ミシン目部とのそれぞれは、前記第1方向に延在する第1線状部分、前記第2方向に延在すると共に前記第1方向において前記第1線状部分よりも前記開口部から離れている第2線状部分、及び、前記第1線状部分の一端と前記第2線状部分の一端とをつなぐ角部を有し、
    前記開口部は、孔部、前記孔部と前記第1ミシン目部の前記第1線状部分の他端とをつなぐ第1切込部、及び、前記孔部と前記第2ミシン目部の前記第1線状部分の他端とをつなぐ第2切込部を有する、
    紙容器。
  2. 前記第2方向における前記カバー部材の一端には、前記頂部に対して粘着していない摘まみ部が設けられ、
    前記摘まみ部は、前記第2方向において前記第1線状部分よりも前記第2線状部分から離れている、請求項1に記載の紙容器。
  3. 前記カバー部材は、少なくとも前記第1ミシン目部、前記第2ミシン目部、及び前記開口部を覆う本体部、ならびに、前記第2方向において前記本体部と前記摘まみ部との間に位置する接続部を有し、
    前記第1方向における前記接続部の幅は、前記本体部に近いほど大きい、請求項2に記載の紙容器。
  4. 前記第1線状部分と前記第2線状部分とのそれぞれに含まれるツナギの長さは、0.3mm以上0.8mm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の紙容器。
  5. 前記第1方向における前記第1切込部と前記第2切込部とのそれぞれの長さは、10mm以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の紙容器。
  6. 前記第1ミシン目部の前記第1線状部分と、前記第2ミシン目部の前記第1線状部分と、前記第1切込部と、前記第2切込部とは、前記第1方向に沿った直線上に位置する、請求項1~5のいずれか一項に記載の紙容器。
  7. 前記第2方向に沿った前記孔部の幅は、前記第1方向において前記孔部の中心から前記第1切込部に近づくほど狭くなるとともに、前記第1方向において前記孔部の中心から前記第2切込部に近づくほど狭くなる、請求項1~6のいずれか一項に記載の紙容器。
  8. 前記第1切込部は、前記第1方向における前記孔部の一端に接続され、
    前記第2切込部は、前記第1方向における前記孔部の他端に接続される、請求項7に記載の紙容器。
  9. 前記頂部に対する前記カバー部材の粘着強度は、5N/15mm以上15N/15mm以下である、請求項1~8のいずれか一項に記載の紙容器。
  10. 前記頂部は、紙製の基材と、前記基材よりも表面側に位置すると共に接着剤を介して前記基材に固定されるシートとを有し、
    前記基材に対する前記シートのラミネート強度は、2.0N/15mm以上である、請求項1~9のいずれか一項に記載の紙容器。
  11. 前記カバー部材と、前記シートとの少なくとも一方は、金属を含むフィルムを有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の紙容器。
  12. 前記第1方向に沿った前記第1ミシン目部の前記角部から前記第2ミシン目部の前記角部までの距離は、前記第1方向に沿った前記頂部の寸法の75%以上である、請求項1~11のいずれか一項に記載の紙容器。
  13. 前記第2方向に沿った前記第1ミシン目部の前記第2線状部分と前記第2ミシン目部の前記第2線状部分とのそれぞれの長さは、前記第2方向に沿った前記頂部の寸法の65%以上である、請求項1~12のいずれか一項に記載の紙容器。
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