JP2002272772A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JP2002272772A
JP2002272772A JP2001080959A JP2001080959A JP2002272772A JP 2002272772 A JP2002272772 A JP 2002272772A JP 2001080959 A JP2001080959 A JP 2001080959A JP 2001080959 A JP2001080959 A JP 2001080959A JP 2002272772 A JP2002272772 A JP 2002272772A
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Hisashi Shiga
寿 志賀
Noriyoshi Matsumura
則美 松村
Yukio Ito
幸夫 伊藤
Kazuya Osugi
和也 大杉
Takashi Moriwaki
尚 森脇
Natsue Yamamoto
奈津恵 山本
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設定温度と水槽内の湯の現在温度を比較して
大幅な温度差がある場合には給湯装置により注湯して短
時間で温度上昇を行い、小幅な温度差がある場合には他
の熱源で加熱して治療温度の湯を得るものである。 【構成】 治療を行い湯を貯める水槽1と、給湯装置2
と、水槽内の湯を加熱する熱源19と、選択手段37と
があり、設定温度が現在温度よりも一定値以上の温度差
がある時には給湯装置による注湯を行い、一定値以下の
時には熱源による加熱を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体や小動物を体
温よりも高い湯中に入れてエイズや癌の治療を行うよう
にした治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間や動物のエイズや癌の治療は、一般
的にはマイクロ波でウイルスを加熱したり、レーザで細
胞を破壊する方法がある。
【0003】これはエイズウイルスも癌細胞も熱には弱
く通常用いられる方法ではあるが、その他の方法として
抗癌剤を用いたり体内の患部付近に入れたチップ剤を加
熱して悪性細胞を破壊する抗癌法がある。
【0004】もう一つの治療方法として医業界では知ら
れた温熱治療法がある。
【0005】温熱治療法を主体とした先行技術は、特開
平10−33626号公報に開示されている。この方法
は、41度〜42度の湯を浴槽内に入れ数時間の間人体
(被治療体)を静止状態に保ち深部の温度も高めること
により、熱で癌細胞を破壊するようにしている。
【0006】この様な治療方法は、人体の深部を41度
〜42度まで加温するため、例えば癌細胞の進行部分の
みならず他の部分に転移した癌細胞をも破壊することが
できる点で非常に有効である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の様に、体温よりも
若干高い湯を水槽に入れて温熱治療を行う場合の問題と
して、治療開始前に数百リットルの貯湯量を有する水槽
に一定温度の湯を貯める作業があり、これに長時間を要
する。
【0008】また、水槽内の湯温は水槽内のどの位置で
も均一でなくてはならず微妙な温度制御が必要であっ
た。
【0009】特に、治療開始前の準備段階で湯温の設定
を変更した場合には、手動により新たに高温の湯を水槽
内に入れ設定温度まで低下するのを待たねばならず面倒
であった。
【0010】準備段階での湯温設定は、現在の湯温が低
い場合には高設定にするわけであるが、設定した治療温
度よりも若干低い小幅の温度差がある場合に高温の注湯
を行えば水槽内の湯温が直ぐに設定温度以上になり危険
な温度領域に達するため、正確な設定温度の湯温を得る
ことは困難であった。
【0011】本発明は、設定温度と水槽内の湯の現在温
度を比較して大幅な温度差がある場合には給湯装置によ
り注湯して短時間で温度上昇を行い、小幅な温度差があ
る場合には他の熱源で加熱して設定温度の湯温を得るよ
うにしたもので、この動作を自動判別して行うようにし
たものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、湯を貯める
水槽と、この水槽内に高温水を注湯する給湯装置と、前
記水槽内の湯を加熱する熱源と、前記水槽内の湯温を設
定する温度設定手段と、前記水槽内の湯温を検出する温
度検出手段と、前記温度設定手段による設定温度と温度
検出手段による水槽内の湯の現在温度との差を検出する
比較手段と、給湯装置による注湯動作と熱源の加熱動作
を選択する選択手段を備え、前記選択手段は、前記比較
手段による出力により設定温度が現在温度よりも一定値
以上の温度差がある時に前記給湯装置による注湯を行
い、一定値以下の温度差がある時に前記熱源による加熱
を行うものである。
【0013】また、前記比較手段により検出した設定温
度と現在温度との温度差の一定値は、被治療体に応じて
決定され、被治療体の最適治療温度よりも低い大幅の温
度差の場合は給湯装置による注湯を行い、治療温度に近
い小幅の温度差の場合は熱源により加熱するものであ
る。
【0014】そして、前記給湯装置の湯温は、水道水と
混合して被治療体の最適治療温度よりも大幅に高い温度
に設定したものである。
【0015】さらに、前記比較手段により検出した温度
差が最適治療温度よりも大幅に低い場合における給湯装
置による注湯動作後は、前記熱源により最適治療温度ま
で加熱上昇するものである。
【0016】加えて、前記比較手段により検出した温度
差が最適治療温度よりも大幅に低い場合における給湯装
置による注湯動作後は、水槽内の湯量が設定水位に保持
する水位制御手段を作動するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明治療装置の要部(図4のイ〜ロ
間)のフローチャート、図2は同じくシステム図、図3
は同じくブロック図、図4は同じく基本フローチャー
ト、図5は同じく水槽内の湯温特性図である。
【0018】(1)は最大貯湯量が約300リットルの
ステンレス製の水槽で、この最大貯湯量は被治療体が人
間の場合を想定したものであり、ネコ等の小動物であれ
ば約100リットル程度であればよい。
【0019】(2)は前記水槽(1)と離して設置した
例えば電気温水器の様なあらかじめ一定量の湯を貯めて
おく給湯装置(以下温水タンクとする)で、貯湯した湯
は治療に達した温度(42度)よりも高い60度以上の
温度を維持している。
【0020】前記温水タンク(2)の熱源は、シーズヒ
ータ(3)を用いており緊急時の治療に備えて常にシー
ズヒータ(3)により前述の60度以上の温度を維持し
ている。
【0021】(4)は水道水の供給パイプ(5)に設け
た水温センサ、(6)は前記供給パイプ(5)の一部に
設けた減圧逆止弁、(7)は前記供給パイプ(5)と温
水タンク(2)を連結する給水パイプ、(8)は前記温
水タンク(2)の給湯パイプ(9)と供給パイプ(5)
との連結部に設けた混合弁で、温水タンク内の湯と水道
水とを混合して例えば約60度の湯温にして注湯する。
【0022】(10)は前記混合弁(8)から注湯水を
水槽内の上部から注湯する注湯パイプ、(11)は前記
注湯パイプの混合弁(8)側に設けられ温水タンク
(2)側への通水のみを許容する逆止弁、(12)は前
記逆止弁(11)の後に連結した注湯パイプ(10)内
の注湯量をカウントする流量センサ、(13)は流量セ
ンサの後に連結した注湯電磁弁、(14)は前記注湯パ
イプ(10)内を通水する湯温を検出する注湯センサ、
(15)は前記注湯パイプ(10)の一部に設けられ前
記水槽(1)内に注湯する水中の不純物を除去するフィ
ルターである。
【0023】(16)は前記注湯パイプ(10)の注湯
センサ(14)とフィルター(15)との連結部と水槽
(1)の下部を連結する循環パイプ、(17)は循環パ
イプ(16)の一部に設けられ該パイプ内の通水状態を
検出する流水スイッチ、(18)は前記循環パイプ(1
6)の一部に設けたポンプ、(19)は前記循環パイプ
(16)のポンプ(18)と水槽(1)との間に設けた
熱源で、詳図していないが前記温水タンク(2)のシー
ズヒータ(3)の発熱量よりも低い発熱量の電気ヒータ
(20)を内装してる。(21)は循環パイプ(16)
内の湯温を検出する湯温センサである。(22)は前記
電気ヒータを制御するサイリスタ、(23)は前記サイ
リスタを湯温センサ(21)の信号により制御する温調
器である。
【0024】前記水槽(1)内に連通する上部からフィ
ルター(15)−流水スイッチ(17)−ポンプ(1
8)−熱源(19)−湯温センサ(21)−水槽(1)
内に連通する下部の循環路は、水槽(1)内の湯温を一
定温度に維持するための加熱循環路(24)を構成す
る。
【0025】(25)は前記水槽(1)内の底部に設け
た冷却装置で、内部への通水により水槽内の湯温を低下
するものである。
【0026】(26)は前記供給パイプ(5)の水温セ
ンサ(4)と冷却装置(25)間に設けた給水電磁弁
で、冷却装置側への通水を制御する。
【0027】(27)は前記水槽(1)の下部に連結し
た排水パイプ、(28)は前記排水パイプに設けた排水
電磁弁、(29)は排水パイプの前記排水電磁弁よりも
排水路側に設けた排水バルブ、(30)は前記排水パイ
プ(27)の一部に取り付けた水位センサで、水槽
(1)内の水位を検出する。
【0028】図3はブロック図を示し、前述した各セン
サや各弁等の全ての電気部品は、あらかじめ治療手順や
各種のデータをプログラム入力した制御基板(31)に
接続しており、このプログラムを人体や小動物の状態を
モニターしながら、或は心拍や呼吸数等の種々の実測値
を基にして治療方法、手順、湯温の制御等をパソコン
(32)と操作部(33)により設定し画面(34)に
よりそれらをモニターする。
【0029】次に治療方法を図2と図4のフローチャー
トを用いて説明する。治療に当たり始めに準備作業を述
べる。先ず、パソコン(32)により被治療体(H)
(本実施例では小動物としてネコを例示する)の患部の
状態や心拍、持病、血圧等の個々のデータを基にして水
槽内の湯温や水位を設定する(S1)。
【0030】前述の設定の後、給水電磁弁(26)と排
水電磁弁(28)及び排水バルブ(29)を閉じた状態
で注湯電磁弁(13)を開放し、温水タンク(2)の湯
と水道水を混合して治療に達した湯温(43度)よりも
高い、例えば60度程度の湯温の湯を混合弁(8)から
注湯し、逆止弁(11)−流量センサ(12)−注湯電
磁弁(13)−注湯センサ(14)−フィルター(1
5)の経路で水槽内に注湯する(S2)。
【0031】注湯を開始すると、水槽内の湯量があらか
じめ設定した湯量に達するまでは混合弁(8)からの注
湯を継続し水位制御運転を実行する(S3)。
【0032】前述の混合弁(8)から流出する湯温は約
60度で治療温度よりもかなり高いが、注湯パイプ(1
0)の通過中や水槽(1)内への注湯時、及び注湯中に
大きく低下して40度程度の湯温となる。
【0033】従って、この湯温の低下は季節や外気温、
管路の温度低下等の外的要因によって大きく影響するた
め、都度、状況に応じて混合弁(8)の湯温を変更すれ
ばよく、例えば、外気温が低い場合には60度よりも高
く設定し、外気温が高い場合には60度よりも低く設定
する。
【0034】水槽(1)内の湯量が所定水位に達した時
点での湯温が高い場合には、前記給水電磁弁(26)を
開状態にして冷却装置(25)内に水を通し湯温センサ
(21)で測温しながら温度を下げる。
【0035】上述の様に水槽内が所定水位に達すると、
混合弁(8)を止めポンプ(18)を作動すると共に、
加熱循環路(24)により水槽内の湯水を水槽の上部か
ら注湯パイプ(10)−フィルター(15)−流水スイ
ッチ(12)−ポンプ(18)−熱源(19)−湯温セ
ンサ(21)を介して水槽内の下部より送水し湯温度制
御運転を行う(S4)、(S5)。
【0036】前記湯温度制御運転は、水槽内の湯温を湯
温センサ(21)で検出し43度に達するまで電気ヒー
タ(20)により加熱する。
【0037】湯温が43度となり水位センサ(30)に
よる検出水位が適正値である時には治療を開始し、43
度の湯温が被治療体(H)の治療温度に適していると判
断した場合は温度設定を変更せず、又、水位も適正値で
あると判断した場合は、治療を継続する(S6)〜(S
9)。
【0038】やがて、所定時間の治療が完了すると(S
10)、循環パイプ(16)内や水槽内の洗浄運転を行
い(S11)、その後、水道水を流してすすぎ運転を行
った後、作業を終了する(S12)。
【0039】前述の湯温制御運転(S5)は、図5に示
す様に、湯温センサ(21) による水槽(1)内の湯
温センサ信号を基に温調器(23)によりサイリスタ
(22)を制御して電気ヒータ(20)による制御を行
う。
【0040】この時の水槽内の湯温変化を図6に表して
おり、温水タンク(2)により40度の湯を一気に注湯
してその後前述の様に電気ヒータ(20)により徐々に
湯温を上げて43度まで上昇させ、その後、43度を維
持する。
【0041】前述の図3に示すフローチャートにおい
て、水位設定の変更がなされた場合には、水位設定操作
に応じて混合弁(8)や注湯電磁弁(13)を開放して
注湯操作を行う(S9)、(S13)、(S14)。
【0042】また、温度設定の変更がなされた場合に
は、温度設定操作に応じて電気ヒータ(20)による発
熱量を大きくして加熱運転を行う(S8)、(S1
5)、(S16)。
【0043】以上が基本のフローチャートの説明である
が、ここで、図4に示す基本のフローチャートのイ〜ロ
で表したフローチャートの過程において、治療中に被治
療体(H)の状態を見ながら水槽内の湯温を上昇する場
合の動作を図1のフローチャートにより説明する。
【0044】治療中において、例えば安全面を考慮して
あらかじめ湯温を40度に設定している場合に、被治療
体(H)の様子に変化がないことを確認しながら温度設
定手段(35)により設定温度を43度に設定した時に
(S13)、この時の設定温度の入力に伴ない温度検出
手段となる湯温センサ(21)によって水槽内の現在の
湯温を検出すると共に、比較手段(36)によって設定
温度(入力温度)との差データ(T)が0以上であるか
否かを比較する(S14)、(S15)。
【0045】比較した結果が0以上で差データがある場
合、実施例では差データ(T)が設定温度(43度)−
現在温度(40度)で大幅な値の「3度」となる。
【0046】前述の大幅な温度差は選択手段(37)に
よる判定データとなる1度よりも大きいために、該判定
手段により温水タンク(2)による注湯動作が選択され
(S16)、注湯電磁弁(13)が「開」状態となり、
混合弁(8)から高目の湯が水槽内に注がれる(S1
7)〜(S19)。
【0047】斯して、湯温センサ(21)により水槽内
の湯温が設定温度の43度よりも0.5度低い温度まで
上昇したことを検出した時には(S20)、注湯電磁弁
(13)を「閉」状態とし排水電磁弁(28)を「開」
状態にして水槽内の湯の排水を行う(S21)、(S2
2)。
【0048】この排水動作は、前述の注湯動作に伴ない
水槽内の湯量が所定水位より上昇して被治療体(H)の
口や鼻を塞ぐ危険を防止するめに水位を下げるものであ
り、水位制御手段となる水位センサ(30)により設定
水位を維持する(S23)。
【0049】その後は排水電磁弁(28)を「閉」状態
にして熱源(19)による加熱モードとなるわけである
が(S24)、(S25)、加熱モードの動作は、前述
した電気ヒータ(20)により再加熱する時の動作と同
じである。
【0050】即ち、図5の特性図に見られるように、温
水タンク(2)により注湯された水槽内の湯温は40度
から急激に上昇し、図示していないがステップ(S2
0)の時点で測温した前述の43度よりも低い42.5
度の湯を電気ヒータ(20)により徐々に加熱して0.
5度上昇させ43度とし、その後、ポンプ(18)によ
り水槽内の湯を加熱循環路(24)を介して循環しなが
ら加熱し湯温センサ(21)によって43度となるよう
に制御する。
【0051】前記選択手段(37)のステップ(S1
6)の時点で、比較手段(36)のステップ(S15)
で比較した差データ(T)が小幅な1度未満であれば急
激に湯温を上昇させるような動作を行う必要がないた
め、ステップ(S16)から熱源(19)による加熱モ
ードのステップ(S25)に移行する。
【0052】尚、図1のフローチャートには記載してい
ないが、差データ(T)が2度の場合であっても温水タ
ンクによる注湯を行うのが望ましい。
【0053】また、差データ(T)に基づく選択手段の
選択は、大幅な値として3度とし、小幅な値として1度
としたが、差データ(T)の値が1度以上か以下である
かを基にして選択するようにしてもよい。
【0054】さらに、本実施例では治療時の湯温を43
度に設定したが42.5度であってもよく、要するに人
体、小動物の種類、感染程度、年令等の種々の条件に応
じて専門医が決定すればよい。
【0055】
【発明の効果】以上の様に本発明は、温度設定時に、設
定温度と現在温度との差が大きい場合には給湯装置によ
って注湯するため、水槽内の湯温の上昇が早くなり治療
準備前の時間を大幅に短縮することができる。
【0056】一方、設定温度と現在温度との差が小さい
場合には他の熱源によって加熱するため、治療に適した
温度まで正確に加熱することができる。
【0057】また、設定温度と現在温度との温度差が治
療温度よりも低い大幅な温度差の場合は、給湯装置によ
る注湯を行い、治療温度に近い小幅の温度差の場合は、
熱源により加熱するものであるから、温度幅に応じて水
槽内の湯温の上昇手段を選択することができ、このこと
は治療に適した湯温を得るうえで最適で、且つ確実な手
段を選択することが可能となる。
【0058】そして、給湯装置から注湯する湯温は水道
水と混合して被治療体の最適温度よりも大幅に高い温度
に設定したため、水槽までの通水経路間や水槽内に注湯
した時の湯温の低下分を吸収でき、あらかじめ水槽内の
湯温を治療温度に近い温度に保つことができる。
【0059】さらに、給湯装置による注湯動作後は、熱
源により最適治療温度まで加熱上昇するため、短時間で
治療温度まで上昇させた後、短時間で治療温度まで正確
に加熱することができる。
【0060】加えて、給湯装置による注湯動作後は、水
槽内の湯量が設定水位に保持する水位制御手段を設けた
ものであるから、注湯動作によって水槽内の水量が上昇
して被治療体の呼吸器を塞ぐような危険がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療装置の要部(図4のイ〜ロ間)の
フローチャートである。
【図2】同じくシステム図である。
【図3】同じくブロック図である。
【図4】同じく基本フローチャートである。
【図5】同じく水槽内の湯温特性図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 給湯装置 19 熱源 21 湯温センサ(温度検出手段) 30 水位センサ(水位制御手段) 35 温度設定手段 36 比較手段 37 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 則美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 大杉 和也 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森脇 尚 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 山本 奈津恵 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4C094 AA01 DD14 EE20 FF02 FF11 GG01 4C099 AA01 CA02 EA06 PA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯を貯める水槽と、この水槽内に高温水
    を注湯する給湯装置と、前記水槽内の湯を加熱する熱源
    と、前記水槽内の湯温を設定する温度設定手段と、前記
    水槽内の湯温を検出する温度検出手段と、前記温度設定
    手段による設定温度と温度検出手段による水槽内の湯の
    現在温度との差を検出する比較手段と、給湯装置による
    注湯動作と熱源の加熱動作を選択する選択手段を備え、
    前記選択手段は、前記比較手段による出力により設定温
    度が現在温度よりも一定値以上の温度差がある時に前記
    給湯装置による注湯を行い、一定値以下の温度差がある
    時に前記熱源による加熱を行うことを特徴とする治療装
    置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段により検出した設定温度と
    現在温度との温度差の一定値は、被治療体に応じて決定
    され、被治療体の最適治療温度よりも低い大幅の温度差
    の場合は給湯装置による注湯を行い、治療温度に近い小
    幅の温度差の場合は熱源により加熱することを特徴とす
    る請求項1に記載の治療装置。
  3. 【請求項3】 前記給湯装置の湯温は、水道水と混合し
    て被治療体の最適治療温度よりも大幅に高い温度に設定
    したことを特徴とする請求項1に記載の治療機。
  4. 【請求項4】 前記比較手段により検出した温度差が最
    適治療温度よりも大幅に低い場合における給湯装置によ
    る注湯動作後は、前記熱源により最適治療温度まで加熱
    上昇することを特徴とする請求項1及び2に記載の治療
    装置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段により検出した温度差が最
    適治療温度よりも大幅に低い場合における給湯装置によ
    る注湯動作後は、水槽内の湯量が設定水位に保持する水
    位制御手段を作動することを特徴とする請求項1及び2
    に記載の治療装置。
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