JP2002272804A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JP2002272804A
JP2002272804A JP2001080961A JP2001080961A JP2002272804A JP 2002272804 A JP2002272804 A JP 2002272804A JP 2001080961 A JP2001080961 A JP 2001080961A JP 2001080961 A JP2001080961 A JP 2001080961A JP 2002272804 A JP2002272804 A JP 2002272804A
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hot water
temperature
heat source
water
water tank
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JP2001080961A
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English (en)
Inventor
Hisashi Shiga
寿 志賀
Noriyoshi Matsumura
則美 松村
Yukio Ito
幸夫 伊藤
Kazuya Osugi
和也 大杉
Takashi Moriwaki
尚 森脇
Junji Tanaka
田中  淳司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Control For Baths (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水槽内への注湯時間を短縮し、且つ正確な一
定温度を得て治療開始までの準備時間を短縮したもので
ある。 【構成】 水槽1と、給湯装置2と、熱源19とを備
え、給湯機により治療に適した一定温度よりも低い湯を
給湯した後、熱源により一定温度まで上昇する給湯温度
調整手段Aを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水槽内に通常の入
浴時の湯温よりも高い一定温度の湯を貯め、その中で人
間や小動物等のエイズや癌の治療を行うようにした治療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間や動物のエイズや癌の治療は、一般
的にはマイクロ波でウイルスを加熱したり、レーザで細
胞を破壊する方法がある。
【0003】これは、エイズウイルスも癌細胞も熱には
弱く通常用いられる方法ではあるが、その他の方法とし
て抗癌剤を用いたり体内の患部付近に入れたチップ剤を
加熱して悪性細胞を破壊する抗癌法がある。
【0004】もう一つ治療方法として医業界では知られ
た温熱治療法がある。
【0005】温熱治療法を主体とした先行技術は、特開
平10−33626号公報に開示されている。この方法
は、41度〜42度の湯を水槽内に入れ数時間の間人体
(被治療体)を静止状態に保ち深部の温度も高めること
により、熱で癌細胞を破壊するようにしている。
【0006】この様な治療方法は、人体の深部まで41
度〜42度まで加温するため、例えば癌細胞の進行部分
のみならず他の部分に転移した癌細胞をも破壊すること
ができる点で非常に有効である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の様に、体温より
も若干高い湯を水槽に入れて温熱治療を行う場合の問題
として、治療開始前に数百リットルの貯湯量を有する水
槽に一定温度の湯を貯める作業があり、これに長時間を
要する。
【0008】また、水槽内の湯温は水槽内のどの位置で
も均一でなくてはならず微妙な温度制御が必要であっ
た。
【0009】本発明は、水槽内への注湯時間を短縮し、
且つ正確な一定温度を得ると共に、治療開始前までの準
備時間を短縮したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、湯を貯める水
槽と、この水槽内に給湯する給湯装置と、前記水槽内の
湯を加熱する熱源とを備え、前記水槽内の湯温を一定温
度にして温熱治療を行うものにおいて、前記水槽内には
給湯装置により前記一定温度以下の湯温にして給湯した
後、前記熱源により一定温度まで上昇する給湯温度調整
手段を設けたものである。
【0011】また、前記給湯装置は、高発熱量或は貯湯
式給湯機であり、前記熱源は前記給湯機に比べて発熱量
の低い電気ヒータにより構成したものである。
【0012】そして、前記貯湯式給湯機による給湯は、
あらかじめ所定温度の湯を貯水した貯湯槽内の湯と加熱
されない水とを混合して行う混合弁を設けたものであ
る。
【0013】さらに、湯を貯める水槽と、この水槽内に
給する給湯する給湯装置とを備え、前記給湯装置は、水
を加熱する高発熱量の第1熱源と低発熱量の第2熱源に
より構成し、前記水槽内には第1熱源により、或は第1
熱源と第2熱源の併用により一定温度以下の湯を給湯し
た後、前記第2熱源により一定温度まで上昇するように
した給湯温度調整手段を設けたものである。
【0014】また、前記第2熱源は、電気ヒータにより
構成したことを特徴とする請求項4に記載の治療装置。
【0015】加えて、前記第1熱源と第2熱源とを直列
に配設し、第1熱源により加熱した湯を第2熱源により
加熱するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の治療装置の一実施例を示すシ
ステム図、図2は同じくブロック図、図3は同じくシス
テムの基本フローチャート、図4は同じく一実施例のシ
ステムの部分フローチャート、図5は同じく図4のシス
テムの電気ヒータによる加熱制御ブロック図、図6は図
5のシステムによる湯温の変化を示す温度特性図、図7
は同じく他の実施例のシステム図、図8は図7の実施例
において図3のフローチャートを基本とした場合の部分
フローチャート、図9は図7の実施例の制御形態を示す
ブロック図である。
【0017】(1)は最大貯湯量が約300リットルの
ステンレス製の水槽で、この最大貯湯量は被治療体が人
間の場合を想定したものであり、ネコ等の小動物であれ
ば約100リットル程度であればよい。
【0018】(2)は前記水槽(1)と離して設置した
例えば電気温水器の様なあらかじめ一定量の湯を貯めて
おく貯湯式給湯機による給湯装置(以下温水タンクとす
る)で、収容した湯は治療に達した温度(42度)より
も高い60度以上の温度を維持している。
【0019】前記温水タンク(2)の熱源はシーズヒー
タ(3)を用いており緊急時の治療に備えて常にシーズ
ヒータ(3)により前述の60度以上の温度を維持して
いる。
【0020】(4)は水道水の供給パイプ(5)に設け
た水温センサ、(6)は前記供給パイプ(5)の一部に
設けた減圧逆止弁、(7)は前記供給パイプ(5)と温
水タンク(2)を連結する給水パイプ、(8)は前記温
水タンク(2)の給湯パイプ(9)と供給パイプ(5)
との連結部に設けた混合弁で、温水タンク内の湯と水道
水とを混合して例えば約60度の湯温にして注湯する。
【0021】(10)は前記混合弁(8)から注湯水を
水槽内の上部から注湯する注湯パイプ、(11)は前記
注湯パイプの混合弁(8)側に設けられ温水タンク
(2)側への通水のみを許容する逆止弁、(12)は前
記逆止弁(11)の後に連結した注湯パイプ(10)内
の注湯量をカウントする流量センサ、(13)は流量セ
ンサの後に連結した注湯電磁弁、(14)は前記注湯パ
イプ(10)内を通水する湯温を検出する注湯センサ、
(15)は前記注湯パイプ(10)の一部に設けられ前
記水槽(1)内に注湯する水中の不純物を除去するフィ
ルターである。
【0022】(16)は前記注湯パイプ(10)の注湯
センサ(14)とフィルター(15)との連結部と水槽
(1)の下部を連結する循環パイプ、(17)は循環パ
イプ(16)の一部に設けられ該パイプ内の通水状態を
検出する流水スイッチ、(18)は前記循環パイプ(1
6)の一部に設けたポンプ、(19)は前記循環パイプ
(16)のポンプ(18)と水槽(1)との間に設けた
熱源で、前記温水タンク(2)のシーズヒータ(3)の
発熱量よりも低い発熱量の電気ヒータ(20)を内装し
てる。(21)は循環パイプ(16)内の湯温を検出す
る湯温センサである。(22)は前記電気ヒータを制御
するサイリスタ、(23)は前記サイリスタを湯温セン
サ(21)の信号により制御する温調器である。
【0023】前記水槽(1)内に連通する上部からフィ
ルター(15)−流水スイッチ(17)−ポンプ(1
8)−熱源(19)−湯温センサ(21)−水槽(1)
内に連通する下部の循環路は、水槽(1)内の湯温を一
定温度に維持するための加熱循環路(24)を構成す
る。
【0024】(25)は前記水槽(1)内の底部に設け
た冷却装置で、内部への通水により水槽内の湯温を低下
するものである。
【0025】(26)は前記供給パイプ(5)の水温セ
ンサ(4)と冷却装置(25)間に設けた給水電磁弁
で、冷却装置側への通水を制御する。
【0026】(27)は前記水槽(1)の下部に連結し
た排水パイプ、(28)は前記排水パイプに設けた排水
電磁弁、(29)は排水パイプの前記排水電磁弁よりも
排水路側に設けた排水バルブ、(30)は前記排水パイ
プ(27)の一部に取り付けた水位センサで、水槽
(1)内の水位を検出する。
【0027】図2はブロック図を示し、前述した各セン
サや各弁等の全ての電気部品は、あらかじめ治療手順や
各種のデータをプログラム入力した制御基板(31)に
接続しており、このプログラムを人体や小動物の状態を
モニターしながら、或は心拍や呼吸数等の種々の実測値
を基にして治療方法、手順、湯温の制御等をパソコン
(32)と操作部(33)により設定し画面(34)に
よりそれらをモニターする。
【0028】次に治療方法を図3と図4のフローチャー
トを用いて説明する。治療に当たり始めに準備作業を述
べる。先ず、パソコン(32)により被治療体(H)
(本実施例では小動物としてネコを例示する)の患部の
状態や心拍、持病、血圧等の個々のデータを基にして水
槽内の湯温や水位を設定する(S1)。
【0029】前述の設定の後、給水電磁弁(26)と排
水電磁弁(28)及び排水バルブ(29)を閉じた状態
で注湯電磁弁(13)を開放し、温水タンク(2)の湯
と水道水を混合して治療に達した湯温(42度)よりも
若干低い、例えば40度程度の湯温の湯を混合弁(8)
から注湯し、逆止弁(11)−流量センサ(12)−注
湯電磁弁(13)−注湯センサ(14)−フィルター
(15)の経路で水槽内に注湯する(S2)。
【0030】注湯を開始すると、水槽内の湯量があらか
じめ設定した湯量に達するまでは混合弁(8)からの注
湯を継続し水位制御運転を実行する(S3)。
【0031】水位が設定量に達すると、混合弁(8)を
止めポンプ(18)を作動すると共に、加熱循環路(2
4)により水槽内の湯水を水槽の上部から注湯パイプ
(10)−フィルター(15)−流水スイッチ(12)
−ポンプ(18)−熱源(19)−湯温センサ(21)
を介して水槽内の下部より送水し湯温度制御運転を行う
(S4)、(S5)。
【0032】前記湯温度制御運転は、水槽内の湯温を湯
温センサ(21)で検出し42度に達するまで電気ヒー
タ(20)により加熱する。
【0033】湯温が42度となり水位センサ(30)に
よる検出水位が適正値である時には治療を開始し、42
度の湯温が被治療体(H)の治療温度に適していると判
断した場合は温度設定を変更せず、又、水位も適正値で
あると判断した場合は、治療を継続する(S6)〜(S
9)。
【0034】やがて、所定時間の治療が完了すると(S
10)、循環パイプ(16)内や水槽内の洗浄運転を行
い(S11)、その後、水道水を流してすすぎ運転を行
った後、作業を終了する(S12)。
【0035】前述の湯温制御運転(S5)は、図5に示
す様に、湯温センサ(21) による水槽(1)内の湯
温センサ信号を基に温調器(23)によりサイリスタ
(22)を制御して電気ヒータ(20)による制御を行
う。
【0036】この時の水槽内の湯温変化を図6に表して
おり、温水タンク(2)により40度の湯を一気に注湯
してその後前述の様に電気ヒータ(20)により徐々に
湯温を上げて42度まで上昇させ、その後、42度を維
持する。
【0037】前述の図3に示すフローチャートにおい
て、水位設定の変更がなされた場合には、水位設定操作
に応じて混合弁(8)や注湯電磁弁(13)を開放して
注湯操作を行う(S9)、(S13)、(S14)。
【0038】また、温度設定の変更がなされた場合に
は、温度設定操作に応じて電気ヒータ(20)による発
熱量を大きくして加熱運転を行う(S8)、(S1
5)、(S16)。
【0039】以上が基本のフローチャートの説明である
が、本発明の要旨となる給湯温度調整手段(A)につい
て詳述する。このフローチャートは図4により表してお
り、図3のフローチャートのイ〜ロ間を詳細に記載した
ものである。
【0040】図3のフローチャートの水位制御運転(S
3)は、図4に示す排水電磁弁(28)の「閉」状態で
(S17)、混合弁(8)を操作し注湯温度を図3のフ
ローチャートの設定(S1)で操作した設定温度40度
に設定する(S18)。
【0041】注湯電磁弁(13)を「開」状態で(S1
9)、注湯動作を行って水槽(1)内に治療に適した湯
温よりも低い湯を入れ水位センサ(30)によって設定
水位を計測する(S20)。
【0042】設定水位に達すると、注湯電磁弁(13)
を「閉」状態とし(S21)、ポンプ(18)を運転し
て通水量が10リットル以上/分の湯量があることを確
認した後、湯温センサ(21)により水槽内の湯温を検
出する(S22)、(S23)。
【0043】湯量が十分であることを判定した後は、温
調器(23)により電気ヒータ(20)を発熱させて湯
温を高め(S24)、湯温が設定温度に達すると(S2
5)、治療に先立って水位センサ(30)により水槽内
の湯量が設定水位にあるか否か判定し(S26)、設定
水位にある場合は、図3のフローチャートのロの点より
治療を開始する。
【0044】もし設定水位よりも高い場合は、排水電磁
弁(28)を「開」状態にして水位センサ(30)によ
り設定水位まで低下するのを確認する(S27)、(S
28)。
【0045】以降の動作は前述の図3のフローチャート
により説明したとおりである。
【0046】図7は他の実施例を示すもので、給湯装置
として、水を短時間で加熱する高発熱量の第1熱源(3
1)(第1ヒータとする)と、低発熱量の第2熱源(3
2)(第2ヒータとする)の2つの熱源により構成した
もので、特に貯湯式のような温水タンクを備えていな
い。
【0047】システム図は基本的には図1と殆んど同じ
であるが、循環パイプ(16)の経路に前記第1ヒータ
(31)と第2ヒータ(32)を直列に設け、第1ヒー
タ(31)により加熱した湯を第2ヒータ(32)によ
り加熱する様な配置、制御を行う。
【0048】本実施例のフローチャートは図8に示して
おり、図3のフローチャートのイ〜ロ間の動作を表して
いる。
【0049】排水電磁弁(28)の「閉」状態で(S1
7)で、注湯電磁弁(13)を「開」状態とし(S1
9)、注湯動作を行って水槽内に注湯し、水位センサ
(30)によって設定水位を計測する(S20)。
【0050】設定水位に達すると、注湯電磁弁(13)
を「閉」状態とし(S21)、ポンプ(18)を運転し
て通水量が10リットル以上/分の湯量があることを確
認した後、湯温センサ(21)により水槽内の湯温を検
出する(S22)、(S23)。
【0051】もし、ここで検出した湯温が設定温度(4
2度)よりも1度以上低い場合には(S24)、図9に
示すサイリスタ(33)と温調器(34)により第1ヒ
ータ(31)を作動して大発熱量により加熱し(S2
5)、設定温度との温度差が1度以下になると(S2
6)、第1ヒータ(31)の発熱を停止すると共に(S
27)、サイリスタ(35)と温調器(36)により第
2ヒータ(32)を作動して小発熱量により加熱する
(S28)。
【0052】湯温が設定温度の42度に達すると(S2
9)、治療に先立って水位センサ(30)により水槽内
の湯量が設定水位にあるか否かを判定し(S30)、設
定水位にある場合は図3のフローチャートのロの点より
治療を開始する。
【0053】もし設定水位よりも高い場合は、排水電磁
弁(28)を「開」の状態にして水位センサ(30)に
より設定水位まで低下するのを確認する(S31)、
(S32)。
【0054】治療前の注湯時には、始めに第1ヒータ
(31)で加熱したが、ステップ(S24)で判定した
結果の温度差が3度以上と大きい場合、例えば外気温が
低い場合等には第1ヒータ(31)と併せて第2ヒータ
(32)をも発熱させ両方のヒータで加熱して加熱時間
を短縮する。
【0055】尚、他の実施例では第1熱源として発熱量
の大きな第1ヒータを用いたが、石油ボイラーやガス湯
沸器のような瞬間給湯機であってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上の様に本発明は、水槽内には給湯機
により一定温度以下の湯温で給湯した後、一定温度まで
上昇させる給湯温度調整手段を設けたものであるから、
短時間で正確な一定温度を必要とする温熱治療の場合
に、予め一定温度よりも低い温度の湯を多量に注湯で
き、その後給湯温度調整手段により徐々に正確な一定温
度を得ることができる。
【0057】このことは、水槽が大きい場合に始めから
一定温度の湯を入れる構成であれば、最適水量を得るま
でにかなりの時間を要し効率のよい治療準備ができない
が、本発明であればとりあえず水槽内に治療に適した温
度に近い湯の必要量を短時間で得られる。
【0058】この後の一定温度までの上昇は加熱量をそ
れ程必要とせず、且つ治療温度よりも高くなる所謂オー
バーランを防ぐことができる。
【0059】また、給湯装置は、高発熱量の給湯機や貯
湯式の給湯機であるため、給湯時間が早くなり、一定温
度まで加熱する熱源は給湯機に比べて発熱量の低い電気
ヒータにより構成したため、仮に一定温度が温度幅を有
しない固定された一点の温度をキープするには最適であ
る。
【0060】さらに、給湯機による給湯は、貯湯槽内の
湯と加熱されない水とを混合弁により混合して取り出す
ため、水槽が特別に大きなサイズの場合で多量の湯を必
要とする時には貯湯槽内の湯温を高く設定しておけばよ
く、この時には多くの水を混合することにより多量の湯
を取り出すことができる。
【0061】そして、高発熱量の第1熱源と低発熱量の
第2熱源により構成し、第1熱源により、或は第1熱源
と第2熱源の両方により給湯を行い、その後、第2熱源
により一定温度まで上昇するものであるから、例えば被
治療体が小動物の場合には必ずしも大容量の湯を貯める
給湯タンクを必要とせず第1熱源の加熱により一定温度
以下の湯を短時間で給湯することができる。このことは
システムの小型化を図り小動物の治療用として有効であ
る。
【0062】また、第2熱源は、電気ヒータにより構成
したものであるから前述と同様に一定温度の湯温を維持
するのに最適な制御を行うことができる。
【0063】加えて、前記第1熱源と第2熱源とを直列
に配設したものであるから、それぞれの熱源を同時に作
動する場合には、同じもとの湯をそれぞれの熱源で加熱
できるため熱ロスが少なくなることは勿論のこと、一旦
第1熱源で加熱した後の湯を第2熱源で加熱することは
結果的には第2熱源の発熱量を小さくできる。
【0064】即ち、第1熱源により加熱した湯は熱容量
が大きくなるため、少しの加熱を与えるだけですぐに上
昇する。丁度風呂追い焚きのような動作となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療装置の一実施例を示すシステム図
である。
【図2】同じくブロック図である。
【図3】同じくシステムの基本フローチャートである。
【図4】同じく一実施例の部分フローチャートである。
【図5】同じく図4のシステムの電気ヒータによる加熱
制御ブロック図である。
【図6】同じく図5のシステムによる湯温の変化を示す
温度特性図である。
【図7】同じく他の実施例のシステム図である。
【図8】図7の実施例において図3のフローチャートを
基本にした場合の部分フローチャートである。
【図9】図7の実施例の制御形態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 水槽 2 給湯装置 8 混合弁 19 熱源 31 第1熱源 32 第2熱源 A 給湯温度調整手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24H 1/10 302 F24H 1/18 302P 4C099 1/18 302 F24D 17/00 J (72)発明者 松村 則美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 大杉 和也 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森脇 尚 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 田中 淳司 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L024 CC01 CC10 CC18 DD03 DD04 DD12 DD19 DD23 DD27 DD32 DD46 EE01 EE07 FF01 FF20 GG05 GG12 GG22 HH13 HH18 HH22 HH27 HH42 HH56 3L034 BA13 CA04 DA04 3L073 AA03 AA08 AA12 AA18 AB01 AB13 AB16 AC01 AD01 AD02 AD09 AE02 AE04 AE06 4C074 LL07 MM04 NN04 QQ12 QQ15 QQ38 QQ40 4C094 AA01 BA18 DD14 EE20 FF02 FF11 GG01 4C099 AA01 EA06 PA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯を貯める水槽と、この水槽内に給湯す
    る給湯装置と、前記水槽内の湯を加熱する熱源とを備
    え、前記水槽内の湯温を一定温度にして温熱治療を行う
    ものにおいて、前記水槽内には給湯装置により前記一定
    温度以下の湯温にして給湯した後、前記熱源により一定
    温度まで上昇する給湯温度調整手段を設けたことを特徴
    とする治療装置。
  2. 【請求項2】 前記給湯装置は、高発熱量或は貯湯式給
    湯機であり、前記熱源は前記貯湯式給湯機に比べて発熱
    量の低い電気ヒータにより構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の治療装置。
  3. 【請求項3】 前記貯湯式給湯機による給湯は、あらか
    じめ所定温度の湯を貯水した貯湯槽内の湯と加熱されな
    い水とを混合して行う混合弁を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の治療装置。
  4. 【請求項4】 湯を貯める水槽と、この水槽内に給する
    給湯する給湯装置とを備え、前記給湯装置は、水を加熱
    する高発熱量の第1熱源と低発熱量の第2熱源により構
    成し、前記水槽内には第1熱源により、或は第1熱源と
    第2熱源の併用により一定温度以下の湯を給湯した後、
    前記第2熱源により一定温度まで上昇するようにした給
    湯温度調整手段を設けたことを特徴とする治療装置。
  5. 【請求項5】 前記第2熱源は、電気ヒータにより構成
    したことを特徴とする請求項4に記載の治療装置。
  6. 【請求項6】 前記第1熱源と第2熱源とを直列に配設
    し、第1熱源により加熱した湯を第2熱源により加熱す
    ることを特徴とする請求項4に記載の治療装置。
JP2001080961A 2000-12-26 2001-03-21 治療装置 Pending JP2002272804A (ja)

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