JP3810210B2 - 自動風呂装置とその追焚き方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の湯水を引き込んで加熱する自動風呂装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動風呂装置においては、器具内に熱交換器を備えていて、浴槽に湯水を所定量おとしこんで、あるいは浴槽の残水を引き込んで加熱し、予め設定された設定温度にまで沸き上げるようにしている。
そして、浴槽に人が入ったことを検出すると、保温のため追焚きを行うようにしたものが知られている。
【0003】
図11及び図12は、このような従来の自動風呂装置により、入浴後の保温運転を行った場合を示しており、図11は浴槽温度と体温及び体感温度の関係を示しており、図12は追焚き熱量と時間との関係を示している。
従来の自動風呂装置では、浴槽に人がはいったことを検出して、追焚きを開始する。この時、浴槽の温水の温度は人が入ったことにより、熱を人体に奪われて下降しており、追焚きを開始してしばらくすると、浴槽の湯温も人の体温も上昇する。しかし、浴槽湯温が予め定めた設定温度になったとき(t1時間後)に、自動風呂装置は追焚きを停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の自動風呂装置では、上述のように追焚きが停止されて、所定時間が経過すると、入浴者は浴槽の湯温が「ぬるい」と感じてしまうことがある。
【0005】
つまり、浴槽にはいった時には、身体が冷えているので、入浴当初は丁度よいように感じるが、しばらくして身体が温められて、身体と浴槽の湯との温度差が相対的に縮まると、浴槽の湯をぬるく感じてしまう。
また、実際上も、浴槽の湯の追焚き終了後に、身体と浴槽の湯との間に熱交換がおこなわれ、浴槽の湯の温度も下降してしまうことによって、入浴者は浴槽の湯をぬるく感じるようになる。
【0006】
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、浴槽に入った後も、入浴者は浴槽の湯をぬるく感じることなく、快適に入浴できるようにした自動風呂装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明によれば、浴槽の湯水を引き込んで加熱して浴槽に戻す追焚き循環管路と、前記浴槽の湯水の温度を検出する温度検出手段と、前記浴槽の水位を検出する水位検出手段とを有し、前記浴槽に人が入浴した後に追焚き動作を行って、浴槽湯温が設定温度となった後においても、浴槽湯温を設定温度に維持するための追焚きを継続させ、前記追焚き中に浴槽湯温を検出して、その温度上昇変化が、前記浴槽に人が入らない状態において浴槽の温水を設定温度にまで加熱したときのデータにおける温度上昇変化とほぼ一致した時に追焚き動作を終了するように構成した制御手段を備える自動風呂装置により、達成される。
【0008】
請求項1の構成によれば、浴槽の湯温を設定温度にまで追焚きした後においても、設定温度に維持するための追焚きを継続することで、浴槽の湯温を入浴した人が「ぬるい」と感じることなく、快適に入浴できるようにすることが可能である。
しかも、浴槽の湯温を設定温度に維持した後に、湯温が上昇し過ぎることがないようにすることができる。
【0009】
請求項2の発明によれば、前記浴槽湯温を設定温度に維持するための追焚きは、浴槽に人が入ったことを検知した後、所定時間継続させるようにしてもよい。
【0010】
請求項2の構成によれば、設定温度維持のための追焚きの運転を開始させるために、適切なタイミングを得ることができる。
【0013】
また、上記目的は、請求項3の発明によれば、浴槽の湯水を引き込んで加熱して浴槽に戻す追焚き循環管路と、前記浴槽の湯水の温度を検出する温度検出手段と、前記浴槽の水位を検出する水位検出手段とを有し、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入らない状態で設定温度まで加熱した際のデータと、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入った状態において加熱して所定温度まで上昇させた際のデータとを比較して、浴槽湯温が設定温度になった後もひきつづき追焚きするための継続追焚き熱量をもとめ、浴槽の湯水を設定温度まで焚き上げ後に、さらに所定時間追焚きを継続する制御手段を備える、自動風呂装置により、達成される。
【0014】
請求項3の構成によれば、浴槽の湯温を設定温度にまで追焚きした後においても、所定の継続追焚き熱量にて追焚きを継続することで、浴槽の湯温を入浴した人が「ぬるい」と感じることなく、快適に入浴できるようにすることが可能である。
【0015】
また、請求項4の発明によれば、前記継続追焚き熱量は、浴槽に人が入浴している状態における浴槽湯温の上昇時間t1から浴槽に人が入浴していない状態における浴槽湯温の上昇時間t0をひいた時間差Δtに基づいてもとめるようにしてもよい。
【0016】
請求項4の構成によれば、追焚きのインプット熱量をダウンさせた状態で適切な継続追焚き熱量をもとめることができる。
【0017】
さらに、また、請求項5の発明によれば、前記継続追焚き熱量と、追焚き継続時間t4は、浴槽に入浴した人の熱容量に応じて可変されるようにしてもよい。
【0018】
請求項5の構成によれば、浴槽に入浴した人のタイプに応じて、快適な浴槽の湯温を提供することができる。
【0019】
また、上記目的は、請求項6の発明によれば、浴槽に人が入浴したことを検出することにより、前記浴槽の湯水を引き込んで加熱することで設定温度まで焚き上げる第1の追焚き動作を開始し、この追焚き動作中に前記浴槽に人が入った状態において浴槽の湯水を加熱して設定温度まで上昇させて維持するのに必要とされる熱量であって、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入らない状態で設定温度まで加熱した際のデータと、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入った状態において加熱して所定温度まで上昇させた際のデータとを比較して、浴槽湯温が設定温度になった後もひきつづき追焚きするための継続追焚き熱量に関するデータを取得し、前記第1の追焚き動作に続いて、前記継続追焚き熱量にて第2の追焚き動作を行う、自動風呂装置の追焚き方法により、達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0021】
図1は、本発明に係る自動風呂装置の実施形態の主な構成を示す系統図である。
図において、この自動風呂装置10は、例えば、ひとつの缶(熱交換器の内胴)内に単一もしくは複数のバーナと熱交換器を収容して、この熱交換器に給水系と追焚き系の水路を通した1缶2水路の自動風呂装置の例を示している。
【0022】
自動風呂装置10は、缶11内にひとつの熱交換器13を有している。熱交換器13の下方には、燃焼部12が設けられており、燃焼部12には、ひとつのバーナ15が備えられている。
バーナ15には、外部から引き込まれた燃料ガスの供給管15aが接続されており、ガス供給管15aには、主電磁開閉弁22と、電磁比例弁21が接続されている。これにより、主電磁開閉弁22を開いて、外部から燃料ガスを引き込み、電磁比例弁21にて燃料ガスの供給量を調整するようにしている。
尚、バーナ15は複数の切替え燃焼面を有して、必要熱量に応じて燃焼切替えを行うようにしてもよく、給湯系と追焚き系のバーナをそれぞれ個別に用意し、ひとつの熱交換器に関連して設けるようにしてもよい。
【0023】
バーナ15の下方には燃焼空気を送る電動ファン17が配置されている。
バーナ15の炎口付近には、図示しない点火手段であるイグナイタと、燃焼確認のためのフレームロッド16等が設けられている。フレームロッド16はその先端が、燃焼火炎中に配置され、燃焼中は火炎電流を検出するようになっている。
【0024】
バーナ15の上方には、ひとつの熱交換器13が配置され、熱交換器13の上方には、排気通路48が設けられている。これにより、バーナ15の燃焼により熱交換器13が加熱され、その排気は排気通路48を介して外部に導かれるようになっている。
熱交換器13には、多数のフィン14が設けられており、このフィンを貫通するように給湯系の受熱管30aと追焚き系(風呂系)の受熱管50aが配置されている。これにより、各受熱管30aと50aは同時に一つの熱交換器13によって加熱されるようになっている。
また、熱交換器13の近傍には、温度ヒューズ47が配置され、熱交換器13が異常い温度上昇した場合にこのヒューズ47が溶断するようになっている。これによって、温度ヒューズ47に接続された配線の通電が切れて、後述する制御装置18に検出されるようになっている。
【0025】
上記した追焚き系の受熱管50aは、浴槽57の循環金具58との間に設けられた追焚き用の循環管路51が接続されている。具体的には、受熱管50aの一端側(入り側)には追焚き管路51の戻り管52が、他端(出側)には追焚き管路51の往き管53が接続され、全体として循環管路を構成するようになっている。
【0026】
浴槽57からの水を引き込む戻り管52には、流水を検出するための検出手段としての風呂用フローセンサ56と、浴槽の湯温を検出する手段としての風呂サーミスタ55と、浴槽57の水を引き込むための循環ポンプ54が設けられている。
また、浴槽57の水位圧力を伝える箇所として、例えば戻り管52の途中には、浴槽水位の検出手段としての圧力センサ71が設けられている。
【0027】
これに対して給湯系30は、その受熱管30aの一端(入り側)に外部から水を引き込む給水管31が接続され、他端側(出側)に、加熱された湯を出湯するための給湯管32が接続されている。
給水管31は、外部から導かれた水流の存在とその水量を検出するフローセンサ35と、例えば、ギヤモータで構成された水量制御弁36と、導入された水の温度を検出する入水サーミスタ37とが接続されている。
給湯系の受熱管30aの途中で熱交換器13の近傍には、温度検出手段である第1のサーミスタ44が取付けられている。
【0028】
さらに、この受熱管30aから熱交換器13の外にでた箇所に接続される給湯管32には、第2のサーミスタ39が接続されている。さらに、上記給水管31のフローセンサ35より下流で水量制御弁36より上流の箇所を分岐させて、給湯管32の第2のサーミスタ39より下流の箇所をつないで、バイパス手段34が設けられている。このバイパス手段34にはそのバイパス流量を可変するためのバイパス弁38が設けられており、このバイパス弁38は後述するように例えばギヤモータにより制御されるようになっている。
さらに、給水管31の入水サーミスタ37より下流を分岐させて、給湯管32の第2のサーミスタ39より上流の箇所をつないで、流量が変化しない固定バイパス33が設けられている。
【0029】
また、給湯管32のバイパス手段34との接続箇所より下流には、第3のサーミスタ41が設けられている。さらに、給湯管32は、第3のサーミスタ39より下流を分岐させて分岐管(注湯管)42の一端が接続されており、この分岐管42の他端は、上述した追焚き管路51のポンプ54より下流に接続されている。この分岐管42には、注湯電磁弁43が設定されている。
【0030】
さらに、この自動風呂装置10には、制御手段としての例えば制御部18が設けられている。制御部18は、例えば自動風呂装置10の制御基板として構成されている。制御部18は、リモコン19と接続されており、このリモコンを介してユーザが設定した設定温度になるように、給湯系30を制御したり、また設定水位になるように浴槽57を湯張りし、これを設定温度にまで追焚きできるように追焚き系50を制御したりする所謂自動運転を行うための制御手段である。
【0031】
図2に示されているように、制御部18には、自動風呂装置10の給湯燃焼と風呂燃焼を行う燃焼部の制御対象部品が接続されている。このような燃焼部の制御対象部品としては、例えば上述したバーナ15の点火手段や、このバーナ15に燃料ガスを供給する比例弁21,開閉弁22等の燃焼制御のための手段が含まれる。ここでは、全ての部品の接続状態を省略し、後述する燃焼制御と関係の深い電磁比例弁21、電動ファン17、水位検出手段としての圧力センサ71、浴槽温度の検出手段としての温度サーミスタ55が示されている。
また、制御部18には、燃焼制御を行うために必要な記憶手段72と、刑事手段73が接続されており、計時手段73は、役割が異なる第1の計時手段74と、第2の計時手段75と、第3の計時手段76を備えている。
【0032】
上記記憶手段72は、例えば、制御部18が行う燃焼制御に必要なソフトウエアを格納したROM(リード・オンリーメモリ)や、作業に必要な一時記憶手段であるワークRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を含んでいる。尚、制御部18は、以下の説明する制御を行うにあたり、これら全てをソフトウエアにより実現してもよいし、これの一部または全部を同等の機能を果たすシーケンス回路等の他の手段で実現するようにしてもよい。
【0033】
計時手段73は、後述するように、浴槽への人の出入りを例えば圧力センサの出力値を見て判定する場合の計時機能その他を備えている。
計時手段75は、本実施形態における追焚き運転に必要な熱量を算出するさいに、その算出のためのデータを取得する場合に必要な計時機能その他を備えている。
第3の計時手段76は、後述する追焚き継続時間を計時する機能を備えている。
【0034】
本実施形態により自動風呂装置10は以上のように構成されており、以下のように運転される。
先ず給湯動作について簡単に述べる。リモコン19の電源を入れて、ユーザが給湯管32の図示しない給湯栓を開くと、給水管31に外部から水が供給されると、フローセンサ35がこれを検出して、制御部18に信号を送る。制御部18は燃焼部12に指示を出し、主電磁開閉弁22及び比例電磁弁21にそれぞれ指示して、燃料をバーナ15に導入し、図示しないイグナイタ等の点火手段を用いて燃焼を開始する。フレームロッド16は、燃焼火炎中の火炎電流を検出して、点火確認や燃焼継続状態をモニタする。
【0035】
バーナ15の燃焼により、熱交換器13のフィン14が加熱され、この熱は、給水管31から受熱管30aに流れた水と熱交換され、給湯管32を介して出湯される。
また、入水サーミスタ37は外部から導入される入水温を検出し、第1のサーミスタ44は、熱交換器13内で受熱管30a内の滞留水の温度を検出している。第2のサーミスタ39は熱交換機13の出側の給湯管内の温水の温度を検出しており、第3のサーミスタ41は、バイパス手段34によるミキシング後の実際の出湯温度をモニタしている。
【0036】
したがって、制御部18は、フローセンサ35の検出結果を見ながら水量制御弁36による取り込み総水量を検出する。この入水温度を入水サーミスタ37によって、モニタして、リモコン19により設定された温度に加熱するのに必要な燃焼号数と燃料供給量を所定の演算により求めて、燃焼制御する。そして、制御部18は、第2のサーミスタ39により、熱交換器13から出てくる湯の温度を検出し、バイパス弁38を調整してバイパス流量を決定し、加熱された温水と、バイパス手段34を通す水の流量を決めて、第3のサーミスタ41にて検出される湯温が設定温度に一致するように、水量制御弁36とバイパス弁38との開度制御を行って適切なミキシングを行う。第1のサーミスタ44と第2のサーミスタ39の検出結果を両方得ることで、これを比較し、熱交換器13内の熱の滞留の状態,すなわち後沸き状態を知ることができる。
【0037】
次に、浴槽の湯をわかすための風呂運転について説明する。
自動風呂装置10を最初に設置した場合には、設置場所の施工条件や風呂装置10の接続されるべき浴槽57に応じて、この浴槽57の断面積等のデータを取得するための記憶モード運転が行われる。
これは、制御部18により、予め定めた所定のモードに従い、分岐管42の注湯電磁弁43を開いて、給湯管32から、追焚き管路51内に水を導入し、これを循環金具58から浴槽におとしこむ。これを何度かに分けて行い、その都度圧力センサ71により圧力検出して、注水量Qと圧力センサの出力Pとの関係をもとめ、図3に示すような注湯制御データであるP−Qデータを取得する。この注湯制御データは、以後の自動風呂装置おける自動運転に利用される。
【0038】
すなわち、この後は、浴槽57に残水がない状態における自動運転は、上述のように、分岐管42の注湯電磁弁43を開いて、バーナ15を燃焼させつつ給湯管32から、追焚き管路51内に温水を導入し、これを循環金具58から浴槽におとしこむ。そして、リモコン19等により予め設定された浴槽水位になったことを、圧力センサ71の出力から、上記注湯制御データに基づいて判断することで湯張りをした後、後述の追焚き運転を行って、設定温度まで沸き上げるようにする。
【0039】
また、追焚きする場合には、リモコン19を介してユーザが追焚きの指示を与えることにより、制御部18は追焚きポンプ54を駆動して、追焚き管路51に浴槽57の水をひきこむ。制御部18はフローセンサ56の信号を確認して、上述したような点火動作を行い、浴槽水を追焚き管路51内を循環させながら、受熱管50a内の水を熱交換器13で加熱する。この時、制御部18は、第1のサーミスタ37の検出温度が例えば、75度Cに達したときに燃焼部12ではバーナ15の燃焼を中止させ、70度Cより下がったら燃焼を再開するようにしている。このような間欠燃焼を行うのは、熱交換器13内で受熱管50aに滞留する湯が沸騰しないようにしつつ、短時間で追焚きを行うためである。そして、風呂サーミスタ55の検出温度が上記リモコン19を介して指示された設定温度となったら追焚きを終了する。
【0040】
次に、本実施形態の自動風呂装置10の入浴時の保温運転について説明する。先ず、図4は、このような保温運転を開始する条件の一例であり、浴槽57に人が入ったことを判断するための方法の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の自動風呂装置10において、人の入浴判断は、上記したように、浴槽57に湯張りして設定温度に焚き上げた後の一定時間の間や、その後の通常の保温モード,あるいは、浴槽57の残水を引き込んで、設定温度に焚き上げた後の一定時間に行われる。
【0041】
人の入浴判断の開始にともない(ST11)、制御部18は、圧力センサ71の検出値をみて浴槽57の水位検出を行う。この浴槽水位は、上述した図3の注湯制御データに基づいて、圧力センサ57の出力(電圧)と、注水量との関係から検出される(ST12)。
上記水位検出は継続して行われ、この検出時間内に浴槽水位が上昇方向に変化したか否かを判断する(ST13)。この結果、上昇方向の判断なら、第1の計時手段74のひとつのタイマにより計時を開始する。これに対して、下降方向への変化の場合には、ST25に進むが、その説明は後述する。
【0042】
そして、制御部18は、タイマの計測時間が予め定めた第1の基準時間t2時間以内に、浴槽57の水位が予め定めた基準水位H1以上に上昇するか否か判断する(ST14)。
ここで、上記時間t2と基準水位H1を設定するのは、人の浴槽への入浴は浴槽水位の急激な変化として表れる。したがって、注湯栓を開いた場合等による浴槽水位の変動等と区別する上で、人の入浴による水位上昇は、時間t2という短い時間における変化であり、僅かな水位変動ではなく、基準水位H1を越えた水位変動である必要がある。
【0043】
ST14で人の入浴と判断された場合には、水位検出を続け、ST14で肯定結果を得たら、ステップ15に進んで、制御部18は、第1の計時手段73のもうひとつのタイマの計時を開始し、上記浴槽水位の基準水位H1を越える上昇が、第2の基準時間t3の間継続するかどうかを判断する。
つまり、浴槽57に人が入ったのではなく、例えば浴槽中になにかを落とした場合等の人の入浴以外の水位上昇を排除するために、このような判断ステップを設けている。
以上の手順にて、浴槽57に人が入浴したと判断した場合には、その時の水位変化の値H2を記憶手段72に格納して、以下のように追焚きを開始する(ST16)。
【0044】
図5には、本実施態様における追焚き動作の一例がフローチャートで示されている。
上記ST16の追焚き開始により、制御部18は、第2の計時手段74により計時を開始させる。さらに制御部18は、追焚きポンプ54を駆動して、追焚き管路51に浴槽57の水をひきこむ。制御部18はフローセンサ56の信号を確認して、点火動作を行い、浴槽水を追焚き管路51内を循環させながら、受熱管50a内の水を熱交換器13で加熱する。この追焚き動作は上述した動作として行われ、この追焚きにより、設定温度まで追焚き動作を行う(ST17)。この追焚きが自動風呂装置10の第1の追焚き動作である。
【0045】
浴槽57の湯温が設定温度となったら、制御部18は上記計時手段74によるう計時をストップし、計時結果を時間t1とする。またこの第1の追焚き動作における温度上昇変化率をCH2として記憶する(ST19)。
次いで、制御部18は、人が浴槽57に入っていない状態から、追焚き動作を行い、所定温度までの加熱が完了する時間t0と上記t1との差分を求める(ST20)。
図8に示すように、自動風呂装置10によって、ある温度T0から設定温度T1まで加熱する場合に、人が入っていない状態において焚き上げに要する時間t0と温度上昇変化率CH1を上述の記憶モード運転等において取得しておく。そして、上記計時された入浴加熱時間である時間t1からこの未入浴加熱時間t0をひくことにより、時間差Δtが得られる。
【0046】
次に、制御部18は、自動風呂装置10によるインプットダウン燃焼の熱量を記憶手段72から読みだして決定するための検討を行う(ST21)。
図9は、記憶手段72が格納しているテーブルデータの例を示している。このデータは、加熱すべき温水の容量に対応して、所定温度まで加熱するための所要時間と、そのための熱量を対比して構成したものであり、これは機器の製造段階に計測の結果に基づいて、予め記憶手段72に格納されているものである。
図9に示されているように、上記時間差Δtによって、自動風呂装置10の電磁比例弁21の開度コントロールにより燃焼熱量を決めるようになっている。
【0047】
したがって、制御部18は、上記テーブルデータから、上記時間差Δtに対応したインプットダウン熱量を読取り、燃焼量を決定して、当該テーブル値に対応した熱量により追焚きを継続する(ST22)。このインプット熱量をダウンして継続する追焚きが第2の追焚き動作である。
このときの追焚き熱量は、図7のQ1として示されている。このようにして、制御部18は、図8に示すt4時間の間、上記のように決定した熱量において、追焚きを実行する。この間はCH3に示すように浴槽湯温は設定温度に維持される。
【0048】
ここで、この追焚き継続時間t4は、入浴者の身体の平均的な熱容量に応じて予め決定されている。つまり、図8に示されているように、追焚きしながら所定時間経過すると、入浴者の身体が温められて、設定温度まで上がると、今度は浴槽の湯温が設定温度以上となってしまう。その前に追焚きを止めるために、追焚き継続時間t4が設定されている。この追焚き継続時間t4は、計時手段76により計測されるようになっており、その時間は例えば5分程度である。
また、この追焚き継続時間t4は、浴槽湯温が設定温度を越えて、さらに上昇し始めるまでの時間にも対応している。したがって、この自動風呂装置10では、第2の追焚きを上記追焚き継続時間t4だけ継続すると共に、この第2の追焚きの終了時は、浴槽湯温の変化率がCH4に示すように、未入浴時の浴槽温度上昇変化率CH1と一致するまでの時期に対応している。
【0049】
このように、本実施形態では、追焚き運転を行う場合に、人が入浴した場合には、設定温度となった後においても、図7に示すようにさらにインプットダウンした熱量で継続時間t4の間追焚きを継続する第2の追焚き動作を行うようにしている。このため、浴槽であたたまっている人が、浴槽に入って所定時間経過した後に、湯温が「ぬるい」と感じることがなく、リモコン等から設定した設定温度にて、快適に入浴することができる。
【0050】
ここで、上記ST21における追焚き熱量及び時間の決定に関しては、入浴者のタイプに応じて、次のような決定を行うことができる。
つまり、記憶手段72には、例えば図10に示すようなテーブルデータを格納しておく。浴槽57への入浴者には様々なタイプがあり、標準的な体格の大人や体格のよい人,あるいは痩せている人,あるいは子供等である。記憶手段72には、このような入浴者のタイプ別に、圧力センサ71の検出出力が記憶されており、これに対応したインプット熱量と追焚き継続時間が格納されている。したがって、制御部18は、上述した図4の図15における水位検出値H2を図10のテーブルデータと比較して、追焚き熱量及び追焚き時間を修正するようにしてもよい。
【0051】
具体的には、上記検出値H2が子供が入浴していると判断できる値に対応している場合には、上記追焚き継続時間t4をt5(例えば3分間)に変更し、インプット熱量も1000kcalから700kcalにするといった方法を実行する。
このようにして、記憶手段72が図10のようなテーブルデータをさらにもつことで、より細かくユーザの希望に適合する追焚き運転が可能となる。
【0052】
次に、この入浴者が浴槽57から出た場合の自動風呂装置10の動作を説明する。
上述したST22における追焚き運転の後は、Aに示すように、制御部18は図4の入浴判断に戻って、浴槽の水位検出を続けることになる(ST12)。
ここで、浴槽57から人が出たかどうかの判断は、例えば、入浴判断と逆の手法をとって行う。
【0053】
具体的には、図4のST13にて、制御部18は水位変化が上昇変化どうかを判断したときに、否定結果を得た場合には、ステップ25に進む。
ステップ25では、制御部18は、第1の計時手段74のひとつめのタイマの計測時間が予め定めた第1の基準時間t2時間以内に、浴槽57の水位が予め定めた基準水位H1以上に下降するか否か判断する。
【0054】
ST25で水位が予め定めた基準水位H1以上に下降したと判断された場合には、水位検出を続け、ステップ26に進んで、制御部18は、第1の計時手段74のもうひとつのタイマの計時を開始し、上記浴槽水位の基準水位H1を越える下降が、第2の基準時間t3の間継続するかどうかを判断する。
つまり、浴槽57から人が出たのではなく、例えば浴槽中になにかを落とした場合等の人の入浴以外の水位変動にともなう水位下降の場合を排除するために、このような判断ステップを設けている。
以上の手順にて、浴槽57から人が出たと判断した場合には、制御部18は、追焚きの待機を終了し(ST27)、ST12に戻って、再び水位検出を行う。これにより、次の人が浴槽57に入ることに備える。
【0055】
したがって、本実施形態の自動風呂装置10では、自動湯張りに続く設定温度までの追焚きや、浴槽の残水を加熱する追焚き運転においても、従来の保温モードのかわりに、人の入浴に対応して、設定温度後も追焚きできるきめこまかな運転制御が可能となり、より快適な入浴が可能である。さらに、入浴者が次々に交代しても、そのたびに、設定温度までの加熱に継続してインプット熱量をダウンした追焚き運転を行うことができ、複数の入浴者にそれぞれに対して、従来より快適な入浴温度を提供することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、浴槽に入った後も、入浴者は浴槽の湯をぬるく感じることなく、快適に入浴できるようにした自動風呂装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動風呂装置の一実施形態の主な構成を示す系統図である。
【図2】本実施形態の自動風呂装置の制御装置の主構成を示すブロック図である。
【図3】図1の自動風呂装置の注湯制御データの例を示す図である。
【図4】本実施形態の自動風呂装置における人の入浴判断の手法の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の自動風呂装置の追焚き運転の一例を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の自動風呂装置の追焚き運転における浴槽湯温と時間の関係を示す図である。
【図7】本実施形態の自動風呂装置の追焚き運転におけるインプット熱量と時間の関係を示す図である。
【図8】本実施形態の自動風呂装置の追焚き運転におけるインプット熱量の求め方を説明する図である。
【図9】本実施形態の自動風呂装置の追焚き運転におけるインプット熱量を決定するデータの一例を示す図である。
【図10】本実施形態の自動風呂装置の追焚き運転におけるインプット熱量を決定するデータの他の例を示す図である。
【図11】従来の自動風呂装置の追焚き運転における浴槽湯温と時間の関係を示す図である。
【図12】従来の自動風呂装置の追焚き運転におけるインプット熱量と時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 自動風呂装置
12 燃焼部
13 熱交換器
14 フィン
15 バーナ
16 フレームロッド
17 燃焼ファン
18 制御部
19 リモコン
30 給湯系
30a 受熱管
31 給水管
32 出湯管
33 固定バイパス
34 バイパス手段
35 フローセンサ
36 水量制御弁
37 入水サーミスタ
38 バイパス弁
39 第2のサーミスタ
41 第3のサーミスタ
42 分岐管
43 注湯電磁弁
44 第1のサーミスタ
50 追焚き系(風呂系)
51 追焚き管路(循環管路)
52 戻り管
53 往き管
54 循環ポンプ
55 追焚きサーミスタ(風呂サーミスタ)
56 追焚きフローセンサ
57 浴槽
71 水位検出手段(圧力センサ)
72 記憶手段
73 計時手段
74 第1の計時手段
75 第2の計時手段
76 第3の計時手段

Claims (6)

  1. 浴槽の湯水を引き込んで加熱して浴槽に戻す追焚き循環管路と、
    前記浴槽の湯水の温度を検出する温度検出手段と、
    前記浴槽の水位を検出する水位検出手段と
    を有し、
    前記浴槽に人が入浴した後に追焚き動作を行って、浴槽湯温が設定温度となった後においても、浴槽湯温を設定温度に維持するための追焚きを継続させ、
    前記追焚き中に浴槽湯温を検出して、その温度上昇変化が、前記浴槽に人が入らない状態において浴槽の温水を設定温度にまで加熱したときのデータにおける温度上昇変化とほぼ一致した時に追焚き動作を終了するように構成した制御手段を備える
    ことを特徴とする、自動風呂装置。
  2. 前記浴槽湯温を設定温度に維持するための追焚きは、浴槽に人が入ったことを検知した後、所定時間継続することを特徴とする請求項1に記載の自動風呂装置。
  3. 浴槽の湯水を引き込んで加熱して浴槽に戻す追焚き循環管路と、
    前記浴槽の湯水の温度を検出する温度検出手段と、
    前記浴槽の水位を検出する水位検出手段と
    を有し、
    前記浴槽の湯水を浴槽に人が入らない状態で設定温度まで加熱した際のデータと、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入った状態において加熱して所定温度まで上昇させた際のデータとを比較して、浴槽湯温が設定温度になった後もひきつづき追焚きするための継続追焚き熱量をもとめ、浴槽の湯水を設定温度まで焚き上げ後に、さらに所定時間追焚きを継続する制御手段を備える
    ことを特徴とする、自動風呂装置。
  4. 前記継続追焚き熱量は、
    浴槽に人が入浴している状態における浴槽湯温の上昇時間t1から浴槽に人が入浴していない状態における浴槽湯温の上昇時間t0をひいた時間差Δtに基づいてもとめられることを特徴とする、請求項4に記載の自動風呂装置。
  5. 前記継続追焚き熱量と、追焚き継続時間t4は、浴槽に入浴した人の熱容量に応じて可変されることを特徴とする、請求項5に記載の自動風呂装置。
  6. 浴槽に人が入浴したことを検出することにより、前記浴槽の湯水を引き込んで加熱することで設定温度まで焚き上げる第1の追焚き動作を開始し、
    この追焚き動作中に前記浴槽に人が入った状態において浴槽の湯水を加熱して設定温度まで上昇させて維持するのに必要とされる熱量であって、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入らない状態で設定温度まで加熱した際のデータと、前記浴槽の湯水を浴槽に人が入った状態において加熱して所定温度まで上昇させた際のデータとを比較して、浴槽湯温が設定温度になった後もひきつづき追焚きするための継続追焚き熱量に関するデータを取得し、
    前記第1の追焚き動作に続いて、前記継続追焚き熱量にて第2の追焚き動作を行う
    ことを特徴とする、自動風呂装置の追焚き方法。
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