JPH08200800A - 給湯器付風呂釜 - Google Patents

給湯器付風呂釜

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Publication number
JPH08200800A
JPH08200800A JP7027641A JP2764195A JPH08200800A JP H08200800 A JPH08200800 A JP H08200800A JP 7027641 A JP7027641 A JP 7027641A JP 2764195 A JP2764195 A JP 2764195A JP H08200800 A JPH08200800 A JP H08200800A
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JP
Japan
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hot water
water
temperature
bathtub
flow rate
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Application number
JP7027641A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kobayashi
敏宏 小林
Masaru Kodama
勝 児玉
Hirohisa Narita
広久 成田
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湯張りの際には流量を増加させることにより
短時間で浴槽に湯張りできる給湯器付風呂釜を提供する
こと。 【構成】 給水管1および出湯管2を配管された熱交換
器3と、熱交換器3を加熱するガスバーナ4とを備える
給湯部Aで浴槽41へ湯を供給する給湯器付風呂釜にお
いて、給水管1の水の流量を規制する主可変ガバナ6
と、主可変ガバナ6に設けられた副水路14と、副水路
14を開閉する切換電磁弁12とを備え、浴槽41へ給
湯する際に切換電磁弁12を開き給湯流量を増加させて
急速に湯張りを行う。その状態での出湯温度が設定温度
より低い場合には、給湯の途中で切換電磁弁12を閉じ
て出湯温度を上げ、又は、追い焚き部Bで追い焚きし
て、浴槽41を設定温度に湯張りする。主可変ガバナ6
及び副水路14には形状記憶合金バネ29、32を設
け、給水温度の変化に対処した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナで加熱した湯を
浴槽へ給湯することができる給湯器付風呂釜に関し、更
に詳細には、浴槽に湯張りする場合には注湯流量を増加
させて浴槽を急速に適温適量に湯張りできるようにした
給湯器付風呂釜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽に湯を供給する給湯器を備え
る給湯器付風呂釜が使用されている。この種の給湯器付
風呂釜の一例を図7に示す。この給湯器付風呂釜は、給
水管51と出湯管52とが配管される熱交換器53と、
この熱交換器53を流れる水を加熱するためのガスバー
ナ54と、出湯管52から分岐して浴槽41へ湯を供給
する浴槽給湯管55と、往管65と戻り管64とが配管
される熱交換器66と、この熱交換器66を流れる浴槽
水を加熱するためのガスバーナ67と、を有している。
また、出湯管52の浴槽給湯管55との分岐部wより下
流には、図示しないシャワーや台所等に至る一般給湯管
57が接続されている。
【0003】そして、ガスバーナ54には燃料ガスの流
量調整をするガス比例弁58が、給水管51には流量セ
ンサ61と水の最大流量を規制する水ガバナ60とが設
けられている。水ガバナ60は、形状記憶合金バネを内
蔵しており、給水温度が低いときには規制流量が小さく
なり、給水温度が高いときには規制流量が大きくなるよ
うに構成されている。ガスバーナ54の最大能力の火力
により給水温度の高低に拘らずほぼ一定の出湯温度を得
るためである。
【0004】また出湯管52には、浴槽給湯管55との
分岐部wより上流に、熱交換器53からの出湯温度を測
定する出湯サーミスタ63が設けられている。ガスバー
ナ67には、燃料ガスの供給を開閉するガス電磁弁68
が設けられており、往管65と戻り管64とは浴槽41
に連通される。熱交換器66には浴槽給湯管55が接続
され、給湯部からの湯が浴槽41に注湯されるようにな
っている。そして浴槽給湯管55には、開閉弁69と浴
槽水が給湯部に逆流するのを防ぐための縁切り弁70と
が設けられている。更にこれらの他、浴槽41に水位セ
ンサを備えてもよい。
【0005】この給湯器付風呂釜で浴槽41に湯張りす
る場合には、ガスバーナ54で燃料ガスを燃焼して熱交
換器53で入浴に適した温度に加熱した湯を浴槽41に
所定の流量で所定時間注湯する。あるいは、浴槽41に
水位センサが備えられている場合には所定の水位に達す
るまで注湯することとしてもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の給湯器付風呂釜には、以下のような問題点があった。
まず、図7の給湯器付風呂釜の問題点を説明する。この
給湯器付風呂釜の問題点は、浴槽41に湯張りするのに
長時間を要することである。なぜなら、浴槽41への注
湯の流量は水ガバナ60により規制され所定の流量以上
の注湯はできず、この所定の流量があまり大きくないか
らである。水ガバナ60の規制流量は、給湯器で加熱す
ることができる上限温度にガスバーナ54の所定の火力
で達し得るように定められる。具体的には、以下のよう
に計算される。
【0007】ガスバーナ54の最大火力時のアウトプッ
ト(熱出力)をHで、熱交換器53で加熱する上限温度
(台所での調理用等も含む)をTUPで表すと、熱交換器
53に流し得る流量Fは、 F = H/(TUP−TIN) (1) で表される。ここにTINは供給水温である。
【0008】ここでHを400kcal/分(16号相当)
とし、TUPを60℃とすれば、夏期にはTINが25℃程
度であるから、 F = 400/(60−25) = 11.4 (リットル/分) (2) であり、TINが5℃程度となる冬期には、 F = 400/(60−5) = 7.3 (リットル/分) (3) となる。かくして求められるFが、水ガバナ60の規制
流量とされる。
【0009】かかる規制流量Fでの湯張り所要時間は次
のように計算される。浴槽41に湯張りしたときの湯量
をQで表せば、所要時間t0 は、t0 = Q/Fである
から、Qを200リットルとすれば、夏期には(2)式よ
り、 t0 = 200/11.4 = 17.5 (分) (4) と求められる。冬期には(3)式より、 t0 = 200/7.3 = 27.4 (分) (5) と求められる。
【0010】即ち従来の給湯器付風呂釜では夏期でも湯
張りに15分以上を要し、冬期では30分近くを要す
る。このため、入浴しようとする者はその間待たされる
ことになり不便である。
【0011】次に、水ガバナ60に替えてモータを備え
た給湯器付風呂釜の問題点を説明する。湯張りの際の出
湯温度は上限温度TUPより低いのでガスバーナ54の火
力には余裕があり、従ってモータで流量を増加させても
湯張り温度までは加熱できるので短時間で湯張りを完了
できる。しかし、モータのコストが高いことから、一般
家庭向けとして広く使用するにはあまり適していない。
【0012】本発明は、前記従来技術のこのような問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、水ガバナに副水路を設けその副水路に開閉
弁を備え、浴槽に自動湯張りする場合には副水路を用い
て注湯流量を増やすことにより湯張り所要時間を短縮し
た給湯器付風呂釜を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の給湯器付風呂釜(1)は、給水管および出湯管
を配管された熱交換器と、その熱交換器を加熱するガス
バーナとを備え、出湯管を介して浴槽へ湯を供給する給
湯部を有する給湯器付風呂釜であって、前記給水管に設
けられ水の流量を規制する水ガバナと、前記水ガバナに
設けられた副水路と、その副水路に設けられこれを開閉
する開閉弁とを備え、前記給湯部から浴槽へ給湯する際
に、前記開閉弁を開き給湯流量を増加させて急速に湯張
りを行う湯張り制御手段を有することをその要旨とす
る。
【0014】また、本発明の給湯器付風呂釜(2)は、
前記熱交換器からの出湯温度を検知する出湯温度検知手
段を備え、前記湯張り制御手段は、前記開閉弁を開いた
状態での出湯温度が所定の湯張り設定温度より低い場合
には、給湯の途中で開閉弁を閉じて出湯温度を上げて給
湯を続け、浴槽を設定温度に湯張りすることを特徴とす
る前記(1)の構成を有する。
【0015】また、本発明の給湯器付風呂釜(3)は、
浴槽内の水または残り湯を加熱するための循環管と熱交
換器およびガスバーナを設けた追い焚き部と、前記給湯
部の熱交換器からの出湯温度を検知する出湯温度検知手
段とを備え、前記湯張り制御手段は、前記開閉弁を開い
た状態での出湯温度が所定の湯張り設定温度より低い場
合には、浴槽内の湯量が追い焚き可能なレベルに達した
ときまたはそれ以後に前記追い焚きを開始し、その追い
焚き部の熱出力が浴槽の設定湯量の湯を設定温度に沸か
し上げるために必要な熱量に達したときに追い焚きを停
止することを特徴とする前記(1)の構成を有する。
【0016】また、本発明の給湯器付風呂釜(4)は、
前記水ガバナが、給水温度に応じて規制流量を変化させ
る温度補正手段を備え、その温度補正手段は、給水温度
が低いときには流路面積を狭め、給水温度が高いときに
は流路面積を広げる形状記憶合金製の感温部材を有する
ことを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかの構
成を有する。また、本発明の給湯器付風呂釜(5)は、
前記水ガバナ及び前記副水路が、給水温度に応じて規制
流量を変化させる温度補正手段をそれぞれ備え、それら
の温度補正手段は、給水温度が低いときには流路面積を
狭め、給水温度が高いときには流路面積を広げる形状記
憶合金製の感温部材を有することを特徴とする前記
(1)の構成を有する。
【0017】
【作用】このような構成を有する本発明の給湯器付風呂
釜(1)によれば、給水管に備えられた水ガバナにより
熱交換器を流れる水の流量が規制されている。所定の上
限温度での出湯を可能とするためである。開閉弁が開か
れ副水路が連通されると、水ガバナにより規制される本
来の流量より大流量の水が流れる。湯張り制御手段によ
り開閉弁が開かれると、出湯管を介して浴槽に大流量の
湯が供給され、急速に湯張りがなされる。
【0018】また、本発明の給湯器付風呂釜(2)によ
れば、出湯温度検知手段により熱交換器からの出湯温度
が検知されている。開閉弁を開いた状態での出湯温度が
所定の湯張り設定温度より低い場合には、湯張り制御手
段により、給湯の途中で開閉弁が閉じられ出湯温度給湯
が上げられて給湯が続けられ、浴槽が設定温度に湯張り
される。また、本発明の給湯器付風呂釜(3)によれ
ば、出湯温度検知手段により熱交換器からの出湯温度が
検知されている。開閉弁を開いた状態での出湯温度が所
定の湯張り設定温度より低い場合には、湯張り制御手段
により、開閉弁を開いた状態で給湯され、浴槽内の湯量
が追い焚き可能なレベルに達したときまたはそれ以後に
追い焚きが開始され、その追い焚き部の熱出力が浴槽の
設定湯量の湯を設定温度に沸かし上げるために必要な熱
量に達したときに追い焚きが停止される。
【0019】また、本発明の給湯器付風呂釜(4)によ
れば、温度補正手段の形状記憶合金製の感温部材により
給水温度が低いときには流路面積が狭められ、給水温度
が高いときには流路面積が広げられ、水ガバナの規制流
量が変化される。開閉弁を閉じた状態での出湯温度を、
給水温度が変化しても予め設定された一定の温度とする
ためである。また、本発明の給湯器付風呂釜(5)によ
れば、温度補正手段の形状記憶合金製の感温部材によ
り、水ガバナ及び副水路の流量がそれぞれ変化され、開
閉弁を閉じた状態でも開いた状態でも、出湯温度が給水
温度に拘らず予め設定された一定の温度とされる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を具体化した実施例を図面を
参照して詳細に説明する。まず、第1の実施例に係る給
湯器付風呂釜について説明する。図1に、この実施例に
係る給湯器付風呂釜の構成を示す。この給湯器付風呂釜
は、基本的に給湯部Aと追い焚き部Bとにより構成され
る。給湯部Aは、給水管1と出湯管2とが配管される熱
交換器3と、この熱交換器3を流れる水を加熱するため
のガスバーナ4と、出湯管2から分岐して浴槽41へ湯
を供給する浴槽給湯管5と、を有している。また、出湯
管2の浴槽給湯管5との分岐部aより下流には、図示し
ない洗面所や台所等に至る一般給湯管7が接続されてい
る。
【0021】そして、給水管1には、水流の有無及び流
量を検知する水流センサ9と、ガバナ部10とが設けら
れている。ガバナ部10は、水の流量を規制すると共に
給水温度等に応じてその規制流量を変更する働きを有す
るものであり、その詳細は後述する。また、ガスバーナ
4には燃料ガスの流量調整をするガス比例弁8が、出湯
管2には浴槽給湯管5との分岐部aより上流の位置に熱
交換器3からの出湯温度を測定する出湯サーミスタ13
が、それぞれ設けられている。以上で給湯部Aをなして
いる。
【0022】次に追い焚き部Bは、往復管15、15が
配管される熱交換器16とこの熱交換器16を流れる浴
槽水を加熱するためのガスバーナ17とを有しており、
ガスバーナ17には、燃料ガスの供給を開閉するガス電
磁弁18が設けられている。往復管15、15は浴槽4
1に連通される。熱交換器16には浴槽給湯管5が接続
され、給湯部Aからの湯が浴槽41に注湯されるように
なっている。そして浴槽給湯管5には、給湯部Aから浴
槽41への給湯の給断を切り換える給湯電磁弁19と、
浴槽水が給湯部Aに逆流するのを防ぐための縁切り弁2
0とが設けられている。
【0023】更に、水流センサ9、及び出湯サーミスタ
13から信号を受け、ガス比例弁8、ガバナ部10、給
湯電磁弁19、及びガス電磁弁18を制御するコントロ
ーラ22を有している。コントローラ22は、公知のC
PU、ROM、RAM等により構成され、水流センサ9
の検知流量を積算して浴槽41等に給湯した湯量をカウ
ントする機能その他各種の機能を有している。コントロ
ーラ22のROMには、後述する湯張り制御等を行うた
めの種々のプログラムが格納されている。そして、コン
トローラ22は、リモコン23を備えている。リモコン
23により、浴室内や台所等から給湯装置を遠隔操作す
ることができる。またリモコン23は、装置の運転状
況、特に浴槽湯張りの終了を表示や音により報知する機
能も有している。
【0024】尚、浴槽41に水位センサを備え、その検
出信号により浴槽41の湯量を検知することとしてもよ
く(以下、「水位方式」という)、その場合の水流セン
サ9は、水流の有無のみを検知する水流スイッチでもよ
い。
【0025】続いて、給水管1に設けられるガバナ部1
0について説明する。ガバナ部10は、給水管1の流量
を給水温度に応じて規制する主可変ガバナ6と、副水路
14と、副水路14に設けられこれを開閉する切換電磁
弁12と、切換電磁弁12が開いているときの副水路1
4の流量を給水温度に応じて規制する副可変ガバナ11
とにより構成される。ここで、主可変ガバナ6と副可変
ガバナ11とは共に、給水温度が低いときには規制流量
を小さくし、給水温度が高いときには規制流量を大きく
する。これらは内部に形状記憶合金バネを有しており、
給水温度に応じて流路面積を変更してかかる流量変更を
行う。
【0026】ここで、ガバナ部10の規制流量について
説明する。まず、切換電磁弁12を閉じた状態での規制
流量(以下、「主流量」という)について説明する。こ
の状態では主可変ガバナ6により流量が規制される。主
流量を規制する理由は、流量があまり大きいとガスバー
ナ4の火力を強めても必要な温度の出湯が得られないか
らである。主流量Fは、従来技術の(1)式と同様に、 F = H/(TUP−TIN) で与えられる。ここでHはガスバーナ4の最大火力時の
熱出力、TUPは必要な上限の出湯温度、TINは供給水温
である。
【0027】Hを400kcal/分(16号相当)とした
場合の流量と出湯温度との関係を図6に示す。図6で
は、TINが5℃、15℃、25℃の3通りの場合を示
す。図6から、60℃の出湯温度TUPを得るための主流
量Fは、TINが25℃の場合で11.4リットル/分、TIN
が15℃の場合で8.9リットル/分、TINが5℃の場合で
7.3リットル/分であることが読み取られる。60℃とし
たのは、一般給湯管7の先の台所等ではこの程度の温度
の湯も使用されるからである。以下の各説明では、TIN
が25℃の場合(夏期に相当)と5℃の場合(冬期に相
当)とについて具体的計算例を示す。
【0028】次に、切換電磁弁12を開いた状態での規
制流量について説明する。この状態では副水路14の流
量(以下、「副流量」という)が加えられ、前記した主
流量より総流量が大きくなる。主流量は前記のように設
定されているが、浴槽41に湯張り給湯するときの出湯
温度は45℃程度でさほど高くなく、流量を更に増やし
ても給湯可能であるので、副水路14を設け、湯張り給
湯するときのみこれを利用して迅速な湯張りを行うため
である。そしてこのときの出湯温度を予め設定された一
定の温度とするため、副水路14に副可変ガバナ11が
設けられるのである。
【0029】ガスバーナ4の熱出力をHで、湯張り設定
温度をTB で表すと、湯張りの際に流し得る流量FB
は、 FB = H/(TB−TIN) で表される。ここにTINは供給水温である。ここでHを
400kcal/分(16号相当)とし、TB を45℃とす
れば、夏期にはTINが25℃程度であるから、 FB = 400/(45−25) = 20 (リットル/分) (6) であり、TINが5℃程度となる冬期には、 FB = 400/(45−5) = 10 (リットル/分) (7) となる。かくして求められるFB が、湯張り流量であ
る。
【0030】このFB は、ガバナ部10の総規制流量で
あるから、先に求めた主流量をこれから引けば、副流量
が得られる。従って、副流量は、夏期(給水温25℃)
で8.6リットル/分、冬期(給水温5℃)で2.7リットル/
分となる。
【0031】かかる副可変ガバナ11を有するガバナ部
10は、個々の機器を組み合わせて使用してもよいが、
単一の機器として一体に形成してもよい。ガバナ部10
の各機能を一体にまとめた温度可変ガバナの例を図2に
示す。図2の温度可変ガバナは、主流路部分Cと副水路
部分Dとにより構成される。
【0032】主流路部分Cは、入力ポート24及び出力
ポート25を形成されたボディ26と、その内部に固持
された内部材27と、内部材27との間に流路を形成す
る移動体28と、水温に応じて移動体28を移動させる
形状記憶合金バネ29とを有している。このうち内部材
27と移動体28と形状記憶合金バネ29とが、前記し
た主可変ガバナ6として機能する。即ち、給水温度が低
いときには、形状記憶合金バネ29の荷重が小さく移動
体28が内部材27に接近して流路を狭め規制流量を小
さくし、一方給水温度が高いときには、形状記憶合金バ
ネ29の荷重が大きく移動体28が内部材27から離間
して流路を広げ規制流量を大きくする。
【0033】副水路部分Dは、主流路部分Cのボディ2
6の外部に取り付けられ内部に副水路14が形成された
外ボディ30と、副水路14の内部に移動可能に保持さ
れた移動体31と、水温に応じて移動体31を移動させ
る形状記憶合金バネ32と、外ボディ30に取り付けら
れ副水路14を開閉する切換電磁弁12とを有してい
る。このうち外ボディ30の内面と移動体31と形状記
憶合金バネ32とが、前記した副可変ガバナ11として
機能する。即ち、給水温度が低いときには、形状記憶合
金バネ32が縮小して移動体31が内面に接近して流路
を狭め規制流量を小さくし、一方給水温度が高いときに
は、形状記憶合金バネ32が伸長して移動体31が内面
から離間して流路を広げ規制流量を大きくする。
【0034】また、外ボディ30には弁座33が設けら
れ、切換電磁弁12には弁体34が設けられている。切
換電磁弁12は内部にソレノイドを有しており、コント
ローラ22の指令に基づき弁体34を駆動して弁座33
に当接または離間させる。弁体34が弁座33に当接し
ているときには副水路14は閉鎖され、離間していると
きには連通される。
【0035】次に、前記の構成を有する給湯器付風呂釜
の動作を説明する。この給湯付風呂釜の動作には、通常
給湯、湯張り給湯、追い焚きの3種類がある。これらの
給湯装置の運転の切換指令は、リモコン23により行
う。通常給湯は、給水管1から供給される水を、給湯部
Aの熱交換器3においてガスバーナ4の燃焼熱で加熱し
て湯とし、浴槽給湯管5から浴槽41へ、若しくは一般
給湯管7から台所等へ供給する動作であり、出湯サーミ
スタ13の検知温度が湯の使用目的に適した温度となる
ようにガス比例弁8の開度を制御して行う。使用目的に
適した温度とは、湯を洗面所等で使用する場合には40
℃程度、浴槽41へ供給する場合には45℃程度であ
り、ユーザーがリモコン23で設定することができる。
かかる通常給湯は、出湯温度が60℃や75℃のように
高温である場合には切換電磁弁12を閉じて行われる。
【0036】湯張り給湯は、給湯電磁弁19を開いて空
の浴槽41に熱交換器3から湯を供給して適温適量に満
たす給湯であり、切換電磁弁12を開いて総合流量を大
きくし、浴槽41を通常給湯による場合より短時間で入
浴適温に満たそうとするものである。前記のように湯張
りの適温が60℃よりかなり低いことから、かかる給湯
が可能なのである。
【0037】追い焚きは、給湯電磁弁19を閉じ、浴槽
41に溜っている残り湯を追い焚き部Bの熱交換器16
においてガスバーナ17の燃焼熱で加熱して昇温させる
動作である。ガスバーナ17を燃焼すると浴槽水は熱交
換器16で加熱されて生ずる温度差により自然循環す
る。
【0038】この給湯器付風呂釜で湯張り給湯する場合
の所要時間は以下のようになる。まず夏期(給水温25
℃)には、切換電磁弁12を開いたときの総流量FB
(6)式で計算したように20リットル/分であるから、浴
槽41の湯量Qを200リットルとすれば、所要時間t1
は、 t1 = Q/FB= 200/20 = 10 (分) と計算され、従来技術の17.5分((4)式参照)と
比較して7.5分の短縮となる。
【0039】一方冬期(給水温5℃)には、切換電磁弁
12を開いたときの総流量FB が(7)式で計算したよ
うに10リットル/分であるから、所要時間t1 は、 t1 = 200/10 = 20 (分) と計算され、従来技術の27.4分((5)式参照)と
比較して7.4分の短縮となる。
【0040】次に、第2の実施例に係る給湯器付風呂釜
について説明する。この給湯器付風呂釜は、前記した第
1実施例の給湯器付風呂釜とほぼ同様の構成を有する
が、図1中の副可変ガバナ11を有しない点が異なる。
この場合のガバナ部10の構成を図3に示す。このため
この給湯器付風呂釜は第1実施例のものと比較して、切
換電磁弁12を開いたときの副水路14の流量が異な
り、従ってガバナ部10の総流量も異なる。この場合の
ガバナ部10の各機能を一体にまとめた温度可変ガバナ
の構成を図4に示す。図2の温度可変ガバナと比較し
て、副水路部分Dにおいて移動体及び形状記憶合金バネ
が設けられていない点が異なる。
【0041】この給湯器付風呂釜の場合の切換電磁弁1
2を開いたときのガバナ部10の規制流量は以下のよう
になる。まず、主流量については第1実施例と変わりな
く、夏期(給水温25℃)で11.4リットル/分、冬期
(給水温5℃)で7.3リットル/分である。次に副流量を
求める。この実施例では副水路部分Dに形状記憶合金バ
ネは設けられていないが、副水路14を通った水も主可
変ガバナ6を通るので、その形状記憶合金バネの影響を
受ける。このため夏期(給水温25℃)で8.4リットル/
分、冬期(給水温5℃)で5.7リットル/分である。従っ
てこれらの合計である総流量FB は、夏期(給水温25
℃)で19.8リットル/分、冬期(給水温5℃)で13.
0リットル/分となる。
【0042】かかる第2実施例の給湯器付風呂釜の動作
は、通常給湯、湯張り給湯、追い焚きの3種類である。
このうち通常給湯と追い焚きとは、切換電磁弁12を閉
じて行うので第1実施例の場合と何ら異なるところはな
いが、切換電磁弁12を開いて行う湯張り給湯では、総
流量FB の違いにより若干の相違がある。以下この相違
を説明する。
【0043】まず、湯張り給湯時の出湯温度T1 を算出
する。出湯温度T1 は、 T1 = (H/FB)+TIN であるから、ガスバーナ4の熱出力Hを400kcal/分
(16号相当)とすれば、夏期(給水温TINは25℃)
には、 T1 = (400/19.8)+25 = 45.2 (℃) (8) となり、冬期(給水温TINは5℃)には、 T1 = (400/13)+5 = 35.8 (℃) (9) となる。
【0044】このように、夏期の出湯温度は45.2℃
であり、湯張り設定温度は通常40〜45℃程度なので
十分である。設定温度が40℃程度と低めである場合に
はガス比例弁8の開度制御で調整する。
【0045】しかし、冬期の出湯温度がかなり低いの
で、湯張り給湯をするときにこれを補う必要がある。こ
のためこの給湯器付風呂釜では、冬期には湯張り給湯の
途中で切換電磁弁12を閉じて出湯温度を上げ、湯を混
合させて適温にする制御を行う。切換電磁弁12を閉じ
れば、主流量(7.3リットル/分、(3)式参照)のみと
なり、出湯温度は、 T2 = (400/7.3)+5 = 59.8 (℃) (10) に上昇して湯張り温度を超えるからである。
【0046】この場合の制御を図5のフローチャートに
示す。まずS1において、湯張り湯量Qと湯張り温度T
B を設定する。設定はリモコン23で行う。するとS2
において、ガスバーナ4での燃焼が開始され給湯電磁弁
19が開かれ、浴槽41への給湯が開始される。このと
き切換電磁弁12が開かれ、温度T1 (ここでは35.
8℃、(9)式参照)、流量FB (ここでは13.0リッ
トル/分)で給湯される。そしてS3では、S2での給湯
開始以後の水流センサ9により検知される積算給湯量Q
1 が、 {(T2−TB)/(T2−T1)}Q なる湯量に達したか否かが判断される。水位方式の場合
には浴槽41の水位計の検出値で判断する。未だ達して
いないときは(S3:No)、そのままその状態での給
湯が続けられる。
【0047】その湯量に達したときは(S3:Ye
s)、S4に進み切換電磁弁12が閉じられる。このた
めこれ以後は温度T2 (ここでは59.8℃、(10)
式参照)、流量F(ここでは7.3リットル/分、(3)式
参照)で給湯される。そしてS5では、S4で切換電磁
弁12を閉じて以後の積算給湯量Q2 が、Q−Q1なる
湯量に達したか否かが判断される。未だ達していないと
きは(S5:No)、そのままその状態での給湯が続け
られる。その湯量に達したときは(S5:Yes)、湯
張りは終了する。
【0048】このとき浴槽41内は、温度T1 の湯(湯
量Q1 )と温度T2 の湯(湯量Q2)との混合状態とな
っており、平均温度TAVは、 TAV = (Q11+Q22)/(Q1+Q2) (11) で表される。ここでQ1 、Q2 はそれぞれ前記より、 Q1 = {(T2−TB)/(T2−T1)}Q (12) Q2 = Q−Q1 (13) で表されるから、これらを(11)式に代入して、 TAV = TB となる。また合計湯量は(13)式より、Qであるか
ら、S2で設定した湯温TB 、湯量Qで浴槽41が満た
されたことになる。
【0049】このときの所要時間t2 を計算する。ま
ず、給湯開始から切換電磁弁12を閉じるまでの所要時
間t21は、 t21 = Q1/FB である。Q1 は(12)式においてQを200リットル、T
B を45℃とし、T1 、T2 を(9)、(10)式から
求めると、 Q1 = (14.8/24)×200 = 123 (リットル) であり、一方FB はここでは13.0リットル/分であるか
ら、所要時間t21は、 t21 = 123/13 = 9.5 (分) (14) となる。
【0050】次に、切換電磁弁12を閉じてから給湯終
了までの所要時間t22は、 t22 = Q2/F である。Q2 は(13)式より77リットルと求められ、F
は(3)式より7.3リットル/分であるから、 t22 = 77/7.3 = 10.5 (分) (15) となる。従って湯張り所要時間t2 は(14)式と(1
5)式との合計で20分となる。この時間は第1実施例
の場合と同じであり、従来技術と比較して7.4分の短
縮が達成されている。
【0051】次に、第3の実施例に係る給湯器付風呂釜
について説明する。この給湯器付風呂釜は、前記した第
2実施例の給湯器付風呂釜と同様の構成を有するが、冬
期における湯張り給湯の手順が異なる。即ち第2実施例
の場合には、給湯の途中で切換電磁弁12を閉じて流量
を絞り出湯温度を上げることにより切換電磁弁12を開
いた状態での出湯温度が低いのを補ったが、この実施例
では追い焚き部Bのガスバーナ17で追い焚きしてその
燃焼熱で加熱して補う。ただし追い焚きを開始するの
は、浴槽41の湯量が追い焚き可能なレベルに達したと
きかまたはそれ以後でなければならない。浴槽41にお
ける往復管15、15の開口部が湯に浸されていない
と、熱交換器16で空焚きが起こるからである。浴槽4
1の湯量は、水流センサ9の検知信号の積算値による。
水位方式の場合には浴槽41の水位計の検出値による。
【0052】この場合の追い焚き時間は以下のように計
算される。追い焚き時間t31は、 t31 = I/HF (16) で表される。ここで、Iは切換電磁弁12を開いて浴槽
41を満たしたときの不足熱量であり、HF はガスバー
ナ17の熱出力である。そしてIは、 I = (TB−T1)Q で表されるので(16)式は、 t31 = (TB−T1)Q/HF となる。
【0053】ここで前記と同様に湯張り設定温度TB
45℃、湯張り設定湯量Qを200リットルとし、HF は1
50kcal/分としてt31を求める。T1 は(9)式より
35.8℃だから、 t31 = 9.2×200/150= 12.3 (分) (17) である。この12.3分の追い焚きが終了したらガスバ
ーナ17を消火して浴槽41の湯温の過上昇を防ぐ。
【0054】一方、浴槽41を設定湯量Qに満たすのに
必要な時間t32は、 t32 = Q/FB であり、総流量FB は第2実施例で計算したように1
3.0リットル/分だから、 t32 = 200/13 = 15.4 (分) (18) と求められる。従って(17)、(18)式より、給湯
開始後3.1分経過した時点で追い焚き可能なレベルに
達していれば、そのときから追い焚きを行えば、給湯と
追い焚きとが同時に終了し、15.4分で浴槽41を沸
かし上げることができる。この場合従来技術((5)式
参照)より12分短い。追い焚き可能なレベルに達する
までに給湯開始後3.1分以上を要する場合には、その
分追い焚き開始と終了とが遅くなる。
【0055】以上詳細に説明したように、前記各実施例
に係る給湯器付風呂釜では、給湯部Aと追い焚き部Bと
を有し、給湯部Aから追い焚き部Bを介して浴槽41に
湯を供給する給湯器付風呂釜において、給水温度に応じ
て規制流量を変化させるとともに副水路14を備えたガ
バナ部10を給水管1に設け、浴槽41に湯張りする際
には、副水路14を利用して流量を増加させて給湯する
こととしたので、浴槽41を迅速に、かつ季節等に拘ら
ず適温に沸かし上げることができる。
【0056】特に、第1の実施例に係る給湯器付風呂釜
では、ガバナ部10の主流路と副水路14とにそれぞれ
主可変ガバナ6と副可変ガバナ11とを設けたので、副
水路14を利用して給湯しているときでも湯張りの設定
温度の出湯が得られ、浴槽41の速やかな沸かし上げが
できる。ここで、主可変ガバナ6及び副可変ガバナ11
では、形状記憶合金バネ29、32の荷重が給水温度に
応じて変化することにより流路抵抗を変え設定温度の出
湯が得られる流量を実現するものである。
【0057】また、第2の実施例に係る給湯器付風呂釜
では、ガバナ部10の主流路に主可変ガバナ6を設け、
副水路14を利用して浴槽41に湯張りをし、その途中
で副水路14を閉じて流量を減らして出湯温度を上げ、
湯を混合して設定温度の適量の湯とし、浴槽41を速や
かに沸かし上げることができる。また、第3の実施例に
係る給湯器付風呂釜では、ガバナ部10の主流路に主可
変ガバナ6を設け、副水路14を利用して浴槽41に湯
張りをするとともに、浴槽41の湯量が追い焚き可能な
レベルに達した後は追い焚き部Bのガスバーナ17をも
利用して浴槽41の湯を加熱するので、浴槽41を短時
間で適温適量に沸かし上げることができる。
【0058】尚、前記各実施例は本発明を何ら限定する
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にいて種
々の変形・改良が可能であることはもちろんである。例
えば、前記各実施例中の種々の数値等は単なる例示であ
って、これらに限られるものではない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の給湯器付風呂釜では、給湯部の給水管に、水の流
量を規制する水ガバナと、副水路と、副水路を開閉する
開閉弁とを設け、浴槽に給湯する際には開閉弁を開いて
流量を増加させることにしたので、浴槽を急速に適温適
量に湯張りすることができる。また、本発明の給湯器付
風呂釜では、開閉弁を開いて流量を増加させた状態での
出湯温度が設定温度より低い場合には、給湯の途中で開
閉弁を閉じて流量を減らし、出湯温度を高めた湯を混合
して設定温度とすることにしたので、給水温度が低い場
合でも、浴槽を速やかに適温適量に湯張りすることがで
きる。
【0060】また、本発明の給湯器付風呂釜では、追い
焚き部を設け、開閉弁を開いて流量を増加させた状態で
の給湯部からの出湯温度が設定温度より低い場合には、
浴槽内の湯量が追い焚き可能なレベルに達したときまた
はそれ以後に追い焚き部による追い焚きを開始すること
としたので、給水温度が低い場合でも、浴槽を短時間で
適温適量に湯張りすることができる。また、追い焚き部
の熱出力が沸かし上げに必要な値に達したら追い焚きを
停止するので、浴槽温度が過度に上昇することはない。
【0061】また、本発明の給湯器付風呂釜では、水ガ
バナ又は、水ガバナ及び副水路に形状記憶合金製の部材
を有する温度補正手段を設け、給水温度が低いときには
流路面積を狭め、給水温度が高いときには流路面積を広
げることとしたので、季節等による給水温度の変動に拘
らず、適温の出湯が得られる。かくして、湯張り所要時
間を短縮した給湯器付風呂釜が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る給湯器付風呂釜の構
成図である。
【図2】給湯器付風呂釜のガバナ部を一体に形成した物
の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第2又は第3実施例に係る給湯器付風
呂釜の構成図である。
【図4】給湯器付風呂釜のガバナ部を一体に形成した物
の構成を示す断面図である。
【図5】第2実施例に係る給湯器付風呂釜で浴槽に湯張
りする場合の制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】流量と出湯温度との関係を示すグラフである。
【図7】従来の給湯器付風呂釜の概略構成図である。
【符号の説明】
1 給水管 2 出湯管 3 熱交換器 4 ガスバーナ 6 主可変ガバナ 12 切換電磁弁 13 出湯サーミスタ 14 副水路 15 往復管 16 熱交換器 17 ガスバーナ 22 コントローラ 29、32 形状記憶合金バネ A 給湯部 B 追い焚き部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管および出湯管を配管された熱交換
    器と、その熱交換器を加熱するガスバーナとを備え、出
    湯管を介して浴槽へ湯を供給する給湯部を有する給湯器
    付風呂釜において、 前記給水管に設けられ水の流量を規制する水ガバナと、 前記水ガバナに設けられた副水路と、 その副水路に設けられこれを開閉する開閉弁とを備え、 前記給湯部から浴槽へ給湯する際に、前記開閉弁を開き
    給湯流量を増加させて急速に湯張りを行う湯張り制御手
    段を有することを特徴とする給湯器付風呂釜。
  2. 【請求項2】 前記熱交換器からの出湯温度を検知する
    出湯温度検知手段を有し、 前記湯張り制御手段は、前記開閉弁を開いた状態での出
    湯温度が所定の湯張り設定温度より低い場合には、給湯
    の途中で開閉弁を閉じて出湯温度を上げて給湯を続け、
    浴槽を設定温度に湯張りすることを特徴とする請求項1
    に記載の給湯器付風呂釜。
  3. 【請求項3】 浴槽内の水または残り湯を加熱するため
    の循環管と熱交換器およびガスバーナを設けた追い焚き
    部と、 前記給湯部の熱交換器からの出湯温度を検知する出湯温
    度検知手段とを有し、 前記湯張り制御手段は、前記開閉弁を開いた状態での出
    湯温度が所定の湯張り設定温度より低い場合には、浴槽
    内の湯量が追い焚き可能なレベルに達したときまたはそ
    れ以後に前記追い焚きを開始し、その追い焚き部の熱出
    力が浴槽の設定湯量の湯を設定温度に沸かし上げるため
    に必要な熱量に達したときに追い焚きを停止することを
    特徴とする請求項1に記載の給湯器付風呂釜。
  4. 【請求項4】 前記水ガバナが、給水温度に応じて規制
    流量を変化させる温度補正手段を備え、 その温度補正手段は、給水温度が低いときには流路面積
    を狭め、給水温度が高いときには流路面積を広げる形状
    記憶合金製の感温部材を有することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の給湯器付風呂釜。
  5. 【請求項5】 前記水ガバナ及び前記副水路が、給水温
    度に応じて規制流量を変化させる温度補正手段をそれぞ
    れ備え、 それらの温度補正手段は、給水温度が低いときには流路
    面積を狭め、給水温度が高いときには流路面積を広げる
    形状記憶合金製の感温部材を有することを特徴とする請
    求項1に記載の給湯器付風呂釜。
JP7027641A 1995-01-23 1995-01-23 給湯器付風呂釜 Pending JPH08200800A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017083091A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社ノーリツ 浴槽補給水装置および浴槽給湯システム
CN108758018A (zh) * 2018-06-26 2018-11-06 鹤山市未来我来温控卫浴有限公司 一种燃气热水器专用恒温淋浴器
JP2020041754A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 Toto株式会社 給湯システム

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CN108758018B (zh) * 2018-06-26 2023-08-29 未来我来卫浴科技(广东)有限公司 一种燃气热水器专用恒温淋浴器
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