JP2002272773A - 治療装置 - Google Patents
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- JP2002272773A JP2002272773A JP2001080960A JP2001080960A JP2002272773A JP 2002272773 A JP2002272773 A JP 2002272773A JP 2001080960 A JP2001080960 A JP 2001080960A JP 2001080960 A JP2001080960 A JP 2001080960A JP 2002272773 A JP2002272773 A JP 2002272773A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温熱治療において、水槽内の湯温を必要に応
じて急速に低下させたり、徐々に低下させる2つの冷却
手段を設け、これらの冷却手段を選択する。 【構成】 温熱治療を行う湯を貯める水槽1と、この水
槽内の湯温を強制的に低下させる冷却装置とを備え、こ
の冷却装置は、水槽内に冷却水を注水する直接冷却手段
と水槽内に配設した熱交換機25に冷却水を通水する間
接冷却手段とからなり、それぞれの冷却手段を選択して
実行する。
じて急速に低下させたり、徐々に低下させる2つの冷却
手段を設け、これらの冷却手段を選択する。 【構成】 温熱治療を行う湯を貯める水槽1と、この水
槽内の湯温を強制的に低下させる冷却装置とを備え、こ
の冷却装置は、水槽内に冷却水を注水する直接冷却手段
と水槽内に配設した熱交換機25に冷却水を通水する間
接冷却手段とからなり、それぞれの冷却手段を選択して
実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体や小動物を体
温よりも高い湯中に入れてエイズや癌の治療を行うよう
にした治療装置に関する。
温よりも高い湯中に入れてエイズや癌の治療を行うよう
にした治療装置に関する。
【0002】人間や動物のエイズや癌の治療は、一般的
にはマイクロ波でウイルスを加熱したり、レーザで細胞
を破壊する方法がある。
にはマイクロ波でウイルスを加熱したり、レーザで細胞
を破壊する方法がある。
【0003】これはエイズウイルスも癌細胞も熱には弱
く通常用いられる方法ではあるが、その他の方法として
抗癌剤を用いたり体内の患部付近に入れたチップ剤を加
熱して悪性細胞を破壊する手法がある。
く通常用いられる方法ではあるが、その他の方法として
抗癌剤を用いたり体内の患部付近に入れたチップ剤を加
熱して悪性細胞を破壊する手法がある。
【0004】もう一つの治療方法として医業界では知ら
れた温熱治療法がある。
れた温熱治療法がある。
【0005】温熱療法を主体とした特許は、特開平10
−33626号公報に開示されている。この方法は、4
1度〜42度の湯を浴槽内に入れ数時間の間人体(被治
療体)を静止状態に保ち深部の温度も高めることによ
り、熱で癌細胞を破壊するようにしている。
−33626号公報に開示されている。この方法は、4
1度〜42度の湯を浴槽内に入れ数時間の間人体(被治
療体)を静止状態に保ち深部の温度も高めることによ
り、熱で癌細胞を破壊するようにしている。
【0006】一般的に、エイズウイルス(HIV)の治
療温度は41.5度、癌の治療温度は42.5度と言わ
れているが、この温度は治療に最適とされる温度であ
り、治療中においては、例え最適な治療温度で治療を行
っている場合であっても被治療体の年令、病状の進行度
合等によっては0.5度程度の上下幅を持たせている。
療温度は41.5度、癌の治療温度は42.5度と言わ
れているが、この温度は治療に最適とされる温度であ
り、治療中においては、例え最適な治療温度で治療を行
っている場合であっても被治療体の年令、病状の進行度
合等によっては0.5度程度の上下幅を持たせている。
【0007】この様に、温熱治療は人体や小動物の身体
を首から上を湯面より露出した状態で水槽内の湯の中に
入れて治療を行うわけであるが、その準備作業は大変で
ある。
を首から上を湯面より露出した状態で水槽内の湯の中に
入れて治療を行うわけであるが、その準備作業は大変で
ある。
【0008】特に、治療前の準備段階では前述の様に短
時間で水槽内の湯量を貯める必要性から給湯装置により
一気に多量の高温水を入れるわけであるが、水槽内に貯
めた湯の温度が治療温度よりも高い場合には、この治療
温度まで下げる必要がある。
時間で水槽内の湯量を貯める必要性から給湯装置により
一気に多量の高温水を入れるわけであるが、水槽内に貯
めた湯の温度が治療温度よりも高い場合には、この治療
温度まで下げる必要がある。
【0009】また、水槽内の湯温を下げる他の要因とし
て、治療中に人体や小動物(被治療体)の心拍や呼吸数
等の生理的要素が大きく変化した場合には、安全を確保
する必要性から湯温を急激に下げる。
て、治療中に人体や小動物(被治療体)の心拍や呼吸数
等の生理的要素が大きく変化した場合には、安全を確保
する必要性から湯温を急激に下げる。
【0010】
【課題を解決するための手段】水槽内の湯温を低下させ
る方法としては、ポリ容器等に入れた水道水を水槽内に
注水する方法が最も簡単であるが、作業者の労力を要し
て肉体的な負担が大きくなると共に、治療中であれば注
水に伴なう水面の波動が被治療体の体表面に刺激を与え
たり、呼吸器管に入り込んで危険である。
る方法としては、ポリ容器等に入れた水道水を水槽内に
注水する方法が最も簡単であるが、作業者の労力を要し
て肉体的な負担が大きくなると共に、治療中であれば注
水に伴なう水面の波動が被治療体の体表面に刺激を与え
たり、呼吸器管に入り込んで危険である。
【0011】さらに、治療前の準備段階、及び治療中に
おいて、水槽内の湯温を僅かに低下させる場合には、ポ
リ容器による注水量を加減しながら行う必要があるた
め、微妙な注水量の変化でシビアな治療温度(絶対温
度)よりも低下しすぎたり、或いは治療温度よりも高い
温度のままで注水を止めることになって治療の開始を行
うことができない欠点があった。
おいて、水槽内の湯温を僅かに低下させる場合には、ポ
リ容器による注水量を加減しながら行う必要があるた
め、微妙な注水量の変化でシビアな治療温度(絶対温
度)よりも低下しすぎたり、或いは治療温度よりも高い
温度のままで注水を止めることになって治療の開始を行
うことができない欠点があった。
【0012】本発明は、水槽内の湯温を必要に応じて急
速に低下させたり、徐々に低下させる冷却手段を設け、
治療温度に達した湯温になるようにしたものである。
速に低下させたり、徐々に低下させる冷却手段を設け、
治療温度に達した湯温になるようにしたものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、湯を貯める
水槽と、この水槽内に注湯する給湯装置と、前記水槽内
の湯温を所定温度に制御する温度制御手段と、前記水槽
内の湯温を強制的に低下する冷却装置とを備え、前記冷
却装置は、水槽内に冷却水を注水する直接冷却手段と、
水槽内に配設した熱交換機に冷却水を通水する間接冷却
手段とから構成し、前記直接冷却手段と間接冷却手段と
を選択して実行するものである。
水槽と、この水槽内に注湯する給湯装置と、前記水槽内
の湯温を所定温度に制御する温度制御手段と、前記水槽
内の湯温を強制的に低下する冷却装置とを備え、前記冷
却装置は、水槽内に冷却水を注水する直接冷却手段と、
水槽内に配設した熱交換機に冷却水を通水する間接冷却
手段とから構成し、前記直接冷却手段と間接冷却手段と
を選択して実行するものである。
【0014】また、前記給湯装置による注湯は、温水と
冷却水を混合する混合弁により注湯パイプを介して行う
ものであって、前記直接冷却手段の実行は前記混合弁を
操作し冷却水を前記注湯パイプを介して通水するもので
ある。
冷却水を混合する混合弁により注湯パイプを介して行う
ものであって、前記直接冷却手段の実行は前記混合弁を
操作し冷却水を前記注湯パイプを介して通水するもので
ある。
【0015】そして、前記直接冷却手段の実行時は、混
合弁により冷却水と温水との混合比を設定するようにし
たものである。
合弁により冷却水と温水との混合比を設定するようにし
たものである。
【0016】さらに、前記間接冷却手段は、冷却水を供
給パイプを介して前記熱交換機に通水するものである。
給パイプを介して前記熱交換機に通水するものである。
【0017】加えて、前記水槽内の湯温を検出する温度
検出手段と、前記水槽内の湯温を設定する温度設定手段
と、前記温度設定手段による設定温度と温度検出手段に
よる水槽内の湯の現在温度との差を比較する比較手段
と、前記直接冷却手段と間接冷却手段の何れかの実行を
選択する選択手段とを備え、前記選択手段は、前記比較
手段による設定温度と湯の現在温度との温度差が一定値
以上の場合に直接冷却手段を実行し、一定値以下の場合
に間接冷却手段を実行するものである。
検出手段と、前記水槽内の湯温を設定する温度設定手段
と、前記温度設定手段による設定温度と温度検出手段に
よる水槽内の湯の現在温度との差を比較する比較手段
と、前記直接冷却手段と間接冷却手段の何れかの実行を
選択する選択手段とを備え、前記選択手段は、前記比較
手段による設定温度と湯の現在温度との温度差が一定値
以上の場合に直接冷却手段を実行し、一定値以下の場合
に間接冷却手段を実行するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の治療装置の基本システム図、
図2は同じくブロック図、図3は同じく基本フローチャ
ート、図4は図3のイ〜ロ間のフローチャート、図5は
同じく冷却時と冷却後における水槽内の湯温特性図、図
6は他の実施例を示す図3のイ〜ロ間のフローチャート
である。
説明する。図1は本発明の治療装置の基本システム図、
図2は同じくブロック図、図3は同じく基本フローチャ
ート、図4は図3のイ〜ロ間のフローチャート、図5は
同じく冷却時と冷却後における水槽内の湯温特性図、図
6は他の実施例を示す図3のイ〜ロ間のフローチャート
である。
【0019】(1)は最大貯湯量が約300リットルの
ステンレス製の水槽で、この最大貯湯量は被治療体が人
間の場合を想定したものであり、ネコ等の小動物であれ
ば約100リットル程度であればよい。
ステンレス製の水槽で、この最大貯湯量は被治療体が人
間の場合を想定したものであり、ネコ等の小動物であれ
ば約100リットル程度であればよい。
【0020】(2)は前記水槽(1)と離して設置した
例えば電気温水器の様なあらかじめ一定量の湯を貯めて
おく給湯装置(以下温水タンクとする)で、収容した湯
は治療に達した温度(41.5度)よりも高い60度以
上の温度を維持している。治療に適した温度(治療温
度)とは、エイズの治療の場合は41.5度であり、癌
の治療の場合は42.5度となる。
例えば電気温水器の様なあらかじめ一定量の湯を貯めて
おく給湯装置(以下温水タンクとする)で、収容した湯
は治療に達した温度(41.5度)よりも高い60度以
上の温度を維持している。治療に適した温度(治療温
度)とは、エイズの治療の場合は41.5度であり、癌
の治療の場合は42.5度となる。
【0021】前記温水タンク(2)の熱源はシーズヒー
タ(3)を用いており緊急時の治療に備えて常にシーズ
ヒータ(3)により前述の60度以上の温度を維持して
いる。
タ(3)を用いており緊急時の治療に備えて常にシーズ
ヒータ(3)により前述の60度以上の温度を維持して
いる。
【0022】(4)は水道水の供給パイプ(5)に設け
た水温センサ、(6)は前記供給パイプ(5)の一部に
設けた減圧逆止弁、(7)は前記供給パイプ(5)と温
水タンク(2)を連結する給水パイプ、(8)は前記温
水タンク(2)の給湯パイプ(9)と供給パイプ(5)
との連結部に設けた混合弁で、温水タンク内の湯と水道
水とを混合して例えば約60度の湯温にして注湯する。
た水温センサ、(6)は前記供給パイプ(5)の一部に
設けた減圧逆止弁、(7)は前記供給パイプ(5)と温
水タンク(2)を連結する給水パイプ、(8)は前記温
水タンク(2)の給湯パイプ(9)と供給パイプ(5)
との連結部に設けた混合弁で、温水タンク内の湯と水道
水とを混合して例えば約60度の湯温にして注湯する。
【0023】(10)は前記混合弁(8)から注湯水を
水槽内の上部から注湯する注湯パイプ、(11)は前記
注湯パイプの混合弁(8)側に設けられ温水タンク
(2)側への通水のみを許容する逆止弁、(12)は前
記逆止弁(11)の後に連結した注湯パイプ(10)内
の注湯量をカウントする流量センサ、(13)は流量セ
ンサの後に連結した注湯電磁弁、(14)は前記注湯パ
イプ(10)内を通水する湯温を検出する注湯センサ、
(15)は前記注湯パイプ(10)の一部に設けられ前
記水槽(1)内に注湯する水中の不純物を除去するフィ
ルターである。
水槽内の上部から注湯する注湯パイプ、(11)は前記
注湯パイプの混合弁(8)側に設けられ温水タンク
(2)側への通水のみを許容する逆止弁、(12)は前
記逆止弁(11)の後に連結した注湯パイプ(10)内
の注湯量をカウントする流量センサ、(13)は流量セ
ンサの後に連結した注湯電磁弁、(14)は前記注湯パ
イプ(10)内を通水する湯温を検出する注湯センサ、
(15)は前記注湯パイプ(10)の一部に設けられ前
記水槽(1)内に注湯する水中の不純物を除去するフィ
ルターである。
【0024】(16)は前記注湯パイプ(10)の注湯
センサ(14)とフィルター(15)との連結部と水槽
(1)の下部を連結する循環パイプ、(17)は循環パ
イプ(16)の一部に設けられ該パイプ内の通水状態を
検出する流水スイッチ、(18)は前記循環パイプ(1
6)の一部に設けたポンプ、(19)は前記循環パイプ
(16)のポンプ(18)と水槽(1)との間に設けた
熱源で、前記温水タンク(2)のシーズヒータ(3)の
発熱量よりも低い発熱量の電気ヒータ(20)を内装し
てる。(21)は循環パイプ(16)内の湯温を検出す
る湯温センサである。(22)は前記電気ヒータを制御
するサイリスタ、(23)は前記サイリスタを湯温セン
サ(21)の信号により制御する温調器である。
センサ(14)とフィルター(15)との連結部と水槽
(1)の下部を連結する循環パイプ、(17)は循環パ
イプ(16)の一部に設けられ該パイプ内の通水状態を
検出する流水スイッチ、(18)は前記循環パイプ(1
6)の一部に設けたポンプ、(19)は前記循環パイプ
(16)のポンプ(18)と水槽(1)との間に設けた
熱源で、前記温水タンク(2)のシーズヒータ(3)の
発熱量よりも低い発熱量の電気ヒータ(20)を内装し
てる。(21)は循環パイプ(16)内の湯温を検出す
る湯温センサである。(22)は前記電気ヒータを制御
するサイリスタ、(23)は前記サイリスタを湯温セン
サ(21)の信号により制御する温調器である。
【0025】前記水槽(1)内に連通する上部からフィ
ルター(15)−流水スイッチ(17)−ポンプ(1
8)−熱源(19)−湯温センサ(21)−水槽(1)
内に連通する下部の循環路は、水槽(1)内の湯温を一
定温度に維持するための加熱循環路(24)を構成す
る。
ルター(15)−流水スイッチ(17)−ポンプ(1
8)−熱源(19)−湯温センサ(21)−水槽(1)
内に連通する下部の循環路は、水槽(1)内の湯温を一
定温度に維持するための加熱循環路(24)を構成す
る。
【0026】(25)は前記水槽(1)内の底部に設け
た熱交換機で、詳図していないが、2枚の金属板間に迂
回水路を設けた平板形状であり、内部への通水により水
槽内の湯温を低下するものである。
た熱交換機で、詳図していないが、2枚の金属板間に迂
回水路を設けた平板形状であり、内部への通水により水
槽内の湯温を低下するものである。
【0027】(26)は前記供給パイプ(5)の水温セ
ンサ(4)と冷却装置(25)間に設けた給水電磁弁
で、冷却装置側への通水を制御する。
ンサ(4)と冷却装置(25)間に設けた給水電磁弁
で、冷却装置側への通水を制御する。
【0028】(27)は前記水槽(1)の下部に連結し
た排水パイプ、(28)は前記排水パイプに設けた排水
電磁弁、(29)は排水パイプの前記排水電磁弁よりも
排水路側に設けた排水バルブ、(30)は前記排水パイ
プ(27)の一部に取り付けた水位センサで、水槽
(1)内の水位を検出する。
た排水パイプ、(28)は前記排水パイプに設けた排水
電磁弁、(29)は排水パイプの前記排水電磁弁よりも
排水路側に設けた排水バルブ、(30)は前記排水パイ
プ(27)の一部に取り付けた水位センサで、水槽
(1)内の水位を検出する。
【0029】図2はブロック図を示し、前述した各セン
サや各弁等の全ての電気部品は、あらかじめ治療手順や
各種のデータをプログラム入力した制御基板(31)に
接続しており、このプログラムを人体や小動物の状態を
モニターしながら、或は心拍や呼吸数等の種々の実測値
を基にして治療方法、手順、湯温の制御等をパソコン
(32)と操作部(33)により設定し画面(34)に
よりそれらをモニターする。
サや各弁等の全ての電気部品は、あらかじめ治療手順や
各種のデータをプログラム入力した制御基板(31)に
接続しており、このプログラムを人体や小動物の状態を
モニターしながら、或は心拍や呼吸数等の種々の実測値
を基にして治療方法、手順、湯温の制御等をパソコン
(32)と操作部(33)により設定し画面(34)に
よりそれらをモニターする。
【0030】次に、治療方法を図1と図3のフローチャ
ートを用いて説明する。エイズの治療に当たり始めに準
備作業を述べる。先ず、パソコン(32)により被治療
体(H)(本実施例では小動物としてネコを例示する)
の患部の状態や心拍、持病、血圧等の個々の生理的デー
タを基にして水槽内の湯温や水位を設定する(S1)。
ートを用いて説明する。エイズの治療に当たり始めに準
備作業を述べる。先ず、パソコン(32)により被治療
体(H)(本実施例では小動物としてネコを例示する)
の患部の状態や心拍、持病、血圧等の個々の生理的デー
タを基にして水槽内の湯温や水位を設定する(S1)。
【0031】前述の設定の後、給水電磁弁(26)と排
水電磁弁(28)及び排水バルブ(29)を閉じた状態
で注湯電磁弁(13)を開放し、温水タンク(2)の湯
と水道水を混合して治療に達した湯温(41.5度)よ
りも高い、例えば60度程度の湯温の湯を混合弁(8)
から注湯し、逆止弁(11)−流量センサ(12)−注
湯電磁弁(13)−注湯センサ(14)−フィルター
(15)の経路で水槽内に注湯する(S2)。
水電磁弁(28)及び排水バルブ(29)を閉じた状態
で注湯電磁弁(13)を開放し、温水タンク(2)の湯
と水道水を混合して治療に達した湯温(41.5度)よ
りも高い、例えば60度程度の湯温の湯を混合弁(8)
から注湯し、逆止弁(11)−流量センサ(12)−注
湯電磁弁(13)−注湯センサ(14)−フィルター
(15)の経路で水槽内に注湯する(S2)。
【0032】注湯を開始すると、水槽内の湯量があらか
じめ設定した湯量に達するまでは混合弁(8)からの注
湯を継続し水位制御運転を実行する(S3)。
じめ設定した湯量に達するまでは混合弁(8)からの注
湯を継続し水位制御運転を実行する(S3)。
【0033】前述の混合弁(8)から流出する湯温は約
60度で治療温度よりもかなり高いが、注湯パイプ(1
0)の通過中や水槽(1)内への注湯時、及び注湯中に
大きく低下して40度程度の湯温となる。
60度で治療温度よりもかなり高いが、注湯パイプ(1
0)の通過中や水槽(1)内への注湯時、及び注湯中に
大きく低下して40度程度の湯温となる。
【0034】従って、この湯温の低下は季節や外気温、
管路の温度低下等の外的要因によって大きく影響するた
め、都度、状況に応じて混合弁(8)の湯温を変更すれ
ばよく、例えば外気温が低い場合には60度よりも高く
設定し、外気温が高い場合には60度よりも低く設定す
る。
管路の温度低下等の外的要因によって大きく影響するた
め、都度、状況に応じて混合弁(8)の湯温を変更すれ
ばよく、例えば外気温が低い場合には60度よりも高く
設定し、外気温が高い場合には60度よりも低く設定す
る。
【0035】水槽(1)内の湯量が所定水位に達した時
点での湯温が設定温度よりも高い場合には、前記給水電
磁弁(26)を開状態にして熱交換機(25)内に水を
通し湯温センサ(21)で測温しながら温度を下げる。
この具体的な動作については後述する。
点での湯温が設定温度よりも高い場合には、前記給水電
磁弁(26)を開状態にして熱交換機(25)内に水を
通し湯温センサ(21)で測温しながら温度を下げる。
この具体的な動作については後述する。
【0036】上述の様に水槽内が所定水位に達すると、
混合弁(8)を止めポンプ(18)を作動すると共に、
加熱循環路(24)により水槽内の湯水を水槽の上部か
ら注湯パイプ(10)−フィルター(15)−流水スイ
ッチ(12)−ポンプ(18)−熱源(19)−湯温セ
ンサ(21)を介して水槽内の下部より送水し温度制御
手段を構成する湯温度制御運転を行う(S4)、(S
5)。
混合弁(8)を止めポンプ(18)を作動すると共に、
加熱循環路(24)により水槽内の湯水を水槽の上部か
ら注湯パイプ(10)−フィルター(15)−流水スイ
ッチ(12)−ポンプ(18)−熱源(19)−湯温セ
ンサ(21)を介して水槽内の下部より送水し温度制御
手段を構成する湯温度制御運転を行う(S4)、(S
5)。
【0037】前記湯温度制御運転は、水槽内の湯温を湯
温センサ(21)で検出し41.5度に達するまで電気
ヒータ(20)により加熱する。
温センサ(21)で検出し41.5度に達するまで電気
ヒータ(20)により加熱する。
【0038】湯温が41.5度となり水位センサ(3
0)による検出水位が適正値である時には治療を開始
し、41.5度の湯温が被治療体(H)の治療温度に適
していると判断した場合は温度設定を変更せず、又、水
位も適正値であると判断した場合は、治療を継続する
(S6)〜(S9)。
0)による検出水位が適正値である時には治療を開始
し、41.5度の湯温が被治療体(H)の治療温度に適
していると判断した場合は温度設定を変更せず、又、水
位も適正値であると判断した場合は、治療を継続する
(S6)〜(S9)。
【0039】やがて、所定時間の治療が完了すると(S
10)、循環パイプ(16)内や水槽内の洗浄運転を行
い(S11)、その後、水道水を流してすすぎ運転を行
った後、作業を終了する(S12)。
10)、循環パイプ(16)内や水槽内の洗浄運転を行
い(S11)、その後、水道水を流してすすぎ運転を行
った後、作業を終了する(S12)。
【0040】前述の湯温制御運転(S5)は、図2に示
す様に、湯温センサ(21) による水槽(1)内の湯
温センサ信号を基に温調器(23)によりサイリスタ
(22)を制御して電気ヒータ(20)による制御を行
う。
す様に、湯温センサ(21) による水槽(1)内の湯
温センサ信号を基に温調器(23)によりサイリスタ
(22)を制御して電気ヒータ(20)による制御を行
う。
【0041】具体的には、温水タンク(2)により混合
弁(8)から注湯パイプ(10)を介して60度の湯を
入れると、水槽内の湯温は配管経路や水槽の側壁等に触
れて41度程度となる。
弁(8)から注湯パイプ(10)を介して60度の湯を
入れると、水槽内の湯温は配管経路や水槽の側壁等に触
れて41度程度となる。
【0042】41度の湯は、温度検出手段を構成する湯
温センサ(21)によりたえず測温しながら電気ヒータ
(20)にて加熱し徐々に41.5度まで上昇させ、こ
の温度に達した時点では電気ヒータ(20)の発熱量を
制御して41.5度を維持する。
温センサ(21)によりたえず測温しながら電気ヒータ
(20)にて加熱し徐々に41.5度まで上昇させ、こ
の温度に達した時点では電気ヒータ(20)の発熱量を
制御して41.5度を維持する。
【0043】前述の図3に示すフローチャートのステッ
プ(S7)の治療中において治療温度の設定変更がなさ
れた場合について述べる。この場合の基本的なフローチ
ャートは図3の温度設定手段(S13)と冷却運転(S
14)によってなされるわけであるが、その動作を図4
により説明する。
プ(S7)の治療中において治療温度の設定変更がなさ
れた場合について述べる。この場合の基本的なフローチ
ャートは図3の温度設定手段(S13)と冷却運転(S
14)によってなされるわけであるが、その動作を図4
により説明する。
【0044】治療中における温度設定の変更は、通常、
湯温を低下する設定となる場合が多い。その理由として
は、前述の記載のとおり、治療中は画面(34)により
被治療体の心拍や呼吸数等の生理的データをモニターし
ているわけであるが、心拍が大きく変化したり、被治療
体の様子が急変すると湯温を下げることにより身体への
熱的負担を少なくする必要がある。
湯温を低下する設定となる場合が多い。その理由として
は、前述の記載のとおり、治療中は画面(34)により
被治療体の心拍や呼吸数等の生理的データをモニターし
ているわけであるが、心拍が大きく変化したり、被治療
体の様子が急変すると湯温を下げることにより身体への
熱的負担を少なくする必要がある。
【0045】また、温度設定を変更する他の要因として
は、治療中に何らかの理由によって湯温が低下したり、
湯量が低下した場合には注湯電磁弁(12)を開放して
高温の湯を水槽内に注湯するわけであるが、この時には
水槽内の湯温が上昇して治療温度41.5度よりも高
い、例えば42度となることもある。
は、治療中に何らかの理由によって湯温が低下したり、
湯量が低下した場合には注湯電磁弁(12)を開放して
高温の湯を水槽内に注湯するわけであるが、この時には
水槽内の湯温が上昇して治療温度41.5度よりも高
い、例えば42度となることもある。
【0046】上述の様な理由により、例えば湯温が42
度となった時に治療温度の41.5度に戻す場合のフロ
ーチャートを説明する。
度となった時に治療温度の41.5度に戻す場合のフロ
ーチャートを説明する。
【0047】温度設定手段(S13)による湯温設定を
操作部(33)により操作して1度低下させ治療温度よ
りも低い41度に設定する。
操作部(33)により操作して1度低下させ治療温度よ
りも低い41度に設定する。
【0048】この結果、比較手段による温度差による判
定として、現在の水槽内の湯温と変更された設定温度
(入力温度)との差は0以上の1であり、湯温を急激に
低下させる必要がある(S15)。
定として、現在の水槽内の湯温と変更された設定温度
(入力温度)との差は0以上の1であり、湯温を急激に
低下させる必要がある(S15)。
【0049】ここで、オペレータは操作部(33)を操
作して直接冷却手段(35)による冷却を選択手段(S
16)により選択し電気ヒータ(20)の発熱を停止す
ると共に(S16)、(S19)混合弁(8)を操作し
て温水タンク(2)側からの出湯を止め供給パイプ
(5)の水道水のみを通過させるようにした後(S1
8)、注湯電磁弁(13)を「開」状態とし(S1
9)、冷却水を水槽内に注水する。
作して直接冷却手段(35)による冷却を選択手段(S
16)により選択し電気ヒータ(20)の発熱を停止す
ると共に(S16)、(S19)混合弁(8)を操作し
て温水タンク(2)側からの出湯を止め供給パイプ
(5)の水道水のみを通過させるようにした後(S1
8)、注湯電磁弁(13)を「開」状態とし(S1
9)、冷却水を水槽内に注水する。
【0050】一方、冷却水の注水に伴ない水槽内の湯温
は、強制的に低下し、湯温センサ(21)が設定温度の
41度に達すると(S20)、注湯電磁弁(13)を
「閉」状態、排水電磁弁(28)を「開」状態にする
(S21)、(S22)。前記混合弁(8)の操作によ
る冷却水の通水は、オペレータの判断により冷却水と温
水タンク(2)内の温水の混合比を変えることもでき
る。
は、強制的に低下し、湯温センサ(21)が設定温度の
41度に達すると(S20)、注湯電磁弁(13)を
「閉」状態、排水電磁弁(28)を「開」状態にする
(S21)、(S22)。前記混合弁(8)の操作によ
る冷却水の通水は、オペレータの判断により冷却水と温
水タンク(2)内の温水の混合比を変えることもでき
る。
【0051】水位センサ(30)による検出値が設定水
位に達すると(S23)、排水電磁弁(28)を「閉」
状態にして所定の水位を維持する(S24)。
位に達すると(S23)、排水電磁弁(28)を「閉」
状態にして所定の水位を維持する(S24)。
【0052】この後は、ポンプ(18)を運転し電気ヒ
ータ(20)を発熱させて温度制御運転を行い湯温を徐
々に上昇させ41.5度まで上昇させ(S4)、(S
5)、被治療体(H)の様子を見ながら治療を続行す
る。
ータ(20)を発熱させて温度制御運転を行い湯温を徐
々に上昇させ41.5度まで上昇させ(S4)、(S
5)、被治療体(H)の様子を見ながら治療を続行す
る。
【0053】勿論、フローチャート中には図示していな
いが、画面(34)を見ながら冷却水の注水により湯温
が低下しても被治療体の治療を続行するのは危険と判断
した場合には、設定温度をさらに下げて、例えば体温に
近い温度に設定しその温度まで低下した時には治療を停
止する。
いが、画面(34)を見ながら冷却水の注水により湯温
が低下しても被治療体の治療を続行するのは危険と判断
した場合には、設定温度をさらに下げて、例えば体温に
近い温度に設定しその温度まで低下した時には治療を停
止する。
【0054】前述の高温の湯を水槽内に注湯する場合
に、水槽内の湯温の上昇が治療温度41.5度よりも僅
かに高い場合、或は被治療体の様子、生理データに基づ
いて現在の治療温度の41.5度を41度に低下して治
療温度とする場合には、オペレータが選択手段(S1
6)の時点で間接冷却手段(36)による冷却を選択
し、電気ヒータ(20)の発熱を停止すると共に(S2
5)、給水電磁弁(6)を「開」状態にして冷却水を供
給パイプ(5)から熱交換機(25)内に流入させ水槽
内の湯温を低下させる(S26)。前記直接冷却手段
(35)と間接冷却手段(36)は冷却装置を構成す
る。
に、水槽内の湯温の上昇が治療温度41.5度よりも僅
かに高い場合、或は被治療体の様子、生理データに基づ
いて現在の治療温度の41.5度を41度に低下して治
療温度とする場合には、オペレータが選択手段(S1
6)の時点で間接冷却手段(36)による冷却を選択
し、電気ヒータ(20)の発熱を停止すると共に(S2
5)、給水電磁弁(6)を「開」状態にして冷却水を供
給パイプ(5)から熱交換機(25)内に流入させ水槽
内の湯温を低下させる(S26)。前記直接冷却手段
(35)と間接冷却手段(36)は冷却装置を構成す
る。
【0055】その後、湯温センサ(21)による湯温の
検出温度が41度まで低下したことを検出すると(S2
7)、前述の直接冷却後の温度制御運転と同様に、ポン
プ(18)を運転し電気ヒータ(20)を発熱させて湯
温を41.5度まで上昇させる。
検出温度が41度まで低下したことを検出すると(S2
7)、前述の直接冷却後の温度制御運転と同様に、ポン
プ(18)を運転し電気ヒータ(20)を発熱させて湯
温を41.5度まで上昇させる。
【0056】今までの動作説明は、直接冷却手段(3
5)と間接冷却手段(36)との選択をオペレータの判
断で行うものを例示したが、あらかじめ治療温度が固定
された温度で、尚且つ設定温度との差が1度であるか否
かを比較手段で比較することができる他の実施例につい
て説明する。
5)と間接冷却手段(36)との選択をオペレータの判
断で行うものを例示したが、あらかじめ治療温度が固定
された温度で、尚且つ設定温度との差が1度であるか否
かを比較手段で比較することができる他の実施例につい
て説明する。
【0057】この場合は図6のフローチャートに示して
おり、図4のフローチャートに示す比較手段のステップ
(S15)とは別にもう1つの比較手段となるステップ
(S28)を設ける。
おり、図4のフローチャートに示す比較手段のステップ
(S15)とは別にもう1つの比較手段となるステップ
(S28)を設ける。
【0058】比較手段のステップ(S28)は、水槽内
の湯の現在温度と温度設定手段のステップ(S13)に
よる設定温度との差が一定値の1度よりも大きいか否か
を比較・判定するものであり、1度よりも大きい場合に
は、自動的に急激に湯温を冷却する直接冷却手段のコー
スを選択し、1度よりも小さい場合には急激に湯温を下
げると、かなり下がりすぎてアンダーランの現象を生じ
設定温度まで上昇させるのに余分な時間を要することに
なるため、自動的に直接冷却手段よりも温度低下速度が
鈍い間接冷却手段を選択するものである。
の湯の現在温度と温度設定手段のステップ(S13)に
よる設定温度との差が一定値の1度よりも大きいか否か
を比較・判定するものであり、1度よりも大きい場合に
は、自動的に急激に湯温を冷却する直接冷却手段のコー
スを選択し、1度よりも小さい場合には急激に湯温を下
げると、かなり下がりすぎてアンダーランの現象を生じ
設定温度まで上昇させるのに余分な時間を要することに
なるため、自動的に直接冷却手段よりも温度低下速度が
鈍い間接冷却手段を選択するものである。
【0059】
【発明の効果】以上の様に本発明は、水槽内に冷却水を
注水する直接冷却手段と、水槽内に配設した熱交換機に
冷却水を通水する間接冷却手段とを有しており、前記冷
却手段を必要に応じて選択するものであるから、例えば
急速に水槽内の湯温を冷却する場合には直接冷却手段を
選択し、徐々に冷却する場合には間接冷却手段を選択す
ることができオペレータの判断で冷却速度を変えられ種
々の状況変化に応じた治療や安全性の確保が図れる。
注水する直接冷却手段と、水槽内に配設した熱交換機に
冷却水を通水する間接冷却手段とを有しており、前記冷
却手段を必要に応じて選択するものであるから、例えば
急速に水槽内の湯温を冷却する場合には直接冷却手段を
選択し、徐々に冷却する場合には間接冷却手段を選択す
ることができオペレータの判断で冷却速度を変えられ種
々の状況変化に応じた治療や安全性の確保が図れる。
【0060】また、直接冷却手段の実行は、冷却水を給
湯装置による注湯パイプを介して水槽内に注水するた
め、特別に冷却水を通水する専用パイプを用いる必要が
ない。
湯装置による注湯パイプを介して水槽内に注水するた
め、特別に冷却水を通水する専用パイプを用いる必要が
ない。
【0061】そして、直接冷却手段の実行時は、必要に
応じて混合弁により冷却水と給湯装置の温水との混合比
を変えて設定することができるため、例えば始めに冷却
水の混合比を高めて急速に湯温を低下させ、その後温水
の混合比を高めて徐々に冷却することにより、短時間で
冷却しながらも治療温度に近い温度まで低下させること
ができる。
応じて混合弁により冷却水と給湯装置の温水との混合比
を変えて設定することができるため、例えば始めに冷却
水の混合比を高めて急速に湯温を低下させ、その後温水
の混合比を高めて徐々に冷却することにより、短時間で
冷却しながらも治療温度に近い温度まで低下させること
ができる。
【0062】さらに、間接冷却手段は、冷却水を供給パ
イプを介して水槽内に配設した熱交換機に通水するた
め、冷却開始の初期から徐々に湯温を低下させることが
でき、継続して治療を行う場合の湯温の制御が簡単とな
る。即ち、冷却時には治療温度と湯温との差が徐々に小
さくなることから治療温度から大きく低下するまでに治
療温度を維持する温度制御を行うことができる。
イプを介して水槽内に配設した熱交換機に通水するた
め、冷却開始の初期から徐々に湯温を低下させることが
でき、継続して治療を行う場合の湯温の制御が簡単とな
る。即ち、冷却時には治療温度と湯温との差が徐々に小
さくなることから治療温度から大きく低下するまでに治
療温度を維持する温度制御を行うことができる。
【0063】加えて、比較手段によって検出した設定温
度と湯の現在温度との温度差が一定値以上の場合には自
動的に直接冷却手段を実行し、一定値以下の場合には自
動的に間接冷却手段を実行するものであるから、予め被
治療体の生理データや治療に必要なデータが整っている
場合には、特にオペレータの操作を必要とすることなく
冷却手段を選択できる。
度と湯の現在温度との温度差が一定値以上の場合には自
動的に直接冷却手段を実行し、一定値以下の場合には自
動的に間接冷却手段を実行するものであるから、予め被
治療体の生理データや治療に必要なデータが整っている
場合には、特にオペレータの操作を必要とすることなく
冷却手段を選択できる。
【0064】この冷却手段の自動選択は、本発明の治療
装置による過去の治療データが蓄積された場合に本症例
と同様の過去の症例が酷似していて種々の条件も一致す
る場合はオペレータの操作を必要とすることなく自動選
択する。この意味でも前述の一定値は不変的なものでな
くてもよい。
装置による過去の治療データが蓄積された場合に本症例
と同様の過去の症例が酷似していて種々の条件も一致す
る場合はオペレータの操作を必要とすることなく自動選
択する。この意味でも前述の一定値は不変的なものでな
くてもよい。
【0065】ただ、本構成の効果としては、温度差が一
定値以上の場合は、湯温を急速に冷却する必要があるた
めに自動的に直接冷却手段を選択し、一定値以下の場合
は、急速に冷却せずとも比較的短時間で湯温を低下する
ことができる間接冷却手段を自動的に選択できるもので
ある。
定値以上の場合は、湯温を急速に冷却する必要があるた
めに自動的に直接冷却手段を選択し、一定値以下の場合
は、急速に冷却せずとも比較的短時間で湯温を低下する
ことができる間接冷却手段を自動的に選択できるもので
ある。
【図1】本発明の治療装置の基本システム図である。
【図2】同じくブロック図である。
【図3】同じく基本フローチャートである。
【図4】図3のイ〜ロ間のフローチャートである。
【図5】同じく冷却時と冷却後における加熱時の水槽内
の湯温特性図である。
の湯温特性図である。
【図6】同じく他の実施例を示す図3のイ〜ロ間のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1 水槽 2 給湯装置 5 供給パイプ(間接冷却手段の一要素) 8 混合弁 10 注湯パイプ(直接冷却手段の一要素) 19 熱源(温度制御手段) 21 湯温センサ(温度検出手段) 25 熱交換機(間接冷却手段の一要素) 35 直接冷却手段 36 間接冷却手段
フロントページの続き (72)発明者 松村 則美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 大杉 和也 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森脇 尚 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 井上 清次 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4C094 AA01 DD12 DD14 EE18 EE20 FF02 FF11 GG01 4C099 AA01 CA02 EA06 PA03
Claims (5)
- 【請求項1】 湯を貯める水槽と、この水槽内に注湯す
る給湯装置と、前記水槽内の湯温を所定温度に制御する
温度制御手段と、前記水槽内の湯温を強制的に低下する
冷却装置とを備え、前記冷却装置は、水槽内に冷却水を
注水する直接冷却手段と、水槽内に配設した熱交換機に
冷却水を通水する間接冷却手段とから構成し、前記直接
冷却手段と間接冷却手段とを選択して実行することを特
徴とする治療装置。 - 【請求項2】 前記給湯装置による注湯は、温水と冷却
水を混合する混合弁により注湯パイプを介して行うもの
であって、前記直接冷却手段の実行は前記混合弁を操作
し冷却水を前記注湯パイプを介して通水することを特徴
とする請求項1に記載の治療装置。 - 【請求項3】 前記直接冷却手段の実行時は、混合弁に
より冷却水と温水との混合比を設定するようにしたこと
を特徴とする請求項2に記載の治療装置。 - 【請求項4】 前記間接冷却手段は、冷却水を供給パイ
プを介して前記熱交換機に通水することを特徴とする請
求項1に記載の治療装置。 - 【請求項5】 前記水槽内の湯温を検出する温度検出手
段と、前記水槽内の湯温を設定する温度設定手段と、前
記温度設定手段による設定温度と温度検出手段による水
槽内の湯の現在温度との差を比較する比較手段と、前記
直接冷却手段と間接冷却手段の何れかの実行を選択する
選択手段とを備え、前記選択手段は、前記比較手段によ
る設定温度と湯の現在温度との温度差が一定値以上の場
合に直接冷却手段を実行し、一定値以下の場合に間接冷
却手段を実行することを特徴とする請求項1に記載の治
療装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080960A JP2002272773A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 治療装置 |
PCT/JP2001/011225 WO2002051350A1 (fr) | 2000-12-26 | 2001-12-20 | Dispositif therapeutique |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080960A JP2002272773A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 治療装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002272773A true JP2002272773A (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18937142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001080960A Withdrawn JP2002272773A (ja) | 2000-12-26 | 2001-03-21 | 治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002272773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10859295B2 (en) | 2016-04-13 | 2020-12-08 | ZeoThermal Technologies, LLC | Cooling and heating platform |
KR20210033292A (ko) * | 2019-09-18 | 2021-03-26 | 서울과학기술대학교 산학협력단 | 스털링 냉동기를 이용한 전신 크라이오테라피 장치 및 그 방법 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080960A patent/JP2002272773A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10859295B2 (en) | 2016-04-13 | 2020-12-08 | ZeoThermal Technologies, LLC | Cooling and heating platform |
KR20210033292A (ko) * | 2019-09-18 | 2021-03-26 | 서울과학기술대학교 산학협력단 | 스털링 냉동기를 이용한 전신 크라이오테라피 장치 및 그 방법 |
KR102276540B1 (ko) | 2019-09-18 | 2021-07-12 | 서울과학기술대학교 산학협력단 | 스털링 냉동기를 이용한 전신 크라이오테라피 장치 및 그 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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