JPH0762699A - 酸性水手洗装置 - Google Patents
酸性水手洗装置Info
- Publication number
- JPH0762699A JPH0762699A JP5240494A JP24049493A JPH0762699A JP H0762699 A JPH0762699 A JP H0762699A JP 5240494 A JP5240494 A JP 5240494A JP 24049493 A JP24049493 A JP 24049493A JP H0762699 A JPH0762699 A JP H0762699A
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- JP
- Japan
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- water
- tank
- acidic water
- hand
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- Pending
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消毒液として水を電気分解して得られる酸性
水を用いることによって、身体や衣服に不快な臭いをし
みつかせることなく手を確実に消毒することができるよ
うにして、近年社会問題となっている院内感染を防止す
ることである。 【構成】 給水タンク内に貯溜してある酸性水をポンプ
で加圧して蛇口から放水し、これを手洗器で受け止めて
廃液タンクへ収容するように構成したことを特徴とす
る。
水を用いることによって、身体や衣服に不快な臭いをし
みつかせることなく手を確実に消毒することができるよ
うにして、近年社会問題となっている院内感染を防止す
ることである。 【構成】 給水タンク内に貯溜してある酸性水をポンプ
で加圧して蛇口から放水し、これを手洗器で受け止めて
廃液タンクへ収容するように構成したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸性水手洗装置に係
り、特に手を消毒する消毒液として酸性水(電解酸性イ
オン水)を用いることによって、通常病院内で用いられ
ているクレゾール消毒液のような不快な刺激臭をしみつ
かせることなく手を洗浄消毒することができるようにし
た院内感染防止に極めて有効な酸性水手洗装置に関す
る。
り、特に手を消毒する消毒液として酸性水(電解酸性イ
オン水)を用いることによって、通常病院内で用いられ
ているクレゾール消毒液のような不快な刺激臭をしみつ
かせることなく手を洗浄消毒することができるようにし
た院内感染防止に極めて有効な酸性水手洗装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、病院において患者から医師、医師
から看護婦へと病原菌が感染する院内感染という現象が
社会問題となっており、特に近年は肝炎ウイルスや抗生
物質の効かないMRSAウイルス等の院内感染問題がク
ローズアップされて来ている。こうした問題が起こった
原因として、医師や看護婦が患者に触れるときなどに手
を消毒すべきときに消毒を怠ったり、又は不十分な消毒
しか行わなかったといったことが考えられる。
から看護婦へと病原菌が感染する院内感染という現象が
社会問題となっており、特に近年は肝炎ウイルスや抗生
物質の効かないMRSAウイルス等の院内感染問題がク
ローズアップされて来ている。こうした問題が起こった
原因として、医師や看護婦が患者に触れるときなどに手
を消毒すべきときに消毒を怠ったり、又は不十分な消毒
しか行わなかったといったことが考えられる。
【0003】従来の病院内での手の消毒方法としては、
薬用せっけん等のせっけんを用いて水道水で手を洗浄す
る消毒方法と、専用容器にクレゾール等の消毒液を溜め
ておき、その中へ手を入れて手を洗浄する消毒方法とが
あったが、せっけんを用いる方法では、水道水自体は浄
水場においてpH7.0に調整されていて中性であるた
め消毒作用がなく、またせっけんの殺菌力も不十分であ
るため院内感染につながる危険性があった。
薬用せっけん等のせっけんを用いて水道水で手を洗浄す
る消毒方法と、専用容器にクレゾール等の消毒液を溜め
ておき、その中へ手を入れて手を洗浄する消毒方法とが
あったが、せっけんを用いる方法では、水道水自体は浄
水場においてpH7.0に調整されていて中性であるた
め消毒作用がなく、またせっけんの殺菌力も不十分であ
るため院内感染につながる危険性があった。
【0004】また、専用容器に消毒液を溜めておく方法
では、消毒液のもつ殺菌力は優れているが、該消毒液が
放つ強い刺激臭のため病院内は該刺激臭で満たされ、手
はおろか身体や衣服にも臭いがしみつくという不快感
を、医師、看護婦を初め、患者や事務員にまで与えると
いう欠点があり、更に多数の人が同じ消毒液を用いるの
で不衛生でもあった。
では、消毒液のもつ殺菌力は優れているが、該消毒液が
放つ強い刺激臭のため病院内は該刺激臭で満たされ、手
はおろか身体や衣服にも臭いがしみつくという不快感
を、医師、看護婦を初め、患者や事務員にまで与えると
いう欠点があり、更に多数の人が同じ消毒液を用いるの
で不衛生でもあった。
【0005】更に、この刺激臭のために手の消毒を怠っ
たり、いい加減な洗い方をしてしまう結果各種の病原菌
が人の手から手に伝わって院内感染が引き起こされる可
能性もある。
たり、いい加減な洗い方をしてしまう結果各種の病原菌
が人の手から手に伝わって院内感染が引き起こされる可
能性もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、消毒液として水を電気分解して得
られる酸性水を用いることによって、身体や衣服に不快
な臭いをしみつかせることなく手を確実に消毒すること
ができるようにし、院内感染を防止することである。
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、消毒液として水を電気分解して得
られる酸性水を用いることによって、身体や衣服に不快
な臭いをしみつかせることなく手を確実に消毒すること
ができるようにし、院内感染を防止することである。
【0007】また他の目的は、酸性水を貯溜する給水タ
ンクと、該酸性水の廃液を収容する廃液タンクとを備え
ることによって、酸性水手洗装置を必要な場所に設置し
又は移動させることができるようにし、手を消毒する必
要がある時にその場で手の消毒を行うことができるよう
にすることである。
ンクと、該酸性水の廃液を収容する廃液タンクとを備え
ることによって、酸性水手洗装置を必要な場所に設置し
又は移動させることができるようにし、手を消毒する必
要がある時にその場で手の消毒を行うことができるよう
にすることである。
【0008】更に他の目的は、給水タンクの容量の下限
を検知するフロートスイッチを内蔵するフロータンクを
備えることによって、給水タンク内の酸性水の残量が少
なくなった場合に、例えばチャイムにより使用者に知ら
せることで、酸性水が切れる前に酸性水の補充ができる
ようにして、手洗ができる状態を常に保つことができる
ようにすることである。
を検知するフロートスイッチを内蔵するフロータンクを
備えることによって、給水タンク内の酸性水の残量が少
なくなった場合に、例えばチャイムにより使用者に知ら
せることで、酸性水が切れる前に酸性水の補充ができる
ようにして、手洗ができる状態を常に保つことができる
ようにすることである。
【0009】また他の目的は、廃液タンクの容量の上限
を検知するフロートスイッチを内蔵したフロータンクを
備えることによって、廃液タンク内の廃液が満杯状態に
なった場合に、例えばチャイムにより使用者に知らせる
ことで、廃液があふれて使用不能な状態になることを未
然に防止し、手洗ができる状態を常に保つことができる
ようにすることである。
を検知するフロートスイッチを内蔵したフロータンクを
備えることによって、廃液タンク内の廃液が満杯状態に
なった場合に、例えばチャイムにより使用者に知らせる
ことで、廃液があふれて使用不能な状態になることを未
然に防止し、手洗ができる状態を常に保つことができる
ようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、酸性水を供給する酸性水供給源と、該酸性水を
手洗に供するために外部へ放水させる蛇口と、該蛇口か
ら流出した前記酸性水及び手洗後の廃液が周辺に飛散し
ないように受け止める手洗器と、該手洗器から前記廃液
を排出する排水部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
1)は、酸性水を供給する酸性水供給源と、該酸性水を
手洗に供するために外部へ放水させる蛇口と、該蛇口か
ら流出した前記酸性水及び手洗後の廃液が周辺に飛散し
ないように受け止める手洗器と、該手洗器から前記廃液
を排出する排水部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】要するに本発明(請求項2)は、酸性水を
貯溜する給水タンクと、該給水タンクから供給される前
記酸性水を加圧するポンプと、該ポンプに連通接続され
該ポンプによって加圧された前記酸性水を手洗に供する
ために外部へ放水する蛇口と、該蛇口から流出した前記
酸性水及び手洗後の廃液を周辺に飛散しないように受け
止めて排出する手洗器と、該手洗器から排出される廃液
を収容する廃液タンクとを備えたことを特徴とするもの
である。
貯溜する給水タンクと、該給水タンクから供給される前
記酸性水を加圧するポンプと、該ポンプに連通接続され
該ポンプによって加圧された前記酸性水を手洗に供する
ために外部へ放水する蛇口と、該蛇口から流出した前記
酸性水及び手洗後の廃液を周辺に飛散しないように受け
止めて排出する手洗器と、該手洗器から排出される廃液
を収容する廃液タンクとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0012】要するに本発明(請求項3)は、酸性水を
貯溜する給水タンクと、該給水タンクの容量の下限を検
知するフロートスイッチを内蔵するフロータンクと、前
記給水タンクから供給される前記酸性水を加圧するポン
プと、該ポンプに連通接続され該ポンプによって加圧さ
れた前記酸性水を手洗いに供するために外部へ放水する
蛇口と、該蛇口から流出した前記酸性水及び手洗後の廃
液を周辺に飛散しないように受け止めて排出する手洗器
と、該手洗器から排出される廃液を収容する廃液タンク
と、該廃液タンクの容量の上限を検知するフロートスイ
ッチを内蔵するフロータンクとを備えたことを特徴とす
るものである。
貯溜する給水タンクと、該給水タンクの容量の下限を検
知するフロートスイッチを内蔵するフロータンクと、前
記給水タンクから供給される前記酸性水を加圧するポン
プと、該ポンプに連通接続され該ポンプによって加圧さ
れた前記酸性水を手洗いに供するために外部へ放水する
蛇口と、該蛇口から流出した前記酸性水及び手洗後の廃
液を周辺に飛散しないように受け止めて排出する手洗器
と、該手洗器から排出される廃液を収容する廃液タンク
と、該廃液タンクの容量の上限を検知するフロートスイ
ッチを内蔵するフロータンクとを備えたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。本発明に係る酸性水手洗装置1は、図1から図5
において、酸性水供給源2の一例たる給水タンク3と、
フロータンク4と、逆止弁5と、水量弁6と、ポンプ8
と、電磁弁9と、蛇口10と、手洗器11aと、排水部
12の一例たる廃液タンク13と、フロータンク15と
を備えている。
する。本発明に係る酸性水手洗装置1は、図1から図5
において、酸性水供給源2の一例たる給水タンク3と、
フロータンク4と、逆止弁5と、水量弁6と、ポンプ8
と、電磁弁9と、蛇口10と、手洗器11aと、排水部
12の一例たる廃液タンク13と、フロータンク15と
を備えている。
【0014】給水タンク3は、未使用の清浄な酸性水を
貯溜するための例えば樹脂製の容器であって、上面3a
から一段下がった給水口面3bには酸性水を給水するた
めの給水口3cが設けられている。
貯溜するための例えば樹脂製の容器であって、上面3a
から一段下がった給水口面3bには酸性水を給水するた
めの給水口3cが設けられている。
【0015】また、給水タンク3の前面の内壁面3dの
下部には、酸性水を該給水タンク3外に導くためのエル
ボ管16が該内壁面3dを貫通した状態で取付けられて
いて、給水タンク3内のエルボ管16の端面が該給水タ
ンク3の底面3eに接近して開口している。
下部には、酸性水を該給水タンク3外に導くためのエル
ボ管16が該内壁面3dを貫通した状態で取付けられて
いて、給水タンク3内のエルボ管16の端面が該給水タ
ンク3の底面3eに接近して開口している。
【0016】更に、エルボ管16の他端には、逆止弁1
8を内蔵したカプラ19が連通接続されている。
8を内蔵したカプラ19が連通接続されている。
【0017】フロータンク4は、給水タンク3の容量の
下限を検知するフロートスイッチ24を内蔵しており、
背面4aの上部にはエア抜き用パイプ20が連通接続さ
れ、該エア抜き用パイプ20の他端には逆止弁5が取り
付けられている。またフロータンク4の前面4bには、
導入パイプ22が継手23(図4)を介して連通接続さ
れている。
下限を検知するフロートスイッチ24を内蔵しており、
背面4aの上部にはエア抜き用パイプ20が連通接続さ
れ、該エア抜き用パイプ20の他端には逆止弁5が取り
付けられている。またフロータンク4の前面4bには、
導入パイプ22が継手23(図4)を介して連通接続さ
れている。
【0018】導入パイプ22の先端にはT形継手25を
介して給水パイプ26の一端と給水パイプ28の一端が
連通接続されている。給水パイプ26の他端には逆止弁
29を内蔵したニップル30が連通接続されている。該
ニップル30に着脱自在に接続されるのがカプラ19で
あり、これによって給水タンク3の交換を容易に行うこ
とができるようになっている。
介して給水パイプ26の一端と給水パイプ28の一端が
連通接続されている。給水パイプ26の他端には逆止弁
29を内蔵したニップル30が連通接続されている。該
ニップル30に着脱自在に接続されるのがカプラ19で
あり、これによって給水タンク3の交換を容易に行うこ
とができるようになっている。
【0019】給水パイプ28の他端には、エルボ形継手
31を介して給水パイプ32の一端が連通接続されてお
り、該給水パイプ32の他端には、交流電源の周波数の
違い、即ち50Hzと60Hzの違いによるポンプ8の
吐出量の差を補正するための水量弁6が連通接続されて
いる。
31を介して給水パイプ32の一端が連通接続されてお
り、該給水パイプ32の他端には、交流電源の周波数の
違い、即ち50Hzと60Hzの違いによるポンプ8の
吐出量の差を補正するための水量弁6が連通接続されて
いる。
【0020】そして、該水量弁6の出口には給水パイプ
33の一端が連通接続され、該給水パイプ33の他端は
継手34を介してポンプ8の吸入口に連通接続されてい
る。
33の一端が連通接続され、該給水パイプ33の他端は
継手34を介してポンプ8の吸入口に連通接続されてい
る。
【0021】ポンプ8は、給水タンク3から供給される
酸性水を加圧し揚程を高めることによって、蛇口10か
ら酸性水を十分に放水できるようにするための例えばマ
グネットポンプである。
酸性水を加圧し揚程を高めることによって、蛇口10か
ら酸性水を十分に放水できるようにするための例えばマ
グネットポンプである。
【0022】ポンプ8の吐出口には、継手35を介して
圧水パイプ36の一端が連通接続されていて、該圧水パ
イプ36の他端は電磁弁9の入口に連通接続され、該電
磁弁9の出口には蛇口パイプ39が連通接続され、該蛇
口パイプ39の上部は手洗器11上方に突出し、その上
端には蛇口10が連通接続されている。
圧水パイプ36の一端が連通接続されていて、該圧水パ
イプ36の他端は電磁弁9の入口に連通接続され、該電
磁弁9の出口には蛇口パイプ39が連通接続され、該蛇
口パイプ39の上部は手洗器11上方に突出し、その上
端には蛇口10が連通接続されている。
【0023】蛇口10はポンプ8によって加圧された酸
性水を手洗いに供するために外部へ放水するためのもの
であって、例えば酸性水を均等に分散させて放水するこ
とができるシャワー蛇口を用いる。
性水を手洗いに供するために外部へ放水するためのもの
であって、例えば酸性水を均等に分散させて放水するこ
とができるシャワー蛇口を用いる。
【0024】手洗器11aは、蛇口10から流出した酸
性水及び手洗後の廃液が周辺に飛散しないように受け止
めて排出するためのものであって、酸性水手洗装置1の
上蓋となる手洗台11の一部に洗面器形状に一体成形さ
れたものであり、その最深部には排出口11bが形成さ
れている。
性水及び手洗後の廃液が周辺に飛散しないように受け止
めて排出するためのものであって、酸性水手洗装置1の
上蓋となる手洗台11の一部に洗面器形状に一体成形さ
れたものであり、その最深部には排出口11bが形成さ
れている。
【0025】また、蛇口10の根本部の手洗台11上に
はセンサ40が配設されている。排出口11bには、継
手41を介して排水パイプ42の一端が接続され、該排
水パイプ42の他端は廃液タンク13の受水口13bに
接続されていて、廃液が自然に流れ込むようになってい
る。
はセンサ40が配設されている。排出口11bには、継
手41を介して排水パイプ42の一端が接続され、該排
水パイプ42の他端は廃液タンク13の受水口13bに
接続されていて、廃液が自然に流れ込むようになってい
る。
【0026】廃液タンク13は、手洗器11aから排出
される廃液を収容するためのものであって、その形状は
給水タンク3と同一である。該廃液タンク13の前面1
3a下部には導入パイプ43の一端が連通接続され、該
導入パイプ43の他端には、逆止弁44を内蔵したカプ
ラ45が接続されている。
される廃液を収容するためのものであって、その形状は
給水タンク3と同一である。該廃液タンク13の前面1
3a下部には導入パイプ43の一端が連通接続され、該
導入パイプ43の他端には、逆止弁44を内蔵したカプ
ラ45が接続されている。
【0027】フロータンク15は廃液タンク13の容量
の上限を検知するフロートスイッチ46を内蔵したもの
であって、上面にはエア抜き用の穴15aが穿孔されて
いて、図6に示す高さAの位置となる導入パイプ48の
天井の位置が廃液タンク13の上限の位置と等しくなる
ように取り付けられている。また、フロータンク15の
前面の上記位置に継手27を介して連通接続された導入
パイプ48の他端にはコック47が内蔵されたニップル
37が連通接続されている。
の上限を検知するフロートスイッチ46を内蔵したもの
であって、上面にはエア抜き用の穴15aが穿孔されて
いて、図6に示す高さAの位置となる導入パイプ48の
天井の位置が廃液タンク13の上限の位置と等しくなる
ように取り付けられている。また、フロータンク15の
前面の上記位置に継手27を介して連通接続された導入
パイプ48の他端にはコック47が内蔵されたニップル
37が連通接続されている。
【0028】ニップル37に着脱自在に接続されるのが
カプラ45であり、これによって廃液タンク13の交換
を容易に行うことができるようになっている。なお、カ
プラ19及びカプラ45に夫々内蔵されている逆止弁1
8及び逆止弁44は、図7に示すように、ポペット60
とOリング61を内蔵した市販の水道用のカプラの中に
圧縮ばね49を組み込んだものである。また、図3に示
すように、ポンプ8は本体50の底面上に防振板51及
び台座52を用いて固定されている。
カプラ45であり、これによって廃液タンク13の交換
を容易に行うことができるようになっている。なお、カ
プラ19及びカプラ45に夫々内蔵されている逆止弁1
8及び逆止弁44は、図7に示すように、ポペット60
とOリング61を内蔵した市販の水道用のカプラの中に
圧縮ばね49を組み込んだものである。また、図3に示
すように、ポンプ8は本体50の底面上に防振板51及
び台座52を用いて固定されている。
【0029】ポンプ8の外側にはポンプカバー53が配
設され、該ポンプカバー53上に給水タンク3が配設さ
れている。また、ポンプカバー53の側方には台座54
が配設され、該台座54上にフロータンク4が配設さ
れ、該フロータンク4上にフロータンク15が配設され
ており、夫々の高さ位置は、フロータンク4においては
給水タンク3の容量の下限を正しく検知することができ
る高さに対応し、フロータンク15においては廃液タン
ク13の容量の上限を正しく検知することができる高さ
に対応している。そして、フロータンク4及び15の側
方の本体50の底面上に廃液タンク13が配設されてい
る。
設され、該ポンプカバー53上に給水タンク3が配設さ
れている。また、ポンプカバー53の側方には台座54
が配設され、該台座54上にフロータンク4が配設さ
れ、該フロータンク4上にフロータンク15が配設され
ており、夫々の高さ位置は、フロータンク4においては
給水タンク3の容量の下限を正しく検知することができ
る高さに対応し、フロータンク15においては廃液タン
ク13の容量の上限を正しく検知することができる高さ
に対応している。そして、フロータンク4及び15の側
方の本体50の底面上に廃液タンク13が配設されてい
る。
【0030】本体50は、例えばアクリル変性高衝撃塩
化ビニル樹脂板製の箱形状のものであって、上記した酸
性水手洗装置1の主要部のうち、蛇口10、センサ40
及び手洗器11aを除くすべての構成要素を収納するも
のである。
化ビニル樹脂板製の箱形状のものであって、上記した酸
性水手洗装置1の主要部のうち、蛇口10、センサ40
及び手洗器11aを除くすべての構成要素を収納するも
のである。
【0031】本体50の上部は手洗台11によって覆わ
れていて、該手洗台上には周辺に酸性水が飛散すること
を完璧に防止する側板55が配設されており、該側板5
5には手洗後の手の水分を拭き取るためのティッシュペ
ーパ等を収納しておくボックス56が取り付けられてい
る。
れていて、該手洗台上には周辺に酸性水が飛散すること
を完璧に防止する側板55が配設されており、該側板5
5には手洗後の手の水分を拭き取るためのティッシュペ
ーパ等を収納しておくボックス56が取り付けられてい
る。
【0032】また、本体50の下面には、酸性水手洗装
置1を容易に移動させることができるようにキャスタ5
8が例えば4個取り付けられている。更に、本体50の
前面には開閉部50aが形成されている。
置1を容易に移動させることができるようにキャスタ5
8が例えば4個取り付けられている。更に、本体50の
前面には開閉部50aが形成されている。
【0033】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず、酸性水手洗装置
1を使用する場所に移動させ、電源コードをコンセント
に接続する。
以下その作用について説明する。まず、酸性水手洗装置
1を使用する場所に移動させ、電源コードをコンセント
に接続する。
【0034】酸性水手洗装置1の位置を頻繁に変えるつ
もりがない場合には、固定してしまってもよい。水量弁
6は、使用地域の電源周波数に応じて予め調整してお
く。次に、本体50の開閉部50aを開け、酸性水の入
った給水タンク3をカプラ19をニップル30に接続す
ることによって取り付け、空の廃液タンク13をカプラ
45をニップル37に接続し、受水口13bに排水パイ
プ42を接続することによって取り付ける。
もりがない場合には、固定してしまってもよい。水量弁
6は、使用地域の電源周波数に応じて予め調整してお
く。次に、本体50の開閉部50aを開け、酸性水の入
った給水タンク3をカプラ19をニップル30に接続す
ることによって取り付け、空の廃液タンク13をカプラ
45をニップル37に接続し、受水口13bに排水パイ
プ42を接続することによって取り付ける。
【0035】これによって、給水タンク3からポンプ8
までの間のパイプ内のエアは逆止弁5から外部へ放出さ
れ、該パイプ内が酸性水で満たされて使用準備が整う。
までの間のパイプ内のエアは逆止弁5から外部へ放出さ
れ、該パイプ内が酸性水で満たされて使用準備が整う。
【0036】次に、手を蛇口10の下に持って行くと、
センサ40がこれを感知し、ポンプ8と電磁弁9が作動
して、蛇口10から酸性水が放水されるので、手を洗浄
消毒することができる。手洗器11aの廃液は排出口1
1bから廃液タンク13内へ流れ込む。なお、酸性水の
pHは該酸性水の製造装置(図示せず)により適宜調整
することができ、pHが(7.0より)小さい程、即ち
酸度が強い程殺菌力は強くなる。
センサ40がこれを感知し、ポンプ8と電磁弁9が作動
して、蛇口10から酸性水が放水されるので、手を洗浄
消毒することができる。手洗器11aの廃液は排出口1
1bから廃液タンク13内へ流れ込む。なお、酸性水の
pHは該酸性水の製造装置(図示せず)により適宜調整
することができ、pHが(7.0より)小さい程、即ち
酸度が強い程殺菌力は強くなる。
【0037】また、手を蛇口10から離せばセンサ40
がこれを感知してポンプ8が停止し、電磁弁9がロック
状態となるので、単に酸性水の流出が止まるだけでな
く、ポンプ8の惰性による無駄な流出がなくなり、また
酸性水が逆流して、既に給水タンク3内の酸性水の残量
が一定量以下になっているにもかかわらず、フロータン
ク4内の水位が上昇してフロートスイッチ24が検知し
なくなってしまうといった誤動作を防止することができ
る。
がこれを感知してポンプ8が停止し、電磁弁9がロック
状態となるので、単に酸性水の流出が止まるだけでな
く、ポンプ8の惰性による無駄な流出がなくなり、また
酸性水が逆流して、既に給水タンク3内の酸性水の残量
が一定量以下になっているにもかかわらず、フロータン
ク4内の水位が上昇してフロートスイッチ24が検知し
なくなってしまうといった誤動作を防止することができ
る。
【0038】給水タンク3内の酸性水の残量が一定量以
下になった場合及び廃液タンク13内の廃液が一定量以
上になった場合には、フロータンク4及び15内のフロ
ートスイッチ24及び46がこれを検知して、例えばチ
ャイムが5秒間程度鳴り、使用者にタンクの交換を促
す。
下になった場合及び廃液タンク13内の廃液が一定量以
上になった場合には、フロータンク4及び15内のフロ
ートスイッチ24及び46がこれを検知して、例えばチ
ャイムが5秒間程度鳴り、使用者にタンクの交換を促
す。
【0039】給水タンク3の取外しは、本体50の開閉
部50aを開け、カプラ19をニップル30から外すだ
けの容易な方法で行うことができ、カプラ19及びニッ
プル30の双方に逆止弁が内蔵されているので、酸性水
の漏れは最少限に食い止められる。特にカプラ19内の
逆止弁18は圧縮ばね49によって強化されているの
で、給水タンク3からの酸性水の漏れは非常に少なく抑
えられる。
部50aを開け、カプラ19をニップル30から外すだ
けの容易な方法で行うことができ、カプラ19及びニッ
プル30の双方に逆止弁が内蔵されているので、酸性水
の漏れは最少限に食い止められる。特にカプラ19内の
逆止弁18は圧縮ばね49によって強化されているの
で、給水タンク3からの酸性水の漏れは非常に少なく抑
えられる。
【0040】廃液タンク13の取外しは、本体50の開
閉部50aを開け、コック47を閉めてからカプラ45
をニップル37から外し、排水パイプ42を受水口13
bから外すだけで容易に行うことができる。
閉部50aを開け、コック47を閉めてからカプラ45
をニップル37から外し、排水パイプ42を受水口13
bから外すだけで容易に行うことができる。
【0041】この際、フロータンク15からの廃液の漏
れはコック47により皆無であり、また、カプラ45に
内蔵され圧縮ばね49によって強化されている逆止弁4
4によって廃液タンク13からの廃液の漏れも非常に少
ないので、タンクの交換作業を行う人は廃液によって自
分の体が汚れることを全く気にせずに交換作業を行うこ
とができる。
れはコック47により皆無であり、また、カプラ45に
内蔵され圧縮ばね49によって強化されている逆止弁4
4によって廃液タンク13からの廃液の漏れも非常に少
ないので、タンクの交換作業を行う人は廃液によって自
分の体が汚れることを全く気にせずに交換作業を行うこ
とができる。
【0042】また、給水タンク3の給水口3c及び廃液
タンク13の受水口13bは夫々のタンクの最上部より
も一段低いところに形成されているので、タンクを普通
に積み重ねて保管しておくことが可能である。なお、フ
ロータンク15内の導入パイプ43よりも低いところに
は廃液59が常に残留する。
タンク13の受水口13bは夫々のタンクの最上部より
も一段低いところに形成されているので、タンクを普通
に積み重ねて保管しておくことが可能である。なお、フ
ロータンク15内の導入パイプ43よりも低いところに
は廃液59が常に残留する。
【0043】
【発明の効果】本発明は、上記のように消毒液として水
を電気分解して得られる酸性水を用いたので、身体や衣
服に不快な臭いをしみつかせることなく手を確実に消毒
することができ、院内感染を防止することができる効果
がある。
を電気分解して得られる酸性水を用いたので、身体や衣
服に不快な臭いをしみつかせることなく手を確実に消毒
することができ、院内感染を防止することができる効果
がある。
【0044】また酸性水を貯溜する給水タンクと、該酸
性水の廃液を収容する廃液タンクとを備えたので、酸性
水手洗装置を必要な場所に設置し又は移動させることが
でき、手を消毒する必要があるときにその場で手の消毒
を行うことができるという効果がある。
性水の廃液を収容する廃液タンクとを備えたので、酸性
水手洗装置を必要な場所に設置し又は移動させることが
でき、手を消毒する必要があるときにその場で手の消毒
を行うことができるという効果がある。
【0045】更には、給水タンクの容量の下限を検知す
るフロートスイッチを内蔵するフロータンクを備えたの
で、給水タンク内の酸性水の残量が少なくなった場合
に、例えばチャイムにより使用者に知らせることで、酸
性水が切れる前に酸性水の補充ができるため、手洗がで
きる状態を常に保つことができる効果がある。
るフロートスイッチを内蔵するフロータンクを備えたの
で、給水タンク内の酸性水の残量が少なくなった場合
に、例えばチャイムにより使用者に知らせることで、酸
性水が切れる前に酸性水の補充ができるため、手洗がで
きる状態を常に保つことができる効果がある。
【0046】また廃液タンクの容量の上限を検知するフ
ロートスイッチを内蔵したフロータンクを備えたので、
廃液タンク内の廃液が満杯状態になった場合に、例えば
チャイムにより使用者に知らせることで、廃液があふれ
て使用不能な状態になることを未然に防止し得、手洗が
できる状態を常に保つことができる効果がある。
ロートスイッチを内蔵したフロータンクを備えたので、
廃液タンク内の廃液が満杯状態になった場合に、例えば
チャイムにより使用者に知らせることで、廃液があふれ
て使用不能な状態になることを未然に防止し得、手洗が
できる状態を常に保つことができる効果がある。
【図1】酸性水手洗装置の斜視図である。
【図2】酸性水手洗装置の部分破断斜視図である。
【図3】酸性水手洗装置の正面から見た縦断面図である
【図4】酸性水手洗装置の左側面から見た縦断面図であ
る。
る。
【図5】酸性水手洗装置の配管構造図である。
【図6】廃液タンク用フロータンクの縦断面図である。
【図7】カプラの縦断面図である。
1 酸性水手洗装置 2 酸性水供給源 3 給水タンク 4 フロータンク 8 ポンプ 10 蛇口 11a 手洗器 12 排水部 13 廃液タンク 15 フロータンク 24 フロートスイッチ 46 フロートスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 酸性水を供給する酸性水供給源と、該酸
性水を手洗に供するために外部へ放水させる蛇口と、該
蛇口から流出した前記酸性水及び手洗後の廃液が周辺に
飛散しないように受け止める手洗器と、該手洗器から前
記廃液を排出する排水部とを備えたことを特徴とする酸
性水手洗装置。 - 【請求項2】 酸性水を貯溜する給水タンクと、該給水
タンクから供給される前記酸性水を加圧するポンプと、
該ポンプに連通接続され該ポンプによって加圧された前
記酸性水を手洗に供するために外部へ放水する蛇口と、
該蛇口から流出した前記酸性水及び手洗後の廃液を周辺
に飛散しないように受け止めて排出する手洗器と、該手
洗器から排出される廃液を収容する廃液タンクとを備え
たことを特徴とする酸性水手洗装置。 - 【請求項3】 酸性水を貯溜する給水タンクと、該給水
タンクの容量の下限を検知するフロートスイッチを内蔵
するフロータンクと、前記給水タンクから供給される前
記酸性水を加圧するポンプと、該ポンプに連通接続され
該ポンプによって加圧された前記酸性水を手洗いに供す
るために外部へ放水する蛇口と、該蛇口から流出した前
記酸性水及び手洗後の廃液を周辺に飛散しないように受
け止めて排出する手洗器と、該手洗器から排出される廃
液を収容する廃液タンクと、該廃液タンクの容量の上限
を検知するフロートスイッチを内蔵するフロータンクと
を備えたことを特徴とする酸性水手洗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5240494A JPH0762699A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 酸性水手洗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5240494A JPH0762699A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 酸性水手洗装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762699A true JPH0762699A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17060355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5240494A Pending JPH0762699A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 酸性水手洗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11221569A (ja) * | 1997-12-04 | 1999-08-17 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電解水生成装置 |
JP2019210688A (ja) * | 2018-06-04 | 2019-12-12 | 祥正 河原田 | 排水縦管浄化装置及び排水縦管浄化方法 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5240494A patent/JPH0762699A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11221569A (ja) * | 1997-12-04 | 1999-08-17 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電解水生成装置 |
JP2019210688A (ja) * | 2018-06-04 | 2019-12-12 | 祥正 河原田 | 排水縦管浄化装置及び排水縦管浄化方法 |
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