JP3239368B2 - 浄化剤、その生成装置及び生成方法、並びにこれを用いた浄化方法 - Google Patents

浄化剤、その生成装置及び生成方法、並びにこれを用いた浄化方法

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JP3239368B2
JP3239368B2 JP54258698A JP54258698A JP3239368B2 JP 3239368 B2 JP3239368 B2 JP 3239368B2 JP 54258698 A JP54258698 A JP 54258698A JP 54258698 A JP54258698 A JP 54258698A JP 3239368 B2 JP3239368 B2 JP 3239368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、消臭・殺菌に好適な浄化剤、その生成装置
及び生成方法、並びにこれを用いた浄化方法に関する。
技術背景 従来から、携帯用トイレや家庭用生ゴミ等の臭気対策
或いは殺菌対策として、消臭剤や殺菌剤といった浄化剤
を入れたスプレー式等の泡発生器が用いられている。
ところが、この種の泡発生器によって吹き付けられた
泡の消臭・殺菌効果は、泡と接触している部分のみしか
得られない。つまり、泡の被膜中に含有された消臭・殺
菌成分が消臭・殺菌対象物に接触することにより当該泡
の消臭・殺菌機能が発揮され、又消泡後は泡の被膜を構
成した溶液が消臭・殺菌対象物に液体として付着又は浸
透することにより当該泡の消臭・殺菌機能が発揮される
に過ぎずない。換言すれば、泡の被膜内に封じ込められ
たガス(空気)には何らの消臭・殺菌作用もないことか
ら、消泡後は単に当該ガスが設備内の閉空間又は居室内
空間に放出されるに過ぎない。
例えば、携帯用トイレ内の消臭・殺菌対象物に上記泡
発生器を用いて泡を吹き付けた場合を想定してみると、
吹き付け初期の段階では、消臭・殺菌対象物の表面に消
臭・殺菌機能を有する泡の層が形成されるため、当該泡
と接触している部分の消臭・殺菌はなされる。また、泡
の層が消臭・殺菌対象物の表面に形成されることから、
消臭・殺菌対象物からの臭気拡散経路が遮断される。こ
のため、泡の層形成後は、消臭・殺菌対象物からの臭気
の拡散が阻止される。従って、これらの点においては、
泡発生器の浄化剤の消臭・殺菌機能が有効に発揮された
といえる。
しかしながら、消泡後の段階では、前述した如く泡の
被膜内に封じ込められたガス(空気)には何らの消臭・
殺菌作用もないことから、既に発生して携帯用トイレ内
に充満している臭気については除去されないことにな
る。従って、この点において、泡発生器の浄化剤の消臭
・殺菌機能は無効といえる。
そこで、殺菌性能もさることながら、このような臭気
をも除去し得る消臭性能を備えた浄化剤、即ち、浄化性
能が一層高められた浄化剤の開発が切望されている。
本発明は上記事実を考慮し、より高い浄化性能を備え
た浄化剤、その生成装置及び生成方法、並びにこれを用
いた浄化方法を得ることが目的である。
発明の開示 本発明の第1の態様に係る浄化剤は、被膜中にオゾン
が溶存されたオゾン含有被膜と、このオゾン含有被膜内
に封じ込められると共にオゾンを含むオゾン含有ガス
と、を有するオゾン含有泡の集合体によって構成され
た、ことを特徴としている。
本発明の第2の態様に係る浄化剤の生成装置は、界面
活性剤が溶解された溶液を収容した容器と、オゾンガス
を発生させるオゾンガス発生手段と、このオゾンガス発
生手段と容器内部とを連通し、オゾンガス発生手段によ
って発生したオゾンガスを溶液中に送給するオゾンガス
送給手段と、を有することを特徴としている。
本発明の第3の態様に係る浄化剤の生成方法は、容器
内に収容されると共に界面活性剤が溶解された溶液中
に、オゾンガス発生手段によって発生されたオゾンガス
を送給する、ことを特徴としている。
本発明の第4の態様に係る浄化剤を用いた浄化方法
は、上記第1の態様の浄化剤を用いて、消臭・殺菌対象
物の消臭及び殺菌の少なくとも一方を行う、ことを特徴
としている。
本発明の第5の態様に係る浄化剤を用いた浄化方法
は、トイレの便器内へ第1の態様のオゾン含有泡の集合
体から成る浄化剤を所定量供給した後に、更に便器内に
おける当該供給された浄化剤の上方空間へオゾン含有ガ
スを供給する、ことを特徴としている。
本発明の第1の態様によれば、浄化剤を構成するオゾ
ン含有泡の集合体によって消臭・殺菌対象物が覆われる
と、消臭・殺菌対象物から放出される臭気の拡散経路が
遮断されるため、当該臭気は拡散されない。
また、個々のオゾン含有泡が消泡すると、オゾン含有
泡のオゾン含有被膜が消臭・殺菌作用を有するオゾン水
として消臭・殺菌対象物に付着及び浸透するため、消臭
・殺菌対象物の消臭及び殺菌がなされる。
さらに、個々のオゾン含有泡が消泡すると、オゾン含
有被膜内に封じ込められかつ消臭・殺菌作用を有するオ
ゾン含有ガスが解放されて拡散される。このため、消臭
・殺菌対象物から既に放出されて充満している臭気も、
当該オゾン含有ガスによって消臭される。
すなわち、本発明によれば、消泡前における臭気拡散
経路の遮断、消泡後のオゾン含有被膜のオゾン水による
消臭・殺菌作用、消泡後のオゾン含有ガスによる消臭と
いう三つのプロセスによる消臭・殺菌作用が得られる。
本発明の第2の態様によれば、以下の如くして第1の
態様の浄化剤が生成される。
まず、オゾンガス発生手段によってオゾンガスが発生
される。次いで、オゾンガス送給手段によって発生した
オゾンガスが容器内に収容された溶液中に送給される。
これにより、界面活性剤が溶解された溶液中にオゾンガ
スの一部が溶け込むと共に、溶液中に溶け込まなかった
オゾンガスが気体のまま液面に向かって上昇していく。
その結果、溶液の液面上に第1の態様の浄化剤(即ち、
オゾン含有被膜及びオゾン含有ガスを有するオゾン含有
泡の集合体)が生成される。
なお、上記生成過程において、界面活性剤の種類、濃
度やオゾンガスの送給量を適宜選択することにより、オ
ゾン含有泡の生成量や個々のオゾン含有泡の大きさ等を
最適となるように任意にコントロールすることができ
る。
本発明の第3の態様によれば、容器内に収容されると
共に界面活性剤が溶解された溶液中に、オゾンガス発生
手段によって発生されたオゾンガスが送給される。これ
により、発明の第2の態様の作用として述べた過程と同
一の過程を経て、溶液の液面上に第1の態様の浄化剤
(即ち、オゾン含有被膜及びオゾン含有ガスを有するオ
ゾン含有泡の集合体)が生成される。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様の浄化剤
(即ち、オゾン含有被膜及びオゾン含有ガスを有するオ
ゾン含有泡の集合体)を用いて、消臭・殺菌対象物の消
臭及び殺菌の少なくとも一方が行われる。これにより、
第1の態様の作用として述べた三つのプロセスによる消
臭・殺菌作用が有効に作用し、効果的な消臭・殺菌がな
される。
なお、本発明に係る浄化剤を用いた浄化方法を、消臭
を主目的として用いるか、殺菌を主目的として用いる
か、又はこれらの双方を目的として用いるかは、使用者
の任意である。
本発明の第5の態様によれば、まず、トイレの便器内
へ第1の態様のオゾン含有泡の集合体から成る浄化剤が
所定量供給される。これにより、便器内にオゾン含有泡
の集合体が蓄積された状態となる。
ここで、用を足すべく着座した使用者の臀部と既に蓄
積されたオゾン含有泡の集合体との間には略密閉された
空間が形成されるが、本発明によれば、更に便器内にお
ける当該供給された浄化剤の上方空間へオゾン含有ガス
が供給される。このため、供給されたオゾン含有ガス
は、前記略密閉された空間に充満される。
上記の浄化方法を採ることにより、以下の作用が得ら
れる。まず、使用者から排泄された液体又は固体の排泄
物は、浄化剤によって覆われるので、前述した如く、排
泄物から放出される臭気の拡散経路が遮断される。従っ
て、当該臭気は拡散されない。また、個々のオゾン含有
泡が消泡すると、オゾン含有泡のオゾン含有被膜が消臭
・殺菌作用を有するオゾン水として排泄物に付着及び浸
透するため、排泄物の消臭及び殺菌がなされる。さら
に、個々のオゾン含有泡が消泡すると、オゾン含有被膜
内に封じ込められかつ消臭・殺菌作用を有するオゾン含
有ガスが解放されて拡散される。このため、排泄物から
既に放出された臭気も、当該オゾン含有ガスによって消
臭される。
加えて、本発明では、着座した使用者の臀部と既に蓄
積されたオゾン含有泡の集合体との間に形成された略密
閉空間にオゾン含有ガスが充満されるので、排泄時等に
使用者から放出されたガスも当該オゾン含有ガスによっ
て効果的に消臭される。さらに、使用者の臀部はオゾン
含有ガスに接触した状態となるので、使用者の臀部の肛
門付近の皮膚の殺菌作用も得られる。特に、高齢者や障
害者、療養患者等が使用者である場合には、用を足すの
に比較的長時間かかったり、ガスの排出量も多かったり
することもあるが、このような場合にオゾン含有ガスの
供給による消臭・殺菌作用は功を奏すものと思われる。
図面の簡単な説明 図1は本実施形態に係る浄化剤生成装置の概略構成を
示す構成図である。
図2は図1に示される浄化剤生成装置によって生成さ
れた浄化剤のオゾン含有泡の構造を示す模式図である。
図3A及び図3Bは本実施形態に係る浄化剤の作用を説明
するための説明図である。
図4は本実施形態に係る浄化剤の効果を試験するため
の試験装置の概略構成図である。
図5は図4に示される試験装置を用いた試験結果を示
すデータである。
図6は浄化剤を用いた浄化方法をトイレに適用した実
施形態を示す概略構成図である。
発明を実施するための好ましい形態 以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態につ
いて説明する。
図1には、本実施形態に係る浄化剤生成装置10の概略
構成が示されている。この図に示されるように、浄化剤
生成装置10は、有底円筒状(タンク状)の本体部12A
と、この本体部12Aの上端中央部から径方向外側へ向け
て延出されて先端部が装置下方側を向く吐出部12Bと、
本体部12Aの上端部所定位置に設けられかつキャップ11
によって閉塞された溶液補給口12Cと、によって構成さ
れた容器12を備えている。
この容器12の本体部12A内には、界面活性剤が溶解さ
れた溶液14が所定量収容されている。なお、本体部12A
内への溶液14の補給は、溶液補給口12Cから手動にて補
給するようにしてもよいし、溶液補給口12Cに図示しな
い溶液補給装置を接続することにより自動補給するよう
にしてもよい。
また、本実施形態で使用される界面活性剤としては、
オゾンと反応しないか又はオゾンと反応しにくいものが
好ましい。選定条件としては、オゾン安定性及び界面活
性剤安定性の観点からは、不飽和炭化水素化合物に属す
る界面活性剤は好ましくなく、飽和炭化水素化合物に属
する界面活性剤が好ましい。また、酸性条件下での使用
適合性の観点からは、アニオン系(陰イオン)界面活性
剤又はノニオン系(非イオン)界面活性剤が酸溶液中で
安定に存在することから好ましく、カチオン系(陽イオ
ン)界面活性剤は好ましくない。特には、アニオン系界
面活性剤(アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸塩、サルコシン酸
塩、アマイドエーテルサルファート、モノエステル、ジ
エステル、カルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリ
ンナトリウム等)が好適と考えられる。
一方、上述した容器12の外部所定位置には、作動する
ことによりオゾンガスを発生するオゾンガス発生器16が
配設されている。なお、オゾンガス発生器16の一方の側
部には、大気開放されたエア吸入用の吸い込み口18が形
成されている。オゾンガス発生器16としては、清浄な乾
燥空気又は酸素中で無声放電を行わせるもの(オゾナイ
ザ)やO3ランプを利用するもの等が使用可能である。
このオゾンガス発生器16と容器12との間には、エアポ
ンプ20が配設されている。エアポンプ20の一方の側部に
は、一端部がオゾンガス発生器16の他方の側部に接続さ
れた吸入管22の他端部が接続されている。従って、オゾ
ンガス発生器16とエアポンプ20とは、吸入管22によって
相互に連通されている。また、エアポンプ20の他方の側
部には、送給管24の一端部が接続されている。この送給
管24の中間部は容器12の本体部12Aの側壁を貫通してお
り、又送給管24の他端部は本体部12Aの底壁の直上に配
置されている。さらに、送給管24の他端部の周面には、
多数のガス供給孔26が形成されている。従って、エアポ
ンプ20と容器12の本体部12Aとは、送給管24によって相
互に連通されている。なお、この多数のガス供給孔26が
形成された送給管24の他端部は、オゾンガスを溶液14中
に吹き込むノズルとして機能する。よって、以下におい
ては、当該他端部を「ノズル24A」と称す。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
最初に、容器12の溶液補給口12Cから手動又は自動に
て本体部12A内に所定量の溶液14が補給される。次い
で、浄化剤生成装置10を作動させる。これにより、ま
ず、オゾンガス発生器16によってオゾンガスが発生され
る。発生したオゾンガスは、エアポンプ20の吸入管22を
介してエアポンプ20内に吸入されると共に送給管24を介
してノズル24Aから溶液14中に吹き込まれる。
これにより、界面活性剤が溶解された溶液14中にオゾ
ンガスの一部が溶け込むと共に、溶液14中に溶け込まな
かったオゾンガスが気体のまま液面に向かって上昇して
いく。その結果、オゾンが溶存されたオゾン含有被膜28
と、このオゾン含有被膜28内に封じ込められると共にオ
ゾンと空気の混合ガスであるオゾン含有ガス30と、を含
むオゾン含有泡32(図2の模式図参照)の集合体によっ
て構成された浄化剤34が、溶液14の液面上に生成され
る。
なお、上記浄化剤34を生成するに際しては、界面活性
剤の種類、濃度やオゾンガスの送給量を適宜選択するこ
とにより、オゾン含有泡32の生成量や個々のオゾン含有
泡32の大きさ等が最適となるように任意にコントロール
される。
上記の如くして生成された浄化剤34(オゾン含有泡32
の集合体)は、容器12の本体部12A内を順次押し上げら
れていき、吐出部12Bの先端部から吐出されていき、例
えば、以下の如くして用いられる。
図3Aには、衛生設備又は廃棄物処理設備の仮想的な閉
空間36内に、生ゴミ38を収容した容器40が載置された状
態が示されている。この状態において、図3Bに示される
ように、容器40の生ゴミ38上に、上記の如くして生成さ
れた浄化剤34が層状に散布される(浄化剤34の層が形成
される)。
浄化剤34の散布により、オゾン含有泡32の集合体で生
ゴミ38の表面が覆われると、当該生ゴミ38から放出され
る腐敗臭である臭気の拡散経路(図3Aの矢印Aで示す)
が遮断されるため、当該臭気は拡散されなくなる。な
お、散布された浄化剤34は、界面活性剤が溶解された溶
液14を基に生成されているため、比較的長時間残存し臭
気拡散経路遮断状態を維持する。
また、個々のオゾン含有泡32が消泡すると、オゾン含
有泡32のオゾン含有被膜28が消臭・殺菌作用を有するオ
ゾン水として生ゴミ38に付着及び浸透するため、生ゴミ
38自体の消臭及び殺菌がなされる。
さらに、個々のオゾン含有泡32が消泡すると、オゾン
含有被膜28内に封じ込められかつ消臭・殺菌作用を有す
るオゾン含有ガス30が解放されて拡散される。このた
め、生ゴミ38から既に放出されて充満している臭気も、
拡散されたオゾン含有ガス30によって消臭される(酸化
消臭反応による無臭化がなされる)。
すなわち、本実施形態によれば、消泡前における臭気
拡散経路の遮断、消泡後のオゾン含有被膜28のオゾン水
による消臭・殺菌作用、消泡後のオゾン含有ガス30によ
る消臭という三つのプロセスによる消臭・殺菌作用が得
られる。従って、本実施形態によれば、浄化性能を高め
ることができる。
さらに、上述した浄化剤34の生成工程から判るよう
に、本実施形態に係る浄化剤生成装置10を用いれば、オ
ゾン含有被膜28及びオゾン含有ガス30を含んで構成され
るオゾン含有泡32の集合体から成る浄化剤34を容易に生
成することができる。
次に、本実施形態に係る浄化剤生成装置10によって生
成された浄化剤34の試験結果について言及する。
〔試験装置の構成〕
図4に示されるように、試験装置50は、浄化剤等発生
装置52と、密閉容器54と、を備えている。密閉容器54の
底部には、一定濃度かつ一定量のH2S溶液を染み込ませ
たスポンジ56が載置されている。また、密閉容器54の側
壁上部には、H2Sガス濃度を測定するための濃度計58が
配設されている。さらに、密閉容器54の側壁下部には、
攪拌ファン60が取り付けられている。
上述した密閉容器54と浄化剤等発生装置52とは、第1
パイプライン62、第2パイプライン64、及び第3パイプ
ライン66といった三系統の送給ラインによって相互に連
通されている。第1パイプライン62は、浄化剤等発生装
置52の上端部と密閉容器54の内部空間とを直接連通する
ラインである。また、第2パイプライン64の途中には、
オゾン水送給ポンプ68が配設されている。さらに、第3
パイプライン66の途中には、オゾンガス発生器70及びエ
アポンプ72が配設されている。また、第3パイプライン
66における浄化剤等発生装置52内には、多数のガス供給
孔74が形成されたノズル76が配置されている。
〔試験方法〕
試験は、一定濃度かつ一定量のH2S溶液を染み込ませ
たスポンジ56を密閉容器54の底部に載置し、密閉容器54
の攪拌ファン60を一定時間(例えば、5分間)作動させ
た後に、評価対象物を浄化剤等発生装置52内で生成し、
これを密閉容器54内へ送給した場合のH2S濃度の経時変
化を測定することにより行った。
〔試験結果〕
図5に示されるグラフ(A)は、密閉容器54内に何も
入れなかったときの結果を表している。すなわち、グラ
フ(A)は、第1パイプライン62乃至第3パイプライン
66のすべてを停止状態としたときの結果を表している。
この場合には、試験開始時点(0分)から60分経過して
も、H2S(臭気)濃度の変化は殆ど見られず、ほぼ100%
のままになっている。
グラフ(B)は、密閉容器54内にオゾンガスを所定時
間(5分間)送給したときの結果を表している。すなわ
ち、グラフ(B)は、所定条件下で、第3パイプライン
66及び第1パイプライン62のみを作動させたときの結果
を表している。浄化剤等発生装置52内に何も入れないで
第3パイプライン66を作動させると、浄化剤等発生装置
52内にオゾンガスのみが生成される。これを第1パイプ
ライン62を使ってそのまま所定時間(5分間)だけ密閉
容器54内へ送給するというものである。
この場合には、密閉容器54内で既に発生して充満して
いるH2S(臭気)に対しては消臭効果が得られるため、
測定開始時から20分間程度まではH2S(臭気)濃度が良
好に低下していくが、それ以降については消臭反応が終
了してしまうので持続性が無く、測定開始時から40分も
すれば、ほぼ元の状態に戻ってしまうことが判る。
グラフ(C)は、密閉容器54内にオゾン水を所定量
(10cc)注入したときの結果を表している。すなわち、
グラフ(C)は、所定条件下で、第3パイプライン66及
び第2パイプライン64のみを作動させたときの結果を表
している。浄化剤等発生装置52内に水のみを入れて第3
パイプライン66を作動させると、浄化剤等発生装置52内
にオゾン水が生成される。これを第1パイプライン62を
使ってそのまま所定量(10cc)だけ密閉容器54のスポン
ジ56に注入するというものである。
この場合には、密閉容器54内で臭気源であるスポンジ
56にオゾン水が浸透することにより、消臭・殺菌効果が
得られるが、密閉容器54内で既に発生して充満している
H2S(臭気)に対しては何らの消臭効果も得られない。
従って、経過した時間帯によってはH2S(臭気)濃度の
多少の低下傾向も見られるが、満足のいく結果とは言え
ない。
グラフ(D)は、密閉容器54内にオゾン水を所定量
(20cc)注入したときの結果を表している。これは、グ
ラフ(C)の場合の試験方法と同一方法で試験を行いか
つオゾン水の注入量を2倍にしたときの結果を表してい
る。
この場合には、試験条件がオゾン水の注入量を除いて
同一であるため、グラフ形状は類似傾向にあるが、オゾ
ン水の注入量が2倍になっているため、H2S(臭気)濃
度の低下度合いも、グラフ(C)の場合に比べて略2倍
になっていることが判る。しかし、この程度のH2S(臭
気)濃度の低下度合いでは大同小異といえ、依然として
満足のいく結果とは言えない。
グラフ(E)は、密閉容器54内に本実施形態に係る浄
化剤を所定量(10cc)送給したときの結果を表してい
る。すなわち、グラフ(E)は、所定条件下で、第3パ
イプライン66及び第1パイプライン62のみを作動させた
ときの結果を表している。浄化剤等発生装置52内に界面
活性剤を溶解させた溶液を入れて第3パイプライン66を
作動させると、浄化剤等発生装置52内に前述したオゾン
含有泡が生成される。これを第1パイプライン62を使っ
てそのまま所定量(10cc)だけ密閉容器54内へ送給する
というものである。
この場合には、臭気源であるスポンジ56が、オゾン含
有泡の集合体から成る浄化剤によって層状に覆われる。
従って、前述した三つのプロセスによる消臭・殺菌作用
が得られる。すなわち、スポンジ56からの臭気拡散経路
が遮断されると共に消泡したオゾン含有泡のオゾン含有
被膜のオゾン水による付着・浸透による消臭・殺菌作用
が得られる他、密閉容器54内で既に発生して充満してい
るH2S(臭気)に対しても消泡後のオゾン含有泡のオゾ
ン含有ガスが消臭作用を行う。よって、H2S(臭気)濃
度は半減し、充分な効果が得られる。また、浄化剤がオ
ゾン含有泡の集合体であることから、60分経過しても効
果が持続して得られることが判る。
グラフ(F)は、密閉容器54内に本実施形態に係る浄
化剤を所定量(20cc)送給したときの結果を表してい
る。これは、グラフ(E)の場合と同一方法でかつオゾ
ン含有泡の集合体から成る浄化剤の送給量を2倍にした
ときの結果を表している。
この場合には、試験条件が浄化剤の送給量を除いて同
一であるため、グラフ形状は類似傾向にあるが、オゾン
水の注入量が2倍になっているため、H2S(臭気)濃度
の低下度合いも更に促進されていることが判る。従っ
て、極めて良好な結果が得られたといえる。
グラフ(G)は、密閉容器54内にオゾンを含まない泡
のみを所定量(20cc)送給したときの結果を表してい
る。すなわち、グラフ(G)は、所定条件下で、第3パ
イプライン66及び第1パイプライン62のみを作動させた
ときの結果を表している。浄化剤等発生装置52内に界面
活性剤を溶解させた溶液を入れると共にオゾンガス発生
器70は非作動状態とした上で第3パイプライン66を作動
させると、浄化剤等発生装置52内に単なる泡が生成され
る。これを第1パイプライン62を使ってそのまま所定量
(20cc)だけ密閉容器54内へ送給するというものであ
る。
この場合には、泡自体に何らの消臭・殺菌作用も無い
ため、前述したグラフ(A)よりもH2S(臭気)濃度が
若干低下する程度の効果しか得られない。従って、満足
のいく結果とはいえない。なお、H2S(臭気)濃度が若
干低下しているのは、泡の層によってスポンジ56が覆わ
れることにより、消泡するまでは臭気拡散経路が遮断さ
れるためである。
以上の試験結果から、本実施形態に係る試験例(グラ
フ(E)、(F))が極めて有効であることが判る。
なお、本実施形態では、浄化剤34を用いて消臭及び殺
菌の双方を行う例を示したが、これに限らず、いずれか
一方を主目的として本実施形態に係る浄化剤34を用いて
もよい。
また、第4の形態の「殺菌」には、殺菌洗浄も含まれ
る。すなわち、人体に無害の界面活性剤(前掲した界面
活性剤)を選択して使用すれば、調理場での調理器具、
食器類の殺菌洗浄(或いは消臭も兼ねた殺菌洗浄)や調
理者の手の殺菌洗浄、トイレでの手の殺菌洗浄等に、本
発明を適用することも可能である。なお、この場合は、
洗剤等を用いて水で洗浄して同一の殺菌効果を得る場合
に比し、水の使用量が1/100程度で済むという効果が得
られる。
次に、図6を用いて、上述した浄化剤34を用いた浄化
方法をトイレに適用した実施形態について説明する。
トイレ80は、ボックス状の容器本体82を備えている。
容器本体82の頂壁部82Aには平面視で所定形状の開口84
が形成されており、当該開口84の周囲には便座86が配設
されている。また、容器本体82の頂壁部82Aには、図示
しない便座カバーが支軸回りに回転自在に配設されてい
る。さらに、容器本体82内における開口84の下方側に
は、上端部が頂壁部82Aの裏面側に固定されたボウル状
の便器88が配設されている。便器88の下端部は、一般の
水洗トイレの場合には図示しない排水管に接続されてお
り、又ポータブルトイレの場合には容器本体82内におけ
る便器88の下方に着脱可能に配設された図示しない排泄
物収容タンクに接続されている。
さらに、上述した容器本体82内には、前述した浄化剤
生成装置10が内蔵されている。浄化剤生成装置10の各部
構成は基本的には図1に示されるものと同様であるた
め、同一番号を付してその説明は省略し、異なる点のみ
を説明することにする。
本実施形態では、浄化剤34の供給後にオゾン含有ガス
(本図では、便宜上、「O3」と示す)を供給するため、
エアポンプ20と容器12とを繋ぐ送給管24の途中に、三方
弁90が配設されている。また、容器12の吐出部と便器88
の上部所定位置とは浄化剤送給管92によって接続されて
おり、更に三方弁90と浄化剤送給管92の所定位置とはオ
ゾン含有ガス送給管94によって接続されている。三方弁
90が開放された場合にはオゾン含有ガス送給管94への送
給ラインが閉止され、逆に三方弁90が閉止された場合に
は浄化剤送給管92への送給ラインが閉止されるようにな
っている。なお、便器88における上部所定位置には、複
数の吐出口が所定の間隔で形成されている。上記構成に
おいて、三方弁90及びオゾン含有ガス送給管94は、広義
には、オゾン含有ガス送給手段として把握されるもので
ある。
さらに、容器本体82には弁座カバーが開放されたこと
を検出するための図示しない便座カバーセンサ(広義に
は、トイレ使用直前状態検出手段として把握される)が
配設されている。便座カバーセンサは図示しないコント
ローラに接続されており、便座カバーセンサからの検出
信号に基づいて三方弁90の開閉動作を含む浄化剤生成装
置10の作動が制御されるようになっている。
上記構成によれば、使用者によって便座カバーが開放
されると、便座カバーセンサによって便座カバーが開放
されたことが検出される。便座カバーが開放されると、
コントローラによって、三方弁90を開放状態にした上で
浄化剤生成装置10が作動される。これにより、容器12内
にオゾン含有ガスが吹き込まれ、浄化剤34が生成され
る。生成された浄化剤34は、浄化剤送給管92を通って便
器88内へ所定量(便器88の容積の1/4〜1/2程度)供給さ
れる。これにより、便器88内に浄化剤34、即ちオゾン含
有泡の集合体が蓄積された状態となる。
この状態で、使用者が用を足すべく便座86に座るが、
これにより使用者の臀部96と既に蓄積された浄化剤34と
の間に略密閉された空間98が形成される。このとき、コ
ントローラによって、三方弁90が閉止状態に切り換えら
れて浄化剤生成装置10が一定時間連続して作動される。
これにより、更に便器88内における当該供給された浄化
剤34の上方の空間98へオゾン含有ガス(O3)が供給され
る。供給されたオゾン含有ガスは空気より比重が重く、
前記略密閉された空間98に充満される。
上記の浄化方法を採ることにより、以下の作用が得ら
れる。まず、使用者から排泄された液体又は固体の排泄
物100は、浄化剤34によって覆われるので、前述した如
く、排泄物100から放出される臭気の拡散経路が遮断さ
れる。従って、当該臭気は拡散されない。また、個々の
オゾン含有泡が消泡すると、オゾン含有泡のオゾン含有
被膜が消臭・殺菌作用を有するオゾン水として排出物10
0に付着及び浸透するため、排泄物100の消臭及び殺菌が
なされる。さらに、個々のオゾン含有泡が消泡すると、
オゾン含有被膜内に封じ込められかつ消臭・殺菌作用を
有するオゾン含有ガスが解放されて拡散される。このた
め、排泄物100から既に放出された臭気も、当該オゾン
含有ガスによって消臭される。
加えて、着座した使用者の臀部96と既に蓄積された浄
化剤34との間に形成された略密閉空間98にオゾン含有ガ
スが充満されるので、排泄時等に使用者から放出された
ガスも当該オゾン含有ガスによって効果的に消臭され
る。さらに、使用者の臀部96はオゾン含有ガスに接触し
た状態となるので、使用者の臀部の肛門付近の皮膚の殺
菌作用も得られる。特に、高齢者や障害者、療養患者等
が使用者である場合には、用を足すのに比較的長時間か
かったり、ガスの排泄量も多かったりすることもある
が、このような場合にオゾン含有ガスの供給による消臭
・殺菌作用は功を奏す。
以上により、本実施形態に係る浄化方法をトイレ80に
対して用いることにより、極めて高い浄化性能を得るこ
とができる。
なお、図6に示される実施形態では、便座カバーが開
放されたことを便座カバーセンサで検出して浄化剤生成
装置10を作動させる構成を採ったが、これに限らず、使
用者がトイレ80を使用する直前の状態にあることを検出
することができる検出手段であればすべて適用可能であ
り、例えば、使用者が便座86に着座したことを検出する
着座センサを使って浄化剤生成装置10を作動させる構成
を採ってもよい。さらに、使用者がトイレ80を使用する
直前の状態にあることを自動的に検出する構成以外に
も、使用者が操作スイッチを押すことにより浄化剤生成
装置10を作動させる構成等を採ることも可能である。
また、図6に示される実施形態では、浄化剤34の送給
ラインとオゾン含有ガスの送給ラインとが最終的には合
流して同じ吐出口から浄化剤34或るいはオゾン含有ガス
が供給されるように構成したが、これに限らず、浄化剤
34の生成・送給ラインとオゾン含有ガスの生成・送給ラ
インとを別個独立に設ける構成を採ってもよい。
さらに、図6に示される実施形態では、オゾン含有ガ
スを一定時間連続して便器88内へ供給する方法を採った
が、これに限らず、オゾン含有ガスを間欠的に供給する
方法を採ってもよい。
以上説明したように本発明の第1の態様に係る浄化剤
は、被膜中にオゾンが溶存されたオゾン含有被膜と、こ
のオゾン含有被膜内に封じ込められると共にオゾンを含
むオゾン含有ガスと、を有するオゾン含有泡の集合体に
よって構成されるため、前述した三つのプロセスによる
消臭・殺菌作用が得られ、その結果、浄化性能を高める
ことができるという優れた効果を有する。
本発明の第2の態様に係る浄化剤の生成装置は、界面
活性剤が溶解された溶液を収容した容器と、オゾンガス
を発生させるオゾンガス発生手段と、このオゾンガス発
生手段と容器内部とを連通し、オゾンガス発生手段によ
って発生したオゾンガスを溶液中に送給するオゾンガス
送給手段と、を有するので、より高い浄化性能を備えた
第1の態様の浄化剤を容易に生成することができるとい
う優れた効果を有する。
本発明の第3の態様に係る浄化剤の生成方法は、容器
内に収容されると共に界面活性剤が溶解された溶液中
に、オゾンガス発生手段によって発生されたオゾンガス
を送給することにより、より高い浄化性能を備えた第1
の態様の浄化剤を容易に生成することができるという優
れた効果を有する。
本発明の第4の態様に係る浄化剤を用いた浄化方法
は、第1の態様の浄化剤を用いて、消臭・殺菌対象物の
消臭及び殺菌の少なくとも一方を行うというものなの
で、前述した三つのプロセスによる消臭・殺菌作用が有
効に作用し、その結果、浄化性能を高めることができる
という優れた効果を有する。
本発明の第5の態様に係る浄化剤を用いた浄化方法
は、トイレの便器内へ第1の態様のオゾン含有泡の集合
体から成る浄化剤を所定量供給した後に、更に便器内に
おける当該供給された浄化剤の上方空間へオゾン含有ガ
スを供給することとしたので、液体又は固体の排泄物に
対しては前述した三つのプロセスによる消臭・殺菌作用
が有効に作用し、又排泄時等に使用者から放出されたガ
スに対しては当該オゾン含有ガスによって効果的に消臭
することができる等の作用が得られ、その結果、用途が
トイレである場合にも、極めて高い浄化性能を得ること
ができるという優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−107766(JP,A) 特開 平6−105893(JP,A) 実開 平1−70838(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/00 - 9/22 A61L 2/00 - 2/22 A01N 25/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被膜中にオゾンが溶存されたオゾン含有被
    膜と、このオゾン含有被膜内に封じ込められると共にオ
    ゾンを含むオゾン含有ガスと、を有するオゾン含有泡の
    集合体によって構成された、 ことを特徴とする浄化剤。
  2. 【請求項2】界面活性剤が溶解された溶液を収容した容
    器と、 オゾンガスを発生させるオゾンガス発生手段と、 このオゾンガス発生手段と容器内部とを連通し、オゾン
    ガス発生手段によって発生したオゾンガスを溶液中に送
    給するオゾンガス供給手段と、 を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載の浄化
    剤の生成装置。
  3. 【請求項3】容器内に収容されると共に界面活性剤が溶
    解された溶液中に、オゾンガス発生手段によって発生さ
    れたオゾンガスを送給する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の浄化剤の生成
    方法。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載された浄化剤を用
    いて、消臭・殺菌対象物の消臭及び殺菌の少なくとも一
    方を行う、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の浄化剤を用い
    た浄化方法。
  5. 【請求項5】トイレの便器内へ請求の範囲第1項に記載
    されたオゾン含有泡の集合体から成る浄化剤を所定量供
    給した後に、更に便器内における当該供給された浄化剤
    の上方空間へオゾン含有ガスを供給する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の浄化剤を用い
    た浄化方法。
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