JPH1110176A - 浄水・空気清浄複合器 - Google Patents

浄水・空気清浄複合器

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JPH1110176A
JPH1110176A JP9180367A JP18036797A JPH1110176A JP H1110176 A JPH1110176 A JP H1110176A JP 9180367 A JP9180367 A JP 9180367A JP 18036797 A JP18036797 A JP 18036797A JP H1110176 A JPH1110176 A JP H1110176A
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ozone
air
hose
water
ozone generator
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JP9180367A
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Morio Tanaka
守雄 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水器としての使用モードでは水道水をオゾ
ンにより殺菌浄化でき、空気清浄器としての使用モード
ではオゾンにより、室内の色々な臭いを分解して脱臭等
できる浄水・空気清浄複合器を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る浄水・空気清浄複合器は、
単一のケースに、オゾン発生器41を有する浄水器部分
30と、オゾン発生器65を有する空気清浄器部分60
と、オゾン発生器14と,このオゾン発生器14に接続
されかつケースの外部より,用途に対応させてオゾンの
吹き出し形態を異にする複数のアタッチメントのうちか
ら選択された一つを取り付け可能に設けられたオゾン取
り出し口16と,用途に適合した複数のオゾン吹き出し
モードのうちから一つの使用モードを選択可能に形成さ
れたマルチシステムセレクター回路とを有するマルチシ
ステムとを組み込み、しかもハンディタイプに構成した
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾンを利用した
浄水器としての機能と、同じくオゾンを利用した空気清
浄器としての機能とを兼備した浄水・空気清浄複合器に
関する。
【0002】
【従来の技術】オゾンを利用した浄水装置や空気清浄装
置としては、従来例えば実開平6−57497号公報に
示される食品の殺菌・脱臭用洗浄水の製造装置や、実用
新案登録第3023675号公報(実願平7−1179
5号)に示されるオゾン供給装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前掲従来技術
では、オゾンを利用した浄水機能と、同じくオゾンを利
用した空気清浄機能とを兼備し、1台でより一層多様な
使用モードに使用することについて、考慮されていな
い。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、浄水器としての使用モー
ドでは水道水をオゾンの殺菌,浄化作用により、殺菌浄
化し、飲料水等として安全な水を供給でき、空気清浄器
としての使用モードではオゾンの脱臭作用により、室内
の色々な臭いを分解して脱臭し、かつオゾンの殺菌作用
により、室内の雑菌やかび,ダニなどの発生を予防で
き、しかも使用に適する所に簡単に持ち込んで使用し得
る浄水・空気清浄複合器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では単一のケース2に、オゾン発生器41を
有する浄水器部分30と、オゾン発生器65を有する空
気清浄器部分60と、オゾン発生器14と,このオゾン
発生器14に接続されかつケース2の外部より,用途に
対応させてオゾンの吹き出し形態を異にする複数のアタ
ッチメントのうちから選択された一つを取り付け可能に
設けられたオゾン取り出し口16と,用途に適合した複
数のオゾン吹き出しモードのうちから一つの使用モード
を選択可能に形成されたマルチシステムセレクター回路
とを有するマルチシステムとを組み込み、しかもハンデ
ィタイプに構成している。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0007】図1〜図11は本発明浄水・空気清浄複合
器の一実施例を示すもので、図1は同浄水・空気清浄複
合器の分解斜視図、図2は同浄水・空気清浄複合器の正
面図、図3は同浄水・空気清浄複合器の背面図、図4は
同浄水・空気清浄複合器の後側ケースを取り外した状態
の背面図、図5は同浄水・空気清浄複合器におけるオゾ
ン発生器の分解斜視図、図6は同オゾン発生器を組み立
てた状態の斜視図、図7は同オゾン発生器の回路図、図
8はオゾン濃度コントロール回路の説明図、図9は二重
タイマー安全回路図、図10は空気清浄器部分の安全回
路図、図11は水道水取り入れ部分の縦断面図である。
【0008】これらの図に示す実施例の浄水・空気清浄
複合器1は、図1〜図3に示すように、二つ割りのケー
ス2と、色々な機器を取り付けるためのシャーシ10
と、第1,第2のエアーポンプ12,39と、第1,第
2,第3のオゾン発生器14,41,65と、浄水器部
分30と、空気清浄器部分60と、タイマー回路と、マ
ルチシステムセレクター回路と、オゾン濃度コントロー
ル回路と、空気清浄器コントロール回路と、二重タイマ
ー安全回路85(図9参照)と、空気清浄器部分の安全
回路90(図10参照)等を備えている。
【0009】前記ケース2は、図1から分かるように、
二つに分割された前側ケース3と、後側ケース4とを組
み合わせ、互いに止めねじ5で結合して構成されてい
る。このケース2の上部には、持ち運ぶときに手を入れ
る凹陥部6と、同じく持ち運ぶときに握るハンドル7
と、浄水取り出し管取り付け用のスリーブ50とが設け
られている。前記スリーブ50は、浄水器部分30の収
納室45の上方に設けられており、外周におねじが切ら
れている。同ケース2の内部には、図4から分かるよう
に、色々な機器やプラグ等の取り付け台29が設けられ
ている。また、同ケース2の内部は、垂直に設けられた
隔壁44により、正面から見て左側の空間と、右側の空
間とに区画されている。そして、左側の空間には前記シ
ャーシ10、第1,第2のエアーポンプ12,39、第
1,第2,第3のオゾン発生器14,41,65および
空気清浄器部分60が収納されている。また、右側の空
間には、前記浄水器部分30の収納室45が形成されて
いる。
【0010】前記前側ケース3には、図2に示すごと
く、正面側に、スイッチ用パネル17と、清浄空気吹き
出し窓68とが設けられている。
【0011】前記スイッチ用パネル17には、マルチシ
ステムセレクタースイッチ18と、このスイッチ18を
押すことによって選択された使用モードを示す「台
所」,「風呂」,「美顔」,「布団」,「髪」の5項目
の表示19と、タイマーONスイッチ20およびタイマ
ーOFFスイッチ21と、この実施例では「10分」,
「20分」,「30分」と表示されたタイムセットスイ
ッチ22,23,24と、タイマーによって設定された
時間の残りの時間を示すタイマーモニター25と、室内
用清浄空気の切り替えスイッチであるエアークリーンス
イッチ26と、このエアークリーンスイッチ26により
切り替えられたモードを示す「強」,「弱」,「切」の
表示27とを有している。
【0012】前記清浄空気吹き出し窓68は、図1及び
図4に示す空気清浄器部分60の送風機67に対応する
位置に、この実施例では円形に形成されている。この清
浄空気吹き出し窓68の前側にはグリッドが設けられて
いる。
【0013】前記後側ケース4には、図3に示すよう
に、プラグ等を取り付けるための凹陥部8と、浄水器部
分30の収納室45の開口部と、空気取り入れ窓61と
が形成されている。
【0014】前記凹陥部8は、後側ケース4の下部に形
成されていて、この凹陥部8から前記ケース2の内部に
設けられた取り付け台29に向かって、電源接続プラグ
9と、オゾン取り出し口16と、水道水取り入れ口31
とが設けられている。
【0015】前記水道水取り入れ口31には、図11に
示すように、逆止弁32と、圧力スイッチ33とが設け
られている。前記逆止弁32は、水道水が供給されたと
き、その圧力で開き、水道水の供給が停止されると閉じ
る。前記圧力スイッチ33は、水道水取り入れ口31か
ら分岐して形成された導圧路34と、導圧路34の途中
に設けられたダイヤフラム35と、このダイヤフラム3
5に一体に設けられたスイッチ操作用の軸36と、ダイ
ヤフラム35の戻し用の圧縮ばね37と、前記軸36の
前方に設置されたスイッチ素子38とを有している。そ
して、この圧力スイッチ33は浄水器部分30に水道水
が供給されたとき、ダイヤフラム35によりその圧力を
感知し、スイッチ操作用の軸36を押し込み、この軸3
6によりスイッチ素子38を押し、第2のエアーポンプ
39と第2のオゾン発生器41を動作させる。
【0016】図4に示す如く、前記浄水器部分30の収
納室45の開口部は、浄水器部分30のフィルター48
を出入可能に形成されている。この開口部には、図1に
示す蓋46が着脱可能に装着されている。
【0017】前記空気取り入れ窓61は、空気清浄器部
分60の送風機67に対応する位置に、円形の一部を切
欠した形状に形成されている。この空気取り入れ窓61
には、グリッドが設けられている。この空気取り入れ窓
61の外側には、空気清浄器部分60のフィルター62
をはさんで蓋63が装着されている。前記フィルター6
2は、多数の貫通孔を有するスポンジ製で、洗濯して繰
り返し使用できるようになっている。前記蓋63は、グ
リッドで形成され、後側ケース4の外側から着脱自在に
装着されている。
【0018】前記シャーシ10は、アルミニウム板で形
成されており、またケース2の合わせ面と平行に配置さ
れかつケース2の内部において垂直に固定されている。
このシャーシ10には、図1および図4に示すように、
凹陥部11と、フレーム64とが形成されている。前記
凹陥部11は、シャーシ10における浄水器部分30の
収納室45側寄りの位置に、後側ケース4側の面である
後面側から前面側に向かって突出する断面ほぼ半円形に
形成されている。前記フレーム64は、矩形状に形成さ
れ、空気取り入れ窓61と清浄空気吹き出し窓68に対
応する位置に配置され、シャーシ10の後側に突出させ
て、シャーシ10と一体に形成されている。
【0019】前記フレーム64の内部には、図1および
図4に示すように、送風機67が取り付けられており、
同フレーム64の後側には(−)イオン生成手段である
針金66が取り付けられている。前記送風機67は、オ
ゾンにより浄化された清浄空気を清浄空気吹き出し窓6
8に向かって送風する。前記(−)イオン生成手段であ
る針金66は、対角線上に斜めに取り付けられていて、
高電圧を放電し、(−)イオンを生成するようになって
いる。
【0020】前記第1のエアーポンプ12は、図1およ
び図4に示すように、シャーシ10に形成された凹陥部
11に、直径方向のほぼ半部を収納させて取り付けられ
ている。
【0021】前記第2のエアーポンプ39は、図1およ
び図4に示すように、シャーシ10の後面におけるフレ
ーム64の下方側端部に取り付けられている。
【0022】前記第1のオゾン発生器14は、図1およ
び図4に示すように、シャーシ10に形成されたフレー
ム64における第1のエアーポンプ12側の側面に取り
付けられている。この第1のオゾン発生器14は、第1
のエアーポンプ12にホース13を介して接続され、ま
たオゾン取り出し口16にホース15を介して接続され
ている。この第1のオゾン発生器14には、前記第1の
エアーポンプ12から原料空気が供給され、第1のオゾ
ン発生器14で発生したオゾンを前記オゾン取り出し口
16に送り込む。
【0023】前記第2のオゾン発生器41は、図1およ
び図4に示すように、シャーシ10の前面側の上端部寄
りに取り付けられている。この第2のオゾン発生器41
は、第2のエアーポンプ39にホース40を介して接続
され、ケース2内の下部に形成された取り付け台29に
設けられたオゾン取り入れ口43に、ホース42を介し
て接続されている。この第2のオゾン発生器41には、
前記第2のエアーポンプ39から原料空気が供給され、
また第2のオゾン発生器41で発生したオゾンを前記取
り付け台29に設けられたオゾン取り入れ口43に送り
込む。
【0024】前記第3のオゾン発生器65は、図1およ
び図4に示すように、シャーシ10に形成されたフレー
ム64の上部に取り付けられている。この第3のオゾン
発生器65は、ケース2の内部空気を原料空気として取
り込み、また第3のオゾン発生器65で発生したオゾン
をフレーム64の内部に送り込む。
【0025】前記第1,第2,第3のオゾン発生器1
4,41,65は、図5,図6および図7に符号70で
代表して示すように、下ケース71と、セラミックス製
等の絶縁体である基板72と、この基板72の一方の面
に設けられた(+)電極73と、同基板72の他方の面
に設けられた(−)電極74と、電源に接続するコネク
ター75およびコード76と、前記電極73,74に高
電圧を印加する高圧トランス77と、これの発振回路7
8と、基板72上に電極を囲むように設置された絶縁性
のパッキン79と、原料空気入口81およびオゾン出口
82を有しかつ基板72上に設けられた各部材を覆い得
るように形成された上ケース80とを備えて構成され、
下ケース71と上ケース80間に、基板72とパッキン
79をはさんで止めねじ83により一体に結合されてい
る。そして、このオゾン発生器70は、図7に示すよう
に、沿面放電84により原料空気中の酸素を高電圧で分
解し、他の酸素と結合させてオゾンを発生させるように
なっている。
【0026】図4に示すように前記浄水器部分30は、
水道水取り入れ口31と、第2のエアーポンプ39と、
第2のオゾン発生器41と、取り付け台29に設けられ
たオゾン取り入れ口43と、取り付け台29内に形成さ
れた水道水・オゾン合流通路(図示せず)と、浄水タン
ク47と、フィルター48と、浄水取り出し管51とを
備えている。
【0027】前記浄水タンク47は、ケース2内に形成
された収納室45の内部における下部に配置され、かつ
取り付け台29上に固定されている。また、この浄水タ
ンク47は前記水道水・オゾン合流通路に連通してい
る。
【0028】前記フィルター48には、容器49の内部
にこの実施例では活性炭等の吸着剤と黒珪気石(学術
名:千枚岩)等のミネラルを多く含んだ天然石(いずれ
も図示せず)とが装填されている。また、このフィルタ
ー48は、収納室45内において、浄水タンク47と浄
水取り出し管取り付け用のスリーブ50との間に、着脱
自在に取り付けられていて、浄水能力が低下したときに
新たなフィルターに交換できるようになっている。
【0029】前記浄水取り出し管51は、ナット52
と、ユニオン53と、たわみ管56(図1及び図2参
照)とを有している。前記ユニオン53は、内部に短い
管(図示せず)を有しかつキャップ型に形成されたボデ
ィ54と、その側部に突設されたスリーブ55とを備え
ており、ケース2の上部において浄水器部分30の収納
室45の上方に設けられたスリーブ50のおねじに、前
記ナット52を螺合させた取り付け構造を介して前記ス
リーブ50に結合され、しかも軸回りに回転自在に取り
付けられている。前記たわみ管56の一端部は、ユニオ
ン53のスリーブ55に結合されており、他端部にはノ
ズル(図示せず)が設けられている。このノズルには、
浄水の非使用時にはキャップ57が被せられている。
【0030】前記空気清浄器部分60は、図1及び図3
に示す後側ケース4に形成された空気取り入れ窓61
と、この空気取り入れ窓61に添えられたフィルター6
2と、シャーシ10に形成されたフレーム64と、これ
の上部に取り付けられた第3のオゾン発生器65と、フ
レーム64の後側に斜めに取り付けられた(−)イオン
生成手段である針金66と、フレーム64の内部に設け
られた送風機67と、前側ケース3に設けられた清浄空
気吹き出し窓68とを有して構成されている。
【0031】前記タイマー回路は、マルチシステムの使
用時、図2に示す前側ケース3のスイッチ用パネル17
に設けられかつ「10分」,「20分」,「30分」と
表示されたタイムセットスイッチ22,23,24のい
ずれかを押し、タイマーONスイッチ20を押すことに
よって、動作時間を「10分」,「20分」,「30
分」のいずれかに設定でき、このときタイマーモニター
25に残り時間が表示され、タイマーOFFスイッチ2
1を押すと、タイマーがキャンセルされるように構成さ
れている。
【0032】前記マルチシステムセレクター回路は、前
側ケース3のスイッチ用パネル17に設けられたマルチ
システムセレクタースイッチ18を押すことによって、
「台所」,「風呂」,「美顔」,「布団」,「髪」の5
種類の使用モードに選択的に設定できるように構成され
ている。
【0033】前記イオン濃度コントロール回路は、この
実施例ではオゾン発生器の高圧トランスに対する印加電
圧を一定とし、図8に示すように、オゾン発生器のON
/OFFの時間幅を変えることによって、前述のマルチ
システムにより選択される5項目の使用モード、つまり
「台所」,「風呂」,「美顔」,「布団」,「髪」の使
用モードに対応するオゾン濃度に調整できるように構成
されている。
【0034】オゾン濃度コントロールの他の実施例とし
て、オゾン発生器から発生される単位時間当たりの発生
量に対して、空気や水の量を多くする方法がある。さら
には、図5〜図7に示すオゾン発生器70の高圧トラン
ス77に対する印加電圧を変化させ、例えば前記マルチ
システムの5項目の使用モードに対応するオゾン濃度に
調整する方法もある。
【0035】前記空気清浄器コントロール回路は、清浄
空気の送風機67のON/OFFコントロールと、風量
の「強」,「弱」のコントロールとを行い得るように構
成されている。
【0036】前記二重タイマー安全回路85は、図9に
示すように、リセットスイッチ86と、CPUにより動
作が制御されるディジタルタイマー87と、アナログ手
段によって構成されたタイマー88とを有して構成され
ており、端子89を介してエアーポンプとオゾン発生器
に接続されている。前記タイマー88は、ディジタルタ
イマー87よりも若干長い時間に設定されていて、通常
はディジタルタイマー87によりコントロールする。す
なわち、スイッチ用パネル17に設けられたタイムセッ
トスイッチ22,23,24により時間が設定される
と、これをリセットスイッチ86が検出し、ディジタル
タイマー87が動作し、前記タイムセットスイッチ2
2,23,24によって設定された時間が経過すると、
ディジタルタイマー87によりエアーポンプとオゾン発
生器の動作を停止させる。そして、ディジタルタイマー
87が誤動作したときは、タイマー88によりエアーポ
ンプとオゾン発生器を停止させ、オゾン発生器とその付
属の機器が長時間にわたって連続動作するのを防止して
いる。
【0037】前記空気清浄器部分の安全回路90は、図
10に示すように、送風機67の回転停止を検出し、こ
の回転停止信号91を、第3のオゾン発生器65の動作
停止信号として挿入するように構成されており、送風機
67の回転停止後も第3のオゾン発生器65が動作し、
オゾンを発生し続けることを防止している。
【0038】次に、図12〜図17は色々なアダプター
を示すもので、図12は変電アダプターの斜視図、図1
3は水道水用ホースの使用状態の説明図、図14は小径
のオゾン吹き出しプレート付ホースの平面図、図15は
大径のオゾン吹き出しプレート付ホースの平面図、図1
6はオゾン吹き出しノズル付ホースの平面図、図17は
オゾン吹き出しヘアーブラシ付ホースの平面図である。
【0039】その図12に示す変電アダプター92は、
AC電源に接続する一方、前記ケース2の後側ケース4
の凹陥部8に設けられた電源接続プラグ9に接続して使
用する。
【0040】水道水用ホース93は、両端部にコネクタ
ー94,95を設けて構成されている。そして、この水
道水用ホース93は図13に示すように、一端部をコネ
クター94と、必要により蛇口アダプター96を介して
水道水の蛇口97に接続し、他端部をコネクター95を
介して、前記後側ケース4の凹陥部8に設けられた水道
水取り入れ口31に接続して使用する。
【0041】小径のオゾン吹き出しプレート付ホース9
8は、図14に示すように、ホース99の一端部に溝付
プーリ型の小径のオゾン吹き出しプレート100を設け
て構成されている。このオゾン吹き出しプレート100
の外周には、多数のオゾン吹き出し孔101を有するホ
ース99の一端部を巻き付けて取り付けている。このオ
ゾン吹き出しプレート付ホース98は、ホース99の端
部を前記後側ケース4の凹陥部8に設けられたオゾン取
り出し口16に接続し、小径のオゾン吹き出しプレート
100を、マルチシステムの「台所」の使用モードにお
いてボールなどの入れ物内に入れ、その上に野菜や果物
等の食品、または食器を置き、殺菌するために使用す
る。
【0042】大径のオゾン吹き出しプレート付ホース1
02は、図15に示すように、ホース103の一端部に
溝付プーリ型の大径のオゾン吹き出しプレート104を
設けて構成されている。このオゾン吹き出しプレート付
ホース102の場合も、オゾン吹き出しプレート104
の外周に、多数のオゾン吹き出し孔105を有するホー
ス103の一端部を巻き付けて取り付けている。そし
て、このオゾン吹き出しプレート付ホース102は、ホ
ース103の他端部を前記後側ケース4の凹陥部8に設
けられたオゾン取り出し口16に接続し、大径のオゾン
吹き出しプレート104を、マルチシステムの「風呂」
の使用モードでは風呂の湯水中に入れ、「布団」の使用
モードでは寝具の上または寝具同士の間に置いて使用す
る。
【0043】オゾン吹き出しノズル付ホース106は、
図16に示すように、ホース107の一端部にオゾン吹
き出しノズル108を設けて構成されている。このオゾ
ン吹き出しノズル付ホース106も、ホース107の端
部を前記後側ケース2の凹陥部8に設けられたオゾン取
り出し口16に接続し、オゾン吹き出しノズル108か
ら吹き出したオゾンをびんの口部の周りや食器の周り等
に吹き付け、殺菌するために使用する。
【0044】オゾン吹き出しヘアーブラシ付ホース10
9は、図17に示すように、ホース110の一端部にヘ
アーブラシ111を取り付けて構成されている。このヘ
アーブラシ111のブラシ側には、多数のオゾン吹き出
し孔が設けられている。このオゾン吹き出しヘアーブラ
シ付ホース109も、ホース110の端部を前記後側ケ
ース4の凹陥部8に設けられたオゾン取り出し口16に
接続し、「髪」の使用モードにおいて、ヘアーブラシ1
11により毛髪を整えながら、その毛髪や頭皮にオゾン
を当てるために使用する。
【0045】前記第1のオゾン発生器14とオゾン取り
出し口16とを結ぶホース15、第2のオゾン発生器4
1とケース2の下部の取り付け台29に設けられたオゾ
ン取り入れ口43とを結ぶホース42、小径のオゾン吹
き出しプレート付ホース98のホース99、大径のオゾ
ン吹き出しプレート付ホース102のホース103、オ
ゾン吹き出しノズル付ホース106のホース107、オ
ゾン吹き出しヘアーブラシ付ホース109のホース11
0等、オゾンが流れるホースには、商品名エリコンと称
せられているものを用いている。このオリコンは、ケイ
素樹脂(シリコーン)よりも、耐酸化性に優れているプ
ラスチック材である。
【0046】前記水道水用ホース93には、例えばポリ
塩化ビニル(PVC)製のものを用いる。このPVC製
のホースは可撓性を持ち、しかも簡単には折れない性質
を持っている。
【0047】ついで、前記実施例における浄水・空気清
浄複合器1の色々な使用モードについて説明する。
【0048】浄水・空気清浄複合器1を空気清浄器とし
て使用するモードでは、浄水・空気清浄複合器1を、空
気を清浄化すべき室内に持ち込み、任意の位置に置く。
【0049】そして、変電アダプター92を商用AC電
源に接続する一方、後側ケース4の凹陥部8に設けられ
た電源接続プラグ9に接続する。
【0050】ついで、前側ケース3のスイッチ用パネル
17に設けられたエアークリーンスイッチ26を押し、
同じくスイッチ用パネル17に設けられた表示27の
「強」または「弱」を選択する。通常は「弱」を選択し
て使用するが、空気が埃っぽいとき、たばこの煙が多い
とき、ペットの臭いや料理の臭いが強いとき等では、
「強」を選択して使用する。
【0051】前述のごとく、エアークリーンスイッチ2
6をON操作すると、空気清浄器部分60を構成してい
る第3のオゾン発生器65と(−)イオン生成手段であ
る針金66とに高電圧が印加され作動すると同時に、送
風機67が回転する。これにより、後側ケース4に設け
られたグリッドの蓋63→フィルター62→空気取り入
れ窓61を通じて送風機67側に空気が取り入れられ、
この空気に第3のオゾン発生器65により発生されたオ
ゾンと、針金66により生成された(−)イオンとが混
入される。その結果、前側ケース3に設けられた清浄空
気吹き出し窓68から室内にオゾンと(−)イオンとが
入った清浄空気が吹き出される。
【0052】一般に、リビングルームはたばこの煙、人
の呼吸、生ごみやペットの臭い、カーペットに染み込ん
だ悪臭,体臭,異臭などで空気が汚染されている。ま
た、現在の日常生活はカーテン,衣類,カーペット,プ
ラスチック容器等、石油系の物質で作られた製品に囲ま
れている。さらに、テレビ,ゲーム機,コンピューター
等、人体に有害な磁気を発生する製品を多く使用してい
る。これらの製品は、(+)イオンを発生させるため、
イライラや頭痛,疲労などを起こしやすいと言われてお
り、さらには静電気による埃の発生原因にもなってい
る。
【0053】そこで、空気清浄器部分60を通じて室内
にオゾンと(−)イオンを含んだ清浄空気を吹き出させ
ると、オゾンの脱臭作用により、たばこの煙,人の呼
吸,生ごみやペットの臭い,カーペットに染み込んだ悪
臭,体臭,異臭等を分解して脱臭し、室内空気を浄化す
ることができるし、オゾンの殺菌作用により室内の雑
菌,かび,ダニなどの発生を予防することができる。ま
た、(−)イオンの作用により室内の(+)イオンを中
和し、イライラや頭痛,疲労などを鎮静することができ
るし、静電気による埃の発生を抑えることもできる。
【0054】空気取り入れ窓61の外側に装着されたス
ポンジ製のフィルター62が汚れたときは、洗濯して使
用する。
【0055】空気清浄器として使用した後、第3のオゾ
ン発生器65や針金66、送風機67の機能を停止させ
るときは、エアークリーンスイッチ26を押し、スイッ
チ用パネル17に設けられた表示27の「切」に切り替
える。その結果、前記第3のオゾン発生器65や針金6
6、送風機67の機能が停止する。これにより、図10
に示す安全回路が働き、送風機67の回転停止信号91
を、第3のオゾン発生器65の動作停止信号として利用
し、第3のオゾン発生器65の機能を確実に停止させ
る。したがって、送風機67の回転停止後も第3のオゾ
ン発生器65がオゾンを発生し続ける不具合を防止する
ことができる。
【0056】次に、浄水・空気清浄複合器1を浄水器と
して使用するモードでは、図13に示すように、水道水
用ホース93の一端部を、コネクター94と必要により
蛇口アダプター96を嵌めて水道水の蛇口97に接続
し、他端部をコネクター95を介して後側ケース4の凹
陥部8に設けられた水道水取り入れ口31に接続する。
【0057】そして、水道水の蛇口97を開き、水道水
用ホース93→水道水取り入れ口31を通じてケース2
の内部に設けられた取り付け台29内に水道水を供給す
ると、逆止弁32が開き、前記取り付け台29内に形成
された水道水・オゾン合流通路(図示せず)に水道水が
流入する。これと同時に、水道水取り入れ口31から分
岐された導圧路34に水道水の圧力が導入される。その
水道水の圧力により、圧力スイッチ33のダイヤフラム
35が押され、このダイヤフラム35に設けられた軸3
6がスイッチ素子38を押す。このスイッチ素子38が
押され,ON操作されると、第2のエアーポンプ39と
第2のオゾン発生器41とが作動し、第2のエアーポン
プ39からホース40を通じて第2のオゾン発生器41
に原料空気が供給され、第2のオゾン発生器41により
オゾンが発生する。そのオゾンは、ホース42→取り付
け台29に設けられたオゾン取り入れ口43を通じて前
記水道水・オゾン合流通路に流入し、水道水と合流す
る。
【0058】前記水道水・オゾン合流通路で合流した水
道水とオゾンは、取り付け台29上に固定された浄水タ
ンク47に入り、オゾンの殺菌,浄化作用により、水道
水に含まれている、人体にとって有害な代謝阻害物質,
雑菌を殺菌し、浄化する。
【0059】前記浄水タンク47内でオゾンにより殺菌
され,浄化された水道水は、浄水タンク47の上部に着
脱自在に取り付けられたフィルター48に送り込まれ
る。このフィルター48には、容器49の内部に活性炭
等の吸着剤と、黒珪気石等の天然石とが装填されてい
る。したがって、前記吸着剤により、水道水に残留して
いる濁質や砂,鉄錆,塩素などが吸着除去され、前記天
然石により水のアルカリ化と適量のミネラルが付与され
る。
【0060】前記フィルター48で濾過された浄水は、
ケース2の上部側に取り付けられた浄水取り出し管51
を通じて取り出して使用する。
【0061】前述のごとく、浄水器部分30に送り込ま
れた水道水は、浄水タンク47内でオゾンの殺菌,浄化
作用により、人体にとって有害な代謝阻害物質,雑菌が
殺菌,浄化され、フィルター48内で吸着剤の作用によ
り、水道水に残留している濁質や砂,鉄錆,塩素などが
吸着除去されて浄化され、しかも同フィルター48内で
天然石により水のアルカリ化と適量のミネラルとが与え
られる。したがって、かかる浄水を飲料水として用いた
ときは、安全で、かつ生体の代謝バランスを向上させる
機能を有する。しかも、お茶やコーヒー用の水として
は、いわゆる「おいしい水」として使用することができ
る。
【0062】また、浄水取り出し管51を任意の位置に
回し、最も取り出しやすい位置から浄水を取り出すこと
ができる。
【0063】浄水器として使用した後、第2のオゾン発
生器41を停止させるときは、水道水の蛇口を閉じ、水
道水の供給を停止させる。これにより、水道水取り入れ
口31側の水圧が降下し、逆止弁32が閉じると同時
に、水道水取り入れ口31から分岐された導圧路34内
の圧力が降下し、圧力スイッチ33のダイヤフラム35
が圧縮ばね37により戻され、スイッチ素子38から軸
36が離れ、圧力スイッチ33がOFFとなり、第2の
オゾン発生器41が自動的に停止される。
【0064】浄水器部分30のフィルター48の濾過機
能が劣化したときは、後側ケース4に着脱自在に取り付
けられた蓋46を外し、この実施例ではフィルター48
を押し下げながら所定方向に回転させ、機能が劣化した
フィルター48を浄水タンク47と浄水取り出し管50
の取り付け部間から外し、収納室45から取り出す。そ
して、新たなフィルター48を前記浄水タンク47と浄
水取り出し管50の取り付け部間に押し込み、回転させ
て嵌め、装着する。このように、フィルター48を簡単
に交換することができる。
【0065】続いて、浄水・空気清浄複合器1のマルチ
システムの各種使用モードについて説明する。
【0066】この実施例では、マルチシステムの使用モ
ードとして、前側ケース3のスイッチ用パネル17に
「台所」,「風呂」,「美顔」,「布団」,「髪」の5
項目の表示19が設けられている。これら5項目の使用
モードのうちから一つを選択して使用するものである
が、その使用モードを選択する前に、後側ケース4の凹
陥部8に設けられたオゾン取り出し口16に、選択する
使用モードに適合するアダプターを選択して取り付け、
使用する。なお、このマルチシステムの使用モードにお
いて、以下は浄水・空気清浄複合器1に既に電源が接続
されているものとして説明する。
【0067】まず、「台所」の使用モードにおいて、例
えば野菜,果物,肉,魚,米などの食品や、食器類を殺
菌洗浄する場合には、前記オゾン取り出し口16に、図
14に示す小径のオゾン吹き出しプレート付ホース98
のホース99の端部を接続する。そして、食品や食器類
を入れるボールなどに小径のオゾン吹き出しプレート1
00を入れ、その上に殺菌洗浄すべき食品や食器類を置
く。ついで、前側ケース3のスイッチ用パネル17に設
けられたマルチシステムセレクタースイッチ18を押
し、「台所」の表示を選択する。さらに、タイムセット
スイッチ22,23,24を選択して押し、次にタイマ
ーONスイッチ20を押す。
【0068】これにより、第1のエアーポンプ12から
ホース13を通じて第1のオゾン発生器14に原料空気
が供給され、第1のオゾン発生器14によりオゾンが発
生する。そのオゾンは、ホース15を通じてオゾン取り
出し口16に送り込まれ、このオゾン取り出し口16か
らホース99を経て、オゾン吹き出しプレート100に
オゾンが送り込まれ、このオゾン吹き出しプレート10
0に設けられた多数のオゾン吹き出し孔101からオゾ
ンが吹き出され、食品や食器類に吹き付けられる。その
結果、野菜や果物,肉,魚,米などの食品は、オゾンの
殺菌,浄化作用により、食品添加物や農薬などの人体に
有害な物質を除去することができ、さらにはオゾンの活
性化作用により、新鮮さや本来の味覚を取り戻すことが
できる。また、食器類は、オゾンの殺菌,浄化作用によ
り、殺菌して清浄にすることができる。
【0069】このマルチシステムの使用時において、タ
イマーONスイッチ20を押した直後から、タイマーモ
ニター25に残り時間が表示される。そして、選択した
時間が経過したときは、使用モードとタイマーで設定さ
れた時間が自動的にキャンセルされる。また、使用途中
で停止させたいときは、タイマーOFFスイッチ21を
押すと、第1のエアーポンプ12および第1のオゾン発
生器14の動作が停止する。
【0070】前記タイマーで設定された時間と、オゾン
の発生量との関係は、図8に示すようになる。
【0071】また、タイマーにより設定された時間が経
過したときは、図9に示す二重タイマー安全回路85が
作動する。この二重タイマー安全回路85では、タイム
セットスイッチ22,23,24のいずれかが押される
と、リセットスイッチ86がこれを検出し、ディジタル
タイマー87が動作する。そして、タイムセットスイッ
チ22,23,24によって設定された時間が経過する
と、ディジタルタイマー87により第1のエアーポンプ
12と第1のオゾン発生器14の動作を停止させる。こ
のとき、ディジタルタイマー87が誤動作し、第1のエ
アーポンプ12と第1のオゾン発生器14が動作してい
る場合には、タイマー88が働き、第1のエアーポンプ
12と第1のオゾン発生器14の動作を停止させる。
【0072】これにより、タイムセットスイッチ22,
23,24により設定された時間経過後、なお第1のエ
アーポンプ12と第1のオゾン発生器14が引き続き動
作し、オゾンを発生させる不具合を解消することができ
る。
【0073】同じく「台所」の使用モードにおいて、び
んやグラス,茶碗などの口部の周りを殺菌洗浄する場合
は、前記オゾン取り出し口16に、図16に示すオゾン
吹き出しノズル付ホース106のホース107の端部を
接続して使用する。しかして、オゾン吹き出しノズル1
06から吹き出されたオゾンを、前記びん,グラス,茶
碗などの口部の周りに吹き付けることによって、オゾン
の殺菌浄化作用により殺菌し、清浄にすることができ
る。
【0074】次に、「風呂」の使用モードでは、前記オ
ゾン取り出し口16に、図15に示す大径のオゾン吹き
出しプレート付ホース102のホース103の端部を接
続し、大径のオゾン吹き出しプレート104を風呂の湯
水中に入れる。また、マルチシステムセレクタースイッ
チ18を押し、「風呂」の表示を選択する。さらに、タ
イムセットスイッチ22,23,24を選択して押した
後、タイマーONスイッチ20を押す。
【0075】これにより、オゾン取り出し口16からホ
ース103を経て、大径のオゾン吹き出しプレート10
4にオゾンが送り込まれ、このオゾン吹き出しプレート
104に設けられた多数のオゾン吹き出し孔105を通
じて湯水中にオゾンが吹き出され、あたかも気泡風呂の
雰囲気を醸し出すことができるし、森林浴気分にひたる
ことができるし、自宅の風呂をオゾン温泉風呂に変える
ことができるため、ストレスやイライラを解消し、一日
の疲れを手軽に癒すことができる。また、オゾンの殺菌
作用によりニキビ,水虫などの予防に寄与することがで
きるし、オゾンの浄化作用により、毛穴に詰まった老廃
物を洗浄でき、さらにオゾンの漂白作用により、肌をす
べすべした美白にできるし、さらにはオゾンの活性化作
用により、皮膚の若返りに寄与することができる。
【0076】この「風呂」の使用モードでの他の機能に
ついては、前記「台所」の使用モードで説明したところ
と同様である。
【0077】ついで、「美顔」の使用モードでは、例え
ば前記小径のオゾン吹き出しプレート付ホース98また
は大径のオゾン吹き出しプレート付ホース102あるい
は専用のオゾン吹き出しプレート付ホースを用いる。そ
して、オゾン吹き出しプレート付ホースの端部を、オゾ
ン取り出し口16に接続し、オゾン吹き出しプレートを
洗面器具中に置き、しかも洗面器具には水道水を入れ
る。また、マルチシステムセレクタースイッチ18を押
し、「美顔」の表示を選択する。さらに、タイムセット
スイッチ22,23,24を選択して押した後、タイマ
ーONスイッチ20を押す。
【0078】これにより、オゾン取り出し口16からホ
ースを通って、オゾン吹き出しプレートにオゾンが送り
込まれ、オゾン吹き出しプレートに設けられた多数のオ
ゾン吹き出し孔から洗面器具内の水中にオゾンが吹き出
され、そのオゾンは水に溶け込む。このオゾンが溶け込
んだ水を、例えば手ですくって洗顔する。この「美顔」
の使用モードでは、オゾンの浄化作用により、毛穴に詰
まった老廃物を洗浄除去することができるし、オゾンの
殺菌作用により、ニキビの予防に寄与できるし、オゾン
の漂白作用により、肌をすべすべした美白にできるし、
オゾンの活性化作用により、肌荒れ,吹き出物,しみ,
しわなどの予防に役立つ。
【0079】この「美顔」の使用モードにおける他の機
能については、前記「台所」の使用モードと同様であ
る。
【0080】続いて、「布団」の使用モードでは前記
「風呂」の使用モードと同じ大径のオゾン吹き出しプレ
ート付ホース102または専用のオゾン吹き出しプレー
ト付ホースを用いる。ただし、「風呂」の使用モードと
同じオゾン吹き出しプレート付ホース102を用いる場
合には、前記オゾン吹き出しプレート付ホース102を
よく乾かしてから使用する。いずれにしても、ホースの
端部をオゾン取り出し口16に接続し、オゾン吹き出し
プレートを殺菌浄化すべき敷き布団やベッド上に置き、
必要によりその上に毛布や掛け布団を被せる。また、マ
ルチシステムセレクタースイッチ18を押し、「布団」
の表示を選択する。さらに、タイムセットスイッチ2
2,23,24を選択して押した後、タイマーONスイ
ッチ20を押す。
【0081】これにより、オゾン取り出し口16からホ
ースを経て、オゾン吹き出しプレートにオゾンが送り込
まれ、オゾン吹き出しプレートに設けられた多数のオゾ
ン吹き出し孔を通じてオゾンが吹き出される。この吹き
出されるオゾンの殺菌作用により、寝具を殺菌消毒でき
るし、オゾンの脱臭作用により、寝具に染み付いた体臭
やペットの臭いを除去できるし、寝具に残存するオゾン
が醸し出す森林浴の効果により、安眠を助けることが期
待できる。
【0082】この「布団」の使用モードでの他の機能に
ついては、前記「台所」の使用モードの場合と同様であ
る。
【0083】進んで、「髪」の使用モードでは、図17
に示すオゾン吹き出しヘアーブラシ付ホース109を用
いる。このオゾン吹き出しヘアーブラシ付ホース109
のホース110の端部をオゾン取り出し口16に接続
し、マルチシステムセレクタースイッチ18を押し、
「髪」の表示を選択する。ついで、タイムセットスイッ
チ22,23,24を選択的に押した後、タイマーON
スイッチ20を押す。
【0084】これにより、オゾン取り出し口16からホ
ース110を経て、オゾン吹き出しヘアーブラシ111
に設けられた多数のオゾン吹き出し孔からオゾンが吹き
出される。そこで、このオゾン吹き出しヘアーブラシ1
11を使って髪を梳くと、オゾンの洗浄作用により、頭
皮の毛穴の老廃物を分解除去することができ、かつ髪自
体を洗浄できるし、オゾンの活性化作用により、脱毛や
枝毛の発生を予防できる外、毛髪の艶や手触りをよくす
ることができる。
【0085】ところで、前述の色々な使用モードにおい
て、オゾン濃度が高過ぎると、副作用が起きる懸念があ
ると言われている。かかるオゾン濃度のコントロールに
は、図8に示すように、オゾン発生器によるオゾン発生
時間を変化させる方法と、オゾン発生器から発生される
単位時間当たりの発生量に対して、空気や水の量を調整
する方法と、オゾン発生器に印加する電圧を変化させ、
単位時間当たりのオゾン発生量を変化させる方法とがあ
る。この実施例では、そのいずれかの方法により、使用
モードに適合するように、オゾン濃度を例えば表1のよ
うに調整するようにしている。
【表1】
【0086】また、前述のマルチシステム用の第1のオ
ゾン発生器14のほかに(−)イオン生成手段を設け、
マルチシステムにおける各使用モードにおいても、前記
空気清浄器としての使用モードと同様、オゾン,(−)
イオンを供給するようにしてもよい。
【0087】さらに、浄水器としての使用モードにおい
て、浄水取り出し管51にシャワーヘッド付ホースを接
続し、浄水をシャワー用に供することもできる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では単一の
ケース2に、オゾン発生器41を有する浄水器部分30
と、オゾン発生器65を有する空気清浄器部分60とを
組み込み、しかもハンディタイプに構成しているので、
浄水器としての使用モードでは、水道水の蛇口の近くま
で簡単に持ち込み、浄水器部分30を水道水の蛇口に接
続し、水道水をオゾンの殺菌,浄化作用により、殺菌浄
化し、飲料水等として安全な水を供給できるし、空気清
浄器としての使用モードでは、空気を清浄化すべき室内
に簡単に持ち込み、オゾンの脱臭作用により、室内の色
々な臭いを分解して脱臭し、室内空気を清浄にすること
ができるし、オゾンの殺菌作用により、室内の雑菌やか
び,ダニなどの発生を予防できる効果がある。
【0089】すなわち、本発明では単一のケース2に、
オゾン発生器41を有する浄水器部分30と、オゾン発
生器65を有する空気清浄器部分60のほかに、オゾン
発生器14と,このオゾン発生器14に接続されかつケ
ース2の外部より,用途に対応させてオゾンの吹き出し
形態を異にする複数のアタッチメントのうちから選択さ
れた一つを取り付け可能に設けられたオゾン取り出し口
16と,用途に適合した複数のオゾン吹き出しモードの
うちから一つの使用モードを選択可能に形成されたマル
チシステムセレクター回路とを有するマルチシステムを
組み込んでいるので、オゾン取り出し口16にオゾンの
吹き出し形態の異なる色々なアタッチメントから選択し
た一つを接続し、しかも色々な使用モードのうちから選
択されたアタッチメントに従って適応する使用モードを
選択することによって、浄水器としての使用モードと、
空気清浄器としての使用モードとは別の、多様なモード
に使用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、浄水・空気清
浄複合器の分解斜視図である。
【図2】同浄水・空気清浄複合器の正面図である。
【図3】同浄水・空気清浄複合器の背面図である。
【図4】同浄水・空気清浄複合器の後側ケースを取り外
した状態の背面図である。
【図5】同浄水・空気清浄複合器におけるオゾン発生器
の分解斜視図である。
【図6】同オゾン発生器を組み立てた状態の斜視図であ
る。
【図7】同オゾン発生器の回路図である。
【図8】オゾン濃度コントロール回路の説明図である。
【図9】二重タイマー安全回路図である。
【図10】空気清浄器部分の安全回路図である。
【図11】水道水取り入れ部分の縦断面図である。
【図12】変電アダプターの斜視図である。
【図13】水道水用ホースの使用状態の説明図である。
【図14】小径のオゾン吹き出しプレート付ホースの平
面図である。
【図15】大径のオゾン吹き出しプレート付ホースの平
面図である。
【図16】オゾン吹き出しノズル付ホースの平面図であ
る。
【図17】オゾン吹き出しヘアーブラシ付ホースの平面
図である。
【符号の説明】
1 浄水・空気清浄複合器 2 ケース 3 前側ケース 4 後側ケース 8 後側ケースに設けられた凹陥部 9 電源接続プラグ 10 シャーシ 12 第1のエアーポンプ 14 第1のオゾン発生器 16 オゾン取り出し口 17 スイッチ用パネル 18 マルチシステムセレクタースイッチ 19 使用モードの表示 20 タイマーONスイッチ 21 タイマーOFFスイッチ 22,23,24 タイムセットスイッチ 25 タイマーモニター 26 エアークリーンスイッチ 27 「強」,「弱」,「切」の表示 30 浄水器部分 31 水道水取り入れ口 32 逆止弁 33 圧力スイッチ 39 第2のエアーポンプ 41 第2のオゾン発生器 43 オゾン取り入れ口 45 浄水器部分の収納室 47 浄水タンク 48 浄水器部分のフィルター 49 フィルターにおける容器 51 浄水取り出し管 60 空気清浄器部分 61 空気取り入れ窓 62 空気清浄器部分のフィルター 64 フレーム 65 第3のオゾン発生器 66 (−)イオン生成手段である針金 67 送風機 68 清浄空気吹き出し窓 85 二重タイマー安全回路 86 リセットスイッチ 87 ディジタルタイマー 88 タイマー 90 空気清浄器部分の安全回路 91 送風機の回転停止信号 92 変電アダプター 93 水道水用ホース 98 小径のオゾン吹き出しプレート付ホース 102 大径のオゾン吹き出しプレート付ホース 106 オゾン吹き出しノズル付ホース 109 オゾン吹き出しヘアーブラシ付ホース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のケース2に、オゾン発生器41を
    有する浄水器部分30と、オゾン発生器65を有する空
    気清浄器部分60と、オゾン発生器14と,このオゾン
    発生器14に接続されかつケース2の外部より,用途に
    対応させてオゾンの吹き出し形態を異にする複数のアタ
    ッチメントのうちから選択された一つを取り付け可能に
    設けられたオゾン取り出し口16と,用途に適合した複
    数のオゾン吹き出しモードのうちから一つの使用モード
    を選択可能に形成されたマルチシステムセレクター回路
    とを有するマルチシステムとを組み込み、しかもハンデ
    ィタイプに構成したことを特徴とする浄水・空気清浄複
    合器。
JP9180367A 1997-06-20 1997-06-20 浄水・空気清浄複合器 Pending JPH1110176A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR19990045892A (ko) * 1999-02-05 1999-06-25 박태식 다기능오존발생기
JP2002061882A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Matsushita Seiko Co Ltd 空気供給装置
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