JP3323436B2 - 高機能ポータブルトイレ - Google Patents

高機能ポータブルトイレ

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JP3323436B2
JP3323436B2 JP04751998A JP4751998A JP3323436B2 JP 3323436 B2 JP3323436 B2 JP 3323436B2 JP 04751998 A JP04751998 A JP 04751998A JP 4751998 A JP4751998 A JP 4751998A JP 3323436 B2 JP3323436 B2 JP 3323436B2
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    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D7/00Wheeled lavatories
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D9/00Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
    • E03D9/005Devices adding disinfecting or deodorising agents to the bowl

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  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高機能ポータブル
トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の利用目的で携帯用水洗
トイレが市販されている。この種の携帯用水洗トイレの
一例として、以下に説明するものがある。
【0003】携帯用水洗トイレは、下部側に配置された
排泄物タンクと、上部側に配置され排泄物タンクと連結
される清水タンクと、から成るトイレ本体部を備えてい
る。清水タンクの上面には便座及び便座カバーが配設さ
れている。さらに、清水タンクには蛇腹式のポンプが配
設されており、このポンプを手押しすることにより排泄
物タンク内のボールに所定量の水が溜められるようにな
っている。また、使用後は、バルブを引くことにより、
ボール内に排泄された排泄物が排泄物タンク内に流入さ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た携帯用水洗トイレは、軽便であるに過ぎず、消臭効果
に関する工夫が未だ不十分な構成といえる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、高い消臭効果
が得られる高機能ポータブルトイレを得ることが目的で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、容器本体内に配置され、下端部が開口されたボール
状の便器と、容器本体における便器の上端側に配置され
た便座と、容器本体に回転可能又は脱着自在に設けら
れ、回転又は脱着することにより便座を開放又は閉止す
る便座カバーと、容器本体内における便器の下方に配置
され、当該便器と連通された排泄物収容タンクと、容器
本体内に設けられ、被膜中にオゾンが溶存されたオゾン
含有被膜及び当該オゾン含有被膜内に封じ込められたオ
ゾン含有ガスから成るオゾン含有泡の集合体として構成
された浄化剤を生成して便器内及び排泄物収容タンク内
の少なくとも一方へ供給する浄化剤生成供給手段と、
含んで構成される高機能ポータブルトイレであって、
記浄化剤生成供給手段は、前記泡を生成するために必要
とされる複数種類の液体を各々の自重による自由落下を
利用することにより定量混合するタンクアッセンブリ
と、このタンクアッセンブリに圧縮エアを供給するため
の圧縮エア供給部と、を含んで構成される、ことを特徴
としている。
【0007】
【0008】
【0009】請求項2記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1に記載の発明において、前記圧
縮エア供給部は、エアタンクと、このエアタンク内に弾
性支持されることにより、当該エアタンク内にフローィ
テング支持されたコンプレッサと、を含んで構成され
る、ことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1又は請求項2記載の発明におい
て、さらに、前記便器と前記排泄物収容タンクとの連通
経路を遮る閉位置及び当該連通経路を遮らない開位置間
を移動可能に設けられたシャッタと、このシャッタが閉
位置又は開位置に位置されるように当該シャッタを移動
させるシャッタ駆動部と、を含んで構成されるシャッタ
手段を設けた上で、前記浄化剤を便器内へ供給するよう
にした、ことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項3に記載の発明において、前記シ
ャッタには、排泄物収容タンク内に収容された排泄物を
均すための平滑器が設けられている、ことを特徴として
いる。
【0012】請求項5記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項3又は請求項4に記載の発明にお
いて、前記シャッタは排泄物収容タンクの上部に設けら
れた排泄物収容口付近に配置されており、当該排泄物収
容口に装着されることにより当該シャッタとの間に水室
を形成すると共に、当該水室内の水圧上昇に伴ってシャ
ッタが弾性変形することにより隙間を形成し、当該隙間
から当該シャッタの周方向へ洗浄水を噴水させる洗浄手
段を設けた、ことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の発明において、前記排泄物収容タンクは容器本体に対
して着脱可能なカセット式であると共に、当該容器本体
は当該排泄物収容タンクの着脱時に開閉されるリッドパ
ネルを備えており、さらに、当該リッドパネルが閉止さ
れた際には当該閉止動作に連動して前記便器の下端部と
排泄物収容タンクとを連結し、当該リッドパネルが開放
された際には当該開放動作に連動して当該便器の下端部
と排泄物収容タンクとを分離させる連結手段を設けた、
ことを特徴としている。
【0014】請求項7記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の発明において、前記便座は、弾性材料によって構成さ
れていると共に、便器の上端部の周方向に沿って途切れ
ることのない環状座として構成されており、さらに、前
記便座カバーを閉止させることにより、当該便座の弾性
復元力によって当該便座がその全周にわたって当該便座
カバーの裏面に密着される、ことを特徴としている。
【0015】
【0016】請求項1記載の本発明によれば、使用者は
便座カバーを開放させた後、便座に座り用を足す。使用
者から排泄された排泄物は、便器の下方に配置されて当
該便器と連通された排泄物収容タンク内へ収容される。
【0017】ここで、本発明では、消臭効果を有する泡
の集合体として構成された浄化剤を生成して便器内及び
排泄物収容タンク内の少なくとも一方へ供給する浄化剤
生成供給手段を容器本体内に設けたので、使用者から排
泄された排泄物は消臭効果を有する泡の集合体として構
成された浄化剤によって覆われる。これにより、排泄物
からの臭気の拡散経路が遮断されると共に消臭される。
【0018】より具体的には、本発明では、前述した泡
が、被膜中にオゾンが溶存されたオゾン含有被膜と、こ
のオゾン含有被膜内に封じ込められたオゾン含有ガス
と、によって構成されたオゾン含有泡であるため、排泄
物がオゾン含有泡によって覆われることにより、前述し
た如く、排泄物からの臭気の拡散経路が遮断される。ま
た、個々のオゾン含有泡が消泡することにより、オゾン
含有泡のオゾン含有被膜が消臭・殺菌作用を有するオゾ
ン水となり、排泄物に付着及び浸透する。このため、排
泄物の消臭及び殺菌がなされる。さらに、個々のオゾン
含有泡が消泡することにより、オゾン含有被膜内に封じ
込められたオゾン含有ガスが解放されて便器及び排泄物
収容タンクの少なくとも一方内に拡散される。このた
め、排泄物から既に放出された臭気も、当該オゾン含有
ガスによって消臭される。
【0019】さらに、本発明によれば、前述した浄化剤
生成供給手段が、泡を生成するために必要とされる複数
種類の液体を各々の自重による自由落下を利用すること
により定量混合するタンクアッセンブリと、このタンク
アッセンブリに圧縮エアを供給するための圧縮エア供給
部と、を含んで構成されるため、前記複数種類の液体の
定量混合を効率良く行うことができる。
【0020】請求項2記載の本発明によれば、前述した
圧縮エア供給部が、エアタンクと、このエアタンク内に
弾性支持されることにより、当該エアタンク内にフロー
ティング支持されたコンプレッサと、を含んで構成され
るため、コンプレッサの作動音をエアタンクによって遮
音することができる。また、コンプレッサがエアタンク
内に弾性支持されることにより、当該エアタンク内にフ
ローティング支持されているため、コンプレッサの作動
音がエアタンクの壁に直接伝達されるのを防止すること
ができる。
【0021】請求項3記載の本発明によれば、前述した
構成要素に加えて更にシャッタ手段を設けたので、排泄
前にはシャッタ駆動部によってシャッタが閉位置に位置
され、排泄後にはシャフト駆動部によってシャッタが開
位置に位置されるようにすることができる。シャッタが
閉位置にある場合には便器と排泄物収容タンクとの連通
経路が遮られるので、便器内へ供給された浄化剤が排泄
物収容タンク内へ洩れるのを防止することができる。こ
のため、シャッタ上に洩れることなく溜められた浄化剤
の中に排泄物が蓄積されることになるため、排泄物の消
臭及び殺菌を充分かつ確実に行うことができる。
【0022】請求項4記載の本発明によれば、前述した
シャッタに、排泄物収容タンク内に収容された排泄物を
均すための平滑器を設けたので、例えば、排泄物収容タ
ンクにレベルインジケータ等の検出手段を配設した場合
に、検出容量と実際の排泄物容量とのずれが生じなくな
る。
【0023】請求項5記載の本発明によれば、前述した
シャッタが排泄物収容タンクの上部に設けられた排泄物
収容口付近に配置されており、この排泄物収容口に洗浄
手段が装着されることにより、当該シャッタと洗浄手段
との間に水室が形成される。そして、洗浄手段によって
水室内へ給水されると、当該水室は満室となり、なおも
給水が継続されることにより水室内の水圧が上昇し、シ
ャッタを弾性変形させる。これにより、隙間が形成さ
れ、当該隙間からシャッタの周方向へ洗浄水が噴水され
る。従って、排泄物廃棄後の排泄物収容タンク内へ洗浄
水を入れて、当該排泄物収容タンクを手で揺する等の作
業を行う必要が無くなる。
【0024】請求項6記載の本発明によれば、前述した
排泄物収容タンクが、容器本体に対して着脱可能なカセ
ット式とされている。そして、容器本体に設けられたリ
ッドパネルが閉止されると、この閉止動作に連動して連
結手段によって便器の下端部と排泄物収容タンクとが連
結される。一方、リッドパネルが開放されると、この開
放動作に連動して連結手段によって便器の下端部と排泄
物収容タンクとが分離されて、当該排泄物収容タンクの
容器本体からの取り出しが可能となる。
【0025】このように本発明では、排泄物収容タンク
がカセット式であり、リッドパネルの開閉動作に連動し
て、連結手段によって、便器の下端部と排泄物収容タン
クとを連結し或るいは分離する構成を案出したので、非
常に手間が省ける。
【0026】請求項7記載の本発明によれば、前述した
便座が弾性材料によって構成されていると共に、便器の
上端部の周方向に沿って途切れることのない環状座とし
て構成されており、さらに、便座カバーを閉止させるこ
とにより、当該便座の弾性復元力によって当該便座がそ
の全周にわたって当該便座カバーの裏面に密着されるた
め、便器内からの臭気が外部に洩れるのを防止すること
ができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図37を用いて、本
発明に係る高機能ポータブルトイレの実施形態について
説明する。なお、これらの図において、ハッチングを付
すことによって図面が観づらくなるものについては、ハ
ッチングを付すのを適宜省略している。 〔高機能ポータブルトイレ10の要部概略構成〕まず、
図1〜図4を用いて、本実施形態に係る高機能ポータブ
ルトイレ(簡易トイレ)10の要部概略構成について概
説する。
【0030】これらの図に示されるように、本実施形態
に係る高機能ポータブルトイレ10は、容器本体12を
主要部とする外郭構成部と、容器本体12内に配設され
た便器14と、この便器14の下方に設置された排泄物
収納用のカセット16と、このカセット16の上部側に
配設され後述する排泄物収容口138を開閉するシャッ
タ手段18と、便器14の下端部とカセット16とを離
脱可能に連結する連結手段20と、最終的には後述する
オゾン含有泡の集合体である浄化剤338(図30参
照)を生成して便器14内へ供給する浄化剤生成供給手
段22と、を主要部として構成されている。
【0031】また、主要な補器類について概説すると、
図2に示されるように、容器本体12における背面側中
段には、シャッタ手段18や浄化剤生成供給手段22等
の作動を制御するためのコントローラ(広義には、制御
手段として把握される)24が配設されている。さら
に、容器本体12における背面側下段にはAC電源26
が配設されており、当該AC電源26に接続されたAC
電源ケーブル28は容器本体12外へ引き出されてい
る。また、容器本体12におけるAC電源26に隣接す
る位置には、DC電源コネクタ(図7にも図示されてい
る)が配設されている。
【0032】なお、本実施形態では、AC電源26を容
器本体12における背面側下段に配設した構成(換言す
れば、AC電源26を容器本体12に内蔵した構成)あ
ったが、これに限らず、AC電源26を外付けする構成
であってもよい。
【0033】次に、上記各主要部の詳細構成について説
明していくことにする。 〔高機能ポータブルトイレ10の外郭構成部〕各々三面
図的に描かれた図5〜図8、図9〜図11、図12〜図
14に示されるように、本実施形態に係る高機能ポータ
ブルトイレ10は、便座30が備え付けられたボックス
状の容器本体12と、この容器本体12の便座30を開
閉する便座カバーとしてのアッパカバー32と、を主要
部としてその外郭が構成されている。以下、容器本体1
2、アッパカバー32、便座30の順に説明する。 <容器本体>容器本体12は、概略的には、正面側を構
成する前壁部34(図6参照)、背面側を構成する後壁
部36(図7参照)、両側面側を構成する一対の側壁部
38(図8参照)、上面側を構成する頂壁部40(図9
参照)、下面側を構成する底壁部42(図11参照)か
ら成るボックス状に構成されている。
【0034】前壁部34は、両サイドに配置され装置高
さ方向に細長い一対のサイドパネル44と、これらのサ
イドパネル44の上部中央寄りに配置された一対の矩形
状のフロントパネル46と、これらのフロントパネル4
6間に挟まれるかたちで配置された矩形状のカセットリ
ッドパネル48と、上記一対のフロントパネル46及び
ペーパーリッドパネル50の下方に配置された装置幅方
向に長い矩形状のカセットリッドパネル48と、によっ
て構成されている。
【0035】なお、ペーパーリッドパネル50及びカセ
ットリッドパネル48は、各々下縁側を回転中心として
開閉可能に構成されている。また、ペーパーリッドパネ
ル50の裏面側には、トイレットペーパー52を保持す
るためのペーパーホルダ54が一体に形成されている
(図11参照)。
【0036】後壁部36は、上部側に配置された矩形状
のリアインナパネル56と、このリアインナパネル56
の下方に配置された矩形状のリアアウタパネル58と、
によって構成されている。
【0037】頂壁部40の前端中央部には、水洗スイッ
チ60、ウオッシャスイッチ62、液切れランプ64、
カセット満水ランプ66、及びヒータランプ68を備え
た操作パネル70が配設されている(図9参照)。ま
た、頂壁部40における前端コーナー部には、電源スイ
ッチ72及びヒータスイッチ74を備えた別の操作パネ
ル76が配設されている。さらに、操作パネル76の近
傍には、マニュアルポンプレバー78が配設されてい
る。
【0038】底壁部42の四隅側にはフロントキャスタ
80及びリアキャスタ82が配設されており、更に一対
の側壁部38におけるリアキャスタ82に対応する位置
には、キャスタロックレバー84が配設されている(図
11参照)。 <アッパカバー>上述した容器本体12における頂壁部
40には、便座30を開閉するアッパカバー32が配設
されている。アッパカバー32は下面側が開放された薄
型箱体形状に形成されており、閉止された際に内部に便
座30を収容できるようになっている。さらに、アッパ
カバー32の中央側先端部にはフック状に形成されかつ
弾性変形可能とされた係止爪86(図11参照)が一体
形成されており、アッパカバー32を閉止させた際に当
該係止爪86を容器本体12における前壁部34の上縁
側に形成された被係止部88に弾性的に係止させること
により、アッパカバー32が完全な閉止状態とされるよ
うになっている。
【0039】さらに、容器本体12における背面側中段
には、アッパカバー32が開放されたことを検出するた
めのアッパカバー検出センサ90(図2参照)が配設さ
れている。 <便座>図12〜図14に示されるように、上述した容
器本体12における頂壁部40の中央部には開口部92
が形成されており、この開口部92の周囲には便座30
が配設されている。これらの図に示された便座30の外
観から判読することができるように、本実施形態におけ
る便座30は、所定の硬度に設定されかつクッション性
を有するスポンジ状の樹脂材料によって成形されてお
り、形状的には周方向に沿って途切れることのない環状
座として形成されている。
【0040】また、便座30とアッパカバー32との寸
法取りは、以下のように設定されている。すなわち、ア
ッパカバー32の係止爪86を被係止部88に係止させ
て完全な閉止状態とすることにより、便座30が厚さ方
向へ若干弾性変形(圧縮)され、それによる弾性復元力
によって当該便座30の上面全周がアッパカバー32の
裏面に密着されるように両者の寸法取りが設定されてい
る。 〔便器14の構成〕次に、便器14の構成について説明
する。図4に示されるように、上述した容器本体12に
おける高さ方向中間部には、便器室94とカセット室9
6とを隔成するための隔壁98が水平に配置されてい
る。そして、隔壁98によって隔成された上方側空間と
なる便器室94内に、ボール状の便器14が配設されて
いる。
【0041】より具体的には、便器14の上端部は便座
30の下方に位置されており、又便器14の下端部は隔
壁98の所定位置に設けられた円筒状のボス100(図
1参照)内に位置されている。隔壁98におけるボス1
00の内側は円形開口とされており、このボス100を
通じて便器室94とカセット室96とは相互に連通され
ている。
【0042】また、便器14の上端部側には、便座30
に沿って周方向に浄化剤送給用のダクト102(図9参
照)が配設されている。ダクト102の内側の周方向所
定位置には適宜間隔で浄化剤吐出口が形成されており、
これらの浄化剤吐出口から後述する浄化剤338が便器
14内へ吐出されるようになっている。
【0043】また、便器14のダクト102側の所定位
置には洗浄水噴出用の一対の洗浄ノズル104が配設さ
れており、更に便器14の後端側の位置にはお尻洗浄用
のウォッシャノズル106が配設されている。 〔排泄物収納用のカセット16の構成〕次に、カセット
16の構成について説明する。図4等に示されるよう
に、上述した便器14の下方、即ちカセット室96内に
はタンク状のカセット16が取り出し可能に配置されて
いる。このカセット16は、排泄物を収容する機能を果
たすカセット本体108と、このカセット本体108の
上部に形成されて後述するシャッタ手段18等が設置さ
れるカセット上部110と、を主要部として構成されて
いる。
【0044】以下、図15〜図22を適宜参照しつつ、
カセット16の装備について詳細に説明する。
【0045】カセット本体108の底壁部には、排泄物
廃棄口112(図16参照)が設けられている。この排
泄物廃棄口112の内側には、通常は当該排泄物廃棄口
112を閉止状態に保持し、カセット本体108の側壁
部側に設けられたカセット開閉レバー(図4参照)を引
くことにより当該排泄物廃棄口112をリンク機構によ
り開放させる図示しない開閉手段が配設されている。
【0046】また、カセット上部110の側壁部には、
カセット本体108内に収容された排泄物の量(レベ
ル)を検出するための複数のレベルインジケータ116
(図15、図21参照;広義には容量検出手段として把
握される)が配設されている。このレベルインジケータ
116からの検出信号は、容器本体12に配設されたカ
セット水位検出端子118(図4参照)によって取り込
まれ、コントローラ24に出力するようになっている。
なお、カセット水位検出端子118の配設位置付近に
は、カセット16の装着の有無を検出するためのカセッ
ト検出センサ120(図4参照)が配設されている。 <カセット洗浄手段>また、図15〜図19に示される
ように、カセット上部110には、後述するシャッタ板
168と一体となってカセット16の内部洗浄を行うた
めのカセット洗浄手段122が配設されている。より具
体的に説明すると、カセット上部110のコーナー部に
は、カセット本体108の洗浄時に水道の蛇口と接続す
るためのカプラ124が配設されている。さらに、カプ
ラ124の近傍には、ホース126を介してカプラ12
4と接続される洗浄用ジョイント128が配設されてい
る。また、前記コーナー部と対向する別のコーナー部に
は、カセット本体108の洗浄時に利用される給水キャ
ップ130が保持されている。
【0047】この給水キャップ130には、ホース13
2を介して洗浄用ジョイント128と接続されるキャッ
プ側ジョイント134が設けられている。なお、キャッ
プ側ジョイント134の給水路の端部は、給水キャップ
130の底部側へ開放されている(図17参照)。ま
た、上記構成の給水キャップ130は、後述する排泄物
収容口138へ固定的に保持可能とされている。
【0048】その他、カセット本体108とカセット上
部110との段差部には、運搬時に利用される一対の把
手136(図15、図10参照)が揺動可能に取り付け
られている。 〔シャッタ手段18の構成〕次に、シャッタ手段18の
構成について説明する。図15及び図20〜図22等に
示されるように、上述したカセット上部110内には、
シャッタ手段18が配設されている。シャッタ手段18
は、概略的には、排泄物収容口138を開閉するシャッ
タ140と、このシャッタ140を揺動させるシャッタ
駆動部142と、によって構成されている。 <シャッタ周辺構造>特には図22に示されるように、
カセット上部110において前述したボス100と同軸
上となる位置には、ボス100側へ向けて所定高さ突出
された円筒状の受け部144が一体に形成されている。
また、受け部144の裏面側には、受け部144と同様
程度下方へ突出された取付座146が一体に形成されて
いる。
【0049】受け部144の上端面側には、リングプレ
ート状のロックプレート148〔広義には、(給水キャ
ップ用)ロック手段として把握される〕が配置されてい
る。ロックプレート148は、環状の基部148Aと、
この基部148Aから120度間隔で形成された切起こ
しによるロック爪148Bと、を備えている。ロックプ
レート148は、基部148Aの外周部が複数のビス1
50によって受け部144に固定されることにより取り
付けられている。
【0050】また、上記構成のロックプレート148の
ロック爪148Bには、前述した給水キャップの外周部
が係止されるようになっている(図17参照)。これに
より、カセット16の洗浄時に、装着された給水キャッ
プ130が水圧等によって外れるのを防止している。ま
た、給水キャップ130がロックプレート148に保持
された状態では、給水キャップ130の底面と後に詳述
するシャッタ板168との間に、水室152(図17参
照)が形成されるようになっている。
【0051】一方、受け部144と反対側に配置された
取付座146側には、受け部144の周方向所定位置
(シャッタ140との干渉を避けるべく、90度間隔で
三箇所)に保持ブロック154が配設されている。この
保持ブロック154の上端面と受け部144の下端面と
の間には板状のシャッタロックスプリング156〔広義
には(シャッタ板用)ロック手段として把握される〕の
基部156Aが挟持され、この状態で各々一対のビス1
58によってシャッタロックスプリング156が取付座
146に固定されている。保持ブロック154がビス止
めされた状態では、シャッタロックスプリング156の
先端部に設けられた切起こしによるロック爪156Bが
保持ブロック154の先端部に設けられた楔状の規制部
154A側に突出配置されている。すなわち、この規制
部154Aによってロック爪156Bの弾性変形量を規
制している。
【0052】上記構成のシャッタロックスプリング15
6のロック爪156Bには、後述するシャッタ板168
の外周係止部が所定のバネ圧で弾性的に挟持されるよう
になっている。これにより、シャッタ140は、三箇所
のロック爪156Bから所定のバネ圧を受けてシャッタ
閉位置に保持されるようになっている。
【0053】また、上述した受け部144の下端部の内
周面側には、半径方向内側へ向けて水平に延出された水
平支持部160と、この水平支持部160の内端から垂
下された略L字形状の垂直支持部162と、が一体に形
成されている。なお、水平支持部160は、カセット上
部110の上壁部の一部でもある。
【0054】水平支持部160とロックプレート148
の基部148Aの内周部との間には、弾性材料(ゴム
等)によって構成されたスクレーパ164(広義にはシ
ール手段として把握される)が圧縮された状態で保持さ
れている。スクレーパ164の先端シール部164Aは
水平支持部160の内端縁よりも更に半径方向内側へ所
定量だけ突出しており、給水キャップ130が装着され
た際のシール機能等を担っている。
【0055】一方、垂直支持部162と水平支持部16
0とシャッタロックスプリング156の基部156Aの
内周部とで囲まれた部分には、弾性材料(ゴム等)によ
って構成された断面略L字形のガスケット166(広義
にはシール手段として把握される)が保持されている。
このガスケット166は、水平支持部160とシャッタ
ロックスプリング156との間のシール機能等を担って
いる。 <シャッタ>上述したシャッタロックスプリング156
のロック爪156Bには、シャッタ140が保持されて
いる。シャッタ140は、シャッタロックスプリング1
56の基部156Aの内周部裏面と複数のロック爪15
6Bとの間に弾性的に挟持される円板状のシャッタ板1
68と、このシャッタ板168の裏面にスポット溶接等
により固着された帯板状のシャッタ支持部170と、を
含んで構成されている。なお、シャッタ板168の外周
係止部は、ロック爪156Bから所定のバネ圧が得られ
るように略C字形に屈曲されている。
【0056】シャッタ支持部170は、適宜屈曲されて
おり、具体的には、シャッタ板168の裏面に固着され
る山型状のシャッタ板側取付部170Aと、この取付部
170Aの両側に設けられてシャッタ板168に対して
平行に位置された一対の平滑器支持部170Bと、長手
方向中間部寄りの平滑器支持部170Bから更に段差を
介して延出された駆動部側取付部170Cと、によって
構成されている。
【0057】上記一対の平滑器支持部170Bには、こ
の平滑器支持部170Bからカセット底部側へ向けて平
行に屈曲垂下された一対の平滑器172が設けられてい
る。これらの平滑器172は平板状とされ、排泄物の混
合・攪拌用の箆として機能する(図21参照)。 <シャッタ駆動部>上記構成のシャッタ140は、シャ
ッタ駆動部142によって揺動されるようになってい
る。より具体的に説明すると、前述した円筒状の受け部
144の近傍には、カセット底部側へ向けて延出された
円筒状のピン保持体174が一体に形成されている。こ
のピン保持体174には、シャッタ駆動ピン176が挿
入状態で配置されている。なお、シャッタ駆動ピン17
6は、カセットシャッタ駆動シリンダ178(図1参
照)の駆動力を受けて作動するロータリアクチュエータ
180によって駆動回転されるようになっている。そし
て、このシャッタ駆動ピン176の下端面には、前述し
たシャッタ支持部170の駆動部側取付部170Cがビ
ス182によって固定されている。
【0058】さらに、シャッタ駆動ピン176の軸方向
中間部には、トーションスプリング184が巻装されて
いる。これにより、トーションスプリング184は、通
常はシャッタ駆動ピン176を介してシャッタ板168
をシャッタ閉位置(排泄物収容口138を閉塞する位
置;図15の実線図示位置)側へ向けて回転付勢してい
る。そして、ロータリアクチュエータ180(図20参
照)から駆動力を受けると、トーションスプリング18
4の付勢力に抗してシャッタ板168をシャッタ開位置
(排泄物収容口138を開放する位置;図15の二点鎖
線図示位置)へ揺動させるようになっている。 〔連結手段20の構成〕次に、連結手段20の構成につ
いて説明する。図23〜図28等に示されるように、上
述した隔壁98上には、便器14の下端部とカセット上
部110とを相互に連結する連結手段20が配設されて
いる。連結手段20は、概略的には、便器14の下端部
とカセット上部110の排泄物収容口138と接続する
スリーブ186と、前述したカセットリッドパネル48
の開閉動作に連動させてスリーブ186を上下動させる
ことにより両者を連結状態或いは分離(即ち、連結解
除)状態にするスリーブ駆動手段188と、によって構
成されている。 <スリーブ>スリーブ186は、前述したボス100の
内側に嵌合される略円筒状のメインスリーブ190と、
このメインスリーブ190の下端側にビス192で固定
される略円筒状のサブスリーブ194と、を含んで構成
されている。
【0059】メインスリーブ190の外径寸法はボス1
00の内径寸法に略一致されており、又メインスリーブ
190の内径寸法は便器14の下端部の外径寸法よりも
若干大きく設定されている。さらに、メインスリーブ1
90の下端部側には、径方向内側へ延出された径方向延
出部190Aが一体に形成されている。径方向延出部1
90Aの内径寸法は、便器14の下端部の外径寸法に略
一致されている。さらに、径方向延出部190Aの内周
側には、環状のパッキン196(広義には、シール手段
として把握される)が嵌着されている。
【0060】サブスリーブ194は、メインスリーブ1
90の径方向延出部190Aの下端面に当接されビス絞
めされる取付座194Aと、この取付座194Aから下
方へ向けて延出される軸方向延出部194Bと、によっ
て構成されている。取付座194Aが径方向延出部19
0Aに固定されることにより、前記パッキン196が圧
着されるようになっている。また、軸方向延出部194
Bの内径寸法は、便器14の下端部の外径寸法に略一致
されている。 <スリーブ駆動手段>特には図25〜図28に示される
ように、スリーブ駆動手段188は、平面視で略コ字形
に形成された連結部198A及びこの連結部198Aか
ら延出された基端部198Bから成る連結体198を備
えている。連結体198の連結部198Aの一対の先端
部は、上述したメインスリーブ190の両側に配置され
ており、ブッシュ及びカラーを介してスクリュー200
で当該メインスリーブ190に固定されている。なお、
スリーブ186の上下動に伴うスクリュー200の移動
軌跡を確保するべく、ボス100の所定位置には長孔2
02が形成されている。
【0061】また、前述した隔壁98の所定位置には、
正面視でコ字形に形成された支持ブラケット204が一
対のビス206によって固定されている。この支持ブラ
ケット204の一方の側部の外側に、上記連結体198
の基端部198Bが配置されている。また支持ブラケッ
ト204の他方の側部の外側には、ジョイントレバー2
08の一端部が配置されている。このジョイントレバー
208の一端部には円筒状のボス208Aが一体に形成
されており、このボス208Aが前記他方の側部の外側
に当接されている。
【0062】上述した連結体198の基端部198B及
びジョイントレバー208のボス208Aには、連結シ
ャフト210が貫通されている。連結シャフト210の
一端部と基端部198Bとは、固定ピン212が挿入さ
れることにより固定されている。同様に、連結シャフト
210の他端部とジョイントレバー208のボス208
Aとは、固定ピン214が挿入されることにより固定さ
れている。
【0063】また、ジョイントレバー208の他端部
は、カセットリッドパネル48の裏面側に配置された第
1昇降リンク216の上端部と相対回転可能に連結され
ている。この第1昇降リンク216の下方には、当該第
1昇降リンク216と同様構成の第2昇降リンク218
が配置されている。
【0064】これらの第1昇降リンク216の下部側及
び第2昇降リンク218の上部側は、横断面形状が略コ
字形とされたスライドホルダ220内に保持されてい
る。このスライドホルダ220の頂壁部には、スライド
ホルダ固定のための取付部位(上縁側及び下縁側)を除
いた範囲に細長い凹部222が形成されている。さら
に、この凹部222の底部には、カセットリッドパネル
48の開閉ストロークに応じて必要となる程度の長孔2
24が形成されている。スライドホルダ220の凹部2
22内には、スライダ226が嵌合されている。スライ
ダ226は、凹部222の底面に沿ってスライドするス
ライドベース226Aと、このスライドベース226A
から立設された一対の円筒部226B、226Cと、に
よって構成されている。なお、スライドベース226A
と一対の円筒部226B、226Cとは別体で構成して
もよい。
【0065】一方の円筒部226Bには第1昇降リンク
216の下端部の円孔が挿入されており、又他方の円筒
部226Cには第2昇降リンク218の上端部の円孔が
挿入されている。そして、プレート状の座金228が当
てられた上、それぞれビス230が螺合されることによ
り、第1昇降リンク216の下端部と第2昇降リンク2
18の上端部とがスライダ226を介して相互に連結さ
れている。さらに、第2昇降リンク218の下端部は、
カセットリッドパネル48の裏面側に設けられた脚部4
8Aに相対回転可能に連結されている。
【0066】従って、カセットリッドパネル48が閉止
位置にある場合には、第2昇降リンク218及び第1昇
降リンク216を介してジョイントレバー208の他端
部は上昇位置にあり、これによりスリーブ186は排泄
物収容口138内へ挿入された下降位置(連結位置)に
位置されるようになっている。逆に、カセットリッドパ
ネル48が開放位置にある場合には、第2昇降リンク2
18及び第1昇降リンク216を介してジョイントレバ
ー208の他端部は下降位置にあり、これによりスリー
ブ186は排泄物収容口138から上方へ退避された上
昇位置(分離位置;連結解除位置)に位置されるように
なっている。 〔浄化剤生成供給手段22の構成〕 次に、浄化剤生成供給手段22の構成について説明す
る。図1〜図4並びに図29〜図30等に示されるよう
に、便器14の周囲には、これを取り巻くようにして浄
化剤生成供給手段22が配設されている。この浄化剤生
成供給手段22は、概略的には、オゾン発生器232
と、タンクアッセンブリ234と、泡発生タンク236
と、圧縮エア供給部238と、によって構成されてい
る。 <オゾン発生器> 図1及び図3に示されるように、オゾン発生器232は
便器14の下端部の後方側に配置されており、一対の固
定ブラケット240を介して隔壁98に固定されてい
る。このオゾン発生器232は、オゾンガスを発生する
装置であり、清浄な乾燥空気又は酸素中で無声放電を行
わせるもの(オゾナイザ)やO3 ランプを利用するも
の等が適用可能である。また、オゾン発生器232は、
後述するソレノイドバルブ356の一つに接続されてい
る。 <タンクアッセンブリ> 図3に示されるように、タンクアッセンブリ234は、
複数のタンクの複合体として構成されている。具体的
は、タンクアッセンブリ234は、偏平直方体形状のメ
インタンク242と、このメインタンク242の下部側
に固定的に装着されたウォッシャタンク244、ウォー
タタンク246、定量混合タンク248と、メインタン
ク242の上部側に離脱可能に装着されたA液タンク2
50、B液タンク252と、によって構成されている。
【0067】詳細に説明すると、図29及び図30に示
されるように、メインタンク242は、タンク本体25
4と、このタンク本体254に被嵌される蓋体256
と、によって構成されている。タンク本体254の内部
所定位置には仕切り壁258が立設されており、これに
よりメインタンク242はA液収容室260とB液収容
室262とに区画されている。蓋体256におけるA液
収容室260側にはA液挿入口264が形成されてお
り、又B液収容室262側にはB液挿入口266が形成
されている。また、タンク本体254の底部には、A液
挿入口264及びB液挿入口266と各々同軸上となる
位置に押し上げピン268、270がそれぞれ形成され
ている。
【0068】上述したメインタンク242の蓋体256
におけるA液収容室260側には、A液(水)288を
収容しているA液タンク250が離脱可能に装着されて
いる。A液タンク250の下端部には、キャップ272
が螺合された状態でA液挿入口264内へ挿入される挿
入部274が形成されている。さらに、このキャップ2
72の軸芯部には、閉止方向へ付勢された上下動可能な
弁体276が設けられている。従って、A液タンク25
0の挿入部274をA液挿入口264内へ挿入させる
と、押し上げピン268によって弁体276が水圧に抗
して押し上げられ、同時にメインタンク242のA液収
容室260内へA液288が流入するようになってい
る。
【0069】また、蓋体256におけるB液収容室26
2側には、B液(界面活性剤溶液)292を収容してい
るB液タンク252が離脱可能に装着されている。B液
タンク252の下端部にもB液挿入口266内へ挿入さ
れる挿入部278が形成されており、挿入部278には
同様構成の弁体280を備えたキャップ282が螺合さ
れている。従って、B液タンク252の挿入部278を
B液挿入口266内へ挿入させると、押し上げピン27
0によって弁体280が水圧に抗して押し上げられ、同
時にメインタンク242のA液収容室260内へB液2
92が流入するようになっている。
【0070】なお、これらのA液タンク250及びB液
タンク252の上面側にはタンクカバー284(図9参
照)が開閉可能に配設されており、このタンクカバー2
84を開放状態にすることにより、A液補給口286
(図1参照)からA液(水)288を補給し、又B液補
給口290からB液(界面活性剤溶液)292を補給す
るようになっている。
【0071】一方、定量混合タンク248はタンク本体
254の下端部片側に取り付けられており、その内方に
はタンク本体254の下端部から突出された筒状の仕切
り壁294が挿入状態で配置されている。この仕切り壁
294の先端部には蓋296が固定されており、これに
より定量混合タンク248の内部は仕切り壁294の外
部空間(即ち、A液貯留室298)と仕切り壁294の
内部空間(即ち、B液貯留室300)とに区画されてい
る。
【0072】また、メインタンク242の底部における
A液貯留室298側、B液貯留室300側には第1チェ
ックバルブ302、第2チェックバルブ304が配設さ
れており、更に蓋296には第3チェックバルブ306
が配設されている。さらに、A液貯留室298側及びB
液貯留室300側には、下端部にチェックバルブを備え
たチェックバルブ方式のブリーザ308(図29参
照)、ブリーザ310(図30参照)がそれぞれ配設さ
れている。
【0073】また、図30に示されるように、定量混合
タンク248のA液貯留室298側には、後述するソレ
ノイドバルブ356と図示しないホースを介して接続さ
れたエア供給口金312が配設されている。これによ
り、後述する圧縮エア供給部238から圧送されてきた
圧縮エア(オゾンガス含有)がA液貯留室298内へ圧
送されるようになっている。
【0074】さらに、定量混合タンク248のB液貯留
室300側には、液供給口金314が配設されている。
この液供給口金314は、供給ホース316を介して後
述する泡発生タンク236の液流入口金330と接続さ
れている。
【0075】また、メインタンク242の下部側には、
定量混合タンク248に隣接してウォータタンク246
が固定的に装着されている。メインタンク242の底部
におけるウォータタンク246の配設位置には第4チェ
ックバルブ318が配設されており、これによりA液収
容室260内に流れ込んだ水が更にウォータタンク24
6内にも貯留されるようになっている。なお、ウォータ
タンク246は、図示しないホースを介して前述した便
器洗浄用の洗浄ノズル104に接続されている。
【0076】また、メインタンク242の下部側には、
ウォータタンク246に隣接してウォッシャタンク24
4が固定的に装着されている。メインタンク242の底
部におけるウォッシャタンク244の配設位置には第5
チェックバルブ320が配設されており、これによりA
液収容室260内に流れ込んだ水が更にウォッシャタン
ク244内にも貯留されるようになっている。なお、ウ
ォッシャタンク244内には、貯留されたウォッシャ液
を加温するためのヒータ322が配設されていると共に
水温を検出するための温度センサ324が配設されてい
る。また、ウォッシャタンク244は、図示しないホー
スを介して前述したお尻洗浄用のウォッシャノズル10
6に接続されている。 <泡発生タンク>図30等に示されるように、泡発生タ
ンク236は、便器14の上部背面側に配設されてい
る。この泡発生タンク236は、下方側が開放された所
定形状のハウジング本体326と、このハウジング本体
326の下端部に固定されてハウジング本体326を閉
塞するハウジング底部328と、を備えている。
【0077】ハウジング底部328の上端面は中央部側
が窪むような水勾配が設定されており、更に当該中央部
には前述した供給ホース316が接続される液流入口金
330が下向きに配設されている。また、ハウジング底
部328の直上には、中央部断面形状が凸山型形状とさ
れた多孔板332が設置されている。この多孔板332
とハウジング本体326の上部までの空間が、泡発生室
(バブリング室)334とされている。前記液供給口金
314はハウジング底部328を貫通していることか
ら、この液供給口金314によって泡発生タンク236
の外部と泡発生室334とが連通されている。
【0078】また、ハウジング本体326の上部には、
一対の泡放出口336が設けられている。この泡放出口
336は便器14の前述したダクト102に連通されて
おり、泡発生室334内で発生したオゾン含有泡の集合
体である浄化剤338をダクト102を介して便器14
内へ供給するようになっている。 <圧縮エア供給部>図1及び図4に示されるように、便
器14の側部上方には、圧縮エア供給部238が配設さ
れている。詳細には、図31〜図34に示されるよう
に、圧縮エア供給部238は、略直方体形状のエアタン
ク340と、このエアタンク340内に装填された弾性
支持体342によってフローティング支持されたコンプ
レッサ344及びモータ358と、によって構成されて
いる。
【0079】エアタンク340は、各々箱体形状とされ
たアッパハウジング346とロアハウジング348とを
備えており、これらの外周フランジ間にパッキン350
を介在させ、この状態でボルト352及びナット354
で両者を締結することにより構成されている。なお、エ
アタンク340の前方側には、複数のソレノイドバルブ
356がアッセンブリ化された状態で取り付けられてい
る(図4参照)。
【0080】このエアタンク340内の中央部には、モ
ータ358が一体化されたコンプレッサ344が内蔵さ
れている。すなわち、本実施形態では、エアタンク34
0内にコンプレッサ344を配設するインタンク方式を
案出し採用している。モータ358のモータハウジング
360には通気孔362が形成されており、又モータ3
58の給電線364はアッパハウジング346の上部に
固定された密封グロメット366を介して外部に引き出
されている。
【0081】また、図34に示されるように、コンプレ
ッサ344は、基部368A及びこの基部368Aから
延出された円筒状のシリンダ部368Bから成るコンプ
レッサハウジング368を備えている。コンプレッサハ
ウジング368の基部368A内には、モータ358が
駆動回転することにより偏心運動をするピストンロッド
370が収容されている。また、シリンダ部368B内
には、ピストンロッド370の先端部と連結されシリン
ダ部368Bの軸線に沿って往復運動をするピストン3
72が収容されている。さらに、シリンダ部368Bの
先端部には、吸気ポート374及び排気ポート376が
並設された吸排気ポートハウジング378が取り付けら
れている。
【0082】吸気ポート374の一端部は、アッパハウ
ジング346の側部に配設された吸気フィルタ380と
吸気ホース382を介して接続されている。また、吸気
ポート374の他端部は、シリンダ部368B内に形成
された圧縮室384内へ連通されている。さらに、吸気
ポート374の他端部の開放端には、当該開放端を開閉
するための板バネ状の吸気リーフバルブ(吸気チェック
バルブ)386が取り付けられている。
【0083】一方、排気ポート376の一端部は、エア
タンク340内に開放されている。また、排気ポート3
76の他端部側は閉塞されており、代わりに吸排気ポー
トハウジング378に形成された連通孔388によって
排気ポート376の他端部側とシリンダ部368B内に
形成された圧縮室384内とが連通されている。さら
に、排気ポート376の他端部側には、連通孔388を
開閉するための板バネ状の排気リーフバルブ(排気チェ
ックバルブ)390が取り付けられている。
【0084】また、エアタンク340におけるロアハウ
ジング348には、ジョイント392を介して圧縮エア
供給口金394及びリリーフ弁396が配設されてい
る。圧縮エア供給口金394は前述したソレノイドバル
ブ356に図示しないホースを介して接続されており、
又リリーフ弁396はタンク内圧が設定上限圧力に達し
た場合にエア抜きを行う安全弁として機能するものであ
る。
【0085】上述したエアタンク340内には、複数の
弾性支持体342が装填されており、これらの弾性支持
体342によって上記構成のコンプレッサ344及びモ
ータ358をフローティング支持するようになってい
る。
【0086】本実施形態では、弾性支持体342とし
て、独泡性ではなく連泡性のスポンジが採用されてい
る。また、エアタンク340内に弾性支持体342を装
填するに際しては、モータ358が一体化されたコンプ
レッサ344の全体がフローティング支持されるよう
に、適宜分断して装填されている。これにより、モータ
358及びコンプレッサ344は、エアタンク340に
対して非接触状態で内蔵されている。
【0087】さらに、本実施形態では、上記構成の弾性
支持体342において、排気ポート376付近に吸放湿
特性を有する乾燥剤(シリカゲル)398が封入されて
いる。 〔その他の構成〕図1等に示されるように、上述した容
器本体12におけるエアタンク340の前方側にはマニ
ュアルポンプ400が配設されており、前述した頂壁部
40側に配設されたマニュアルポンプレバー78を揺動
させることにより作動されるようになっている。このマ
ニュアルポンプ400は、コンプレッサ344の作動が
得られない場合に少なくとも洗浄水による洗浄がなされ
るように配設されている。
【0088】次に、本実施形態に係る高機能ポータブル
トイレ10の用い方及びそれに伴う一連の作動について
説明する。
【0089】最初に、タンクアッセンブリ234が初期
状態になるまでの過程を簡単に説明しておく。まず、操
作パネル76の電源スイッチ72をOFFにしておき、
アッパカバー32を開放させると共にタンクカバー28
4を開放させる。次いで、充分なA液(水)288、B
液(界面活性剤溶液)292を収容させたA液タンク2
50、B液タンク252を上方から挿入して、これらを
メインタンク242の上部に装着させる。
【0090】A液タンク250をメインタンク242に
装着させると、押し上げピン268によってA液タンク
250側の弁体276が押し上げられて開放される。こ
のため、A液タンク250内のA液(水)288がその
自重による自由落下によりメインタンク242のA液収
容室260内へ流入される。A液収容室260内へ流入
されたA液288は、第1チェックバルブ302、第4
チェックバルブ318、第5チェックバルブ320を介
して定量混合タンク248のA液貯留室298、ウォー
タタンク246、ウォッシャタンク244内へそれぞれ
自重による自由落下を利用して流入されていく。
【0091】なお、A液288が流入された際の内部エ
アはブリーザ308から大気開放され、又A液288の
流入動作はブリーザ308の液面レベルとA液収容室2
60内の液面レベルが同一になった時点で自動的に止ま
る。また、このとき、定量混合タンク248のA液貯留
室298内に貯留されたA液288は、第3チェックバ
ルブ306が配設されていることによってB液貯留室3
00内へは流入されない。さらに付言すれば、ウォッシ
ャタンク244内に貯留されたA液288はヒータ32
2によって所定温度に加温された状態で保持される。ま
た、これによりウォッシャ作動可能な状態となるので、
コントローラ24によって操作パネル70のヒータラン
プ68が点灯される。
【0092】一方、B液タンク252側にあっても、基
本的には同様の流入過程を経る。すなわち、B液タンク
252をメインタンク242に装着させると、押し上げ
ピン270によってB液タンク252側の弁体280が
押し上げられ、B液(界面活性剤溶液)292がその自
重による自由落下を利用してメインタンク242のB液
収容室262内へ流入される。B液収容室262内へ流
入されたB液292は、第2チェックバルブ304を介
して定量混合タンク248のB液貯留室300内へ自重
による自由落下を利用して流入されていく。
【0093】なお、B液292が流入された際の内部エ
アはブリーザ310から大気開放され、又B液292の
流入動作はブリーザ310の液面レベルとB液収容室2
62内の液面レベルが同一になった時点で自動的に止ま
る。また、このとき、定量混合タンク248のB液貯留
室300内に貯留されたB液292は、第3チェックバ
ルブ306が配設されていることによってA液貯留室2
98内へは流入されない。
【0094】また、A液タンク234内に予め収容され
ていたA液288及びB液タンク252内に予め収容さ
れていたB液292のいずれが無くなった場合にも、コ
ントローラ24によって操作パネル70の液切れランプ
64が点灯され、この液切れ状態であることが知らされ
る。
【0095】上記の如くして、タンクアッセンブリ23
4が初期状態になった後、タンクカバー284及びアッ
パカバー32が再び閉止される。その後、本実施形態に
係る高機能ポータブルトイレ10は、使用者によって以
下の如くして使用され、一連の作動を行う。
【0096】まず、使用者は、アッパカバー32の係止
爪86を容器本体12側に設けられた被係止部88から
外し、これを開放させる。アッパカバー32が開放され
ると、アッパカバー検出センサ90によってアッパカバ
ー32が開放されたことが検出されコントローラ24に
出力される。これにより、コントローラ24は浄化剤生
成供給手段22を作動させる。すなわち、以下に説明す
るオゾン含有泡の集合体である浄化剤338の供給制御
が行われる。
【0097】コントローラ24はオゾン発生器232及
び圧縮エア供給部238を作動させるべく、オゾン発生
器232及びモータ358に通電すると共にソレノイド
バルブ356を励磁する。これにより、オゾンガスが発
生すると共に、モータ358の駆動力を受けてコンプレ
ッサ344が作動し、吸気ポート374から外部エアを
吸気して圧縮室384にてこれを圧縮した後、排気ポー
ト376から圧縮エアを排出する。排出された圧縮エア
はエアタンク340の圧縮エア供給口金394から図示
しないホースを介してオゾンガスと共に定量混合タンク
248のエア供給口金312を通ってA液貯留室298
内へ圧送される。
【0098】これにより、定量混合タンク248のA液
貯留室298とB液貯留室300とを隔成している第3
チェックバルブ306が圧力の上昇によって開放され、
A液貯留室298内に貯留されていたA液288がB液
貯留室300内へ流入される。B液貯留室300内へ流
入されたA液(水)288はB液貯留室300内に貯留
されていたB液(界面活性剤溶液)292と混合され
る。なお、このときのA液288とB液292との混合
比は、A液貯留室298とB液貯留室300との容積比
によって一意的に決まる。
【0099】B液貯留室300内で定量混合されたA液
288とB液292の混合溶液は、B液貯留室300内
に配設された液供給口金314から供給ホース316を
介して泡発生タンク236の下端部に設置された液流入
口金330を通って泡発生室(バブリング室)334内
へ流入される。このようにして、A液貯留室298内に
貯留されていたA液288及びB液貯留室300内に貯
留されていたB液292がすべて混合溶液となって泡発
生室334内に送給された後も、圧縮エアが送給され続
けることにより、泡発生室334内でバブリングが起こ
り、オゾン含有泡の集合体である浄化剤338が生成さ
れる。
【0100】このオゾン含有泡について補足すると、図
30に付記したように、オゾン含有泡は、被膜中にオゾ
ンが溶存されたオゾン含有被膜と、このオゾン含有被膜
内に封じ込められたオゾン含有ガスと、によって構成さ
れたものである。
【0101】なお、圧縮エアが送給されている間は、第
1チェックバルブ302、第2チェックバルブ304及
びブリーザ308、310は閉止状態を維持するので、
A液貯留室298及びB液貯留室300内にはA液28
8及びB液292は流入してこない。
【0102】上記の如くして生成された浄化剤338
は、多孔板332を通って一対の泡放出口336から便
器14の上端部に這い回されたダクト102内へ送られ
ていく。そして、浄化剤338は、ダクト102の内側
に形成された図示しない泡吐出口から便器14内へ吐出
され、当該便器14内に所定量充満されていく。この浄
化剤338の供給は、予め設定された所定時間なされ
る。
【0103】なお、浄化剤338が生成及び供給された
後、コントローラ24によってソレノイドバルブ356
が消磁されると、圧縮エアが定量混合タンク248内へ
送給されなくなるので、第1チェックバルブ302、第
2チェックバルブ304及びブリーザ308、310が
再び開放され、A液貯留室298及びB液貯留室300
内にA液288及びB液292が再び流入されて次回使
用のためにそなえることになる。
【0104】この状態となった後、使用者は便座30に
座り用を足す。なお、このとき、便座30がクッション
性を有するスポンジ状の樹脂材料から成るので、座り心
地が良い。また、使用者が操作パネル70のウオッシャ
スイッチ62を押すと、ウォッシャノズル106からウ
オッシャ液が噴出され、お尻洗浄がなされる。さらに、
ペーパーリッドパネル50を開放させると、ペーパーホ
ルダ54に保持されたトイレットペーパー52を使用す
ることができる。
【0105】便器14内に蓄積された排泄物等は、オゾ
ン含有泡の集合体である浄化剤338に覆われて消臭さ
れる。より詳細には、排泄物がオゾン含有泡の集合体で
ある浄化剤338によって覆われることにより、排泄物
からの臭気の拡散経路が遮断され、当該臭気の拡散を防
止することができる。また、個々のオゾン含有泡が消泡
すると、オゾン含有泡のオゾン含有被膜が消臭・殺菌作
用を有するオゾン水となり、排泄物に付着及び浸透す
る。このため、排泄物の消臭及び殺菌がなされる。さら
に、個々のオゾン含有泡が消泡することにより、オゾン
含有被膜内に封じ込められたオゾン含有ガスが解放され
て便器14内に拡散される。このため、排泄物から既に
放出された臭気も、当該オゾン含有ガスによって消臭さ
れる。
【0106】その後、使用者がアッパカバー32を閉止
して、或いは、そのままの状態で、操作パネル70の水
洗スイッチ60を押すと、コントローラ24によってソ
レノイドバルブ356が励磁され、シャッタ手段18を
作動させると共に洗浄水による便器14の洗浄がなされ
る。
【0107】具体的には、コントローラ24によってソ
レノイドバルブ356が励磁されると、ウォータタンク
246内の水が一対の洗浄ノズル104から噴出され
る。これにより、便器14内が洗浄される。この洗浄と
同時に、シャッタ手段18のカセットシャッタ駆動シリ
ンダ178が駆動され、ロータリアクチュエータ180
を介してシャッタ駆動ピン176を回転させる。このた
め、閉位置(図15の実線図示位置)にあったシャッタ
板168は開位置(図15の二点鎖線図示位置)まで揺
動され、排泄物及び洗浄水が共にカセット16内へ流れ
込む。
【0108】なお、シャッタ板168は所定時間経過後
にコントローラ24によって開位置から閉位置まで戻さ
れる。このとき、シャッタ板168に設けられた平滑器
172によって、排泄物のうちの固体成分の突出部分が
均される(図21参照)。さらに、高機能ポータブルト
イレ10の使用回ごとに平滑器172による平滑操作が
なされるので、排泄物の液体成分と固体成分との容量が
平均化される。そして、カセット16内の排泄物の容量
はレベルインジケータ116によって常時検出されてい
るため、カセット16内に収容した排泄物が満水になる
と、コントローラ24によって操作パネル70のカセッ
ト満水ランプ66が点灯される。
【0109】カセット満水ランプ66が点灯されると、
カセット16内に収容された排泄物を廃棄しなければな
らない。そこで、次の要領でカセット16が便器14の
下端部から分離されて容器本体12から取り出された
後、排泄物の廃棄作業及びカセット16の水洗作業が行
われる。
【0110】まず、カセットリッドパネル48を開放さ
せると、最初に、コントローラ24によってロータリア
クチュエータ180が再び作動され、前述したシャッタ
140の開閉動作が一瞬行われる。これにより、シャッ
タ板168上に溜まっている水滴等がカセット16内へ
収容され、カセット16を容器本体12から取り出して
も、容器本体12の内部が汚れないようにすることがで
きる。
【0111】また、前記の如く、カセットリッドパネル
48を開放させると、スリーブ駆動手段188がメカニ
カルに作動される。すなわち、カセットリッドパネル4
8と連結された第2昇降リンク218が下降しながら揺
動され、これに伴って第2昇降リンク218と連結され
た第1昇降リンク216が下降される。このため、ジョ
イントレバー208が連結シャフト210回りに下方へ
揺動され、連結シャフト210を軸線回りに回転させ
る。従って、連結シャフト210に固定された連結体1
98が連結シャフト210回りに揺動され、連結体19
8に保持されたスリーブ186を上昇位置まで上昇させ
る。これにより、スリーブ186の下側を構成している
サブスリーブ194が、カセット16の排泄物収容口1
38から離脱される。その結果、カセット16の取り出
しが可能な状態となる。
【0112】そこで、次に容器本体12内からカセット
16を取り出し、図18及び図19に示される如く、洋
式便器402に載置させる。カセット16を洋式便器4
02に載せたら、カセット上部110に装着されている
給水キャップ130を取り外し、排泄物収容口138に
装着させる。このとき、給水キャップ130を所定量回
転させると、給水キャップ130はロックプレート14
8の複数のロック爪148Bによってロック状態とされ
る。次いで、水道の蛇口とカプラ124とをホース40
4で接続する。
【0113】ここまでの操作をした後に、カセット開閉
レバー114を揺動させる。これにより、カセット16
の下端部に設けられた排泄物廃棄口112内の図示しな
い開閉手段によって排泄物廃棄口112が開放され、内
部に収容された排泄物等が勢い良く洋式便器402内へ
廃棄される。
【0114】その後、水道を捻ると、カプラ124、ホ
ース126、洗浄用ジョイント128、ホース132、
及びキャップ側ジョイント134を介して、給水キャッ
プ130の底面とシャッタ板168との間に形成された
水室152内に水道水が送給される。
【0115】水室152内の水圧が所定値以上に達する
と、シャッタ板168が弾性変形し、当該シャッタ板1
68の外周部とシャッタロックスプリング156の基部
156Aとの間に環状の隙間が形成される。そして、水
室152内の水道水が当該隙間から360度全周にわた
って噴水される。これにより、カセット16の内壁面に
付着等していた排泄物等の汚れもきれいに洗浄され、排
泄物廃棄口112から洋式便器402内へ排出される。
【0116】上記のカセット16内の水洗作業まで終え
たら、カセット開閉レバー114を元の位置まで揺動さ
せて排泄物廃棄口112を閉塞すると共に、給水キャッ
プ130を再びカセット上部110のセット位置に装着
させる。そして、再びカセット16を容器本体12内へ
装着させ、カセットリッドパネル48を閉塞する。カセ
ットリッドパネル48を閉塞させると、前述したスリー
ブ駆動手段188が逆の作動をし、カセット16と便器
14の下端部とが連結状態となって終了する。
【0117】次に、上述した作動説明を踏まえて、本実
施形態に係る高機能ポータブルトイレ10の効果につい
て説明する。 <高機能ポータブルトイレの基本的効果>本実施形態で
は、容器本体12内に浄化剤生成供給手段22を設け、
アッパカバー32を開放させると、便器14内へオゾン
含有泡の集合体として構成された浄化剤338を供給す
る構成であるため、高い消臭効果を得ることができる。
【0118】特に、本実施形態で用いられる浄化剤33
8は、上述したように排泄物からの臭気の拡散経路を遮
断することができること、又消泡により排泄物にオゾン
水が付着及び浸透して排泄物の消臭及び殺菌を行うこと
ができること、更に消泡により解放されたオゾン含有ガ
スによって既に放出された臭気をも消臭することができ
ることから、極めて高い消臭効果を得ることができる。
【0119】また、本実施形態では、前記の如く、アッ
パカバー32を開放させることにより、コントローラ2
4によって浄化剤生成供給手段22を作動させ、浄化剤
338を所定時間供給する方法を採ったので、使用者に
よる排泄行為がなされる前の段階で、浄化剤338によ
る消臭準備がなされる。その結果、本実施形態によれ
ば、効果的な消臭作用が得られる。 <タンクアッセンブリの効果>本実施形態では、オゾン
含有泡の集合体として構成される浄化剤338を生成す
るべく、複数のタンクの複合体として構成されたタンク
アッセンブリ234を案出したので、即ち、A液288
及びB液292を各々の自重による自由落下を利用して
定量混合タンク248にて容積比に応じた一定比率で混
合する構成を採ったので、A液288とB液292との
定量混合を効率良く安定的に行うことができる。その結
果、本実施形態によれば、浄化剤338の品質にバラツ
キが生じるのを防止することができる。
【0120】また、タンクアッセンブリ234を採用し
て定量混合を実現することにより、複雑な構成が必要に
なることもなく、構造の簡素化を図ることができると共
に装置が故障するおそれもなくなる。 <圧縮エア供給部の効果>本実施形態では、本来ならば
別体として設置される筈のエアタンク340とコンプレ
ッサ344(及びモータ358)とを、エアタンク34
0内に弾性支持体342を装填し、この弾性支持体34
2によってエアタンク340の壁面に対して非接触状態
となるようにコンプレッサ344をフローティング支持
させたので、コンプレッサ344及びモータ358の作
動音の外部への漏れを著しく低減することができる。
【0121】より詳細には、(1) コンプレッサ344及
びモータ358をエアタンク340内に収容(内蔵)さ
せたことにより、コンプレッサ344及びモータ358
の作動音を密閉状態にあるアッパハウジング346及び
ロアハウジング348によって遮音することができる。
【0122】(2) また、コンプレッサ344及びモータ
358を弾性支持体342によってフローティング支持
させたので、コンプレッサ344及びモータ358の作
動音がアッパハウジング346及びロアハウジング34
8に直接伝達されるのを防止することができる。
【0123】(3) さらに、コンプレッサ344及びモー
タ358をエアタンク340に内蔵させると、作動中の
タンク内圧Pが上昇するが、この圧力P(図34参照)
は圧縮行程においてはピストン372を圧縮させる向き
に作用するため、図35に示されるように、ピーク電流
が小さくなる。一方、吸気行程においては、前記圧力P
はピストン372の吸気側への移動に対する抵抗となる
ため、ボトム電流は大きくなる。従って、従来構造に比
し、ピーク電流とボトム電流の差が小さくなるので、ト
ルク変動(=振動)が極めて小さくなる。これにより、
機械系のバックラッシュ等による騒音レベルも低下す
る。
【0124】以上の(1) 〜(3) の作用・効果が相まっ
て、本実施形態によれば、上記の如く、コンプレッサ3
44及びモータ358の作動音の外部への漏れを著しく
低減させることができる。
【0125】また、本実施形態によれば、コンプレッサ
344及びモータ358をエアタンク340に内蔵させ
たことにより、スペース効率を向上させることができ
る。この効果は、高機能ポータブルトイレ10としての
性質上、極めて有意義な効果といえる。さらに、付言す
ると、モータ358の通気孔362を介してモータ35
8のハウジングの内外が連通されているため、モータ3
58のハウジングの内部空間もエアタンク340のタン
ク容量として見込むことができる。従って、この点も、
スペース効率の向上に寄与している。
【0126】さらに、本実施形態では、弾性支持体34
2として独泡性のスポンジ(独立気泡を有するスポン
ジ)ではなく連泡性のスポンジ(孔が連続しており表面
の孔が内部と繋がっているスポンジ)を使用したので、
弾性支持体342の形状が変化しにくく、コンプレッサ
344及びモータ358のフローティング支持性能を良
好に保つことができる。
【0127】すなわち、独泡性のスポンジを用いると内
部圧力の変動でスポンジ自体の形状が変化し支持性能の
低下を招来する可能性がある。これに対し、連泡性のス
ポンジを用いた場合には、スポンジ内の孔が外部と連通
しているため、圧力変動の影響を受けることはなく、弾
性支持体342の形状がそれによって変化することはな
い。従って、良好な支持性能を確保できる。さらに、実
効容積としてのスポンジ容積が小さいため、タンク本体
の大きさに影響を及ぼすこともなくコンパクトにでき
る。
【0128】また、コンプレッサ344及びモータ35
8をエアタンク340に内蔵させたことにより、作動中
はコンプレッサ344及びモータ358からの発熱があ
る。このため、エアタンク340内の温度は、作動状態
により上昇したり室温に戻ったりを繰り返すことにな
る。従って、エアタンク340内における結露が生じに
くくなる。その結果、本実施形態によれば、エアタンク
340が錆びるのを防止することができると共に排気ポ
ート376から放出されるエアの中に水滴が混入するの
を防止することができる。
【0129】さらに、本実施形態では、弾性支持体34
2におけるエアタンク340内(排気ポート376付
近)に吸放湿特性を有する乾燥剤398を配設したの
で、より一層結露を生じにくくさせることができる。従
って、安価なモータ358を使用しても、充分な耐久性
を期待することができる。 <シャッタ手段の効果>本実施形態では、カセット16
の排泄物収容口138をシャッタ駆動部142によって
揺動されるシャッタ140によって緊密に閉止し又必要
に応じて開放させるシャッタ手段18を設けたので、浄
化剤338がカセット16内へ洩れることなく、これを
シャッタ板168上に溜めることができる。このため、
浄化剤338による排泄物の消臭・殺菌を充分かつ確実
に行うことができる。
【0130】また、本実施形態では、シャッタ板168
にカセット16内に溜められた排泄物中の固体成分を均
すための平滑器172を設けたので、レベルインジケー
タ116による検出容量と実際の排泄物容量との間にず
れが生じるのを防止することができる。
【0131】すなわち、一般にカセット16内に排泄物
が収容されると、固体成分と液体成分とが分離する。よ
り具体的には、図21に示される如く、液体成分中から
固定成分の一部が突出した状態にある。このため、レベ
ルインジケータ116によって検出された検出容量が実
際の排泄物容量よりも少なくなることが考えられ、コン
トローラ24ではまだ収容可能と判断しても、実際には
カセット16内は収容不可ということもあり得る。さら
に、固体成分と液体成分とが分離していると、カセット
16を容器本体12から取り出して廃棄する場合にも、
廃棄しにくいという不利がある。
【0132】しかしながら、本実施形態では、シャッタ
板168の揺動動作に伴う平滑器172の揺動により、
排泄物中の固体成分が均されて(攪拌されて)、固体成
分と液体成分とが略均一に混合される。このため、カセ
ット16内に収容された排泄物のレベル(高さ)が平均
化され、レベルインジケータ116で検出及び監視して
いる検出容量と実際の排泄物容量との差が無くなる。す
なわち、レベルインジケータ116による検出容量と実
際の排泄物容量との間にずれが生じるのを防止すること
ができる。その結果、カセット16内への排泄物収容に
対する信頼性を向上させることができる。
【0133】さらに、カセット16内に収容された排泄
物は固定成分と液体成分とが略均一に混合された状態に
あるので、廃棄する際にも廃棄し易く、又廃棄残りが生
じにくいという効果も得られる。 <カセット洗浄手段の効果>本実施形態では、カセット
上部110に給水キャップ130等を配設し、排泄物を
廃棄する際には当該給水キャップ130を排泄物収容口
138へ装着させることにより、シャッタ板168との
間に水室152を形成し、当該シャッタ板168の弾性
変形を利用して360度の全周に亘って噴水させる構成
を案出したので、カセット16内に付着した汚れ等を洗
浄すべくカセット16を手で揺する等の作業を行う必要
が無くなる。このため、カセット16の内部の洗浄作業
性を著しく向上させることができる。 <連結手段の効果>本実施形態では、排泄物収容タンク
としてカセット式のカセット16を用い、カセットリッ
ドパネル48の開閉動作に連動して便器14の下端部と
カセット16とを連結或いは分離させる連結手段20を
案出したので、便器14の下端部とカセット16との着
脱の手間を省くことができる。その結果、便器14の下
端部とカセット16との着脱作業性を大幅に向上させる
ことができる。 <便座の効果>本実施形態では、便座30を所定の硬度
に設定されかつクッション性を有するスポンジ状の樹脂
材料によって構成し、アッパカバー32を完全に閉止さ
せることにより、便座30の弾性復元力によって当該便
座30の上面全周をアッパカバー32の裏面に密着(シ
ール)させるようにしたので、便器14内からの臭気が
外部に洩れるのを防止することができる。すなわち、防
臭効果が得られる。
【0134】また、便座30がクッション性を有するこ
とから、使用者の座り心地を良くすることができ、高機
能ポータブルトイレ10でありながら、高級感を出すこ
とができる。さらに、同様の理由から、使用者の臀部へ
の負担が軽減されるので、比較的長く座っていても疲れ
ないという効果も得られる。しかも、同様の理由から低
温時において便座ヒータ等がなくても温かい感触が得ら
れる。
【0135】加えて、便座30がクッション性、即ち弾
性を有することから、閉止されたアッパカバー32の上
に不用意に人が座ったり、乗ったりした場合に、アッパ
カバー32が容易に破損するのを防止することができ
る。
【0136】また、便座30とアッパカバー32とで完
全なシール状態が得られるので、運搬時等において、高
機能ポータブルトイレ10を万一転倒させたとしても、
排泄物が外部にこぼれないというメリットもある。 〔構成のバリエーション〕次に、各構成要素の構成等の
バリエーションについて説明する。 <浄化剤生成供給手段に関して>本実施形態では、オゾ
ン含有泡の集合体として構成された浄化剤338を便器
14内へ供給する構成を採ったが、これに限らず、消臭
効果を有する泡の集合体として構成された浄化剤であれ
ばすべて適用可能である。
【0137】また、本実施形態では、浄化剤338を便
器14内へ供給する構成を採ったが、これに限らず、カ
セット16内へ浄化剤338を供給する構成を採っても
よいし、便器14内及びカセット16内の双方へ浄化剤
338を供給する構成を採ってもよい。
【0138】さらに、本実施形態では、タンクアッセン
ブリ234によってA液288とB液292を定量混合
すると共に、圧縮エア供給部238によってオゾンガス
を含んだ圧縮エアを定量混合タンク248内へ圧送し、
これにより泡発生タンク236にてバブリングさせてオ
ゾン含有泡の集合体である浄化剤338を便器14内へ
供給する方法を採ったが、これに限らず、オゾン含有泡
の集合体である浄化剤338を便器14内へ供給した
後、即ちA液288とB液292の混合溶液が無くなっ
た後、尚もオゾンガスのみを便器14内へ送給する方法
を採ってもよい。前記方法を採ることにより、浄化剤3
38の供給が終了した後も、オゾンガスによる消臭効果
が持続されるため、より一層消臭効果を高めることがで
きる。
【0139】また、本実施形態では、浄化剤生成供給手
段22を一つの回路として構成したが、これに限らず、
オゾンガス送給回路と定量混合溶液送給回路を独立した
二系統の回路として成立させてもよい。つまり、定量混
合タンク248にオゾンガスを送給するのではなく、泡
発生タンク236に、定量混合溶液送給回路によって混
合溶液を圧縮エアによって送給すると共に、オゾンガス
送給回路によってオゾンガスのみをバブリング時から送
給する構成を採ってもよい。 <圧縮エア供給部に関して>本実施形態では、エアタン
ク340内に弾性支持体342を装填し、コンプレッサ
344及びモータ358をフローティング支持する構成
を採ったが、これに限らず、エアタンク340内にコン
プレッサ344及びモータ358をフローティング支持
することができる構成であればすべて適用可能である。
【0140】例えば、弾性支持体としてゴムマウントを
複数箇所に配設し、これらのゴムマウントでコンプレッ
サ344等をフローティング支持する構成を採ってもよ
い。また、弾性支持体の概念は、スプリング等の付勢手
段やゴムやスポンジ等の樹脂体の双方を含むものであ
る。 <シャッタ手段に関して>本実施形態では、図36
(A)、(B)に概略的に示される如く、シャッタ駆動
部142を駆動させることによりシャッタ140を揺動
させ、これにより排泄物収容口138を開閉させる構成
を採ったが、これに限らず、図37(A)、(B)に示
される如く、シャッタ140をスライドさせることによ
り排泄物収容口138を開閉させる構成を採ってよい。
なお、この場合、シャッタ140をスライドさせるシャ
ッタ駆動部としては、ラック&ピニオン形式の構成等が
採用可能である。
【0141】また、本実施形態では、シャッタ駆動部1
42及びシャッタ140を含んで構成されるかなり精密
なシャッタ手段18を採用したが、これに限らず、簡易
な構成のシャッタ手段を配設するようにしてもよい。例
えば、複数のスリットが形成されたゴムスリーブ状のシ
ャッタ手段を排泄物収容口138に装着させるようにし
てもよい。
【0142】さらに、本実施形態では、シャッタ手段1
8を配設したが、これに限らず、シャッタ手段を廃止す
る構成を採ってもよい。この場合、便器14の下端部を
若干屈曲させる等の工夫を施すのが好ましい。仮にシャ
ッタ手段を配設しなかったとしても、本実施形態によれ
ば、それなりの消臭効果は得られる。 <便座カバーに関して>本実施形態では、便座カバーで
あるアッパカバー32を容器本体12に対して回転可能
に設けたが、これに限らず、アッパカバー32を容器本
体12に対して脱着自在に設けてもよい。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る高機能ポータブルトイレは、消臭効果を有する
泡の集合体として構成された浄化剤を生成して便器内及
び排泄物収容タンク内の少なくとも一方へ供給する浄化
剤生成供給手段を、容器本体内に設けたので、排泄物か
らの臭気の拡散経路が遮断することができると共に消臭
することができ、その結果、高い消臭効果が得られると
いう優れた効果を有する。
【0144】また、請求項1記載の本発明に係る高機能
ポータブルトイレは、前述した泡を、被膜中にオゾンが
溶存されたオゾン含有被膜と、このオゾン含有被膜内に
封じ込められたオゾン含有ガスと、によって構成された
オゾン含有泡としたので、排泄物からの臭気の拡散経路
の遮断作用、オゾン水が排泄物に付着及び浸透すること
による排泄物の消臭及び殺菌作用、解放されたオゾン含
有ガスによる消臭作用が得られ、その結果、より高い消
臭効果を得ることができるという優れた効果を有する。
【0145】さらに、請求項1記載の本発明に係る高機
能ポータブルトイレは、前述した浄化剤生成供給手段
を、泡を生成するために必要とされる複数種類の液体を
各々の自重による自由落下を利用することにより定量混
合するタンクアッセンブリと、このタンクアッセンブリ
に圧縮エアを供給するための圧縮エア供給部と、を含ん
で構成したので、前記複数種類の液体の定量混合を効率
良く行うことができ、その結果、浄化剤の品質にバラツ
キが生じるのを防止することができるという優れた効果
を有する。
【0146】請求項2記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1に記載の発明において、前述し
た圧縮エア供給部を、エアタンクと、このエアタンク内
に弾性支持されることにより、当該エアタンク内にフロ
ーィテング支持されたコンプレッサと、を含んで構成し
たので、エアタンクによってコンプレッサの作動音を遮
音することができると共に当該作動音がエアタンクの壁
に直接伝達されるのを防止することができ、その結果、
コンプレッサの作動音の外部への洩れを著しく低減する
ことができるという優れた効果を有する。
【0147】請求項3記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1又は請求項2の発明において、
前述した構成要素に加えて、更に、便器と排泄物収容タ
ンクとの連通経路を遮る閉位置及び当該連通経路を遮ら
ない開位置間を移動可能に設けられたシャッタと、この
シャッタが閉位置又は開位置に位置されるように当該シ
ャッタを移動させるシャッタ駆動部と、を含んで構成さ
れるシャッタ手段を設けた上で、浄化剤を便器内へ供給
するようにしたので、排泄物の消臭及び殺菌を充分かつ
確実に行うことができ、その結果、より一層高い消臭効
果が得られるという優れた効果を有する。
【0148】請求項4記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項3に記載の発明において、前述し
たシャッタに、排泄物収容タンク内に収容された排泄物
を均すための平滑器を設けたので、例えば、排泄物収容
タンクにレベルインジケータ等の検出手段を配設した場
合に、検出容量と実際の排泄物容量とのずれが生じなく
なり、その結果、排泄物収容タンクへの排泄物収容に対
する信頼性を向上させることができるという優れた効果
を有する。
【0149】請求項5記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項3又は請求項4に記載の発明にお
いて、シャッタが排泄物収容タンクの上部に設けられた
排泄物収容口付近に配置されており、当該排泄物収容口
に装着されることにより当該シャッタとの間に水室を形
成すると共に、当該水室内の水圧上昇に伴ってシャッタ
が弾性変形することにより隙間を形成し、当該隙間から
当該シャッタの周方向へ洗浄水を噴水させる洗浄手段を
設けたので、排泄物収容タンクを手で揺する等の作業を
行う必要が無くなり、その結果、排泄物収容タンクの内
部の洗浄作業性を著しく向上させることができるという
優れた効果を有する。
【0150】請求項6記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の発明において、排泄物収容タンクは容器本体に対して
着脱可能なカセット式であると共に、当該容器本体は当
該排泄物収容タンクの着脱時に開閉されるリッドパネル
を備えており、さらに、当該リッドパネルが閉止された
際には当該閉止動作に連動して便器の下端部と排泄物収
容タンクとを連結し、当該リッドパネルが開放された際
には当該開放動作に連動して当該便器の下端部と排泄物
収容タンクとを分離させる連結手段を設けたので、便器
の下端部と排泄物収容タンクとの着脱の手間を非常に省
くことができ、その結果、便器の下端部と排泄物収容タ
ンクとの着脱作業性を大幅に向上させることができると
いう優れた効果を有する。
【0151】請求項7記載の本発明に係る高機能ポータ
ブルトイレは、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の発明において、前述した便座が弾性材料によって構成
されていると共に、便器の上端部の周方向に沿って途切
れることのない環状座として構成されており、さらに、
便座カバーを閉止させることにより、当該便座の弾性復
元力によって当該便座がその全周にわたって当該便座カ
バーの裏面に密着される構成としたので、便器内からの
臭気が外部に洩れるのを防止することができ、その結
果、高機能ポータブルトイレの衛生品質を高めることが
できるという優れた効果を有する。
【0152】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの要
部概略構成を示す平面図である。
【図2】図1に示される高機能ポータブルトイレの要部
概略構成を示す背面図である。
【図3】図1に示される高機能ポータブルトイレの要部
概略構成を示す左側面図である。
【図4】図1に示される高機能ポータブルトイレの要部
概略構成を示す右側面図である。
【図5】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの外
郭構成部をアッパカバーの閉止状態で示す平面図であ
る。
【図6】図5に示される高機能ポータブルトイレの外郭
構成部を示す正面図である。
【図7】図5に示される高機能ポータブルトイレの外郭
構成部を示す背面図である。
【図8】図5に示される高機能ポータブルトイレの外郭
構成部を示す左側面図である。
【図9】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの外
郭構成部をアッパカバーの開放状態で示す平面図であ
る。
【図10】図9に示される高機能ポータブルトイレの外
郭構成部を示す正面図である。
【図11】図9に示される高機能ポータブルトイレの外
郭構成部を示す左側面図である。
【図12】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの
外郭構成部を便座に特徴を持たせて示す平面図である。
【図13】図12に示される高機能ポータブルトイレの
外郭構成部の一要素である便座を中心に示す正面図であ
る。
【図14】図12に示される高機能ポータブルトイレの
外郭構成部の一要素である便座を中心に示す左側面図で
ある。
【図15】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの
排泄物収納用のカセットを示す平面図である。
【図16】図15に示される排泄物収納用のカセットの
側面図である。
【図17】図15に示される排泄物収納用のカセットが
備えるシャッタ手段を利用したカセット洗浄手段の構成
を示す要部縦断面図である。
【図18】図17に示されるカセット洗浄手段を利用し
た洗浄の様子を示す概略平面図である。
【図19】同じくカセット洗浄手段を利用した洗浄の様
子を示す概略正面図である。
【図20】図15に示される排泄物収納用のカセットを
シャッタ手段側から見た側面図である。
【図21】図15に示されるシャッタ手段及びレベルイ
ンジケータを中心に示す概略縦断面図である。
【図22】図15に示されるシャッタ手段の詳細構成を
示す図17に対応する要部縦断面図である。
【図23】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの
連結手段の構成を示す全体側面図である。
【図24】図23に示される高機能ポータブルトイレの
連結手段の構成を示す全体背面図である。
【図25】図23に示される連結手段の詳細構造を一部
破断して示す平面図である。
【図26】図23に示される連結手段の詳細構造を一部
破断して示す側面図である。
【図27】図23に示される連結手段の詳細構造を一部
破断して示す正面図である。
【図28】連結手段によってスリーブが着脱される様子
を示す要部断面図である。
【図29】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの
浄化剤生成供給手段におけるタンクアッセンブリの構成
を示す側面図である。
【図30】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの
浄化剤生成供給手段におけるタンクアッセンブリ及び泡
発生タンクの構成を示す背面図である。
【図31】本実施形態に係る高機能ポータブルトイレの
浄化剤生成供給手段における圧縮エア供給部の構成を水
平破断して示す平面図である。
【図32】図31に示される圧縮エア供給部の横断面図
である。
【図33】図31に示される圧縮エア供給部の縦断面図
である。
【図34】図31に示される圧縮エア供給部に用いられ
るコンプレッサの縦断面図である。
【図35】図31に示される圧縮エア供給部を用いた場
合の効果を説明するための特性図である。
【図36】(A)は本実施形態におけるシャッタ手段を
対比説明用に概略的に示した平面図、(B)はその側面
図である。
【図37】(A)はシャッタ手段の別の構成を概略的に
示した平面図、(B)はその側面図である。
【符号の説明】
10 高機能ポータブルトイレ 12 容器本体 14 便器 16 カセット(排泄物収容タンク) 18 シャッタ手段 20 連結手段 22 浄化剤生成供給手段 24 コントローラ 30 便座 32 アッパカバー(便座カバー) 48 カセットリッドパネル 122 カセット洗浄手段 138 排泄物収容口 140 シャッタ 142 シャッタ駆動部 152 水室 172 平滑器 234 タンクアッセンブリ 238 圧縮エア供給部 288 A液 292 B液 338 浄化剤 340 エアタンク 342 弾性支持体 344 コンプレッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小寺 勝世志 愛知県名古屋市南区寺部通3−7−1 株式会社コデラダイナックス内 (56)参考文献 特開 昭50−112161(JP,A) 特開 昭63−220819(JP,A) 実開 平6−5597(JP,U) 特公 平4−81449(JP,B2) 特公 平2−57175(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 11/04 E03D 9/00 E03D 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内に配置され、下端部が開口さ
    れたボール状の便器と、 容器本体における便器の上端側に配置された便座と、 容器本体に回転可能又は脱着自在に設けられ、回転又は
    脱着することにより便座を開放又は閉止する便座カバー
    と、 容器本体内における便器の下方に配置され、当該便器と
    連通された排泄物収容タンクと、 容器本体内に設けられ、被膜中にオゾンが溶存されたオ
    ゾン含有被膜及び当該オゾン含有被膜内に封じ込められ
    たオゾン含有ガスから成るオゾン含有泡の集合体として
    構成された浄化剤を生成して便器内及び排泄物収容タン
    ク内の少なくとも一方へ供給する浄化剤生成供給手段
    と、 を含んで構成される高機能ポータブルトイレであって、 前記浄化剤生成供給手段は、 前記泡を生成するために必要とされる複数種類の液体を
    各々の自重による自由落下を利用することにより定量混
    合するタンクアッセンブリと、 このタンクアッセンブリに圧縮エアを供給するための圧
    縮エア供給部と、 を含んで構成される、 ことを特徴とする高機能ポータブルトイレ。
  2. 【請求項2】 前記圧縮エア供給部は、 エアタンクと、 このエアタンク内に弾性支持されることにより、当該エ
    アタンク内にフローティング支持されたコンプレッサ
    と、 を含んで構成される、 ことを特徴とする請求項1に記載の高機能ポータブルト
    イレ。
  3. 【請求項3】 さらに、前記便器と前記排泄物収容タン
    クとの連通経路を遮る閉位置及び当該連通経路を遮らな
    い開位置間を移動可能に設けられたシャッタと、このシ
    ャッタが閉位置又は開位置に位置されるように当該シャ
    ッタを移動させるシャッタ駆動部と、を含んで構成され
    るシャッタ手段を設けた上で、 前記浄化剤を便器内へ供給するようにした、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の高機能ポ
    ータブルトイレ。
  4. 【請求項4】 前記シャッタには、排泄物収容タンク内
    に収容された排泄物を均すための平滑器が設けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載の高機能ポータブルト
    イレ。
  5. 【請求項5】 前記シャッタは排泄物収容タンクの上部
    に設けられた排泄物収容口付近に配置されており、 当該排泄物収容口に装着されることにより当該シャッタ
    との間に水室を形成すると共に、当該水室内の水圧上昇
    に伴ってシャッタが弾性変形することにより隙間を形成
    し、当該隙間から当該シャッタの周方向へ洗浄水を噴水
    させる洗浄手段を設けた、 ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の高機能
    ポータブルトイレ。
  6. 【請求項6】 前記排泄物収容タンクは容器本体に対し
    て着脱可能なカセット式であると共に、当該容器本体は
    当該排泄物収容タンクの着脱時に開閉されるリッドパネ
    ルを備えており、 さらに、当該リッドパネルが閉止された際には当該閉止
    動作に連動して前記便器の下端部と排泄物収容タンクと
    を連結し、当該リッドパネルが開放された際には当該開
    放動作に連動して当該便器の下端部と排泄物収容タンク
    とを分離させる連結手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の高機能ポータブルトイレ。
  7. 【請求項7】 前記便座は、弾性材料によって構成され
    ていると共に、便器の上端部の周方向に沿って途切れる
    ことのない環状座として構成されており、 さらに、前記便座カバーを閉止させることにより、当該
    便座の弾性復元力によって当該便座がその全周にわたっ
    て当該便座カバーの裏面に密着される、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の高機能ポータブルトイレ。
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