JPH10159152A - 悪臭源遮蔽用発泡装置および泡沫式悪臭源遮蔽方法 - Google Patents

悪臭源遮蔽用発泡装置および泡沫式悪臭源遮蔽方法

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JPH10159152A
JPH10159152A JP31987896A JP31987896A JPH10159152A JP H10159152 A JPH10159152 A JP H10159152A JP 31987896 A JP31987896 A JP 31987896A JP 31987896 A JP31987896 A JP 31987896A JP H10159152 A JPH10159152 A JP H10159152A
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foaming liquid
foaming
foam
toilet
shielding
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JP31987896A
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Teruo Ohashi
照雄 大橋
Iwao Ohashi
巌 大橋
Kaori Oohashi
香里 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い室内における排便時の悪臭発生による不
快感を、簡易な方法で効果的に解消する。 【解決手段】 発泡液収納容器4に収容した発泡液に複
数の通気用小孔を有する中空体8を通じて気体を吹き込
んで泡沫を形成する悪臭源遮蔽発泡装置で泡沫を作る。
便器内の排泄目標位置に十分な量の泡沫層を形成してお
き、該泡沫層位置で排便を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、悪臭源遮蔽用発泡
装置および泡沫式悪臭源遮蔽方法に係わり、特に便器中
の排泄便を泡沫で遮蔽するための装置と、排泄便を泡沫
(すなわち、泡)で覆って悪臭の拡散を防ぐ方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年におけるトイレは、水洗式が一般的
であり、便溜め置き式の在来型トイレと違って、概ね不
愉快な悪臭に悩まされることがないと言えるだろう。し
かしながら、トイレ内で排便中の排泄便から発生する悪
臭からは逃れ難く、また前のトイレ使用者と相前後して
トイレに入った次の使用者は、トイレ室内に残った悪臭
に不愉快な思いをすることが多い。一方では、病院の共
同部屋に入院した患者が携帯式便器(通称、おまる)を
使ってベッドで用を足す場合、あるいは家庭での寝た切
り生活者が携帯式便器を使って寝床で用を足す場合、排
便者のみならず周囲の者が、発生する悪臭に大いに悩ま
されることになる。また、我が国における自家用車の普
及は既に成熟期に入っており、高速道路網の拡張整備も
進行しているが、休祭日における高速道路上での渋滞は
慢性的になりつつある。長い渋滞に遭遇した場合の最大
かつ深刻な悩みは、遅々として進まない車内で尿意ある
いは便意を催した時であろう。そのような時には、携行
した携帯用便器を使用することによって急場を凌ぐこと
ができる。しかしながら、狭い室内で便器を使用する
と、乗員全員が悪臭に襲われる事態となるため、携帯用
便器の気軽な使用も憚られるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、排便時
に発生する悪臭の問題は、現代社会で解決を望まれてい
る緊急の課題である。排便時の悪臭を防ぐための方法と
して、強い芳香剤および(または)消臭剤をトイレ内
に置き、または便器周辺の空間に噴霧する、悪臭発生
源に近い箇所で、悪臭を含む空気を便器内から強制吸引
し、吸引した空気を活性炭、化学物質等に接触させて悪
臭の原因物質であるアンモニアを含むガスを吸着、除去
するか、またはアンモニアを含むガスを化学物質との反
応により分解させる、アンモニア等の悪臭成分を分解
する化学物質を、直接、排泄物に散布する、トイレ内
または車内の空気を強制排気する等を挙げることができ
る。
【0004】これらの方法のうち、芳香剤および(また
は)消臭剤を用いる方法は、悪臭の原因そのものを取
り除くわけではなく、別の匂い成分により相対的に悪臭
を感じ難くするに過ぎないため、効果には自ずから限界
がある。悪臭を含む空気を便器内から強制吸引する項目
の方法は、吸気装置が高価であるにもかかわらず、和
式水洗便器に効果が少なく、吸気装置の設置自体にも困
難が伴う。比較的効果の大きな洋式水洗便器の場合で
も、吸気口を便器の内側に設けるため、排便時の飛沫が
吸気口およびその周囲に付着して美観を損ない、新たな
悪臭源にもなりかねない。和式水洗便器、移動式便器、
あるいは携帯用便器を使用する時、排泄物全体を分解中
和する成分を含む化学物質(溶液)で覆うのは極めて困
難で、悪臭の拡散を防ぐことはできない(項目)。ト
イレ内または車内の空気を強制排気する項目の方法で
は、悪臭の広がった室内空気全体を速やかに排出するの
は難しく必ずしも不快臭を払拭できず、一方では、室外
に悪臭を広げることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、狭い室
内での悪臭発生による不快感を効果的に解消することで
ある。この目的は、以下の悪臭源遮蔽用発泡装置を用い
て泡沫を発生させ、得られた泡沫で悪臭源を蔽うことに
よって達成される。泡沫排出口および発泡液補給口を有
する発泡液収納容器と、該容器底に配置され単数または
複数の通気用小孔を有する中空体と、該中空体に加圧気
体を供給する給気源と、該給気源の気体を前記中空体に
供給して発泡を開始させるための操作手段とを具備する
悪臭源遮蔽用発泡装置。この悪臭源遮蔽用発泡装置の具
体的態様を以下に示す。 悪臭源遮蔽用発泡装置は、発泡液収納容器を便器の上
縁近傍に位置して便器と一体的に設け、発泡液収納容器
中で発生した泡沫を、排便時の排泄便落下位置に向かっ
て泡沫排出口から放出させ、もって排泄便落下位置を含
む便器底領域を泡沫層で覆い、排泄便が泡沫層によって
遮蔽されるように構成する。 給気源を、電動式送風機とし、該送風機と前記通気用
小孔を有する中空体とを給気管によって連結する。 悪臭源遮蔽用発泡装置に補給用発泡液貯溜槽を併設
し、該補給用発泡液貯溜槽の槽底を前記発泡液収納容器
よりも高位に置き、該槽底から発泡液収納容器に至る発
泡液供給管によって発泡液収納容器に発泡液を供給せし
める。 給気源を、圧縮気体を収納するガスボンベとし、該ガ
スボンベと前記通気用小孔を有する中空体とを給気管に
よって連結し、操作弁の開閉操作によってガスボンベか
ら中空体に気体を供給せしめる。 発泡液収納容器を、便器本体に装着可能な別体品と
し、給気源として圧縮気体を収納するガスボンベを用
い、該ガスボンベを発泡液収納容器に対して着脱式に組
付け、ガスボンベと前記通気用小孔を有する中空体とを
給気管によって連結し、操作弁の開閉操作によってガス
ボンベから中空体に気体を供給せしめる。 給気源として人力操作式空気ポンプを用いる。この人
力操作式空気ポンプの一例として、海水浴等で使用する
浮袋に空気を充填するために汎用されている足踏み式フ
ィゴを挙げることができる。また、本発明は、以下の構
成を有する携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置としても提供可
能である。泡沫排出口および発泡液補給口を有するとと
もに、持ち運び用取っ手を有する発泡液収納容器と、発
泡液収納容器内に収容された発泡液に加圧気体を供給す
るための給気源であるガスボンベと、発泡液の液底部分
に位置するように前記発泡液収納容器内に配置され、単
数または複数の通気用小孔を有する中空体と、加圧気体
をガスボンベから前記中空体に導くための給気管と、ガ
スボンベ内の気体を、必要な時に給気管を通じて中空体
に導くための開閉弁とを具備することを特徴とする携帯
式悪臭源遮蔽用発泡装置。さらに、本発明は、以下の構
成を有する携帯式使い捨て型悪臭源遮蔽用発泡装置とし
て提供可能である。携帯式使い捨て型発泡液収納容器か
ら成り、該発泡液収納容器が、蓋部分の取り除きによっ
て開成される泡沫排出口を有するとともに、中間壁によ
って区画された2つの密閉内室を有し、該内室の一方に
発泡液が収納され、該内室の他方に加圧気体が収納さ
れ、前記中間壁に開口が形成され、前記一方の内室側か
ら前記開口部分を蔽い、前記発泡液収納容器の周壁と協
働して小室を画成する副壁が設けられ、該副壁には、単
数または複数の通気用小孔が形成されており、前記開口
が、小室側から弁体で気水密に遮断され、前記発泡液収
納容器の周壁を貫通する操作レバーで前記弁体が開成さ
れ、前記他方の内室に収納された加圧気体が前記小室内
に流入し、さらに前記通気用小孔を通じて前記一方の内
室に収納された発泡液内に加圧気体が進入して該一方の
内室内で泡沫が発生し、該内室に臨む泡沫排出口を通じ
て外部に排出されるように構成された携帯式使い捨て型
悪臭源遮蔽用発泡装置。以上の各装置により発生させた
泡沫を用い、以下の方法により悪臭の拡散が防止され
る。排便に先立って、便器の排泄箇所を泡沫で覆ってお
き、それによって、排便中および排便後を通じて排泄便
を遮蔽する。泡沫を形成するための発泡液に、予め芳香
剤および(または)消臭剤(例えば、グリオキシサール
を主成分とする薬剤液(特公昭48−3383号公報参
照))を添加、溶解し、更に泡沫を形成する気体中に消
臭剤成分を含ませるのは更に効果的である。泡沫を形成
する気体中に消臭剤成分を含ませる1つの手法として、
発泡のために発泡液中に吹き込まれる前の気体に消臭剤
成分(例えば、小林製薬(株)製、商品名「無香空間」
(成分:植物抽出物)を気体として加える方法を挙げる
ことができる。以下、本発明の実施形態について説明す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】洋式水洗便器 (図1〜図4) 図1は、本発明の一例に係わる悪臭源遮蔽発泡装置を洋
式水洗便器1に併設した状態を示す平面図である。便器
1は周知の水槽Wを備えており(本発明に水槽が必須で
あるわけではなく、水槽のない形式にも本発明を適用で
きる)、水槽Wに隣接して悪臭源遮蔽発泡装置の補給用
発泡液貯溜槽Pと給気源Sとが付設されている。便器1
の内部を前部領域Aと後部領域Bに分けて説明すると、
後部領域Bの排水口近傍が水溜りになっている。通常の
便器は、その上縁に沿う内側に水管路が形成され、排便
後に水管路から水槽内の貯水が放出されるようになって
いるに過ぎない。しかしながら、便器1では、その上縁
を形成する頂壁2の直下に発泡液収納容器としての発泡
液溜まり4が設けられ、発泡液溜まり4の下位に水管路
3が形成されている。ただし、水管路3は上縁の概ね全
周に亙って存在するが、発泡液溜まり4は、概ね後部領
域Bに対応する範囲B1に設ければ十分である。何故な
ら、後部領域Bが直接の排泄位置になるからである。
【0007】発泡液溜まり4に対しては、発泡液供給管
4aを通じて補給用発泡液貯溜槽Pから発泡液が供給さ
れる。この供給機構を図2に示す。補給用発泡液貯溜槽
Pの発泡液排出口に弁5が付設され、発泡液溜まり4内
に置かれた浮き体(フロート)6と弁5とが梃子を利用
したリンク機構7a〜7dで連結されている(図中、三
角印は梃子の支点を示す)。浮き体6は、発泡液溜まり
4内の液量に応じて上下動し、それに応じて弁5が開閉
する。
【0008】発泡液溜まり4は、頂壁2の下に上部余裕
空間を残して溝状に形成されているが、その溝壁の一部
に沿って多数の通気用小孔8aを有する中空体としての
通気路8が配設されている。通気用小孔8aは、通気路
8の下縁に沿って間隔を置いて設けられ、発泡液溜まり
4内に発泡液が溜まった時の液面よりも下位にある。通
気路8は、通気管Tを介して給気源Sに接続されてお
り、給気源Sとしての電動式送風機のスイッチSWを操
作することによって通気路8内へ加圧空気が供給され
る。
【0009】かかる構成の悪臭源遮蔽発泡装置を備えた
洋式水洗便器1の使用方法について以下説明する。発泡
液溜まり4内には、浮き体6と弁5の働きにより、常時
自動的に発泡液が張られるようになっている。したがっ
て、排便に先立って、送風機のスイッチSWを閉成操作
(ON)すると、加圧空気が通気路8内に送られ、全て
の通気用小孔8aから発泡液溜まり4内の発泡液L中に
吹き込まれる。発泡液は、注入空気によって撹乱され、
泡沫となって溢れ、頂壁2の下の余裕空間を満たしなが
ら外へ溢れ出し、便器1の排便空間である後部領域Bに
層を成して集合状態で溜まる。この時の泡沫量は、発泡
液溜まり4の液収容量によって決まる。したがって、十
分な泡沫量が得られるように発泡液溜まり4を設計して
おく必要がある。しかしながら、発泡液溜まり4の容積
を十分に確保できない場合には、発泡液溜まり4への液
供給と、送風機による発泡操作とを複数回反復して行え
ばよい。
【0010】便器1の後部領域Bに泡沫が溜まると、排
便の準備が整う。この状態で排便を行うと、排泄便は泡
沫層の泡沫群を押し分けながら通過し、その通過後には
泡沫層が初期状態に近い状態に戻る。この初期状態に近
い状態への復帰は、泡沫全体の表面積が常に小さくなろ
うとする泡沫の性質によって得られる。かくして、排泄
便は泡沫層によって覆われ、排便中の悪臭発生を確実に
防止できる。排便後には、通常のように排水すると、泡
沫層も自然に消滅しながら便器から排出される。しかる
に、発泡液の代表的なものは石鹸液であるから、排水の
際に便器内の一部および排水出口部分の洗浄効果を期待
できる利点もある。
【0011】和式水洗便器(図5〜図6) 図5は、本発明の一例に係わる悪臭源遮蔽発泡装置を和
式水洗便器10に併設した状態を示す平面図である。便
器10は周知の水槽Wを備えており(本発明に水槽が必
須であるわけではなく、水槽のない形式にも本発明を適
用できる)、水槽Wに隣接して悪臭源遮蔽発泡装置の補
給用発泡液貯溜槽Pと給気源Sとが付設されている(図
6)。便器10の内部を前部領域Aと後部領域Bに分け
て説明すると、前部領域Aの排水口近傍が水溜りになっ
ている。通常の便器は、その上縁に沿う内側に水管路が
形成され、排便後に水管路から水槽内の貯水が放出され
るようになっているに過ぎない。しかしながら、便器1
0では、その上縁を形成する頂壁11の直下に発泡液収
納容器としての発泡液溜まり12が設けられ、発泡液溜
まり12の下位に、洋式水洗便器1の水管路3と同様な
水管路が形成されている(これらの配置関係は図示され
ていないが、図4に示される洋式水洗便器1の構造と同
じである)。水管路は上縁の概ね全周に亙って存在する
が、発泡液溜まり12は、概ね後部領域Bに対応する範
囲B1に設ければ十分である(図5)。何故なら、後部
領域Bが直接の排泄位置になるからである。
【0012】発泡液溜まり12に対しては、発泡液供給
管12aを通じて補給用発泡液貯溜槽Pから発泡液が供
給される。発泡液供給機構、および発泡液溜まり13の
構造、機能は、前記洋式水洗便器1のそれと同様であ
る。かかる構成の悪臭源遮蔽発泡装置を備えた和式水洗
便器10の使用方法、および作用効果は、洋式水洗便器
1の場合と差異はない。
【0013】携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置(図7、図
8) 図7は携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置20の平面図、図8
は同縦断面図であり発泡液Lが発泡装置20の本体であ
る発泡液収納容器21内に収容された状態を示してい
る。発泡液収納容器21の横断面形状は、円筒形、楕円
形、角形等任意である。形発泡液収納容器21の上部に
は、発泡液補給用の液注入筒22が、発泡液収納容器2
1の縦方向(通常保管状態における上下方向)に指向し
て配設されている。液注入筒22の下端開口は、通常保
管状態において発泡液Lの液面高さ水準よりも上位にあ
る。この液面高さ水準の調整は、液注入筒22の下端に
開閉自在にヒンジ取り付けされ、浮き体(フロート)2
4aが付された弁体24によって確保される。液注入筒
22の上端開口には蓋23が着脱可能に取着されてい
る。
【0014】また、発泡液収納容器21の上部には、横
置姿勢で泡沫排出筒25が付設されている。泡沫排出筒
25の開放された先端部が泡沫排出口26であり、ヒン
ジ取り付けされた蓋27がこれを覆うようになってい
る。また、泡沫排出筒25の開放先端部すなわち泡沫排
出口26の近傍は、傾斜壁(液戻し傾斜壁)25aとし
て形成され、使用後の泡沫排出口26からの液滴下防止
の配慮がなされている。なお、発泡液収納容器21の本
体が透明樹脂材等で形成されている場合には不要である
が、そうではない場合(例えば、鋼製である場合)に
は、仮想線で示されるような液量確認窓28を設けると
使い勝手がよくなる。
【0015】発泡液収納容器21の本体外面には、持ち
運び用取っ手29が付設されている。この取っ手29
は、中空体として形成され、その内部にガスボンベGが
交換可能に装填されている。このガスボンベGの交換
は、ヒンジ取り付けされた開閉蓋30を開閉して行うこ
とができる。ガスボンベG内に収容された圧縮気体は、
給気管31、31aを通じて、多数の通気用小孔を有す
る横置管体32、32aに送られる。管体32に対して
管体32aが上位に位置しているのは、発泡液収納容器
21を横向きに角度90°傾けた状態で、両管体が液底
に位置して、多量の加圧気体が広範囲に亙って発泡液中
へ放出されることを意図したためである。また、取っ手
29の上部位置に手動操作式開閉弁33が配設され、給
気管31の連通が開閉可能に遮断されるようになってい
る。なお、図示例では、持ち運び用取っ手29内にガス
ボンベGが組み込まれているが、給気源を別体式にし
て、給気管31を取っ手29から更に伸長させ、給気源
(ガスボンベ、電動式送風機、人為操作式送風機、電動
式送風ポンプ等)に連通接続する構造、あるいは給気源
(ガスボンベ、電動式送風機、人為操作式送風機、電動
式送風ポンプ等)を発泡液収納容器21の底部に収納す
る形式を採用してもよい。後者の場合、発泡液収納容器
21の底部を2重構造として密封室になし、同部分に圧
縮気体を注入する構造も考えられる。
【0016】かかる構成の携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置
20は、洋式水洗便器、和式水洗便器、携帯型便器(通
称、おまる)等に適用できる。発泡装置20を使用する
に当たっては、蓋27を開放した状態で、発泡液収納容
器21を図8図示の姿勢から横向きに角度90°傾け、
泡沫排出口26を便器の目標位置上にもたらし、開閉弁
33を手動操作して開成させ、所定時間維持する。この
間、ガスボンベG内の圧縮気体が、給気管31、31a
を通じて管体32、32aに送られ、管体32、32a
の通気用小孔を通じて発泡液L中に噴出し、無数の気泡
として液面に向かって上昇し、液面上に無数の泡沫(あ
ぶく)が生じる。
【0017】発生した泡沫は、泡沫排出筒25を満たし
ながら泡沫排出口26から外部へ溢れ出る。溢れ出た泡
沫は、便器の目標位置である排泄便位置を覆って層状に
溜まる。この泡沫量は、発泡液Lに対する加圧気体吹き
込み時間によって任意に調整可能である。この状態で排
便を行うと、排泄便は泡沫層の泡沫群を押し分けながら
通過し、その通過後には泡沫層が概略初期状態に戻る。
この概略初期状態への復帰は、常に表面積が小さくなろ
うとする泡沫の性質によって得られる。かくして、排泄
便は泡沫層によって覆われ、排便中の悪臭発生を確実に
防止できる。携帯式便器以外の水洗式便器の場合、排便
後に通常のように排水すると、泡沫層も自然に消滅しな
がら便器から排出される。しかるに、発泡液の代表的な
ものは石鹸液であるから、排水の際に便器内の一部およ
び排水出口部分の洗浄効果を期待できる利点もある。携
帯式便器の場合には、排便後、泡沫が消滅する前に蓋を
すれば悪臭の放散を防止できる。もちろん、排便後、直
ちに水洗式便器に流す等の処理をすれば、悪臭放散を確
実に防止できる。
【0018】携帯式使い捨て型発泡液収納容器(図9、
図10) 図9は、携帯式使い捨て型発泡液収納容器40の平面
図、図10は同縦断面図である。発泡液収納容器40
は、内圧に耐えるために比較的剛性の大きな薄肉樹脂
板、耐水処理された紙等で形成される。発泡液収納容器
40は、周壁41、底壁42、中間壁43、頂壁44、
および中間壁43と頂壁44の間に位置する棚状隔壁4
5とを主壁体として形成されている。棚状隔壁45は、
周壁41から下降傾斜姿勢で伸長し、発泡液収納容器4
0の内部を横断面で概ね50%以上を上下方向で隔てる
形態で配設されている。中間壁43は、発泡液Lを収容
する液室の底壁であり、図10において、左側が低くな
るように傾斜している。この傾斜姿勢は、棚状隔壁45
の右下がり傾斜(図10)と対称的である。また、傾斜
した中間壁43の最も低い位置を含む、その近傍領域
で、中間壁43および周壁41と協働して小室Rを画成
する副壁46が中間壁43とは逆傾斜姿勢で設けられて
いる。この副壁46には、複数の通気用小孔46aが形
成されている。さらに、小室Rに臨んで中間壁43に通
気用開口43aが形成され、該開口43aは、摺動弁4
7aによって開閉可能に小室R側から遮蔽されている。
この摺動弁47aは、周壁41を気水密に貫通するレバ
ー47を引くことによって中間壁43上を摺動(または
滑動)し、レバー47の引き出し量に応じて開口43a
の開度が変わるようになっている。底壁42と中間壁4
3の間は圧縮空気収納室である。
【0019】また、頂壁44には、例えばビール缶のよ
うに破壊開放式の蓋部分44aが一体に設けられ、蓋部
分44aに対して連結点48aで結合された取っ手48
を利用して該蓋部分44aを引き剥がすことによって泡
沫排出口が形成されるようになっている。
【0020】かかる構成の携帯式使い捨て型発泡液収納
容器40は、屋内に設置された水洗便器を含む任意の便
器で使用できるが、最も利点を発揮するのは、車室内、
あるいはテント内等で携帯用便器に対して適用する場合
であろう。発泡液収納容器40を使用するに当たって
は、棚状隔壁45および副壁46の位置する側が下にな
るように、発泡液収納容器40を角度90°傾け、レバ
ー47を引く。蓋部分48は、レバー47を引き出す前
に、または引き出した後に、これを引き剥がし破壊す
る。保管状態から姿勢を変えたこの状態では、中間壁4
3と棚状隔壁45で区画される部分に発泡液が集まって
いる。次に、レバー47の引き出しによって、摺動弁4
7aが動き、その引き出し量に応じた開度で開口43a
が開放される。その結果、底壁42と中間壁43の間の
圧縮空気収納室から、開口43a→小室R→通気用小孔
46aなる順路で、加圧空気が発泡液収納室である上室
に噴出する。この噴出空気が、中間壁43と棚状隔壁4
5で区画される空所に位置する発泡液Lを撹乱して泡沫
が発生し、中間壁43と頂壁44で画成される室内に泡
沫が満たされ、発泡液収納容器40の姿勢を適宜調整す
ると、蓋部分44aが破壊されて開成された泡沫排出口
を通じて容器外に泡沫が放出される。この時、泡沫排出
口を便器の目標位置上に位置づけておけば、首尾よく便
器内の排泄位置に泡沫層を形成することができる。な
お、底壁42と中間壁43の間の圧縮空気収納室から、
通気用小孔46aを通じて発泡液収納室である上室に円
滑に加圧空気を送り込むためには、レバー47を操作す
る前に蓋部分48を破壊しておく方がよいが、中間壁4
3と頂壁44で画成される室内には、低圧または常圧の
空気が装入されているため、レバー47を操作した後に
蓋部分48を破壊しても加圧空気の移動が損なわれるこ
とはない。
【0021】移動型便器での泡沫適用例1(図11、図
12) 図11は、本発明に関連して好適に使用される移動型便
器50を平面図として示し、図12はその縦断面である
(いずれも、図の左側が排便時の前部である)。これら
いずれの図面も、使い捨て用便受袋57を装着した状態
で移動型便器50を示している。便器50は、平面視矩
形体であり、中央に開口が形成された着座用頂壁51を
有する。便器50はまた、側壁52間に配設された内部
横断壁53を有し、該内部横断壁53上に着脱可能な撥
水性便受け容器54が載置されている。便受け容器54
は、周壁55と椀型本体壁56とから成る一体樹脂成形
品である。使い捨て用便受袋57は、椀型本体壁56の
内面に沿って、また着座用頂壁51の上面に沿って図示
のとおり装着され、位置ずれ防止のために側壁52の上
部に付設された鉤止片58に係止される。使い捨て用便
受袋57を便受け容器54に装着した後、椀型本体壁5
6を覆う部分に脱臭液を入れておくのは好適である。こ
れは、本発明によって泡沫を装入した時に、底部に液体
が存在すると、泡沫が集合し易いからである。この観点
で、脱臭液の量は深さ2cm程度になるようにするのがよ
い。また、椀型本体壁56の深さHは、本発明による泡
沫装入量を考えて、14cm以上にすることが推奨され
る。
【0022】かくして、椀型本体壁56に対応する、使
い捨て用便受袋57の凹所内に、本発明装置を利用して
十分な量の泡沫を装入し、排便を行えば、排泄便が凹所
内底部に溜まり、悪臭を効果的に遮断できる。泡沫層
は、排泄便が通過する間瞬間的に押し広げられるが、通
過後には直ちに泡沫が集合し、滴下中の便の発する悪臭
発散も極めて効果的に防止できる。排便後には、使い捨
て用便受袋57を鉤止片58から外して、周辺部分を持
ち上げて袋の口を閉じ、便受け容器54を便器50本体
から取り外して、適宜排泄物と共に使い捨て用便受袋5
7を廃棄処分(例えば、焼却処理)する。なお、使い捨
て用便受袋57を用いれば、便受け容器54からの分離
性が良く廃棄性良好であるのに対し、使い捨て用便受袋
57を用いることなく、直接、便受け容器54に排泄す
ると、排泄物が便受け容器54に付着し、物理的に払拭
する必要が生じる等の煩雑さを避け得ないだろう。
【0023】移動型便器での泡沫適用例2(図13、図
14、図15) この例は、泡沫適用例1の変形例である。図13は、移
動型便器50Aを平面図として示し、図14はその縦断
面である(いずれも、図の左側が排便時の前部であ
る)。図中、泡沫適用例1と対応する部分は、同一数字
にアルファベット大文字を付した符号で指示した。図1
4に、撥水性便受け容器54Aが、頂壁51Aの開口部
に臨んで内部横断壁53A上に載置された状態が示され
ている。便受け容器54Aは、平面視矩形になされてお
り、その後部側壁の上半部分54aが取り外し式に開放
できるようになっている。便受け容器54Aの底壁54
bの上面には、多数の小突起54cが形成されている。
また、便受け容器54Aの前部側壁上部に小便避け用の
飛沫防止壁54dが付設されている。
【0024】移動型便器50Aの使用方法は、図11、
図12の図示例と若干異なる。水溶性使い捨て用便受袋
57Aが便受け容器54Aの内部を覆って被着される
(図14)。使い捨て用便受袋57Aは、後部側壁の上
半部分54aを直立させた状態で、飛沫防止壁54dの
位置する前部を除き鉤止片58Aに係止される。かくし
て、使い捨て用便受袋57Aで覆われた便受け容器54
A内に、本発明装置を利用して十分な量の泡沫を装入
し、排便を行えば、排泄便が凹所内底部に溜まり、悪臭
を効果的に遮断できる。泡沫層は、排泄便が通過する間
瞬間的に押し広げられるが、通過後には直ちに泡沫が集
合し、滴下中の便の発する悪臭発散も極めて効果的に防
止できる。排便後には、便受け容器54Aを便器50A
本体から取り外し、使い捨て用便受袋57Aの周辺部分
を閉じ(図15)、後部側壁の上半部分54aを取外し
た状態で、排泄物と共に水溶性使い捨て用便受袋57A
を水洗式便器中に廃棄、放流する。この時、便受け容器
54Aの底壁54bの上面に多数の小突起54cが形成
されているため、便受け容器54Aからの廃棄物の分離
性が良く廃棄性良好である
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、以下の利点が得られ
る。 発泡液に気体を吹き込んで作り出した泡沫が常に集合
する性質を利用して、泡沫層で悪臭源を遮蔽することに
より、簡易、廉価かつ効果的に、狭い室内での悪臭発生
を防止できる。 水洗式便器の目標位置すなわち排泄物が滴下する位置
に、予め十分な量の泡沫を投入して泡沫層を形成してお
き、排便を行うと、排泄便は泡沫層の泡沫群を押し分け
ながら通過し、その通過後には泡沫層が概略初期集合状
態に戻る。この概略初期状態への復帰は、常に表面積が
小さくなろうとする泡沫の性質によって得られる。ま
た、排泄便は泡沫層によって覆われ、排便時の悪臭発生
を確実に防止できる。排便後には、通常のように排水す
ると、泡沫層も自然に消滅しながら便器から排出され
る。 便器内に泡沫層を形成して排便を行うと、水洗式便器
内の排水口部分の溜まり水中に排泄便が落下して跳ね返
り、人体あるいは便器内壁に汚物の飛沫が付着する現象
を効果的に防止できる。 発泡液の代表的なものは石鹸液であるから、水洗式便
器に泡沫を適用して排便後、排水を行うと、排水の際に
便器内の一部および排水出口部分の洗浄効果を期待でき
る利点もある。 泡沫を形成するための発泡液に、予め芳香剤および
(または)消臭剤を添加、溶解し、更に泡沫を形成する
気体中に消臭剤成分を含ませておくのは、排泄便の発す
る悪臭による不快感を解消する上で更に効果的である。 本発明の悪臭源遮蔽発泡装置を、水洗式便器の一部と
して一体的に形成しておけば、取り扱い性が良好であ
り、装置の維持、管理上も煩雑さがなく便利である。 本発明の悪臭源遮蔽発泡装置は、家庭用水洗式便器、
オフィスビル内トイレの水洗式便器に効果的に適用でき
るが、オフィスビル内トイレで水洗式便器に適用した場
合、排便時に本人のみならず他者に与える不快感をなく
すことができ、共同トイレを快適に使用することができ
る。 本発明の携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置は、特殊な構造
の便器を購入することなく、水洗式便器、移動型便器、
携帯式便器等の各種既存便器で使用することができ、経
済的に有利である。 本発明の携帯式使い捨て型発泡液収納容器は、日常的
にも使用できるが、取り分け威力を発揮するのは、入院
時の共同病室、ドライブ中の車内あるいは災害避難用テ
ント内等で携帯式便器を用いて排便を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係わる悪臭源遮蔽発泡装置を具
備する洋式水洗便器の概略平面図。
【図2】図1に示す洋式水洗便器を前後方向で截断した
概略縦断側面図。
【図3】図1に示す洋式水洗便器の後部拡大縦断側面
図。
【図4】図1におけるIV−IV線截断図。
【図5】本発明の一例に係わる悪臭源遮蔽発泡装置を具
備する和式水洗便器の概略平面図。
【図6】図5に示す和式水洗便器を前後方向で截断した
概略縦断側面図。
【図7】本発明の一例に係わる携帯式悪臭源遮蔽用発泡
装置の概略平面図。
【図8】図7に示す携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置の部分
欠截側面図。
【図9】本発明の一例に係わる携帯式使い捨て型発泡液
収納容器の概略平面図。
【図10】図9に示される発泡液収納容器の概略縦断面
図。
【図11】移動型便器に本発明方法を適用した場合にお
ける該移動型便器の概略平面図。
【図12】図11に示される移動型便器を前後方向で截
断した概略縦断側面図。
【図13】他の移動型便器に本発明方法を適用した場合
における該移動型便器の概略平面図。
【図14】図13に示される移動型便器を前後方向で截
断した概略縦断面。
【図15】図14に示される移動型便器の一部である便
受け容器の使用態様を示す概略縦断面。
【符号の説明】
1 洋式水洗便器 2 頂壁 3 水管路 4 発泡液溜まり 5 弁 6 浮き体(フロート) 7a、7b、7c、7d リンク 8 通気路 8a 通気用小孔 10 和式水洗便器 11 頂壁 12 発泡液溜まり 12a 発泡液供給管 20 携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置 21 発泡液収納容器 22 液注入筒 23 蓋 24 弁体 24a 浮き体(フロート) 25 泡沫排出筒 25a 傾斜壁(液戻し傾斜壁) 26 泡沫排出口 27 蓋 28 液量確認窓 29 取っ手 31、31a 給気管 32、32a 管体 40 発泡液収納容器 41 周壁 42 底壁 43 中間壁 43a 開口 44 頂壁 44a 蓋部分 45 棚状隔壁 46 副壁 46a 通気用小孔 47 レバー 47a 摺動弁 48 取っ手 48a 連結点 50 便器 51 着座用頂壁 52、52A 側壁 53、53A 内部横断壁 54、54A 便受け容器 54a 後部側壁の上半部分 54b 底壁 54c 小突起 54d 飛沫防止壁 55 周壁 56 椀型本体壁 57、57A 使い捨て用便受袋 58、58A 鉤止片 A 前部領域 B 後部領域 B1 範囲 G ガスボンベ L 発泡液 P 補給用発泡液貯溜槽 R 小室 S 給気源 SW スイッチ T 通気管 W 水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 巌 神奈川県横浜市旭区市沢町887−7 (72)発明者 大橋 香里 神奈川県横浜市旭区市沢町887−7

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泡沫排出口および発泡液補給口を有する
    発泡液収納容器と、該容器底に配置され単数または複数
    の通気用小孔を有する中空体と、該中空体に加圧気体を
    供給する給気源と、該給気源の気体を前記中空体に供給
    して発泡を開始させるための操作手段とを具備すること
    を特徴とする悪臭源遮蔽発泡装置。
  2. 【請求項2】 前記発泡液収納容器が便器の上縁近傍に
    位置して便器と一体的に設けられており、前記発泡液収
    納容器中で発生した泡沫が、排便時の排泄便落下位置に
    向かって前記泡沫排出口から放出され、もって排泄便落
    下位置を含む便器底領域を泡沫層が覆い、排出された排
    泄便が泡沫層によって遮蔽されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載された悪臭源遮蔽用発
    泡装置。
  3. 【請求項3】 前記給気源が送風機であることを特徴と
    する請求項1に記載された悪臭源遮蔽用発泡装置。
  4. 【請求項4】 携帯式使い捨て型発泡液収納容器から成
    り、該発泡液収納容器が、蓋部分の取り除きによって開
    成される泡沫排出口を有するとともに、中間壁によって
    区画された2つの密閉内室を有し、該内室の一方に発泡
    液が収納され、該内室の他方に加圧気体が収納され、 前記中間壁に開口が形成され、前記一方の内室側から前
    記開口部分を蔽い、前記発泡液収納容器の周壁と協働し
    て小室を画成する副壁が設けられ、該副壁には、単数ま
    たは複数の通気用小孔が形成されており、 前記開口が、小室側から弁体で気水密に遮断され、前記
    発泡液収納容器の周壁を貫通する操作レバーで前記弁体
    が開成され、前記他方の内室に収納された加圧気体が前
    記小室内に流入し、さらに前記通気用小孔を通じて前記
    一方の内室に収納された発泡液内に加圧気体が進入して
    該一方の内室内で泡沫が発生し、該内室に臨む泡沫排出
    口を通じて外部に排出されるようになっていることを特
    徴とする携帯式使い捨て型悪臭源遮蔽用発泡装置。
  5. 【請求項5】 泡沫排出口および発泡液補給口を有する
    とともに、持ち運び用取っ手を有する発泡液収納容器
    と、 前記発泡液収納容器内に収容された発泡液に加圧気体を
    供給するための給気源であるガスボンベと、 発泡液の液底部分に位置するように前記発泡液収納容器
    内に配置され、単数または複数の通気用小孔を有する中
    空体と、 加圧気体を前記ガスボンベから前記中空体に導くための
    給気管と、 前記ガスボンベ内の気体を、必要な時に前記給気管を通
    じて前記中空体に導くための開閉弁とを具備することを
    特徴とする携帯式悪臭源遮蔽用発泡装置。
  6. 【請求項6】 排便に先立って、便器の排泄箇所を泡沫
    で覆っておき、それによって、排便中および排便後を通
    じて排泄便が遮蔽されることを特徴とする泡沫式悪臭源
    遮蔽方法。
  7. 【請求項7】 泡沫を形成するための発泡液に消臭剤お
    よび(または)芳香剤が添加、溶解され、更に泡沫を形
    成する気体中に消臭剤成分が含まれていることを特徴と
    する請求項6に記載された泡沫式悪臭源遮蔽方法。
JP31987896A 1996-11-29 1996-11-29 悪臭源遮蔽用発泡装置および泡沫式悪臭源遮蔽方法 Pending JPH10159152A (ja)

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