JP2594013B2 - 果実の乾燥装置 - Google Patents

果実の乾燥装置

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JP2594013B2
JP2594013B2 JP16525593A JP16525593A JP2594013B2 JP 2594013 B2 JP2594013 B2 JP 2594013B2 JP 16525593 A JP16525593 A JP 16525593A JP 16525593 A JP16525593 A JP 16525593A JP 2594013 B2 JP2594013 B2 JP 2594013B2
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節雄 唐木
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藤和産業株式会社
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、干柿生産農家
等において大量の柿を乾燥しようとする場合などに便利
な果実の乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、干柿生産農家等において大量の
柿の皮を剥いて乾燥に供する場合、図4に示すように、
皮を剥いた複数の果実14の蔓15の部分を1本の紐や
縄、ロープ、畳糸などの柔軟性のある締結部材20で上
下に列をなした形態で結び付け、これを乾燥場に吊り下
げるというような方法がとられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、紐など
に複数の果実14の蔓15の部分を結び付ける作業は手
作業で行われると共に非能率的であり、多くの労力を必
要とする。また、複数の果実14が締結部材20で縦方
向に結び付けられるため、締結部材20が果実14に接
触し、果実14に傷が付いたり、果実14との接触部で
締結部材20が切れて果実14が落下やすいという問題
点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたもので、果実を締結部材に結び付け
る作業を不要にして、乾燥に供する際の準備作業を極め
て能率的に行うことを可能にし、大幅な労力の低減を図
ることができると共に、乾燥工程で果実に傷が付いた
り、果実が落下したりすることのないようにした果実の
乾燥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに本発明は、孔を有していて個々の果実の蔓ごとに個
別にこの蔓を挟み込むことによって装着されるべき止め
具と、止め具の上記孔に挿入することにより複数の果実
を個別に並列的に吊り下げることができる串と、この串
を挿入して串の端部を掛け止める孔が形成された垂直部
材とによって果実の乾燥装置を構成した。
【0006】より好ましくは、垂直部材に形成された孔
を、串を挿入することができる大径の孔とこれに続く小
径の孔で構成し、串には、垂直部材の上記小径の孔に嵌
まりかつこの小径の孔の縁部に係合することができる周
溝を設ける。また、串の一端部には、一端に向かって径
が小さくなるテーパー部と、このテーパー部に続き径が
大きくなった段部とを形成し、上記テーパー部が垂直部
材の小径の孔に嵌まり、上記段部が垂直部材の小径の孔
の縁部に係合するように構成する。
【0007】
【作用】 各果実にはその蔓ごとに個別にこの蔓を挟み
込むことによって止め具を装着する。果実の蔓に装着さ
れた止め具の孔に空間的余裕をもって串を通し、1本の
串で複数の果実を個別に横方向に並列的に吊り下げる。
この串の端部を垂直部材の孔に挿入し掛け止めることに
より、複数の果実を横方向に並べた状態で乾燥に供する
ことができる。垂直部材に形成された大径の孔に串の端
部を挿入し、かつ、串の端部に形成した周溝を垂直部材
の上記大径の孔に続く小径の孔に係合させることによ
り、また、串の一端部に形成したテーパー部を垂直部材
の上記大径の孔に挿入したあと小径の孔に落し込み、か
つ、上記テーパー部に続く段部を垂直部材の小径の孔の
縁部に係合させることにより、垂直部材に対して串がそ
の長手方向にずれるのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる果
実の乾燥装置の実施例について説明する。図1、図2に
おいて、水平方向に平行に保持された一対のバー1,1
にはそれぞれ垂直部材2の一端部が連結されている。バ
ー1,1の保持構造は任意で、例えば果実乾燥場の天井
部分に支架してもよいし、床から立ち上がった支柱によ
って支架してもよい。垂直部材2にはその長手方向に一
定間隔で孔3が形成されている。この各孔3は、大径の
孔3aとこれに続く小径の孔3bからなる。垂直部材2
は、上記のように孔3を形成するために、ある程度の幅
のある部材、例えばバンド、ベルト等の板状の部材から
なる。また、垂直部材2は柔軟性のある部材で構成する
のが望ましい。もっとも、垂直部材2はこれを剛体で形
成し、床から立ち上げてもよい。
【0009】図示の実施例では、垂直部材2はプラスチ
ックなどからなるバンド状のものであり、その上端部が
バー1に巻きつくようにして折り返され、一つの孔3と
これに隣接する孔3とを合致させて止めねじ5を挿入
し、止めねじ5にナットを螺入して上記折り返し部を止
めねじ5の頭部とナットで挾み込むことにより、垂直部
材2がバー1から垂直した状態でバー1に連結されてい
る。もっとも、垂直部材2の取付け構造は任意であり、
例えばバー1に直接釘を打つことによって固定してもよ
いし、バー1に設けたフックなどに引っ掛けてもよい、
また、必ずしもバー1を用いる必要はなく、果実乾燥場
の梁などに直接取付けてもよい。
【0010】バー1に支架された垂直部材2の各孔3
は、大径部3aが上側で小径部3bが下側になるように
する。垂直部材2は相対向する2個を一対として用い
る。一対の垂直部材2,2の同じ高さ位置にある孔3,
3には1本の串6の各端部を挿入して串6を水平に支架
する。図3に示すように、串6は一端部に周溝7を有
し、他端部には、この他端に向かって径が小さくなる向
きのテーパー部8と、このテーパー部8に続き径が大き
くなった段部9を有し、また、この段部9から他端に向
かって径が小さくなる向きのテーパー部10を有してい
る。上記各孔3の大径部3aの径は串6の径よりも大き
く、小径部3bの径は、串6の径よりも小さく、串6の
周溝7の部分の外径及びテーパー部8の最小外径よりも
若干大きくなっている。
【0011】 串6は止め具11の孔12に挿入するこ
とができる。止め具11は樹脂等で作られ、L字状をし
ており、その垂直部の中央には円形の孔12が形成さ
れ、この孔12に連通すると共に上記垂直部から水平部
にわたって形成された割り溝13とを有している。止め
具11の水平部の割り溝13で果実14の蔓15を挾み
込むことにより、止め具11を個々の果実14の蔓15
ごと個別に装着することができる。止め具11を果実
14の蔓15に装着するには、例えば、くさびを止め具
11の割り溝13に割り込ませ、割り溝13を拡開させ
た状態で割り溝13内に蔓15を進入させ、くさびを退
避させて止め具11の弾力で蔓15を挾み込むようにす
る。このような止め具装着動作を自動的に行う装置とし
て、本出願人の出願にかかる特願平5−39444号記
載のものがあるが、例えば、クリップを果実14の蔓1
5に装着するのと同様の方法で手作業で装着してもよ
い。1本の串6には所定の複数の果実14が止め具11
の介在のもとに串6の長手方向に串刺し状に吊り下げら
れる。このように1本の串に複数個の果実を止め具の介
在のもとに自動的に串刺し状に吊り下げる装置として本
出願人の出願にかかる特願平5−107377号記載の
ものがあるが、手作業で吊り下げてもよい。
【0012】上記のようにして所定数の果実14を止め
具11の介在のもとに串刺し状に吊り下げた串6は、図
1、図2に示すように、一対の垂直部材2,2間に掛け
止める。串6を掛け止める手順は任意であるが、例えば
次の手順で掛け止めることができる。串6の図1におい
て左側の端部を左側の垂直部材2の内側から大径の孔3
aに通したあと、串6の右側の端部を右側の垂直部材2
の内側から大径の孔3aに通し、串6の周溝7を上記大
径の孔3aに続く小径の孔3bに嵌める。一対の垂直部
材2,2の間隔は、串6の周溝7からテーパー部8の最
小外径部までの寸法と略同じに設定されていて、上記の
ように串6の周溝7を一方の垂直部材2の小径の孔3b
に嵌めることにより、上記テーパー部8の最小外径部を
他方の垂直部材2の小径の孔3bに嵌めることができ
る。
【0013】このようにして、串6の周溝7は一方の垂
直部材2の小径の孔3bの縁部に係合するため、串6の
一端部が垂直部材2に対して位置ずれすることはない
し、串6のテーパー部8に続く端部9が他方の垂直部材
2の小径の孔3bの縁部に係合するため、串6の他端部
が垂直部材2に対して位置ずれすることもなく、串6が
垂直部材2,2から脱落することはない。一対の垂直部
材2,2間には多数の段にわたって串6を掛け止めるこ
とができる。
【0014】 以上説明した実施例によれば、個々の果
実14の蔓15ごとに個別にこの蔓を挟み込むことによ
装着されるべき止め具11と、止め具11の孔12
空間的余裕をもって挿入する串6と、串6を挿入して串
6の端部を掛け止める孔3が形成された垂直部材2とを
設けたため、果実14の蔓15に止め具11を装着し、
止め具11の孔12を利用して串6で複数の果実14を
個別に並列的に吊り下げ、この串6を垂直部材2の孔3
に掛け止めることによって果実14を乾燥に供すること
ができるようになった。従って、従来のように1本の紐
の類で複数個の果実を上下方向に連結するものに比べ
て、紐の類で結び付ける作業の替わりに止め具11を装
着し、これに串6を挿通すればよいので、果実を乾燥に
供するための作業が極めて簡単であり、作業能率を大幅
に改善することができる。また、従来のように紐の類が
果実に接触するというようなこともないので、果実に傷
が付いたり、紐の類が果実との接触部分で切れて果実が
落下するというようなこともなくなる。
【0015】さらに、垂直部材2の孔3は、串6を挿入
することができる大径の孔3aとこれに続く小径の孔3
bで構成し、串6には、垂直部材2の小径の孔3bに嵌
まりかつこの小径の孔3bの縁部に係合することができ
る周溝7を設け、また、串6の一端部には、一端に向か
って径が小さくなるテーパー部8と、このテーパー部8
に続き径が大きくなった段部9とを形成し、テーパー部
8が垂直部材2の小径の孔3bに嵌まり、上記段部9が
垂直部材2の小径の孔3bの縁部に係合するようにした
ため、垂直部材2に対する串6の位置ずれを防止して、
串6の脱落を防止することができる。
【0016】 本発明にかかる果実の乾燥装置は、干柿
の製造に限らず、各種果実の乾燥に供することができ
る。本発明にかかる果実の乾燥装置は、果実の蔓への止
め具の装着を自動的に行う装置と併せて用い、さらに
は、止め具の介在のもとに果実を自動的に串刺し状に釣
り下げる装置と併せて用いれば、極めて能率的に果実を
乾燥に供することができる
【0017】
【発明の効果】 請求項1記載の発明によれば、個々の
果実の蔓ごとに個別にこの蔓を挟み込むことにより装着
されるべき止め具と、止め具の孔に空間的余裕をもって
挿入する串と、串を挿入して串の端部を掛け止める孔が
形成された直部材とを設けたため、果実の蔓に止め具
を装着し、止め具の孔を利用して串で複数の果実を個別
に並列的に吊り下げ、この串を垂直部材の孔に掛け止め
ることによって果実を乾燥に供することができるように
なった。従って、従来のように1本の紐の類で複数個の
果実を上下方向に連結するものに比べて、紐の類で結び
付ける作業の替わりに止め具を装着し、これに串を挿通
すればよいので、果実を乾燥に供するための作業が極め
て簡単であり、作業能率を大幅に改善することができ
る。また、従来のように紐の類が果実に接触するという
ようなこともないので、果実に傷が付いたり、紐の類が
果実との接触部分で切れて果実が落下するというような
こともなくなる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、垂直部材の
孔は、串を挿入することができる大径の孔とこれに続く
小径の孔で構成し、串には、垂直部材の小径の孔3bに
嵌まりかつこの小径の孔の縁部に係合することができる
周溝を設けたため、垂直部材に対する串の位置ずれを防
止して、串の脱落を防止することができる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、串の一端部
には、一端に向かって径が小さくなるテーパー部と、こ
のテーパー部に続き径が大きくなった段部とを形成し、
テーパー部が垂直部材の小径の孔に嵌まり、上記段部が
垂直部材の小径の孔の縁部に係合するようにしたため、
垂直部材に対する串の位置ずれを防止して、串の脱落を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる果実の乾燥装置の実施例を示す
斜視図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上実施例中の串の構成を詳細に示す正面図で
ある。
【図4】従来の果実の乾燥に供する態様の例を示す正面
図である。
【符号の説明】
2 垂直部材 3 垂直部材の孔 6 串 7 周溝 8 テーパー部 9 段部 11 止め具 12 止め具の孔 14 果実 15 蔓 3a 大径の孔 3b 小径の孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔を有していて個々の果実の蔓ごとに個
    別にこの蔓を挟み込むことによって装着されるべき止め
    具と、 止め具の上記孔に挿入することにより複数の果実を個別
    に並列的に吊り下げることができる串と、 上記串を挿入して串の端部を掛け止める孔が形成された
    垂直部材とを有してなる果実の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 垂直部材に形成された孔は、串を挿入す
    ることができる大径の孔とこれに続く小径の孔からな
    り、串は、垂直部材の上記小径の孔に嵌まりかつこの小
    径の孔の縁部に係合することができる周溝を有する請求
    項1記載の果実の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 串の一端部には、一端に向かって径が小
    さくなるテーパー部と、このテーパー部に続き径が大き
    くなった段部とが形成され、上記テーパー部が垂直部材
    の小径の孔に嵌まり、上記段部が垂直部材の小径の孔の
    縁部に係合する請求項1記載の果実の乾燥装置。
JP16525593A 1993-06-10 1993-06-10 果実の乾燥装置 Expired - Lifetime JP2594013B2 (ja)

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JPH0723704A JPH0723704A (ja) 1995-01-27
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