JP4619476B2 - 自動改札機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道を含む交通機関の駅等の入場口及び出場口に設置される自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道などの交通機関の駅には、自動改札機が設置される。この自動改札機は、利用者により投入される磁気式の乗車券を受け取って搬送し、乗車券に記録されている磁気情報を読み取り、機器前方の返却口に返却する。利用者の通行(駅構内への入場又は駅構外への出場)の可否は磁気情報により判定され、通行可のときは扉を開けて利用者の通行を許可し、通行不可のときは扉を閉じて利用者の通行を阻止する。また、機器トップカバーに設けられた表示パネルで注意等の案内を表示したり、スピーカーで注意等の案内を出力する。
【0003】
さらに、この自動改札機は、上記した磁気式の乗車券の処理に加え、無線通信機能を備え、無線式の乗車券についても同様な通行判定、利用者の通行制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の自動改札機であると、利用者の一方向(例えば、改札用の通路)の通行制御を行うのみであるため、改札用の通路と集札用の通路を形成するためには、自動改札機を2台一組で設置しなければならず、各通路間に2台ずつ自動改札機が設置されることになり(通路の境界に2台ずつ設置されることになり)、駅の改札コーナーにおける自動改札機の占有率が増加してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、改札機の設置スペースを大幅に減少させるとともに、改札機に対する無線式乗車券の誤提示を防止することのできる自動改札機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の自動改札機は、以下のように構成されている。
【0007】
この発明の自動改札機は、改札用の第1及び第2の通路を規定するとともに、これら両通路に挟まれて設置される筐体と、前記筐体上部の一端近傍から略中央までの区間にわたり設けられた面であって、無線式乗車券媒体と通信する第1の通信部を有し、且つ水平面に対して前記第1の通路側に傾斜した第1の通信面と、前記第1の通信部を介して前記無線式乗車券媒体と通信した結果に基づき、前記筐体の一端から他端に向けて前記第1の通路を第1の方向に進行する者に対して改札処理を実行する第1の改札手段と、前記筐体上部の他端近傍から略中央までの区間にわたり設けられた面であって、無線式乗車券媒体と通信する第2の通信部を有し、且つ水平面に対して前記第2の通路側に傾斜した第2の通信面と、前記第2の通信部を介して前記無線式乗車券媒体と通信した結果に基づき、前記筐体の他端から一端に向けて前記第2の通路を前記第1の方向と逆の第2の方向に進行する者に対して改札処理を実行する第2の改札手段と、前記第1の通信面に対して突起した前記第2の通信面の傾斜を支える側面部に設けられ、前記第1の改札手段による改札判定結果を案内表示する第1の表示手段と、前記第2の通信面に対して突起した前記第1の通信面の傾斜を支える側面部に設けられ、前記第2の改札手段による改札判定結果を案内表示する第2の表示手段とを備えている。
【0008】
上記した自動改札機では、筐体の一端から中央までにわたって設けられた第1の通信面を介して、筐体の一端から他端に向けて第1の通路を第1の方向に進行する者に対する改札処理が実行される。筐体の他端から中央までにわたって設けられた第2の通信面を介して、筐体の他端から一端に向けて第2の通路を第2の方向に進行する者に対する改札処理が実行される。つまり、第1及び第2の通信面により両通路の改札処理が行われる。これにより、設置スペースを有効に活用することが可能となる。また、第1の通信面に対して突起した部分に、第1の表示部を設けることにより視認性にすぐれ、且つこの突起により無線式乗車券媒体の誤提示を防止することができる。同様に、第2の通信面に対して突起した部分に、第2の表示部を設けることにより視認性にすぐれ、且つこの突起により無線式乗車券媒体の誤提示を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の自動改札機で処理対象となる乗車券媒体は、磁気式乗車券媒体と無線式乗車券媒体である。さらに、磁気式乗車券媒体は、一サイズ限定とする。無線式乗車券媒体は、一サイズに限定された磁気式乗車券媒体と異なる種類の乗車券媒体をカバーするものとする。
【0010】
例えば、この発明の自動改札機で処理対象となる磁気式乗車券媒体をエドモンソンサイズに限定する。その上、処理対象となる磁気式乗車券媒体を所定距離の乗車券として当日のみ有効な乗車券だけに限定する。つまり、処理対象となる磁気式乗車券媒体を普通乗車券だけに限定する。また、この発明の自動改札機で処理対象となる無線式乗車券媒体には、所定期間において所定区間の乗車が許可される定期乗車券媒体(定期券)、予め記録された金額情報と引き換えに乗車が許可される前払い式乗車券媒体(SF券)、及び前記所定距離を越える長距離の乗車が許可される長距離乗車券媒体(長距離券)などが挙げられる。
【0011】
上記したように、磁気式乗車券媒体の種類を限定することにより(普通乗車券だけに限定することにより)、磁気式乗車券媒体に記録されるデータ量も限定することができ、その結果、磁気式乗車券媒体をエドモンソンサイズ一つにすることができる。これと方法は異なるが、データの記録方式を変えることにより、磁気式乗車券媒体をエドモンソンサイズ一つにすることもできる。例えば、記録密度の低いNRZ(non return to zero)1方式をやめて、記録密度が高くCPトラックが不要のFM方式を採用する。これによりエドモンソンサイズの磁気式乗車券媒体であっても、比較的容量の大きなデータを記録することが可能となる。その結果、特急券情報などを含む長距離券もエドモンソンサイズの磁気式乗車券媒体で発行することができる。
【0012】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、この発明の自動改札機の外観の概略を示す斜視図である。図2は、この発明の自動改札機の上面、側面、及び正面を示す図である。図3は、この発明の自動改札機の内部構造の概略を示す断面図である。図1〜図3に示すように、自動改札機には、主制御部1、保守用コントロールパネル2、電源部3、ドア4、人検知センサ5、スピーカ6、回収部7、改札処理部10a、及び集札処理部10bなどが設けられている。
【0014】
主制御部1は、自動改札機全体の制御を司る。保守用コントロールパネル2は、この自動改札機を保守する保守員が操作するパネルである。電源部3は、この自動改札機の各部に電力を供給する。ドア4は、閉じることにより通路を閉鎖する。このドア4は、ドア開閉駆動部4aにより開閉駆動される。人検知センサ5は、自動改札機の側面を通過する利用者、つまり改札通路を通過する利用者を検知する。スピーカ6は、利用者に対して各種案内を音声出力する。回収部7は回収箱を有し、この回収箱に不要な磁気式乗車券媒体を回収する。
【0015】
改札処理部10aには、媒体処理機構が設けられている。つまり、改札処理部10aには、通路表示部12a、投入口14a、精算キー15a、通信部16a、案内表示部18a、判定表示部20a、排出口22a、搬送機構24aが設けられている。通路表示部12aは、自動改札機に沿った通路を通行する利用者(乗客)に対する各種案内が表示される。投入口14aは、利用者により投入される磁気式乗車券媒体を受け取る。精算キー15aは、精算を必要とするときに本体に精算を指示する。通信部16aは、利用者によりかざされる無線式乗車券媒体と交信し、無線式乗車券媒体から送信されるデータを受信したり、無線式乗車券媒体に対してデータを送信したりする。案内表示部18aは、利用者に対して各種案内を表示する。判定表示部20aは、通行の可否判定結果を表示する。例えば、通行可の場合には青色に点灯し、通行不可の場合には赤色に点灯する。さらに、この判定表示部20aに文字等を表示するようにしてもよい。排出口22aは、投入口14aで受け取った磁気式乗車券媒体を排出する。つまり、利用者に対して磁気式乗車券媒体を返却する。搬送機構24aは、投入口14aで受け取られた磁気式乗車券媒体を排出口22aまで搬送する。
【0016】
集札処理部10bには、媒体処理機構が設けられている。つまり、集札処理部10bには、通路表示部12b(斜視図のため図面上は見えない)、投入口14b、精算キー15b、通信部16b、案内表示部18b、判定表示部20b、排出口22b、搬送機構24bが設けられている。通路表示部12bは、自動改札機に沿った通路を通行する利用者に対する各種案内が表示される。投入口14bは、利用者により投入される磁気式乗車券媒体を受け取る。精算キー15bは、精算を必要とするときに本体に精算を指示する。通信部16bは、利用者によりかざされる無線式乗車券媒体と交信し、無線式乗車券媒体から送信されるデータを受信したり、無線式乗車券媒体に対してデータを送信したりする。案内表示部18bは、利用者に対して各種案内を表示する。判定表示部20bは、通行の可否判定結果を表示する。例えば、通行可の場合には青色に点灯し、通行不可の場合には赤色に点灯する。さらに、この判定表示部20bに文字等を表示するようにしてもよい。排出口22bは、投入口14bで受け取った磁気式乗車券媒体を排出する。つまり、利用者に対して磁気式乗車券媒体を返却する。搬送機構24bは、投入口14bで受け取られた磁気式乗車券媒体を排出口22bまで搬送したり、回収部7まで搬送したりする。なお、この集札処理部10bに排出口22bを設けずに、投入口14bで受け取られた磁気式乗車券媒体を全て機体内の回収部7に回収するようにしてもよい。
【0017】
改札処理部10aの一部の搬送機構24aは、トップカバー26aにより覆われている。このトップカバー26aは、自動改札機に対して開閉自在に設けられている。このトップカバー26a上には、投入口14a、通信部16a、案内表示部18a、判定表示部20a、排出口22aが設けられている。同様に、改札処理部10bの一部の搬送機構24bは、トップカバー26bにより覆われている。このトップカバー26bは、自動改札機に対して開閉自在に設けられている。このトップカバー26b上には、投入口14b、通信部16b、案内表示部18b、判定表示部20bが設けられている。
【0018】
トップカバー26aはこの自動改札機により隔てられた一方の通路側に開くように構成されており、トップカバー26bはこの自動改札機により隔てられた他方の通路側に開くように構成されている。これにより、一方のトップカバーがオープンされ一方の通路が使用不可となっても、他方の通路まで使用不可となることはない。
【0019】
上記した自動改札機の本体(筐体10)は改集札用の通路を規定し、この筐体10の上部にトップカバー26a及び26bが設けられている。トップカバー26aは上記したように通信部16aを備えており通信面として機能する。同様に、トップカバー26bも上記したように通信部16bを備えており通信面として機能する。これら通信面は、水平面に対して別々の通路側に夫々傾斜している。
【0020】
ここで通信面の傾斜についてより詳細に説明する。自動改札機の本体は、改集札用の第1及び第2の通路を規定するとともに、これら両通路に挟まれて設置される。例えば、通信面としてのトップカバー26aは、筐体10の上部の一端近傍から略中央までの区間にわたり設けられており、水平面に対して第1の通路側に傾斜している。トップカバー26a上に設けられた通信部16aを介して無線式乗車券媒体から得られる乗車券情報に基づき、この自動改札機の筐体10の一端から他端に向けて第1の通路を第1の方向に進行する者に対して改札処理が実行される。
【0021】
これに対して、通信面としてのトップカバー26bは、筐体10の上部の他端近傍から略中央までの区間にわたり設けられており、水平面に対して第2の通路側に傾斜している。トップカバー26b上に設けられた通信部16bを介して無線式乗車券媒体から得られる乗車券情報に基づき、この自動改札機の筐体10の他端から一端に向けて第2の通路を第1の方向と逆の第2の方向に進行する者に対して改札処理が実行される。
【0022】
上記したように、通信面としてのトップカバー26a及び26bを夫々の通路側に傾斜させることにより、利用者は自然な姿勢で無線式乗車券媒体を通信部16a及び16bにかざすことができる。同様に、利用者は自然な姿勢で案内表示部18a及び18bに表示される内容を確認することもできる。
【0023】
また、通信面としてのトップカバー26aに対して突起したトップカバー26bの傾斜を支える側面部に、判定表示部20aが設けられている。同様に、通信面としてのトップカバー26bに対して突起したトップカバー26aの傾斜を支える側面部に、判定表示部20bが設けられている。判定表示部20aはトップカバー26aに対して突起した部分に設けられているため視認性に優れる。同様に、判定表示部20bはトップカバー26bに対して突起した部分に設けられているため視認性に優れる。また、トップカバー26aに対して判定表示部20aは突起しているため、通信部16aに対してかざされた無線式乗車券媒体が、続けて通信部16bにかざされるのを防止することもできる。つまり、判定表示部20aは、通信部16aにかざされた無線式乗車券媒体を退避させる役割も担っている。同様に、トップカバー26bに対して判定表示部20bは突起しているため、通信部16bに対してかざされた無線式乗車券媒体が、続けて通信部16aにかざされるのを防止することもできる。つまり、判定表示部20bは、通信部16bにかざされた無線式乗車券媒体を退避させる役割も担っている。
【0024】
続いて、図4を参照して、磁気式乗車券媒体の排出角について説明する。この発明の自動改札機では、例えば、図4(a)に示すような排出角で磁気式乗車券媒体を排出することができる。これは、機器内で水平面に沿い磁気式乗車券媒体を受け入れて搬送するとともに、通信面の傾きに合わせ、通信面と直交する方向に搬送方向を変えて搬送するものである。又は、図4(b)に示すような排出角で磁気式乗車券媒体を排出することができる。図4(a)のケースでは、磁気式乗車券媒体の一辺を通信面としてのトップカバーに対して平行に排出する。図4(b)のケースでは、磁気式乗車券媒体の搬送方向に直交する一辺を通信面としてのトップカバーに対して非平行に排出する。前者の場合、通行者に対して無理な姿勢を強いることなく、磁気式乗車券媒体を受け取らせることが可能となる。
【0025】
続いて、図5を参照して、この発明の自動改札機の動作等について説明する。
図5は、この発明の自動改札機の概略構成を示すブロック図である。図5に示すように、この発明の自動改札機は、主制御部1、ROM30、RAM32、運賃メモリ34、読取記録部36、搬送制御部38、印刷制御部40、券検知センサ監視部42、人検知センサ監視部44、ドア開閉制御部46、表示制御部48、パンチ制御部50、保留制御部52、トップカバー開閉監視部54、電源制御部56、保守用コントロールパネル制御部58、モード切替スイッチ60、無線通信制御部62、ネットワーク通信制御部64、及び監視盤I/F66等を備えている。
【0026】
主制御部1は、先に説明したように、この自動改札機全体の制御を司る。ROM30は、主制御部1の制御プログラム等を記憶する。RAM32は、主制御部1により自動改札機を制御する際に発生するデータを一時的に記憶する。運賃メモリ34は、運賃データを記憶する。読取記録部36は、読取用及び記録用の磁気ヘッド35を制御し、磁気式乗車券媒体に磁気記録されたデータを読み出したり、磁気式乗車券媒体に所定のデータを磁気記録したりする。搬送制御部38は、搬送機構24a及び24bによる磁気式乗車券媒体の搬送を制御する。さらに、この搬送制御部38は、投入口14a及び14bに設けられた投入口シャッタ37を制御して、磁気式乗車券媒体の投入を禁止したりする。印刷制御部40は、サーマルヘッド39を制御して、磁気式乗車券媒体に所定の情報を印字記録する。
【0027】
券検知センサ監視部42は、搬送機構24a及び24bに沿って設けられた複数の券検知センサ41からの券検知信号をチェックし、搬送機構24a及び24bによる磁気式乗車券媒体の搬送状態を監視する。人検知センサ監視部44は、人検知センサ5からの人検知信号をチェックし、自動改札機に沿って通行する者を監視する。ドア機構制御部46は、ドア開閉駆動部4aによるドア4の開閉駆動を制御する。表示制御部48は、通路表示部12a、案内表示部18a、判定表示部20a、通路表示部12b、案内表示部18b、判定表示部20b等の各種表示部の表示を制御する。パンチ制御部50は、搬送機構24a及び24bに沿って所定位置に設けられたパンチ機構49によるパンチ処理のタイミング等を制御する。保留制御部52は、搬送機構24a及び24bに沿って所定位置に設けられた保留部51による磁気式乗車券媒体の保留を制御する。トップカバー開閉監視部54は、トップカバー26aの開閉状態を検知するトップカバーセンサ54a及びトップカバー26bの開閉状態を検知するトップカバーセンサ54bからの検知信号をチェックし、トップカバー26a及び24bの開閉状態を監視する。電源制御部56は、電源部3による電源供給等を制御する。
【0028】
保守用コントロールパネル制御部58は、保守用コントロールパネル2から入力された設定等に基づき自動改札機を制御する。また、この保守用コントロールパネル制御部58は、保守用コントロールパネル2による保守対象の切り替えも制御する。例えば、トップカバー26aだけが開いた状態では(トップカバー開閉監視部54によりトップカバーの開閉状態は監視されている)、保守用コントロールパネル制御部58は保守用コントロールパネル2による保守対象を改札処理部10aに切り替え、逆に、トップカバー26bだけが開いた状態では、保守用コントロールパネル制御部58は保守用コントロールパネル2による保守対象を集札処理部10bに切り替える。さらに、トップカバー26a及び24bの両方が開いた状態では、保守用コントロールパネル制御部58は保守用コントロールパネル2による保守対象を改札処理部10a及び10bの両方に切り替える。
【0029】
モード切替スイッチ60は、自動改札機のモードを切り替える。モードには、磁気専用モード、無線専用モード、及び併用モードがある。モード切替スイッチ60により磁気専用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は磁気式乗車券媒体のみとなる。このとき、通路表示部12a及び12bには、磁気式乗車券媒体のみが処理対象であることが案内表示される。この場合、有効な無線式乗車券媒体であっても通行は許可されなくなる。モード切替スイッチ60により無線専用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は無線式乗車券媒体のみとなる。このとき、通路表示部12a及び12bには、無線式乗車券媒体のみが処理対象であることが案内表示される。さらに、投入口14a及び14bに設けられた投入口シャッタが閉じて、投入口14a及び14bに磁気式乗車券媒体を投入できなくする。モード切替スイッチ60により併用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方となる。このとき、通路表示部12a及び12bには、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方が処理対象であることが案内表示される。
【0030】
無線通信制御部62は、通信部18a及び18bの送受信パワー等を制御したり、通信部18a及び18bで受信されたデータを復調したり、通信部18a及び18bから送信されるデータを変調したりする。ネットワーク通信制御部64は、外部ネットワークとの通信を制御する。監視盤I/Fは、外部に設置される監視盤66と自動改札機のインターフェースとして機能する。また、監視盤66にも、先に説明したモード切替スイッチ60が設けられている。この監視盤66に設けられたモード切替スイッチ60は、自動改札機毎にモードを切り替えることができる。
【0031】
続いて、図6を参照して、上記した自動改札機の設置例について説明する。図6に示すように、複数の自動改札機が駅構外と駅構内の境界に設置される。このとき、各自動改札機の間が、改集札用の共通の通路となる。なお、両端の自動改札機には、改札処理部10a及び集札処理部10bの一方しか搭載しない自動改札機が設置されている。
【0032】
磁気式乗車券媒体で改札処理を受ける場合、利用者は駅構外側から進入し、投入口14aに磁気式乗車券媒体を投入する。投入された磁気式乗車券媒体は、搬送機構24aにより搬送され、途中、読取用及び記録用の磁気ヘッド35により、磁気式乗車券媒体に記録されたデータが読み出され、必要に応じて、磁気式乗車券媒体に対して所定のデータが記録される。主制御部1は、磁気式乗車券媒体から読み出されたデータ、運賃メモリ34に記録されたデータに基づき、通行の可否を判定する。通行可の場合は、磁気式乗車券媒体に必要に応じてパンチ処理及び印刷処理等を施し、排出口22aから排出する。このとき、判定表示部20aは青色に点灯する。通行不可の場合は、そのまま磁気式乗車券媒体を排出口22aから排出するとともに、ドア4を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構内への侵入をする)。このとき、判定表示部20aは赤色に点灯する。
【0033】
無線式乗車券媒体で改札処理を受ける場合、利用者は駅構外側から進入し、通信部16aに無線式乗車券媒体をかざす。このとき、無線式乗車券媒体と通信部16aとの間の交信により、無線式乗車券媒体に記録されたデータが読み出され、必要に応じて、無線式乗車券媒体に対して所定のデータが記録される。主制御部1は、無線式乗車券媒体から読み出されたデータ、運賃メモリ34に記録されたデータに基づき、通行の可否を判定する。通行可の場合、判定表示部20aは青色に点灯する。通行不可の場合は、ドア4を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構内への侵入をする)。このとき、判定表示部20aは赤色に点灯する。
【0034】
磁気式乗車券媒体で集札処理を受ける場合、利用者は駅構内側から進入し、投入口14bに磁気式乗車券媒体を投入する。投入された磁気式乗車券媒体は、搬送機構24bにより搬送され、途中、読取用及び記録用の磁気ヘッド35により、磁気式乗車券媒体に記録されたデータが読み出される。主制御部1は、磁気式乗車券媒体から読み出されたデータ、運賃メモリ34に記録されたデータに基づき、通行の可否を判定する。通行可の場合は、磁気式乗車券媒体を回収部7に回収する。このとき、判定表示部20bは青色に点灯する。通行不可の場合は、そのまま磁気式乗車券媒体を排出口22bから排出するとともに、ドア4を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構外へ出場を禁止する)。このとき、判定表示部20bは赤色に点灯する。
【0035】
無線式乗車券媒体で集札処理を受ける場合、利用者は駅構内側から進入し、通信部16bに無線式乗車券媒体をかざす。このとき、無線式乗車券媒体と通信部16bとの間の交信により、無線式乗車券媒体に記録されたデータが読み出され、必要に応じて、無線式乗車券媒体に対して所定のデータが記録される。主制御部1は、無線式乗車券媒体から読み出されたデータ、運賃メモリ34に記録されたデータに基づき、通行の可否を判定する。通行可の場合、判定表示部20bは青色に点灯する。通行不可の場合は、ドア4を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構外への出場を禁止する)。このとき、判定表示部20bは赤色に点灯する。
【0036】
上記すべてのケースに共通して、通行不可の場合は、監視盤68に対して、通行不可判定した自動改札機の号機番号が通知される。
【0037】
ここで、磁気ヘッド35の配置について説明する。磁気式乗車券媒体の一方の面は磁気情報が磁気記録される磁気記録面であり、他方の面は文字等の情報が印刷記録される印刷記録面である。自動改札機では、磁気記録面を下にして投入された場合でも上にして投入された場合でも処理できるように磁気ヘッド35が配置されている。
【0038】
磁気ヘッド35の配置1について説明する。この配置1では、磁気記録面を下にして投入された場合用の読取用及び記録用の磁気ヘッド35を搬送機構24a及び24bに沿って配置する。さらに、磁気記録面を上にして投入された場合用の読取用及び記録用の磁気ヘッド35を搬送機構24a及び24bに沿って配置する。これにより、磁気記録面を下にして投入された場合でも上にして投入された場合でも対応できる。なお、集札処理部10bにおいては、記録用の磁気ヘッド35を省略するようにしてもよい(記録用の磁気ヘッド35を設けない)。特に、磁気式乗車券媒体にデータを記録する必要がないからである。回収部7に回収される磁気式乗車券媒体の磁気記録部に対しては、パンチ機構49によりパンチ処理を加えて磁気記録部を破壊するようにしてもよい。集札処理部10bに記録用の磁気ヘッド35を設けないことにより、機器構成を簡略化することができる。
【0039】
磁気ヘッドの配置2について説明する。この配置2では、磁気記録面を下にして投入された場合用の記録用の磁気ヘッド35を搬送機構24a及び24bに沿って配置する。さらに、磁気記録面を上にして投入された場合用の記録用の磁気ヘッド35を搬送機構24a及び24bに沿って配置する。これにより、磁気記録面を下にして投入された場合でも上にして投入された場合でも記録処理は対応できる。一方、読取用の磁気ヘッド35は、磁気記録面を下にして投入された場合用のものだけ、搬送機構24a及び24bに沿って配置する。そして、この磁気記録面を下にして投入された場合用の読取用の磁気ヘッド35だけで、磁気記録面を下にして投入された場合、及び上にして投入された場合に対応する。磁気記録面を下にして投入された場合は何等問題はない。磁気記録面を上にして投入された場合は、読取情報の出力が小さいなる。これは、磁気記録面がヘッドから遠くに位置するためであり、空間損失の影響で磁気の出力が小さくなるからである。この場合、読取結果である出力電流を監視し、出力電流が規定値より低いとき、読取アンプのゲインを切り替え、出力倍率を高くし読取を実現することができる。なお、集札処理部10bにおいては、磁気ヘッドの配置1と同様に、記録用の磁気ヘッド35を省略するようにしてもよい(記録用の磁気ヘッド35を設けない)。回収部7に回収される磁気式乗車券媒体の磁気記録部に対しても、磁気ヘッドの配置1と同様に、パンチ機構49によりパンチ処理を加えて磁気記録部を破壊するようにしてもよい。集札処理部10bに記録用の磁気ヘッド35を設けないことにより、機器構成を簡略化することができる。
【0040】
続いて、図7に示すフローチャートを参照して、自動改札機による利用者の受け付けのタイミングについて説明する。この発明の自動改札機の改札処理部10aは、改集札用の通路の略中央付近に排出口22aを備えている。このため、改札処理において先に改集札用の通路に進入した無線式乗車券媒体の利用者が、後から進入してくる利用者の磁気式乗車券媒体を間違って持ち去ってしまう可能性がある。そこで、次に説明するように、次客の受け付けタイミングを制御する必要ある。
【0041】
前提として、隣接して設置される2台の自動改札機、1号機及び2号機を想定する(図6参照)。そして、これら1号機と2号機の間の改集札用の通路を通行する利用者の受け付けタイミングについて説明する。因みに、この通路を通行して改札処理を受けるには1号機の改札処理部10aが使用され、この通路を通行して集札処理を受けるには2号機の集札処理部10bが使用されるものとする。
【0042】
1号機と2号機の間の改集札用の通路に利用者が進入していない状態において、つまり、1号機の改札処理部10a及び2号機の集札処理部10bが、共に、利用者待ちの状態において、無線式乗車券媒体の利用者(以下、この利用者を先の利用者と称する)が1号機の改札処理部10aによる改札処理を経て通路に進入したとする。つまり、1号機の改札処理部10aにより無線式乗車券媒体が受け付けられたとする(ST10)。このとき、2号機の集札処理部10bによる集札処理の受け付けは禁止され(ST12)、例えば、2号機の通路表示部12bには、進入禁止等の案内が表示される。
【0043】
1号機の改札処理部10aによる改札処理において、先の利用者の無線式乗車券媒体による通行が認められない場合(ST14、NO)、ドアが閉じて改集札通路の通行が阻止される(ST16)。この無線式乗車券媒体により通行が認められる場合(ST14、YES)、ドアが開いた状態で、改集札通路の通行が許可される(ST18)。
【0044】
この後、人検知センサ5からの出力に基づき先の利用者の通行状態を認識し、この先の利用者の通行状態に基づき次の利用者の受け付けタイミングが制御される。例えば、1号機の中央に先の利用者が到達するまでは(ST20、NO)、次の利用者を一切受け付けない(ST22)。つまり、次の利用者の磁気式乗車券媒体も受け付けないし、無線式乗車券媒体も受け付けない。従って、投入口シャッタ37が閉じて投入口12aに対する磁気式乗車券媒体の投入を禁止する。このとき、1号機の通路表示部12aには、進入禁止等の案内が表示される。1号機の中央に先の利用者が到達したことが判明すると(ST20、YES)、次の利用者の無線式乗車券媒体だけ受け付けを許可する(ST24)。このとき、1号機の通路表示部12aには、磁気券の方は進入禁止等の案内が表示される。
【0045】
1号機の出口に先の利用者が到達するまでは(ST26、NO)、次の利用者の磁気式乗車券媒体を受け付けない(ST28)。1号機の出口に先の利用者が到達したことが判明すると(ST26、YES)、次の利用者の磁気式乗車券媒体も受け付けを許可する(ST30)。このとき、投入口シャッタ37が開き投入口12aに対する磁気式乗車券媒体の投入を許可する。
【0046】
1号機の出口を先の利用者が通過するまでは(ST32、NO)、2号機の集札処理部10bによる集札処理の受け付けは禁止され続ける(ST34)。1号機の出口を先の利用者が通過したことが判明すると(ST32、YES)、2号機の集札処理部10bによる集札処理の受け付けが許可される(ST36)。このとき、2号機の通路表示部12bの進入禁止等の案内はクリアされる。
【0047】
上記したように、次の利用者が無線式乗車券媒体の場合は、次の利用者が磁気式乗車券媒体の場合より、早めに受け付けを許可する。これは、次の利用者が無線式乗車券媒体の場合は、先の利用者が次の利用者の乗車券を間違って持ち去るということがないためにである。そのため、先の利用者の無線式乗車券媒体と交信し、通行判定を下し、必要なデータを無線式乗車券媒体に送信し記録が完了したタイミングで、次の利用者の無線式乗車券媒体の受け付けを許可する。次の利用者が磁気式乗車券媒体の場合は、先の利用者(無線式乗車券媒体の利用者)が自動改札機の中央を通過し出口に到達したことを検知してから、受け付けを許可する。
【0048】
上記したような受け付けのタイミング制御により、無線式乗車券媒体の利用者だけを対象として処理した方が、次の利用者の受け付けが早くなるので、自動改札機の利用効率が向上する。つまり、次のように自動改札機のモードを切り替えて運用することにより、自動改札機の利用効率を向上させることができる。
【0049】
自動改札機には、先に説明したように、モード切替スイッチ60が設けられている。同様に、監視盤68にも、モード切替スイッチ60が設けられている。監視盤68に設けられているモード切替スイッチ60は、号機毎にモードを切り替えることができる。このモード切り替えスイッチ60は、磁気専用モード、無線専用モード、及び併用モードを切り替える。
【0050】
モード切替スイッチ60により磁気専用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は磁気式乗車券媒体のみとなる。このとき、通路表示部12a及び12bには、磁気式乗車券媒体のみが処理対象であることが案内表示される。この場合、有効な無線式乗車券媒体であっても通行は許可されなくなる。モード切替スイッチ60により無線専用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は無線式乗車券媒体のみとなる。このとき、通路表示部12a及び12bには、無線式乗車券媒体のみが処理対象であることが案内表示される。さらに、投入口14a及び14bに設けられた投入口シャッタが閉じて、投入口14a及び14bに磁気式乗車券媒体を投入できなくする。モード切替スイッチ60により併用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方となる。このとき、通路表示部12a及び12bには、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方が処理対象であることが案内表示される。
【0051】
例えば、複数台の自動改札機が設置され、複数の改集札用の通路が設けられた駅を想定する。このような駅において、朝夕の通勤混雑時には、大部分の自動改札機を無線専用モードで稼働させる。残りの自動改札機は、磁気専用モード又は併用モードで稼働させる。朝夕の通勤混雑時には、定期券利用者が大部分である。この自動改札機の運用において、定期券は全て無線式乗車券媒体が割り当てられる。つまり、定期券の利用者が多い朝夕の通勤混雑時に、大部分の自動改札機を無線専用モードで稼働させることにより、一台あたりの処理効率を上げることができるので、結果的に、改集札処理の混雑を緩和させることができる。これは一例であり、その他、時間帯又は曜日等により自動改札機のモードを切り替えることにより、改集札処理効率を向上させることもできる。
【0052】
上記説明したように、この発明の自動改札機は、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方を対象に処理することができる。そのため、磁気式乗車券媒体を処理する機構と、無線式乗車券媒体を処理する機構とを備えている。どちらか、一方が故障した場合、つまり、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体のうちのどちらか一方による処理が不能になった場合、上記したように、モードを切り替えて運用させることもできる。モードの切り替えは、保守員が行なってもよいし、機器自体で故障の状況を検知し、機器自体で自動的にモードを切り替えるようにしてもよい。これにより、磁気式乗車券媒体だけ取扱えなくなった場合でも、無線式乗車券媒体による改集札処理は可能となるし、逆に、無線式乗車券媒体だけ処理できなくなった場合でも、磁気式乗車券媒体による改集札処理は可能となる。
【0053】
続いて、図8に示すフローチャートを参照して、この発明の自動改札機による乗り越し精算処理について説明する。この発明の自動改札機には精算キー15a及び15bが設けられており、この精算キー15aの押下により乗り越し精算処理が可能となる。精算キー15aの押下のタイミングは、一枚目の乗車券媒体が処理される前でも良いし処理された後でも良い。なお、案内表示部18a及び18bをタッチパネルにして、この案内表示部18a及び18b上に精算キーを表示するようにしてもよい。また、自動改札機に精算キーを設けない構成とし、機器が自動的に精算の要否を判定し、精算を要求するようにしてもよい。
【0054】
まず、一枚目の乗車券媒体が処理される前に精算キーが押下されるケースについて説明する。自動改札機が、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方を受け付けしているとき(ST40)、精算キー15a又は15bが押下されるとする(ST42、YES)。つまり、利用者は、自身が所持している一枚の磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体だけで改札又は集札が許可されないことを知っている場合、このように、媒体が受け付けられる前に精算キー15a又は15bが押下されることがある。勿論、利用者が、精算用の別の磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体を所持していなければ、この後の精算はできないことになる。
【0055】
精算キー15a又は15bが押下された後(ST42、YES)、所定期間内に磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられなければ(ST44、NO)、タイムオーバーとなり(ST46、YES)、処理は最初に戻る。所定期間内に磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられれば(ST44、YES)、受け付けられた一枚の乗車券媒体に基づき通行判定処理が行われる(ST48)。判定OKの場合(ST48、YES)、通行は許可される(ST58)。このとき、判定表示部20a又は20bに、「精算処理は不要です」、「そのまま通過下さい」等の案内が表示される。判定NGの場合(ST48、NO)、次の(精算のための)磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が要求される(ST50)。このとき、案内表示部18a又は18bには、「精算のための磁気式乗車券媒体を投入口に投入するか、無線式乗車券媒体を通信部にかざして下さい」等の案内が表示される。なお、一枚目の乗車券媒体が、磁気式乗車券媒体の場合には、この一枚目の磁気式乗車券媒体は保留機構51に保留され、組合せ判定及び精算処理を待つことになる。
【0056】
次の(精算のための)磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が要求されたにもかかわらず(ST50)、所定期間内に磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられなければ(ST52、NO)、タイムオーバーとなり(ST54、YES)、ドアが閉じて通行は禁止される(ST60)。そして、一枚目の乗車券媒体が磁気式乗車券媒体の場合には返却される。このとき、案内表示部18a又は18bには、「もう一度最初からやり直して下さい」等の案内が表示される。所定期間内に磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられれば(ST52、YES)、組合せ判定又は精算処理が行われる(ST56)。一枚目と二枚目の乗車券媒体の組合せ判定がOKの場合には(ST56、YES)、通行が許可される(ST58)。また、一枚目及び二枚目の乗車券媒体のうち、どちから一方が精算可能な乗車券媒体(精算金額が不足していないSFカード等)であるときは、精算処理が実行された上で、通行が許可される(ST58)。また、上記した組合せ判定又は精算処理では、必要に応じて、乗車券媒体に所定の情報が記録される。組合せ判定がNGで精算処理もできない場合には(ST56、NO)、ドアが閉じて通行は禁止される(ST60)。
【0057】
次に、一枚目の乗車券媒体が処理された後に精算キーが押下されるケースについて説明する。自動改札機が、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体の両方を受け付けしているとき(ST40)、精算キー15a又は15bが押下されることなく(ST42、NO)、磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられれば(ST62、YES)、受け付けられた一枚の乗車券媒体に基づき通行判定処理が行われる(ST64)。判定OKの場合(ST64、YES)、通行は許可される(ST58)。判定NGの場合(ST64、NO)、ドアが閉じて通行は禁止され、案内表示部18a又は18bに、「精算処理を希望する場合は精算キーを押下して下さい」等が案内表示される。所定時間内に精算キー15a又は15bが押下されなければ(ST66、NO)、タイムオーバーとなり(ST68、YES)、通行が禁止されたまま処理が終了する(ST60)。この場合、一枚目の乗車券媒体が、磁気式乗車券媒体の場合、この磁気式乗車券媒体は返却される。所定時間内に精算キー15a又は15bが押下されれば(ST66、YES)、次の(精算のための)磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が要求される(ST50)。このとき、案内表示部18a又は18bには、「精算のための磁気式乗車券媒体を投入口に投入するか、無線式乗車券媒体を通信部にかざして下さい」等の案内が表示される。なお、一枚目の乗車券媒体が、磁気式乗車券媒体の場合には、この一枚目の磁気式乗車券媒体は保留機構51に保留され、組合せ判定及び精算処理を待つことになる。
【0058】
次の(精算のための)磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が要求されたにもかかわらず(ST50)、所定期間内に磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられなければ(ST52、NO)、タイムオーバーとなり(ST54、YES)、ドアが閉じて通行は禁止される(ST60)。そして、一枚目の乗車券媒体が磁気式乗車券媒体の場合には返却される。このとき、案内表示部18a又は18bには、「もう一度最初からやり直して下さい」等の案内が表示される。所定期間内に磁気式乗車券媒体又は無線式乗車券媒体が受け付けられれば(ST52、YES)、組合せ判定又は精算処理が行われる(ST56)。一枚目と二枚目の乗車券媒体の組合せ判定がOKの場合には(ST56、YES)、通行が許可される(ST58)。また、一枚目及び二枚目の乗車券媒体のうち、どちから一方が精算可能な乗車券媒体(精算金額が不足していないSFカード等)であるときは、精算処理が実行された上で、通行が許可される(ST58)。また、上記した組合せ判定又は精算処理では、必要に応じて、乗車券媒体に所定の情報が記録される。組合せ判定がNGで精算処理もできない場合には(ST56、NO)、ドアが閉じて通行は禁止される(ST60)。
【0059】
ここで、上記説明したこの発明の自動改札機による作用効果についてまとめる。
【0060】
(1)この発明の自動改札機に対応する磁気式乗車券媒体を一サイズ限定とする。例えば、定期券サイズより小さいエドモンソンサイズだけに限定する。その上で、自動改札機に対応する無線式乗車券媒体を、一サイズに限定された磁気式乗車券媒体と異なる種類の乗車券媒体を全てカバーするものにする。これにより、自動改札機内に、複数サイズの磁気式乗車券媒体に対応させるための整列部を設ける必要がなくなる。さらに、自動改札機内の保留部のサイズも縮小化することができ(定期券サイズに対応させる必要がなくなるため)、磁気ヘッドの間隔も短縮することができる(同じく定期券サイズに対応させる必要がなくなるため)。その結果、自動改札機を小型化することができ、コストダウンにもつながる。特に、搬送路方向を短くすることができる。
【0061】
(2)上記したように、搬送路方向を短くすることができるので、改集札用の通路を延ばすことなく、改集札用の通路方向に沿って改札処理機構10a及び集札処理機構10bを直列に設置することができる。つまり、従来のように、改集札用の通路に沿って並列に設置する必要がなくなる。
【0062】
(3)上記したよように、磁気式乗車券媒体のサイズを限定するとともに、機能も限定する。例えば、当日限り有効の近距離券のみとする。これにより、集札処理機構10bでは、投入された磁気式乗車券媒体を返却する必要がなくなるので、返却口を設ける必要がなくなる。結果的に、装置の簡略化及びコストダウンを図ることができる。
【0063】
(4)この発明の自動改札機では、読取用の磁気ヘッドを一方向のみ(磁気式乗車券媒体の一方の面に対応した方向のみ)に限定することにより、装置の簡略化及びコストダウンを図ることができる。
【0064】
(5)この発明の自動改札機は、モード切替スイッチにより、磁気専用モード、無線専用モード、及び併用モードに切り替えて稼働させることができる。これにより、状況に応じて最適なモードを選択し、稼働効率を向上させることができる。
【0065】
例えば、複数台の自動改札機が設置され、複数の改集札用の通路が設けられた駅を想定する。このような駅において、朝夕の通勤混雑時には、大部分の自動改札機を無線専用モードで稼働させる。残りの自動改札機は、磁気専用モード又は併用モードで稼働させる。朝夕の通勤混雑時には、定期券利用者が大部分である。この自動改札機の運用において、定期券は全て無線式乗車券媒体が割り当てられる。つまり、定期券の利用者が多い朝夕の通勤混雑時に、大部分の自動改札機を無線専用モードで稼働させることにより、一台あたりの処理効率を上げることができるので、結果的に、改集札処理の混雑を緩和させることができる。また、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体のうちのどちらか一方による改集札処理が不能になった場合、上記したように、モードを切り替えて運用させることもできる。
【0066】
さらに、自動改札機は、適用されているモードを表示する表示部を備えているので、利用者が混乱することなく利用することができる。
【0067】
(6)この発明の自動改札機は、磁気式乗車券媒体及び無線式乗車券媒体のどのような組合せにも対応して精算処理を行なうことができる。
【0068】
(7)この発明の自動改札機は、通信面としてのトップカバーが夫々の通路側に傾斜されているので、利用者は自然な姿勢で無線式乗車券媒体を通信部にかざすことができる。同様に、利用者は自然な姿勢で案内表示部に表示される内容を確認することもできる。
【0069】
(8)この発明の自動改札機は、トップカバーに対して突起した部分に判定表示部が設けられているので、判定表示部の表示が見易い。また、トップカバーに対して判定表示部が突起しているので、一方の通信部に対してかざされた無線式乗車券媒体が他方の通信部にかざされるのを防止することもできる。
【0070】
(9)この発明の自動改札機は、磁気式乗車券媒体の一辺をトップカバーに対して平行に排出するので、通行者に対して無理な姿勢を強いることなく、磁気式乗車券媒体を受け取らせることができる。
【0071】
【発明の効果】
この発明によれば、設置スペースを大幅に減少させるとともに、使い勝手の良い改札処理(通信部に対して無線式乗車券媒体をかざし易い、判定表示が見やすい、排出された磁気式乗車券媒体を受け取り易い等)が可能な自動改札機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動改札機の外観の概略を示す斜視図である。
【図2】この発明の自動改札機の上面、側面、及び正面を示す図である。
【図3】この発明の自動改札機の内部構造(搬送経路等)の概略を示す断面図である。
【図4】磁気式乗車券媒体の排出角を示す図である。
【図5】この発明の自動改札機の概略構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の自動改札機の設置例を示す図である。
【図7】この発明の自動改札機による利用者の受け付けのタイミングを示すフローチャートである。
【図8】この発明の自動改札機による精算処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部
2…保守用コントロールパネル
3…電源部
4…ドア
5…センサ
6…スピーカ
7…回収部
10a…改札処理部
10b…集札処理部
12a、12b…通路表示部
14a、14b…投入口
15a、15b…精算キー
16a、16b…通信部
18a、18b…案内表示部
20a、20b…判定表示部
22a、22b…排出口
24a、24b…搬送機構
26a、26b…トップカバー
Claims (2)
- 改札用の第1及び第2の通路を規定するとともに、これら両通路に挟まれて設置される筐体と、
前記筐体上部の一端近傍から略中央までの区間にわたり設けられた面であって、無線式乗車券媒体と通信する第1の通信部を有し、且つ水平面に対して前記第1の通路側に傾斜した第1の通信面と、
矩形状の磁気式乗車券媒体を受け取り、この磁気式乗車券媒体をこの筐体の一端近傍から略中央まで前記第1の通路に沿った第1の方向に搬送する第1の搬送手段と、
前記第1の搬送手段により搬送される磁気式乗車券媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段と、
前記第1の通信面に設けられた機構であって、前記第1の搬送手段により搬送される前記磁気式乗車券媒体の一辺の長さ方向を前記第1の通信面に対して平行となるように排出する第1の排出手段と、
前記第1の通信部を介して前記無線式乗車券媒体と通信した結果、又は前記第1の読取手段を介して前記磁気式乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、前記筐体の一端から他端に向けて前記第1の通路を第1の方向に進行する者に対して改札処理を実行する第1の改札手段と、
前記筐体上部の他端近傍から略中央までの区間にわたり設けられた面であって、無線式乗車券媒体と通信する第2の通信部を有し、且つ水平面に対して前記第2の通路側に傾斜した第2の通信面と、
矩形状の磁気式乗車券媒体を受け取り、この磁気式乗車券媒体をこの筐体の他端近傍から略中央まで前記第2の通路に沿った前記第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2の搬送手段と、
前記第2の搬送手段により搬送される磁気式乗車券媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段と、
前記第2の通信面に設けられた機構であって、前記第2の搬送手段により搬送される前記磁気式乗車券媒体の一辺の長さ方向を前記第2の通信面に対して平行となるように排出する第2の排出手段と、
前記第2の通信部を介して前記無線式乗車券媒体と通信した結果、又は前記第2の読取手段を介して前記磁気式乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、前記筐体の他端から一端に向けて前記第2の通路を前記第1の方向と逆の第2の方向に進行する者に対して改札処理を実行する第2の改札手段と、
前記第1の通信面に対して突起した前記第2の通信面の傾斜を支える側面部に設けられ、前記第1の改札手段による改札判定結果を案内表示する第1の表示手段と、
前記第2の通信面に対して突起した前記第1の通信面の傾斜を支える側面部に設けられ、前記第2の改札手段による改札判定結果を案内表示する第2の表示手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札機。 - 改札用の第1及び第2の通路を規定するとともに、これら両通路に挟まれて設置される筐体と、
前記筐体上部の一端近傍から略中央までの区間にわたり設けられた面であって、無線式乗車券媒体と通信する第1の通信部を有し、且つ水平面に対して前記第1の通路側に傾斜した第1の通信面と、
矩形状の磁気式乗車券媒体を受け取り、この磁気式乗車券媒体をこの筐体の一端近傍から略中央まで前記第1の通路に沿った第1の方向に搬送する第1の搬送手段と、
前記第1の搬送手段により搬送される磁気式乗車券媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段と、
前記第1の通信面に設けられた機構であって、前記第1の搬送手段により搬送される前記磁気式乗車券媒体の一辺の長さ方向を前記第1の通信面に対して非平行となるように排出する第1の排出手段と、
前記第1の通信部を介して前記無線式乗車券媒体と通信した結果、又は前記第1の読取手段を介して前記磁気式乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、前記筐体の一端から他端に向けて前記第1の通路を第1の方向に進行する者に対して改札処理を実行する第1の改札手段と、
前記筐体上部の他端近傍から略中央までの区間にわたり設けられた面であって、無線式乗車券媒体と通信する第2の通信部を有し、且つ水平面に対して前記第2の通路側に傾斜した第2の通信面と、
矩形状の磁気式乗車券媒体を受け取り、この磁気式乗車券媒体をこの筐体の他端近傍から略中央まで前記第2の通路に沿った前記第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2の搬送手段と、
前記第2の搬送手段により搬送される磁気式乗車券媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段と、
前記第2の通信面に設けられた機構であって、前記第2の搬送手段により搬送される前記磁気式乗車券媒体の一辺の長さ方向を前記第2の通信面に対して非平行となるように排出する第2の排出手段と、
前記第2の通信部を介して前記無線式乗車券媒体と通信した結果、又は前記第2の読取手段を介して前記磁気式乗車券媒体から読み取られた情報に基づき、前記筐体の他端から一端に向けて前記第2の通路を前記第1の方向と逆の第2の方向に進行する者に対して改札処理を実行する第2の改札手段と、
前記第1の通信面に対して突起した前記第2の通信面の傾斜を支える側面部に設けられ、前記第1の改札手段による改札判定結果を案内表示する第1の表示手段と、
前記第2の通信面に対して突起した前記第1の通信面の傾斜を支える側面部に設けられ、前記第2の改札手段による改札判定結果を案内表示する第2の表示手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札機。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
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