JP2931659B2 - 自動改札装置 - Google Patents

自動改札装置

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JP2931659B2
JP2931659B2 JP28746090A JP28746090A JP2931659B2 JP 2931659 B2 JP2931659 B2 JP 2931659B2 JP 28746090 A JP28746090 A JP 28746090A JP 28746090 A JP28746090 A JP 28746090A JP 2931659 B2 JP2931659 B2 JP 2931659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば鉄道等の交通機関で使用されてい
る自動改札装置に関する。
(従来の技術) 鉄道等の交通装置において、駅の出改札口は、自動券
売機、自動改札機(自動改札装置)、定期券発行機等の
駅務機器が各種様式の乗車券を発行処理している。近
年、鉄道業務の近代化、活性化が叫ばれ、旅客サービス
の向上の観点からも乗車券類もカード化し、ストアード
フェア装置などを採用して行こうという機運が高まって
きている。これによって、乗車券を購入してから自動改
札機を通るという煩わしさが定期券感覚でカードを直接
自動改札機に入れるだけになり、大きな旅客サービスの
向上につながることが期待される。しかし、現状では乗
車時、降車時にドを装置内に投入してから受取るという
操作が必要であるとともに、装置内に投入されたカード
を搬送する複雑な搬送機構が必要であるという問題があ
った。
そこで、無線カードで入出場可能な自動改札機が考え
られている。このような装置では、カードの搬送機構が
不要となり、機構の簡略化が図れ、カードを装置内に投
入してから受取るという操作が不要となり、操作性が良
くなる。
しかし、上記のような無線カードで入出場可能な自動
改札機では、無線カードの送受信エリアについては何等
考慮されていなかったため、利用者が通過するエリアつ
まり広いエリアを送受信エリア(無線エリア)とする必
要がある。このため、次の通過者の阻止ができなかった
り、複数の通過可能なゲートからなっている場合に、隣
接ゲートとの混信が発生する可能性があるという欠点が
ある。
したがって、次の通過者の阻止ができなかったり、隣
接ゲートとの混信が発生する可能性を除去するために、
送受信エリアを限定し、しかも送受信可能エリアを案内
することができるものが要望されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、無線交信機能を有するカードとの無線
交信により改札処理を行うものにおいて、カードの無線
エリアを限定でき、しかも無線可能エリアを案内するこ
とができるものが要望されているもので、無線交信機能
を有するカードとの無線交信により改札処理を行うもの
において、カードの無線エリアを限定でき、しかも無線
可能エリアを案内することができる自動改札装置を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の自動改札装置は、利用者に対する操作案内
を表示する操作表示部、利用者により携帯され利用条件
が記録されている無線媒体が本装置の一部に設けられて
いる所定の無線エリアにあるときに当該無線媒体との間
で無線によりデータの送受信を送受信手段で行い、この
送受信手段が上記無線媒体との間で送受信が可能である
とき、第1の表示形態で表示を行う第1の表示手段と、
上記送受信手段により上記無線媒体との間で無線データ
の送受信が開始されたとき、第1の表示形態とは相違す
る第2の表示形態で表示を行う第2の表示手段とを備え
た発光表示部、上記送受信手段により受信した上記無線
媒体の利用条件が所定条件を満たしているか否かを判断
する判断手段、この判断手段による判断の結果、上記利
用条件が所定条件を満たしているとき、上記利用者の通
過を許可する許可手段、本装置を通過する利用者を検知
する検知手段、およびこの検知手段で利用者の通過を検
知したとき、上記第2の表示手段の表示を消勢し、上記
第1の表示手段による表示を行わせる制御手段から構成
されている。
この発明の自動改札装置は、利用者により携帯され利
用条件が記録されている無線媒体が本装置の一部に設け
られている所定の無線エリアにあるときに当該無線媒体
との間で無線によりデータの送受信を行う送受信手段、
この送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段、
この判断手段による判断の結果、上記利用条件が所定条
件を満たしているとき、上記利用者の通過を許可する許
可手段、および利用者の進行方向に沿い設けられ、上記
送受信手段が上記無線媒体との間で送受信が可能である
とき第1の表示形態で表示し、上記送受信手段が上記無
線媒体との間で送受信を開始したとき上記第1の表示形
態とは相違する第2の表示形態で表示するとともに、上
記無線媒体の提示位置を案内するために上記送受信手段
による上記無線媒体との送受信開始後上記進行方向に沿
い表示エリアを変更する表示および表示変更手段から構
成されている。
この発明の自動改札装置は、利用者により携帯され利
用条件が記録されている無線媒体が本装置の一部に設け
られている所定の無線エリアにあるときに当該無線媒体
との間で無線によりデータの送受信を行う送受信手段、
この送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段、
この判断手段による判断の結果、上記無線媒体の利用条
件が所定条件を満たしているとき、利用者の通過を許可
する許可手段、および上記送受信手段が上記無線媒体と
の間で送受信が可能であるとき第1の表示形態で表示
し、上記送受信手段が上記無線媒体との間で送受信を開
始したとき上記第1の表示形態とは相違する第2の表示
形態で表示し、かつ、上記判断手段による判断の結果、
上記無線媒体の利用条件は所定条件を満たしていないと
判断されたとき、上記第1及び第2の表示形態とは相違
する第3の表示形態にて表示する表示手段から構成され
ている。
この発明の自動改札装置は、利用者に対する操作案内
を表示する操作表示部、利用者により携帯され利用条件
が記録されている無線媒体が本装置の一部に設けられて
いる所定の無線エリアにあるときに当該無線媒体との間
で無線によりデータの送受信を行う送受信手段、この送
受信手段により上記無線媒体との間で無線データの送受
信が開始されたとき、第1の色で表示を行う第1の表示
手段、上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利
用条件が所定条件を満たしているか否かを判断する判断
手段、この判断手段により上記無線媒体の利用条件が所
定条件を満たしていると判断されたとき、上記利用者の
通過を許可する許可手段、および上記判断手段により上
記無線媒体の利用条件が所定条件を満たしていないと判
断されたとき、上記第1の色は相違する第2の色で表示
を行う第2の表示手段から構成されている。
この発明の自動改札装置は、利用者に対する操作案内
を表示する操作表示部、利用者により携帯され利用条件
が記録されている無線媒体が本装置の一部に設けられて
いる所定の無線エリアにあるときに当該無線媒体との間
で無線によりデータの送受信を行う送受信手段、この送
受信手段と上記無線媒体との間で無線データの送受信が
開始されたときに所定の表示形態で表示するとともに、
この表示形態とは相違する表示形態で表示可能な発光表
示部、上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利
用条件が所定条件を満たしているか否かを判断する判断
手段、この判断手段による判断の結果、上記利用条件が
所定条件を満たしているとき、上記利用者の通過を許可
する許可手段、および上記判断手段により上記無線媒体
の利用条件が所定条件を満たしていないと判断されたと
き、上記発光表示部の表示を上記所定の表示形態から上
記相違する表示形態に表示を切り替える制御部から構成
されている。
(作用) この発明は、利用者に対する操作案内を操作表示部で
表示し、利用者により携帯され利用条件が記録されてい
る無線媒体が本装置の一部に設けられている所定の無線
エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線によりデ
ータの送受信を行う送受信手段、この送受信手段が上記
無線媒体との間で送受信が可能であるとき、第1の表示
形態で表示を行う第1の表示手段と、上記送受信手段に
より上記無線媒体との間で無線データの送受信が開始さ
れたとき、第1の表示形態とは相違する第2の表示形態
で表示を行う第2の表示手段とを備えた発光表示部を有
し、上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利用
条件が所定条件を満たしているか否かを判断し、この判
断の結果、上記利用条件が所定条件を満たしていると
き、上記利用者の通過を許可し、本装置を通過する利用
者を検知したとき、上記第2の表示手段の表示を消勢
し、上記第1の表示手段による表示を行わせるようにし
たものである。
この発明は、利用者により携帯され利用条件が記録さ
れている無線媒体が本装置の一部に設けられている所定
の無線エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線に
よりデータの送受信を送受信手段で行い、この送受信手
段により受信した上記無線媒体の利用条件が所定条件を
満たしているか否かを判断し、この判断の結果、上記利
用条件が所定条件を満たしているとき、上記利用者の通
過を許可し、利用者の進行方向に沿い設けられ、上記送
受信手段が上記無線媒体との間で送受信が可能であると
き第1の表示形態で表示し、上記送受信手段が上記無線
媒体との間で送受信を開始したとき上記第1の表示形態
とは相違する第2の表示形態で表示するとともに、上記
無線媒体の提示位置を案内するために上記送受信手段に
よる上記無線媒体との送受信開始後上記進行方向に沿い
表示エリアを変更する表示および表示変更手段を有する
ようにしたものである。
この発明は、利用者により携帯され利用条件が記録さ
れている無線媒体が本装置の一部に設けられている所定
の無線エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線に
よりデータの送受信を送受信手段で行い、この送受信手
段により受信した上記無線媒体の利用条件が所定条件を
満たしているか否かを判断し、この判断の結果、上記無
線媒体の利用条件が所定条件を満たしているとき、利用
者の通過を許可し、上記送受信手段が上記無線媒体との
間で送受信が可能であるとき第1の表示形態で表示し、
上記送受信手段が上記無線媒体との間で送受信を開始し
たとき上記第1の表示形態とは相違する第2の表示形態
で表示し、かつ、上記判断手段による判断の結果、上記
無線媒体の利用条件は所定条件を満たしていないと判断
されたとき、上記第1及び第2の表示形態とは相違する
第3の表示形態にて表示する表示手段を有するようにし
たものである。
この発明は、利用者に対する操作案内を操作表示部で
表示し、利用者により携帯され利用条件が記録されてい
る無線媒体が本装置の一部に設けられている所定の無線
エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線によりデ
ータの送受信を送受信手段で行い、この送受信手段によ
り上記無線媒体との間で無線データの送受信が開始され
たとき、第1の色で表示を行い、上記送受信手段により
受信した上記無線媒体の利用条件が所定条件を満たして
いるか否かを判断手段で判断し、この判断により上記無
線媒体の利用条件が所定条件を満たしていると判断され
たとき、上記利用者の通過を許可し、上記判断手段によ
り上記無線媒体の利用条件が所定条件を満たしていない
と判断されたとき、上記第1の色とは相違する第2の色
で表示を行うようにしたものである。
この発明は、利用者に対する操作案内を操作表示部で
表示し、利用者により携帯され利用条件が記録されてい
る無線媒体が本装置の一部に設けられている所定の無線
エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線によりデ
ータの送受信を送受信手段で行い、この送受信手段と上
記無線媒体との間で無線データの送受信が開始されたと
きに所定の表示形態で表示するとともに、この表示形態
とは相違する表示形態で表示可能な発光表示部を有し、
上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
が所定条件を満たしているか否かを判断手段で判断し、
この判断の結果、上記利用条件が所定条件を満たしてい
るとき、上記利用者の通過を許可し、上記判断手段によ
り上記無線媒体の利用条件が所定条件を満たしていない
と判断されたとき、上記発光表示部の表示を上記所定の
表示形態から上記相違する表示形態に表示を切り替える
ようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第2図および第3図はこの発明の自動改札装置の外観
を示すものである。すなわち入場業務あるいは出場業務
を行う自動改札装置1には、駅の改札口外つまり構外か
らの入場時、あるいは駅の改札口内つまり構内からの出
場時に、利用者(旅客)が携帯しているカード(媒体)
Cの送受信エリア(無線エリア)を示すとともに、カー
ドCの受付け状態に合わせて表示の状態が変化する発光
表示部(設定手段)2、種々の操作案内が表示される操
作表示部3、カードCを携帯している利用者の通過を阻
止するゲート4、反対方向からの通過者の通過を阻止す
るゲート5、自動改札装置1に対応する通路を区別させ
るための仕切りになるとともに、利用者の通過を検知す
る人間検知部6により構成されている。
発光表示部2は、カードCを受付け可能を青色で表示
し、カードCの受付け処理開始を緑色で点灯表示し、処
理の進行に合わせて緑色を入り口方向(利用者の進入方
向)から順次消灯していくものである。発光表示部2
は、入場時にカードCの残高なしが判断された場合、あ
るいは出場時に残高不足等が判断された場合に、赤色に
点灯表示されるものである。発光表示部2の処理の進行
に合わせた緑色の消灯は、人間検知部6の検知結果を用
いたり、あるいは時間管理により行うようにしても良
い。
上記人間検知部6は、複数の検知器(図示しない)に
よって利用者の通過を検知するものであり、検知器とし
ては透過型、反射型などが用いられるようになってい
る。但し、透過型の場合、対抗する別の自動改札装置に
設けられた発光部からの光が導かれるようになってい
る。
また、上記発光表示部2の下部、つまり自動改札装置
1の内部には、第4図に示すように、アンテナ部7が設
けられている。
上記自動改札装置1は、改札内への入場に用いられて
いる場合、通過する利用者が持参しているカードCとの
間で無線によりデータの送受信を行うことにより、カー
ドCが満足いくものであった場合に、利用者の通過つま
り改札内への入場を許可するものである。この際、乗車
駅、乗車日時、乗車した機体の番号と言った使用開始デ
ータ(乗車データ)を、カードC内に記憶するものであ
る。
また、自動改札装置1は、改札内への出場に用いられ
ている場合、通過する利用者が持参しているカードCと
の間で無線によりデータの送受信を行うことにより、カ
ードCが満足いくものであった場合に、利用者の通過つ
まり改札外への出場を許可するものである。この際、カ
ードC内に出場データを記憶するものである。
上記自動改札装置1の制御回路は第1図に示すよう
に、自動改札装置の全体を制御する制御部11、上記ゲー
ト4、5の開閉を制御するゲート制御部12、料金テーブ
ルが記憶される記憶部13、上記カードCのアンテナ部26
(後述する)との間で無線によりデータのやり取りを行
う送受信部としての無線処理部14、上記発光表示部2、
上記操作表示部3、上記人間検知部6、および上記アン
テナ部7によって構成されている。
上記制御部11は、上記アンテナ部7と無線処理部14に
より受信した上記カードCからの入場データと残高とに
より降車時の本自動改札装置1の設置駅までの料金を記
憶部13の料金テーブルから算出し、その残高から利用料
金を差し引いた新残高と出場データを無線処理部14とア
ンテナ部7を用いて上記カードCへ送信するようになっ
ている。
上記カードCとしては、プリペイドカード方式のもの
が用いられ、あらかじめ一定金額を前納し、前納した範
囲内で入出場を許可するものである。
上記カードCには、第1図に示すように、制御回路が
内蔵されており、この制御回路は、カードCの全体を制
御する制御部21、上記自動改札装置1のアンテナ部7か
らの電波を受信したり、アンテナ部7へ送信部25からの
電波を送信するアンテナ部26と、アンテナ部26から供給
される電波を受信データに変換する受信部22、この受信
部22で受信処理された受信データを復調して制御部21へ
出力する復調部23、制御部21からの送信データを変調す
る変調部24、この変調部24で変調されたデータを電波に
変換してアンテナ部26へ出力する送信部25、前納された
料金における残高等を記憶する記憶部27、および記憶部
27の記憶内容を保持するための電源28によって構成され
ている。また、受信部22、復調部23、変調部24、および
発信部25により、無線処理部29が構成されている。
上記カードCには、購入した価値と購入に係る付帯情
報としての発売した号機番号(機種たとえば券売機の番
号に対応)や発売日が印字されている。
上記カードC内の記憶部27には、購入した価値と購入
に係る付帯情報としての発売した号機番号(機種たとえ
ば券売機の番号に対応)や発売日が記憶されているとと
もに、利用日付、時刻、発駅名、発駅で使用した号機番
号(機種たとえば券売機、自動改札装置の番号に対
応)、着駅名、着駅で使用した号機番号(機種たとえば
券売機、自動改札装置の番号に対応)、および残高が記
憶されるようになっている。
次に、このような構成において、利用者による改札処
理動作を説明する。まず、自動改札装置1における入場
時の処理について説明する。今、自動改札装置1の発光
表示部2は着色に点灯表示されている。そして、利用者
はそのカードCを青色に点灯表示されている発光表示部
2の端部上面に位置させる。すると、自動改札装置1と
カードCとの間の無線処理(交信処理)が開始される。
すなわち、制御部11から無線処理部14およびアンテナ
部7を介して所定時間ごとに送信されている問い合わせ
信号に対して、アンテナ送受エリアを通過するカードC
があった場合に、その信号がアンテナ部26および無線処
理部29で受け入れられ、制御部21へ出力される。この問
い合わせに対して制御部21は残高等の無線データを記憶
部27から読出して無線処理部29およびアンテナ部26を介
して送信される。このアンテナ部26から送信される残高
等の無線データはアンテナ部7を介して無線処理部14で
受信され制御部11へ出力される。制御部11はカードC内
の制御部21からの残高等の無線データから残高等の確認
が行われ、カードCが満足いくものであるか否かの判断
が行われる。
上記カードCと制御部11との間で交信が開始された際
に、制御部11は第5図(b)に示すように、発光表示部
2を緑色に点灯表示して、カードCとの交信状態である
ことを示す。以後、制御部11は第5図(c)、(d)に
示すように、発光表示部2の端部(利用者の入口側)か
ら順に消灯していき、利用者が発光表示部2の点灯状態
に沿ってカードCを提示させるようにすることにより、
利用者の移動を案内する。
そして、カードCが満足いくものであった場合に、制
御部11は操作表示部3で送信内容と判定結果条件等を表
示するとともに、制御部11はゲート制御部12によりゲー
ト4を開けたままとすることにより、利用者の通過つま
り改札内への入場が許可される。
そして、利用者の通過が許可される場合、制御部11は
乗車駅、乗車日時、乗車した機体の番号といった使用開
始データ(乗車データ)を無線処理部14、アンテナ部
7、アンテナ部26および無線処理部29を介してカードC
内に送信することにより、カードCの制御部21へ出力さ
れる。これにより、制御部21は供給される使用開始デー
タを記憶部27に記憶する。その後、人間検知部6からの
通過検知により、制御部11は発光表示部2を青色の点灯
表示に戻し、次の利用者によるカードCの待機状態とす
る。
また、カードCが満足いくものでなかった場合に、制
御部11は第5図(e)に示すように、発光表示部2を赤
色に点灯表示して、ゲート制御部12によりゲート4を閉
じることにより、利用者の通過つまり改札内への入場を
阻止する。
また、次の利用者(通過者)に対して、前の利用者が
処理完了するまて発光表示部2が青色の待機状態となら
ないので、カードCの提示が無効であることを知らしめ
ることとなり、進入を阻止できる。
次に、上記自動改札装置1における出場時の処理につ
いて説明する。今、自動改札装置1の発光表示部2は青
色に点灯表示されている。そして、利用者はそのカード
Cを青色に点灯表示されている発光表示部2の端部上面
に位置させる。すると、自動改札装置1とカードCとの
間の無線処理(交信処理)が開始される。
すなわち、制御部11から無線処理部14およびアンテナ
部7を介して所定時間ごとに送信されている問い合わせ
信号に対して、アンテナ送受エリアを通過するカードC
があった場合に、その信号がアンテナ部26および無線処
理部29で受け入れられ、制御部21へ出力される。こと問
い合わせに対して制御部21は乗車駅、乗車日時、乗車し
た機体の番号といった使用開始データ(乗車データ)、
残高等の無線データを記憶部27から読出して無線処理部
29およびアンテナ部26を介して送信される。このアンテ
ナ部26から送信される無線データはアンテナ部7を介し
て無線処理部14で受信され制御部11へ出力される。制御
部11はカードC内の制御部21からの使用開始データの乗
車駅から本装置の設置駅までの利用料金を記憶部13の料
金テーブルから算出し、この利用料金と降車駅、降車日
時、降車した機体の番号と言った降車データと、残高か
ら利用料金を差引いた新残高とを無線処理部14、アンテ
ナ部7、アンテナ部26および無線処理部29を介してカー
ドCに送信することにより、カードCの制御部21へ出力
される。これにより、制御部21は供給される降車データ
と利用料金とを記憶部27に記憶し、その記憶部27に記憶
されている残高を新残高に更新する。
上記カードCと制御部11との間で交信が開始された際
に、制御部11は第5図(b)に示すように、発光表示部
2を緑色に点灯表示して、カードCとの交信状態である
ことを示す。以後、制御部11は第5図(c)、(d)に
示すように、発光表示部2の端部(利用者の入口側)か
ら順に消灯していき、利用者が発光表示部2の点灯状態
に沿ってカードCを提示させるようにすることにより、
利用者の移動を案内する。
そして、カードCに対する降車処理が終了した際に、
制御部11は操作表示部3で送信内容と判定結果条件等を
表示するとともに、ゲート制御部12によりゲート4を開
けたままとすることにより、利用者の通過つまり改札外
への出場が許可される。その後、人間検知部6からの通
過検知により、制御部11は発光表示部2を青色の点灯表
示に戻し、次の利用者によるカードCの待機状態とす
る。
また、カードCが満足いくものでなかった場合に、制
御部11は第5図(e)に示すように、発光表示部2を赤
色に点灯表示して、ゲート制御部12によりゲート4を閉
じることにより、利用者の通過つまり改札外への出場を
阻止する。
また、次の利用者(通過者)に対して、前の利用者が
処理完了するまで発光表示部2が青色の待機状態となら
ないので、カードCの提示が無効であることを知らしめ
ることとなり、進入を阻止できる。
また、扉により規制をかけたり、あるいは音声により
「何々駅から乗車のお客様、係員のところへお回りくだ
さいという案内を行うようにしても良い。この場合、不
足金額を送信して記憶部27に記憶しておく。
上記したように、無線交信機能を有するカードとの無
線交信により改札処理を行うものにおいて、発光表示部
でカードの送受信エリアを利用者に示し、この送受信エ
リアに利用者がカードを提示することにより、カードと
自動改札装置との送受信で乗車時あるいは降車時の改札
処理を行うものである。これにより、送受信エリアを発
光表示部上だけに限定でき、しかも送受信可能エリアを
利用者に案内することができる。
また、次の利用者に対する通過可能なタイミング、つ
まりカードの提示可能なタイミングを知らせることがで
きる。
また、この発明の自動改札装置は、鉄道等の交通機関
ばかりでなく、遊園地、博物館等の入退場装置にも応用
することができる。
なお、前記実施例では、カードがプリペイドカード方
式のものであったが、これに限らず、クレジットカード
方式のものであっても良い。このクレジットカード方式
の場合、銀行口座から料金を引落とすものであり、後方
精算方式となる。この場合、カードC内の記憶部27に引
落しを行う銀行の口座番号が記憶される。自動改札装置
1において、上記カードCから受信した入場データと口
座番号とにより本装置の設置駅までの料金を料金テーブ
ルから算出し、その料金を上記金融機関の口座番号より
引落しが行われ、出場データが送受信部を用いて上記カ
ードCへ送信されるようになっている。
また、カードとしてプリペイドカードやクレジットカ
ードではなく、従来の自動改札用の定期券の中に無線機
能を付加したものであっても良い。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、無線交信機能
を有するカードとの無線交信により改札処理を行うもの
において、カードの無線エリアを限定し、しかも無線可
能エリアを案内することができる自動改札装置を提供で
きる。
また、この発明の請求項1は、利用者への操作案内を
行うとともに、利用者に対して動作中であることの案内
表示、かつ、本装置との通信が開始されるエリアに無線
媒体が提示されたことを利用者に対して案内表示するこ
とができ、さらに次の利用者へ無線媒体の提示が可能で
あることを案内することができるので、利用者が本装置
の操作で戸惑うことがなくなり、人の流れを阻害するこ
とがなくなるといった効果を奏することができる。
また、この発明の請求項2は、利用者に対して動作中
であることの案内表示、かつ、本装置との通信が開始さ
れるエリアに無線媒体が提示されたことを利用者に対し
て案内表示することができ、さらに向線媒体の提示位置
を案内することができるので、利用者が本装置の操作で
戸惑うことがなくなるといった効果を奏することができ
る。
また、この発明の請求項3は、利用者に対して動作中
であることの案内表示、かつ、本装置との通信が開始さ
れるエリアに無線媒体が提示されたことを利用者に対し
て案内表示することができ、さらに無線媒体の利用条件
が所定条件を満たしていないことを案内することができ
るので、利用者が本装置の操作で戸惑うことがなくなる
といった効果を奏することができる。
また、この発明の請求項4、5は、利用者に対して所
持する無線媒体は利用できないことを即座に認識させて
通路からの退出を速やかにさせ、改札装置における人の
流れの阻害要因を減少させることができるといった効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はカー
ドと自動改札装置の構成を概略的に示すブロック図、第
2図および第3図は自動改札装置の全体の構成を概略的
に示す図、第4図は自動改札装置のアンテナ部の構成を
示す図、第5図は発光表示部の表示状態を説明するため
の図である。 1……自動改札装置、C……カード、2……発光表示
部、3……操作表示部、7、26……アンテナ部、11、21
……制御部、13、27……記憶部、28……電源、14、29…
…無線処理部、28……電源。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者に対する操作案内を表示する操作表
    示部と、 利用者により携帯され利用条件が記録されている無線媒
    体が本装置の一部に設けられている所定の無線エリアに
    あるときに当該無線媒体との間で無線によりデータの送
    受信を行う送受信手段と、 この送受信手段が上記無線媒体との間で送受信が可能で
    あるとき、第1の表示形態で表示を行う第1の表示手段
    と、上記送受信手段により上記無線媒体との間で無線デ
    ータの送受信が開始されたとき、第1の表示形態とは相
    違する第2の表示形態で表示を行う第2の表示手段とを
    備えた発光表示部と、 上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
    が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段による判断の結果、上記利用条件が所定条
    件を満たしているとき、上記利用者の通過を許可する許
    可手段と、 本装置を通過する利用者を検知する検知手段と、 この検知手段で利用者の通過を検知したとき、上記第2
    の表示手段の表示を消勢し、上記第1の表示手段による
    表示を行わせる制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  2. 【請求項2】利用者により携帯され利用条件が記録され
    ている無線媒体が本装置の一部に設けられている所定の
    無線エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線によ
    りデータの送受信を行う送受信手段と、 この送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
    が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段による判断の結果、上記利用条件が所定条
    件を満たしているとき、上記利用者の通過を許可する許
    可手段と、 利用者の進行方向に沿い設けられ、上記送受信手段が上
    記無線媒体との間で送受信が可能であるとき第1の表示
    形態で表示し、上記送受信手段が上記無線媒体との間で
    送受信を開始したとき上記第1の表示形態とは相違する
    第2の表示形態で表示するとともに、上記無線媒体の提
    示位置を案内するために上記送受信手段による上記無線
    媒体との送受信開始後上記進行方向に沿い表示エリアを
    変更する表示および表示変更手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】利用者により携帯され利用条件が記録され
    ている無線媒体が本装置の一部に設けられている所定の
    無線エリアにあるときに当該無線媒体との間で無線によ
    りデータの送受信を行う送受信手段と、 この送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
    が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段による判断の結果、上記無線媒体の利用条
    件が所定条件を満たしているとき、利用者の通過を許可
    する許可手段と、 上記送受信手段が上記無線媒体との間で送受信が可能で
    あるとき第1の表示形態で表示し、上記送受信手段が上
    記無線媒体との間で送受信を開始したとき上記第1の表
    示形態とは相違する第2の表示形態で表示し、かつ、上
    記判断手段による判断の結果、上記無線媒体の利用条件
    は所定条件を満たしていないと判断されたとき、上記第
    1及び第2の表示形態とは相違する第3の表示形態にて
    表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  4. 【請求項4】利用者に対する操作案内を表示する操作表
    示部と、 利用者により携帯され利用条件が記録されている無線媒
    体が本装置の一部に設けられている所定の無線エリアに
    あるときに当該無線媒体との間で無線によりデータの送
    受信を行う送受信手段と、 この送受信手段により上記無線媒体との間で無線データ
    の送受信が開始されたとき、第1の色で表示を行う第1
    の表示手段と、 上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
    が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段により上記無線媒体の利用条件が所定条件
    を満たしていると判断されたとき、上記利用者の通過を
    許可する許可手段と、 上記判断手段により上記無線媒体の利用条件が所定条件
    を満たしていないと判断されたとき、上記第1の色とは
    相違する第2の色で表示を行う第2の表示手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  5. 【請求項5】利用者に対する操作案内を表示する操作表
    示部と、 利用者により携帯され利用条件が記録されている無線媒
    体が本装置の一部に設けられている所定の無線エリアに
    あるときに当該無線媒体との間で無線によりデータの送
    受信を行う送受信手段と、 この送受信手段と上記無線媒体との間で無線データの送
    受信が開始されたときに所定の表示形態で表示するとと
    もに、この表示形態とは相違する表示形態で表示可能な
    発光表示部と、 上記送受信手段により受信した上記無線媒体の利用条件
    が所定条件を満たしているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段による判断の結果、上記利用条件が所定条
    件を満たしているとき、上記利用者の通過を許可する許
    可手段と、 上記判断手段により上記無線媒体の利用条件が所定条件
    を満たしていないと判断されたとき、上記発光表示部の
    表示を上記所定の表示形態から上記相違する表示形態に
    表示を切り替える制御部と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
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