JP4615723B2 - クチナーゼ変異体 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、クチナーゼ変異体、より詳しくは改良された熱安定性を有するクチナーゼ変異体に関する。本発明は、その変異体をコードするDNA配列、そのDNA配列を含むベクター、そのDNA配列又はベクターを有する形質転換された宿主細胞、その変異体を生産する方法、及びその変異体の使用に関する。
【0002】
発明の背景
クチナーゼは、基質クチンを加水分解することができる脂肪分解酵素である。クチナーゼは種々の真菌から知られている(P.E. Kolattukudy in“Lipases”, Ed. B. Borg-Stroem and H.L. Brockman, Elsevier 1984, 471〜504)。フサリウム・ソラニ・ピシ(Fusarium solani pisi)のクチナーゼのアミノ酸配列及び結晶構造は記載されている(S. Longhi et al., Journal of Molecular Biology, 268 (4), 779〜799 (1997))。ヒュミコラ・インソレンス(Humicola insolens)からのクチナーゼのアミノ酸配列も公開されている(US 5,827,719)。
【0003】
フサリウム・ソラニ・ピシのクチナーゼのいくつかの変異体が公開されている:WO 94/14963; WO 94/14964; Appl. Environm. Microbiol. 64, 2794-2799, 1998; Proteins: Structure,Function and Genetics 26, 442-458, 1996; J. of Computational Chemistry 17, 1783-1803, 1996; Protein Engineering 6, 157-165, 1993; Proteins: Structure, Function, and Genetics 33, 253-264, 1998; J. of Biotechnology 66, 11-26, 1998; Biochemistry 35, 398-410, 1996。
【0004】
真菌クチナーゼは、ポリ(エチレンテレフタレート)の環式オリゴマーの酵素的加水分解に、例えばポリ(エチレンテレフタレート)繊維からのヤーン又は布帛の仕上げに用いることができる(WO97/27237)。しかしながら、より高いプロセス温度を許容するために、知られた真菌クチナーゼの熱安定性を改善することが要求される。
【0005】
発明の概要
本発明者らは、改良された熱安定性を有する真菌クチナーゼの特定の変異体を見い出した。
従って、本発明は、
a)(結晶構造におけるアミノ酸残基から計算して)N末端アミノ酸の位置から17Å以内、及び/又は
b)N末端アミノ酸から20位置以内
に位置する1又は複数のアミノ酸残基の置換を含む親真菌クチナーゼの変異体を供する。
【0006】
本発明はその変異体をコードするDNA配列、そのDNA配列を含む発現ベクター、そのDNA配列又は発現ベクターを有する形質転換された宿主細胞、その変異体を生産する方法、その変異体を用いる方法、及びその変異体を含む界面活性組成物も供する。
発明の詳細な記載
真菌クチナーゼ
親クチナーゼは真菌クチナーゼ、例えば糸状菌クチナーゼ、例えばヒュミコラ(Humicola)又はフサリウム(Fusarium)の株、特にH.インソレンス(H.insolens)又はF.ソラニ・ピシ(F.solani pisi)、より詳しくはH.インソレンス株DSM1800に対してネイティブであるものである。
【0007】
H.インソレンス株DSM1800のクチナーゼのアミノ酸配列及びそれをコードするDNA配列は、US 5,827,719の配列番号:2及び配列番号:1に示される。H.インソレンスクチナーゼのために本明細書に用いるナンバリングシステムは、前記配列番号:2に示す成熟ペプチドに基づく。
F.ソラニ・ピシのクチナーゼのアミノ酸配列は、WO94/14964の図1Dに成熟ペプチドとして示される。F.ソラニ・ピシクチナーゼのための本明細書で用いるナンバリングシステムは、WO94/14964に用いるものであり;それは、前記図1Dに示されるプロ配列を含み;これにより、成熟クチナーゼは位置16〜214にある。
【0008】
親クチナーゼは、H.インソレンス株DSM1800のクチナーゼと、少くとも50%(特に少くとも70%又は少くとも80%)、相同であるアミノ酸配列を有し得る。親クチナーゼは、特に、H.インソレンス株DSM1800のクチナーゼと共にアラインすることができるものであり得る。
アミノ酸及び変化についての命名法
本明細書及び請求の範囲は、1文字コードでアミノ酸を示す。配列中の特定のアミノ酸はその1文字コード及びその位置により同定され、例えばQ1は位置1、即ちN末端のGln(グルタミン)を示す。
【0009】
置換を定義するために本明細書に用いる命名法は、基本的にWO92/05249に記載される。これによりR51Pは、位置51のR(Arg)のP(Pro)での置換を示す。
相同性及びアラインメント
本発明の目的のため、相同性の程度は、適切には、ポリペプチド配列比較について次のセッティング:3.0のGAP creation penalty及び0.1のGAP extension penaltyで、Needleman, S.B.及びWunsch, C.D., (1970), Journal of Molecular Biology, 48, 443〜45 に記載される方法に従って決定することができる。その決定は、GCGプログラムパッケージ(Program Manual for the Wisconsin Package, Version 8, August 1994, Genetics Computer Group, 575 Science Drive Madison, Wisconsin, USA 53711)に供されるGAPのような知られたコンピュータープログラムにより行うことができる。
【0010】
2つの所定の配列は、同じパラメータを用いてNeedleman(前掲)に記載される方法に従ってアラインすることができる。これは、GAPプログラム(前掲)によって行うことができる。
クチナーゼの3次元構造
H.インソレンスのクチナーゼの構造は、例えば、X-Ray Structure Determination, Stout, G.K. and Jensen, L.H., John Wiley & Sons, Inc. NY, 1989 に供されるようなX線結晶学法についての原理に従って解いた。同形置換法を用いて2.2Å分解能で解いた結晶構造についての構造配置を標準的なPDBフォーマット(Protein Data Bank, Brookhaven National Laboratory, Brookhaven, CT)で図1に示す。
【0011】
F.ソラニ・ピシのクチナーゼの構造は、Martinezら(1992) Nature 356, 615〜618に記載される。F.ソラニ・ピシ及びH.インソレンスのクチナーゼの3D構造は、図2でコンピューターモデルとして比較される。
真菌のクチナーゼの全体の3次元構造は極めて類似しており、X線結晶学により高度に相同であることが示されていることに注目すべきである。F.ソラニ・ピシ及びH.インソレンスからのクチナーゼ間の類似性は、図2のコンピューターモデルから明白に明らかである。それゆえ、1つの真菌クチナーゼについて示される型の改変は、他の真菌クチナーゼについても機能的であろう。
【0012】
N末端近くの置換
本発明の変異体は、N末端の近傍に1又は複数のアミノ酸置換を有する。その置換は、N末端の17Åの距離以内(例えば12Å以内)及び/又は20位置以内(例えば15位置以内)である。N末端からの距離は、そのアミノ酸のCα原子間で計算されるべきであり、結晶構造内の(即ちX線構造で見える)アミノ酸から計算される。
【0013】
H.インソレンス株DSM1800のクチナーゼにおいて、2つのN末端アミノ酸(Q1及びL2、即ち位置1及び2のGln及びLeu)はX線構造において見えないので、その距離はアミノ酸G3から計算されるべきである。17Å以内のアミノ酸は、位置3−12,18,20−60,62−64,82,85−86,100−108,110−111,130−132,174,176−182,184−185,188、及び192を含む。12Å以内のものは、位置3−8,22−27,30−47,53−59,102,177、及び180−181を含む。
【0014】
F.ソラニ・ピシのクチナーゼにおいて、N末端アミノ酸G17はX線構造で見える。17Å以内のアミノ酸は、位置17−26,34−75,77−79,101,115,117−119,147,191−197,199−200、及び203を含む。12Å以内のものは、位置17−22,38,40,45−58,60,65、及び70−72を含む。
【0015】
本発明の変異体は、親酵素と比べて改良された熱安定性を有する。熱安定性は、例えば90K/hrのスキャン速度でpH8.5で、例えば例に記載されるように、DSC(示差走査熱量測定)により変性温度から決定することができる。その変異体は、親酵素より少くとも5℃高い変性温度を有し得る。
上述の領域内の置換の総数は、上述の領域中、典型的には1〜10、例えば1〜5の置換である。更に、本発明のクチナーゼ変異体は、任意に、他の親酵素の改変、例えば上述の領域の外側の10又はそれ未満、例えば5又はそれ未満の変換(置換、欠失又は挿入)を含む。これにより、変異体の全体のアミノ酸配列は、親クチナーゼと比べて、典型的には1〜20、例えば1〜10の変換を含む。
【0016】
溶媒がアクセス可能な表面
露出したアミノ酸残基、即ち溶媒にアクセス可能な表面を有するアミノ酸残基に1又は複数の置換を行うことができる。これは、W. Kabsch及びC. Sander, Biopolymers, 22 (1983) pp.2577〜2637に記載される“dssp”プログラム(version October 1988)により計算することができる。
【0017】
H.インソレンス株DSM1800のクチナーゼにおいて、以下のアミノ酸がN末端のG3の17Å以内にあり、0より大きい溶媒にアクセス可能な表面を有する:3−12,18,26−33,36−38,40−45,47−56,59−60,62−64,82,85−86,104−105,174,176−179,181−182,192。
【0018】
特定の置換
N末端近くの置換は、特に、電荷を増加させるもの、即ち負に荷電したアミノ酸の中性もしくは正に荷電したアミノ酸での置換又は中性アミノ酸の正に荷電したアミノ酸での置換であり得る。これにより、ヒュミコラ・インソレンス株DSM1800のクチナーゼ中の位置E6,E10,E30,E47,D63,E82及び/又はE179に対応する位置での負のアミノ酸残基は、中性又は正のアミノ酸、例えばR,K,Y,H,Q又はNにより置換することができる。いくつかの特定の置換は、E6Q/N,E10Q/N,E47K/R又はE179Q/Nに相当するものである。また、H.インソレンスクチナーゼ中のN7,S11,N44又はN52に相当する位置の中性アミノ酸残基は、正のアミノ酸(R,K又はH)により置換することができる。
【0019】
N末端近くの置換の別の例は、Pro残基での置換、例えばヒュミコラ・インソレンス株DSM1800のクチナーゼ中のA14P又はR51Pに対応する置換である。
特定の変異体
以下は、H.インソレンスクチナーゼにおける変異体のいくつかの例である。他の親クチナーゼに基づいて対応する変異体を作り出すことができる。
【0020】
R51P
E6N/Q+L138I
A14P+E47K
E47K
E179N/Q
E6N/Q+E47K+R51P
A14P+E47K+E179N/Q
E47K+E179N/Q
E47K+D63N
E6N/Q+E10N/Q+A14P+E47K+R51P+E179N/Q
E6N/Q+A14P+E47K+R51P+E179N/Q
Q1P+L2V+S11C+N15T+F24Y+L46I+E47K
クチナーゼ変異体の使用
本発明のクチナーゼ変異体は、例えばポリ(エチレンテレフタレート)の環式オリゴマー、例えばc3ETと略記される環式トリ(エチレンテレフタレート)の酵素的加水分解のために用いることができる。
【0021】
特に、これは、ポリエステル含有布帛又はヤーンから、このような環式オリゴマーを、その布帛又はヤーンをクチナーゼ変異体で処理し、任意に次にその布帛又はヤーンを約pH7〜約pH11の範囲のpHを有する水溶液でゆすぐことにより除去するために用いることができる。ポリエステルの処理は、便利には、c3ETのガラス転移温度(約55℃)超、ポリエステルのガラス転移温度(約70℃)未満で行われる。これにより、その処理は、好適には50〜80℃で、例えば60〜75℃で行うことができる。その過程はWO97/27237と同様に行うことができる。
【0022】
クチナーゼ変異体は、ポリエステル含有織物、例えばPET(エチレングリコール及びテレフタル酸のポリマー)、P3GT(1,3−プロパンジオール及びテレフタル酸のポリマー)又はポリエステル/コットンブレンドを処理するために用いることができる。その処理は、ポリエステル織物に、例えばもち及び快適さを改良し、水透過性を増加させ、静電防止作用を減少させ、手ざわり及び柔らかさを改良し、再沈着特性を変化させ、及び/又は色を清澄化する利益を与え得る。
【0023】
クチナーゼ変異体は、クチナーゼ変異体での処理、次の仕上げ剤、例えば軟化剤、抗しわ樹脂、静電防止剤、抗ソイリング剤、又はしわのない永久的なプレス又は耐火効果を与える剤での処理により、PET含有ヤーン又は布帛の機能的な仕上がりを改良するために用いることができる。クチナーゼでの処理は、その表面内の官能基の数を増加させることができ、これは、機能的な仕上げを付与するために用いることができる。仕上げ剤の例は、Nihon Seni Sentaa KKにより1998年10月15日に公開された“SENSHOKU SIAGEKAKO BENRAN”に記載される。
【0024】
本発明のクチナーゼ変異体は、界面活性剤においても役立ち、ここではそれは、WO94/03578及びWO94/14964に記載されるように脂肪汚れの除去を改良するために組み込むことができる。クチナーゼ変異体の洗濯界面活性剤への付加は、いくつかの洗浄/着用サイクルの間に蓄積された布地からの悪臭を減少させることができる。
【0025】
クチナーゼ変異体は、ポリエステル、例えばポリカプロラクトン(PCL)、ポリ−エチレングリコール−テレフタレート(PET)、ポリ乳酸、ポリブチレンスクシネート、及びポリ(ヒドロキシ酪酸)−コ−(ヒドロキシ吉草酸)、例えばJP−A−5−344897に記載されるような、例えばフィルム及びボトルの分解及びリサイクルのためにも用いることができる。
【0026】
クチナーゼ変異体は、リパーゼ及びクチナーゼの他の知られた適用のため、例えばベーキング工業(例えばWO94/04035及びEP 585 988に記載)において、製紙工業(例えばピッチ除去のため、EP 374 700を参照のこと)において、及び革、ウール及び関連工業(例えば動物の皮、羊皮又はウールの脱脂のため)において、並びに脂肪(degreasing)/脂肪(defatting)に関連する他の適用のためにも用いることができる。それは、有機合成(例えばエステル化、エステル交換反応又はエステル加水分解反応)における触媒として脂肪及び油工業において固定化された形態で用いることができる。
【0027】
ポリエステルの染色
本発明は、ポリエステル布帛又はヤーンを染色するための方法を供する。この過程において、布帛又はヤーンは、最初に、クチナーゼで、例えば12〜48時間、50〜70℃で、又は65〜70℃、pH7〜10で処理され、次に染料、例えば反応性染料、分散染料又はカチオン性染料で染色される。反応性染料は、OH又はCOOH基と反応するもの、例えば構造:発色団−NHPh−SO2 CH2 CH2 OSO3 Naを有するものであり得る。染色は、40〜80℃で、例えば20〜60分、行うことができる。
【0028】
クチナーゼは、親クチナーゼより少くとも5°高い、例えば7〜10°高いpH8.5での熱変性温度Td、例えば65℃又はそれ超の値を有するクチナーゼであり得る。その測定は、本明細書の実施例に記載されるようにDSCによって行うことができる。
界面活性剤
布帛又はヤーンの処理において、酵素との接触を改良するために慣用的な湿潤剤及び/又は分散剤を用いることができる。湿潤剤は、非イオン性界面活性剤、例えばエトキシ化脂肪アルコールであり得る。極めて有用な湿潤剤は、エトキシ化及びプロポキシ化脂肪酸エステル、例えばBerol 087(Akzo Nobel,Swedenの製品)である。
【0029】
分散剤は好適には、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性又は双性イオン性界面活性剤から選択することができる。より詳しくは、分散剤は、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アルキルアリールスルホネート、長鎖アルコールスルフェート(一級及び二級アルキルスルフェート)、スルホン化オレフィン、硫酸化モノグリセリド、硫酸化エーテル、スルホスクシネート、スルホン化メチルエーテル、アルカンスルホネート、リン酸エステル、アルキルイソチオネート、アシルサルコシド、アルキルタウリド、フッ素界面活性剤、脂肪アルコール及びアルキルフェノール縮合物、脂肪酸縮合物、エチレンオキシドのアミンとの縮合物、エチレンオキシドのアミドとの縮合物、スクロースエステル、ソルビタンエステル、アルキロアミド、脂肪アミンオキシド、エトキシ化モノアミン、エトキシ化ジアミン、アルコールエトキシレート及びそれらの混合物から選択することができる。極めて有用な分散剤は、アルコールエトキシレート、例えばBerol 08(Akzo Nobel,Swedenの製品)である。
【0030】
クチナーゼ変異体を調製するための方法
本発明のクチナーゼ変異体は、例えばWO94/14963又はWO94/14964(Unilever)に記載されるように、当業界で知られた方法により調製することができる。以下に、クチナーゼコーディングDNA配列のクローニングのための方法、次にそのクチナーゼコーディング配列内の特定の部位で突然変異を作り出すための方法を記載する。
【0031】
クチナーゼをコードするDNA配列のクローニング
親クチナーゼをコードするDNA配列は、当業界で公知の種々の方法を用いて、問題のクチナーゼを生産するいずれかの細胞又は微生物から単離することができる。最初に、ゲノムDNA及び/又はcDNAライブラリーは、研究すべきクチナーゼを生産する生物からの染色体DNA又はメッセンジャーRNAを用いて作製されるべきである。次に、クチナーゼのアミノ酸配列が知られているなら、標識されたオリゴヌクレオチドプローブを合成し、問題の生物から調製したゲノムライブラリーからクチナーゼコーディングクローンを同定するために用いることができる。あるいは、別の知られたクチナーゼ遺伝子と相同な標識化オリゴヌクレオチドプローブ含有配列は、低ストリンジェンシーのハイブリダイゼーション及び洗浄条件を用いて、クチナーゼコーディングクローンを同定するためにプローブとして用いることができよう。
【0032】
クチナーゼコーディングクローンを同定するための更に別の方法は、ゲノムDNAのフラグメントを発現ベクター、例えばプラスミドに挿入し、クチナーゼ陰性細菌を得られたゲノムDNAライブラリーで形質転換し、そして次にその形質転換された細菌を、クチナーゼのための基質(即ちマルトース)を含む寒天にプレートし、それによりクローンに同定すべきクチナーゼを発現させることに関するであろう。
【0033】
あるいはその酵素をコードするDNA配列は、確立されている標準的な方法、例えばS.L. Beaucage and M.H. Caruthers, (1981), Tetrahedron Letters 22, p.1859〜1869に記載されるホスホロアミジト法、又はMatthesら、(1984), EMBO J. 3, p.801〜805に記載される方法により合成して調製することができる。ホスホロアミジト法において、オリゴヌクレオチドは、例えば自動DNAシンセサイザーで合成し、精製し、アニーリングし、連結し、そして好適なベクターにクローニングされる。
【0034】
最後に、そのDNA配列は、標準的技術に従って、合成、ゲノム又はcDNA起源のフラグメント(好適には、全DNA配列の種々の部分に対応するフラグメント)を連結することにより調製される、ゲノム及び合成起源の混合、合成及びcDNA起源の混合、又はゲノム及びcDNA起源の混合のものであり得る。そのDNA配列は、例えばUS 4,683,202又はR.K. Saikiら(1988), Science 239, 1988, pp.487〜491 に記載されるように、特定のプライマーを用いて、ポリメラーゼ鎖反応(PCR)によって調製することもできる。
【0035】
部位特異的変異誘発
クチナーゼコーディングDNA配列を単離し、そして変異のための要求される部位を同定した後、合成オリゴヌクレオチドを用いて変異を同定した後、合成オリゴヌクレオチドを用いて変異を導入することができる。これらのオリゴヌクレオチドは、要求される部位に隣接したヌクレオチド配列を含む。特定の方法において、DNAの一本鎖ギャップ、クチナーゼコーディング配列を、クチナーゼ遺伝子を有するベクター内に作る。次に、要求される変異を有する合成ヌクレオチドを一本鎖DNAの相同な部分とアニーリングする。次に残りのギャップをDNAポリメラーゼI(クレノウフラグメント)で満たし、その構成物をT4リガーゼを用いて連結する。この方法の特定の例はMorinagaら(1984), Biotechnology 2, p 646〜639に記載される。US 4,760,025はそのカセットの小さな変化を行うことによる、多重変異体をコードするオリゴヌクレオチドの導入を開示する。しかしながら、Morinagaの方法により、いずれか一回で、更により多くの種々の変異を導入することができる。それは、種々の長さの多数のオリゴヌクレオチドを導入することができるからである。
【0036】
クチナーゼコーディングDNA配列に変異を導入するための別の方法はNelson and Long, (1989), Analytical Biochemistry 180, p.147〜151に記載される。それは、PCR反応においてプライマーの1つとして化学的に合成したDNAを用いることにより導入された要求される変異を含むPCRフラグメントの3−ステップ生成に関する。PCR生成フラグメントから、変異を有するDNAフラグメントは、制限エンドヌクレアーゼでの開裂により単離し、発現プラスミドに再挿入することができる。
【0037】
クチナーゼ変異体の発現
本発明によれば、上述の方法により、又は当業界で知られたいずれかの別の方法により生産された変異体をコードするDNA配列は、典型的には、プロモーター、オペレーター、リボソーム結合部位、翻訳開始シグナルをコードする調節配列、並びに任意に、レプレッサー遺伝子又は種々のアクティベーター遺伝子を含む発現ベクターを用いて、酵素形態で発現させることができる。
【0038】
発現ベクター
本発明のクチナーゼ変異体をコードするDNA配列を有する組換え発現ベクターは、組換えDNA手順に便利にかりることができるいずれのベクターであってもよく、ベクターの選択は、しばしばそれが導入される宿主細胞に依存するであろう。ベクターは、宿主細胞に導入した時に、宿主細胞ゲノムに組み込まれ、それが導入されている染色体と一緒に複製されるものであってよい。好適な発現ベクターの例にはpMT838がある。
【0039】
プロモーター
ベクターにおいて、DNA配列は好適なプロモーター配列に作用可能に結合されるべきである。プロモーターは、選択された宿主細胞内で転写活性を示すいずれのDNA配列であってもよく、宿主細胞に対して同種又は異種のいずれかのタンパク質をコードする遺伝子から得ることができる。
【0040】
本発明のクチナーゼ変異体をコードするDNA配列の転写を、特に細菌宿主において命令するための好適なプロモーターの例は、大腸菌のlacオペロンのプロモーター、ストレプトマイセス・コエリコロル(Streptomyces coelicolor)アガロース遺伝子dagAプロモーター、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)α−アミラーゼ遺伝子のプロモーター(amyL)、バチルス・ステアロサーモフィルス( acillus stearothermophilus)マルトジェニックアミラーゼ遺伝子のプロモーター(amyM)、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)α−アミラーゼのプロモーター(amyQ)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)xylA及びxylB遺伝子のプロモーター等である。真菌宿主内での転写のために、有用なプロモーターの例は、A.オリザエ(A.oryzae)TAKAアミラーゼをコードする遺伝子から得られるもの、S.セレビシアエ(S.cerevisiae)からのTPI(トリオースリン酸イソメラーゼ)プロモーター(Alber 5 (1982), J. Mol. Appl. Genet. 1, p.419〜434)、リゾムコル・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラチックプロティナーゼ、A.ニゲル(A.niger)中性α−アミラーゼ、A.ニゲル酸安定性α−アミラーゼ、A.ニゲルグルコアミラーゼ、リゾムコル・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)リパーゼ、A.オリザエアルカリプロテアーゼ、A.オリザエトリオースリン酸イソメラーゼ又はA.ニジュランスアセトアミダーゼである。
【0041】
発現ベクター
本発明の発現ベクターは、好適な転写ターミネーター、及び真核生物においては本発明のα−アミラーゼ変異体をコードするDNA配列に作用可能に結合したポリアデニル化配列も含み得る。ターミネーション及びポリアデニル化配列は、好適には、プロモーターと同じソースから得ることができる。
【0042】
ベクターは、問題の宿主細胞内でベクターが複製するのを可能にするDNA配列を更に含み得る。このような配列の例は、プラスミドpUC19,pACYC177,pUB110,pE194,pAMB1及びpIJ702の複製の起点である。
ベクターは、選択マーカー、例えばその産物が宿主細胞の欠損を補う遺伝子、例えばB.サブチリス又はB.リケニホルミスからのdal遺伝子、又は抗生物質耐性、例えばアンピシリン、カナマイシン、クロランフェニコール又はテトラサイクリン耐性を与えるものも含み得る。更に、ベクターは、アスペルギルス選択マーカー、例えばamdS,argB,niaD及びsC、ヒグロマイシン耐性を与えるマーカーを含み得、又は選択は、例えばWO91/17243に記載されるように同時形質転換によって行うことができる。
【0043】
クチナーゼ変異体をコードする本発明のDNA構成物、プロモーター、ターミネーター及び他の要素を各々連結するため、並びに複製のために必要な情報を含む好適なベクターにそれらを挿入するために用いる手順は当業者に公知である(例えば、Sambrookら、Molecular Cloning : A Laboratory Manual, 2nd Ed., Cold Spring Harbor, 1989)。
【0044】
宿主細胞
先に定義した本発明のDNA構成物又は発現ベクターのいずれかを含む本発明の細胞は、有利には、本発明のクチナーゼ変異体の組換え生産において宿主細胞として用いられる。その細胞は、便利にはそのDNA構成物を(1又は複数のコピーにおいて)宿主染色体に組み込むことにより、変異体をコードする本発明のDNA構成物で形質転換することができる。この組込みは、そのDNA配列は細胞内でより安定に維持されるので一般に有利であると考えられる。DNA構成物の宿主染色体への組込みは、慣用的な方法に従って、例えば相同的又は非相同的組換えにより行うことができる。あるいは、細胞は、異なる型の宿主細胞とあわせて上述のように発現ベクターで形質転換することができる。
【0045】
本発明の細胞は、高等生物、例えば哺乳動物又は昆虫の細胞であってよいが、好ましくは微生物細胞、例えば細菌又は(イーストを含む)真菌細胞である。
好適な細菌の例は、グラム陽性細菌、例えば、Bacillus subtilis, Bacillus licheniformis, Bacillus lentus, Bacillus brevis, Bacillus stearothermophilus, Bacillus alkalophilus, Bachillus amyloliquefaciens, Bacillus coagulans, Bacillus circulans, Bacillus lautus, Bacillus megaterium, Bacillus thuringiensis、又はStreptomyces lividansもしくはStreptomyces murinus 、又はグラム陰性細菌、例えばE. coli である。細菌の形質転換は、例えば、プロトプラスト形質転換により、又はそれ自体、知られた方法でコンピテント細胞を用いることにより行うことができる。
【0046】
イースト生物は、好ましくは、サッカロマイセス(Saccharomyces)又はスキゾサッカロマイセス(Schizosaccharomyces)の種、例えばサッカロマイセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisiae)から選択することができる。
宿主細胞は、糸状菌、例えばアスペルギルス(Aspergillus)の種に属する株、最も好ましくはアスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)又はアスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)、又はフサリウム(Fusarium)の株、例えばFusarium oxysporium,Fusarium graminearum(完全状態でGibberella zeae、以前はSphaeria zeaeと呼ばれ、Gibberella roseum及びGibberella roseum f.sp.cerealisと同義)、又はFusarium sulphureum(完全状態でGibberella puricarisと呼ばれ、Fusarium trichothecioides,Fusarium bactriclioides,Fusarium sambucium,Fusarium roseum、及びFusarium roseum var.graminearumと同義)、Fusarium cerealis(Fusarium crokkwellnseと同義)、又はFusarium venenatumであってもよい。
【0047】
本発明の好ましい実施形態において、宿主細胞はプロテアーゼ欠損又はプロテアーゼマイナス株である。
これは、例えば、“alp”欠損と呼ぶアルカリプロテアーゼ遺伝子を有するプロテアーゼ欠損株アスペルギルス・オリザエJaL125であり得る。この株は、WO97/35956(Novo Nordisk)に記載される。
【0048】
糸状菌細胞は、それ自体知られた方法で、プロトプラスト形成及びそのプロトプラストの形質転換、次の細胞壁の再生に関する方法によって形質転換することができる。宿主微生物としてのアスペルギルスの使用はEP 238 023(Novo Nordisk A/S)に記載される。その内容は引用により本明細書に組み込まれる。
【0049】
形質転換体の培養によるクチナーゼ変異体の生産
本発明は、とりわけ、本発明のクチナーゼ変異体を生産する方法であって、その変異体の生産に資する条件下で宿主細胞を培養し、そしてその細胞及び/又は培養培地からその変異体を回収することを含む方法に関する。
細胞を培養するために用いる培地は、問題の宿主細胞を増殖させ、本発明のクチナーゼ変異体の発現を得るために適したいずれかの慣用的な培地であってもよい。好適な培地は、商業的供給元から利用でき、又は公開されている方法に従って(例えばAmerican Type Culture Collectionのカタログに記載される通り)調製することができる。
【0050】
宿主細胞から分泌されたクチナーゼ変異体は、便利には、公知の手順、例えば遠心又はろ過により培地から細胞を分離し、そして硫酸アンモニウムのような塩により培地のタンパク質成分を沈殿させ、次にクロマトグラフィー法、例えばイオン交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー等を用いることにより、培養培地から回収することができる。
【0051】
植物における変異体の発現
本発明は、回収できる量でこの酵素を発現し、生産するように、本発明の変異体をコードするDNA配列で形質転換されているトランスジェニック植物、植物の部分又は植物細胞にも関する。その酵素は、植物又は植物の部分から回収することができる。あるいは、その組換え酵素を含む植物又は植物の部分をそれ自体、用いることができる。
【0052】
トランスジェニック植物は、双子葉植物でも単子葉植物でも、略してdicotでもmonocotでもよい。単子葉植物の例は、草、例えばイチゴツナギ(meadow grass)(ブルーグラス、Poa)、飼料草、例えばフェスキマ(festuca)、ライグラス(lolium)、温帯草、例えばAgrostis及び穀物、例えばコムギ、オート、ライムギ、オオムギ、コメ、モロコシ類及びトウモロコシ(コーン)である。
【0053】
双子葉植物の例は、タバコ、マメ類、例えばルピナス、ポテト、シュガービート、エンドウ、マメ及びダイズ、並びにアブラナ類(Brassicaceae科)、例えばカリフラワー、脂肪種子ナタネ及びそれに密接に関連するモデル生物アラビドプシス・タリアナ(Arabidopsis thaliana)である。
【0054】
植物の部分の例は、幹、カルス、葉、根、果実、種子及び塊茎である。本文脈において、特定の植物の組織、例えばクロロプラスト、アポプラスト、ミトコンドリア、液胞、ペルオキシソーム及び細胞質も植物の部分と考えられる。更に、組織起源である限り、いずれの植物細胞も植物の部分であると考えられる。
これらの植物、植物の部分及び植物細胞の子孫も本発明の範囲に含まれる。
【0055】
本発明の変異体を発現するトランスジェニック植物又は植物細胞は、当業界で知られた方法に従って作製することができる。要約すると、植物又は植物細胞は、本発明の酵素をコードする1又は複数の発現構成物を植物宿主ゲノムに組み込み、そして得られた改変された植物又は植物種子をトランスジェニック植物又は植物細胞に伝播することにより作製される。
【0056】
便利には、発現構成物は、選択された植物又は植物の部分において遺伝子の発現のために要求される好適な調節配列と作用可能な関係で本発明の酵素をコードする遺伝子を含むDNA構成物である。更に、発現構成物は、その発現構成物が組み込まれている宿主細胞を同定するために役立つ選択マーカー、及び問題の植物へのその構成物の導入のために必要なDNA配列を同定するために役立つ選択マーカーを含み得る(後者は用いるDNA導入法に依存する)。
【0057】
調節配列、例えばプロモーター及びターミネーター配列並びにシグナル又はトランジット配列の選択は、例えば、いつ、どこでそしていかにして酵素の発現が要求されるかに基づく。例えば、本発明の酵素をコードする遺伝子の発現は、構成的であっても誘導性であってもよく、又は発達段階もしくは組織特異的であってもよく、その遺伝子産物は、特定の組織もしくは植物の部分、例えば種子もしくは葉を標的にすることができる。調節配列は、例えばTagueら、Plant, Phys, 86, 506, 1988 に記載される。
【0058】
構成的発現のため、35S−CaMVプロモーターを用いることができる(Franckら、1980, Cell 21 : 285〜294)。器官特異的プロモーターは、貯蔵シンク器官、例えば種子、ポテト塊茎及び果実から(Edwards & Coruzzi, 1990, Annu. Rev. Genet. 24 : 275〜303)、もしくは代謝シンク組織、例えば分裂組織から(Itoら、1994, plant Mol. Biol. 24 : 863〜878)のプロモーター、種子特異的プロモーター、例えばコメからのゼラチン、プロラミン、グロブリン又はアルブミンプロモーター(Wuら、Plant and Cell Physiology Vol. 39, No.8 pp.885〜889 (1998))、レグミンB4からのVicia fabaプロモーター及びConrad U. らJournal of Plant Physiology Vol. 152, No.6 pp.708〜711 (1998) に記載されるVicia fabaからの未知の種子タンパク質遺伝子、種子油体タンパク質からのプロモーター(Chenら、Plant and cell physiology vol. 39, No.9 pp.935〜941 (1998), Brassica napusからの貯蔵タンパク質napAプロモーター、又は例えばWO91/14772に記載されるような当業界で知られたいずれかの他の種子特異的プロモーターであり得る。更に、プロモーターは、葉特異的プロモーター、例えばコメ又はトマトからのrbcsプロモーター(Kyozukaら、Plant Physiology Vol. 102, No.3 pp.991〜1000 (1993)) 、コレラウィルスアデニンメチルトランスフェラーゼ遺伝子プロモーター(Mitra, A及びHiggins, DW, Plant Molecular Biology Vol. 26, No.1, pp.85〜93 (1994))、又はコメからのaldP遺伝子プロモーター(Kagayaら、Molecular and General Genetics Vol. 248, No 6 pp.668〜674 (1995))、又は創傷誘導性プロモーター、例えばポテトpin2プロモーター(Xuら、Plant Molecular Biology Vol. 22, No.4 pp.573〜588 (1993))であり得る。
【0059】
植物において酵素のより高い発現を行うためにプロモーターエンハンサー要求を用いることができる。例えば、プロモーターエンハンサー要素は、プロモーターと酵素をコードするヌクレオチド配列との間におかれたイントロンであり得る。例えば、Xuら(前掲)は、発現を増強するためのコメアクチン1遺伝子の最初のイントロンの使用を開示する。
【0060】
選択マーカー遺伝子及びいずれかの他の発現構成物の部分は、当業界で利用できるものから選択することができる。
DNA構成物は、アグロバクテリウム媒介形質転換、ウィルス媒介形質転換、マイクロインジェクション、パーティクルボンバードメント、微粒子銃(biolistic)形質転換、及びエレクトロポレーションを含む、当業界で知られた慣用的な技術に従って植物ゲノムに組み込まれる(Gasserら、Science, 244, 1293; Potrykus, Bio/Techn. 8, 535, 1990; Shimamotoら、Nature, 338, 274, 1989)。
【0061】
現在、アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)媒介遺伝子転移は、トランスジェニック双子葉植物を作り出すために選択される方法である(報告について、Hooykas & Schilperoort, 1992, Plant Mol. Biol. 19 : 15〜38)が、それは、単子葉植物を形質転換するためにも用いることができる。但し、他の形質転換法がこれらの植物のために一般的に好ましい。現在、トランスジェニック単子葉植物を作り出すための選択される方法は、胚カルス又は発達中の胚のパーティクルボンバードメント(形質転換するDNAでコーティングされた微細な金又はタングステン粒子)である(Christou, 1992, Plant J. 2 : 275〜281; Shimamoto, 1994, Curr. Opin. Biotechnol. 5 : 158〜162; Vasil ら、1992, Bio/Technology 10 : 667〜674)。単子葉植物の形質転換のための別の方法は、Omirulleh Sら;Plant Molecular biology Vol. 21, No.3 pp.415〜428 (1993)に記載されるようなプロトプラスト形質転換に基づく。
【0062】
形質転換の後、組み込まれた発現構成物を有する形質転換体が選択され、当業界で公知の方法に従って完全な植物に再生される。
材料及び方法
プラスミド
pJSO026
これは、WO97/07205、及びJ.S. Okkels, (1996)“A URA3-promoter deletion in a pYES vector increases the expression level of a fungal lipase in Saccharomyces cerevisiae”, Recombinant DNA Biotechnology III: The Integration of Biological and Engineering Sciences, vol. 782 of the Annals of the New York Academy of Sciences)に記載されるS.セレビシアエ発現プラスミドである。
【0063】
pFuku83
これは、pJSO026から作製された、TPIプロモーターの制御下でのH.インソレンスクチナーゼの発現のためのイースト及び大腸菌シャトルベクターである。
基質
BETEB
テレフタル酸ビス(2−ヒドロキシエチル)エステルジベンゾエートは本明細書においてBETEB(ベンゾイル−エチレン−テレフタリック−エチレン−ベンゾエート)と略記する。それは、テレフタル酸ビス(2−ヒドロキシエチル)エステル及び安息香酸から調製した。
【0064】
リパーゼ活性(LU)
リパーゼのための基質は、乳化剤としてアラビアゴムを用いて、トリブチリン(グリセリントリブチレート)を乳化することにより調製する。pH7で30℃でのトリブチリンの加水分解の後、pH−statタイトレーション実験を行った。リパーゼ活性の1ユニット(1LU)は、標準条件で1分当りに1μmol の酪酸を放出することができる酵素の量に等しい。
【0065】
示差走査熱量測定
サンプル及び標準溶液を、熱量計へのサンプルの充填の直前に注意深く脱気する(標準:酵素を含まない緩衝液)。サンプル及び標準溶液(約0.5mL)を20分、5℃で熱的に予め平衡化させる。DSCスキャンを、5℃〜95℃で、約90K/hrのスキャン速度で行う。変性温度を、約+/−1℃の精度で測定する。MicroCal tac.からのVP−DSCが本実験のために好適である。
【0066】
方法
PCR条件
ステップ1:94℃、120秒
ステップ2:94℃、60秒
ステップ3:50℃、60秒
ステップ4:72℃、150秒
ステップ2にいく、35サイクル
ステップ5:72℃、480秒
ステップ6: 4℃、永久に
実施例
実施例1:クチナーゼ変異体の調製
H.インソレンスをコードするDNA配列は、US 5,827,719(Novo Nordisk)に記載されるように得て、配列番号:1に示すDNA配列を有することが見い出された。
【0067】
変異体を、局所化ランダム変異誘発、及びBETEBプレート上で1日、60℃でのインキュベーションによる陽性クローンの選択により調製した。BETEBプレートは、200mL/Lの500mMグリシン緩衝液(pH8.5)、1.25g/LのBETEB(熱いエタノールに溶解)及び20g/Lの寒天を含んだ。
3つの陽性変異体を単離し、それらのアミノ酸配列を決定した。それらは親H.インソレンスクチナーゼと比べて以下の改変を有することが見い出された:
A14P+E47K
E47K
E179Q
実施例2:部位特異的変異誘発
置換:E6Q+E47K+R51Pを有するH.インソレンスクチナーゼの変異体は以下の通り調製した:
一対のPCRプライマーを、以下の通り、近くの存在する制限酵素を利用して、アミノ酸置換を導入するためにデザインした(アスタリスクは導入された変異を示す)。
【0068】
上流プライマー:E6QF
cgg cag ctg gga gcc atc c*ag aac
Pvu II
下流プライマー:E47K,R51P
cgc cct gga tcc aga tgt tcg* gga tgt ggg act t*aa ggc
BamH I
PCRは、これらのプライマー及びテンプレートとしてpFukuNL83を用いて、上述のPCR条件下で行った。
【0069】
得られたPCRフラグメントを、Clontech Spincolumにより精製し、PvuII及びBamHIで消化した。
得られたフラグメントをゲルで精製し、同じ制限酵素部位で消化した、pFukuNL83に連結した。
実施例3:クチナーゼ変異体の熱安定性
変異体
H.インソレンスクチナーゼ及びその以下の変異体について以下に記載の通り熱安定性をテストした:
(a) A14P+E47K
(b) E47K
(c) E179Q
(d) E6Q+E47K+R51P
(e) A14P+E47K+E179Q
(f) E6Q+A14P+E47K+R51P+E179Q
(g) E6Q+E10Q+A14P+E47K+R51P+E179Q
示差走査熱量測定(DSC)
クチナーゼ変異体の熱安定性を、pH4.5(50mM酢酸緩衝液)及びpH8.5(50mMグリシルグリシン緩衝液)でDSCにより研究した。熱変性温度Tdは、一定のプログラムされた加熱速度での酵素溶液の加熱の後に得られたサーモグラム(Cp vs.T)における変性ピーク(主要な吸熱ピーク)の頂点として得た。
【0070】
親クチナーゼはpH8.5で63℃のTdを有することが見い出された。上述の変異体のうちの6つが70〜73℃のTd、即ち7〜10°の改良を有することが見い出された。
親クチナーゼはpH4.5で61℃のTdを有することが見い出された。上述の変異体のうち5つが64〜66℃のTd、即ち3〜5°の改良を有することが見い出された。
【0071】
BETEBの加水分解
H.インソレンスクチナーゼ及び上述の変異体のうちの2つの熱安定性を、上昇温度でBETEBの加水分解により測定した。各々のクチナーゼについて、以下の混合物を55〜70℃の範囲で種々の温度で17時間、インキュベートした。
【0072】
0.1mL 0.5Mグリシルグリシン緩衝液(pH8.5)
0.1mL 0.5% BETEB(エタノールに溶解)
0.1mL 酵素溶液(約25LU/mL)
0.7mL MilliQ水
加水分解の程度を、インキュベーションの後に測定した。結果を以下の表に示す。
【0073】
【表1】
Figure 0004615723
【0074】
これらの結果は、変異体が親クチナーゼと比べて改良された熱安定性を有することを示す。
BETEBの加水分解
H.インソレンスクチナーゼ及び上述の変異体のうちの3つの熱安定性を、2時間、60℃でBETEBの加水分解により測定した。加水分解は、温度を60℃に固定し、クチナーゼ投与量を変化させたことを除いて上述の条件で行った。この結果を以下の表1に示す。
【0075】
【表2】
Figure 0004615723
【0076】
結果は、親クチナーゼより変異体でかなり迅速な60℃での加水分解を示す。
実施例4:c3ETの加水分解
H.インソレンスクチナーゼ及び上述の変異体のうちの5つを、上昇温度でc3ETの加水分解においてテストした。各々のクチナーゼについて、以下の混合物を種々の温度で2時間、インキュベートした。
【0077】
0.115mg c3ET(HFIPに溶かした2mM c3ET 0.1mLを反応容器にとった。真空下で溶媒を除去し、次に70℃で一晩、乾燥させた。)
0.1mL 0.5Mグリシル−グリシン緩衝液(pH8.5)
0.1mL 酵素溶液(約600LU/mL)
0.8mL MilliQ水
インキュベーションの後、2mLの1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)を各々の反応混合物に加え、次に加水分解率をHPLCにより測定した。図3に示す結果は、変異体が親クチナーゼと比べて改良された熱安定性を有することを明らかに示す。
【0078】
実施例5:ヤーン上でのc3ETの加水分解
H.インソレンスクチナーゼ及び上述の変異体のうちの5つの熱安定性を、製品としてc3ETを含むポリエステルヤーンを用いてテストした。以下の基質混合物を60又は65℃でプレインキュベートした:
0.1g ポリエステルヤーン
0.2mL 0.5Mグリシル−グリシン緩衝液(pH8.5)
1.7mL MilliQ水
プレインキュベーションの後、0.1mLの酵素溶液(約1000LU/mL)を各々の反応容器に加え、17時間、インキュベートした。次に、2mLのHFIPを加え、30分放置して、ポリエステルヤーンの表面上にあるc3ETを抽出し、加水分解させ;次にその加水分解比を測定した。結果を図4に示す。
【0079】
変異体はポリエステルヤーン上のc3ETを加水分解するため親クチナーゼより有効である。1つの変異体は60℃でより65℃でより高い加水分解率を示す。
実施例6:クチナーゼ変異体でのヤーンの処理
異なる温度又は投与量でのポリエステルヤーン上でのc3ET加水分解の時間経過を検査した。異なる温度での時間経過を図5に示す。至適温度が65℃であることがわかる。70℃において、その活性の約半分がまだ残っている。酵素投与量の増加を伴う時間経過を図6に示す。投与量275及び550LU/mLでの曲線は、同じであるように見え、このことは、加水分解率は100〜275LU/mLの投与量の間で安定状態に達することを示す。おそらく200LU/mLが十分である。
【0080】
実施例7:反応性染料でのポリエステルの染色
以下のポリエステル布帛をテストした:
織布:約2×2cm、34mg
メリヤス:約1.5×1.5cm、50mg
各々の布帛を0.9mLの50mM GlyGly(グリシル−グリシン)緩衝液(pH8.5)及びH.インソレンスクチナーゼの変異体の0.1mL溶液(1100LU/mL)に加え、65又は70℃でインキュベートした。1日後に、別の0.1mL酵素溶液を加え、インキュベーションを更に2日間、続け、次に布帛をとり、水でゆすいだ。親クチナーゼで比較実験を行い、ブランクは酵素なしで同様に処理した。
【0081】
それら布帛を60℃で30分、3リッターの脱イオン水中9g及び120gのNa2 SO4 並びに60gのNa2 CO3 の混合物中で撹拌し、次に温水を流しながらゆすいだ。反応性染料はCelmazol Brilliant Blue B(Mitsui Chemical Co, Japan の製品)であり、それは、構造:発色団−NHPh−SO2 CH2 CH2 OSO3 Naを有する。
【0082】
全ての4つの実験(織布及びメリヤス、65及び70℃)によって、布帛は均一に染色された。
実施例8:編織物(Knitted textile)からのポリエステル断片の可溶化
編まれたポリエステル織物(PET、エチレングリコール及びテレフタル酸)の1×1cmサンプルを、0.01mgのH.インソレンスクチナーゼの変異体と共にpH10、60℃で1mLの緩衝液中で1時間、インキュベートした。その反応混合物を分離し、テレフタル酸の放出を、250nmでのOD(OD250 /mg PETとして表す)を測定することにより見い出した。比較実験は、酵素なし又は親クチナーゼで行った。結果:
【0083】
【表3】
Figure 0004615723
【0084】
結果は、変異体がポリエステルを可溶化するのに有効であることを示す。
別の実験形態において、クチナーゼ変異体を65℃で2時間、0.5〜200LU/mLの種々の量の変異体を用いて、非イオン性界面活性剤(アルコールエトキシレート、製品名Softanol 50)の添加あり及びなしでテストした。結果は、非イオン性界面活性剤の存在下でより可溶化することを示した。
【0085】
実施例9:ポリカプロラクトン及びポリエステルフィルムの加水分解
約0.1gのポリカプロラクトン又はポリエステルフィルムをチューブに入れた。それらをH.インソレンスクチナーゼ(450LU)あり又はなしで5mLの50mM GlyGly緩衝液(pH8.5)に浸漬した。それらを70℃で5時間、インキュベートした。その反応の後、我々は、ポリカプロラクトン及びポリエステルフィルムの両方で、酵素でのチューブの表面上の加水分解物の薄層を観察した。他方、酵素なしの対照では変化は観察されなかった。ポリカプロラクトンの場合、10重量%の損失があった。ポリエステルの重量変化はなかった。
【0086】
実施例10:cPET加水分解
クチナーゼ変異体の能力を、親酵素(H.インソレンスクチナーゼ)と比較した。試験は次の通り行った:
(ブラック)PET−布帛(約4cm×13cm)のオリゴマーで染色したスワッチを、いわゆるミニタージトメーター(minitergitometer)装置において比較的低い撹拌での酵素処理にかける。PET−布帛を、円柱状穿孔ホルダー(半径約2cm、高さ約6cm)にマウントする。それはその軸上を回転し、PET布帛のオリゴマー染色側がその円柱の外側に面する。
【0087】
布帛を所定の温度(ここでは65℃)で100mLの処理溶液を含む150mLガラスビーカーに浸漬する。所定の処理時間(ここでは90分)の後、PETスワッチをその浴から除去し、脱イオン水でゆすぎ、空気乾燥させる。
コンディショニングの後、そのスワッチを、オリゴマー染色を有する側上の(オリゴマー染色除去に関して)視覚的にランク付けする。
【0088】
−2:ブランクよりかなり悪いサンプル(酵素なし)
−1:ブランクより少し悪いサンプル(酵素なし)
0:サンプルはブランクと区別できない
1:ブランクに対して少し改善されたサンプル
2:ブランクよりかなり改善されたサンプル
また、スワッチを、色の強さ(600nmにおけるK/S値)を定量するために分光光度測定(装置:Hunterlab Reflectometer)により読んだ。
【0089】
以下の表は、同様の条件下で酵素の能力を比較する試験についてのテスト条件を要約する。
温度 65℃
緩衝液 50mMグリシン緩衝液、pH10.3
処理時間(分) 90
酵素の投与量(LU/g) 30000
試験からの結果を以下に要約する。
【0090】
【表4】
Figure 0004615723
【0091】
この実験のセットから、親酵素は所定のテスト条件で効果がないか又は極めて限られた効果しか示さない(おそらく酵素が活性を保持するのに温度が高すぎるため)のに対し、クチナーゼ変異体はPET−布帛からオリゴマー染色の実質的な除去を供することが明らかである。
実施例11:cPET加水分解
H.インソレンスクチナーゼのpH及び温度プロフィールを、モデル分散性染色実験においてテストした。その試験は以下の通り行った:
(ブラック)PET−布帛のオリゴマー染色スワッチをWerner Mathis Labomatにおいて典型的な分散染色配列の条件に加える。その方法の概略において、スワッチは、緩衝液に加えられ、130℃に加熱され、処理温度に冷却される。酵素又は緩衝液が加えられ、次に30分、要求される温度に保持される。その溶液を室温に冷やし、洗浄液中での濁度を測定する。濁度の減少はクチナーゼ活性の直接的基準であり、加水分解されたcPETオリゴマーに相当する。
【0092】
実験の詳細な記載
黒色のPET(約4cm×13cm)スワッチを、0.2g/LのLutensol AT11(BASF)を含む140mLの100mM Britton−Robinson緩衝液に加え、Labomat(分当り32回転)に充填する。
Labomatを9℃/分の勾配で130℃に加熱し、10分、維持する。
【0093】
ビーカーを(以下の表に従う)ラン温度に、9℃/分の勾配で冷やし、1分、維持する。
好適なpHの10mL酵素溶液(100LU/mLの変異体)又は緩衝液(0LU/mL)をそのビーカーに注入する。
Labomatを2℃/分の勾配で温度に再加熱し、そして30分、維持する。
【0094】
スワッチを除去し、その洗浄液を室温に冷やす。
洗浄液の濁度を測定する。
評価:濁度は、Hach 18900 Ratio Turbidimeterで測定した(1.8,18、及び180NTU濁度標準で標準化)。酵素の能力を、ブランク液(酵素なし)の濁度と酵素処理した液体の濁度との間の差としてブランクに対して計算した。
【0095】
クチナーゼ変異体の相対的能力(濁度の減少)を計算し、その結果を以下の表に示す。負の数字が得られた時、結果を“ネガティブ”として供する。負の数字は、セット・アップのバリエーションにより引きおこされる、アーティファクトと仮定する。
【0096】
【表5】
Figure 0004615723
【0097】
結果は、クチナーゼ変異体は、pH9及び75℃周囲のセット・アップでの至適オリゴマー除去で、広いpH及び温度範囲にわたって活性であることを示す。
実施例12:cPET加水分解
処理時間の効果を、モデル分散性染色実験においてH.インソレンスクチナーゼについて研究した。試験は以下の通り行った:
(ブラック)PET−布帛のオリゴマー染色スワッチを、Werner Mathis Labomatにおける典型的な分散染色配列の条件にかける。その方法の概略において、スワッチは、緩衝液に添加され、130℃に加熱され、処理温度に冷却される。酵素又は緩衝液(100mM Britton−Robinson pH9)を加え、次に0〜40分、75℃に維持する。その溶液を室温に冷やし、洗浄液の濁度を測定する。濁度の減少は、クチナーゼ活性の直接的基準であり、加水分解されたcPETオリゴマーに相当する。
【0098】
実験の詳細な記載
黒いPET(約4cm×13cm)スワッチを、0.2g/L Lutensol AT11(BASF)を含む140mLの100mM Britton−Robinson緩衝液に加え、Lambomatに充填する(分当り32回転)。
Labomatを9℃/分の勾配で130℃に加熱し、その温度を10分、保持する。
【0099】
そのビーカーを75℃に、9℃/分の勾配で冷却し、そして1分、保持する。
10mLの酵素溶液(100LU/mLの変異体)又は100mMのBritton−Robinson緩衝液pH9.0(0LU/mL)をそのビーカーに注入する。
そのLabomatを、75℃に、2℃/分の勾配で再加熱し、好適な分(0〜40分、以下の表を参照のこと)、保持する。
【0100】
スワッチを除去し、その洗浄液を室温に冷やす。
洗浄液の濁度を測定する。
評価:濁度をHach 18900 Ratio Turbidimeterで測定する(1.8,18、及び180NTU濁度標準で標準化)。酵素能力を、0に等しい時間でのブランクに対して比較する:時間0のブランク液(酵素なし)の濁度から酵素処理した液体の濁度(所定時間)を引く。
【0101】
クチナーゼ変異体の相対的能力(濁度の減少)を計算し、結果を以下の表に示す。
【0102】
【表6】
Figure 0004615723
【0103】
結果は、酵素の効果が経時的に増加することを示す。この酵素投与量及びオリゴマー濃度で、約20分超で安定状態になるようである。
実施例13:繊維修飾
分散性染色ポリエステル布帛の湿潤特性への効果を、染色前にH.インソレンスクチナーゼの変異体でその布帛を処理することにより研究した。それゆえ、その実験は、2つのフェーズ:実際の繊維修飾及び分散性染色手順からなる。
フェーズ1−繊維修飾
装置: Atlas Launder−O−meter LP2
布帛: Testfabricsからのニット100%洗上げポリエス
テル
pH: 50mMリン酸カルシウム緩衝液、pH7
研磨剤: 5ビッグスチールボール
ビーカー容量:120mL
処理: 65℃で2時間、次に90℃に上げ、そして1時間、保持する
スワッチ調製:3×1.5gスワッチの布帛に切断、ビーカー当り3=4.5

すすぎ
脱イオン水ですすぐ。
フェーズ2−染色−分散性染料
染色液
脱イオン水を一緒に加えて液体比1:20を作る。
【0104】
0.4% Dianix Red(DyStar)SE−CB(owt)pHを4.5〜5にする。
染色手順
1.繊維修飾からの処理当り1つのスワッチを染色のために用いる(1.5g/スワッチを液体比計算のために用いる)。
【0105】
2.上述の方法に従って染浴を作る。冷たい染色液をLabomatビーカーに加え、3.5℃/分の勾配で55℃に加熱する。温度に達したら5分、行う。
3.ビーカーに布帛を加える。
4.1.5℃/分の勾配で130℃に温度を上げる。30分、染色する。
5.5℃/分の勾配で70℃に冷やす。浴に入れるか、収集せず、そして10分、高温(60℃)で布帛をゆすぐ。高温すすぎの後、全てのブリーディングが停止するまで、室温でオーバーフローですすぐ。
【0106】
6.一晩、空気乾燥させる。
テスト/分析
AATCC Test Method 61−洗浄に対する染色堅牢度
染浴抽出パーセント分光光度計
K/S及びL* −反射率計
AATCC TM−79 Prop Test
結果:
繊維修飾からの結果を以下の表に示す。
【0107】
【表7】
Figure 0004615723
【0108】
結果は、ポリエステルの変異体での処理は湿潤度を実質的に増加させる。このセット・アップにおいて分散性染料での染色能力への悪影響は見られない。
実施例14:洗濯場でのクチナーゼ変異体の使用によるヒトの汗/脂で汚された織物での悪臭削減
悪臭削減に関するクチナーゼの能力は、Terg−O−tometerで行う1サイクル洗浄試験においてテストすることができる。
【0109】
実験条件
洗浄液:ビーカー当り1000mL
スワッチ:100%ポリエステル(インターロックニット、先にSoxhlet抽出により洗浄)。ビーカー当り24のスワッチ13.3×3.5cm)。
汚れ:運動後に腋窩をふくことにより適用するヒト男性の腋窩の甘及び脂
洗剤:5g/Lの標準色洗剤。pH調節なし。
【0110】
水の硬度:3.2mM Ca2+/Mg2+(5:1の比)
水の温度:30℃
洗浄時間:30分
すすぎ:水道水で15分
評価
洗浄後、湿潤スワッチを閉じた色のついた200mLガラスの中に入れる。訓練された感覚パネル(9〜11の判定者)が、その湿ったサンプルの上部空き部分のにおいをかぐことによりにおいを評価し、全体のにおい強度を評価する。そのにおい強度は、各々の端に言葉を記した15cmの統一されていない線のスケール上にマークすることにより記録される(そのスケールの始めに‘なし’、端に極めて強い)。全ての評価を2回、行う。スワッチを、洗浄後1,2、及び3日目に評価する(スワッチは常にガラス内に維持する)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 H.インソレンスのクチナーゼの3D構造についての座標を示す。
【図2】 F.ソラニ・ピシ(左側)及びH.インソレンス(右側)からのクチナーゼの3次元構造を示すコンピューターモデルである。N末端アミノ酸及びこの周囲12Å及び17Å直径のゾーンを同定するために異なる色を用いている。
【図3】 c3ETの加水分解を示す。詳細は例に示す。
【図4】 c3ETの加水分解を示す。詳細は例に示す。
【図5】 c3ETの加水分解を示す。詳細は例に示す。
【図6】 c3ETの加水分解を示す。詳細は例に示す。

Claims (13)

  1. 親真菌クチナーゼの変異体であって、
    (1)前記親クチナーゼが、ヒュミコラ・インソレンス(Humicola insolens)DSM 1800株に由来しそして
    (2)前記変異体が、下記置換(a)〜(g)のいずれか1つ:
    (a)A14P+E47K;
    (b)E47K;
    (c)E179N/Q;
    (d)E6N/Q+E47K+R51P;
    (e)A14P+E47K+E179N/Q;
    (f)E6N/Q+A14P+E47K+R51P+E179N/Q;又は
    (g)E6N/Q+E10N/Q+A14P+E47K+R51P+E17N/Q、
    を含み、且つ親クチナーゼより高い熱安定性を有する、
    ことを特徴とする真菌クチナーゼの変異体
  2. 請求項1に記載の変異体をコードするDNA。
  3. 請求項に記載のDNA配列を含むベクター。
  4. 請求項に記載のDNA又は請求項に記載のベクターを有する形質転換された宿主細胞。
  5. 請求項1に記載の変異体を生産する方法であって、
    a)前記変異体を発現し、そして好ましくは分泌するように、請求項に記載の細胞を培養し、そして
    b)該変異体を回収すること
    を含む方法。
  6. ポリ(エチレンテレフタレート)の環式オリゴマーの酵素的加水分解のための方法であって、該環式オリゴマーを請求項1に記載のクチナーゼ変異体で処理することを含む方法。
  7. 前記環式オリゴマーが環式トリ(エチレンテレフタレート)である請求項に記載の方法。
  8. 前記処理が60〜80℃で、好ましくは65〜75℃で行われる請求項又はに記載の方法。
  9. 前記環式オリゴマーが、ポリエステル含有布帛又はヤーンの繊維中又はそれ上に存在する請求項のいずれか1項に記載の方法。
  10. 続いて、前記布帛又はヤーンをゆすぐ、好ましくは約pH7〜約pH11の範囲のpHを有する水溶液でゆすぐことを更に含む請求項のいずれか1項に記載の方法。
  11. ポリエステル布帛又はヤーンを染色するための方法であって、
    a)該布帛又はヤーンを、請求項1に記載のクチナーゼ変異体で処理し;そして
    b)該処理した布帛を反応性染料又は分散染料で染色する;
    ことを含む方法。
  12. 界面活性剤及び請求項1に記載の変異体を含む洗剤組成物。
  13. PET含有ヤーン又は布帛の機能的仕上げを改良するための方法であって、
    a)該ヤーン又は布帛を請求項1に記載の変異体で処理し、そして
    b)次に、該ヤーン又は布帛を、軟化剤、防しわ樹脂、静電防止剤、抗汚染(anti-soiling)剤からなる群から選択される仕上げ剤で処理する、
    ことを含む方法。
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