JP6959259B2 - 洗剤組成物およびその使用 - Google Patents

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    • C11D2111/12

Description

配列表の参照
本出願は、コンピュータ読み取り可能な形態の配列表を含んでおり、これは本明細書において参照により援用される。
本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、そのポリペプチドおよびグリコシドヒドロラーゼファミリー20(GH20、www.cazy.org)に属する触媒ドメインをコードするポリヌクレオチドに関する。本発明はさらに、かかるポリペプチドを含む組成物、詳細にはクリーニング組成物、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドのクリーニング作業におけるおよび/またはディープクリーニングへの使用、ディープクリーニング方法に関する。本発明はさらに、本ポリヌクレオチドを含む核酸構築物、ベクター、および宿主細胞ならびに本ポリペプチドおよび触媒ドメインの作製および使用方法に関する。
ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドには、グリコシドヒドロラーゼ20ファミリーに属するβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)として記載されているジスペルシン類、例えばジスペルシンB(DspB)が含まれる。国際公開第04061117 A2号パンフレット(Kane Biotech INC)は、ポリ−N−アセチルグルコサミン産生細菌によって生じるバイオフィルムを低減および予防するためのDspBを含む組成物の使用について記載しており、Kane et al.は、医療機器(medical devises)のバイオフィルムの低減および創傷ケアへのジスペルシン類を含む組成物の使用について記載している。バイオフィルムはまた、布地などの洗濯物、他の硬質表面、例えば、食器洗い用品、食器洗浄機および洗濯機にも存在してそこに悪臭を発生させることがあり、この悪臭は洗浄後も取り除くのが困難である。国際公開第9850512号パンフレット(Procter and Gamble)の出願は、1つ以上のヘキソサミニダーゼ酵素を含む洗濯またはクリーニング製品を開示している。本発明は、洗剤中への使用および洗濯およびクリーニング作業などの物品のディープクリーニングに好適な酵素を提供する。
本発明は、グリコシドヒドロラーゼ20ファミリーのヘキソサミニダーゼのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属するポリペプチドを提供する。テルリバチルス属(Terribacillus)クレードは図1および図3に示す。本発明のポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。本発明はさらに、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドを含む洗剤組成物およびヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドのクリーニング作業への使用を提供する。ヘキソサミニダーゼ活性を有する本発明のポリペプチドは、洗濯および食器洗浄を含めたクリーニング作業におけるEPSおよび/またはPNAGなどのバイオフィルム関連成分の除去および/または低減などの有益な特性を有する。本発明のポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、これはグリコシドヒドロラーゼ20ファミリーの特定のクレードの相同配列である。従って、本発明は、
(a)配列番号2、4、6、13または15の成熟型ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(b)1つ以上(例えば数個)の位置に置換、欠失、および/または挿入を含む、配列番号2、4、6、13または15の成熟型ポリペプチドの変異体;および
(c)ヘキソサミニダーゼ活性を有する(a)または(b)のポリペプチドの断片
からなる群から選択されるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する。
本発明はまた、グリコシドヒドロラーゼファミリー20(GH20、www.cazy.org)に属し、かつ配列番号2のアミノ酸1〜324と少なくとも60%の配列同一性;配列番号4のアミノ酸1〜324と少なくとも60%の配列同一性、配列番号6のアミノ酸1〜324と少なくとも60%の配列同一性、配列番号13のアミノ酸1〜324と少なくとも60%の配列同一性または配列番号15のアミノ酸1〜324と少なくとも60%の配列同一性を有する触媒ドメインを含むポリペプチドにも関する。本発明はまた、本発明のポリペプチドを使用したクリーニング方法およびクリーニング作業における使用にも関する。本発明はさらに、物品のクリーニングまたは洗濯方法に関し、この方法は、
a.配列番号7、8、9、10および11のポリペプチドまたはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択されるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドを含む洗浄液またはこのポリペプチドを含む洗剤組成物に物品を曝露するステップ;
b.少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;および
c.任意選択で物品をすすぐステップ
を含み、
ここで物品は生地である。
加えて、配列番号7、8、9、10、11のポリペプチドまたは少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択されるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドの、物品のディープクリーニングへの使用が特許請求される。
本発明はさらに、配列番号7、8、9、10および11に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有する少なくとも0.001ppmのポリペプチドと;少なくとも1つの補助成分とを含む組成物に関する。本発明はさらに、物品のディープクリーニングへの本発明の組成物の使用に関し、ここで物品は生地である。
本発明はさらに、物品の洗濯方法に関し、この方法は、a)配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11に示されるポリペプチドまたはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドを含む洗浄液に物品を曝露すること、または本発明に係る洗剤組成物に物品を曝露すること;b)少なくとも1つの洗浄サイクルを完了すること;および任意選択で物品をすすぐことを含み、ここで物品は生地である。
本発明はさらに、
(i)物品の粘着性を防止、低減または除去するため;
(ii)物品の染みを前処理するため;
(iii)洗浄サイクル中の汚れの再沈着を防止、低減または除去するため;
(iv)物品への汚れの付着を防止、低減または除去するため;
(v)物品の白色度を維持または改善するため;
(vi)物品の悪臭を防止、低減または除去するための
本発明(invetion)のポリペプチドまたは組成物の使用に関し、
ここで物品は生地である。
テルリバチルス属(Terribacillus)クレードを示す系統樹 本発明のポリペプチドのアラインメント 本発明のポリペプチドの系統樹
テルリバチルス属(Terribacillus)クレードの配列の概要
配列番号1は、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)の完全長ポリペプチドをコードするDNAである
配列番号2は、配列番号1に由来するポリペプチドである
配列番号3は、テルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)の完全長ポリペプチドをコードするDNAである
配列番号4は、配列番号3に由来するポリペプチドである
配列番号5は、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)の完全長ポリペプチドをコードするDNAである
配列番号6は、配列番号5に由来するポリペプチドである
配列番号7は、配列番号2の成熟型ポリペプチドである
配列番号8は、配列番号4の成熟型ポリペプチドである
配列番号9は、配列番号6の成熟型ポリペプチドである
配列番号10は、配列番号13の成熟型ポリペプチドである
配列番号11は、配列番号15の成熟型ポリペプチドである
配列番号12は、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)の完全長ポリペプチドをコードするDNAである
配列番号13は、配列番号12に由来するポリペプチドである
配列番号14は、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)の完全長ポリペプチドをコードするDNAである
配列番号15は、配列番号14に由来するポリペプチドである
配列番号16は、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)分泌シグナルである
配列番号17は、Hisタグ配列である
配列番号18は、ポリペプチドモチーフGXDEである
配列番号19は、ポリペプチドモチーフ[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN]である
配列番号20は、ポリペプチドモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA]である
配列番号21は、ポリペプチドモチーフWND[SQR][IVL][TLVM]である
配列番号22は、ポリペプチドモチーフQSTLである
配列番号23は、ポリペプチドモチーフNKFFYである
配列番号24は、ポリペプチドモチーフNLD[DR]Sである
定義
ジスペルシン:用語「ジスペルシン」および略称「Dsp」は、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、EC3.2.1.−例えばバイオフィルムに見られるN−アセチルグルコサミンポリマー(ポリ−N−アセチルグルコサミン)のβ−1,6−グリコシド結合の加水分解を触媒する−を意味する。
ヘキソサミニダーゼ:用語「ヘキソサミニダーゼ」は、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド(ヘキソサミニダーゼ)を意味し、例えばバイオフィルムに見られるN−アセチル−D−ヘキソサミンまたはN−アセチルグルコサミンポリマーの加水分解を触媒するEC3.2.1.を例えば含む。この用語はジスペルシン類を含み、およびN−アセチルグルコサミニダーゼ活性およびβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性を有するポリペプチドを含む。用語「ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド」は用語ヘキソサミニダーゼと同義的に使用されてもよく、同様に用語「β−N−アセチルグルコサミニダーゼ活性を有するポリペプチド」は、用語β−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)と同義的に使用されてもよい。本発明の目的上、ヘキソサミニダーゼ活性は、アッセイ1または2に記載される手順に従い決定される。一態様において、本発明のポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。一態様において、本発明のポリペプチドは、配列番号4の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。一態様において、本発明のポリペプチドは、配列番号6の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。一態様において、本発明のポリペプチドは、配列番号13の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。一態様において、本発明のポリペプチドは、配列番号15の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。
対立遺伝子変異体:「対立遺伝子変異体」という用語は、同一の染色体座を占有する遺伝子の2つ以上の代替的な形態のいずれかを意味する。対立遺伝子変異は、突然変異を介して自然に生じ、また、個体群に多型性をもたらし得る。遺伝子突然変異は、サイレント(コードされるポリペプチドにおける変化なし)であってもよいし、または、改変されたアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするものでもよい。ポリペプチドの対立遺伝子変異体は、遺伝子の対立遺伝子変異体によってコードされたポリペプチドである。
バイオフィルム:バイオフィルムは、細胞が互いに付着しているか、あるいは生地、食器類または硬質表面または他の種類の表面などの表面上に付着している、いずれかの微生物群である。こうした付着細胞は、多くの場合、細胞外高分子物質(EPS)の自己生成マトリックス内に包埋されている。バイオフィルムEPSは、一般に、細胞外DNA、タンパク質、および多糖から構成された高分子凝集塊である。バイオフィルムは、生存または非生存表面上に形成し得る。バイオフィルム内で増殖する微生物細胞は、同じ生物の浮遊細胞とは生理学的に異なり、浮遊細胞は、対照的に、液体媒体中に浮遊または泳動し得る単細胞である。
バイオフィルム内に生存する細菌は、通常フィルムの高密且つ保護された環境によって、これらの細菌が多様な方法で協同および相互作用することが可能になるため、同じ種の微生物細菌とは極めて異なる特性を有する。このような微生物のための環境の1つの利点は、高密度の細胞外マトリックスおよび細胞の外層が集団の内部を保護するために、洗剤および抗生物質に対する耐性が増大することである。洗濯物および硬質表面上には、とりわけ以下の種のバイオフィルム産生細菌:アシネトバクター属種(Acinetobacter sp.)、アエロミクロビウム属種(Aeromicrobium sp.)、ブレブンディモナス属種(Brevundimonas sp.)、ミクロバクテリウム属種(Microbacterium sp)、ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)、シュードモナス属種(Pseudomonas sp.)、ストレプトコッカス属種(Streptococcus sp.)、ストレプトコッカス・ディスガラクティエ(Streptococcus dysgalactiae)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、スタフィロコッカス・ニューモニエ(Staphylococcus pneumoniae)、ステノトロホモナス属種(Stenotrophomonas sp.)、エンテロバクター属種(Enterobacter sp.)、キサントモナス属種(Xanthomonas sp.)、エルシニア属種(Yersinia sp.)、クレブシエラ属種(Klebsiella sp.)、バークホルデリア属種(Burkholderia sp.)、ステノトロホモナス属種(Stenotrophomonas sp.)、バリオボラックス属種(Variovorax sp.)、大腸菌属種(Escherichia sp.)、ラルストニア属種(Ralstonia sp.)、アクロモバクター属種(Achromobacter sp.)、ルテイバクター属種(Luteibacter sp.)、シトロバクター属種(Citrobacter sp.)、キサントモナス科種(Xanthomonadaceae sp.)、ハロモナス属種(Halomonas sp.)、ボルデテラ属種(Bordetella sp.)、リソバクター属種(Lysobacter sp.)、セラチア属種(Serratia sp.)、大腸菌属種(Escherichia sp.)、アグリゲイティバクター属種(Aggregatibacter sp.)、リステリア菌(Listeria monocytogenes)、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)、マイコバクテリウム属種(Mycobacterium sp.)、淋菌(Neisseria gonorrheae)、インフルエンザ菌(H.influenzae)、軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi)、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)およびエンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)ならびに真菌類カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、黄色コウジ菌(Aspergillus flavus)、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、およびクリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)が存在し得る。一態様において、バイオフィルム成分、例えばポリ−N−アセチルグルコサミンを含む株は、ブレブンディモナス属種(Brevundimonas sp.)である。一態様において、バイオフィルム成分、例えばポリ−N−アセチルグルコサミンを含む株は、シュードモナス・アルカリフィラ(Pseudomonas alcaliphila)または蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である。一態様において、バイオフィルム成分、例えばポリ−N−アセチルグルコサミンを含む株は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)である。
触媒ドメイン:用語「触媒ドメイン」は、ある酵素の中で、その酵素の触媒機構を含む領域を意味する。
cDNA:「cDNA」という用語は、真核もしくは原核細胞から得られる成熟型のスプライシングされたmRNA分子からの逆転写によって調製することができるDNA分子である。cDNAは、対応するゲノムDNAに存在し得るイントロン配列が欠失している。初期の一次RNA転写物は、mRNAの前駆体であり、これは、スプライシングを含む一連のステップで処理された後、成熟型スプライシングmRNAとして出現する。
クレード:共通の祖先に遡る相同な特徴に基づき共にクラスター化される一群のポリペプチド。ポリペプチドクレードは系統樹として視覚化することができ、クレードは、共通の祖先とその全ての直系子孫からなる一群のポリペプチドである(図1)。例えば本発明のポリペプチドは、全てがテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属する(図1および図3に系統樹として図示する)。テルリバチルス属(Terribacillus)クレードまたはテルリバチルス属(Terribacillus)のクレードは、全てが同じ祖先と血縁関係にあり、かつ共通の特性を共有する一群の酵素である。系統樹のクレード内で一群を形成するポリペプチド(サブクレード)もまた共通の特性を共有することができ、そのクレードにおける他のポリペプチドよりも近縁の関係にある。
コード配列:「コード配列」という用語は、ポリペプチドのアミノ酸配列を直接規定するポリヌクレオチドを意味する。コード配列の境界は、一般に、オープンリーディングフレームによって決定されるが、これは、ATG、GTG、またはTTGなどの開始コドンで開始し、TAA、TAG、またはTGAなどの終止コドンで終了する。コード配列は、ゲノムDNA、cDNA、合成DNA、またはこれらの組み合わせのいずれであってもよい。
制御配列:「制御配列」という用語は、本発明の成熟型ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの発現に必要な核酸配列を意味する。各制御配列は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに対して在来(すなわち、同じ遺伝子に由来する)もしくは外来の(すなわち、異なる遺伝子に由来する)ものであっても、または、相互に在来もしくは外来のものであってもよい。このような制御配列としては、これらに限定されないが、リーダ、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、プロモータ、シグナルペプチド配列、および転写ターミネータが挙げられる。少なくとも、制御配列は、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む。制御配列は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドのコード領域と制御配列の連結を促進させる特定の制限部位を導入する目的で、リンカーを備えていてもよい。
ディープクリーニング:「ディープクリーニング」という用語は、バイオフィルム内に存在するESPまたはその一部、多糖、PNAG(ポリ−N−アセチルグルコサミン)タンパク質、DNA、汚れもしくは他の成分などのバイオフィルムの成分の減少または除去を意味する。
洗剤補助成分:洗剤補助成分は、本発明のヘキソサミニダーゼとは異なる。こうした追加的補助成分の厳密な性質、ならびにその含有レベルは、組成物の物理的形態およびそれを用いようとする作業の種類に応じて変動し得る。好適な補助成分としては、限定されないが、後述する成分、例えば、界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート化剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素供給源、事前形成された過酸(preformed peracid)、ポリマー剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、石鹸泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルターおよびコビルダー、布地色相剤、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料が挙げられる。
洗剤組成物:「洗剤組成物」という用語は、生地などの洗浄しようとする品目から不要な化合物を除去する上で有用な組成物を指す。洗剤組成物は、家庭用クリーニングおよび業務用クリーニングの両方の用途で、例えば、生地をクリーニングするために用いることができる。この用語は、所望のクリーニング組成物および製品の形態(例えば、液体、ゲル、粉末、顆粒、ペースト、またはスプレー組成物)のために選択されるあらゆる材料/化合物を包含し、限定されないが、洗剤組成物(例えば、液体および/または固体洗濯洗剤ならびにデリケート用洗剤;布地フレッシュナ;布地柔軟剤;ならびに生地および洗濯プレスポッター/前処理剤)を包含する。本発明のポリペプチドを含有する以外に、この組成物は、1種または複数種の別の酵素(例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、セルラーゼ、エンドグルカナーゼ、キシログルカナーゼ、ペクチナーゼ、ペクチンリアーゼ、キサンタナーゼ、ペルオキシダーゼ、ハロペルオキシゲナーゼ、カタラーゼおよびマンナナーゼ、もしくはこれらの任意の混合物)、ならびに/または洗剤補助成分、例えば、界面活性剤、ビルダー、キレート剤もしくはキレート化剤、漂白剤系もしくは漂白剤成分、ポリマー、布地コンディショナ、起泡増進剤、石鹸泡抑制剤、染料、香料、色あせ防止剤、光学増白剤、殺菌剤、殺カビ剤、汚染物懸濁剤、腐食防止剤、酵素抑制剤もしくは安定化剤、酵素活性化剤、トランスフェラーゼ、加水分解酵素、酸化還元酵素、青み付け剤および蛍光性染料、酸化防止剤、および溶解剤を含有してもよい。
酵素洗浄力有益性:本明細書において、「酵素洗浄力有益性」という用語は、酵素を伴わない同一の洗剤と比して、酵素が洗剤に追加し得る有利な効果として定義される。酵素によりもたらされることが可能である重要な洗浄力有益性は、洗浄および/またはクリーニング後に視認可能な汚染物がないかほとんどない染み除去(再付着防止とも呼ばれる効果である)、洗浄プロセスで遊離した汚染物の再付着の防止または低減(白色化とも呼ばれる効果である)、元々は白色であったが反復的な使用および洗浄の後に灰色がかったもしくは黄色がかった外観となってしまった生地の白色度の完全なまたは部分的な回復である。触媒による染み除去もしくは汚染物の再付着防止に直接関係はしない、生地の取り扱いによる有益性(textile care benefit)もまた酵素洗浄力有益性に重要である。このような生地の取り扱いによる有益性の例は、一の布地から他の布地へ、もしくは、同一の布地の他の部分への移染の防止もしくは低減(移染防止または逆汚染防止とも呼ばれる効果である);ピル性を低減するための布地表面からの突出繊維もしくは破断繊維の除去、または、既に存在しているピルもしくは毛羽の除去(抗ピルとも呼ばれる効果である);布地柔軟性の向上;布地の色の清澄化;および、布地もしくは衣服の繊維中に詰まった粒状の汚染物の除去である。酵素漂白はさらなる酵素洗浄力有益性であり、ここで、触媒活性は、一般に、過酸化水素もしくは他の過酸化物などの漂白成分の形成を触媒するために用いられる。
発現:「発現」という用語は、限定するものではないが、転写、転写後修飾、翻訳、翻訳後修飾および分泌物を含むポリペプチドの生成に関与するいずれかのステップを含む。
発現ベクター:「発現ベクター」という用語は、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含み、また、その発現をもたらす制御配列に作動可能にリンクされている直鎖または環状DNA分子を含む。
断片:用語「断片」は、成熟型ポリペプチドまたはドメインのアミノ末端および/またはカルボキシル末端に1つ以上(例えば数個)のアミノ酸が存在しないポリペプチドまたは触媒ドメインを意味する;断片はヘキソサミニダーゼ活性を有する。一態様において、断片は少なくとも300アミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜300)、少なくとも305アミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜305)、少なくとも310アミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜310)、少なくとも315アミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜315)、または少なくとも320アミノ酸残基(例えば、配列番号2のアミノ酸1〜320)を含む。一態様において、断片は少なくとも300アミノ酸残基(例えば、配列番号4のアミノ酸1〜300)、少なくとも305アミノ酸残基(例えば、配列番号4のアミノ酸1〜305)、少なくとも310アミノ酸残基(例えば、配列番号4のアミノ酸1〜310)、少なくとも315アミノ酸残基(例えば、配列番号4のアミノ酸1〜315)、または少なくとも320アミノ酸残基(例えば、配列番号4のアミノ酸1〜320)を含む。一態様において、断片は少なくとも300アミノ酸残基(例えば、配列番号6のアミノ酸1〜300)、少なくとも305アミノ酸残基(例えば、配列番号6のアミノ酸1〜305)、少なくとも310アミノ酸残基(例えば、配列番号6のアミノ酸1〜310)、少なくとも315アミノ酸残基(例えば、配列番号6のアミノ酸1〜315)、または少なくとも320アミノ酸残基(例えば、配列番号6のアミノ酸1〜320)を含む。一態様において、断片は少なくとも300アミノ酸残基(例えば、配列番号13のアミノ酸1〜300)、少なくとも305アミノ酸残基(例えば、配列番号13のアミノ酸1〜305)、少なくとも310アミノ酸残基(例えば、配列番号13のアミノ酸1〜310)、少なくとも315アミノ酸残基(例えば、配列番号13のアミノ酸1〜315)、または少なくとも320アミノ酸残基(例えば、配列番号13のアミノ酸1〜320)を含む。一態様において、断片は少なくとも300アミノ酸残基(例えば、配列番号15のアミノ酸1〜300)、少なくとも305アミノ酸残基(例えば、配列番号15のアミノ酸1〜305)、少なくとも310アミノ酸残基(例えば、配列番号15のアミノ酸1〜310)、少なくとも315アミノ酸残基(例えば、配列番号15のアミノ酸1〜315)、または少なくとも320アミノ酸残基(例えば、配列番号15のアミノ酸1〜320)を含む。
宿主細胞:「宿主細胞」という用語は、本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物または発現ベクターによる形質転換、形質移入、形質導入等などに対する感受性を有するあらゆる細胞型を意味する。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異のために、親細胞と同じではない親細胞のあらゆる子孫を包含する。
単離された:「単離された」という用語は、自然界においては生じない形態または環境にある物質を意味する。単離された物質の非限定的な例としては、(1)いずれかの非天然物質、(2)限定されないが、自然界において関連している天然構成成分の1種または複数種もしくは全てから少なくとも部分的に取り出されたいずれかの酵素、変異体、核酸、タンパク質、ペプチドもしくは補因子を含むいずれかの物質;(3)自然界に見出される物質に対して人為的に修飾されたいずれかの物質;または(4)自然界で関連する他の成分に対して物質量の増加により修飾されたいずれかの物質(例えば、宿主細胞における組換え産生;物質をコードする遺伝子の複数のコピー;ならびに、物質をコードする遺伝子と自然界で関連するプロモータよりも強力なプロモータの使用)が挙げられる。単離された物質は、発酵ブロスサンプル中に存在してもよく;例えば、本発明のポリペプチドを発現するように、宿主細胞を遺伝子改変してもよい。宿主細胞からの発酵ブロスは、単離されたポリペプチドを含み得る。
洗浄性能の向上:用語「洗浄性能の向上」は、本明細書では、ある酵素が洗剤組成物中で、その酵素を含まない同じ洗剤組成物の洗浄性能と比べて、例えば高い染み抜き性または低い再沈着性によって高い洗浄性能を呈するものとして定義される。用語「洗浄性能の向上」には、洗濯における洗浄性能が含まれる。
洗濯する:「洗濯する」という用語は、家庭での洗濯および業務用洗濯の両方に関し、本発明のクリーニングまたは洗剤組成物を含む溶液で生地を処理する工程を意味する。洗濯工程は、例えば、家庭用または業務用洗浄機を用いて実施することもできるし、または手で実施することもできる。
悪臭:「悪臭」という用語は、清浄な品目に対して望ましくない臭いを意味する。洗浄された品目は、その品目に付着する悪臭がなく、新鮮かつ清浄な臭いがすべきである。悪臭の一例として、微生物によって発生され得る不快な臭いを有する化合物がある。別の例は、ヒトまたは動物と接触していた品目に付着した汗または体臭であり得る不快な臭いである。悪臭の別の例は、品目に付着する香辛料からの臭いである場合もあり、例えば、カレーや、強烈な臭いがする他の外来香辛料がある。
成熟型ポリペプチド:「成熟型ポリペプチド」という用語は、N末端プロセシング、C末端切断、グリコシル化、リン酸化等などの翻訳およびいずれかの翻訳後修飾の後に、その最終形態にあるポリペプチドを意味する。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは配列番号2のアミノ酸1〜324であり、配列番号2のアミノ酸−41〜−1がシグナルペプチドである。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは、配列番号7を有するアミノ酸配列である。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは配列番号4のアミノ酸1〜324であり、配列番号4のアミノ酸−25〜−1がシグナルペプチドである。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは、配列番号8を有するアミノ酸配列である。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは配列番号6のアミノ酸1〜324であり、配列番号6のアミノ酸−25〜−1がシグナルペプチドである。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは、配列番号9を有するアミノ酸配列である。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは配列番号13のアミノ酸1〜324であり、配列番号13のアミノ酸−24〜−1がシグナルペプチドである。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは、配列番号10を有するアミノ酸配列である。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは配列番号15のアミノ酸1〜324であり、配列番号15のアミノ酸−24〜−1がシグナルペプチドである。一部の態様において、成熟型ポリペプチドは、配列番号11を有するアミノ酸配列である。
同じポリヌクレオチドによって発現された宿主細胞が、2つのさらに異なる成熟型ポリペプチド(すなわち、異なるC末端および/またはN末端アミノ酸を含む)の混合物を産生しうることは当分野において公知である。さらに、異なる宿主細胞は、ポリペプチドを異なる様式でプロセシングするため、あるポリヌクレオチドを発現する1宿主細胞は、同じポリヌクレオチドを発現する別の宿主細胞と比較して、異なる成熟型ポリペプチド(例えば、異なるC末端および/またはN末端アミノ酸を有する)を産生し得ることも当分野において公知である。
成熟型ポリペプチドコード配列:用語「成熟型ポリペプチドコード配列」は、ヘキソサミニダーゼ活性を有する成熟型ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを意味する。一態様において、成熟型ポリペプチドコード配列は配列番号1のヌクレオチド124〜1095であり、配列番号1のヌクレオチド1〜123がシグナルペプチドをコードする。一態様において、成熟型ポリペプチドコード配列は配列番号3のヌクレオチド76〜1047であり、配列番号3のヌクレオチド1〜75がシグナルペプチドをコードする。一態様において、成熟型ポリペプチドコード配列は配列番号5のヌクレオチド76〜1047であり、配列番号5のヌクレオチド1〜75がシグナルペプチドをコードする。一態様において、成熟型ポリペプチドコード配列は配列番号12のヌクレオチド73〜1044であり、配列番号12のヌクレオチド1〜72がシグナルペプチドをコードする。一態様において、成熟型ポリペプチドコード配列は配列番号14のヌクレオチド73〜1044であり、配列番号14のヌクレオチド1〜72がシグナルペプチドをコードする。
核酸構築物:「核酸構築物」という用語は、一本鎖または二本鎖いずれかの核酸分子を意味し、これは、天然の遺伝子から単離されるか、もしくは、そうでなければ自然に存在しないであろう様式で核酸のセグメントを含有するよう修飾されるか、または、合成物であり、これは、1つまたは複数の制御配列を含む。
作動可能にリンクされた:「作動可能にリンクされた」という用語は、制御配列がコード配列の発現を指令するように、ポリヌクレオチドのコード配列に対して適切な位置に制御配列が配置される構造を意味する。
配列同一性:2つのアミノ酸配列間または2つのヌクレオチド配列間の関連性は、「配列同一性」というパラメータによって表される。
本発明の目的のために、2つのアミノ酸配列間の配列同一性の程度は、好ましくはバージョン5.0.0以降のEMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276−277)のNeedleプログラムにおいて実装されている、Needleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443−453)を用いて判定される。用いられるパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティおよびEBLOSUM62(BLOSUM62のEMBOSSバージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のように算出される:
(同等の残基×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
緊縮条件:「極めて低度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、25%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、45℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「低度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、25%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、50℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「中度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、35%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、55℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「中度−高度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、35%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、60℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「高度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、50%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、65℃で15分間ずつ3回洗浄される。
「極めて高度の緊縮条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブに関して、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および修飾済みのサケ精子DNA、ならびに、50%ホルムアミドでのプレハイブリーダイゼーションおよびハイブリーダイゼーションを意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2%SDSを用いて、70℃で15分間ずつ3回洗浄される。
変異体:「変異体」という用語は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に改変(すなわち、置換、挿入および/または欠失)を含む、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドを意味する。置換とは、ある位置のアミノ酸の異なるアミノ酸による置き換えを意味し;欠失とは、ある位置のアミノ酸の除去を意味し;また、挿入とは、ある位置のアミノ酸に隣接し、この直後に続く1アミノ酸を付加することを意味する。
表記法
本発明の目的上、表記法[IV]または[I/V]は、当該の位置のアミノ酸がイソロイシン(Ile、I)またはバリン(Val、V)であり得ることを意味する。同様に、表記法[LVI]および[L/V/I]は、当該の位置のアミノ酸がロイシン(Leu、L)、バリン(Val、V)またはイソロイシン(Ile、I)であり得ることを意味し、本明細書に記載されるとおりの他の組み合わせについても同様である。特にさらに限定されない限り、アミノ酸Xは、それが天然20アミノ酸のうちのいずれであってもよいものと定義される。
発明の詳細な説明
洗濯には種々の酵素が用いられており、その多くが悪臭の除去に関係する。国際公開第2014/087011号パンフレットは、洗濯物および/または生地からの悪臭を低減するためのデオキシリボヌクレアーゼ(DNase)の使用について記載し、国際公開第9909143号パンフレットは、悪臭を低減するための媒介物と組み合わせた1つ以上のオキシドレダクターゼの使用について記載し、および国際公開第2012/112718号パンフレットは、バチルス属(Bacillus)の様々な株を使用することにより細菌が引き起こす洗濯の悪臭の発生を抑制する方法について記載している。本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有するGH20ポリペプチドファミリーのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドおよびポリペプチドを含むクリーニング組成物、例えば洗剤組成物に関する。また、洗濯方法およびヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドの使用も特許請求される。ヘキソサミニダーゼ活性を有するGH20ファミリーのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドは、洗浄する物品の染みの低減および防止において有用である。本発明者らは、意外にも、ヘキソサミニダーゼ活性を有するGH20ファミリーのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドが、洗濯に関連する有機物、例えばEPSおよび/またはPNAGの低減に有用であることを見出した。国際公開第200406117号パンフレットは、ジスペルシン類、例えばDspBを含む組成物について記載している。この組成物は、アニオン性、カチオン性、またはノニオン性であってもよい洗剤を含み得る。国際公開第9850512号パンフレットは、ヘキソサミニダーゼ活性を有する酵素について記載している。本発明のポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有するが、これらはDspBクレードに属さず、または国際公開第9850512号パンフレットに記載される酵素のいずれかに関する。本発明のポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、従ってDspBおよび国際公開第9850512号パンフレットに記載されるものとは異なる。従って、硬質表面上ならびに洗濯のバイオフィルム成分、例えば多糖類、例えばPNAG(ポリ−N−アセチルグルコサミン)などの有機物の防止、低減および/または除去に本発明のポリペプチドを使用し得ることは意外であった。当該技術分野において、洗濯などのクリーニング作業における、または例えばビルダーおよび/または漂白剤を含む洗剤組成物中におけるヘキソサミニダーゼの使用は指摘されていない。酵素がクリーニング作業において有用であるためには、界面活性剤、ビルダーおよび漂白剤成分などの洗剤成分の存在下における安定性を含め、洗濯などのクリーニング作業の条件下で洗剤中においてその作用を発揮する必要がある。洗剤の成分は、ヘキソサミニダーゼなどの酵素の性能に大きい効果を及ぼし得る。本願は、意外にも、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属するポリペプチドが、洗剤中の極めて一般的な界面活性剤である界面活性剤直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類(LAS)の存在下で特に安定していることを示す。従ってテルリバチルス属(Terribacillus)に属するポリペプチドは、例えば生地または洗濯機のディープクリーニング(deep cleaing)に特に有用である。
テルリバチルス属(Terribacillus)クレードの概要を図1に提供する。テルリバチルス属(Terribacillus)クレードは相同配列を含む。成熟アミノ酸配列である配列番号7、8および9を有する本発明のヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドは、ニードルマン−ブンシュアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443−453)を用いてペアワイズアライメントすることができる。かかるアライメントから得られるパーセント同一性を以下の表1に示す。
Figure 0006959259
表1は、本発明のポリペプチドが近い配列関連性を共有していることを示す。配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11のアミノ酸配列を含むポリペプチドは、ジスペルシンクレードのサブクレードに属する。これらのポリペプチドは90%を上回るペアワイズ配列同一性を共有し、例えばさらに遠くにあるDspBポリペプチド(図示せず)と比較して、互いにより近縁の関係にある。
本発明の一態様は、配列番号7に示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関し、またはそれと少なくとも99.8%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、配列番号8に示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関し、またはそれと少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、配列番号9に示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関し、またはそれと少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関し、またはそれと少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、配列番号11に示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関し、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明のポリペプチドは全て同じクレード、テルリバチルス属(Terribacillus)クレード内にあり、全てが、洗剤の存在下におけるディープクリーニング特性を含め、共通の機能的特徴を有する。本発明者らは、意外にも、配列番号7、8、9、10、11の成熟型ポリペプチドを含むテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドまたはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドが特定の特性を共有し、より正確には、このクレードに含まれるポリペプチドが全て、LASなどの幅広い界面活性剤と共に良好なディープクリーニング効果を有し、従って、アニオン性、ノニオン性、カチオン性および/または両性界面活性剤を含む洗剤中など、界面活性剤を有する洗剤中で特に有用であることを見出した。
既述のとおり、本発明のヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドはGlyco_hydro_20の構造ドメイン、例えばGH20を含み得る。GH20ドメインを含むポリペプチドは数個のモチーフを含むことができ、一例は、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)(配列番号9)の158〜161位に対応する位置にあるGXDE(配列番号18)である。残基DおよびEがGH20の主要な触媒残基である(配列番号9の160および161位)。GH20ポリペプチドは複数の異なるサブクラスター、すなわちクレードに分けることができ、具体的なドメインの例は以下に挙げる。さらなるドメイン、好ましくは本発明のポリペプチドによって共有されるドメインが同定された。このドメインはこれまで記載されたことがなく、このドメインはIASと称され、およびこのドメインのポリペプチドは、ヘキソサミニダーゼ活性、例えばPNAG活性を有することに加え、特定のモチーフ、例えば、配列番号9の44〜50位にあるESYAIASに対応する[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)のうちの1つ以上を含むことによって特徴付けられる。別のドメイン、好ましくは本発明のポリペプチドによって共有されるドメインが同定された。このドメインはこれまで記載がない。このドメインはWNDと称され、およびこのドメインのポリペプチドはGH20ドメインを含み、細菌由来であり、およびPNAG活性を有することに加え、特定のモチーフを含むことによって特徴付けられる。このドメインのポリペプチドは、配列番号9の156〜163位に対応するモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)を含むことができ、ここでG(配列番号9の158位に対応する)はテルリバチルス属(Terribacillus)クレードにおいて完全に保存されており、残基DおよびEがGH20の主要な触媒残基である(配列番号9の160および161位)。本発明のポリペプチドに含まれ得る別のモチーフは、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、配列番号9の193〜198であり、ここでW(配列番号9の193位)は活性部位ポケットの一部であり、PNAG基質のN−アセチル基の結合に関与していると推定される。テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドは、PNAG活性を有する細菌由来のWNDドメインポリペプチドを含むQSTLと呼ばれるクレードにさらに細分することができる。このクレードのポリペプチドは、モチーフの例、配列番号9の216〜219位に対応するQSTL(配列番号22)を含み、ここで4つのアミノは全てがQSTLクレードにおいて完全に保存されており、基質結合に関与していると推定される。QSTLクレードのポリペプチドに含まれ得る別のモチーフは、NKFFY(配列番号23)、配列番号9の273〜277である。QSTLクレードのポリペプチドに含まれ得るさらなるモチーフは、NLD[DR]S(配列番号24)、配列番号9の204〜208である。一態様において、本発明のポリペプチドはGXDE(配列番号18)モチーフを含む。一態様において、本発明のポリペプチドは[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)モチーフを含む。一態様において、本発明のポリペプチドはモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)を含む。一態様において、本発明のポリペプチドはモチーフWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)を含む。一態様において、本発明のポリペプチドはモチーフQSTL(配列番号22)を含む。一態様において、本発明のポリペプチドはモチーフNKFFY(配列番号23)を含む。一態様において、本発明のポリペプチドはモチーフNLD[DR]S(配列番号24)を含む。QSTLクレードに含まれる本発明のポリペプチドのアラインメントを図2に示す。
本発明の一部の態様は、GXDE(配列番号18)または[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)の一方または両方のモチーフを含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号7、8、9、10および11に示されるポリペプチドまたはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドから選択されるアミノ酸配列を含む。
本発明の一部の態様は、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)の一方または両方のモチーフを含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号7、8、9、10および11に示されるポリペプチドまたはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドから選択されるアミノ酸配列を含む。
本発明の一部の態様は、モチーフQSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号7、8、9、10および11に示されるポリペプチドまたはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドから選択されるアミノ酸配列を含む。
本発明の一態様は、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)の一方または両方のモチーフを含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号7に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、一方または両方のモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号8に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、一方または両方のモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号9に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、一方または両方のモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、一方または両方のモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号11に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、モチーフQSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号7に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、モチーフQSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号8に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、モチーフQSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号9に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、モチーフQSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号10に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
本発明の一態様は、モチーフQSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドに関し、ここでポリペプチドは、配列番号11に示されるアミノ酸配列を含み、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。
一態様は、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11に示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドのクリーニング作業における使用に関し、またはそれと少なくとも84%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも86%、例えば少なくとも87%、例えば少なくとも88%、例えば少なくとも89%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも91%、例えば少なくとも92%、例えば少なくとも93%、例えば少なくとも94%、例えば少なくとも95%、例えば少なくとも96%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドであり、ここでポリペプチドはヘキソサミニダーゼ活性を有する。本発明の一部の態様は、a)ヘキソサミニダーゼ活性を有する、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11からなる群から選択される1つ以上のポリペプチドと、b)少なくとも1つの界面活性剤、好ましくは、アニオン性、ノニオン性および/またはカチオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1つの界面活性剤とを含むクリーニング組成物、例えば洗剤組成物に関する。
本発明の一態様は、配列番号7、8、9、10および11に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有する少なくとも0.001ppmのポリペプチドと;少なくとも1つの補助成分とを含む組成物に関する。
ポリペプチドの量は、0.00004〜100ppmの範囲、例えば0.00008〜50ppmの範囲、0.00001〜20の範囲、0.0002〜20ppmの範囲、0.0001〜50ppmの範囲、0.0002〜50の範囲、0.0004〜50の範囲、0.0008〜50の範囲、0.001〜50ppm、0.01〜50ppm、好ましくは0.0001〜50ppm、より好ましくは0.0002〜20ppm、より好ましくは0.0002〜10ppm、より好ましくは0.001〜10ppm、および最も好ましくは0.002〜10ppmの範囲であってもよい。本発明のヘキソサミニダーゼは、少なくとも0.00001ppm、例えば少なくとも0.00002ppm、少なくとも0.0001ppm、少なくとも0.0002ppm、少なくとも0.0005ppm、少なくとも0.001ppm、少なくとも0.002mgppm、少なくとも0.005ppm、少なくとも0.01ppmまたは少なくとも0.02ppmに対応する量であってもよい。組成物は、少なくとも0.00008%、好ましくは少なくとも0.0000.1%、0.00002%、0.000.1%、0.0002%、0.001%、0.002%、0.003%、0.004%、0.005%、0.006%、0.008%、0.01%、0.02%、0.03%、0.05%、0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%または1.0%のヘキソサミニダーゼを含んでもよい。
好ましくは、ポリペプチドはN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性、例えばPNAGに対する活性を有する。一態様において、ポリペプチドは、モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含む。一態様において、ポリペプチドはN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性、例えばPNAGに対する活性を有し、かつモチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含む。一態様において、ポリペプチドは、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11に示されるポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する。
一態様において、ポリペプチドはN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性、例えばPNAGに対する活性を有し、かつモチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含み、ここでポリペプチドは、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11に示されるポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する。
一態様において、配列番号7または配列番号2の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、配列番号8または配列番号4の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、配列番号9または配列番号6の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、配列番号10または配列番号13の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、または配列番号11または配列番号15の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなるポリペプチド。
本組成物は、好ましくはクリーニング組成物、好ましくは洗濯用または食器洗浄用組成物である。本発明の一部の態様は、本発明のポリペプチドと補助成分とを含む組成物に関し、ここで補助成分は、
a)少なくとも1つのビルダー、
b)少なくとも1つの界面活性剤、および
少なくとも1つの漂白剤成分
から選択される。
本発明の一部の態様は、a)ヘキソサミニダーゼ活性を有する、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11からなる群から選択される1つ以上のポリペプチドまたはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドと、b)少なくとも1つの界面活性剤、好ましくは、アニオン性、ノニオン性および/またはカチオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1つの界面活性剤とを含むクリーニング組成物、例えば洗剤組成物に関する。
本発明の一部の態様は、
a)少なくとも0.01ppmの活性酵素ポリペプチドであって、酵素ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8または配列番号9またはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および
b)約2wt%〜約60wt%の界面活性剤または約5wt%〜約60wt%の界面活性剤
を含む洗剤組成物に関する。
本発明の一部の態様は、
a)少なくとも0.0001ppmの活性酵素ポリペプチドであって、酵素ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11またはそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および
b)約2wt%〜約60wt%の界面活性剤または約5wt%〜約60wt%の界面活性剤、約5wt%〜約60wt%の界面活性剤
を含む洗剤組成物に関する。
本組成物は、好ましくは、約2wt%〜約60wt%、約5wt%〜約50wt%、約5wt%〜約40wt%、約5wt%〜約30wt%、約5wt%〜約20wt%、約5wt%〜約10wt%のアニオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤を含む。界面活性剤は、上記に記載したとおりのノニオン性、アニオン性および/または両性界面活性剤の中から選択されてもよく、好ましくはアニオン性またはノニオン性界面活性剤が使用され、しかしまた両性界面活性剤が使用されてもよい。一般に、耐漂白剤性界面活性剤が好ましい。好ましいアニオン性界面活性剤は硫酸塩界面活性剤、詳細にはアルキルエーテル硫酸塩類、特にC9〜C15アルコールエーテル硫酸塩類、C12〜C15第一級アルコールエトキシレート、C8〜C16硫酸エステルおよびC10〜C14硫酸エステル類、例えば硫酸モノドデシルエステル類である。アニオン性界面活性剤の非限定的な例としては、硫酸塩類およびスルホン酸塩類、詳細には、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類(LAS)、LASの異性体、分枝状アルキルベンゼンスルホン酸塩類(BABS)、フェニルアルカンスルホン酸塩類、α−オレフィンスルホン酸塩類(AOS)、オレフィンスルホン酸塩類、アルケンスルホン酸塩類、アルカン−2,3−ジイルビス(硫酸塩類)、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類およびジスルホン酸塩類、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などのアルキル硫酸塩類(AS)、脂肪アルコール硫酸塩類(FAS)、第一級アルコール硫酸塩類(PAS)、アルコールエーテル硫酸塩類(AESまたはAEOSまたはFES、アルコールエトキシ硫酸塩類または脂肪アルコールエーテル硫酸塩類としても知られる)、第二級アルカンスルホン酸塩類(SAS)、パラフィンスルホン酸塩類(PS)、エステルスルホン酸塩類、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル類、メチルエステルスルホン酸塩(MES)を含めたα−スルホ脂肪酸メチルエステル類(α−SFMeまたはSES)、アルキルまたはアルケニルコハク酸、ドデセニル/テトラデセニルコハク酸(DTSA)、アミノ酸の脂肪酸誘導体、スルホコハク酸のジエステル類およびモノエステル類または脂肪酸塩(石鹸)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。アニオン性界面活性剤は、好ましくは塩の形態で洗剤に加えられる。これらの塩における好適なカチオンは、ナトリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩およびアンモニウム塩、例えば、(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩、ビス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩およびトリス(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩などのアルカリ金属イオンである。ノニオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルコールエトキシレート類(AEまたはAEO)、アルコールプロポキシレート類、プロポキシ化脂肪アルコール類(PFA)、エトキシ化および/またはプロポキシ化脂肪酸アルキルエステル類などのアルコキシ化脂肪酸アルキルエステル類、アルキルフェノールエトキシレート類(APE)、ノニルフェノールエトキシレート類(NPE)、アルキルポリグリコシド類(APG)、アルコキシ化アミン類、脂肪酸モノエタノールアミド類(FAM)、脂肪酸ジエタノールアミド類(FADA)、エトキシ化脂肪酸モノエタノールアミド類(EFAM)、プロポキシ化脂肪酸モノエタノールアミド類(PFAM)、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド類、またはグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(グルカミド類、GA、または脂肪酸グルカミド類、FAGA)、ならびに商標名SPANおよびTWEENで入手可能な製品、およびこれらの組み合わせが挙げられる。市販のノニオン性界面活性剤としては、BASFのPlurafac(商標)、Lutensol(商標)およびPluronic(商標)系列、CognisのDehypon(商標)シリーズおよびClariantのGenapol(商標)シリーズが挙げられる。
本発明の一部の態様において、本発明の洗剤組成物は、
a)少なくとも0.01ppmの活性酵素ポリペプチドであって、酵素ポリペプチドがテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、かつ配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11またはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、
b)約2wt%〜約60wt%の少なくとも1つの界面活性剤
を含む。
本発明の好ましい態様において、アニオン性/ノニオン性界面活性剤の比は1を上回り、すなわちアニオン性界面活性剤の含有量がノニオン性界面活性剤の量よりも多い。従って、本発明の一態様は、
a)少なくとも0.01ppmの活性酵素ポリペプチドであって、酵素ポリペプチドがテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、かつ配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11またはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、
b)約5wt%〜約50wt%のアニオン性界面活性剤、および
c)約1wt%〜約8wt%のノニオン性界面活性剤
を含む洗剤組成物に関する。
本発明のポリペプチドはまた、組成物中、例えば任意選択でビルダーを含む液体洗濯用組成物中、例えば、
a)少なくとも0.0001ppm、例えば0.01ppmの活性酵素ポリペプチドであって、酵素ポリペプチドがテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、かつ配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11またはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、
b)約2wt%〜約60wt%の少なくとも1つの界面活性剤、および任意選択で
c)約5wt%〜約50wt%の少なくとも1つのビルダー、例えば、炭酸塩類、ゼオライト類、リン酸塩ビルダー、カルシウム封鎖ビルダーまたは錯化剤
を含む液体洗濯用組成物中に配合されてもよい。
本組成物は少なくとも1つのビルダーを含み、ここでビルダーは、約0〜約65%wt%、約40wt%〜約65wt%、約20wt%〜約65wt%、約10wt%〜約50wt%または約5wt%〜約50wt%重量の量で添加され、ここでビルダーは、リン酸塩類、クエン酸ナトリウムビルダー、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ナトリウムおよびゼオライト類の中から選択される。
本発明の一態様は、
a)少なくとも0.0001ppmのポリペプチドであって、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、一方または両方のモチーフ[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)またはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)を含む、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11およびそれと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、およびヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および任意選択で
b)約2wt%〜約60wt%の少なくとも1つの界面活性剤、および任意選択で
c)約5wt%〜約50wt%の少なくとも1つのビルダー、および任意選択で
d)約1wt%〜約15wt%の少なくとも1つの漂白剤成分
を含むクリーニング組成物に関する。
界面活性剤は上記に記載されるもののいずれであってもよい。
ビルダーは、好ましくは、リン酸塩類、クエン酸ナトリウムビルダー、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム(ゼオライト)の中から選択される。好適なビルダーは、アルカリ金属またはリン酸アンモニウム類、ポリリン酸塩類、ホスホン酸塩類、ポリホスホン酸塩類、炭酸塩類、重炭酸塩類、ホウ酸塩類、クエン酸塩類、およびポリカルボン酸塩類である。クエン酸塩ビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩)はポリカルボン酸塩ビルダーである。クエン酸塩類は、ゼオライト、BRITESILタイプのようなケイ酸塩類、および/または積層ケイ酸塩ビルダーと組み合わせて使用することができる。ビルダーは、好ましくは約0〜65重量%、例えば約5重量%〜約50重量%の量で添加される。組成物中では、ビルダーのレベルは典型的には約40〜65重量%、特に約50〜65重量%、特に20重量%〜50重量%である。ビルダーおよび/またはコビルダーは、特に、CaおよびMgと水溶性錯体を形成するキレート剤であってもよい。クリーニング洗剤に用いられる当該技術分野において公知の任意のビルダーおよび/またはコビルダーを利用し得る。ビルダーの非限定的な例としては、ゼオライト類、二リン酸塩類(ピロリン酸塩類)、三リン酸ナトリウム(STPまたはSTPP)などの三リン酸塩類、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩類、メタケイ酸ナトリウムなどの可溶性ケイ酸塩類、積層ケイ酸塩類(例えば、HoechstのSKS−6)、および(カルボキシメチル)イヌリン(CMI)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。ビルダーのさらなる非限定的な例としては、クエン酸塩、キレーター、例えば、アミノカルボン酸塩類、アミノポリカルボン酸塩類およびホスホン酸塩類、およびアルキルまたはアルケニルコハク酸が挙げられる。さらなる具体的な例としては、2,2’,2”−ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、イミノジコハク酸(IDS)、エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(EDG)、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−モノプロピオン酸(ASMP)、イミノジコハク酸(IDA)、N−(スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)−アスパラギン酸(SEAS)、N−(スルホメチルグルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)−グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)およびN’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N,N’−三酢酸(HEDTA)、ジエタノールグリシン(DEG)、ならびにこれらの組み合わせおよび塩が挙げられる。
本明細書における使用に好適なホスホン酸塩類としては、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン酸)(EDTMPA)、ジエチレントリアミンペンタキス(メチレンホスホン酸)(DTMPAまたはDTPMPAまたはDTPMP)、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)(ATMPまたはNTMP)、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸(PBTC)、ヘキサメチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン酸)(HDTMP)が挙げられる。
本組成物はまた、0〜50重量%、例えば約5%〜約30%の洗剤コビルダーも含有し得る。
本組成物はコビルダーを単独で、またはビルダー、例えばゼオライトビルダーと組み合わせて含み得る。コビルダーの非限定的な例としては、ポリアクリレート類のホモポリマーまたはそのコポリマー、例えばポリ(アクリル酸)(PAA)またはコポリ(アクリル酸/マレイン酸)(PAA/PMA)またはポリアスパラギン酸が挙げられる。
さらなる例示的ビルダーおよび/またはコビルダーが、例えば、国際公開第09/102854号パンフレット、米国特許第5977053号明細書に記載されている。
好ましい一実施形態において、ビルダーは、クエン酸および/またはメチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)および/またはその塩などの非リン系ビルダーである。
本発明の一部の態様は、少なくとも1つの酵素ポリペプチドであって、酵素が、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11を有するポリペプチドまたはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドと、クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から選択される非リン酸塩ビルダーとを含む組成物に関する。
一態様において、本組成物は、
a)少なくとも0.0001ppm、例えば0.01ppmの活性酵素ポリペプチドであって、酵素ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11またはそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および
b)クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から選択される10〜50wt%のビルダー、および任意選択で
c)少なくとも1つの漂白剤成分
を含む、洗濯用組成物、自動食器洗浄用組成物(ADW)などの洗剤組成物である。
組成物は、重量基準で0〜30%、例えば重量基準(wt%)で約1%〜約20%、例えば約1%〜約10%、例えば約1%〜約5%、例えば約10%〜約30%、例えば約5%〜約10%または例えば約10%〜約20%の漂白系を含有し得る。クリーニング洗剤での使用が当該技術分野において公知の成分を含む任意の漂白系を利用し得る。好適な漂白系成分としては、過酸化水素供給源;過酸類供給源;および漂白触媒または増進剤が挙げられる。
過酸化水素供給源
好適な過酸化水素供給源は、過炭酸ナトリウム類および過ホウ酸ナトリウム類などのアルカリ金属塩類(通常は一水和物または四水和物)、および過酸化水素−尿素(1/1)を含め、無機過酸基塩類である。
過酸類供給源
過酸類は、(a)予め形成された過酸類として直接添合されてもよく、または(b)過酸化水素および漂白活性化剤から洗浄液中においてインサイチューで形成されてもよく(過加水分解)、または(c)過酸化水素ならびにペルヒドロラーゼおよび後者に好適な基質、例えばエステルから洗浄液中においてインサイチューで形成されてもよい。
a)好適な予め形成された過酸類としては、限定はされないが、ペルオキシカルボン酸、例えばペルオキシ安息香酸およびその環置換誘導体、ペルオキシ−α−ナフトエ酸、ペルオキシフタル酸、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)]、およびo−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸;脂肪族および芳香族ジペルオキシジカルボン酸、例えば、ジペルオキシドデカン二酸、ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、2−デシルジペルオキシブタン二酸、およびジペルオキシフタル酸、ジペルオキシイソフタル酸およびジペルオキシテレフタル酸;ペルイミド酸;ペルオキシ一硫酸;ペルオキシ二硫酸;ペルオキシリン酸;ペルオキシケイ酸;および前記化合物の混合物が挙げられる。挙げられる過酸類は、場合によっては、アルカリ金属塩(例えばOxone(登録商標))またはアルカリ土類金属塩など、好適な塩として添加するのが最良であり得ることが理解される。
b)好適な漂白活性化剤としては、エステル類、アミド類、イミド類、ニトリル類または無水物類のクラスに属するもの、および適切な場合にはその塩が挙げられる。好適な例は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、4−[(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)オキシ]ベンゼン−1−スルホン酸ナトリウム(ISONOBS)、4−(ドデカノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸ナトリウム(LOBS)、4−(デカノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸ナトリウム、4−(デカノイルオキシ)安息香酸(DOBA)、4−(ノナノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホン酸ナトリウム(NOBS)、および/または国際公開第98/17767号パンフレットに開示されるものである。目的の漂白活性化剤のファミリーが欧州特許第624154号明細書に開示されており、当該のファミリーの中では特に、アセチルクエン酸トリエチル(ATC)が好ましい。ATCまたはトリアセチンなどの短鎖トリグリセリドは、環境に優しいという利点がある。さらには、アセチルクエン酸トリエチルおよびトリアセチンは、保管時に製品中で良好な加水分解安定性を有し、効率的な漂白活性化剤である。最後に、ATCは過加水分解反応で放出されるクエン酸塩がビルダーとして機能し得るため、多機能性である。
漂白触媒および増進剤
漂白系はまた、漂白触媒または増進剤も含み得る。
本発明の組成物に使用し得る漂白触媒の一部の非限定的な例としては、シュウ酸マンガン、酢酸マンガン、マンガン−コラーゲン、コバルト−アミン触媒およびマンガントリアザシクロノナン(MnTACN)触媒が挙げられ;特に、1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me3−TACN)または1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me4−TACN)、特にMe3−TACNとのマンガン錯体、例えば複核マンガン錯体[(Me3−TACN)Mn(O)3Mn(Me3−TACN)](PF6)2、および[2,2’,2”−ニトリロトリス(エタン−1,2−ジイルアザニリリデン−κN−メタニリリデン)トリフェノラト−κ3O]マンガン(III)が好ましい。漂白触媒はまた、鉄またはコバルト錯体など、他の金属化合物であってもよい。
一部の実施形態において、過酸供給源が含まれる場合、以下の式のうちの1つを有する有機漂白触媒または漂白増進剤が使用されてもよい:
Figure 0006959259
(iii)およびこれらの混合物;式中、各R1は、独立に、9〜24個の炭素を含む分枝状アルキル基または11〜24個の炭素を含む直鎖状アルキル基であり、好ましくは各R1は、独立に、9〜18個の炭素を含む分枝状アルキル基または11〜18個の炭素を含む直鎖状アルキル基であり、より好ましくは各R1は、独立に、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、イソノニル、イソデシル、イソトリデシルおよびイソペンタデシルからなる群から選択される。他の例示的漂白系が、例えば国際公開第2007/087258号パンフレット、国際公開第2007/087244号パンフレット、国際公開第2007/087259号パンフレット、欧州特許第1867708号明細書(ビタミンK)および国際公開第2007/087242号パンフレットに記載されている。好適な光漂白剤は、例えばスルホン化亜鉛またはアルミニウムフタロシアニンであり得る。
本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチド、そのポリペプチドを含む組成物、例えば洗剤組成物、および生地などの物品のディープクリーニングへの本発明のポリペプチドを含む洗剤組成物の使用に関する。
従って、本発明の一部の態様は、
a)GXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)からなる群から選択される1つ以上のモチーフを任意選択で含む、少なくとも0.0001ppm、例えば0.001ppmのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドであって、酵素ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11およびそれと少なくとも60%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも80%または例えば少なくとも90%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および任意選択で
b)クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から好ましくは選択される約10wt%〜約50wt%のビルダー、および任意選択で
c)LAS、AOS、AEOSなどのアニオン性界面活性剤および/またはAEまたはAEOなどのノニオン性界面活性剤から好ましくは選択される、約5wt%〜約50wt%の界面活性剤、および任意選択で
d)過炭酸塩類、過硫酸塩類および過酸類から好ましくは選択される、少なくとも1つの漂白剤成分
を含むクリーニング組成物(compositon)、例えば洗剤組成物に関する。
従って、本発明の一部の態様は、
a)GXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)からなる群から選択される1つ以上のモチーフを任意選択で含む、少なくとも0.0001ppm、例えば0.001ppmのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドであって、酵素ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11およびそれと少なくとも60%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも80%または例えば少なくとも90%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および任意選択で
b)クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から好ましくは選択される約10wt%〜約50wt%のビルダー、および任意選択で
c)LAS、AOS、AEOSなどのアニオン性界面活性剤および/またはAEまたはAEOなどのノニオン性界面活性剤から好ましくは選択される、約5wt%〜約50wt%の界面活性剤、および任意選択で
d)過炭酸塩類、過硫酸塩類および過酸類から好ましくは選択される、少なくとも1つの漂白剤成分
を含む洗剤組成物に関する。
従って、本発明の一部の態様は、
a)GXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)からなる群から選択される1つ以上のモチーフを任意選択で含む、少なくとも0.0001ppm、例えば0.001ppmのテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドであって、酵素ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11およびそれと少なくとも60%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも80%または例えば少なくとも90%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、および任意選択で
b)クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から好ましくは選択される約10wt%〜約50wt%のビルダー、および任意選択で
c)LAS、AOS、AEOSなどのアニオン性界面活性剤および/またはAEまたはAEOなどのノニオン性界面活性剤から好ましくは選択される、約5wt%〜約50wt%の界面活性剤、および任意選択で
d)少なくとも1つの漂白剤成分であって、漂白剤が過酸化物であり、および漂白触媒がマンガン化合物であり、ここで酸素漂白剤が好ましくは過炭酸塩であり、およびマンガン触媒が好ましくは1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナンまたは酢酸マンガン(III)四水和物(MnTACN)である、漂白剤成分
を含む洗剤組成物に関する。
一態様は、上記に記載したとおりの組成物の、生地などの物品のディープクリーニングへの使用に関する。
ヘキソサミニダーゼ活性を有する本発明のポリペプチドは、硬質表面、生地および/または布地などの物品のディープクリーニングに用いられ得る。本発明の一部の態様において、本発明のポリペプチド、例えば、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号13および配列番号15の成熟型ポリペプチドまたは配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11を有する成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも80%または例えば少なくとも90%の配列同一性を有するポリペプチドはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性を有し、一部の態様においてヘキソサミニダーゼ活性はβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性であり、および本発明のポリペプチドはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)である。
本発明の一態様は、ヘキソサミニダーゼ活性、好ましくはN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性を有する、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの、洗濯および/または食器洗浄などのクリーニング作業における使用に関する。
本発明の一態様は、モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチドの使用に関する。
本発明の一態様は、ヘキソサミニダーゼ活性、好ましくはN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性を有する、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの、洗濯および/または食器洗浄などのクリーニング作業における使用に関し、ここでポリペプチドは、モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含む。
本発明の一態様は、モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)の一方または両方を例えば含む、ヘキソサミニダーゼ活性を有する、および配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%または95%の配列同一性を有するポリペプチドである、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの、物品のディープクリーニングへの使用に関し、ここで物品は生地である。本発明の一態様において、ヘキソサミニダーゼ活性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドは、物品の粘着性を防止、低減または除去するために使用される。本発明の一態様において、ヘキソサミニダーゼ活性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドはさらに、生地などの生地の染みの前処理に使用することができる。
本発明の一態様は、洗浄サイクルの間の汚れの再沈着を防止、低減または除去するための、ヘキソサミニダーゼ活性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの使用に関する。
さらに、本発明の一態様は、物品への汚れの付着を防止、低減または除去するための、ヘキソサミニダーゼ活性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの使用に関する。一実施形態において、物品は生地である。物品に汚れが付着しないとき、物品はより清潔に見える。従って、本発明はさらに、物品の白色度を維持または改善するための、ヘキソサミニダーゼ活性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの使用に関する。
Tシャツまたはスポーツウエアなどの品目を使用する場合、これらの品目は、使用者の身体や、それらが用いられるその他の環境からの細菌に曝露される。これによって、品目を洗浄した後も、その品目の悪臭が生じ得る。従って、本発明は、生地に付いた悪臭の除去または低減にも関する。この悪臭は、不快な臭いを有する化合物を生成する細菌に起因し得る。こうした不快な臭いがする化合物の一例は、E−2−ノネナールである。悪臭は、まだ濡れている新しく洗浄した生地に存在し得る。あるいは、悪臭は、新しく洗浄し、後に乾燥させた生地にも存在し得る。また、悪臭は、洗浄後しばらく溜めておいた生地にも存在し得る。本発明は、濡れた、または乾いた生地からのE−2−ノネナールなどの悪臭の低減または除去にも関する。
本発明の一態様は、1つ以上のモチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)を例えば含む、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドであって、ヘキソサミニダーゼ活性、好ましくはN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性を有する、および配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11に示される成熟型ポリペプチドと60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドである、ポリペプチドの、
(i)物品の粘着性を防止、低減または除去するため;
(ii)物品の染みを前処理するため;
(iii)洗浄サイクル中の汚れの再沈着を防止、低減または除去するため;
(iv)物品への汚れの付着を防止、低減または除去するため;
(v)物品の白色度を維持または改善するため;
(vi)物品の悪臭を防止、低減または除去するため
の使用に関し、ここで物品は生地である。
本発明に記載のクリーニング組成物、例えば洗剤組成物は、少なくとも1つの補助成分、例えば洗剤補助剤を含んでもよく、洗剤補助成分は、上記に記載したような界面活性剤およびビルダーおよび/またはキレーターであってもよい。補助成分はまた、以下の凝集助剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素供給源、予め形成された過酸類、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再沈着防止剤、増白剤、制泡剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルダーおよびコビルダー、布地色相調整剤、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料のうちのいずれかであってもよい。
一実施形態において、洗剤補助成分はビルダーまたは泥汚れ除去/再沈着防止剤である。
一実施形態において、洗剤補助成分は酵素である。1つ以上の酵素は、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼおよびオキシダーゼからなる群から選択されてもよい。
配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11のポリペプチドを含むヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドまたはヘキソサミニダーゼ活性を有する、かつそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドに加えて、本発明のクリーニング組成物はセルラーゼをさらに含み得る。好適なセルラーゼとしては、細菌または真菌由来のものが挙げられる。化学的に修飾された、またはプロテインエンジニアリングを受けた突然変異体が含まれる。好適なセルラーゼとしては、バチルス属(Bacillus)、シュードモナス属(Pseudomonas)、フミコラ属(Humicola)、フザリウム属(Fusarium)、チエラビア属(Thielavia)、アクレモニウム属(Acremonium)のセルラーゼ、例えば、米国特許第4,435,307号明細書、米国特許第5,648,263号明細書、米国特許第5,691,178号明細書、米国特許第5,776,757号明細書および国際公開第89/09259号パンフレットに開示されるフミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリオフトラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)およびフザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)から産生される真菌セルラーゼが挙げられる。特に好適なセルラーゼは、色のケア上の利益があるアルカリ性または中性セルラーゼである。かかるセルラーゼの例は、欧州特許第0 495 257号明細書、欧州特許第0 531 372号明細書、国際公開第96/11262号パンフレット、国際公開第96/29397号パンフレット、国際公開第98/08940号パンフレットに記載されるセルラーゼである。他の例は、国際公開第94/07998号パンフレット、欧州特許第0 531 315号明細書、米国特許第5,457,046号明細書、米国特許第5,686,593号明細書、米国特許第5,763,254号明細書、国際公開第95/24471号パンフレット、国際公開第98/12307号パンフレットおよびPCT/DK98/00299号明細書に記載されるものなどのセルラーゼポリペプチドである。エンド−β−1,4−グルカナーゼ活性(EC3.2.1.4)を呈するセルラーゼの例は、国際公開第02/099091号パンフレットに記載されたものである。セルラーゼの他の例としては、国際公開第96/29397号パンフレットに記載されるファミリー45セルラーゼ、および特に、国際公開第02/099091号パンフレットの配列番号8において以下の位置:2、4、7、8、10、13、15、19、20、21、25、26、29、32、33、34、35、37、40、42、42a、43、44、48、53、54、55、58、59、63、64、65、66、67、70、72、76、79、80、82、84、86、88、90、91、93、95、95d、95h、95j、97、100、101、102、103、113、114、117、119、121、133、136、137、138、139、140a、141、143a、145、146、147、150e、150j、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160c、160e、160k、161、162、164、165、168、170、171、172、173、175、176、178、181、183、184、185、186、188、191、192、195、196、200、および/または20に対応する位置のうちの1つ以上に、好ましくはP19A、G20K、Q44K、N48E、Q119HまたはQ146Rの中から選択される置換、挿入および/または欠失を有するそのポリペプチドが挙げられる。市販のセルラーゼとしては、Celluzyme(商標)、CellucleanおよびCarezyme(商標)(Novozymes A/S)、Clazinase(商標)、およびPuradax HA(商標)(Genencor International Inc.)、およびKAC−500(B)(商標)(Kao Corporation)が挙げられる。
配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11を含むヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドまたはヘキソサミニダーゼ活性を有する、かつそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドに加えて、本発明のクリーニング組成物はプロテアーゼをさらに含み得る。好適なプロテアーゼとしては、細菌、真菌、植物、ウイルスまたは動物由来、例えば野菜または微生物由来のものが挙げられる。微生物由来が好ましい。化学的に修飾された、またはプロテインエンジニアリングを受けた突然変異体が含まれる。それは、セリンプロテアーゼなどのアルカリプロテアーゼまたはメタロプロテアーゼであってもよい。セリンプロテアーゼは、例えばトリプシンなど、S1ファミリーのもの、またはスブチリシンなど、S8ファミリーのものであってもよい。メタロプロテアーゼ類のプロテアーゼは例えば、例えばファミリーM4のサーモリシンまたはM5、M7またはM8ファミリーのものなど、他のメタロプロテアーゼであってもよい。用語「スブチラーゼ」は、Siezen et al.,Protein Engng.4(1991)719−737およびSiezen et al.Protein Science 6(1997)501−523に記載のセリンプロテアーゼのサブグループを指す。セリンプロテアーゼは、活性部位にセリンを有することによって特徴付けられるプロテアーゼのサブグループであり、これは基質と共有結合性付加物を形成する。スブチラーゼは6つの細区分、すなわち、スブチリシンファミリー、テルミターゼファミリー、プロテイナーゼKファミリー、ランチビオティックペプチダーゼファミリー、ケキシンファミリーおよびピロリシン(Pyrolysin)ファミリーに分けることができる。スブチラーゼの例は、米国特許第7262042号明細書および国際公開第09/021867号パンフレットに記載される、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、B.アルカロフィルス(B.alkalophilus)、B.スブチリス(B.subtilis)、B.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)およびバチルス・ギブソニイ(Bacillus gibsonii)などのバチルス属(Bacillus)に由来するもの、ならびに国際公開第89/06279号パンフレットに記載されるスブチリシンレンタス、スブチリシンNovo、スブチリシンCarlsberg、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、スブチリシンBPN’、スブチリシン309、スブチリシン147およびスブチリシン168および(国際公開第93/18140号パンフレット)に記載されるプロテアーゼPD138である。他の有用なプロテアーゼは、国際公開第92/175177号パンフレット、国際公開第01/016285号パンフレット、国際公開第02/026024号パンフレットおよび国際公開第02/016547号パンフレットに記載されるものであり得る。トリプシン様プロテアーゼの例は、トリプシン(例えばブタまたはウシ由来)ならびに国際公開第89/06270号パンフレット、国際公開第94/25583号パンフレットおよび国際公開第05/040372号パンフレットに記載されるフザリウム属(Fusarium)プロテアーゼ、ならびに国際公開第05/052161号パンフレットおよび国際公開第05/052146号パンフレットに記載されるセルロモナス属(Cellumonas)に由来するキモトリプシンプロテアーゼである。さらなる好ましいプロテアーゼは、例えば国際公開第95/23221号パンフレットに記載されるとおりのバチルス・レンタス(Bacillus lentus)DSM 5483のアルカリプロテアーゼ、ならびに国際公開第92/21760号パンフレット、国際公開第95/23221号パンフレット、欧州特許第1921147号明細書および欧州特許第1921148号明細書に記載されるその変異体である。メタロプロテアーゼの例は、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)に由来するものなど、国際公開第07/044993号パンフレット(Genencor Int.)に記載されるとおりの中性メタロプロテアーゼである。
有用なプロテアーゼの例は、国際公開第92/19729号パンフレット、国際公開第96/034946号パンフレット、国際公開第98/20115号パンフレット、国際公開第98/20116号パンフレット、国際公開第99/011768号パンフレット、国際公開第01/44452号パンフレット、国際公開第03/006602号パンフレット、国際公開第04/03186号パンフレット、国際公開第04/041979号パンフレット、国際公開第07/006305号パンフレット、国際公開第11/036263号パンフレット、国際公開第11/036264号パンフレットに記載される変異体、特に、国際公開第2016/001449号パンフレットの配列番号1と比較して以下の位置:3、4、9、15、24、27、42、55、59、60、66、74、85、96、97、98、99、100、101、102、104、116、118、121、126、127、128、154、156、157、158、161、164、176、179、182、185、188、189、193、198、199、200、203、206、211、212、216、218、226、229、230、239、246、255、256、268および269のうちの1つ以上に置換を有する変異体(これらの位置は国際公開第2016/001449号パンフレットの配列番号1に示されるバチルス・レンタス(Bacillus lentus)プロテアーゼの位置に対応する)である。より好ましいスブチラーゼ変異体は、突然変異:S3T、V4I、S9R、S9E、A15T、S24G、S24R、K27R、N42R、S55P、G59E、G59D、N60D、N60E、V66A、N74D、N85S、N85R,G96S、G96A、S97G、S97D、S97A、S97SD、S99E、S99D、S99G、S99M、S99N、S99R、S99H、S101A、V102I、V102Y、V102N、S104A、G116V、G116R、H118D、H118N、N120S、S126L、P127Q、S128A、S154D、A156E、G157D、G157P、S158E、Y161A、R164S、Q176E、N179E、S182E、Q185N、A188P、G189E、V193M、N198D、V199I、Y203W、S206G、L211Q、L211D、N212D、N212S、M216S、A226V、K229L、Q230H、Q239R、N246K、N255W、N255D、N255E、L256E、L256D T268AまたはR269Hのいずれかを含み得る。プロテアーゼ変異体は、好ましくは、国際公開第2016/001449号パンフレットの配列番号1に示されるバチルス・レンタス(Bacillus lentus)プロテアーゼの変異体(Savinase(登録商標))または国際公開第2016/001449号パンフレットの配列番号2に示されるバチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amylolichenifaciens)プロテアーゼ(BPN’)である。プロテアーゼ変異体は、好ましくは、国際公開第2016/001449号パンフレットの配列番号1または配列番号2と少なくとも80%の配列同一性を有する。
国際公開第2004/067737号パンフレットの配列番号1の171、173、175、179、または180位に対応する1つ以上の位置に置換を含むプロテアーゼ変異体、ここで前記プロテアーゼ変異体は、国際公開第2004/067737号パンフレットの配列番号1と75%以上100%未満の配列同一性を有する。
好適な市販のプロテアーゼ酵素としては、商標名Alcalase(登録商標)、Duralase(商標)、Durazym(商標)、Relase(登録商標)、Relase(登録商標)Ultra、Savinase(登録商標)、Savinase(登録商標)Ultra、Primase(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase(登録商標)Ultra、Ovozyme(登録商標)、Coronase(登録商標)、Coronase(登録商標)Ultra、Blaze(登録商標)、Blaze Evity(登録商標)100T、Blaze Evity(登録商標)125T、Blaze Evity(登録商標)150T、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)およびEsperase(登録商標)(Novozymes A/S)で販売されているもの、商標名Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、Purafect OxP(登録商標)、Puramax(登録商標)、FN2(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、Excellenz P1000(商標)、Excellenz P1250(商標)、Eraser(登録商標)、Preferenz P100(商標)、Purafect Prime(登録商標)、Preferenz P110(商標)、Effectenz P1000(商標)、Purafect(登録商標)(商標)、Effectenz P1050(商標)、Purafect Ox(登録商標)(商標)、Effectenz P2000(商標)、Purafast(登録商標)、Properase(登録商標)、Opticlean(登録商標)およびOptimase(登録商標)(Danisco/DuPont)、Axapem(商標)(Gist−Brocases N.V.)で販売されているもの、BLAP(米国特許第5352604号明細書の図29に示される配列)およびその変異体(Henkel AG)およびKaoのKAP(バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)スブチリシン)が挙げられる。
配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11のポリペプチドを含むヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドまたはヘキソサミニダーゼ活性を有する、かつそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドに加えて、本発明のクリーニング組成物は、細菌または真菌由来のものを含めたリパーゼおよびクチナーゼをさらに含み得る。化学的に修飾された、またはプロテインエンジニアリングを受けた突然変異酵素が含まれる。例としては、欧州特許第258068号明細書および欧州特許第305216号明細書に記載されるとおりのサーモミセス属(Thermomyces)、例えばT.ラヌギノスス(T.lanuginosus)(旧称フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa))のリパーゼ、フミコラ属(Humicola)、例えばH.インソレンス(H.insolens)のクチナーゼ(国際公開第96/13580号パンフレット)、シュードモナス属(Pseudomonas)(その一部は現在バークホルデリア属(Burkholderia)に改名されている)、例えばP.アルカリゲネス(P.alcaligenes)またはP.シュードアルカリゲネス(P.pseudoalcaligenes)(欧州特許第218272号明細書)、P.セパシア(P.cepacia)(欧州特許第331376号明細書)、P.sp.株SD705(国際公開第95/06720号パンフレットおよび国際公開第96/27002号パンフレット)、P.ウィスコンシネンシス(P.wisconsinensis)(国際公開第96/12012号パンフレット)の株のリパーゼ、GDSL型ストレプトミセス属(Streptomyces)リパーゼ(国際公開第10/065455号パンフレット)、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea)のクチナーゼ(国際公開第10/107560号パンフレット)、シュードモナス・メンドシナ(Pseudomonas mendocina)のクチナーゼ(米国特許第5,389,536号明細書)、サーモビフィダ・フスカ(Thermobifida fusca)のリパーゼ(国際公開第11/084412号パンフレット)、ゲオバチルス・ステアロサーモフィルス(Geobacillus stearothermophilus)リパーゼ(国際公開第11/084417号パンフレット)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)のリパーゼ(国際公開第11/084599号パンフレット)、およびストレプトミセス・グリセウス(Streptomyces griseus)(国際公開第11/150157号パンフレット)およびS.プリスチネスピラリス(S.pristinaespiralis)(国際公開第12/137147号パンフレット)のリパーゼが挙げられる。他の例は、欧州特許第407225号明細書、国際公開第92/05249号パンフレット、国際公開第94/01541号パンフレット、国際公開第94/25578号パンフレット、国際公開第95/14783号パンフレット、国際公開第95/30744号パンフレット、国際公開第95/35381号パンフレット、国際公開第95/22615号パンフレット、国際公開第96/00292号パンフレット、国際公開第97/04079号パンフレット、国際公開第97/07202号パンフレット、国際公開第00/34450号パンフレット、国際公開第00/60063号パンフレット、国際公開第01/92502号パンフレット、国際公開第07/87508号パンフレットおよび国際公開第09/109500号パンフレットに記載されるものなどのリパーゼポリペプチドである。好ましい市販のリパーゼ製品としては、Lipolase(商標)、Lipex(商標);Lipolex(商標)およびLipoclean(商標)(Novozymes A/S)、Lumafast(当初はGenencorから)およびLipomax(当初はGist−Brocadesから)が挙げられる。さらに他の例は、アシルトランスフェラーゼまたはペルヒドロラーゼと称されることもあるリパーゼ、例えばカンジダ・アンタルクティカ(Candida Antarctica)リパーゼAと相同性を有するアシルトランスフェラーゼ(国際公開第10/111143号パンフレット)、マイコバクテリウム・スメグマチス(Mycobacterium smegmatis)のアシルトランスフェラーゼ(国際公開第05/56782号パンフレット)、CE 7ファミリーのペルヒドロラーゼ(国際公開第09/67279号パンフレット)、およびM.スメグマチス(M.smegmatis)ペルヒドロラーゼのポリペプチド、詳細にはHuntsman Textile Effects Pte Ltdからの市販品Gentle Power Bleachに使用されているS54V変異体(国際公開第10/100028号パンフレット)である。
配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11を含むヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドまたはヘキソサミニダーゼ活性を有する、かつそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドに加えて、本発明のクリーニング組成物は、本発明のポリペプチドと共に使用し得るアミラーゼをさらに含み得る。アミラーゼはα−アミラーゼまたはグルコアミラーゼであってもよく、細菌または真菌由来であってもよい。化学的に修飾された、またはプロテインエンジニアリングを受けた突然変異体が含まれる。アミラーゼとしては、例えば、バチルス属(Bacillus)、例えば、英国特許第1,296,839号明細書にさらに詳細に記載されるバチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)の特殊な株から得られるα−アミラーゼが挙げられる。好適なアミラーゼとしては、国際公開第95/10603号パンフレットの配列番号3を有するアミラーゼまたはその配列番号3と90%の配列同一性を有するポリペプチドが挙げられる。好ましいポリペプチドは、国際公開第94/02597号パンフレット、国際公開第94/18314号パンフレット、国際公開第97/43424号パンフレットおよび国際公開第99/019467号パンフレットの配列番号4(例えば、以下の位置:15、23、105、106、124、128、133、154、156、178、179、181、188、190、197、201、202、207、208、209、211、243、264、304、305、391、408、および444のうちの1つ以上に置換を有するポリペプチド)に記載される。別の好適なアミラーゼとしては、国際公開第02/010355号パンフレットの配列番号6を有するアミラーゼまたは配列番号6と90%の配列同一性を有するそのポリペプチドが挙げられる。配列番号6の好ましいポリペプチドは、181および182位に欠失を有し、かつ193位に置換を有するものである。好適な他のアミラーゼは、国際公開第2006/066594号パンフレットの配列番号6に示されるB.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)に由来するα−アミラーゼの残基1〜33と、国際公開第2006/066594号パンフレットの配列番号4に示されるB.リケニフォルミス(B.licheniformis)α−アミラーゼの残基36〜483とを含むハイブリッドα−アミラーゼ、またはその90%の配列同一性を有するポリペプチドである。このハイブリッドα−アミラーゼの好ましいポリペプチドは、以下の位置:G48、T49、G107、H156、A181、N190、M197、I201、A209およびQ264のうちの1つ以上に置換、欠失または挿入を有するものである。国際公開第2006/066594号パンフレットの配列番号6に示されるB.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)に由来するα−アミラーゼの残基1〜33と、配列番号4の残基36〜483とを含むハイブリッドα−アミラーゼの最も好ましいポリペプチドは、置換:
M197T;
H156Y+A181T+N190F+A209V+Q264S;または
G48A+T49I+G107A+H156Y+A181T+N190F+I201F+A209V+Q264S
を有するものである。
好適なさらなるアミラーゼは、国際公開第99/019467号パンフレットの配列番号6を有するアミラーゼまたは配列番号6と90%の配列同一性を有するそのポリペプチドである。配列番号6の好ましいポリペプチドは、以下の位置:R181、G182、H183、G184、N195、I206、E212、E216およびK269のうちの1つ以上に置換、欠失または挿入を有するものである。特に好ましいアミラーゼは、位置R181およびG182、または位置H183およびG184に欠失を有するものである。使用し得るさらなるアミラーゼは、国際公開第96/023873号パンフレットの配列番号1、配列番号3、配列番号2または配列番号7を有するもの、または配列番号1、配列番号2、配列番号3または配列番号7と90%の配列同一性を有するそのポリペプチドである。配列番号1、配列番号2、配列番号3または配列番号7の好ましいポリペプチドは、以下の位置:140、181、182、183、184、195、206、212、243、260、269、304および476のうちの1つ以上に置換、欠失または挿入を有するものである。より好ましいポリペプチドは、位置181および182または位置183および184に欠失を有するものである。配列番号1、配列番号2または配列番号7の最も好ましいアミラーゼポリペプチドは、位置183および184に欠失を有し、かつ位置140、195、206、243、260、304および476のうちの1つ以上に置換を有するものである。使用し得る他のアミラーゼは、国際公開第08/153815号パンフレットの配列番号2、国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号10を有するアミラーゼ、または国際公開第08/153815号パンフレットの配列番号2と90%の配列同一性または国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号10と90%の配列同一性を有するそのポリペプチドである。国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号10の好ましいポリペプチドは、以下の位置:176、177、178、179、190、201、207、211および264のうちの1つ以上に置換、欠失または挿入を有するものである。
さらなる好適なアミラーゼは、国際公開第09/061380号パンフレットの配列番号2を有するアミラーゼまたはその配列番号2と90%の配列同一性を有するポリペプチドである。配列番号2の好ましいポリペプチドは、C末端のトランケーションおよび/または以下の位置:Q87、Q98、S125、N128、T131、T165、K178、R180、S181、T182、G183、M201、F202、N225、S243、N272、N282、Y305、R309、D319、Q320、Q359、K444およびG475のうちの1つ以上に置換、欠失または挿入を有するものである。配列番号2のより好ましいポリペプチドは、以下の位置のうちの1つ以上における置換:Q87E、R、Q98R、S125A、N128C、T131I、T165I、K178L、T182G、M201L、F202Y、N225E、R、N272E、R、S243Q、A、E、D、Y305R、R309A、Q320R、Q359E、K444EおよびG475Kおよび/または位置R180および/またはS181における、またはT182および/またはG183の欠失を有するものである。配列番号2の最も好ましいアミラーゼポリペプチドは、置換:
N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K;
N128C+K178L+T182G+F202Y+Y305R+D319T+G475K;
S125A+N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K;または
S125A+N128C+T131I+T165I+K178L+T182G+Y305R+G475K
を有するものであり、ここでポリペプチドはC末端がトランケートされており、および任意選択で位置243に置換および/または位置180および/または位置181に欠失をさらに含む。
他の好適なアミラーゼは、国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号12を有するα−アミラーゼまたは配列番号12と少なくとも90%の配列同一性を有する変異体である。好ましいアミラーゼポリペプチドは、国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号12の以下の位置:R28、R118、N174;R181、G182、D183、G184、G186、W189、N195、M202、Y298、N299、K302、S303、N306、R310、N314;R320、H324、E345、Y396、R400、W439、R444、N445、K446、Q449、R458、N471、N484のうちの1つ以上に置換、欠失または挿入を有するものである。特に好ましいアミラーゼとしては、D183およびG184の欠失を有し、かつ置換R118K、N195F、R320KおよびR458Kを有するポリペプチド、および群:M9、G149、G182、G186、M202、T257、Y295、N299、M323、E345およびA339から選択される1つ以上の位置に置換をさらに有する変異体、最も好ましくはこれらの位置の全てに置換をさらに有する変異体が挙げられる。
他の例は、国際公開第2011/098531号パンフレット、国際公開第2013/001078号パンフレットおよび国際公開第2013/001087号パンフレットに記載されるものなどのアミラーゼポリペプチドである。
市販のアミラーゼは、Duramyl(商標)、Termamyl(商標)、Fungamyl(商標)、Stainzyme(商標)、Stainzyme Plus(商標)、Natalase(商標)、Liquozyme XおよびBAN(商標)(Novozymes A/Sから)、およびRapidase(商標)、Purastar(商標)/Effectenz(商標)、PoweraseおよびPreferenz S100(Genencor International Inc./DuPontから)である。
配列番号7、配列番号8、配列番号9のポリペプチドを含むヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド、またはヘキソサミニダーゼ活性を有する、かつそれと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドに加えて、本発明のクリーニング組成物は、植物、細菌または真菌由来のものを含めたペルオキシダーゼ/オキシダーゼをさらに含み得る。化学的に修飾された、またはプロテインエンジニアリングを受けた突然変異体が含まれる。有用なペルオキシダーゼの例としては、コプリナス属(Coprinus)、例えば、C.シネレウス(C.cinereus)のペルオキシダーゼ、および国際公開第93/24618号パンフレット、国際公開第95/10602号パンフレット、および国際公開第98/15257号パンフレットに記載されるものなどのそのポリペプチドが挙げられる。市販のペルオキシダーゼとしては、Guardzyme(商標)(Novozymes A/S)が挙げられる。
クリーニング組成物酵素は、例えば、1つ以上の酵素を含有する別個の添加剤を添加することによるか、またはこれらの酵素を含む混合添加剤を添加することにより洗剤組成物中に含まれてもよい。本発明の洗剤添加剤、すなわち別個の添加剤または混合添加剤は、例えば、顆粒、液体、スラリー等として配合することができる。好ましい洗剤添加剤配合物は顆粒、詳細には無粉塵性顆粒、液体、詳細には安定化液体、またはスラリーである。
無粉塵性顆粒は、例えば米国特許第4,106,991号明細書および同第4,661,452号明細書に開示されるとおり作製されてもよく、および任意選択で、当該技術分野において公知の方法によりコーティングされてもよい。ワックス状コーティング材の例は、平均モル重量が1000〜20000のポリ(エチレンオキシド)生成物(ポリエチレングリコール、PEG);16〜50エチレンオキシド単位を有するエトキシ化ノニルフェノール類;アルコールが12〜20個の炭素原子を含有し、かつ15〜80エチレンオキシド単位があるエトキシ化脂肪アルコール類;脂肪アルコール類;脂肪酸類;ならびに脂肪酸のモノおよびジおよびトリグリセリド類である。流動床技術による塗布に好適な皮膜形成コーティング材の例が、英国特許第1483591号明細書に提供される。液体酵素調製物は、例えば、確立された方法に従いプロピレングリコールなどのポリオール、糖または糖アルコール、乳酸またはホウ酸を添加することにより安定化させてもよい。欧州特許第238,216号明細書に記載される方法に従い保護酵素が調製されてもよい。
本発明の洗剤組成物はまた、0〜10重量%、例えば0.5〜5%、2〜5%、0.5〜2%または0.2〜1%のポリマーも含有し得る。洗剤への使用が当該技術分野において公知の任意のポリマーを利用し得る。ポリマーは、上述のとおりのコビルダーとして機能してもよく、または再沈着の防止、繊維の保護、汚れ落ち性、移染防止、油脂分除去および/または消泡特性を提供してもよい。一部のポリマーは、上述の特性のうちの2つ以上および/または以下に挙げるモチーフのうちの2つ以上を有し得る。例示的ポリマーとしては、(カルボキシメチル)セルロース(CMC)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)、ポリ(エチレングリコール)またはポリ(エチレンオキシド)(PEG)、エトキシ化ポリ(エチレンイミン)、(カルボキシメチル)イヌリン(CMI)、およびポリカルボン酸塩類、例えば、PAA、PAA/PMA、ポリアスパラギン酸、およびメタクリル酸ラウリル/アクリル酸共重合体、疎水的に改質されたCMC(HM−CMC)およびシリコーン類、テレフタル酸とオリゴマーグリコール類との共重合体、ポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(オキシエテンテレフタレート)(poly(oxyethene terephthalate))との共重合体(PET−POET)、PVP、ポリ(ビニルイミダゾール)(PVI)、ポリ(ビニルピリジン−N−酸化物)(PVPOまたはPVPNO)およびポリビニルピロリドン−ビニルイミダゾール(PVPVI)が挙げられる。さらなる例示的ポリマーとしては、スルホン化ポリカルボン酸塩類、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシド(PEO−PPO)およびジクオタニウムエトキシ硫酸塩が挙げられる。他の例示的ポリマーが、例えば国際公開第2006/130575号パンフレットに開示されている。上述のポリマーの塩もまた企図される。
本発明のクリーニング組成物はまた、染料または顔料などの布地色相調整剤を含んでもよく、これは洗剤組成物に配合されると、前記洗剤組成物を含む洗浄液に布地が接触したときに前記布地に染着し、ひいては可視光の吸収/反射を用いて前記布地の色合いを変えることができる。蛍光増白剤は、紫外線に曝されると少なくとも一部の可視光を放つ。対照的に、布地色相調整剤は可視光スペクトルの少なくとも一部を吸収することに伴い表面の色合いを変える。好適な布地色相調整剤としては染料および染料−粘土複合体が挙げられ、また顔料も含み得る。好適な染料としては、小分子染料およびポリマー染料が挙げられる。好適な小分子染料としては、例えば、国際公開第2005/03274号パンフレット、国際公開第2005/03275号パンフレット、国際公開第2005/03276号パンフレットおよび欧州特許第1876226号明細書(本明細書によって参照により援用される)に記載されるとおりの、ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレットおよびベーシックレッドのカラーインデックス(C.I.)分類に入る染料、またはこれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。本洗剤組成物は、好ましくは、約0.00003wt%〜約0.2wt%、約0.00008wt%〜約0.05wt%、またはさらには約0.0001wt%〜約0.04wt%の布地色相調整剤を含む。本組成物は0.0001wt%〜0.2wt%の布地色相調整剤を含んでもよく、これは特に、組成物が単位用量パウチの形態であるとき好ましいものであり得る。好適な色相調整剤はまた、例えば国際公開第2007/087257号パンフレットおよび国際公開第2007/087243号パンフレットにも開示されている。
本組成物はさらに、重量基準で0〜10%、例えば重量基準で0〜5%、例えば約0.5〜約5%、または約3%〜約5%のヒドロトロープも含有し得る。洗剤への使用が当該技術分野において公知の任意のヒドロトロープを利用し得る。ヒドロトロープの非限定的な例としては、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム(STS)、キシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)、クメンスルホン酸ナトリウム(SCS)、シメンスルホン酸ナトリウム、アミンオキシド類、アルコール類およびポリグリコールエーテル類、ヒドロキシナフトエ酸ナトリウム、ヒドロキシナフタレンスルホン酸ナトリウム、エチルヘキシル硫酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明のクリーニング組成物はまた、分散剤も含有することができる。詳細には、粉末洗剤が分散剤を含み得る。好適な水溶性有機材料としては、ホモポリマー酸またはコポリマー酸またはこれらの塩が挙げられ、ここではポリカルボン酸が、互いに2個以下の炭素原子によって分離された少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。好適な分散剤は、例えば、Powdered Detergents,Surfactant science series volume 71,Marcel Dekker,Inc.に記載されている。
クリーニング組成物はまた、1つ以上の移染防止剤も含み得る。好適なポリマー移染防止剤としては、限定はされないが、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミン−N−酸化物ポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体、ポリビニルオキサゾリドン類(polyvinyloxazolidones)およびポリビニルイミダゾール類またはこれらの混合物が挙げられる。主題の組成物中に存在するとき、移染防止剤は、組成物の重量基準で約0.0001%〜約10%、約0.01%〜約5%またはさらには約0.1%〜約3%のレベルで存在し得る。
クリーニング組成物は、好ましくはまた、蛍光増白剤または光学的明色化剤など、クリーニング下の物品の色合いを調整し得るさらなる成分も含有し得る。存在する場合、明色化剤は好ましくは約0.01%〜約0.5%のレベルである。洗濯用組成物中には、洗濯洗剤組成物への使用に好適な任意の蛍光増白剤を使用することができる。最も一般的に用いられる蛍光増白剤は、ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体、ジアリールピラゾリン誘導体およびビフェニルジスチリル誘導体のクラスに属するものである。ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体タイプの蛍光増白剤の例としては、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−ジエタノールアミノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸、4,4’−ビス[(4,6−ジアニリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸、4,4’−ビス{4−アニリノ−6−[メチル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−s−トリアジン−2−イルアミノ}スチルベン−2,2’−ジスルホン酸、4,4’−ビス(4−フェニル−1,2,3−トリアゾール−2−イル)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸のナトリウム塩および5−(2H−ナフト[1,2−d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−2−[(E)−2−フェニルビニル]ベンゼンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。好ましい蛍光増白剤は、BASFから入手可能なTinopal DMSおよびTinopal CBSである。Tinopal DMSは、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−スルホン酸のジナトリウム塩である。Tinopal CBSは、2,2’−[ビフェニル−4,4’−ジ(2,1−エテンジイル)]ジベンゼン−1−スルホン酸のジナトリウム塩である。また、Paramount Minerals and Chemicals、Mumbai、インドが供給する市販のParawhite KXも好ましい。使用に好適な他の蛍光剤としては、1−3−ジアリールピラゾリン類および7−アルキルアミノクマリン類が挙げられる。
好適な蛍光明色化剤レベルとしては、約0.01、0.05、約0.1またはさらには約0.2%の低レベルから0.5またはさらには0.75wt%に至るまでの高レベルが挙げられる。
クリーニング組成物はまた、綿およびポリエステル系の布地など、布地から汚れを除去する、詳細にはポリエステル系の布地から疎水性の汚れを除去する助けとなる1つ以上の汚れ遊離ポリマーも含み得る。汚れ遊離ポリマーは、例えばノニオン性またはアニオン性テレフタル酸系ポリマー、ポリビニルカプロラクタムおよび関連する共重合体、ビニルグラフト共重合体またはポリエステルポリアミド類であってもよい;例えば、Powdered Detergents,Surfactant science series volume 71,Marcel Dekker,Inc.のChapter 7を参照のこと。別のタイプの汚れ遊離ポリマーは、コア構造と、当該のコア構造に付加された複数のアルコキシレート基とを含む両親媒性アルコキシ化油脂分除去ポリマーである。コア構造は、国際公開第2009/087523号パンフレット(本明細書によって参照により援用される)に詳細に記載されるとおり、ポリアルキレンイミン構造またはポリアルカノールアミン構造を含み得る。さらには、ランダムグラフト共重合体が好適な汚れ遊離ポリマーである。好適なグラフト共重合体が、国際公開第2007/138054号パンフレット、国際公開第2006/108856号パンフレットおよび国際公開第2006/113314号パンフレット(本明細書によって参照により援用される)にさらに詳細に記載されている。他の汚れ遊離ポリマーは、置換多糖構造、特に変性セルロース誘導体などの置換セルロース系構造、例えば、欧州特許第1867808号明細書または国際公開第2003/040279号パンフレット(両方ともに本明細書によって参照により援用される)に記載されるものなどである。好適なセルロース系ポリマーとしては、セルロース、セルロースエーテル類、セルロースエステル類、セルロースアミド類およびこれらの混合物が挙げられる。好適なセルロース系ポリマーとしては、アニオン変性セルロース、ノニオン変性セルロース、カチオン変性セルロース、両性イオン変性セルロース、およびこれらの混合物が挙げられる。
クリーニング組成物はまた、(カルボキシメチル)セルロース(CMC)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、アクリル酸のホモポリマー、アクリル酸とマレイン酸との共重合体、およびエトキシ化ポリエチレンイミン類などの1つ以上の再沈着防止剤も含み得る。上記の汚れ遊離ポリマーについて記載したセルロース系ポリマーもまた、再沈着防止剤として機能し得る。
クリーニング組成物はまた、1つ以上の補助材料も含有し得る。好適な補助材料としては、限定はされないが、防縮剤、しわ防止剤、殺菌剤、結合剤、キャリア、染料、酵素安定剤、布地柔軟剤、充填剤、泡調整剤、ヒドロトロープ、香料、顔料、制泡剤(sod suppressor)、溶媒、および液体洗剤用の構造化剤および/または構造弾性化剤が挙げられる。
クリーニング組成物は任意の好都合な形態、例えば、バー、均一錠剤、2層以上を有する錠剤、1つ以上の区画を有するパウチ、普通の、または圧縮した粉末、顆粒、ペースト、ゲル、または普通の、圧縮した、または濃縮した溶液であってもよい。
パウチは単区画または多区画として構成することができる。パウチは、例えば水との接触前に組成物がパウチから放出されるのを許容しない、組成物の保持に好適な任意の形態、形状および材料であってもよい。パウチは、内部容積を囲い込む水溶性フィルムで作られる。前記内部容積はパウチの区画に分割することができる。好ましいフィルムはポリマー材料、好ましくはフィルム状またはシート状に形成されるポリマーである。好ましいポリマー、そのコポリマーまたは誘導体は、ポリアクリレート類、および水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムデキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類、最も好ましくはポリビニルアルコールコポリマー類、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)が選択される。好ましくは、フィルム中のポリマー、例えばPVAのレベルは少なくとも約60%である。好ましい平均分子量は典型的には約20,000〜約150,000となり得る。フィルムはまた、ポリラクチドおよびポリビニルアルコールなどの加水分解で分解可能な水溶性ポリマーブレンド(MonoSol LLC、Indiana、USAによって販売されているとおりの商品名M8630で知られる)+グリセロール、エチレングリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびこれらの混合物などの可塑剤などを含むブレンド組成物であってもよい。パウチは、水溶性フィルムで隔てられた固体の洗濯クリーニング組成物または一部の成分および/または液体のクリーニング組成物または一部の成分を含むことができる。液体成分用の区画は固体を入れる区画と組成が異なり得る:米国特許出願公開第2009/0011970 A1号明細書。
洗剤原料は、水に溶解可能なパウチ内の区画によって、または錠剤の種々の層に互いに物理的に隔てられてもよい。それにより成分間における保管時の負の相互作用を回避することができる。区画の各々の溶解プロファイルを異ならせることによってもまた、洗浄溶液中の選択の成分の溶解に遅延を生じさせることができる。
単位用量に分かれていない液体またはゲル洗剤は、水性であって、典型的には20重量%以上95%以下の水、例えば約70%以下の水、約65%以下の水、約55%以下の水、約45%の水、約35%以下の水を含有してもよい。水性液体またはゲル中には、限定なしに、アルカノール類、アミン類、ジオール類、エーテル類およびポリオール類を含めた他のタイプの液体が含まれてもよい。水性液体またはゲル洗剤は0〜30%の有機溶媒を含有し得る。
本発明はまた、家庭での洗濯洗浄および工業的洗濯洗浄など、生地および布地の洗濯における、本発明に係るポリペプチドまたはその組成物の使用方法にも関する。
本発明の一態様は、
a)配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11に示されるポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドを含む洗浄液に物品を曝露する、または請求項1〜14のいずれか一項に記載の洗剤組成物に物品を曝露する;
b)少なくとも1つの洗浄サイクルを完了すること;および
任意選択で物品をすすぐこと
を含む物品の洗濯方法に関し、ここで物品は生地である。
本発明はまた、床、机、壁、屋根等の硬質表面ならびに車(洗車)および食器(食器洗浄)など、硬質物体の表面のクリーニングにおける、本発明に係るポリペプチドまたはその組成物の使用方法にも関する。
本発明のポリペプチドはクリーニング組成物に添加され、ひいてはその一成分になり得る。本発明の一態様は、GXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)からなる群から選択される1つ以上のモチーフを任意選択で含む、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドであって、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11およびそれと少なくとも60%の配列同一性を有するヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドの、洗濯および/または硬質表面クリーニングなどのクリーニング作業における使用に関する。
従って、本発明の一態様は、GXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)からなる群から選択される1つ以上のモチーフを任意選択で含む、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドであって、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11および少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドの、洗濯および/または硬質表面クリーニングなどのクリーニング作業における使用に関し、およびこのポリペプチドは、参照酵素と比べてディープクリーニング特性が向上している。
クリーニング作業または生地の手入れ作業は、例えば、洗濯作業、食器洗い作業、または浴室のタイル、床、机の天板、排水管、流し台および洗面台などの硬質表面のクリーニングであり得る。洗濯作業は、例えば家庭での洗濯であり得るが、しかしまた工業的洗濯であってもよい。さらに、本発明は布地および/または衣類の洗濯方法に関し、ここでこの方法は、クリーニング組成物と、少なくとも1つの本発明のポリペプチドとを含有する洗浄溶液で布地を処理することを含む。クリーニング作業または生地の手入れ作業は、例えば機械洗い作業で、または手洗い作業で行われ得る。洗浄溶液は、例えば、洗剤組成物を含有する水性洗浄溶液であり得る。
従って、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードに含まれるポリペプチドは、洗剤組成物などの界面活性剤を含む組成物中において特に有用であり、および本発明のポリペプチドは、好ましくは洗濯および食器洗浄などのクリーニング作業において用いられ得る。
一部の態様において、本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有する、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号2の成熟型ポリペプチドとの配列同一性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドに関する。一態様において、本ポリペプチドは、配列番号7に示される成熟型ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個だけ異なる。
一部の態様において、本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有する、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号4の成熟型ポリペプチドとの配列同一性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドに関する。一態様において、本ポリペプチドは、配列番号8に示される成熟型ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個だけ異なる。
一部の態様において、本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有する、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号6の成熟型ポリペプチドとの配列同一性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドに関する。一態様において、本ポリペプチドは、配列番号9に示される成熟型ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個だけ異なる。
一部の態様において、本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有する、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号13の成熟型ポリペプチドとの配列同一性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドに関する。一態様において、本ポリペプチドは、配列番号10に示される成熟型ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個だけ異なる。
一部の態様において、本発明は、ヘキソサミニダーゼ活性を有する、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号14の成熟型ポリペプチドとの配列同一性を有するテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドに関する。一態様において、本ポリペプチドは、配列番号11に示される成熟型ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個だけ異なる。
一実施形態において、ポリペプチドは、単離されている。本発明のポリペプチドは、配列番号7のアミノ酸配列もしくはその対立遺伝子変異体を含むか、または、これから構成されることが好ましく;あるいは、ヘキソサミニダーゼ活性を有するその断片である。別の態様では、ポリペプチドは、配列番号2の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。他の態様において、ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸1〜324を含むか、または、これから構成される。
ある実施形態において、ポリペプチドは単離されている。本発明のポリペプチドは、好ましくは、配列番号8のアミノ酸配列またはその対立遺伝子変異体を含む、またはそれからなるか;またはヘキソサミニダーゼ活性を有するその断片である。別の態様において、ポリペプチドは配列番号4の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる。別の態様において、ポリペプチドは配列番号4のアミノ酸1〜324を含む、またはそれからなる。
ある実施形態において、ポリペプチドは単離されている。本発明のポリペプチドは、好ましくは、配列番号9のアミノ酸配列またはその対立遺伝子変異体を含む、またはそれからなるか;またはヘキソサミニダーゼ活性を有するその断片である。別の態様において、ポリペプチドは配列番号6の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる。別の態様において、ポリペプチドは配列番号6のアミノ酸1〜324を含む、またはそれからなる。
ある実施形態において、ポリペプチドは単離されている。本発明のポリペプチドは、好ましくは、配列番号10のアミノ酸配列またはその対立遺伝子変異体を含む、またはそれからなるか;またはヘキソサミニダーゼ活性を有するその断片である。別の態様において、ポリペプチドは配列番号13の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる。別の態様において、ポリペプチドは配列番号13のアミノ酸1〜324を含む、またはそれからなる。
ある実施形態において、ポリペプチドは単離されている。本発明のポリペプチドは、好ましくは、配列番号11のアミノ酸配列またはその対立遺伝子変異体を含む、またはそれからなるか;またはヘキソサミニダーゼ活性を有するその断片である。別の態様において、ポリペプチドは配列番号15の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる。別の態様において、ポリペプチドは配列番号15のアミノ酸1〜324を含む、またはそれからなる。
別の実施形態において、本発明は、極めて低いストリンジェンシー条件下、低いストリンジェンシー条件下、中程度のストリンジェンシー条件下、中程度〜高いストリンジェンシー条件下、高いストリンジェンシー条件下、または極めて高いストリンジェンシー条件下で、(i)配列番号1、3、5、12または14の成熟型ポリペプチドコード配列または(ii)(i)の完全長相補体とハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する(Sambrook et al.,1989,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2d edition,Cold Spring Harbor,New York)。ある実施形態において、ポリペプチドは単離されている。
配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号12もしくは配列番号14のポリヌクレオチドまたはそのサブ配列、ならびに、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号13、配列番号15の成熟型ポリペプチドもしくはその断片は、技術分野において周知である方法に従って、異なる属もしくは種の系統からヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNAを同定およびクローン化するために核酸プローブの設計に用いられ得る。このようなプローブは、標準的なサザンブロッティング法の後に、含まれる対応する遺伝子を同定および単離するために、対象の細胞のゲノムDNAもしくはcDNAとのハイブリーダイゼーションに用いられることが可能である。このようなプローブは配列全体よりもかなり短いことが可能であるが、例えば、長さが少なくとも25、少なくとも35または少なくとも70ヌクレオチドと少なくとも15ヌクレオチドであるべきである。好ましくは、核酸プローブは、例えば、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも400ヌクレオチド、少なくとも500ヌクレオチド、少なくとも600ヌクレオチド、少なくとも700ヌクレオチド、少なくとも800ヌクレオチドまたは少なくとも900ヌクレオチドの長さといった、少なくとも100ヌクレオチドの長さである。DNAおよびRNAプローブの両方が用いられることが可能である。プローブは、典型的には、対応する遺伝子を検出するために標識化される(例えば、32P、H、35S、ビオチンまたはアビジンで)。このようなプローブは本発明によって包含される。
このような他の系統から調製したゲノムDNAもしくはcDNAライブラリは、上記のプローブとハイブリダイズし、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNAについてスクリーニングされ得る。このような他の系統由来のゲノムまたは他のDNAは、アガロースもしくはポリアクリルアミドゲル電気泳動、または、他の分離技術によって分離され得る。これらのライブラリからのDNAまたは分離されたDNAが、ニトロセルロースもしくは他の好適なキャリア材料に移され固定化され得る。配列番号1、3、4、12もしくは14またはそのサブ配列とハイブリダイズするクローンもしくはDNAを同定するために、キャリア材料がサザンブロッティングに用いられる。
本発明の目的上、ハイブリダイゼーションとは、ポリヌクレオチドが(i)配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号12または配列番号14;(ii)配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号12または配列番号14の成熟型ポリペプチドコード配列;(iii)その完全長相補体;または(iv)その部分配列に対応する標識核酸プローブに;極めて低い〜極めて高いストリンジェンシー条件下でハイブリダイズすることを指す。これらの条件下で核酸プローブがハイブリダイズする分子は、例えばX線フィルムまたは当該技術分野において公知の任意の他の検出手段を用いて検出することができる。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号1の成熟型ポリペプチドコード配列との配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する。さらなる実施形態において、ポリペプチドは単離されている。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号3の成熟型ポリペプチドコード配列との配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する。さらなる実施形態において、ポリペプチドは単離されている。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号5の成熟型ポリペプチドコード配列との配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する。さらなる実施形態において、ポリペプチドは単離されている。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号12の成熟型ポリペプチドコード配列との配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する。さらなる実施形態において、ポリペプチドは単離されている。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも60%、例えば、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%の配列番号14の成熟型ポリペプチドコード配列との配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに関する。さらなる実施形態において、ポリペプチドは単離されている。
別の実施形態では、本発明は、1つまたは複数(例えば、数個)の位置に置換、欠失および/または挿入を含む、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号13または配列番号15の成熟型ポリペプチドの変異体に関する。一実施形態では、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11の成熟型ポリペプチドに導入されるアミノ酸置換、欠失および/または挿入の数は、10以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。アミノ酸変異は、副次的な性質のものであってもよく、すなわち、タンパク質の折り畳みおよび/もしくは活性に顕著に影響しない保存的アミノ酸置換もしくは挿入;典型的には1〜30アミノ酸の小さな欠失;アミノ−末端メチオニン残基などの小さなアミノ−もしくはカルボキシル−末端伸長;20〜25個以下の残基の小さなリンカーペプチド;あるいは、正味電荷、またはポリ−ヒスチジン配列、抗原性エピトープもしくは結合性ドメインなどの他の機能を変化させることによって精製を促進させる小さな伸長であってもよい。保存的置換の例は、塩基性アミノ酸(アルギニン、リシンおよびヒスチジン)、酸性アミノ酸(グルタミン酸およびアスパラギン酸)、極性アミノ酸(グルタミンおよびアスパラギン)、疎水性アミノ酸(ロイシン、イソロイシンおよびバリン)、芳香族アミノ酸(フェニルアラニン、トリプトファンおよびチロシン)、および、小さいアミノ酸(グリシン、アラニン、セリン、スレオニンおよびメチオニン)の群の範囲内である。特異活性を一般に改変しないアミノ酸置換は技術分野において公知であり、例えば、H.Neurath and R.L.Hill,1979,In,The Proteins,Academic Press,New Yorkに記載されている。頻繁に生じる置換は、Ala/Ser、Val/Ile、Asp/Glu、Thr/Ser、Ala/Gly、Ala/Thr、Ser/Asn、Ala/Val、Ser/Gly、Tyr/Phe、Ala/Pro、Lys/Arg、Asp/Asn、Leu/Ile、Leu/Val、Ala/GluおよびAsp/Glyである。
あるいは、アミノ酸変異は、ポリペプチドの物理化学的特性が改変されるような性質のものである。例えば、アミノ酸変異は、ポリペプチドの熱安定性を向上させ、基質特異性を改変し、至適pHを変化させることであり得る。ポリペプチドにおける必須アミノ酸は、部位特異的突然変異誘発またはアラニン走査突然変異誘発(Cunningham and Wells,1989,Science 244:1081−1085)などの技術分野において公知である手法に従って同定することが可能である。後者の技術においては、単一のアラニン突然変異が分子中の全ての残基に導入され、得られた分子が、分子の活性に重要であるアミノ酸残基を同定するためにヘキソサミニダーゼ活性についてテストされる。また、Hilton et al.,1996,J.Biol.Chem.271:4699−4708を参照のこと。酵素の活性部位または他の生物学的相互作用は、推定上の接触部位アミノ酸の突然変異が併用される、核磁気共嗚、結晶構造解析、電子回折または光親和性標識などの技術によって判定される、構造の物理的分析によって判定されることも可能である。例えば、de Vos et al.,1992,Science 255:306−312;Smith et al.,1992,J.Mol.Biol.224:899−904;Wlodaver et al.,1992,FEBS Lett.309:59−64を参照のこと。必須アミノ酸のアイデンティティは、関連ポリペプチドとのアラインメントから推測することもできる。本発明のポリペプチドは、ヘキソサミニダーゼ、例えばテルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属するジスペルシン類である。テルリバチルス属(Terribacillus)ジスペルシン類は、例えばバイオフィルムに見られるN−アセチルグルコサミンポリマーのβ−1,6−グリコシド結合を特異的に加水分解するβ−ヘキソサミニダーゼである。本発明のポリペプチド(ヘキソサミニダーゼ)と異なるクレードに属するジスペルシンBは、3つの高度に保存された酸性残基:残基183におけるアスパラギン酸(D183)、残基184におけるグルタミン酸(E184)、および残基332におけるグルタミン酸(E332)を含有する。単一もしくは複数のアミノ酸置換、欠失、および/または挿入は、Reidhaar−Olson and Sauer,1988,Science 241:53−57;Bowie and Sauer,1989,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:2152−2156;国際公開第95/17413号パンフレット;または、国際公開第95/22625号パンフレットにより開示されているものなどの公知の突然変異誘発方法、組換え法、および/または、シャッフリング法、これに続く関連するスクリーニング法を用いて行い、テストすることが可能である。用いられることが可能である他の方法としては、エラープローンPCR、ファージディスプレイ(例えば、Lowman et al.,1991,Biochemistry 30:10832−10837;米国特許第5,223,409号明細書;国際公開第92/06204号パンフレット)、および、領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al.,1986,Gene 46:145;Ner et al.,1988,DNA 7:127)が挙げられる。突然変異誘発/シャッフリング法は、宿主細胞によって発現されたクローン化突然変異誘発ポリペプチドの活性を検出するために、高スループット自動スクリーニング法と組み合わせることが可能である(Ness et al.,1999,Nature Biotechnology 17:893−896)。活性ポリペプチドをコードする突然変異誘発DNA分子は、宿主細胞から回収可能であり、技術分野における標準的な方法を用いて直ぐに配列決定されることが可能である。これらの方法では、ポリペプチドにおける個別のアミノ酸残基の重要性を直ぐに判定することが可能である。ポリペプチドは、一のポリペプチドの一領域が、他のポリペプチドの一領域のN−末端またはC−末端で融合したハイブリッドポリペプチドであり得る。
ポリペプチドは、他のポリペプチドが本発明のポリペプチドのN−末端またはC−末端で融合した融合ポリペプチドまたは切断可能な融合ポリペプチドであり得る。融合ポリペプチドは、他のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを本発明のポリヌクレオチドに融合させることにより生成される。融合ポリペプチドを生成する技術は、技術分野において公知であると共に、フレーム中に収まり、融合ポリペプチドの発現が同一のプロモータおよびターミネータによる制御下にあるよう、ポリペプチドをコードするコード配列を連結するステップを含む。融合ポリペプチドはまた、翻訳後に融合ポリペプチドが形成されるインテインテクノロジーを用いて構築されてもよい(Cooper et al.,1993,EMBO J.12:2575−2583;Dawson et al.,1994,Science 266:776−779)。融合ポリペプチドは、2つのポリペプチド間に切断部位をさらに含み得る。融合タンパク質が分泌されると、その部位が切断され、2つのポリペプチドが遊離する。切断部位の例としては、限定はされないが、Martin et al.,2003,J.Ind.Microbiol.Biotechnol.3:568−576;Svetina et al.,2000,J.Biotechnol.76:245−251;Rasmussen−Wilson et al.,1997,Appl.Environ.Microbiol.63:3488−3493;Ward et al.,1995,Biotechnology 13:498−503;およびContreras et al.,1991,Biotechnology 9:378−381;Eaton et al.,1986,Biochemistry 25:505−512;Collins−Racie et al.,1995,Biotechnology 13:982−987;Carter et al.,1989,Proteins:Structure,Function,and Genetics 6:240−248;およびStevens,2003,Drug Discovery World 4:35−48に開示される部位が挙げられる。
ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドの供給源
本発明のヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドは、いかなる属の微生物から得られてもよい。本発明の目的上、用語「〜から得られる」は、本明細書において所与の供給源との関連で使用されるとき、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドがその供給源によって産生される、またはその供給源からのポリヌクレオチドが挿入されている株によって産生されることを意味するものとする。一態様において、所与の供給源から得られるポリペプチドは細胞外に分泌される。
別の態様において、ポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)ポリペプチド、例えばテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られるポリペプチドである。好ましい態様において、ポリペプチドは配列番号7と少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドであり、テルリバチルス属(Terribacillus)、好ましくはテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られる。
別の態様において、ポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)ポリペプチド、例えばテルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)から得られるポリペプチドである。好ましい態様において、ポリペプチドは配列番号8と少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドであり、テルリバチルス属(Terribacillus)、好ましくはテルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)から得られる。
別の態様において、ポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)ポリペプチド、例えばテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られるポリペプチドである。好ましい態様において、ポリペプチドは配列番号9と少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドであり、テルリバチルス属(Terribacillus)、好ましくはテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られる。
別の態様において、ポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)ポリペプチド、例えばテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られるポリペプチドである。好ましい態様において、ポリペプチドは配列番号10と少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドであり、テルリバチルス属(Terribacillus)、好ましくはテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られる。
別の態様において、ポリペプチドはテルリバチルス属(Terribacillus)ポリペプチド、例えばテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られるポリペプチドである。好ましい態様において、ポリペプチドは配列番号11と少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドであり、テルリバチルス属(Terribacillus)、好ましくはテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)から得られる。
前述の種について、本発明は、それが知られる種名とは無関係に、完全な状態および不完全な状態の両方、および他の分類学的等価物、例えばアナモルフを包含することは理解されるであろう。当業者は適切な等価物のアイデンティティを容易に認識するであろう。
これらの種の株は、American Type Culture Collection(ATCC)、Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH(DSMZ)、Centraalbureau Voor Schimmelcultures(CBS)、およびAgricultural Research Service Patent Culture Collection,Northern Regional Research Center(NRRL)など、幾つものカルチャーコレクションにおいて一般に容易に入手可能である。
ポリペプチドは、上述のプローブを使用して自然(例えば、土、堆肥、水等)から単離された微生物または天然材料(例えば、土、堆肥、水等)から直接得られたDNA試料を含め、他の供給源から同定され、得られてもよい。自然生息地から微生物およびDNAを直接単離する技法は、当該技術分野において周知である。次に、別の微生物もしくは混合DNA試料のゲノムDNAまたはcDNAライブラリを同様にスクリーニングすることにより、そのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドが得られてもよい。ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドがプローブによって検出されると、当業者に公知の技法(例えばSambrook et al.,1989、前掲を参照のこと)を利用することにより、そのポリヌクレオチドを単離またはクローニングすることができる。
核酸構築物
本発明はまた、制御配列に適合する条件下で好適な宿主細胞中にコード配列を発現させる1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクした本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物に関する。
ポリヌクレオチドは、多様な方法で処置されてポリペプチドの発現がもたらされ得る。ベクターへ挿入される前のポリヌクレオチドの処置が、発現ベクターに応じて、望ましいか、または、必要であり得る。組換えDNA法を利用するポリヌクレオチドを修飾するための技術は技術分野において周知である。
制御配列は、本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの発現のための宿主細胞によって認識されるポリヌクレオチドであるプロモータであり得る。プロモータは、ポリペプチドの発現を媒介する転写制御配列を含有する。プロモータは、変異体、切断およびハイブリッドプロモータを含む宿主細胞において転写活性を示すいずれかのポリヌクレオチドであり得、ならびに、宿主細胞に対して相同性または非相同性である細胞外または細胞内ポリペプチドをコードする遺伝子から得られ得る。
細菌宿主細胞において本発明の核酸構築物の転写を指令する好適なプロモータの例としては、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)α−アミラーゼ遺伝子(amyQ)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)α−アミラーゼ遺伝子(amyL)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)ペニシリナーゼ遺伝子(penP)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)マルトジェニックアミラーゼ遺伝子(amyM)、枯草菌(Bacillus subtilis)レバンスクラーゼ遺伝子(sacB)、枯草菌(Bacillus subtilis)xylAおよびxylB遺伝子、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)cryIIIA遺伝子(AgaisseおよびLereclus、1994、Molecular Microbiology 13:97−107)、大腸菌(E.coli)lacオペロン、大腸菌(E.coli)trcプロモータ(Egon et al.,1988,Gene 69:301−315)、ストレプトマイセス・コエリコロル(Streptomyces coelicolor)アガラーゼ遺伝子(dagA)および原核β−ラクタマーゼ遺伝子(Villa−Kamaroff et al.,1978,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:3727−3731)、ならびに、tacプロモータ(DeBoer et al.,1983,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:21−25)から得られるプロモータがある。さらなるプロモータが、「Useful proteins from recombinant bacteria」,Gilbert et al.,1980,Scientific American 242:74−94;および、前述のSambrook et al.,1989に記載されている。タンデムプロモータの例が、国際公開第99/43835号パンフレットに開示されている。
糸状真菌宿主細胞において本発明の核酸構築物の転写を指令する好適なプロモータの例としては、以下:アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アセトアミダーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)中性α−アミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)酸安定α−アミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)またはアスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)グルコアミラーゼ(glaA)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)アルカリ性タンパク分解酵素、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)トリオースリン酸イソメラーゼ、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン様プロテアーゼ(国際公開第96/00787号パンフレット)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)アミログルコシダーゼ(国際公開第00/56900号パンフレット)、フザリウム・ベネナツム・ダリア(Fusarium venenatum Daria)(国際公開第00/56900号パンフレット)、フザリウム・ベネナツム・クイン(Fusarium venenatum Quinn)(国際公開第00/56900号パンフレット)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)リパーゼ、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−グルコシダーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼV、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−キシロシダーゼ、およびトリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)翻訳延長因子、ならびに、NA2−tpiプロモータ(非翻訳リーダが、アスペルギルス属(Aspergillus)トリオースリン酸イソメラーゼ遺伝子由来の非翻訳リーダで置換された、アスペルギルス属(Aspergillus)中性α−アミラーゼ遺伝子由来の修飾プロモータ;非限定的例としては、非翻訳リーダがアスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)またはアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)トリオースリン酸イソメラーゼ遺伝子由来の非翻訳リーダで置換された、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)中性α−アミラーゼ遺伝子由来の修飾プロモータが挙げられる)の遺伝子から得られるプロモータ;ならびに、その変異体、切断およびハイブリッドプロモータがある。他のプロモータは、米国特許第6,011,147号明細書に記載されている。
イースト菌宿主において、有用なプロモータは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ(ENO−1)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)ガラクトキナーゼ(GAL1)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)アルコール脱水素酵素/グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素(ADH1、ADH2/GAP)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)トリオースリン酸イソメラーゼ(TPI)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)メタロチオネイン(CUP1)およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)3−ホスホグリセリン酸キナーゼの遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞に対する他の有用なプロモータは、Romanos et al.,1992,Yeast 8:423−488により記載されている。
制御配列はまた、宿主細胞によって認識されて転写を終結させる転写ターミネータであり得る。ターミネータは、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの3’−末端に作動可能にリンクする。本発明においては、宿主細胞において機能するいずれかのターミネータが用いられ得る。
細菌宿主細胞の好ましいターミネータは、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)アルカリ性プロテアーゼ(aprH)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)α−アミラーゼ遺伝子(amyL)、および大腸菌(Escherichia coli)リボソームRNA(rrnB)の遺伝子から得られる。
糸状真菌宿主細胞の好ましいターミネータは、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アセトアミダーゼ、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アントラニル酸シンターゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)α−グルコシダーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン−様プロテアーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−グルコシダーゼ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼV、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼI、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼIII、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)β−キシロシダーゼ、およびトリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)翻訳延長因子の遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞の好ましいターミネータは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)チトクロムC(CYC1)およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素の遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞の他の有用なターミネータが、前述のRomanos et al.,1992に記載されている。制御配列は、プロモータの下流で、かつ遺伝子のコード配列の上流のmRNA安定化領域であってもよく、これは、遺伝子の発現を増大させる。好適なmRNA安定化領域の例は、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)cryIIIA遺伝子(国際公開94/25612号パンフレット)および枯草菌(Bacillus subtilis)SP82遺伝子(Hue et al.,1995,Journal of Bacteriology 177:3465−3471)から得られる。制御配列はまた、リーダ、すなわち、mRNAの非翻訳領域であってもよく、これは、宿主細胞による翻訳にとって重要である。リーダは、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの5’−末端に作動可能にリンクさせる。宿主細胞において機能性であれば、どんなリーダを用いてもよい。糸状真菌宿主細胞の好ましいリーダは、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼおよびアスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)トリオースリン酸イソメラーゼの遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞の好適なリーダは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ(ENO−1)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)3−ホスホグリセリン酸キナーゼ、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)アルコール脱水素酵素/グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素(ADH2/GAP)の遺伝子から得られる。制御配列はまた、ポリヌクレオチドの3’−末端に作動可能にリンクし、転写された場合に、ポリアデノシン残基を転写mRNAに負荷するシグナルとして宿主細胞により認識される配列であるポリアデニル化配列であり得る。宿主細胞において機能するポリアデニル化配列のいずれかが用いられ得る。糸状真菌宿主細胞の好ましいポリアデニル化配列は、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)アントラニル酸シンターゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)α−グルコシダーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、およびフザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン様プロテアーゼの遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞の有用なポリアデニル化配列が、Guo and Sherman,1995,Mol.Cellular Biol.15:5983−5990に記載されている。
制御配列はまた、ポリペプチドのN−末端にリンクしたシグナルペプチドをコードし、および、ポリペプチドを細胞の分泌経路に送るシグナルペプチドコード領域であり得る。ポリヌクレオチドのコード配列の5’−末端は、ポリペプチドをコードするコード配列のセグメントと共に、翻訳読み枠に元々リンクしたシグナルペプチドコード配列を本質的に含有し得る。または、コード配列の5’−末端は、コード配列に対して外来性のシグナルペプチドコード配列を含有し得る。コード配列がシグナルペプチドコード配列を元々含有していない場合には、外来性のシグナルペプチドコード配列が必要とされる場合がある。または、外来性のシグナルペプチドコード配列は単に、ポリペプチドの分泌を増強するために天然シグナルペプチドコード配列を置き換えてもよい。しかしながら、発現ポリペプチドを宿主細胞の分泌経路に送るいずれかのシグナルペプチドコード配列が用いられてもよい。
細菌宿主細胞の効果的なシグナルペプチドコード配列は、バチルス属(Bacillus)NCIB11837マルトジェニックアミラーゼ、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)サブチリシン、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)β−ラクタマーゼ、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)α−アミラーゼ、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)中性プロテアーゼ(nprT、nprS、nprM)および古草菌(Bacillus subtilis)prsAの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード配列である。さらなるシグナルペプチドが、Simonen and Palva,1993,Microbiological Reviews 57:109−137に記載されている。糸状真菌宿主細胞の効果的なシグナルペプチドコード配列は、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)中性アミラーゼ、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)セルラーゼ、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)エンドグルカナーゼV、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)リパーゼおよびリゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード配列である。イースト菌宿主細胞の有用なシグナルペプチドは、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子およびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)インベルターゼの遺伝子から得られる。他の有用なシグナルペプチドコード配列が、前述のRomanos et al.,1992により記載されている。
制御配列はまた、ポリペプチドのN−末端でプロペプチド位置をコードするプロペプチドコード配列であり得る。得られたポリペプチドは、酵素原またはプロポリペプチド(または、いくつかの場合においてチモーゲン)として公知である。プロポリペプチドは、一般に非活性であり、プロポリペプチドからのプロペプチドの触媒または自己触媒切断によって活性ポリペプチドに転換されることが可能である。プロペプチドコード配列は、古草菌(Bacillus subtilis)アルカリ性タンパク分解酵素(aprE)、古草菌(Bacillus subtilis)中性タンパク分解酵素(nprT)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)ラッカーゼ(国際公開第95/33836号パンフレット)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼおよびサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子の遺伝子から得られ得る。
シグナルペプチドおよびプロペプチド配列の両方が存在する場合、プロペプチド配列はポリペプチドのN−末端に隣接して位置されており、また、シグナルペプチド配列は、プロペプチド配列のN−末端に隣接して位置されている。
宿主細胞の増殖に関してポリペプチドの発現を調節する調節配列を付加することが望ましい場合もある。調節配列の例は、調節化合物の存在を含む化学的または物理的刺激に応じて、遺伝子の発現をオンまたはオフさせるものである。原核系における調節配列としては、lac、tac、およびtrpオペレータ系が挙げられる。酵母においては、ADH2系またはGAL1系が用いられ得る。糸状真菌においては、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼプロモータ、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAα−アミラーゼプロモータ、およびアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)グルコアミラーゼプロモータ、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼIプロモータ、およびトリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼIIプロモータが用いられ得る。調節配列の他の例は、遺伝子増幅を可能とするものである。真核系において、これらの調節配列は、メトトレキセートの存在下で増幅されるジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子、および、重金属を伴って増幅されるメタロチオネイン遺伝子を含む。これらの事例において、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、調節配列と作動可能にリンクしているであろう。
発現ベクター
本発明はまた、本発明のポリヌクレオチド、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む組換え発現ベクターに関する。種々のヌクレオチドおよび制御配列が一緒になって、このような部位でポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの挿入または置換を可能とするために1つまたは複数の好都合な制限部位を含み得る組換え発現ベクターが生成される。あるいは、ポリヌクレオチドは、ポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドを含む核酸構築物を、発現のための適切なベクターに挿入することにより発現され得る。発現ベクターの形成に際し、コード配列は、コード配列が、発現のための適切な制御配列と作動可能にリンクするようにベクター中に配置されている。
組換え発現ベクターは、組換えDNA法に簡便に供されることが可能であり、ポリヌクレオチドの発現をもたらすことができるいずれかのベクター(例えば、プラスミドまたはウイルス)であってよい。ベクターの選択は、典型的には、ベクターが導入される宿主細胞に対するベクターの適合性に左右されることになる。ベクターは、直鎖プラスミドまたは閉じた環状プラスミドであってもよい。
ベクターは、例えばプラスミド、染色体外要素、微小染色体または人工染色体といった、自己複製ベクター(すなわち、染色体外のエンティティとして存在し、その複製が染色体複製とは無関係なベクター)であってもよい。ベクターは、自己複製を確実にするための何らかの手段を含有し得る。あるいは、ベクターは、宿主細胞に導入された際に、ゲノム中に統合され、および、中に統合された染色体と一緒に複製されるものであってもよい。さらに、単一のベクターもしくはプラスミド、または、一緒になって、宿主細胞のゲノムに導入される全DNAを含有する2つ以上のベクターもしくはプラスミド、または、トランスポゾンを用いてもよい。
ベクターは、形質転換、形質移入、形質導入などを受けた細胞の容易な選択を可能にする1つまたは複数の選択マーカを含有することが好ましい。選択マーカは、その産物が、殺生剤またはウイルス耐性、重金属に対する耐性、栄養要求体に対する原栄養性等などをもたらす遺伝子である。
細菌性選択マーカの例としては、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)もしくは枯草菌(Bacillus subtilis)dal遺伝子、または、アンピシリン、クロラムフェニコール、カナマイシン、ネオマイシン、スペクチノマイシン、もしくはテトラサイクリン耐性などの抗生物質耐性を賦与するマーカである。酵母宿主細胞の好適なマーカとしては、限定されないが、ADE2、HIS3、LEU2、LYS2、MET3、TRP1、およびURA3が挙げられる。糸状真菌宿主細胞に使用する選択マーカとしては、限定されないが、adeA(ホスホリボシルアミノイミダゾール−スクシノカルボキサミドシンターゼ)、adeB(ホスホリボシルアミノイミダゾールシンターゼ)、amdS(アセトアミダーゼ)、argB(オルニチンカルバモイルトランスフェラーゼ)、bar(ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ)、hph(ハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ)、niaD(硝酸レダクターゼ)、pyrG(オロチジン−5’−リン酸デカルボキシラーゼ)、sC(硫酸アデニルトランスフェラーゼ)、およびtrpC(アントラニル酸シンターゼ)、ならびにこれらの同等物が挙げられる。アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)またはアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)amdSおよびpyrG遺伝子、ならびに、ストレプトマイセス・ハイグロスコピクス(Streptomyces hygroscopicus)bar遺伝子が、アスペルギルス属(Aspergillus)細胞での使用に好ましい。adeA、adeB、amdS、hph、およびpyrG遺伝子が、トリコデルマ(Trichoderma)細胞での使用に好ましい。
選択マーカは、国際公開第2010/039889号パンフレットに記載されている二重選択マーカ系であってもよい。一態様では、二重選択マーカは、hph−tk二重選択マーカ系である。
ベクターは、宿主細胞のゲノムへのベクターの統合、または、ゲノムとは無関係の細胞中のベクターの自律複製を許容する要素を含有することが好ましい。
宿主細胞ゲノムへの統合に関して、ベクターは、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの配列、または、相同的もしくは非相同的組換えによるゲノムへの統合に係るベクターのいずれかの他の要素に依存し得る。または、ベクターは、染色体における正確な位置での宿主細胞のゲノムへの相同的組換えによる統合をもたらす追加のポリヌクレオチドを含有していてもよい。正確な位置で統合される可能性を高めるために、統合要素は、相同的組換えの確率を高めるために対応する標的配列に対して高度の配列同一性を有する、100〜10,000塩基対、400〜10,000塩基対および800〜10,000塩基対などの十分な数の核酸を含有しているべきである。統合要素は、宿主細胞のゲノム中の標的配列と相同的であるいずれかの配列であり得る。さらに、統合要素は、非コーディングまたはコーディングポリヌクレオチドであり得る。他方で、ベクターは、非相同的組換えにより宿主細胞のゲノムに統合され得る。
自律複製に関して、ベクターは、対象の宿主細胞におけるベクターの自律的な複製を可能とする複製起点をさらに含んでいてもよい。複製起点は、細胞において機能する自律複製を媒介するいずれかのプラスミドレプリケータであり得る。「複製起点」または「プラスミドレプリケータ」という用語は、インビボでのプラスミドまたはベクターの複製を可能とするポリヌクレオチドを意味する。
細菌性複製起点の例は、大腸菌(E.coli)における複製を許容するプラスミドpBR322、pUC19、pACYC177およびpACYC184の複製起点、ならびに、バチルス属(Bacillus)における複製を許容するpUB110、pE194、pTA1060およびpAMβ1の複製起点である。
イースト菌宿主細胞において用いられる複製起点の例は、2ミクロン複製起点、ARS1、ARS4、ARS1とCEN3との組み合わせ、および、ARS4とCEN6との組み合わせである。
糸状真菌細胞において有用な複製起点の例は、AMA1およびANS1(Gems et al.,1991,Gene 98:61−67;Cullen et al.,1987,Nucleic Acids Res.15:9163−9175;国際公開第00/24883号パンフレット)である。AMA1遺伝子の単離およびAMA1遺伝子を含むプラスミドまたはベクターの構築は、国際公開第00/24883号パンフレットに開示されている方法に従って達成可能である。
本発明のポリヌクレオチドの2つ以上のコピーが宿主細胞に挿入されて、ポリペプチドの生成が高められてもよい。ポリヌクレオチドのコピーの数は、配列の少なくとも1つの追加のコピーを宿主細胞ゲノムに統合することにより、または、増幅可能な選択マーカ遺伝子をポリヌクレオチドに含めることにより増加させることが可能であり、ここで、選択マーカ遺伝子の増幅されたコピー、従って、ポリヌクレオチドの追加のコピーを含有する細胞は、適切な選択可能な薬剤中で細胞を培養することにより選択可能である。
上記の要素を連結して本発明の組換え発現ベクターを構築するために用いられる手法は、当業者に周知である(例えば、前述のSambrook et al.,1989を参照のこと)。
宿主細胞
本発明はまた、本発明のポリペプチドの生成をもたらす1つまたは複数の制御配列に作動可能にリンクした本発明のポリヌクレオチドを含む組換え宿主細胞に関する。ポリヌクレオチドを含む構築物もしくはベクターは、構築物もしくはベクターが染色体性組み込み体として、もしくは、既述の自己複製余剰−染色体性ベクターとして維持されるよう宿主細胞に導入される。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異により親細胞と同等ではない親細胞のいずれかの子孫を包含する。宿主細胞の選択は、ポリペプチドをコードする遺伝子およびそのソースに大きく依存することとなる。
宿主細胞は、例えば、原核生物または真核生物といった、本発明のポリペプチドの組換え生成において有用ないずれかの細胞であり得る。
原核宿主細胞は、グラム陽性またはグラム陰性バクテリアのいずれかであり得る。グラム陽性バクテリアとしては、これらに限定されないが、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)およびストレプトマイセス属(Streptomyces)が挙げられる。グラム陰性バクテリアとしては、これらに限定されないが、カムピロバクター属(Campylobacter)、大腸菌(E.coli)、フラボバクテリウム属(Flavobacterium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、イリオバクター属(Ilyobacter)、ネイッセリア属(Neisseria)、シュードモナス属(Pseudomonas)、サルモネラ属(Salmonella)およびウレアプラズマ属(Ureaplasma)が挙げられる。
細菌宿主細胞は、特にこれらに限定されないが、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アルチツジニス(Bacillus altitudinis)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、B.アミロリケファシエンス亜種プランタルム(B.amyloliquefaciens subsp.plantarum)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・メチロトロフィカス(Bacillus methylotrophicus)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・サフェンシス(Bacillus safensis)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、古草菌(Bacillus subtilis)、およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)細胞を含むいずれかのバチルス属(Bacillus)細胞であり得る。
細菌宿主細胞はまた、特にこれらに限定されないが、ストレプトコッカス・エクイシミリス(Streptococcus equisimilis)、化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコッカス・ウベリス(Streptococcus uberis)、およびストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp.Zooepidemicus)細胞のいずれかのストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞を含むいずれかのストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞であり得る。
細菌宿主細胞はまた、特にこれらに限定されないが、ストレプトマイセス・アウロモゲネス(Streptomyces achromogenes)、ストレプトマイセス・アベルミチリス(Streptomyces avermitilis)、ストレプトマイセス・コエリコロル(Streptomyces coelicolor)、ストレプトマイセス・グリセウス(Streptomyces griseus)、およびストレプトマイセス・リビダンス(Streptomyces lividans)細胞を含むいずれかのストレプトマイセス属(Streptomyces)細胞であり得る。
バチルス属(Bacillus)細胞へのDNAの導入は、プロトプラスト形質転換(例えば、Chang and Cohen,1979,Mol.Gen.Genet.168:111−115を参照のこと)、コンピテント細胞転換(例えば、Young and Spizizen,1961,J.Bacteriol.81:823−829、またはDubnau and Davidoff−Abelson,1971,J.Mol.Biol.56:209−221を参照のこと)、電気穿孔法(例えば、Shigekawa and Dower,1988,Biotechniques 6:742−751を参照のこと)、または、接合により(例えば、Koehler and Thorne,1987,J.Bacteriol.169:5271−5278を参照のこと)行われ得る。大腸菌(E.coli)細胞へのDNAの導入は、プロトプラスト形質転換により(例えば、Hanahan,1983,J.Mol.Biol.166:557−580を参照のこと)または電気穿孔法により(例えば、Dower et al.,1988,Nucleic Acids Res.16:6127−6145を参照のこと)行われ得る。ストレプトマイセス属(Streptomyces)細胞へのDNAの導入は、プロトプラスト形質転換電気穿孔法(例えば、Gong et al.,2004,Folia Microbiol.(Praha)49:399−405を参照のこと)、接合(例えば、Mazodier et al.,1989,J.Bacteriol.171:3583−3585を参照のこと)、または、形質導入により(例えば、Burke et al.,2001,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 98:6289−6294を参照のこと)行われ得る。シュードモナス属(Pseudomonas)細胞へのDNAの導入は、電気穿孔法(例えば、Choi et al.,2006,J.Microbiol.Methods 64:391−397を参照のこと)、または、接合により(例えば、Pinedo and Smets,2005,Appl.Environ.Microbiol.71:51−57を参照のこと)行われ得る。ストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞へのDNAの導入は、天然コンピテンス(例えば、Perry and Kuramitsu,1981,Infect.Immun.32:1295−1297を参照のこと)、プロトプラスト形質転換(例えば、Catt and Jollick,1991,Microbios 68:189−207を参照のこと)、電気穿孔法(例えば、Buckley et al.,1999,Appl.Environ.Microbiol.65:3800−3804を参照のこと)、または、接合により(例えば、Clewell,1981,Microbiol.Rev.45:409−436を参照のこと)行われ得る。しかしながら、DNAを宿主細胞に導入するための技術分野において公知である方法のいずれかを用いることが可能である。
宿主細胞はまた、哺乳類、昆虫、植物または真菌細胞などの真核生物であり得る。
宿主細胞は真菌細胞であってもよい。本明細書において用いられる「真菌」は、子嚢菌門(Ascomycota)、担子菌門(Basidiomycota)、ツボカビ門(Chytridiomycota)および接合菌門(Zygomycota)、ならびに、卵菌門(Oomycota)および全ての栄養胞子形成真菌を含む(Hawksworth et al.,In,Ainsworth and Bisby’s Dictionary of The Fungi,8th edition,1995,CAB International,University Press,Cambridge,UKに定義されているとおり)。
真菌宿主細胞はイースト菌細胞であり得る。本明細書において用いられるところ、「イースト菌」は、子嚢菌酵母(エンドミセス目(Endomycetales))、担子菌イースト菌を含み、イースト菌は、不完全菌類(不完全酵母菌類(Blastomycetes))に属する。イースト菌の分類は将来において変更される可能性があるため、本発明の目的について、イースト菌は、Biology and Activities of Yeast(Skinner,PassmoreおよびDavenport編,Soc.App.Bacteriol.Symposium Series No.9,1980)に記載されているとおりに定義されるものとする。
イースト菌宿主細胞は、クルイベロマイセスラクティス(Kluyveromyces lactis)、サッカロマイセスカルスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロマイセス・ジアスタチクス(Saccharomyces diastaticus)、サッカロマイセス・ドウグラシイ(Saccharomyces douglasii)、サッカロマイセス・クルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、サッカロマイセス・ノルベンシス(Saccharomyces norbensis)、サッカロマイセス・オビホルミス(Saccharomyces oviformis)またはヤロウイア・リポリチカ(Yarrowia lipolytica)細胞などのカンジダ属(Candida)、ハンセヌラ属(Hansenula)、クルイベロマイセス属(Kluyveromyces)、ピチア属(Pichia)、サッカロマイセス属(Saccharomyces)、シゾサッカロマイセス属(Schizosaccharomyces)またはヤロウイア属(Yarrowia)細胞であり得る。
真菌宿主細胞は糸状真菌細胞であり得る。「糸状菌」は、真菌植物門(Eumycota)および卵菌門(Oomycota)亜門(前述のHawksworth et al.,1995で定義されているとおり)の全てのフィラメント形を含む。糸状菌は、一般に、キチン、セルロース、グルカン、キトサン、マンナンおよび他の複雑な多糖類から組成される菌糸体壁によって特徴付けられる。栄養成長は菌糸の伸展によるものであり、および、炭素異化は絶対好気性である。対照的に、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)などのイースト菌による栄養成長は単細胞葉状体の出芽によるものであり、および、炭素異化は発酵性であり得る。
糸状真菌宿主細胞は、アクレモニウム属(Acremonium)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ブエルカンデラ属(Bjerkandera)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、コプリヌス属(Coprinus)、コリオルス属(Coriolus)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、フミコラ属(Humicola)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、フレビア属(Phlebia)、ピロマイセス属(Piromyces)、プレウロツス属(Pleurotus)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トラメテス属(Trametes)またはトリコデルマ属(Trichoderma)細胞であり得る。
例えば、糸状真菌宿主細胞は、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)、ヤケイロタケ(Bjerkandera adusta)、セリポリオプシス・アネイリナ(Ceriporiopsis aneirina)、セリポリオプシス・カレギエア(Ceriporiopsis caregiea)、セリポリオプシス・ギルベスセンス(Ceriporiopsis gilvescens)、セリポリオプシス・パンノシンタ(Ceriporiopsis pannocinta)、セリポリオプシス・リブロサ(Ceriporiopsis rivulosa)、セリポリオプシス・スブルファ(Ceriporiopsis subrufa)、セリポリオプシス・スブベルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、クリソスポリウム・イノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウム・ケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウム・ルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウム・メルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウム・パンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウム・クイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウム・トロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウム・ゾナツム(Chrysosporium zonatum)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、クリオルス・ヒルスツス(Coriolus hirsutus)、フザリウム・バクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクランツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、フレビア・ラジアタ(Phlebia radiata)、プレウロツス・エリンギイ(Pleurotus eryngii)、チエラビア・テルレストリス(Thielavia terrestris)、トラメテス・ビロサ(Trametes villosa)、トラメテス・ベルシコロル(Trametes versicolor)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)またはトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)細胞であり得る。
真菌細胞は、それ自体公知の様式でのプロトプラスト形成、プロトプラストの形質転換、および、細胞壁の再生を含むプロセスにより形質転換され得る。アスペルギルス属(Aspergillus)およびトリコデルマ属(Trichoderma)宿主細胞の形質転換に好適な手法は、欧州特許第238023号明細書、Yelton et al.,1984,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:1470−1474、ならびにChristensen et al.,1988,Bio/Technology 6:1419−1422に記載されている。フザリウム属(Fusarium)種の形質転換に好適な方法は、Malardier et al.,1989,Gene 78:147−156および国際公開第96/00787号パンフレットに記載されている。イースト菌は、Becker and Guarente,In Abelson,J.N.and Simon,M.I.,editors,Guide to Yeast Genetics and Molecular Biology,Methods in Enzymology,Volume 194,pp 182−187,Academic Press,Inc.,New York;Ito et al.,1983,J.Bacteriol.153:163;および、Hinnen et al.,1978,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:1920に記載の手法を用いて形質転換され得る。
生成方法
本発明はまた:(a)ポリペプチドの生成を実施可能な条件下で、野生型形態でポリペプチドを生成する細胞を培養するステップ;および、任意選択で(b)ポリペプチドを回収するステップを含む本発明のポリペプチドを生成する方法に関する。一態様において、細胞は、テルリバチルス属(Terribacillus)細胞である。他の態様において、細胞は、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)細胞である。一態様において、細胞は、テルリバチルス属(Terribacillus)細胞である。一態様において、細胞はテルリバチルス属(Terribacillus)細胞である。一態様において、細胞は、テルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)細胞である。
本発明はまた:(a)ポリペプチドの生成を実施可能な条件下で本発明の組換え宿主細胞を培養するステップ;および、任意選択で(b)ポリペプチドを回収するステップを含む本発明のポリペプチドを生成する方法に関する。
宿主細胞は、技術分野において既知である方法を用いてポリペプチドの生成に好適な栄養培地中で培養される。例えば、細胞は、好適な培地中ならびにポリペプチドの発現および/または単離が許容される条件下で、振盪フラスコ培養により、および、実験用もしくは産業用発酵槽における小規模もしくは大規模発酵(連続式、バッチ式、フェドバッチ式または固体状発酵を含む)により培養され得る。培養は、炭素および窒素源および無機塩を含む好適な栄養培地において、技術分野において公知である手法を用いて行われる。好適な媒体は、商業的な供給者から入手可能であるか、または、公開された組成に従って調製され得る(例えば、American Type Culture Collectionのカタログ)。ポリペプチドが栄養培地に分泌される場合、ポリペプチドは培地から直接回収可能である。ポリペプチドが分泌されない場合、細胞ライセートから回収可能である。
ポリペプチドは、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドに特異的な技術分野において公知である方法を用いて検出され得る。これらの検出方法として、限定するものではないが、特定の抗体の使用、酵素産物の形成、または、酵素基質の消失などが挙げられる。例えば、酵素アッセイを用いてポリペプチドの活性を判定してもよい。
ポリペプチドは技術分野において公知である方法を用いて回収され得る。例えば、ポリペプチドは、特にこれらに限定されないが、収集、遠心分離、ろ過、抽出、噴霧乾燥、蒸発または沈殿を含む従来の手法により栄養培地から回収され得る。一態様において、ポリペプチドを含む発酵ブロスが回収される。
ポリペプチドは、実質的に純粋なポリペプチドを得るために、特にこれらに限定されないが、クロマトグラフィ(例えば、イオン交換、親和性、疎水性、クロマトフォーカシングおよびサイズ排除)、電気泳動的手法(例えば、分取等電点電気泳動)、較差溶解度(例えば、硫酸アンモニウム沈殿)、SDS−PAGE、または、抽出(例えば、Protein Purification,JansonおよびRyden編,VCH Publishers,New York,1989を参照のこと)を含む技術分野において公知である多様な手法によって精製され得る。
代替的な態様においては、ポリペプチドは回収されず、ポリペプチドを発現する本発明の宿主細胞がポリペプチドのソースとして用いられ得る。
洗剤生成物の配合
クリーニング組成物は任意の好都合な形態、例えば、バー、均一錠剤、2層以上を有する錠剤、1つ以上の区画を有するパウチ、普通の、または圧縮した粉末、顆粒、ペースト、ゲル、または普通の、圧縮した、または濃縮した溶液であってもよい。パウチは単区画または多区画として構成することができる。パウチは、例えば水との接触前に組成物がパウチから放出されるのを許容しない、組成物の保持に好適な任意の形態、形状および材料であってもよい。パウチは、内部容積を囲い込む水溶性フィルムで作られる。前記内部容積はパウチの区画に分割することができる。好ましいフィルムはポリマー材料、好ましくはフィルム状またはシート状に形成されるポリマーである。好ましいポリマー、そのコポリマーまたは誘導体は、ポリアクリレート類、および水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムデキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類、最も好ましくはポリビニルアルコールコポリマー類、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)が選択される。好ましくは、フィルム中のポリマー、例えばPVAのレベルは少なくとも約60%である。好ましい平均分子量は典型的には約20,000〜約150,000となり得る。フィルムはまた、ポリラクチドおよびポリビニルアルコールなどの加水分解で分解可能な水溶性ポリマーブレンド(MonoSol LLC、Indiana、USAによって販売されているとおりの商品名M8630で知られる)+グリセロール、エチレングリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびこれらの混合物などの可塑剤などを含むブレンド組成物であってもよい。パウチは、水溶性フィルムで隔てられた固体の洗濯クリーニング組成物または一部の成分および/または液体のクリーニング組成物または一部の成分を含むことができる。液体成分用の区画は固体を入れる区画と組成が異なり得る:米国特許出願公開第2009/0011970 A1号明細書。
洗剤原料は、水に溶解可能なパウチ内の区画によって、または錠剤の種々の層に互いに物理的に隔てられてもよい。それにより成分間における保管時の負の相互作用を回避することができる。区画の各々の溶解プロファイルを異ならせることによってもまた、洗浄溶液中の選択の成分の溶解に遅延を生じさせることができる。
単位用量に分かれていない液体またはゲル洗剤は、水性であって、典型的には20重量%以上95%以下の水、例えば約70%以下の水、約65%以下の水、約55%以下の水、約45%の水、約35%以下の水を含有してもよい。水性液体またはゲル中には、限定なしに、アルカノール類、アミン類、ジオール類、エーテル類およびポリオール類を含めた他のタイプの液体が含まれてもよい。水性液体またはゲル洗剤は0〜30%の有機溶媒を含有し得る。
液体またはゲル洗剤は非水性であってもよい。
固形洗濯石鹸
本発明のポリペプチドは、固形洗濯石鹸に添加して、洗濯物、布地および/または生地の手洗いに使用し得る。用語の固形洗濯石鹸には、洗濯石鹸、固形石鹸、複合化粧石鹸、合成化粧石鹸および洗剤石鹸が含まれる。固形石鹸の種類は、通常、それが含有する界面活性剤の種類が異なり、用語の固形洗濯石鹸には、脂肪酸由来の石鹸および/または合成石鹸を含有するものが含まれる。固形洗濯石鹸は、室温で固体であって液体、ゲルまたは粉末でない物理的形態を有する。用語の固形とは、時間が経っても大きく変化することのない物理的形態として定義され、すなわち、固形物体(例えば固形洗濯石鹸)が容器内に置かれた場合に、その固形物体が変化して、それが置かれている容器に充満することがない。固形石鹸は、典型的には棒型の固体であるが、丸または楕円などの他の固体形状であってもよい。固形洗濯石鹸は、1つ以上のさらなる酵素、ペプチドアルデヒド類(またはハイドロサルファイト付加物またはヘミアセタール付加物)などのプロテアーゼ阻害剤、ホウ酸、ホウ酸塩、ホウ砂および/または4−ホルミルフェニルボロン酸などのフェニルボロン酸誘導体、1つ以上の石鹸または合成界面活性剤、グリセリンなどのポリオール類、脂肪酸、クエン酸、酢酸および/またはギ酸などのpH調整化合物、および/または一価カチオンおよび有機アニオンの塩を含有することができ、ここで一価カチオンは、例えばNa、KまたはNH であってもよく、および有機アニオンは、例えばギ酸塩、酢酸塩、クエン酸塩または乳酸塩であってもよく、従って一価カチオンおよび有機アニオンの塩は、例えばギ酸ナトリウムであってもよい。固形洗濯石鹸はまた、EDTAおよびHEDPなどの錯化剤、香料および/または各種充填剤、界面活性剤、例えばアニオン性合成界面活性剤、ビルダー、ポリマー汚れ遊離剤、洗剤キレート剤、安定化剤、充填剤、染料、着色料、移染防止剤、アルコキシ化ポリカーボネート類、制泡剤、構造化剤、結合剤、浸出剤、漂白活性化剤、泥汚れ除去剤、再沈着防止剤、ポリマー分散剤、明色化剤、布地柔軟剤、香料および/または当該技術分野において公知の他の化合物も含有し得る。固形洗濯石鹸は、限定はされないが:ミキサー、プロッダー、例えば二段式真空プロッダー、押出機、カッター、ロゴスタンパー、冷却トンネルおよび包装機などの従来の固形洗濯石鹸製造設備で加工され得る。本発明は、いかなる単一の方法による固形洗濯石鹸の調製にも限定されない。加工の様々な段階で石鹸にプレミックスが添加されてもよい。例えば、石鹸、ヘキソサミニダーゼ、任意選択で1つ以上のさらなる酵素、プロテアーゼ阻害剤、ならびに一価カチオンおよび有機アニオンの塩を含有するプレミックスを調製し、次にその混合物をプロッダー混練する。ヘキソサミニダーゼおよび任意選択のさらなる酵素は、例えば液体形態でプロテアーゼ阻害剤と同時に添加してもよい。混合ステップおよびプロッダー混練ステップに加え、加工には、粉砕、押出、切断、スタンピング、冷却および/または包装ステップがさらに含まれ得る。
複合顆粒(co−granule)中における酵素の配合
本発明のポリペプチドは、顆粒、例えば1つ以上の酵素を組み合わせる複合顆粒として配合されてもよい。このとき各酵素がより多くの顆粒に存在することになり、洗剤中でより一様な酵素分布が確保される。これはまた、粒径が異なることに起因する異なる酵素の物理的な分離も低減する。洗剤工業用の多酵素複合顆粒状物質の作製方法が、IP.com開示IPCOM000200739Dに開示される。複合顆粒状物質を用いた酵素配合の別の例が国際公開第2013/188331号パンフレットに開示され、これは、(a)多酵素複合顆粒;(b)10wt未満のゼオライト(無水基準);および(c)10wt未満のリン酸塩(無水基準)を含む洗剤組成物に関し、ここで前記酵素複合顆粒は10〜98wt%の吸湿成分を含み、および組成物は、20〜80wt%の洗剤吸湿成分をさらに含む。多酵素複合顆粒は、ヘキソサミニダーゼと、リパーゼ、セルラーゼ、キシログルカナーゼ、ペルヒドロラーゼ、ペルオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、ラッカーゼ、ヘミセルラーゼ、プロテアーゼ、セロビオースデヒドロゲナーゼ、キシラナーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、リケナーゼ、グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、アミラーゼ、およびこれらの混合物からなる群から選択される1つ以上の酵素とを含み得る。
本発明はさらに、以下のパラグラフに要約される:
1.モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を好ましくは含むヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドの、物品のディープクリーニングへの使用であって、物品が生地である、使用。
2.物品の粘着性を防止、低減または除去するための、パラグラフ1に記載の使用。
3.物品の染みを前処理するための、パラグラフ1または2のいずれかに記載の使用。
4.洗浄サイクル中の汚れの再沈着を防止、低減または除去するための、パラグラフ1〜3のいずれかに記載の使用。
5.物品への汚れの付着を防止、低減または除去するための、パラグラフ1〜4のいずれかに記載の使用。
6.物品の白色度を維持または改善するための、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
7.物品から悪臭が低減または除去される、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
8.表面が生地表面である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の使用。
9.生地が、綿、綿/ポリエステル、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルおよび/または絹で作られている、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の使用。
10.ポリペプチドがパラグラフ47〜61のポリペプチドである、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
11.モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を好ましくは含む、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドと、補助成分とを含む組成物。
12.ポリペプチドがパラグラフ47〜61のポリペプチドである、パラグラフ11に記載の組成物。
13.洗剤補助成分が、界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、酵素阻害剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素供給源、予め形成された過酸類、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再沈着防止剤、明色化剤、制泡剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、ビルダーおよびコビルダー、布地色相調整剤(fabric huing agent)、消泡剤、分散剤、加工助剤、および/または顔料からなる群から選択される、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
14.直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類(LAS)、LASの異性体、分枝状アルキルベンゼンスルホン酸塩類(BABS)、フェニルアルカンスルホン酸塩類、α−オレフィンスルホン酸塩類(AOS)、オレフィンスルホン酸塩類、アルケンスルホン酸塩類、アルカン−2,3−ジイルビス(硫酸塩類)、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類およびジスルホン酸塩類、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などのアルキル硫酸塩類(AS)、脂肪アルコール硫酸塩類(FAS)、第一級アルコール硫酸塩類(PAS)、アルコールエーテル硫酸塩類(AESまたはAEOSまたはFES)、第二級アルカンスルホン酸塩類(SAS)、パラフィンスルホン酸塩類(PS)、エステルスルホン酸塩類、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル類、メチルエステルスルホン酸塩(MES)を含めたα−スルホ脂肪酸メチルエステル類(α−SFMeまたはSES)、アルキルまたはアルケニルコハク酸、ドデセニル/テトラデセニルコハク酸(DTSA)、アミノ酸の脂肪酸誘導体、スルホコハク酸のジエステル類およびモノエステル類または脂肪酸塩(石鹸)、およびこれらの組み合わせから好ましくは選択される、約5wt%〜約50wt%、約5wt%〜約40wt%、約5wt%〜約30wt%、約5wt%〜約20wt%、約5wt%〜約10wt%のアニオン性界面活性剤を含む、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
15.クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から好ましくは選択される、約10wt%〜約50wt%の少なくとも1つのビルダーを含む、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
16.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11のアミノ酸配列を有するポリペプチドおよびそれと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%または99%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
17.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号7のアミノ酸配列またはそれと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%または99%の配列同一性を有するポリペプチドである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
18.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号8のアミノ酸配列またはそれと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%または99%の配列同一性を有するポリペプチドである、パラグラフ11〜16のいずれかに記載の組成物。
19.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号9のアミノ酸配列またはそれと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%または99%の配列同一性を有するポリペプチドである、パラグラフ11〜16のいずれかに記載の組成物。
20.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号10のアミノ酸配列またはそれと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%または99%の配列同一性を有するポリペプチドである、パラグラフ11〜16のいずれかに記載の組成物。
21.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号11のアミノ酸配列またはそれと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%または99%の配列同一性を有するポリペプチドである、パラグラフ11〜16のいずれかに記載の組成物。
22.約5wt%〜約40wt%のノニオン性界面活性剤、および約0wt%〜約5wt%のアニオン性界面活性剤を含む、先行するパラグラフのいずれかに記載の組成物。
23.ノニオン性界面活性剤が、アルコールエトキシレート類(AEまたはAEO)、アルコールプロポキシレート類、プロポキシ化脂肪アルコール類(PFA)、エトキシ化および/またはプロポキシ化脂肪酸アルキルエステル類などのアルコキシ化脂肪酸アルキルエステル類、アルキルフェノールエトキシレート類(APE)、ノニルフェノールエトキシレート類(NPE)、アルキルポリグリコシド類(APG)、アルコキシ化アミン類、脂肪酸モノエタノールアミド類(FAM)、脂肪酸ジエタノールアミド類(FADA)、エトキシ化脂肪酸モノエタノールアミド類(EFAM)、プロポキシ化脂肪酸モノエタノールアミド類(PFAM)、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド類、またはグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(グルカミド類、GA、または脂肪酸グルカミド類、FAGA)およびこれらの組み合わせから選択される、パラグラフ22に記載の組成物。
24.プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼおよびオキシダーゼからなる群から選択される1つ以上の酵素をさらに含む、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
25.酵素がプロテアーゼであり、プロテアーゼが動物、植物または微生物由来である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
26.プロテアーゼが化学的に修飾されている、またはプロテインエンジニアリングを受けている、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
27.プロテアーゼがセリンプロテアーゼまたはメタロプロテアーゼ、好ましくはアルカリ微生物プロテアーゼまたはトリプシン様プロテアーゼである、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
28.プロテアーゼが、バチルス属(Bacillus)、例えば、スブチリシンNovo、スブチリシンCarlsberg、スブチリシン309、スブチリシン147、スブチリシン168、ウシ由来のトリプシン、ブタ由来のトリプシンおよびフザリウム属(Fusarium)プロテアーゼからなる群から選択される、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
29.アシネトバクター属種(Acinetobacter sp.)、アエロミクロビウム属種(Aeromicrobium sp.)、ブレブンディモナス属種(Brevundimonas sp.)、ミクロバクテリウム属種(Microbacterium sp).、ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)、シュードモナス属種(Pseudomonas sp.)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)およびステノトロホモナス属種(Stenotrophomonas sp.)からなる群から選択される細菌からのEPSが表面上に付着するのを低減する能力、または細菌が付着している表面から細菌を遊離させる能力を有する、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
30.バー、均一錠剤、2層以上の錠剤、1つ以上の区画を有するパウチ、普通の、または圧縮された粉末、顆粒、ペースト、ゲル、または普通の、圧縮された、または濃縮された液体である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
31.液体洗剤、粉末洗剤および顆粒洗剤組成物から選択されるクリーニング組成物である、先行する組成物パラグラフのいずれかに記載の組成物。
32.a.パラグラフ46〜56のポリペプチドまたはパラグラフ11〜31のいずれかに記載の組成物を含む洗浄液に物品を曝露するステップ;
b.少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;および
c.任意選択で物品をすすぐステップ
を含む、物品の洗濯方法であって、
ここで物品は生地である、方法。
33.物品のディープクリーニング方法であって、物品が好ましくは生地であり、前記方法が、モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)またはNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を好ましくは含むポリペプチドを含む洗浄液に物品を曝露することを含み、ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11に示されるポリペプチドと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%、99%または100%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、方法。
34.洗浄液のpHが1〜11の範囲である、パラグラフ32または33に記載の方法。
35.洗浄液のpHが5.5〜11の範囲、例えば7〜9の範囲、7〜8の範囲または7〜8.5の範囲である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
36.洗浄液の温度が5℃〜95℃の範囲、または10℃〜80℃の範囲、10℃〜70℃の範囲、10℃〜60℃の範囲、10℃〜50℃の範囲、15℃〜40℃の範囲、20℃〜40℃の範囲、15℃〜30℃の範囲または20℃〜30℃の範囲である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
37.洗浄液の温度が約20℃〜約40℃である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
38.洗浄液の温度が約15℃〜約30℃である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
39.物品に存在する染みがパラグラフ46〜60のポリペプチドまたはパラグラフ11〜31のいずれかに記載の洗剤組成物で前処理される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
40.物品の粘着性が低減される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
41.汚れの再沈着が低減される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
42.物品への汚れの付着が低減または除去される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
43.物品の白色度が維持または改善される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
44.物品から悪臭が低減または除去される、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
45.洗浄液中のヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドの濃度が洗浄液1リットル当たり少なくとも0.001mgのポリペプチド、例えば少なくとも0.05mgのタンパク質、または少なくとも1.0mgのタンパク質、または少なくとも1.5mgのタンパク質であり、任意選択で洗浄液中のポリペプチドの濃度が洗浄液1リットル当たり0.0002mg/L〜2mg/L、例えば0.002mg/L〜2mg/L、例えば0.2mg/L〜2mg/Lの範囲または0.00001mg/L〜10mg/Lの範囲または0.0001mg/L〜10mg/Lの範囲、または0.001mg/L〜10mg/Lの範囲、または0.01mg/L〜10mg/Lの範囲であり、任意選択で本発明のポリペプチドの濃度が総洗剤濃度の0.00001%〜2wt%、例えば0.0001〜0.1wt%、例えば0.0005〜0.1wt%、例えば0.001〜0.1wt%、例えば0.001〜0.5wt%、例えば0.002〜0.5wt%または0.0002〜0.09である、先行する方法パラグラフのいずれかに記載の方法。
46.a.配列番号7、8、9、10または11に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%、99%または100%の配列同一性を有するポリペプチド;
b.低ストリンジェンシー条件下で、
i.配列番号1、3、5、12または14の成熟型ポリペプチドコード配列、
ii.そのcDNA配列、または
iii.(i)または(ii)の完全長相補体
とハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
c.配列番号1、3、5、12または14の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列と少なくとも60%、例えば80%、85%、90%、95%、98%、99%または100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
d.1つ以上の位置に置換、欠失、および/または挿入を含む配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11の成熟型ポリペプチドの変異体;および
e.ヘキソサミニダーゼ活性を有する(a)、(b)、(c)、または(d)のポリペプチドの断片;および
f.モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、NLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含むポリペプチド
からなる群から選択される、ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチド。
47.配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号13または配列番号15の成熟型ポリペプチド、または配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11に示されるポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ46のポリペプチド。
48.配列番号2の成熟型ポリペプチドまたは配列番号7に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ46または47のポリペプチド。
49.配列番号4の成熟型ポリペプチドまたは配列番号8に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ46または47のポリペプチド。
50.配列番号6の成熟型ポリペプチドまたは配列番号9に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ46または47のポリペプチド。
51.配列番号13の成熟型ポリペプチドまたは配列番号10に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ46または47のポリペプチド。
52.配列番号15の成熟型ポリペプチドまたは配列番号11に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ46または47のポリペプチド。
53.低いストリンジェンシー条件下、低い〜中程度のストリンジェンシー条件下、中程度のストリンジェンシー条件下、中程度〜高いストリンジェンシー条件下、高いストリンジェンシー条件下、または極めて高いストリンジェンシー条件下で、
i.配列番号1、3、5、12または14の成熟型ポリペプチドコード配列、
ii.そのcDNA配列、または
iii.(i)または(ii)の完全長相補体
とハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされる、パラグラフ46〜52に記載のポリペプチド。
54.配列番号1、3、5、12、14の成熟型ポリペプチドコード配列またはそのcDNA配列と少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされる、パラグラフ46〜53のいずれかに記載のポリペプチド。
55.配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11に示されるアミノ酸配列、または配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号13または配列番号15の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、パラグラフ46〜54のいずれかに記載のポリペプチド。
56.1つ以上の位置に置換、欠失、および/または挿入を含む配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10または配列番号11の変異体である、パラグラフ46〜55のいずれかに記載のポリペプチド。
57.パラグラフ46〜56のいずれかに記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
58.発現宿主におけるポリペプチドの産生を誘導する1つ以上の制御配列に作動可能に連結されたパラグラフ57のポリヌクレオチドを含む核酸構築物または発現ベクター。
59.ポリペプチドの産生を誘導する1つ以上の制御配列に作動可能に連結されたパラグラフ57のポリヌクレオチドを含む組換え宿主細胞。
60.その野生型形態でポリペプチドを産生する細胞をポリペプチドの産生につながる条件下で培養することを含む、パラグラフ46〜56のいずれかのポリペプチドの作製方法。
61.ポリペプチドを回収することをさらに含む、パラグラフ60の方法。
62.パラグラフ59の宿主細胞をポリペプチドの産生につながる条件下で培養することを含む、パラグラフ46〜56のいずれかに記載のポリペプチドの作製方法。
63.ポリペプチドを回収することをさらに含む、パラグラフ62の方法。
64.パラグラフ57のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたタンパク質をコードする遺伝子であって、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドにとって外来性である遺伝子を含む核酸構築物または発現ベクター。
65.パラグラフ57のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたタンパク質をコードする遺伝子であって、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドにとって外来性である遺伝子を含む組換え宿主細胞。
66.パラグラフ62のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたタンパク質をコードする遺伝子であって、シグナルペプチドをコードするポリヌクレオチドにとって外来性である遺伝子を含む組換え宿主細胞をタンパク質の産生につながる条件下で培養することを含む、タンパク質の作製方法。
67.タンパク質を回収することをさらに含む、パラグラフ66の方法。
68.第2の目的ポリペプチド;好ましくは目的酵素;より好ましくは目的分泌酵素;さらにより好ましくは、ヒドロラーゼ、イソメラーゼ、リガーゼ、リアーゼ、オキシドレダクターゼ、またはトランスフェラーゼをコードするポリヌクレオチドをさらに含み;および最も好ましくは分泌酵素が、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダーゼ、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、アスパラギナーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−キシロシダーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セロビオヒドロラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エンドグルカナーゼ、エステラーゼ、緑色蛍光タンパク質、グルカノトランスフェラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、ムタナーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼ、またはキシラナーゼである、パラグラフ65の組換え宿主細胞。
69.第2の目的ポリペプチドが宿主細胞にとって異種または同種である、パラグラフ65の組換え宿主細胞。
70.真菌宿主細胞;好ましくは、糸状真菌宿主細胞;より好ましくは、アクレモニウム属(Acremonium)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ブエルカンデラ属(Bjerkandera)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、コプリヌス属(Coprinus)、コリオルス属(Coriolus)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、フミコラ属(Humicola)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、フレビア属(Phlebia)、ピロマイセス属(Piromyces)、プレウロツス属(Pleurotus)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トラメテス属(Trametes)、またはトリコデルマ属(Trichoderma)細胞;最も好ましくは、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)、ヤケイロタケ(Bjerkandera adusta)、セリポリオプシス・アネイリナ(Ceriporiopsis aneirina)、セリポリオプシス・カレギエア(Ceriporiopsis caregiea)、セリポリオプシス・ギルベスセンス(Ceriporiopsis gilvescens)、セリポリオプシス・パンノシンタ(Ceriporiopsis pannocinta)、セリポリオプシス・リブロサ(Ceriporiopsis rivulosa)、セリポリオプシス・スブルファ(Ceriporiopsis subrufa)、セリポリオプシス・スブベルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、クリソスポリウム・イノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウム・ケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウム・ルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウム・メルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウム・パンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウム・クイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウム・トロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウム・ゾナツム(Chrysosporium zonatum)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、クリオルス・ヒルスツス(Coriolus hirsutus)、フザリウム・バクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクラツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、フレビア・ラジアタ(Phlebia radiata)、プレウロツス・エリンギイ(Pleurotus eryngii)、チエラビア・テルレストリス(Thielavia terrestris)、トラメテス・ビロサ(Trametes villosa)、トラメテス・ベルシコロル(Trametes versicolor)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)、またはトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)細胞である、パラグラフ65または68に記載の組換え宿主細胞。
71.細菌宿主細胞;好ましくは、原核宿主細胞;より好ましくは、グラム陽性宿主細胞;さらに好ましくは、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、またはストレプトマイセス属(Streptomyces);ならびに最も好ましくは、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、枯草菌(Bacillus subtilis)、およびバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)宿主細胞である、パラグラフ65または68に記載の組換え宿主細胞。
72.パラグラフ32〜45のいずれかの方法に記載の洗濯される物品。
一部の好ましい実施形態は、以下のパラグラフに要約される:
1.ヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドが、配列番号2、4および6の成熟型ポリペプチドと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される、組成物1グラム当たり少なくとも0.01mgの活性酵素と、少なくとも1つの補助成分とを含む組成物。
2.ポリペプチドが、配列番号2、4および6の成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ1の組成物。
3.配列番号7もしくは配列番号2の成熟型ポリペプチドまたは配列番号8もしくは配列番号4の成熟型ポリペプチドまたは配列番号9もしくは配列番号6の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、パラグラフ1または2のいずれかの組成物。
4.洗濯用または食器洗浄用組成物などのクリーニング組成物である、パラグラフ1〜3のいずれかに記載の組成物。
5.補助成分が、
a.少なくとも1つのビルダー、
b.少なくとも1つの界面活性剤、および
c.少なくとも1つの漂白剤成分
から選択される、パラグラフ4に記載の組成物。
6.組成物が少なくとも1つのビルダーを含み、ビルダーが、約0〜65重量%、好ましくは約40〜65重量%、特に約20〜65重量%、特に10重量%〜50重量%の量で添加され、およびビルダーが、リン酸塩類、クエン酸ナトリウムビルダー、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ナトリウムおよびゼオライト類の中から選択される、パラグラフ5に記載の組成物。
7.ビルダーが、クエン酸、メチルグリシン−N,N−二酢酸(MGDA)および/またはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)およびこれらの混合物から選択される、パラグラフ6に記載の組成物。
8.1〜40wt%、好ましくは0.5〜30wt%の少なくとも1つの漂白剤成分を含み、漂白剤成分が過炭酸塩および漂白触媒、好ましくはマンガン化合物を含む、先行するパラグラフのいずれかに記載の組成物。
9.少なくとも1つの漂白剤成分が過酸化物、好ましくは過炭酸塩(percabonate)および触媒、好ましくは1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナンまたは酢酸マンガン(II)四水和物(MnTACN)などの金属含有漂白触媒である、パラグラフ8に記載の組成物。
10.組成物が少なくとも1つの界面活性剤を含み、界面活性剤がアニオン性および/またはノニオン性である、先行するパラグラフのいずれかに記載の組成物。
11.約5wt%〜約50wt%、約5wt%〜約40wt%、約5wt%〜約30wt%、約5wt%〜約20wt%、約5wt%〜約10wt%のアニオン性界面活性剤を含む、パラグラフ10に記載の組成物。
12.約5wt%〜約50wt%、約5wt%〜約40wt%、約5wt%〜約30wt%、約5wt%〜約20wt%、約5wt%〜約10wt%のノニオン性界面活性剤を含む、パラグラフ10または11に記載の組成物。
13.アニオン性界面活性剤が、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類(LAS)、LASの異性体、アルコールエーテル硫酸塩(AEO、AEOS)およびラウリルエーテル硫酸ナトリウムおよびラウレス硫酸ナトリウム(SLES)から選択される、パラグラフ10〜12のいずれかに記載の組成物。
14.ノニオン性界面活性剤が、アルコールエトキシレート類(AEまたはAEO)、アルコールプロポキシレート類、アルコールプロポキシレート類、プロポキシ化脂肪アルコール類(PFA)、エトキシ化および/またはプロポキシ化脂肪酸アルキルエステル類などのアルコキシ化脂肪酸アルキルエステル類、アルキルフェノールエトキシレート類(APE)、ノニルフェノールエトキシレート類(NPE)、アルキルポリグリコシド類(APG)、アルコキシ化アミン類、脂肪酸モノエタノールアミド類(FAM)、脂肪酸ジエタノールアミド類(FADA)、エトキシ化脂肪酸モノエタノールアミド類(EFAM)、プロポキシ化脂肪酸モノエタノールアミド類(PFAM)、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド類、グルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(グルカミド類、GA、または脂肪酸グルカミド類、FAGA)およびこれらの組み合わせから選択される、パラグラフ10〜13のいずれかに記載の組成物。
15.パラグラフ1〜14のいずれかの組成物の、物品のディープクリーニングへの使用であって、物品が生地である、使用。
16.配列番号2、4および6の成熟型ポリペプチドと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドを含む洗浄液またはパラグラフ1〜14のいずれかに記載の洗剤組成物に物品を曝露するステップ;
少なくとも1つの洗浄サイクルを完了するステップ;および
任意選択で物品をすすぐステップ
を含む、物品を洗濯するための洗濯方法であって、
物品が生地である、方法。
17.テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの使用であって、ポリペプチドが洗濯および/または食器洗浄などのクリーニング作業においてヘキソサミニダーゼ活性を有する、使用。
18.テルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの使用であって、ポリペプチドが物品のディープクリーニングへのヘキソサミニダーゼ活性を有し、物品が生地である、使用。
19.物品の粘着性を防止、低減または除去するための、パラグラフ17に記載の使用。
20.洗浄サイクル中の汚れの再沈着を防止、低減または除去するための、パラグラフ17または18のいずれかに記載の使用。
21.ポリペプチドが、配列番号2、4および6の成熟型ポリペプチドと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドおよび少なくとも1つの補助成分からなる群から選択される、先行するパラグラフのいずれかに記載の使用。
22.ポリペプチドが、配列番号2、4および6の成熟型ポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、パラグラフ21の使用。
本明細書全体を通じて提供されるいずれの上限数値も、それより低い限界数値が本明細書に明示的に記載されたものとして、かかるより低い限界数値を全て包含することが理解されなければならない。本明細書全体を通じて提供されるいずれの下限数値も、それより高い限界数値が本明細書に明示的に記載されたものとして、かかるより高い限界数値を全て包含するものとする。本明細書全体を通じて提供されるいずれの数値範囲も、かかるより広い数値範囲内にあるより狭い数値の範囲が全て本明細書に明示的に記載されたものとして、かかるより狭い数値範囲を全て包含するものとする。
アッセイおよび洗剤組成物
洗剤組成物
以下に挙げる洗剤組成物を本発明の酵素と組み合わせて使用することができる。
Biotex black(液体)
5〜15%アニオン性界面活性剤、<5%ノニオン性界面活性剤、香料、酵素、DMDMおよびヒダントイン。
Ariel Sensitive White & Colorの組成物(液体洗剤組成物)
水、アルコールエトキシ硫酸塩、アルコールエトキシレート、アミノオキシド、クエン酸、C12〜18抜頭(topped)パーム核脂肪酸、プロテアーゼ、グリコシダーゼ、アミラーゼ、エタノール、1,2−プロパンジオール、ギ酸ナトリウム、塩化カルシウム、水酸化ナトリウム、シリコーン乳剤、トランス−硫酸化EHDQ(成分は、降順で記載する)。
WFK IEC−Aモデル洗剤の組成物(粉末)
成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム8.8%、エトキシル化脂肪族アルコールC12〜18(7 EO)4.7%、ナトリウム石鹸3.2%、消泡DC2−4248S3.9%、ケイ酸アルミニウムナトリウムゼオライト4A 28.3%、炭酸ナトリウム11.6%、アクリル酸およびマレイン酸からのコポリマーのナトリウム塩(Sokalan CP5)2.4%、ケイ酸ナトリウム3.0%、カルボキシメチルセルロース1.2%、Dequest 2066 2.8%、光学増白剤0.2%、硫酸ナトリウム6.5%、プロテアーゼ0.4%。
モデル洗剤Aの組成物(液体)
成分:12%LAS、11%AEO Biosoft N25−7(NI)、5%AEOS(SLES)、6%MPG(モノプロピレングリコール)、3%エタノール、3%TEA、2.75%ココナッツソープ、2.75%ダイズソープ、2%グリセロール、2%水酸化ナトリウム、2%クエン酸ナトリウム、1%ギ酸ナトリウム、0.2%DTMPAおよび0.2%PCA(パーセンテージは全てw/wである)
モデル洗剤N(液体)の組成
成分:NaOH 0.87%、MPG(モノプロピレングリコール(monopropylenglycol))6%、グリセロール2%、ダイズソープ2.75%、ココナッツソープ2.75%、PCA(Sokalon CP−5)0.2%、AEO Biosoft N25−7(NI)16%、ギ酸ナトリウム(sodium formiate)1%、クエン酸ナトリウム2%、DTMPA0.2%、エタノール(96%)3%、NaOHまたはクエン酸でpH調整、水を加えて100%にする(全てのパーセンテージはw/w(重量体積)である。
Persil Universal Gelの組成
成分:15〜30%アニオン性界面活性剤、5〜15%ノニオン性界面活性剤、<5%ホスホン酸塩、石鹸、アミルシンナム、ブチルフェニルメチルプロピオナール、リモネン、ゲラニオール(gernaiol)、光学的明色化剤、酵素。
Ariel Actiliftの組成物(液体)
成分:5〜15%アニオン性界面活性剤;<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、石鹸;酵素、光学増白剤、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料、α−イソメチルイオノン、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール。
Ariel Actilift Colour&Styleの組成物(液体)
成分:5〜15%アニオン性界面活性剤;<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、石鹸;酵素、香料、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、α−イソメチルイオノン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール。
Persil Small & Mightyの組成物(液体)
成分:15〜30%のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、5〜15%の石鹸、<5%のポリカルボキシレート、香料、ホスホン酸塩、光学増白剤。
Persil 2 in 1 with Comfort Passion Flower Powder
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベントナイト、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ケイ酸ナトリウム、ゼオライト、水、クエン酸、TAED、C12〜15パレス(Pareth)−7、ステアリン酸、香料、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、セルロースゴム、加工トウモロコシデンプン、塩化ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、カルシウムナトリウムEDTMP、アニリノモルホリノトリアジニルアミノスチルベンゼンスルホン酸二ナトリウム、重炭酸ナトリウム、フェニルプロピルエチルメチコン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ステアリン酸グリセリル、炭酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、α−イソメチルイオノン、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、セルロース、プロテアーゼ、リモネン、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、スクロース、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、CI12490、CI45100、CI42090、チオ硫酸ナトリウム、CI61585。
Persil Biological Powder
スクロース、ソルビトール、ケイ酸アルミニウム、ポリオキシメチレンメラミン、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、CI61585、CI45100、リパーゼ、アミラーゼ、キサンタンゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、CI12490、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、CI42090、マンナナーゼ、CI11680、エチドロン酸、四ナトリウムEDTA。
Persil Biological Tablets
炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、重炭酸ナトリウム、ゼオライト、水、ケイ酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、セルロース、TAED、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ヘミセルロース、リグニン、ラウリルグルコシド、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、ベントナイト、塩化ナトリウム、香料、エチドロン酸四ナトリウム、硫酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ジメチコン、アニリノモルホリノトリアジニルアミノスチルベンゼンスルホン酸二ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリメチルシロキシケイ酸、炭酸カルシウム、セルロース、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、プロテアーゼ、加工トウモロコシデンプン、スクロース、CI12490、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アミラーゼ、カオリン。
Persil Colour Care Biological Powder
スブチリシン、イミダゾリジノン、ヘキシルシンナマル、スクロース、ソルビトール、ケイ酸アルミニウム、ポリオキシメチレンメラミン、CI61585、CI45100、リパーゼ、アミラーゼ、キサンタンゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、CI12490、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、CI42090、マンナナーゼ、CI11680、エチドロン酸、四ナトリウムEDTA。
Persil Colour Care Biological Tablets
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ゼオライト、水、ケイ酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、セルロースゴム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルグルコシド、塩化ナトリウム、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、香料、チオグリコール酸ナトリウム、PVP、硫酸ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ジメチコン、ベントナイト、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリメチルシロキシケイ酸、炭酸カルシウム、セルロース、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、プロテアーゼ、加工トウモロコシデンプン、スクロース、チオ硫酸ナトリウム、アミラーゼ、CI74160、カオリン。
Persil Dual Action Capsules Bio
MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、MEA−水添ヤシ脂肪酸塩、C12〜15パレス−7、ジプロピレングリコール、水、エチドロン酸四ナトリウム、ポリビニルアルコール、グリセリン、アジリジン、エトキシル化ホモポリマー、プロピレングリコール、香料、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、ソルビトール、MEA−硫酸塩、エタノールアミン、スブチリシン、グリコール、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、ヘキシルシンナマル、リモネン、リナルール、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、α−イソメチルイオノン、ゲラニオール、アミラーゼ、ポリマーブルー着色剤(Polymeric Blue Colourant)、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)、タルク、塩化ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、マンナナーゼ、安息香酸デナトニウム。
Persil 2 in 1 with Comfort Sunshiny Days Powder
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベントナイト、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ケイ酸ナトリウム、ゼオライト、水、クエン酸、TAED、C12〜15パレス−7、香料、ステアリン酸、ナトリウムアクリル酸/MAコポリマー、セルロースゴム、加工トウモロコシデンプン、塩化ナトリウム、エチドロン酸四ナトリウム、カルシウムナトリウムEDTMP、アニリノモルホリノトリアジニルアミノスチルベンゼンスルホン酸二ナトリウム、重炭酸ナトリウム、フェニルプロピルエチルメチコン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ステアリン酸グリセリル、炭酸カルシウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ゲラニオール、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、セルロース、プロテアーゼ、PEG−75、二酸化チタン、デキストリン、スクロース、ポリアリールスルホン酸ナトリウム、CI12490、CI45100、CI42090、チオ硫酸ナトリウム、CI61585。
Persil Small & Mighty 2 in 1 with Comfort Sunshiny Days
水、C12〜15パレス−7、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、水添ヤシ脂肪酸ナトリウム、トリエタノールアミン、グリセリン、TEA−水添ヤシ脂肪酸ナトリウム、香料、塩化ナトリウム、ポリクオタニウム−10、PVP、ポリマーピンク着色剤(Polymeric Pink Colourant)、硫酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ブチルフェニルメチルプロピオナール、スチレン/アクリレートコポリマー、ヘキシルシンナマル、シトロネロール、オイゲノール、ポリビニルアルコール、酢酸ナトリウム、イソプロピルアルコール、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)、ラウリル硫酸ナトリウム。
Persil Small & Mighty Bio
水、MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、ラウレス硫酸ナトリウム、C12〜15パレス−7、TEA−水添ヤシ脂肪酸塩、MEA−クエン酸塩、エトキシル化アジリジンホモポリマー、MEA−エチドロン酸塩、トリエタノールアミン、香料、アクリレートコポリマー、ソルビトール、MEA−硫酸塩、亜硫酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ブチルフェニルメチルプロピオナール、スチレン/アクリレートコポリマー、シトロネロール、硫酸ナトリウム、ペプチド、塩、発酵(工程)からの糖、スブチリシン、グリセリン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、ゲラニオール、ペクチン酸リアーゼ、アミラーゼ、ラウリル硫酸ナトリウム、マンナナーゼ、CI42051。
Persil Small & Mighty Capsules Biological
MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、MEA−水添ヤシ脂肪酸塩、C12〜15パレス−7、ジプロピレングリコール、水、グリセリン、ポリビニルアルコール、香料、エトキシル化アジリジンホモポリマー、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、ソルビトール、MEA−硫酸塩、エタノールアミン、スブチリシン、グリオール、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ヘキシルシンナマル、デンプン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、リモネン、リナルール、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、α−イソメチルイオノン、ゲラニオール、アミラーゼ、タルク、ポリマーブルー着色剤(Polymeric Blue Colourant)、塩化ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、安息香酸デナトニウム、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)、マンナナーゼ。
Persil Small & Mighty Capsules Colour Care
MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、MEA−水添ヤシ脂肪酸塩、C12〜15パレス−7、ジプロピレングリコール、水、グリセリン、ポリビニルアルコール、香料、エトキシル化アジリジンホモポリマー、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、MEA−硫酸塩、エタノールアミン、PVP、ソルビトール、ブチルフェニルメチルプロピオナール、スブチリシン、ヘキシルシンナマル、デンプン、リモネン、リナルール、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、α−イソメチルイオノン、ゲラニオール、タルク、ポリマーブルー着色剤(Polymeric Blue Colourant)、安息香酸デナトニウム、ポリマーイエロー着色剤(Polymeric Yellow Colourant)。
Persil Small & Mighty Colour Care
水、MEA−ドデシルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、ラウレス硫酸ナトリウム、C12〜15パレス−7、TEA−水添ヤシ脂肪酸塩、MEA−クエン酸塩、エトキシル化アジリジンホモポリマー、MEA−エチドロン酸塩、トリエタノールアミン、香料、アクリレートコポリマー、ソルビトール、MEA−硫酸塩、亜硫酸ナトリウム、グリセリン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、硫酸ナトリウム、ペプチド、塩、発酵(工程)からの糖、スチレン/アクリレートコポリマー、スブチリシン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル)、ゲラニオール、ペクチン酸リアーゼ、アミラーゼ、ラウリル硫酸ナトリウム、マンナナーゼ、CI61585、CI45100。
Fairy Non Bioの組成物(液体)
成分:15〜30%アニオン性界面活性剤、5〜15%ノニオン性界面活性剤、石鹸、ベンズイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料。
モデル洗剤Tの組成物(粉末)
成分:11%LAS、2%AS/AEOS、2%石鹸、3%AEO、15.15%炭酸ナトリウム、3%ケイ酸ナトリウム、18.75%ゼオライト、0.15%キレート剤、2%クエン酸ナトリウム、1.65%AA/MAコポリマー、2.5%CMCおよび0.5%SRP(パーセンテージは全てw/wである)。
モデル洗剤Xの組成物(粉末)
成分:16.5%のLAS、15%のゼオライト、12%の二ケイ酸ナトリウム、20%の炭酸ナトリウム、1%のソカラン、35.5%の硫酸ナトリウム(パーセンテージは全てw/wである)。
Ariel Actilift Colour&Styleの組成物(粉末)
成分:5〜30%アニオン性界面活性剤、<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、ポリカルボキシレート、ゼオライト;酵素、香料、ヘキシルシンナマル。
Ariel Actiliftの組成物(粉末)
成分:5〜15%アニオン性界面活性剤、酸素系漂白剤、<5%ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、ポリカルボキシレート、ゼオライト、光学増白剤、酵素、香料、ブチルフェニルメチルプロピオナール、クーマリン、ヘキシルシンナマル。
Persil Megaperlsの組成物(粉末)
成分:15〜30%の下記成分:アニオン性界面活性剤、酸素系漂白剤およびゼオライト、5%未満の下記成分:ノニオン性界面活性剤、ホスホン酸塩、ポリカルボキシレート、石鹸、その他の成分:香料、ヘキシルシンナマル、サリチル酸ベンジル、リナロール、光学増白剤、酵素およびシトロネロール。
Grain Liquid,Original:
成分:水、アルコールエトキシ硫酸塩、ジエチレングリコール、アルコールエトキシレート、エタノールアミン、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、クエン酸、ボラックス(Borax)、ナトリウムクメンスルホン酸塩、プロピレングリコール、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジプロピルエチルテトラミン、水酸化ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ジメチコン、アミラーゼ、プロテアーゼ、Liquitint(商標)、水添ヒマシ油、芳香剤。
Tide Liquid,Original:
成分:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、クエン酸、水酸化ナトリウム、ボラックス、エタノールアミン、エタノール、アルコール硫酸塩、ポリエチレンイミンエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、プロテアーゼ、ジエチレングリコール、ラウレス−9、アルキルジメチルアミンオキシド、芳香剤、アミラーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、DTPA、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ポリエチレングリコール4000、マンナナーゼ、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン。
Liquid Tide、Free and Gentle:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、プロピレングリコール、ボラックス、エタノール、直鎖アルキルベンゼンスルホンナトリウム、塩、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、トランス硫酸化およびエトキシル化ヘキサメチレンジアミン、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、MEA塩、ギ酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、DTPA、アミンオキシド、ギ酸カルシウム、二ナトリウムジアミノスチルベン、ジスルホン酸塩、アミラーゼ、プロテアーゼ、ジメチコン、ベンズイソチアゾリノン。
Tide Coldwater Liquid、Fresh Scent:
水、アルコールエトキシ硫酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、エタノールアミン、クエン酸、ボラックス(Borax)、硫酸アルコール、水酸化ナトリウム、ポリエチレンイミン、エトキシレート、ナトリウム脂肪酸、エタノール、プロテアーゼ、ラウレス−9、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ラウラミンオキシド、ナトリウムクメン、スルホン酸塩、芳香剤、DTPA、アミラーゼ、二ナトリウム、ジアミノスチルベン、ジスルホン酸塩、ギ酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸カルシウム、ポリエチレングリコール4000、マンナナーゼ、ペクチナーゼ、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン。
Tide TOTALCARE(商標)Liquid,Cool Cotton:
水、アルコールエトキシ硫酸塩、プロピレングリコール、ナトリウム脂肪酸、塩化ラウトリモニウム、エタノール、水酸化ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クエン酸、エタノールアミン、ジエチレングリコール、シリコーンポリエーテル、ボラックス、芳香剤、ポリエチレンイミンエトキシレート、プロテアーゼ、ラウレス−9、DTPA、ポリアクリルアミドクオタニウム塩化物、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Orange、ジプロピルエチレンテトラアミン、ジメチコン、セルラーゼ。
Liquid Tide Plus Bleach Alternative(商標),Vivid White and Bright,Original and Clean Breeze:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、MEA塩、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミン エトキシレート、エタノール、ナトリウム脂肪酸、エタノールアミン、ラウラミンオキシド、ボラックス、ラウレス−9、DTPA、クメンスルホン酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム塩、硫酸アルコール、水酸化ナトリウム、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、芳香剤、アミラーゼ、プロテアーゼ、マンナナーゼ、ペクチナーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ベンズイソチアゾリノン、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン、ジプロピルエチルテトラアミン。
Liquid Tide HE,Original Scent:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、アルキル硫酸ナトリウム、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、MEA塩、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ボラックス、ポリエチレンイミン、エトキシレートプロポキシレート、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、芳香剤、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、マンナナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン/ポリジメチルシリコーン。
Tide TOTALCARE HE Liquid,renewing Rain:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルコールエトキシレート、クエン酸、エタノールアミン、ナトリウム脂肪酸、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、水酸化ナトリウム、ボラックス、ポチエチレンイミンエトキシレート、シリコーンポリエーテル、エタノール、プロテアーゼ、クメンスルホン酸ナトリウム、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ラウレス−9、芳香剤、アミラーゼ、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、マンナナーゼ、Liquitint(商標)Orange、ジメチコン、ポリアクリルアミドクオタニウム塩化物、セルラーゼ、ジプロピルエチルテトラアミン。
Tide Liquid HE Free:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、ジエチレングリコール、クエン酸モノエタノールアミン、ギ酸ナトリウム、プロピレングリコール、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、エタノールアミン、エタノール、ポリエチレンイミンエトキシレート、アミラーゼ、ベンズイソチアゾリン、ボラックス、ギ酸カルシウム、クエン酸、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ジメチコン、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ラウレス−9、マンナナーゼ、プロテアーゼ、クメンスルホン酸ナトリウム、ナトリウム脂肪酸。
Tide Coldwater HE Liquid,Fresh Scent:
水、アルコールエトキシ硫酸塩、MEAクエン酸塩、硫酸アルコール、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩MEA、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ボラックス、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、芳香剤、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、プロテアーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン。
Tide for Coldwater HE Free Liquid:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム塩、アルコールエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:MEA塩、ナトリウム脂肪酸、ポリエチレンイミンエトキシレート、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、ボラックス、プロテアーゼ、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、アミラーゼ、クエン酸、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ジメチコン。
Tide Simply Clean & Fresh:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ギ酸ナトリウム、エタノール、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、芳香剤、ラウラミンオキシド、DTPA、ポリエチレンアミンエトキシレート、ギ酸カルシウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジメチコン、テトラミン、Liquitint(商標)Blue。
Tide Pods,Ocean Mist,Mystic Forest,Spring Meadow:
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、C12〜16パレス−9、プロピレングリコール、アルコールエトキシ硫酸塩、水、ポリエチレンイミンエトキシレート、グリセリン、脂肪酸塩、PEG−136ポリ酢酸ビニル、エチレンジアミンジコハク酸塩、モノエタノールアミンクエン酸塩、亜硫酸水素ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸カルシウム、マンナナーゼ、エキシログルカナーゼ、ギ酸ナトリウム、水添ヒマシ油、ナタラーゼ、色素、テルマミル、スブチリシン、ベンズイソチアゾリン、香料。
Tide to Go:
脱イオン水、ジプロピレングリコールブチルエーテル、アルキル硫酸ナトリウム、過酸化水素、エタノール、硫酸マグネシウム、アルキルジメチルアミンオキシド、クエン酸、水酸化ナトリウム、トリメトキシ安息香酸、芳香剤。
Tide Strain Release Liquid:
水、アルキルエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過酸化水素、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、エタノールアミン、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、テトラブチルエチリジンビスフェノール、F&DC Yellow 3、芳香剤。
Tide Strain Release Powder:
過炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、水、アルキルベンゼンスルホン酸塩、DTPA、ポリエチレングリコール、パルミチン酸ナトリウム、アミラーゼ、プロテアーゼ、加工デンプン、F&DC Blue 1、芳香剤。
Tide Strain Release,Pre Treater Spray:
水、アルキルエトキシレート、MEAホウ酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、プロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、塩化カルシウム酵素、プロテアーゼ、エタノールアミン、ベンズイソチアゾリノン、アミラーゼ、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、芳香剤。
Tide to Go Stain Eraser:
水、アルキルアミンオキシド、ジプロピレングリコールフェニルエーテル、過酸化水素、クエン酸、エチレンジアミンジコハク酸ナトリウム塩、アルキル硫酸ナトリウム、芳香剤。
Tide boost with Oxi:
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、アルコールエトキシレート、塩化ナトリウム、マレイン酸/アクリリル酸コポリマー、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、硫酸ナトリウム、着色剤、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム塩、水和アルミノケイ酸塩(ゼオライト)、ポリエチレングリコール、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、デンプン、水、芳香剤。
Tide Strain Release boost Duo Pac:
液体部分と粉末部分が充填されている、ポリビニルアルコールポーチフィルム:
液体成分:ジプロピレングリコール、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、水、グリセリン、Liquitint(商標)Orange、粉末成分:過炭酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、アミノケイ酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、マレイン酸/アクリル酸コポリマー、水、アミラーゼ、ポリエチレングリコール、パルミチン酸ナトリウム、加工デンプン、プロテアーゼ、グリセリン、DTPA、芳香剤。
Tide Ultra Stain Release:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム/MEA塩、MEAクエン酸塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、プロテアーゼ、ボラックス、クメンスルホン酸ナトリウム、DTPA、芳香剤、アミラーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、グルコナーゼ、ジメチコン、Liquitint(商標)Blue、マンナナーゼ。
Ultra Tide with a Touch of Downy(登録商標)Powdered Detergent,April Fresh/Clean Breeze/April Essence:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ベントナイト、水、過炭酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、アルキル硫酸塩、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、DTPA、ポリエチレングリコール4000、シリコーン、エトキシレート、芳香剤、ポリエチレンオキシド、パルミチン酸、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、プロテアーゼ、Liquitint(商標)Red、FD&C Blue 1、セルラーゼ。
Ultra Tide with a Touch of Downy Clean Breeze:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミン、プロポキシエトキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、硫酸アルコール、ジメチコン、芳香剤、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、プロテアーゼ、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、アミラーゼ、グルコナーゼ、ヒマシ油、ギ酸カルシウム、MEA、スチレンアクリレートコポリマー、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Blue。
Ultra Tide with Downy Sun Blossom:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、ポリエチレンイミンエトキシレート、硫酸アルコール、ジメチコン、芳香剤、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、プロテアーゼ、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、アミラーゼ、ヒマシ油、ギ酸カルシウム、MEA、スチレンアクリレートコポリマー、プロパンアンミウムプロパンアミド、グルコナーゼ、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Blue。
Ultra Tide with Downy April Fresh/Sweet Dream:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、硫酸アルコール、ジメチコン、芳香剤、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、プロテアーゼ、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、アミラーゼ、グルコナーゼ、ヒマシ油、ギ酸カルシウム、MEA、スチレンアクリレートコポリマー、プロパンアミニウムプロパンアミド、ギ酸ナトリウム、Liquitint(商標)Blue。
Ultra Tide Free Powdered Detergent:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、水、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、エトキシレート、過炭酸ナトリウム、ポリエチレングリコール4000、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、セルラーゼ。
Ultra Tide Powdered Detergent,Clean Breeze/Spring Lavender/mountain Spring:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、硫酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、水、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、パルミチン酸、プロテアーゼ、シリコーン、セルラーゼ。
Ultra Tide HE(high Efficiency) Pwdered Detergent,Clean Breeze:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、水、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリアルキル硫酸ナトリウム、ケイ酸塩、過炭酸ナトリウム、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、パルミチン酸、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、プロテアーゼ、シリコーン、セルラーゼ。
Ultra Tide Coldwater Powdered Detergent,Fresh Scent:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、水、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、DTPA、芳香剤、ナタラーゼ、パルミチン酸、プロテアーゼ、二ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸塩、FD&C Blue 1、シリコーン、セルラーゼ、アルキルエーテル硫酸塩。
Ultra Tide with bleach Powdered Detergent,Clean Breeze:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過炭酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、水、ケイ酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、パルミチン酸、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、FD&C Blue 1、セルラーゼ、アルキルエーテル硫酸塩。
Ultra Tide with Febreeze Freshness(商標)Powdered Detergent,Spring Renewal:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過炭酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、水、ポリアクリル酸ナトリウム、ケイ酸塩、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、エトキシレート、ポリエチレングリコール4000、DTPA、芳香剤、セルラーゼ、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、FD&C Blue 1。
Liquid Tide Plus with Febreeze Freshness−Sport HE Active Fresh:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:MEA塩、アルコールエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、ボラックス、芳香剤、DTPA、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、マンナナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン/ポリジメチルシリコーン。
Tide Plus Febreeze Freshness Spring & Renewal:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:ナトリウム/MEA塩、MEAクエン酸塩、プロピレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレート、芳香剤、エタノール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンプロポキシエトキシレート、プロテアーゼ、硫酸アルコール、ボラックス、ナトリウム脂肪酸、DTPA、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、MEA、マンナナーゼ、グルコナーゼ、ギ酸ナトリウム、ジメチコン、Liquitint(商標)Blue、テトラミン。
Liquid Tide Plus with Febreeze Freshness,Sport HE Active Victory Fresh:
水、アルコールエトキシ硫酸ナトリウム、MEAクエン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ナトリウム塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩:MEA塩、アルコールエトキシレート、ナトリウム脂肪酸、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレンイミンエトキシレートプロポキシレート、ジクオタニウムエトキシ硫酸塩、エタノール、クメンスルホン酸ナトリウム、ボラックス、芳香剤、DTPA、亜硫酸水素ナトリウム、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、マンナナーゼ、セルラーゼ、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、ラウラミンオキシド、Liquitint(商標)Blue、ジメチコン/ポリジメチルシリコーン。
Tide Vivid White + Bright Powder,Original:
炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、過炭酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、水、ケイ酸塩、ポリアクリル酸ナトリウムエトキシレート、ポリエチレングリコール4000、芳香剤、DTPA、パルミチン酸、プロテアーゼ、ジアミノスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、シリコーン、FD&C Blue 1、セルラーゼ、アルキルエーテル硫酸塩。
洗浄アッセイ
Mini Launder−O−Meter(MiniLOM)モデル洗浄システム
MiniLOMは小型洗浄システムであり、Stuartローテータに置かれた50ml試験チューブ内で洗浄が行われる。各チューブが1つの小さい洗濯機を模擬し、実験時は各々に、特定の供試洗剤/酵素系の溶液が、その試験台となる汚れた、および汚れていない布地と共に入れられる。回転(典型的には20rpm)によって機械的応力がもたらされ、加熱箱/加熱室にローテータを置くことによって温度が制御される。
Terg−O−toMeter(TOM)洗浄アッセイ
Terg−O−toMeter(TOM)は、12以下の異なる洗浄条件を同時にテストするために適用することができる中規模モデル洗浄システムである。TOMは、基本的に、大きな温度制御ウォーターバスであり、その中に浸漬させた12個以下の開放金属ビーカを備える。各ビーカは、1つの小さなトップローダ式洗浄機を構成し、実験の間、それらの各々は、特定の洗剤/酵素系の溶液と、その性能をテストする対象の汚れた布地および汚れていない布地を含有する。機械的ストレスは、回転攪拌アームによって達成され、このアームは、各ビーカ内の液体を攪拌する。TOMビーカには蓋がないので、洗浄中のオンライン情報のためにTOM実験およびアッセイ中にサンプルを抜き取ることが可能である。
TOMモデル洗浄システムは、主に、米国またはLA/AP洗浄条件での洗剤および酵素の中規模テストに使用されている。TOM実験において、汚れに対するバラストの比や洗浄液に対する布地の比などの係数は、変動し得る。このように、TOMは、AMSAおよびミニ洗浄などの小規模実験と、トップローダ式洗浄機を用い、より多くの時間がかかる実物実験とをつなげる役割を果たす。
設備:12個のスチール製ビーカと、500または1200mLの洗剤溶液容量を有するビーカにつき1つの回転アームとを備えるウォーターバス。温度範囲は、5〜80℃である。ウォーターバスには、脱イオン水を充填しなければならない。回転速度は、70〜120rpm/分以下に設定することができる。Terg−O−ToMeterの温度を設定し、ウォーターバス内の回転を開始する。温度が調節される(誤差は、+/−0.5℃)のを待つ。ビーカは全て清浄であり、微量の以前のテスト材料を含まないものとする。所望の量の洗剤、温度および水硬度を有する洗浄溶液をバケツ中に調製する。10分間の磁気攪拌の間に洗剤を溶解させる。洗浄溶液は、調製後30〜60分以内に使用すべきである。800mlの洗浄溶液をTOMビーカに添加する。洗浄溶液を120rpmで攪拌した後、任意選択で、1種または複数種の酵素をビーカに添加する。布切れ、続いてバラスト負荷をビーカに導入する。布切れとバラストをビーカに添加したとき、時間測定を開始する。布切れを20分間洗浄した後、攪拌を停止する。続いて、洗浄負荷をTOMビーカから篩に移して、常温の水道水ですすぐ。汚れた布切れをバラスト負荷から分ける。汚れた布切れは、5分間水を流しながら、常温の水道水を含む5Lビーカに移す。バラスト負荷は、次の不活性化のために、分けたままにしておく。布切れを手で穏やかに絞って排水し、紙で覆ったトレイの上に置く。もう1枚の布を布切れの上に置く。布切れを一晩乾燥させた後、本明細書に記載するColor Eyeを用いた色の強度の計測などの分析に付す。
本発明は以下の例によってさらに説明されるが、それらの例が本発明の範囲を限定するものと解釈されてはならない。
アッセイ
アッセイ1:ヘキソサミニダーゼ活性
4−ニトロフェニルN−アセチル−β−D−グルコサミニド(Sigma−Aldrich)を基質として使用して、配列番号7、配列番号8、および配列番号9の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性を決定した。酵素反応は96ウェル平底ポリスチレンマイクロタイタープレート(Thermo Scientific)において以下の条件によりトリプリケートで実施した:100μlの総反応容積中、50mM 2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸pH6緩衝液、1.5mg/ml 4−ニトロフェニルN−アセチル−β−D−グルコサミニドおよび20μg/ml精製酵素サンプル。並行して、酵素を含まないブランクサンプルを実行した。反応はThermomixer comfort(Eppendorf)において37℃で行った。10分間インキュベートした後、各反応混合物に5μl 1M NaOHを添加して酵素反応を停止させた。POLARstar Omegaプレートリーダー(BMG LABTECH)を用いて吸光度を405nmで読み取り、4−ニトロフェニルN−アセチル−β−D−グルコサミニド基質の酵素加水分解に起因して遊離した4−ニトロフェノレートイオンの形成を推定した。結果は以下の表に要約する。この表は、トリプリケートで実施した各反応についての405nmで測定した平均吸光度を示す。配列番号7、配列番号8、配列番号9で行った反応について、酵素を含まないブランクと比較して吸光度がより高いことが分かり、これは配列番号7、配列番号8、配列番号9がヘキソサミニダーゼ活性を呈することを実証している。
Figure 0006959259
アッセイ2:ヘキソサミニダーゼ活性
4−メチルウンベリフェリルN−アセチル−β−D−グルコサミニド(Sigma−Aldrich)を基質として使用して、配列番号7、配列番号8、配列番号9、および配列番号10の成熟型ポリペプチドのヘキソサミニダーゼ活性を決定した。酵素反応は96ウェル平底ポリスチレンマイクロタイタープレート(Thermo Scientific)において以下の条件によりトリプリケートで実施した:200μlの総反応容積中、20mM 3−モルフォリノプロパン−1−スルホン酸pH7緩衝液、5mM 4−メチルウンベリフェリルN−アセチル−β−D−グルコサミニドおよび20nM精製酵素サンプル。並行して、酵素を含まないブランクサンプルを実行した。反応は周囲温度20〜25℃で行った。酵素と基質とを混合した後、直ちにSpectraMax M2eプレートリーダーを用いて反応速度を追跡した。励起波長は368nmに設定し、蛍光発光読み取りは448nmで行った。反応は60秒間隔で30分間追跡した。蛍光シグナルの増加を用いて、4−メチルウンベリフェリルN−アセチル−β−D−グルコサミニド基質の酵素加水分解に起因して遊離した4−メチルウンベリフェリルイオンの形成を推定した。結果は以下の表に要約する。この表は、トリプリケートで実施した各反応についての368nmの励起および448nmの蛍光発光を用いて毎分相対蛍光単位(RFU/min)として測定した平均反応初速度を示す。配列番号7、配列番号8、配列番号9、および配列番号10で行った反応について、酵素を含まないブランクと比較して反応初速度がより高いことが分かり、これは配列番号7、配列番号8、配列番号9、および配列番号10がヘキソサミニダーゼ活性を呈することを実証している。
Figure 0006959259
実施例1 ヘキソサミニダーゼの発現およびクローニング
配列番号2に含まれるポリペプチドを有するヘキソサミニダーゼをコードするDNAは、1969年にATCCから入手されたテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)株(ATCC12327)から単離した。配列番号4および6に含まれるポリペプチドを有するヘキソサミニダーゼをコードするDNAは、米国で収集された環境土壌試料から単離された、それぞれテルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)およびテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)細菌株から単離した。配列番号13および15に含まれるポリペプチドを有するヘキソサミニダーゼをコードするDNAは、米国で収集された環境試料から単離された、2つのテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)株から後に単離した。これらの4つのテルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)株およびテルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)株からQIAamp DNA Blood Mini Kit(Qiagen、Hilden、ドイツ)によって染色体DNAを単離し、Illumina技術を用いた全ゲノムシーケンシングに供した。グリコシルヒドロラーゼドメインを有するタンパク質配列に関してゲノム配列を分析した(GH20、www.cazy.org)。テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)およびテルリバチルス・ゴリエンシス(Terribacillus goriensis)株から3つのGH20遺伝子および対応する配列、配列番号1、3、5、12および14が同定された。Geneart社に、ヘキソサミニダーゼの成熟ペプチド配列をコードするコドン最適化合成DNAを注文した。成熟型ポリペプチドは配列番号7、8、9、10および11に示される。
Figure 0006959259
実施例2:ヘキソサミニダーゼのクローニングおよび発現
ヘキソサミニダーゼまたはヘキソサミニダーゼ活性を有するポリペプチドの成熟ペプチド配列をコードするコドン最適化合成遺伝子は、配列番号7、8、9、10および11に示される。国際公開第12/025577号パンフレットに記載されるとおりバチルス属(Bacillus)発現ベクターにこれらの配列を挿入した。簡潔に言えば、ヘキソサミニダーゼ遺伝子の成熟ペプチドをコードするDNAをバチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)分泌シグナル(BcSP;以下のアミノ酸配列を有する:MKKPLGKIVASTALLISVAFSSSIASA(配列番号16)とインフレームでクローニングした。この遺伝子の天然分泌シグナルをBcSPに置き換えた。BcSP配列の下流にアフィニティータグ配列を導入して精製プロセスを容易にした(Hisタグ;以下のアミノ酸配列を有する:HHHHHHPR(配列番号17)。従って発現した遺伝子は、BcSP配列と、続くHisタグ配列と、続く成熟野生型GH20配列、すなわち配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11のポリペプチドを含んだ。最終的な発現プラスミド(BcSP−Hisタグ−GH20)をバチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)発現宿主に形質転換した。GH20 BcSP融合遺伝子は形質転換時に相同組換えによってバチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)宿主細胞ゲノムに組み込まれた。
三重プロモータ系(国際公開第99/43835号パンフレットに記載されるとおり)の制御下で遺伝子構築物を発現させた。クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼをコードする遺伝子をマーカ(maker)として使用した((Diderichsen et al.,1993,Plasmid 30:312−315)に記載されるとおり)。6マイクログラムのクロラムフェニコール/mlを補足したLB培地寒天上で形質転換体を選択した。GH20発現構築物を含有する1つの組換えバチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)クローンが選択され、これを各々100ml酵母エキス系培地が入った500mlバッフル付き三角フラスコ内においてロータリー振盪台上で培養した。30℃〜37℃で3〜5日の培養時間後、酵素が含まれる上清を遠心によって回収し、酵素をHisタグ精製によって精製した。
実施例3:Hisタグ精製方法
5mL HisTrap Excelカラム(GE Healthcare Life Sciences)によるNi2+を金属イオンとして使用した固定化金属クロマトグラフィー(IMAC)により、Hisタグ付加GH20ヘキソサミニダーゼ酵素を精製した。この精製はpH7で行い、結合したタンパク質はイミダゾールで溶出させた。50mM HEPES、100mM NaCl pH7.0で緩衝液交換した後、精製酵素の純度をSDS−PAGEによって調べ、酵素の濃度を吸光度280nmによって決定した。
実施例4:バイオフィルムアッセイ
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)はInyigo Lasa(Valle et al.,Mol Microbiol.2003 May;48(4):1075−87)より供与いただいた。この株をトリプチケースソイ寒天(TSA)上37℃で一晩成長させた。翌日、単一コロニーを15mlのトリプチケースソイブロス(TSB)に移し、振盪下37℃で5時間インキュベートした。この培養物をTSB+1%グルコースで1:100希釈し、100μLの細菌懸濁液を96ウェルマイクロタイタープレート(Thermo Scientific,Nunclon Delta Surface、カタログ番号167008)の各ウェルに移し、振盪なしに37℃で24時間インキュベートした。上清を吸引し、ウェルを100μLの0.9%塩化ナトリウムで洗浄して、100μLの硬水か、または0(対照)もしくは20、10、5、2.5、1.25、0.62、0.31、0.16、0.08、0.04、0.02および0.01μg/mLの酵素(配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11を有する成熟型ポリペプチド)を含有する3.3gr/Lモデル洗剤Aかのいずれかを充填した。37℃で1時間インキュベートした後、ウェルを水で洗浄し、100μLの0.095%クリスタルバイオレット溶液(SIGMA V5265)で15分間染色した。次にウェルを100μLの水で2回リンスし、乾燥させて、プレートをスキャンした。
洗剤の存在下および非存在下で1時間のインキュベーション後に目視し得る黄色ブドウ球菌(S.aureus)バイオフィルムの形成を低減することができた各酵素の最低濃度を決定した(表5を参照のこと)。酵素は全てデュプリケートでアッセイし、同様の結果が得られた。
Figure 0006959259
実施例5:液体モデル洗剤中におけるヘキソサミニダーゼのディープクリーニング
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)15981(Inyigo Lasa(Valle et al.,Mol Microbiol.2003 May;48(4):1075−87)より供与いただいた)を本実施例のモデル微生物として使用した。黄色ブドウ球菌(S.aureus)をトリプトンソーヤ寒天(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid Ltd、Basingstoke、UK)上にリストリークし、37℃で1日インキュベートした。10mLのTSBに単一コロニーを接種し、この培養物を振盪(200rpm)しながら37℃で16時間インキュベートした。増殖後、黄色ブドウ球菌(S.aureus)培養物を新鮮なTSB+1%グルコース(24563;Roquette Freres)中に希釈(1:100)し、2mLアリコートを滅菌ポリエステル(WFK30A)の丸い布切れ(直径2cm)が入った12ウェルポリスチレン平底マイクロプレート(3512;Costar、Corning Incorporated、Corning、NY、USA)のウェルに加えた。対照ウェルには滅菌TSB+1%グルコースを加えた。37℃で48時間後(静的インキュベーション)、布切れを15°dH水で2回すすいだ。5片のすすいだ布切れ(滅菌または黄色ブドウ球菌(S.aureus)付き)を50mL試験チューブに入れ、各チューブに10mLの洗浄液(15°dH水+0.2g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)+3.33g/L液体モデルA洗剤)および0.2ppm酵素(配列番号7、8および9の成熟型ポリペプチド)を加えた。酵素なしの洗浄を対照として含めた。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、37℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを15°dH水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。
Handheld Minolta CR−300を使用して色差(L)値を測定した。これを表6に示す。デルタ値(L(酵素入りで洗浄した布切れ)−L(酵素なしで洗浄した布切れ))もまた示す。
Figure 0006959259
これらの結果は、ヘキソサミニダーゼがモデル洗剤A中でディープクリーニング特性を呈することを示している。
実施例6:液体モデル洗剤中におけるヘキソサミニダーゼのディープクリーニング効果
実施例5に記載したとおり生地布切れ(wfk30A)上に黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)バイオフィルムを成長させた。滅菌培地でインキュベートした布切れを対照として含めた。ヘキソサミニダーゼのディープクリーニング特性を試験するため、5片のすすいだ布切れ(滅菌または黄色ブドウ球菌(S.aureus)付き)を50mLコニカル遠心チューブに入れ、各チューブに10mLの洗浄液(15°dH水+0.2g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)+3.33g/L液体モデルA洗剤)および0.2ppm(または2ppm)酵素を加えた。対照には酵素は加えなかった。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、37℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを15°dH水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。
Handheld Minolta CR−300を使用して色差(L)値を測定し、相対洗浄効率を計算した((L酵素入り−L酵素なし)/(L滅菌布切れ−L酵素なし)×100)。これを表7に示す。
Figure 0006959259
前出の実施例と合わせると、これらの結果は、本発明のポリペプチドが全て、酵素を含まない試料と比較したときディープクリーニング特性を有することを示している。
実施例7:蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)バイオフィルム布切れに対するヘキソサミニダーゼのディープクリーニング効果
アイスランドから単離された蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)を本実施例のモデル微生物として使用した。蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)をトリプトンソーヤ寒天(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid Ltd、Basingstoke、UK)上にリストリークし、周囲温度で3日間インキュベートした。10mLのTSBに単一コロニーを接種し、この培養物を振盪しながら(Tetramax 1000、460rpm)周囲温度で16時間インキュベートした。増殖後、培養物を新鮮TSB中に希釈(1:100)し、滅菌生地(WFK20A)の丸い布切れ(直径2cm)が入った12ウェルポリスチレン平底マイクロプレート(3512;Costar、Corning Incorporated、Corning、NY、USA)のウェルに1.65mLアリコートを加えた。対照ウェルには滅菌TSBを加えた。周囲温度で(静的に)48時間インキュベートした後、布切れを0.9%(w/v)NaClで2回すすいだ。5片のすすいだ布切れ(滅菌または蛍光菌(P.fluourescens)バイオフィルム付き)を50mL試験チューブに入れ、各チューブに10mLの洗浄液(15°dH水+0.2g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)+3.33g/L液体モデルA洗剤)および0.2ppmまたは2ppm酵素を加えた。酵素なしの洗浄を対照として含めた。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、30℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを15°dH水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。
Nikon D90デジタルカメラを備えたDigiEYE測色および画像化システム(VeriVide)を使用して三刺激光強度(Y)値を測定した。これを表8に示す。デルタ値(Y(酵素入りで洗浄した布切れ)−Y(酵素なしで洗浄した布切れ))もまた示す。
Figure 0006959259
実施例8 種々の微生物のEPSに対する液体モデル洗剤中のヘキソサミニダーゼのディープクリーニング効果
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)15981(Inyigo Lasa(Valle,J.,A.Toledo−Arana,C.Berasain,J.M.Ghigo,B.Amorena,J.R.Penades、およびI.Lasa.2003,Mol.Microbiol.48:1075−1087)より供与いただいた)、スタフィロコッカス・コーニイ(Staphylococcus cohnii)(生地分離株、デンマーク、O437F4)、蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)(アイスランドからの分離株)およびアシネトバクター・ルオフィイ(Acinetobacter iwoffi)(デンマークからの生地分離株)からバイオフィルム細胞外高分子物質(EPS)の粗抽出物を調製した。黄色ブドウ球菌(S.aureus)については、抽出物は以下のとおり作製した:株をトリプトンソーヤ寒天(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid Ltd、Basingstoke、UK)上にリストリークし、37℃で3日間インキュベートした。次に500mLのTSB+1%グルコース(24563;Roquette Freres)を接種し、50mlコニカル遠心チューブ(339652;Thermo Scientific Nunc)にアリコートに分け(各33ml)、振盪(200rpm)しながら37℃で24時間インキュベートした。続いて細胞を遠心(10分、6000g、25℃)によってペレット化し、プールし、合計5ml 3M NaCl中に再懸濁した。この懸濁液を激しくボルテックスし、周囲温度で15分間インキュベートして、表面会合EPSを抽出した。次に細胞を再ペレット化し(10分、5000g、25℃)、EPS含有上清を回収した。上清を2回滅菌ろ過し(0.45μm、続いて0.2μm)、無菌性について試験し、後の使用時まで−20℃で保存した。
S.コーニイ(S.cohnii)分離株をTSA上にリストリークし、37℃で3日間インキュベートして、一晩培養物の接種に使用した(10ml TSB+1%グルコース、37℃、200rpmでインキュベートした)。次にこの培養物をベントキャップ付きCorning(登録商標)CellBIND(登録商標)225cm2カントネック細胞培養フラスコ(製品番号3293)内の250ml新鮮培地(TSB+1%グルコース)中に希釈(1:100)し、フラスコを37℃で2日間インキュベートした。バイオフィルム培養物を遠心(10分、8000、25℃)によってペレット化し、2.5ml 3M NaClに再懸濁して、室温で30分間インキュベートした。次に細胞を再ペレット化し(10分、5000g、25℃)、EPS含有上清を回収し、滅菌ろ過し(0.20μm、16534−K、Minisart、Sartorius Stedim)、使用時まで−20℃で保存した。
蛍光菌(P.fluorescens)をTSA上にリストリークし、20℃で1日間インキュベートした。この株を10mLのTSBに接種し、培養物を20℃で16時間静的にインキュベートした。増殖後、培養物を400ml M63補足培地(15mM(NHSO、100mM KHPO、1.8μM FeSO、1mM MgSO.7H2O、0.4%(w/v)グリセロール、0.2%(w/v)カザミノ酸および0.0001%(w/v)チアミン)中に希釈(1:100)し、ベントキャップ付きCorning(登録商標)CellBIND(登録商標)225cm2カントネック細胞培養フラスコに加えて、20℃で3日間静的にインキュベートした。続いてバイオフィルム培養物を遠心(10分、8000g、25℃)によってペレット化し、細胞を4ml 3M NaClに再懸濁し、30℃で30分間インキュベートして表面会合EPSを抽出した。次に、遠心(10分、5000g、25℃)後に得られたEPS含有上清を滅菌ろ過し、後の時点まで−20℃で保存した。
A.ルオフィイ(A.iwoffi)からの粗EPS抽出物は、以下のとおり調製した:株をTSAプレート上にリストリークし、30℃で3日間インキュベートした。次に10ml LB培地(L3152、Fluka)に単一コロニーを接種し、30℃、200rpmで48時間インキュベートした。培養物を300ml新鮮LB中に希釈(1:100)し、ベントキャップ付きCorning(登録商標)CellBIND(登録商標)225cm2カントネック細胞培養フラスコに加え、30℃で4日間静的にインキュベートした。続いてバイオフィルム培養物を遠心(10分、8000g、25℃)によってペレット化し、このペレットを合計3ml 3M NaClに再懸濁し、室温で30分間インキュベートした。遠心(10分、5000g、25℃)後に得られたEPS含有上清を滅菌ろ過し(0.20μm、16534−K、Minisart、Sartorius Stedim)、使用時まで−20℃で保存した。
洗浄性能試験のため、種々の粗EPS抽出物の50ulアリコートを滅菌生地布切れ(WFK20A)に染み付けし、周囲温度で15分間インキュベートした。布切れ(滅菌またはEPS付き)を50mL試験チューブに入れ、各チューブに10mLの洗浄液(15°dH水+0.2g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)+3.33g/L液体モデルA洗剤)および0.2μg/mlまたは2μg/ml酵素を加えた。酵素なしの洗浄を対照として含めた。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、37℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを15°dH水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。Nikon D90デジタルカメラを備えたDigiEYE測色・画像化システム(VeriVide)を使用して三刺激光強度(Y)値を測定した。これを表9に示す。
デルタ値(Y(酵素入りで洗浄した布切れ)−Y(酵素なしで洗浄した布切れ))および相対洗浄効率値((L酵素入り−L酵素なし)/(L滅菌布切れ−L酵素なし)×100))もまた示す。
Figure 0006959259
データは、ヘキソサミニダーゼが、グラム陽性菌およびグラム陰性菌の両方を含めた様々な微生物のバイオフィルムEPSに対してディープクリーニング特性を示すことを明確に示している。
実施例9:液体モデル洗剤中におけるヘキソサミニダーゼの悪臭低減
EPSを例えば実施例8に記載されるとおり精製した。精製後、EPSの50μLアリコートを滅菌ポリエステル(WFK30A)の丸い布切れ(直径2cm)が入った12ウェルポリスチレン平底マイクロプレート(3512;Costar、Corning Incorporated、Corning、NY、USA)のウェルに加えた。続行する前に布切れを15分間インキュベート(静的インキュベーション)した。6片の布切れを50mL試験チューブに入れ、各チューブに10mLの洗浄液(15°dH水+3.33g/L液体モデルA洗剤)および0.2ppm、2.0ppmまたは20.0ppm酵素(配列番号9)を加えた。酵素なしの洗浄を対照として含めた。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、37℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを20mL 15°dH水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。
臭気チャンバのセットアップおよびエレクトロニックノーズを使用した生地上の揮発性物質の分析
気体の揮発性物質の結合に関して試験するため、全ての乾燥した布切れを四角形のプラスチック箱(30.7cm×21.9cm×6.0cm−内寸)に無作為に分配した。10mLガラスビーカの中央に置き、様々なアルデヒド類の5mLの混合物(ペンタナール160mM、ヘキサナール40mM、ヘプタナール80mM、(E)−2−ヘプテナール20mM、オクタナール30mM、ノナナール10mM、デカナール8mM、(E)−2−デセナール10mMおよび(E,E)−2−デカジエナール12mM−化学物質は全てSigma−Aldrichから購入した)を加えた。臭気チャンバの蓋を閉め、Parafilm(登録商標)で包んだ。布切れを室温で16時間インキュベートした後、個々に20mL GC−MSバイアル(Mikrolab Aarhus A/S、Aarhus、デンマーク)の底に置き、シリコーン製のねじ蓋(Mikrolab Aarhus A/S、Aarhus、デンマーク)を被せた。40℃で20分間インキュベートした後、各サンプルから5mLヘッドスペースを
・Alpha M.O.S.、フランスのHeracles IIエレクトロニックノーズ(2つのFIDを備えた二重カラムガスクロマトグラフ、カラム1:Restek MXT−5 10m×0.18mm×0.2μmおよびカラム2:Restek MXT−1701 10m×0.18mm×0.2μm)で分析した。サンプルは無作為な順序で実行した。
Figure 0006959259
これらの結果は、ヘキソサミニダーゼがモデル洗剤A中で悪臭低減特性を呈することを示している。
実施例10:種々の洗剤中におけるヘキソサミニダーゼのディープクリーニング
実施例8に記載されるとおり蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)(アイスランドからの分離株)から粗EPS(細胞外高分子物質)抽出物を調製した。洗浄性能を試験するため、この抽出物の50ulアリコートを滅菌生地布切れ(WFK20A)に染み付けし、周囲温度で15分間浸しておいた。布切れ(滅菌またはEPS付き)を50mLコニカル遠心チューブに入れ、10mLの洗浄液(15°dH水+0.2g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)および洗剤(3.33g/L液体モデルA洗剤、2.0g/LモデルNまたは4.6g/L Persil Universal Gel(登録商標))を加えた。酵素を0.2μg/mlの最終濃度になるように加えた。酵素を含まないチューブを対照として含めた。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、37℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを15°dH水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。Nikon D90デジタルカメラを備えたDigiEYE測色・画像化システム(VeriVide)を使用して三刺激光強度(Y)値を測定した。これを表11に示す。
デルタ値(Y(酵素入りで洗浄した布切れ)−Y(酵素なしで洗浄した布切れ))もまた示す。
Figure 0006959259
実施例11:TOMにおける洗浄性能
実施例8に記載されるとおり蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)(アイスランドからの分離株)から粗EPS抽出物を調製した。使用前に抽出物を滅菌ろ過し、生地布切れ(wfk20A(ポリエステル/綿混合(65%/35%))、50mm×50mm)に100μlアリコートを染み付けして、室温で10分間インキュベートした。Terg−o−tometer洗浄を以下で実施した;0.4g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)および3.33g/L液体モデル洗剤Aを秤り取り、1時間浸しておいた後、洗浄した。次にその汚い洗剤をTOMビーカ内の1000mlの予め温めた水、硬度(15°dH)に加え、10分間溶解させた(最大限撹拌)。次に撹拌レベルを90rpmに下げ、生地布切れ(2片のEPS布切れならびに合計10g生地/ビーカに達するようなバラスト材料(wfk10A、wfk30A))を加え、酵素(0.2ppm)入りまたは酵素なしで30℃で35分間洗浄した。洗浄後、全ての布切れを水道水で2回すすぎ、ろ紙上で一晩乾燥させた。Macbeth Color−Eye 7000(CE7000)を使用してレミッション(REM460nm)値を測定した。これを表12に示す。
デルタ値(REM460nm (酵素入りで洗浄した布切れ)−REM460nm (酵素なしで洗浄した布切れ))もまた示す。
Figure 0006959259
実施例12:実規模洗浄における洗浄性能
実施例8に記載されるとおり蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)(アイスランドからの分離株)から粗EPS抽出物を調製した。中央で切断した洗浄済みのTシャツ(AnvilサステイナブルTシャツ(50%ポリエステル/50%綿))に抽出物を染み付けし(200μlアリコート)、それらの染みを室温に30分間放置して乾燥させた後、洗浄した。Miele洗濯機(Miele Softtronic、W2245)で水道水および3.33g/L液体モデルA洗剤中0.16g/L酸化鉄(III)ナノ粉末(544884;Sigma−Aldrich)を使用して2つの半分のTシャツを独立に洗浄した。40℃色物洗い(Color)プログラムを使用した(運転時間1時間26分)。洗浄後、これらの2つの半分のTシャツを干して室温で一晩乾燥させた。Macbeth Color−Eye 7000(CE7000)を使用してレミッション(REM460nm)値を測定した。これを表13に示す。デルタ値(REM460nm (酵素入りで洗浄した布切れ)−REM460nm (酵素なしで洗浄した布切れ))もまた示す。
Figure 0006959259
実施例13:蛍光WGA−Alexafluor488アッセイを用いたEPS加水分解測定
アイスランドから分離された蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)株を本実施例のモデル微生物として使用した。蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)株をトリプトンソーヤ寒天(TSA)(pH7.3)(CM0131;Oxoid Ltd、Basingstoke、UK)上にリストリークし、23℃で1日間インキュベートした。この株を10mLのTSBに接種し、培養物を振盪しながら23℃で16時間インキュベートした。一晩培養物を200ml M63補足培地(15mM(NH4)2SO4、100mM KH2PO4、1.8μM FeSO4、1mM MgSO4.7H2O、0.4%(w/v)グリセロール、0.2%(w/v)カザミノ酸および0.0001%(w/v)チアミン)中に希釈(1:100)し、ベントキャップ付きCorning(登録商標)CellBIND(登録商標)225cm2カントネック細胞培養フラスコ(製品番号3293)に加えて、23℃で5日間静的にインキュベートした。続いて各バイオフィルム培養物を4本の50mlファルコンチューブ(Corning #430820)に移し、遠心(10分、8000g、25℃)によってペレット化し、上清を完全に廃棄した。4本のファルコンの各々からの残渣ペレットを0.450ml 3M NaClに再懸濁して表面会合EPS(細胞外高分子物質)を抽出し、1つの試験チューブ(5ml、Eppendorf #0030119401)にプールした。懸濁液を5000g、25℃で10分間遠心し、1.8mlの上清をEPS画分として新しい試験チューブに移し、後の使用時まで−20℃で保存した(粗EPSと呼ばれる)。粗EPSの150ulアリコートを3本のエッペンドルフ試験チューブに分注し、80ppmの配列番号9または50mM Hepes 100mM NaCl緩衝液単独のいずれかを含有する150ulの酵素溶液と混合して、室温で1時間インキュベートした。各チューブから50ulアリコートサンプルを回収し、次に洗浄済みの滅菌布切れ(wfk 20A、ポリエステル/綿65%/35%)の丸い布切れが入ったnunc Maxisorp黒色マイクロタイタープレート(ThermoScientific #437111)のウェルに加えた。プレートを室温で15分間インキュベートした。次に各ウェルから上清を除去し、100ulの水で布切れを洗浄した。次に、各ウェルに50ulのWGA−Alexa fluor488色素(10ug/ml;励起/発光極大約495/519nm;Thermo Fischer Scientific、#W11261)を加えた。Alexa Fluor(登録商標)488 WGAはシアル酸およびN−アセチルグルコサミニル残基に結合する。プレートを室温で15分間インキュベートした。最後にサンプルを100ulの水で洗浄し、SpectraMax M3機器で測定した。酵素溶液および緩衝液対照と混合した粗EPSに対応する3つのサンプルの各々を、8つのウェルに入れた8つの布切れで試験した。標準偏差を含め、得られた測定値を以下の表14に掲載する。
Figure 0006959259
蛍光測定の結果は、蛍光菌(P.fluorescens)株からのEPS抽出物がWGA−Alexa Fluor488で標識されることを示しており、EPSがN−アセチルグルコサミニル残基を含み、かつヘキソサミニダーゼ(配列番号9)加水分解に感受性があることが示唆される。
実施例14:洗浄済みのEPS布切れのコムギ胚芽凝集素(WGA)染色
実施例8に記載されるとおり、但し以下のように少し改変を加えて、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)15981(Inyigo Lasa(Valle,J.,A.Toledo−Arana,C.Berasain,J.M.Ghigo,B.Amorena,J.R.Penades、およびI.Lasa.2003,Mol.Microbiol.48:1075−1087)より供与いただいた)から粗EPS抽出物を調製した:培養物をTSB+1%グルコース中37℃で24時間インキュベートした後、EPSを抽出した。洗浄のため、滅菌生地布切れ(洗浄済みwfk20A生地、65%ポリエステル/35%綿)にEPSの100ulアリコートを染み付けし、周囲温度で20分間インキュベートした。布切れ(滅菌またはEPS付き)を50mL試験チューブに入れ、各チューブに10mLの洗浄液(15°dH水+3.33g/L液体モデルA洗剤)および20μg/ml酵素を加えた。酵素なしの洗浄を対照として含めた。試験チューブをStuartローテータに置き、20rpm、37℃で1時間インキュベートした。次に洗浄液を除去し、布切れを15°dH水で2回すすぎ、12ウェルポリスチレン平底マイクロプレート(3512;Costar、Corning Incorporated、Corning、NY、USA)に入れた。次に布切れをAlexa Fluor(登録商標)488コンジュゲートコムギ胚芽凝集素(WGA)(1×PBS中10μg/ml)によって室温で30分間染色し、1×PBSで2回リンスし、BMG CLARIOstarマイクロプレートリーダー(励起488nm、発光525nm)でウェルスキャニングによって測定した。蛍光強度値を表15に示す。
対照と比較した相対基質除去率(FIU酵素入り−FIU酵素なし)もまた示す。
Figure 0006959259
WGAレクチンがN−アセチルグルコサミニル残基に親和性を有するとき、それらの結果は、ヘキソサミニダーゼ処理が洗浄中における生地からの基質除去を改善することを示している。
実施例15:クレードおよび系統樹の構築
Glyco_hydro_20ドメインは、ヘキソサミニダーゼ活性、例えばPNAG活性を有する本発明のポリペプチドを含み、WNDドメインならびにクレードなどのクラスターを含む。PFAM(PF00728、Pfam version 31.0 Finn(2016).Nucleic Acids Research,Database Issue 44:D279−D285)に定義されるとおりの、Glyco_hydro_20ドメインを含有するポリペプチド配列の系統樹を構築した。少なくとも1つのGlyco_hydro_20ドメインを含む成熟ポリペプチド配列の多重アラインメントから、系統樹を構築した。これらの配列は、MUSCLEアルゴリズム バージョン3.8.31(Edgar,2004.Nucleic Acids Research 32(5):1792−1797)を使用してアライメントし、樹はFastTree バージョン2.1.8(Price et al.,2010,PloS one 5(3))を使用して構築し、iTOL(Letunic & Bork,2007.Bioinformatics 23(1):127−128)を使用して視覚化した。Glyco_hydro_20ドメインを含むポリペプチド配列は数個のモチーフを含み;一例はGXDE(配列番号18)であり、テルリバチルス・サッカロフィルス(Terribacillus saccharophilus)(配列番号9)の位置158〜161に位置する。残基DおよびEがGlyco_hydro_20酵素の主要な触媒残基である(配列番号9の位置160〜161)。
Glyco_hydro_20のポリペプチドは、以下に挙げるとおりの複数の個別的なサブクラスター、またはクレードに分けることができる。各クレードの個別的なモチーフについて、以下に詳細に説明する。
IASドメインの作成
ドメイン、好ましくは本発明のポリペプチドによって共有されるドメインが同定された。このドメインはこれまで記載がない。このドメインはIESと称され、このドメインのポリペプチドは細菌起源のGlyco_hydro_20ドメインポリペプチドを含み、PNAG活性を有することに加え、特定のモチーフを含むことによって特徴付けられる。このドメインのポリペプチドは、配列番号9の位置44〜50にあるESYAIASに対応するモチーフ例[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)を含む。
WNDドメインの作成
ドメイン、好ましくは本発明のポリペプチドによって共有されるドメインが同定された。このドメインはこれまで記載がない。このドメインはWNDと称され、このドメインのポリペプチドは細菌起源のGlyco_hydro_20ドメインポリペプチドを含み、PNAG活性を有することに加え、特定のモチーフを含むことによって特徴付けられる。このドメインのポリペプチドは、配列番号9の位置156〜163に対応するモチーフ例[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)を含み、ここでGおよびDE(配列番号9の位置158および160〜161に対応する)はDSP3クレードにおいて完全に保存されており、活性部位の一部である。残基DおよびEがGlyco_hydro_20酵素の主要な触媒残基である(配列番号9の位置160〜161)。WNDドメインのポリペプチドに包含され得る別のモチーフはWND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、配列番号9の193〜198であり、ここでW(配列番号9の位置193)は活性部位ポケットの一部であり、PNAG基質のN−アセチル基の結合に関与するものと推定される。
QSTLクレードの作成
QSTLクレードは、ヘキソサミニダーゼ活性、例えばPNAG活性を有する細菌起源のWNDドメインポリペプチドを含む。このクレードのポリペプチドは、配列番号9の位置216〜219に対応するモチーフ例QSTL(配列番号22)を含み、ここでQSTLクレードにおいては4つのアミノ全てが完全に保存されている。このモチーフは、酵素のTIMバレル構造の推定上の「蓋」の一部であり、基質結合に関与しているものと推定される。QSTLクレードのポリペプチドに包含され得る別のモチーフは、NKFFY(配列番号23)、配列番号9の273〜277である。QSTLクレードのポリペプチドに含まれ得るさらなるモチーフは、配列番号9のアミノ酸204〜208に対応するNLD[DR]S(配列番号24)である。
本発明のポリペプチドのアラインメントを図2に示す。本発明のポリペプチドの系統樹を図3に示す。

Claims (16)

  1. ヘキソサミニダーゼ活性を有する少なくとも0.001ppmのポリペプチドであって、テルリバチルス属(Terribacillus)クレードに属し、配列番号7、8、9、10および11に示される成熟型ポリペプチドと少なくとも60%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドおよび
    少なくとも1つの補助成分であって、
    (a)少なくとも1つのビルダー、
    (b)少なくとも1つの界面活性剤、および
    (c)少なくとも1つの漂白成分
    から選択される補助成分を含む、組成物。
  2. 前記ポリペプチドがN−アセチルグルコサミニダーゼ活性および/またはβ−N−アセチルグルコサミニダーゼ(acetylglucosamininidase)活性を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ポリペプチドが、モチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、およびNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含む、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、または配列番号11に示されるポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 配列番号7または配列番号2の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、配列番号8または配列番号4の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、配列番号9または配列番号6の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、配列番号10または配列番号13の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる、または配列番号11または配列番号15の成熟型ポリペプチドを含む、またはそれからなる前記ポリペプチド、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. クリーニング組成物である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 記ビルダーが、0〜65%wt%、40wt%〜65wt%、20wt%〜65wt%、10wt%〜50wt%または5wt%〜50wt%重量の量で添加され、前記ビルダーが、リン酸塩類、クエン酸ナトリウムビルダー、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ナトリウムおよびゼオライト類の中から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記組成物が約1wt%〜約40wt%の少なくとも1つの漂白剤成分を含み、前記漂白剤成分が過炭酸塩および漂白触媒を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 2wt%〜60wt%、5wt%〜50wt%、5wt%〜40wt%、5wt%〜30wt%、5wt%〜20wt%、または5wt%〜10wt%のアニオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 物品のディープクリーニングへの請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物の使用であって、前記物品が生地である、使用。
  11. a)配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10および配列番号11に示されるポリペプチドからなる群から選択されるポリペプチドを含む洗浄液に物品を曝露すること、または請求項1〜のいずれか一項に記載の洗剤組成物に物品を曝露すること;
    b)少なくとも1つの洗浄サイクルを完了すること;および
    c)任意選択で物品をすすぐこと
    を含む、物品の洗濯方法であって、前記物品が生地である、方法。
  12. クリーニング作業におけるテルリバチルス属(Terribacillus)クレードのポリペプチドの使用であって、前記ポリペプチドがヘキソサミニダーゼ活性を有する、使用。
  13. 前記ポリペプチドがモチーフGXDE(配列番号18)、[EQ][NRSHA][YVFL][AGSTC][IVLF][EAQYN][SN](配列番号19)、[VIM][LIV]G[GAV]DE[VI][PSA](配列番号20)、WND[SQR][IVL][TLVM](配列番号21)、QSTL(配列番号22)、NKFFY(配列番号23)、およびNLD[DR]S(配列番号24)のうちの1つ以上を含む、請求項12に記載の使用。
  14. 物品のディープクリーニングへの請求項12または13に記載の使用であって、前記物品が生地である、使用。
  15. (i)前記物品の粘着性を防止、低減または除去するため;
    (ii)前記物品の染みを前処理するため;
    (iii)洗浄サイクル中の汚れの再沈着を防止、低減または除去するため;
    (iv)前記物品への汚れの付着を防止、低減または除去するため;
    (v)前記物品の白色度を維持または改善するため;または
    (vi)前記物品の悪臭を防止、低減または除去するための、
    請求項14に記載の使用であって、前記物品が生地である、使用。
  16. 前記ポリペプチドが、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、または配列番号11に示されるポリペプチドと少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%の配列同一性を有する、請求項12〜15のいずれか一項に記載の使用。
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