JP4595012B2 - 半導体発光装置、光プリントヘッド、および画像形成装置 - Google Patents

半導体発光装置、光プリントヘッド、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光機能を有する半導体装置、光プリントヘッド、および画像形成装置に関するものである。
発光機能を有する半導体素子として、例えば、特許文献1が開示されている。特許文献1には、図31に示すように、p型の第1層312、p型の第2層314、n型の第3層316、p型の第4層318、n型の第5層320、n型の第6層322で成るサイリスタ構造の半導体素子が開示されている。
この種の半導体素子では、アノードとカソード間に電流が流れるONの状態において、順方向のpn接合を介して注入された数キャリアが発光・再結合するように半導体材料層を設けることで、ON状態で発光する3端子発光素子を作製することができる。
ところで、上記構造の3端子発光素子では、良好なサイリスタ動作を得るには、ゲート層に注入された数キャリアがゲート層内で極力再結合されずにゲート層を通過できることが望ましいと考えられ、他方、発光動作の面からは、活性層に注入された数キャリアを活性層内に閉じ込めてキャリア密度を高くすることにより、発光効率を高くできると考えられている。
活性層内にキャリアを閉じ込めるためには、活性層に接する半導体層界面にエネルギー障壁を設けると共に、或る程度の厚い半導体層を設けることが必要と考えられるが、このことは、ゲート制御特性を良くするものであり、少数キャリアがゲート層内で極力再結合されずにゲート層を通過させることとは相反するものである。
このように、従来構造の3端子発光素子では、電気特性と発光特性の双方を最適化することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑み、電気特性と発光特性を共に最適化した高特性の半導体装置、光プリントヘッド、および画像形成装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は、カソード電極と電気的に接続して設けられたカソード層と、カソード層に接して設けられた第1のクラッド層と、第1クラッド層のカソード層と接する面と反対側の面に接して設けられ、電子と正孔との再結合により発光する活性層と、活性層の第1のクラッド層と接する面と反対側の面に接して設けられ、第1のクラッド層と導電型が異なる第2のクラッド層と、第2のクラッド層に接して設けられ、かつゲート電極と電気的に接続して設けられたゲート層と、ゲート層に接して設けられ、カソード層とは導電型が異なり、かつアノード電極と電気的に接続して設けられたアノード層とを備え、第1のクラッド層及び第2のクラッド層は、活性層よりエネルギーバンドギャップが大きくなるべく形成され、ゲート層は、該ゲート層の厚さが当該ゲート層に注入された少数キャリアの平均自由行程以下で形成され、ゲート電極は、ゲート層とアノード層とが接する面の平行位置で、かつカソード電極とアノード電極との間の位置に設けられることを特徴としている。
また、別の本発明は、カソード電極と電気的に接続して設けられたカソード層と、カソード層に接して設けられた第1のクラッド層と、第1クラッド層のカソード層と接する面と反対側の面に接して設けられ、電子と正孔との再結合により発光する活性層と、活性層の第1のクラッド層と接する面と反対側の面に接して設けられ、第1のクラッド層と導電型が異なる第2のクラッド層と、第2のクラッド層に接して設けられ、かつゲート電極と電気的に接続して設けられたゲート層と、ゲート層の第2のクラッド層と接する面と反対側の面から当該ゲート層の内部に向けて、当該ゲート層と導電型が異なる不純物が選択的に拡散され、かつアノード電極と電気的に接続して設けられたアノード領域とを備え、第1のクラッド層及び第2のクラッド層は、活性層よりエネルギーバンドギャップが大きくなるべく形成され、アノード領域及びゲート層は、該アノード領域と該ゲート層との境界を示す拡散フロントと、該ゲート層の第2クラッド層と接する面との距離が当該ゲート層に注入された少数キャリアの平均自由行程以下で形成され、ゲート電極は、ゲート層とアノード領域とが接する面の平行位置で、かつカソード電極とアノード電極との間の位置に設けられることを特徴としている。
本発明によれば、半導体動作を行うためのゲート制御性が発光効率に大きな影響を与えることはなく、逆に、発光特性を高めるための半導体層構造が上記ゲート制御性に大きな影響を与えることもない。よって、電気特性と発光特性の双方を最適化した高特性の半導体装置を実現することができる。
以下に、本発明の半導体発光装置としての3端子発光素子の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。
本実施例の半導体薄膜層は、その半導体層を結晶成長させた母材基板から、その半導体層を剥離することで得ることができる。
半導体薄膜層は、図1に示すように、領域A、領域Bの2つの領域から構成される。
領域Aは、主として発光機能に関わる半導体層領域、領域Bは主としてゲート制御特性に関わる半導体層領域であり、110は接合層、111はカソード・導通層、112はカソード・コンタクト層、113は下クラッド層、114は活性層、115は上クラッド層、120aはゲート・コンタクト層、120bはゲート・導通層、121はアノード・導通層、122はアノード・コンタクト層である。また、131はアノード電極、132はゲート電極、133はカソード電極である。
上記各半導体層を構成する半導体材料は、例えば、InP系半導体材料、AlGaAs系半導体材料、InGaAlP系半導体材料、GaN系半導体材料等の窒化物系半導体材料等を使用することができる。
以下に、AlGaAs系半導体材料を用いた場合の各半導体層の構成を説明する。
図1において、接合層110はn型GaAs層、カソード・導通層111はn型AlGa1−sAs層、カソード・コンタクト層112はn型GaAs層、下クラッド層はAlGa1−xAs層、活性層114はn型AlGa1−yAs層、上クラッド層115はp型AlGa1−zAs層、ゲート・コンタクト層120aはn型GaAs層、ゲート・導通層120bはn型AlGa1−gAs層、アノード・導通層121はp型AlGa1−tAs層、アノード・コンタクト層122はp型GaAs層である。
尚、上記半導体層に加え、各コンタクト層を露出するためにエッチング停止層、例えば、InGaP層などをコンタクト層上に設けることもできる。
上記構成では、ゲート・コンタクト層120aとゲート・導通層120bの総厚は、このゲート層に注入される少数キャリア(正孔)がこの層を通過できるよう、十分薄い層とすることが望ましい(例えば、200nm以下)。また、ゲート・導通層120bは、この層に注入された少数キャリアがこの層を通過できるように、不純物濃度を十分低くすることが望ましい(例えば、1×1017cm−3以下)。
ここで、ゲート層(ゲート・コンタクト層120aとゲート・導通層120b)の条件について、具体的に説明する。
ゲート層の厚さは、P型アノード導通層121とn型ゲート導通層120bのpn接合を介して注入された正孔の平均自由行程よりも薄くすることが望ましい。少数キャリアの平均自由行程とは、キャリアがキャリアの寿命内で拡散する距離(拡散長)を意味し、
キャリアの寿命をτ、拡散係数をDとすると、上記拡散距離(拡散長)Lは、下式(1)で表すことができる。
L=√(τD)・・・・・(1)
上記ゲート層の厚さが、注入された少数キャリアの平均自由行程(すなわち、拡散長)よりも厚い場合は、ゲート層内における少数キャリアの再結合が多くなり、アノード/ゲート間電流が大きくなるため、アノード/カソード間の電流が減少する。その結果、活性層内における注入キャリアの再結合が少なくなり、発光効率は著しく低下する。このような状況下では、ゲート電圧によって発光状態を良好に制御することは困難となる。
以下、ゲート層の厚さと平均自由行程との関係につき、具体的な数値を用いて説明する。
ここでは、ゲート層を低ドープ濃度(電子濃度:1×1017cm−3)のn型AlGa1−xAs層(ゲート・導通層120b)と高ドープ濃度(電子濃度:5×1018cm−3)のn型GaAs層(ゲート・コンタクト層120a)で構成する例を説明する。本具体例では、上記Al混晶比(x)を活性層と同じAl混晶比(x=0.15)とした場合と、活性層より大きいAl混晶比(x=0.4)とした場合について説明する。
尚、ゲート・コンタクト層120aで、高ドープ濃度を例示する理由は、高ドープ濃度にすることで、ゲート電極のコンタクト抵抗を小さくすることができるからである。
ここで、n型GaAs層に注入された少数キャリア(正孔)の拡散距離Lpは、電子濃度Neに対して、
Ne(GaAs−1)=5×1018cm−3で、Lp(GaAs−1)=0.3μm
Ne(GaAs−2)=1×1017cm−3で、Lp(GaAs−2)=4.2μm
である。
AlGa1−xAs内の拡散長を上記したGaAs内の拡散長データから求める。
拡散係数Dはキャリアの移動度に依存する。また、AlGa1−xAs系材料の場合、拡散係数Dは、Al混晶比(x)の増加に伴い減少する。
Al混晶比x=0、x=0.15、x=0.4の各拡散係数を、それぞれD、D0.15、D0.4とすると、Dに対するD0.15、の比η0.15(D0.15、/D)と、Dに対するD0.4の比D0.4(D0.4/D)は、それぞれ、η0.15=0.8、η0.4=0.06
となる。
また、キャリアの寿命τは、多数キャリア濃度と数キャリア濃度の積に依存し、同じ濃度で比較すれば、キャリアの寿命は同じである。キャリアの寿命τは、Al混晶比(x)に依存する。
x=0の場合の寿命(τ)に対するx=0.15の場合の寿命(τ0.15)の比χ0.15(τ0.15/τ)と、x=0の場合の寿命(τ)に対するx=0.4の場合の寿命(τ0.4)の比χ0.4(τ0.4/τ)は、それぞれ、χ0.15=0.1、χ0.4=0.01
となる。
上記結果から、式(1)を用い、ドープ濃度がAl混比x=0.15の拡散長Lp(x:0.15)と、x=0.4の拡散長Lp(x:0.4)を求める。
Lp(x:0.15)=Lp(GaAs−2)×√(η0.15×χ0.15
=4.2[μm]×√(0.8×0.1)
≒1.2[μm]
Lp(x:0.4)=Lp(GaAs−2)×√(η0.4×χ0.4
=4.2[μm]×√(0.06×0.01)
≒0.1[μm]
上記算出結果から、ゲート層をゲート・コンタクト層:GaAs層(電子濃度:5×1018cm−3)と、ゲート・導通層:Al0.15Ga0.85As層(電子濃度:1×1017cm−3)とで構成する場合、ゲート層の厚さを少なくともゲート・コンタクト層内の数キャリアの拡長とゲート・導通層内の数キャリアの拡長の合計より薄くする。
例えば、各々の層厚を各層内の拡長の1/2の厚さ、すなわち、
コンタクト層は、GaAs層厚=Lp(GaAs−1)/2=0.15μm
導通層は、Al0.15Ga0.85As層厚=Lp(x:0.15)/2=0.6μm
にすることができる。
また、ゲート層をゲート・コンタクト層:GaAs層(電子濃度:5×1018cm )と、ゲート・導通層:Al0.4Ga0.6As層(電子濃度:1×1017cm )とで構成する場合、ゲート層の厚さを少なくともゲート・コンタクト層内の数キャリアの拡長とゲート・導通層内の数キャリアの拡長の合計より薄くする。
例えば、各々の層厚を各層内の拡長の1/2の厚さ、すなわち、
コンタクト層は、GaAs層厚=Lp(GaAs−1)/2=0.15μm
導通層は、Al0.4Ga0.6As層厚=Lp(x:0.4)/2=0.05μm
にすることができる。
各層のAl混合比、x、y、z、s、tの関係は、少なくとも、x、z、s、tがyよりも大きいことが望ましい。
x、z>yとすると、活性層内に注入されたキャリアを閉じ込めることが可能となり、s、t>yとすると、発光により他の波長が励起されて発光することを防止できる。
gについては、g≧yとすることが望ましい。g=yとすることにより、ゲート層内で注入された少数キャリアの一部が再結合しても、キャリアの再結合によって発光する光の波長が活性層で発光する光の波長と同等となるため、発光素子として波長分布が狭く良好な発光特性が得られる。
また、gの半導体層が間接半導体材料となる領域の値を選ぶことで、ゲート層内で注入された数キャリアの一部が再結合してもキャリアの再結合によって発光せず、発光素子として波長分布が狭く良好な発光特性が得られる。
次ぎに、窒化物系半導体材料を用いた場合の各半導体層の構成例を説明する。
図1において、接合層110はn型GaN層、或いはAlN/GaN層である。カソード・導通層111はn型AlGa1−sN層、カソード・コンタクト層112はn型GaN層、下クラッド層113はn型GaN層、活性層114はn型InGa1−yN層、上クラッド層115はp型GaN層、ゲート・コンタクト層120aはn型GaN層、ゲート・導通層120bはn型AlGa1−gN層、アノード・導通層121はp型AlGa1−tN層、アノード層・コンタクト122はp型GaN層である。
尚、下クラッド層113と上クラッド層115はAlGa1−rN層を含む層で構成しても良く、また、活性層114は[GaN/InGa1−yN]の多重量子井戸層としても良い。
ここで、窒化物によるゲート層の条件について具体的に説明する。
ここでは、窒化物によるゲート層厚の具体例として、ゲート層をn型GaN層で構成した場合と、ゲート層をp型GaN層で構成した場合について説明する。
n型GaN層中の正孔の拡散長Lp(GaN)は、0.28μm、p型GaN層中の電子の拡散長Le(GaN)は、0.2μmである。
ここで、例えば、上記と同様に、ゲート層の厚さを拡長の1/2にすると、
ゲート層をn型GaN層で構成した場合、
n型GaNゲート層厚は、Lp(GaN)/2=0.14μmとすることができる。
また、ゲート層をp型GaN層で構成した場合、
p型GaNゲート層厚は、Le(GaN)/2=0.1μmとすることができる。
さらに、AlGaInP系半導体材料を用いた場合の各半導体層の構成例を説明する。図1において、接合層110はn型GaAs層、カソード・導通層111はn型(AlGa1−xIn1−yP層、カソード・コンタクト層112はn型GaAs層、下クラッド層113はn型(AlGa1−xIn1−yP層、活性層114はn型InGa1−yP層、上クラッド層115はp型(AlGa1−xIn1−yP層、ゲート・コンタクト層120はn型GaAs層、アノード・導通層121はp型(AlGa1−xIn1−yP層、アノード層・コンタクト122はp型GaAs層である。尚、活性層114はInGaPの多重量子井戸層としても良い。
図2は、図1に示す半導体薄膜層を成長基板から剥離するための構造例を示している。ここでは、半導体薄膜層GaAs基板としてAlGaAs系半導体材料を使用した場合の半導体薄膜層の剥離について説明する。
図2中、101は成長基板となるGaAs基板、102は半導体薄膜層をエピタキシャル成長させるためのバッファー層となるGaAs層、103は半導体薄膜層をGaAs基板101から剥離するためのエッチング層となるAlGa1−pAs層であり、例えば、p=1の場合のAlAs層である。
図2に示すGaAs基板101を所望のサイズにメサエッチングして島状パターンを形成し、エッチング層103を露出させると共に、適宜、半導体薄膜層を支持するための支持体を形成してエッチング層103を選択的にエッチングすることで、上記島状パターンをGaAs基板101から剥離することができる。GaAs基板101から剥離した半導体薄膜層は、例えば、分子間力によって他の基板上に接合する。
図3は異種基板上に半導体薄膜層を接合した形態を示している。
異種基板201として、例えば、Si基板、IC基板、ガラス基板、セラミック基板、プラスティック基板、金属基板等を用いることができる。図3中、202は基板201と半導体薄膜層との間に設けた別の材料層で、基板201の表面を平坦化するための平坦化層である。
半導体薄膜層を異種基板201上に接合した後、個別の素子に分離したり、各素子のカソード・コンタクト層やゲート・コンタクト層、或いはアノード・コンタクト層をパターン形成したりするための標準的なフォトリソ・エッチング工程を実行することにより、図4に示す3端子発光素子を作製することができる。
図4に示す3端子発光素子を、図5に示すように、複数個1次元的に配列することにより、3端子発光素子アレイを構成することができる。尚、図5では、図1〜図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付した。
また、図6に示すように、3端子発光素子301を2次元的に配列しても良い。
また、図2〜図4では、半導体薄膜層を異種基板上に接合する形態を示したが、図7に示すように、成長基板401から半導体薄膜層を剥離せずに、そのまま基板401上に存在させるようにしても良い。
次ぎに、本実施例1による3端子発光素子の動作を説明する。
図1において、アノード電極131をプラス電位、カソード電極133をアノード電圧に対してマイナス方向の電位(例えば、接地電位)とし、ゲート電極132をプラス電位とする。
アノード電極−ゲート電極間が逆バイアスの電位関係にある間は、ゲート・コンタクト層120aと上クラッド層115の間のPn接合も逆バイアスの電位関係にあり、アノード−カソード間に電流は流れない。アノード電圧がゲート電圧を超えて高くなると、アノード電極−ゲート電極間の順方向特性が強化され、ゲート・コンタクト層120aに注入されたキャリアが電場によって加速・増幅されるため、ゲート・コンタクト層120aと上グラッド層115間のpn接合は、逆バイアスの電位関係を維持できなくなり、アノードとカソードとの間の全ての接合が順方向的動作となって、アノード電極131とカソード電極133間に大きな電流が流れる。
この状態では、上クラッド層115から注入されるキャリアは、下クラッド層113によるエネルギー障壁によって拡散が阻止されると共に、電子は上クラッド層115によるエネルギー障壁によって拡散が阻止されるため、活性層114にキャリアが高密度に閉じ込められ、高効率で再結合、発光する。
ゲート電極132にプラス電位を印加し、アノード電極131に3端子発光素子がONにならないレベルにプラス電圧を印加した状態で、ゲート電極132の電位を低くすることにより、アノード電極−ゲート電極間に順方向にキャリアが注入され、ゲート・コンタクト層210aと上クラッド層の間のpn接合が順方向になり、3端子発光素子はOFFの状態からONの状態となる。
n型ゲート層を、コンタクト層(120a)と低不純物濃度の導通層(120b)とで構成し、その総厚を薄くすることにより、ゲート層内でのキャリア再結合は小さくなり、電流は主にアノードとカソード間を流れるため、キャリアは主として活性層114内で効率良くに再結合し、発光効率の高い3端子発光素子が得られる。
以上、本発明の実施例1では、活性層114と、活性層114の上下に導電型が異なる上クラッド層115、113を設け、第1導電型の下クラッド層113に導通するカソード・コンタクト層112を設け、第2導電型の上クラッド層115の上方に、第1導電型のゲート・コンタクト層120aを設け、ゲート層を活性層114のエネルギーバンドギャップと同等以上の低濃度のゲート・導通層120bとゲート・コンタクト層120aで構成し、ゲート層の総厚を少なくとも注入された数キャリアの平均自由工程を越えない厚さとし、ゲート・コンタクト層120a上に活性層114のエネルギーバンドギャップと同等以上のアノード・導通層121とアノード・コンタクト層122を設けて3端子発光素子を構成したので、3端子動作を行うためのゲート制御性が発光効率に大きな影響を与えることはなく、逆に、発光特性を高めるための半導体層構造が3端子動作を行うためのゲート制御性に大きな響を与えることもない。よって、電気特性と発光特性の双方を最適化した高特性の3端子発光素子を実現することができる。
特に、ゲート層を少なくとも2層とし、pn接合を形成するゲート層のエネルギーバンドギャップエネルギーを活性層のエネルギーバンドギャップエネルギーと同等としたので、ゲート層内に注入された数キャリアの再結合によって発光する光の波長を活性層で発光する光の波長と同等とすることができ、狭い発光波長分布を持つ優れた発光特性の3端子発光素子が得られる。
また、ゲート層を少なくとも2層とし、pn接合を形成するゲート層のエネルギーバンドギャップエネルギーを間接遷移となるように組成を選択することで、ゲート層内に注入された数キャリアの再結合が非発光再結合となり、狭い発光波長分布を持つ優れた発光特性の3端子発光素子が得られる。
次ぎに、実施例1による3端子発光素子の変形例を図8〜図13に基づいて説明する。
図8は変形例(1)を示し、変形例(1)では、カソード電極134を、半導体薄膜層の上面でなく、裏面に形成する構造とした。この場合、図9に示す変形例(2)のように、カソード・導通層111と接合層110を省略し、カソード・コンタクト層112が接合層を兼ねる構造としても良い。
図10は変形例(3)を示し、変形例(3)では、n型活性層114に代えてp型活性層116とした。
図11は変形例(4)を示し、変形例(4)では、上クラッド層115の上層と下クラッド層113の下層に別の半導体層117、118を設ける構成とした。
図12は変形例(5)を示し、変形例(5)では、ゲート・コンタクト層120aの上に別の半導体層126を、カソード・コンタクト層112の上に別の半導体層125を設ける構成とした。
これらの半導体層117、118、125、126は、例えば、クラッド層と比較してよりエネルギーバンドギャップの大きい材料層、エッチング停止層を含む半導体層の単層、或いは複数の積層構造としても良い。
図13は変形例(6)を示し、変形例(6)では、ゲート層をゲート・コンタクト層120aの1層だけとした。
図14は、本発明の実施例2による3端子発光素子の半導体層構造を示す図であり、実施例1と同一の構成要素については同一の符号を付している。
以下の説明では、実施例1との相違点について説明する。
図14中、140は第1のゲート・導通層、141は第2のゲート・導通層、142はゲート・コンタクト層、151は選択的に形成した不純物拡散層、151aは第1のゲート・導通層内の拡散領域、151bは第2のゲート・導通層内の拡散領域、151cはアノード・コンタクト層(ゲート・コンタクト層内の不純物拡散領域)を示している。
本発明の第2実施例と実施例1の構成で相違する点は、ゲート・コンタクト層142をアノード・コンタクト層151cと同一半導体層141上に設けた点、ゲート・コンタクト層142の下にゲート・導通層を設け、このゲート・導通層が、エネルギーバンドギャップの異なる140と141の2層で構成される点、アノード・コンタクト領域とアノード導通領域およびアノード導通領域とゲート・導通層との接合によって形成されるpn接合が、n型半導体層に選択的に形成された不純物拡散領域151によって構成される点、不純物拡散領域151の拡散フロントがエネルギーバンドギャップの小さいほうのゲート・導通層140で構成される点である。
実施例1と同様、本第2実施例においても、種々の半導体材料系を使用することができるが、ここでは、不純物拡散によってpn接合が容易な半導体材料AlGaAs系について説明する。
図14において、半導体層140(第1のゲート・導通層)はn型AlGa1−uAs層、半導体層141(第2のゲート・導通層)はn型AlGa1−vAs層、半導体層142(ゲート・コンタクト層)はn型GaAs層である。また、不純物拡散層はZn拡散層とすることができる。
ここで、半導体層140と半導体層141のAl混晶比u、vをu>vとして、半導体層140のエネルギーバンドギャップが半導体層141のバンドギャップエネルギーよりも小さくなるようにする。さらに、半導体層141のAl混晶比を活性層114のAl混晶比よりも大きくして、半導体層141のエネルギーバンドギャップが活性層114のエネルギーバンドギャップよりも大きくなるように半導体層を構成することが望ましい。さらに、半導体層140のエネルギーバンドギャップを、活性層114のエネルギーバンドギャップと同等、または間接遷移半導体となるように材料の組成を選択することが望ましい。
これらにより、ゲート層内に注入された少数キャリアの再結合によって発光する波長を活性層内で発光する光の波長と同等にすることができる。或いは、ゲート層内でのキャリアの再結合を非発光再結合とすることができる。
また、ゲート・導通層140内の拡散フロントとゲート・導通層140と上クラッド層115との間の距離は、ゲート・導通層140内の少数キャリアの平均自由工程以下とすることが望ましい(例えば、200nm以下)。
さらには、ゲート・導通層140の層厚を、ゲート・導通層内の少数キャリアの平均自由工程以下とすることが望ましい(例えば、200nm以下)。また、半導体層140の不純物濃度を低くすることが望ましい(例えば、1×1017cm−3以下)。
また、半導体層140内に形成される横方向のpn接合領域の面積は、少なくとも拡散フロントの面積よりも小さいことが望ましい。
次ぎに、本第2実施例による3端子発光素子の動作を説明する。
第2実施例では、半導体層140内に形成されたpn接合を介してキャリアが注入される。横方向では電圧降下が大きくなるため、アノード−カソード間の電圧を大きくしていくと、横方向のキャリア注入に対して縦方向のキャリア注入が主となり、アノード−カソード間の電流が大きくなって、3端子発光素子はONとなる。
実施例1と同様、ゲート電極135にプラス電位を印加し、3端子発光素子がONとならないレベルのアノード電圧をアノード電極134に印加し、ゲート電圧を下げると、3端子発光素子はONとなる。半導体層140内の横方向へ注入されたキャリアの一部は半導体層140内で再結合するため、アノード電流の一部はロスするが、半導体層140を低ドープ濃度の層にすることで、半導体層140内の空乏化された領域の広がりと縦方向の電場によって上クラッド層115にドリフトするため、ゲート電流としてロスする成分は少なくなり、よって、高い発光効率で動作する。
また、半導体層140内で再結合する成分についても、半導体層140を活性層114と同等のエネルギーバンドギャップとするか、或いは間接半導体として非発光再結合を主とすることで、活性層114で発光する光の波長に対して余分な波長の光が発生することを防止できる。
以上、本発明の第2実施例では、ゲート・コンタクト層142をアノード・コンタクト層151cと同一半導体層141上に設け、ゲート・コンタクト層142の下にゲート・導通層を設け、ゲート導通層をエネルギーバンドギャップが異なる2つの層140、141で構成し、アノード・コンタクト領域とアノード導通領域、およびアノード導通領域とゲート・導通層との接合によって形成されるpn接合をn型半導体層に選択的に形成された不純物拡散領域151によって構成し、不純物拡散領域151の拡散フロントをエネルギーバンドギャップが小さい方のゲート・導通層140で構成したので、実施例1の効果に加え、ゲート・コンタクト層142内でのキャリア再結合を防止し、不要な波長の発光を防止できる効果が得られる。
次ぎに、実施例2による3端子発光素子の変形例を図15〜図20に基づいて説明する。
図15は変形例(1)を示し、変形例(1)では、拡散領域の拡散フロントを半導体層143に達しない構成とした。
図16は変形例(2)を示し、変形例(2)では、半導体層143と半導体層141の界面に拡散フロントが存在する構成とした。
図17に示す変形例(3)、および図18に示す変形例(4)では、カソード電極134を薄膜半導体層の裏面に設けた。
図19は変形例(5)を示し、変形例(5)では、n型の活性層に代えてp型活性層116を設けた。
図20は変形例(6)を示し、変形例(6)では、ゲート・導通層144を薄くしてドープ量を下げることにより、1層構造とした。
図21は、本発明の実施例3による3端子発光素子の半導体層構造を示す図であり、第2実施例と同等の構成要素については同じ符号を付している。
以下の説明では、実施例2と相違する点を説明する。
本発明の第3実施例と第2実施例の構成で相違する点は、図21に示すように、ゲート・コンタクト層136の下方領域と拡散領域151の間に、拡散領域と同等以上の深さの溝510を設けたことである。
第2実施例と同様、本第3実施例においても、種々の半導体材料系を使用することができるが、ここでは、不純物拡散によってpn接合が容易な半導体材料AlGaAs系について説明する。
図21において、半導体層144(ゲート導通層)はn型AlGa1−uAs層、半導体層142(ゲート・コンタクト層)はn型GaAs層である。また、不純物拡散層はZn拡散層とすることができる。
ここで、半導体層144のAl混晶比uを活性層114のAl混晶比yよりも大きくして、半導体層144のエネルギーバンドギャップを活性層114のエネルギーバンドギャップよりも大きくなるように半導体層を構成することが望ましい。さらに、半導体層144のエネルギーバンドギャップを、活性層114のエネルギーバンドギャップと同等、または間接遷移半導体となるように材料の組成を選択することが望ましい。
これにより、ゲート層内に注入された少数キャリアの再結合により発光する波長を活性層内で発光する光の波長と同等にすることができる。或いは、ゲート層内でのキャリアの再結合を非発光再結合とすることができる。
また、ゲート・導通層144内の拡散フロントとゲート・導通層144と上クラッド層115との間の距離は、ゲート・導通層144内の少数キャリアの平均自由工程以下とすることが望ましい(例えば、200nm以下)。
さらには、ゲート・導通層144の層厚を、ゲート導通層内の少数キャリアの平均自由工程以下とすることが望ましい(例えば、200nm以下)。また、半導体層144の不純物濃度を低くすることが望ましい(例えば、1×1017cm−3以下)。
また、半導体層144内に形成される横方向のpn接合領域の面積を、少なくとも拡散フロントの面積よりも小さくすることが望ましい。
次ぎに、本第3実施例による3端子発光素子の動作を説明する。
第3実施例では、ゲート・コンタクト層142からゲート・導通層144に印加された電圧は、溝510による拡散領域151内での電圧降下により、拡散側面領域においてpn接合にかかる電圧が小さくなり、拡散領域の側面でのキャリアの注入はなくなり、主として拡散フロント(底面)でキャリアが注入される。その他の動作は、第2実施例で説明した動作と同様である。
以上、本発明の実施例3では、拡散フロントが存在するゲート層に、拡散深さと同等以上の深さの溝510を設けたので、第1、第2実施例の効果に加え、ゲート・コンタクト層142からゲート・導通層144に印加された電圧は、溝510による拡散領域151内での電圧降下により、拡散側面領域においてpn接合にかかる電圧が小さくなるため、拡散領域の側面でのキャリアの注入がなくなり、主として、拡散フロント(底面)においてキャリアが注入されるため、ゲート電流のロスが減少する効果が得られる。
次ぎに、実施例3による3端子発光素子の変形例を図22、図23に基づいて説明する。図22は変形例(1)を示し、変形例(1)では、下クラッド層113の裏面にカソード電極134を設ける構成とした。
図23は変形例(2)を示し、変形例(2)では、n型活性層114に代えてp型活性層116とした。
図24は、本発明の実施例4による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。
本発明の第4実施例と実施例1の構成で相違する点は、図24に示すように、領域Aと領域B、二つの領域の上下層関係が逆転している点である。
図24中、411はp型接合層、412はアノード・導通層、413は第1のアノード・コンタクト層、414は第2のアノード・導通層、415aはn型ゲート・コンタクト層、415bはn型ゲート導通層、421はp型下クラッド層、422はn型活性層、423はn型クラッド層、424はカソード・コンタクト層である。また、431はカソード電極、432はゲート電極、433はアノード電極である。
実施例1と同様、上記各半導体層を構成する半導体材料は、例えば、InP系半導体材料、AlGaAs系半導体材料、AlInGaP系半導体材料、窒化物系半導体材料等を使用することができる。
以下に、AlGaAs系半導体材料を用いた場合の各半導体層の構成例を説明する。
図24において、411はp型GaAs層、412はp型AlGa1−sAs層、413はp型GaAs層、414はp型AlGa1−tAs層、415aはn型GaAs層、415bはn型AlGa1−uAs層、421はp型AlGa1−xAs層、422はn型AlGa1−yAs層、423はn型AlGa1−zAs層、424はn型GaAs層である。
ここで、各AlGaAs層のAl混晶比は、s、t、x、z>yであることが望ましく、415層の組成は、u≧yであることが望ましい。
また、アノード電極433とゲート電極432の位置関係は、活性層領域(発光領域)を間にして対向するように設けることが望ましい。
次ぎに、本第4実施例による3端子発光素子の動作を説明する。
3端子発光素子は、431をカソード、432をゲート、433をアノードとすることによって動作する。各電極の制御動作は実施例1と同様である。
以上、本発明の第4実施例では、発光機能層Aをゲート制御機能層Bの上側に設けたので、実施例1の効果に加え、発光領域の制御特性が向上する効果が得られる。
次ぎに、第4実施例による3端子発光素子の変形例を図25〜図27に基づいて説明する。
図25は変形例(1)を示し、変形例(1)では、カソード電極434を、半導体薄膜層の上面でなく、裏面に設ける構成とした。この場合、アノード・導通層412と接合層411を省略し、第1のカソード・コンタクト層112が接合層を兼ねる構成としても良い。
図26は変形例(2)を示し、変形例(2)では、n型クラッド層423の上層とp型下クラッド層421の下層に別の半導体層426、425を設ける構成とした。これらの半導体層425、426は、例えば、クラッド層と比較してよりエネルギーバンドギャップが大きい材料層、エッチング停止層を含む半導体層の単層、或いは複数の積層構造としても良い。
図27は変形例(3)を示し、変形例(3)では、ゲート層をn型コンタクト層415aの1層だけとした。
図28は、本発明の実施例5による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。
本発明の第5実施例と実施例1の構成で相違する点は、実施例1が、p層/n層/p層/n層の順で積層した構成で、ゲート層がn型層であるのに対し、第5実施例では、n層/p層/n層/p層の順で積層した構成で、ゲート層がp型層であることである。
図28中、511は接合層、512はアノード・導通層、513はアノード・コンタクト層、514は下クラッド層、515は活性層、516は上クラッド層、521はゲート・コンタクト層、522はゲート・導通層、523はカソード・導通層、524はカソード・コンタクト層である。また、531はカソード電極、532はゲート電極、533はアノード電極である。
実施例1と同様、本第5実施例においても、種々の半導体材料系を使用することができるが、ここでは、AlGaAs系半導体材料を用いた場合を説明する。
図28において、接合層511はp型GaAs層、アノード・導通層512はp型AlGa1−sAs層、アノード・コンタクト層513はp型GaAs層、下クラッド層514はp型AlGa1−xAs層、活性層515はp型AlGa1−yAs層、上グラッド層516はn型AlGa1−zAs層、ゲート・コンタクト層521はp型GaAs層、ゲート・導通層522はp型AlGa1−gAs層、カソード・導通層523はn型AlGa1−tAs層、カソード・コンタクト層524はn型GaAs層である。
また、上記半導体層に加えて、各コンタクト層を露出するためのエッチング停止層、例えば、InGaP層等を各コンタクト層の上に設けることもできる。
ゲート・コンタクト層521とゲート・導通層522の総厚は、この層に注入される少数キャアリアが、この層を通過できるように十分薄い層とすることが望ましい(例えば、200nm以下)。
また、ゲート・導通層522の不純物濃度を低くすることが望ましい(例えば、1×1017cm−3以下)。
各層のAl混晶比、x、y、z、s、tの関係は、少なくとも、x、z、s、tがyよりも大きいことが望ましい。
x、z>yとすると、活性層内に注入されたキャリアを閉じ込めることが可能となり、s、t>yとすると、発光により他の波長が励起されて発光することを防止できる。
gについては、g≧yとすることが望ましい。g=yとすることにより、ゲート層内で注入された少数キャリアの一部が再結合しても、再結合によって発光する光の波長が活性層で発光する光の波長と同等となるため、発光素子として波長分布が狭く良好な発光特性が得られる。
また、gの半導体層が間接半導体材料となる領域の値を選ぶことで、ゲート層内で注入された数キャリアの一部が再結合してもキャリアの再結合によって発光しないため、発光素子として波長分布が狭く良好な発光特性が得られる。
次ぎに、本第5実施例による3端子発光素子の動作を説明する。
3端子発光素子は、531をカソード電極、432をゲート電極、433をアノードアノード電極とすることで動作する。各電極の制御動作は実施例1と同様である。
以上、本発明の実施例5では、第1の実施例におけるゲート層をp型としたので、ゲート層に注入される数キャリアが通過し易くなるため、電気特性、発光特性でより優れた3端子発光素子を実現できる。
次ぎに、図29は本発明の光プリントヘッドを示す。
上記光プリントヘッド600は、図29に示すように、上述した第1〜第5実施例による3端子発光素子を複数個1列に配列した3端子発光素子アレイ610と、3端子発光素子アレイ610を駆動する駆動素子群612と、これら3端子発光素子アレイ610と駆動素子群612を搭載する基板601とで構成される。上記駆動素子群612は、3端子発光素子アレイ610の各ゲート動作を制御する。
図30は、本発明の画像形成装置としてのプリンタを示す。
上記プリンタは、図30に示すように、上記光プリントヘッド600と、感光ドラム630、光プリントヘッドの600の光を感光ドラム630の表面に集光するためのレンズ620、トナー現像器640、感光ドラム630上のトナーを除去するクリーニングシステム650、帯電器660等で成る画像形成部とを備える。
上記プリンタでは、光プリントヘッド600の3端子発光素子アレイ610にアノード電圧を印加すると共に、印刷データに基づき、駆動素子群612にて3端子発光素子アレイ610の各ゲート端子を制御することにより、各3端子発光素子の点灯を制御する。
各3端子発光素子からの光は、レンズ620を通して集光され、帯電器660にて、例えば、マイナス電位に帯電された感光ドラム630の表面を露光する。露光された領域の電荷は消滅し、感光ドラム630上に印刷データに基づく潜像が成される。
この潜像部分にトナー現像器640にてトナーが付着され、感光ドラム630上にトナー画像が形成される。その後、トナー画像は紙に転写され、更に加熱されて紙上に画像が定着し、印刷画像が得られる。
以上、本発明のプリンタは、高発光効率の3端子発光素子アレイを備えた光プリントヘッドを搭載して印刷するので、露光のための電力を低減できると共に、3端子発光素子アレイを簡単な素子群で構成できるという効果が得られる。
本発明の実施例1による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。 図1に示す半導体薄膜層を成長基板から剥離するための構造を示す図である。 半導体薄膜層を異種基板上に接合した形態を示す図である。 実施例1による3端子発光素子を示す図である。 1次元配列構成の3端子発光素子アレイを示す図である。 2次元配列構成の3端子発光素子アレイを示す図である。 図4とは別の3端子発光素子を示す図である。 第1の実施例の変形例(1)を示す図である。 第1の実施例の変形例(2)を示す図である。 第1の実施例の変形例(3)を示す図である。 第1の実施例の変形例(4)を示す図である。 第1の実施例の変形例(5)を示す図である。 第1の実施例の変形例(6)を示す図である。 本発明の第2実施例による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。 実施例2の変形例(1)を示す図である。 実施例2の変形例(2)を示す図である。 実施例2の変形例(3)を示す図である。 実施例2の変形例(4)を示す図である。 実施例2の変形例(5)を示す図である。 実施例2の変形例(6)を示す図である。 本発明の第3実施例による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。 実施例3の変形例(1)を示す図である。 実施例3の変形例(2)を示す図である。 本発明の第4実施例による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。 実施例4の変形例(1)を示す図である。 実施例4の変形例(2)を示す図である。 実施例4の変形例(3)を示す図である。 本発明の第5実施例による3端子発光素子の半導体層構造を示す図である。 本発明による光プリントヘッドを示す図である。 本発明による画像形成装置を示す図である。 従来の3端子発光素子を示す図である。
符号の説明
111 カソード層
113 下クラッド層(第2のクラッド層)
114 活性層
115 上クラッド層(第1のクラッド層)
121 アノード層
120a、120b ゲート層
140、141 ゲート層
134 アノード電極
135 ゲート電極
151 不純物拡散層(アノード領域)
510 溝
600 光プリントヘッド
601 基板
610 半導体発光装置アレイ
612 駆動素子群(駆動回路)

Claims (15)

  1. カソード電極と電気的に接続して設けられたカソード層と、
    前記カソード層に接して設けられた第1のクラッド層と、
    前記第1クラッド層の前記カソード層と接する面と反対側の面に接して設けられ、電子と正孔との再結合により発光する活性層と、
    前記活性層の前記第1のクラッド層と接する面と反対側の面に接して設けられ、前記第1のクラッド層と導電型が異なる第2のクラッド層と、
    前記第2のクラッド層に接して設けられ、かつゲート電極と電気的に接続して設けられたゲート層と、
    前記ゲート層に接して設けられ、前記カソード層とは導電型が異なり、かつアノード電極と電気的に接続して設けられたアノード層とを備え、
    前記第1のクラッド層及び前記第2のクラッド層は、前記活性層よりエネルギーバンドギャップが大きくなるべく形成され、
    前記ゲート層は、該ゲート層の厚さが当該ゲート層に注入された少数キャリアの平均自由行程以下で形成され、
    前記ゲート電極は、前記ゲート層と前記アノード層とが接する面の平行位置で、かつ前記カソード電極と前記アノード電極との間の位置に設けられることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記ゲート層は、前記アノード層と導電型が異なることを特徴する請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記第1のクラッド層は、前記ゲート層に接するように設けられ、且つ、前記ゲート層と導電型が異なることを特徴とする請求項2に記載の半導体発光装置。
  4. 前記ゲート層は、前記活性層のエネルギーバンドギャップと略等しい半導体層を含む複数の半導体層から成ることを特徴とする請求項2に記載の半導体発光装置。
  5. 前記ゲート層は、間接遷移型半導体層を含む複数の半導体層から成ることを特徴とする請求項2に記載の半導体発光装置。
  6. 前記ゲート層は、前記アノード層と導電型が等しいことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  7. 前記第2のクラッド層は、前記ゲート層に接するように設けられ、且つ、当該ゲート層と導電型が異なることを特徴とする請求項6に記載の半導体発光装置。
  8. 前記ゲート層は、前記活性層のエネルギーバンドギャップと略等しい半導体層を含む複数の半導体層から成ることを特徴とする請求項6に記載の半導体発光装置。
  9. 前記ゲート層は、間接遷移型半導体層を含む複数の半導体層から成ることを特徴とする請求項6に記載の半導体発光装置。
  10. カソード電極と電気的に接続して設けられたカソード層と、
    前記カソード層に接して設けられた第1のクラッド層と、
    前記第1クラッド層の前記カソード層と接する面と反対側の面に接して設けられ、電子と正孔との再結合により発光する活性層と、
    前記活性層の前記第1のクラッド層と接する面と反対側の面に接して設けられ、前記第1のクラッド層と導電型が異なる第2のクラッド層と、
    前記第2のクラッド層に接して設けられ、かつゲート電極と電気的に接続して設けられたゲート層と、
    前記ゲート層の前記第2のクラッド層と接する面と反対側の面から当該ゲート層の内部に向けて、当該ゲート層と導電型が異なる不純物が選択的に拡散され、かつアノード電極と電気的に接続して設けられたアノード領域とを備え、
    前記第1のクラッド層及び前記第2のクラッド層は、前記活性層よりエネルギーバンドギャップが大きくなるべく形成され、
    前記アノード領域及び前記ゲート層は、該アノード領域と該ゲート層との境界を示す拡散フロントと、該ゲート層の前記第2クラッド層と接する面との距離が当該ゲート層に注入された少数キャリアの平均自由行程以下で形成され、
    前記ゲート電極は、前記ゲート層と前記アノード領域とが接する面の平行位置で、かつ前記カソード電極と前記アノード電極との間の位置に設けられることを特徴とする半導体発光素子。
  11. 前記第1のクラッド層は、前記ゲート層の前記アノード領域が形成された面と反対側の面に接するように設けられ、且つ、前記ゲート層と導電型が異なることを特徴とする請求項10に記載の半導体発光装置。
  12. 前記ゲート電極と前記アノード電極は、前記ゲート層の同一面側に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の半導体発光装置。
  13. 前記ゲート層は、前記ゲート電極と前記アノード電極との間に設けられ、深さが前記アノード領域の深さ以上である溝を有し、
    前記溝は、前記ゲート層に印加された電圧を前記アノード領域内において降下させるべく形成されることを特徴とする請求項12に記載の半導体発光装置。
  14. 請求項1から請求項13までの何れかに記載の半導体発光装置を複数配列させた半導体発光装置アレイと、
    前記半導体発光装置アレイを駆動する駆動回路と、
    前記半導体発光装置アレイと前記駆動回路を搭載するための基板とを備えることを特徴とする光プリントヘッド。
  15. 請求項14に記載の光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドの露光により画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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