JP6435700B2 - 発光サイリスタ、光源ヘッド、および画像形成装置 - Google Patents

発光サイリスタ、光源ヘッド、および画像形成装置 Download PDF

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本発明は、発光サイリスタ、光源ヘッド、および画像形成装置に関する。
特許文献1には、所定の禁制帯幅のp型ベース層とn型ベース層の複合層をこれらより禁制帯幅の広いn型カソード層およびp型アノード層で挟んでなる複合構造体を含んでなるpnpn光サイリスタにおいて、n型ベース層は、発光領域を区画する無秩序化領域を設けられた多重量子井戸構造を含んでいることを特徴とするpnpn光サイリスタが開示されている。
特許文献2には、基板と、基板上に形成された第1導電型の第1の半導体層と、第1の半導体層上に形成された第1導電型と異なる第2導電型の第2の半導体層と、第2の半導体層上に形成された第1導電型の第3の半導体層と、第3の半導体層上に形成された第2導電型の第4の半導体層と、第1ないし第4の半導体層の間であって順方向バイアスとなる位置に形成された量子井戸構造と、量子井戸構造に隣接して形成されたキャリア障壁調整層と、第1の半導体層に電気的に接続された第1の電極と、第4の半導体層に電気的に接続された第2の電極と、第2の半導体層または第3の半導体層に電気的に接続されたゲート電極とを有し、キャリア障壁調整層のバンドギャップは、一方のキャリアに対するエネルギーレベルが量子井戸構造のバリア層のエネルギーレベルよりも大きくなるように調整される、発光素子が開示されている。
特許文献3には、アノード層と、アノード層と導電型が異なるカソード層と、アノード層とカソード層との電気的な導通を制御するゲート層と、アノード層とカソード層との間に設けられ、電子と正孔との再結合により発光する活性層と、活性層の一方の面に接するように設けられ、活性層のエネルギーバンドギャップより大きい第1のクラッド層と、活性層の他方の面に接するように設けられ、活性層のエネルギーバンドギャップより大きく、且つ、第1のクラッド層と導電型が異なる第2のクラッド層とを備え、ゲート層の厚さは、ゲート層に注入された少数キャリアの平均自由行程以下であることを特徴とする半導体発光装置が開示されている。
特開昭63−196084号公報 特開2013−065591号公報 特開2009−260246号公報
本発明は、ゲート層のバンドギャップが多重量子井戸構造の量子井戸のバンドギャップより大きい場合と比較して、駆動電圧の増加が抑制された多重量子井戸構造を備える発光サイリスタ、光源ヘッドおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発光サイリスタは、アノード層と、カソード層と、前記アノード層と前記カソード層とに挟まれて設けられた多重量子井戸構造の発光層を含む半導体層と、前記アノード層と前記発光層とに挟まれた前記半導体層に前記発光層に隣接して設けられた第1のゲート層と、前記カソード層と前記発光層とに挟まれた前記半導体層に前記発光層に隣接して設けられた第2のゲート層と、を備え、前記第1のゲート層のエネルギーレベルおよび前記第2のゲート層のエネルギーレベルが前記多重量子井戸構造の障壁層のエネルギーレベルより低いエネルギーレベルであり、かつ前記第1のゲート層のエネルギーレベルと前記第2のゲート層のエネルギーレベルとが同じエネルギーレベルであるものである。
請求項2に記載の発光サイリスタは、請求項1に記載の発光サイリスタにおいて、前記第1のゲート層のエネルギーレベルおよび前記第2のゲート層のエネルギーレベルは、前記多重量子井戸構造の井戸層の基底量子準位より高いレベルであるものである。
請求項に記載の発光サイリスタは、請求項1または請求項に記載の発光サイリスタにおいて、前記アノード層がP型であり、前記カソード層がN型であり、前記第1のゲート層がN型であり、前記第2のゲート層がP型であり、前記発光層が、前記第1のゲート層に隣接して設けられたアンドープの多重量子井戸構造、および前記アンドープの多重量子井戸構造と前記第2のゲート層に挟まれて設けられたP型の多重量子井戸構造を含む多重量子井戸構造で構成されたものである。
上記目的を達成するために、請求項に記載の光源ヘッドは、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の発光サイリスタを複数含む発光サイリスタアレイと、前記発光サイリスタの各々から出射される光を露光面に集光する光学系と、を備えたものである。
上記目的を達成するために、請求項に記載の画像形成装置は、請求項に記載の光源ヘッドと、前記光源ヘッドから出射される光によって表面に静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、前記感光体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、を備えたものである。
請求項1、請求項、および請求項に記載の発明によれば、ゲート層のバンドギャップが多重量子井戸構造の量子井戸のバンドギャップより大きい場合と比較して、発光サイリスタの駆動電圧の増加が抑制される、という効果が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、ゲート層のエネルギーレベルが基底量子準位より低い場合と比較して、キャリアの注入効率が向上する、という効果が得られる。
請求項に記載の発明によれば、多重量子井戸構造がアンドープの多重量子井戸のみから構成される場合と比較して、発光効率が向上する、という効果が得られる。
実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る光源ヘッドの構成の一例を示す断面図である。 実施の形態に係る発光サイリスタアレイの構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る発光サイリスタの構成の一例を示す断面図、およびAl組成の変化を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る発光サイリスタのバンドダイアグラムを示す図である。 比較例に係る発光ダイオードの構成を示す図、および発光層の周囲のバンドダイアグラムを示す図である。 比較例に係る発光ダイオードのバンドダイアグラムを示す図である。 比較例に係る発光サイリスタの構成を示す図、およびバンドダイアグラムを示す模式図である。 比較例に係る発光サイリスタのバンドダイアグラムを示す図である。 第2の実施の形態に係る発光サイリスタの構成の一例を示す断面図、およびAl組成の変化を示す模式図である。 第2の実施の形態に係る発光サイリスタのバンドダイアグラムを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の構成を示す図である。画像形成装置10は、図1に示すように、矢印Aの方向に定速回転する円筒形状の感光体12を備えている。感光体12の周囲には、帯電器14、光源ヘッド16、現像器18、転写体20、クリーナ22およびイレーズランプ24が設けられている。帯電器14は、感光体12表面を帯電する。光源ヘッド16は、帯電器14により帯電された感光体12の表面に光ビームを照射することによって静電潜像を形成する。現像器18は、感光体12の表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する。転写体20は、感光体12の表面に形成されたトナー像を記録媒体としての用紙28に転写する。クリーナ22は、トナー像の用紙28への転写後に感光体12の表面に残存する残トナーを除去する。イレーズランプ24は、感光体12の表面の除電を行う。
光源ヘッド16による光ビームの照射によって静電潜像が形成された感光体12の表面には、現像器18によってトナーが供給されて感光体12の表面にトナー像が形成される。感光体12の表面に形成されたトナー像は、搬送されてきた用紙28に転写体20によって転写される。転写後に感光体12に残留しているトナーはクリーナ22によって除去され、イレーズランプ24によって除電された後、再び帯電器14によって帯電される。
一方、トナー像が転写された用紙28は、加圧ローラ30Aと加熱ローラ30Bとを含む定着器30に搬送されて定着処理が施される。これにより、トナー像が用紙28に定着され、用紙28に画像が形成される。画像が形成された用紙28は装置外へ排出される。
図2は、本発明の実施の形態に係る光源ヘッド16の構成を示す断面図である。光源ヘッド16は、SLED(Self Scanning Light Emitting Diode:自己走査型LED)を有している。図2に示すように、光源ヘッド16は、発光サイリスタアレイ50と、発光サイリスタアレイ50を支持するとともに発光サイリスタアレイ50の駆動を制御する各種信号を供給するための回路(図示省略)とが実装された実装基板52と、セルフォック(登録商標)レンズアレイ等によるロッドレンズアレイ54と、を備えている。実装基板52は、発光サイリスタアレイ50の取り付け面が感光体12に対向するようにハウジング56内に設けられ、板バネ58によって支持されている。ロッドレンズアレイ54は、ホルダー64によって支持されており、発光サイリスタアレイ50を構成する各発光サイリスタ100(図3参照)から出射された光ビームを感光体12上に集光させる。
図3は、発光サイリスタアレイ50の構成を示す斜視図である。発光サイリスタアレイ50は、感光体12の回転軸方向に沿って配列された複数のチップ62を含んでいる。複数のチップ62の各々は、感光体12の回転軸に沿って配列された複数の発光サイリスタ100を含んでいる。なお、図3に示す例では、複数のチップ62が一列に配列した場合が示されているが、複数のチップ62は、複数の列をなして2次元状に配列されていてもよい。この場合、複数のチップ62は、回転軸方向に沿って千鳥状に配列されていてもよい。
以下、本発明の実施の形態に係る光源ヘッド16を構成する発光サイリスタについて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図4ないし図9を参照して、本実施の形態の係る発光サイリスタ100について説明する。本実施の形態に係る発光サイリスタ100は、発光層として、多重量子井戸(Multi Quantum Well:MQW)構造の発光層を用いている。
図4(a)は、本実施の形態に係る発光サイリスタ100の構成の一例を示す断面図、図4(b)は、発光サイリスタ100のMQWおよびMQWの周囲の、積層方向に対するAl組成の変化を示す模式図である。
発光サイリスタ100は、図4(a)に示すように、p型のGaAs基板102上に、p型のバッファ層104、p型のアノード層106、n型のゲート層108、発光層110、p型のゲート層112、n型のカソード層114、およびn型のコンタクト層116が順次積層されて構成される半導体層を有している。これらの各層は、AlGa1−xAs系の半導体により構成されており、たとえばMOCVD法によって積層される。また、n型のコンタクト層116の表面にはカソード電極118が設けられ、ゲート層112の表面にはゲート電極120が設けられ、さらに、基板102の裏面にはアノード電極122が設けられている。
ここで、AlGa1−xAs系の半導体のようにAlを含む半導体では、Alの組成比が大きくなるにつれて半導体層の屈折率は低下する。したがって、図4(b)においては、Alの組成比が大きくなる方向が半導体層の屈折率が下がる方向となっている。
図4(a)を参照して、本実施の形態に係る基板102は、一例としてZnがドープされたp型のGaAs基板である。
基板102上に形成された、GaAsによって構成されるp型のバッファ層104は、基板102とアノード層106との間の格子不整合を緩和して結晶性を良好にするために設けられている。本実施の形態に係るバッファ層104には一例としてC(カーボン)がドープされ、バッファ層104の厚さは一例として0.04μmとされている。
バッファ層104上に形成されたp型のアノード層106は、一例としてCがドープされたAl0.3Ga0.7Asによって構成され、その厚さは、一例として0.5μmとされている。
アノード層106上に積層された、n型のゲート層108は、一例としてSiがドープされたAl0.143Ga0.857Asによって構成され、その厚さは、一例として0.3μmとされている。
図4(b)に示すように、ゲート層108上に設けられた発光層110は、Al0.10Ga0.90Asによって構成される厚さ8nmの井戸層110Wと、Al0.25Ga0.75Asによって構成される厚さ7nmの障壁層(第1障壁層)110Bと、を14層分積層することによって構成されたMQW構造となっている。発光層110をこのように構成することで、本実施の形態に係る発光層110から出射される光のピーク波長、すなわち自然発光スペクトルのピーク波長λが780nm程度とされている。なお、本実施の形態に係る発光層110としてのMQWは、一例としてアンドープとされているが、具体的設計等に応じて不純物をドープしたMQWを採用してもよい。
発光層110上に設けられたp型のゲート層112は、一例として、ZnがドープされたAl0.143Ga0.857Asによって構成され、その厚さは一例として0.4μmとされている。
ゲート層112上に設けられたn型のカソード層114は、一例として、SiがドープされたAl0.3Ga0.7Asによって構成され、その厚さは、一例として0.4μmとされている。
カソード層114上に設けられたn型のコンタクト層116は、一例としてSiがドープされたGaAsによって構成され、その厚さは0.03μmとされている。
また、コンタクト層116上に設けられたカソード電極118の材料としては、コンタクト層116との間でオーミック性接触を形成し得る材料が用いられる。具体的例としては、Au(金)や、AuGe(金とゲルマニウムとの合金)等が挙げられる。
一方、ゲート層112上に設けられたゲート電極120の材料としては、ゲート層112との間でオーミック性接触を形成し得る材料が用いられる。具体的例としては、Auや、AuZn(金と亜鉛との合金)、Ni等が挙げられる。
さらに、基板102の裏面に設けられたアノード電極122を構成する材料としては、Auや、AuZn、Ni等が挙げられる。なお、発光サイリスタ100では、カソード電極118が設けられている側の面が光取り出し面となっている。
カソード電極118を除くコンタクト層116上には、光取り出し面における反射率を低減する反射防止膜が設けられる場合もある。当該反射防止膜は、たとえば、1.25λの厚さのSiO(二酸化シリコン)あるいはSiN(窒化シリコン)等の絶縁膜で構成される。ここで、上記λは、先述したピーク波長λを、発光層110で発光した光が伝搬する絶縁膜の屈折率nで割った、λ=λ/nで示される波長である。
つぎに、図5に示すバンドダイアグラムを参照して、本実施の形態に係る発光サイリスタ100の各層のエネルギーレベルについて説明する。
図5(a)は、発光サイリスタ100のMQWおよびMQWの周囲のバンドダイアグラムを模式的に示している。本実施の形態に係る発光サイリスタ100では、ゲート層108(図5(a)では「nゲート」と略記。他の層も同様に略記)およびゲート層112(以下、MQWの両側の層を「第2障壁層」という場合がある)のエネルギーレベルE2が、MQWの障壁層(以下、「第1障壁層」という場合がある)のエネルギーレベルE1より低く設定されている(第2障壁層の上限)。また、ゲート層108およびゲート層112のエネルギーレベルE2は、基底量子準位GLより高く設定されている(第2障壁層の下限)。換言すれば、第2障壁層のバンドギャップBG2は、第1障壁層のバンドギャップBG1より小さく設定されている。ここで、「基底量子準位」とは、量子井戸における量子効果によって、最低のエネルギーレベルが量子井戸の底のエネルギーレベルよりも高いレベルに変化したレベルをいう。
また、Al組成でみると、図4(b)に示すように、第2障壁層であるゲート層108およびゲート層112のAl組成は、周囲の層と比較して高く設定されている。なお、本実施の形態では、ゲート層108における第2障壁層のエネルギーレベルと、ゲート層112における第2障壁層のエネルギーレベルとが同じである形態を例示して説明するが、これに限られず、ゲート層108における第2障壁層のエネルギーレベルと、ゲート層112における第2障壁層のエネルギーレベルとは異なった値でもよい。また、本実施の形態では、ゲート層108における第2障壁層のエネルギーレベルと、ゲート層112における第2障壁層のエネルギーレベルの双方を第1障壁層のエネルギーレベルよりも低く設定する場合を例示して説明するが、これに限られず、各ゲート層の厚さ等に応じ、いずれか一方の第2障壁層のエネルギーレベルを第1障壁層のエネルギーレベルよりも低く設定してもよい。
図5(b)は、不純物によるバンドの曲りを考慮した、発光サイリスタ100の各層のバンドダイアグラムと、キャリアの蓄積状態を示す。図5(b)に示すように、本実施の形態に係る発光サイリスタ100では、第2障壁層を上記のように設定しても、キャリア(図5(b)では、電子を「e」、正孔を「h」と表記)が十分蓄積されている。そのため、本実施の形態に係る発光サイリスタ100によれば、発光層にMQWを導入してもゲート層の抵抗が小さく維持されるので、駆動電圧の増加が抑制される。
ここで、図6ないし図9を参照し、比較例として、従来の半導体発光素子にMQWを導入した場合のバンド構造について説明する。図6および図7は、比較例としてのpn型のLEDにMQWを導入した場合のバンド構造を説明するための図であり、図8および図9は、比較例としての発光サイリスタにMQWを導入した場合のバンド構造を説明するための図である。
図6(a)に示すように、比較例としてのLED300は、n型の基板302上に、n型のカソード層304、n型のクラッド層306、発光層308、p型のクラッド層310、およびp型のアノード層312が順次積層されて構成されている。アノード層312上にはアノード電極314が設けられ、基板302の下面にはカソード電極316が設けられている。ここで、発光層308の両側に設けられたクラッド層306およびクラッド層310は、発光領域にキャリア(電子、正孔)を閉じ込める機能を有している。
図6(b)は、MQWが導入されたLED300の発光層308の周囲のバンドダイアグラムを模式的に示している。LED300では、MQWの井戸層へのキャリアの注入効率を高め、閉じ込め効果を大きくするため、MQWの両側に配置されたクラッド層306およびクラッド層310のバンドギャップは、通常MQWの障壁層のバンドギャップより大きく設定される。これらのバンドギャップの差が大きいほど高い発光効率が得られる。以下、MQWの障壁層を「第1障壁層」と、障壁としてみた場合のMQWの両側に配置された層を「第2障壁層」と称して区別する場合がある。
図7は、不純物によるバンドの曲りを考慮したLED300のバンドダイアグラムを示しており、図7(a)は、上記のように、第2障壁層のバンドギャップが第1障壁層のバンドギャップより小さい場合のバンドダイアグラムを、図7(b)は、第2障壁層のバンドギャップが第1障壁層のバンドギャップより大きい場合のバンドダイアグラムを各々示している。
図7(a)に示すように、第2障壁層のバンドギャップが第1障壁層のバンドギャップより小さい場合には、クラッド層306に蓄積された少数キャリアである電子(図7では「e」と表記)のエネルギーレベル、およびクラッド層310に蓄積された少数キャリアである正孔(図7では「h」と表記)のエネルギーレベルが低いレベルに留まる。その結果、蓄積された電子および正孔のエネルギーレベルが、空間的に離れた第1障壁層のエネルギーレベルに比べて低く留まるため、一部のMQWの井戸層に対してはキャリアが注入されやすいものの、MQWの井戸層全体にわたるキャリアの注入は行われにくい。
それに対し、図7(b)に示すように、第2障壁層のバンドギャップが第1障壁層のバンドギャップより大きい場合には、キャリアのエネルギーレベルが上昇し、第1障壁層のエネルギーレベルより高くなるので、MQWの井戸層全体へのキャリアの注入効率が高められる。したがって、LED300のような従来技術に係るLEDでは、第2障壁層のバンドギャップが第1障壁層のバンドギャップより大きくなるように設定されていた。
つぎに、図8を参照して、比較例としての発光サイリスタにMQWを導入した場合のバンド構造について説明する。図8(a)は、比較例に係る発光サイリスタ200の構成を示す断面図を、図8(b)は、発光サイリスタ200のバンドダイアグラムの模式図を示している。
図8(a)に示すように、発光サイリスタ200は、p型の基板202上に、p型のアノード層204、n型のゲート層206、発光層208、p型のゲート層210、およびn型のカソード層212が順次積層されて構成されている。つまり、発光サイリスタ200は、p型のアノード層204に隣接するn型のゲート層206と、n型のカソード層212に隣接するp型のゲート層210の2つのゲート層を備え、npnp構造を形成している。カソード層212上にはカソード電極214が設けられ、ゲート層210上にはゲート電極216が設けられ、基板202の裏面にはアノード電極218が設けられている。
上記のように、発光サイリスタ200は、アノード電極218、カソード電極214、およびゲート電極216の3端子を有する3端子デバイスであり、ゲート電極216に印加する電圧に応じて発光のオン、オフが制御される。つまり、アノード電極218とカソード電極214との間に電圧を印加しただけでは発光サイリスタ200には電流は流れず、予め定められたバイアス電圧をゲート電極216に印加することによりアノード電極218とカソード電極214との間に電流が流れ、発光する。また、アノード電極218、カソード電極214間に一旦電流が流れると、ゲート電極216に印加するバイアス電圧を遮断しても発光サイリスタ200は連続して発光し、発光を停止させる場合には、アノード電極218とカソード電極214との間に印加した電圧をゼロにするかもしくは、ゲート電極216に逆の電位のバイアスを印加させる。このように、発光サイリスタ200は、光スイッチの機能を併せ持つ半導体発光素子である。
図8(b)は、発光層208がpn接合である従来の発光サイリスタ200のバンドダイアグラムを模式的に示している。図8(b)に示すように、従来の発光サイリスタ200では、n型のゲート層206とp型のゲート層210との界面で形成されるpn接合が発光層208として機能する。また、ゲート層206および210の厚さは数100nm程度とMQW構造の量子井戸と比べて厚いため、抵抗も高くなり、その結果駆動電圧が増加しやすい。そこで、ゲート層206および210のバンドギャップは、アノード層204あるいはカソード層212のバンドギャップに比べて小さく設定されている。
図9は、上記のようなバンドダイアグラムを有する従来の発光サイリスタ200の発光層208として、pn接合の代わりにMQWを導入した発光サイリスタ200のバンドダイアグラムを示している。図9に示すように、発光層208がpn接合である従来のバンド構造の発光サイリスタ200の発光層208を単純にMQWに置き換えると、キャリアの蓄積状態は良好であるが、ゲート層206および210のバンドギャップが大きいので、駆動電圧が増加する。
それに対して、本実施の形態に係る発光サイリスタ100では、第2障壁層(ゲート層108および112)のエネルギーレベルが、第1障壁層(MQWの障壁層110B)のエネルギーレベルより低く設定されている。また、第2障壁層のエネルギーレベルが基底量子準位GLより高く設定されている。そのため、MQWを導入しても駆動電圧の増加が抑制される。
上述のように、npnp型の発光サイリスタ100では、ゲート電極120に電圧を印加して、ゲート層108あるいは112に一定量のキャリアが蓄積されることによって電流が流れ出す。そのため、発光サイリスタ100では、第2障壁層であるゲート層108内およびゲート層112内のキャリア濃度が元来高く、キャリアのエネルギーレベルも上昇するので、MQWの井戸層全体へのキャリアの注入効率が高い。そのため、第2障壁層のバンドギャップを小さくしても十分な注入効率が維持される。
[第2の実施の形態]
図10および図11を参照して、本実施の形態に係る発光サイリスタ100aについて説明する。本実施の形態に係る発光サイリスタ100aは、発光サイリスタ100において、p型のMQWを追加した形態である。したがって、発光サイリスタ100と同じ構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10(a)は、本実施の形態に係る発光サイリスタ100aの構成の一例を示す断面図であり、図10(b)は、発光サイリスタ100aのMQWおよびMQWの周囲の、積層方向に対するAl組成の変化を示す模式図である。
発光サイリスタ100aは、図10(a)に示すように、p型の基板102上にp型のバッファ層104、p型のアノード層106、n型のゲート層108、アンドープのMQW150、p型のMQW152、p型のゲート層112、n型のカソード層114、およびn型のコンタクト層116を順次積層して構成される半導体層を有している。これらの各層は、AlGa1−xAs系の半導体により構成されており、たとえばMOCVD法によって積層される。また、n型のコンタクト層116の表面にはカソード電極118が設けられ、ゲート層112の表面にはゲート電極120が設けられ、さらに、基板102の裏面にはアノード電極122が設けられている。
本実施の形態に係る基板102は、一例としてZnがドープされたp型のGaAs基板である。
基板102上に形成された、GaAsによって構成されるp型のバッファ層104には、一例としてCがドープされ、バッファ層104の厚さは一例として0.04μmとされている。
バッファ層104上に形成されたp型のアノード層106は、一例としてCがドープされたAl0.3Ga0.7Asによって構成され、その厚さは、一例として0.5μmとされている。
アノード層106上に積層された、n型のゲート層108は、一例としてSiがドープされたAl0.143Ga0.857Asによって構成され、その厚さは、一例として0.3μmとされている。
図10(b)に示すように、ゲート層108上に設けられたアンドープのMQW150は、一例として、アンドープのAl0.11Ga0.89Asによって構成される厚さ8nmの井戸層150Wと、アンドープのAl0.21Ga0.79Asによって構成される厚さ7nmの障壁層(第1障壁層)150Bと、を10層分積層することによって構成されている。また、p型のMQW152は、ZnドープされたAl0.11Ga0.89Asによって構成される厚さ8nmの井戸層152Wと、ZnがドープされたAl0.21Ga0.79Asによって構成される厚さ7nmの障壁層(第1障壁層)150Bと、を4層分積層することによって構成されている。発光層としてのMQWをこのように構成することで、本実施の形態に係る発光層から出射される光のピーク波長、すなわち自然発光スペクトルのピーク波長λが780nm程度とされている。
MQW152上に設けられたp型のゲート層112は、一例として、ZnがドープされたAl0.143Ga0.857Asによって構成され、その厚さは一例として0.4μmとされている。
ゲート層112上に設けられたn型のカソード層114は、一例として、SiがドープされたAl0.3Ga0.7Asによって構成され、その厚さは、一例として0.4μmとされている。
カソード層114上に設けられたn型のコンタクト層116は、一例としてSiがドープされたGaAsによって構成され、その厚さは0.03μmとされている。
カソード電極118を除くコンタクト層116上には、光取り出し面における反射率を低減する反射防止膜が設けられる場合もある。なお、発光サイリスタ100aでは、カソード電極118が設けられている側の面が光取り出し面となっている。
ところで、上述したように、発光サイリスタでは、ゲート層にキャリアが蓄積することにより発光層に電圧が印加され、あるしきい値を越えると電流が流れ出して発光が生ずる。その際、電子の移動度よりも正孔の移動度の方が小さいことから、電子と正孔の再結合が強く生ずる発光領域は、正孔の分布によって律束される。このことは、発光層がpn接合である場合も、MQWである場合も同様である。
しかるに、MQWを用いない従来の発光サイリスタでは、p型のゲート層とn型のゲート層のバンドギャップは同じか、もしくはn型のバンドギャップの方が大きく設定されていた。そのため、発光領域は注入された電子と正孔の分布によって一意的に定まっていた。図5(b)に示すバンドダイアグラムの場合でも、正孔はp型のゲート層112から離れた井戸層110Wまでは拡散しにくくp型のゲート層112の周辺に溜まりやすい一方、電子はp型のゲート層112の近くまで拡散している。したがって、電子の方が正孔より井戸層110Wに流れ込む確率が高くなる。
そこで、本実施の形態に係る発光サイリスタ100aでは、アンドープのMQW150にp型のMQW152を追加して設けることにより(換言すれば、p型のゲート層112の一部までMQWを拡大することにより)、発光層としてのMQWにおける正孔の分布領域を拡大させた。このことにより、再結合が強く生ずる発光領域が拡大し、発光効率が向上する。
図11に本実施の形態に係る発光サイリスタ100aのバンドダイアグラムを示す。図5(b)に示すアンドープのMQWのみ設けた発光サイリスタ100のバンドダイアグラムと比較して、キャリア(電子、正孔)の分布領域が拡大している。このように、p型ゲート層とn型ゲート層との間にバンドギャップの小さい層を形成して発光領域を制限した場合には、本実施の形態に係る発光サイリスタ100aのように、電子と正孔の分布に合わせて発光領域を設けることにより、発光効率が向上する。
10 画像形成装置
12 感光体
14 帯電器
16 光源ヘッド
18 現像器
20 転写体
22 クリーナ
24 イレーズランプ
28 用紙
30 定着器
30A 加圧ローラ
30B 加熱ローラ
50 発光サイリスタアレイ
52 実装基板
54 ロッドレンズアレイ
56 ハウジング
58 板バネ
62 チップ
64 ホルダー
100、100a 発光サイリスタ
102 基板
104 バッファ層
106 アノード層
108 ゲート層
110 発光層
112 ゲート層
114 カソード層
116 コンタクト層
118 カソード電極、120 ゲート電極、122 アノード電極
200 発光サイリスタ
202 基板
204 アノード層
206 ゲート層
208 発光層
210 ゲート層
212 カソード層
214 カソード電極、216 ゲート電極、218 アノード電極
300 LED
302 基板
304 カソード層
306 クラッド層
308 発光層
310 クラッド層
312 アノード層
314 アノード電極、316 カソード電極

Claims (5)

  1. アノード層と、
    カソード層と、
    前記アノード層と前記カソード層とに挟まれて設けられた多重量子井戸構造の発光層を含む半導体層と、
    前記アノード層と前記発光層とに挟まれた前記半導体層に前記発光層に隣接して設けられた第1のゲート層と、
    前記カソード層と前記発光層とに挟まれた前記半導体層に前記発光層に隣接して設けられた第2のゲート層と、を備え、
    前記第1のゲート層のエネルギーレベルおよび前記第2のゲート層のエネルギーレベルが前記多重量子井戸構造の障壁層のエネルギーレベルより低いエネルギーレベルであり、かつ前記第1のゲート層のエネルギーレベルと前記第2のゲート層のエネルギーレベルとが同じエネルギーレベルである
    発光サイリスタ。
  2. 前記第1のゲート層のエネルギーレベルおよび前記第2のゲート層のエネルギーレベルは、前記多重量子井戸構造の井戸層の基底量子準位より高いレベルである
    請求項1に記載の発光サイリスタ。
  3. 前記アノード層がP型であり、前記カソード層がN型であり、前記第1のゲート層がN型であり、前記第2のゲート層がP型であり、
    前記発光層が、前記第1のゲート層に隣接して設けられたアンドープの多重量子井戸構造、および前記アンドープの多重量子井戸構造と前記第2のゲート層に挟まれて設けられたP型の多重量子井戸構造を含む多重量子井戸構造で構成された
    請求項1または請求項に記載の発光サイリスタ。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の発光サイリスタを複数含む発光サイリスタアレイと、
    前記発光サイリスタの各々から出射される光を露光面に集光する光学系と、
    を備えた光源ヘッド。
  5. 請求項に記載の光源ヘッドと、
    前記光源ヘッドから出射される光によって表面に静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、
    前記感光体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
    を備えた画像形成装置。
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