JP4582181B2 - 部品実装装置、実装品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品等の部品を回路基板等に実装する部品実装装置、その実装品の製造方法、及び、典型的に部品実装装置に用いられるコンベヤ装置に関する。
従来から、電子部品を基板上に実装する実装機は、電子部品を保持し、水平移動するヘッドを備えている。ヘッドには、例えば電子部品を真空吸着するノズルが取り付けられ、ノズルが上下に移動することで、ノズルが基板に離接して電子部品を基板上に実装する(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の実装機は、例えば4つの電子部品の供給部F1〜F4を備えている。電子部品供給部F1及びF2の間で、基板が、2つの基板コンベアにより、電子部品供給部F1及びF2が並ぶ方向(特許文献1の図3におけるy方向)で移動可能になっている。また、電子部品供給部F3及びF4の間でも同様に、基板が、2つの基板コンベアによりそのy方向で移動可能になっている。なお、基板コンベア自体は、x方向には動かないようになっている。
これらの4つの基板コンベアは、その図5〜図7に示されるように、実装機の中央の列において、基板P1〜P7をx方向にも移動させる。例えば、基板は、1つの基板コンベアから他の基板コンベアへx方向に移動させられる。
特開2007−227617号公報(段落[0047]、図5、図6及び図7)
特許文献1の実装機では、例えば図5(イ)に示されるように、基板P1に、供給部F1に対応する第1の実装領域で電子部品が実装された後、一旦、基板P1が中央の列に移動させられ、その中央の列で、1つの基板コンベアから他の基板コンベアにx方向に移動させられる。その後、基板P1は、当該他の基板コンベアの移動により、供給部F3に対応する第3の実装領域に移動させられ、この第3の実装領域で電子部品が実装される。このとき、図5(ニ)に示されるように、基板P3は、上記第1の実装領域で電子部品が実装される。このように、基板が中央の列でx方向に移動させられた後、各実装領域に搬入されるためにy方向に移動させられるので、各実装領域での基板の交換時間のロスが大きい。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、実装領域における基板の交換時間を短縮することができる部品実装装置、実装品の製造方法、及び、その部品実装装置に用いられるコンベヤ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、複雑な機構を要することなく、基板の幅に応じて簡単に幅を調整することができるコンベヤ装置を提供することにある。
本発明の一形態に係る部品実装装置は、基板をロードするロード領域と、前記基板をアンロードするアンロード領域と、第1の実装領域を含む第1の領域と、第2の実装領域を含む第2の領域と、前記第1の領域及び前記第2の領域の間に設けられた第3の領域とを有し、前記ロード領域及び前記アンロード領域の間に設けられたメイン領域と、前記第1の実装領域及び前記第2の実装領域で前記基板に第1の部品及び第2の部品をそれぞれ実装する2つの実装ユニットと、第1のコンベヤと、前記第1の領域で前記第1のコンベヤから前記基板を受け取ることが可能な第2のコンベヤと、第3のコンベヤと、前記第2の領域で前記第3のコンベヤから前記基板を受け取ることが可能な第4のコンベヤとを含み、前記基板を搬送するコンベヤ群と、前記第1の領域及び前記第3の領域の間で、前記第1のコンベヤ及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を移動させることが可能であり、前記第2の領域及び前記第3の領域の間で、前記第3のコンベヤ及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を移動させることが可能な駆動機構とを具備する。
このような形態では、第1の領域に配置された第1及び第2のコンベヤ間で基板が搬送され、かつ、第2の領域に配置された第3及び第4のコンベヤ間で基板が搬送される。例えば、第1のコンベヤから第2のコンベヤへ基板が搬送され、例えば少なくともその第2のコンベヤが配置される領域が、第1の実装領域である場合、その第1の実装領域における基板の交換時間が短縮される。すなわち、本発明に係る部品実装装置は、特許文献1の実装機のような、中央の列のみでコンベヤ間の基板が搬送される機構とは異なり、基板の交換時間を短縮することができる。
また、例えば駆動機構が、第1及び第2のコンベヤのうち少なくとも一方を第3の領域に移動させる。これによりコンベヤ群は、次のような動作が可能となる。例えば、ロード領域から第1のコンベヤが基板を受け取ることができる。あるいは、第3の領域で第1のコンベヤから第2のコンベヤへ基板が渡される。あるいは、第3の領域で第1(または第3)のコンベヤから第4(または第2)のコンベヤへ基板が渡される。
第1の実装領域は、第1の領域の全部または一部である。第2の実装領域は、第2の領域の全部または一部である。例えば、第1の領域内で第1及び第2のコンベヤが配置される両方の領域が第1の実装領域であってもよいし、それら両方の領域のうち一方が第1の実装領域であってもよい。第2の領域内の第2の実装領域についても、これと同様である。
第1の部品と第2の部品とは、典型的には異なる種類、または同じ種類であっても異なる仕様の部品であるが、同じ種類または同じ仕様の部品であってもよい。
前記第1、前記第2及び前記第3の領域は、前記ロード領域から前記アンロード領域へ向かう第1の方向、に交わる第2の方向に並ぶように配置されている。第2の方向の両側に第1及び第2の実装領域がそれぞれ配置されることになり、基板の搬送の観点から効率良く実装処理される。
「第2の方向が第1の方向に交わる」とは、第2の方向と第1の方向とが直交する場合に限られず、本発明の趣旨に鑑みて実質的な角度で両者が交わっていればよい。
部品実装装置は、前記第1の領域で前記第1の方向に前記第1及び前記第2のコンベヤを並べ、前記第2の領域で前記第1の方向に前記第3及び前記第4のコンベヤを並べ、前記第2の方向で前記第1及び前記第3のコンベヤを並べ、及び、前記第2の方向で前記第2及び前記第4のコンベヤを並べることで、前記第1、前記第2、前記第3及び前記第4のコンベヤが、前記第3の領域を挟んでマトリクス状に配置されるように、少なくとも前記駆動機構を制御する制御手段をさらに具備し、前記第3の領域は、前記第1の領域に配置された前記第1のコンベヤ及び前記第2の領域に配置された前記第3のコンベヤの間に設けられた第1のバッファ領域と、前記第1の方向で前記第1のバッファ領域と並び、前記第1の領域に配置された前記第2のコンベヤ及び前記第2の領域に配置された前記第4のコンベヤの間に設けられた第2のバッファ領域とを有する。つまり、第1、第2、第3及び第4のコンベヤがマトリクス状に配置され、さらに、第1及び第2のバッファ領域がそのマトリクスに対応して配置される。これにより、基板が効率良く搬送される。
前記駆動機構は、前記ロード領域から前記アンロード領域へ向かう第1の方向に前記第1及び前記第2のコンベヤを並べるように、前記第1及び前記第2のコンベヤを前記第1の領域に配置させる。
前記駆動機構は、前記第1の方向に前記第3及び前記第4のコンベヤを並べるように、前記第3及び前記第4のコンベヤを前記第2の領域に配置させる。
部品実装装置は、前記ロード領域に配置され、前記メイン領域に前記基板を渡すロードコンベヤと、前記第2の方向で前記ロードコンベヤを移動させるロードコンベヤ駆動機構とをさらに具備する。このような構成によれば、ロードコンベヤは、例えば第1、第2及び第3の領域に基板を渡すことができるので、基板の搬送効率が向上する。また、このような構成により、部品実装装置と、他の装置との接続の汎用性が高められる。
同様に、部品実装装置は、前記アンロード領域に配置され、前記メイン領域から前記基板を受けるアンロードコンベヤと、前記第3の領域から前記基板を受けるため、及び、前記第1及び前記第2の領域のうち少なくとも一方から前記基板を受けるために、前記第2の方向で前記アンロードコンベヤを移動させるアンロードコンベヤ駆動機構とをさらに具備していてもよい。
本発明の一形態に係る、実装品の製造方法は、基板をロードするロード領域と、前記基板をアンロードするアンロード領域と、第1の実装領域を含む第1の領域と、第2の実装領域を含む第2の領域と、前記第1の領域及び前記第2の領域の間に設けられた第3の領域とを有し、前記ロード領域から前記アンロード領域へ向かう第1の方向、に交わる第2の方向に前記第1、前記第2及び前記第3の領域が並ぶように配置され、前記ロード領域及び前記アンロード領域の間に設けられたメイン領域と、第1、第2、第3、第4のコンベヤを含み、前記メイン領域で前記基板を搬送するコンベヤ群とを備えた部品実装装置による、実装品の製造方法であって、前記第1の実装領域で前記基板に第1の部品を実装し、前記第1の領域で前記第1の方向に前記第1及び前記第2のコンベヤが並ぶように、かつ、前記第1のコンベヤが前記ロード領域側に配置されるように、前記第1及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を動かし、前記第1の領域で前記第1のコンベヤから前記基板を第2のコンベヤで受け取り、前記第2の実装領域で前記基板に第2の部品を実装し、前記第2の領域で前記第1の方向に前記第3及び前記第4のコンベヤを並ぶように、かつ、前記第3のコンベヤが前記ロード領域側に配置されるように、前記第3及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を動かし、前記第2の領域で前記第3のコンベヤから前記基板を第4のコンベヤで受け取る。
このような形態では、第1の実装領域を含む第1の領域で、基板が第1のコンベヤから第2のコンベヤへ渡される。また、第2の実装領域を含む第2の領域で、基板が第3のコンベヤから第4のコンベヤへ渡される。これにより、第1及び第2の実装領域における基板の交換時間が短縮される。
「〜であって、」という前提部分は、本発明に係る形態の内容を明確化するために記載されたものであり、本発明者及び本出願人が当該前提部分について公知の技術を意識しているわけではない。
第1の部品を実装するステップ、第1及び第2のコンベヤを並べるステップ、及び、基板を第2のコンベヤで受け取るステップについて、それらの順番が互いに入れ替わってもよい。あるいは、第1の部品を実装するステップと、第2のコンベヤでの受け取りステップとは時間帯が重なる場合もある。第2の部品を実装するステップ、第3及び第4のコンベヤを並べるステップ、及び、基板を第4のコンベヤで受け取るステップについても同様である。
前記基板に前記第1の部品を実装することは、前記第1のコンベヤ上で前記基板に前記第1の部品を実装することを含む。前記基板に前記第2の部品を実装することは、前記第4のコンベヤ上で前記基板に前記第2の部品を実装することを含む。
前記第3及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、前記第4のコンベヤ上で、前記基板のうち第1の基板に前記第2の部品が実装されている間に、前記第1の基板がロードされた後に前記ロード領域内にロードされた第2の基板を受け取った前記第3のコンベヤを、前記第4のコンベヤに並べるように動かすことを含む。これにより、第4のコンベヤ上で第2の部品が第1の基板に実装された直後に、第3のコンベヤから第4のコンベヤへ第2の基板が渡され、第4のコンベヤ上で第2の部品を第2の基板に実装することができる。これにより、第1及び第2の基板の交換時間を短縮することができる。
前記第1及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、前記第1のコンベヤで、前記基板のうち第1の基板に前記第1の部品が実装されている間に、前記第1の基板より後に前記ロード領域内にロードされた第2の基板を受け取った、前記メイン領域に前記基板を渡すロードコンベヤを、前記第1のコンベヤに並べるように動かすことと、前記第1のコンベヤで、前記基板のうち第1の基板に前記第1の部品が実装されている間に、前記第2のコンベヤを前記第1のコンベヤに並べるように動かすことを含む。これにより、第1のコンベヤ上で第2の部品が第1の基板に実装された直後に、第1のコンベヤから第2のコンベヤへ第1の基板が渡され、かつ、ロードコンベヤから第1のコンベヤに第2の基板が渡される。これにより、第1及び第2の基板の交換時間を短縮することができる。
前記基板に前記第1の部品を実装することは、前記第2のコンベヤ上で、前記基板のうち第1の基板がロードされた後に前記ロード領域内にロードされた第2の基板に、前記第1の部品を実装することと、前記第1のコンベヤ上で、前記第2の基板がロードされた後に前記ロード領域内にロードされた第3の基板に、前記第1の部品を実装することを含む。前記基板に前記第2の部品を実装することは、前記第4のコンベヤ上で、前記第1の基板に前記第2の部品を実装することと、前記第3のコンベヤ上で、前記第3の基板がロードされた後に前記ロード領域内にロードされた第4の基板に、前記第2の部品を実装することを含む。
前記第1及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、前記第4のコンベヤ上で、前記第2の部品が前記第1の基板に実装されている間であって、かつ、前記第1のコンベヤ上で、前記第1の部品が前記第3の基板に実装されている間に、前記第2の基板を前記第1のコンベヤを介して受け取った前記第2のコンベヤを、前記第1のコンベヤに並べるように動かすことを含む。前記第3及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、前記第4のコンベヤ上で、前記第2の部品が前記第1の基板に実装されている間であって、かつ、前記第1のコンベヤ上で、前記第1の部品が前記第3の基板に実装されている間に、前記第4の基板を受け取った前記第3のコンベヤを、前記第4のコンベヤに並べるように動かすことを含む。この場合、前記実装品の製造方法は、さらに、前記第2のコンベヤ上で、前記第2の基板に前記第1の部品を実装し、前記第3のコンベヤ上で、前記第4の基板に前記第2の部品を実装する。これにより、第4及び第1のコンベヤ上で、第1及び第3の基板に、第2及び第1の部品がそれぞれ実装された直後に、第2及び第3のコンベヤ上で、第2及び第4の基板に、第1及び第2の部品がそれぞれ実装される。これにより、第1の領域内での第2及び第3の基板の交換時間、及び、第2の領域内での第1及び第4の基板の交換時間を短縮することができる。
本発明の一形態に係るコンベヤ装置は、基板を支持して搬送するコンベヤ部と、第1のサイド部材と、前記第1のサイド部材に対向する第2のサイド部材とを有し、前記コンベヤ部に支持された前記基板が、前記第1のサイド部材及び前記第2のサイド部材の間に配置されるように、前記コンベヤ部に接続されたサイド部材と、前記第1のサイド部材に前記第2のサイド部材を近づけるように、かつ、前記第1のサイド部材から前記第2のサイド部材を遠ざけるように、前記第2の部材を移動させる駆動ユニットと、前記第1のサイド部材に固定された端部を有し、前記第1のサイド部材及び第2のサイド部材を接続する接続部材と、前記第2のサイド部材に取り付けられ、前記第2のサイド部材と前記接続部材とをロック及びアンロックする第1のロック機構とを具備する。
第1のロック機構により第2のサイド部材及び接続部材がロックされているとき、駆動ユニットにより第2のサイド部材が移動することにより、第1及び第2のサイド部材は一体的に移動する。つまり、この場合、コンベヤ部、サイド部材等は、一体的に第2のサイド部材の移動方向に移動可能となる。
一方、第1のロック機構により第2のサイド部材及び接続部材がアンロックの状態にあるとき、駆動ユニットにより第2のサイド部材は、第1のサイド部材に対して離接する。これにより、基板の幅に応じて、第1及び第2のサイド部材の距離が調整される。以下、これを幅調整という。
駆動ユニットが有するモータ等の駆動源に対して、作業者の電気的に操作入力することにより、駆動ユニットが駆動される。あるいは、電気的な操作入力によらず、作業者が手作業で駆動ユニットを駆動させてもよい。
次に説明するように、第1のサイド部材は、第2のロック機構によりロックされ、及び、アンロックされてもよい。あるいは、上記幅調整が行われるときは、作業者による人力により第1のサイド部材がロック(固定)されてもよい。
コンベヤ装置は、前記第1のサイド部材と、前記コンベヤ装置が設置される設置部とをロック及びアンロックする第2のロック機構をさらに具備する。この場合、「設置部」は、コンベヤ装置には含まれない要素である。
本発明によれば、実装領域における基板の交換時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る部品実装装置を示す正面図である。図2は、部品実装装置1の一部を破断した平面図である。図3は、その部品実装装置1を示す側面図である。図4は、図2に示した部品実装装置1に対応する平面図であって、部品実装装置1の各領域を説明するための図である。
部品実装装置1は、図4に示すように、回路基板(以下、単に基板という。)9が流れる方向、図4ではX軸方向に沿って、ロード領域21、メイン領域22、アンロード領域23を備えている。
ロード領域21には、ロードコンベヤ65が配置され、ロードコンベヤ65により、部品実装装置1の外部から基板9がロードされ、ロードされた基板9がメイン領域22に渡される。メイン領域22には、第1のコンベヤ61、第2のコンベヤ62、第3のコンベヤ63及び第4のコンベヤ64を含むコンベヤ群が配置されている。このコンベヤ群によりメイン領域22内で基板9が移動させられ、後述するように基板9がメイン領域22内の各位置に配置される。アンロード領域23には、アンロードコンベヤ66が配置されている。アンロードコンベヤ66により、メイン領域22から基板9が渡され、また、基板9が部品実装装置1の外部へアンロードされる。なお、図2では、第1及び第4のコンベヤ61及び64に基板9が載置されている状態が例示されている。
ロードコンベヤ65、アンロードコンベヤ66、第1〜第4のコンベヤ61〜64は、典型的にはすべて同様の構成を有していればよい。したがって、以降の説明において、特に、ロードコンベヤ65、アンロードコンベヤ66、第1〜第4のコンベヤ61〜64を区別しないで説明するときは、ロードコンベヤ65、アンロードコンベヤ66、第1〜第4のコンベヤ61〜64のうち1つのコンベヤに着目し、それを単に「コンベヤ60」という。
コンベヤ60は、例えば、基板9を下から支持して支持部(コンベヤ部)69を有し、支持部69をX軸方向に移動させることで、基板9をX軸方向に搬送する。支持部69を動かすための構成は、典型的には、ベルトまたはチェーンによる駆動機構等、公知の構成であるが、他の公知の構成であってもよい。また、コンベヤは、図2及び図4に示すように、一対のサイドプレート71及び72を備えている。それぞれのサイドプレート71及び72の間に基板9が配置されるように、上記ベルトまたはチェーンの機構等を用いたコンベヤ部に一対のサイドプレート71及び72が設けられている。
また、後述するように、コンベヤ駆動ユニット(駆動機構)によりコンベヤ60自身がY軸方向に移動する。
なお、部品実装装置1は、工場内では、図示しない外部装置と接続される場合がある。外部装置とは、例えば他の部品実装装置、クリームはんだ印刷装置、検査装置、リフロー装置等である。複数の部品実装装置1が用意され、それら複数の部品実装装置1が互いに接続される場合もある。これは、1枚の基板9に実装される電子部品の種類の数が多い場合である。
部品実装装置1は、ベース部2と、ベース部2に支持されたフレーム構造体20とを備えている。フレーム構造体20は、ベース部2上に立設された複数の支柱4、及び、例えば2本の支柱4の間に架け渡された梁5を含む。支柱4は例えば4本設けられ、梁5は例えば2本設けられている。
フレーム構造体20には、基板9に電子部品13を実装する2つの実装ユニット70及び80が設けられている。2つの実装ユニット70及び80は、同様の構成を有している。したがって、以下、実装ユニット70及び80に関する説明では、特に2つの実装ユニット70及び80の両方に着目する記載がない限り、一方の実装ユニット70について説明する。
実装ユニット70は、電子部品13を保持するヘッド35と、ヘッド35を移動させるヘッド駆動機構30とを含む。
ヘッド駆動機構30は、典型的には、Y軸方向に延設されX軸方向に移動可能な移動部材6と、移動部材6の両端部の上面に固定された被ガイド体12と、梁5の下面にX軸方向に延設され、被ガイド体12の移動をガイドするレール11とを有する。レール11は、2つのヘッド35(及び2つの移動部材6)に共通のものである。しかし、1つのヘッド35(及び2つの移動部材6)ごとにレール11が備えられていてもよい。
このようなヘッド駆動機構30の構成により、移動部材6は、上記梁5に沿ってX軸方向に移動可能となっている。また、これにより、移動部材6に接続されたヘッド35がX軸方向に移動可能となっている。なお、移動部材6を移動させるための駆動方式としては、例えば後述するようにボールネジ、ベルト(またはチェーン)、リニアモータ、あるいはその他の駆動機構が用いられればよい。
ヘッド35は、典型的には、複数の吸着ノズル8、これらの吸着ノズル8を保持するノズル保持部7、ノズル保持部7を支持する支持部18を有する。支持部18は、移動部材6に接続されており、これにより、移動部材6の内部に設けられたボールネジの駆動によりヘッド35はY軸方向に移動可能となっている。この場合も、ボールネジに限られず、ベルト(またはチェーン)、リニアモータ、あるいはその他の駆動機構が用いられればよい。
以上のような構成により、ヘッド35は、X−Y平面内で移動可能とされる。
ノズル保持部7は、支持部18に吊り下げられるように設けられている。ノズル保持部7は、図示しない内蔵のモータによって正逆回転自在になっている。図1に示すように、ノズル保持部7の回転主軸a1は、Z軸方向に対して傾斜した状態で設けられている。
ノズル保持部7の外周寄りの部分には、例えば12個の上記吸着ノズル8が周方向に等間隔に配置されている。吸着ノズル8のそれぞれの軸線がノズル保持部7の回転主軸a1に対してそれぞれ傾斜するように、吸着ノズル8がノズル保持部7に装着されている。その傾斜は、吸着ノズル8の上端がノズル保持部7の回転主軸a1に近づいていく向きになっている。つまり、全体として12本の吸着ノズル8はノズル保持部7に対して末広がり状になるように配設される。
吸着ノズル8はノズル保持部7に対してそれぞれ軸線方向に移動自在に支持されており、吸着ノズル8が後述する操作位置に位置されたときに図示しない押圧機構によって上方から押圧されて下降する。この押圧機構は、例えばカム機構、ボールネジ機構、ソレノイド、エア圧発生機構等、何でもよい。
図1において、実装ユニット80のヘッド35について、右端に位置した吸着ノズル8の軸線は、Z軸方向を向くようになっており、その右端に位置した吸着ノズルが上記操作位置に相当する。そして操作位置に位置されかつ鉛直方向を向いた吸着ノズル8によって、電子部品13が吸着され、あるいは離脱されるようになっている。
1枚の基板9に実装される電子部品13の種類は複数ある。このように異なった電子部品13を単一の種類の吸着ノズル8によって吸着し、実装することはできない。そこで、複数種類の吸着ノズル8が設けられ、それぞれ最適な吸着ノズルにより対応する電子部品13を吸着し実装されるようになっている。電子部品13としては、例えば、ICチップ、抵抗、コンデンサ、コイル等、様々である。
吸着ノズル8は、例えば図示しないエアコンプレッサに接続されており、操作位置に位置された吸着ノズル8の先端部が所定のタイミングで負圧または正圧に切換えられる。これによってその先端部において電子部品13が吸着され、または離脱される。
図4に示すように、メイン領域22は、第1の実装領域を含む第1の領域31、第2の実装領域を含む第2の領域32、これら第1及び第2の領域31及び32の間に設けられたバッファ領域33(第3の領域)を有する。第1の領域31、第2の領域32及びバッファ領域33は、Y軸方向に沿って並ぶように設けられている。
図2に示すように、部品実装装置1は、メイン領域22のY軸方向における両側に設けられた、部品供給装置14が配置される配置部16及び26を備える。配置部16は、第1の領域31に隣接して配置され、配置部26は第2の領域32に隣接して配置されている。配置部16には、複数の部品供給装置14がX軸方向に配列され、配置部16内の所定の部位に着脱可能にそれぞれ配置されている。配置部26にも同様に、複数の部品供給装置14がX軸方向に配列され、配置部26内の所定の部位にそれぞれ着脱可能に配置されている。各部品供給装置14は、典型的には、同種の多数の電子部品13が収納されたキャリアテープを備えるテープフィーダであるが、他のタイプの部品供給装置であってもよい。
図2及び図4の例では、説明の便宜上、部品実装装置1の初期状態として、第1の領域31に第1及び第2のコンベヤ61及び62が配置されるように示されており、また、第2の領域32に第3及び第4のコンベヤ63及び64が配置されるように示されている。つまり、これらの図に示す初期状態では、第1〜第4のコンベヤ61〜64が、バッファ領域33を挟んでマトリクス状に配置される。この初期状態において、第1のコンベヤ61上に載置された基板9が占める領域が、主に第1の実装領域M1となる。また、この図2及び図4に示す初期状態において、第4のコンベヤ64上に載置された基板9が占める領域が、主に第2の実装領域M2となる。
しかし、後述するように、コンベヤ群による基板9の搬送の順序によっては、図2及び図4に示す初期状態において、第1及び第2のコンベヤ61及び62にそれぞれ載置された基板9が占める領域の両方が、第1の実装領域M1となり得る。同様に、第3及び第4のコンベヤ63及び64にそれぞれ載置された基板9が占める領域の両方が、第2の実装領域M2となり得る。
また、部品実装装置1の初期状態における各コンベヤ60の位置は、図2及び図4に示した例に限られず、適宜変更可能である。
部品供給装置14には、部品供給装置14ごとに種類の異なる電子部品13が収納される。そして、基板9上のどの位置に実装される電子部品13かによって、吸着ノズル8及び部品供給装置14が選択され、その電子部品13が吸着される。
配置部16の全体で供給される電子部品13群と、配置部26の全体で供給される電子部品13群は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
部品供給装置14の一端部には部品供給口15が設けられている。各部品供給装置14は、その部品供給口15が設けられた一端部が第1及び第2の実装領域M1側及びM2側にそれぞれ向くように、配置部16及び26に装着される。吸着ノズル8は、部品供給口15を介して電子部品13を取り出す。このように、電子部品13が取り出されるときの吸着ノズル8、あるいはそのときの各ヘッド35の領域(上記操作位置を含む領域)を、それぞれ部品供給領域S1及びS2とする。実装ユニット70のヘッド35について、操作位置に来た吸着ノズル8が、部品供給領域S1と、第1の実装領域M1と、これらの領域S1、M1を結ぶ領域の範囲内を移動する。同様に、実装ユニット80のヘッド35について、操作位置に来た吸着ノズル8が、部品供給領域S2と、第2の実装領域M2と、これらの領域S2、M2を結ぶ領域の範囲内を移動する。
ヘッド35は、まず部品供給領域S1の上に移動し、ノズル保持部7に設けられている12個の吸着ノズル8によって順次所定の電子部品13を吸着する。そうすると、ヘッド70が部品実装領域M1に移動し、X軸方向及びY軸方向に移動調整しながら基板9上の所定の位置に、吸着ノズル8によって吸着された部品を順次実装していく。ヘッド70のX軸方向及びY軸方向の移動は、上記した移動部材6及び支持部18により行われる。この動作を繰返すことによって、基板9上に電子部品13が実装される。
図2〜図4に示すように、ベース部2上には、各コンベヤ60をY軸方向に移動させるための複数のリニアガイドレール29が敷かれている。部品実装装置1は、図示しない制御部と、制御部からの制御信号に応じてこれらコンベヤ61〜66を移動させる図示しないコンベヤ駆動ユニットとを備えている。コンベヤ駆動ユニットは、第1〜第4のコンベヤ61〜64、ロードコンベヤ65及びアンロードコンベヤ66をそれぞれ個別に駆動する。コンベヤ駆動ユニットとして、図示しないラックアンドピニオンによる駆動ユニット、ボールネジ駆動ユニット、ベルト(またはチェーン)駆動ユニット、またはリニアモータ駆動ユニット等が用いられる。これらのコンベヤ駆動ユニットは、コンベヤ60ごとに設けられている。
このようなコンベヤ駆動ユニット及びリニアガイドレール29により、例えば、ロードコンベヤ65及びアンロードコンベヤ66が、ロード領域21の全域及びアンロード領域23の全域に渡って移動する。また、メイン領域22では、第1及び第2のコンベヤ61及び62がバッファ領域33に移動し、第3及び第4のコンベヤ63及び64がバッファ領域33に移動する。
バッファ領域33において、第1のコンベヤ61または第3のコンベヤ63が配置される領域を第1のバッファ領域33aという。また、第2のコンベヤ62または第4のコンベヤ64が配置される領域を第2のバッファ領域33bという。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の、情報処理を実現する構成を備える。上記ROM、またはその他の記憶デバイスには、所定のプログラムが記憶されている。所定のプログラムとは、例えば、各コンベヤ60の動作のシーケンスに関するプログラムである。この各コンベヤ60の動作のシーケンスに関する機能を実現する構成として、ソフトウェアではなく、ハードウェアあるいはファームウェアが用いられてもよい。例えば、CPUの代わりに、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が用いられてもよい。
制御部は、このような構成により、コンベヤ駆動ユニットによる、各コンベヤ60を移動の開始及び停止の切り替え、及び、それらのタイミングを制御する。また、制御部は、コンベヤ60の動作のシーケンス、コンベヤ自身の基板9の搬送及びその停止の切り替え、また、それらのタイミングを制御する。
次に、以上のように構成された部品実装装置1の動作について説明する。そのフローの典型的な実施形態として、1.「Z型フロー」、2.「並列型フロー」、3.「X型フロー」の3つを説明する。
1.Z型フローの説明
図5(A)は、Z型フローにおける各コンベヤ60の動く範囲を示す図であり、図5(B)は、Z型フローにおいて1枚の基板9が流れる方向を示す図である。
図5(A)において、破線で示す矢印は、各コンベヤ60が移動する範囲であり、破線矢印のない第1及び第4のコンベヤ64は移動しないことを示す。この場合、第1のコンベヤ61は第2のコンベヤ62に基板9を渡し、第4のコンベヤ64は第3のコンベヤ63から基板9を受け取る。各コンベヤ60及びその移動範囲についてマトリクスを用い、ロー番号1〜3、カラム番号A〜Dとして説明する。図5(A)において、例えば、ロードコンベヤ65が配置されている位置は、ロー2、カラムAであり、これを(2,A)として表す。
実線矢印は、各コンベヤ60自身がそれぞれ行う搬送の方向を示している。この例では、第2のコンベヤ62及び第3のコンベヤ63は、Y軸方向で正負両方向で基板9を搬送する。
図5(B)に示すように、基板9の流れの軌跡が文字Zに似ているので、本フローを便宜的にZ型フローという。
図6は、Z型フローの詳細を説明するための図である。なお、図6において、各シーケンス(1)〜(15)ごとの時間間隔は、必ずしも一定ではない。
シーケンス(1)
まず、1枚目の基板9(以下、基板aという。)が、ロードコンベヤ65に渡されることでロード領域21内にロードされる。このときのロードコンベヤ65の位置は、典型的には(2,A)である。これは、外部の装置と部品実装装置1との接続のしやすさのためである。シーケンス(15)に示すようにアンロードコンベヤ66が(2,D)に位置されることも、そのことと同様の趣旨である。しかし、ロードコンベヤ65が外部装置から基板9を受け取る位置、及び、アンロードコンベヤ66が基板9を外部装置に渡す位置は、(1,A)、(3,D)等、他の位置であってもよい。
シーケンス(2)
ロードコンベヤ65が基板aを受け取ると、ロードコンベヤ65は(1,A)に移動する。ロードコンベヤ65から第1のコンベヤ61に基板aが渡される。このときのロードコンベヤ65及び第1のコンベヤ61の距離は、基板aの受け渡し作業に影響のない隙間程度に設計されている。他の2つのコンベヤ60間、例えば第1及び第2のコンベヤ61及び62間の距離も、同様の趣旨で設計されている。
シーケンス(3)
第1のコンベヤ61が基板aを受け取ると、第1のコンベヤ61は自身の搬送動作を停止する。このように(1,B)に配置された第1のコンベヤ61上に載置された基板aの実装面の範囲が上記した第1の実装領域M1となり、例えば実装ユニット70により電子部品13がその基板aに実装される。電子部品13が実装されていることを示すため、第1の実装領域M1(及び第2の実装領域M2)にスターのマークを示した。
シーケンス(4)及び(5)
電子部品13の実装途中、2枚目の基板bが、ロードコンベヤ65により基板aと同様に移動する。基板bが載置されたロードコンベヤ65が(1,A)に位置したとき、基板aの第1の実装領域M1の実装処理が途中である場合、ロードコンベヤ65は、自身の搬送を停止し、その(1,A)で基板bが待機する。
シーケンス(6)
基板aの第1の実装領域M1の実装処理が終了すると、第1のコンベヤ61から第2のコンベヤ62へ基板aが搬送され、ロードコンベヤ65から第1のコンベヤ61へ基板bが搬送される。
シーケンス(7)〜(9)
第1の実装領域M1での基板bへの実装処理が開始される。基板aが載置された第2のコンベヤ62は、第2のバッファ領域33b(2,C)へ移動し、また、第3のコンベヤ63が第1のバッファ領域33a(2,B)へ移動する。そして、第2のコンベヤ62から第3のコンベヤ63へ基板aが渡され、第3のコンベヤ63が(3,B)へ移動する。また、第1の実装領域M1での基板bへの実装途中、3枚目の基板cが同様にロード領域21内にロードされる。
シーケンス(10)
第3のコンベヤ63から第4のコンベヤ64へ基板aが搬送される。第1の実装領域M1での基板bへの実装処理が終了すると、基板b及びcは、第2のコンベヤ62及び第1のコンベヤ61へそれぞれ搬送される。
シーケンス(11)〜(13)
第4のコンベヤ64が基板aを受け取ると、第4のコンベヤ64は自身の搬送動作を停止する。このように(3,C)に配置された第4のコンベヤ64上に載置された基板aの実装面の範囲が上記した第2の実装領域M2となり、例えば実装ユニット80により電子部品13がその基板aに実装される。また、第1のコンベヤ61に載置された基板cは、第1の実装領域M1で実装処理が開始される。すなわち、シーケンス(11)〜(13)では、第1及び第2の実装領域M1及びM2の両方で、実装処理の時間帯が重なる。この両方の実装処理について、それぞれの開始及び終了のタイミングが実質的に同じに設定されていてもよい。なお、シーケンス(12)では、4枚目の基板dがロード領域21内にロードされる。
シーケンス(14)
基板aの第2の実装領域M2の実装処理が終了すると、第4のコンベヤ64からアンロードコンベヤ66へ基板aが搬送され、第3のコンベヤ63から第4のコンベヤ64へ基板bが搬送される。また、第1のコンベヤ61から第2のコンベヤ62へ基板cが搬送され、ロードコンベヤ65から第1のコンベヤ61へ基板dが搬送される。
シーケンス(15)
アンロードコンベヤ66が(3,D)から(2,D)へ移動し、基板aは外部装置へアンロードされる。また、第2の実装領域M2及び第1の実装領域M1において、基板b及び基板dにそれぞれ電子部品13が実装される。なお、シーケンス(15)では、5枚目の基板eがロード領域21内にロードされる。
以上のように、Z型フローでは、第1の領域31で、第1のコンベヤ61から第2のコンベヤ62へ基板9が搬送され、かつ、第2の領域32で、第3のコンベヤ63から第4のコンベヤ64へ基板9が搬送される。例えば、シーケンス(13)に示すように、各実装領域M1及びM2の手前で基板9がそれぞれ待機する。すなわち、シーケンス(13)において、ロードコンベヤ65が第1のコンベヤ61に並び、第3のコンベヤ63が第4のコンベヤ64に並ぶので、各実装領域M1及びM2での基板9の交換時間を短縮することができる。つまり、部品実装装置1は、特許文献1の実装機のような、中央の列のみでコンベヤ間の基板9が搬送される機構とは異なり、第1及び第2の実装領域M1及びM2において、基板9の交換時間を短縮することができる。
2.並列型フローの説明
図7(A)は、並列型フローにおける各コンベヤ60の動く範囲を示す図であり、図7(B)は、並列型フローにおいて2枚の基板9が流れる方向を示す図である。
図7(A)において、図(A)のZ型フローの場合と異なる点は、第2及び第3のコンベヤ62及び63が、Y軸方向の一方向に基板9を搬送する点である。図7(B)に示すように、並列型フローでは、1つの基板9が第1の領域31を通り、別の1つの基板9が第2の領域32を通る。
図8は、並列型フローの詳細を説明するための図である。なお、図8において、各シーケンス(1)〜(15)ごとの時間間隔は、必ずしも一定ではない。
シーケンス(1)
図6の場合と同様に、ロードコンベヤ65が(2,)で基板aを受け取ることで、1枚目の基板aがロード領域21内にロードされる。第3のコンベヤ63は、第1のバッファ領域33a(2,B)に移動する。
シーケンス(2)
基板aがロードコンベヤ65から第3のコンベヤ63へ搬送され、ロードコンベヤ65が2枚目の基板bを受け取ることで、基板bがロード領域21内にロードされる。
シーケンス(3)
基板aが載置された第3のコンベヤ63は、(3,B)へ移動し、基板bが載置されたロードコンベヤ65は、(1,A)へ移動する。
シーケンス(4)及び(5)
基板aは第3のコンベヤ63から第4のコンベヤ64へ搬送され、基板bはロードコンベヤ65から第1のコンベヤ61へ搬送される。そして、第4のコンベヤ64に載置された基板aの実装面の範囲が第2の実装領域M2となり、実装ユニット80により実装処理が開始される。また、第1のコンベヤ61に載置された基板bの実装面の範囲が第1の実装領域M1となり、実装ユニット70により実装処理が開始される。また、シーケンス(5)では、3枚目の基板cがロード領域21内にロードされる。
シーケンス(6)及び(7)
各実装領域M1及びM2での実装処理の途中、シーケンス(1)及び(2)と同様に、3枚目の基板c及び4枚目の基板dがロードされ、搬送される。シーケンス(7)では、基板c及び基板dは、(3,B)及び(1,A)でそれぞれ待機する。
シーケンス(8)
各実装領域M1及びM2での実装処理が終了すると、基板aは第4のコンベヤ64からアンロードコンベヤ66へ搬送され、基板bは第1のコンベヤ61から第2のコンベヤ62へ搬送される。また、シーケンス(3)及び(4)と同様に、基板c及び基板が、第4のコンベヤ64及び第1のコンベヤ61へそれぞれ搬送される。
シーケンス(9)
アンロードコンベヤ66が(3,D)から(2,D)へ移動し、第3のコンベヤ63が(3,B)から(2,B)へ移動する。また、ロードコンベヤ65が(1,A)から(2,A)に移動し、第2のコンベヤ62が(1,C)から(2,C)へ移動する。これにより、中央のロー2に4のコンベヤが並ぶ。また、各実装領域M2及びM1で、電子部品13の基板c及び基板dへの実装がそれぞれ開始される。また、5枚目の基板eがロード領域21内にロードされる。
シーケンス(10)
各実装領域M1及びM2での実装処理の途中、基板aは外部装置へアンロードされ、基板bは第2のコンベヤ62からアンロードコンベヤ66へ搬送され、基板eはロードコンベヤ65から第3のコンベヤ63へ搬送され、6枚目の基板fがロード領域21にロードされる。
シーケンス(11)
各実装領域M1及びM2での実装処理の途中、基板bはアンロードコンベヤ66から外部装置へアンロードされる。アンロードコンベヤ66、第2のコンベヤ62、第3のコンベヤ63及びロードコンベヤ65は、中央のロー2から退避するようにそれぞれ移動する。
シーケンス(12)〜(15)
シーケンス(8)〜(11)と同様のフローである。
以上のように、並列型フローでは、Z型フローの場合と同様に、シーケンス(7)及び(15)に示すように、各実装領域M1及びM2の手前で基板9がそれぞれ待機するので、各実装領域M1及びM2での基板9の交換時間を短縮することができる。
図8の例では、奇数枚目の基板9が第2の領域32を通り、偶数枚目の基板9が第1の領域31を通る例を示したが、奇数毎目の基板9が第1の領域31を通り、偶数枚目の基板9が第2の領域32を通ってもよい。
3.X型フローの説明
図9(A)は、X型フローにおける各コンベヤ60の動く範囲を示す図であり、図9(B)は、X型フローにおいて2枚の基板9が流れる方向を示す図である。
図9(A)において、図(A)のZ型フローの場合と異なる点は、ロードコンベヤ65及びアンロードコンベヤ66が、(2,A)及び(2,D)の位置からそれぞれ動かない点である。図9(B)に示すように、X型フローでは、1つの基板9と別の1つの基板9がクロスするようにそれぞれ移動する。
図10は、X型フローの詳細を説明するための図である。なお、図10において、各シーケンス(1)〜(18)ごとの時間間隔は、必ずしも一定ではない。
シーケンス(1)及び(2)
1枚目の基板aがロード領域21内にロードされ、基板aは、ロードコンベヤ65から(2,B)に配置された第1のコンベヤ61に搬送される。
シーケンス(3)及び(4)
基板aが載置された第1のコンベヤ61が(1,B)へ移動し、(1,B)で基板aに、実装ユニット70により電子部品13が実装される。2枚目の基板bがロードされ、ロードされた基板bは(2,B)へ移動した第3のコンベヤ63へ搬送される。
シーケンス(5)
基板aへの実装処理が終了し、第1及び第3のコンベヤ61及び63が、(2,B)、(3,B)へそれぞれ移動する。(3,B)へ移動した第3のコンベヤ63に載置された基板bに、実装ユニット80により電子部品13が実装される。また、3枚目の基板cがロード領域21内にロードされる。
シーケンス(6)
基板bへの実装処理の途中、第1のコンベヤ61から、(2,C)へ移動した第4のコンベヤ64へ基板aが搬送され、ロードコンベヤ65から第1のコンベヤ61へ基板cが搬送される。
シーケンス(7)
基板aが載置された第4のコンベヤ64が(3,C)へ移動し、基板bが載置された第3のコンベヤ63が(2,B)へ移動し、基板cが載置された第1のコンベヤ61が(1,B)へ移動する。(3,C)で、実装ユニット80により基板aに電子部品13が実装され、(1,B)で、実装ユニット70により基板cに電子部品13が実装される。
シーケンス(8)及び(9)
基板a及び基板cへの実装処理の途中、基板bが(1,C)へ移動し、4枚目の基板dが(3,B)へ移動する。
シーケンス(10)〜(12)
これまで(1,B)で実装処理していた実装ユニット70が(3,B)へ移動し、(3,C)で実装処理していた実装ユニット80が(1,C)へ移動する。そして、基板b及び基板dへの実装処理が行われる。基板b及び基板dへの実装処理の途中、基板aが外部装置へアンロードされ、基板c及び5枚目の基板eが、(3,C)、(1,B)までそれぞれ搬送される。
シーケンス(13)〜(18)
シーケンス(7)〜(12)と同様のフローが実行される。
以上のように、X型フローでは、Z型フロー及び並列型フローの場合と同様に、シーケンス(9)、(12)、(15)及び(18)に示すように、各実装領域M1及びM2の手前で基板9がそれぞれ待機する。これにより、各実装領域M1及びM2での基板9の交換時間を短縮することができる。
また、X型フローでは、第1の領域31での第1の実装領域M1は、(1,B)及び(1,C)の両方であり、第2の領域32での第2の実装領域M2は、(3,B)及び(3,C)の両方である。これにより、Z型及び並列型フローに比べ、スループットがさらに向上する。
ところで、従来の実装装置として、2つのヘッドが設けられ、1枚の基板9が実装処理の対象とされ、電子部品がその1枚の基板9に実装されていた。以下、この実装装置の処理を「2ヘッド1枚基板処理」という。図11は、その「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置を示す模式図である。
「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置100は、フロント側(図11中下側)から電子部品を取り出すフロントヘッド101と、リア側から電子部品を取り出すリアヘッド102と、1列で基板9を流すコンベヤ105とを備える。コンベヤ105は、基板9が流れる方向に延びる2つのサイドプレート106及び107を有し、2つのサイドプレート106及び107内で基板9が搬送される。図11において、右側から左側へ基板9が搬送される。
破線で囲まれた領域110が、フロントヘッド101及びリアヘッド102が移動可能な領域である。この移動可能領域110の前端の位置が、フロント側部品取り出し位置111であり、移動可能領域110の後端の位置が、リア側部品取り出し位置112である。
このような「2ヘッド1枚基板処理」では、以下のような諸問題があった。
[問題点1]
その1枚の基板9を実装する部品実装領域108に、2つのヘッド101及び102が入れないので、一方のヘッド101または102が実装処理しているとき、他方のヘッド102または101は待機する。その上、1つのヘッド101または102が、電子部品の基板9への装着にかかる時間は、部品供給装置14(図1等参照)から取り出す時間より長いので、この時間で大きなロスが発生する。例えば、1つのヘッドを備え、1枚の基板9を実装処理の対象とする「1ヘッド1枚基板処理」の実装装置の場合、その「2ヘッド1枚基板処理」のようなロスがなく、ヘッド1つ当りの能力が高くなる。
[問題点2]
例えばフロントヘッド101がフロント側部品取り出し位置111にあるときに、リアヘッド102が基板9の実装面の全域に電子部品を実装できなければならない。したがって、リアヘッド102が実装処理して移動する領域に、フロントヘッド101が位置することができない。つまり、フロント側部品取り出し位置111と、基板9との間に大きな距離(ソニー社製の「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置の場合、約200mm)が必要となり、この距離により能力が低下する。
[問題点3]
基板9の幅に応じてコンベヤ105の幅を調整できるタイプの「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置においては次のような問題がある。このような実装装置では、例えば、コンベヤ105のリア側のサイドプレート107が、固定されたフロント側のサイドプレート106に対して離接されることで、コンベヤ105の幅が調整される。小型基板9の場合には、リア側のサイドプレート107が、フロント側のサイドプレート106に近づき、リア側部品取り出し位置112から遠ざかる。したがって、リアヘッド102の能力が低下する。その上、問題点1のように、2つのヘッド101及び102が交互に実装領域内に入って電子部品を基板9に実装するため、フロントヘッド101もリアヘッド102の能力と同じになる。
[問題点4]
「1ヘッド1枚基板処理」の実装装置(図示せず)の場合には、部品の基板9への装着が終了した後、基板9の入れ替えが始まり、それと同時に、一方のヘッドは部品の吸着を始める。例えば、1つのヘッドが、上述したように12本の吸着ノズルを有する場合、基板9入れ替えにかかる時間から、そのヘッドが12個の電子部品を吸着して戻ってくるまでの時間を引いた時間が基板9の入れ替えによるロスタイムとなる。ヘッドが12個の電子部品を吸着して実装領域に戻ってくるまでの時間は、約1秒であるが、最も部品取り出し時間がかかるパターンが選択される場合、2秒程度かかる場合もある。
しかし「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置100の場合、一方のヘッド101または102が既に部品取り出し終了して、他方のヘッド102または101の実装処理が終了するまで待っていることになる。したがって、基板の入れ替え時間=基板の入れ替えによるロスタイムとなる。昨今増えつつある20秒程度の短いサイクルタイムの生産では、このロスタイムの差2秒は10%もの能力ダウンということになる。
[問題点5]
問題点4で述べた基板9の入れ替え時間は、基板9の入れ替え作業そのものの時間である。基板9を入れ替えるために必要な時間全体としては、基板9の位置をカメラで測定する作業、すなわち、基板9に付加されたフィデューシャルマークの認識にかかる時間が、その入れ替え作業時間に加算された時間となる。2点のフィデューシャルマークの認識にかかる時間は、一般的に0.4秒程度であり、この場合には大きな問題とはならない。しかし、近年の電子部品の要求装着精度の高まりもあって、1枚の基板9に多数のフィデューシャルマークがあるケースが増加している。これは、1枚の基板9から後々に多数の基板に切り出されるような多数枚取り基板であったり、ある高精度部品専用のマークであったりする。この場合には、例えば10ペアのフィデューシャルマークがある場合、その認識には4秒程度かかることになり、20秒程度の短いサイクルタイムに対しては20%程度の能力ダウンになってしまう。
以上のような5つの問題点の対策として、デュアルコンベヤというシステム(図示せず)が提唱されている。デュアルコンベヤでは、フロント側とリア側とで2つの長いコンベヤが並列的に配置されている。しかしながら、その2つのコンベヤのそれぞれに、上流側で基板9の受け入れ部が1つ設けられ、また、下流側で基板9の排出部も1つ設けられている。このようなシステムを採用した実装装置では、この実装装置と接続される外部装置までもが、受け入れ部と排出部とでそれぞれ2つずつのインターフェースを備える必要があり、汎用性に乏しい。
上記実施の形態に係る部品実装装置1は、上記5つの問題点を解決することができる。しかも、ロード領域21及びアンロード領域23には、Y軸方向に移動するロードコンベヤ65及びアンロードコンベヤ66がそれぞれ設けられているので、外部装置との接続の汎用性も確保することができる。
以下、部品実装装置1により各問題点1〜5が解決されることを説明する。
[問題点1に対して]
ソニー社製の「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置100の実績について分析すると、電子部品の基板9への装着時間と、部品取り出し時間との割合は55:45である。一方のヘッドが部品を取り出し終えても、他方のヘッドは装着動作を終わっていないので待ち時間が発生し、45である部品取り出し時間が待ち時間を含めて55になってしまう。つまり55+45=100の式が55+55=110になり、9%の実効能力ダウンとなっている。本実施の形態に係る部品実装装置1では、この9%の実効能力ダウンがなくなる。また、同様に4%のカタログ能力ダウンがなくなる。
Z型フロー:カタログ能力4%向上及び実効能力9%向上
並列型フロー:カタログ能力4%向上及び実効能力9%向上
X型型フロー:カタログ能力4%向上及び実効能力9%向上
[問題点2に対して]
ソニー社製の「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置100の場合、部品実装領域108からフロント側部品取り出し位置111までの200mmのヘッドの移動が必要であった。本実施の形態に係る部品実装装置1では、それが100mm移動になるため、往復で100ms(1方向の移動で50ms)の短縮となる。1回の往復で12個の電子部品が処理されるため、100/12=8msのカタログタクトの短縮となる。カタログタクトは160msなので160/(160−8)=1.06となるので、6%のカタログ能力向上となる。
Z型フロー:カタログ能力6%向上
並列型フロー:カタログ能力6%向上
X型型フロー:カタログ能力6%向上
[問題点3に対して]
160mm幅の基板9を考えると、ソニー社製の「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置100の場合、460mm幅の基板9まで取り扱い可能になっているため、リア側部品取り出し位置112から基板9までの距離は300mm遠くなる。このための往復時間増加は400msなので一部品あたり400/12=33ms遅くなっている。実効タクトを230msとすると、本実施の形態に係る部品実装装置1では、230/(230−33)=1.17すなわち17%の実効能力向上となる。
Z型フロー:実効能力17%向上
並列型フロー:実効能力17%向上
X型型フロー:実効能力17%向上
[問題点4に対して]
部品実装装置1におけるZ型フローの場合、基板9の入れ替え時間のロスは3秒から1.5秒に短縮されるとする。この場合、30秒サイクルの平均的生産を考えると、(30−1.5)/(30−3)=1.06、すなわち6%の実効能力向上となる。
並列型フローの場合は、サイクルタイムが倍になるため(60−1.5)/((30−3)*2)=1.08すなわち8%の実効能力向上となる。「*」は乗算を意味し、以下同様である。
X型フローの場合、基板9の入れ替え時間のロスがゼロになるため(30−0)/(30−3)=1.11すなわち11%の実効能力向上となる。
Z型フロー:実効能力6%向上
並列型フロー:実効能力8%向上
X型型フロー:実効能力11%向上
[問題点5に対して]
部品実装装置1における並列型フローで効果がある。通常、フィデューシャルマーク2つの画像取り込み時間0.4秒程度であるので、(60−0.4)/((30−0.4)*2)=1.01、すなわち1%の実効能力向上となる。ただし、フィデューシャルマークが20個の特殊なケースでは4秒かかるので(60−4)/((30−4)*2)=1.08となり8%もの実効能力向上となる。
Z型フロー:実効能力0%向上
並列型フロー:実効能力1(〜8%)向上
X型型フロー:実効能力0%向上
[問題点1〜5に対する解決の効果の合計]
Z型フロー:カタログ能力10%向上
並列型フロー:カタログ能力10%向上
X型型フロー:カタログ能力10%向上
Z型フロー:実効能力35%*1.10(カタログ能力の向上割合)=39%向上
並列型フロー:実効能力39%*1.10=43%向上
X型型フロー:実効能力42%*1.10=46%向上
次に、上記部品実装装置1において、コンベヤ60の幅を調整する幅調整機構に係る実施形態について説明する。
図12は、その例を示す模式図である。例えば、図2に示した状態から、基板9の幅に応じて、各コンベヤ61及び62の第1の領域31側(図4参照)及びバッファ領域33側の両サイドプレート71及び72がY軸方向に移動するように構成されている。もちろん、第1のコンベヤ61及び第2のコンベヤ62の代わりに、第3のコンベヤ63及び第4のコンベヤ64が移動してもよい。
図12で示した幅調整を実現する機構として、一般的なコンベヤの幅調整機構が用いられてももちろんかまわないが、次に説明するような機構が用いられてもよい。
図13は、本発明の一実施の形態に係る、コンベヤ装置160の幅調整機構を示す模式図である。
コンベヤ装置160は、基板9を支持して搬送するコンベヤ部169と、コンベヤ部169の両サイドに設けられた一対のサイドプレート171及び172と、一対のサイドプレート171及び172(サイド部材)を接続する接続棒(接続部材)178とを備える。一対のサイドプレート171及び172は、フロント側に配置された第1のサイドプレート171と、リア側に配置された第2のサイドプレート172とから構成される。
コンベヤ部169は、上記したようにベルトまたはチェーン駆動による、公知の構成が用いられればよい。
また、コンベヤ装置160は、第2のサイドプレート172及び接続棒178をロック及びアンロックする第1のロック機構156と、第1のサイドプレート171と、設置部としてのベース部2(図1〜図3参照)(あるいは、ベース部2に固定された図示しない部材)とをロック及びアンロックする第2のロック機構157とを備える。第1のロック機構156は、第2のサイドプレート172に取り付けられている。第2のロック機構157は、ベース部2(図1〜3参照)またはベース部2に固定された図示しない部材に取り付けられている。
接続棒178の第1のサイドプレート171側の一端部は、第1のサイドプレート171に固定されている。接続棒178の他端部は、第2のサイドプレート172に対して自由端となっており、第1のロック機構156がロック状態にあるとき、接続棒178と第2のサイドプレート172とが固定される。例えば、第2のサイドプレート172に対する接続棒178の移動を可能にするため、第2のサイドプレート172は、接続棒178をガイドする貫通穴、あるいはその他の機構によるガイド部を有する。
さらに、コンベヤ装置160は、コンベヤ駆動ユニット145を備える。このコンベヤ駆動ユニット145は、コンベヤ部169、一対のサイドプレート、接続棒178及び第1のロック機構156を、一体的にY軸方向に移動させることができる。以下、コンベヤ部169、一対のサイドプレート、接続棒178及び第1のロック機構156を「コンベヤユニット」という。コンベヤ駆動ユニット145は、例えばラック146及びピニオン147を有する。ピニオン147には、図示しないサーボモータが接続されている。コンベヤ駆動ユニット145としては、ラック146アンドピニオン147でなくてもよく、上記した様々な機構が用いられてもよい。
第1のロック機構156は、接続棒178及び第2のサイドプレート172にそれぞれ係合する部材を有し、または接続棒178及び第2のサイドプレート172をそれぞれ挟持する部材を有していればよい。例えば、第1及び第2のロック機構156及び157は、電磁的な作用により、または作業者の手によりその係合が開始されたり解放されたりするタイプであってもよい。作業者による手動タイプとしては、ラチェット式、ネジ式等が挙げられるが、その他のタイプであってもよい。第2のロック機構157も、第1のロック機構156と同様のタイプが用いられればよい。
なお、接続棒178の形状は、棒状に限られない。一対のサイドプレート171及び172の形状も、プレート状に限られない。
以上のように構成されたコンベヤ装置160の動作を説明する。図14及び図15は、その動作を説明するための図である。
図14(A)に示すように、第2のロック機構157により第1のサイドプレート171及びベース部2がロックされ、かつ、第1のロック機構156により第2のサイドプレート172及び接続棒178がロックされている。この状態で、基板9がX軸方向に搬送される。
図14(B)に示すように、第2のロック機構157がアンロック状態で、第1のロック機構156がロック状態にあるとき、コンベヤ駆動ユニット145の駆動により、コンベヤユニットがY軸方向に移動する。
図15(A)に示すように、第2のロック機構157がロック状態で、第1のロック機構156がアンロック状態にあるとき、コンベヤ駆動ユニット145の駆動により第2のサイドプレート172が第1のサイドプレート171に近づいたり、遠ざかったりする。これにより、一対のサイドプレート間の距離である幅の調整が可能となる。また、図15(B)に示すように、幅調整された後、第1のロック機構156がロック状態、第2のロック機構157がアンロック状態にあるとき、コンベヤ駆動ユニット145の駆動により、幅調整された後のコンベヤユニットがY軸方向に移動する。
このようなコンベヤ装置160によれば、複雑な機構を要することなく、基板9の幅に応じて簡単に幅を調整することができる。
また、コンベヤ駆動ユニット145は、コンベヤユニットを移動させる動力だけでなく、一対のサイドプレート171及び172の幅調整のための動力を発生することができる。したがって、幅調整のための別途の駆動機構は不要となり、コンベヤ装置160の小型化及び単純化を図ることができる。
本発明に係る実施の形態は、以上説明した実施の形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
上記実施の形態に係る部品実装装置1では、ロード領域21からアンロード領域23へ向かう軸方向に、ロード領域21、メイン領域22及びアンロード領域23が配列され、その軸方向に直交する軸方向に、第1領域31、バッファ領域33及び第2の領域32が配列される構成を例に挙げた。しかし、ロード領域21、メイン領域22及びアンロード領域23が配列される方向と、第1、バッファ及び第2の領域32が直交していなくてもよく、斜めであってもよい。
上記Z型フロー及び並列型フローにおいて、ロードコンベヤ65は(2,A)及び(1,A)の間で移動し、アンロードコンベヤ66は(3,D)及び(2,D)の間で移動する。また、X型フローでは、ロードコンベヤ65及びアンロードコンベヤ66は、それぞれ(2,A)及び(2,D)の位置に維持される。したがって、ロードコンベヤ65及びアンロードコンベヤ66を駆動するコンベヤ駆動ユニットでは、例えばロード領域21及びアンロード領域23においてY軸方向の全てに、リニアガイドレール29が設けられていなくてもよい。
上記実施の形態では、Z型フロー、並列型フロー及びX型フローの、3種類のフローを説明した。しかし、これらのフローに限られず、様々なフローが部品実装装置1に適用され得る。
上記実施の形態では、例えば図2及び図4に示すように、第1の領域31側(フロント側)の梁5及び第2の領域32側(リア側)の梁5の間にY軸方向に架け渡された移動部材6に沿って、両ヘッド35がY軸方向に移動可能となっていた。すなわち、両ヘッド35がフロント側にも移動可能であるし、リア側にも移動可能である構成を示した。しかし、このような構成に限らず、フロント側のみで一方のヘッド35がX−Y軸方向に移動し、リア側のみで他方のヘッド35がX−Y軸方向に移動する構成であってもよい。
本発明の一実施の形態に係る部品実装装置を示す正面図である。 その部品実装装置の一部を破断した平面図である。 その部品実装装置を示す側面図である。 図2に示した部品実装装置に対応する平面図であって、部品実装装置の各領域を説明するための図である。 (A)は、Z型フローにおける各コンベヤの動く範囲を示す図であり、(B)は、Z型フローにおいて1枚の基板が流れる方向を示す図である。 Z型フローの詳細を説明するための図である。 (A)は、並列型フローにおける各コンベヤの動く範囲を示す図であり、(B)は、並列型フローにおいて2枚の基板が流れる方向を示す図である。 並列型フローの詳細を説明するための図である。 (A)は、X型フローにおける各コンベヤの動く範囲を示す図であり、(B)は、X型フローにおいて2枚の基板が流れる方向を示す図である。 X型フローの詳細を説明するための図である。 本実施形態に係る部品実装装置の比較例としての「2ヘッド1枚基板処理」の実装装置を示す模式図である。 上記部品実装装置において、コンベヤの幅を調整する幅調整機構を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る、コンベヤ装置の幅調整機構を示す模式図である。 図13に示したコンベヤ装置の動作を説明するための図である。 図13に示したコンベヤ装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
M1…第1の実装領域
M2…第2の実装領域
1…部品実装装置
2…ベース部
13…電子部品
21…ロード領域
22…メイン領域
23…アンロード領域
31…第1の領域
32…第2の領域
33…バッファ領域
33a…第1のバッファ領域
33b…第2のバッファ領域
45、145…コンベヤ駆動ユニット
60…コンベヤ
61〜64…第1〜第4のコンベヤ
65…ロードコンベヤ
66…アンロードコンベヤ
70、80…実装ユニット
71、72…サイドプレート
147…アンドピニオン
156…第1のロック機構
157…第2のロック機構
160…コンベヤ装置
169…コンベヤ部
171…第1のサイドプレート
172…第2のサイドプレート
178…接続棒

Claims (16)

  1. 基板をロードするロード領域と、
    前記基板をアンロードするアンロード領域と、
    第1の実装領域を含む第1の領域と、第2の実装領域を含む第2の領域と、前記第1の領域及び前記第2の領域の間に設けられた第3の領域とを有し、前記ロード領域及び前記アンロード領域の間に設けられたメイン領域と、
    前記第1の実装領域及び前記第2の実装領域で前記基板に第1の部品及び第2の部品をそれぞれ実装する2つの実装ユニットと、
    第1のコンベヤと、前記第1の領域で前記第1のコンベヤから前記基板を受け取ることが可能な第2のコンベヤと、第3のコンベヤと、前記第2の領域で前記第3のコンベヤから前記基板を受け取ることが可能な第4のコンベヤとを含み、前記基板を搬送するコンベヤ群と、
    前記第1の領域及び前記第3の領域の間で、前記第1のコンベヤ及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を移動させることが可能であり、前記第2の領域及び前記第3の領域の間で、前記第3のコンベヤ及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を移動させることが可能な駆動機構と
    を具備する部品実装装置。
  2. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記第1、前記第2及び前記第3の領域は、前記ロード領域から前記アンロード領域へ向かう第1の方向、に交わる第2の方向に並ぶように配置されている部品実装装置。
  3. 請求項2に記載の部品実装装置であって、
    前記第1の領域で前記第1の方向に前記第1及び前記第2のコンベヤを並べ、前記第2の領域で前記第1の方向に前記第3及び前記第4のコンベヤを並べ、前記第2の方向で前記第1及び前記第3のコンベヤを並べ、及び、前記第2の方向で前記第2及び前記第4のコンベヤを並べることで、前記第1、前記第2、前記第3及び前記第4のコンベヤが、前記第3の領域を挟んでマトリクス状に配置されるように、少なくとも前記駆動機構を制御する制御手段をさらに具備し、
    前記第3の領域は、
    前記第1の領域に配置された前記第1のコンベヤ及び前記第2の領域に配置された前記第3のコンベヤの間に設けられた第1のバッファ領域と、
    前記第1の方向で前記第1のバッファ領域と並び、前記第1の領域に配置された前記第2のコンベヤ及び前記第2の領域に配置された前記第4のコンベヤの間に設けられた第2のバッファ領域と
    を有する部品実装装置。
  4. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記駆動機構は、前記ロード領域から前記アンロード領域へ向かう第1の方向に前記第1及び前記第2のコンベヤを並べるように、前記第1及び前記第2のコンベヤを前記第1の領域に配置させる部品実装装置。
  5. 請求項4に記載の部品実装装置であって、
    前記駆動機構は、前記第1の方向に前記第3及び前記第4のコンベヤを並べるように、前記第3及び前記第4のコンベヤを前記第2の領域に配置させる部品実装装置。
  6. 請求項2に記載の部品実装装置であって、
    前記ロード領域に配置され、前記メイン領域に前記基板を渡すロードコンベヤと、
    前記第2の方向で前記ロードコンベヤを移動させるロードコンベヤ駆動機構と
    をさらに具備する部品実装装置。
  7. 請求項1に記載の部品実装装置であって、
    前記第1、第2、第3及び第4のコンベヤのそれぞれであるコンベヤ部に設けられたコンベヤ装置を具備し、
    前記コンベヤ装置は、
    第1のサイド部材と、前記第1のサイド部材に対向する第2のサイド部材とを有し、前記コンベヤ部に支持された前記基板が、前記第1のサイド部材及び前記第2のサイド部材の間に配置されるように、前記コンベヤ部に接続されたサイド部材と、
    前記第1のサイド部材に前記第2のサイド部材を近づけるように、かつ、前記第1のサイド部材から前記第2のサイド部材を遠ざけるように、前記第2のサイド部材を移動させる駆動ユニットと、
    前記第1のサイド部材に固定された端部を有し、前記第1のサイド部材及び第2のサイド部材を接続する接続部材と、
    前記第2のサイド部材に取り付けられ、前記第2のサイド部材と前記接続部材とをロック及びアンロックする第1のロック機構とを具備する
    部品実装装置
  8. 請求項に記載の部品実装装置であって、
    前記コンベヤ装置は、前記第1のサイド部材と、前記コンベヤ装置が設置される設置部とをロック及びアンロックする第2のロック機構をさらに具備する
    部品実装装置
  9. 基板をロードするロード領域と、前記基板をアンロードするアンロード領域と、第1の実装領域を含む第1の領域と、第2の実装領域を含む第2の領域と、前記第1の領域及び前記第2の領域の間に設けられた第3の領域とを有し、前記ロード領域から前記アンロード領域へ向かう第1の方向、に交わる第2の方向に前記第1、前記第2及び前記第3の領域が並ぶように配置され、前記ロード領域及び前記アンロード領域の間に設けられたメイン領域と、第1、第2、第3、第4のコンベヤを含み、前記メイン領域で前記基板を搬送するコンベヤ群とを備えた部品実装装置による、実装品の製造方法であって、
    前記第1の実装領域で前記基板に第1の部品を実装し、
    前記第1の領域で前記第1の方向に前記第1及び前記第2のコンベヤが並ぶように、かつ、前記第1のコンベヤが前記ロード領域側に配置されるように、前記第1及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を動かし、
    前記第1の領域で前記第1のコンベヤから前記基板を第2のコンベヤで受け取り、
    前記第2の実装領域で前記基板に第2の部品を実装し、
    前記第2の領域で前記第1の方向に前記第3及び前記第4のコンベヤを並ぶように、かつ、前記第3のコンベヤが前記ロード領域側に配置されるように、前記第3及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を動かし、
    前記第2の領域で前記第3のコンベヤから前記基板を第4のコンベヤで受け取る
    実装品の製造方法。
  10. 請求項に記載の実装品の製造方法であって、
    前記基板に前記第1の部品を実装することは、前記第1のコンベヤ上で前記基板に前記第1の部品を実装することを含み、
    前記基板に前記第2の部品を実装することは、前記第4のコンベヤ上で前記基板に前記第2の部品を実装することを含む
    実装品の製造方法。
  11. 請求項10に記載の実装品の製造方法であって、
    前記第3及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、前記第4のコンベヤ上で、前記基板のうち第1の基板に前記第2の部品が実装されている間に、前記第1の基板より後に前記ロード領域内にロードされた第2の基板を受け取った前記第3のコンベヤを、前記第4のコンベヤに並べるように動かすことを含む
    実装品の製造方法。
  12. 請求項10に記載の実装品の製造方法であって、
    前記第1及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、
    前記第1のコンベヤで、前記基板のうち第1の基板に前記第1の部品が実装されている間に、前記第1の基板より後に前記ロード領域内にロードされた第2の基板を受け取った、前記メイン領域に前記基板を渡すロードコンベヤを、前記第1のコンベヤに並べるように動かすことと、
    前記第1のコンベヤで、前記基板のうち第1の基板に前記第1の部品が実装されている間に、前記第2のコンベヤを前記第1のコンベヤに並べるように動かすこと
    を含む実装品の製造方法。
  13. 請求項に記載の実装品の製造方法であって、
    前記基板に前記第1の部品を実装することは、
    前記第2のコンベヤ上で、前記基板のうち第1の基板より後に前記ロード領域内にロードされた第2の基板に、前記第1の部品を実装することと、
    前記第1のコンベヤ上で、前記第2の基板より後に前記ロード領域内にロードされた第3の基板に、前記第1の部品を実装することを含み、
    前記基板に前記第2の部品を実装することは、
    前記第4のコンベヤ上で、前記第1の基板に前記第2の部品を実装することと、
    前記第3のコンベヤ上で、前記第3の基板より後に前記ロード領域内にロードされた第4の基板に、前記第2の部品を実装することを含む
    実装品の製造方法。
  14. 請求項13に記載の実装品の製造方法であって、さらに、
    前記第2のコンベヤ上で、前記第2の基板に前記第1の部品を実装し、
    前記第3のコンベヤ上で、前記第4の基板に前記第2の部品を実装し、
    前記第1及び前記第2のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、
    前記第4のコンベヤ上で、前記第2の部品が前記第1の基板に実装されている間であって、かつ、前記第1のコンベヤ上で、前記第1の部品が前記第3の基板に実装されている間に、前記第2の基板を前記第1のコンベヤを介して受け取った前記第2のコンベヤを、前記第1のコンベヤに並べるように動かすことを含み、
    前記第3及び前記第4のコンベヤのうち少なくとも一方を動かすことは、
    前記第3のコンベヤ上で、前記第2の部品が前記第4の基板に実装されている間であって、かつ、前記第2のコンベヤ上で、前記第1の部品が前記第2の基板に実装されている間に、前記第3の基板を受け取った前記第4のコンベヤを、前記第3のコンベヤに並べるように動かすことを含む
    実装品の製造方法。
  15. 請求項に記載の実装品の製造方法であって、
    前記第1、第2、第3及び第4のコンベヤのそれぞれであるコンベヤ部に設けられたコンベヤ装置を具備し、
    前記コンベヤ装置は、
    第1のサイド部材と、前記第1のサイド部材に対向する第2のサイド部材とを有し、前記コンベヤ部に支持された前記基板が、前記第1のサイド部材及び前記第2のサイド部材の間に配置されるように、前記コンベヤ部に接続されたサイド部材と、
    前記第1のサイド部材に前記第2のサイド部材を近づけるように、かつ、前記第1のサイド部材から前記第2のサイド部材を遠ざけるように、前記第2のサイド部材を移動させる駆動ユニットと、
    前記第1のサイド部材に固定された端部を有し、前記第1のサイド部材及び第2のサイド部材を接続する接続部材と、
    前記第2のサイド部材に取り付けられ、前記第2のサイド部材と前記接続部材とをロック及びアンロックする第1のロック機構とを具備する
    実装品の製造方法。
  16. 請求項15に記載の実装品の製造方法であって、
    前記コンベヤ装置は、前記第1のサイド部材と、前記コンベヤ装置が設置される設置部とをロック及びアンロックする第2のロック機構をさらに具備する
    実装品の製造方法
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