JP4520783B2 - タイヤに作用する前後力の検出方法 - Google Patents

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本発明は、タイヤに作用する前後力(タイヤ周方向の力)を容易に検出することができ、タイヤの転動状況を的確に把握し、車両制御システムの制御に貢献しうるタイヤに作用する前後力の検出方法に関する。
近年、走行中の自動車の安定性、安全性を確保するため、ABS(アンチロックブレーキシステム)、TCS(トラクションコントロールシステム)、VSC(ビークルスタビリティコントロール)などの種々の車両制御システムが開発されている。そして、これらシステムを制御するためには、走行中のタイヤの転動状況を正確に把握することが必要となる。
例えばABSにおいては、タイヤのスリップ状況を把握することが必要であり、そのために、特許文献1〜3等においては、トレッドの歪レベルをトレッド内に埋設したセンサによって測定し、その測定データに基づき前記スリップ状況に係わるタイヤの路面摩擦係数や路面密着能力を推定することが提案されている。
特開2002−36836号公報 特開2002−331813号公報 特開2002−087032号公報
しかしかかる手段では、前記センサが接地領域内に配されるため、路面上の突起物を乗り越す際の衝撃力等によって該センサが破損しやすい傾向となり、高い信頼性を確保するのが難しくなる。
そこで本出願人は、特願2003−366299号において、サイドウォール部の領域に3つ以上の歪センサを設け、該領域内の所定の3つの測定位置における表面歪を、前記歪センサを用いて同時に測定し、その3つの歪出力により、タイヤに作用する前後力Fx、横力Fy、及び上下荷重Fzの3並進方向力を夫々推定する技術を提案した。
この技術は、以下の研究により達成されている。即ち図15(A)、(B)に略示する如く、タイヤに前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzを個別にかつ静的に負荷し、そのとき発生するラジアル方向の表面歪εs、及び周方向の表面歪εtを、それぞれタイヤ赤道の位置pa、トレッド端の位置pb、サイドウォール部の位置pc、ビード部の位置pdの4つの位置で測定した。その結果、表1に示すように、トレッド部の前記位置pa、pbにおいては、前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzと、それによって生じる表面歪εs、εtとの間には相関関係がない、或いは力の増減しか判断できない非線形の関係しか見出せず、従って、表面歪から前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzをそれぞれ推定することは困難であることが判明した。又ビード部の前記位置pdにおいては、横力Fy、上下荷重Fzと表面歪εsとの間に、線形の相関関係が有るものの、前後力Fxと表面歪εs、εtとの間には相関関係がなく、従って、この位置peにおいても、表面歪から3並進方向力Fx、Fy、Fzを推測することが困難であることが判明した。
これに対し、サイドウォール部の前記位置pcにおいては、表面歪εtと、3並進方向力Fx、Fy、Fzの全てとが線形の相関関係があり、従って、このサイドウォール部の前記位置pcにおいては、その表面歪εtから3並進方向力Fx、Fy、Fzの全てを推測することが可能、即ちタイヤの転動状況を把握可能であることが判明した。
Figure 0004520783
次に、図16(A)〜(C)に、前記位置pcにおける3並進方向力Fx、Fy、Fzと、それによる表面歪εs、εtとの関係を例示するが、前後力Fxと表面歪εtとは線形の相関があるとはいえその変位が小さく、正確な推定を難しいものとしている。そこで、ラジアル方向及び周方向の前記表面歪εs、εtに代えて、図17(A)の如き剪断方向の表面歪εγを測定することを試みた結果、図17(B)に示すように、剪断方向の表面歪εγと前後力Fxとの間に、変位が大な線形相関を見出すことができ、又この表面歪εγは、横力Fyおよび上下荷重Fzとの間にも同様に変位が大な線形相関を呈することが確認された。
このように、サイドウォール部は、タイヤに3並進方向力である前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzを個別に負荷したときに発生する表面歪ε(εt又はεγ)が、各方向力Fx、Fy、Fzと略線形の相関関係を有する部位であるため、この部位においては、前後力Fxによって発生する表面歪εxは、前後力Fxの一次関数εx=f(Fx)で近似でき、同様に、横力Fyによって発生する表面歪εyは、横力Fyの一次関数εy=f(Fy)で、かつ上下荷重Fzによって発生する表面歪εzは、上下荷重Fzの一次関数εz=f(Fz)で、それぞれ近似できる。従って、3並進方向力Fx、Fy、Fzの合力Fが作用したときに発生する表面歪εは、各表面歪εx、εy、εzの和、即ち次式(2)で近似することが可能となる。
ε=εx+εy+εz=f(Fx)+f(Fy)+f(Fz)−−−(2)
従って、歪みセンサにより測定可能な表面歪εから、合力Fをなす3並進方向力Fx、Fy、Fzを導き出すには、Fx、Fy、Fzを未知数とした前記式(2)である3元一次方程式を解くことにより達成できる。そしてそのためには、異なる3位置で表面歪εを同時に測定して3つの連立式をたてることが必要である。
言い換えると、サイドウォール部の領域に3つ以上の歪センサを設け、異なる3つの測定位置で表面歪εを同時に測定する。そのときの3つの測定値(歪出力)t1、t2、t3から以下の3つの連立式をたて、それを解くことにより、Fx、Fy、Fzを求めることができるのである。
t1=A1・Fx+B1・Fy+C1・Fz
t2=A2・Fx+B2・Fy+C2・Fz
t3=A3・Fx+B3・Fy+C3・Fz
なお、前記A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は、係数であり、事前の荷重付加試験においてFx、Fy、Fzを夫々単独で変化させて実測した歪出力t1,t2,t3と、そのときの前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzとの複数のデータを数値解析することにより求めることができる。
しかし、前述の検出方法では、3位置での同時の測定データが必要であるため、何れか一つの測定データにノイズが載った場合にも、誤差となってFx、Fy、Fzの算出値(検出値)にバラツキが生じるなど、ノイズの影響が大きく、検出精度や信頼性を高く維持することが難しいという問題がある。又前記車両制御システムのうちのブレーキ制御においては、実際には、タイヤに作用する3並進方向力のうちの横力Fyおよび上下荷重Fzの情報は特に重要ではなく、前後力Fxの情報さえあれば充分に制御可能であることが判明している。
そこで本発明は、サイドウォール部の領域に、磁石とそれに向き合う磁気センサ素子とを弾性材を介して一体化したセンサを設け、前記領域内の所定の一つの測定位置で表面歪を測定することを基本として、耐久強度を高く維持しながら、タイヤに作用する前後力を一つの測定データのみで検出することができ、検出のための演算を容易にかつ迅速に行いうるとともに、検出精度や信頼性を向上でき、車両制御システムの制御に大きく貢献しうるタイヤに作用する前後力の検出方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、タイヤのサイドウォール部の領域に取り付けられ、かつこの領域におけるタイヤ表面歪を測定する歪センサの歪出力により、タイヤに作用する前後力を検出する検出方法であって、
前記歪センサは、磁石とこの磁石に向き合う磁気センサ素子とを弾性材を介して一体化した1以上のセンサ素子ユニットからなり
タイヤの回転位置を検知する回転位置検知器により、タイヤ回転中に、前記1以上のセンサ素子ユニットのうちの1つのセンサ素子ユニットがタイヤ軸心を中心とした所定の一つの角度位置である測定位置を通過した時を検知し、
しかも前記測定位置を、接地中心を0°としかつタイヤの反回転方向を正としたタイヤ軸心廻りの座標系における180°±20°の角度θの位置とするとともに、
前記測定位置を通過した時に、該測定位置を通過した前記1つのセンサ素子ユニットにおける歪出力tを測定し、この歪出力tのみを変数とした関係式f(t)を用いて前記測定位置を通過した時にタイヤに作用する前後力Fxを求めることを特徴としている。
又請求項の発明では、前記磁気センサ素子はホール素子であることを特徴としている。
又請求項の発明では、前記センサ素子ユニットは、1つの磁石と1つの磁気センサ素子、1つの磁石と複数の磁気センサ素子、又は複数の磁石と1つの磁気センサ素子とからなることを特徴としている。
又請求項の発明では、前記センサ素子ユニットは、センサのゲインが最大となる中央線を、タイヤの半径方向線に対して、10〜80の角度で傾斜する向きで配置することにより、サイドウォール部の剪断歪も測定可能としたことを特徴としている。
又請求項の発明では、前記歪センサは、タイヤ軸心を中心とした同一円周上で周方向に等間隔で配される複数のセンサ素子ユニットからなり、各センサ素子ユニットの前記歪出力は、前記測定位置で測定されることを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、耐久強度を高く維持しながら、タイヤに作用する前後力を一つの測定データのみで検出することができ、検出のための演算を容易にかつ迅速に行いうるとともに、検出精度および検出の信頼性を向上でき、車両制御システムの制御を便宜に行うことを可能とする。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明のタイヤに作用する前後力の検出方法に用いる空気入りタイヤを示す断面図である。
図1において、空気入りタイヤ1は、本例では、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具え、又そのプライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびる断面三角形状のビード補強用ビードエーペックスゴム8を配設している。
又前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。なお該ベルト層7の半径方向外側には、高速走行性能および高速耐久性等を高める目的で、バンドコードを周方向に対して5度以下の角度で配列させたバンド層9を設けることができる。
そして本実施形態のタイヤ1では、前記サイドウォール部3の領域Yに、その表面歪を測定する歪センサ10を設けている。この歪センサ10は、1個以上のセンサ素子ユニット20からなり、複数個の場合には、各センサ素子ユニット20を、タイヤ軸心を中心とした同一円周上でタイヤ周方向に等間隔で配置することが、測定制御の簡便性等の観点から好ましい。本例では図2の如く、8個のセンサ素子ユニット20を等間隔で配置した場合を例示している。
又前記サイドウォール部3の領域Yは、タイヤ断面高さHの中間高さ位置Mを中心として、該タイヤ断面高さHの25%の距離Lを半径方向内外に隔てる領域範囲であって、好ましくは前記距離Lをタイヤ断面高さHの20%、さらには15%とし、中間高さ位置Mにより近い領域範囲に前記歪センサ10を設けることが望ましい。
この領域Yは、前記〔背景技術〕の欄で、図15、16及び表1を用いて説明した如く、タイヤに3並進方向力である前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzを個別に負荷したときに発生する表面歪εが、各方向力Fx、Fy、Fzと略線形の相関関係を有する部位である。従って、この部位(領域Y)においては、前後力Fxによって発生する表面歪εxは、前後力Fxの一次関数εx=f(Fx)で近似でき、同様に、横力Fyによって発生する表面歪εyは、横力Fyの一次関数εy=f(Fy)で、かつ上下荷重Fzによって発生する表面歪εzは、上下荷重Fzの一次関数εz=f(Fz)で、それぞれ近似できる。従って、3並進方向力Fx、Fy、Fzの合力Fが作用したときに発生する表面歪εは、各表面歪εx、εy、εzの和、即ち次式(2)で近似することが可能となる。
ε=f(Fx)+f(Fy)+f(Fz) −−−−(2)
次に、前記センサ素子ユニット20は、図3〜5に示すように、磁石11と、この磁石11に間隔を有して向き合う磁気センサ素子12とを弾性材13を介して一体化したブロック状のモールド体として形成される。
なお前記磁気センサ素子12としては、ホール素子、及びMR素子(磁気抵抗効果素子)等の所謂半導体磁気センサが採用でき、特にコンパクトさ、感度、取り扱い易さ等の観点からホール素子が好適に採用できる。又前記センサ素子ユニット20では、サイドウォール部3の動きに追従して弾性変形しうることが重要であり、そのために、前記弾性材13として各種のゴム弾性材料が採用される。特に、熱可塑性エラストマ(TPE)は、注型成形や射出成形等のプラスチック成形が可能であり、前記センサ素子ユニット20を製造するという観点から好適に採用できる。
なお前記センサ素子ユニット20としては、図3(A)、(B)の如く、1つの磁石11と1つの磁気センサ素子12とで形成した1−1タイプ、又図4(A)、(B)の如く、1つの磁石11と複数(n個、例えば2個)の磁気センサ素子12とで形成した1−nタイプ、又図5(A)、(B)の如く、複数(n個、例えば2個)の磁石11と1つの磁気センサ素子12とで形成したn−1タイプのものが使用できる。なお図中の符号12sは磁気センサ素子12の受感部面12s、符号11sは磁石11の磁極面を示し、又符号Nは、センサ素子ユニット20のゲインが最大となる中央線を示している。
又前記センサ素子ユニット20は、図6に1−1タイプのものを代表して示すように、ゲインが最大となる前記中央線Nを、タイヤ半径方向線に対して、10〜80°の角度θで傾斜する向きで取り付けられる。これにより、サイドウォール部3の表面歪εのうちの剪断歪εγを測定可能としている。なお前記角度θは、好ましくは20〜70°、さらには30〜60°、さらには40〜50°の角度とするのが好ましい。
なお剪断歪εγを測定する理由は、前記〔背景技術〕の欄で説明した如く、剪断歪εγが、3並進方向力Fx、Fy、Fzの何れに対しても変位が大な線形の相関を示すからである。
ここで、前記センサ素子ユニット20の取付は、本例の如くサイドウォール部3の外表面側とすることが、表面歪を測定するという観点から好ましいが、図7(A)、(B)に例示するように、内表面側、或いはタイヤ内部に埋め込んで取り付けることもできる。何れの場合にも、加硫前にタイヤ内部に埋め込む、或いは内表面又は外表面に貼り付け、その後の加硫による加硫接着によって強固に取り付けるのが好ましい。しかし、加硫後のタイヤの内表面又は外表面に、接着剤等による接着によって取り付けることもできる。
なお図中の符号15は、センサ素子ユニット20によって測定された剪断歪εγの歪出力を、車両に設ける車両制御システムの電子制御装置(ECU)に発信するセンサ発信制御装置であり、又符号16は、このセンサ発信制御装置15と、前記各センサ素子ユニット20とを接続するリード線を示す。このリード線16は、本例では、加硫前に予めタイヤ内に埋め込まれて配線される。又前記センサ発信制御装置15は、リム組性の観点から、加硫後のタイヤ内表面に接着剤等で取り付けるのが好ましいが、要求によりホイール17の適所、例えばリムのウエル部などに接着剤或いは取り付け金具を用いて取り付けることもできる。
次に、前記空気入りタイヤ1を用い、このタイヤ1に作用する前後力Fxを検出する検出方法を説明する。
まず3並進方向力Fx、Fy、Fzの合力Fが作用するとき、サイドウォール部3の領域Yで発生する表面歪εと、そのときの3並進方向力Fx、Fy、Fzとの間に、次式(2)に示す関係があることは、前述した如くである。
ε=f(Fx)+f(Fy)+f(Fz) −−−−(2)
従って、センサ素子ユニット20により測定可能な表面歪εから、前記合力Fをなす3並進方向力Fx、Fy、Fzを夫々導き出すには、Fx、Fy、Fzを未知数とした前記式(2)である3元一次方程式を解くことにより達成できるが、そのためには、3つの連立式が必要となる。
言い換えると、異なる3つの測定位置で表面歪εを同時に測定することが必要であり、そのときの3つの測定値(歪出力)t1、t2、t3を用いた以下の3つの連立式から、未知数であるFx、Fy、Fzを夫々求めることが可能となる。
t1=A1・Fx+B1・Fy+C1・Fz
t2=A2・Fx+B2・Fy+C2・Fz
t3=A3・Fx+B3・Fy+C3・Fz
前記A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は、係数であり、事前の荷重付加試験においてFx、Fy、Fzを夫々単独で変化させて実測した歪出力t1,t2,t3と、そのときの前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzとの複数のデータを数値解析することにより求めることができる。
しかしこの場合、3つの歪出力の全てが正確な値であることが必要であり、何れか一つの歪出力にノイズが載った場合にも、誤差となってFx、Fy、Fzの算出値(検出値)にバラツキが生じるなど、ノイズの影響が大きく、検出精度を低下させる危険性が増すこととなる。
そこで、本発明の検出方法では、図8に示すように、接地中心P0を0°としかつタイヤの反回転方向を正としたタイヤ軸心廻りの座標系における180°±20°の角度θの位置を測定位置PPとして定め、この一つの測定位置PPで測定される歪出力tを使用して3並進方向力Fx、Fy、Fzのうちの前後力Fxのみを測定することを特徴としている。
詳しくは、タイヤ回転位置を検知する例えばエンコーダなどの回転位置検知器18(図14に示す)を、タイヤ、ホイール、車軸などに取り付け、回転中のタイヤにおいて、各センサ素子ユニット20が前記測定位置PPを通過するのを検知する。そして、この測定位置PPを通過した時に測定される歪出力tを用い、そのときの前後力Fxを、前記歪出力tのみを変数とした関係式f(t)によって求めるのである。
Fx=f(t) --- (1)
ここで、本発明者の研究の結果、前記測定位置PPは、タイヤに3並進方向力Fx、Fy、Fzが作用した場合にも、横力Fyおよび上下荷重Fzの影響を受けない特異な位置であることを究明した。そして、この測定位置PPで表面歪εを測定した場合には、その歪出力tと前後力Fxとの間には、前記横力Fyおよび上下荷重Fzの影響が排除された上記関係(1)が成り立ち、前記歪出力tから前後力Fxが求まることが判明した。
この測定位置PPでの特異性を検証するため、本発明者は、一つのセンサ素子ユニット20を領域Yに取り付けたタイヤを試作し、前後力Fx、横力Fy、上下荷重Fzを負荷したときに、前記座標系における0°から360°の各位置で発生する表面歪εを測定した。
図9は、前後力Fx=0(一定)、上下荷重Fz=6kN(一定)とし、横力Fyのみを0.0kN、−2.2kN、−3.5kN、+2.0kN、+3.5kNと変化させて測定したときの、各位置での表面歪εの歪出力tである。図9の如く、横力Fyが変化した場合にも、歪出力tが変化せずに一定となる位置PP、即ち横力Fyの影響を受けない位置PPが180°±20°の角度範囲内に存在することが確認できる。
又図10は、前後力Fx=0(一定)、横力Fy=0(一定)とし、上下荷重Fzのみを2kN、4kN、6kN、8kN、10kNと変化させて測定したときの、各位置での表面歪εの歪出力tである。図10の如く、上下荷重Fzが変化した場合にも、歪出力tが変化せずに一定となる位置PPが180°±20°の角度範囲内に存在することが確認できる。
又図11は、横力Fy=0(一定)、上下荷重Fz=6kN(一定)とし、前後力Fxのみを0.0kN、0.9kN、1.8kN、2.7kN、3.4kNと変化させて測定したときの、各位置での表面歪εの歪出力tである。図11の如く、前記位置PPでは、前後力Fxの変化に対応して歪出力tも変化しているのが確認できる。
従って、このような前記位置PPを表面歪εの測定位置とした場合には、歪出力tと前後力Fxとの間に、Fx=f(t)の関係をうることができるのである。なお前記位置PPは、ほぼ180°の位置であり、従って測定位置を180°±10°、さらには180°±5°の位置とするのが好ましい。又、前記関係式 Fx=f(t)は、事前の荷重付加試験において前後力Fxを変化させて実測した歪出力tと、そのときの前後力Fxとの複数のデータを、例えばコンピューターを用いて数値解析することにより求めることができる。
次に、本発明の効果を検証するため、一つのセンサ素子ユニット20を領域Yに取り付けたタイヤを試作し、事前の荷重付加試験によって、関係式 Fx=f(t)を求めた。その後、このタイヤに前後力Fxを負荷し、そのとき前記測定位置PPで発生する表面歪εの歪出力tを用いて前記関係式 Fx=f(t)から算出した前後力Fxの計算値を、実際に負荷された前後力Fxの実荷重値と比較し、その結果を図12に示す。
図12の如く、本発明の検出方法では、タイヤに作用する前後力Fxを、高精度で検出することができる。又表面歪εの一つの測定データから算出するため、測定データにノイズが載る確率を最小限に抑えることができ、検出値のバラツキを減じ、検出精度や信頼性を高く確保することができる。又車両制御システムのうちのブレーキ制御において特に重要な前後力Fxを検出しうるため、例えばABS、VSCなど、ブレーキ制御を用いた車両制御システムでの制御を便宜にかつ円滑に行うことができる。
なお図13に、特願2003−366299号において提案した検出方法、即ち、異なる3つの測定位置で表面歪を同時に測定し、その3つの歪出力を用いて算出した前後力Fxの計算値と、実際に負荷された前後力Fxの実荷重値とを比較している。この検出方法は、三つの測定データを用いるためノイズの影響が大きく、計算値のバラツキが大きくなるなど、検出精度や信頼性にやや劣る傾向となる。
次に、図14に、本発明の検出方法を用いて車両制御システムを制御す場合の、好ましい構成図の一例を例示する。この構成図では、車両に装着される各タイヤ1において、その一方のサイドウォール部3に、8個のセンサ素子ユニット20が周方向に等間隔で配置される。各センサ素子ユニット20は、例えばタイヤ内面に取り付けるセンサ発信制御装置15に接続され、測定位置PPにおけるセンサ素子ユニット20からの歪出力tを、車両に設ける車両制御システム19の電子制御装置19Aに発信する。
ここで、前記センサ発信制御装置15は、本例では、前記回転位置検知器18によるタイヤ回転位置の検知に基づき、前記測定位置PPを通過するセンサ素子ユニット20からの歪出力tを選び出す切り替え手段15Aと、選び出した歪出力tを増幅する増幅器15Bと、その増幅信号を車両側に送信する送信機15Cと、それらを作動させる電源(図示しない)とを具えて構成される。なお前記電源としては、各種の電池が使用しうるが、例えば蓄電池と、車両から送信される電磁波を直流電力に変換して前記蓄電池に充電させる変換器とで構成するのがメンテナンスなどの観点から好ましい。
又前記車両制御システム19は、前記センサ発信制御装置15からの歪出力tを受信して電子制御装置19Aに送る受信機19Bを具える。又電子制御装置19Aは、送られた歪出力tのデータに基づき、前記式(1)を用いて前後力Fxを算出するとともに、その算出結果を基に、例えばABS、VSCなどの車両制御システムを制御する。なお前記電子制御装置19Aには、事前の荷重付加試験などにより予め求めた式(1)を記憶する記憶部と、この式(1)と歪出力tとから前後力Fxを算出する演算部とを少なくとも具える。なお前記回転位置検知器18によるタイヤ回転位置の検知データは、電子制御装置19A、送信機30、受信機31を経て前記切り替え手段15Aに送信され、選択すべきセンサ素子ユニット20を指定する。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明のタイヤに作用する前後力の検出方法に用いる空気入りタイヤを示す断面図である。 センサ素子ユニットの配置状態を略示する空気入りタイヤの側面図である。 (A)、(B)は、センサ素子ユニットの一実施例を示す平面図及び斜視図である。 (A)、(B)は、センサ素子ユニットの他の実施例を示す平面図及び斜視図である。 (A)、(B)は、センサ素子ユニットのさらに他の実施例を示す平面図及び斜視図である。 センサ素子ユニットの取り付け方向を示す線図である。 (A)、(B)は、センサ素子ユニットの取り付け位置を説明する線図である。 測定位置を、タイヤ軸心廻りの座標系で説明する線図である。 横力のみを変化させて測定したときの、各位置での表面歪の歪出力を示す線図である。 上下荷重のみを変化させて測定したときの、各位置での表面歪の歪出力を示す線図である。 前後力のみを変化させて測定したときの、各位置での表面歪の歪出力を示す線図である。 実際に負荷した前後力と、本発明の検出方法に基づき、歪出力から算出した前後力の計算値とを比較するグラフである。 実際に負荷した前後力と、他の発明の検出方法に基づき、そのときに歪出力から算出した前後力の計算値とを比較するグラフである。 本発明の検出方法を用いて車両制御システムを制御す場合の構成図の一例である。 (A)、(B)は、タイヤに3並進方向力を負荷した際の表面歪と、そのとき負荷した3並進方向力との関係を求めるために実施した荷重負荷試験を説明する線図である。 (A)〜(C)は、サイドウォール部の位置における3並進方向力と、それによるラジアル方向及び周方向の表面歪との関係を例示するグラフである。 (A)、(B)は、剪断方向の表面歪と前後力との関係を例示するグラフ、及び剪断方向の表面歪を説明する線図である。
符号の説明
1 タイヤ
3 サイドウォール部
10 歪センサ
11 磁石
12 磁気センサ素子
13 弾性材
18 回転位置検知器
20 センサ素子ユニット
N 中央線
PP 測定位置
Y 領域

Claims (5)

  1. タイヤのサイドウォール部の領域に取り付けられ、かつこの領域におけるタイヤ表面歪を測定する歪センサの歪出力により、タイヤに作用する前後力を検出する検出方法であって、
    前記歪センサは、磁石とこの磁石に向き合う磁気センサ素子とを弾性材を介して一体化した1以上のセンサ素子ユニットからなり
    タイヤの回転位置を検知する回転位置検知器により、タイヤ回転中に、前記1以上のセンサ素子ユニットのうちの1つのセンサ素子ユニットがタイヤ軸心を中心とした所定の一つの角度位置である測定位置を通過した時を検知し、
    しかも前記測定位置を、接地中心を0°としかつタイヤの反回転方向を正としたタイヤ軸心廻りの座標系における180°±20°の角度θの位置とするとともに、
    前記測定位置を通過した時に、該測定位置を通過した前記1つのセンサ素子ユニットにおける歪出力tを測定し、この歪出力tのみを変数とした関係式f(t)を用いて前記測定位置を通過した時にタイヤに作用する前後力Fxを求めることを特徴とするタイヤに作用する前後力の検出方法。
  2. 前記磁気センサ素子はホール素子であることを特徴とする請求項1記載のタイヤに作用する前後力の検出方法。
  3. 前記センサ素子ユニットは、1つの磁石と1つの磁気センサ素子、1つの磁石と複数の磁気センサ素子、又は複数の磁石と1つの磁気センサ素子とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤに作用する前後力の検出方法。
  4. 前記センサ素子ユニットは、センサのゲインが最大となる中央線を、タイヤの半径方向線に対して、10〜80の角度で傾斜する向きで配置することにより、サイドウォール部の剪断歪も測定可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤに作用する前後力の検出方法。
  5. 前記歪センサは、タイヤ軸心を中心とした同一円周上で周方向に等間隔で配される複数のセンサ素子ユニットからなり、各センサ素子ユニットの前記歪出力は、前記測定位置で測定されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のタイヤに作用する前後力の検出方法。
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