JP5363934B2 - タイヤに作用する力の推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体。 - Google Patents

タイヤに作用する力の推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体。 Download PDF

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Description

本発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、タイヤホイールに取り付く4つの磁気センサとからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体に関する。
近年、タイヤのサイドウォール部にn個の歪センサをタイヤ周方向の異なる位置に取り付け、所定のタイヤ回転位置にてタイヤ歪を同時に測定するとともに、これによって得たn個の同時のセンサ出力V1〜Vnによって、タイヤに作用する前後力Fx、横力Fy、上下力Fzをそれぞれ推定する技術が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
ここで、各歪センサが計測するタイヤ歪εは、前後力Fxによる歪みεxと、横力Fyによる歪みεyと、上下力Fzによる歪みεzとの和(ε=εx+εy+εz)としてしか測定されない。しかし、異なる周方向位置においては、前後力Fxとその歪みεxとの関係、横力Fyとその歪みεyとの関係、及び上下力Fzとその歪みεzとの関係が、周方向の位置毎に、それぞれ異なって現れるという特性を有する。従ってこの特性の差を利用し、異なる周方向位置で同時に測定したn個のセンサ出力V1〜Vnを用いることにより、そのとき作用した作用力Fx、Fy、Fzをそれぞれ分離させて推定することが可能となる。
特開2005−126008号公報
しかしながら前記提案の技術では、タイヤに取り付けた歪センサからのセンサ出力を、車体側の電子制御装置(ECU)に送信することが必要となる。
この送信手段としては、例えば、各歪センサに無線送信機能を持たせることが考えられるが、小さな歪センサにそれぞれ無線送信機能を持たせることは、相当なコストが要求されるため実用化への大きな妨げとなる。また他の方法としては、タイヤホイールに無線装置を取り付けるとともに、この無線装置と各歪センサとの間を、タイヤ内を通るリード線によって接続することが考えられる。しかしこの場合、走行中の空気抵抗や遠心力等によってリード線に外力が作用するため、タイヤ歪に影響を与えるなど測定誤差が大きくなり、推定精度を低減させるという問題が生じる。また前記リード線は、タイヤに追従して曲げ変形を繰り返すため断線の恐れも有する。
そこで本発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、タイヤホイールに取り付く4つの磁気センサとからなるセンサユニットを用い、かつ前記4つの磁気センサの配置位置を特定することを基本として、コストの増加、およびリード線に起因する測定誤差や断線などの不具合を抑えながら前後力Fx、上下力Fz、横力Fyを高精度で推定しうるタイヤに作用する力の推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付きかつタイヤ軸心を含む子午面上を磁束中心が通る1つの磁石と、前記タイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する第1、第2、第3、第4の磁気センサからなる磁気センサ群とからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する推定方法であって、
前記第1、第2、第3、第4の磁気センサは、前記磁石の磁束中心と交点Pで直交する基準面S1上に配され、
しかもタイヤに力が作用していない無負荷状態において、
第1、第2の磁気センサのセンサ中心C1、C2と、第3、第4の磁気センサのセンサ中心C3、C4とは、前記交点Pを通ってタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θの両側に、該周方向基準線Θから等距離Laを隔てて位置し、
かつ第1、第4の磁気センサのセンサ中心C1、C4と、第2、第3の磁気センサのセンサ中心C2、C3とは、前記交点Pを通ってタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線Rの両側に、該半径方向基準線Rから前記距離Laと等しい距離Lbを隔てて位置するとともに、
走行中、前記第1、第2、第3、第4の磁気センサによって前記磁石からの磁束をそれぞれ検出することにより、第1の磁気センサのセンサ出力V1、第2の磁気センサのセンサ出力V2、第3の磁気センサのセンサ出力V3、第4の磁気センサのセンサ出力V4を得る測定ステップと、
このセンサ出力V1、V2、V3、V4に基づいて、タイヤに作用する前後力Fx、上下力Fz、横力Fyの少なくとも1つを求める演算ステップとを含むことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記演算ステップは、前記センサ出力V1、V2、V3、V4と、前記無負荷状態における基準のセンサ出力V01、V02、V03、V04との差から各センサ出力の変動量ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4を求める変動量取得ステップと
前記変動量ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4から、前記磁石の周方向への変位量dθ、半径方向への変位量dr、磁束中心方向への変位量djをそれぞれ求める変位量取得ステップと、
この変位量dθ、dr、djを、磁石の前後方向の変位量DX、上下方向の変位量DZ、横方向の変位量DY、または捩れ方向の変位量DTに換算する変位量換算ステップと、
前記前後方向の変位量DXから前後力Fx、上下方向の変位量DZから上下力Fz、または横方向の変位量DYから横力Fyを求める作用力演算ステップとを含むことを特徴としている。
又請求項3の発明は、タイヤに作用する力の推定方法に用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体であって
タイヤのサイドウォール部に取り付きかつタイヤ軸心を含む子午面上を磁束中心が通る1つの磁石と、前記タイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する第1、第2、第3、第4の磁気センサからなる磁気センサ群とからなるセンサユニットを具えるとともに、
前記第1、第2、第3、第4の磁気センサは、前記磁石の磁束中心と交点Pで直交する基準面S1上に配され、
しかもタイヤに力が作用していない無負荷状態において、
第1、第2の磁気センサのセンサ中心C1、C2と、第3、第4の磁気センサのセンサ中心C3、C4とは、前記交点Pを通ってタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θの両側に、該周方向基準線Θから等距離Laを隔てて位置し、
かつ第1、第4の磁気センサのセンサ中心C1、C4と、第2、第3の磁気センサのセンサ中心C2、C3とは、前記交点Pを通ってタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線Rの両側に、該半径方向基準線Rから前記距離Laと等しい距離Lbを隔てて位置することを特徴としている。
本発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、タイヤホイールに取り付く4つの磁気センサとからなるセンサユニットを用いている。従って、タイヤホイール側に無線装置を取り付け、この無線装置と磁気センサとをリード線で接続した場合にも、このリード線がタイヤとは関係なく配線されるため、リード線に外力が作用してもタイヤ歪に悪影響を及ぼすことがなく、測定精度を高く維持しうる。しかも、タイヤに追従した繰り返しの曲げ変形がないため、断線を抑制しうる。
また1つの磁石の磁束を、特定配置の4つの磁気センサにより検出しているため、そのセンサ出力V1〜V4から、前後力Fx、上下力Fz、横力Fyをそれぞれ演算によって求める、即ち推定することができる。
本発明のタイヤに作用する力の推定方法に用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体の一実施例を示す断面図である。 その主要部を拡大して示す側面図である。 センサユニットの配置の一例を示す側面図である。 磁石と、第1〜4の磁気センサとの位置関係を磁束中心方向から見た矢視面である。 磁石と、第1〜4の磁気センサとの位置関係を磁束中心と直角方向から見た矢視面である。 (A)、(B)は、磁石との間の距離によるセンサ出力の変化の状態を示すグラフ、およびそのときの配置図である。 無負荷状態における磁石と、第1〜4の磁気センサとの位置関係を示す概念図である。 (A)〜(C)は、前後力、上下力、横力が作用したときのタイヤの変形状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、本発明のタイヤに作用する力の推定方法に用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体1(以下に、タイヤ組立体1と呼ぶ。)の一例を示す断面図であって、前記タイヤ組立体1は、タイヤ2と、このタイヤ2を装着するタイヤホイール3と、少なくとも1以上のセンサユニット7とを具える。
前記タイヤ2は、路面と接地するトレッド部2aと、そのタイヤ軸心方向両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部2bと、各サイドウォール部2bの半径方向内方端に形成されるビード部2cとを有する空気入りタイヤであって、カーカスとベルト層とを含む周知のタイヤコード層(図示しない。)によって補強され、必要な剛性、強度、及び耐久性等が付与される。
又前記タイヤホイール3は、本例では、車軸4に固定されるホイール本体5と、このホイール本体5に取り付く化粧用のホイールキャップ6とから構成される。前記ホイール本体5は、前記車軸4先端のハブ部分にボルト固定される略円盤状のディスク部5Aと、タイヤ2のビード部2cを組み付けて装着するリム部5Bとからなる周知構造をなす。
又前記ホイールキャップ6は、前記ホイール本体5を覆う略円盤状のキャップ主部6aの内側面に、前記ホイール本体5に向かって軸心方向内方にのびる複数の嵌合突起6bが、周方向に並んで形成される。この嵌合突起6bは、その軸心方向内端に、本例では前記リム部5Bの半径方向内面に設ける嵌合凹部5B1と嵌り合う係止爪部6b1を有する。これにより前記ホイールキャップ6は、ホイール本体5に、ワンタッチでかつ位置ズレすることなく精度良く取り付けられる。なお前記ホイールキャップ6のホイール本体5への固定手段としては、本例の嵌合突起6bに限定されることなく、従来的な種々のものが採用される。
次に、前記タイヤ組立体1には、少なくとも1以上のセンサユニット7が取り付けられる。本例では図2、3に示すように、複数(例えば6つ)のセンサユニット7が、周方向に等間隔を隔てて取り付けられる場合が例示される。各センサユニット7は、前記タイヤ2のサイドウォール部2bに取り付く1つの磁石8と、前記タイヤホイール3に取り付くとともに前記磁石8からの磁束を検出する第1、第2、第3、第4の磁気センサ9a、9b、9c、9dからなる磁気センサ群とから構成される。なお第1、第2、第3、第4の磁気センサ9a、9b、9c、9dを総称するとき磁気センサ9という。
前記磁石8は、その磁束中心jが、タイヤ軸心iを含む子午面S0上を通るように取り付く。なお前記磁石8は、サイドウォール部2bの外表面上に接着することも、又サイドウォール部2bのゴム内に埋入して取り付けることもできる。この磁石8としては、高い磁束密度が得られる希土類磁石が好適であるが、種類によっては、加硫時の熱によって減磁が発生し、十分なセンサ出力が得られなくなるという問題が生じる。従って、磁石8としては、キューリ温度が高く、温度による磁束密度の変化が小さいサマリウムコバルト磁石(所謂サマコバ磁石)が好適である。
又前記第1〜第4の磁気センサ9a〜9dは、本例では、前記ホイールキャップ6に取り付けられる。前記ホイールキャップ6は、図1、2の如く、前記キャップ主部6aの外周縁から半径方向外側にのびる延出部6cを具え、各延出部6cに、前記第1〜第4の磁気センサ9a〜9dが、前記磁束中心jと交点Pで直交する基準面S1上で、かつ下記の配置で取り付けられる。具体的には、図4、5に示すように、タイヤに力が作用していない無負荷状態において、 前記第1、第2の磁気センサ9a、9bのセンサ中心C1、C2と、第3、第4の磁気センサ9c、9dのセンサ中心C3、C4とは、前記交点Pを通ってタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θの両側に、該周方向基準線Θから等距離Laを隔てて配される。又前記第1、第4の磁気センサ9a、9dのセンサ中心C1、C4と、第2、第3の磁気センサ9b、9cのセンサ中心C2、C3とは、前記交点Pを通ってタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線Rの両側に、該半径方向基準線Rから前記距離Laと等しい距離Lbを隔てて配される。
なお前記磁束中心jとは、磁石8の一方側の磁極面の中心と他方側の磁極面の中心とを通る直線を意味し、この磁束中心jで磁束密度が最も高くなる。又センサ中心C1〜C4とは、磁気センサにおけるセンサ素子の面積の中心を意味する。
前記磁気センサ9としては、ホール素子、及びMR素子(磁気抵抗効果素子)、TMF−MI素子、TMF−FG素子等のセンサ素子を用いたものが採用でき、特にコンパクトさ、感度、取り扱い易さ等の観点からホール素子を用いたものが好適に採用しうる。又ホイールキャップ6には、各磁気センサ9を作動する電源、及び各磁気センサ9からのセンサ出力の信号を車両側の電子制御装置に発信する無線装置を含む制御装置10(図1に示す。)が取り付けられるとともに、この制御装置10と各磁気センサ9との間は、リード線(図示しない。)によって接続される。
又本例では、前記磁石8からの磁束が磁気センサ9を安定して貫通するように、前記磁気センサ9と延出部6cとの間に、例えば鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体からなる磁性板11(図5に示す。)を介在させることが好ましい。又ホイール本体5およびホイールキャップ6は、前記磁束への悪影響を避けるために、例えばアルミ、銅、合成樹脂などの非磁性体によって形成するのが好ましい。
次に、前記タイヤ組立体1を用いて、タイヤに作用する前後力Fx、上下力Fz、横力Fyの少なくとも1つを推定する推定方法を説明する。
この推定方法は、測定ステップと演算ステップとを含み、前記測定ステップでは、走行中、前記第1〜第4の磁気センサ9a〜9dによって前記磁石8からの磁束をそれぞれ検出し、これによって前記第1の磁気センサ9aのセンサ出力V1、第2の磁気センサ9bのセンサ出力V2、第3の磁気センサ9cのセンサ出力V3、第4の磁気センサ9dのセンサ出力V4を得る。なおセンサ出力V1〜V4を総称するときセンサ出力Vという。
又前記測定ステップでは、磁束検出時におけるセンサユニット7の角度位置を測定するか、或いはセンサユニット7が所定の角度位置になったときに前記磁束検出を行う。前記角度位置は、例えば車軸4の軸心廻りのタイヤ回転角度を測定するレゾルバ、エンコーダ等の角度センサ(図示しない)を、車体に取り付けることにより検知することができる。本例では、図3に示すように、タイヤ軸心iから反接地面側にのびる垂直線を基準位置Nとし、この基準位置N(0°)からセンサユニット7の前記交点Pまでの角度αによって各センサユニット7の角度位置を表示している。なお前記角度αは、タイヤ回転方向を+としている。
ここで前記磁気センサ9は、そのセンサ素子を貫通する磁界の強さに応じてセンサ出力Vが変化し、又磁界の強さは、磁気センサ9と磁石8との間の距離に応じて変化する。従って、センサ出力V或いはその変動量ΔVから、磁気センサ9と磁石8との間の距離或いは磁石8の変位量をうることが可能となる。図6(A)、(B)には、磁石8と磁気センサ9との間の磁束中心方向の距離A、および磁束中心jから磁気センサ9のセンサ中心Cまでの距離Bを違えたときの磁気センサ9のセンサ出力Vの変化の様子が示されている。なお磁石8としては、直径3.0mm、磁束密度310mTの円柱状の磁石を用い、又磁気センサ9としては、ホール素子(Merixis製のMLX90251)を有するものを使用した。同図に示すように、磁束中心方向には、距離Aが3.5〜10.0mmの範囲でセンサ出力V(出力電圧)が変化しており、又磁束中心jと直角方向には、距離Bが0〜3mmの範囲でセンサ出力V(出力電圧)が変化している。従って、磁気センサ9a〜9dにおける前記距離La、Lb(距離Bに相当)は、2.0mm以下が好ましく、又磁気センサ9a〜9dの磁石8からの磁束中心方向の距離Lc(距離Aに相当)は、3.5〜10.0mmの範囲が好ましい。
次に、前記演算ステップでは、前記センサ出力V1、V2、V3、V4に基づいて、前後力Fx、上下力Fz、横力Fyの少なくとも1つを演算によって求める。本例では、前記演算ステップが、変動量取得ステップと、変位量取得ステップと、変位量換算ステップと、作用力演算ステップとを含んで構成される。
前記変動量取得ステップでは、走行時に測定した前記センサ出力V1、V2、V3、V4と、予め無負荷状態において測定した基準のセンサ出力V01、V02、V03、V04との差から、各センサ出力の変動量ΔV1(=V1−V01)、ΔV2(=V2−V02)、ΔV3(=V3−V03)、ΔV4(=V4−V04)を求める。
又前記変位量取得ステップでは、前記変動量ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4から、前記磁石8の周方向への変位量dθ、半径方向への変位量dr、磁束中心方向への変位量djをそれぞれ求める。
図7は、無負荷状態における磁石8と磁気センサ9a〜9bとの位置関係を示す概念図であり、走行時の磁石8’は、作用力により、無負荷状態の磁石8から周方向に変位量dθ、半径方向に変位量dr、磁束中心方向に変位量djで変位している。なお前記変位量dθは距離Lbより小、変位量drは距離Laより小、変位量djは距離Lcより小である。
ここで、第1の磁気センサ9aにおける前記変動量ΔV1は、周方向の変位量dθに基づく変動量成分ΔV1θと、半径方向の変位量drに基づく変動量成分ΔV1rと、磁束中心方向の変位量djに基づく変動量成分ΔV1jとの和として示される。
又第2の磁気センサ9bにおける前記変動量ΔV2は、周方向の変位量dθに基づく変動量成分−ΔV2θと、半径方向の変位量drに基づく変動量成分ΔV2rと、磁束中心方向の変位量djに基づく変動量成分ΔV2jとの和として示される。
又第3の磁気センサ9cにおける前記変動量ΔV3は、周方向の変位量dθに基づく変動量成分−ΔV3θと、半径方向の変位量drに基づく変動量成分−ΔV3rと、磁束中心方向の変位量djに基づく変動量成分ΔV3jとの和として示される。
又第4の磁気センサ9dにおける前記変動量ΔV4は、周方向の変位量dθに基づく変動量成分ΔV4θと、半径方向の変位量drに基づく変動量成分−ΔV4rと、磁束中心方向の変位量djに基づく変動量成分ΔV4jとの和として示される。
なお磁石8が周方向に変位量dθで変位したとき、第2、第3の磁気センサ9b、9cでは磁石8との距離が離れる(即ちセンサ出力減じる)ため、変動量成分は−(マイナス)表示となっている。同様に、磁石8が半径方向に変位量drで変位したとき、第3、第4の磁気センサ9c、9dでは磁石8との距離が離れる(即ちセンサ出力減じる)ため、変動量成分は−(マイナス)表示となっている。
ΔV1= ΔV1θ+ΔV1r+ΔV1j
ΔV2=−ΔV2θ+ΔV2r+ΔV2j
ΔV3=−ΔV3θ−ΔV3r+ΔV3j
ΔV4= ΔV4θ−ΔV3r+ΔV3j
このとき、第1、第2の磁気センサ9a、9bのセンサ中心C1、C2と、第3、第4の磁気センサ9c、9dのセンサ中心C3、C4とが、周方向基準線Θの両側に等距離Laを隔てて配され、かつ第1、第4の磁気センサ9a、9dのセンサ中心C1、C4と、第2、第3の磁気センサ9b、9cのセンサ中心C2、C3とが半径方向基準線Rの両側に等距離Lbを隔てて配されているため、ΔV1θ=ΔV4θ、ΔV2θ=ΔV3θ、ΔV1r=ΔV2r、ΔV3r=ΔV4r、ΔV1j=ΔV2j=ΔV3j=ΔV4jとなる。
従って、(ΔV1+ΔV4)−(ΔV2+ΔV3)を考えたとき、この式では、半径方向の変動量成分ΔV1r〜ΔV4r、および磁束中心方向の変動量成分ΔV1j〜ΔV4jが相殺され、周方向の変動量成分ΔV1θ〜ΔV4θのみの和として示される。
(ΔV1+ΔV4)−(ΔV2+ΔV3)=ΔV1θ+ΔV2θ+ΔV3θ+ΔV4θ ---(1)
これにより周方向の変位量dθは、次式(2)のように(ΔV1+ΔV4)−(ΔV2+ΔV3)の関数として表すことができる。
dθ=f{(ΔV1+ΔV4)−(ΔV2+ΔV3)} ---(2)
同様に、(ΔV1+ΔV2)−(ΔV3+ΔV4)を考えたとき、この式では、周方向の変動量成分ΔV1θ〜ΔV4θ、および磁束中心方向の変動量成分ΔV1j〜ΔV4jが相殺され、半径方向の変動量成分ΔV1r〜ΔV4rのみの和として示される。
(ΔV1+ΔV2)−(ΔV3+ΔV4)=ΔV1r+ΔV2r+ΔV3r+ΔV4r ---(3)
これにより半径方向の変位量drは、次式(4)のように(ΔV1+ΔV2)−(ΔV3+ΔV4)の関数として表すことができる。
dr=f{(ΔV1+ΔV2)−(ΔV3+ΔV4)} ---(4)
又第1〜第4の磁気センサ9a〜9dでは、さらにLa=Lbであるので、ΔV1θ≒ΔV2θ、ΔV3θ≒ΔV4θ、ΔV1r≒ΔV3r、ΔV2r≒ΔV4rとなる。従って、(ΔV1+ΔV2+ΔV3+ΔV4)を考えたとき、この式では、周方向の変動量成分ΔV1θ〜ΔV4θ、および半径方向方向の変動量成分ΔV1r〜ΔV4rが相殺され、磁束中心方向の変動量成分ΔV1j〜ΔV4jのみの和として示される。
(ΔV1+ΔV2+ΔV3+ΔV4)=ΔV1j+ΔV2j+ΔV3j+ΔV4j ---(5)
これにより磁束中心方向の変位量djは、次式(6)のように(ΔV1+ΔV2+ΔV3+ΔV4)の関数として表すことができる。
dj=f(ΔV1+ΔV2+ΔV3+ΔV4) ---(6)
即ち、センサ出力の変動量ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4を得ることにより、磁石8の変位量dθ、dr、djを、前記式(2)、(4)、(6)を用いてそれぞれ求めることができる。なお前記式(2)、(4)、(6)は、事前の荷重付加試験によって予め求めることができる。具体的には、多くの荷重付加試験を行い、そのときのdθとΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4とのデータ、drとΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4とのデータ、djとΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4とのデータを回帰分析することにより、dθ、dr、djを目的変数、ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4を説明変数とした回帰式として前記式(2)、(4)、(6)をうることができる。
又前記変位量換算ステップでは、前記変位量取得ステップで得た変位量dθ、dr、djを、磁石8の前後方向の変位量DX、上下方向の変位量DZ、または横方向の変位量DYに換算する。磁束検出時のセンサユニット7の基準位置Nからの回転角度がαの時、前記前後方向の変位量DX、上下方向の変位量DZ、および横方向の変位量DYは、変位量dθ、dr、djを用いて下記式で表される。即ち、換算することができる。なお角度βは、図1に示すように、前記磁束中心jの軸心方向に対する角度である。
DX=dθ・cosα−dj・sinα・sinβ−dr・sinα・cosβ
DY=dj・cosβ−drsinβ
DZ=dθ・sinα+dj・cosα・sinβ+dr・cosα・cosβ
なお、β≒0の場合、
DX=dθ・cosα−dr・sinα
DY=dj
DZ=dθ・sinα+dj・cosα
となる。
又前記作用力演算ステップでは、前記前後方向の変位量DX、上下方向の変位量DZ、横方向の変位量DYから、それぞれ前後力Fx、上下力Fz、横力Fyを求める。図8(A)〜(C)には、タイヤ2に前後力Fx、上下力Fz、横力Fyがそれぞれ作用したときの、タイヤ2のサイドウォール部2bの変形状態が示されており、それぞれの変位量と作用力との間には、下記の式(7)〜(9)の関係がある。
Fx=Ka・DX ---(7)
Fz=Kb・DZ ---(8)
Fy=Kc・DY ---(9)
従って、前記式(7)〜(9)を用いることにより、前記変位量DX、DZ、DYから前後力Fx、上下力Fz、横力Fyをそれぞれ求めることができる。なお前記式(7)〜(9)或いは定数Ka〜Kcは、前記式(2)、(4)、(6)の場合と同様、事前の荷重付加試験によって求めた前後力Fx、上下力Fz、横力Fyと、変位量DX、DZ、DYとのデータを分析することにより予め求めることができる。なお前記式(7)〜(9)は、前記角度αの値に応じて設定される。
又、本例の如く複数のセンサユニット7を設ける場合、各センサユニット7によって、同時に前後力Fx、上下力Fz、横力Fyを推定することができる。この場合、各センサユニット7の推定値を平均することで、推定精度をさらに高めることが可能となる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 タイヤとタイヤホイールとの組立体
2 タイヤ
2b サイドウォール部
3 タイヤホイール
7 センサユニット
8 磁石
9a 第1の磁気センサ
9b 第2の磁気センサ
9c 第3の磁気センサ
9d 第4の磁気センサ
i タイヤ軸心
j 磁束中心
S0 子午面

Claims (3)

  1. タイヤのサイドウォール部に取り付きかつタイヤ軸心を含む子午面上を磁束中心が通る1つの磁石と、前記タイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する第1、第2、第3、第4の磁気センサからなる磁気センサ群とからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する推定方法であって、
    前記第1、第2、第3、第4の磁気センサは、前記磁石の磁束中心と交点Pで直交する基準面S1上に配され、
    しかもタイヤに力が作用していない無負荷状態において、
    第1、第2の磁気センサのセンサ中心C1、C2と、第3、第4の磁気センサのセンサ中心C3、C4とは、前記交点Pを通ってタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θの両側に、該周方向基準線Θから等距離Laを隔てて位置し、
    かつ第1、第4の磁気センサのセンサ中心C1、C4と、第2、第3の磁気センサのセンサ中心C2、C3とは、前記交点Pを通ってタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線Rの両側に、該半径方向基準線Rから前記距離Laと等しい距離Lbを隔てて位置するとともに、
    走行中、前記第1、第2、第3、第4の磁気センサによって前記磁石からの磁束をそれぞれ検出することにより、第1の磁気センサのセンサ出力V1、第2の磁気センサのセンサ出力V2、第3の磁気センサのセンサ出力V3、第4の磁気センサのセンサ出力V4を得る測定ステップと、
    このセンサ出力V1、V2、V3、V4に基づいて、タイヤに作用する前後力Fx、上下力Fz、横力Fyの少なくとも1つを求める演算ステップとを含むことを特徴とするタイヤに作用する力の推定方法。
  2. 前記演算ステップは、前記センサ出力V1、V2、V3、V4と、前記無負荷状態における基準のセンサ出力V01、V02、V03、V04との差から各センサ出力の変動量ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4を求める変動量取得ステップと
    前記変動量ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4から、前記磁石の周方向への変位量dθ、半径方向への変位量dr、磁束中心方向への変位量djをそれぞれ求める変位量取得ステップと、
    この変位量dθ、dr、djを、磁石の前後方向の変位量DX、上下方向の変位量DZ、または横方向の変位量DYに換算する変位量換算ステップと、
    前記前後方向の変位量DXから前後力Fx、上下方向の変位量DZから上下力Fz、または横方向の変位量DYから横力Fyを求める作用力演算ステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のタイヤに作用する力の推定方法。
  3. 請求項1または2のタイヤに作用する力の推定方法に用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体であって
    タイヤのサイドウォール部に取り付きかつタイヤ軸心を含む子午面上を磁束中心が通る1つの磁石と、前記タイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する第1、第2、第3、第4の磁気センサからなる磁気センサ群とからなるセンサユニットを具えるとともに、
    前記第1、第2、第3、第4の磁気センサは、前記磁石の磁束中心と交点Pで直交する基準面S1上に配され、
    しかもタイヤに力が作用していない無負荷状態において、
    第1、第2の磁気センサのセンサ中心C1、C2と、第3、第4の磁気センサのセンサ中心C3、C4とは、前記交点Pを通ってタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θの両側に、該周方向基準線Θから等距離Laを隔てて位置し、
    かつ第1、第4の磁気センサのセンサ中心C1、C4と、第2、第3の磁気センサのセンサ中心C2、C3とは、前記交点Pを通ってタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線Rの両側に、該半径方向基準線Rから前記距離Laと等しい距離Lbを隔てて位置することを特徴とするタイヤとタイヤホイールとの組立体。
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