JP5395618B2 - タイヤに作用する力の推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体。 - Google Patents

タイヤに作用する力の推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体。 Download PDF

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Description

本発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、タイヤホイールに取り付く一対の磁気センサとからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体に関する。
近年、タイヤのサイドウォール部にn個の歪センサをタイヤ周方向の異なる位置に取り付け、所定のタイヤ回転位置にてタイヤ歪を同時に測定するとともに、これによって得たn個の同時のセンサ出力V1〜Vnによって、タイヤに作用する前後力Fx、横力Fy、上下力Fzをそれぞれ推定する技術が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
ここで、各歪センサが計測するタイヤ歪εは、前後力Fxによる歪みεxと、横力Fyによる歪みεyと、上下力Fzによる歪みεzとの和(ε=εx+εy+εz)としてしか測定されない。しかし、異なる周方向位置においては、前後力Fxとその歪みεxとの関係、横力Fyとその歪みεyとの関係、及び上下力Fzとその歪みεzとの関係が、周方向の位置毎に、それぞれ異なって現れるという特性を有する。従ってこの特性の差を利用し、異なる周方向位置で同時に測定したn個のセンサ出力V1〜Vnを用いることにより、そのとき作用した作用力Fx、Fy、Fzをそれぞれ分離させて推定することが可能となる。
特開2005−126008号公報
しかしながら実際には、作用力Fx、Fy、Fzがタイヤ歪みεに及ぼす影響が、周方向の位置毎に異なるとはいえ、その差はそれほど大きくなくかつ不明瞭である。そのため、測定したタイヤ歪εから作用力Fx、Fy、Fzをそれぞれ高精度で分離させて推定することは難しく、推定精度を十分に高めることができなかった。
そこで本発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、タイヤホイールに取り付く一対の磁気センサとからなるセンサユニットを用い、かつ前記一対の磁気センサの配置位置を特定することを基本として、前記一対の磁気センサのセンサ出力Va、Vbから、作用力Fx、Fy、Fzをそれぞれ高精度で分離させて推定することができ、推定精度を高めうるタイヤに作用する力の推定方法、及びそれに用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、前記タイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する一対の磁気センサとからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する推定方法であって、
前記一対の磁気センサは、
前記磁石を通りかつタイヤ軸心を含む子午面S1と交点P1で直角に交わりかつタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θ上に位置し、かつ前記交点P1の両側に配される第1の一対の磁気センサ、
前記磁石を通りかつタイヤ軸心と同心な円筒面S2と交点P2で直角に交わりかつタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線R上に位置し、かつ前記交点P2の両側に配される第2の一対の磁気センサ、又は
前記磁石を通るタイヤ軸心と直角な周方向面S3と交点P3で直角に交わりかつタイヤ軸心方向にのびる軸心方向基準線Y上に位置し、かつ前記交点P3の両側に配される第3の一対の磁気センサ
からなるとともに、
前記第1、第2、又は第3の一対の磁気センサによって前記磁石からの磁束をそれぞれ検出することにより、一対の磁気センサのうちの一方の磁気センサからのセンサ出力Vaと他方の磁気センサからのセンサ出力Vbとをうる検出ステップと、
このセンサ出力Va、Vbに基づいて、第1の一対の磁気センサの場合はタイヤに作用する前後力を求め第2の一対の磁気センサの場合はタイヤに作用する上下力を求め第3の一対の磁気センサの場合はタイヤに作用する横力を求める演算ステップとを含むことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記演算ステップは、センサ出力Vaの逆数の2乗と、センサ出力Vbの逆数の2乗との差{(1/Va)−(1/Vb)}に基づいて、タイヤに作用する前後力、上下力、又は横力を求めることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記一対の磁気センサは、前記交点から等距離隔たることを特徴としている。
又請求項の発明は、請求項1〜のタイヤに作用する力の推定方法の用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体であって、
前記タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、このタイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する一対の磁気センサとからなるセンサユニットを具えるとともに、
前記一対の磁気センサは、
前記磁石を通りかつタイヤ軸心を含む子午面S1と交点P1で直角に交わりかつタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θ上に位置し、かつ前記交点P1の両側に配される第1の一対の磁気センサ、
前記磁石を通りかつタイヤ軸心と同心な円筒面S2と交点P2で直角に交わりかつタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線R上に位置し、かつ前記交点P2の両側に配される第2の一対の磁気センサ、又は
前記磁石を通るタイヤ軸心と直角な周方向面S3と交点P3で直角に交わりかつタイヤ軸心方向にのびる軸心方向基準線Y上に位置し、かつ前記交点P3の両側に配される第3の一対の磁気センサ
からなることを特徴としている。
本発明は、タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、タイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する一対の磁気センサとからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する。
ここで、前記一対の磁気センサとしては、前記磁石を通る子午面S1と交点P1で直角に交わりかつタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θ上、かつ前記交点P1の両側の位置に配することができる。即ち、第1の一対の磁気センサとすることができる。
かかる配置とした場合、一方の磁気センサによるセンサ出力(前記磁束の検出出力)Vaの逆数の2乗と、他方の磁気センサによるセンサ出力Vbの逆数の2乗との差Dである{(1/Va)−(1/Vb)}を考えた時、この差Dは、周方向のタイヤ歪εθのみと関係し、半径方向のタイヤ歪εr及びタイヤ軸心方向のタイヤ歪εyとは無関係となる。即ち、前記差Dからタイヤ歪εθを求めることが可能となる。
他方、タイヤ軸心を通る垂直線上を前記磁石が通過するタイヤ回転位置においては、前記磁石の位置における周方向のタイヤ歪εθは、前後力Fxのみに起因し、上下力Fzおよび横力Fyとは無関係となる。即ち、前記タイヤ回転位置においては、Fx=f(εθ)の関係が成り立つ。従って、前記差Dを用いることで、前後力Fxと上下力Fzと横力Fyとの合力が作用した場合にも、前後力Fxのみを前記合力から分離させて求めることが可能となる。
又前記一対の磁気センサとしては、前記磁石を通る円筒面S2と交点P2で直角に交わりかつタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線R上、かつ前記交点P2の両側の位置に配することもできる。かかる配置とした場合には、前記差Dは、半径方向のタイヤ歪εrのみと関係し、周方向のタイヤ歪εθ及びタイヤ軸心方向のタイヤ歪εyとは無関係となる。即ち、前記差Dからタイヤ歪εrを求めることが可能となる。
他方、前記タイヤ回転位置においては、前記半径方向のタイヤ歪εrは、上下力Fzのみに起因し、前後力Fxおよび横力Fyとは無関係となる。即ち、前記タイヤ回転位置においては、Fz=f(εr)の関係が成り立つ。従って、前記差Dを用いることで、前後力Fxと上下力Fzと横力Fyとの合力が作用した場合にも、上下力Fzのみを前記合力から分離させて求めることが可能となる。
又前記一対の磁気センサとしては、前記磁石を通る周方向面S3と交点P3で直角に交わりかつタイヤ軸心方向にのびる軸心方向基準線Y上、かつ前記交点P3の両側の位置に配することもできる。かかる配置とした場合には、前記差Dは、タイヤ軸心方向のタイヤ歪εyのみと関係し、周方向のタイヤ歪εθ及び半径方向のタイヤ歪εrとは無関係となる。即ち、前記差Dからタイヤ歪εyを求めることが可能となる。
他方、任意のタイヤ回転位置においては、前記タイヤ軸心方向のタイヤ歪εyは、横力Fyのみに起因し、前後力Fxおよび上下力Fzとは無関係となる。即ち、Fy=f(εy)の関係が成り立つ。従って、前記差Dを用いることで、前後力Fxと上下力Fzと横力Fyとの合力が作用した場合にも、横力Fyのみを前記合力から分離させて求めることが可能となる。
このように本発明は、センサユニットにおける一対の磁気センサの配置位置を特定することにより、合力から前後力Fx、上下力Fz、又は横力Fyを正確に分離でき、この分離した力を高精度で推定することが可能となる。なお例えば3つのセンサユニットを用い、各センサユニットにより前後力Fx、上下力Fz、及び横力Fyを、別々に推定することもできる。
本発明のタイヤに作用する力の推定方法に用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体の一実施例を示す断面図である。 その主要部を拡大して示す側面図である。 センサユニットの配置の一例を示す側面図である。 磁石と、第1の一対の磁気センサとの位置関係を、周方向をΘ軸、半径方向をR軸、軸心方向をY軸とした直角座標系(Θ,R,Y)で示す概念図である。 第2の一対の磁気センサの配置を示す側面図である。 磁石と、第2の一対の磁気センサとの位置関係を、周方向をΘ軸、半径方向をR軸、軸心方向をY軸とした直角座標系(Θ,R,Y)で示す概念図である。 第3の一対の磁気センサの配置を示す断面図である。 磁石と、第3の一対の磁気センサとの位置関係を、周方向をΘ軸、半径方向をR軸、軸心方向をY軸とした直角座標系(Θ,R,Y)で示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、本発明のタイヤに作用する力の推定方法に用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体1(以下に、タイヤ組立体1と呼ぶ。)の一例を示す断面図であって、前記タイヤ組立体1は、タイヤ2と、このタイヤ2を装着するタイヤホイール3と、少なくとも1以上のセンサユニット7とを具える。
前記タイヤ2は、路面と接地するトレッド部2aと、そのタイヤ軸心方向両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部2bと、各サイドウォール部2bの半径方向内方端に形成されるビード部2cとを有する空気入りタイヤであって、カーカスとベルト層とを含む周知のタイヤコード層(図示しない。)によって補強され、必要な剛性、強度、及び耐久性等が付与される。
又前記タイヤホイール3は、本例では、車軸4に固定されるホイール本体5と、このホイール本体5に取り付く化粧用のホイールキャップ6とから構成される。なお前記ホイール本体5は、前記車軸4先端のハブ部分にボルト固定される略円盤状のディスク部5Aと、タイヤ2のビード部2cを組み付けて装着するリム部5Bとからなる周知構造をなす。
又前記ホイールキャップ6は、前記ホイール本体5を覆う略円盤状のキャップ主部6aの内側面に、前記ホイール本体5に向かって軸心方向内方にのびる複数の嵌合突起6bが、周方向に並んで形成される。この嵌合突起6bは、その軸心方向内端に、本例では前記リム部5Bの半径方向内面に設ける嵌合凹部5B1と嵌り合う係止爪部6b1を有する。これにより前記ホイールキャップ6は、ホイール本体5に、ワンタッチでかつ位置ズレすることなく精度良く取り付けられる。なお前記ホイールキャップ6のホイール本体5への固定手段としては、本例の嵌合突起6bに限定されることなく、従来的な種々のものが採用される。
次に、前記タイヤ組立体1には、少なくとも1以上のセンサユニット7が取り付けられる。本例では図2、3に示すように、複数(例えば4つ)のセンサユニット7が、周方向に等間隔を隔てて取り付けられる場合が例示される。各センサユニット7は、前記タイヤ2のサイドウォール部2bに取り付く1つの磁石8と、前記タイヤホイール3に取り付くとともに前記磁石8からの磁束を検出する一対の磁気センサ9A、9Bとから構成される。なお各センサユニット7の磁石8は、タイヤ軸心iを中心とした一つの円周線上に配することが好ましく、又各センサユニット7の磁気センサ9A、9Bもタイヤ軸心iを中心とした一つの円周線上に配することが好ましい。
前記磁石8は、サイドウォール部2bの外表面上に接着することも、又サイドウォール部2bのゴム内に埋入して取り付けることもできる。この磁石8としては、高い磁束密度が得られる希土類磁石が好適であるが、種類によっては、加硫時の熱によって減磁が発生し、十分なセンサ出力が得られなくなるという問題が生じる。従って、磁石8としては、キューリ温度が高く、温度による磁束密度の変化が小さいサマリウムコバルト磁石(所謂サマコバ磁石)が好適である。
又前記一対の磁気センサ9A、9Bは、本例では、前記ホイールキャップ6に取り付けられる。具体的には、図1、2に示すように、ホイールキャップ6は、前記キャップ主部6aの外周縁から半径方向外側にのびる延出部6cを具え、各延出部6cに、前記一対の磁気センサ9A、9Bがそれぞれ取り付けられる。なお前記磁石8からの磁束が、磁気センサ9A、9Bを安定して通過するように、磁気センサ9A、9Bと延出部6cとの間に、例えば鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体からなる磁性板(図示しない)を介在させることが好ましい。又ホイール本体5およびホイールキャップ6は、前記磁束への悪影響を避けるために、例えばアルミ、銅、合成樹脂などの非磁性体によって形成するのが好ましい。
又前記磁気センサ9A、9Bとしては、ホール素子、及びMR素子(磁気抵抗効果素子)、TMF−MI素子、TMF−FG素子等のセンサ素子を用いたものが採用でき、特にコンパクトさ、感度、取り扱い易さ等の観点からホール素子を用いたものが好適に採用しうる。なおホイールキャップ6には、前記磁気センサ9A、9Bを作動する電源、及び磁気センサ9A、9Bからのセンサ出力を車両側の電子制御装置(ECU)に発信する発信装置等を設けた制御ボックス10(図1に示す。)が取り付けられる。
そして、前記一対の磁気センサ9A、9Bは、前後力推定用の第1の一対の磁気センサ9A1、9B1、上下力推定用の第2の一対の磁気センサ9A2、9B2、又は横力推定用の第3の一対の磁気センサ9A3、9B3として形成される。
本例では、第1の一対の磁気センサ9A1、9B1として形成される場合が例示される。具体的には、図2に示すように、前記磁石8を通りかつタイヤ軸心iを含む子午面をS1としたとき、第1の一対の磁気センサ9A1、9B1は、この子午面S1と交点P1で直角に交わりかつタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θ上、かつ前記交点P1の両側の位置に配される。
ここで、前記磁石8と、磁気センサ9A1、9B1との位置関係を、周方向をΘ軸、半径方向をR軸、軸心方向をY軸とした直角座標系(Θ,R,Y)を基に概念的に説明する。図4には、前記磁気センサ9A1が、交点P1から周方向(Θ軸方向)の一方側に距離a隔たり、磁気センサ9B1が、交点P1から周方向(Θ軸方向)の他方側に距離b隔たり、磁石8が、交点P1から半径方向(R軸方向)に距離cかつ軸心方向(Y軸方向)に距離d隔たっている場合が示される。この場合、前記交点P1を原点としたとき、交点P1、磁気センサ9A1、9B1、磁石8の各座標は、以下のように示される。
交点P1の座標=(0,0,0)
磁気センサ9A1の座標=(−a,0,0)
磁気センサ9B1の座標=(b,0,0)
磁石8の座標=(0,c,d)
このとき、タイヤ2に作用力Fが作用し、前記磁石8の位置が、周方向(Θ軸方向)、半径方向(R軸方向)、軸心方向(Y軸方向)にそれぞれ距離εθ,εr,εyだけ変位したとき、即ち、タイヤ歪εθ,εr,εyが発生したときの磁石8’の座標は、以下のように示される。
タイヤ歪発生時の磁石8’の座標=(εθ,c+εr,d+εy)
又タイヤ歪発生時の磁石8’の磁気センサ9A1からの距離La、磁気センサ9B1からの距離Lbは、以下のように示される。
La=(−a−εθ)+(−c−εr)+(−d−εy) ---(1)
Lb=(b−εθ)+(−c−εr)+(−d−εy) ---(2)
La−Lb=(−a−εθ)−(b−εθ)
=(a+b)×(a−b+2εθ) ---(3)
即ち、距離La、Lbの2乗の差(La−Lb)は、周方向(Θ軸方向)のタイヤ歪εθのみの影響を受け、半径方向(R軸方向)のタイヤ歪εr及び軸心方向(Y軸方向)のタイヤ歪εyとは無関係となる。
他方、磁気センサと磁石との間の距離は、磁気センサのセンサ出力とは実質的に反比例する。そのため前記距離La、Lbは、比例定数をK、磁気センサ9A1、9B1のセンサ出力をVa、Vbとしたとき、以下の式で近似される。
La≒K/Va ---(4)
Lb≒K/Vb ---(5)
従って、センサ出力Va、Vbとタイヤ歪εθとの間には、以下の関係式(6)が成り立つ。
×{(1/Va)−(1/Vb)}=(a+b)×(a−b+2εθ) ---(6)
ここで、前記比例定数K、距離a、bは、既知の値である。従って、前記センサ出力Va、Vbを測定することにより、上記の関係式(6)から、周方向(Θ軸方向)のタイヤ歪εθのみを、トータル歪(εθ+εy+εr)から分離させて得ることが可能となる。又前記距離aと距離bとが等しいときには、上記式(6)がシンプルとなるため、タイヤ歪εθを求める上でより好ましい。
又タイヤ軸心iを通る垂直線J(図3に示す。)上を、前記磁石8が通過するタイヤ回転位置Qにおいては、前記磁石8の位置における周方向のタイヤ歪εθは、前後力Fxのみに起因し、上下力Fzおよび横力Fyとは無関係となる。即ち、前記タイヤ回転位置Qにおいては、次式(7)の関係が成り立つ。
Fx=f(εθ)---(7)
又この関係式(7)は、事前の荷重付加試験によって予め求めることができる。具体的には、前後力Fxを違えた多くの荷重付加試験を行い、前記タイヤ回転位置Qにおいて求めた磁石8の位置でのタイヤ歪εθと前後力Fxとのデータを回帰分析することにより、タイヤ歪εθを説明変数、前後力Fxを目的変数とした回帰式である前記関係式Fx=f(εθ)をうることができる。
次に、タイヤに作用する力の推定方法を、前後力Fxを推定する場合を例にとり説明する。この推定方法では、前記タイヤ組立体1を用い、第1の一対の磁気センサ9A1、9B1によって前記磁石8からの磁束をそれぞれ検出してセンサ出力Va、Vbを得る検出ステップと、前記センサ出力Va、Vbに基づいてタイヤに作用する前後力Fxを求める前後力演算ステップとを含む。
前記検出ステップでは、所定のタイヤ回転位置Qにおいて、磁石8からの磁束を検出する。なお前記タイヤ回転位置Qは、例えば車軸4の軸心廻りのタイヤ回転角度を測定するレゾルバ、エンコーダ等の角度センサ(図示しない)を、車体に取り付けることにより検知することができる。本例では、タイヤ軸心iから反接地面側にのびる垂直線の角度αを0°かつタイヤ回転方向を+とした角度座標系において、前記磁石8の角度αが0°および180°となるタイヤ回転位置Qにて、磁束の検出が行われる。
又前後力演算ステップでは、前記センサ出力Va、Vbに基づいて前後力Fxを求める。前述の如く、第1の一対の磁気センサ9A1、9B1の場合、前記式(6)に示すように、センサ出力Vaの逆数の2乗と、センサ出力Vbの逆数の2乗との差{(1/Va)−(1/Vb)}は、周方向のタイヤ歪εθのみの影響を受け、他のタイヤ歪εy、εrとは無関係となる。従って、前記センサ出力Va、Vbからタイヤ歪εθを求めることができる。
そして、このタイヤ歪εθを、事前の荷重付加試験によって求めた前記(7)の関係式Fx=f(εθ)に代入することにより、磁束検出時の前後力Fxを推定することができる。なお、当然ではあるが、タイヤ歪εθを介することなく、前記式(6)、(7)により、センサ出力Va、Vbから直接的に前後力Fxを演算することもできる。なお前記関係式Fx=f(εθ)は、角度αに応じて設定されるものであり、従って角度αが0°の時と、180°の時とで、前記関係式Fx=f(εθ)は相違している。
又本例の如く、センサユニット7を複数n(本例ではn=4)配する場合には、1/n回転毎に前後力Fxを推定することができる。又本例の如く、2つのセンサユニット7を180°位相を違えて対置させた場合には、対置するセンサユニット7、7にてそれぞれ推測した前後力Fxの推測値を平均することで、より高い精度をうることが可能となる。
次に、一対の磁気センサ9A、9Bが第2の一対の磁気センサ9A2、9B2として形成される場合を説明する。この第2の一対の磁気センサ9A2、9B2は、図5に示すように、前記磁石8を通りかつタイヤ軸心iと同心な円筒面をS2としたとき、この円筒面S2と交点P2で直角に交わりかつタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線R上、かつ前記交点P2の両側の位置に配される。
このときの前記磁石8と、磁気センサ9A2、9B2との位置関係を、周方向をΘ軸、半径方向をR軸、軸心方向をY軸とした直角座標系(Θ,R,Y)を基に概念的に説明する。図6には、前記磁気センサ9A2が、交点P2から半径方向(R軸方向)の一方側に距離a隔たり、磁気センサ9B2が、交点P2から半径方向(R軸方向)の他方側に距離b隔たり、磁石8が、交点P2から周方向(Θ軸方向)に距離cかつ軸心方向(Y軸方向)に距離d隔たっている場合が示される。この場合、前記交点P2を原点としたとき、交点P2、磁気センサ9A2、9B2、磁石8の各座標は、以下のように示される。
交点P2の座標=(0,0,0)
磁気センサ9A2の座標=(0,−a,0)
磁気センサ9B2の座標=(0,b,0)
磁石8の座標=(−c,0,−d)
このとき、タイヤ2に作用力Fが作用し、前記磁石8の位置が、周方向(Θ軸方向)、半径方向(R軸方向)、軸心方向(Y軸方向)にそれぞれ距離εθ,εr,εyだけ変位したとき、磁石8’の座標は、以下のように示される。
タイヤ歪発生時の磁石8’の座標=(−c−εθ,εr,−d+εy)
又タイヤ歪発生時の磁石8’の磁気センサ9A2からの距離をLa、磁気センサ9B2からの距離をLbとしたとき、以下のように示される。
La=(c+εθ)+(−a−εr)+(d−εy) ---(8)
Lb=(c+εθ)+(b−εr)+(d−εy) ---(9)
La−Lb=(a+εr)−(b−εr)
=(a+b)×(a−b+2εr) ---(10)
即ち、距離La、Lbの2乗の差(La−Lb)は、半径方向(R軸方向)のタイヤ歪εrのみの影響を受け、周方向(Θ軸方向)のタイヤ歪εθ及び軸心方向(Y軸方向)のタイヤ歪εyとは無関係となる。
従って、センサ出力Va、Vbとタイヤ歪εrとの間に、以下の関係式(11)が得られるとともに、この関係式(11)から、半径方向(R軸方向)のタイヤ歪εrのみを、トータル歪(εθ+εy+εr)から分離させて得ることが可能となる。
×{(1/Va)−(1/Vb)}=(a+b)×(a−b+2εr) ---(11)
又磁石8の角度αが0°及び180°となるタイヤ回転位置Qにおいては、前記磁石8の位置における半径方向のタイヤ歪εrは、上下力Fzのみに起因し、前後力Fxおよび横力Fyとは無関係となる。即ち、前記タイヤ回転位置においては、次式(12)の関係が成り立つ。
Fz=f(εr)---(12)
又この関係式(12)は、関係式(7)と同様、事前の荷重付加試験によって予め求めることができる。
次に、第2の一対の磁気センサ9A2、9B2を用いて上下力Fzを推定する推定方法では、第2の一対の磁気センサ9A2、9B2によって前記磁石8からの磁束をそれぞれ検出してセンサ出力Va、Vbを得る検出ステップと、前記センサ出力Va、Vbに基づいて上下力Fzを求める上下力演算ステップとを含む。
この検出ステップでは、前記磁石8の角度αが0°及び180°となるタイヤ回転位置Qにおいて、磁束を検出する。
又前述の如く、第2の一対の磁気センサ9A2、9B2の場合、前記式(11)に示すように、センサ出力Vaの逆数の2乗と、センサ出力Vbの逆数の2乗との差{(1/Va)−(1/Vb)}は、半径方向のタイヤ歪εrのみの影響を受け、他のタイヤ歪εθ、εyとは無関係となる。従って、前記センサ出力Va、Vbからタイヤ歪εrを求めることができる。
そこで、上下力演算ステップにおいて、このタイヤ歪εrを、事前の荷重付加試験によって求めた前記(12)の関係式Fz=f(εr)に代入することにより、磁束検出時の上下力Fzを推定することができる。当然ではあるが、タイヤ歪εrを介することなく、前記式(11)、(12)により、センサ出力Va、Vbから直接的に上下力Fzを演算することもできる。なお前記関係式Fz=f(εr)も、角度αに応じて設定され、従って角度αが0°の時と、180°の時とで、前記関係式Fz=f(εr)は相違する。この場合にも、第1の磁気センサ9A1、9B1の場合と同様、センサユニット7を複数配することができる。
次に、一対の磁気センサ9A、9Bが第3の一対の磁気センサ9A3、9B3として形成される場合を説明する。この第3の一対の磁気センサ9A3、9B3は、図7に示すように、前記磁石8を通るタイヤ軸心iと直角な周方向面をS3としたとき、この周方向面S3と交点P3で直角に交わりかつタイヤ軸心方向にのびる軸心方向基準線Y上、かつ前記交点P3の両側の位置に配される。
このときの前記磁石8と、磁気センサ9A3、9B3との位置関係を、周方向をΘ軸、半径方向をR軸、軸心方向をY軸とした直角座標系(Θ,R,Y)を基に概念的に説明する。図8には、前記磁気センサ9A3が、交点P3から軸心方向(Y軸方向)の一方側に距離a隔たり、磁気センサ9B3が、交点P3から軸心方向(Y軸方向)の他方側に距離b隔たり、磁石8が、交点P3から周方向(Θ軸方向)に距離cかつ半径方向(R軸方向)に距離d隔たっている場合が示される。この場合、前記交点P3を原点としたとき、交点P3、磁気センサ9A3、9B3、磁石8の各座標は、以下のように示される。
交点P3の座標=(0,0,0)
磁気センサ9A3の座標=(0,0,−a)
磁気センサ9B3の座標=(0,0,b)
磁石8の座標=(c,d,0)
このとき、タイヤ2に作用力Fが作用し、前記磁石8の位置が、周方向(Θ軸方向)、半径方向(R軸方向)、軸心方向(Y軸方向)にそれぞれ距離εθ,εr,εyだけ変位したとき、磁石8’の座標は、以下のように示される。
タイヤ歪発生時の磁石8’の座標=(c+εθ,d+εr,εy)
又タイヤ歪発生時の磁石8’の磁気センサ9A3からの距離をLa、磁気センサ9B3からの距離をLbとしたとき、以下のように示される。
La=(−c−εθ)+(−d−εr)+(−a−εy) ---(13)
Lb=(−c−εθ)+(−d−εr)+(b−εy) ---(14)
La−Lb=(−a−εy)−(b−εy)
=(a+b)×(a−b+2εy) ---(15)
即ち、距離La、Lbの2乗の差(La−Lb)は、軸心方向(Y軸方向)のタイヤ歪εyのみの影響を受け、周方向(Θ軸方向)のタイヤ歪εθ及び半径方向(R軸方向)のタイヤ歪εrとは無関係となる。
従って、センサ出力Va、Vbとタイヤ歪εyとの間に、以下の関係式(16)が得られるとともに、この関係式(16)から、軸心方向(Y軸方向)のタイヤ歪εyのみを、トータル歪(εθ+εy+εr)から分離させて得ることが可能となる。
×{(1/Va)−(1/Vb)}=(a+b)×(a−b+2εy) ---(16)
又任意のタイヤ回転位置において、前記磁石8の位置における軸心方向のタイヤ歪εyは、横力Fyのみに起因し、前後力Fxおよび上下力Fzとは無関係となる。即ち、任意のタイヤ回転位置においては、次式(17)の関係が成り立つ。
Fy=f(εy)---(17)
又この関係式(17)は、関係式(7)(12)と同様、事前の荷重付加試験によって予め求めることができる。
次に、第3の一対の磁気センサ9A3、9B3を用いて横力Fyを推定する推定方法では、第3の一対の磁気センサ9A3、9B3によって前記磁石8からの磁束をそれぞれ検出してセンサ出力Va、Vbを得る検出ステップと、前記センサ出力Va、Vbに基づいて横力Fyを求める横力演算ステップとを含む。
前記検出ステップでは、任意のタイヤ回転位置Qにおいて、磁石8からの磁束を検出する。
又前述の如く、第3の一対の磁気センサ9A3、9B3の場合、前記式(16)に示すように、センサ出力Vaの逆数の2乗と、センサ出力Vbの逆数の2乗との差{(1/Va)−(1/Vb)}は、軸心方向のタイヤ歪εyのみの影響を受け、他のタイヤ歪εθ、εrとは無関係となる。従って、前記センサ出力Va、Vbからタイヤ歪εyを求めることができる。
そこで、横力演算ステップでは、前記タイヤ歪εyを、事前の荷重付加試験によって求めた前記(17)の関係式Fy=f(εy)に代入することにより、磁束検出時の横力Fyを推定することができる。当然ではあるが、タイヤ歪εyを介することなく、前記式(16)、(17)により、センサ出力Va、Vbから直接的に横力Fyを演算することもできる。なお前記関係式Fy=f(εy)も、角度αに応じて設定される。従って、磁束を検出した時の角度αにおいて設定される関係式Fy=f(εy)を使用する。この場合にも、第1の磁気センサ9A1、9B1の場合と同様、センサユニット7を複数配することができる。
なおタイヤ組立体1では、第1の一対の磁気センサ9A1、9B1を有するセンサユニット7、第2の一対の磁気センサ9A2、9B2を有するセンサユニット7、及び第3の一対の磁気センサ9A3、9B3を有するセンサユニット7をそれぞれ取り付け、前後力Fx、上下力Fz、及び横力Fyをそれぞれ推定する如く構成することもできる。
なお前記距離a、b、c、dについては、特に規制されないが、磁石8が磁気センサ9A、9Bに近づき過ぎると、磁石8と磁気センサ9A、9Bとの間の距離(以下に、磁石・センサ間距離という。)に対してセンサの感度が急激に高くなって、センサ出力がオーバフローする可能性が生じる。逆に磁石・センサ間距離が大きすぎると、センサの感度が落ち精度低下を招く。このような観点から、磁気センサ9A、9Bとして、例えばMelxis社製のホールIC:MLX90251を用いた場合、前記距離a、b、c、dを4.7〜6.2mmの範囲とするの好適である。
又タイヤ歪の測定に際しては、磁石8が2つの磁気センサ9A、9B間の領域範囲から外れていないことも必要である。即ち、第1の磁気センサ9A1、9B1の場合、前記距離a、bは、想定される最大の周方向のタイヤ歪εθmax 以上であることが好ましく、第2の磁気センサ9A2、9B2の場合、前記距離a、bは、想定される最大の半径方向のタイヤ歪εrmax 以上であることが好ましく、第3の磁気センサ9A3、9B3の場合、前記距離a、bは、想定される最大の軸心方向のタイヤ歪εymax 以上であることが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
2 タイヤ
2b サイドウォール部
3 タイヤホイール
7 センサユニット
8 磁石
9A、9B 一対の磁気センサ
9A1、9B1 第1の一対の磁気センサ
9A2、9B2 第2の一対の磁気センサ
9A3、9B3 第3の一対の磁気センサ

Claims (4)

  1. タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、前記タイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する一対の磁気センサとからなるセンサユニットを用いてタイヤに作用する力を推定する推定方法であって、
    前記一対の磁気センサは、
    前記磁石を通りかつタイヤ軸心を含む子午面S1と交点P1で直角に交わりかつタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θ上に位置し、かつ前記交点P1の両側に配される第1の一対の磁気センサ、
    前記磁石を通りかつタイヤ軸心と同心な円筒面S2と交点P2で直角に交わりかつタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線R上に位置し、かつ前記交点P2の両側に配される第2の一対の磁気センサ、又は
    前記磁石を通るタイヤ軸心と直角な周方向面S3と交点P3で直角に交わりかつタイヤ軸心方向にのびる軸心方向基準線Y上に位置し、かつ前記交点P3の両側に配される第3の一対の磁気センサ
    からなるとともに、
    前記第1、第2、又は第3の一対の磁気センサによって前記磁石からの磁束をそれぞれ検出することにより、一対の磁気センサのうちの一方の磁気センサからのセンサ出力Vaと他方の磁気センサからのセンサ出力Vbとをうる検出ステップと、
    このセンサ出力Va、Vbに基づいて、第1の一対の磁気センサの場合はタイヤに作用する前後力を求め第2の一対の磁気センサの場合はタイヤに作用する上下力を求め第3の一対の磁気センサの場合はタイヤに作用する横力を求める演算ステップとを含むことを特徴とするタイヤに作用する力の推定方法。
  2. 前記演算ステップは、センサ出力Vaの逆数の2乗と、センサ出力Vbの逆数の2乗との差{(1/Va)−(1/Vb)}に基づいて、タイヤに作用する前後力、上下力、又は横力を求めることを特徴とする請求項1記載のタイヤに作用する力の推定方法。
  3. 前記一対の磁気センサは、前記交点から等距離隔たることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤに作用する力の推定方法。
  4. 請求項1〜3のタイヤに作用する力の推定方法の用いるタイヤとタイヤホイールとの組立体であって、
    前記タイヤのサイドウォール部に取り付く1つの磁石と、このタイヤを装着するタイヤホイールに取り付くとともに前記磁石からの磁束を検出する一対の磁気センサとからなるセンサユニットを具えるとともに、
    前記一対の磁気センサは、
    前記磁石を通りかつタイヤ軸心を含む子午面S1と交点P1で直角に交わりかつタイヤ周方向にのびる周方向基準線Θ上に位置し、かつ前記交点P1の両側に配される第1の一対の磁気センサ、
    前記磁石を通りかつタイヤ軸心と同心な円筒面S2と交点P2で直角に交わりかつタイヤ半径方向にのびる半径方向基準線R上に位置し、かつ前記交点P2の両側に配される第2の一対の磁気センサ、又は
    前記磁石を通るタイヤ軸心と直角な周方向面S3と交点P3で直角に交わりかつタイヤ軸心方向にのびる軸心方向基準線Y上に位置し、かつ前記交点P3の両側に配される第3の一対の磁気センサ
    からなることを特徴とするタイヤとタイヤホイールとの組立体。
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